JP6020816B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

ここに開示された技術は、内部にフレキシブルプリント基板を備えたレンズ鏡筒に関するものである。
特許文献1には、焦点距離を変更可能な光学系を保持するレンズ鏡筒が開示されている。特許文献1に開示されたレンズ鏡筒は、レンズ群を保持する枠体を備えている。枠体は、カム機構を介して光軸方向に移動する。
特開2007−219304号公報
ところで、レンズ鏡筒は、シャッタなどの電子部品を備えている。電子部品には、フレキシブルプリント基板(FPC:Flexible Printed Circuit)が接続され、フレキシブルプリント基板を介して制御信号等が送られる。また、レンズ鏡筒内には、ズーミング動作時などに、移動する枠体が設けられている。フレキシブルプリント基板は、自由に変形できるので移動する枠体の動きに追従できる反面、自由に変形するが故に移動する枠体と干渉する虞がある。特に、レンズ鏡筒が小型になると、この問題が大きくなる。
ここに開示された技術は、レンズ鏡筒内の部材との干渉によるフレキシブルプリント基板の破損の可能性を低減する。
ここに開示されたレンズ鏡筒は、光軸を有する固定枠と、前記固定枠の内側に設けられ、前記固定枠に対して前記光軸周りに回転する回転枠と、前記回転枠の内側に設けられ、前記固定枠に対して前記光軸周りの回転が規制された状態で該光軸の方向に移動する第1枠と、前記第1枠の内側に設けられ、前記固定枠に対して前記光軸周りの回転が規制された状態で該光軸の方向に移動する電子部品と、一端が前記電子部品に連結され、前記回転枠の前記光軸の方向の反被写体側を通って前記固定枠まで延び、他端が該固定枠に連結されたフレキシブルプリント基板とを備え、前記回転枠の外周面には、ギア部が設けられ、前記第1枠には、前記ギア部よりも前記光軸の方向の反被写体側であって前記光軸周りの周方向の前記フレキシブルプリント基板に対応する位置において、該ギア部よりも前記光軸を中心とする半径方向外側に突出する第1突起部が設けられているものとする。
前記レンズ鏡筒によれば、ギア部との干渉によるフレキシブルプリント基板の破損の可能性を低減することができる。
デジタルカメラの斜視図である。 沈胴状態のレンズ鏡筒の斜視図である。 撮影状態のレンズ鏡筒の斜視図である。 レンズ鏡筒の分解斜視図である。 (A)は、沈胴状態におけるレンズ鏡筒の断面図であり、(B)は、沈胴状態におけるレンズ鏡筒の(A)とは異なる断面図である。 (A)は、撮影状態の広角端におけるレンズ鏡筒の断面図であり、(B)は、撮影状態の広角端におけるレンズ鏡筒の、(A)とは異なる断面図である。 (A)は、撮影状態の望遠端におけるレンズ鏡筒の断面図であり、(B)は、撮影状態の望遠端におけるレンズ鏡筒の、(A)とは異なる断面図である。 固定枠の斜視図である。 カム枠の斜視図である。 1群直進枠の斜視図である。 2群直進枠の斜視図である。 1群枠の斜視図である。 組み立てた状態の1群直進枠、カム枠及び2群直進枠の斜視図である。 フレキシブルプリント基板がギア部を横切る状態のレンズ鏡筒の拡大断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〈1.概略構成〉
図1に、デジタルカメラ100の斜視図を示す。
デジタルカメラ100は、カメラ本体110と、レンズ鏡筒120とを備える。レンズ鏡筒120は、光軸AXを有している。デジタルカメラ100は、撮像装置の一例である。尚、撮像装置は、フィルムカメラ、レンズ鏡筒が取り外し可能なカメラであってもよい。また、撮像装置は、スティルカメラではなく、動画撮影が可能なカムコーダであってもよい。
ここで、光軸方向の被写体側を前又は正面側といい、光軸方向の撮像素子側(反被写体側)を後又は背面側という。また、デジタルカメラ100が横撮り姿勢のときの鉛直上側を上側、鉛直下側を下側という。横撮り姿勢とは、撮像素子の長辺が水平方向と一致し、短辺が鉛直方向と一致する状態を意味する。また、横撮り姿勢のデジタルカメラ100を被写体側から光軸方向に見たときの左側を左側と、右側を右側という。
また、単に回転というときは、光軸AX周りの回転を意味し、半径方向及び周方向とはそれぞれ、光軸AXを中心とする半径方向及び周方向を意味する。
カメラ本体110の上面には、電源スイッチ111が設けられている。デジタルカメラ100は、電源がオフのときは、図1に示すように、レンズ鏡筒120が沈胴状態となる。沈胴状態においては、レンズ鏡筒120は、後述する複数の枠が繰り込まれ、光軸方向の寸法か小さくなっている。また、デジタルカメラ100は、電源がオンのときは、レンズ鏡筒120が繰り出され、撮影が可能な撮影状態となる。撮影状態においては、レンズ鏡筒120は、複数の枠が繰り出され、沈胴状態に比べて光軸方向の寸法が大きくなる。
