JP6041937B1 - 乳風味付与乃至乳風味改善剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感のある香味付与することができる乳風味付与乃至乳風味改善剤および乳風味香料組成物を提供する。【解決手段】(E)−6−ノネナールを有効成分とする乳風味付与乃至乳風味改善剤および(E)−6−ノネナールをして0.05ppt〜2ppb含んでなる乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲物、又は乳製品代用品用の香料組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感を付与する乳風味付与乃至乳風味改善剤に関し、更に詳しくは、(E)−6−ノネナールを乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品に極微量添加することにより、従来にない乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感を付与する乳風味付与乃至乳風味改善剤に関する。
近年、消費者の嗜好性が多様化してきていることに伴い、各種各様の加工食品の開発が望まれている。バター、チーズ、牛乳、アイスクリーム、ヨーグルトなどの乳製品は日本人の食事の洋風化に伴ってすでに食生活に浸透しており、これらの香味を付与した加工食品も、広く開発が行われている。しかしながら、乳製品の風味を付与するために、良質なバターやチーズなどはコスト面での負担が大きいため多量には配合できず、また、加工食品に配合した場合でも、製造過程において香気、香味の減少または損失が起こるために、乳製品が本来有する芳醇、かつリッチな風味、コク味を消費者が享受する機会が意外と少ないのが実情である。さらにまた、最近ではコスト低減あるいはメタボリックシンドローム対策を目的として、乳原料自体の使用量を減らして、しかも十分な乳風味を有する商品の開発が求められている。
これまで、乳製品の風味改善、風味増強に関する提案がいくつか行われている。例えば、乳脂肪含有食品材料をリパーゼの存在下に酵素処理する際及び/又は酵素処理して得られる処理物に分枝サイクロデキストリンを配合し、生成物の刺激臭、後味の油っぽい不快臭を除去した嗜好性に優れたバター、チーズ、ミルク等の香気香味を有する乳製品フレーバーの製造法(特許文献1)、アルカノイルアミノ酸アミドを有効成分として含有するチーズ、醤油、味噌、魚醤油などの醗酵生成物やバター、チーズなどの熟成感を想起させる持続性のある香気香味特性を有する持続性香気香味付与剤(特許文献2)、飲食物に2−ヒドロキシ−3−メチルペンタン酸とジアセチル及び/又は2−フェニルエチルシンナメートを添加し、マイルドなコク味を有するバター様、果実様、チーズ様、ヨーグルト様などの香気香味特性を付与、増強できる香料組成物(特許文献3)、乳清蛋白質のプロテアーゼ処理物および乳脂のリパーゼ処理物を各種の飲料、乳製品、焼き菓子類、各種麺類など広範囲な飲食物の異味異臭を除き、風味の付与増強又は改善を図る風味改良材(特許文献4)、(Z)−6−オクテナールを有効成分として含有し、飲食物に乳製品特有の甘いクリーミーな香味を付与することのできる乳風味付与乃至増強剤(特許文献5)、3−メチルノナン−2,4−ジオンを含有し、乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品に、乳関連製品の香味や「こく」を付与増強することのできる香味料組成物(特許文献6)、乳又は乳製品のリパーゼ処理及び/又は乳酸菌による発酵処理により得られる処理物を有効成分として含有し、発酵乳にみられる粉っぽい味・においを低減し、かつ呈味(乳感)を増強する、乳飲料又は発酵乳の風味改良剤(特許文献7)、焙煎コーヒーを水、極性有機溶媒又はこれらの混合物で抽出して得られる抽出物を分画して得られた分画分子量10000以上の画分を乳製品等に添加し、こく、ボリューム感を付与することのできる香味増強剤(特許文献8)、メチル 2−メチル−3−フリルジスルフィド、ビス(2−メチル−3−フリル)ジスルフィド、メチルフルフリルジスルフィド及びジフルフリルジスルフィドからなる群から選ばれた1種又は2種以上のジスルフィド化合物を含有させる乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品用の香料組成物(特許文献9)、最終飲食物中に、低級脂肪酸をその検知閾値濃度に対して0.01〜0.5倍濃度添加することで、軽やかで広がりのある香気の増強された飲食物(特許文献10)、12−メチルトリデカナールをバター、チーズ、牛乳などの乳製品等に1ppt〜100ppmの濃度で含有させ、乳脂肪感、ボディー感、コク味などを増強する方法(特許文献11)、乳原料をリパーゼにより加水分解した後、得られた加水分解物をpH5〜7の水で洗浄し、低級脂肪酸を低減させた乳風味フレーバー(特許文献12)、などの提案がある。
