JP6028071B1 - 光学ガラス、ガラスプリフォーム、及び光学部品 - Google Patents

光学ガラス、ガラスプリフォーム、及び光学部品 Download PDF

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Abstract

【課題】高屈折率を有し且つ低分散性である上、近赤外領域での透過率が高い光学ガラスの提供。【解決手段】B2O3及びLaF3を必須成分とし、Zn成分及び近赤外域に吸収を有する成分を含有させない上、La2O3、Gd2O3及びY2O3の含有量の合計、並びにLaF3、GdF3及びYF3の含有量の合計の適正化が図られた光学ガラスである。【選択図】図1

Description

本発明は、光学ガラス、ガラスプリフォーム、及び光学部品に関する。
近年のカメラ等の光学製品の高画質化に伴い、高精度な光学系の要求が高まっている。この要求を達成するために必要なものの一つとして、中〜高屈折率で且つ低分散性のガラスを用いることが挙げられる。
また、近年、セキュリティーシステムの需要が増大しており、それに伴って監視カメラ用レンズの需要が高まっている。ここで、監視カメラ用レンズに用いられるガラスは、その用途上、近赤外領域での透過率が高いことが重要である。
かかる状況下、上述した優れた性質を有するガラスを量産化させるため、様々な検討がなされている。
例えば、特許文献1は、SiO、B、La、ZnO、ZrO及びFを必須成分とし、組成を所定の範囲内とすることにより、屈折率1.70以上、及びアッベ数48以上の光学ガラスが得られることを開示している。
また、特許文献2は、特定量のSiO、B、La、Gd、LiO及びFを必須成分として含有し、実質的にAsを含まない光学ガラスが、高屈折率低分散性を有し、内部品質にも優れることを開示している。
更に、特許文献3は、B、LiO、Gd及びLaFを必須成分とし、組成を所定の範囲内とすることにより、高屈折率低分散性(アッベ数(νd)をx軸とし、屈折率(nd)をy軸とする直交座標系において、A(1.700、58.5)、B(1.700、47.5)、C(1.765、47.5)の3点で囲まれた範囲内の屈折率及びアッベ数)を有する光学ガラスが得られることを開示している。
特開昭59−169952号公報 特開2005−170782号公報 特開平3−016932号公報
しかしながら、特許文献1に開示された光学ガラスは、実際には、アッベ数の値がせいぜい53程度であるため、少なくとも低分散性の点で、改善の余地があった。
また、特許文献2に開示された光学ガラスは、実際には、アッベ数の値がせいぜい53程度である上、そのような比較的高いアッベ数は、近赤外領域に吸収を有するYbを含めることで達成されている。従って、特許文献2に開示されたガラスは、少なくとも、低分散性の点及び近赤外領域での透過率の点で、改善の余地があった。
更に、特許文献3に開示された光学ガラスは、アッベ数の値が比較的大きい(上記直交座標系においてA点に近傍する)場合には屈折率が不十分であり、また、アッベ数の値自体も、十分に大きなものであるとはいい難い。従って、特許文献3に開示された光学ガラスは、少なくとも屈折率及び分散性のバランスの点で、改善の余地があった。
そこで、本発明は、上記の問題を有利に解決するもので、高屈折率を有し且つ低分散性である上、近赤外領域での透過率が高い光学ガラスを提供することを目的とする。また、本発明は、かかる光学ガラスを用いた、高性能なガラスプリフォーム及び光学部品を提供することを目的とする。
発明者は、鋭意研究を重ねた結果、B及びLaFを必須成分とし、Zn成分及び近赤外域に吸収を有する成分を含有させない上、La、Gd及びYの含有量の合計、並びにLaF、GdF及びYFの含有量の合計の適正化を図ることにより、高屈折率低分散性で且つ近赤外領域での透過率が高い光学ガラスが得られることを見出した。
即ち、本発明の光学ガラスは、質量%で、
SiO:0%以上8%以下、
:15%以上35%以下、
La:0%以上50%以下、
Gd:0%以上50%以下、
:0%以上20%以下、
LaF:10%以上60%以下、
GdF:0%以上20%以下、
YF:0%以上20%以下、
LiO:0%以上3%未満、
LiF:0%以上5%以下、
NaF:0%以上3%以下、
BaO:0%以上5%以下、
MgF:0%以上5%以下、
CaF:0%以上10%以下、
SrF:0%以上25%以下、
BaF:0%以上30%以下、
AlF:0%以上5%以下、
Ta:0%以上5%以下、
ZrO:0%以上5%以下、
Nb:0%以上3%以下、
の組成を有し、
La、Gd及びYの合計の割合が10%以上62%以下であり、
LaF、GdF及びYFの合計の割合が10%以上60%以下であり、
質量%表示で、Li及びNaの合計の割合が0%以上1.35%以下であり、
Zn2+を含有せず、
近赤外域に吸収をもつ成分を含有しない、