〈2−1.レンズ鏡筒の概略構成〉
図2に、沈胴状態のレンズ鏡筒120の斜視図を、図3に、撮影状態のレンズ鏡筒120の斜視図を、図4に、レンズ鏡筒120の分解斜視図を示す。また、図5(A)に、沈胴状態におけるレンズ鏡筒120の断面図を、図5(B)に、沈胴状態におけるレンズ鏡筒120の、(A)とは異なる断面図を示す。図6(A)に、撮影状態の広角端におけるレンズ鏡筒120の断面図を、図6(B)に、撮影状態の広角端におけるレンズ鏡筒120の、(A)とは異なる断面図を示す。図7(A)に、撮影状態の望遠端におけるレンズ鏡筒120の断面図を、図6(B)に、撮影状態の望遠端におけるレンズ鏡筒120の、(A)とは異なる断面図を示す。
レンズ鏡筒120は、光学系Oと、レンズ駆動機構130とを有している。レンズ鏡筒120には、CCDイメージセンサ(以下、単に「CCD」という)140が固定されている。
光学系Oは、被写体の光学像をCCD140の受光面(撮像面)に形成する。光学系Oは、図5〜7に示すように、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3とを有する。第1レンズ群G1、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3は、被写体側からこの順で光軸方向に並んでいる。図4に示すように、第1レンズ群G1は、第1レンズL1と第2レンズL2とを有する。第2レンズ群G2は、第3レンズL3と第4レンズL4と第5レンズL5と第6レンズL6とを有する。第3レンズ群G3は、第7レンズL7を有する。
レンズ鏡筒120は、第1〜第3レンズ群G1〜G3を光軸方向に移動可能に支持している。レンズ駆動機構130は、第1〜第3レンズ群G1〜G3を光軸方向に移動させる。レンズ鏡筒120は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が変わることによって、光学系Oの焦点距離が変わる。焦点距離を変化させることを、ズーミングともいう。また、第3レンズ群G3は、フォーカスレンズであり、光軸方向に移動することによって光学系Oの焦点状態を変化させる。焦点状態を変化させることをフォーカシングともいう。尚、光学系Oのレンズ構成(枚数や形状)は、他の構成であってもよい。
CCD140は、被写体からの光を受光し、該光を電気信号に変換して出力する。CCD140は、撮像素子の一例である。撮像素子は、CMOSイメージセンサであってもよい。
〈2−2.レンズ駆動機構〉
続いて、レンズ駆動機構130について説明する。レンズ駆動機構130は、1群枠1と、1群直進枠2と、カム枠3と、2群直進枠4と、ブレ補正枠5と、シャッタユニット6と、固定枠7と、3群枠8と、マスタフランジ9とを有する。
1群枠1は、第1レンズ群G1を保持する。ブレ補正枠5は、第2レンズ群G2を保持する。3群枠8は、第3レンズ群G3を保持する。
〈2−2−1.固定枠〉
図8に、固定枠7の斜視図を示す。固定枠7は、円筒状の本体部70と、固定枠7をカメラ本体110に取り付けるための取付部71と、駆動ギア72とを有している。取付部71は、本体部70の後端部において外側に突出するように設けられている。固定枠7は、取付部71を介してカメラ本体110に取り付けられる。例えば、取付部71は、カメラ本体110にネジ止めされる。
駆動ギア72は、図2〜4に示すように、光軸AXと平行な軸周りに回転可能な状態で本体部70に取り付けられている。駆動ギア72は、本体部70の内側と外側の両方に露出している。本体部70の外周面には、ズームモータユニット150が取り付けられている。ズームモータユニット150は、駆動ギア72と噛合しており、駆動ギア72を回転駆動する。
本体部70の後端には、マスタフランジ9が取り付けられる。本体部70の後端には、ネジ孔を有するボスが形成されている。マスタフランジ9は、ビスをボスのネジ孔に螺合させることによって本体部70に固定される。
本体部70の内周面には、3本の第1カム溝74と、6本の第1直進溝75と、1本の収容溝76とが形成されている。第1カム溝74は、所定の形状に延びている。第1直進溝75は、光軸AXと平行に延びている。収容溝76は、第1切欠部76aと第2切欠部76bとで構成され、光軸AXと平行に延びている。収容溝76は、第1カム溝74を横切るように形成されている。第1切欠部76aは、第1カム溝74を区画する一方の側壁に形成され、第2切欠部76bは、第1カム溝74を区画する他方の側壁に形成されている。
〈2−2−2.カム枠〉
