JP6040458B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、より特定的には、加熱処理及び加圧処理により印刷媒体にトナー画像を定着させる定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の画像形成装置が知られている。該画像形成装置は、金属からなる加熱ローラ及び弾性体からなる定着ローラにより構成されている定着装置及び制御部を備えている。制御部は、加熱ローラと定着ローラとのニップ部に転写紙がない期間に、加圧ローラに与えられる熱量を推定し、その蓄熱量の推定値に基づいて、加熱ローラの温度を切り換えている。更に、制御部は、印字給紙中の加圧ローラの放熱を予測して、加圧ローラの蓄熱量の推定値を補正する。特許文献1に記載の画像形成装置によれば、適切に加熱ローラの温度を切り換えることができるので、紙にしわが発生すること及び定着不良が発生することを抑制できる。
ところで、弾性体を含んだ加熱ローラを備えた定着装置が知られている。例えば、誘導加熱により発熱する金属層を有する薄いベルトの内側に熱伝導率の低いスポンジローラをはめこんだ加熱ローラが考えられる。このような弾性体を含んだ加熱ローラへの蓄熱は、金属からなる加熱ローラへの蓄熱よりもはるかに時間がかかる。そのため、特許文献1に記載の画像形成装置のように、制御部は、加圧ローラの蓄熱量のみを推定して、弾性体を含んだ加熱ローラの制御温度を切り換える制御方法では、加熱ローラの温度を加熱ローラの蓄熱量を推定して定着性能のために最適となるような温度に精度よく制御することが困難である。その結果、加熱ローラの温度が高くなりすぎて消費電力が増大したり、加熱ローラの温度が低くなりすぎて定着不良が発生したりする。
特開平8−146814号公報
そこで、本発明の目的は、加熱回転体の温度を精度よく制御できる画像形成装置を提供することである。
本発明の一形態に係る画像形成装置は、無端状の加熱ベルト及び該加熱ベルトの内周面に接している第1の弾性体により構成されている加熱回転体、該加熱ベルトに圧接している加圧回転体、及び、該加熱ベルトを加熱する加熱手段を含、該加熱回転体と該加圧回転体との間を通過する印刷媒体にトナー画像を定着させる定着手段と、前記加熱回転体に蓄えられている熱量を示す第1の蓄熱量推定を行うとともに、前記第1の蓄熱量に基づいて前記加熱手段を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記制御手段は、該画像形成装置によるプリントの完了の度、及び、待機状態の完了の度に前記第1の蓄熱量の推定を行うものであり、前記プリントの完了の度に行われる第1の蓄熱量の推定が、プリント動作での蓄熱量を算出し、該蓄熱量を前回算出した蓄熱量に加算して新たな蓄熱量とするもので、前記待機状態の完了の度に行われる第1の蓄熱量の推定が、待機状態での蓄熱量を算出し、該蓄熱量を前回算出した蓄熱量に加算して新たな蓄熱量とするものであること、を特徴とする。
本発明によれば、定着性を確保するのに必要最小限な値に加熱回転体の温度を精度よく制御できる。
画像形成装置の全体構成を示した図である。 定着装置の構成図である。 制御部が行う動作を示したフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を示した図である。
画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)のトナー画像を合成して用紙に印刷する。該画像形成装置1は、スキャナにより読み取った画像データに基づいて、用紙に画像を形成する機能を有し、図1に示すように、印刷部2、給紙部15、タイミングローラ対19、定着装置20、排紙ローラ対21、排紙トレイ23及び制御部30を備えている。
制御部30は、画像形成装置1の全体を制御し、例えば、CPUにより構成される。
給紙部15は、用紙を1枚ずつ供給する役割を果たし、用紙トレイ16及び給紙ローラ17を含む。用紙トレイ16には、印刷前の状態の用紙が複数枚重ねて載置される。給紙ローラ17は、用紙トレイ16に載置された用紙を1枚ずつ取り出す。
タイミングローラ対19は、給紙ローラ17により搬送されてきた用紙にトナー画像が印刷部2において2次転写されるように、タイミングを調整しながら用紙を搬送する。
印刷部2は、給紙部15から供給されてくる用紙にトナー画像を形成し、光走査装置6、転写部8(8Y,8M,8C,8K)、中間転写ベルト11、駆動ローラ12、従動ローラ13、2次転写ローラ14及び作像ユニット22(22Y,22M,22C,22K)を含んでいる。また、作像ユニット22(22Y,22M,22C,22K)は、感光体ドラム4(4Y,4M,4C,4K)、帯電器5(5Y,5M,5C,5K)、現像装置7(7Y,7M,7C,7K)及びクリーナー9(9Y,9M,9C,9K)を含んでいる。
