JP6025251B2 - ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 - Google Patents
ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6025251B2 JP6025251B2 JP2012219682A JP2012219682A JP6025251B2 JP 6025251 B2 JP6025251 B2 JP 6025251B2 JP 2012219682 A JP2012219682 A JP 2012219682A JP 2012219682 A JP2012219682 A JP 2012219682A JP 6025251 B2 JP6025251 B2 JP 6025251B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester
- toner
- preferable
- binder resin
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
高画質化及び高速化に対応して、特に熱特性を改善するために、トナー用結着樹脂として、組成の調整が容易であるポリエステル樹脂が汎用されており、さらに複数の樹脂を混合して用いる試みがなされている。
〔1〕 環状ポリエステル(A)及び鎖状ポリエステル系樹脂(B)を含有するポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法であって、環状ポリエステル(A)と鎖状ポリエステル系樹脂の質量比(環状ポリエステル(A)/鎖状ポリエステル系樹脂)が、0.01/99.99〜5.0/95.0であり、アルコール成分とカルボン酸成分及び/又はポリエステルを、希土類触媒の存在下、200〜250℃で縮重合させる工程1を含む、ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法、
〔2〕 前記〔1〕記載の方法により得られたポリエステル系トナー用結着樹脂、並びに
〔3〕 前記〔2〕記載のポリエステル系トナー用結着樹脂を含有してなる、静電荷像現像用トナー
に関する。
本発明において、環状ポリエステル(A)は、ポリエステルの末端を有さないため、酸価及び水酸基価が著しく低いものである。すなわち、酸価は0.1mgKOH/g以下であることが好ましく、0mgKOH/gであることがより好ましい。また、水酸基価は0.1mgKOH/g以下であることが好ましく、0mgKOH/gであることがより好ましい。酸価及び水酸基価は実施例に記載の方法によって測定される。
で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物が好ましく、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物とプロピレンオキサイド付加物を混合して用いることがさらに好ましい。
本発明において、鎖状ポリエステル系樹脂(B)は、非晶質ポリエステル、結晶性ポリエステル、ポリエステル系複合樹脂等が好ましく用いられるが、なかでも非晶質ポリエステルが好ましい。
本発明のトナー用結着樹脂の製造方法は、環状ポリエステル(A)及び鎖状ポリエステル系樹脂(B)を含有するポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法であって、結着樹脂中の環状ポリエステル(A)と鎖状ポリエステル系樹脂の質量比が、0.01/99.99〜5.0/95.0であり、アルコール成分とカルボン酸成分及び/又はポリエステルを、希土類触媒存在下、200〜250℃で縮重合する工程1を含むものであり、工程1では環状ポリエステルが生成する。本発明では、以下に示す二態様のいずれかで行うことが好ましい。
態様1は、前記工程1として、アルコール成分とカルボン酸成分とを、チタン触媒又はスズ触媒の存在下、反応率が70%以上100%未満となるまで縮重合させた後、希土類触媒の存在下、200〜250℃で縮重合させて、環状ポリエステル(A)及び鎖状ポリエステル系樹脂(B)の混合物を得る工程1’を行う方法である。
態様2は、前記工程1に加えてさらに、工程1で得られた環状ポリエステル(A)と、チタン触媒又はスズ触媒の存在下、アルコール成分とカルボン酸成分を縮重合させて得られた鎖状ポリエステル(B)とを混合する工程2を含む方法である。
態様1の工程1’では、まず、アルコール成分とカルボン酸成分とを、チタン触媒又はスズ触媒の存在下で縮重合させる(工程a)が、これにより、鎖状ポリエステル系樹脂が得られる。
態様2は、前記工程1により環状ポリエステル(A)を、チタン触媒又はスズ触媒存在下でのアルコール成分とカルボン酸成分との縮重合により鎖状ポリエステル系樹脂を、それぞれ調製し、両者を混合する方法である。
本工程には、アルコール成分とカルボン酸成分に加えて、ポリエステルを用いてもよいが、得られる環状ポリエステル(A)の分子量を適切に調整する観点から、アルコール成分とカルボン酸成分のみを用いることが好ましい。
本発明のトナー用結着樹脂は、前記の製造方法によって得られるものであり、環状ポリエステル(A)及び鎖状ポリエステル系樹脂(B)を含有する。
本発明の静電荷像現像用トナーは、前記製造方法で得られたトナー用結着樹脂を含有することにより、印刷物の光沢性と得られるトナーの耐久性を両立することができる。