図9に、カム枠3の斜視図を示す。カム枠3は、円筒状の本体部30と、本体部30の後端において半径方向外側に突出して形成されたフランジ31とを有している。
フランジ31の外周縁には、3つの第1カムピン32と、ギア部33とが設けられている。ギア部33は、フランジ31の全周のうちの一部に設けられている。また、フランジ31には、第1バヨネット係合部34が設けられている。
本体部30の外周面には、6つの第2カムピン35と、3本の第3カム溝36が形成されている。第2カムピン35は、2個を1組として、本体部30の周方向の3箇所に設けられている。各組の2つの第2カムピン35は、光軸AXと平行に並んでいる。第3カム溝36は、両側の溝壁が存在する第1区間36Aと、片側の溝壁が存在しない第2区間36Bとを有している。第1区間36Aは、本体部30の後端部から光軸AXに対して傾斜しながら本体部30の前端に向かって延びている。第2区間36Bは、本体部30の前端部に形成され、光軸方向前側の側壁が設けられていない。つまり、第2区間36Bは、本体部30の前端部において前方に開放されている。尚、第1区間36Aも、光軸方向前側の側壁が設けられていなくてもよい。
本体部30の内周面には、6本の第4カム溝37と、第2バヨネット係合部38とが形成されている。
〈2−2−3.1群直進枠〉
図10に、1群直進枠2の斜視図を示す。1群直進枠2は、円筒状の本体部20を有している。本体部20の後端には、半径方向外側に突出する6つの係合部21と、半径方向外側に突出する1つの第2突起部22とが設けられている。本体部20の外径は、カム枠3のギア部33の外径よりも小さい。すなわち、光軸AXから本体部20の外周面までの距離は、光軸AXからギア部33の先端までの距離よりも短い。また、光軸AXから第2突起部22の先端までの距離は、光軸AXからギア部33の先端までの距離よりも長い。
本体部20の内周面には、光軸方向に延びる6本の第2直進溝23と、本体部20の後端部において円周方向に延びる第3バヨネット係合部24とが形成されている。
〈2−2−4.2群直進枠〉
図11に、2群直進枠4の斜視図を示す。2群直進枠4は、円筒状の本体部40と、本体部40から半径方向外側に突出し、円周方向に延びるフランジ41と、本体部40から光軸方向前側に延びる2つの腕部42とを有している。本体部40の外径は、カム枠3のギア部33の外径よりも小さい。すなわち、光軸AXから本体部40の外周面までの距離は、光軸AXからギア部33の先端までの距離よりも短い。本体部40の外周面には、第4バヨネット係合部43(図5〜図7参照)が設けられている。
フランジ41には、半径方向外側に突出する3つの係合部44と、半径方向外側に突出する1つの第1突起部45とが設けられている。光軸AXから第1突起部45の先端までの距離は、光軸AXからギア部33の先端までの距離よりも長い。
〈2−2−5.1群枠〉
図12に、1群枠1の斜視図を示す。1群枠1は、円筒状の本体部10を有している。本体部10は第1レンズ群G1を保持している。本体部10の外周面には、6つの係合部11が設けられている。本体部10の内周面には、3つの第3カムピン12と、6本の第2カム溝13とが形成されている。
本体部10の前部には、図4に示すように、バリアカムリング160が取り付けられている。バリアカムリング160は、円環状の本体部161と、バリア羽根162と、第1バネ163と、第2バネ164とを有している。レンズ鏡筒120が沈胴状態のときには、バリア羽根162は閉じられる。こうして、バリア羽根162は、第1レンズ群G1を保護し、それに加えて、光学系Oへの光の進入を遮断する。レンズ鏡筒120が撮影状態のときには、バリア羽根162は、開かれ、光学系Oへの光の進入が可能となる。
本体部10には、その前部にバリアカムリング160を取り付けた状態で、前方から化粧枠165が取り付けられている。
〈2−2−6.ブレ補正枠〉
ブレ補正枠5は、第2レンズ群G2を保持している。ブレ補正枠5は、図5〜7に示すように、シャッタユニット6に支持されている。ブレ補正枠5は、シャッタユニット6に対する光軸方向への移動が規制されている。ブレ補正枠5は、シャッタユニット6に対して光軸AXと直交する平面内で移動可能に支持されている。ブレ補正枠5は、駆動機構により、シャッタユニット6に対して光軸AXと直交する平面内で移動させられる。ブレ補正枠5、即ち、第2レンズ群G2が光軸AXと直交する平面内で移動することによって、CCD140の受光面上での光学像の位置が変化する。例えば、ブレ補正枠5は、デジタルカメラ100のブレに起因する光学像のブレを抑制するように移動させられる。
〈2−2−7.シャッタユニット〉