感光体ドラム4(4Y,4M,4C,4K)は、円筒形状をなしており、図1において時計回りに回転させられる。帯電器5(5Y,5M,5C,5K)は、感光体ドラム4(4Y,4M,4C,4K)の周面を帯電させる。光走査装置6は、感光体ドラム4(4Y,4M,4C,4K)の周面に対してビームB(BY,BM,BC,BK)を走査する。これにより、感光体ドラム4(4Y,4M,4C,4K)の周面には静電潜像が形成される。
現像装置7(7Y,7M,7C,7K)は、感光体ドラム4(4Y,4M,4C,4K)に静電潜像に基づくトナー画像を現像する。
転写ベルト11は、駆動ローラ12と従動ローラ13との間に張り渡されている。転写部8は、中間転写ベルト11の内周面に対向するように配置されており、感光体ドラム4に形成されたトナー画像を中間転写ベルト11に1次転写する役割を果たす。クリーナー9は、1次転写後に感光体ドラム4の周面に残存しているトナーを回収する。駆動ローラ12は、中間転写ベルト駆動部(図1には記載せず)により回転させられることにより、中間転写ベルト11を矢印αの方向に駆動させる。これにより、中間転写ベルト11は、トナー画像を2次転写ローラ14まで搬送する。
2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11と対向し、ドラム形状をなしている。そして、2次転写ローラ14は、転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト11との間を通過する用紙に対して、中間転写ベルト11が担持しているトナー画像を2次転写する。
トナー画像が2次転写された用紙は、定着装置20に搬送される。定着装置20は、用紙に対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナー画像を用紙に定着させる。定着装置20の詳細については後述する。排紙ローラ対21は、定着装置20から搬送されてきた用紙を排紙トレイ23に排出する。排紙トレイ23には、印刷済みの用紙が載置される。
以下に、定着装置20の詳細について図面を参照しながら説明する。図2は、定着装置20の構成図である。
定着装置20は、加熱ローラ(加熱回転体)20a、加圧ローラ(加圧回転体)20b及び加熱部(加熱手段)20cを備えている。
加熱ローラ20aは、芯金41、スポンジゴム(弾性体)42及びベルト(加熱ベルト)43により構成されており、40mmの直径を有している。芯金41は、直径20mmの金属からなる円筒である。スポンジゴム42は、芯金41の周囲に接着されており、10mmの厚みを有している。スポンジゴム42は、例えば、シリコーンゴムにより作製されている。
ベルト43は、スポンジゴム42の周囲に巻き付けられており、無端状をなしている。これにより、スポンジゴム42は、ベルト43の内周面に接している。ベルト43は、Ni層431、シリコーンソリッドゴム432及び離型層433により構成されている。
Ni層431、シリコーンソリッドゴム432及び離型層433は、加熱ローラ20aの内周面側から外周面側へとこの順に積層されている。Ni層431は、後述する加熱部20cにより強度の変化する磁力線の影響を受けて渦電流が発生し自己発熱し、40μmの厚みを有する。シリコーンソリッドゴム432は、0.2mmの厚みを有している。離型層433は、ベルト43の表面にトナーが付着することを防止するための層であり、例えば、PFAにより作製されている。離型層433は、30μmの厚みを有している。
加圧ローラ20bは、芯金51及びシリコーンソリッドゴム52により構成されており、40mmの直径を有している。加圧ローラ20bは、ベルト43に対して圧接している。
芯金51は、直径32mmの金属からなる円筒(例えば、STKMパイプ)である。シリコーンソリッドゴム52は、芯金51の周囲に接着されており、4mmの厚みを有している。なお、図示しないが、シリコーンソリッドゴム52の表面には、加圧ローラ20bにトナーが付着することを防止するためのPFAからなる離型層が設けられている。
また、加圧ローラ20bには、動力源が設けられており、加熱ローラ20aには、動力源が設けられていない。よって、加熱ローラ20aは、加圧ローラ20bが動力源によって回転させられることによって、回転させられる。
