JP6037628B2 - 料金所通信システム、料金所通信方法、および料金所通信プログラム - Google Patents

料金所通信システム、料金所通信方法、および料金所通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、料金所通信システム、料金所通信方法、および料金所通信プログラムに関する。
近年の料金所の無人化に伴い、料金所の各車線には、車線の状況を撮像するための監視用のカメラが設置されている(例えば、特許文献1参照)。この監視用のカメラが撮像した画像データは、料金所の遠隔にある監視事務所の監視サーバに送信される。この監視サーバには、例えば、各車線に設けられた監視用のカメラから各車線を撮像した画像データが伝送されるため、監視サーバとの伝送において与えられている伝送帯域を有効に活用することが求められている。
また、料金所の無人化に伴い、料金所に進入した車両に対して通行券を自動で発行する通行券発行機や、通行券を入れて料金の精算を自動で行う料金精算機等が設置されている。このような通行券発行機や料金精算機を、以下、車線制御装置という。この車線制御装置、または、その付近には、装置の操作が分からないドライバー等の状況を監視事務所にいる監視係員に伝えるためのカメラや、ドライバイーの音声を伝えるためのマイクを搭載したインターフォンが設置されている。
特開2011−170520号公報
しかしながら、車線制御装置側に設置されるインターフォンと監視サーバとの伝送において、伝送帯域は有限であることから、インターフォンと監視サーバ間の伝送情報の情報量が増加するに従って、必要な情報を監視サーバに伝送できない問題があった。一方で、伝送帯域を増加させるためには、通信装置をバージョンアップさせたり、高性能な通信装置を新たに購入しなければならず、コストが増大する問題があった。
例えば、監視サーバが監視するための車線が複数ある場合、各インターフォンと監視サーバとの通信においては、ある限られた伝送帯域が割り付けられる。この限られた伝送帯域の中で、上述のような車線の状況を撮像した画像データに加えて、ドライバーの音声や画像を監視サーバに送信するための伝送帯域を確保する必要がある場合がある。さらに、ドライバイーに操作内容を指示するために監視係員の音声や画像をインターフォンに送信するための伝送帯域を確保する必要がある場合がある。このような場合は、インターフォンと監視サーバ間の伝送情報の情報量が増加するため、必要な情報を監視サーバに伝送できない場合や、伝送速度が遅くなる場合があった。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、料金所に設けられた装置と監視サーバとの伝送において用意された伝送帯域の中で必要な情報を伝送するための料金所伝送システム、料金所通信方法、および料金所通信プログラムを提供することを目的とする。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による料金所通信システムは、車両が料金所に進入してくる車線を撮像する車線監視装置と、前記料金所に前記車両が進入したことを検知する車両検知装置と、前記料金所内の前記車両側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する車線制御装置と、前記料金所の状況を監視する監視事務所側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する監視サーバと、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知されていない場合、予め決められた伝送帯域の範囲内において前記車線監視装置が撮像した画像データを前記監視サーバに送信するとともに、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、前記伝送帯域の割付切替処理を実行し、前記車線監視装置が撮像した画像データのために確保された伝送帯域を減らすとともに、前記車両側からの音声データあるいは画像データまたは前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データのうち少なくとも一つを伝送するための伝送帯域を割り付ける通信装置と、を備える。
これにより、本実施形態に係る料金所通信システムは、監視サーバとの伝送において与えられている伝送帯域を有効に活用することができる。
また、本発明の一態様による料金所通信システムは、前記通信装置は、前記割付切替処理として、同じタイミングにおいて、前記車両側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域と、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域とを割り付ける双方向伝送用の割付切替処理、あるいは、前記車両側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域、または、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域のうちいずれか一方を割り付ける一方向伝送用の割付切替処理を実行することを特徴とする。
これにより、車両側の音声データや画像データが必要なときは一方向伝送用の割付切替処理を実行することにより、車両側の音声データや画像データを伝送するための伝送帯域をより広く確保することができる。また、場合に応じて、監視事務所側の音声データや画像データが必要なときは双方向伝送用の割付切替処理を実行することにより、監視事務所側の音声データや画像データを伝送するための伝送帯域も確保することができる。
また、本発明の一態様による料金所通信システムは、前記監視サーバは、前記監視事務所の監視係員からの操作を受け付けるサーバ操作部を備え、前記通信装置は、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、前記一方向伝送用の割付切替処理を実行するとともに、前記サーバ操作部を介して前記監視係員から前記車線制御装置との双方向通信を要求する操作を受け付けた場合、前記双方向伝送用の割付切替処理を実行する。
このように、監視係員が積極的に監視事務所と双方向伝送を実行したいときには、双方向伝送に切り替わることにより、利便性が向上する。
また、本発明の一態様による料金所通信システムは、前記車線制御装置は、前記車線制御装置は、通行券を受け付ける通行券収受部を備え、前記通信装置は、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、少なくとも前記車両側からの画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域を割り付ける割付切替処理を実行するとともに、前記通行券を受け付けたことが前記通行券収受部によって検知された場合、前記車両側からの画像データに加え、前記車両側からの音声データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域、または、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域のうち少なくとも1つを割り付ける割付切替処理を実行する。
このように、車両側から監視事務所側に対して、少なくとも車両側からの画像データの伝送が必要なときとして、通行券を受け付けたときとした。通行券を受け付けるときには、通行時の証明書を監視事務所の監視係員が確認する必要がある場合がある。このような場合に、自動で車両側の情報を伝送するように切り替えることにより、利便性が向上する。
また、本発明の一態様による料金所通信システムは、前記車線制御装置は、前記車両のドライバーからの操作を受け付ける車線操作部を備え、前記通信装置は、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、少なくとも前記車両側からの画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域を割り付ける割付切替処理を実行するとともに、前記車線操作部を介して前記ドライバーから前記監視サーバとの通信を要求する操作を受け付けた場合、前記車両側からの画像データに加え、前記車両側からの音声データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域、または、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域のうち少なくとも1つを割り付ける割付切替処理を実行することを特徴とする。
このように、ドライバーが積極的に監視事務所にドライバー側の情報の伝送を実行したいときには、車両側の情報を伝送するように切り替えることにより、利便性が向上する。
