JP6037110B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明はサイドエアバッグ装置に関する。
従来、乗員安全装置の一つとして、サイドエアバッグがある。サイドエアバッグは、シートバック(又はドアトリム)のフレームに固定されたインフレータと、インフレータより噴出したガスにより乗員とドアトリムとの間に膨張展開可能なバッグ本体とを備える。側面衝突等により車両に衝撃が加わった場合に、このバッグ本体が膨張展開されることで、乗員を側面衝突による衝撃から保護する。
このようなサイドエアバッグとして、インフレータと、バッグ本体とを備え、バッグ本体が、膨張展開状態で乗員の胸部に向けて斜め方向から乗員へ圧接可能なる前方部及び後方部とにより平面視で略V字をなすように形成されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−240807号公報
かかるサイドエアバッグでは、バッグ本体の後方部からガスが流入し、その後前方部へガスが流入するように構成されているので、乗員とドアとの間にバッグ本体が挟まれてしまうとバッグ本体が膨らみにくく、また、バッグ本体の前方部が膨らむまでに時間がかかる。このようにバッグ本体の膨張特性が低いと、側面衝突の衝撃に乗員の側方が十分に守られない可能性がある。
また、通常、人体の側面のうち、肩部は胴部よりもドアに近い位置にあるため、側面衝突が生じた場合には、肩部が最初に衝撃を受けると考えられるが、このように側面が一律に膨張するサイドエアバッグでは、肩部を最初に守ることができず、肩部に対する衝撃吸収性が低い。
そこで、本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決することにあり、肩部に対する衝撃吸収性が高く、かつ、膨張特性の高いサイドエアバッグ装置を提供しようとするものである。
本発明のサイドエアバッグ装置は、エアバッグ本体と、該エアバッグ本体にガスを導入するガス導入手段とを備え、前記ガスの導入により前記エアバッグ本体を車両のドアと乗員との間に膨張展開するサイドエアバッグ装置であって、前記エアバッグ本体は、膨張展開時に、着座した乗員の肩部に対応して展開する第1チャンバーと、膨張展開時に、前記第1チャンバーの下方に位置して、着座した乗員の胴部に対応して展開する第2チャンバー及び第3チャンバーとを備え、前記第1チャンバーは、前記ガス導入手段に接続されて、前記第2チャンバーは、その上端側が前記第1チャンバーに連通されるとともに、着座した乗員の胴部の前後方向中央部分に沿って上下方向に延びる長尺状に膨張展開されて前記着座した乗員の胴部の側面に当接するよう区画され、前記第3チャンバーは、前記第2チャンバーの下端側に連通されるとともに、前記第2チャンバーの前後の外側に膨張展開されて前記着座した乗員の胴部の前後面に当接するよう区画され、前記ガス導入手段により前記エアバッグ本体にガスが導入されると、前記第1チャンバー、前記第2チャンバー及び前記第3チャンバーがこの順で展開することを特徴とする。
本発明では、膨張展開時に、着座した乗員の肩部に対応して展開する第1チャンバーを有することで、肩部を早期に保護することができると共に、肩部に対する衝撃吸収性が高い。さらに、前記第2チャンバーは、前記第1チャンバーに連通されるとともに、前記着座した乗員の胴部の前後方向中央部分に対応して展開するよう区画され、前記第2チャンバーに連通されるとともに、前記第2チャンバーの前後に展開するよう区画されることで、ガスが第1チャンバーから、第2チャンバーを介して第3チャンバーへと流れる。即ち、ガスがエアバッグ本体の中央部から外側へ流れるように構成されていることで、膨張特性が高い。なお、胴部とは、胸部及び腹部を含む。
前記エアバッグ本体は、膨張展開時に、前記着座した乗員の腰部に対応して展開する第4チャンバーを備えることが好ましい。これにより、サイドエアバッグによりさらに腰部を保護することが可能である。
前記第3チャンバーは、前記第4チャンバーを介して前記第2チャンバーに連通され、前記ガス導入手段により前記エアバッグ本体にガスが導入されると、前記第1チャンバー、前記第2チャンバー、前記第4チャンバー及び前記第3チャンバーがこの順で展開することが好ましい。これにより、ガスがエアバッグ本体の中央部から外側へ流れるように構成されていることで、膨張特性を確保しつつ、腰部を保護することが可能である。
本発明のサイドエアバッグ装置によれば、上記従来技術の問題点を解決することにあり、肩部に対する衝撃吸収性が高く、かつ、膨張特性が高いという優れた効果を奏し得る。