加熱部20cは、励磁コイル61、フェライトコア62,62a,62bにより構成されており、励磁コイル61に高周波交流電流を流すことにより、ベルト43を加熱する。加熱部20cは、加熱ローラ20aの外部に設けられている。
励磁コイル61は、導線が巻かれることにより作製されているコイルであり、交流電流が供給されることによって、周期的に向きが変動する磁束を発生する。フェライトコア62,62a,62bは、励磁コイル61が発生した磁束をベルト43に導く。これにより、周期的に向きが変動する磁束がNi層431を通過するようになる。その結果、Ni層431に渦電流が発生し、Ni層431が発熱する。
定着装置20は、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとの間を通過する用紙Pにトナー画像を定着させる。具体的には、トナー画像は、図2に示すように、加熱ローラ20aと対向する用紙Pの主面に形成されている。これにより、加熱ローラ20aによりトナー画像が加熱されて溶融する。そして、加熱ローラ20a及び加圧ローラ20bからの圧力により、トナー画像は、用紙Pに押し付けられて定着させられる。
また、画像形成装置1は、図2に示すように、センサ28を更に備えている。センサ28は、ベルト43の温度を検知する。制御部30は、センサ28が検知した温度に基づいて、加熱部20cのフィードバック制御を行う。
更に、制御部30は、加熱ローラ20aに蓄えられている熱量である蓄熱量ΣXを推定し、該蓄熱量ΣXに基づいて、加熱部20cを制御して、用紙Pにトナー画像を定着させる際(すなわち、プリント時)のベルト43の温度T1を決定するとともに、待機状態におけるベルト43の温度T2を決定する。待機状態とは、画像形成装置に印刷ジョブの指令がなされた際に、ユーザに不快な待ち時間を生じさせることなくプリントアウトを開始できる程度に、定着装置20を予熱している状態である。以下に、蓄熱量ΣXの推定及び温度T1,T2の決定について説明する。
蓄熱量ΣXは、プリント時において加熱ローラ20aに蓄えられた熱量(以下、蓄熱量Xp)と待機状態において加熱ローラ20aに蓄えられた熱量(以下、蓄熱量Xs)との総和である。そして、蓄熱量Xp,Xsは、以下の式(1)及び式(2)により示される。
Xp=1−exp(−(Wc−Wc×0.6×(D/80)1/2×(F/65)×(τ/V/3.2×10-21/3×(E/297)1/4)×t)/200000) ・・・(1)
Xs=1−exp(−(Wcs×0.4×t)/200000) ・・・(2)
τ:加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとが接触しているニップ部の搬送方向のニップ幅(mm)
V:ベルト43の回転速度(mm/秒)
t:プリントにかかった時間又は待機状態の時間(秒)
Wc:プリント時における励磁コイル61への平均供給電力(W)
D:用紙Pの斤量(g/m2
E:搬送方向に直交する方向における用紙Pの幅(mm)
F:定着装置20による用紙Pの単位時間当たりの出力枚数(枚/分)
Wcs:待機状態における励磁コイル61への平均供給電力(W)
なお、式(1)及び式(2)における200000等の数値については、実験経験に基づいて求めた値である。
蓄熱量Xpは、加熱部20cから与えられた熱量、及び、加熱ローラ20aから用紙Pへと移動する熱量によって定まる。具体的には、式(1)に示すように、平均供給電力Wcが大きくなれば、加熱部20cから与えられた熱量が多くなるので、蓄熱量Xpは大きくなる。一方、用紙Pがニップ部を通過するのにかかるニップ時間(=τ/V)が長くなれば、蓄熱量Xpは小さくなる。これは、ニップ時間が長くなれば、加熱ローラ20aから用紙Pに移動する熱量が多くなるためである。同様の理由によって、用紙Pの斤量Dが大きくなれば、蓄熱量Xpは小さくなり、用紙Pの幅Eが大きくなれば、蓄熱量Xpは小さくなる。
また、蓄熱量Xsは、加熱部20cから与えられた熱量によって定まる。具体的には、式(2)に示すように、平均供給電力Wcsが大きくなれば、加熱部20cから与えられた熱量が多くなるので、蓄熱量Xpは大きくなる。
なお、式(1)に示すように、パラメータF,D,τ/V,Eの順に蓄熱量Xpに影響する。加熱ローラ20aから用紙Pに移動する熱量は、出力枚数Fに比例する。一方で、加熱ローラ20aから用紙Pに移動する熱量は、用紙の斤量Dには比例しない。用紙の斤量Dが増えた場合も定着性能を維持するためには用紙P表面の温度を確保することは必要であるが、用紙P全体を暖める必要はないからである。したがって、用紙の斤量Dの影響度は、出力枚数Fの影響度よりも小さい。
