JP4555607B2 - レンズ鏡筒繰出し機構 - Google Patents

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Description

本発明は、収納位置と撮影位置を有する沈胴式のレンズ鏡筒に関する。
近年カメラの小型化の要求はとどまるところが無く、特に携帯性の向上のためにカメラ薄型化が重要視されており、カメラ薄型化の制約となっているレンズ鏡筒ユニットの薄型化が求められている。レンズ鏡筒ユニットの薄型化の手法としては、不使用時にレンズ群や撮像デバイスの間隔を減少させてレンズ鏡筒を沈胴して収納することが従来より実施されている。
また、特許文献1のように、収納状態では撮影レンズ群の一部が撮影光軸から退避して沈胴されるものがあり、被写体側から2番目のレンズ群を退避して沈胴する方式が実施されている。さらに、特許文献2のように、レンズ群の移動量を犠牲にすることなくレンズ繰出し用のカム筒を薄型化する手法もある。
特開2003−315861号公報 特開2004−85934号公報
レンズ鏡筒の薄型化が達成されたとしても、レンズの光学性能は維持する必要がある。通常ズームデジタルカメラにおいては撮影光学系が3つのレンズ群により構成されている場合が多く、それぞれのレンズ群の撮影光軸方向の移動によりズーム動作や沈胴動作が行われている。この場合、レンズ群の撮影光軸のずれ特に被写体側から1番目のレンズ群と2番目のレンズ群との光軸のずれ、または1番目のレンズ群と2番目のレンズ群との相対的な光軸の傾きは光学性能に大きな影響を与えるため、特許文献1または2の実施形態のように2番目のレンズ群のみを個別の退避機構によって退避収納する手法は、レンズ群の傾きや平行偏心が発生しやすく光学性能の維持が困難である。
本発明は、上記課題に鑑み、光学性能に影響が大きいレンズ群どうしの相対位置関係を維持するとともにそれらのレンズ群をまとめて退避収納する繰出し機構を実現し、レンズ鏡筒の薄型化を達成することを目的とする。
請求項1に記載のレンズ鏡筒繰出し機構の発明は、被写体側から順に前方側レンズ群、後方側レンズ群、撮像デバイスからなる撮影光学系を繰出し保持するレンズ鏡筒繰出し機構であって、収納位置においては、撮影光軸上にある後方側レンズ群および撮像デバイスの側方であって撮影光軸から離れた位置に前方側レンズ群を収納し、撮影位置においては、前方側レンズ群とを繰り出すとともに、撮影光軸上に位置させるように撮影光学系を繰出し保持するレンズ鏡筒繰出し機構において、内周面に複数のカム溝が形成され固定された固定筒と、外周に前記固定筒のカム溝と係合する少なくとも一つのカムフォロアを有し、前記撮影光軸に対して偏心した平行な軸を中心に回転する回転筒と、外周に前記固定筒のカム溝と係合する少なくとも一つのカムフォロアを有し、前記回転筒に対して回転可能に支持され前方側レンズ群を保持する規制筒と、前記回転筒に回転力を与え、前記規制筒を前記回転筒の回転軸まわりに回転運動及び前記回転筒の回転軸方向に沿って推進運動させる駆動機構と、を備え、前記回転運動により、前方側レンズ群の中心軸を前記撮影光軸に一致させるように駆動し、前記推進運動により、前方側レンズ群を後方側レンズ群の前方に位置させるように駆動すること、を特徴とする。
請求項2に記載のレンズ鏡筒繰出し機構の発明は、請求項1記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、収納位置から、収納位置と撮影位置との間の所定位置までは、前記規制筒が前記回転運動をすることなく、前記推進運動のみを行うように、前記固定筒のカム溝が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載のレンズ鏡筒繰出し機構の発明は、請求項1または2記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、前記固定筒の複数のカム溝は互いに交差しないように形成されていることを特徴とする。
請求項に記載のレンズ鏡筒繰出し機構の発明は、請求項1または2記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、前記回転筒のカムフォロアに係合する前記固定筒のカム溝と前記規制筒のカムフォロアに係合する前記固定筒のカム溝とが、同じカム軌跡を共有する領域を持つように配置し、それぞれのカム溝の深さを互いに異なるように形成したことを特徴とする。