また、本発明の一態様による料金所通信システムは、前記料金所を通過する前記車両に搭載された車載器と通信を行うアンテナをさらに備え、前記通信装置は、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、少なくとも前記車両側からの画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域を割り付ける割付切替処理を実行するとともに、前記アンテナを介して前記車載器から取得した情報に基づき前記車両の課金を認証するための処理においてエラーが発生した場合、前記車両側からの画像データに加え、前記車両側からの音声データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域、または、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域のうち少なくとも1つを割り付ける割付切替処理を実行する。
このように、エラーが発生した場合、車両の通過が制限される措置がとられる。このような異常が発生した場合、ドライバー側の情報を監視係員に伝送する必要性が高い。このような場合に、自動で車両側の情報を伝送するように切り替えることにより、利便性が向上する。
また、本発明の一態様による料金所通信システムは、前記通信装置は、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、到達時間を計時する計時部によって計時された時間情報に基づき、前記車両が進入したときから予めきめられた到達時間が経過したか否かを判定し、前記到達時間が経過したことを判定した場合、予め決められている応答位置まで前記車両が進入していると推定して、前記伝送帯域の割付切替処理を実行する。
これにより、料金所に進入した車両が、カメラやマイクが設定されている応対位置に進入したときに、自動で車両側の情報を伝送するように切り替えることができるため、利便性が向上する。
また、本発明の一態様による料金所通信システムは、前記車両の車種を判定する車種判定装置をさらに備え、前記通信装置は、前記車種判定装置によって判定された車種に応じて予め決められている前記到達時間に基づき、前記車両が進入したときから予めきめられた到達時間が経過したか否かを判定する。
これにより、車種に応じて、カメラやマイクが設定されている応対位置に進入するタイミングを決定することにより、車種に応じてスピードや動きが異なることを考慮して、自動で車両側の情報を伝送するように切り替えることができるため、利便性が向上する。
また、本発明の一態様による料金所通信システムは、前記通信装置は、前記割付切替処理において割り付けられた前記伝送帯域の範囲内において割付対象であるデータを送信するために、前記割付対象であるデータの情報量を減じる。
これにより、伝送遅延を防止し、リアルタイムに近い伝送が可能となる。
また、本発明の一態様による料金所通信システムは、前記通信装置は、高精細画像の送信を要求する要求信号を前記監視サーバから受信した場合、フレームレートを減じることにより、前記割付対象である画像データの情報量を減じる。
これにより、高精細な画像を伝送することが可能となる。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による料金所通信方法は、料金所内の車両側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する車線制御装置と、前記料金所の状況を監視する監視事務所側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する監視サーバとを備えるシステムにおいて実施される料金所通信方法において、前記システムの車線監視装置が、車両が料金所に進入してくる車線を撮像するステップと、前記システムの車線制御装置が、前記料金所に前記車両が進入したことを検知するステップと、前記システムの通信装置が、前記車両が前記料金所に進入したことが検知されていない場合、予め決められた伝送帯域の範囲内において、前記車線監視装置が撮像した画像データを前記監視サーバに送信するとともに、前記車両が前記料金所に進入したことが車両検知装置により検知された場合、前記伝送帯域の割付切替処理を実行し、前記車線監視装置が撮像した画像データのために確保された伝送帯域を減らすとともに、前記車両側からの音声データあるいは画像データまたは前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データのうち少なくとも一つを伝送するための伝送帯域を割り付けるステップと、を備えることを特徴とする料金所通信方法。

この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による料金所通信プログラムは、コンピュータを、車両が料金所に進入してくる車線を撮像する車線監視手段、前記料金所に前記車両が進入したことを検知する車両検知手段、前記料金所内の前記車両側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する車線制御手段、前記料金所の状況を監視する監視事務所側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する監視手段、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知手段により検知されていない場合、予め決められた伝送帯域の範囲内において前記車線監視手段が撮像した画像データを前記監視手段に送信するとともに、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知手段により検知された場合、前記伝送帯域の割付切替処理を実行し、前記車線監視手段が撮像した画像データのために確保された伝送帯域を減らすとともに、前記車両側からの音声データあるいは画像データまたは前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データのうち少なくとも一つを伝送するための伝送帯域を割り付ける通信手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、料金所に設けられた装置と監視サーバとの伝送において用意された伝送帯域の中で必要な情報を伝送することができる。
本実施形態に係る料金所通信システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る通信装置によって割り当てられる伝送帯域の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置によって割り当てられる伝送帯域の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置によって割り当てられる伝送帯域の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置によって割り当てられる伝送帯域の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置によって割り当てられる伝送帯域の他の例を示す図である。 本実施形態に係る料金所通信方法の一例について説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る料金所通信方法の他の例について説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る料金所通信方法の他の例について説明するためのフローチャートである。
[第1実施形態]
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る料金所通信システム1の構成を示すブロック図である。なお、ここでは、本実施形態に係る料金所通信システム1の制御系の構成例について説明する。
図1に示す通り、料金所通信システム1は、車線制御装置100と、車線監視装置200と、車両検知装置300と、車種判定装置400と、監視サーバ500と、通信装置600とを含む。
車線制御装置100は、通信装置600を介して、監視サーバ500と通信可能に接続されている。この通信手段としては、インターネット網やイーサネット(登録商標)網等のネットワーク網を利用した通信手段が利用可能である。また、車線監視装置200は、通信装置600を介して監視サーバ500に接続されている。
車線制御装置100は、料金所の車線に隣接して設けられる装置であって、例えば、料金所に進入した車両に対して通行券を自動で発行する通行券発行機や、通行券を入れて料金の精算を自動で行う料金精算機等である。なお、本実施形態において、車線制御装置100は、各機能構成部を料金精算機に搭載した装置の例を用いて以下説明するが、本発明はこれに限られず、料金精算機とは別に設けられる装置であって、この料金精算機の付近に設置される装置であってもよい。