ことを特徴とする。かかる光学ガラスは、高屈折率を有し且つ低分散性である上、近赤外領域での透過率が高い。
また、本発明の光学ガラスは、アッベ数(νd)及び屈折率(nd)が、アッベ数(νd)をx軸とし、屈折率(nd)をy軸とする直交座標系において、A点(56.0,1.755)、B点(54.0,1.755)、C点(60.0,1.650)、D点(63.0,1.650)を順次直線で結んだ線分A−B、B−C、C−D、D−Aで囲まれた領域内にあることが好ましい。かかる光学ガラスは、高い屈折率を有する上、分散性が非常に低いといえる。
本発明のガラスプリフォームは、本発明の光学ガラスを用いたことを特徴とする。かかるガラスプリフォームは、高性能である。
本発明の光学部品は、本発明の光学ガラスを用いたことを特徴とする。かかる光学部品は、高性能である。
本発明によれば、高屈折率を有し且つ低分散性である上、近赤外領域での透過率が高い光学ガラスを提供することができる。また、本発明によれば、かかる光学ガラスを用いた、高性能なガラスプリフォーム及び光学部品を提供することができる。
本発明の一実施形態の光学ガラスが有するアッベ数(νd)及び屈折率(nd)の範囲を示す図である。 本発明の一実施形態の光学ガラス及び一比較例の光学ガラスの、光線透過率の測定結果を示す図である。
(光学ガラス)
以下、本発明の光学ガラスを具体的に説明する。
<成分>
まず、本発明において、光学ガラスの組成を上記の所定の範囲に限定した理由について説明する。なお、成分に関する「%」表示は、特に断らない限り、質量%を意味するものとする。
[SiO
SiOは、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、ガラスの網目構造を形成する成分である。また、SiOを少量だけ導入することにより、耐失透性を上げる効果がある。しかしながら、光学ガラスにおけるSiOの割合が8%を超えると、溶融温度が高くなり、溶融時に揮発することで品質の悪化を招く虞がある。そのため、本発明の光学ガラスにおけるSiOの割合は、0%以上8%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるSiOの割合は、7%以下であることが好ましく、6%以下であることがより好ましい。
[B
は、本発明の光学ガラスにおける必須成分であり、ガラスの網目構造を形成する主成分である。また、Bは、光学ガラスの耐失透性の向上に有効である。しかしながら、光学ガラスにおけるBの割合が35%を超えると、揮発により品質が悪化したり、フッ素と共存する場合に、ガラス製造時における屈折率の経時的な変化量が著しく大きくなったりするといった問題が生じる。一方、その割合が15%未満であると、耐失透性が十分に向上しない。そのため、本発明の光学ガラスにおけるBの割合は、15%以上35%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるBの割合は、16%以上であることが好ましく、16.5%以上であることがより好ましく、また、30%以下であることが好ましく、25%未満であることがより好ましい。
なお、本発明の光学ガラスは、SiO及びBの合計の割合が32%以下であることが好ましい。SiO及びBの合計の割合が32%以下であることにより、高屈折率と低分散性のバランスをより高いレベルで取ることができ、要求に応えることができる。
[La
Laは、高屈折率と低分散性とを同時に達成するのに有効な成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるLaの割合が50%を超えると、耐失透性が悪化して、光学ガラスの工業化が困難になる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるLaの割合は、0%以上50%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるLaの割合は、40%以下であることが好ましく、35%以下であることがより好ましい。
[Gd
Gdは、Laと同様に、高屈折率と低分散性とを同時に達成するのに有効な成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるGdの割合が50%を超えると、耐失透性が悪化する問題が生じる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるGdの割合は、0%以上50%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるGdの割合は、45%以下であることが好ましく、43%以下であることがより好ましい。
[Y
