JP6033611B2 - ラベル印字装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル印字装置に関する。
従来、生鮮食品や加工食品等の商品は、商品の上面に、商品に関する情報(商品情報)を示すためのラベル片が貼り付けられて販売されている。ラベル片に商品情報を印字するためのラベル印字装置は、例えば、特許文献1(特願2002−283633号公報)に提案されている。
ところで、上記特許文献1で提案されたラベル印字装置は、商品情報が印字された台紙レスラベルの部分を、台紙レスラベルから切り離すためのカッター機構を備える。カッター機構は、刃を台紙レスラベルに対して上下方向に駆動させるモータを有する。ここで、カッター機構に不具合が発生した場合に、カッター機構全体の修理が必要な場合がある。しかし、カッター機構全体の修理が行われている間、ラベル印字装置が利用できないこととなると、商品に貼り付けるためのラベル片を生成することができず不便である。
そこで、本発明の課題は、カッター機構が利用できない場合にも、ラベル片を生成することを可能にするラベル印字装置を提供することにある。
本発明に係るラベル印字装置は、ロールホルダーと、繰り出しローラと、印字部と、カッター機構と、制御装置とを備える。ロールホルダーは、台紙レスラベルを巻きつけたラベルロールを保持する。繰り出しローラは、ラベルロールから台紙レスラベルを繰り出させる。印字部は、商品情報を台紙レスラベルに印字する。カッター機構は、商品情報が印字された台紙レスラベルの部分を台紙レスラベルから切り離してラベル片を生成するために、台紙レスラベルの所定の部位を切断する。制御装置は、繰り出しローラ、印字部、およびカッター機構の動作を制御する。また、制御装置は、設定モード受付部を有する。設定モード受付部は、カッター使用モードと、カッター不使用モードとを含むカッター機構の使用に関する設定モードの入力を受け付ける。カッター使用モードとは、カッター機構の使用が可能なモードである。カッター不使用モードとは、カッター機構の使用が不可能なモードである。印字部は、使用モード受付部によってカッター不使用モードの入力が受け付けられた場合、台紙レスラベルの所定の部位に切断用マークを印字する。
本発明に係るラベル印字装置では、カッター機構の使用を不可能にするカッター不使用モードが設定されている場合に、台紙レスラベルの所定の部位に切断用マークが印字される。これにより、カッター機構が使用できない場合であっても、ラベル片を生成することができる。
また、切断用マークは、実線、破線、および鎖線のいずれかを含むことが好ましい。これにより、ラベル印字装置のオペレータは、切断箇所を容易に特定することができる。
さらに、制御装置は、設定モード記憶部と確認画面生成部とを有することが好ましい。設定モード記憶部は、設定モード受付部によって受け付けられた設定モードを記憶する。確認画面生成部は、設定モード受付部によって新たに受け付けられた新たな設定モードが、設定モード記憶部に記憶された設定モードと異なる場合に、設定モードの変更に関する確認画面を生成する。これにより、ラベル印字装置のオペレータに対して、設定モードが変更される旨の注意喚起を行うことができる。
さらに、制御装置は、商品選択受付部と、価格設定情報記憶部と、設定可否判定部とを有することが好ましい。商品選択受付部は、台紙レスラベルに印字する商品情報に係る商品の種類についての選択を受け付ける。価格設定情報記憶部は、価格設定の種類に関する情報を記憶する。価格設定の種類に関する情報とは、商品の価格設定の種類に関する情報であって、定額設定と計量設定とを含む。定額設定では、商品の種類に応じて一定の価格を設定する。計量設定では、商品の重量に応じて異なる価格を設定する。設定可否判定部は、商品選択受付部によって受け付けられた商品の種類に対応する価格設定に基づき、カッター不使用モードの設定可否を判定する。また、設定可否判定部は、商品に対応する価格設定が定額設定である場合に、カッター不使用モードの設定が可能であると判定する。また、印字部は、使用モード受付部によってカッター不使用モードの入力が受け付けられ、かつ、設定可否判定部によってカッター不使用モードの設定が可能であると判定された場合に、台紙レスラベルの所定の部位に切断用マークを印字する。これにより、計量値に応じて価格が変動する商品(計量商品)に対するカッター不使用モードの設定を制限し、定額商品に貼り付けるラベル片を効率よく発行することができる。
さらに、制御装置は、枚数入力受付部と、繰り出し長さ設定部とを有してもよい。枚数入力受付部は、ラベル片の枚数の入力を受け付ける。繰り出し長さ設定部は、繰り出し長さを設定する。繰り出し長さとは、ラベルロールから繰り出される台紙レスラベルの長さである。繰り出し長さ設定部は、一枚分のラベル片の長さと、枚数入力受付部によって受け付けられた入力に係るラベル片の枚数とに基づき、繰り出し長さを設定する。また、繰り出しローラは、繰り出し長さに対応する長さの台紙レスラベルを連続して前記ラベルロールから繰り出させる。これにより、台紙レスラベルからラベル片を切り離す作業を手作業で行った場合でも、定額商品について効率よくラベル片を生成することができる。
また、制御装置は、停止指令受付部をさらに有してもよい。停止指令受付部は、繰り出しローラの駆動を停止させる停止指令を受け付ける。また、繰り出しローラは、停止指令受付部によって停止指令が受け付けられるまで、台紙レスラベルを連続してラベルロールから繰り出させる。これにより、所望する枚数のラベル片を適宜生成することができる。
また、制御装置は、商品選択受付部と、価格設定情報記憶部と、設定種類判別部と、をさらに有してもよい。商品選択受付部は、台紙レスラベルに印字する商品情報に係る商品の種類についての選択を受け付ける。価格設定情報記憶部は、商品の価格設定の種類に関する情報であって、定額設定と計量設定とを含む。定額設定は、商品の種類に応じて一定の価格を設定する。計量設定は、商品の重量に応じて異なる価格を設定する。設定種類判別部は、商品選択受付部によって受け付けられた商品の種類に対応する価格設定の種類を判別する。また、設定種類判別部によって判別された価格設定の種類が、定額設定である場合には、繰り出しローラは、台紙レスラベルを連続してラベルロールから繰り出させる。また、設定種類判別部によって判別された価格設定の種類が、計量設定である場合には、繰り出しローラは、一枚分のラベル片に対応する所定長さの台紙レスラベルをラベルロールから繰り出させる。これにより、定額商品および計量商品の両方に貼り付けるラベル片を効率よく発行することができる。
さらに、制御装置は、枚数入力受付部と、繰り出し長さ設定部とを有することが好ましい。枚数入力受付部は、ラベル片の枚数の入力を受け付ける。繰り出し長さ設定部は、繰り出し長さを設定する。繰り出し長さは、ラベルロールから繰り出される台紙レスラベルの長さである。また、設定種類判別部によって判別された価格設定の種類が定額設定である場合、繰り出し長さ設定部は、一枚分のラベル片の長さと、枚数入力受付部によって受け付けられた入力に係るラベル片の枚数とに基づき、繰り出し長さを設定する。また、設定種類判別部によって判別された価格設定の種類が計量設定である場合、繰り出し長さ設定部は、一枚分のラベル片の長さよりも大きな長さである修正長さを、繰り出し長さに設定する。繰り出しローラは、繰り出し長さに対応する長さの台紙レスラベルを連続してラベルロールから繰り出させる。これにより、カッター機構の使用ができない場合であっても、定額商品および計量商品のそれぞれに適したラベル片を発行することができる。
本発明に係るラベル印字装置は、カッター機構が利用できない場合にも、ラベル片を生成することを可能にする。
本発明の一実施形態に係るラベル発行装置を備えた包装装置の外観斜視図である。 包装装置のブロック図である。 ラベルロールが装着されたラベル発行装置の概略図である。 台紙レスラベルの裏面を示す図である。 商品情報(イメージデータ)および切断用マークを印字した台紙レスラベルの表面を示す図である。 商品マスタの例を示す図である。 フォーマット情報に記憶されている情報の例を示す図である。 初期画面の例を示す図である。 ファンクション設定画面の例を示す図である。 確認画面の例を示す図である。 確認画面の例を示す図である。 商品選択画面の例を示す図である。 警告画面の例を示す図である。 商品呼び出し完了画面の例を示す図である。 商品呼び出し完了画面の例を示す図である。 設定モードを変更しなかった場合のラベル発行装置の動作フローを示す図である。 設定モードを変更した場合のラベル発行装置の動作フローを示す図である。 設定モードを変更した場合のラベル発行装置の動作フローを示す図である。 変形例Bに係る制御装置のブロック図である。 変形例Bに係る制御装置が表示する印字枚数入力画面の例を示す図である。 変形例Fに係る制御装置のブロック図である。 変形例Fに係る制御装置が表示する確認画面の例を示す図である。 変形例Fに係る制御装置において、設定モードを変更した場合のラベル発行装置の動作フローを示す図である。