実施形態1にかかるサイドエアバッグを有する車両の側面模式図である。 実施形態1にかかるサイドエアバッグを説明するための正面模式図である。 実施形態1にかかるサイドエアバッグを説明するための上面模式図である。 実施形態2にかかるサイドエアバッグを説明するための模式図である。 実施形態3にかかるサイドエアバッグを説明するための模式図である。 実施形態4にかかるサイドエアバッグを説明するための模式図である。 他の実施形態にかかるサイドエアバッグを説明するための模式図である。
本発明のサイドエアバッグ装置について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、車両Iにおけるサイドエアバッグ1の膨張状態を示すための車両の側面模式図である。サイドエアバッグ(サイドエアバック装置)1は、バッグ本体(エアバッグ本体)2と、バッグ本体2にガスを導入するためのインフレータ(ガス導入手段)3とを備える。サイドエアバッグ1は、シート4のシートバッグ5の側方に収納されていて、車両Iが側面衝突を予知又は検出した場合に起動してインフレータ3からガスが流出することで、バッグ本体2が乗員とドア6との間に膨張しつつ介在する。このサイドエアバッグ1により、車両Iの側面衝突時の衝撃を吸収して、乗員を保護することが可能である。
バッグ本体2は、側面視において、シート4に着座した乗員の肩部及び胴部に対応して展開するように設けられている。バッグ本体2は、二つの隔壁部によって3つのチャンバーに区画されている。第1隔壁部11は、バッグ本体2の上部に、車両の前後方向に亘って設けられている。第2隔壁部12は、バッグ本体2の中央部を囲うように、この中央部の及び下方に沿って設けられている。
第1チャンバー21は、膨張状態でシート4に着座した乗員の肩部に対応する位置に、即ち、着座した乗員の肩部に対応して展開するように第1隔壁部11により区画されて設けられている。第1チャンバー21は、ガス導入口13が接続されている。ガス導入口13は、インフレータ3に接続されており、インフレータ3からのガスはガス導入口13を介して第1チャンバー21に、即ちバッグ本体2に導入される。この第1チャンバー21の下方に、第2チャンバー22及び第3チャンバー23が位置している。
第2チャンバー22は、膨張状態でシート4に着座した乗員の胴部側面に対応するように、即ち、着座した乗員の胴部の前後方向中央部分に対応して展開するように第2隔壁部12と第1隔壁部11とで区画されている。このような第2チャンバー22は、膨張展開時に、着座した乗員の胴部の前後方向中央部分に沿って上下方向に延びる長尺状となる。また、図1に示すように、側面視において第2チャンバー22は、バッグ本体2の中央部に位置するように第2隔壁部12の内側の領域に区画されて設けられている。
第3チャンバー23は、膨張状態でシートに着座した乗員の胴部前後面に対応するように、即ち第2チャンバー22の前後に展開するように第1隔壁部11及び第2隔壁部12の外側に区画されている。第3チャンバー23は、車両側面視においてコの字状であり、車両前方側の前側チャンバー部24と車両後方側の後側チャンバー部25とこれらを接続する接続部とからなる。本実施形態では、この第2チャンバー22と第3チャンバー23とで胴部チャンバーが構成される。
各チャンバー間には、ベントが設けられている。第1ベント31は、第1隔壁部11の第1チャンバー21と第2チャンバー22とに面した位置に設けられ、第1チャンバー21と第2チャンバー22とがこの第1ベント31を介して連通している。また、第2ベント32及び第3ベント33は、第2隔壁部12の膨張時の前後方向において互いに対向する位置に設けられて、第2チャンバー22と第3チャンバー23とはこの第2ベント32及び第3ベント33を介して連通している。また、第3チャンバー23の前側チャンバー部24には、車両前方側に第4ベント34が設けられている。
かかるバッグ本体2の膨張展開過程について、以下図2、3を用いて説明する。図2は、サイドエアバッグの膨張展開過程を説明するための時間経過毎の正面模式図であり、図3はサイドエアバッグの膨張展開過程を説明するための時間経過毎の上面模式図である。
車両が側面衝突を予知又は検出すると、インフレータからガスが流出し、バッグ本体2が乗員とドア6との間に介在する。インフレータからのガスは、まず、ガス導入口からバッグ本体2の第1チャンバー21に流入する。図2(a)に示すように、はじめに第1チャンバー21が膨張する。これにより、乗員の肩部に第1チャンバー21が当接し、乗員の肩部を保護すると共に肩部を拘束する。
第1チャンバー21の膨張が所定量に達すると、第1チャンバー21内のガスが第1ベント31を介して第2チャンバー22に流入する。この場合に、図2(b)に示すように、第1チャンバー21が乗員の肩部とドアとの間に挟まれることで第1チャンバー21の膨張状態は、図2(a)よりも小さくなるが、肩部は第1チャンバー21に当接した状態を維持できる。従って、第1チャンバー21は乗員の肩部を保護すると共に肩部を拘束する。
