JP5013932B2 - ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、及び電子機器 - Google Patents

ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5013932B2
JP5013932B2 JP2007097745A JP2007097745A JP5013932B2 JP 5013932 B2 JP5013932 B2 JP 5013932B2 JP 2007097745 A JP2007097745 A JP 2007097745A JP 2007097745 A JP2007097745 A JP 2007097745A JP 5013932 B2 JP5013932 B2 JP 5013932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise reduction
signal
dimensional
dimensional noise
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007097745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008258848A (ja
Inventor
賢悟 正岡
悟 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2007097745A priority Critical patent/JP5013932B2/ja
Publication of JP2008258848A publication Critical patent/JP2008258848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5013932B2 publication Critical patent/JP5013932B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、複数のフレームによって構成される動画像のノイズを低減するノイズ低減装置及びノイズ低減方法に関するもので、特に、2次元ノイズ低減処理及び3次元ノイズ低減処理を併用してノイズを低減するノイズ低減装置及びノイズ低減方法に関する。また、本発明は、このノイズ低減装置を備えた電子機器に関する。
近年、各種デジタル技術の発展に伴い、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの固体撮像素子によってデジタル画像を撮影するデジタルカメラやデジタルビデオなどといった撮像装置や、デジタル画像を表示する液晶ディスプレイやプラズマテレビなどといった表示装置が広く普及しつつある。そして、このような撮像装置や表示装置における、複数のフレームによって構成される動画像のノイズを低減するための、各種のノイズ低減技術が提案されている。
このノイズ低減技術の代表的なものとしては、空間的なローパスフィルタを作用させることによってノイズを低減しようとする2次元ノイズ低減処理と、時間的に連続する2つのフレームの信号を加算することによって時間的なローパスフィルタを作用させ、ノイズを低減しようとする3次元ノイズ低減処理とが挙げられる。
ここで、以前より知られている、2次元ノイズ低減処理と、3次元ノイズ低減処理とを併用したノイズ低減装置について、図面を用いて説明する。図16は、以前より知られている、2次元ノイズ低減処理と、3次元ノイズ低減処理とを併用したノイズ低減装置90の概略の構成を示すブロック図である。ノイズ低減装置90は、入力信号に対して3次元ノイズ低減処理を施し、得られた3次元ノイズ低減後信号を重み付け加算部93に出力する3次元ノイズ低減処理部91と;入力信号に対して2次元ノイズ低減処理を施し、得られた2次元ノイズ低減後信号を重み付け加算部93に出力する2次元ノイズ低減処理部92と;3次元ノイズ低減処理部91より入力された3次元ノイズ低減後信号と、2次元ノイズ低減処理部92より入力された2次元ノイズ低減後信号とを、所定の重み係数によって重み付け加算し、得られたノイズ低減後信号を後段に出力する重み付け加算部93と;を有している。
ここで、重み付け加算部93で用いられる所定の重み係数は、各画素の動き量、つまり、各画素の連続する2フレーム間の信号値の差分によって決定されるのが一般的であり、多くの場合、動き量が小さい画素については3次元ノイズ低減処理部91の影響が大きくなるような重み付けがなされ、動き量が大きい画素については、2次元ノイズ低減処理部92の影響が大きくなるような重み付けがなされる。
したがって、ノイズ低減装置90においては、動き量が小さい画素については、主として3次元ノイズ低減処理部91による3次元ノイズ低減処理がなされ、動き量が大きい画素については、主として2次元ノイズ低減処理部92による2次元ノイズ低減処理がなされることとなり、動き量が大きい画素に対しては有効に機能しないという3次元ノイズ低減処理の弱点を、2次元ノイズ低減処理を併用することで補っている。
また、特許文献1には、2次元ノイズ低減処理と、3次元ノイズ低減処理とを併用したノイズ低減装置の他の例として、動き量に応じて各画素を静止画部または動画部に分類し、静止画部に分類された画素については3次元ノイズ低減処理を行い、動画部に分類された画素については2次元ノイズ低減処理を行うノイズ低減装置が記載されている。
特許第2782766号公報
しかしながら、ノイズ低減装置90に入力される入力信号に大きなノイズが発生した場合には、該ノイズを含む画素の動き量が本来よりもかなり大きく算出されることから、該ノイズを含む画素については、本来は動き量の非常に少ない3次元ノイズ処理に適した画素であっても、主として2次元ノイズ低減処理部92による2次元ノイズ低減処理がなされることとなり、不十分なノイズ低減効果及び画像ぼけが問題となる。
また、特許文献1のノイズ低減装置に入力される入力信号に大きなノイズが発生した場合にも、該ノイズを含む画素の動き量が本来よりもかなり大きく算出されることから、該ノイズを含む画素については、本来は静止画部であっても動画部に分類されることがある。そして、本来は静止画部である画素が動画部に分類されると、該画素に対して、本来行われるべきである3次元ノイズ低減処理ではなく、2次元ノイズ低減処理がなされることとなり、不十分なノイズ低減効果及び画像ぼけが問題となる。
上記の問題を鑑みて、本発明においては、2次元ノイズ低減処理及び3次元ノイズ低減処理を併用したノイズ低減装置及びノイズ低減方法であって、ノイズの影響による各画素の動き量の算出誤差を低減することのできるノイズ低減装置及びノイズ低減方法を提供することを目的とする。また、本発明は、このノイズ低減装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
本発明においては、ノイズ低減装置は、外部より画像信号が入力され、ノイズ低減後信号を出力するノイズ低減装置であって、外部より入力された前記画像信号に対して2次元ノイズ低減処理を施し、2次元ノイズ低減後信号を得る2次元ノイズ低減処理部と、前記2次元ノイズ低減処理部より入力された前記2次元ノイズ低減後信号と、1フレーム前の前記ノイズ低減後信号との差分値を算出することによって各画素の時間軸方向の動き量を得る動き検出部と、外部より入力された前記画像信号に対して、前記動き検出部より入力された各画素の時間軸方向の前記動き量に応じてゲインを調整した3次元ノイズ低減処理を施し、3次元ノイズ低減後信号を得る3次元ノイズ低減処理部と、を有することを特徴とする。