は、LaやGdと同様に、高屈折率と低分散性とを同時に達成するのに有効な成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるYの割合が20%を超えると、耐失透性が悪化する問題が生じる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるYの割合は、0%以上20%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるYの割合は、17%以下であることが好ましく、15%以下であることがより好ましい。また、原料混合物の溶融性を高め、溶融時間を短縮することで、作業性及び製造容易性を向上させる観点から、本発明の光学ガラスにおけるYの割合は、0.1%以上であることが好ましい。
ここで、本発明の光学ガラスは、La、Gd及びYの合計の割合が10%以上62%以下であることを要する。上記合計の割合が10%未満であると、高い屈折率及び低分散性を達成することが困難となる。一方、上記合計の割合が62%を超えると、耐失透性が悪化する。なお、本発明の光学ガラスにおけるLa、Gd及びYの合計の割合は、良好な屈折率及び分散性をより確実に達成する観点から、11%以上であることが好ましく、12%以上であることがより好ましく、また、耐失透性の悪化をより抑制する観点から、60%以下であることが好ましく、59%以下であることがより好ましい。
[LaF
LaFは、本発明の光学ガラスにおける必須成分である。LaFは、希土類成分(La)を有するため、高屈折率及び低分散性を達成するのに有効である。また、LaFは、フッ素を有するところ、フッ素は、酸素に比べ、屈折率を下げる傾向にあるものの、分散性をより低くすることができる。また、フッ素は、酸素に比べ、希土類成分を多く含有するガラスの耐失透性を保つ効果が飛躍的に高い。その結果として、ガラス質を形成するSiO及びB等の酸化物の含有量を少なく抑えながらも、希土類成分の含有量を増やすことで耐失透性を向上させる効果が得られるため、LaFを用いることで、耐失透性が良好な高屈折率低分散ガラスを効率よく製造することができる。なお、上述の効果を得るためには、光学ガラスにおけるLaFの割合は、10%以上である必要があり、上述の効果をより確実に得るためには、11%以上であることが好ましく、12%以上であることがより好ましい。一方、耐失透性に悪影響が生じないようにするため、光学ガラスにおけるLaFの割合は、60%以下である必要があり、56%以下であることが好ましく、54%以下であることがより好ましい。
[GdF
GdFは、LaFと同様に、高屈折率及び低分散性を達成するのに有効な成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるGdFの割合が20%を超えると、耐失透性が悪化する問題が生じる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるGdFの割合は、0%以上20%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるGdFの割合は、18%以下であることが好ましく、15%以下であることがより好ましい。
[YF
YFは、LaFやGdFと同様に、高屈折率及び低分散性を達成するのに有効な成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるYFの割合が20%を超えると、耐失透性が悪化する問題が生じる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるYFの割合は、0%以上20%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるYFの割合は、18%以下であることが好ましく、15%以下であることがより好ましい。
ここで、本発明の光学ガラスは、LaF、GdF及びYFの合計の割合が10%以上60%以下であることを要する。上記合計の割合が10%未満であると、少なくともLaFの割合も10%未満であるため、耐失透性が良好な高屈折率低分散ガラスを効率よく製造することができない。一方、上記合計の割合が60%を超えると、耐失透性に悪影響が生じる。なお、本発明の光学ガラスにおけるLaF、GdF及びYFの合計の割合は、耐失透性が良好な高屈折率低分散ガラスを効率よく製造する観点から、11%以上であることが好ましく、12%以上であることがより好ましく、また、耐失透性の悪化をより抑制する観点から、58%以下であることが好ましく、55%以下であることがより好ましい。
[LiO]