本発明の一実施形態に係るラベル印字装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
図1は、本発明に係るラベル印字装置160を備えた包装装置100の外観斜視図である。図2は、包装装置100のブロック図である。包装装置100は、図1または図2に示すように、主として、計量搬入機構20、包装機構30、およびラベル発行ユニット60を備える。また、包装装置100は、計量搬入機構20、包装機構30、およびラベル発行ユニット60を制御する制御装置80をさらに備える。本実施形態では、包装装置100に含まれるラベル発行ユニット60および制御装置80をラベル印字装置160として説明する。
計量搬入機構20は、商品Pを包装装置100の内部に搬入すると共に、商品Pの重量を計量する機構である。計量搬入機構20によって計量された商品Pは、包装機構30に搬送される。
包装機構30は、トレーや容器に入れられた商品Pをフィルムで包装する機構である。包装機構30は、図1に示すように、主として、包装材保持ユニット31と、包装ステーション32と、シール部33とを含む。包装材保持ユニット31は、フィルムロールを保持するユニットである。包装ステーション32は、フィルムロールから繰り出されたフィルムを商品の下面側に折り込んで商品Pをフィルムで包装する。また、包装ステーション32は、包装された商品Pをシール部33へ送り出す。シール部33は、商品Pの下面に折り込まれたフィルムに対して熱シールを施す。
ラベル発行ユニット60は、包装された商品に貼り付けるためのラベル片LPを発行する。以下、ラベル発行ユニット60の構成および制御装置80の構成について詳細に説明する。
(2)ラベル発行ユニットの詳細構成
ラベル発行ユニット60は、台紙レスラベルLSに商品情報を印字してラベル片LPを発行する。ラベル発行ユニット60は、上述したように、制御装置80によって制御される。台紙レスラベルLSとは、連続するシート状の紙部材である。台紙レスラベルLSは、裏面に粘着剤が付された粘着面を有する。粘着面には、台紙が付されていない。即ち、ラベルシートLSは、台紙レスである。
台紙レスラベルLSの裏面には、図4に示すように、アイマークEMが設けられている。アイマークEMは、台紙レスラベルLSとは異なる色が付された部分である。アイマークEMは、後述するラベル検出センサ65によって検出される。ラベル検出センサ65がアイマークEMを検出することによって、ラベルロールLRから繰り出された台紙レスラベルLSの量(長さ)が判別される。アイマークEMは、台紙レスラベルLSの長手方向に、所定の距離間隔を空けて設けられている。台紙レスラベルLSの表面には、商品情報が印字される。台紙レスラベルLSの表面は、感熱発色層と剥離層とによって形成されている。具体的に、台紙レスラベルLSの表面は、感熱発色層に粘着面の粘着剤が付着しないように、シリコンコーティングが施されている。
以下、図2および図3を参照して、ラベル発行ユニット60の構成を詳細に説明する。ラベル発行ユニット60は、主として、ロールホルダー61、サーマルヘッド(印字部)62、プラテンローラ(繰り出しローラ)63、カッター機構64、およびラベル検知センサ65を備える。
(2−1)ロールホルダー
ロールホルダー61は、ラベルロールLRを回転可能に保持する機構である。ラベルロールLRは、シート状の台紙レスラベルLSが巻き付けられたロールである。ロールホルダー61は、ラベルロールLRを装着させる装着部を有する。装着部は、回転軸を有する。回転軸の回転駆動により、ラベルロールLRは回転し、台紙レスラベルLSが繰り出される。なお、回転軸の先端には、図示しないストッパーが取り付けられている。ストッパーは、装着部に装着されたラベルロールLRが装着部から抜けないように規制する。
なお、台紙レスラベルLSは、図3に示すように、表面を上側に向けた状態で下流に搬送される。
(2−2)サーマルヘッド
サーマルヘッド62は、ラベルロールLRから繰り出された台紙レスラベルLSの表面に商品情報を印字する印字部である。台紙レスラベルLSに印字される商品情報には、例えば、図5に示すように、商品名、金額(および単価)、重量(正味量)、バーコード、加工日、消費期限等が含まれる。詳細には、後述する各フォーマットに関連付けられた情報ユニットの組み合わせからなる商品情報が台紙レスラベルLSの表面に印字される。
なお、本実施形態では、ラベル片LPの天地方向が台紙レスラベルLSの長手方向に一致し、ラベル片LPの下端部が上端部よりも先に排出口から排出されるように、商品情報が台紙レスラベルLSに印字される。言い換えると、図5に示す台紙レスラベルが下端側から排出される。
サーマルヘッド62は、後述するプラテンローラ63の上方に位置する。サーマルヘッド62は、台紙レスラベルLSの表面の感熱発色層に熱を加えて発色させ、上述の商品情報を台紙レスラベルLSに印字する。
(2−3)プラテンローラ
プラテンローラ63は、台紙レスラベルLSを前方へ送り出すローラである。プラテンローラ63は、サーマルヘッド62に対向するように、サーマルヘッド62の下方に配置されている。プラテンローラ63は、サーマルヘッド62との間に台紙レスラベルLSを挟み込む。サーマルヘッド62およびプラテンローラ63の間に挟みこまれた台紙レスラベルLSは、プラテンローラ63の回転駆動によって排出口に向かって送り出される。
(2−4)カッター機構
カッター機構64は、連続して延びる台紙レスラベルLSから、商品情報を印字した部分を切り離す。言い換えると、カッター機構64は、台紙レスラベルLSの所定の部位を切断し、台紙レスラベルLSから商品Pに貼り付けられるラベル片LPを切り離す。
カッター機構64は、台紙レスラベルLSの搬送経路において、排出口の手前に配置される。また、カッター機構64は、台紙レスラベルLSの搬送経路において、サーマルヘッド62およびプラテンローラ63より下流に位置する。
カッター機構64は、移動カッター64aと、固定カッター64bと、図示しないアクチュエータとを含む。移動カッター64aは、台紙レスラベルLSの上面側に配置される。移動カッター64aは、アクチュエータによって上下方向に移動可能な構成を有する。すなわち、移動カッター64aは、台紙レスラベルLSに対して近接する方向および離反する方向に移動する。固定カッター64bは、台紙レスラベルLSの下面側に配置される。移動カッター64aは、下方に移動したとき、固定カッター64bとの間で台紙レスラベルLSを挟み込み、台紙レスラベルLSからラベル片LPを切り離す。カッター機構64によって台紙レスラベルLSから切り離されたラベル片LPは、商品Pに貼り付けられる。
カッター機構64は、ラベル発行ユニット60に対して、取り外し可能に取り付けられている。言い換えると、ラベル発行ユニット60は、カッター機構64を取り外した場合であっても、台紙レスラベルLSを繰り出すことが可能である。
また、カッター機構64は、カッター使用モードが設定されている場合に限り、後述する制御部84によって駆動される。
(2−5)ラベル検知センサ
ラベル検知センサ65は、光電センサである。ラベル検知センサ65は、下流方向に搬送される台紙レスラベルLSに光を照射し、台紙レスラベルLSから反射する光を受ける。ラベル検知センサ65は、台紙レスラベルLSから反射する光の量の違いにより、台紙レスラベルLSのアイマークEMを検知する。ラベル検知センサ65によってアイマークEMが検知されると、後述する制御装置80に検知信号が送られる。ラベル検知センサ65による検知結果に基づき、台紙レスラベルLSの搬送量が把握される。
なお、台紙レスラベルLSの搬送経路には、ラベル検知センサ65の他に、複数のラベル検知センサが設けられている。複数のラベル検知センサによる検知結果に基づき、台紙レスラベルLSの先端位置およびラベル片LPの先端位置が把握される。
(3)制御装置の詳細構成
次に、図2を参照して、制御装置80の構成を詳細に説明する。制御装置80は、包装装置100に含まれる各構成と接続され、各構成との間で信号の送受信を行う。これにより、制御装置80は、上述したように、計量搬入機構20、包装機構30、およびラベル発行ユニット60を制御する。
制御装置80は、図2に示すように、主として、表示部81と、入力部82と、記憶部83と、制御部84とからなる。
(3−1)表示部および入力部
表示部81は、包装装置100を操作するための操作画面や確認画面等を表示する(図8〜図15参照)。また、表示部81には、包装装置100の処理状況や、包装装置100で包装している商品に関する情報等が示される。表示部81は、タッチパネルディスプレイである。タッチパネルディスプレイは、表示機能の他、入力機能も有する。入力部82は、包装装置100による処理に必要な各種情報の入力に用いられる。入力部82は、機械キーを含む。包装装置100は、タッチパネル81および機械キー82によって入力された内容に基づき動作する。