シャッタユニット6は、図示省略のシャッタを有している。シャッタユニット6は、シャッタを開放することによって光を通過させる。シャッタユニット6は、シャッタを閉じることによって光を遮断する。つまり、シャッタユニット6は、光学系Oの光の通過及び遮断を制御する。シャッタユニット6は、シャッタのシャッタ羽根を駆動するアクチュエータ等を備えている。シャッタユニット6には、図5〜7に示すように、フレキシブルプリント基板(以下、「FPC」という)170が電気的に接続されている。シャッタユニット6のアクチュエータには、本体回路からの制御信号がFPC170を介して伝達される。シャッタユニット6の外周面には、図4に示すように、6つの第4カムピン61と、2つの第3直進溝62とが形成されている。
〈2−2−8.3群枠〉
3群枠8は、第3レンズ群G3を保持している。3群枠8は、図4に示すように、本体部80と、軸受81と、回転規制部82と、係合部83とを有している。軸受81及び回転規制部82は、マスタフランジ9に設けられた第1ガイドポール84及び第2ガイドポール85にそれぞれ係合している。第1ガイドポール84及び第2ガイドポール85は、光軸方向に延びている。軸受81に第1ガイドポール84が挿通されることによって、3群枠8は、第1ガイドポール84に沿って光軸方向に移動可能となっている。また、軸受81と第1ガイドポール84との係合により、光軸AXに直交する平面内での3群枠8の移動が規制されている。回転規制部82が第2ガイドポール85に係合することによって、第1ガイドポール84周りの3群枠8の回転が規制される。
係合部83は、フォーカスモータユニット86に係合している。詳しくは、フォーカスモータユニット86は、マスタフランジ9に取り付けられている。フォーカスモータユニット86は、モータと、光軸方向に延び、モータによって回転させられるリードスクリュと、リードスクリュに噛合するナット86aとを有している。係合部83は、ナット86aに係合している。つまり、3群枠8は、モータの作動により光軸方向に移動するナット86aと共に光軸方向に移動する。
〈2−2−9.マスタフランジ〉
マスタフランジ9は、板状の部材である。マスタフランジ9の中央には、図4に示すように、方形の開口部91が設けられている。マスタフランジ9の背面には、取付板141を介して、CCD140が取り付けられている。CCD140は、受光面が前方を向いている。
〈2−3.各部材の係合関係〉
図5〜7に示すように、1群直進枠2は、固定枠7の内方に収容され、固定枠7に支持されている。1群直進枠2の係合部21は、固定枠7の第1直進溝75に係合している。つまり、1群直進枠2は、固定枠7に対して回転が規制された状態で、光軸方向に移動可能となっている。
1群枠1は、1群直進枠2の内方に収容され、1群直進枠2に支持されている。1群枠1の係合部11は、1群直進枠2の第2直進溝23に係合している。つまり、1群枠1は、1群直進枠2に対して回転が規制された状態で、光軸方向に移動可能となっている。1群直進枠2は固定枠7に対して回転が規制されているので、1群枠1も、固定枠7に対して回転が規制されている。
1群枠1の内方には、カム枠3が収容されている。カム枠3のフランジ31は、1群枠1の後端及び1群直進枠2の後端よりも後方に位置している。カム枠3の第1カムピン32は、固定枠7の第1カム溝74に係合している。こうして、カム枠3は、固定枠7に支持されている。また、カム枠3のギア部33は、固定枠7に設けられた駆動ギア72と噛合している。つまり、カム枠3は、駆動ギア72を介してズームモータユニット150により回転駆動される。このとき、第1カムピン32が第1カム溝74に案内される。それに伴って、カム枠3は、回転しながら光軸方向に移動する。
また、カム枠3は、1群直進枠2及び1群枠1と係合している。詳しくは、カム枠3の第1バヨネット係合部34は、1群直進枠2の第3バヨネット係合部24に係合している。これにより、1群直進枠2とカム枠3とは、相対的な回転が許容される一方、光軸方向への相対的な移動が規制されている。つまり、カム枠3が回転しながら光軸方向に移動する際には、1群直進枠2は、カム枠3と一体的に光軸方向に移動する。ただし、1群直進枠2は、係合部21と第1直進溝75との係合により固定枠7に対して回転が規制されている。また、カム枠3の第2カムピン35は、1群枠1の第2カム溝13に係合している。ここで、1群枠1は、係合部11と第2直進溝23との係合により、1群直進枠2に対する回転が規制されている。そのため、カム枠3が回転すると、第2カムピン35が第2カム溝13内を相対的に移動するように、1群枠1は、光軸方向に移動する。