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減装置において、前記2次元ノイズ低減処理部より入力された前記2次元ノイズ低減後信号と、前記3次元ノイズ低減処理部より入力された前記3次元ノイズ低減後信号とを、所定の重み係数によって重み付け加算することによって前記ノイズ低減後信号を得る重み付け加算部と、前記動き検出部より入力された各画素の時間軸方向の前記動き量に応じて前記所定の重み係数を算出する重み係数検出部と、を有することが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減装置において、外部より入力された前記画像信号の各画素の信号レベルに応じて、前記2次元ノイズ低減処理部で施される前記2次元ノイズ低減処理のゲインを調整する信号レベルゲイン調整部を有することが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減装置において、前記動き検出部より入力された1時点前の注目画素の時間軸方向の前記動き量に応じて、前記2次元ノイズ低減処理部で施される前記2次元ノイズ低減処理のゲインを調整する動き量ゲイン調整部を有することが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減装置において、前記2次元ノイズ低減処理部は、外部より入力された前記画像信号に対して、エッジ保存型ノイズ低減フィルタによる処理を含む前記2次元ノイズ低減処理を施すことが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減装置において、前記2次元ノイズ低減処理部は、外部より入力された前記画像信号に対して、インパルスノイズ低減フィルタによる処理を含む前記2次元ノイズ低減処理を施すことが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減装置において、前記3次元ノイズ低減処理部は、外部より入力された前記画像信号と、1フレーム前の前記ノイズ低減後信号との差分値を所定の関数に作用させることによって得られたノイズ検出値を利用した前記3次元ノイズ低減処理を施すものであって、外部より入力された前記画像信号の各画素のインパルスノイズの含有度合いに応じて前記所定の関数を変化させる関数変化部を有することが望ましい。
本発明においては、ノイズ低減方法は、外部より画像信号が入力され、ノイズ低減後信号を出力するノイズ低減方法であって、外部より入力された前記画像信号に対して2次元ノイズ低減処理を施し、2次元ノイズ低減後信号を得る2次元ノイズ低減処理ステップと、前記2次元ノイズ低減処理ステップで得られた前記2次元ノイズ低減後信号と、1フレーム前の前記ノイズ低減後信号との差分値を算出することによって各画素の時間軸方向の動き量を得る動き検出ステップと、外部より入力された前記画像信号に対して、前記動き検出ステップで得られた各画素の時間軸方向の前記動き量に応じてゲインを調整した3次元ノイズ低減処理を施し、3次元ノイズ低減後信号を得る3次元ノイズ低減処理ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減方法において、前記2次元ノイズ低減処理ステップで得られた前記2次元ノイズ低減後信号と、前記3次元ノイズ低減処理ステップで得られた前記3次元ノイズ低減後信号とを、所定の重み係数によって重み付け加算することによって前記ノイズ低減後信号を得る重み付け加算ステップと、前記動き検出ステップで得られた各画素の時間軸方向の前記動き量に応じて前記所定の重み係数を算出する重み係数検出ステップと、を有することが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減方法において、外部より入力された前記画像信号の各画素の信号レベルに応じて、前記2次元ノイズ低減処理ステップで施される前記2次元ノイズ低減処理のゲインを調整する信号レベルゲイン調整ステップを有することが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減方法において、前記動き検出ステップで得られた1時点前の注目画素の時間軸方向の前記動き量に応じて、前記2次元ノイズ低減処理ステップで施される前記2次元ノイズ低減処理のゲインを調整する動き量ゲイン調整ステップを有することが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減方法において、前記2次元ノイズ低減処理ステップにおいては、外部より入力された前記画像信号に対して、エッジ保存型ノイズ低減フィルタによる処理を含む前記2次元ノイズ低減処理が施されることが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減方法において、前記2次元ノイズ低減処理ステップにおいては、外部より入力された前記画像信号に対して、インパルスノイズ低減フィルタによる処理を含む前記2次元ノイズ低減処理が施されることが望ましい。
また、本発明においては、上記構成のノイズ低減方法において、前記3次元ノイズ低減処理ステップは、外部より入力された前記画像信号と、1フレーム前の前記ノイズ低減後信号との差分値を所定の関数に作用させることによって得られたノイズ検出値を利用した前記3次元ノイズ低減処理を施すステップであって、外部より入力された前記画像信号の各画素のインパルスノイズの含有度合いに応じて前記所定の関数を変化させる関数変化ステップを有することが望ましい。
本発明においては、電子機器は、複数のフレームによって構成される動画像が外部入力又は撮像によって与えられるとともに、該動画像のノイズを低減するノイズ低減装置を備えた電子機器であって、前記ノイズ低減装置は、上記構成のノイズ低減装置であることを特徴とする。
本発明のノイズ低減装置及びノイズ低減方法においては、外部より入力された画像信号に対して2次元ノイズ低減処理を施すことによって得られた2次元ノイズ低減後信号と、1フレーム前のノイズ低減後信号との差分値を算出することによって各画素の時間軸方向の動き量を得るため、外部より入力された画像信号と、1フレーム前のノイズ低減後信号との差分値を算出することによって各画素の時間軸方向の動き量を得る場合と比べて、ノイズの影響による各画素の時間軸方向の動き量の算出誤差を低減することができる。したがって、各画素の時間軸方向の動き量に応じてゲインが調整される3次元ノイズ低減処理による十分なノイズ低減効果が得られることとなる。
また、本発明のノイズ低減装置及びノイズ低減方法においては、2次元ノイズ低減後信号と、3次元ノイズ低減後信号とを、各画素の時間軸方向の動き量に応じて算出された所定の重み係数によって重み付け加算することによってノイズ低減後信号を得るため、3次元ノイズ低減処理によるノイズ低減効果が十分に得られない動き量の大きい画素についても、2次元ノイズ低減処理によって、十分なノイズ低減効果が得られることとなる。
また、本発明のノイズ低減装置及びノイズ低減方法においては、外部より入力された画像信号の各画素の信号レベルに応じて、2次元ノイズ低減処理のゲインを調整するため、例えば、信号レベルが小さいときに2次元ノイズ低減処理のゲインを高めることによって、十分なノイズ低減効果が得られることとなる。
また、本発明のノイズ低減装置及びノイズ低減方法においては、1時点前の注目画素の時間軸方向の動き量に応じて、2次元ノイズ低減処理のゲインを調整するため、1時点前の注目画素の時間軸方向の動き量を利用して、適切なゲインによる2次元ノイズ低減処理を施すことができ、十分なノイズ低減効果が得られることとなる。
また、本発明のノイズ低減装置及びノイズ低減方法においては、外部より入力された画像信号に対して、エッジ保存型ノイズ低減フィルタによる処理を含む2次元ノイズ低減処理を施すため、ランダムノイズを効果的に除去することができ、十分なノイズ低減効果が得られることとなる。
また、本発明のノイズ低減装置及びノイズ低減方法においては、外部より入力された画像信号に対して、インパルスノイズ低減フィルタによる処理を含む2次元ノイズ低減処理を施すため、平滑化フィルタでは十分に除去することができないインパルスノイズを効果的に除去することができ、十分なノイズ低減効果が得られることとなる。
また、本発明のノイズ低減装置及びノイズ低減方法においては、外部より入力された画像信号の各画素のインパルスノイズの含有度合いに応じて異なる3次元ノイズ低減処理を施すため、各画素のインパルスノイズの含有度合いに応じて適切な3次元ノイズ低減処理を施すことができ、十分なノイズ低減効果が得られることとなる。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、本発明におけるノイズ低減方法を行うノイズ低減装置(以下では、「画像処理部」に含まれる)を備えたデジタルカメラやデジタルビデオなどの撮像装置を例に挙げて説明する。また、後述するが、同様のノイズ低減装置を備えるものであれば、液晶ディスプレイやプラズマテレビなどの画像のデジタル処理を行う表示装置であっても構わない。
(撮像装置の構成)