この車線制御装置100は、例えば、複数の車線が設けられる料金所において車線と車線との間に形成されるアイランドに設けられている。また、本実施の形態において、車線制御装置100は、車線ごとに設けられている。なお、これに限られず、車線制御装置100は、複数車線ごとに設けられるものであってもよい。
この車線制御装置100は、車線カメラ101と、車線マイク102と、車線操作部103と、車線ディスプレイ104と、車線スピーカー105と、車線通信部106と、車線制御部107と、通行券収受部108とを備える。なお、これら車線カメラ101と、車線マイク102と、車線操作部103と、車線ディスプレイ104と、車線スピーカー105とは、監視サーバ500とに対して問い合わせをするドライバーが利用可能な位置に設けられている。本実施形態において、ドライバーが、これら車線カメラ101と、車線マイク102と、車線操作部103と、車線ディスプレイ104と、車線スピーカー105とを利用可能な位置を、以下、応対位置という。
車線カメラ101は、車線制御装置100に対応する車線を通過する車両のドライバーを撮像する位置に設けられている。この車線カメラ101は、撮像した画像の画像データを車線通信部106に出力する。
車線マイク102は、車線制御装置100に対応する車線を通過する車両のドライバーからの音声を集音する位置に設けられている。この車線マイク102は、集音した音声の音声データを車線通信部106に出力する。
車線操作部103は、車線制御装置100に対応する車線を通過する車両のドライバーが操作可能な位置に設けられている。この車線操作部103は、ドライバーから受け付けた操作を示す操作信号を車線通信部106に出力する。
車線ディスプレイ104は、車線制御装置100に対応する車線を通過する車両のドライバーが表示画面を見ることが可能な位置に設けられている。この車線ディスプレイ104は、監視サーバ500から車線通信部106を介して受信した画像データに基づく画像を表示する。
車線スピーカー105は、車線制御装置100に対応する車線を通過する車両のドライバーが出力音を聞くこと可能な位置に設けられている。この車線スピーカー105は、監視サーバ500から車線通信部106を介して受信した音声データに基づく音声を出力する。
車線通信部106は、通信装置600を介して監視サーバ500と情報の送受信を行う。
車線制御部107は、車線制御装置100を統括的に制御する制御部である。
通行券収受部108は、車線制御装置100に対応する車線を通過する車両のドライバーが通行券を挿入可能な位置に設けられる挿入口と、この挿入口から挿入された通行券に付与された情報を取得して料金清算等の情報処理を実行する処理部とを備える。この通行券収受部108は、挿入口を介して通行券を受け付けると、通行券を受け付けたことを示す情報を出力する。
車線監視装置200は、例えば、車線制御装置100に対応する車線を撮像するカメラであって、車両が料金所に進入してくる車線を撮像可能な位置に設置されている。この車線監視装置200は、撮像した画像の画像データを通信装置600に出力する。
車両検知装置300は、車線制御装置100に対応する車線に車両が進入したことを検知する。この車両検知装置300は、例えば、車両が進入したと検知した場合、この検知結果を示す情報を通信装置600に出力する。
この車両検知装置300は、踏板センサと、光センサとを備える。踏板センサは、車両を検出するべき路面に埋設され、上を通過する車両重量の圧力が加えられた位置を検出する。また、光センサは、車線の両側のアイランドに設置され、車線を通過する物体を検出する。この踏板センサや光センサの検出結果に基づき、車両検知装置300は、車両が料金所に進入したことを検知し、検知結果を通信装置600に送信する。
車種判定装置400は、車線制御装置100に対応する車線に進入した車両の車種を判定する。この車種判定装置400は、例えば、車両検知装置300の検知結果に基づき、進入してきた車両の車種を判定する。具体的に説明すると、踏板センサの検出結果に基づき、車種判定装置400は、車両の幅および軸数を判定することにより、二輪の車両や、四輪以上の車両の判別を行うことが可能である。また、光センサの検出結果に基づき、車種判定装置400は、車両の車長および車高を判定することにより、四輪以上の車両の大きさを判別することが可能である。車種判定装置400は、例えば、進入してきた車両が、普通車、大型車、特大車、中型車、軽自動車、二輪車のうちいずれの車種に該当するか否かを判定することができる。
監視サーバ500は、料金所と異なる監視事務所に設けられる装置である。本実施の形態において、監視サーバ500は、複数の車線制御装置100や車線監視装置200から送信される情報に基づき、各車線を監視する監視係員によって操作される装置である。
この監視サーバ500は、サーバカメラ501と、サーバマイク502と、サーバ操作部503と、サーバディスプレイ504と、サーバスピーカー505と、サーバ通信部506と、サーバ制御部507とを備える。
サーバカメラ501は、監視係員を撮像する位置に設けられている。このサーバカメラ501は、撮像した画像の画像データをサーバ通信部506に出力する。
サーバマイク502は、監視係員の音声を集音する位置に設けられている。このサーバマイク502は、取得した音声の音声データをサーバ通信部506に出力する。
サーバ操作部503は、監視係員が操作可能な位置に設けられている。このサーバ操作部503は、監視係員から受け付けた操作を示す操作信号をサーバ通信部506に出力する。
サーバディスプレイ504は、表示する画像を監視係員が見ること可能な位置に設けられている。このサーバディスプレイ504は、車線制御装置100や線監視装置200からサーバ通信部506を介して受信した画像データに基づく画像を表示する。
サーバスピーカー505は、出力する音声を監視係員が聞くこと可能な位置に設けられている。このサーバスピーカー505は、車線制御装置100からサーバ通信部506を介して受信した音声データに基づく音声を出力する。
サーバ通信部506は、通信装置600を介して車線制御装置100と情報の送受信を行う。
サーバ制御部507は、監視サーバ500を統括的に制御する制御部である。
通信装置600は、通信部601と、通信制御部602と、記憶部603と、切替部604と、計時部605とを備える。
この通信装置600は、車両が料金所に進入したことが車両検知装置300により検知されていない場合、予め決められた伝送帯域の範囲内において車線監視装置200が撮像した画像データを監視サーバ500に送信する。なお、本実施形態において、車線制御装置100と監視サーバ500との伝送帯域は、例えば128kbitと決められている。通信装置600は、車両が料金所に進入していない場合、車線監視装置200が撮像した画像データの伝送帯域として、128kbitを割り付ける。
一方、通信装置600は、車両が料金所に進入したことが車両検知装置300により検知された場合、伝送帯域の割付切替処理を実行する。この割付切替処理とは、限られた伝送帯域(例えば、128kbit)において、車線監視装置200が撮像した画像データのために確保された伝送帯域を減らすとともに、車両側からの音声データあるいは画像データまたは監視事務所側からの音声データあるいは画像データのうち少なくとも一つを伝送するための伝送帯域を割り付ける処理をいう。なお、この割付切替処理については、後述する。
通信部601は、通信制御部602による制御に従って、受信したデータを送信先に送信する。例えば、割付切替処理の実行が通信制御部602によって指示されている場合、割付切替処理により割り付けられた伝送帯域の範囲内において、対象情報を送受信する。また、対象情報の情報量が割り当てられた伝送帯域の範囲に対応していない場合、通信部601は、伝送帯域に応じて対象情報の情報量を減じる処理を実行する。例えば、画像データの情報量が多いため伝送帯域の範囲に対応していない場合、全ての情報を送受信すると、伝送遅延が生じ、リアルタイムに近い状態で音声や画像を伝送することができなくなる。このため、通信部601は、画像データの画素数を減じる処理や、フレームレートを落とす処理等を実行し、情報量を減じる圧縮処理を実行する。
通信制御部602は、通信部601が受信したデータの伝送帯域の割り当てを決定し、決定した伝送帯域に応じたデータを通信部601から送信されるように制御する。
記憶部603は、通信部601が受信したデータを一時的に保存する記憶領域である。
切替部604は、割付切替処理を実行するか否かを決定し、割付切替処理を実行すると決定した場合、この決定結果を示す情報を通信制御部602に出力する。
次に、図2〜6を参照して、本実施形態に係る通信装置600によって割り当てられる伝送帯域の一例について説明する。
図2は、本実施形態に係る通信装置600によって割り当てられる伝送帯域の一例について説明する図である。