また、加熱ローラ20aから用紙Pに移動する熱量は、ニップ時間τ/Vには比例しない。ニップ時間τ/Vが長くなると、ニップ途中での用紙Pとベルト43との温度差が縮まるので、ニップ部上流よりニップ部下流の方で熱移動が抑制されるからである。
また、式(1)では、幅Eの影響度が最も低い。用紙Pが通過しない非通紙部において、ベルト43が発熱した熱が用紙Pに奪われないので、通紙部よりもスポンジゴムに熱が移動し易くなる。ただし、スポンジゴムには空隙が存在するので、長手方向の熱の移動が少なく、スポンジゴム全体への熱蓄積は少ない。そのため、幅Eの影響度は他パラメータより小さい。
制御部30は、式(1)及び式(2)を用いて、プリントの完了の度に蓄熱量Xpを推定し、待機状態の完了(待機状態の完了とは、プリントジョブ指令が画像形成装置に送信され、プリント状態に移行したことを示す)の度に蓄熱量Xsを推定する。そして、制御部30は、前回のプリント完了時又は待機状態の完了時に推定した蓄熱量ΣXに対して蓄熱量Xp,Xsを加算することによって、新たな蓄熱量ΣXを推定する。更に、制御部30は、新たな蓄熱量ΣXに基づいて、式(3)及び式(4)を用いて、プリント時のベルト43の温度T1を決定するとともに、待機状態におけるベルト43の温度T2を決定する。
T1=180−(ΣX×15) ・・・(3)
T2=180−30−(ΣX×15) ・・・(4)
なお、式(1)では、初期状態における温度T1が180℃(以下、初期温度T01)であることを意味しており、式(2)では、初期状態における温度T2が150℃(以下、初期温度T02)であることを意味している。そして、時間の経過とともに、温度T1,T2の温度が低くなっている。これは、加熱ローラ20aの蓄熱量ΣXが大きくなっていくので、加熱ローラ20aの温度T1,T2が初期温度T01,T02よりも低く設定されても、トナー画像が用紙Pに定着されることを意味している。
(画像形成装置の動作)
以上のように構成された画像形成装置1の動作について以下に図面を参照しながら説明する。図3は、制御部30が行う動作を示したフローチャートである。
本処理は、プリント指示が制御部30に対してなされることによって開始される。制御部30は、プリント指示があった場合には、加熱部20cに所定期間以上にわたって通電がなされていないか否かを判定する(ステップS10)。所定期間以上にわたって通電がなされていないとは、所定期間以上にわたって、定着装置20が動作しないスリープ状態にあったことを意味する。そして、ステップS10では、加熱ローラ20aの蓄熱量ΣXが十分に小さいか否かを判定している。通電がなされていない場合には、本処理はステップS20に進む。一方、通電がなされた場合には、本処理はステップS30に進む。
通電がなされていない場合、制御部30は、蓄熱量ΣXを0にセットし、温度T1,T2をそれぞれ初期温度T01,T02にセットする(ステップS20)。この後、本処理はステップS30に進む。
前記ステップS30において、制御部30は、プリント動作を行う(ステップS30)。プリント動作では、制御部30は、ベルト43の温度が温度T1となるように、加熱部20cを制御する。また、制御部30は、プリント動作において、プリントにかかった時間tを計測する。
次に、制御部30は、式(1)、式(3)及び式(4)に基づいて、蓄熱量ΣX及び温度T1,T2を計算する(ステップS40)。より詳細には、制御部30は、ステップS30におけるプリント動作での蓄熱量Xpを算出し、前回に算出した蓄熱量ΣXに蓄熱量Xpを加算することにより、新たな蓄熱量ΣXを算出する。更に、制御部30は、新たな蓄熱量ΣXに基づいて、温度T1,T2を算出する。
次に、制御部30は、新たなプリント指示があったか否かを判定する(ステップS50)。ステップS50では、制御部30は、画像形成装置1を待機状態に移行させるか否かを判定している。プリント指示があった場合には、本処理はステップS10に戻る。一方、プリント指示がなかった場合には、本処理はステップS60に進む。
プリント指示がなかった場合、制御部30は、画像形成装置1を待機状態に移行させる(ステップS60)。この際、制御部30は、待機状態の時間tを計測する。
次に、制御部30は、新たなプリント指示があったか否かを判定する(ステップS70)。ステップS70では、制御部30は、待機状態を終了させるか否かを判定している。プリント指示があった場合には、本処理はステップS80に進む。一方、プリント指示がなかった場合には、本処理はステップS70に戻る。この場合、プリント指示があるまで、ステップS70が繰り返される。