表示部81には、初期画面(図8参照)、ファンクション設定画面(図9参照)、確認画面(図10および図11参照)、商品選択画面(図12参照)、警告画面(図13参照)、および商品呼び出し完了画面(図14および図15参照)等の各種画面が表示される。
初期画面は、包装装置100を立ち上げた際に表示部81に表示される画面である。図8に示すように、初期画面では、操作方法に関する通知が表示されている。また、初期画面の左下の領域R81には、現在設定されているカッター機構64の設定モードが表示されている。カッター機構64の設定モードとは、カッター機構64の使用/不使用に関するモードである。デフォルトでは、カッター使用モードが設定されている。
ファンクション設定画面は、初期画面に含まれるファンクション設定キーk8を選択することにより表示される画面である。ファンクション設定画面は、ラベル印字装置160に備えられた複数の機能についての設定を行うための画面である。ファンクション設定画面には、複数のファンクションキーが設けられている。複数のファンクションキーのうち、カッター設定モード切替キーk9が選択されることにより、カッター機構64の設定モードが変更される。
確認画面は、ファンクション設定画面に含まれるカッター設定モード切替キーk9を選択することにより、表示される画面である。確認画面で実行キーが選択されると、図14および図15に示すように、初期画面の左下の領域R141,R151に、変更後の設定モードが表示される。
商品選択画面は、台紙レスラベルLSに印字する対象となる商品情報を選択するための画面である。すなわち、商品選択画面は、商品を選択するための画面である。商品選択画面は、初期画面の所定の箇所を選択することにより表示される。ここで、所定の箇所とは、例えば、呼出番号の領域R82である(図8参照)。
警告画面は、カッター不使用モード設定時に計量商品を呼び出そうとした際に表示される画面である。
商品呼び出し完了画面は、計量商品が呼び出された画面である。商品呼び出し完了画面には、図14および図15に示すように、初期画面に現れていなかった商品に関する情報(商品名、重量、値段等)が表示される。なお、カッター機構64の設定モードとしてカッター不使用モードが設定されている場合、図14に示すように、商品呼び出し完了画面には、印字停止キーk14bが表示される。
上述した各種画面を介して選択された情報あるいは入力された情報は、後述する入力受付部84aによって受け付けられる。
(3−2)記憶部
記憶部83は、ROM,RAM,ハードディスク等から構成されている。記憶部83は、包装装置100の制御に必要な各種プログラムおよび各種情報を記憶する。また、記憶部83は、ラベル片LPに商品情報を印字する際に必要な情報を記憶する。
具体的に、記憶部83には、主として、商品マスタ記憶領域(価格設定情報記憶部)83aと、フォーマット情報記憶領域83bと、設定モード記憶領域(設定モード記憶部)83cと、入力情報記憶領域83dとが確保されている。
(3−2−1)商品マスタ記憶領域
商品マスタ記憶領域83aには、商品に関する基本情報が記憶されている。商品に関する基本情報には、例えば、図6に示すように、呼出番号、商品名、商品コード、価格、重量、単価、価格種別、原材料等が含まれる。
ここで、価格種別とは、価格設定の種別を意味する。具体的に、価格設定の種別には、定額設定と計量設定とが含まれる。定額設定の商品とは、商品の種類に応じて一定の価格が設定される商品である。具体的に、定額設定の商品とは、予め所定重量に計量された商品に対して所定の価格が設定される商品である。すなわち、定額設定の商品は、同じ種類の商品については、一定の価格が設定される。一方、計量設定の商品とは、商品の単価が設定されており、商品の重量に応じて価格が設定される商品である。すなわち、計量設定の商品とは、計量重量に応じた価格が設定される商品を意味する。したがって、計量設定の商品は、同一種類の商品であっても、商品の重量に応じて異なる価格が設定される。
また、基本情報には、商品に関するバーコード、加工日、および消費期限などが関連付けて記憶されている。
(3−2−2)フォーマット情報記憶領域
フォーマット情報記憶領域83bには、台紙レスラベルLSに商品情報を印字する際に参照するフォーマットに関する情報(フォーマット情報)が記憶されている。フォーマット情報記憶領域83bには、商品の種類に応じた複数種類のフォーマットに関する情報が記憶されている(図7参照)。具体的には、図7に示すように、フォーマット情報として、ラベル片LPに印字する商品情報の種類(複数の商品情報のうち印字項目とする情報の種類)、印字項目を印字するために必要となるラベル片のサイズ、および印字項目のレイアウト情報等を定義するものである。レイアウト情報には、例えば、各印字項目の配置(座標)、文字方向、およびフォント・フォントサイズ等が含まれる。座標フォーマット情報は、商品マスタ記憶領域83aに記憶されている各商品の商品番号に関連付けて記憶されている。
(3−2−3)設定モード記憶領域
設定モード記憶領域83cは、カッター機構64の使用に関するモード(設定モード)が記憶されている。具体的に、設定モードには、カッター機構64の使用が可能であるカッター使用モードと、カッター機構64の使用が不可能であるカッター不使用モードとが含まれる。より具体的に、カッター使用モードは、ラベルロールLRから繰り出された台紙レスラベルLSをカッター機構64によって切断するモードである。言い換えると、カッター使用モードでは、カッター機構64を用いて、台紙レスラベルLSからラベル片LPが切り離される。一方、カッター不使用モードは、ラベルロールLRから繰り出された台紙レスラベルLSをオペレータが手動で切断するモードである。言い換えると、カッター不使用モードでは、カッター機構64を用いずに、台紙レスラベルLSからラベル片LPが切り離される。
設定モード記憶領域83cには、デフォルトとして、カッター使用モードが記憶されている。設定モード記憶領域83cには、現在設定されているモードが記憶されている。設定モード記憶領域83cに記憶されている情報は、後述する入力受付部84aによって受け付けられた設定モード(入力設定モード)によって上書きされる。
なお、カッター不使用モードは、主として、カッター機構64がラベル発行ユニット60から取り外された場合に用いられるモードである。
(3−2−4)入力情報記憶領域
入力情報記憶領域83dには、入力部82を介して入力され、後述する入力受付部84aによって受け付けられた各種情報が記憶される。ここで、入力情報記憶領域83dに記憶される各種情報には、商品の選択に関する情報およびラベル片LPの枚数に関する情報等が含まれる。
(3−3)制御部
制御部84は、主として、CPUから構成されている。制御部84は、記憶部83に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する。また、制御部84は、図2に示すように、主として、入力受付部(商品選択受付部、設定モード受付部、停止指令受付部)84a、設定モード判定部(設定可否判定部)84b、確認画面生成部84c、呼び出し部84d、およびイメージデータ生成部84eとして機能する。
(3−3−1)入力受付部
入力受付部84aは、入力部82を介して入力された各種情報を受け付ける。言い換えると、入力受付部84aは、表示部81に表示された各種画面を用いて入力された各種情報を受け付ける。ここで、入力受付部84aによって受け付けられる各種情報には、商品の選択に関する情報、カッター機構64の設定モードに関する情報、印字指令、および印字停止指令が含まれる。
具体的に、商品の選択に関する情報とは、台紙レスラベルLSに印字する商品情報に係る商品の種類である。より具体的に、商品の選択に関する情報として、入力受付部84aは、商品に対応する商品番号の入力を受け付ける。詳細に、入力受付部84aは、上述した商品選択画面(図12参照)で選択された(入力された)商品番号を受け付ける。
また、カッター機構64の設定モードに関する情報とは、上述したように、カッター機構64を用いずに台紙レスラベルLSへの印字処理を行うか、カッター機構64を用いて台紙レスラベルLSへの印字処理を行うか、についての設定モードの選択に関する情報である。具体的には、入力受付部84aは、設定モードに関する情報として、カッター使用モードおよびカッター不使用モードのいずれかを受け付ける。詳細に、入力受付部84aは、上述したファンクション設定画面(図9参照)のカッター設定モード切替キーk9を用いて入力された情報を受け付ける。