請求項に記載のレンズ鏡筒繰出し機構の発明は、請求項記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、前記回転筒のカムフォロア近傍または前記規制筒のカムフォロア近傍に、それぞれのカムフォロアが係合するカム溝とほぼ係合する形状を有する突起部をそれぞれ前記回転筒または前記規制筒に設けたことを特徴とする。
請求項に記載のレンズ鏡筒繰出し機構の発明は、請求項1ないしのいずれか1項記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、前記回転筒の回転によって撮影位置に繰出された撮影光学系が、さらなる回転筒の回転によって焦点距離が可変になるように構成されたことを特徴とする。
請求項に記載のレンズ鏡筒繰出し機構の発明は、請求項記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、撮影光学系は3つのレンズ群より構成され、規制筒は、前方側レンズ群である、被写体側より1番目のレンズ群と2番目のレンズ群を保持していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、撮影光学系を保持した規制筒が回転軸まわりの回転動作と回転軸方向の繰出し動作を任意に組合せて行うことができる。例えば、撮像デバイスの側方に収納されたレンズを前記回転動作と前記繰出し動作によって撮像デバイスの前方に配置することができる。従って、撮影時に撮像デバイスの前方に配置されるレンズを撮像デバイスの側方に収納できるので、収納時にレンズ鏡筒の薄型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、収納位置で撮影光学系の側方に配置されている撮像デバイス等の構成部品と干渉することなく光軸方向に撮影光学系を直進繰出しした後に回転動作を行うことができるので、撮影光学系の周囲に隙間を少なくして構成部品を配置することができ、レンズ鏡筒の小型化を図ることができる。
請求項に記載の発明によれば、カム溝が交差することがないので、カムフォロアが所望のカム溝から脱輪して作動に不具合が生じることがなくなる。
請求項に記載の発明によれば、回転筒用のカム溝と規制筒用のカム溝が同じカム軌跡を共有する領域を持つようにしても、それぞれのカム溝の深さが異なるため、カムフォロアをカム溝から脱輪することなくガイドすることができる。回転筒用のカム溝と規制筒用のカム溝とで一部重複したカム軌跡を持たせることができれば、固定筒のカム溝配置範囲を広く設定することができて設計自由度が大きくなる。
請求項に記載の発明によれば、カム溝の重複した領域で回転筒もしくは規制筒のカムフォロアがカム溝から少し逸れて作動負荷変動が生じることを防止することができ、回転筒もしくは規制筒をスムーズに動かすことができる。
請求項に記載の発明によれば、回転筒の回転によって収納位置から撮影位置まで撮影光学系を駆動した後に、引き続いて回転筒を回転させることによりズーム動作を行うことができるので、沈胴動作やズーム動作の制御が行いやすい。
請求項に記載の発明によれば、光学性能に影響が大きい被写体側より1番目のレンズ群と2番目のレンズ群どうしの相対位置関係を維持しつつ、それらのレンズ群をまとめて退避収納することができるため、レンズ鏡筒の光学性能を維持しながら薄型化を図ることができる。
図1ないし図21について本実施形態のレンズ鏡筒の全体構成を説明する。この実施形態はデジタルカメラ用のズームレンズ鏡筒に本発明を適用したものである。
図1に広角側の撮影位置におけるレンズ鏡筒2の断面図を示す。撮影光学系は被写体側から順に第1レンズ群31、第2レンズ群32、第3レンズ群33、ローパスフィルタ34、CCD(撮像デバイス)35からなっている。撮影光学系の光軸はJ1である。撮影光軸J1はレンズ鏡筒の中心軸J2と平行であり、中心軸J2とは偏心している。ズーミングは第1レンズ群31と第2レンズ群32を撮影光軸J1方向にそれぞれ移動させることにより行い、フォーカシングは第3レンズ群33を撮影光軸J1方向に移動させることによって行う。被写体側から第1レンズ群31、第2レンズ群32、第3レンズ群33を通った光束はローパスフィルタ34を通ってCCD35に導かれる。なお、以下の説明中で「光軸方向」という記載は、特に断りがなければ撮影光軸J1と平行の方向を意味するものとする。