尚、1群枠1の第3カムピン12は、カム枠3の第3カム溝36に係合している。第3カム溝36は、1群枠1がカム枠3に対して相対移動するときの第3カムピン12の移動軌跡に沿った形状をしている。ただし、第3カム溝36の溝壁のうち光軸方向後側に位置する溝壁は、第3カムピン12との間に僅かな間隔を有している。
また、カム枠3の内方には、2群直進枠4が収容されている。2群直進枠4のフランジ41は、カム枠3の後端よりも後方に位置している。2群直進枠4は、カム枠3及び固定枠7に支持されている。詳しくは、2群直進枠4の係合部44は、固定枠7の第1直進溝75に係合している。つまり、2群直進枠4は、固定枠7に対して回転が規制された状態で、光軸方向に移動可能となっている。また、2群直進枠4の第4バヨネット係合部43は、カム枠3の第2バヨネット係合部38に係合している。これにより、2群直進枠4とカム枠3とは、相対的な回転が許容される一方、光軸方向への相対的な移動が規制されている。つまり、カム枠3が回転しながら光軸方向に移動する際には、2群直進枠4は、カム枠3と一体的に光軸方向に移動する。ただし、2群直進枠4は、係合部44と第1直進溝75との係合により固定枠7に対して回転が規制されている。
シャッタユニット6は、カム枠3及び2群直進枠4の内方に収容され、カム枠3及び2群直進枠4に支持されている。シャッタユニット6の第3直進溝62に2群直進枠4の腕部42が係合している。つまり、シャッタユニット6は、2群直進枠4に対して回転が規制された状態で、光軸方向に移動可能となっている。2群直進枠4は、固定枠7に対して回転が規制されているので、シャッタユニット6も、固定枠7に対して回転が規制されている。また、シャッタユニット6の第4カムピン61は、カム枠3の第4カム溝37に係合している。シャッタユニット6は、2群直進枠4に対する回転が規制されているので、カム枠3が回転すると、第4カムピン61が第4カム溝37内を相対的に移動するように、シャッタユニット6は、光軸方向に移動する。ここで、ブレ補正枠5は、シャッタユニット6に支持されているので、シャッタユニット6と共に光軸方向に移動する。
3群枠8は、前述の如く、マスタフランジ9に設けられた第1ガイドポール84及び第2ガイドポール85に支持され、フォーカスモータユニット86によって光軸方向に駆動される。
このように構成されたレンズ鏡筒120においては、ズームモータユニット150が作動すると、カム枠3は、回転駆動されて、回転しながら光軸方向に移動する。それに伴い、1群枠1、ブレ補正枠5及びシャッタユニット6も光軸方向に移動する。1群枠1、ブレ補正枠5及びシャッタユニット6の光軸方向への移動量は、各カム溝の形状により規定されている。一方、3群枠8は、フォーカスモータユニット86により駆動され、光軸方向に移動する。
〈3.FPCの保護〉
図13に、組み立てた状態の1群直進枠2、カム枠3及び2群直進枠4の斜視図を、図14に、FPC170がギア部33を横切る状態のレンズ鏡筒の拡大断面図を示す。
前述の如く、シャッタユニット6には、本体回路からの制御信号を伝達するためのFPC170が連結されている。シャッタユニット6に連結されたFPC170は、シャッタユニット6とカム枠3及び2群直進枠4との間を通って後方に引き出され、2群直進枠4の後方を半径方向外側に回り込んで、固定枠7の前部において、固定枠7の外周面に引き出されている。FPC170の他端部は、固定枠7の外周面において本体回路に電気的に接続されている。FPC170の本体回路への接続は、はんだによる接合又はコネクタ接続によってなされる。ここで、カム枠3のギア部33は、固定枠7のズームモータユニット150と噛合しているものの、それ以外の部分においては、固定枠7との間に隙間を有している。FPC170は、ギア部33のうちズームモータユニット150と噛合していない部分において、ギア部33と固定枠7との間を通って、ギア部33を光軸方向に横切っている。
FPC170は、可撓性を有するので、沈胴状態と撮影状態との間でのシャッタユニット6等の移動や、ズーミング動作におけるシャッタユニット6等の移動に伴って、様々に変形する。そのとき、FPC170がギア部33に干渉すると、FPC170がギア部33に引っ掛かり、FPC170が破損する虞がある。
それに対して、2群直進枠4には、ギア部33よりも光軸方向の反被写体側(即ち、後側)であって周方向のFPC170に対応する位置において、該ギア部33よりも半径方向外側に突出する第1突起部45が設けられている。それに加えて、1群直進枠2には、ギア部33よりも光軸方向の被写体側(即ち、前側)であって周方向のFPC170に対応する位置において、該ギア部33よりも半径方向外側に突出する第2突起部22が設けられている。そのため、FPC170がギア部33を横切る場合に、FPC170がギア部33に接近したとしても、FPC170とギア部33との接触の可能性が第1突起部45及び第2突起部22により低減される。