また、印字指令とは、台紙レスラベルLSへの印字処理を実行させるための指令である。詳細に、入力受付部84aは、商品呼び出し完了画面(図14および図15参照)の印字キーk14a,k15aを用いて入力された情報を受け付ける。
また、印字停止指令とは、カッター不使用モードが選択されている場合に、台紙レスラベルLSへの印字処理を停止させるための指令である。詳細に、入力受付部84aは、商品呼び出し完了画面(図14参照)の印字停止キーk14bを用いて入力された情報を受け付ける。
入力受付部84aによって受け付けられた情報は、入力情報記憶領域83dに記憶される。また、入力受付部84aによって受け付けられた情報に基づき、制御部84は、包装装置100を構成する各部に制御指令を送信する。
(3−3−2)設定モード判定部
設定モード判定部84bは、入力受付部84aによって受け付けられた設定モードの選択が、設定モード記憶領域83cに記憶された設定モードと異なる設定モードを設定するものか否かを判定する。言い換えると、設定モード判定部84bは、入力受付部84aによって受け付けられた設定モード(入力設定モード)が、先に設定されている設定モード(現在の設定モード)を変更しようとするものなのか否かを判定する。入力設定モードが現在の設定モードと異なるものである場合には、入力設定モードを設定モード記憶領域83cに記憶する。すなわち、設定モード記憶領域83cでは、入力設定モードによって現在の設定モードが上書きされる。
さらに、設定モード判定部84bは、現在の設定モードがカッター不使用モードである場合に、入力受付部84aによって受け付けられる選択に係る商品に対するカッター不使用モードの設定可否を判定する。具体的に、設定モード判定部84bは、まず、入力受付部84aによって受け付けられた商品に対応する価格設定が、定額設定および計量設定のいずれであるかを判定する。さらに、設定モード判定部84bは、商品に対応する価格設定が定額設定である場合に、カッター不使用モードの設定が可能であると判定する。一方、設定モード判定部84bは、商品に対応する価格設定が計量設定である場合には、カッター不使用モードの設定が不可能であると判定する。
より具体的に、設定モード判定部84bは、商品マスタ記憶領域83aに記憶されている価格種別を参照し、商品に設定されている価格種別を判定する。設定モード判定部84bは、商品に設定されている価格種別が定額設定の場合には、カッター不使用モードの設定が可能であると判定する。一方、設定モード判定部84bは、商品に設定されている価格種別が計量設定の場合には、カッター不使用モードの設定が不可能であると判定する。
ここで、カッター不使用モードの設定が可能であると判定した場合には、設定モード判定部84bは、商品の呼び出しが不可能であると判定する。すなわち、設定モード判定部84bは、選択に係る商品に対してカッター不使用モードの設定が可能であると判定した場合に、後述する呼び出し部84dによる商品情報の呼び出しを可能にする。一方、設定モード判定部84bは、選択に係る商品に対してカッター不使用モードの設定が不可能であると判定した場合には、呼び出し部84dによる商品情報の呼び出しを制限する。すなわち、設定モード判定部84bは、カッター不使用モードの設定が不可能であると判定した場合には、呼び出し部84dによる情報の呼び出しを不能にする。
(3−3−3)確認画面生成部
確認画面生成部84cは、上述の設定モード判定部84bによって設定モードの変更が判定された場合に、種々の確認画面を生成する。ここで、確認画面には、設定変更の確認を行うための画面と、設定変更が不可能である旨の警告を促す画面とが含まれる(図10、図11、および図13参照)。
具体的に、設定変更の確認を行うための画面は、入力設定モードが現在の設定モードとは異なるものと設定モード判定部84bによって判定された場合に生成される画面である(図10および図11参照)。具体的に、図10は、カッター使用モードが設定されている状態で、入力受付部84aによって、カッター不使用モードの選択が受け付けられた場合に、確認画面生成部84cによって生成される画面の例を示す。また、図11は、カッター不使用モードが設定されている状態で、入力受付部84aによって、カッター使用モードの選択が受け付けられた場合に、確認画面生成部84cによって生成される画面の例を示す。
また、警告を促す画面は、選択された商品に対してカッター不使用モードの設定が不可能であると設定モード判定部84bによって判定された場合に生成される画面である(図13参照)。具体的に、図13は、カッター不使用モードが設定されている状態で、入力受付部84aによって受け付けられた選択に係る商品が計量商品であった場合に、確認画面生成部84cによって生成される画面の例を示す。
(3−3−4)呼び出し部
呼び出し部84dは、入力受付部84aによって受け付けた商品番号に基づき、商品番号に対応する商品情報を呼び出す。さらに、呼び出し部84dは、呼び出した商品情報に対応するフォーマット情報を呼び出す。具体的に、呼び出し部84dは、商品マスタ記憶領域83aおよびフォーマット情報記憶領域83bに記憶されている情報に基づき、商品情報と、商品情報に対応するフォーマット情報とを呼び出す。
(3−3−5)イメージデータ生成部
イメージデータ生成部84eは、呼び出し部84dによって呼び出された商品情報およびフォーマット情報に基づいてイメージデータを生成する。イメージデータとは、フォーマット情報に基づいて商品情報を表示させたデータであって、台紙レスラベルに印字される印字データである。
また、イメージデータ生成部84eは、カッター不使用モードが設定されている場合に、生成したイメージデータに切断用マークCLを付加する(図5参照)。切断用マークCLとは、オペレータが台紙レスラベルLSからラベル片LPを切り離す際に目印にするための直線のイメージである。具体的に、切断用マークCLは、台紙レスラベルLSの長手方向に連続して印字される複数のイメージデータ(イメージ)の境界を示すために設けられる。言い換えると、切断用マークCLは、台紙レスラベルLSを幅方向に延びる直線のイメージであって、台紙レスラベルLSの切断部位を示す。
切断用マークCLは、実線、破線、および鎖線のいずれかのイメージである。本実施形態において、イメージデータ生成部84eは、切断用マークとしての破線イメージを商品情報のイメージデータに追加する。直線イメージは、台紙レスラベルLSの長手方向を天地方向とするイメージの上端に設けられる。上述したように、本実施形態では、ラベル片LPの天地方向が台紙レスラベルLSの長手方向に一致し、ラベル片LPの下端部が上端部よりも先に排出口から排出されるように、商品情報が台紙レスラベルLSに印字される。したがって、切断用マークCLは、ラベル片LPの上端部に相当する部分に、ラベル片LPの幅方向に延びて形成される。すなわち、イメージデータ生成部84eは、イメージデータのうち、一のラベル片LPの高さ方向上部に対応する箇所に切断用マークCLを付加する。
(4)ラベル印字装置による処理の流れ
以下、主として、図16および図17を用いて、カッター機構64の設定モードに応じたラベル印字装置160による処理の流れを説明する。図16は、カッター使用モード設定時のラベル印字装置160の動作を示すフローであり、図17は、カッター不使用モード設定時のラベル印字装置160の動作を示すフローである。
(4−1)設定モードを変更しなかった場合のラベル印字装置の処理の流れ
まず、図16を用いて、設定モードを変更しなかった場合のラベル印字装置160の処理の流れを説明する。すなわち、図16は、カッター使用モード設定時のラベル印字装置160の処理の流れを示す。なお、このときラベル印字装置160の表示部81に表示される画面の例が、図8、図12、および図15である。
まず、ステップS11において、入力受付部84aが商品の選択を受け付けたかどうかが判定される。すなわち、図12に示す画面において、呼出番号が選択されたか否かが判定される。ステップS11では、商品の選択が受け付けられるまで待機し、商品の選択を受け付けた場合に、ステップS12に進む。
ステップS12では、ステップS11で受け付けられた選択に係る商品についての商品情報が呼び出される(図15参照)。このとき、カッター機構64の設定モードは変更されていないため、図15の領域R151には、設定モードのデフォルト(カッター使用モード)を示す文字「カッター(使用)」が表示されている。さらに、ステップS12では、選択に係る商品情報に関連付けられたフォーマット情報が呼び出される。その後、ステップS13に進む。
ステップS13では、ステップS12で呼び出された商品情報とフォーマット情報とに基づいて、イメージデータ生成部84eがイメージデータを生成する。その後、ステップS14に進む。