次に、制御部30は、式(2)、式(3)及び式(4)に基づいて、蓄熱量ΣX及び温度T1,T2を計算する(ステップS80)。より詳細には、制御部30は、ステップS60における待機状態での蓄熱量Xsを算出し、前回に算出した蓄熱量ΣXに蓄熱量Xsを加算することにより、新たな蓄熱量ΣXを算出する。更に、制御部30は、新たな蓄熱量ΣXに基づいて、温度T1,T2を算出する。この後、本処理はステップS10に戻る。以上で、画像形成装置1の動作の説明を終了する。
(効果)
本実施形態に係る画像形成装置1によれば、変化している加熱ローラ20aの蓄熱量を求めることにより、ある時点で定着性を確保するために必要な加熱ローラ20aの温度を精度よく制御できる。より詳細には、画像形成装置1では、加熱ローラ20aが熱伝導率の低いスポンジゴム42を含んでいるので、加熱ローラ20aが蓄えている蓄熱量が徐々に変化している。加熱ローラが特許文献1のように略金属のような熱伝導のよい材料で構成されている場合は、定着装置の立ち上げ時に蓄熱が完了する場合とは異なる。そこで、制御部30は、加熱ローラ20aに蓄えられている蓄熱量ΣXを推定し、蓄熱量ΣXに基づいて、加熱部20cを制御している。これにより、制御部30は、定着性を確保するのに必要最小限の値に加熱ローラ20aの温度を精度よく制御できるようになる。その結果、加熱ローラ20aの温度が高くなりすぎて消費電力が増大したり、加熱ローラ20aの温度が低くなりすぎて定着不良が発生したりすることが抑制される。
(実験)
本願発明者は、画像形成装置1が奏する効果をより明確にするために、以下に説明する実験を行った。具体的には、以下に説明する第1の実施例と比較例とを作成し、温度T1,T2と定着率を計測した。第1の実施例は、本実施形態に係る画像形成装置1であり、以下の各ステップにおいて蓄熱量ΣXを推定し、蓄熱量ΣXに基づいて次のステップにおける温度T1,T2を決定した。一方、比較例は、温度T1,T2をそれぞれ180℃,150℃とした。
本願発明者は、第1の実施例及び比較例において、以下の比較検証モードの動作を実行させた。
第1のステップ:第1の実施例及び比較例を一晩にわたって電源をOFFの状態にした。第2のステップ:ウォームアップ動作を行わせた。
第3のステップ:130枚の横向きのA4の普通紙(D=80g/m2)をモノクロプリントした。
第4のステップ:2分間にわたって待機状態とした。
第5のステップ:65枚の横向きA4の厚紙(D=170g/m2)をカラープリントした。
第6のステップ:2分間にわたって待機状態とした。
第7のステップ:40枚の長形3号の封筒をモノクロプリントした。
第8のステップ:2分間にわたって待機状態とした。
第9のステップ:130枚の横向きのA4の普通紙(D=80g/m2)をモノクロプリントした。
第2のステップにおけるウォームアップ動作では、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとを軽圧接状態とし、ベルト43を310mm/秒で回転させた。そして、制御部30は、ベルト43の温度が180℃になるまで加熱ローラ20aを加熱部20cに加熱させる。ベルト43の温度が180℃に到達したら、制御部30は、ウォームアップ動作を終了する。なお、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとを軽圧接状態とする理由は、ウォームアップ動作において、加熱ローラ20aの熱が加圧ローラ20bに移動する量が増えてウォームアップ時間が長くなることを抑制するためである。
第3のステップにおけるプリント動作では、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとを強圧接状態とし、ベルト43を310mm/秒で回転させた。そして、第1の実施例では、制御部30は、ベルト43の温度が温度T1になるように加熱部20cを制御した。また、比較例では、制御部は、ベルトの温度が180℃になるように加熱部を制御した。横向きとは、普通紙の長辺が先端に位置するように搬送されることを意味する。出力枚数Fは、65枚/分である。
第4のステップにおける待機状態では、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとを軽圧接状態とし、ベルト43を103mm/秒で回転させた。そして、第1の実施例では、制御部30は、ベルト43の温度が温度T2になるように加熱部20cを制御した。また、比較例では、制御部は、ベルトの温度が150℃になるように加熱部を制御した。