そして、第2チャンバー22に流入したガスにより、図2(c)に示すように第2チャンバー22が膨張して、乗員の胴部の側面と第2チャンバー22とが当接する。これにより、第2チャンバー22は乗員の胴部の側面を保護すると共に胴部を拘束する。
バッグ本体は次に第2ベント32及び第3ベント33を介してガスが第3チャンバー23に流入し始める。以下、図3を用いて説明する。
図3(a)(b)に示すように、第2チャンバー22が所定量膨張すると、次に第2ベント32及び第3ベント33を介してガスが第2チャンバー22から第3チャンバー23に流入し始める。即ち、図2に示す膨張過程では、インフレータから第1チャンバー21を介して第2チャンバー22に向かって縦方向にガスが流れてバッグ本体2が縦方向に膨張する。この図3に示す膨張行程では、第2チャンバー22から第3チャンバー23に向かって車両の前後方向にガスが流れてバッグ本体が車両の前後方向に膨張する。
図3(c)に示すように、ガスが第2チャンバー22から第3チャンバー23へ流入して、第3チャンバー23が膨張する。これにより、第3チャンバー23の前側チャンバー部24及び後側チャンバー部25がそれぞれ乗員の胴部の前後に当接する。これにより、第3チャンバー23が乗員の胴部の前後面を保護すると共に胴部を拘束する。
この場合に、第2チャンバー22が図3(b)に示す状態よりは膨張状態が小さくなるが、胴部との当接は保持される。従って、第3チャンバー23が乗員の胴部の前後面を保護すると共に胴部を拘束することが可能である。その後、第3チャンバー23からガスが第4ベント34を介して流出する。
即ち、本実施形態においては、バッグ本体は、第1チャンバー21、第2チャンバー22、第3チャンバー23の順でチャンバーが膨張する。肩部に対応する第1チャンバー21がまず膨張して肩部と第1チャンバー21とが当接することで、乗員の肩部をより迅速に保護することができる。乗員の肩部は、胴部と比較してドアとの距離が短いので、この肩部をまず保護することで、乗員の安全を確保することができる。
また、胴部に対応する第2チャンバー22及び第3チャンバー23では、第3チャンバー23の前側チャンバー部24及び後側チャンバー部25にそれぞれガスが流れ、前側チャンバー部24及び後側チャンバー部25が同時に膨らむ。この場合に、第3チャンバー23へのガスが例えば後方から前方へ流れるように(後側チャンバー部25から接続部を通って前側チャンバー部24へガスが流れるように)バッグ本体が構成されているとすれば、乗員の身体とドアとの間で第2チャンバー22に対応する領域を挟んでしまうと、前方チャンバーが膨張できない可能性がある。そうすると、バッグ本体が人体への衝撃を吸収しきれない可能性もあるため、好ましくない。
従って、本実施形態のように、胴部に対応するチャンバーについては、中央(第2チャンバー22)から前後外側(第3チャンバー23の前側チャンバー部24及び後側チャンバー部25)にガスが流れて膨張するよう構成されていることで、第3チャンバー23を胴部の前後同時に膨張することができる。そして、この第3チャンバー23が乗員の胴部を前後から同時に保護すると共に拘束することができる。これにより、より衝撃を吸収することができる。
このように、本実施形態のサイドエアバッグは、第1チャンバー21を設けることで、肩部に対する衝撃吸収性が高く、かつ、第2チャンバー22から前側チャンバー部24及び後側チャンバー部25へ同時にガスが流れることから、膨張特性が高い。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態と比較して、第1チャンバー21Aの構成が異なる点以外は第1実施形態と同一である。
図4に示すように、本実施形態における第1チャンバー21Aには、第1チャンバー21Aの上端部から、第1隔壁部11Aの該上端部に対向する位置に向かってテザー41(仕切縫い、規制手段)が入っている。つまり、第1チャンバー21Aを構成するバッグ本体2がこの位置で縫い合わされている。このテザー41が入っていることで、第1チャンバー21Aの膨張が規制される。これにより、第1チャンバー21Aの最大膨張量が小さくなる。
従って、より早期に第1チャンバー21Aを最大限膨らませることができ、肩部をより早期に保護することができると共に、第2チャンバー22Aに、より早期にガスを流入させることができる。なお、テザー41には一部が縫い合わさっていないで開口42となっている箇所があるので、この開口42をガスが流通可能である。
また、このテザー41により第1チャンバー21の膨張量を規制することができるから、車幅の狭い車両では特に効果的である。
