JP6031523B2 - 開閉体のロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体を閉じた状態にロックするための、開閉体のロック装置に関する。
例えば、自動車のグローブボックス等の固定体に形成された開口部には、リッド等の開閉体が開閉可能に取付けられている。そして、開口部をリッド等で閉じた状態にロックすると共に、開口部からリッド等を開いた状態とするためのロック装置が設けられている。また、開口部に対してリッド等をロックした状態に維持するために、キーシリンダを採用したロック装置が広く用いられている。
例えば、下記特許文献1には、パネル開口部に開閉可能に装着されたボックス及びドアと、これらを閉鎖状態でロックするロック機構と、ロックを解除するロック解除装置とを備え、ロック機構は、ドアに沿って移動可能に設けられた係合部と、該係合部を係入させる係合孔を有するベゼルとを備え、ロック解除装置は、操作ノブと、操作ノブの操作に連動して、係合孔に係入した係合部を外側に押し出して、ロック機構によるロックを解除する押出ピンとを備えた、グラブボックスが記載されている。
前記ロック解除装置は、箱状の装置本体を有しており、裏面からピンが突設された操作ノブが押し込み可能に装着されていると共に、キーシリンダが回動可能に配置され、かつ、装置本体の下方に上下スライド可能なストッパ部材が収納されている。
そして、キーをキーシリンダに差し込んで回動させると、キーシリンダ裏面の突起がストッパ部材を上下スライドさせて、ストッパ部材を操作ノブのピンに係脱させ、操作ノブの押し込みが規制されて、パネル開口部に対するボックス及びドアのロック解除が制限される。
下記特許文献2には、ケースと、このケースに回動可能に装着されたノブと、ケースに水平方向に互いに反対方向に摺動可能となるように支持された第1摺動部材及び第2摺動部材と、各摺動部材にそれぞれ取付けられ、リッドの左右両側から出没可能とされた第1ステー及び第2ステーとを有するサイドロック装置が開示されている。
前記第1摺動部材には、上方が幅広で下方が幅狭とされたキーロック用の凹部が設けられていると共に、前記ノブには、キーシリンダが装着されており、その裏面先端には、第1摺動部材の凹部に入り込んで、第1摺動部材を駆動するための突起が設けられている。
そして、キーシリンダの突起が、第1摺動部材の幅広の凹部上方に位置する場合には、ノブが回動可能とされ、その状態でケースに対してノブを回動させると、キーシリンダも共に回動して、突起が凹部内面を押圧して第1摺動部材を引き込ませるようになっている。一方、キーシリンダの突起が、第1摺動部材の幅狭の凹部下方に入り込んだ場合には、ノブの回動が規制されて、第1摺動部材の摺動が阻止されるようになっている。
特開2009−269572号公報 特開2004−211383号公報
上記特許文献1のグラブボックスの場合、キーシリンダのほかに、ストッパ部材が必要であり、部品点数が多いという不都合があった。
一方、上記特許文献2のサイドロック装置の場合、ノブにキーシリンダが装着されているため、ノブが回動していない状態では、第1摺動部材の凹部内面に対するキーシリンダの突起の係合しろが大きく、ノブを開く方向に回動させると、凹部内面に対する突起の係合しろが減少することとなり、ノブの回動状態によって、凹部内面に対する突起の係合しろが変動するようになっている。
そのため、キーシリンダの突起が幅狭の凹部下方に入り込んだ状態で、外力等によってノブが開く方向に回動してしまうと、凹部内面に対するキーシリンダの突起の係合しろが減少するおそれがあり、第1摺動部材を摺動しないように保持することができないことがある。
したがって、本発明の目的は、部品点数を少なくして、開口部に対して開閉体を閉じた状態に安定して保持することができる、開閉体のロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記固定体の開口部両側に設けられたロック部と、前記開閉体に取付けられたハウジングと、該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作するように前記回転部材に連結され、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、前記ハウジングに取付けられ、前記一対のリンクロッドの各フック部を、前記スプリングの付勢力に抗して前記ロック部に係合しない方向にスライドさせる操作部材と、前記ハウジングに対して回動可能で、かつ、キー突起が突設された回動体を有していると共に、前記ハウジングに前記操作部材とは別体で取付けられたキーシリンダとを備え、前記リンクロッドのフック部の外面にテーパ面が形成され、前記開閉体を閉じるときに、前記固定体の開口部の両側内面に前記テーパ面が押圧されて、前記開閉体の内方に引き込まれるように構成されており、前記回転部材は、前記リンクロッドが連結される部分にピンを有し、前記リンクロッドは、前記ピンが嵌合する嵌合凹部を有し、前記ピンは、前記ハウジングから突出して、前記リンクロッドのテーパ面と反対の外面側から、前記嵌合凹部に嵌合しており、前記一対のリンクロッドは、一方のリンクロッドが他方のリンクロッドよりも長く形成されており、前記キーシリンダの回動体を回動させることにより、前記キー突起が、前記一対のリンクロッドの長い方のリンクロッドに係合して、前記一対のリンクロッドの各フック部が、前記ロック部に係合しない方向にスライドするのを規制するように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記一対のリンクロッドは、前記キーシリンダの回動体の回動平面に対して垂直な方向から見て、前記回転部材の回転中心が両リンクロッドの内側辺の間に配置されるように、内側辺どうしが対向して配置され、該一対のリンクロッドの対向した内側辺のうち、一方のリンクロッドの内側辺に、前記キー突起が係合する係合部が設けられており、前記キーシリンダは、前記リンクロッドのスライド方向において、前記回転部材の側方に位置するように、前記ハウジングに取付けられていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記キーシリンダの回動体の回動中心が、前記一対のリンクロッドの対向した内側辺を含む面どうしの間に位置するように、前記ハウジングに取付けられていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記キー突起が前記リンクロッドの係合部に係合して、前記一対のリンクロッドの各フック部が、前記ロック部に係合しない方向にスライドするのを規制された状態で、前記キー突起と、前記回動体の回動中心とが、前記リンクロッドのスライド方向に沿って配置されるように構成されていることが好ましい。
本発明のもう1つは、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、前記ハウジングに取付けられ、前記一対のリンクロッドの各フック部を、前記スプリングの付勢力に抗して前記ロック部に係合しない方向にスライドさせる操作部材と、前記ハウジングに対して回動可能で、かつ、キー突起が突設された回動体を有していると共に、前記ハウジングに前記操作部材とは別体で取付けられたキーシリンダとを備え、前記キーシリンダの回動体を回動させることにより、前記キー突起が前記回転部材に係合して、前記一対のリンクロッドの各フック部が、前記ロック部に係合しない方向にスライドするのを規制するように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。
上記開閉体のロック装置においては、前記回転体の外周から、前記キーシリンダのキー突起が係脱して、前記一対のリンクロッドのスライドを規制する係合部が、所定長さで延設されていることが好ましい。
本発明によれば、固定体の開口部を開閉体で閉じて、一対のリンクロッドの各フック部をロック部に係合させた状態で、キーシリンダの回動体を回動させると、キー突起が、リンクロッドの一方に係合するか、或いは、回転部材に係合して、リンクロッドのスライド動作が直接又は間接的に規制されて、固定体の開口部を開閉体で閉じた状態にロックすることができる。
そして、キーシリンダは、操作部材とは別体でハウジングに取付けられているので、操作部材と連動して動くことが防止され、キー突起の、リンクロッド又は回転部材に対する係合しろが維持されて、キー突起をリンクロッド又は回転部材に係合させた状態に確実に保持することができ、その結果、リンクロッドのスライド動作を確実に規制して、固定体の開口部に開閉体を閉じた状態に安定して保持することができる。また、キーシリンダのキー突起を利用して、リンクロッドの一方のスライド動作又は回転体の回転動作を規制して、それによりリンクロッドのスライド動作を規制するように構成したので、ロック装置の部品点数を削減して簡単な構造にすることができる。
本発明に係る開閉体のロック装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 同ロック装置を背面側から見た斜視図である。 同ロック装置を構成するハウジングを示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た斜視図である。 同ロック装置を構成する回転部材を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た斜視図である。 同ロック装置を構成する操作部材を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た斜視図である。 同ロック装置であって、操作部材を取り除いた状態での、要部拡大正面図である。 同ロック装置において、回転部材及び操作部材を示す拡大背面図である。 同ロック装置の要部拡大背面図である。 図8の状態からキーシリンダを動作させた場合の要部拡大背面図である。 同ロック装置の要部拡大平面図である。 同ロック装置を用いて開閉体を閉じた状態を示しており、(a)はその平面図、(b)は正面図である。 同ロック装置を用いて開閉体を開いた状態を示しており、(a)はその平面図、(b)は正面図である。 本発明に係る開閉体のロック装置の他の実施形態を示す、要部拡大斜視図である。 同ロック装置において、背面側から見た要部拡大斜視図である。 同ロック装置を構成する回転部材を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た斜視図である。 同ロック装置の要部拡大背面図である。 図16の状態からキーシリンダを動作させた場合の要部拡大背面図である。