第5のステップにおけるプリント動作では、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとを強圧接状態とし、ベルト43を155mm/秒で回転させた。そして、第1の実施例では、制御部30は、ベルト43の温度が温度T1になるように加熱部20cを制御した。また、比較例では、制御部は、ベルトの温度が180℃になるように加熱部を制御した。縦向きとは、普通紙の短辺が先端に位置するように搬送されることを意味する。出力枚数Fは、32.5枚/分である。
第6のステップにおける待機状態では、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとを軽圧接状態とし、ベルト43を103mm/秒で回転させた。そして、第1の実施例では、制御部30は、ベルト43の温度が温度T2になるように加熱部20cを制御した。また、比較例では、制御部は、ベルトの温度が150℃になるように加熱部を制御した。
第7のステップにおけるプリント動作では、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとを強圧接状態とし、ベルト43を310mm/秒で回転させた。そして、第1の実施例では、制御部30は、ベルト43の温度が温度T1になるように加熱部20cを制御した。また、比較例では、制御部は、ベルトの温度が180℃になるように加熱部を制御した。長形3号の封筒とは、120mm×235mmの封筒の短辺が先端に位置するように搬送されることを意味する。出力枚数Fは、19.9枚/分である。
第8のステップにおける待機状態では、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとを軽圧接状態とし、ベルト43を103mm/秒で回転させた。そして、第1の実施例では、制御部30は、ベルト43の温度が温度T2になるように加熱部20cを制御した。また、比較例では、制御部は、ベルトの温度が150℃になるように加熱部を制御した。
第9のステップにおけるプリント動作では、加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとを強圧接状態とし、ベルト43を310mm/秒で回転させた。そして、第1の実施例では、制御部30は、ベルト43の温度が温度T1になるように加熱部20cを制御した。また、比較例では、制御部は、ベルトの温度が180℃になるように加熱部を制御した。横向きとは、普通紙の長辺が先端に位置するように搬送されることを意味する。出力枚数Fは、65枚/分である。
なお、第3のステップ、第5のステップ、第7のステップ及び第9のステップでは、紙間を76.2mmとした。また、第1の実施例及び比較例のプリント時における消費電力の上限値は、1500Wに制限され、第1の実施例及び比較例の定着装置のプリント時における消費電力の最大値は、1000Wに制限されている。よって、ベルトの温度が目標の温度に到達することが困難な場合には、定着装置の平均供給電力Wcは、1000Wであり、ベルトの温度が目標の温度に到達している場合には、定着装置の平均供給電力Wcは、1000W以下である。
定着率とは、トナー画像の用紙Pへの定着度合いを示したパラメータである。定着率の測定は、以下の手順により行う。
用紙Pに対して複数種類の濃度のパッチ画像(ID約0.5)を形成する。次に、パッチ画像の反射濃度D0を測定する。測定器として、マクベス社製反射濃度計RD−918を用いた。
次に、反射濃度が0.5程度であるパッチ画像に、不織布を22g/cm2の荷重で押し付ける。そして、不織布にパッチ画像上を14往復させる。
次に、不織布によってこすられたパッチ画像の反射濃度D1を測定する。測定器として、マクベス社製反射濃度計RD−918を用いた。
次に、式(5)を用いて定着率を算出した。
D1/D0×100 ・・・(5)
なお、反射濃度が0.5程度のパッチ画像が存在しない場合には、0.5よりも反射濃度が低いパッチ画像の定着率Aと、0.5よりも反射濃度が高いパッチ画像の定着率Bに基づいて、直線近似によって、定着率を推定する。
以下に、実験結果を示す。表1は、比較例の実験結果であり、表2は、第1の実施例の実験結果である。
Figure 0006040458
Figure 0006040458
表1に示すように、比較例では、ベルトの温度が180℃又は150℃に設定されているので、時間の経過とともに定着率が80%よりも大幅に高くなっていく。定着率は、80%程度より高ければよい(定着率は約80%以上であれば多くのユーザが満足する品質である)ので、比較例では、必要以上にベルトを加熱していることが分かる。すなわち、比較例では、加熱ローラの温度が高くなりすぎて消費電力が増大している。