まず、撮像装置の内部構成について、図面を参照して説明する。図1は、撮像装置の内部構成を示すブロック図である。
図1の撮像装置は、被写体から入射される光を電気信号に変換するCCDまたはCMOSセンサなどの固体撮像素子(イメージセンサ)1と;イメージセンサ1から出力されるアナログ信号である画像信号をデジタル信号に変換するAFE(Analog FrontEnd)2と;外部から入力された音声を電気信号に変換するマイク3と;AFE2からのデジタル信号となる画像信号に対してノイズ低減処理を含む各種画像処理を施す画像処理部4と;マイク3からのアナログ信号である音声信号をデジタル信号に変換する音声処理部5と;画像処理部4からの画像信号と音声処理部5からの音声信号とに対してMPEG(Moving Picture Experts Group)圧縮方式などの圧縮符号化処理を施す圧縮処理部6と;圧縮処理部6で圧縮符号化された圧縮符号化信号を外部メモリ20に記録するドライバ部7と;ドライバ部7で外部メモリ20から読み出した圧縮符号化信号を伸長して復号する伸長処理部8と;伸長処理部8で復号されて得られた画像信号による画像の表示を行うディスプレイ9と;伸長処理部8からの音声信号をアナログ信号に変換する音声出力回路部10と;音声出力回路部10からの音声信号に基づいて音声を再生出力するスピーカ11と;各ブロックの動作タイミングを一致させるためのタイミング制御信号を出力するTG(Timing Generator)12と;撮像装置内全体の駆動動作を制御するCPU(Central Processing Unit)13と;各動作のための各プログラムを記憶するとともにプログラム実行時のデータの一時保管を行うメモリ14と;ユーザからの指示が入力される操作部15と;メモリ14と各ブロックとの間でデータのやりとりを行うためのバス回線16と;CPU13と各ブロックとの間でデータのやりとりを行うためのバス回線17と;を備える。
この撮像装置において、撮像動作を行うことが操作部15によって指示されると、イメージセンサ1の光電変換動作によって得られたアナログ信号である画像信号がAFE2に出力される。このとき、イメージセンサ1では、TG12からのタイミング制御信号が与えられることによって、水平走査及び垂直走査が行われて、画素毎のデータとなる画像信号が出力される。そして、AFE2において、アナログ信号である画像信号がデジタル信号に変換されて、画像処理部4に入力されると、ノイズ低減処理などの各種画像処理が施される。なお、画像処理部4の詳細については後述する。
そして、画像処理部4で画像処理が施された画像信号が圧縮処理部6に与えられる。このとき、マイク3に音声入力されることで得られたアナログ信号である音声信号が、音声処理部5でデジタル信号に変換されて、圧縮処理部6に与えられる。これにより、圧縮処理部6では、デジタル信号である画像信号及び音声信号に対して、MPEG圧縮符号方式に基づいて、圧縮符号化してドライバ部7に与えて、外部メモリ20に記録させる。また、このとき、外部メモリ20に記録された圧縮信号がドライバ部7によって読み出されて伸長処理部8に与えられて、伸長処理が施されて画像信号が得られる。この画像信号がディスプレイ9に与えられて、現在、イメージセンサ1を通じて撮影されている被写体画像が表示される。
なお、上述では、動画撮影時の動作について説明したが、静止画像撮影が指示された場合においても、マイク3による音声信号の取得がなく、画像信号のみの圧縮信号が外部メモリ20に記録されるだけとなるが、その基本動作については動画撮影時の動作と同様である。また、この静止画像撮影の場合、操作部15によって撮影された静止画像に対する圧縮信号が外部メモリ20に記録されるだけでなく、イメージセンサ1によって撮影されている現時点の画像に対する圧縮信号が外部メモリ20に一時的に記録される。これにより、現在撮影されている画像に対する圧縮信号が伸長処理部8で伸長されることで、イメージセンサ1によって撮影されている現時点の画像がディスプレイ9に表示され、ユーザが確認することができる。
このように撮像動作を行うとき、TG12によって、AFE2、映像処理部4、音声処理部5、圧縮処理部6、及び伸長処理部8に対してタイミング制御信号が与えられ、イメージセンサ1による1フレームごとの撮像動作に同期した動作が行われる。また、静止画像撮影のときは、操作部15によるシャッタ動作に基づいて、TG12より、イメージセンサ1、AFE2、映像処理部4、及び、圧縮処理部6それぞれに対してタイミング制御信号が与えられ、各部の動作タイミングを同期させる。
また、外部メモリ20に記録された動画または画像を再生することが、操作部15を通じて指示されると、外部メモリ20に記録された圧縮信号は、ドライバ部7によって読み出されて伸長処理部8に与えられる。そして、伸長処理部8において、MPEG圧縮符号方式に基づいて、伸長復号されて、画像信号及び音声信号が取得される。そして、画像信号がディスプレイ9に与えられて画像が再生されるとともに、音声信号が音声出力回路部10を介してスピーカ11に与えられて音声が再生される。これにより、外部メモリ20に記録された圧縮信号に基づく動画が音声とともに再生される。また、圧縮信号が画像信号のみより成るときは、ディスプレイ9に画像のみが再生されることとなる。
(ノイズ低減装置の第1の実施形態)
次に、画像処理部4に含まれるノイズ低減装置の第1の実施形態について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るノイズ低減装置30の概略の構成を示すブロック図である。ノイズ低減装置30は、外部及びフレームメモリ35より信号が入力され、乗算器36に信号を出力するノイズ検出部31と;外部より信号が入力され、動き検出部33及び重み付け加算部38に信号を出力する2次元ノイズ低減処理部32と;2次元ノイズ低減処理部32及びフレームメモリ35より信号が入力され、帰還係数及び合成係数検出部34に信号を出力する動き検出部33と;動き検出部33より信号が入力され、乗算器36及び重み付け加算部38に信号を出力する帰還係数及び合成係数検出部34と;重み付け加算部38より信号が入力され、ノイズ検出部31及び動き検出部33に信号を出力するフレームメモリ35と;ノイズ検出部31及び帰還係数及び合成係数検出部34より信号が入力され、減算器37に信号を出力する乗算器36と;外部及び乗算器36より信号が入力され、重み付け加算部38に信号を出力する減算器37と;2次元ノイズ低減処理部32、帰還係数及び合成係数検出部34、及び減算器37より信号が入力され、後段及びフレームメモリ35に信号を出力する重み付け加算部38と;を有している。
ここで、ノイズ低減装置30の動作の概略について説明する。まず、外部からの現フレームの信号が、ノイズ検出部31、2次元ノイズ低減処理部32、及び減算器37に入力される。また、フレームメモリ35からの、現フレームの1フレーム前の信号が、ノイズ検出部31及び動き検出部33に入力される。すると、ノイズ検出部31は、外部より入力された現フレームの信号と、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号とから各画素のノイズ検出値を算出し、これを乗算器36に出力する。また、2次元ノイズ低減処理部32は、外部より入力された現フレームの信号に対して空間的なローパスフィルタを作用させることによって高周波成分を除去し、得られた2次元ノイズ低減後信号を動き検出部33と、重み付け加算部38とに出力する。
そして、次に、動き検出部33が、2次元ノイズ低減処理部32より入力された2次元ノイズ低減後信号と、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号とから各画素の動き量を算出し、これを帰還係数及び合成係数検出部34に出力する。すると、帰還係数及び合成係数検出部34が、動き検出部33より入力された各画素の動き量から各画素の帰還係数k1、合成係数k2を算出し、帰還係数k1を乗算器36に、合成係数k2を重み付け加算部38に、各々出力する。
そして、次に、乗算器36が、ノイズ検出部31より入力された各画素のノイズ検出値と、帰還係数及び合成係数検出部34より入力された各画素の帰還係数k1とを乗算し、得られた各画素の減算ノイズ値を減算器37へ出力する。すると、減算器37が、外部より入力された現フレームの信号から、乗算器36より入力された各画素の減算ノイズ値を減算し、得られた3次元ノイズ低減後信号を重み付け加算部38へ出力する。