固定筒61はボディ本体1に固定されており、固定筒61の後方にはCCDホルダ21が固定筒61の開口を覆うように固定されている。CCDホルダ21にはCCD35前方の開口部21aにローパスフィルタ34が接着支持されている。また、CCD35は放熱板22と一体支持されておりCCD35はその放熱板22を介してCCDホルダ21に固定されている。放熱板22後方にはCCD35で生成した電気信号を転送するためのCCD用フレキシブルプリント基板23が配置される。
フォーカシングを行う第3レンズ群33と第3レンズ群を駆動するフォーカス駆動機構3はCCDホルダ21に対して組込まれている。図2にフォーカス駆動機構3の断面図を示す。第3レンズ群33を支持する第3レンズ枠41はCCDホルダ21に設けられた一対のガイド軸A42とガイド軸B43によって光軸方向に摺動可能に支持されている。ガイド軸A42は第3レンズ枠41のメインのガイド軸でガイド軸B43は第3レンズ枠41の回転規制用であり、第3レンズ枠41に形成したガイド穴41aと41bと摺動可能に嵌っている。
フォーカスモータ44は固定筒61の内部で第3レンズ群33とCCD35の側方に配置されCCDホルダ21に対して固定されている。フォーカスモータ44の回転駆動力は、フォーカスモータギア45からフォーカスギア46、47を介して送りねじ48に伝達され、送りねじ48とナット49の蝶合関係により第3レンズ枠41が光軸方向に進退される。フォーカスモータ44の回転駆動力はフォーカスギア46、47によって減速されるため、送りねじ48は十分な回転トルクを得ることができる。第3レンズ枠41は第3レンズ枠ばね50によって光軸方向に付勢されている。フォーカスモータ44はCCDホルダ21後方に配設したレンズ駆動用フレキシブルプリント基板51を介してカメラの制御回路により制御される。
図3に撮影位置におけるレンズ鏡筒2の正面透視図を示す。固定筒61の上部にはズームモータ81と減速ギア列82が配置されている。ズームモータ81の駆動力は減速ギア列82を介してズームギア83に伝達される。ズームギア83は光軸方向と平行なギア軸84によって固定筒61に対し回転可能に支持されている。ズームモータ81、減速ギア82、ズームギア83が、レンズ鏡筒2の繰出し機構における駆動機構部である。ズームモータ81はCCDホルダ21後方に配設したレンズ駆動用フレキシブルプリント基板51を介してカメラの制御回路により制御される。
図4に固定筒61の外周面側から見た展開図を示す。固定筒61の内周には回転筒62をガイドする3本のカム溝61aと規制筒63をガイドする3本のカム溝61bが形成されている。規制筒63のカム溝61aは回転筒62のカム溝61bより深く形成されている。両カム溝61a、61bは同じカム軌跡を共有する領域61cを有しており、この領域61cでは図5に示すように2段形状のカム溝になっている。
図6に回転筒62の外周面側から見た展開図を示す。回転筒62は固定筒61の内周側に位置し、回転筒62に設けられた穴部62aには3つの回転筒カムフォロアピン64が挿入されており固定筒61のカム溝61aと係合する。また、回転筒62の外周には、挿入された3つの回転筒カムフォロアピン64の近傍位置に固定筒61のカム溝61aとほぼ係合する形状を有する突起部62bが形成されている。この突起部62bの機能は後述する。回転筒62の外周部にはズームギア83と噛みあうギア部62cが設けられており、ズームモータ81、減速ギア82、ズームギア83からなる駆動機構の回転駆動力が伝達される。ズームギア83の回転によって回転筒62が中心軸J2まわりに回転すると回転筒62は固定筒61のカム溝61aに沿って繰出し繰込みされる。
図7に規制筒63の外周面側から見た展開図を示す。規制筒63は回転筒62の内周側に位置し、規制筒63の外周に設けられた爪部63aが回転筒62の内周に設けられた溝部62dと係合し、回転筒62に対して相対的に光軸方向への動きは規制されるが互いに回転可能に支持されている。規制筒63の外周には3つのカムフォロア63bが形成されて固定筒61のカム溝61bと係合する。規制筒63のカムフォロア63bは断面形状が図8に示すように平行四辺形になっており、固定筒61のカム溝61bの直線領域61d、61eと係合する際にはカムフォロア63bの平面63cが係合し、固定筒61のカム溝61bの斜面領域61cと係合する際にはカムフォロア63bの平面63dが係合する。