ステップS14では、印字キーの入力があったか否かが判定される。具体的に、制御部84は、操作画面上の印字キー(図15の符号k15a参照)の入力が入力受付部84aによって受け付けたかどうかが判定される。ステップS14では、印字キーk15aの入力があるまで待機し、印字キーk15aの入力が受け付けられたと判断された場合には、ステップS15に進む。
ステップS15では、一枚分のラベル片LPについての印字処理を開始する。具体的に、ラベルロールLRから、一枚分のラベル片LPを生成するために必要な台紙レスラベルLSが繰り出され、台紙レスラベルLSにイメージデータが印字される。具体的には、制御部84が、装着部の回転軸を回転させるとともに、プラテンローラ63を回転させ、サーマルヘッド62によって、台紙レスラベルLSの表面にイメージデータを印字させる。すなわち、台紙レスラベルLSに商品情報が印字される。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、カッター機構64を駆動させて、台紙レスラベルLSからラベル片LPを切り離す。具体的に、カッター機構64は、所定数(一枚分のラベル片LPの長さに対応する量)のアイマークEMがラベル検知センサ65によって検知されるまで待機する。その後、ラベル検知センサ65によって所定数のアイマークEMが検知されると、移動カッター64aを固定カッター64b側へ移動させて、連続する台紙レスラベルLSを、長手方向に直交する方向に切断する。これにより、台紙レスラベルLSから一のラベル片LPが切り離される。
(4−2)設定モードを変更した場合のラベル印字装置の処理の流れ
次に、図17を用いて、設定モードを変更した場合のラベル印字装置160の処理の流れについて説明する。なお、このときラベル印字装置160に表示される画面の例が、図8〜図15である。
先ず、ステップS21において、現在の設定モードを変更させるような入力設定モードの入力を受け付けたか否かが判定される。具体的に、設定モード判定部84bが、入力受付部84aによって受け付けられた設定モード(入力設定モード)が、先に設定されている設定モード(現在の設定モード)を変更しようとするものなのか否かを判定する。ステップS21では、現在の設定モードを変更させるような入力設定モードを受け付けるまで待機し、現在の設定モードを変更させるような入力設定モードを受け付けると、ステップS22に進む。
ステップS22では、入力設定モードがカッター不使用モードであるか否かが判定される。具体的には、入力受付部84aによって受け付けられた設定モード(入力設定モード)が、カッター不使用モードであるか否かが設定モード判定部84bによって判定される。ステップS22において、入力設定モードがカッター不使用モードではないと判定されると、ステップS23に進む。言い換えると、入力設定モードがカッター使用モードである場合には、ステップS23に進む。
ステップS23では、確認画面生成部84cによって確認画面が生成され、さらに、表示部81に表示される(図11参照)。図11に示すように、この場合、確認画面には、カッター使用モードに変更しようとしている旨の通知と、カッター使用モードへの変更を実行させる実行キーと、カッター使用モードへの変更を中止させる中止キーとが表示される。その後、ステップS24に進む。
ステップS24では、実行が入力されたか否かが判定される。具体的に、制御部84は、図11に示す確認画面の実行キーの選択が、入力受付部84aによって受け付けられたか否かを判定する。ステップS24において、実行キーの選択が受け付けられなかった場合、すなわち、中止キーの選択が受け付けられたと判定した場合には、ステップS21に戻る。一方、ステップS24において、実行キーの選択が受け付けられたと判定した場合には、ステップS25に進む。
ステップS25では、入力受付部84aが商品の選択を受け付けたかどうかが判定される。すなわち、図12に示す画面において、呼出番号が選択されたか否かが判定される。ステップS25では、商品の選択が受け付けられるまで待機し、商品の選択を受け付けた場合に、ステップS26に進む。
ステップS26では、ステップS25で受け付けられた選択に係る商品についての商品情報が呼び出される(図15参照)。さらに、選択に係る商品情報に関連付けられたフォーマット情報が呼び出される。その後、ステップS27に進む。
ステップS27では、ステップS26で呼び出された商品情報とフォーマット情報とに基づいて、イメージデータ生成部84eがイメージデータを生成する。その後、ステップS28に進む。
ステップS28では、印字キーk15aの入力があったか否かが判定される。上述したように、具体的に、制御部84は、操作画面上の印字キーk15aの入力が入力受付部84aによって受け付けられたかどうかが判定される(図15参照)。ステップS28では、印字キーk15aの入力があるまで待機し、印字キーk15aの入力が受け付けられたと判断された場合には、ステップS29に進む。
ステップS29では、一枚分のラベル片LPについての印字処理を開始する。具体的に、ラベルロールLRから、一枚分のラベル片LPを生成するために必要な台紙レスラベルLSが繰り出され、台紙レスラベルLSにイメージデータが印字される。具体的には、制御部84が、装着部の回転軸を回転させるとともに、プラテンローラ63を回転させ、サーマルヘッド62によって、台紙レスラベルLSの表面にイメージデータを印字させる。すなわち、台紙レスラベルLSに商品情報が印字される。その後、ステップS30に進む。
ステップS30では、カッター機構64を駆動させて、台紙レスラベルLSからラベル片LPを切り離す。具体的に、カッター機構64は、所定数(一枚分のラベル片LPの長さに対応する量)のアイマークEMがラベル検知センサ65によって検知されるまで待機する。その後、ラベル検知センサ65によって所定数のアイマークEMが検知されると、移動カッター64aを固定カッター64b側へ移動させて、連続する台紙レスラベルLSを、長手方向に直交する方向に切断する。これにより、台紙レスラベルLSから一のラベル片LPが切り離される。
一方、ステップS22において、入力設定モードがカッター不使用モードであると判定されると、ステップS40に進む。ステップS40では、確認画面生成部84cによって確認画面が生成され、さらに、表示部81に表示される(図10参照)。図10に示すように、この場合、確認画面には、カッター不使用モードに変更すると計量商品を呼び出すことができない旨の通知と、カッター不使用モードへの変更を実行させる実行キーと、カッター使用モードへの変更を中止させる中止キーとが表示される。その後、ステップS41に進む。
ステップS41では、実行が入力されたか否かが判定される。具体的に、制御部84は、図10に示す確認画面の実行キーの選択が、入力受付部84aによって受け付けられたか否かを判定する。ステップS24において、実行キーの選択が受け付けられなかった場合、すなわち、中止キーの選択が受け付けられたと判定した場合には、ステップS21に戻る。一方、ステップS41において、実行キーの選択が受け付けられたと判定した場合には、ステップS42に進む。
ステップS42では、制御部84が、入力受付部84aによって商品の選択が受け付けられたかどうかが判定される。すなわち、図12に示す画面において、呼出番号が選択されたか否かが判定される。ステップS42では、商品の選択が受け付けられるまで待機し、商品の選択を受け付けた場合に、ステップS43に進む。
ステップS43では、入力受付部84aによって受け付けられた選択に係る商品が定額商品か否かが、設定モード判定部84bによって判定される。言い換えると、設定モード判定部84bは、選択された商品に対応する価格設定が、定額設定であるか否かを判定する。ステップS43において、選択された商品の価格設定が、計量設定であると判定された場合には、ステップS44に進む。
ステップS44では、設定モード判定部84bが、商品情報の呼び出しを制限する。その後、ステップS45に進む。
ステップS45では、確認画面生成部84cによって、警告を促す画面(警告画面)が生成され、警告画面が表示部81に表示される(図13参照)。具体的に、図13に示すように、選択した商品が計量商品であるため、カッター不使用モードを設定することができない旨の通知を行う。その後、ステップS21に戻る。
一方、ステップS43において、選択された商品の価格設定が、計量設定であると判定された場合には、ステップS46に進む。
ステップS46では、ステップS42で受け付けられた選択に係る商品についての商品情報が呼び出される(図14参照)。このとき、カッター機構64の設定モードが変更されているため、図14の領域R141には、現在の設定モードを示す文字「カッター(不使用)」が表示されている。さらに、選択に係る商品情報に関連付けられたフォーマット情報が呼び出される。その後、ステップS47に進む。