一方、表2に示すように、第1の実施例では、温度T1,T2が低下しているにもかかわらず、定着率が約80%を維持していることが分かる。したがって、第1の実施例では、温度T1,T2を低下させて消費電力が低減されていると共に、トナー画像の定着不良が発生することが抑制されていることが分かる。
(変形例)
以下に、変形例に係る画像形成装置1'について説明する。画像形成装置1'の全体構成、及び、画像形成装置1'の定着装置20'の構成は、画像形成装置1の全体構成、及び、画像形成装置1の定着装置20の構成と同じであるので、図1及び図2を援用する。
画像形成装置1'では、制御部30は、加圧ローラ20bに蓄えられている熱量である蓄熱量ΣY及び蓄熱量ΣXを推定し、該蓄熱量ΣX,ΣYに基づいて、加熱部20cを制御して、プリント時のベルト43の温度T1を決定するとともに、待機状態におけるベルト43の温度T2を決定する。以下に、蓄熱量ΣYの推定について説明する。
蓄熱量ΣYは、プリント時において加圧ローラ20bに蓄えられた熱量(以下、蓄熱量Yp)と待機状態において加圧ローラ20bに蓄えられた熱量(以下、蓄熱量Ys)との総和である。そして、蓄熱量Yp,Ysは、以下の式(6)及び式(7)により示される。
Yp=1−exp(−(Wc−Wc×0.5×(F/65)3/2×(E/297)1/3)×(V/310)×(τ/10)×t)/200000) ・・・(6)
Ys=1−exp(−(Wcs×0.3×t)/200000 ・・・(7)
τ:加熱ローラ20aと加圧ローラ20bとが接触しているニップ部の搬送方向のニップ幅(mm)
V:ベルト43の回転速度(mm/秒)
t:プリントにかかった時間又は待機状態の時間(秒)
Wc:プリント時における励磁コイル61への平均供給電力(W)
E:搬送方向に直交する方向における用紙Pの幅(mm)
Wcs:待機状態における励磁コイル61への平均供給電力(W)
なお、式(6)及び式(7)における200000等の数値については、実験経験に基づいて求めた値である。
制御部30は、式(6)及び式(7)を用いて、プリントの完了の度に蓄熱量Ypを推定し、待機状態の完了の度に蓄熱量Ysを推定する。そして、制御部30は、蓄熱量Yp,Ysの総和である蓄熱量ΣYを推定する。更に、制御部30は、蓄熱量ΣX,ΣYに基づいて、式(8)及び式(9)を用いて、プリント時のベルト43の温度T1を決定するとともに、待機状態におけるベルト43の温度T2を決定する。
T1=180−(ΣX+ΣY)×7.5 ・・・(8)
T2=180−30−(ΣX+ΣY)×7.5 ・・・(9)
なお、変形例に係る画像形成装置1'の制御部30が行う動作は、画像形成装置1の制御部30が行う動作と基本的に同じであるが、以下の点において、相違する。具体的には、制御部30は、ステップS20において、蓄熱量ΣYを0に設定する。また、制御部30は、ステップS40,S80において蓄熱量ΣX,ΣYに基づいて、温度T1,T2を決定する。
以上のように構成された画像形成装置1'では、加圧ローラ20bの蓄熱量ΣYも考慮して、温度T1,T2が決定される。変形例に係る画像形成装置1'によれば、加熱ローラ20aの温度をより定着性を確保するのに必要最小限な値に精度よく制御できる。
また、画像形成装置1'では、制御部30は、加熱ローラ20aの蓄熱量ΣX及び加圧ローラ20bの蓄熱量ΣYを推定し、蓄熱量ΣX,ΣYに基づいて、温度T1,T2を決定している。これにより、加圧ローラ20bの温度を検知するためのセンサが不要である。その結果、画像形成装置1'では、制御部30は、1つのセンサ28のみで、加熱部20cの制御を行うことができる。よって、画像形成装置1'では、加圧ローラ20b側に温度センサーを設け、加圧ローラの蓄熱量を推定する場合に比べて、複数のセンサが不要となり、製造コストが低減される。
本願発明者は、画像形成装置1'が奏する効果をより明確にするために、以下に説明する実験を行った。具体的には、以下に説明する第2の実施例を作成し、温度T1,T2と定着率を計測した。第2の実施例は、比較例に係る画像形成装置1'であり、蓄熱量ΣX,ΣYを推定し、蓄熱量ΣX,ΣYに基づいて温度T1,T2を決定した。なお、その他の条件は、第1の実施例と同じであるので説明を省略する。
以下に、実験結果を示す。表3は、第2の実施例の実験結果である。
Figure 0006040458
表3に示すように、第2の実施例では、温度T1,T2が低下しているにもかかわらず、定着率が約80%を維持していることが分かる。したがって、第2の実施例では、温度T1,T2を低下させて消費電力が低減されていると共に、トナー画像の定着不良が発生することが抑制されていることが分かる。また、第1の実施例よりも第2の実施例の方が、定着率維持の精度が高い。