以下、図1〜12を参照して、本発明に係る開閉体のロック装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、この実施形態における開閉体のロック装置10(以下、「ロック装置10」という)は、車両のインストルメントパネルに設けられたグローブボックス1(本発明における「固定体」)の開口部2に、開閉可能に取付けられるリッド5(本発明における「開閉体」)を開閉ロックするために用いられるものである。
図12に示すように、前記グローブボックス1の開口部2の両側部内面には、凹状のロック部3,3が設けられている。また、図1に示すように、前記リッド5は、長孔状の取付孔6aが形成されたパネル6と、該パネル6の裏側上方に配設されたボックス7とを有し、その下部両側の支持片8を介して、グローブボックス1の開口部2に開閉可能に取付けられている。前記パネル6と前記ボックス7との間の内部空間に、ロック装置10が配置されるようになっている。また、ボックス7の幅方向両側からは、ロッド挿出孔7a,7aがそれぞれ形成されている。
そして、この実施形態におけるロック装置10は、図1に示すように、前記リッド5に取付けられたハウジング20と、該ハウジング20の正面側に装着されるベゼル40と、前記ハウジング20に回転可能に装着された回転部材50と、該回転部材50に連結された一対のリンクロッド70,71と、これらのリンクロッド70,71の各フック部73を、前記ロック部3,3に係合する方向となるように、前記回転部材50を回転付勢するトーションスプリング90と、前記回転部材50の回転軸方向に沿って、ハウジング20に押し込み可能に取付けられた操作部材60と、前記ハウジング20に対して前記操作部材60を離れる方向に付勢するコイルスプリング95と、回動体83及びその背面から突設したキー突起85(図3(b)参照)を有すると共に、前記ハウジング20に対して回動可能に装着され、前記リンクロッド70,71のスライド動作を規制するキーシリンダ80とから主として構成されている。
図4(a)に示すように、前記トーションスプリング90は、コイル部91と、該コイル部91の一端から延出した一端部92と、前記コイル部91の他端から延出した他端部93とから形成され、本発明における「スプリング」をなしている。
図2及び図3に示すように、前記ハウジング20は、前記リッド5の取付孔6aに適合する横長の箱状をなし、その周壁21の内部が仕切壁23によって区切られて、回転部材50や操作部材60等が収容配置される四角枠状の凹部24と、キーシリンダ80が配置される円筒状のキーシリンダ配置部25とが、ハウジング20の幅方向に並列して設けられている。周壁21の外周には、複数の取付片21aが延設されており、これらの取付片21aを介してリッド5にハウジング20が取付けられるようになっている。
前記凹部24の底部24aの正面側中央からは、円筒状の軸部27(図3(a)参照)が正面開口側へ向けて突設されている。この軸部27は、回転部材50を回転可能に支持すると共に、コイルスプリング95の一端部を支持し、かつ、トーションスプリング90のコイル部91を支持するようになっている(図4(a)及び図6参照)。
図2、図3(b)及び図8に示すように、ハウジング20の裏側であって、上下両側部及び中央部からは、ハウジング20の長さ方向に沿って板状のガイド壁29がそれぞれ突設されており、一対のリンクロッド70,71のスライドガイドをなしている。
前記凹部24の底部24aには、軸部27を中心にして、周方向に対向する位置に、円弧状のピン移動孔31,31が形成されている。一方のピン移動孔31の一端部内周には、舌片状の規制片33が延設され、他方のピン移動孔31の仕切壁23側の内周には、トーションスプリング90の他端部93が係止する、スプリング係止部35が形成されている(図3(a)及び図6参照)。また、図6に示すように、凹部24の内周には、複数のスライド孔37が形成されている。
図1に示すように、ベゼル40は、キーシリンダ配置穴41及び操作部材配置穴43を有する横長板状をなし、その外周には複数の係合片45が設けられている。これらの係合片45を、ハウジング20の周壁21外周に突設された係合爪21b(図3(b)参照)に係合させることにより、ハウジング20の正面側にベゼル40が装着されるようになっている。
次に、図4(a),(b)及び図6を参照して、上記ハウジング20に回転可能に装着される回転部材50について説明する。
この回転部材50は円筒状の回転体51を有しており、この回転体51内に前記ハウジング20の軸部27が挿入されることで、回転部材50がハウジング20に回転可能に支持されるようになっている。
また、回転体51の外周の対向部分からは、延出部52,52が延設されている。各延出部52の先端部の裏面側からピン53がそれぞれ突設されていると共に、基端部の表面側からカム突起55がそれぞれ突設されている。各カム突起55は、その先端面55aが円弧状をなすと共に、基端部に突部55bが突設されており、更に、基端部の突部55bの両側にはスプリング係止溝55cがそれぞれ形成されている。前記突部55bにはハウジング20の規制片33が係合して、回転部材50のピン53,53がピン移動孔31,31から抜け外れるのを規制する部分となっている(図6参照)。