ステップS47では、ステップS42で呼び出された商品情報とフォーマット情報とに基づいて、イメージデータ生成部84eがイメージデータを生成する。このとき、イメージデータ生成部84eは、イメージデータに切断用マークCLを付加する。具体的に、切断用マークCLは、一のイメージデータの高さ方向上部において、台紙レスラベルLSの幅方向に伸びる直線(図5では破線)である。その後、ステップS48に進む。
ステップS48では、印字キーの入力があったか否かが判定される。上述したように、具体的に、制御部84は、操作画面上の印字キーk14aの入力が入力受付部84aによって受け付けられたかどうかが判定される(図14参照)。ステップS48では、印字キーk14aの入力があるまで待機し、印字キーk14aの入力が受け付けられたと判断された場合には、ステップS49に進む。
ステップS49では、印字処理を開始する。具体的には、ラベルロールLRから台紙レスラベルLSが繰り出され、台紙レスラベルLSにイメージデータおよび切断用マークCLが印字される。より具体的には、制御部84が、装着部の回転軸を回転させるとともに、プラテンローラ63を回転させ、サーマルヘッド62によって、台紙レスラベルLSの表面にイメージデータおよび切断用マークCLを印字させる。すなわち、台紙レスラベルLSに商品情報と切断用マークCLとが印字される。その後、ステップS50に進む。
ステップS50では、停止指令が受け付けられたか否かが判定される。具体的に、制御部84は、操作画面に含まれる印字停止キーk14bの入力が入力受付部84aによって受け付けられたかどうかが判定される(図14参照)。ステップS50では、印字停止キーk14bの入力があるまで待機する。すなわち、入力受付部84aによって停止指令が受け付けられるまで、台紙レスラベルLSはラベルロールLRから連続して繰り出される。一方、ステップS50において、印字停止キーk14bの入力が受け付けられたと判断された場合には、ステップS51に進む。
ステップS51では、印字処理を停止する。具体的に、制御部84が、装着部の回転軸の回転を停止させるとともに、プラテンローラ63の回転を停止させる。
(5)特徴
(5−1)
上記実施形態に係るラベル印字装置160は、カッター機構64の使用に関する設定モードの入力を受け付ける。カッター使用モードとは、カッター機構64の使用が可能なモードである。カッター不使用モードとは、カッター機構64の使用が不可能なモードである。プラテンローラ63は、入力受付部84aによってカッター不使用モードの入力が受け付けられた場合、言い換えると、カッター不使用モードが設定された場合に、台紙レスラベルLSの所定の部位に切断用マークCLを印字する。
上記実施形態で説明したように、台紙レスラベルからラベル片を自動で切り離すカッター機構は、主として、固定カッター、移動カッター、および移動カッターを駆動させるアクチュエータを備える。カッター機構の不具合には、カッターの切れの悪化や、カッター機構が動作しない等、様々な理由がある。ここで、カッター機構の不具合が、カッターの切れの悪化であって、その原因が刃に付着した糊であれば、オペレータによって簡単に対処することができる。しかし、アクチュエータの不具合のように、オペレータが簡単に対処することができない不具合の場合、一般的に、外部の保守会社に修理を委託することになる。ここで、カッター機構が修理されている間、ラベル印字装置が使用できないこととなると、商品に貼り付けるためのラベル片が発行できず非常に不便である。
そこで、上記実施形態に係るラベル印字装置160では、カッター機構64を使用せずに印字処理を実行するカッター不使用モードが設定可能になっている。ここで、カッター不使用モードが設定されている場合には、台紙レスラベルLSの所定の部位に切断用マークCLが印字される。オペレータは、他の器具(例えば、はさみおよびカッター等)を用いて、台紙レスラベルLSを切断用マークCLに沿って切断することにより、台紙レスラベルLSからラベル片を生成することができる。すなわち、上記実施形態に係るラベル印字装置160により、カッター機構64が使用できない場合であっても、好適にラベル片LPを生成することができる。
(5−2)
また、上記実施形態に係るラベル印字装置160は、切断用マークCLとして、直線イメージを形成する。具体的に、切断用マークCLは、実線、破線、および鎖線のいずれかである。これにより、ラベル印字装置160のオペレータは、台紙レスラベルLSの切断箇所を容易に特定することができる。
(5−3)
さらに、上記実施形態に係るラベル印字装置160は、入力受付部84aによって新たに受け付けられた新たな設定モード(入力設定モード)が、設定モード記憶領域83cに記憶された設定モード(現在の設定モード)と異なる場合に、確認画面生成部84cによって設定モードの変更に関する確認画面が生成される(図10および図11参照)。これにより、ラベル印字装置160のオペレータに対して、設定モードが変更される旨の注意喚起を行うことができる。
(5−4)
さらに、上記実施形態に係るラベル印字装置160では、設定モード判定部84bが、選択された商品に対応する価格設定の種類に基づき、カッター不使用モードの設定可否を判定する。
ここで、商品に対応する価格設定が定額設定である場合には、設定モード判定部84bによって、カッター不使用モードの設定が可能であると判定され、カッター不使用モードで印字処理が行われる。すなわち、台紙レスラベルLSは、台紙レスラベルLSの所定の部位に切断用マークCLが印字されて排出される。
一方、商品に対応する価格設定が計量設定である場合には、設定モード判定部84bによって、カッター不使用モードの設定が不可能であると判定され、表示部81に警告画面(図13参照)が表示される。これにより、計量値に応じて価格が変動する商品(計量商品)に対するカッター不使用モードの設定を制限すると共に、定額商品に貼り付けるラベル片を効率よく発行することができる。
(5−5)
また、上記実施形態に係るラベル印字装置160は、入力受付部84aによって印字処理に関する停止指令が受け付けられるように構成されている。具体的には、図14に示すように、操作画面に印字停止キーk14bが設けられており、印字停止キーk14bによって停止指令が入力されるまで、台紙レスラベルLSは、連続してラベルロールLRから繰り出される。これにより、所望する枚数のラベル片を適宜生成することができる。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態では、ステップS43において、選択された商品が定額商品か否かが判定された(図18参照)。ステップS43において、選択された商品が定額商品でないと判断された場合には、ステップS44に進み、商品情報の呼び出しを制限すると共に、警告画面(図13参照)を表示させた。
ここで、カッター不使用モードが選択された場合には、商品選択画面(図12参照)において、定額商品のみが表示されるように設計されてもよい。すなわち、制御部84は、設定モード記憶領域83cに記憶されている設定モードに基づき、商品選択画面に表示させる商品の種類を変更させてもよい。これにより、定額商品のみが商品選択画面に表示されるため、ステップS44およびステップS45を省略することができる。
(6−2)変形例B
上記実施形態に係るラベル印字装置160は、制御装置80を備えた。ここで、ラベル印字装置160は、制御装置80が有する構成に加え、繰り出し長さ設定部84fをさらに有する制御装置180を備えてもよい(図19参照)。
このとき、表示部81は、図20に示すような、ラベル(ラベル片)LPの印字枚数を入力可能な画面(印字枚数入力画面)を表示する。入力受付部84aは、印字枚数入力画面で入力された印字枚数をさらに受け付ける。繰り出し長さ設定部84fは、入力受付部84aによって受け付けられた印字枚数に基づいて、ラベルロールLRから繰り出される台紙レスラベルLSの長さを設定する。
具体的に、繰り出し長さ設定部84fは、一枚分のラベル片LPの長さと、入力受付部84aによって受け付けられた入力に係るラベル片の枚数とに基づき、繰り出し長さを設定する。イメージデータ生成部84eは、印字枚数に応じて、台紙レスラベルLSに印字させるイメージデータおよび切断用マークCLを生成する。プラテンローラ63は、繰り出し長さに対応する長さの台紙レスラベルLSを連続してラベルロールLRから繰り出させる。
これにより、定額商品について、台紙レスラベルLSからラベル片LPを切り離す作業を手作業で行った場合でも、効率よく所定枚数のラベル片を生成することができる。
(6−3)変形例C
上記実施形態で用いた台紙レスラベルLSは、裏面に粘着面を有すると共に、アイマークEMを有した。ここで、台紙レスラベルLSの裏面は、粘着部および非粘着部が台紙レスラベルLSの幅方向を横切るように交互に並ぶ面を有していてもよい。これにより、アイマークEMの代わり粘着部の位置を認識することにより、台紙レスラベルLSの繰り出し量を判定することができる。
