JP2003105073A - 脂肪族ポリエステルの製造方法 - Google Patents

脂肪族ポリエステルの製造方法

Info

Publication number
JP2003105073A
JP2003105073A JP2001297281A JP2001297281A JP2003105073A JP 2003105073 A JP2003105073 A JP 2003105073A JP 2001297281 A JP2001297281 A JP 2001297281A JP 2001297281 A JP2001297281 A JP 2001297281A JP 2003105073 A JP2003105073 A JP 2003105073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
aliphatic polyester
polycondensation
polymer
molecular weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001297281A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yokoyama
宏 横山
Harumi Watanabe
春美 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP2001297281A priority Critical patent/JP2003105073A/ja
Publication of JP2003105073A publication Critical patent/JP2003105073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 脂肪族ヒドロキシカルボン酸を74〜1
00mol%含む原料を重縮合して、脂肪族ヒドロキシ
カルボン酸単位を80〜100mol%含む脂肪族ポリ
エステルを製造するに際して、重縮合触媒としてトリフ
ルオロメタンスルホン酸イッテルビウムを用いることを
特徴とする脂肪族ポリエステルの製造方法。 【効果】 重縮合反応時に副反応による劣化、着色が少
なく、高分子量で高品質の脂肪族ポリエステルを容易に
効率よく製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪族ポリエステ
ルの製造方法に関する。詳しくは、着色が少なく、高分
子量の脂肪族ポリエステルを容易に効率よく製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリ乳酸、ポリグリコール酸及びこれら
の共重合体に代表される脂肪族ヒドロキシカルボン酸か
ら製造される脂肪族ポリエステルは、生分解性の高分子
として注目され、例えば、縫合糸等の医用材料、医薬、
農薬、肥料等の徐放性材料等、多方面に利用されてい
る。これらの用途向けのポリマーを得る方法としては、
従来、乳酸又はグリコール酸を一旦重縮合し、プレポリ
マーとした後、解重合によりラクチド又はグリコリドを
製造し、これらを用いて開環重合してポリラクチド又は
ポリグリコリドを製造していた。この方法によると、高
分子量のポリマーが得られるものの、多くの工程を必要
とし、また、ラクチドやグリコリドを得るために多大の
労力がかかり、経済的とはいえなかった。
【0003】一方、乳酸又はグリコール酸を、直接、重
縮合反応させる方法では、経済的であるが、その反面、
分子量及び色調の点で必ずしも満足な重合体は得られて
いない。高分子量のポリヒドロキシカルボン酸を製造す
る方法として、例えば、オキシ酸を有機ゲルマニウム化
合物の存在下に、直接、重縮合する方法(特開平6−3
45856号公報)が提案されているが、得られる重合
体の色調及び分子量がともに不十分である。また、ヒド
ロキシカルボン酸又はそのオリゴマーを、アルカリ金属
系化合物、アルカリ土類金属化合物又は周期表IIIb
族に属する金属化合物の存在下に重縮合することによ
り、重量平均分子量が30000〜100000のポリ
ヒドロキシカルボン酸を製造する方法(特開平10−1
68167号公報)が提案されているが、この方法によ
ると、重合収率が33.0〜52.2%と低いうえに、
製造時に重合体が淡褐色に着色するという問題がある。
【0004】脂肪族ヒドロキシカルボン酸ユニットを含
むプレポリマーを、有機スルホン酸系化合物又は錫化合
物等の重縮合触媒の存在下で固相重合することにより、
重量平均分子量が50000〜1000000の脂肪族
ポリエステルを製造する方法(特開2000−3028
52公報)が提案されているが、この方法によっても、
得られる重合体が着色するという問題点を有しており、
副反応による劣化及び着色の伴わない重縮合触媒の開発
が切望されている。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】本発明の目的は、着色
が少なく、高分子量の脂肪族ポリエステルを容易に効率
よく製造する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明者らは前記課題を解決す
るために鋭意検討を行った結果、トリフルオロメタンス
ルホン酸イッテルビウムを重縮合触媒として用いること
により、乳酸、グリコール酸等の脂肪族ヒドロキシカル
ボン酸を、直接、重縮合して、着色の少ない、高分子量
のポリヒドロキシカルボン酸が高収率で製造可能である
ことを見出した。
【0007】すなわち、本発明は、以下の通りである。 (1)脂肪族ヒドロキシカルボン酸を74〜100mo
l%含む原料を重縮合して、脂肪族ヒドロキシカルボン
酸単位を80〜100mol%含有む脂肪族ポリエステ
ルを製造するに際して、重縮合触媒としてトリフルオロ