LiOは、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、ガラスの溶融性を高めたり、ガラス転移温度(Tg)を低下させたりするのに有効な成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるLiOの割合が3%以上であると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)、特には分散性(アッベ数)を得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるLiOの割合は、0%以上3%未満とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるLiOの割合は、2.5%以下であることが好ましく、2%以下であることがより好ましい。
[LiF]
LiFは、LiOと同等の効果を有する上、フッ素の供給源にもなる成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるLiFの割合が5%を超えると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)を得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるLiFの割合は、0%以上5%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるLiFの割合は、4.8%以下であることが好ましく、4.6%以下であることがより好ましい。
[NaF]
NaFも、LiOと同等の効果を有する上、フッ素の供給源にもなる成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるNaFの割合が3%を超えると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)を得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるNaFの割合は、0%以上3%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるLiFの割合は、2%以下であることが好ましく、1%以下であることがより好ましい。
[BaO]
BaOは、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、ガラスの溶融性や屈折率を調整するのに有効な成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるBaOの割合が5%を超えると、十分に高い屈折率を得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるBaOの割合は、0%以上5%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるBaOの割合は、4.5%以下であることが好ましく、4%以下であることがより好ましい。
[MgF
MgFは、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、ガラスの溶融性を高めたり、屈折率を調整したりするのに有効である上、フッ素の供給源にもなる成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるMgFの割合が5%を超えると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)を得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるMgFの割合は、0%以上5%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるMgFの割合は、4%以下であることが好ましく、3%以下であることがより好ましい。
[CaF
CaFも、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、ガラスの溶融性を高めたり、屈折率を調整したりするのに有効である上、フッ素の供給源にもなる成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるCaFの割合が10%を超えると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)を得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるCaFの割合は、0%以上10%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるCaFの割合は、8%以下であることが好ましく、7%以下であることがより好ましい。
[SrF