(6−4)変形例D
上記実施形態に係る包装装置100は、他の装置と接続されていてもよい。また、制御装置80に記憶される情報が、当該他の装置から送られた情報であってもよい。
(6−5)変形例E
上記実施形態では、ラベル印字装置160として、包装装置100に組み込まれた態様を例に挙げて説明したが、ラベル印字装置160が単独で機能する構成であってもよい。
(6−6)変形例F
上記実施形態に係るラベル印字装置160では、カッター不使用モードが、定額商品に対してのみ設定可能であった。ここで、カッター不使用モードが定額商品および計量商品の両方に設定可能に構成されていてもよい。
具体的には、ラベル印字装置160が、制御装置80に代えて、制御装置280を備える(図21参照)。制御装置280では、カッター不使用モードの選択を受けた後、商品の価格種別に応じて、台紙レスラベルLSの繰り出し方を変化させる。
具体的に、制御装置280は、繰り出し長さ設定部184fを有する。制御装置280に含まれるその他の構成は、制御装置80と同様である。
繰り出し長さ設定部184fは、カッター不使用モード設定時において計量商品が呼び出された場合に、ラベルロールLRから繰り出される台紙レスラベルLSの長さを決定する。具体的に、繰り出し長さ設定部184fは、ラベル片LP一枚分のイメージを台紙レスラベルLSに印字させる際に、ラベルロールLRから繰り出す台紙レスラベルLSの長さ(繰り出し長さ)を設定する。より具体的に、繰り出し長さ設定部184fは、一枚分のラベル片LPの長さ(高さ寸法)と、入力受付部84aによって受け付けられた入力に係るラベル片LPの枚数とに基づき、繰り出し長さを設定する。
詳細には、繰り出し長さ設定部184fは、カッター使用モード設定時のラベル片LP一枚分の繰り出し量に、所定長さαを加えた寸法(修正長さ)を、ラベル片LP一枚分の印字処理においてラベルロールLRから繰り出される台紙レスラベルLSの長さであると設定する。したがって、所定長さαは、カッター使用モード設定時にラベル片LP一枚を生成する際、台紙レスラベルLSをの繰り出し量よりも多くの量が繰り出されるように値が設定される。また、所定長さαは、オペレータにより台紙レスラベルLPが切断し易いような長さであるものとする。
また、制御装置280では、図10に示す確認画面に代えて、図22に示す確認画面が生成されるものとする。
(6−6−1)処理の流れ
変形例Fに係る制御装置280の処理の流れを、図23を用いて説明する。なお、ステップS70より前の処理は、上記実施形態と同じである(図17参照)。したがって、ステップS70より前の処理については説明を省略する。
ステップS70では、確認画面生成部84cによって確認画面が生成され、さらに、確認画面が表示部81に表示される(図22参照)。図22に示すように、確認画面には、カッター不使用モードに変更しようとしている旨の通知と、カッター不使用モードへの変更を実行させる実行キーと、カッター不使用モードへの変更を中止させる中止キーとが表示される。その後、ステップS71に進む。
ステップS71では、実行が入力されたか否かが判定される。具体的に、制御部84は、図21に示す確認画面の実行キーの選択が、入力受付部84aによって受け付けられたか否かを判定する。ステップS71において、実行キーの選択が受け付けられなかった場合、すなわち、中止キーの選択が受け付けられたと判定した場合には、ステップS21に戻る。一方、ステップS71において、実行キーの選択が受け付けられたと判定した場合には、ステップS72に進む。
ステップS72では、入力受付部84aが商品の選択を受け付けたかどうかが判定される。すなわち、図12に示す画面において、呼出番号が選択されたか否かが判定される。ステップS72では、商品の選択が受け付けられるまで待機し、商品の選択を受け付けた場合に、ステップS73に進む。
ステップS73では、入力受付部84aによって受け付けられた選択に係る商品が定額商品か否かが、設定モード判定部84bによって判定される。言い換えると、設定モード判定部84bは、選択された商品に対応する価格設定が、定額設定であるか否かを判定する。ステップS73において、選択された商品の価格設定が、定額設定であると判定された場合には、ステップS74に進む。ステップS74〜ステップS79は、上記実施形態に係るステップS46〜ステップS51に対応するため説明は省略する。一方、ステップS73において、選択された商品の価格設定が、計量設定であると判定された場合には、ステップS80に進む。
ステップS80では、ステップS72で受け付けられた選択に係る商品についての商品情報が呼び出される。さらに、選択に係る商品情報に関連付けられたフォーマット情報が呼び出される。その後、ステップS81に進む。
ステップS81では、ステップS72で呼び出された商品情報とフォーマット情報とに基づいて、イメージデータ生成部84eがイメージデータを生成する。このとき、イメージデータ生成部84eは、イメージデータに切断用マークCLを付加する。上述したように、切断用マークCLは、一のイメージデータの高さ方向上部において、台紙レスラベルLSの幅方向に伸びる直線(図5では破線)である。その後、ステップS82に進む。
ステップS82では、印字キーの入力があったか否かが判定される。上述したように、具体的に、制御部84は、操作画面上の印字キーの入力が入力受付部84aによって受け付けられたかどうかが判定される。ステップS82では、印字キーの入力があるまで待機し、印字キーの入力が受け付けられたと判断された場合には、ステップS83に進む。
ステップS83では、繰り出し長さ設定部184fによって、修正長さが設定される。具体的に、ラベル片LP一枚分のイメージを台紙レスラベルに印字する際に、ラベルロールLRから繰り出される台紙レスラベルLSの長さが、繰り出し長さ設定部184fによって設定される。より具体的に、繰り出し長さ設定部184fは、ラベル片LP一枚分の長さ(ラベル片LPの高さ方向の寸法)Lに、所定長さαを加えて修正長さl(l=L+α)を設定する。その後、ステップS84に進む。
ステップS84では、印字処理を開始する。具体的には、ラベルロールLRから修正長さlに基づいて台紙レスラベルLSが繰り出され、ラベル片LP一枚分のイメージが台紙レスラベルLSに印字される。その後、ステップS85に進む。
ステップS85では、図示しないセンサによって入力される信号に基づき、台紙レスラベルからラベル片LPが切り離されたかどうかが判定される。すなわち、ステップS85では、ラベル片LPが切断されたか否かが判定される。ステップS85では、ラベル片LPが切断されるまで待機し、ラベル片LPが切断されると、ステップS86に進む。
ステップS86では、プラテンローラ63を逆回転させ、通常の搬送方向とは反対の方向へ、台紙レスラベルLSを送る。この時、台紙レスラベルLSは、修正長さとして繰り出し長さから修正した分(所定長さα)を考慮して戻される。その後、終了する。
(6−6−2)特徴
変形例Fに係る制御装置280は、カッター機構64が使用できない場合に、定額商品のみならず、計量商品に対してもラベル片LPの生成を可能にする。
計量商品は、商品の重量によって価格が異なる。したがって、台紙レスラベルLSに対して複数商品に対応するイメージを印字すると、一の商品に対して異なる商品の情報を印字したラベル片LPを貼り付けてしまう可能性が生じる。すなわち、計量商品についてのラベル片LPを生成する場合には、ラベル片LPが一枚ずつ生成される構成にすることが好ましい。
変形例Fに係る制御装置280は、呼び出された商品の種類に応じて、台紙レスラベルLSの繰り出し方を変化させている。具体的に、計量商品に対して張り付けられるラベル片LPを生成する場合には、ラベル片LP一枚分に対応するイメージデータを印字した台紙レスラベルLSが排出される。すなわち、ラベル片LP一枚分の長さに対応する台紙レスラベルLSが繰り出される。また、定額商品に対して張り付けられるラベル片LPを生成する場合には、複数のラベル片LPに対応するイメージデータを印字した台紙レスラベルLSが連続して排出される。すなわち、停止指令が受け付けられるまで、連続して台紙レスラベルLSがラベルロールLRから繰り出される。
これにより、計量商品に対してラベル片LPの貼付け作業を確実に行うことができる。また、定額商品および計量商品の両方に対して、カッター機構64を用いずにラベル片LPを生成することができるため、カッター機構64の不具合によって業務に与える影響を最小限に抑えることが可能になる。
(6−7)変形例G
上記変形例Fに係る制御装置280は、変形例Bに係る制御装置180と同様に、表示部81が、図20に示すような、ラベル(ラベル片)LPの印字枚数を入力可能な画面(印字枚数入力画面)を表示するように設計してもよい。入力受付部84aもまた、印字枚数入力画面で入力された印字枚数をさらに受け付ける。
繰り出し長さ設定部184fは、修正長さの設定の他、カッター不使用モード設定時において定額商品が呼び出された場合に、入力受付部84aによって受け付けられた印字枚数に基づいて、ラベルロールLRから繰り出される台紙レスラベルLSの長さを設定する。
具体的に、繰り出し長さ設定部184fは、定額商品が呼び出された場合には、一枚分のラベル片LPの長さと、入力受付部84aによって受け付けられた入力に係るラベル片の枚数とに基づき、繰り出し長さを設定する。イメージデータ生成部84eは、印字枚数に応じて、台紙レスラベルLSに印字させるイメージデータおよび切断用マークCLを生成する。プラテンローラ63は、繰り出し長さに対応する長さの台紙レスラベルLSを連続してラベルロールLRから繰り出させる。
これにより、定額商品については、所定枚数のラベル片LPを連続して生成することができる。また、計量商品については、ラベル片LPを一枚ずつ生成することができる。
(6−8)変形例H
上記実施形態に係るラベル印字装置160は、切断用マークCLとして、直線イメージが形成された。ここで、直線イメージの代わりに、切断用マークCLとして、イメージデータを取り囲むような枠のイメージが形成されてもよい。これによっても、オペレータは、複数のイメージが印字された台紙レスラベルLSにおける切断部位を容易に特定することができる。
20 計量搬入機構
30 包装機構
60 ラベル発行ユニット
61 ロールホルダー
62 サーマルヘッド(印字部)
63 プラテンローラ(繰り出しローラ)
64 カッター機構
65 ラベル検知センサ
80,180,280 制御装置
81 表示部
82 入力部
83 記憶部
83a 商品マスタ記憶領域(価格設定情報記憶部)
83b フォーマット情報記憶領域
83c 設定モード記憶領域
83d 入力情報記憶領域
84 制御部
84a 入力受付部(設定モード受付部、商品選択受付部、枚数入力受付部、停止指令受付部)
84b 設定モード判定部(設定可否判定部、設定種類判別部)
84c 確認画面生成部
84d 呼び出し部
84e イメージデータ生成部
84f,184f 繰り出し長さ設定部
100 包装装置
160 ラベル印字装置
LR ラベルロール
LS 台紙レスラベル
LP ラベル片
特願2002−283633号公報

Claims (8)

  1. 台紙レスラベルを巻きつけたラベルロールを保持するロールホルダーと、
    前記ラベルロールから前記台紙レスラベルを繰り出させる繰り出しローラと、
    商品情報を前記台紙レスラベルに印字する印字部と、
    前記商品情報が印字された前記台紙レスラベルの部分を前記台紙レスラベルから切り離してラベル片を生成するために、前記台紙レスラベルの所定の部位を切断する、カッター機構と、
    前記繰り出しローラ、前記印字部、および前記カッター機構の動作を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記カッター機構の使用が可能なカッター使用モードと、前記カッター機構の使用が不可能なカッター不使用モードとを含むカッター機構の使用に関する設定モードの入力を受け付ける設定モード受付部と、
    前記台紙レスラベルに印字する前記商品情報に係る商品の種類についての選択を受け付ける商品選択受付部と、
    商品の価格設定の種類に関する情報であって、前記商品の種類に応じて一定の価格を設定する定額設定と、前記商品の重量に応じて異なる価格を設定する計量設定と、を含む前記価格設定の種類に関する情報を記憶する価格設定情報記憶部と、
    前記商品選択受付部によって受け付けられた前記商品の種類に対応する前記価格設定に基づき、前記カッター不使用モードの設定可否を判定する設定可否判定部と、
    を有し、
    前記設定可否判定部は、前記商品に対応する価格設定が前記定額設定である場合に、前記カッター不使用モードの設定が可能であると判定し、
    前記印字部は、前記設定モード受付部によって前記カッター不使用モードの入力が受け付けられ、かつ、前記設定可否判定部によって前記カッター不使用モードの設定が可能であると判定された場合に、前記台紙レスラベルの前記所定の部位に切断用マークを印字し、
    前記設定可否判定部は、前記商品に対応する価格設定が前記計量設定である場合に、前記カッター不使用モードの設定が不可能であると判定する、
    ラベル印字装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記商品選択受付部によって受け付けられた前記商品の種類に対応する前記商品情報を呼び出す、呼び出し部、
    をさらに有し、
    前記カッター不使用モードの設定がなされているときに、前記商品選択受付部によって受け付けられた前記商品に対して前記カッター不使用モードの設定が不可能であると判定した場合、前記呼び出し部による前記商品情報の呼び出しを制限する、
    請求項1に記載のラベル印字装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記カッター不使用モードの設定がなされているときに、前記商品選択受付部によって受け付けられた前記商品に対して前記カッター不使用モードの設定が不可能であると判定した場合、前記呼び出し部による前記商品情報の呼び出しを不能にする、
    請求項2に記載のラベル印字装置。
  4. 表示部と、
    確認画面生成部と、
    をさらに備え、
    前記確認画面生成部は、前記呼び出し部による前記商品情報の呼び出しが不能にされたときに、前記商品選択受付部によって受け付けられた前記商品に対応する価格設定が前記計量設定であると前記カッター不使用モードの設定が不可能になることを示す画面を、前記表示部に表示させる、
    請求項3に記載のラベル印字装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記ラベル片の枚数の入力を受け付ける枚数入力受付部と、
    前記ラベルロールから繰り出される前記台紙レスラベルの長さである繰り出し長さを設定する、繰り出し長さ設定部と、
    をさらに有し、
    前記繰り出し長さ設定部は、一枚分の前記ラベル片の長さと、前記枚数入力受付部によって受け付けられた前記入力に係る前記ラベル片の枚数とに基づき、前記繰り出し長さを設定し、
    前記繰り出しローラは、前記繰り出し長さに対応する長さの前記台紙レスラベルを連続して前記ラベルロールから繰り出させる、
    請求項1から4のいずれかに記載のラベル印字装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記繰り出しローラの駆動を停止させる停止指令を受け付ける、停止指令受付部をさらに有し、
    前記繰り出しローラは、前記停止指令受付部によって前記停止指令が受け付けられるまで、前記台紙レスラベルを連続して前記ラベルロールから繰り出させる、
    請求項1から4のいずれかに記載のラベル印字装置。
  7. 前記制御装置は
    前記商品選択受付部によって受け付けられた前記商品の種類に対応する前記価格設定の種類を判別する設定種類判別部
    をさらに有し、
    前記設定種類判別部によって判別された前記価格設定の種類が、前記定額設定である場合には、前記繰り出しローラは、前記台紙レスラベルを連続して前記ラベルロールから繰り出させ、
    前記設定種類判別部によって判別された前記価格設定の種類が、前記計量設定である場合には、前記繰り出しローラは、一枚分のラベル片に対応する所定長さの前記台紙レスラベルを前記ラベルロールから繰り出させる、
    請求項1から4のいずれかに記載のラベル印字装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記ラベル片の枚数の入力を受け付ける枚数入力受付部と、
    前記ラベルロールから繰り出される前記台紙レスラベルの長さである繰り出し長さを設定する、繰り出し長さ設定部と、
    をさらに有し、
    前記設定種類判別部によって判別された前記価格設定の種類が前記定額設定である場合、前記繰り出し長さ設定部は、一枚分の前記ラベル片の長さと、前記枚数入力受付部によって受け付けられた前記入力に係る前記ラベル片の枚数とに基づき、前記繰り出し長さを設定し、
    前記設定種類判別部によって判別された前記価格設定の種類が前記計量設定である場合、前記繰り出し長さ設定部は、前記一枚分のラベル片の長さよりも大きな長さである修正長さを、前記繰り出し長さに設定し、
    前記繰り出しローラは、前記繰り出し長さに対応する長さの前記台紙レスラベルを連続して前記ラベルロールから繰り出させる、
    請求項7に記載のラベル印字装置。
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