メタンスルホン酸イッテルビウムを用いることを特徴と
する脂肪族ポリエステルの製造方法。 (2)脂肪族ポリエステルがグリコール酸単位を75m
ol%以上含有することを特徴とする(1)に記載の脂
肪族ポリエステルの製造方法。
【0008】本発明を以下に詳細に説明する。本発明に
より得られる脂肪族ポリエステルは、少なくとも脂肪族
ヒドロキシカルボン酸を含む原料を、重縮合触媒として
トリフルオロメタンスルホン酸イッテルビウムの存在下
に、直接、重縮合させることにより製造できる。原料と
しては、少なくとも1種の脂肪族ヒドロキシカルボン
酸、又は少なくとも1種の脂肪族ヒドロキシカルボン酸
と脂肪族ヒドロキシカルボン酸以外の共重合成分を用い
ることができる。共重合成分として、例えば、ジカルボ
ン酸、ジオール、3価以上の多価化合物、多糖類等を挙
げることができるが、この他、脂肪族ヒドロキシカルボ
ン酸と共重合可能なものであればこれらに限定されるも
のではない。
【0009】脂肪族ヒドロキシカルボン酸以外の共重合
成分を用いることにより、得られる脂肪族ポリエステル
の溶融張力を改良できるが、本発明の脂肪族ポリエステ
ル中に含まれる脂肪族ヒドロキシカルボン酸以外の共重
合成分が20mol%を越えると、重縮合反応時に着色
するうえ、得られる脂肪族ポリエステルの熱安定性が低
下する。したがって、本発明の脂肪族ポリエステル中に
含まれる脂肪族ヒドロキシカルボン酸単位の含有率は8
0〜100mol%であることが必要あり、好ましくは
85〜100mol%、より好ましくは90〜100m
ol%、最も好ましくは95〜100mol%である。
【0010】脂肪族ポリエステル中に含まれる脂肪族ヒ
ドロキシカルボン酸単位の含有率は、原料中に含まれる
脂肪族ヒドロキシカルボン酸の割合、脂肪族ヒドロキシ
カルボン酸と、使用する共重合成分との反応性や重縮合
条件等により変化するが、一般的には、脂肪族ポリエス
テル中の脂肪族ヒドロキシカルボン酸単位の含有率にほ
ぼ等しい割合の脂肪族ヒドロキシカルボン酸と共重合成
分とを原料として用いる。しかし、共重合成分によって
は、脂肪族ヒドロキシカルボン酸よりも重縮合性が劣る
ものもある。その場合は、原料中の脂肪族ヒドロキシカ
ルボン酸単位の割合を、目的とする脂肪族ポリエステル
中の脂肪族ヒドロキシカルボン酸単位の含有率よりも少
なく用いることができる。
【0011】本発明の触媒は、原料中の脂肪族ヒドロキ
シカルボン酸の割合が少な過ぎると、優れた触媒性能を
発揮せず、本発明の目的を達成しない。したがって、原
料中の脂肪族ヒドロキシカルボン酸の割合は、74〜1
00mol%であることが必要であり、好ましくは77
〜100mol%、より好ましくは80〜100mol
%である。本発明に用いられる脂肪族ヒドロキシカルボ
ン酸には制限はないが、好適な例としては、炭素数2〜
6の脂肪族ヒドロキシカルボン酸、例えば、グリコール
酸、L−乳酸、D−乳酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒ
ドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ
吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸等が挙げられる。な
かでも、重合速度や重合収率等の重縮合反応性が良好
で、得られる脂肪族ポリエステルの熱安定性や機械的物
性に優れるグリコール酸、L−乳酸、D−乳酸が好まし
い。これらは単独又は2種以上を組み合わせて使用する
こともできる。
【0012】脂肪族ヒドロキシカルボン酸以外の共重合
成分としては、ジカルボン酸の例として、コハク酸、シ
ュウ酸、マロン酸、グルタン酸、アジピン酸、ピメリン
酸、ジグリコール酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘ
キサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸が挙げら
れ、これらは単独又は2種以上を組み合わせて使用する
こともできる。ジオールの例としては、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール等が
挙げられ、これらは単独又は2種以上を組み合わせて使
用することもできる。3価以上の多官能化合物の例とし
ては、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、リンゴ酸、トリメリット酸、トリメシン
酸、ピロメリット酸、トリカルバリル酸、没食子酸等が
挙げられ、これらは単独又は2種以上を組み合わせて使
用することもできる。多糖類の例としては、セルロー
ス、硝酸セルロース、酢酸セルロース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、CMC(カルボキシメチルセル
ロース)、ヘミセルロース、デンプン、アミロペクチ
ン、デキストリン、デキストラン、グリコーゲン、ペク
チン、キチン、 キトサン等、これらの混合物及びこれ
らの誘導体が挙げられる。
【0013】所望により、上記の共重合成分の他に、脂
肪族ヒドロキシカルボン酸単位を含むオリゴマーを一緒
に用いることもできる。本発明において、良好な重縮合
反応性、得られる脂肪族ポリエステルの機械的物性、軟
化温度等の熱的物性及びガスバリアー性等の優れた諸特
性の面から、グリコール酸を主原料とする脂肪族ポリエ
ステルが好ましい。脂肪族ポリエステル中に含まれるグ
リコール酸単位の含有率は、得られる脂肪族ポリエステ
ルの優れた諸特性を充分に発揮させる上から、好ましく
は75mol%以上であり、より好ましくは75mol
%以上、99mol%以下、最も好ましくは80mol
%以上、95mol%以下、更に好ましくは82mol