車両が料金所に進入したことが車両検知装置300により検知されていない場合、予め決められた伝送帯域(128kbit)の範囲内において車線監視装置200が撮像した画像データを監視サーバ500に送信する。この場合、図示の通り、伝送帯域120kbitは、車線監視装置200が撮像した画像データを監視サーバ500に送信するためのアップリンク用の伝送帯域として割り当てられている。なお、伝送帯域8kbitは、制御信号等を送信する伝送帯域として割り当てられる。
図3は、本実施形態に係る通信装置600によって割り当てられる伝送帯域の他の例について説明する図である。図3に示す伝送帯域の割り付けは、双方向伝送用の伝送帯域の一例を示す図である。
この双方向伝送用の伝送帯域は、図2に示した伝送帯域の割付に比べて、車線監視装置200が撮像した画像データを監視サーバ500に送信するための伝送帯域が減少しており、本実施形態において、この車線監視装置200が撮像した画像データを監視サーバ500に送信するための伝送帯域は0kbitである。また、この双方向伝送用の伝送帯域は、車線制御装置100から監視サーバ500に情報を伝送するためのアップリンク用の伝送帯域(64kbit)と、監視サーバ500から車線制御装置100に情報を伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域(64kbit)とが割り付けられている。
さらに詳細に説明すると、このアップリンク用の伝送帯域には、車線カメラ101が撮像した画像の画像データを伝送するための伝送帯域(48kbit)と、車線マイク102が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8kbit)とが、それぞれ割り付けられている。またダウンリンク用の伝送帯域には、サーバカメラ501が撮像した画像の画像データを伝送するための伝送帯域(48kbit)と、サーバマイク502が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8kbit)とが、それぞれ割り付けられている。
なお、本実施形態において、アップリンク用の伝送帯域と、ダウンリンク用の伝送帯域とが同じ値であり、それぞれに含まれる画像データの伝送帯域と音声データの伝送帯域と制御信号の伝送帯域の値が同じであるが、本発明はこれに限られない。この伝送帯域の値や割合については任意に設定可能である。
図4は、本実施形態に係る通信装置600によって割り当てられる伝送帯域の他の例について説明する図である。図4に示す伝送帯域の割り付けは、一方向伝送用の伝送帯域の一例を示す図である。
この一方向伝送用の伝送帯域は、図2に示した伝送帯域の割付に比べて、車線監視装置200が撮像した画像データを監視サーバ500に送信するための伝送帯域を減っており、本実施形態において、この車線監視装置200が撮像した画像データを監視サーバ500に送信するための伝送帯域は0kbitである。また、この一方向伝送用の伝送帯域は、車線制御装置100から監視サーバ500に情報を伝送するためのアップリンク用の伝送帯域(128kbit)が割り付けられている。なお、本実施形態において、アップリンク用の伝送帯域を割り付ける一方向伝送用の伝送帯域の構成について説明するが、本発明はこれに限られず、一方向伝送用の割付切替処理において、例えば、ダウンリンク用の伝送帯域を割り付けるものであってもよい。
さらに詳細に説明すると、このアップリンク用の伝送帯域には、車線カメラ101が撮像した画像の画像データを伝送するための伝送帯域(112kbit)と、車線マイク102が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8kbit)とが、それぞれ割り付けられている。
また、一方向伝送用の伝送帯域の構成は、これに限られず、図5に示すような構成であってもよい。
図4に示す例との違う点に限定して説明すると、アップリンク用の伝送帯域には、車線カメラ101が撮像した画像の画像データを伝送するための伝送帯域(56kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8kbit)とが、それぞれ割り付けられている。つまり、車線マイク102が集音した音声データを伝送するための伝送帯域が割り付けられていない。本発明に係る一方向伝送用の伝送帯域は、図5に示す通り、少なくとも車線カメラ101が撮像した画像の画像データを伝送するための伝送帯域が割り付けられていればよく、必要に応じて、車線マイク102が集音した音声データを伝送するための伝送帯域が割り付けられた構成(図4参照)であってもよい。
また、一方向伝送用の伝送帯域の構成は、これに限られず、図6に示すような構成であってもよい。
図4に示す例との違う点に限定して説明すると、アップリンク用の伝送帯域には、車線監視装置200が撮像した画像の画像データを伝送するための伝送帯域(56kbit)と、車線カメラ101が撮像した画像の画像データを伝送するための伝送帯域(56kbit)と、車線マイク102が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8kbit)とが、それぞれ割り付けられている。つまり、車線監視装置200が撮像した画像の画像データを伝送するための伝送帯域がさらに割り付けられている。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る料金所通信方法の一例について説明する。図7は、本実施形態に係る料金所通信方法の一例について説明するためのフローチャートである。
(ステップST1)
車線監視装置200は、車線を撮像した画像の画像データを通信装置600に送信する。
(ステップST2)
この通信装置600は、通信部601から受信した画像データを送信先である監視サーバ500に送信する。ここでは、車両が料金所に進入してきたことが車両検知装置300により検知されていないため、通信装置600の通信制御部602は、通信部601に対して伝送帯域128kbitを用いて車線監視装置200が撮像した画像データを送信するよう制御する。よって、通信部601は、車線監視装置200から受信した画像データを、伝送帯域128kbitの範囲内で監視サーバ500に送信する。なお、車線監視装置200から受信した画像データの情報量が、伝送帯域128kbitの範囲内で伝送できない場合、通信制御部602は、画素数を落としたり、フレームレートを落としたりして、画像データの情報量を減じる圧縮処理をしたデータを通信部601から出力するよう制御する。
(ステップST3)
監視サーバ500は、サーバ通信部506を介して通信装置600から受信した画像データを、サーバディスプレイ504に出力させる。このとき、圧縮された画像の解凍処理が必要であれば、監視サーバ500のサーバ通信部506は、受信したデータに対して解凍処理を実施する。
(ステップST4)
次いで、通信装置600の切替部604は、例えば、車両が応対位置に進入しているか否かを判定する。車両が応対位置に進入していると判定した場合、切替部604は、通信制御部602に対して、割付切替処理を実行するよう指示する。
例えば、車両検知装置300が料金所に進入した車両を検知したことを示す信号を受信した場合、切替部604は、車両が応対位置に進入していると判定する。つまり、車両が料金所に進入したことを検知した場合、切替部604は、車両が応対位置に進入していると判定することができる。
(ステップST5)
また、切替部604は、車両検知装置300が料金所に進入した車両を検知したことを示す信号を受信した後、一定時間が経過した場合、車両が車線制御装置100に接近していると判定するものであってもよい。具体的に説明すると、切替部604は、計時部605によって計時された時間に基づき、車両検知装置300が料金所に進入した車両を検知したことを示す信号を受信したときから、予め決められている到達時間が経過した場合、車両が応対位置に進入していると判定する。なお、到達時間とは、車両検知装置300による検知ポイントを通過した車両が車線制御装置100に近接していると推定される時間であって、車両検知装置300と車線制御装置100との位置関係に応じて予め決められているものであってもよい。
さらに、切替部604は、車種判定装置400による判定結果に基づき、到達時間を変更するものであってもよい。具体的に説明すると、大型車の場合、料金所に進入する際のスピードを下げる割合が小型車に比べて大きいことが予想される。このため、大型車の到達時間を小型車の到達時間に比べて長くすることにより、車線制御装置100に近接していると判定されたときの車両と車線制御装置100との距離を合わせることができる。
なお、車両が車線制御装置100に接近しているか否かを判定する処理は、ステップST4,5の両方の処理を実行するものであってもよく、ステップST4だけであってもよい。