フローテスター(島津製作所、CFT-500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押し出す。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱量計(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製、Q-100)を用いて、試料0.01〜0.02gをアルミパンに計量し、室温から降温速度10℃/分で0℃まで冷却しそのまま1分間静止させる。その後、昇温速度50℃/分で測定する。観測される吸熱ピークのうち、最も高温側にあるピークの温度を吸熱の最高ピーク温度とする。
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて、試料を0.01〜0.02gをアルミパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で昇温し、吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移温度とする。
JIS K0070の方法に基づき測定する。但し、測定溶媒のみJIS K0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、アセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に変更する。
JIS K0070の方法に基づき測定する。
以下の方法により、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により分子量分布を測定し、数平均分子量を求める。
(1) 試料溶液の調製
濃度が0.5g/100mlになるように、試料をテトラヒドロフランに、25℃で溶解させる。次いで、この溶液をポアサイズ0.2μmのフッ素樹脂フィルター(ADVANTEC社製、DISMIC-25JP)を用いて濾過して不溶解成分を除き、試料溶液とする。
(2) 分子量測定
下記の測定装置と分析カラムを用い、溶離液としてテトラヒドロフランを、毎分1mlの流速で流し、40℃の恒温槽中でカラムを安定させる。そこに試料溶液100μlを注入して測定を行う。試料の分子量は、あらかじめ作成した検量線に基づき算出する。このときの検量線には、数種類の単分散ポリスチレン(東ソー社製のA-500(5.0×102)、A-1000(1.01×103)、A-2500(2.63×103)、A-5000(5.97×103)、F-1(1.02×104)、F-2(1.81×104)、F-4(3.97×104)、F-10(9.64×104)、F-20(1.90×105)、F-40(4.27×105)、F-80(7.06×105)、F-128(1.09×106))を標準試料として作成したものを用いる。
測定装置:HLC-8220GPC(東ソー社製)
分析カラム:GMHXL+G3000HXL(東ソー社製)
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で昇温し、融解熱の最大ピーク温度を融点とする。
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)
アパチャー径:50μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター社製)
電解液:アイソトンII(ベックマンコールター社製)
分散液:エマルゲン109P(花王社製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB:13.6)5%電解液
分散条件:分散液5mlに測定試料10mgを添加し、超音波分散機にて1分間分散させ、その後、電解液25mlを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させる。
測定条件:ビーカーに電解液100mlと分散液を加え、3万個の粒子の粒径を20秒で測定できる濃度で、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
平均粒子径は、個数平均粒子径を指し、外添剤の走査型電子顕微鏡(SEM)写真から測定した、500個の粒子の粒径の平均値をいう。長径と短径がある場合は長径を指す。
製造例1及び6(環状ポリエステルA−1及びA−6の製造)
表1に示す原料モノマー及びエステル化触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、245℃まで昇温し、245℃にて5時間反応を行った。その後常温まで冷却し、反応混合物を得た。その後、該反応混合物20gをジクロロメタン50gに溶解し、0.6Nアンモニア水溶液100gを加え振とうし、分液を行うことで水相に未反応のモノマー等を抽出した。この作業を3回繰り返したあと、イオン交換水を加え振とうし、ジクロロメタン溶液を得た。その後、該ジクロロメタン溶液をロータリーエバポレータにて凝縮、乾燥し、粉末状のポリエステルを得た。このポリエステルの酸価及び水酸基価はいずれも0であり、末端基を持たない環状化合物であることがわかる。数平均分子量を表1に示す。
表1に示す原料モノマー及びエステル化触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、180℃まで昇温した後、235℃まで3時間かけて昇温を行った。その後、235℃にて1時間反応後冷却し、反応混合物を得た。その後、製造例1と同様の方法で反応混合物を精製し、粉末状のポリエステルを得た。このポリエステルの酸価及び水酸基価はいずれも0であり、末端基を持たない環状化合物であることがわかる。数平均分子量を表1に示す。