SrFも、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、ガラスの溶融性を高めたり、屈折率を調整したりするのに有効である上、フッ素の供給源にもなる成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるSrFの割合が25%を超えると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)を得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるSrFの割合は、0%以上25%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるSrFの割合は、23%以下であることが好ましく、21%以下であることがより好ましい。
[BaF
BaFも、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、ガラスの溶融性を高めたり、屈折率を調整したりするのに有効である上、フッ素の供給源にもなる成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるBaFの割合が30%を超えると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)を得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるBaFの割合は、0%以上30%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるBaFの割合は、27%以下であることが好ましく、25%以下であることがより好ましい。
[AlF
AlFは、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、フッ素の供給源にもなる。しかしながら、光学ガラスにおけるAlFの割合が5%を超えると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)を得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるAlFの割合は、0%以上5%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるAlFの割合は、4%以下であることが好ましく、2.5%以下であることがより好ましい。
[Ta
Taは、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、化学的耐久性を向上させるとともに、ある程度の低分散性を保ちつつ屈折率を高めることができる成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるTaの割合が5%を超えると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)を達成することが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるTaの割合は、0%以上5%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるTaの割合は、4%以下であることが好ましく、3%以下であることがより好ましい。
[ZrO
ZrOは、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、Taと同様、化学的耐久性を向上させるとともに、ある程度の低分散性を保ちつつ屈折率を高めることができる成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるZrOの割合が5%を超えると、溶融時に融け残りが生じて、所望の性質を有する光学ガラスとならない虞がある。そのため、本発明の光学ガラスにおけるZrOの割合は、0%以上5%以下とした。なお、同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるZrOの割合は、4%以下であることが好ましく、3%以下であることがより好ましい。
[Nb
Nbは、本発明の光学ガラスにおける任意成分であり、屈折率を大きく高めることができる成分である。しかしながら、光学ガラスにおけるNbの割合が3%を超えると、高分散化するため、所望の低分散性のガラスを得ることが困難となる。そのため、本発明の光学ガラスにおけるNbの割合は、0%以上3%以下とした。同様の観点から、本発明の光学ガラスにおけるNbの割合は、2%以下であることが好ましく、1.5%以下であることがより好ましい。
[Li及びNaの合計]