(ステップST6)
車両が応対位置に進入していると判定した場合、通信制御部602は、割付切替処理を実行する。
この料金所通信方法において、通信制御部602は、車両が応対位置に進入していると判定した場合、双方向伝送用の伝送帯域の割り付けに切り換える割付切替処理を実行する。
具体的に説明すると、通信制御部602は、車線監視装置200が撮像した画像データのために確保された伝送帯域(128kbit)を減らすとともに、車線制御装置100から監視サーバ500に送信するアップリンク用の伝送帯域と、監視サーバ500から車線制御装置100に送信するダウンリンク用の伝送帯域を割り当てる。
なお、通信制御部602は、アップリンク用の伝送帯域において、車線制御装置100の車線カメラ101が撮像した画像データを伝送するための伝送帯域(48kbit)と、車線マイク102が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8lbit)を割り付ける。また、通信制御部602は、ダウンリンク用の伝送帯域において、監視サーバ500のサーバカメラ501が撮像した画像データを伝送するための伝送帯域(48kbit)と、サーバマイク502が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8lbit)を割り付ける。
なお、本実施形態において、通信制御部602は、車線監視装置200が撮像した画像データのために確保されていた伝送帯域を0kbitとし、車線監視装置200が撮像した画像データのための伝送帯域を確保しない例について説明する。
(ステップST7)
一方、車線制御装置100は、車線カメラ101が撮像した画像の画像データと、車線マイク102が集音した音声データとを、車線通信部106を介して通信装置600に送信する。
(ステップST8)
そして、通信装置600の通信部601は、車線制御装置100から、車線カメラ101が撮像した画像の画像データと、車線マイク102が集音した音声データとを受信し、通信制御部602によって割り付けられた伝送帯域に応じて、受信した画像データと音声データを監視サーバ500に送信する。具体的に説明すると、通信部601は、伝送帯域(48kbit)の範囲内で車線制御装置100から画像データを受信するとともに、伝送帯域(48kbit)の範囲内で画像データを監視サーバ500に送信する。また、通信部601は、伝送帯域(8kbit)の範囲内で車線制御装置100から音声データを受信するとともに、伝送帯域(8kbit)の範囲内で音声データを監視サーバ500に送信する。なお、車線制御装置100から受信する画像データの情報量が伝送帯域に対応していない場合、通信部601は、受信したデータを記憶部603に一時的に保存し、画像データの画素数を落としたり、フレームレートを落としたりして、画像データの情報量を減少させる圧縮処理をしたデータを出力する。また、通信装置600は、割付切替処理が実行された際に、この割付切替処理において、車線カメラ101が撮像した画像データを伝送するために割り付けられた伝送帯域の値に応じて、車線制御装置100から通信装置600に送信する画像データの情報量を減じるように指示する制御信号を通信装置600から車線制御装置100に事前に送信しておくものであってもよい。
(ステップST9)
次いで、監視サーバ500は、通信装置600から受信した画像データをサーバ通信部506を介して受信し、サーバディスプレイ504に出力する。これにより、サーバディスプレイ504は、車線制御装置100の車線カメラ101によって撮像された画像を表示することができる。
また、監視サーバ500は、通信装置600から受信した音声データをサーバ通信部506を介して受信し、サーバスピーカー505に出力する。これにより、サーバスピーカー505は、車線制御装置100の車線マイク102によって集音された音声を出力することができる。
(ステップST10)
また、監視サーバ500は、サーバカメラ501が撮像した画像の画像データと、サーバマイク502が集音した音声データとを、サーバ通信部506を介して通信装置600に送信する。
(ステップST11)
そして、通信装置600の通信部601は、監視サーバ500から、サーバカメラ501が撮像した画像の画像データと、サーバマイク502が集音した音声データとを受信し、通信制御部602によって割り付けられた伝送帯域に応じて、受信した画像データと音声データを車線制御装置100に送信する。具体的に説明すると、通信部601は、伝送帯域(48kbit)の範囲内で監視サーバ500から画像データを受信するとともに、伝送帯域(48kbit)の範囲内で画像データを車線制御装置100に送信する。また、通信部601は、伝送帯域(8kbit)の範囲内で監視サーバ500から音声データを受信するとともに、伝送帯域(8kbit)の範囲内で音声データを車線制御装置100に送信する。なお、監視サーバ500から受信する画像データの情報量が伝送帯域に対応していない場合、通信部601は、受信したデータを記憶部603に一時的に保存し、画像データの画素数を落としたり、フレームレートを落としたりして、画像データの情報量を減少させる圧縮処理をしたデータを出力する。また、通信装置600は、割付切替処理が実行された際に、この割付切替処理において、サーバカメラ501が撮像した画像データを伝送するために割り付けられた伝送帯域の値に応じて、監視サーバ500から通信装置600に送信する画像データの情報量を減じるように指示する制御信号を通信装置600から監視サーバ500に事前に送信しておくものであってもよい。
(ステップST12)
次いで、車線制御装置100は、通信装置600から受信した画像データを車線通信部106を介して受信し、車線ディスプレイ104に出力する。これにより、車線ディスプレイ104は、監視サーバ500のサーバカメラ501によって撮像された画像を表示することができる。
また、車線制御装置100は、通信装置600から受信した音声データを車線通信部106を介して受信し、車線スピーカー105に出力する。これにより、車線スピーカー105は、監視サーバ500のサーバマイク502によって集音された音声を出力することができる。
そして、車線制御装置100、通信装置600、および監視サーバ500は、終了の指示があるまで、上述の処理を繰り返す。
次に、図8、9を参照して、本実施形態に係る料金所通信方法の他の例について説明する。図8、9は、本実施形態に係る料金所通信方法の他の例について説明するためのフローチャートである。
(ステップST21)
車線監視装置200は、車線を撮像した画像の画像データを通信装置600に送信する。
(ステップST22)
この通信装置600は、通信部601から受信した画像データを送信先である監視サーバ500に送信する。ここでは、車両が料金所に進入してきたことが車両検知装置300により検知されていないため、通信装置600の通信制御部602は、通信部601に対して伝送帯域128kbitを用いて車線監視装置200が撮像した画像データを送信するよう制御する。よって、通信部601は、車線監視装置200から受信した画像データを、伝送帯域128kbitの範囲内で監視サーバ500に送信する。
(ステップST23)
監視サーバ500は、サーバ通信部506を介して通信装置600から受信した画像データを、サーバディスプレイ504に出力させる。このとき、圧縮された画像の解凍処理が必要であれば、監視サーバ500のサーバ通信部506は、受信したデータに対して解凍処理を実施する。
(ステップST24)
次いで、通信装置600の切替部604は、車両が料金所に進入したか否かを判定する。例えば、車両検知装置300が料金所に進入した車両を検知したことを示す信号を受信した場合、切替部604は、車両が料金所に進入したと判定する。そして、車両が料金所に進入したと判定した場合、切替部604は、通信制御部602に対して、割付切替処理を実行するよう指示する。
(ステップST25)
この料金所通信方法において、切替部604は、車両が料金所に進入したと判定した場合、一方向伝送用の割り付けに切り換える割付切替処理を実行するよう通信制御部602を制御する。この切替部604は、例えば、アップリンク用の伝送帯域のみを確保し、ダウンリンク用の伝送帯域を確保しない一方向伝送用の割り付けに切り換える割付切替処理を実行するよう通信制御部602を制御する。
具体的に説明すると、通信制御部602は、車線監視装置200が撮像した画像データのために確保された伝送帯域(128kbit)を減らすとともに、車線制御装置100から監視サーバ500に送信するアップリンク用の伝送帯域を割り付ける。
例えば、通信制御部602は、図4に示したとおり、アップリンク用の伝送帯域において、車線制御装置100の車線カメラ101が撮像した画像データを伝送するための伝送帯域(112kbit)と、車線マイク102が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8kbit)を割り付ける。