表1に示すフマル酸を除く原料モノマー及びエステル化触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、180℃まで昇温した後、235℃まで3時間かけて昇温を行った。その後、1時間かけて200℃まで冷却し、4-t-ブチルカテコール(ラジカル重合禁止剤)及びフマル酸を混合した。その後、210℃まで2時間かけて昇温を行った。210℃にて1時間反応後冷却し、反応混合物を得た。その後、製造例1と同様の方法で反応混合物を精製し、粉末状のポリエステルを得た。このポリエステルの酸価、及び水酸基価はいずれも0であり、末端基を持たない環状化合物であることがわかる。数平均分子量を表1に示す。
製造例7及び12(鎖状ポリエステルB−1及びB−6の製造)
表2に示す原料モノマー、エステル化触媒及び助触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、235℃まで昇温し、235℃にて10時間反応を行った。その後235℃、8KPaにて、表2に記載の軟化点に達するまで反応を行って、ポリエステルを得た。物性を表2に示す。
表2に示す原料モノマー、エステル化触媒及び助触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、180℃まで昇温した後、210℃まで5時間かけて昇温を行った。その後210℃にて反応率が90%に到達したのを確認し、40kPaにて表2に記載の軟化点に達するまで反応を行って、ポリエステルを得た。物性を表2に示す。なお、反応率とは、生成反応水量/理論生成水量×100の値をいう。
表2に示すフマル酸を除く原料モノマー及びエステル化触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、180℃まで昇温した後、235℃まで3時間かけて昇温を行った。その後、1時間かけて200℃まで冷却し、4-t-ブチルカテコール(ラジカル重合禁止剤)及びフマル酸を混合した。その後、210℃まで2時間かけて昇温を行った。210℃にて1時間反応後、40kPaにて表2に記載の軟化点に達するまで反応を行って、ポリエステルを得た。物性を表2に示す。
実施例1(結着樹脂1の製造)
表3の製造例13に示す原料モノマー、エステル化触媒1及び助触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、235℃まで昇温し、235℃にて10時間反応を行った。その後235℃、8KPaにて、1時間反応を行い、反応率が90%に到達したのを確認した。その後、窒素で常圧に戻した後、235℃にて、エステル化触媒2を添加した。その後、常圧、235℃にて3時間反応を行った。得られた樹脂は、LC-MSにて、環状ポリエステルを0.3質量%含むことを確認した。物性を表3に示す。
表3の製造例14に示す原料モノマー、エステル化触媒1及び助触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、235℃まで昇温し、235℃にて10時間反応を行った。その後235℃、8KPaにて1時間反応を行い、反応率が90%に到達したのを確認した。その後、窒素で常圧に戻した後、エステル化触媒2を添加した。直後に170℃にし、常圧、170℃にて3時間反応を行った。得られた樹脂は、LC-MSにて、環状ポリエステルを0.005質量%含むことを確認した。物性を表3に示す。
実施例2〜14及び比較例2、3
表4、5に示す鎖状ポリエステル系樹脂(B)及び環状ポリエステル(A)を表4、5に示す質量比で合計20質量部、負帯電性荷電制御剤「ボントロン E-81」(オリエント化学工業社製)0.2質量部、着色剤「Regal 330R」(キャボット社製、カーボンブラック)1質量部、離型剤「三井ハイワックスNP055」(三井化学社製、ポリプロピレンワックス、融点:125℃)0.4質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで十分混合した後、同方向回転二軸押出し機を用い、ロール回転速度200r/min、ロール内の加熱温度80℃で溶融混練した。得られた溶融混練物を冷却、粗粉砕した後、ジェットミルにて粉砕し、分級して、体積中位粒径(D50)が8μmのトナー粒子を得た。
実施例15
結着樹脂120質量部、負帯電性荷電制御剤「ボントロン E-81」(オリエント化学工業社製)0.2質量部、着色剤「Regal 330R」(キャボット社製、カーボンブラック)1質量部、及び離型剤「三井ハイワックスNP055」(三井化学社製、ポリプロピレンワックス、融点:125℃)0.4質量部を、ヘンシェルミキサーで十分混合した後、同方向回転二軸押出し機を用い、ロール回転速度200r/min、ロール内の加熱温度80℃で溶融混練した。得られた溶融混練物を冷却、粗粉砕した後、ジェットミルにて粉砕し、分級して、体積中位粒径(D50)が8μmのトナー粒子を得た。
非磁性一成分現像方式「OKI Microline 18」(沖データ社製)の装置にトナーを実装し、温度35℃、湿度85%の条件下にて、黒化率5.5%の斜めストライプのパターンの耐刷を行った。途中、500枚ごとに黒ベタ画像を印字し、画像上のスジを確認した。画像上にスジが目視にて観察された時点までの印字枚数を耐刷枚数とした。数値が大きいほど、耐久性に優れる。結果を表4、5に示す。
複写機(シャープ(株)製、商品名:「AR-505」)の定着機を装置外での定着が可能なように改良した装置にトナーを実装し、未定着の状態で印刷物を得た(印字面積:2cm×12cm、付着量:0.5mg/cm2)。その後、前記複写機の定着機にて、160℃、400mm/secの条件で用紙に定着させた。なお、印字媒体にJ紙(商品名、富士ゼロックス(株)製)を用いた。該画像の下に厚紙を敷き、光沢度計((株)堀場製作所製、商品名:「IG-330」)を用いて入射角度60°の光射条件にて印刷物の光沢度を測定した。得られた値が高いほど光沢度が高く、好ましい。結果を表4、5に示す。