図9にカム筒65の外周面側から見た展開図を示す。カム筒65は規制筒の内周側に位置し、外周に3つのカムフォロア65aが形成されている。カムフォロア65aは規制筒63の内周に設けられたカム溝63eと係合し、カム筒65は規制筒63との相対回転によって、規制筒63のカム溝63eによって繰出し繰込み動作を行う。また、カム筒65に設けられた穴部65bには3つのカム筒ガイド軸66が挿入されており、このカム筒ガイド軸66は規制筒63の穴部63fを貫通して回転筒62内周部の光軸方向に設けられた直進溝62eと係合している。これにより、カム筒65と回転筒62は相対回転が不能であるが光軸方向には相対的に動くことができる。
すなわち、回転筒62と規制筒63とが相対回転をすれば、カム筒65が規制筒63のカム溝63eに沿って繰出し繰込みされる構成となる。
図10に直進筒67の外周面側から見た展開図を示す。直進筒67はカム筒65の内側に位置し、カム筒65の内周面に設けられた爪部65cが直進筒67の外周に設けられた突起部67a、67bに挟み込まれることにより、相対的に光軸方向への動きは規制されるが互いに回転可能に支持されている。直進筒67の外周面側に設けられたガイド爪部67cは規制筒63の内周部の光軸方向に設けられた直進溝63gと係合する。これにより、直進筒67と規制筒63は相対回転が不能であるが光軸方向には相対的に動くことができる。
図11に第1レンズ枠68の外周面側から見た展開図を示す。第1レンズ枠68はカム筒65の内側に位置し、第1レンズ群31を支持している。第1レンズ枠68に設けられた穴部68aには3つの第1レンズ枠カムフォロアピン69が挿入されており、第1レンズ枠カムフォロアピンの外周側のカムフォロア部69aはカム筒65の内周に設けられたカム溝65dと係合する。また、第1レンズ枠カムフォロアピン69の内周側のガイド部69bは直進筒67の光軸方向に設けられた直進ガイド穴67dと係合する。これにより、第1レンズ枠68は、カム筒65と直進筒67との相対回転さらにはカム筒65と規制筒63との相対回転によって、直進筒67および規制筒63に対して相対回転することなく光軸方向にカム筒65のカム溝65dに沿って繰出し繰込みされる構成となる。
図12に第2レンズ枠70の外周面側から見た展開図を示す。第2レンズ枠70は直進筒67の内側に位置し、第2レンズ群32を支持している。第2レンズ群70の外周面には3つのカムフォロア70aが形成されており、カムフォロア70aはカム筒65の内周に設けられたカム溝65eと係合する。また、第2レンズ枠70のカムフォロア70aの根元部70bは直進筒67の光軸方向に設けられた直進ガイド穴67eと係合する。これにより、第2レンズ枠70は、カム筒65と直進筒67との相対回転さらにはカム筒65と規制筒63との相対回転によって、直進筒67および規制筒63に対して相対回転することなく光軸方向にカム筒65のカム溝65eに沿って繰出し繰込みされる構成となる。
第2レンズ枠70には被写体側からの入射光を遮るためのシャッタユニット71が取り付けられる。シャッタユニット71に設けられたアクチュエータ71aをカメラの制御回路と接続するためのシャッタ用フレキシブルプリント基板72が、シャッタユニット71からレンズ鏡筒2の内部を通ってCCDホルダ21後方に配設したレンズ駆動用フレキシブルプリント基板51に接続される。
第2レンズ枠70と第1レンズ枠68の間には群間付勢ばね73が設けられ、第2レンズ群70と第1レンズ群68を光軸方向に沿って互いに引き離す方向に付勢している。
これによって、第1レンズ枠68とカム筒65のカム係合部のがたと第2レンズ枠70とカム筒65のカム係合部のがたをなくすことができ、光学性能の安定化を図ることができる。
ここで、レンズ鏡筒2の収納位置から撮影位置への繰出し動作について説明する。
図13に収納位置におけるレンズ鏡筒2の断面図を示す。また、図14に収納位置におけるレンズ鏡筒2の正面透視図を示す。第1レンズ群31と第2レンズ群32の中心軸はJ3であり、第3レンズ群33とローパスフィルタ34とCCD35の側方、かつフォーカス駆動機構3の側方で撮影光軸J1から離れた位置に収納されている。つまり、第1レンズ群31と第2レンズ群32、第3レンズ群33とローパスフィルタ34とCCD35、フォーカス駆動機構3の3つのブロックは光軸に垂直な略同一の平面上に収納されている。