前記トーションスプリング90は、そのコイル部91が回転体51の一端面周縁に当接して、軸部27の先端外周に配置されると共に(図4(a)参照)、一端部92が前記カム突起55のスプリング係止溝55cに係止され、他端部95cが前記スプリング係止部35(図6参照)に係止されて、ハウジング20及び回転部材50に装着される。前記回転部材50は、このトーションスプリング90により、図6の矢印A1方向に回転付勢されるようになっている。
次に、上記回転部材50に連結される一対のリンクロッド70,71について説明する。
図1及び図2に示すように、一対のリンクロッド70,71は、所定長さで直線状に伸びる形状をなしており、リンクロッド70の方がリンクロッド71よりも長く形成されている。
また、各リンクロッド70,71の先端には、外面がテーパ状をなしたフック部73がそれぞれ形成されていると共に、各リンクロッド70,71の基端部側には凹状の嵌合凹部75,75がそれぞれ形成されている。これらの嵌合凹部75,75に、回転部材50のピン53,53をそれぞれ嵌合させることで、一対のリンクロッド70,71は、回転部材50の外周の対向する位置に、その基端部側が枢着されるようになっている(図2及び図8参照)。また、図2及び図8に示すように、キーシリンダ80との関係で、一対のリンクロッド70,71は、キーシリンダ80の回動体83の回動平面に対して垂直な方向から見て、回転部材50の回転中心C1が両リンクロッド70,71の内側辺77,77の間に配置されるように、内側辺77,77どうしが対向して配置されている。
そして、一対のリンクロッド70,71は、トーションスプリング90により、図6の矢印A1方向に回転付勢された回転部材50を介して、グローブボックス1のロック部3,3に係合する方向となるように、フック部73,73が互いに離れるように付勢されるようになっている。
この実施形態においては、ハウジング20の裏面側から突設した3つのガイド壁29の間に、リンクロッド70,71の基端部側が入り込んだ状態で回転部材50に枢着されるため、一対のリンクロッド70,71は、その内側辺77,77どうしが、互いに略平行となるように対向して配置されている。
図8に示すように、上記の如く配置された一対のリンクロッド70,71の対向した内側辺77,77のうち、一方のリンクロッド70の内側辺77には、キーシリンダ80のキー突起85(図3(b)参照)が係脱して、リンクロッド70のスライド動作を規制する係合部78が突設されている。
本実施形態では、トーションスプリング90により各フック部73が各ロック部3に係合する方向に突出された状態で、キーシリンダ配置部25の周縁に近接する位置となるように、リンクロッド70の内側辺77から凸状の係合部78が突設されている。なお、係合部78は、凸状でなくても、凹状等をなしていてもよく、キーシリンダ80のキー突起85が係脱可能な形状であれば、特に限定されない。
次に、図5(a),(b)を参照して、前記ハウジング20に押し込み可能に取付けられた操作部材60について説明する。
この操作部材60は、前記ハウジング20の凹部24に適合する横長板状をなした押圧部61を有しており、この押圧部61の裏側中心からは、コイルスプリング95の他端部を支持するスプリング支持突部62が突設されている。
前記押圧部61の裏側の幅方向両側には、一対の係止片63,63が突設されていると共に、同押圧部61の裏側周縁からは、複数のガイド片64が突設されている。各係止片63には、コ字状スリットを介して係止爪63aが撓み可能に形成されている。そして、一対の係止片63,63及び各ガイド片64が、ハウジング20のスライド孔37に挿入されて、操作部材60がスライドガイドされると共に、係止片63の係止爪63aが、ハウジング両側のスライド孔37の端縁に係止することで、ハウジング20に対して操作部材60が抜け止め保持されるようになっている。
また、前記押圧部61の裏側からは、一対の壁部65,65が立設されている。図7に示すように、一対の壁部65,65は、回転部材50の回転中心C1に対して周方向に均等な間隔をあけて配置されると共に、回転部材50の回転軸方向から見たときに、カム突起55,55の回動方向に沿った円弧状に形成されている。
図5(b)及び図10に示すように、一対の壁部65,65には、回転部材50のカム突起55,55にそれぞれ当接して、操作部材60の押し込み力を回転部材50の回転力へと変換するための、カム斜面66,66がそれぞれ設けられている。ここでは、円弧状の壁部65の端面が、周方向に沿って次第に高さが低くなるように、かつ、周方向に沿って斜めにカットされてカム斜面66をなしている。また、カム斜面66の最も高い一端部66a,66aどうしと、最も低い周方向他端部66b,66bどうしとが、斜めに対向するように、一対の壁部65,65が配置されている。
上記操作部材60は、ハウジング20との間に介装されたコイルスプリング95によって、常時、ハウジング20の前面から離れる方向に付勢され、かつ、係止片63の係止爪63aがハウジング20のスライド孔37の端縁に係合して抜け止めされた状態で、ハウジング20に押し込み可能に装着されるようになっている。