これらの提案は、製品の風味、コク味の付与または増強を目的とした提案であるが、さらに良質な乳製品の風味またはコク味の付与または増強を行える提案が求められていた。
一方、(E)−6−ノネナールは公知化合物であり、例えば、ルイボスティーの香気成分(非特許文献1)、雄ヤギ頭皮の香気成分(非特許文献2)、粉乳製造時に発生するオフフレーバー(非特許文献3)などから見出されたことが報告されている。また、柑橘香味増強剤としての提案もされている(特許文献13)。
特開平6−125733号公報 特開平8−103243号公報 特開平8−228713号公報 特開平9−37735号公報 特開2003−189号公報 特開2003−52330号公報 特開2003−250482号公報 特開2008−54507号公報 特開2008−92890号公報 特開2008−263903号公報 特開2010−158210号公報 特開2012−191908号公報 特開2009−203438号公報
J.Agric. Food Chem.,41,633−636 (1993) J.Dairy Sci.,67(4),794−801(1984) J.Dairy Sci.,52(7),953−956(1969)
本発明の目的は乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品に極微量添加することにより、従来にない乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感を付与または増強することができる乳風味付与乃至乳風味改善剤を提供することにある。
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意研究を行った結果、全く意外なことに(E)−6−ノネナールを乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品用の香料組成物中に50ppt〜2ppmという極微量添加することにより、乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感のある香味を付与または増強することを見いだし、さらにその乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品用の香料組成物を飲食物に有効量添加することにより乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感のある香味を付与または増強できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
(E)−6−ノネナールは、前記非特許文献1〜2には、ヤギのような香気、腐った脂肪のような香気、メロン的ムスク香気を有することが、前記非特許文献3には粉乳製造時に発生するオフフレーバーとして開示されているが、(E)−6−ノネナールを飲食物、または香料に極微量を添加することにより、乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感のある香味を付与し、良質な乳製品の風味またはコク味を付与または増強することは記載も示唆もされていない。
従って、本発明は、(E)−6−ノネナールを有効成分とする乳風味付与乃至乳風味改善剤を提供するものである。
また、本発明は前記の乳風味付与乃至乳風味改善剤を(E)−6−ノネナール濃度として50ppt〜2ppm含んでなる乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品用の香料組成物を提供するものである。
さらに本発明は前記の乳風味付与乃至乳風味改善剤を(E)−6−ノネナール濃度として0.05ppt〜2ppb含んでなる乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品を提供するものである。
本発明は前記の乳風味付与乃至乳風味改善剤を(E)−6−ノネナール濃度として0.05ppt〜2ppb含有させる、乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品用の乳風味付与乃至乳風味改善方法を提供するものである。