また、本実施形態において、通信制御部602は、車線監視装置200が撮像した画像データのために確保されていた伝送帯域を0kbitとし、車線監視装置200が撮像した画像データのための伝送帯域を確保しない例について説明する。
本実施形態において、アップリンク用の伝送帯域の割付は、上記構成に限られず、例えば、図5に示したとおり、少なくとも、車線制御装置100の車線カメラ101が撮像した画像データを伝送するための伝送帯域と、制御信号を伝送するための伝送帯域が割り付けられるものであればよく、図4に示すように、車線マイク102が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)が割り付けられるとさらに良い。
(ステップST26)
次いで、通信制御部602は、高精細画像の送信を要求する要求信号を監視サーバ500から受信したか否かを判定する。例えば、監視サーバ500のサーバ操作部503を介して、車線制御装置100の車線カメラ101が撮像した画像の画像データとして高精細画像の送信を要求する操作を受け付けた場合、監視サーバ500のサーバ制御部507は、サーバ通信部506から高精細画像の送信を要求する要求信号を送信する。
(ステップST27)
通信装置600の通信制御部602は、高精細画像の送信を要求する要求信号を監視サーバ500から受信した場合、例えば、車線制御装置100の車線カメラ101が撮像した画像の画像データの画素数は落とさずに、フレームレートを落とすことにより、伝送帯域48kbitの範囲内で監視サーバ500に送信するよう通信部601を制御する。
なお、車線監視装置200から受信した画像データの情報量が、伝送帯域48kbitの範囲内で伝送できない場合、通信制御部602は、高精細な画像の画素数として予め決められた画素数まで画素数を落としたり、その他、予め決められた画素数未満とならない方法により画像データの情報量を減少させる圧縮処理をした画像データを通信部601から出力するよう通信部601を制御する。
ここで、高精細な画像とは、車線カメラ101によって撮像された画像内に含まれる書面の文字が読み取れる程度の画素数として、予め決められている。
また、通信装置600は、高精細画像の送信を要求する要求信号を受信した場合、高精細な画像の画素数として予め決められている画素数を確保し、フレームレートを落とした画像データを送信するように指示する制御信号を車線制御装置100に送信するものであってもよい。
(ステップST28)
一方、車線制御装置100は、車線カメラ101が撮像した画像の画像データと、車線マイク102が集音した音声データとを、車線通信部106を介して通信装置600に送信する。
(ステップST29)
そして、通信装置600の通信部601は、車線制御装置100から、車線カメラ101が撮像した画像の画像データと、車線マイク102が集音した音声データとを受信し、通信制御部602によって割り付けられた伝送帯域に応じて、受信した画像データと音声データを監視サーバ500に送信する。
具体的に説明すると、通信部601は、車線制御装置100の車線カメラ101が撮像した画像の画像データの画素数は落とさずに、フレームレートを落とすことにより、伝送帯域(112kbit)の範囲内で車線制御装置100から画像データを受信するとともに、伝送帯域(112kbit)の範囲内で画像データを監視サーバ500に送信する。また、通信部601は、伝送帯域(8kbit)の範囲内で車線制御装置100から音声データを受信するとともに、伝送帯域(8kbit)の範囲内で音声データを監視サーバ500に送信する。
なお、車線制御装置100から受信する画像データの情報量が伝送帯域に対応していない場合、通信部601は、受信したデータを記憶部603に一時的に保存し、画像データの画素数を落とさずに、フレームレートを落とすことにより、画像データの情報量を減少させる圧縮処理をしたデータを出力する。
また、上述の通り、例えば、図5に示したような伝送帯域の割付が決められている場合、通信部601は、伝送帯域(120kbit)の範囲内で車線制御装置100から画像データを受信するとともに、伝送帯域(120kbit)の範囲内で画像データを監視サーバ500に送信する。
(ステップST30)
次いで、監視サーバ500は、通信装置600から受信した画像データをサーバ通信部506を介して受信し、サーバディスプレイ504に出力する。これにより、サーバディスプレイ504は、車線制御装置100の車線カメラ101によって撮像された画像を表示することができる。
また、監視サーバ500は、通信装置600から受信した音声データをサーバ通信部506を介して受信し、サーバスピーカー505に出力する。これにより、サーバスピーカー505は、車線制御装置100の車線マイク102によって集音された音声を出力することができる。
(ステップST31)
次いで、通信装置600の切替部604は、車両と監視事務所の間で双方向通信が必要な状況か否かを判定する。なお、この車両と監視事務所の間で双方向通信が必要な状況としては、以下のような場合が定義されている。例えば、車線制御装置100の通行券収受部108が通行券を受け付けたことを検知した場合や、車線制御装置100の車線操作部103を介して監視事務所に対する問い合わせを要求する操作をドライバーが入力した場合、あるいは、監視サーバ500のサーバ操作部503を介してドライバーとの双方向通信を要求する操作を監視係員が入力した場合がある。これに限られず、ETC車線を通過した車両の車載器とアンテナとの通信において、当該車両の課金が認証されない等のエラーが検知された場合がある。
これら車両と監視事務所の間で双方向通信が必要な状況として定義されている事項が、予め記憶部603に書き込まれている。
このようにして、通信装置600の切替部604は、車線制御装置100や監視サーバ500から受信する情報に基づき、記憶部603を参照して、車両と監視事務所の間で双方向通信が必要な状況か否かを判定する。
(ステップST32)
通信装置600の切替部604は、車線制御装置100や監視サーバ500から受信する情報に基づき、記憶部603を参照して、車両と監視事務所の間で双方向通信が必要な状況であると判定した場合、通信制御部602は、割付切替処理を実行する。
この料金所通信方法において、通信制御部602は、車両と監視事務所の間で双方向通信が必要な状況であると判定した場合、双方向伝送用の伝送帯域の割り付けに切り換える割付切替処理を実行する。
具体的に説明すると、通信制御部602は、車線監視装置200が撮像した画像データのために確保された伝送帯域(128kbit)を減らすとともに、車線制御装置100から監視サーバ500に送信するアップリンク用の伝送帯域と、監視サーバ500から車線制御装置100に送信するダウンリンク用の伝送帯域を割り当てる。
なお、通信制御部602は、アップリンク用の伝送帯域において、車線制御装置100の車線カメラ101が撮像した画像データを伝送するための伝送帯域(48kbit)と、車線マイク102が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8lbit)を割り付ける。また、通信制御部602は、ダウンリンク用の伝送帯域において、監視サーバ500のサーバカメラ501が撮像した画像データを伝送するための伝送帯域(48kbit)と、サーバマイク502が集音した音声データを伝送するための伝送帯域(8kbit)と、制御信号を伝送するための伝送帯域(8lbit)を割り付ける。
なお、本実施形態において、通信制御部602は、車線監視装置200が撮像した画像データのために確保されていた伝送帯域を0kbitとし、車線監視装置200が撮像した画像データのための伝送帯域を確保しない例について説明する。
(ステップST33)
次いで、通信制御部602は、高精細画像の送信を要求する要求信号を監視サーバ500から受信したか否かを判定する。例えば、監視サーバ500のサーバ操作部503を介して、車線制御装置100の車線カメラ101が撮像した画像の画像データとして高精細画像の送信を要求する操作を受け付けた場合、監視サーバ500のサーバ制御部507は、サーバ通信部506から高精細画像の送信を要求する要求信号を送信する。
(ステップST34)
通信装置600の通信制御部602は、高精細画像の送信を要求する要求信号を監視サーバ500から受信した場合、例えば、車線制御装置100の車線カメラ101が撮像した画像の画像データの画素数は落とさずに、フレームレートを落とすことにより、伝送帯域48kbitの範囲内で監視サーバ500に送信するよう通信部601を制御する。
なお、車線監視装置200から受信した画像データの情報量が、伝送帯域48kbitの範囲内で伝送できない場合、通信制御部602は、高精細な画像の画素数として予め決められた画素数まで画素数を落としたり、その他、予め決められた画素数未満とならない方法により画像データの情報量を減少させる圧縮処理をした画像データを通信部601から出力するよう通信部601を制御する。