%以上、90mol%以下である。得られる脂肪族ポリ
エステルが高い熱安定性を有するためにはグリコール酸
単位の含有率が99mol%以下であることが好まし
い。
【0014】本発明は、トリフルオロメタンスルホン酸
イッテルビウムを重縮合触媒として用いることにより、
着色の少ない、高分子量の脂肪族ポリエステルを高収率
で製造できる点に最大の特徴がある。トリフルオロメタ
ンスルホン酸イッテルビウムの添加量は、モノマー1g
当たり、1×10-7〜1×10-2モルであり、好ましく
は3×10-7〜1×10-3モルである。添加量が1×1
-7モル未満の場合には重合速度を高めることが困難な
場合があり、添加量が1×10-2モルを越えるとポリマ
ーが着色する等の副反応により、分子量の増大が認めら
れない場合がある。
【0015】通常、重縮合触媒として、トリフルオロメ
タンスルホン酸イッテルビウムを単独で用いるが、本発
明の目的を損なわない範囲で、公知の触媒である元素周
期律表I、II、III、IV若しくはV族の金属、又
はそれらの塩、水酸化物、酸化物若しくはアルキシド、
有機スルホン酸系化合物等を併用することも可能であ
る。トリフルオロメタンスルホン酸イッテルビウムは、
有機合成化学協会誌53巻(5)(1995年)p.3
71に記載の方法により製造することができる。
【0016】本発明における脂肪族ポリエステルの製造
方法は限定されるものではなく、例えば、(A)溶融重
縮合法、(B)溶液重縮合法、(C)溶融重縮合又は溶
液重縮合の後に固相重合を行う方法、等が挙げられる。
本発明の、着色が少なく、重量平均分子量が10万を超
える高分子量の脂肪族ポリエステルを製造する場合に
は、例えば、(C)法のように、重縮合工程の一部にお
いて固相重合を実施する方法がより好ましい。
【0017】以下に、脂肪族ポリエステルの製造方法に
ついて、さらに詳細に説明する。 (イ)溶融重縮合は、少なくとも1種の脂肪族ヒドロキ
シカルボン酸又は少なくとも1種の脂肪族ヒドロキシカ
ルボン酸と、ジカルボン酸、ジオール、3価以上の多価
化合物、多糖類等の共重合成分からなる原料、又はこれ
らの原料の水溶液に、重縮合触媒としてトリフルオロメ
タンスルホン酸イッテルビウムを添加し、重縮合反応の
進行に応じて温度及び圧力をそれぞれ多段階に変化させ
て実施することが好ましい。
【0018】例えば、原料の水溶液の脱水濃縮工程や、
重合体の重量平均分子量が1万以下であるような重合初
期の工程では、原料の留出や副反応を抑制しつつ重縮合
反応を効率的に進行させるために、窒素等の不活性ガス
雰囲気下、不活性ガス流通下又は減圧下において、温度
を、好ましくは100〜210℃、より好ましくは10
0〜200℃の範囲で多段階に昇温させて重縮合を行
う。減圧度は、好ましくは101.3〜0.3kPa、
より好ましくは101.3〜0.7kPaの範囲で多段
階に減圧度を高めて重縮合を行う。
【0019】重縮合触媒であるトリフルオロメタンスル
ホン酸イッテルビウムは、上記のように反応前の原料又
は原料の水溶液に添加することも可能であるが、脂肪族
ヒドロキシカルボン酸の自己触媒作用によって重合初期
の任意の時点まで重縮合反応を行った後に重合系中に添
加し、引き続き溶融重縮合を行うことも可能である。最
終的な溶融重縮合の条件としては、反応温度は、好まし
くは130〜220℃、より好ましくは150〜210
℃であり、多段階に変化させて重縮合を行う。重縮合温
度が130℃未満の場合には反応速度が遅く、また高分
子量のポリマーが得られないことがある。220℃を超
える場合には、ポリマーの着色及び分解、環状2量体等
の副生物の留出が増加する。減圧度は、好ましくは1
3.3Pa〜6.7kPa、より好ましくは66.7P
a〜6.0kPaであり、多段階に変化させて重縮合を
行う。減圧度が6.7kPaを越えると、重縮合時に発
生する水を効率よく除去できず、13.3Pa未満で
は、副生物の生成の問題が生じたり、収率が低下する。
【0020】本発明における溶融重縮合反応の時間は2
〜20時間が好ましく、4時間〜15時間がより好まし
い。20時間を超えて行う場合には、ポリマーの着色の
問題が生じる場合がある。本発明において、上記の溶融
重縮合によって製造したポリマーをプレポリマーとし
て、引き続き固相重合を実施することにより、着色が少
なく、さらに高分子量の脂肪族ポリエステルを製造する
ことができる。 (ロ)溶液重縮合は、重縮合触媒としてトリフルオロメ
タンスルホン酸イッテルビウムを用いる以外、公知の溶
液重合方法、例えば、米国特許第5310865号明細
書、同第5401796号明細書、同第5817728
号明細書及び欧州公開特許第0829503号明細書に
記載の方法に準じて行うことができる。(ハ)固相重合
は、これに供するプレポリマーの分子量には制限はない
が、重量平均分子量が、好ましくは3000〜8000
0、より好ましくは8000〜50000である。重量
平均分子量が3000未満の場合には、所望する重量平
均分子量を達成するまでの固相重合工程に要する時間が
長くなり、その結晶化工程や固相重合工程においても融
着や粉砕等を生じる等の問題を生じやすくなる。一方、
重量平均分子量が80000を超えるプレポリマーを溶
融重縮合等で製造するのは効率的ではなく、着色が生じ
やすくなる。
【0021】本発明におけるプレポリマーとは、溶融重
縮合により得られた生成物を意味するものである。固相
重合に供するまでにプレポリマーを冷却固化せしめ、粒
子状やペレット状に賦形することができる。また、プレ
ポリマーは結晶化させた後で固相重合に供することが好
ましい。この結晶化条件を適切に選択することにより、
プレポリマー粒子どうしの固相重合時の融着・凝集を防
止できるのみならず、固相重合時の重合反応速度を高め
ることもできる。