本発明の(E)−6−ノネナールを有効成分とする乳風味付与乃至乳風味改善剤を50ppt〜2ppm含んでなる香料組成物を、乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品に(E)−6−ノネナールとして0.05ppt〜2ppb配合することで、従来にはない乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感を付与することができる。
本発明の実施の態様について更に詳しく説明する。本発明で使用される(E)−6−ノネナールは、公知文献による方法で合成することができる。例えば、(E)−3−ヘキセニルクロリドと2−(2−ブロモエチル)−1,3―ジオキソランとのカップリング反応により合成できる(特開昭56−95142号公報参照)。
(E)−6−ノネナールは、乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感を有する飲食物に対して単独で使用しても良いが、好ましくは乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品用の香料組成物に(E)−6−ノネナールを極微量配合して乳風味調合香料組成物を得、それを飲食物に配合することで、従来にはない乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感を付与または増強することができる。かかる乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品用の香料成分としては、各種の合成香料、天然香料、天然精油、植物エキスなどを挙げることができる。例えば、「特許庁、周知慣用技術集(香料)第II部食品香料、P88−131、平成12年1月14日発行」に記載されている天然精油、天然香料、合成香料を挙げることができる。
例えば、γ−カプロラクトン、γ−ヘプタラクトン、γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、7−デセン−4−オリド、3−メチル−4−デセン−4−オリド、3−メチル−5−デセン−4−オリド、γ−ウンデカラクトン、γ−ドデカラクトン、γ−トリデカラクトン、γ−テトラデカラクトン、δ−カプロラクトン、2−ヘキセン−5−オリド、2−ヘプテン−5−オリド、δ−オクタラクトン、2−オクテン−5−オリド、4−メチル−5−オクタノリド、δ−ノナラクトン、2−ノネン−5−オリド、4−メチル−5−ノナノリド、δ−デカラクトン、2−デセン−5−オリド、4−メチル−5−デカノリド、δ−ウンデカラクトン、2−ウンデセン−5−オリド、4−メチル−5−ウンデカノリド、δ−ドデカラクトン、2−ドデセン−5−オリド、4−メチル−5−ドデカノリド、δ−トリデカラクトン、2−トリデセン−5−オリド、4−メチル−5−トリデカノリド、δ−テトラデカラクトン、2−テトラデセン−5−オリド、2−ペンタデセン−5−オリド、2−ヘキサデセン−5−オリド、2−ヘプタデセン−5−オリド、2−オクタデセン−5−オリド、2−ノナデセン−5−オリド、2−エイコセン−5−オリド、ε−デカラクトンなどのラクトン類;プロピオン酸、酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、カプロン酸、トランス−2−ヘキセン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ノナン酸、5−ヒドロキシノナン酸、カプリン酸、2−デセン酸、4−デセン酸、5−デセン酸、6−デセン酸、9−デセン酸、5−ヒドロキシデセン酸、5−ヒドロキシウンデカン酸、ラウリン酸、5−ヒドロキシドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、イソペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの脂肪酸類;アセトアルデヒド、プロパナール、ブタナール、2−ブテナール、ヘキサナール、オクタナール、4−ヘプテナール、2,4−オクタジエナール、ノナナール、2−ノネナール、2,4−ノナジエナール、2,6−ノナジエナール、デカナール、2,4−デカジエナール、ウンデカナール、2,4−ウンデカジエナール、ドデカナール、ベンズアルデヒド、バニリン、エチルバニリン、フルフラール、ヘリオトロピンジエチルアセタールなどのアルデヒド類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸デシル、酢酸ドデシル、酢酸フェネチル、乳酸エチル、酪酸エチル、2−メチル酪酸エチル、3−エチル酪酸エチル、吉草酸メチル、カプロン酸メチル、カプロン酸エチル、ヘプタン酸メチル、ヘプタン酸エチル、カプリル酸エチル、カプリル酸イソアミル、カプリル酸ヘプチル、ノナン酸メチル、ノナン酸エチル、カプリン酸メチル、カプリン酸エチル、ウンデカン酸エチル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、パルミチン酸エチル、サリチル酸メチル、コハク酸ジエチル、セバシン酸ジエチル、5−ヒドロキシヘキサン酸エチル、5−ヒドロキシデカン酸エチル、5−ヒドロキシウンデカン酸エチル、5−ヒドロキシデカン酸プロピル、5−ヒドロキシデカン酸イソプロピル、5−ヒドロキシオクタン酸2−メチルプロピル、5−ヒドロキシ−9−メチルデカン酸エチルなどのエステル類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フルフリルアルコールなどのアルコール類;2−ヘプタノン、2−オクタノン、3−オクタノン、1−オクテン−3−オン、2−ノナノン、3−ノナノン、8−ノネン−2−オン、2−ウンデカノン、2−トリデカノン、アセトイン、5−ヒドロキシ−4−オクタノン、ジアセチル、2,3−ペンタジオン、2,3−ヘキサジオン、2,3−ヘプタジオン、アセチルイソバレリル、p−メトキシアセトフェノン、ベンゾフェノン、マルトールなどのケトン類;フェニルエチルアンスラニレート、トリメチルアミン、インドール、スカトール、ピリジン、イソキノリン、ピラジン、メチルピラジンなどの含窒素化合物類;メチルメルカプタン、イソブチルメルカプタン、2,4−ジチアペンタン、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド、2,4−ジチアペンタン、ジメチルトリスルフィド、ジメチルスルフォキシド、ジメチルスルフォン、メタンチオール、メチルスルフォニルメタン、メチルイソチオシアネート、エチルイソチオシアネート、アリルイソチオシアネート、2−メチル−3−ブタンチオール、メチオナール、チオ酢酸エチル、チオ酪酸メチル、3−ブテニルイソチオシアネート、2−メチルチオフェン、ベンゾチアゾール、スルフロール、アセチル乳酸チオメチルエステル、プロピオニル乳酸チオメチルエステル、ブチリル乳酸チオメチルエステル、バレリル乳酸チオメチルエステル、2−メチルブチリル乳酸チオメチルエステル、デシリル乳酸チオメチルエステル、アセチル乳酸チオエチルエステル、プロピオニル乳酸チオエチルエステル、ブチリル乳酸チオエチルエステル、バレリル乳酸チオエチルエステル、イソカプロイル乳酸チオプロピルエステルなどの含硫化合物類など公知の香料化合物;乳脂のリパーゼ分解物;乳タンパク質のプロテアーゼ分解物;乳、濃縮乳、粉乳、ミルクホエイ、バター、チーズ、ヨーグルトもしくはこれらの混合物からの乳または乳加工品の分画物などを挙げることができる。
本発明の(E)−6−ノネナールの配合量は、重要であり、その目的あるいは
乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品用の香料組成物(以下、乳風味調合香料組成物と記す)の種類によっても異なるが、例えば、乳風味調合香料組成物の全体重量に対して50ppt〜2ppm、好ましくは、200ppt〜200ppb、より好ましくは1ppb〜20ppbの範囲を例示することができる。これらの範囲内では、乳風味調合香料組成物に対し乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感のある香味を付与する優れた効果を有する。一方、乳風味調合香料組成物に対する(E)−6−ノネナールの配合量が2ppmを越える場合には、(E)−6−ノネナール特有の油っぽいウリ様の異臭としての香気・香味特性が出てしまい好ましくない。また、乳風味調合香料組成物に対する(E)−6−ノネナールの配合量が50pptを下回る場合は本発明特有の香気・香味付与効果が得られない。
本発明の(E)−6−ノネナールを含んでなる乳風味調合香料組成物には、必要に応じて、香料組成物において通常使用されている、例えば、水、エタノールなどの溶剤;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ヘキシルグリコール、ベンジルベンゾエート、トリエチルシトレート、ジエチルフタレート、ハーコリン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、中鎖脂肪酸ジグリセリド等の香料保留剤を含有することができる。
本発明の(E)−6−ノネナールからなる乳風味付与乃至乳風味改善剤又は(E)−6−ノネナールを含んでなる乳風味調合香料組成物を乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物に極微量添加することにより乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感のある香味を付与又は改善することができる。付与又は改善できる飲食物の具体例としては何ら限定されるものではなく、かかる飲食物としては特に制限はなく、乳風味を有するものであればよく、広い分野の各種飲食物に配合し利用することができる。飲食物としては、例えば、バター、マーガリン、ショートニング、スナック、チーズ、プロセスチーズ、デイリースプレッドなどの乳加工製品;アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓、ヨーグルト、プリン、ゼリー、デイリーデザートなどのデザート類;乳飲料、乳酸菌飲料、豆乳、茶、清涼飲料、栄養飲料などの嗜好性飲料・ドリンク剤;キャラメル、キャンディー、錠菓、クラッカー、ビスケット、クッキー、パイ、チョコレート、スナックなどの菓子類;ハム、ソーセージなどの魚肉・畜肉製品、パン、ケーキミックス、デザートミックス、スープ、各種インスタント食品などの飲食物をあげることができる。
また、本発明の(E)−6−ノネナールの飲食物への配合量は、その目的あるいは飲食物の種類によっても異なるが、前記乳風味調合香料組成物を有効量添加することにより乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感のある香味を付与又は増強することができる。その際の飲食物の(E)−6−ノネナール含有量は、例えば、飲食物の全体重量に対して0.05ppt〜2ppb、好ましくは、0.2ppt〜200ppt、より好ましくは1ppt〜20pptの範囲を例示することができる。一方、飲食物の全体重量に対する(E)−6−ノネナールの配合量が2ppbを越える場合には、(E)−6−ノネナール特有の油っぽいウリ様の異臭としての香気・香味特性が出てしまい好ましくない。また、飲食物の全体重量に対する(E)−6−ノネナールの配合量が0.05pptを下回る場合は本発明特有の香気・香味付与効果が得られない。
以下に実施例、比較例および参考例をあげて本発明を詳しく説明する。
実施例1(乳風味調合香料組成物の調合)
乳風味調合香料組成物として下記の各成分(質量部)を調合した(比較品1)。
メチルウンデシルケトン 65.0
δ―デカラクトン 5.0
δ―ドデカラクトン 5.0
酪酸 6.0
メチルヘプチルケトン 2.0
γ―デカラクトン 1.0
アセチルメチルカルビノール 0.5
ジアセチル 0.2
植物油 915.3
合 計 1000.0
上記乳風味調合香料組成物(比較品1)に対し、(E)−6−ノネナールの添加量をさまざまに変えて添加したものを本発明品1〜4および比較品2、3とした。それぞれの発明品および比較品の調製に当たっては、表1に示した濃度の(E)−6−ノネナールのエタノール希釈液を調製し、表1に示した量を添加した。それぞれの調合香料組成物は、専門のパネラー10名により、官能評価を行った。その平均的な香気評価結果を表1に示す。
Figure 0006041937
表1に示した通り、乳風味調合香料組成物に対し、(E)−6−ノネナールを50ppt、1ppb、10ppb、2ppm添加した本発明品1〜4は乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感が強調されているとの評価であり、乳風味調合香料組成物中に僅か50ppt存在するだけでも香気に乳脂肪感が付与されるという結果であった。一方、10pptの添加では無添加と大差なく、10ppmの添加では油っぽいウリ様の香気が強く出てしまい、良好ではなかった。
比較例1((Z)−6−ノネナールとの比較)
実施例1で使用した乳風味調合香料組成物(比較品1)に実施例1の(E)−6−ノネナールに替えて(Z)−6−ノネナールを下記表2に示す濃度を添加し比較品4〜9とした。それぞれの調合香料組成物は、専門のパネラー10名により、官能評価を行った。香気評価結果を表2に示す。
Figure 0006041937