ここで、高精細な画像とは、車線カメラ101によって撮像された画像内に含まれる書面の文字が読み取れる程度の画素数として、予め決められている。
また、通信装置600は、高精細画像の送信を要求する要求信号を受信した場合、高精細な画像の画素数として予め決められている画素数を確保し、フレームレートを落とした画像データを送信するように指示する制御信号を車線制御装置100に送信するものであってもよい。
(ステップST35)
一方、車線制御装置100は、車線カメラ101が撮像した画像の画像データと、車線マイク102が集音した音声データとを、車線通信部106を介して通信装置600に送信する。
(ステップST36)
そして、通信装置600の通信部601は、車線制御装置100から、車線カメラ101が撮像した画像の画像データと、車線マイク102が集音した音声データとを受信し、通信制御部602によって割り付けられた伝送帯域に応じて、受信した画像データと音声データを監視サーバ500に送信する。具体的に説明すると、通信部601は、伝送帯域(48kbit)の範囲内で車線制御装置100から画像データを受信するとともに、伝送帯域(48kbit)の範囲内で画像データを監視サーバ500に送信する。また、通信部601は、伝送帯域(8kbit)の範囲内で車線制御装置100から音声データを受信するとともに、伝送帯域(8kbit)の範囲内で音声データを監視サーバ500に送信する。なお、車線制御装置100から受信する画像データの情報量が伝送帯域に対応していない場合、通信部601は、受信したデータを記憶部603に一時的に保存し、画像データの画素数を落としたり、フレームレートを落としたりして、画像データの情報量を減少させる圧縮処理をしたデータを出力する。また、通信装置600は、割付切替処理が実行された際に、この割付切替処理において、車線カメラ101が撮像した画像データを伝送するために割り付けられた伝送帯域の値に応じて、車線制御装置100から通信装置600に送信する画像データの情報量を減じるように指示する制御信号を通信装置600から車線制御装置100に事前に送信しておくものであってもよい。
(ステップST37)
次いで、監視サーバ500は、通信装置600から受信した画像データをサーバ通信部506を介して受信し、サーバディスプレイ504に出力する。これにより、サーバディスプレイ504は、車線制御装置100の車線カメラ101によって撮像された画像を表示することができる。
また、監視サーバ500は、通信装置600から受信した音声データをサーバ通信部506を介して受信し、サーバスピーカー505に出力する。これにより、サーバスピーカー505は、車線制御装置100の車線マイク102によって集音された音声を出力することができる。
(ステップST38)
また、監視サーバ500は、サーバカメラ501が撮像した画像の画像データと、サーバマイク502が集音した音声データとを、サーバ通信部506を介して通信装置600に送信する。
(ステップST39)
そして、通信装置600の通信部601は、監視サーバ500から、サーバカメラ501が撮像した画像の画像データと、サーバマイク502が集音した音声データとを受信し、通信制御部602によって割り付けられた伝送帯域に応じて、受信した画像データと音声データを車線制御装置100に送信する。具体的に説明すると、通信部601は、伝送帯域(48kbit)の範囲内で監視サーバ500から画像データを受信するとともに、伝送帯域(48kbit)の範囲内で画像データを車線制御装置100に送信する。また、通信部601は、伝送帯域(8kbit)の範囲内で監視サーバ500から音声データを受信するとともに、伝送帯域(8kbit)の範囲内で音声データを車線制御装置100に送信する。なお、監視サーバ500から受信する画像データの情報量が伝送帯域に対応していない場合、通信部601は、受信したデータを記憶部603に一時的に保存し、画像データの画素数を落としたり、フレームレートを落としたりして、画像データの情報量を減少させる圧縮処理をしたデータを出力する。また、通信装置600は、割付切替処理が実行された際に、この割付切替処理において、サーバカメラ501が撮像した画像データを伝送するために割り付けられた伝送帯域の値に応じて、監視サーバ500から通信装置600に送信する画像データの情報量を減じるように指示する制御信号を通信装置600から監視サーバ500に事前に送信しておくものであってもよい。
(ステップST40)
次いで、車線制御装置100は、通信装置600から受信した画像データを車線通信部106を介して受信し、車線ディスプレイ104に出力する。これにより、車線ディスプレイ104は、監視サーバ500のサーバカメラ501によって撮像された画像を表示することができる。
また、車線制御装置100は、通信装置600から受信した音声データを車線通信部106を介して受信し、車線スピーカー105に出力する。これにより、車線スピーカー105は、監視サーバ500のサーバマイク502によって集音された音声を出力することができる。
そして、車線制御装置100、通信装置600、および監視サーバ500は、終了の指示があるまで、上述の処理を繰り返す。
なお、本発明は上述の実施形態に限られず、必要に応じて各種の変更や追加が可能である。例えば、図8を用いて説明したとおり、ステップST25において一方向伝送用の割付に切り替える割付切替処理が実行されるタイミングとしては、ステップST24に示す車両が料金所を進入してきたタイミングに限られない。例えば、車両が料金所に進入してきたことが検知された場合、はじめに、図5に示すような、少なくとも車線制御装置100の車線カメラ101によって撮像された画像データを監視サーバ500に送信する伝送帯域を確保する一方向伝送用の割付に切り替える割付切替処理が実行される。そして、車線制御装置100の通行券収受部108が通行券を受け付けたことを検知した場合や、車線制御装置100の車線操作部103を介して監視事務所に対する問い合わせを要求する操作をドライバーが入力した場合等に、図4に示すような、車線制御装置100の車線カメラ101によって撮像された画像データと、車線マイク102によって集音された音声データとを監視サーバ500に送信する伝送帯域を確保する一方向伝送用の割付に切り替える割付切替処理が実行される。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)に配置される端末やサーバ等も含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記録装置のことをいう。
さらに「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記録装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
100 車線制御装置、200 車線監視装置、300 車両検知装置、400 車種判定装置、500 監視サーバ、600 通信装置

Claims (12)

  1. 車両が料金所に進入してくる車線を撮像する車線監視装置と、
    前記料金所に前記車両が進入したことを検知する車両検知装置と、
    前記料金所内の前記車両側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する車線制御装置と、
    前記料金所の状況を監視する監視事務所側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する監視サーバと、
    前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知されていない場合、予め決められた伝送帯域の範囲内において前記車線監視装置が撮像した画像データを前記監視サーバに送信するとともに、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、前記伝送帯域の割付切替処理を実行し、前記車線監視装置が撮像した画像データのために確保された伝送帯域を減らすとともに、前記車両側からの音声データあるいは画像データまたは前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データのうち少なくとも一つを伝送するための伝送帯域を割り付ける通信装置と、
    を備えることを特徴とする料金所通信システム。
  2. 前記通信装置は、
    前記割付切替処理として、
    前記車両側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域と、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域とを割り付ける双方向伝送用の割付切替処理、あるいは、