詳しくは、1群直進枠2、2群直進枠4及びシャッタユニット6はそれぞれ、固定枠7に対して回転が規制されている。そのため、1群直進枠2、2群直進枠4及びシャッタユニット6が光軸方向に移動したとしても、第2突起部22、第1突起部45及びFPC170は、固定枠7に対して回転が規制されており、周方向位置が変わらない。つまり、周方向においてFPC170と対応する位置には、ギア部33の前側に第2突起部22が配置され、ギア部33の後側に第1突起部45が配置されている。この位置関係は、1群直進枠2、2群直進枠4及びシャッタユニット6が光軸方向に移動したとしても維持される。
カム枠3、2群直進枠4及びシャッタユニット6は、レンズ鏡筒120の状態に応じて光軸方向に移動する。そのため、FPC170は、様々に変形し、カム枠3のギア部33を後側から前側へ横切ることもある。ここで、前述の如く、周方向のFPC170と対応する位置において、ギア部33の前後には第2突起部22及び第1突起部45が配置されている。そのため、FPC170がギア部33に接近したとしても、FPC170の半径方向内側への移動が第1突起部45及び第2突起部22により規制されるため、FPC170とギア部33との接触が防止される。
また、1群直進枠1及び2群直進枠4は、カム枠3と一体となって光軸方向に移動するため、第1突起部45及び第2突起部22とギア部33との光軸方向の位置関係が維持される。すなわち、第1突起部45とギア部33とが光軸方向に離れたり、第2突起部22とギア部33とが光軸方向に離れたりしてしまうと、第1突起部45及び第2突起部22がFPC170の半径方向内側への移動を規制したとしても、第1突起部45及び第2突起部22から離れた場所でFPC170がギア部33に接触する虞がある。それに対して、第1突起部45及び第2突起部22とギア部33との光軸方向の位置関係が維持されるので、第1突起部45及び第2突起部22がFPC170とギア部33との接触を防止している状態も維持される。つまり、レンズ鏡筒120の沈胴状態から撮影状態の望遠端に至るまでの全ての状態において、FPC170は第1突起部45及び第2突起部22により保護されている。
ここで、第1突起部45を設けることによって、2群直進枠4の半径方向の寸法が大きくなってしまう。また、第2突起部22を設けることによって、1群直進枠2の半径方向の寸法が大きくなってしまう。しかしながら、固定枠7の内周面には、収容溝76が形成されている。第1突起部45及び第2突起部22は、収容溝76内に入り込んでいる。そのため、固定枠7の寸法を、第1突起部45及び第2突起部22が2群直進枠4及び1群直進枠2に設けられていない場合と同じにすることができる。つまり、レンズ鏡筒120の大型化を防止しつつ、FPC170の破損を防止することができる。
尚、収容溝76は、第1カム溝74を横切るように形成されている。詳しくは、第1カム溝74のうち、第1突起部45及び第2突起部22が第1カム溝74を横切るときに第1カムピン32が位置しない部分において、収容溝76は、第1カム溝74を横切っている。これにより、固定枠7の限られた内周面の中のスペースを有効に利用して収容溝76を形成することができる。また、収容溝76の溝幅は、第1カムピン32の寸法よりも小さくなっている。つまり、収容溝76が第1カム溝74を横切ることによって、第1カム溝74の側壁には、第1切欠部76a及び第2切欠部76bが形成される。収容溝76の溝幅が大きいと、第1カムピン32が第1切欠部76a又は第2切欠部76bに引っ掛かって、第1カムピン32を第1カム溝74でスムーズに案内できなくなってしまう。収容溝76の溝幅を小さくすることによって、第1カムピン32が第1切欠部76a又は第2切欠部76bに引っ掛かることを抑制し、第1カムピン32を第1カム溝74でスムーズに案内することができる。
〈4.効果〉
したがって、前記レンズ鏡筒120は、光軸AXを有する固定枠7と、前記固定枠7の内側に設けられ、前記固定枠7に対して前記光軸AX周りに回転するカム枠3と、前記カム枠3の内側に設けられ、前記固定枠7に対して前記光軸AX周りの回転が規制された状態で光軸方向に移動する2群直進枠4と、前記2群直進枠4の内側に設けられ、前記固定枠7に対して前記光軸AX周りの回転が規制された状態で光軸方向に移動するシャッタユニット6と、一端が前記シャッタユニット6に連結され、前記カム枠3の光軸方向の反被写体側を通って前記固定枠7まで延び、他端が該固定枠7に連結されたFPC170とを備え、前記カム枠3の外周面には、ギア部33が設けられ、前記2群直進枠4には、前記ギア部33よりも光軸方向の反被写体側であって前記光軸AX周りの周方向の前記FPC170に対応する位置において、該ギア部33よりも前記光軸AXを中心とする半径方向外側に突出する第1突起部45が設けられている。