【0022】賦形化工程における賦形化の方法には制限
はないが、例えば、溶融状態のプレポリマーを不活性ガ
スや水等の液体と接触させることにより塊状物にした
後、粉砕し粒子状にする方法、溶融状態のプレポリマー
を押出機に移しペレット化する方法等が利用できる。プ
レポリマーを粒子状又はペレット状に賦形した粒子径と
しては、結晶化工程や固相重合工程における取り扱いや
すさや、固相重合における重合速度を考慮して設定すれ
ば何ら制限されるものではないが、例えば、平均粒径が
0.1〜10mmが好ましい。
【0023】結晶化工程における結晶化の方法には制限
はなく、公知の方法が利用できる。例えば、冷却固化し
たプレポリマーを気相中で加熱する方法、プレポリマー
を溶解しない液体中で結晶化温度にて加熱する方法等が
ある。プレポリマーの結晶化処理条件にも制限はなく、
例えば、窒素等の不活性ガス雰囲気下、不活性ガス流通
下又は減圧下において、結晶化処理温度はプレポリマー
のガラス転移温度以上、融点未満の範囲、結晶化時間
は、例えば10分〜360分の範囲で結晶化させること
ができる。
【0024】特に好ましいプレポリマーの結晶化処理条
件としては、圧力が13.3Pa〜101.3kPaで
あり、より好ましくは0.4〜6.7kPaである。結
晶化処理温度は100〜160℃が好ましく、より好ま
しくは120〜150℃、結晶化時間は30〜300分
が好ましい。結晶化処理温度が100℃未満では、固相
重合時にプレポリマー粒子どうしの融着が起こりやす
く、また充分な固相重合速度が得られない場合がある。
160℃を超える場合には、熱処理時にプレポリマーど
うしの融着が起こりやすいことがある。この結晶化処理
は上記温度範囲にて多段階に分けて実施することもでき
る。
【0025】このようにして結晶化したプレポリマーか
ら着色の少ない高品質な高分子量のグリコール酸共重合
体を得るためには、溶融又は溶液重縮合に引き続き固相
重合を行うことが好ましい。固相重合工程では、反応温
度としては、結晶化プレポリマーの中間点ガラス転移温
度以上、融解ピーク温度未満の範囲であることが好まし
く、より好ましくは結晶化プレポリマーの補外融解開始
温度以上、融解ピーク温度未満の範囲である。固相重合
における反応温度が、JISK7121に記載の中間点
ガラス転移温度未満では、ほとんど高分子量化ができ
ず、融解ピーク温度以上では固相重合時に粒子同どうし
が融着し、固相重合を継続できなくなる可能性がある。
【0026】本発明の固相重合は、窒素等の不活性ガス
雰囲気下、又は減圧下、更には加圧下で行うこともでき
る。反応系内の減圧度や反応系内の圧力は、充分に高い
重量分子量を有する脂肪族ポリエステルが得られる範囲
であれば制限されないが、減圧下にて実施する場合にお
いては、圧力が13.3Pa〜6.7kPaが好まし
く、0.3〜1.3kPaがより好ましい。本発明にお
いて、より高分子量の、例えば、重量平均分子量が10
万を超える脂肪族ポリエステルを製造する場合は、不活
性ガス流通雰囲気下で固相重合を行う方法がより好まし
い。本発明の固相重合で使用する不活性ガス、すなわ
ち、反応系に流通させるガスの具体例としては、窒素ガ
ス、ヘリウムガス、アルゴンガス、キセノンガス、クリ
プトンガス等が挙げられる。流通させる不活性ガスに含
まれる水分量はできるだけ低く、実質的に無水状態のガ
スであることが好ましい。 含水量が多いと固相重合反
応で生成した水が効率よく除去できないために重合速度
が遅くなる。この場合、ガスをモレキュラーシーブ類や
イオン交換樹脂類等を充填した層に通すことにより脱水
して使用することができる。流通ガスの含水量を、露点
で示すと、ガスの露点が−20℃以下であることが好ま
しく、より好ましくは−50℃ 以下である。
【0027】本発明において、流通させる不活性ガスの
流量は、プレポリマーの粒径や結晶性を考慮し、十分に
重量平均分子量が高い脂肪族ポリエステルを得ることの
できる程度に、生成した水を除去することができればよ
い。一般的に、流通させる不活性ガスの流量が多いほ
ど、固相重合反応において生成した水を効率よく除去す
ることができる。重量平均分子量が10万を超える脂肪
族ポリエステルを製造する場合には、プレポリマー1g
当たりの不活性ガスの流量は0.02〜200ml/分
が好ましく、0.5〜150ml/分がより好ましく、
1. 0〜100ml/分が最も好ましい。プレポリマ
ー1g当たりの不活性ガスの流量が0.02ml/分未
満では、固相重合反応において、生成した水を除去する
効率が低下し、高い分子量を有する脂肪族ポリエステル
は得られ難い。
【0028】固相重合反応の時間は5〜200時間が好
ましく、10時間〜120時間がより好ましい。200
時間を超えて実施する場合には、ポリマーの着色や副反
応に伴う収率の低下等の問題が生じる場合がある。本発
明では、重縮合反応中の熱劣化を抑えるために、脂肪族
ポリエステル製造時の任意の時点に、着色防止剤とし
て、リン酸、リン酸トリフェニル、ピロリン酸、亜リン
酸、亜リン酸トリフェニル等のリン化合物、亜硫酸ナト
リウム、亜硫酸水素ナトリウム、二亜硫酸塩、亜二チオ
ン酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナト
リウム、グアヤク脂、BHT、BHA、dl−αトコフ
ェノール、没食子酸プロピル、亜塩素酸ナトリウム、ア
スコルビン酸等の還元剤を、得られる脂肪族ポリエステ
ルに対して、0.001〜5質量%の範囲で添加して重
縮合することが可能である。添加割合が0.001質量
%未満では着色抑制の効果は小さく、5質量%を越える
と経済的でないうえ、重縮合反応を阻害する場合があ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明を実施例に基づき具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。本発明における各特性値は以下の方法により測