    前記車両側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域、または、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域のうちいずれか一方を割り付ける一方向伝送用の割付切替処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の料金所通信システム。
  3. 前記監視サーバは、
    前記監視事務所の監視係員からの操作を受け付けるサーバ操作部を備え、
    前記通信装置は、
    前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、前記一方向伝送用の割付切替処理を実行するとともに、前記サーバ操作部を介して前記監視係員から前記車線制御装置との双方向通信を要求する操作を受け付けた場合、前記双方向伝送用の割付切替処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の料金所通信システム。
  4. 前記車線制御装置は、
    通行券を受け付ける通行券収受部を備え、
    前記通信装置は、
    前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、少なくとも前記車両側からの画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域を割り付ける割付切替処理を実行するとともに、前記通行券を受け付けたことが前記通行券収受部によって検知された場合、前記車両側からの画像データに加え、前記車両側からの音声データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域、または、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域のうち少なくとも1つを割り付ける割付切替処理を実行することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の料金所通信システム。
  5. 前記車線制御装置は、
    前記車両のドライバーからの操作を受け付ける車線操作部を備え、
    前記通信装置は、
    前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、少なくとも前記車両側からの画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域を割り付ける割付切替処理を実行するとともに、前記車線操作部を介して前記ドライバーから前記監視サーバとの通信を要求する操作を受け付けた場合、前記車両側からの画像データに加え、前記車両側からの音声データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域、または、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域のうち少なくとも1つを割り付ける割付切替処理を実行することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の料金所通信システム。
  6. 前記料金所を通過する前記車両に搭載された車載器と通信を行うアンテナをさらに備え、
    前記通信装置は、
    前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、少なくとも前記車両側からの画像データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域を割り付ける割付切替処理を実行するとともに、前記アンテナを介して前記車載器から取得した情報に基づき前記車両の課金を認証するための処理においてエラーが発生した場合、前記車両側からの画像データに加え、前記車両側からの音声データを伝送するためのアップリンク用の伝送帯域、または、前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データを伝送するためのダウンリンク用の伝送帯域のうち少なくとも1つを割り付ける割付切替処理を実行することを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項に記載の料金所通信システム。
  7. 前記通信装置は、
    前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知装置により検知された場合、到達時間を計時する計時部によって計時された時間情報に基づき、前記車両が進入したときから予めきめられた到達時間が経過したか否かを判定し、前記到達時間が経過したことを判定した場合、予め決められている応答位置まで前記車両が進入していると推定して、前記伝送帯域の割付切替処理を実行することを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の料金所通信システム。
  8. 前記車両の車種を判定する車種判定装置をさらに備え、
    前記通信装置は、
    前記車種判定装置によって判定された車種に応じて予め決められている前記到達時間に基づき、前記車両が進入したときから予めきめられた到達時間が経過したか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の料金所通信システム。
  9. 前記通信装置は、
    前記割付切替処理において割り付けられた前記伝送帯域の範囲内において割付対象であるデータを送信するために、前記割付対象であるデータの情報量を減じることを特徴とする請求項1から8のうちいずれか一項に記載の料金所通信システム。
  10. 前記通信装置は、
    高精細画像の送信を要求する要求信号を前記監視サーバから受信した場合、フレームレートを減じることにより、前記割付対象である画像データの情報量を減じることを特徴とする請求項9に記載の料金所通信システム。
  11. 料金所内の車両側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する車線制御装置と、前記料金所の状況を監視する監視事務所側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する監視サーバとを備えるシステムにおいて実施される料金所通信方法において、
    前記システムの車線監視装置が、車両が料金所に進入してくる車線を撮像するステップと、
    前記システムの車線制御装置が、前記料金所に前記車両が進入したことを検知するステップと、
    前記システムの通信装置が、前記車両が前記料金所に進入したことが検知されていない場合、予め決められた伝送帯域の範囲内において、前記車線監視装置が撮像した画像データを前記監視サーバに送信するとともに、前記車両が前記料金所に進入したことが車両検知装置により検知された場合、前記伝送帯域の割付切替処理を実行し、前記車線監視装置が撮像した画像データのために確保された伝送帯域を減らすとともに、前記車両側からの音声データあるいは画像データまたは前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データのうち少なくとも一つを伝送するための伝送帯域を割り付けるステップと、
    を備えることを特徴とする料金所通信方法。
  12. コンピュータを、
    車両が料金所に進入してくる車線を撮像する車線監視手段、
    前記料金所に前記車両が進入したことを検知する車両検知手段、
    前記料金所内の前記車両側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する車線制御手段、
    前記料金所の状況を監視する監視事務所側から音声データあるいは画像データのうち少なくとも一方を取得する監視手段、
    前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知手段により検知されていない場合、予め決められた伝送帯域の範囲内において前記車線監視手段が撮像した画像データを前記監視手段に送信するとともに、前記車両が前記料金所に進入したことが前記車両検知手段により検知された場合、前記伝送帯域の割付切替処理を実行し、前記車線監視手段が撮像した画像データのために確保された伝送帯域を減らすとともに、前記車両側からの音声データあるいは画像データまたは前記監視事務所側からの音声データあるいは画像データのうち少なくとも一つを伝送するための伝送帯域を割り付ける通信手段、
    として機能させるためのプログラム。
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