前記の構成によれば、FPC170は、カム枠3の反被写体側を通って、シャッタユニット6から固定枠7まで延びている。そのため、カム枠3、シャッタユニット6及び固定枠7の光軸方向の位置関係によっては、FPC170がカム枠3のギア部33を前後に横切る場合がある。ここで、2群直進枠4、シャッタユニット6及びFPC170は、固定枠7に対して光軸AX周りの回転が規制されている。そして、2群直進枠4のうち、ギア部33よりも光軸方向の反被写体側であって光軸AX周りの周方向のFPC170に対応する位置には、ギア部33よりも半径方向外側に突出する第1突起部45が設けられている。そのため、FPC170がギア部33を横切る部分において、FPC170がギア部33に接近しようとしても、第1突起部45によりFPC170の移動が規制される。これにより、FPC170がギア部33に接触する可能性が低減される。その結果、FPC170の破損を防止することができる。
また、レンズ鏡筒120は、前記固定枠7の内側であって前記カム枠3の外側に設けられ、該固定枠7に対して前記光軸AX周りの回転が規制された状態で光軸方向に移動する1群直進枠2をさらに備え、前記1群直進枠2には、前記ギア33よりも光軸方向の被写体側であって前記光軸AX周りの周方向の前記FPC170に対応する位置において、該ギア部33よりも前記光軸AXを中心とする半径方向外側に突出する第2突起部22が設けられている。
前記の構成によれば、1群直進枠2も、固定枠7に対して光軸AX周りの回転が規制されている。そして、1群直進枠2のうち、ギア部33よりも光軸方向の反被写体側であって光軸AX周りの周方向のFPC170に対応する位置には、ギア部33よりも半径方向外側に突出する第2突起部22が設けられている。周方向のFPC170に対応する位置において、ギア部33の前後には第2突起部22と第1突起部45とが配置されている。そのため、FPC170がギア部33を横切る部分において、FPC170がギア部33に接近しようとしても、第1突起部45及び第2突起部22によりFPC170の移動が規制される。これにより、FPC170がギア部33に接触する可能性が低減される。その結果、FPC170の破損を防止することができる。
前記カム枠3の外周面には、第1カムピン32が設けられ、前記固定枠7の内周面には、前記第1カムピン32が係合する第1カム溝74と、該第1カム溝74を横切っており、前記2群直進枠4が該固定枠7に対して光軸方向に相対的に移動するときに前記第1突起部45が通過する収容溝76とが形成されている。
前記の構成によれば、2群直進枠4に半径方向外側に突出する第1突起部45が設けられる構成であっても、レンズ鏡筒120の大型化を防止することができる。詳しくは、2群直進枠4が固定枠7に対して光軸方向に相対的に移動するときに、第1突起部45は、収容溝76に収容される。そのため、固定枠7の径を大きくしなくても、第1突起部45と固定枠7の干渉を回避することができる。その結果、固定枠7の大型化を防止することができる。
また、2群直進枠4が該固定枠7に対して光軸方向に相対的に移動するときに前記第2突起部22も収容溝76を通過する。
つまり、2群直進枠4が固定枠7に対して光軸方向に相対的に移動するときに、第2突起部22は、収容溝76に収容される。そのため、固定枠7の径を大きくしなくても、第2突起部22と固定枠7の干渉を回避することができる。その結果、固定枠7の大型化を防止することができる。
また、2群直進枠4は、カム枠3と光軸方向へ一体的に移動するように構成されている。
この構成によれば、カム枠3及び2群直進枠4が光軸方向に移動しても、第1突起部45とギア部33との光軸方向の距離が維持される。第1突起部45とギア部33とが光軸方向に離れてしまうと、第1突起部45から離れた場所ではFPC170の半径方向内側への移動を規制できず、FPC170とギア部33とが接触してしまうかもしれない。第1突起部45とギア部33との光軸方向の距離を維持することによって、第1突起部45によりFPC170とギア部33との接触を防止している状態を維持することができる。
さらに、第1直進枠2は、カム枠3と光軸方向へ一体的に移動するように構成されている。