そして、本発明の光学ガラスは、質量%表示で、Li及びNaの合計の割合が0%以上1.35%以下であることを要する。ここで、本明細書において、カチオンの割合は、ガラス全体に対する当該カチオンの質量比として表されるものである。上記合計の割合が1.35%を超えると、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)を達成することが困難となる。なお、本発明の光学ガラスにおけるLi及びNaの合計の割合は、所望の屈折率及び分散性(アッベ数)をより確実に得る観点から、1.3%以下であることが好ましく、1.25%以下であることがより好ましい。
ここで、Liは、原料としてLiO、LiF等を用いることにより、光学ガラス内に含有させることができる。また、Naは、NaO、NaF等を用いることにより、光学ガラス内に含有させることができる。
[F
また、本発明の光学ガラスは、質量%表示で、Fの割合が9%以下であることが好ましい。ここで、本明細書において、アニオンの割合は、ガラス全体に対する当該アニオンの質量比として表されるものである。上記割合が9%以下であることにより、低分散性を保持しつつより高い屈折率を有することができる。
ここで、Fは、原料としてLaF、GdF、YF、LiF、NaF、MgF、CaF、SrF、BaF、AlF等のフッ化物を用いることにより、光学ガラス内に含有させることができる。
[Zn2+
なお、本発明の光学ガラスは、カチオン表示で、Zn2+を含有しない。言い換えれば、本発明の光学ガラスは、Znで構成される成分を含有しない。光学ガラスが、上述した組成を有するにもかかわらずZn2+を含有する場合には、低分散性が十分に良好なものとならないためである。更に、光学ガラスがZn2+を含有すると、短波長、例えば300〜400nmでの光線透過率が悪化する虞がある。
ここで、Zn2+は、通常、原料としてZnO、ZnF等の成分を用いることにより、光学ガラス内に含有し得る。よって、本発明の光学ガラスは、原料としてZnO、ZnF等の成分を用いることなく得られる。
[近赤外域に吸収をもつ成分]
更に、本発明の光学ガラスは、近赤外域に吸収をもつ成分を含有しない。光学ガラスが近赤外域に吸収をもつ成分を含有すると、近赤外領域での透過率が低下して、所望の性質を有する光学ガラスとならないためである。
ここで、近赤外域に吸収をもつ成分として、具体的には、Yb、CoO、CuO、Fe、NiO等が挙げられる。なお、Ybは、可視域に吸収をもたない。
[その他の成分]
本発明の光学ガラスは、本発明の目的から外れない限り、屈折率及びアッベ数の調整、溶融性の改善、耐失透性の向上などのために、上述した成分以外の成分、例えば、MgO、CaO、SrO、NaO、KO、KF、Al、WO、GeO等を含有してもよい。
<アッベ数及び屈折率>
そして、上述した組成を有する本発明の光学ガラスは、アッベ数(νd)及び屈折率(nd)が、アッベ数(νd)をx軸とし、屈折率(nd)をy軸とする直交座標系において、A点(56.0,1.755)、B点(54.0,1.755)、C点(60.0,1.650)、D点(63.0,1.650)を順次直線で結んだ線分A−B、B−C、C−D、D−Aで囲まれた領域内にあることが好ましい。アッベ数及び屈折率が上記領域内にある光学ガラスは、高い屈折率を有する上、分散性が非常に低いといえる。なお、通常は、上述した成分に関する必須要件を満たすとともに、SiO及びBの合計の割合を32%以下とすることにより、光学ガラスのアッベ数及び屈折率を上記領域内とすることが可能である。
更に、本発明の光学ガラスは、アッベ数(νd)及び屈折率(nd)が、上記直交座標系において、A点(56.0,1.755)、B点(54.0,1.755)、E点(55.8,1.724)、F点(58.0,1.720)を順次直線で結んだ線分A−B、B−E、E−F、F−Aで囲まれた領域内にあることがより好ましい。アッベ数及び屈折率が上記領域内にある光学ガラスは、高屈折率と低分散性とが、極めて高いレベルでバランスしているといえる。なお、光学ガラスのアッベ数(νd)及び屈折率(nd)を上記領域内とする方法としては、例えば、上述した成分に関する必須要件を満たすとともに、SiO及びBの合計の割合を32%以下とし、且つ、F の割合を9%以下とすることが挙げられる。
<近赤外領域での透過率>
また、本発明の光学ガラスは、監視カメラ用レンズ等の製造に用いる観点から、近赤外領域での透過率が高いことが好ましい。具体的には、本発明の光学ガラスは、厚み5mmにおける波長800〜1100nmでの光線透過率が、80%以上であることが好ましく、85%以上であることがより好ましい。なお、通常は、上述した成分に関する必須要件を満たすことにより、光学ガラスの光線透過率を上記領域内とすることが可能である。
<製造方法>
本発明の光学ガラスは、上述した成分に関する要件を満足すればよく、その製造方法については、特に限定されることなく、従来の製造方法に従えばよい。