第1レンズ群31と第2レンズ群32はレンズ鏡筒2の中心軸J2を中心に回転しながら光軸方向に繰出され図1に示す撮影位置の状態になる。レンズ鏡筒2の正面から見ると、図15に示す収納位置の状態から第1レンズ群31と第2レンズ群32とがZ1方向に回転しながら繰出され図16に示す撮影位置の状態になる。撮影位置では第1レンズ群31と第2レンズ群32の中心軸J3と撮影光軸J1とが一致するため、レンズ鏡筒2の中心軸J2と撮影光軸J1の偏心距離と、レンズ鏡筒2の中心軸J2と第1レンズ群31、第2レンズ群31の中心軸J3の偏心距離とは等しい。
レンズ鏡筒2の収納位置においては、回転筒62に挿入された回転筒カムフォロアピン64は固定筒61のカム溝の61(1)位置に、規制筒63のカムフォロア63bはは固定筒61のカム溝の61(11)位置にある。また、カム筒65のカムフォロア65aは規制筒63のカム溝の63(1)位置にあり、第1レンズ枠68に挿入された第1レンズ枠カムフォロアピン69はカム筒65のカム溝の65(1)位置に、第2レンズ枠70のカムフォロア70aはカム筒65のカム溝の65(11)の位置にある。(図17、図18、図19)
ズームギア83の回転により回転筒62が中心軸J2の回りに回転すると、回転筒カムフォロアピン64は固定筒61のカム溝61(1)位置から61(2)位置方向に動き光軸方向に繰出されていく。一方規制筒63は回転筒62に対して相対的に光軸方向への動きは規制されかつ固定筒61のカム溝61bによってガイドされているため、固定筒61のカム溝61(11)位置から61(12)位置に沿って光軸方向に直進繰出しされる。規制筒63が固定筒61のカム溝61(11)位置から61(12)位置まで動く間は、回転筒62と規制筒63との間に相対回転が生じるため、カム筒65のカムフォロア65aは規制筒63のカム溝63(1)位置から63(2)位置方向へ、これと同時にカム筒65と規制筒63との間に相対回転が生じるため、第1レンズ枠カムフォロアピン69はカム筒65のカム溝65(1)位置から65(2)位置方向へ、第2レンズ枠70のカムフォロア70aはカム筒65のカム溝65(11)位置から65(12)位置方向へと動く。
回転筒カムフォロアピン64が固定筒61のカム溝61(2)位置に達した時には、規制筒63のカムフォロア63bは固定筒61のカム溝61(12)位置に、カム筒65のカムフォロア65aは規制筒63のカム溝63(2)位置に、第1レンズ群カムフォロアピン69はカム筒65のカム溝65(2)位置に、第2レンズ群70のカムフォロア70aはカム筒65のカム溝65(12)位置にそれぞれ駆動される。
この動きにより、規制筒63は光軸方向に直進繰出しされ、さらにカム筒65、第1レンズ枠68と第2レンズ枠70も光軸方向に直進繰出しされるので、第1レンズ群31と第2レンズ群32とは光軸方向の被写体側に直進繰出しされることになる。
これによって、その後に第1レンズ群31と第2レンズ群とが回転運動を始める前に、第1レンズ群31と第2レンズ群32をその側方にある第3レンズ群33、ローパスフィルタ34、CCD35及びフォーカス駆動機構3と干渉しない位置まで直進繰出しすることができる。
回転筒カムフォロアピン64が固定筒61のカム溝の61(2)位置からさらに回転を続け61(3)位置まで回転筒62を繰出していくと、規制筒63のカムフォロア63bは固定筒61のカム溝の61(13)位置に達する。この動作中は、回転筒62の角度あたりの繰出し量と規制筒63の角度あたりの繰出し量とが同じになるように固定筒61のカム溝61a、61bが形成されているため、回転筒62の規制筒63の相対回転は発生しない。
このため、回転筒62、規制筒63、カム筒65、直進筒67、第1レンズ枠68、第2レンズ枠70は一体となって中心軸J2まわりに回転しながら繰出されていく。
この動作の途中で回転筒カムフォロアピン64が固定筒61のカム溝の61(13)位置を通過する時、固定筒61のカム溝61bがカム溝61aより深く形成されているため、回転筒カムフォロアピン64は固定筒61のカム溝61aの61(14)位置側で係合がなくなるが、回転筒62に設けられた突起部62bが固定筒61のカム溝61aとほぼ係合しているためスムーズに負荷変動なく繰出されていく。すなわち、回転筒カムフォロアピン64は固定筒61のカム溝61aに対して主のガイド部であるが、回転筒カムフォロアピン64が固定筒61のカム溝の61(13)位置を通過する時に限り、従のガイド部である回転筒62に設けられた突起部62bがガイド機能を果たす。上記の「ほぼ係合」とは、従のガイド部である回転筒62に設けられた突起部62bの係合が、主のガイド部である回転筒カムフォロアピン64の係合に対して過拘束になる等のガイド機能を阻害することがない程度に係合している状態のことを示す。