Claims (11)
- 環状ポリエステル(A)及び鎖状ポリエステル系樹脂(B)を含有するポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法であって、環状ポリエステル(A)と鎖状ポリエステル系樹脂の質量比(環状ポリエステル(A)/鎖状ポリエステル系樹脂)が、0.01/99.99〜5.0/95.0であり、アルコール成分とカルボン酸成分及び/又はポリエステルを、希土類触媒の存在下、200〜250℃で縮重合させる工程1を含む、ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法。
- 工程1が、アルコール成分とカルボン酸成分とを、チタン触媒又はスズ触媒の存在下、反応率が70%以上100%未満となるまで縮重合させた後、希土類触媒の存在下、200〜250℃で縮重合させて、環状ポリエステル(A)及び鎖状ポリエステル系樹脂(B)の混合物を得る工程1’である、請求項1記載のポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法。
- さらに、工程1で得られた環状ポリエステル(A)と、チタン触媒又はスズ触媒の存在下、アルコール成分とカルボン酸成分を縮重合させて得られた鎖状ポリエステル(B)とを混合する工程2を含む、請求項1記載のポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法。
- 環状ポリエステル(A)の数平均分子量が100〜1000である、請求項1〜3いずれか記載のポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法。
- 環状ポリエステル(A)の酸価が0.1mgKOH/g以下及び水酸基価が0.1mgKOH/g以下である、請求項1〜4いずれか記載のポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法。
- スズ触媒がSn−C結合を有していない錫(II)化合物である、請求項2〜5いずれか記載のトナー用結着樹脂の製造方法。
- 希土類触媒がスルホン酸塩である、請求項1〜6いずれか記載のトナー用結着樹脂の製造方法。
- 鎖状ポリエステル系樹脂(B)のアルコール成分が、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を60モル%以上含有する、請求項1〜7いずれか記載のポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法。
- 鎖状ポリエステル系樹脂(B)のカルボン酸成分が、芳香族ジカルボン酸化合物を60モル%以上含有する、請求項1〜8いずれか記載のポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法。
- 環状ポリエステル(A)のアルコール成分が、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を60モル%以上含有する、請求項1〜9いずれか記載のポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法。
- 環状ポリエステル(A)のカルボン酸成分が、芳香族ジカルボン酸化合物を60モル%以上含有する、請求項1〜10いずれか記載のポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012219682A JP6025251B2 (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012219682A JP6025251B2 (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014071425A JP2014071425A (ja) | 2014-04-21 |
JP6025251B2 true JP6025251B2 (ja) | 2016-11-16 |
Family
ID=50746637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012219682A Active JP6025251B2 (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6025251B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6071812B2 (ja) * | 2013-09-06 | 2017-02-01 | 花王株式会社 | トナー |
JP6148152B2 (ja) * | 2013-10-28 | 2017-06-14 | 花王株式会社 | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 |
KR102163204B1 (ko) * | 2016-02-03 | 2020-10-08 | 후지필름 가부시키가이샤 | 분산 조성물, 경화성 조성물, 차광막, 컬러 필터, 고체 촬상 장치 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003105073A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | Asahi Kasei Corp | 脂肪族ポリエステルの製造方法 |
JP3885577B2 (ja) * | 2001-12-14 | 2007-02-21 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用トナー並びにそれを用いた電子写真用現像剤、画像形成方法及び画像形成装置 |