例えば、各成分の原料としてそれぞれに相当する酸化物、水酸化物、フッ化物、炭酸塩及び硝酸塩などを用意し、これらを所定の割合となるように秤量し、十分混合したものをガラス調合原料とする。次いで、この原料を、ガラス原料等と反応性のない耐熱容器、例えば白金坩堝に投入して、電気炉にて1000〜1200℃に加熱して溶融しながら適時撹拌し、清澄、均質化する。そして、適当な温度に予熱した金型に鋳込んだ後、電気炉内で徐冷することで、本発明の光学ガラスを製造することができる。なお、ガラスの着色改善や脱泡のため、ごく少量(例えば、0.1%以下)のSbなど、工業的に周知である脱泡成分を原料に加えることができる。
(ガラスプリフォーム)
本発明のガラスプリフォームは、本発明の光学ガラスを用いて得られるものである。ここで、ガラスプリフォームとは、モールドプレス成形に供されるガラス素材であって、プレス成形に先立って、好適な形状に予備成形されたガラス素材を指す。そして、本発明のガラスプリフォームは、高屈折率低分散性であり且つ近赤外領域での透過率が高い光学ガラスを用いて得られるため、高性能である。
かかるガラスプリフォームの形状としては、特に限定されない。また、ガラスプリフォームの製造方法としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(1)加熱、軟化、滴下工程を経ることによりガラスプリフォームを得る方法、(2)切削、研磨工程を経ることによりガラスプリフォームを得る方法、(3)加熱、軟化、滴下工程を経た後、更に切削、研磨工程を経ることによりガラスプリフォームを得る方法、などが挙げられる。
また、本発明の光学ガラスを用いることで、例えば、周知の精密プレス成形法に用いられる予備成形されたガラス素材、即ちモールドプレス成形用ガラスプリフォームを好適に得ることができる。
なお、本発明のガラスプリフォームは、所望の性能を得る観点から、本発明の光学ガラスについて既述した、成分に関する必須要件、ひいては好ましいとされる要件を満たすことが好ましい。
(光学部品)
本発明の光学部品は、本発明の光学ガラスを用いて得られるものである。そして、本発明の光学部品は、高屈折率低分散性であり且つ近赤外領域での透過率が高い光学ガラスを用いて得られるため、高性能である。かかる光学部品としては、特に限定されないが、典型的なものとして、非球面レンズ、球面レンズ、平凹レンズ、平凸レンズ、両凹レンズ、両凸レンズ、凸メニスカスレンズ、凹メニスカスレンズなどのレンズ、マイクロレンズ、レンズアレイ、マイクロレンズアレイ、回折格子付きレンズ、プリズム、レンズ機能付きプリズム、などが挙げられる。光学部品として、好ましくは、凸メニスカスレンズ、凹メニスカスレンズ、両凸レンズ、両凹レンズ、平凸レンズ、平凹レンズなどのレンズ、プリズム、回折格子を例示することができる。上記各レンズは、非球面レンズであってもよいし、球面レンズであってもよい。
また、用途の観点からは、本発明の光学部品は、監視カメラ、車載カメラ等の撮像光学系を構成するレンズやプリズム、プロジェクタ等の投射光学系を構成するレンズやプリズム等とすることができる。そして、本発明の光学ガラスは、これらの中でも、監視カメラを構成するレンズやプリズムを製造するのに好適に用いることができる。
そして、本発明の光学部品は、例えば、本発明の光学ガラスから形成したストリップ材(板状の熱間成形品)、又は上述した本発明のガラスプリフォームに対して、研削研磨等の冷間加工や、モールドプレス成形を行うことで得ることができる。
なお、本発明の光学部品は、所望の性能を得る観点から、本発明の光学ガラスについて既述した、成分に関する必須要件、ひいては好ましいとされる要件を満たすことが好ましい。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明の光学ガラスを具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1〜3に記載の組成比となるように、それぞれに相当する酸化物、水酸化物、フッ化物、炭酸塩及び硝酸塩等を各成分の原料として、ガラス化した後に100gとなるように秤量し、十分混合して、白金坩堝に投入し、電気炉にて1000〜1200℃に加熱して1〜2時間溶融しながら、適時撹拌して均質化を図った。次いで、清澄した溶融物を、予熱した金型内に鋳込み、電気炉内で徐冷して歪みを取り除くことで、実施例1〜41及び比較例1〜3の光学ガラスをそれぞれ得た。
そして、それぞれの光学ガラスについて、屈折率(nd)、アッベ数(νd)の測定を行った。
また、実施例13及び比較例1の光学ガラスについては、光線透過率の測定を行った。
更に、実施例15及び16については、白金坩堝を電気炉に投入して加熱を開始してから、坩堝内の原料混合物が完全溶融するまでに要した時間を、目視で確認しながら計測した。その結果、実施例15では10分であったのに対し、実施例16では、10分後には依然として一部の融け残りが見られ、完全溶融するまでに15分を要した。
ここで、屈折率及びアッベ数の測定は、株式会社島津デバイス製「KPR−2000」を用いて行った。