そして、次に、重み付け加算部38が、減算器37より入力された3次元ノイズ低減後信号(E)と、2次元ノイズ低減処理部32より入力された2次元ノイズ低減後信号(A)とを、帰還係数及び合成係数検出部34より入力された各画素の合成係数k2によって重み付け加算し(つまり、各画素についてE×k2+A×(1−k2)を計算し)、得られたノイズ低減後信号を後段と、フレームメモリ35とに出力する。
次に、ノイズ検出部31の詳細について説明する。ノイズ検出部31は、外部より入力された現フレームの信号から、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号を減算することによって得られた各画素の差分信号値xに対してノイズ検出値f(x)を算出し、これを乗算器36に出力する。ここで、関数f(x)としては、例えば、以下の数1式及び図3に示されるようなものが用いられる。
Figure 0005013932
数1式及び図3に示される関数f(x)は、各画素の差分信号値xの絶対値が閾値thを超える場合にはノイズ検出値f(x)を抑えるものであり、これによって動き部分を誤ってノイズと検出してしまう誤動作を防止できる。
次に、2次元ノイズ低減処理部32の詳細について説明する。図4は、2次元ノイズ低減処理部32の概略の構成を示すブロック図である。2次元ノイズ低減処理部32は、外部より信号が入力され、ノイズ低減部323に信号を出力するフィルタ部321と;外部より信号が入力され、ノイズ低減部323に信号を出力するフィルタ重み算出部322と;外部、フィルタ部321、及びフィルタ重み算出部322より信号が入力され、動き検出部33に信号を出力するノイズ低減部323と;を有している。
ここで、2次元ノイズ低減処理部32の動作の概略について説明する。まず、外部からの現フレームの信号がフィルタ部321、フィルタ重み算出部322、及びノイズ低減部323に入力される。すると、フィルタ部321は、外部より入力された現フレームの信号に対して空間的なローパスフィルタを作用させることによって高周波成分を除去し、得られたフィルタ後信号をノイズ低減部323に出力する。また、フィルタ重み算出部322は、外部より入力された現フレームの信号の信号レベルから各画素のフィルタ重み係数を算出し、これをノイズ低減部323に出力する。
そして、次に、ノイズ低減部323が、フィルタ部321より入力されたフィルタ後信号(NR)と、外部より入力された現フレームの信号(ORG)とを、フィルタ重み算出部322より入力された各画素のフィルタ重み係数(GAIN)によって重み付け加算し(つまり、各画素についてNR×GAIN+ORG×(1−GAIN)を計算し)、得られた2次元ノイズ低減後信号を動き検出部33に出力する。
次に、フィルタ部321で用いられる空間的なローパスフィルタの一例であるエッジ保存型ノイズ低減フィルタについて、図5を用いて説明する。なお、以下では注目画素の座標を(0、0)とし、注目画素から右にx画素、上にy画素の位置にある画素の座標を(x、y)と表すこととする。つまり、注目画素から右に2画素、上に2画素の位置にある画素の座標を(2、2)と表し、注目画素から左に2画素、下に2画素の位置にある画素の座標を(−2、−2)と表すこととする。
エッジ保存型ノイズ低減フィルタは、注目画素を中心とした5×5画素の信号値を利用したフィルタである。そして、図5の(a)〜(i)を注目画素を中心とした5×5画素とみなし、図5の(a)〜(i)各々の斜線部に対応する画素の信号値の分散を計算し、その分散が最小となる1つを選択し、選択された(a)〜(i)のうちの1つの斜線部に対応する画素の信号値の平均値を注目画素のフィルタ後の信号値とする。
具体的には、注目画素の座標(0、0)に対して、座標(−1、2)、(0、2)、(1、2)、(−1、1)、(0、1)、(1、1)、(0、0)の7画素の信号値の分散と(図5の(a)に対応)、座標(1、2)、(2、2)、(0、1)、(1、1)、(2、1)、(0、0)、(1、0)の7画素の信号値の分散と(図5の(b)に対応)、座標(1、1)、(2、1)、(0、0)、(1、0)、(2、0)、(1、−1)、(2、−1)の7画素の信号値の分散と(図5の(c)に対応)、座標(0、0)、(1、0)、(0、−1)、(1、−1)、(2、−1)、(1、−2)、(2、−2)の7画素の信号値の分散と(図5の(d)に対応)、座標(0、0)、(−1、−1)、(0、−1)、(1、−1)、(−1、−2)、(0、−2)、(1、−2)の7画素の信号値の分散と(図5の(e)に対応)、座標(−1、0)、(0、0)、(−2、−1)、(−1、−1)、(0、−1)、(−2、−2)、(−1、−2)の7画素の信号値の分散と(図5の(f)に対応)、座標(−2、1)、(−1、1)、(−2、0)、(−1、0)、(0、0)、(−2、−1)、(−1、−1)の7画素の信号値の分散と(図5の(g)に対応)、座標(−2、2)、(−1、2)、(−2、1)、(−1、1)、(0、1)、(−1、0)、(0、0)の7画素の信号値の分散と(図5の(h)に対応)、座標(−1、1)、(0、1)、(1、1)、(−1、0)、(0、0)、(1、0)、(−1、−1)、(0、−1)、(1、−1)の9画素の信号値の分散と(図5の(i)に対応)をそれぞれ計算し、その分散が最小となる1つを選択し、選択された(a)〜(i)のうちの1つの斜線部に対応する画素の信号値の平均値を注目画素のフィルタ後の信号値とする。
このエッジ保存型ノイズ低減フィルタによると、ランダムノイズを効果的に低減することが可能である。
次に、フィルタ重み算出部322の動作について説明する。フィルタ重み算出部322は、外部より入力された現フレームの信号について、注目画素を中心とした5×5画素の信号値の平均値を注目画素の信号レベルとして算出し、得られた各画素の信号レベルyに対して各画素のフィルタ重み係数GAIN=g(y)を算出し、これをノイズ低減部323に出力する。ここで、関数g(y)としては、以下の数2式及び図6に示されるようなものが用いられる。
Figure 0005013932
数2式及び図6に示される関数g(y)は、信号レベルyがthαに達するまでは、信号レベルyの増加に伴ってフィルタ重み係数を一次関数的に1からthβまで低下させるものであるため、信号レベルyが低いときにはフィルタ部321で用いられる空間的なローパスフィルタの影響が大きくなり、信号レベルyが高いときにはフィルタ部321で用いられる空間的なローパスフィルタの影響が小さくなることから、動き検出の精度を向上させることができる。
次に、動き検出部33の詳細について説明する。図7は、動き検出部33の概略の構成を示すブロック図である。動き検出部33は、2次元ノイズ低減処理部32及びフレームメモリ35より信号が入力され、絶対値化部332に信号を出力する減算器331と;減算器331より信号が入力され、フィルタ部333に信号を出力する絶対値化部332と;絶対値化部332より信号が入力され、帰還係数及び合成係数検出部34に信号を出力するフィルタ部333と;を有している。
ここで、動き検出部33の動作の概略について説明する。まず、2次元ノイズ低減処理部32からの2次元ノイズ低減後信号と、フレームメモリ35からの1フレーム前の信号とが減算器331に入力される。すると、減算器331は、2次元ノイズ低減処理部32より入力された2次元ノイズ低減後信号と、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号との差分を計算し、得られた差分信号を絶対値化部332に出力する。
そして、次に、絶対値化部332は、減算器331より入力された差分信号を絶対値化し、得られた絶対値化信号をフィルタ部333に出力する。すると、フィルタ部333は、絶対値化部332より入力された絶対値化信号に対してローパスフィルタをかけることによって得られた各画素の動き量を帰還係数及び合成係数検出部34に出力する。ここで、フィルタ部333によってローパスフィルタをかけることによって、ノイズ信号と動きを示す信号との分離精度が高められる。
次に、帰還係数及び合成係数検出部34の詳細について説明する。帰還係数及び合成係数検出部34は、動き検出部33より入力された各画素の動き量zに対して各画素の帰還係数k1=h(z)を算出し、これを乗算器36に出力する。ここで、関数h(z)としては、例えば、以下の数3式及び図8に示されるようなものが用いられる。
Figure 0005013932