また、テザー41を第1チャンバー21Aの上端部から、第1隔壁部11Aの該上端部に対向する位置に向かって設けて、開口42をこのテザー41の間に形成することで、つまり、ガス流れに対向してテザー41に開口42が設けられていることで、ガス導入口13Aから第1チャンバー21Aに流入したガスがスムーズに第2チャンバー22Aに流入しやすい。
テザー41の形状は本実施形態に限定されない。例えば、本実施形態では、開口を二つ設けたが、これに限定されない。開口を一つ、もしくは三つ以上設けても良い。また、テザー41を第1チャンバー21Aの中央部に設けても良い。
このように、本実施形態のサイドエアバッグは、第1チャンバー21Aを設けることで、肩部に対する衝撃吸収性が高く、かつ、第2チャンバー22Aから前側チャンバー部24A及び後側チャンバー部25Aへ同時にガスが流れることから、膨張特性が高い。さらに、テザー41により第1チャンバー21Aの大きさを規制することができ、肩部をより早期に保護することが可能である。
(第3実施形態)
本実施形態では、図5(a)に示すように、第1実施形態と比較して第2チャンバー22Bの幅を狭くした。これにより、相対的に第3チャンバー23Bの幅が広くなっている点以外は、本実施形態は第1実施形態と同じである。相対的に第3チャンバー23Bの幅が広くなっていることで、第3チャンバー23Bが膨張した場合に、図5(b)に示すように、より胴部を前後から強く拘束することができ、胴部を保護しやすい。
このように、本実施形態のサイドエアバッグは、第1チャンバー21Bを設けることで、肩部に対する衝撃吸収性が高く、かつ、第2チャンバー22Bから前側チャンバー部24B及び後側チャンバー部25Bへ同時にガスが流れることから、膨張特性が高い。さらに、第3チャンバー23Bの幅が広いことで、より胴部を前後から強く拘束できるので、乗員の胴部を保護しやすい。
(第4実施形態)
本実施形態では、さらにバッグ本体2Cの形状が第1実施形態と異なる以外は同一である。バッグ本体2Cは、図6に示すように、腰部に対応するように第4チャンバー26が設けられて、乗員の腰部付近まで延設されている。即ち、第4チャンバー26は、着座した乗員の腰部に対応して展開するように延設されている。
具体的には、本実施形態では、バッグ本体2Cが下方側に延設され、この延設された領域に対応してバッグ本体2Cの下部を前後方向に亘って第3隔壁部14により区画して第4チャンバー26が設けられている。第4チャンバー26が設けられたことにより、腰部についても保護することが可能である。また、第4チャンバー26が設けられたことで、本実施形態では、第3チャンバー23Cが前側チャンバー部24Cと後側チャンバー部25Cとに隔絶されている。
また、本実施形態では、第3隔壁部14において、第2チャンバー22Cと第4チャンバー26との接続部に第5ベント35が設けられ、第4チャンバー26と前側チャンバー部24Cとの接続部に第6ベント36が設けられ、第4チャンバー26と後側チャンバー部25Cとの接続部に第7ベント37が設けられている。これにより、本実施形態では、第2チャンバー22Cに流入したガスは、第4チャンバー26を介して前側チャンバー部24C及び後側チャンバー部25Cに流入する。即ち、第1チャンバー21C、第2チャンバー22C、第4チャンバー26及び第3チャンバー23C(前側チャンバー部24Cと後側チャンバー部25C)の順で流入する。このように、本実施形態においても、ガスはバッグ本体の中央部から前後外側に流れるように構成されている。これにより、バッグ本体の膨張特性が高い。
このように、本実施形態のサイドエアバッグは、第1チャンバー21Cを設けることで、肩部に対する衝撃吸収性が高く、かつ、第2チャンバー22Cから第4チャンバー26を介して前側チャンバー部24C及び後側チャンバー部25Cへ同時にガスが流れることから、膨張特性が高い。さらに、本実施形態では、第4チャンバー26が設けられていることで、乗員の腰部も保護することが可能である。特に、第4チャンバー26が設けられていることで、小柄な女性の腰部も的確に保護することができる。この場合に、さらに第4チャンバー26に早期にガスが導入されることから、腰部をより早く保護することができる。
上述した実施形態2〜4についても、それぞれ組み合わせてもよい。例えば、図7に示すように、実施形態2及び実施形態4を組み合わせて、第1チャンバー21Cにテザー41を設けると共に、第4チャンバー26を設けるように構成してもよい。
上述した各実施形態では、車両前方の助手席におけるサイドエアバッグ1を例として説明したが、これに限定されない。本発明のサイドエアバッグは、車両後方席でも、運転席側でも適用可能である。
上述した各実施形態では、車両のシートバッグ5にサイドエアバッグ1が設けられていたが、これに限定されない。サイドエアバッグ1はドア6に設けられていても良い。