定する。 (1)重量平均分子量 東ソ(株)製ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)分析装置8020GPCシステムを用い、以
下の条件で求める。溶媒として80mMのトリフルオロ
酢酸ナトリウムを溶解したヘキサフルオロイソプロパノ
ール(HFIP)を利用し、40℃、1ml/分で、カ
ラムとして、Tskgel(登録商標)G5000HH
R+ Tskgel(登録商標)G3000HHR(東
ソー(株)製)を通し、PMMA標準物質を用いたRI
検出による溶出時間から求めた検量線を予め作成し、そ
の溶出時間から重量平均分子量を求めた値である。評価
用ポリマー試料溶液として、試料20mgを精秤した
後、上記トリフルオロ酢酸ナトリウム含有HFIP3g
に溶解し、その後、0.2ミクロンのフィルターにて濾
過したものを用いる。
【0030】(2)重合ポリマーの着色度 上記の方法により重量平均分子量を求める際に、検出器
として、波長350nmに設定したUV検出器を接続
し、その際、検出される全カウント数をもって評価す
る。カウント数が50未満の場合、得られたポリマー
は、目視で、白色〜淡黄色に相当し、カウント数が50
〜100の場合は目視で、黄色に相当、更にカウント数
が100を超える場合には、得られるポリマーは、目視
で、褐色〜黒褐色に相当する値である。 (3)脂肪族ポリエステル中のグリコール酸及び乳酸単
位の含有量 試料70mgを精秤し、d化トリフルオロ酢酸1mlに
溶解し、基準物質としてTMS(テトラメチルシラン)
を用い、1H−NMRにて測定する。 (4)固相重合前プレポリマーの熱的特性 パーキンエルマー(株)製DSC−7を用い、結晶化処
理されたプレポリマーを0℃から10℃/分の昇温速度
にて250℃まで昇温させて得られるDSC曲線より、
JISK7121(プラスチックの転移温度測定方法)
に準じて補外融解開始温度及び融解ピーク温度を求め
る。
【0031】
【実施例1】攪拌装置及び窒素導入管を備えた100m
l反応容器に、高純度グリコール酸(65質量%水溶
液;DuPont(株)製グリピア(登録商標)70)
及びL−乳酸(90%水溶液;和光純薬製)をそれぞれ
93g及び11gと、トリフルオロメタンスルホン酸イ
ッテルビウムを、グリコール酸及び乳酸の合計量1g当
たり、0.005mmol仕込んだ。トリフルオロメタ
ンスルホン酸イッテルビウムを溶解させた後、窒素置換
を行い、窒素気流下、常圧、攪拌下にて130℃まで昇
温し、脱水濃縮を1時間行った。その後、常圧のまま、
温度を180℃に上げ、30分間保持し、濃縮を完結さ
せた。更に、減圧を開始し、27kPaにて20分、次
いで、6.7kPaにて20分、更に、0.07kPa
にて20分保持して反応を継続させたのち、温度を20
0℃に昇温させ、4時間重縮合反応を行った。
【0032】得られた脂肪族ポリエステル中のグリコー
ル酸単位含有量は88mol%、ポリマーの重量平均分
子量は47,000、ポリマーの着色度の指標であるU
V検出器による全カウント数は6、ポリマーの重合収率
は87%であった。得られたポリマーを窒素雰囲気下に
て130℃で24時間熱処理した後、粉砕して固相重合
に供した。固相重合前のプレポリマーの補外融解開始温
度は135℃、融解ピーク温度は190℃であった。
【0033】結晶化させたプレポリマー0.5gを、予
め、ガラスウールを充填したガラスU字管内に仕込ん
だ。更に、上部にもガラスウールを充填した後、固相重
合温度170℃にて、窒素ガス流量として1.5NL/
分にて20時間固相重合を行った。固相重合により得ら
れたポリマーの重量平均分子量は138,000、ポリ
マーの着色度の指標であるUV検出器による全カウント
数は15、ポリマーの重合収率は93%であった。
【0034】
【比較例1】トリフルオロメタンスルホン酸イッテルビ
ウムを添加しない以外は実施例1と同様に行った。溶融
重縮合により得られたポリマーは、重量平均分子量が
8,000、ポリマーの着色度の指標であるUV検出器
による全カウント数は5、ポリマーの重合収率は90%
であった。固相重合により得られたポリマーは、重量平
均分子量29,000、UV検出器による全カウント数
は36、ポリマーの重合収率は93%であった。
【0035】
【実施例2】攪拌装置及び窒素導入管を備えた100m
l反応容器に、L−乳酸(90%水溶液;和光純薬
(株)製)92gと、トリフルオロメタンスルホン酸イ
ッテルビウムを乳酸1g当たり、0.005mmolを
仕込んだ。トリフルオロメタンスルホン酸イッテルビウ
ムを溶解させた後、窒素置換を行い、窒素気流下、常
圧、攪拌下にて130℃まで昇温し、脱水濃縮を1時間
行った。その後、常圧のまま、温度を180℃に上げ、
30分間保持し、濃縮を完結させた。更に、減圧を開始
し、27kPaにて20分、次いで、6.7kPaにて
20分、更に、0.07kPaにて20分保持し、反応
を継続したのち、温度を190℃に昇温させ、4時間重
縮合反応を継続させた。
【0036】得られたポリマーの重量平均分子量は3
8,000、ポリマーの着色度の指標であるUV検出器
による全カウント数は4、ポリマーの重合収率は78%
であった。得られたポリマーを窒素雰囲気下にて80℃
で24時間熱処理した後、粉砕し、固相重合に供した。
固相重合前のプレポリマーの補外融解開始温度は120
℃であり、融解ピーク温度は170℃であった。結晶化
させたプレポリマー0.5gを、予め、ガラスウールを
充填したガラスU字管内に仕込んだ。更に上部にもガラ
スウールを充填した後、固相重合温度140℃にて、窒
素ガス流量として1.5NL/分にて20時間固相重合
を行った。固相重合により得られたポリマーの重量平均
分子量は114,000、ポリマーの着色度の指標であ
るUV検出器による全カウント数は14、ポリマーの重
合収率は89%であった。
【0037】
【実施例3】原料として高純度グリコール酸(65質量
%水溶液;DuPont(株)製グリピア(登録商標)
70)93g、及びL−乳酸(90%水溶液;和光純薬
(株)製)10gに加えて、コハク酸1gとエチレング
リコール1gを用いた以外は実施例1と同様に重合を行
った。得られた脂肪族ポリエステル中のグリコール酸単
位含有量は89mol%であった。溶融重合により得ら
れたポリマーは、重量平均分子量が45,000、ポリ
マーの着色度の指標であるUV検出器による全カウント
数は18であった。固相重合により得られたポリマー
は、重量平均分子量178,000、UV検出器による
全カウント数は29であった。
【0038】
【比較例2】実施例1において使用したトリフルオロメ
タンスルホン酸イッテルビウムに替えて二塩化錫を使用
した以外は実施例1と同様に重合を行った。溶融重縮合
により得られたポリマーは、重量平均分子量が17,0
00、ポリマーの着色度の指標であるUV検出器による
全カウント数は134、ポリマーの重合収率は72%で
あった。固相重合により得られたポリマーは、重量平均
分子量53,000、UV検出器による全カウント数は
150、ポリマーの重合収率は30%であった。二塩化
錫は重縮合触媒としての性能を示したが、ポリマーの着
色が著しく、実用に耐えないものであった。
【0039】
【比較例3】原料として高純度グリコール酸(65質量
%水溶液;DuPont(株)製グリピア70)65
g、L−乳酸(90%水溶液;和光純薬(株)製)7
g、コハク酸17g及びエチレングリコール9gを用い
た以外は実施例3と同様に重合を行った。固相重合にお
いて、ポリマー粒子どうしが融着し、固相重合を継続す
ることが困難であった。そのため溶融重合温度を10時
間延長して行った。
【0040】溶融重合により得られた脂肪族ポリエステ
ル中のグリコール酸単位と乳酸単位の含有量の合計は7
5mol%であり、重量平均分子量は23,000、ポ
リマーの着色度の指標であるUV検出器による全カウン
ト数は68であった。このように脂肪族ポリエステル中
の脂肪族ヒドロキシカルボン酸単位の含有率が本発明の
範囲を外れる場合には、固相重合によりさらなる高分子
量化を行うことが困難となるばかりか、溶融重合時間を
長くし、高分子量物を得ようとすると、充分に分子量が
上がらず、得られるポリマーも著しく着色した。以上の
結果を表1にまとめて示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、重縮合反応時に副反応
による劣化、着色が少なく、高分子量で高品質の脂肪族
ポリエステルを容易に効率よく製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J029 AA01 AA02 AB01 AB04 AD10 AE01 AE06 AE18 BA03 BA04 BA05 BA08 BA09 BF09 BF10 CA01 CA02 CA03 CA04 CA05 CA06 CD03 EA02 EA03 EA05 JC371 JF271 KA02 KB02 KE05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族ヒドロキシカルボン酸を74〜1
    00mol%含む原料を重縮合して、脂肪族ヒドロキシ
    カルボン酸単位を80〜100mol%含む脂肪族ポリ
    エステルを製造するに際して、重縮合触媒としてトリフ
    ルオロメタンスルホン酸イッテルビウムを用いることを
    特徴とする脂肪族ポリエステルの製造方法。
  2. 【請求項2】 脂肪族ポリエステルがグリコール酸単位
    を75mol%以上含有することを特徴とする請求項1
    記載の脂肪族ポリエステルの製造方法。
JP2001297281A 2001-09-27 2001-09-27 脂肪族ポリエステルの製造方法 Pending JP2003105073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001297281A JP2003105073A (ja) 2001-09-27 2001-09-27 脂肪族ポリエステルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001297281A JP2003105073A (ja) 2001-09-27 2001-09-27 脂肪族ポリエステルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003105073A true JP2003105073A (ja) 2003-04-09

Family

ID=19118387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001297281A Pending JP2003105073A (ja) 2001-09-27 2001-09-27 脂肪族ポリエステルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003105073A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005325268A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Fuji Xerox Co Ltd ポリエステル樹脂粒子及びその製造方法、静電荷現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤並びに画像形成方法。
JP2005325266A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Fuji Xerox Co Ltd 結着樹脂、電子写真用トナー及びその製造方法、電子写真用現像剤並びに画像形成方法
WO2007145195A1 (ja) * 2006-06-15 2007-12-21 National University Corporation Kyoto Institute Of Technology ポリ乳酸合成のための有機酸系触媒
JP2009513791A (ja) * 2005-10-28 2009-04-02 イーストマン ケミカル カンパニー シクロブタンジオール並びにある種の熱安定剤及び/又はそれらの反応生成物を含むポリエステル組成物
JP4678066B2 (ja) * 2008-05-21 2011-04-27 東レ株式会社 脂肪族ポリエステル樹脂の製造方法および脂肪族ポリエステル樹脂組成物
JP2014071425A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Kao Corp ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法
JP2014115560A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Kao Corp ポリエステル系トナー用結着樹脂組成物

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072983A (ja) * 1993-06-18 1995-01-06 Mitsui Toatsu Chem Inc ポリヒドロキシカルボン酸の製造方法
JPH0733861A (ja) * 1993-07-22 1995-02-03 Mitsui Toatsu Chem Inc ポリヒドロキシカルボン酸の製造方法
JPH07126358A (ja) * 1993-05-06 1995-05-16 E I Du Pont De Nemours & Co アルファ−ヒドロキシ酸のポリマーの製造方法
JPH08311181A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Agency Of Ind Science & Technol 高分子量脂肪族ポリエステル共重合体及びその製造方法
JPH09241358A (ja) * 1996-03-06 1997-09-16 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 開環重合体の製造方法
JPH10168167A (ja) * 1996-12-11 1998-06-23 Kyowa Yuka Kk ポリヒドロキシカルボン酸の製造法
JPH11124423A (ja) * 1997-08-22 1999-05-11 Sumitomo Bakelite Co Ltd フェノール樹脂の製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07126358A (ja) * 1993-05-06 1995-05-16 E I Du Pont De Nemours & Co アルファ−ヒドロキシ酸のポリマーの製造方法
JPH072983A (ja) * 1993-06-18 1995-01-06 Mitsui Toatsu Chem Inc ポリヒドロキシカルボン酸の製造方法
JPH0733861A (ja) * 1993-07-22 1995-02-03 Mitsui Toatsu Chem Inc ポリヒドロキシカルボン酸の製造方法
JPH08311181A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Agency Of Ind Science & Technol 高分子量脂肪族ポリエステル共重合体及びその製造方法
JPH09241358A (ja) * 1996-03-06 1997-09-16 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 開環重合体の製造方法
JPH10168167A (ja) * 1996-12-11 1998-06-23 Kyowa Yuka Kk ポリヒドロキシカルボン酸の製造法
JPH11124423A (ja) * 1997-08-22 1999-05-11 Sumitomo Bakelite Co Ltd フェノール樹脂の製造方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4556482B2 (ja) * 2004-05-14 2010-10-06 富士ゼロックス株式会社 結着樹脂、電子写真用トナー及びその製造方法、電子写真用現像剤並びに画像形成方法
JP2005325266A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Fuji Xerox Co Ltd 結着樹脂、電子写真用トナー及びその製造方法、電子写真用現像剤並びに画像形成方法
JP2005325268A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Fuji Xerox Co Ltd ポリエステル樹脂粒子及びその製造方法、静電荷現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤並びに画像形成方法。
JP4561177B2 (ja) * 2004-05-14 2010-10-13 富士ゼロックス株式会社 ポリエステル樹脂粒子及びその製造方法、静電荷現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤並びに画像形成方法。