(その他の実施形態)
本発明に係る画像形成装置は、前記実施形態に係る画像形成装置1,1'に限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
なお、定着装置20,20'において、ベルト43は、芯金41に接着されたスポンジゴム42の表面にはめられている。しかしながら、ベルト43の構成はこれに限らない。具体的には、ベルト43は、芯金41とスポンジゴム42とからなるローラとは別のローラと芯金41とスポンジローラ42からなるローラとに貼り渡されていてもよい。
以上のように、本発明は、画像形成装置に有用であり、特に、定着性を確保するのに必要最小限な値に加熱回転体の温度を精度よく制御できる点において優れている。
1,1' 画像形成装置
20,20'定着装置
20a 加熱ローラ
20b 加圧ローラ
20c 加熱部
28 センサ
30 制御部
41 芯金
42 スポンジゴム
43 ベルト
51 芯金
52 シリコーンソリッドゴム
61 励磁コイル
62,62a,62b フェライトコア

Claims (8)

  1. 無端状の加熱ベルト及び該加熱ベルトの内周面に接している第1の弾性体により構成されている加熱回転体、該加熱ベルトに圧接している加圧回転体、及び、該加熱ベルトを加熱する加熱手段を含、該加熱回転体と該加圧回転体との間を通過する印刷媒体にトナー画像を定着させる定着手段と、
    前記加熱回転体に蓄えられている熱量を示す第1の蓄熱量推定を行うとともに、前記第1の蓄熱量に基づいて前記加熱手段を制御する制御手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記制御手段は、該画像形成装置によるプリントの完了の度、及び、待機状態の完了の度に前記第1の蓄熱量の推定を行うものであり、
    前記プリントの完了の度に行われる第1の蓄熱量の推定が、プリント動作での蓄熱量を算出し、該蓄熱量を前回算出した蓄熱量に加算して新たな蓄熱量とするもので、
    前記待機状態の完了の度に行われる第1の蓄熱量の推定が、待機状態での蓄熱量を算出し、該蓄熱量を前回算出した蓄熱量に加算して新たな蓄熱量とするものであること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の蓄熱量に基づいて、前記印刷媒体にトナー画像を定着させる際の前記加熱ベルトの温度を決定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記印刷媒体の斤量、前記加熱手段への平均供給電力、前記定着手段による前記印刷媒体の単位時間当たりの出力枚数、前記加熱回転体と前記加圧回転体とが接触しているニップ部の搬送方向の幅、該加熱ベルトの回転速度、及び、搬送方向に直交する方向における前記印刷媒体の幅の少なくとも1以上の情報に基づいて、前記第1の蓄熱量を推定すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の蓄熱量に基づいて、印刷ジョブに応じて前記印刷媒体にトナー画像を定着させるために待機している待機状態における前記加熱ベルトの温度を決定すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記待機状態の時間及び該待機時間における前記加熱手段への平均供給電力の少なくとも1以上の情報に基づいて、前記第1の蓄熱量を推定すること、
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記加圧回転体に蓄えられている熱量を示す第2の蓄熱量推定を行うものであり
    前記制御手段は、前記第1の蓄熱量及び前記第2の蓄熱量に基づいて、前記加熱手段を制御すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の蓄熱量及び前記第2の蓄熱量に基づいて、前記印刷媒体にトナー画像を定着させる際の前記加熱ベルトの温度を決定すること、
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の蓄熱量及び前記第2の蓄熱量に基づいて、印刷ジョブに応じて前記印刷媒体にトナー画像を定着させるために待機している待機状態における前記加熱ベルトの温度を決定すること、
    を特徴とする請求項6又は請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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