この構成によれば、1群直進枠2及びカム枠3が光軸方向に移動しても、第2突起部22とギア部33との光軸方向の距離が維持される。第2突起部22とギア部33とが光軸方向に離れてしまうと、第2突起部22から離れた場所ではFPC170の半径方向内側への移動を規制できず、FPC170とギア部33とが接触してしまうかもしれない。第22突起部22とギア部33との光軸方向の距離を維持することによって、第2突起部22によりFPC170とギア部33との接触を防止している状態を維持することができる。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
前記レンズ鏡筒120の構成は、一例に過ぎず、異なる構成であってもよい。例えば、前記実施形態では、カム枠3に設けられたギア部33とFPC170との接触を防止しているが、FPC170との接触が防止されるギア部33は、カム枠3以外の回転枠に設けられたギア部であってもよい。
また、第1突起部45は、2群直進枠4に設けられているが、それ以外の枠体に設けられていてもよい。さらに、第2突起部22は、1群直進枠2に設けられているが、それ以外の枠体に設けられていてもよい。また、第1突起部45と第2突起部22の何れかを省略してもよい。
また、第1突起部45が設けられている2群直進枠4は、カム枠3と一体的に光軸方向へ移動する。また、第2突起部22が設けられている1群直進枠2も、カム枠3と一体的に光軸方向へ移動する。つまり、第1突起部45及び第2突起部22は、ギア部33と光軸方向の位置関係が変わらない。しかしながら、2群直進枠4又は1群直進枠2は、カム枠3と独立して光軸方向へ移動する構成であってもよい。その場合には、FPC170がギア部33に接触する可能性が高いとき、例えば、レンズ鏡筒120が広角端と沈胴状態との間で遷移しているときに、第1突起部45又は第2突起部22がギア部33の直後又は直前に位置するようにすればよい。
さらに、FPC170が接続される電子部品は、シャッタユニット6に限られるものではない。例えば、FPC170が接続される電子部品は、ブレ補正枠5の駆動機構であってもよい。
また、固定枠7の収容溝76は、第1カム溝74を横切っていなくてもよい。固定枠7の内周面にスペースがある場合等には、第1カム溝74を横切らない位置に収容溝76を形成してもよい。さらには、レンズ鏡筒120の小型化の要求がない場合には、収容溝76を省略して、固定枠7の径方向の寸法を大きくしてもよい。
以上説明したように、ここに開示された技術は、内部にフレキシブルプリント基板を備えたレンズ鏡筒について有用である。
100 デジタルカメラ
120 レンズ鏡筒
170 フレキシブルプリント基板
2 1群直進枠(第2枠)
22 第2突起部
3 カム枠(回転枠)
32 第1カムピン(カムピン)
33 ギア部
4 2群直進枠(第1枠)
45 第1突起部
6 シャッタユニット(電子部品)
7 固定枠
74 第1カム溝(カム溝)
76 収容溝
AX 光軸

Claims (3)

  1. 光軸を有する固定枠と、
    前記固定枠の内側に設けられ、前記固定枠に対して前記光軸周りに回転する回転枠と、
    前記回転枠の内側に設けられ、前記固定枠に対して前記光軸周りの回転が規制された状態で該光軸の方向に移動する第1枠と、
    前記第1枠の内側に設けられ、前記固定枠に対して前記光軸周りの回転が規制された状態で該光軸の方向に移動する電子部品と、
    一端が前記電子部品に連結され、前記回転枠の前記光軸の方向の反被写体側を通って前記固定枠まで延び、他端が該固定枠に連結されたフレキシブルプリント基板と
    前記固定枠の内側であって前記回転枠の外側に設けられ、該固定枠に対して前記光軸周りの回転が規制された状態で該光軸の方向に移動する第2枠と、を備え、
    前記回転枠の外周面には、ギア部が設けられ、
    前記第1枠には、前記ギア部よりも前記光軸の方向の反被写体側であって前記光軸周りの周方向の前記フレキシブルプリント基板に対応する位置において、該ギア部よりも前記光軸を中心とする半径方向外側に突出する第1突起部が設けられており、
    前記第2枠には、前記ギア部よりも前記光軸の方向の被写体側であって前記光軸周りの周方向の前記フレキシブルプリント基板に対応する位置において、該ギア部よりも前記光軸を中心とする半径方向外側に突出する第2突起部が設けられている、レンズ鏡筒。
  2. 前記回転枠の外周面には、カムピンが設けられ、
    前記固定枠の内周面には、前記カムピンが係合するカム溝と、該カム溝を横切っており、前記第1枠が該固定枠に対して前記光軸の方向に相対的に移動するときに前記第1突起部が通過する収容溝とが形成されている、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記収容溝の溝幅は、前記カムピンよりも小さい、
    請求項2に記載のレンズ鏡筒。
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