JP2013249482A (ja) * 2005-10-28 2013-12-12 Eastman Chemical Co シクロブタンジオール並びにある種の熱安定剤及び/又はそれらの反応生成物を含むポリエステル組成物
JP2009513791A (ja) * 2005-10-28 2009-04-02 イーストマン ケミカル カンパニー シクロブタンジオール並びにある種の熱安定剤及び/又はそれらの反応生成物を含むポリエステル組成物
JP2015110798A (ja) * 2005-10-28 2015-06-18 イーストマン ケミカル カンパニー シクロブタンジオール並びにある種の熱安定剤及び/又はそれらの反応生成物を含むポリエステル組成物
JP2017039941A (ja) * 2005-10-28 2017-02-23 イーストマン ケミカル カンパニー シクロブタンジオール並びにある種の熱安定剤及び/又はそれらの反応生成物を含むポリエステル組成物
JP2018083952A (ja) * 2005-10-28 2018-05-31 イーストマン ケミカル カンパニー シクロブタンジオール並びにある種の熱安定剤及び/又はそれらの反応生成物を含むポリエステル組成物
EP2028209A4 (en) * 2006-06-15 2011-01-19 Nat Univ Corp Kyoto Inst Tech ORGANIC ACID CATALYST FOR THE SYNTHESIS OF POLYLACTIC ACID
JP5264483B2 (ja) * 2006-06-15 2013-08-14 国立大学法人京都工芸繊維大学 ポリ乳酸合成のための有機酸系触媒
WO2007145195A1 (ja) * 2006-06-15 2007-12-21 National University Corporation Kyoto Institute Of Technology ポリ乳酸合成のための有機酸系触媒
JP4678066B2 (ja) * 2008-05-21 2011-04-27 東レ株式会社 脂肪族ポリエステル樹脂の製造方法および脂肪族ポリエステル樹脂組成物
JP2014071425A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Kao Corp ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法
JP2014115560A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Kao Corp ポリエステル系トナー用結着樹脂組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI299047B (en) Polyester resin, catalyst for the production of polyester, process for the production of polyester resin by using the catalyst, and hollow shaped container made from the polyester resin
KR101234538B1 (ko) 생분해성 선형 랜덤 코폴리에스테르 및 그의 제조방법과사용방법
JP3690255B2 (ja) ポリエステル樹脂の製造方法及びそれにより得られるポリエステル樹脂
JP2003105073A (ja) 脂肪族ポリエステルの製造方法
JP4596810B2 (ja) 脂肪族ポリヒドロキシカルボン酸の製造法
JP2001503470A (ja) ポリヒドロキシ酸の調製方法
JP4794096B2 (ja) グリコール酸系共重合体の製造方法
JP7116169B2 (ja) 乳酸-グリコール酸共重合体及びその製造方法
JPH11130847A (ja) ポリヒドロキシカルボン酸の製造方法
JPH11116666A (ja) ポリグリコール酸の製造方法
TW201041932A (en) Process for making polyethylene terephthalate
KR101834666B1 (ko) 티타늄계 촉매가 적용된 폴리에스터의 고상중합 방법
JP4090299B2 (ja) グリコール酸共重合体の製造方法
JP2004124085A (ja) 脂肪族ポリエステルの製造法
JP2003113233A (ja) グリコール酸共重合体の製造法
JP4069669B2 (ja) 共重合ポリエステル樹脂の結晶化方法
JP3319884B2 (ja) 脂肪族ポリエステルの精製方法
JP3749388B2 (ja) ポリプロピレンテレフタレートの製造方法
JP4693346B2 (ja) 脂肪族ポリヒドロキシカルボン酸粒状結晶化物の製造方法
JPH0616790A (ja) 脂肪族ポリエステルおよびその製造方法
JPH10168167A (ja) ポリヒドロキシカルボン酸の製造法
JP4255712B2 (ja) 高分子量脂肪族ポリエステルの製造法
JP2005255940A (ja) ヒドロキシカルボン酸系重合体組成物
JP2002293908A (ja) グリコール酸共重合体を製造する方法
JP2002293905A (ja) グリコール酸共重合体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110720

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110726

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111122