数3式及び図8に示される関数h(z)は、動き量zが閾値tha以上となると、動き量zの増加に伴って一次関数的に帰還係数k1が1から減少し、動き量zが閾値thb以上となると、帰還係数k1が0となるものであり、これによって、動き量zの小さい画素に対するノイズ検出部31によるノイズ低減効果、つまり、3次元ノイズ低減処理の効果を大きくし、動き量zの大きい画素に対するノイズ検出部31によるノイズ低減効果、つまり、3次元ノイズ低減処理の効果を小さくしている。
また、帰還係数及び合成係数検出部34は、動き検出部33より入力された各画素の動き量zに対して各画素の合成係数k2=j(z)を算出し、これを重み付け加算部38に出力する。ここで、関数j(z)としては、例えば、以下の数4式及び図9に示されるようなものが用いられる。
Figure 0005013932
数4式及び図9に示される関数j(z)は、動き量zが閾値thA以上となると、動き量zの増加に伴って一次関数的に合成係数k2が1から減少し、動き量zが閾値thB以上となると、合成係数k2が0となるものであり、これによって、動き量zの小さい画素に対しては、ノイズ検出部31によるノイズ低減効果、つまり、3次元ノイズ低減処理の効果を大きくする一方、2次元ノイズ低減処理部32によるノイズ低減効果を小さくし、動き量zの大きい画素に対しては、ノイズ検出部31によるノイズ低減効果、つまり、3次元ノイズ低減処理の効果を小さくする一方、2次元ノイズ低減処理部32によるノイズ低減効果を大きくしている。なお、ここで、関数h(z)及び関数j(z)は同一の関数としても良い。
上記構成のノイズ低減装置30においては、動き検出部33は、外部より入力された現フレームの信号そのものではなく、外部より入力された現フレームの信号に2次元ノイズ低減処理部32で空間的なローパスフィルタをかけることによって得られた2次元ノイズ低減後信号と、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号とから各画素の動き量を算出することとなるため、入力信号に大きなノイズが発生した場合でも、該ノイズの影響による動き量の算出誤差の増大を抑制でき、3次元ノイズ低減処理の効果を高めることができる。
(ノイズ低減装置の第2の実施形態)
次に、画像処理部4に含まれるノイズ低減装置の第2の実施形態について説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係るノイズ低減装置40の概略の構成を示すブロック図である。なお、ノイズ低減装置40においては、第1の実施形態に係るノイズ低減装置30と同一の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。ノイズ低減装置40は、ノイズ低減装置30と異なる構成として、外部、フレームメモリ35、及び2次元ノイズ低減処理部42より信号が入力され、乗算器36に信号を出力するノイズ検出部41と;外部より信号が入力され、動き検出部33、重み付け加算部38、及びノイズ検出部41に信号を出力する2次元ノイズ低減処理部42と;を有している。
ここで、ノイズ低減装置40の動作の概略について説明する。まず、外部からの現フレームの信号が、減算器37、ノイズ検出部41、及び2次元ノイズ低減処理部42に入力される。また、フレームメモリ35からの1フレーム前の信号が、ノイズ検出部41及び動き検出部33に入力される。すると、2次元ノイズ低減処理部42は、外部より入力された現フレームの信号に対して空間的なローパスフィルタを作用させることによって高周波成分を除去し、得られた2次元ノイズ低減後信号を動き検出部33と、重み付け加算部38とに出力する。また、2次元ノイズ低減処理部42は、各画素にインパルスノイズが含まれるか否かを判定し、判定結果をノイズ検出部41に出力する。
そして、次に、ノイズ検出部41は、2次元ノイズ低減処理部42より入力された、各画素にインパルスノイズが含まれるか否かの判定結果に応じて、外部より入力された現フレームの信号と、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号とから各画素のノイズ検出値を算出し、これを乗算器36に出力する。
そして、次に、動き検出部33が、2次元ノイズ低減処理部42より入力された2次元ノイズ低減後信号と、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号とから各画素の動き量を算出し、これを帰還係数及び合成係数検出部34に出力する。すると、帰還係数及び合成係数検出部34が、動き検出部33より入力された各画素の動き量から各画素の帰還係数k1、合成係数k2を算出し、帰還係数k1を乗算器36に、合成係数k2を重み付け加算部38に、各々出力する。
そして、次に、乗算器36が、ノイズ検出部41より入力された各画素のノイズ検出値と、帰還係数及び合成係数検出部34より入力された各画素の帰還係数k1とを乗算し、得られた各画素の減算ノイズ値を減算器37へ出力する。すると、減算器37が、外部より入力された現フレームの信号から、乗算器36より入力された各画素の減算ノイズ値を減算し、得られた3次元ノイズ低減後信号を重み付け加算部38へ出力する。
そして、次に、重み付け加算部38が、減算器37より入力された3次元ノイズ低減後信号(E)と、2次元ノイズ低減処理部42より入力された2次元ノイズ低減後信号(A)とを、帰還係数及び合成係数検出部34より入力された各画素の合成係数k2によって重み付け加算し(つまり、各画素についてE×k2+A×(1−k2)を計算し)、得られたノイズ低減後信号を後段と、フレームメモリ35とに出力する。
次に、2次元ノイズ低減処理部42の詳細について説明する。図11は、2次元ノイズ低減処理部42の概略の構成を示すブロック図である。2次元ノイズ低減処理部42は、外部より信号が入力され、フィルタ部321、フィルタ重み算出部322、ノイズ低減部323、及びノイズ検出部41に信号を出力するインパルスノイズ処理部421と;インパルスノイズ処理部421より信号が入力され、ノイズ低減部323に信号を出力する、第1の実施形態と同一のフィルタ部321と;インパルスノイズ処理部421より信号が入力され、ノイズ低減部323に信号を出力する、第1の実施形態と同一のフィルタ重み算出部322と;フィルタ部321、フィルタ重み算出部322、及びインパルスノイズ処理部421より信号が入力され、動き検出部33に信号を出力する、第1の実施形態と同一のノイズ低減部323と;を有している。
ここで、2次元ノイズ低減処理部42の動作の概略について説明する。まず、外部からの現フレームの信号がインパルスノイズ処理部421に入力される。すると、インパルスノイズ処理部421は、外部より入力された現フレームの信号の各画素にインパルスノイズが含まれるか否かを判定し、その判定結果をノイズ検出部41に出力する。また、インパルスノイズ処理部421は、インパルスノイズが含まれると判定された画素についてのみインパルスノイズ低減フィルタを作用させ、得られたインパルスフィルタ後信号をフィルタ部321と、フィルタ重み算出部322と、ノイズ低減部323とに出力する。
そして、次に、フィルタ部321は、インパルスノイズ処理部421より入力されたインパルスフィルタ後信号に対して空間的なローパスフィルタを作用させることによって高周波成分を除去し、得られたフィルタ後信号をノイズ低減部323に出力する。また、フィルタ重み算出部322は、インパルスノイズ処理部421より入力されたインパルスフィルタ後信号の信号レベルから各画素のフィルタ重み係数を算出し、これをノイズ低減部323に出力する。
そして、次に、ノイズ低減部323が、フィルタ部321より入力されたフィルタ後信号(NR)と、インパルスノイズ処理部421より入力されたインパルスフィルタ後信号(ORG)とを、フィルタ重み算出部322より入力された各画素のフィルタ重み係数(GAIN)によって重み付け加算し(つまり、各画素についてNR×GAIN+ORG×(1−GAIN)を計算し)、得られた2次元ノイズ低減後信号を動き検出部33に出力する。