そして、上記状態からコイルスプリング95の付勢力に抗して、ハウジング20に対して操作部材60を押し込んでいくと(図10参照)、壁部65,65のカム斜面66,66により、カム突起55,55がそれぞれ押圧されて、カム突起55がカム斜面上を摺動すると共に、トーションスプリング90の回転付勢力に抗して、回転部材50が矢印A2方向(図11(b)参照)に回転し、一対のリンクロッド70,71のフック部73,73が、グローブボックス1のロック部3,3に係合しない方向にスライドするようになっている(図12参照)。なお、ハウジング20のガイド壁29により、リンクロッド70,71の内側辺77,77どうしが互いに略平行に保持されているため、一対のリンクロッド70,71は、互いに略平行な状態を維持しながらスライドするようになっている。
次に、上記ハウジング20に対して回動可能に装着され、前記リンクロッド70,71のスライド動作を規制するキーシリンダ80について説明する。
図3(a),(b)に示すように、このキーシリンダ80は、略円筒状のケース81と、このケース81内に回動可能に配置されると共に、正面側に鍵穴83aが設けられた回動体83と、この回動体83の背面側であって、回動体83の回動中心C2(図8参照)に対して偏心した位置から突設したキー突起85とを有している。
上記キーシリンダ80は、前記ハウジング20のキーシリンダ配置部25に挿入されて、前記操作部材60とは別体でハウジング20に取付けられていると共に、ハウジング20に対して回動可能となっている。
この実施形態では、図8に示すように、キーシリンダ80は、リンクロッド70,71のスライド方向A3において、回転部材50の側方に位置するように、また、その回動体83の回動中心C2が、一対のリンクロッド70,71の対向した内側辺77,77を含む面P,Pどうしの間に位置するように、ハウジング20に取付けられている。
そして、鍵穴83aに図示しないキーを差し込んで、回動体83をハウジング20に対して回動させると、回動体83と共にキー突起85が回動して、図9に示すように、キー突起85がリンクロッド70の係合部78の基端部側の内側面に係合するようになっている。
更にキーシリンダ80は、リンクロッド70,71のスライド方向A3において、その回動体83の回動中心C2が回転部材50の回転中心C1に整合するように、ハウジング20に取付けられており(図8参照)、図9に示すように、キー突起85がリンクロッド70の係合部78に係合して、フック部73がロック部3に係合しない方向にスライドするのを規制された状態で、キー突起85と、回動体83の回動中心C2とが、リンクロッド70,71のスライド方向A3に沿って配置されるように構成されている。
次に、上記構成部材からなるロック装置10の作用効果について説明する。
このロック装置10は、グローブボックス1の開口部2を閉じる前の状態において、トーションスプリング90により回転部材50が矢印A1方向(図6参照)に回転付勢され、それによって一対のリンクロッド70,71が、グローブボックス1のロック部3,3に係合する方向に、フック部73,73が互いに離れるように付勢されている。
そして、図8に示すように、キー突起85をリンクロッド70の係合部78に係合させずに、リンクロッド70,71がスライド可能とされた状態で、グローブボックス1の開口部2を閉じるべく、リッド5を押し込んでいく。すると、リンクロッド70,71の各フック部73のテーパ面が、開口部2の両側内面に押圧されて、トーションスプリング90の回転付勢力に抗して、各リンクロッド70,71がリッド内方に向けて引き込まれていき、各フック部73が開口部2の凹状のロック部3,3に至ると、トーションスプリング90により回転部材50が回転付勢されて、リンクロッド70,71が再度リッド外方に向けて押し出され、各フック部73,73がロック部3,3にそれぞれ係合して、グローブボックス1の開口部2をリッド5で閉じた状態にロックすることができる(図11参照)。
上記状態で鍵穴83aに図示しないキーを差し込んで、回動体83をハウジング20に対して回動させると、図9に示すように、回動体83と共にキー突起85が回動して、リンクロッド70の係合部78の基端部側の内側面に係合するので、リンクロッド70のスライド動作が規制されると共に、回転部材50を介してリンクロッド70に連動するリンクロッド71のスライド動作も規制されて、グローブボックス1の開口部2をリッド5で閉じた状態に保持することができる。
そして、このロック装置10においては、キーシリンダ80は、操作部材60とは別体でハウジング20に取付けられているので、仮に、キー突起85によりリンクロッド70,71のスライド動作が規制された状態で、操作部材60に予期しえない過度の押し込み力等が作用しても、キーシリンダ80が操作部材60と連動して動くことを防止することができる。その結果、キー突起85の、リンクロッド70の係合部78の側面に対する係合しろを維持することができるので、キー突起85がリンクロッド70の係合部78に、確実に係合した状態に保持することができ、リンクロッド70のスライド動作を確実に規制することができると共に、回転部材50を介して連動するリンクロッド71のスライド動作も確実に規制することができ、グローブボックス1の開口部2を、リッド5によって閉じた状態に安定して保持することができる。
上記のように一対のリンクロッド70,71のスライド動作が規制されることで、併せて回転部材50の回転動作も規制することができると共に、操作部材60の押し込み動作も規制することができるので、当該ロック装置10の利用者は、操作部材60を押しても動かないことによって、グローブボックス1の開口部2がリッド5で閉じた状態にロックされた状態であることを確実に把握することができる。
また、キーシリンダ80のキー突起85を利用して、リンクロッド70のスライド動作を規制するように構成したので、上記特許文献1のグラブボックスにおけるストッパ部材のような部材が不要となり、ロック装置10全体の部品点数を削減して、ロック装置10を簡単な構造にすることができ、そのコストも低減することができる。
更に本実施形態においては、図8に示すように、一対のリンクロッド70,71は、キーシリンダ80の回動体83の回動平面に対して垂直な方向から見て、回転部材50の回転中心C1が両リンクロッド70,71の内側辺77,77の間に配置されるように、内側辺77,77どうしが対向して配置され、リンクロッド70の内側辺77に係合部78が突設されていると共に、キーシリンダ80が、リンクロッド70,71のスライド方向A3において、回転部材50の側方に配設されて、そのキー突起85が、リンクロッド70の内側辺77の係合部78に係合するようになっている。そのため、リンクロッド70,71がロック装置10の垂直方向に並べて配置され、ロック装置10の厚さを薄くすることができると共に、リンクロッド70,71のスライド方向A3に沿って、回転部材50及びキーシリンダ80が並べて配置されて、ロック装置10の幅方向も小型化することができるので、ロック装置10を全体としてコンパクトな構造にすることができる。
また、この実施形態においては、図8に示すように、キーシリンダ80の回動体83の回動中心C2が、一対のリンクロッド70,71の対向した内側辺77,77を含む面P,Pどうしの間に位置するので、リンクロッド70,71のスライド方向A3において、キーシリンダ80を回転部材50に対して略整合する位置に並べて配置することができ、ロック装置10をよりコンパクトにすることができる。更に回転部材50とキーシリンダ80とが、リンクロッド70,71のスライド方向A3に沿って配列されるので、見栄えを向上させることができる。
この実施形態においては、図9に示すように、キー突起85がリンクロッド70の係合部78に係合して、リンクロッド70のスライ動作が規制された状態において、キー突起85と、回動体83の回動中心C2とが、リンクロッド70,71のスライド方向A3に沿って配置されるように構成されているので、同状態で、外力等によってリンクロッド70がスライド方向内方に押されて、係合部78を介してキー突起85に押圧力Fが作用しても、押圧力Fが回動体83の回動中心C2上に働くため、回転モーメントMが作用しにくく、キーシリンダ80の回動体83を回動させにくくすることができ、リンクロッド70のスライド動作をより確実に規制することができる。
一方、グローブボックス1の開口部2からリッド5を開く場合には、キーシリンダ80の鍵穴83aに図示しないキーを差し込んで、上記ロック方向(図9参照)とは反対方向に、回動体83を回動させて、キー突起85をリンクロッド70の係合部78から離して、図8に示すように、リンクロッド70,71をスライド可能な状態とする。
この状態でコイルスプリング95の付勢力に抗して、ハウジング20に対して操作部材60を押し込む。すると、操作部材60の壁部65,65のカム斜面66,66によって、回転部材50のカム突起55,55がそれぞれ押圧されて、図10の矢印A4に示すように、カム突起55がカム斜面66上を摺接しながら周方向一端部66aから他端部66bへと移動すると共に、トーションスプリング90の回転付勢力に抗して、ハウジング20の軸部27を中心にして回転部材50が矢印A2方向(図11(b)参照)に回転し、一対のリンクロッド70,71のフック部73,73が、グローブボックス1のロック部3,3に係合しない位置にスライドし(図12参照)、グローブボックス1の開口部2からリッド5を移動させて、開口部2を開くことができる。
図13〜17には、本発明に係る開閉体のロック装置の他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図13〜15に示すように、この実施形態の開閉体のロック装置10a(以下、「ロック装置10a」)は、ハウジング20aと、該ハウジング20aの背面側に回転可能に装着された回転部材50aと、該回転部材50aに連結された一対のリンクロッド70a,71と、これらのリンクロッド70a,71の各フック部73を、グローブボックス1のロック部3,3に係合する方向となるように、回転部材50aを回転付勢するトーションスプリング90aと、前記ハウジング20aの正面側に回動可能に取付けられたノブ状の操作部材60aとを有している。
ハウジング20aは、横長の四角枠状の基部22と、該基部22の一側部に連設されたキーシリンダ配置部25aとを有している。基部22の背面側には、回転部材50aを回転可能に収容するための、円形状の凹部26が設けられており、また、基部22の正面側であって、前記凹部26に対応する位置には、凹部26に連通する切欠き孔28が形成されている。更に基部22の正面側の幅方向一側部からは側壁30が立設されており、その内面には、操作部材60aを回動支持するための支軸32が突設されている。また、基部22のキーシリンダ配置部25aに隣接した内側面からも、上記と同様の支軸32が突設されている。
図15(a),(b)に示すように、回転部材50aは、回転体51aを有し、この回転体51aの正面側には、その中央から支軸54が突設されていると共に、周縁の所定位置から突起状の受け部56が突設されている。そして、ハウジング20aの凹部26に回転部材50aを収容して、図示しない支持孔に支軸54を挿入することにより、受け部56がハウジング20aの切欠き孔28に整合する位置で、ハウジング20aに回転部材50aが回転可能に装着されると共に、同回転部材50aは、トーションスプリング90aにより、矢印A1方向(図16参照)に回転付勢されるようになっている。
更に、回転体51aの外周からは、キーシリンダ80のキー突起85が係脱して、リンクロッド70aのスライド動作を規制する、棒状の係合部58が所定長さで延設されている。ここでは、回転部材50aがハウジング20aに回転可能に装着されたときに、係合部85の先端部が、回動体83の背面側に配置されるように、回転体51aの外周から伸びている。
なお、図16に示すように、リンクロッド70aの内側辺77側であって、キーシリンダ80が配置される部分には凹部72が設けられており、この凹部72内をキー突起85が回動するようになっている。
操作部材60aは、長板状の正面壁67と、該正面壁67の幅方向両側の背面側から突出した側壁68,68とを有しており、側壁68,68の図示しない支持孔にハウジング20aの支軸32,32に挿入することで、ハウジング20aに操作部材60aが、上下に回動可能に装着されるようになっている。前記正面壁67の裏側には、ハウジング20aの切欠き孔28内に入り込んで、回転部材50aの受け部56を押圧する押圧子69が突設されている。
上記操作部材60aの正面壁67の下縁部を把持して、操作部材60aを上方に引き上げるように回動させると、切欠き孔28を介して押圧子69が回転部材50aの受け部56を押圧し、トーションスプリング90aの付勢力に抗して回転部材50aを回転させて、一対のリンクロッド70a,71のフック部73,73を、グローブボックス1のロック部3,3に係合しない方向にスライドさせるようになっている。
そして、トーションスプリング90aの回転付勢力により、一対のリンクロッド70a,71の各フック部73,73がロック部3,3にそれぞれ係合した状態で、鍵穴83aに図示しないキーを差し込んで、回動体83をハウジング20aに対して回動させると、回動体83と共にキー突起85が回動して、回転部材50aの係合部58の内側面に係合するので(図17参照)、回転部材50aの回動を規制して、リンクロッド70a及び71のスライド動作を規制することができる。
以上説明した2つの実施形態においては、トーションスプリング90,90aを用いて回転部材50,50aを回転付勢させることで、間接的にリンクロッド70,70aや、リンクロッド71をスライド付勢させたが、例えば、引張りばねやコイルスプリング等を用いて、リンクロッド70,70aやリンクロッド71の一方又は両方を、そのフック部73がロック部3に係合する方向となるように、直接的にスライド付勢したり、同じく引張りばねやコイルスプリング等を用いて、回転部材50,50aを回転付勢させたりしてもよく、特に限定されるものではない。その場合には、引張りばねやコイルスプリング等が、本発明における「スプリング」をなす。
また、上記実施形態では、一対のリンクロッドをロータ状の回転部材を介して連動するようになっているが、これに限定されるものではない。例えば、ロータ状の回転部材の代わりにピニオンギヤ(本発明の「回転部材」をなす)を採用すると共に、一対のリンクロッドにラック溝をそれぞれ形成しておき、このラック溝に前記ピニオンギヤに歯合させて、一方のリンクロッドをスライドさせることで、ピニオンギヤを介して他方のリンクロッドをスライドさせるようにしてもよい。
更に上記実施形態では、操作部材60はハウジング20に対して押し込み可能に取付けられ、操作部材60aはハウジング20aに対して回動可能に取付けられているが、例えば、ハウジングに対して操作部材がスライド可能に取付けられていたりしていてもよく、ハウジングに対する操作部材の取付け態様は特に限定されない。
また、上記実施形態では、開閉体のロック装置を、グローブボックス1の開口部2にリッド5が開閉可能に取付けられた構造に適用したが、これに限定されず、例えば、インストルメントパネルの開口部にグローブボックスが回動可能に取付けられた構造や(インストルメントパネルが「固定体」、グローブボックスが「開閉体」をなす)、インストルメントパネルの開口部にリッドが開閉可能に取付けられた構造(インストルメントパネルが「固定体」、リッドが「開閉体」をなす)等に適用してもよく、固定体の開口部を開閉する各種の開閉体に広く用いることができる。
更に、固定体側に、ハウジング、回転部材、リンクロッド、スプリング、操作部材、及びキーシリンダを装着し、開閉体側にロック部を設けるようにしてもよい。
1 グローブボックス(固定体)
2 開口部
3,3a ロック部
5,5a リッド(開閉体)
10,10a ロック装置
20,20a ハウジング
40 ベゼル
50,50a 回転部材
58 係合部
60,60a 操作部材
70,70a,71 リンクロッド
77 内側辺
78 係合部
80 キーシリンダ
83 回動体
85 キー突起
90,90a トーションスプリング(スプリング)

Claims (6)

  1. 固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、
    前記固定体の開口部両側に設けられたロック部と、
    前記開閉体に取付けられたハウジングと、
    該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、
    前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作するように前記回転部材に連結され、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、
    前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、
    前記ハウジングに取付けられ、前記一対のリンクロッドの各フック部を、前記スプリングの付勢力に抗して前記ロック部に係合しない方向にスライドさせる操作部材と、
    前記ハウジングに対して回動可能で、かつ、キー突起が突設された回動体を有していると共に、前記ハウジングに前記操作部材とは別体で取付けられたキーシリンダとを備え、
    前記リンクロッドのフック部の外面にテーパ面が形成され、前記開閉体を閉じるときに、前記固定体の開口部の両側内面に前記テーパ面が押圧されて、前記開閉体の内方に引き込まれるように構成されており、
    前記回転部材は、前記リンクロッドが連結される部分にピンを有し、前記リンクロッドは、前記ピンが嵌合する嵌合凹部を有し、前記ピンは、前記ハウジングから突出して、前記リンクロッドのテーパ面と反対の外面側から、前記嵌合凹部に嵌合しており、
    前記一対のリンクロッドは、一方のリンクロッドが他方のリンクロッドよりも長く形成されており、
    前記キーシリンダの回動体を回動させることにより、前記キー突起が、前記一対のリンクロッドの長い方のリンクロッドに係合して、前記一対のリンクロッドの各フック部が、前記ロック部に係合しない方向にスライドするのを規制するように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置。
  2. 前記一対のリンクロッドは、前記キーシリンダの回動体の回動平面に対して垂直な方向から見て、前記回転部材の回転中心が両リンクロッドの内側辺の間に配置されるように、内側辺どうしが対向して配置され、該一対のリンクロッドの対向した内側辺のうち、一方のリンクロッドの内側辺に、前記キー突起が係合する係合部が設けられており、前記キーシリンダは、前記リンクロッドのスライド方向において、前記回転部材の側方に位置するように、前記ハウジングに取付けられている請求項1記載の開閉体のロック装置。
  3. 前記キーシリンダの回動体の回動中心が、前記一対のリンクロッドの対向した内側辺を含む面どうしの間に位置するように、前記ハウジングに取付けられている請求項2記載の開閉体のロック装置。
  4. 前記キー突起が前記リンクロッドの係合部に係合して、前記一対のリンクロッドの各フック部が、前記ロック部に係合しない方向にスライドするのを規制された状態で、前記キー突起と、前記回動体の回動中心とが、前記リンクロッドのスライド方向に沿って配置されるように構成されている請求項2又は3記載の開閉体のロック装置。
  5. 固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、
    前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、
    前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、
    該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、
    前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、
    前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、
    前記ハウジングに取付けられ、前記一対のリンクロッドの各フック部を、前記スプリングの付勢力に抗して前記ロック部に係合しない方向にスライドさせる操作部材と、
    前記ハウジングに対して回動可能で、かつ、キー突起が突設された回動体を有していると共に、前記ハウジングに前記操作部材とは別体で取付けられたキーシリンダとを備え、
    前記キーシリンダの回動体を回動させることにより、前記キー突起が前記回転部材に係合して、前記一対のリンクロッドの各フック部が、前記ロック部に係合しない方向にスライドするのを規制するように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置。
  6. 前記回転体の外周から、前記キーシリンダのキー突起が係脱して、前記一対のリンクロッドのスライドを規制する係合部が、所定長さで延設されている請求項5記載の開閉体のロック装置。
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