回転筒カムフォロアピン64が固定筒61のカム溝の61(3)位置に、かつ規制筒63のカムフォロア63bが固定筒61のカム溝の61(13)位置に達したときに、撮影光軸J1と第1レンズ群31と第2レンズ群32の中心軸J3が一致する。
回転筒カムフォロアピン64が固定筒61のカム溝の61(3)位置からさらに回転を続け61(4)位置まで回転筒62を繰出していくと、規制筒63のカムフォロア63bは固定筒61のカム溝の61(13)位置から61(14)位置まで光軸方向に直進繰出しされる。この時の動きは回転筒カムフォロアピン64が固定筒61のカム溝の61(1)位置から61(2)位置に駆動されるときと同様の関係になる。すなわち、回転筒62と規制筒63との間に相対回転が生じカム筒65のカムフォロア65aは規制筒63のカム溝の63(2)位置から63(4)位置に駆動され、カム筒65と規制筒63との相対回転が生じ第1レンズ枠カムフォロアピン69はカム筒65のカム溝の65(2)位置から65(4)位置に、第2レンズ枠70のカムフォロア70aはカム筒65のカム溝の65(12)位置から65(14)位置に駆動される。この位置がレンズ鏡筒2の広角側の撮影位置であり、図1の断面図に相当する位置である。
次に広角側の撮影位置から望遠側の撮影位置までのズーミング動作について説明する。
ズームギア83の回転により回転筒62が回転し、回転筒カムフォロアピン64は固定筒61のカム溝の61(4)位置(広角側の撮影位置に相当する位置)から61(5)位置(望遠側の撮影位置に相当する位置)まで駆動される。この範囲の固定筒61のカム溝は光軸方向に対して垂直方向に形成されているため、回転筒62は光軸方向に繰出されることなく回転軸J2まわりに回転し、規制筒63は停止したままとなる。この動作中は回転筒62と規制筒63との間で相対回転が生じるのでカム筒65のカムフォロア65aは規制筒63のカム溝の63(4)位置から63(5)位置まで駆動され、カム筒65と規制筒63との間で相対回転が生じるので第1レンズ枠カムフォロアピン69はカム筒65のカム溝の65(4)位置から65(5)位置まで、第2レンズ枠70のカムフォロア70aはカム筒65のカム溝の65(14)位置から65(15)位置までそれぞれのカム溝にガイドされて駆動される。規制筒63は停止しているので、第1レンズ群31を支持している第1レンズ枠68と第2レンズ群70を支持している第2レンズ群70は中心軸J2まわりに回転することなく光軸方向にそれぞれ進退する。カム筒65と規制筒63のそれぞれのカム溝は、広角側から望遠側までの間で焦点距離が順次可変になるような形状で形成されている。図20は望遠側の撮影位置におけるレンズ鏡筒2の断面図である。
望遠側の撮影位置から広角側の撮影位置方向への駆動は、ズームギア83を逆方向に回転させれば良いため、ズームギア83を駆動するズームモータ81の制御により任意の焦点距離を得ることができる。また、広角側の撮影位置から収納位置までの駆動についても、ズームギア83を逆方向に回転させれば上記説明の反対方向の動作を行うので図13に示す収納状態へと導くことができる。
図21に回転筒62の回転角度とレンズ鏡筒2の各移動部材の光軸方向移動距離との関係図を示す。横軸は回転筒62の回転角度であり、縦軸は回転筒62、規制筒63、カム筒65、第2レンズ枠70、第1レンズ枠68の光軸方向への絶対的な移動距離である。各移動部材の移動時の通過ポイントに対応するカム溝の位置(図17、図18、図19)を図21中に示す。図21によりレンズ鏡筒2の各移動部材の光軸方向移動の関係を理解することができる。
上記の構成により、レンズ鏡筒2の収納位置(カメラ不使用時の位置)では第1レンズ群31と第2レンズ群32とを第3レンズ群33とローパスフィルタ34とCCD35の側方に退避させてレンズ鏡筒2の薄型化を図り、撮影位置では第1レンズ群31と第2レンズ群32とを撮影光軸J1上の所望の位置に移動し、さらにズーミングも可能である構成を実現することができる。
また、第1レンズ群31と第2レンズ群32は、規制筒63より内側の筒状構成部品によって共に支持されているため、光学性能に大きな影響を与える第1レンズ群31と第2レンズ群32とのレンズ光軸の偏心や相対的な傾きを減少させることができるので、撮影位置で光学性能を維持することができる。