表2に示したとおり、(Z)−6−ノネナールの添加では乳風味調合香料組成物に対し10ppbでもコントロールと大差がなく、また10ppm以上添加した場合の香気も、(E)−6−ノネナールを同量添加した場合と質的に異なり、いかなる濃度でも(E)−6−ノネナールを添加した場合の様に、乳特有の濃厚なコクや乳脂肪感が付与されることはなかった。
実施例2(ミルク風味調合香料組成物の調合)
ミルク様調合香料組成物として下記の各成分(質量部)を調合した(比較品10)。
ジメチルスルフィド 0.1
オクタノール 0.2
2−ウンデカノン 0.2
2−ノナノン 0.3
エチルシクロテン 0.4
レブリン酸エチル 0.8
エチルマルトール 1.0
酪酸 2.0
カプロン酸 2.0
カプリル酸 3.0
バニリン 3.0
アセトイン 5.0
ブチルブチリルラクテート 5.0
カプリル酸 6.0
δ―デカラクトン 18.0
δ―ウンデカラクトン 20.0
δ―ドデカラクトン 23.0
プロピレングリコール 910.0
合 計 1000.0
上記ミルク風味調合香料組成物(比較品10)100質量部に、(E)−6−ノネナールの1ppmアルコール溶液を1質量部混合して新規ミルク風味調合香料組成物(本発明品5)を調製した。この本発明品5と該化合物を加えていない上記のミルク風味調合香料組成物(比較品10)について、専門パネラー10人により比較した。その結果、専門パネラー10人の全員が(E)−6−ノネナールを加えた本発明品5は、乳感、乳脂肪感が付与され、良好なミルク様香気が増強されていると評価した。
実施例3(バター風味調合香料組成物の調合)
バター風味調合香料組成物として下記の各成分(質量部)を調合した(比較品11)。
エチルアセテート 2.0
アセトイン 15.0
ジアセチル 7.0
2−ヘプタノン 4.0
2−ノナノン 0.3
2−ウンデカノン 0.2
酪酸 40.0
2−トリデカン 6.0
5−デセン酸 10.0
カプロン酸 18.0
δ―オクタラクトン 3.0
カプリル酸 24.0
δ―デカラクトン 10.0
δ―ウンデカラクトン 5.0
カプリン酸 6.0
δ―ドデカラクトン 34.5
植物油 815.0
合 計 1000.0
上記バター風味調合香料組成物100質量部に、(E)−6−ノネナールの1ppmアルコール溶液を1質量部混合して新規バター風味調合香料組成物(本発明品6)を調製した。この本発明品6と(E)−6−ノネナールを加えていない上記のバター風味調合香料組成物(比較品11)について、専門パネラー10人により比較した。その結果、専門パネラー10人の全員が該化合物を加えた本発明品6は、乳感ある脂肪感が付与され、良好なバター様香気が増強されていると評価した。
実施例4(チーズ風味調合香料組成物の調合)
チーズ風味調合香料組成物として下記の各成分(質量部)を調合した(比較品12)。
ブチルブチルラクテート 20.0
イソ吉草酸 50.0
エチルブチレート 20.0
酪酸 120.0
乳酸 10.0
プロピレングリコール 780.0
合 計 1000.0
上記チーズ風味調合香料組成物100質量部に、(E)−6−ノネナールの1ppmアルコール溶液を1質量部混合して新規チーズ風味調合香料組成物(本発明品7)を調製した。この本発明品7と(E)−6−ノネナールを加えていない上記のチーズ風味調合香料組成物(比較品12)について、専門パネラー10人により比較した。その結果、専門パネラー10人の全員が該化合物を加えた本発明品7は、乳感のあるボディー感が付与され、良好なチーズ様香気が強調されていると評価した。
実施例5(低脂肪牛乳への配合)
実施例1および比較例1で得られた乳風味調合香料組成物(本発明品1〜4および比較品1〜9)を成分調整された低脂肪牛乳に0.1%添加し香料添加低脂肪乳を調製した。
これらの低脂肪牛乳を、専門パネラー10人により官能評価を行った。その平均的な風味評価結果を表3に示す。
Figure 0006041937
表3に示すとおり、本発明品1〜4および比較品1〜9を添加した低脂肪牛乳は、実施例1および2で調合香料を評価した時と同様の風味が飲料中でもそのまま再現されていた。すなわち(E)−6−ノネナールの飲料中添加量が0.05ppt、1ppt、10ppt、2ppbとなる本発明品1〜4を添加した低脂肪牛乳は乳特有の脂肪感が付与され、良好な乳感、ボディ感が強調されているとの評価であり、低脂肪牛乳中に僅か0.05ppt存在するだけで乳感が付与されるという結果であった。一方、低脂肪牛乳中0.01pptの添加となる比較品2を添加した飲料は(E)−6−ノネナール無添加の調合香料(比較品1)を添加した低脂肪牛乳と大差なく、(E)−6−ノネナール10ppbの添加となる比較品3を添加した飲料では油っぽいウリ様な風味が強く出てしまい、良好ではなかった。一方、(Z)−6−ノネナールの添加では低脂肪牛乳に対し10pptでもコントロールと大差がなく、また1ppb以上添加した場合の香気も、(E)−6−ノネナールを同量添加した場合と質的に異なり、いかなる濃度でも(E)−6−ノネナールを添加した場合の様に、乳感のある脂肪感、ボディ感が付与されることはなかった。