また、光線透過率の測定は、30mm×13mm、厚み5mmの両面が光学研磨された光学ガラスサンプルを用意し、株式会社日立ハイテクノロジーズ製「U−4100」を用い、波長範囲を300〜1200nmとして行った。
屈折率及びアッベ数の測定結果を表1〜3に示すとともに、当該結果を直交座標系にプロットしたものを図1に示す。また、光線透過率の測定結果を図2に示す。
Figure 0006028071
Figure 0006028071
Figure 0006028071
表1〜3に示すように、本発明に従う実施例1〜41の光学ガラスは、いずれも、高屈折率を有し且つ低分散性であることが分かる。具体的にいうと、これらの光学ガラスは、図1に示すように、アッベ数をx軸とし、屈折率をy軸とする直交座標系において、A点(56.0,1.755)、B点(54.0,1.755)、C点(60.0,1.650)、D点(63.0,1.650)を順次直線で結んだ線分A−B、B−C、C−D、D−Aで囲まれた領域内にあることが分かる。
これに対して、比較例1の光学ガラスは、低分散性に劣ることが少なくとも分かる。加えて、比較例1の光学ガラスは、図2に示されるように、300〜400nmでの光線透過率が著しく悪化していることも分かる。これらは、ZnOを含んでいること等に因るものと考えられる。
また、比較例2の光学ガラスは、高屈折率及び低分散性のバランスが良好ではないことが少なくとも分かる。これは、LiOを過剰に含んでいること等に因るものと考えられる。
更に、比較例3の光学ガラスは、低分散性に劣ることが少なくとも分かる。これは、ZnOを含んでいること、LaFの含有量が不十分であること、LaF、GdF及びYFの合計の割合が不十分であること等に因るものと考えられる。
また、本発明に従う実施例1〜41の光学ガラスは、いずれも、近赤外域に吸収をもつ成分を含有しないため、近赤外領域での透過率が高いものと認めることができる。このことは、図2において、近赤外域に吸収をもつ成分であるYbを含有する比較例1の光学ガラスは、波長800〜1100nmでの光線透過率が大きく落ち込んでいるのに対し、近赤外域に吸収をもつ成分を含有しない実施例13の光学ガラスは、安定して光線透過率が85%以上で維持されていることからも、明らかである。
なお、実施例15と実施例16とでは、Yを含有するか否かの点で相違しているところ、これらの原料混合物が完全溶融するまでの時間の比較から、Yを用いることにより、完全溶融が早まり、作業性及び製造容易性を向上させることができることが分かる。
本発明によれば、高屈折率を有し且つ低分散性である上、近赤外領域での透過率が高い光学ガラスを提供することができる。また、本発明によれば、かかる光学ガラスを用いた、高性能なモールドプレス成形用プリフォーム及び光学素子を提供することができる。

Claims (3)

  1. 質量%で、
    SiO2:0%以上8%以下、
    23:15%以上35%以下、
    La23:0%以上50%以下、
    Gd23:0%以上50%以下、
    23:0%以上20%以下、
    LaF3:10%以上60%以下、
    GdF3:0%以上20%以下、
    YF3:0%以上20%以下、
    Li2O:0%以上3%未満、
    LiF:0%以上5%以下、
    NaF:0%以上3%以下、
    BaO:0%以上5%以下、
    MgF2:0%以上5%以下、
    CaF2:0%以上10%以下、
    SrF2:0%以上25%以下、
    BaF2:0%以上30%以下、
    AlF3:0%以上5%以下、
    Ta25:0%以上5%以下、
    ZrO2:0%以上5%以下、
    Nb25:0%以上3%以下、
    のみからなる組成を有し、
    La23、Gd23及びY23の合計の割合が11%以上62%以下であり、
    LaF3、GdF3及びYF3の合計の割合が10%以上60%以下であり、
    質量%表示で、Li+及びNa+の合計の割合が0%以上1.35%以下であり、
    Zn2+を含有せず、
    近赤外域に吸収をもつ成分を含有せず、
    アッベ数(νd)及び屈折率(nd)が、アッベ数(νd)をx軸とし、屈折率(nd)をy軸とする直交座標系において、A点(56.0,1.755)、B点(54.0,1.755)、C点(60.0,1.650)、D点(63.0,1.650)を順次直線で結んだ線分A−B、B−C、C−D、D−Aで囲まれた領域内にある、
    ことを特徴とする、光学ガラス。
  2. 請求項1に記載の光学ガラスを用いたことを特徴とする、ガラスプリフォーム。
  3. 請求項1に記載の光学ガラスを用いたことを特徴とする、光学部品。
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