さらに、これらの繰出し機構はズームモータ81を駆動源として回転筒62の回転のみによって行われるため、専用の第1レンズ群31と第2レンズ群の退避機構やその駆動源を別途設ける必要はなく、レンズ鏡筒2の構成が簡素化されて小型化を図ることができる。
以上本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、本実施形態では固定筒61に設けた規制筒63のカムフォロア63bが係合するカム溝61bを、回転筒カムフォロアピン64が係合するカム溝61aより深く形成しているが、逆に固定筒61のカム溝61bをカム溝61aより浅く形成しても良い。
また、本実施形態では固定筒61に設けた回転筒カムフォロアピン64が係合するカム溝61aと規制筒63のカムフォロア63bが係合するカム溝61bとは同じカム軌跡を共有する領域61cを持つように形成されているが、図22に示すように固定筒161の回転筒カムフォロアピン64が係合するカム溝161aと規制筒63のカムフォロア63bが係合するカム溝161bとが交差しないように形成されていても良い。固定筒161のカム溝161aとカム溝161bとが交差しなければ、図23に示すように固定筒161の基本厚みD2は本実施の形態での固定筒61の基本厚みD1よりも薄くすることができて外径が小さくなるので、レンズ鏡筒2の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では固定筒61のカム溝61aの61(1)位置から61(4)位置までとカム溝62bの61(12)位置から61(13)位置までとが同一角度をもった直線で形成されており一定量づつ繰出されるように構成されているが、カム溝61aとカム溝61bの軌跡をそれぞれ曲線等で自由に設定して、回転筒62と規制筒63の光軸方向の移動量と中心軸J2まわりの回転量との関係を任意に決めることができる。
また、本実施形態では回転筒カムフォロアピン64と回転筒62とを別部品で構成しているが、回転筒62にカムフォロア形状を一体に設けても良い。同様に、本実施形態では規制筒63にカムフォロア63bを一体に設けているが、規制筒63とカムフォロア部を別部品で構成しても良い。
また、固定筒61のカム溝と係合する回転筒カムフォロアピン64および規制筒63のカムフォロア63bは必ずしも3つである必要はなく、1つでも2つでも4つ以上でも良い。
また、本実施形態では規制筒63が、カム筒65、直進筒67を介して第1レンズ群31、第2レンズ群32を支持している第1レンズ枠68、第2レンズ枠70を間接的に保持する構成であるが、規制筒63が別の部材を介して撮影光学系を間接的に保持する構成であっても、規制筒63が撮影光学系を直接的に保持する構成であっても良い。
レンズ鏡筒の光学系は3つのレンズ群により必ずしも構成される必要はなく、1つでも2つでも4つ以上でも良い。規制筒63に保持されて退避させるレンズ群も、第1レンズ群31、第2レンズ群32に限られることなく光学系のうち任意のレンズ群を選択することができる。
また、本実施形態ではズームレンズ鏡筒について本発明のレンズ繰出し機構を適用したものであるが、ズーム動作を行わない鏡筒いわゆる単焦点レンズ鏡筒に対しても適用可能である。単焦点レンズ鏡筒への適用の場合でもズームレンズ鏡筒への適用の場合と同様に収納位置での薄型化を図ることができる。
また、本発明のレンズ鏡筒繰出し機構はレンズ鏡筒以外の繰出し機構にも適用が可能である。
レンズ鏡筒の薄型化が図れ携帯性にすぐれたカメラを提供できるので、カメラ分野で利用価値が高い。
広角側の撮影位置におけるレンズ鏡筒の断面図である。 レンズ鏡筒のフォーカス駆動機構の断面図である。 撮影位置におけるレンズ鏡筒の正面透視図である。 固定筒の外周面側から見た展開図である。 固定筒のカム溝部の断面図である。 回転筒の外周面側から見た展開図である。 規制筒の外周面側から見た展開図である。 規制筒カムフォロア部の断面図である。 カム筒の外周面側から見た展開図である。 直進筒の外周面側から見た展開図である。 第1レンズ枠の外周面側から見た展開図である。 第2レンズ枠の外周面側から見た展開図である。 収納位置におけるレンズ鏡筒の断面図である。 収納位置におけるレンズ鏡筒の正面透視図である。 収納位置におけるレンズ鏡筒の正面図である。 撮影位置におけるレンズ鏡筒の正面図である。 固定筒のカム溝位置の指示図である。 規制筒のカム溝位置の指示図である。 カム筒のカム溝位置の指示図である。 望遠側の撮影位置におけるレンズ鏡筒の断面図である。 回転筒回転角度と各移動部材の光軸方向移動距離との関係図である。 本発明の別の実施形態における固定筒の外周面側から見た展開図である。 図22の固定筒のカム溝部の断面図である。