実施例6(キャンディーへの配合)
実施例2で得られたミルク風味調合香料組成物(本発明品5及び比較品10)を下記処方のキャンディー基材に添加し、常法によりキャンディーを調製した。
ミルク風味キャンディー配合処方(質量部)
グラニュー糖 44.0
水飴(75%) 24.0
水 18.0
ゼラチン 2.3
硬化ヤシ油(融点34℃) 8.0
全脂加糖練乳 3.0
クエン酸(結晶) 0.5
着色料 0.1
本発明品5(または比較品10) 0.1
合 計 100.0
これらのキャンディーを、専門パネラー10人により官能評価を行った。その結果、専門パネラー10人全員が、本発明品5を添加したミルク風味キャンディーは比較品10を添加したキャンディーに比べて、乳特有の濃厚なコク及び乳感のある脂肪感が強調されていると評価した。
実施例7(マーガリンへの配合)
実施例3で得られたバター風味調合香料組成物(本発明品6及び比較品11)を下記処方のマーガリンに添加、調製した。
マーガリン配合処方 (質量部)
市販低脂肪マーガリン(脂肪分30%) 999
本発明品6(または比較品11) 1
合 計 1000
これらのバター風味調合香料組成物を付与したマーガリンを、専門パネラー10人により官能評価を行った。その結果、専門パネラー10人全員が、本発明品6を添加したマーガリンは比較品11を添加したマーガリンに比べて、乳特有の濃厚なコクがあり乳感、脂肪感が高く天然バターの様な効果があると評価した。
実施例8(チーズスナックへの配合)
実施例4で得られたチーズ様調合香料組成物(本発明品7及び比較品12)を下記処方のスナック生地に添加し、オーブンにて焼成し(180℃ 20分)、スナックを調製した。
チーズスナックへの配合処方 (質量部)
牛乳 10.0
マヨネーズ 5.0
甘蔗でん粉 70.0
薄力粉 15.0
本発明品7(または比較品12) 0.1
合 計 100.1
これらのチーズスナックを、専門パネラー10人により官能評価を行った。その結果、専門パネラー10人全員が、本発明品7を添加したチーズスナックは比較品12を添加したスナックに比べて、乳感、脂肪感が高く、チーズ風味が強調されていると評価した。
実施例9(豆乳への配合)
実施例1で得られた乳風味調合香料組成物(本発明品3および比較品1)を市販の豆乳に0.1%添加し香料添加豆乳を調製した。
これらの乳風味調合香料組成物を付与した豆乳を、専門パネラー10人により官能評価を行った。その結果、専門パネラー10人全員が、本発明品3を添加した豆乳は比較品1を添加した豆乳に比べて、豆乳独特の青臭みが減少し、乳風味の香気により嗜好性が向上していると評価した。
実施例10(アイスクリームへの配合)
実施例2で得られたミルク風味調合香料組成物(本発明品5及び比較品10)をアイスクリーム基材に0.1%添加し、常法によりアイスクリームを調製した。これらのミルク風味調合香料組成物を付与したアイスクリームを専門パネラー10人により官能評価を行った。その結果、専門パネラー10人全員が、本発明品5を添加したアイスクリームは比較品10を添加したアイスクリームに比べて、乳特有の濃厚なコク、乳感が高まり、脂肪含量の高いアイスクリーム様であると評価した。

Claims (3)

  1. 乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品に使用される香料組成物であって、
    (E)−6−ノネナールを50ppt〜200ppb含有することを特徴とする乳風味付与乃至乳風味が改善された香料組成物。
  2. (E)−6−ノネナールを0.05ppt〜200ppt含んでなる乳風味付与乃至乳風味が改善された乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品。
  3. 乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品に(E)−6−ノネナールを0.05ppt〜200ppt含有させることを特徴とする乳風味付与乃至改善方法。
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