上述した実施形態では、第4チャンバー26と第2チャンバー22Cとが連通するように構成したが、これに限定されない。ガスが第1チャンバー21C、第2チャンバー22Cに導入された後に第2チャンバー22Cから前側チャンバー部24C、後側チャンバー部25Cに導入され、その後前側チャンバー部24C、後側チャンバー部25Cから第4チャンバー26に導入されるように構成してもよい。
上述した実施形態では、規制手段としてテザー41を設けたがこれに限定されない。バッグ本体のチャンバーの膨張を規制することができればよい。
本発明のサイドエアバッグ装置は、肩部に対する衝撃吸収性が高く、かつ、膨張特性が高い。従って、車輌製造産業分野において利用可能である。
1 サイドエアバッグ
2 バッグ本体
3 インフレータ
4 シート
5 シートバッグ
6 ドア
11 第1隔壁部
12 第2隔壁部
13 ガス導入口
14 第3隔壁部
21 第1チャンバー
22 第2チャンバー
23 第3チャンバー
24 前側チャンバー部
25 後側チャンバー部
26 第4チャンバー
31 第1ベント
32 第2ベント
33 第3ベント
34 第4ベント
35 第5ベント
36 第6ベント
37 第7ベント
41 テザー
42 開口

Claims (4)

  1. エアバッグ本体と、該エアバッグ本体にガスを導入するガス導入手段とを備え、
    前記ガスの導入により前記エアバッグ本体を車両のドアと乗員との間に膨張展開するサイドエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグ本体は、膨張展開時に、着座した乗員の肩部に対応して展開する第1チャンバーと、膨張展開時に、前記第1チャンバーの下方に位置して、着座した乗員の胴部に対応して展開する第2チャンバー及び第3チャンバーとを備え、
    前記第1チャンバーは、前記ガス導入手段に接続されて、
    前記第2チャンバーは、その上端側が前記第1チャンバーに連通されるとともに、着座した乗員の胴部の前後方向中央部分に沿って上下方向に延びる長尺状に膨張展開されて前記着座した乗員の胴部の側面に当接するよう区画され、
    前記第3チャンバーは、前記第2チャンバーの下端側に連通されるとともに、前記第2チャンバーの前後の外側に膨張展開されて前記着座した乗員の胴部の前後面に当接するよう区画され、
    前記ガス導入手段により前記エアバッグ本体にガスが導入されると、前記第1チャンバー、前記第2チャンバー及び前記第3チャンバーがこの順で展開することを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグ本体は、膨張展開時に、前記着座した乗員の腰部に対応して展開する第4チャンバーを備えることを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記第3チャンバーは、前記第4チャンバーを介して前記第2チャンバーに連通され、前記ガス導入手段により前記エアバッグ本体にガスが導入されると、前記第1チャンバー、前記第2チャンバー、前記第4チャンバー及び前記第3チャンバーがこの順で展開することを特徴とする請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. エアバッグ本体と、該エアバッグ本体にガスを導入するガス導入手段とを備え、
    前記ガスの導入により前記エアバッグ本体を車両のドアと乗員との間に膨張展開するサイドエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグ本体は、膨張展開時に、着座した乗員の肩部に対応して展開する第1チャンバーと、膨張展開時に、前記第1チャンバーの下方に位置して、着座した乗員の胴部に対応して展開する第2チャンバー及び第3チャンバーと備えると共に、膨張展開時に前記着座した乗員の腰部に対応して展開する第4チャンバー、を備え、
    前記第1チャンバーは、前記ガス導入手段に接続されて、
    前記第2チャンバーは、前記第1チャンバーに連通されるとともに、前記着座した乗員の胴部の前後方向中央部分に対応して展開するよう区画され、
    前記第3チャンバーは、前記第4チャンバーを介して前記第2チャンバーに連通されるとともに、前記第2チャンバーの前後に展開するよう区画され、
    前記ガス導入手段により前記エアバッグ本体にガスが導入されると、前記第1チャンバー、前記第2チャンバー、前記第4チャンバー及び前記第3チャンバーがこの順で展開することを特徴とするサイドエアバッグ装置。
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