符号の説明
1 ボディ本体
2 レンズ鏡筒
3 フォーカス駆動機構
21 CCDホルダ
31 第1レンズ群
32 第2レンズ群
33 第3レンズ群
34 ローパスフィルタ
35 CCD
41 第3レンズ群
44 フォーカスモータ
61 固定筒
62 回転筒
63 規制筒
64 回転筒カムフォロアピン
65 カム筒
66 カム筒ガイド軸
67 直進筒
68 第1レンズ枠
69 第1レンズ枠カムフォロアピン
70 第2レンズ枠
71 シャッタ
81 ズームモータ
83 ズームギア

Claims (7)

  1. 被写体側から順に前方側レンズ群、後方側レンズ群、撮像デバイスからなる撮影光学系を繰出し保持するレンズ鏡筒繰出し機構であって、収納位置においては、撮影光軸上にある後方側レンズ群および撮像デバイスの側方であって撮影光軸から離れた位置に前方側レンズ群を収納し、撮影位置においては、前方側レンズ群とを繰り出すとともに、撮影光軸上に位置させるように撮影光学系を繰出し保持するレンズ鏡筒繰出し機構において、
    内周面に複数のカム溝が形成され固定された固定筒と、
    外周に前記固定筒のカム溝と係合する少なくとも一つのカムフォロアを有し、前記撮影光軸に対して偏心した平行な軸を中心に回転する回転筒と、
    外周に前記固定筒のカム溝と係合する少なくとも一つのカムフォロアを有し、前記回転筒に対して回転可能に支持され前方側レンズ群を保持する規制筒と、
    前記回転筒に回転力を与え、前記規制筒を前記回転筒の回転軸まわりに回転運動及び前記回転筒の回転軸方向に沿って推進運動させる駆動機構と、を備え、前記回転運動により、前方側レンズ群の中心軸を前記撮影光軸に一致させるように駆動し、前記推進運動により、前方側レンズ群を後方側レンズ群の前方に位置させるように駆動すること、を特徴とするレンズ鏡筒繰出し機構。
  2. 請求項1記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、
    収納位置から、収納位置と撮影位置との間の所定位置までは、前記規制筒が前記回転運動をすることなく、前記推進運動のみを行うように、前記固定筒のカム溝が形成されていることを特徴とするレンズ鏡筒繰出し機構。
  3. 請求項1または2記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、
    前記固定筒の複数のカム溝は互いに交差しないように形成されていることを特徴とするレンズ鏡筒繰出し機構。
  4. 請求項1または2記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、
    前記回転筒のカムフォロアに係合する前記固定筒のカム溝と前記規制筒のカムフォロアに係合する前記固定筒のカム溝とが、同じカム軌跡を共有する領域を持つように配置し、それぞれのカム溝の深さを互いに異なるように形成したことを特徴とするレンズ鏡筒繰出し機構。
  5. 請求項記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、
    前記固定筒の浅い方のカム溝に係合するカムフォロアの近傍に、当該カム溝とほぼ係合する形状を有する突起部を設けたことを特徴とするレンズ鏡筒繰出し機構。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、
    前記回転筒の回転によって撮影位置に繰出された撮影光学系が、さらなる回転筒の回転によって焦点距離が可変になるように構成されたことを特徴とするレンズ鏡筒繰出し機構。
  7. 請求項記載のレンズ鏡筒繰出し機構において、
    撮影光学系は3つのレンズ群より構成され、規制筒は、前方側レンズ群である、被写体側より1番目のレンズ群と2番目のレンズ群を保持していることを特徴とするレンズ鏡筒繰出し機構。
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