次に、インパルスノイズ処理部421の詳細について説明する。インパルスノイズ処理部421は、まず、外部より入力された現フレームの信号の各画素にインパルスノイズが含まれるか否かを判定する。この判定方法としては、注目画素の信号値から、注目画素を取り囲む8画素の信号値の平均値を減算して得られたインパルスノイズ判定値が所定の閾値以上である場合には注目画素にインパルスノイズが含まれると判定する一方、インパルスノイズ判定値が所定の閾値未満である場合には注目画素にインパルスノイズが含まれないと判定する方法などが知られている。そして、インパルスノイズ処理部421は、各画素にインパルスノイズが含まれるか否かの判定結果をノイズ検出部41に出力する。
また、インパルスノイズ判定処理部421は、インパルスノイズが含まれると判定された画素についてのみインパルスノイズ低減フィルタを作用させ、得られたインパルスフィルタ後信号をフィルタ部321と、フィルタ重み算出部322と、ノイズ低減部323とに出力する。ここで、インパルスノイズ低減フィルタとしては、例えば、信号値の中間値を用いることによって異常値の影響を抑えられるメディアンフィルタなどが用いられる。
このように、2次元ノイズ低減処理部42は、インパルスノイズ処理部421を有し、インパルスノイズが含まれると判定された画素についてはインパルスノイズ低減フィルタを作用させるので、平滑化フィルタでは除去しきれず、したがって動き量とされてしまうインパルスノイズを効果的に除去することができる。
また、2次元ノイズ低減処理部42は、第1の実施形態と同一のフィルタ部321と;第1の実施形態と同一のフィルタ重み算出部322と;第1の実施形態と同一のノイズ低減部323と;を有しているので、インパルスノイズのみならず、ランダムノイズも効果的に除去することができる。
次に、ノイズ検出部41の詳細について説明する。ノイズ検出部41は、外部より入力された現フレームの信号から、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号を減算することによって得られた各画素の差分信号値xに対してノイズ検出値f(x)を算出し、これを乗算器36に出力する。ここで、ノイズ検出部41は、2次元ノイズ低減処理部42のインパルスノイズ処理部421より入力された、各画素にインパルスノイズが含まれるか否かの判定結果に基づいて、数1式及び図3に示される関数f(x)の閾値thの値を変化させる。
具体的には、ノイズ検出部41は、インパルスノイズが含まれると判定された画素については、関数f(x)のthの値を大きくし、インパルスノイズが含まれないと判定された画素については、関数f(x)のthの値を小さくする。このようにインパルスノイズの有無に応じて関数f(x)のthの値を変化させることによって、ノイズ検出部41は、インパルスノイズを効率的に除去することができる。
(ノイズ低減装置の第3の実施形態)
次に、画像処理部4に含まれるノイズ低減装置の第3の実施形態について説明する。図12は、本発明の第3の実施形態に係るノイズ低減装置50の概略の構成を示すブロック図である。なお、ノイズ低減装置50においては、第1の実施形態に係るノイズ低減装置30と同一の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。ノイズ低減装置50は、ノイズ低減装置30と異なる構成として、外部及び動き検出部53より信号が入力され、重み付け加算部38及び動き検出部53に信号を出力する2次元ノイズ低減処理部52と;フレームメモリ35及び2次元ノイズ低減処理部52より信号が入力され、帰還係数及び合成係数検出部34及び2次元ノイズ低減処理部52に信号を出力する動き検出部53と;を有している。
ここで、ノイズ低減装置50の動作の概略について説明する。まず、外部からの現フレームの信号が、ノイズ検出部31、減算器37、及び2次元ノイズ低減処理部52に入力される。また、フレームメモリ35からの1フレーム前の信号が、ノイズ検出部31及び動き検出部53に入力される。すると、ノイズ低減処理部31は、外部より入力された現フレームの信号と、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号とから各画素のノイズ検出値を算出し、これを乗算器36に出力する。また、2次元ノイズ低減処理部52は、動き検出部53より入力された1時点前の注目画素の動き量に応じて、外部より入力された現フレームの信号に対して空間的なローパスフィルタを作用させることによって高周波成分を除去し、得られた2次元ノイズ低減後信号を重み付け加算部38と、動き検出部53とに出力する。
そして、次に、動き検出部53が、2次元ノイズ低減処理部52より入力された2次元ノイズ低減後信号と、フレームメモリ35より入力された1フレーム前の信号とから各画素の動き量を算出し、これを帰還係数及び合成係数検出部34と、2次元ノイズ低減処理部52とに出力する。すると、帰還係数及び合成係数検出部34が、動き検出部33より入力された各画素の動き量から各画素の帰還係数k1、合成係数k2を算出し、帰還係数k1を乗算器36に、合成係数k2を重み付け加算部38に、各々出力する。
そして、次に、乗算器36が、ノイズ検出部31より入力された各画素のノイズ検出値と、帰還係数及び合成係数検出部34より入力された各画素の帰還係数k1とを乗算し、得られた各画素の減算ノイズ値を減算器37へ出力する。すると、減算器37が、外部より入力された現フレームの信号から、乗算器36より入力された各画素の減算ノイズ値を減算し、得られた3次元ノイズ低減後信号を重み付け加算部38へ出力する。
そして、次に、重み付け加算部38が、減算器37より入力された3次元ノイズ低減後信号(E)と、2次元ノイズ低減処理部52より入力された2次元ノイズ低減後信号(A)とを、帰還係数及び合成係数検出部34より入力された各画素の合成係数k2によって重み付け加算し(つまり、各画素についてE×k2+A×(1−k2)を計算し)、得られたノイズ低減後信号を後段と、フレームメモリ35とに出力する。
次に、2次元ノイズ低減処理部52の詳細について説明する。図13は、2次元ノイズ低減処理部52の概略の構成を示すブロック図である。2次元ノイズ低減処理部52は、外部より信号が入力され、ノイズ低減部523に信号を出力する、第1の実施形態と同一のフィルタ部321と;外部より信号が入力され、ノイズ低減部523に信号を出力する、第1の実施形態と同一のフィルタ重み算出部322と;外部、フィルタ部321、フィルタ重み算出部322、及び動き検出部53より信号が入力され、動き検出部53に信号を出力するノイズ低減部523と;を有している。
ここで、2次元ノイズ低減処理部52の動作の概略について説明する。まず、外部からの現フレームの信号がフィルタ部321、フィルタ重み算出部322、及びノイズ低減部523に入力される。すると、フィルタ部321は、外部より入力された現フレームの信号に対して空間的なローパスフィルタを作用させることによって高周波成分を除去し、得られたフィルタ後信号をノイズ低減部523に出力する。また、フィルタ重み算出部322は、外部より入力された現フレームの信号の信号レベルから各画素のフィルタ重み係数を算出し、これをノイズ低減部523に出力する。
そして、次に、ノイズ低減部523が、動き検出部53より入力された1時点前の注目画素の動き量vに対して現注目画素のノイズ低減調整量ADJ=p(v)を算出し、フィルタ部321より入力されたフィルタ後信号(NR)と、外部より入力された現フレームの信号(ORG)とを、フィルタ重み算出部322より入力された各画素のフィルタ重み係数(GAIN)と各画素のノイズ低減調整量(ADJ)との和によって重み付け加算し(つまり、NR×(ADJ+GAIN)+ORG×(1−ADJ−GAIN)を計算し)、得られた2次元ノイズ低減後信号を動き検出部53に出力する。但し、ここで、ADJ+GAINは、0以上、1以下となるように調整することとする。
ここで、関数p(v)としては、例えば、以下の数5式及び図14に示されるようなものが用いられる。
Figure 0005013932
数5式及び図14に示される関数p(v)は、1時点前の注目画素の動き量vがthzに達するまでは、1時点前の注目画素の動き量vの増加に伴って一次関数的に現注目画素のノイズ低減調整量ADJが−thτから増加し、1時点前の注目画素の動き量vがthz以上となると、ノイズ低減調整量ADJがthτとなるものであり、これによると、1時点前の注目画素の動き量vが小さい場合には、現注目画素に対するフィルタ部321で用いられる空間的なローパスフィルタの影響を小さくすることができ、1時点前の注目画素の動き量vが大きい場合には、現注目画素に対するフィルタ部321で用いられる空間的なローパスフィルタの影響を大きくすることができる。
なお、上述の説明において、図1に示すような構成の撮像装置を例に挙げて、本発明におけるノイズ低減方法について説明したが、撮像装置に限らず、液晶ディスプレイやプラズマテレビなどの画像のデジタル処理を行う表示装置においても、本発明におけるノイズ低減方法を利用可能である。図15に、本発明におけるノイズ低減方法を行うノイズ低減装置(以下では、「画像処理部」に含まれる)を備えた表示装置を示す。
図15に示す表示装置は、図1に示す撮像装置と同様、画像処理部4、伸長処理部8、ディスプレイ9、音声出力回路部10、スピーカ11、TG12、CPU13、メモリ14、操作部15、及び、バス回線16、17を備える。そして、外部で受信した放送信号を選局するチューナ部21と、チューナ部21で選局した放送信号を復調する復調部22と、外部から入力されたデジタル信号となる圧縮信号が入力されるインターフェース23とを、更に備える。
この図15の表示装置は、放送信号を受信する場合は、チューナ部21で所望のチャンネルの放送信号を選局した後、復調部22で放送信号を復調することで、MPEG圧縮符号方式による圧縮信号となるデジタル信号が得られる。このデジタル信号が伸長処理部8に与えられると、圧縮信号であるデジタル信号に対して、MPEG圧縮符号方式による伸長処理が施される。
そして、操作部15によって画像の表示が指示されると、伸長処理部8で伸長処理して得られた画像信号が、画像処理部4に与えられ、上述のノイズ低減処理を含む各種画像処理が施された後に、得られた表示信号がディスプレイ9に与えられ、画像の表示がなされる。又、伸長処理部8の伸長処理で得られた音声信号が、音声出力回路部10を通じてスピーカ11に与えられることで、音声が出力される。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、インパルスノイズ低減フィルタとしてメディアンフィルタを用いているが、インパルスノイズを低減できるフィルタであれば、他のフィルタを用いることも可能である。また、第3の実施形態のノイズ低減装置50の2次元ノイズ低減処理部52が、第2の実施形態のノイズ低減装置40のノイズ低減処理部42と同様にインパルスノイズ処理部421を有し、ノイズ検出部31で用いる関数f(x)の形を、各画素にインパルスノイズが含まれるか否かの判定結果に応じて変化させる構成としても良い。
本発明は、複数のフレームによって構成される動画像のノイズを低減するノイズ低減装置及びノイズ低減方法として有効である。また、本発明は、このノイズ低減装置を備えた電子機器として有効である。
撮像装置の内部構成を示すブロック図。 ノイズ低減装置30の概略の構成を示すブロック図。 関数f(x)を示すグラフ。 2次元ノイズ低減処理部32の概略の構成を示すブロック図。 エッジ保存型ノイズ低減フィルタを示す説明図。 関数g(y)を示すグラフ。 動き検出部33の概略の構成を示すブロック図。 関数h(z)を示すグラフ。 関数j(z)を示すグラフ。 ノイズ低減装置40の概略の構成を示すブロック図。 2次元ノイズ低減処理部42の概略の構成を示すブロック図。 ノイズ低減装置50の概略の構成を示すブロック図。 2次元ノイズ低減処理部52の概略の構成を示すブロック図。 関数p(v)を示すグラフ。 表示装置の内部構成を示すブロック図。 ノイズ低減装置90の概略の構成を示すブロック図。
符号の説明
30、40、50 ノイズ低減装置
32、42、52 2次元ノイズ低減処理部
33、53 動き検出部
34 帰還係数及び合成係数検出部(重み係数検出部)
38 重み付け加算部
322 フィルタ重み算出部(信号レベルゲイン調整部)
421 インパルスノイズ処理部(関数変化部)
523 ノイズ低減部(動き量ゲイン調整部)

Claims (9)

  1. 外部より画像信号が入力され、ノイズ低減後信号を出力するノイズ低減装置であって、
    外部より入力された前記画像信号に対して2次元ノイズ低減処理を施し、2次元ノイズ低減後信号を得る2次元ノイズ低減処理部と、
    前記2次元ノイズ低減処理部より入力された前記2次元ノイズ低減後信号と、1フレーム前の前記ノイズ低減後信号との差分値を算出することによって各画素の時間軸方向の動き量を得る動き検出部と、
    外部より入力された前記画像信号に対して、前記動き検出部より入力された各画素の時間軸方向の前記動き量に応じてゲインを調整した3次元ノイズ低減処理を施し、3次元ノイズ低減後信号を得る3次元ノイズ低減処理部と、
    を有し
    前記2次元ノイズ低減処理部は、外部より入力された前記画像信号に対して、エッジ保存型ノイズ低減フィルタによる処理を含む前記2次元ノイズ低減処理を施すことを特徴とするノイズ低減装置。
  2. 前記2次元ノイズ低減処理部より入力された前記2次元ノイズ低減後信号と、前記3次元ノイズ低減処理部より入力された前記3次元ノイズ低減後信号とを、所定の重み係数によって重み付け加算することによって前記ノイズ低減後信号を得る重み付け加算部と、
    前記動き検出部より入力された各画素の時間軸方向の前記動き量に応じて前記所定の重み係数を算出する重み係数検出部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減装置。
  3. 外部より入力された前記画像信号の各画素の信号レベルに応じて、前記2次元ノイズ低減処理部で施される前記2次元ノイズ低減処理のゲインを調整する信号レベルゲイン調整部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のノイズ低減装置。
  4. 前記動き検出部より入力された1時点前の注目画素の時間軸方向の前記動き量に応じて、前記2次元ノイズ低減処理部で施される前記2次元ノイズ低減処理のゲインを調整する動き量ゲイン調整部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のノイズ低減装置。
  5. 前記2次元ノイズ低減処理部は、外部より入力された前記画像信号に対して、インパルスノイズ低減フィルタによる処理を含む前記2次元ノイズ低減処理を施すことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のノイズ低減装置。
  6. 前記3次元ノイズ低減処理部は、外部より入力された前記画像信号と、1フレーム前の前記ノイズ低減後信号との差分値を所定の関数に作用させることによって得られたノイズ検出値を利用した前記3次元ノイズ低減処理を施すものであって、
    外部より入力された前記画像信号の各画素のインパルスノイズの含有度合いに応じて前記所定の関数を変化させる関数変化部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のノイズ低減装置。
  7. 外部より画像信号が入力され、ノイズ低減後信号を出力するノイズ低減方法であって、
    外部より入力された前記画像信号に対して2次元ノイズ低減処理を施し、2次元ノイズ低減後信号を得る2次元ノイズ低減処理ステップと、
    前記2次元ノイズ低減処理ステップで得られた前記2次元ノイズ低減後信号と、1フレーム前の前記ノイズ低減後信号との差分値を算出することによって各画素の時間軸方向の動き量を得る動き検出ステップと、
    外部より入力された前記画像信号に対して、前記動き検出ステップで得られた各画素の時間軸方向の前記動き量に応じてゲインを調整した3次元ノイズ低減処理を施し、3次元ノイズ低減後信号を得る3次元ノイズ低減処理ステップと、
    を有し、
    前記2次元ノイズ低減処理ステップでは、外部より入力された前記画像信号に対して、エッジ保存型ノイズ低減フィルタによる処理を含む前記2次元ノイズ低減処理を施すことを特徴とするノイズ低減方法。
  8. 前記2次元ノイズ低減処理ステップで得られた前記2次元ノイズ低減後信号と、前記3次元ノイズ低減処理ステップで得られた前記3次元ノイズ低減後信号とを、所定の重み係数によって重み付け加算することによって前記ノイズ低減後信号を得る重み付け加算ステップと、
    前記動き検出ステップで得られた各画素の時間軸方向の前記動き量に応じて前記所定の重み係数を算出する重み係数検出ステップと、
    を有することを特徴とする請求項7に記載のノイズ低減方法。
  9. 複数のフレームによって構成される動画像が外部入力又は撮像によって与えられるとともに、該動画像のノイズを低減するノイズ低減装置を備えた電子機器であって、
    前記ノイズ低減装置は、請求項1から6のいずれか1項に記載のノイズ低減装置であることを特徴とする電子機器。
JP2007097745A 2007-04-03 2007-04-03 ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、及び電子機器 Active JP5013932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097745A JP5013932B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097745A JP5013932B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008258848A JP2008258848A (ja) 2008-10-23
JP5013932B2 true JP5013932B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=39981996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007097745A Active JP5013932B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5013932B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101595883B1 (ko) * 2010-02-02 2016-02-26 한화테크윈 주식회사 영상의 움직임 보상 노이즈 제거 장치 및 방법
JP2011217294A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Sharp Corp ノイズ低減処理装置
JP4856262B2 (ja) * 2010-05-31 2012-01-18 株式会社東芝 動き検出装置及び動き検出方法
JP5561086B2 (ja) * 2010-10-14 2014-07-30 パナソニック株式会社 ノイズ除去装置
JP5761979B2 (ja) * 2010-12-10 2015-08-12 Hoya株式会社 ノイズ除去システムおよび撮像装置
JP5701035B2 (ja) * 2010-12-13 2015-04-15 キヤノン株式会社 画像処理装置および方法並びにプログラム
JP6020904B2 (ja) * 2012-02-01 2016-11-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 画像処理装置および撮像装置
WO2014049667A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 株式会社島津製作所 デジタル画像処理方法および撮影装置
JP6002324B2 (ja) * 2013-07-03 2016-10-05 株式会社日立製作所 放射線画像生成装置及び画像処理方法
CN103632352B (zh) 2013-11-01 2017-04-26 华为技术有限公司 一种噪声图像的时域降噪方法和相关装置
JP6270526B2 (ja) * 2014-02-19 2018-01-31 キヤノン株式会社 撮像装置、及び撮像システム
US10911698B2 (en) * 2016-09-30 2021-02-02 Huddly As ISP bias-compensating noise reduction systems and methods

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3291306B2 (ja) * 1991-11-15 2002-06-10 クラリオン株式会社 インパルスノイズ除去装置
JP3364342B2 (ja) * 1994-12-19 2003-01-08 松下電器産業株式会社 雑音除去装置
JP3526020B2 (ja) * 1999-12-02 2004-05-10 松下電器産業株式会社 ノイズ低減装置
JP2006287632A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Pioneer Electronic Corp ノイズ低減装置およびノイズ低減方法
KR100757392B1 (ko) * 2005-07-29 2007-09-10 닛뽕빅터 가부시키가이샤 노이즈검출장치 및 방법과, 이를 이용한 노이즈저감장치 및방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008258848A (ja) 2008-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5013932B2 (ja) ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、及び電子機器
JP5183297B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法
US8369649B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer program for performing super-resolution process
US8072511B2 (en) Noise reduction processing apparatus, noise reduction processing method, and image sensing apparatus
JP2008015741A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びこれを用いた撮像装置
JP5525592B2 (ja) 映像信号処理装置
JP5191224B2 (ja) 画像処理装置
JP2008165312A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
KR20080085753A (ko) 스트리킹 보정 신호 생성 회로, 스트리킹 보정 신호 생성방법, 프로그램, 스트리킹 보정 회로 및 촬상 장치
US20100033596A1 (en) Solid-state image-capturing apparatus, camera, and method of processing signal
KR20080095084A (ko) 영상 잡음 제거 장치 및 방법
JP2008252767A (ja) ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、及び電子機器
JP5451056B2 (ja) 画像処理装置及び撮像装置
JP2023052939A (ja) 符号化装置、復号装置、符号化方法、復号方法、符号化プログラム、および復号プログラム
JP2008011324A (ja) ネットワークカメラ
JP2007336386A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5213604B2 (ja) 撮像装置
US9007492B2 (en) Image processing device and imaging device
KR20100044073A (ko) 촬상장치
JP2010199994A (ja) 画像処理装置
WO2011151966A1 (ja) 画像処理装置およびそれを備えた電子機器
JP2010130446A (ja) 撮像装置
JP2009094784A (ja) ノイズ低減処理装置、ノイズ低減処理方法、及び電子機器
JP2010118942A (ja) 画像処理装置及び撮像装置
JP5299910B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120605

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5013932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250