JP5022129B2 (ja) * | 2007-07-30 | 2012-09-12 | 花王株式会社 | 電子写真用トナー |
JP4957516B2 (ja) * | 2007-11-16 | 2012-06-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、画像形成装置、プロセスカートリッジ、定着方法、及び画像形成方法 |
JP4525828B2 (ja) * | 2008-03-10 | 2010-08-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 圧力定着用静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法、並びに、画像形成装置 |
JP5168113B2 (ja) * | 2008-12-04 | 2013-03-21 | 株式会社リコー | トナー及び該トナーを用いた現像剤、該トナー又は現像剤用いた画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
JP5584106B2 (ja) * | 2010-12-02 | 2014-09-03 | 花王株式会社 | 電子写真用トナー |
-
2012
- 2012-10-01 JP JP2012219682A patent/JP6025251B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014071425A (ja) | 2014-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6223109B2 (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP5681017B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP5954866B2 (ja) | トナー用結着樹脂 | |
JP6181580B2 (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP6316106B2 (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP6055152B1 (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP6184023B2 (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP5685147B2 (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JP6188144B2 (ja) | トナー用非晶質ポリエステル系結着樹脂の製造方法 | |
JP2016090628A (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP6025251B2 (ja) | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 | |
JP6148152B2 (ja) | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 | |
JP5893942B2 (ja) | トナー用結着樹脂 | |
JP6460757B2 (ja) | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 | |
JP5939638B2 (ja) | ポリエステル系トナー用結着樹脂組成物 | |
JP6378579B2 (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP6242741B2 (ja) | トナー用非晶質ポリエステル系結着樹脂の製造方法 | |
JP6100624B2 (ja) | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 | |
JP6071791B2 (ja) | ポリエステル系トナー用結着樹脂組成物 | |
JP6323871B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP6320170B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2019066539A (ja) | 電子写真用トナー用結着樹脂組成物 | |
JP6323872B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2017067917A (ja) | トナー用結着樹脂 | |
JP2017090544A (ja) | 電子写真用トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160509 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160512 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161007 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6025251 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |