JP6010185B1 - エレベータの遠隔監視システム - Google Patents

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【課題】他国に設置されたエレベータの動作状態を現地時刻で監視でき、何らかのエラーが発生した場合に現地時刻を基準にして適切に対応する。【解決手段】監視センタ13は、グローバル時刻テーブル31と、エレベータが設置された地域を判定する設置地域判定部32と、設置地域判定部32によって判定された地域に対応した現地時刻をグローバル時刻テーブル31から取得して遠隔監視装置22に送信する現地時刻送信部33とを備える。遠隔監視装置22は、端末時計44と、監視センタ13から送られて来た現地時刻に端末時計44の時刻を合わせる現地時刻更新部43と、エレベータの動作状態に関する情報を発報するときに、端末時計44を用いて情報発報時の第1の時刻を監視センタ13へ送信するエラー発報部46とを備える。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、エレベータの運転状態を遠隔的に監視するエレベータの遠隔監視システムに関する。
エレベータの遠隔監視システムは、各地域に存在する多数のエレベータと監視センタとを通信ネットワークで接続し、各エレベータの動作状態に関する各種情報を監視センタに送ることで、各エレベータの動作状態を遠隔的に監視している。監視センタでは、各エレベータから送られて来た各種情報を監視画面に表示するなどして、何らかの異常を検出した場合に保守員を現場に派遣するなどして対応する。
特開2005−143055号公報
他国に設置されたエレベータを遠隔監視する場合に現地時刻との時間的なずれ、つまり、時差を考慮しなければならない。すなわち、一般的に、エレベータの動作状態を監視するために必要な端末装置(遠隔監視装置とも呼ぶ)は、契約使用である。端末装置の契約が切れると、回収されて他の物件のエレベータに最利用される。その際、端末装置を他国で使用すると、監視センタ側では、端末装置からエラー発報があった場合に現地との時差を考慮して解析する必要があり、非常に効率が悪い。
本発明が解決しようとする課題は、他国に設置されたエレベータの動作状態を現地時刻で監視でき、何らかのエラーが発生した場合に現地時刻を基準にして適切に対応することのできるエレベータの遠隔監視システムを提供することである。
一実施形態に係るエレベータの遠隔監視システムは、監視対象とするエレベータに設置された動作監視用の端末装置と、この端末装置と通信ネットワークを介して接続される監視センタとを備える。
上記監視センタは、世界各地の時刻を管理するグローバル時刻テーブルと、上記エレベータに付された設置番号から上記エレベータが設置された地域を判定する設置地域判定手段と、この設置地域判定手段によって判定された地域に対応した現地時刻を上記グローバル時刻テーブルから取得して上記端末装置に送信する第1の時刻送信手段とを具備する。
上記端末装置は、現在の時刻を計時する第1の端末時計と、上記監視センタから送られて来た現地時刻に上記第1の端末時計の時刻を合わせる第1の時刻更新手段と、上記エレベータの動作状態に関する情報を発報するときに、上記第1の端末時計を用いて情報発報時の第1の時刻を上記監視センタへ送信する第1の発報手段とを具備する。
図1は第1の実施形態に係るエレベータの遠隔監視システムの構成を示す図である。 図2は同実施形態におけるエレベータの遠隔監視システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は同実施形態における監視センタに表示されるエラー情報の一例を示す図である。 図4は第2の実施形態に係るエレベータの遠隔監視システムの機能構成を示すブロック図である。 図5は同実施形態における監視センタに表示されるエラー情報の一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るエレベータの遠隔監視システムの構成を示す図である。
監視対象であるエレベータ11が通信ネットワーク12を介して監視センタ13に接続されている。なお、エレベータ11は監視センタ13とは別の国に設置されているものとする。例えば、監視センタ13は日本国内にあり、エレベータ11は日本以外の国に設置されている場合を想定している。つまり、監視センタ13は、通信ネットワーク12を通じて他国に存在するエレベータ11の動作状態を遠隔的に監視している。通信ネットワーク12は、公衆回線網などからなる。
図1の例では、1台のエレベータ11しか図示されていないが、実際には各国毎に様々な場所(世界各地)に設置された多数のエレベータ11が監視対象として通信ネットワーク12を介して監視センタ13に接続されている。監視センタ13は、これらのエレベータ11から送られて来る各種情報を監視画面に表示するなどして、何らかの異常を検出した場合に保守員を現場に派遣するなどして対応する。
エレベータ11には、エレベータ制御装置21、遠隔監視装置22が設けられている。具体的には、エレベータ11が設置されたビルの機械室などにエレベータ制御装置21と遠隔監視装置22が設置されている。
エレベータ制御装置21は、例えば乗りかごの速度制御やドアの開閉制御、各種操作ボタンに対応した制御などを含むエレベータ全体の運転制御を行う。このエレベータ制御装置21に遠隔監視装置22が接続されている。
遠隔監視装置22は、エレベータ11の動作状態を監視するための端末装置であり、通信機能を備えている。遠隔監視装置22は、エレベータ制御装置21から予め設定された各監視項目に関する情報を読み出し、これらの情報をエレベータ11の設置国の通信規格に従って監視センタ13に送る。各監視項目としては、例えば「非常呼びボタン押下状態」,「運行情報:エラーログ」,「運行情報:運行ログ」などがある。ただし、これらの監視項目は、各国共通ではなく、国によって異なる。
図2は同実施形態におけるエレベータの遠隔監視システムの機能構成を示すブロック図である。
監視センタ13内には、監視対象とするエレベータ11の動作状態を通信ネットワーク12を介して遠隔監視するための制御装置23が設置されている。本実施形態において、この制御装置23には、グローバル時刻テーブル31、設置地域判定部32、現地時刻送信部33、エラー表示部34が備えられている。
グローバル時刻テーブル31は、世界各地の時刻を管理している。設置地域判定部32は、監視対象とするエレベータ11の設置地域(エレベータ11が設置された国の地域)を判定する。現地時刻送信部33は、設置地域判定部32によって判定された地域に対応した現地時刻をグローバル時刻テーブル31から取得してエレベータ11の遠隔監視装置22に送信する。
エラー表示部34は、エレベータ11の遠隔監視装置22から送られて来たエラー情報を当該エラー情報に付された第1の時刻(現地時刻)と共に表示する。
一方、監視対象であるエレベータ11には、エレベータ制御装置21と遠隔監視装置22が設置されている。上述したように、エレベータ制御装置21は、エレベータ11の運転制御を行う。このエレベータ制御装置21には、設置番号記録部51とエラー検出部52が備えられている。
設置番号記録部51には、エレベータ11に付された設置番号が記録されている。エラー検出部52は、エレベータ11の動作中に発生したエラー情報を検出する。
遠隔監視装置22は、エレベータ11の設置国の通信規格に従って監視センタ13と通信するための通信機能を備えている。この遠隔監視装置22には、設置番号取得部41、設置番号送信部42、現地時刻更新部43、端末時計44、エラー受信部45、エラー発報部46が備えられている。
設置番号取得部41は、監視センタ13からの要求に従ってエレベータ制御装置21の設置番号記録部51に記録されたエレベータ11の設置番号を取得する。設置番号送信部42は、設置番号取得部41によって得られたエレベータ11の設置番号を監視センタ13に送信する。
現地時刻更新部43は、監視センタ13から送られて来た現地時刻に端末時計44の時刻を合わせる。端末時計44は、遠隔監視装置22に設けられた第1の内部時計であり、現地時刻を計時するために用いられる。
エラー受信部45は、エレベータ制御装置21のエラー検出部52によって検出されたエラー情報を受信する。エラー発報部46は、エラー受信部45で受信されたエラー情報を発報するときに、端末時計44を用いてエラー発生時の第1の時刻(現地時刻)を監視センタ13に送信する。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。なお、図2に付した括弧数字は動作の手順を表している。
他国に設置されたエレベータ11の動作状態を監視センタ13で遠隔監視するための初期設定の1つとして、以下のような時刻設定が監視センタ13の遠隔操作によって実行される。
(1)エレベータ制御装置21の設置番号記録部51には、エレベータ型式、エレベータ11が設置されている地域、建物名を特定できる設置番号が記録されている。監視センタ13(詳しくは監視センタ13内の制御装置23)は、遠隔監視装置22に対してエレベータ11の設置番号の要求信号を送信する。遠隔監視装置22の設置番号取得部41は、上記要求信号を受信すると、エレベータ制御装置21の設置番号記録部51からエレベータ11の設置番号を読み出して設置番号送信部42に渡す。
(2)設置番号送信部42は、所定の通信手順に従って通信ネットワーク12にアクセスし、設置番号取得部41によって得られたエレベータ11の設置番号を監視センタ13に送信する。
(3)監視センタ13の設置地域判定部32は、遠隔監視装置22から送られて来たエレベータ11の設置番号に基づいてエレベータ11が設置されている地域を判定する。詳しくは、各地に設置されたエレベータの物件情報(設置番号,エレベータ型式,地域,建物名など)が記録された図示せぬ物件テーブルを参照し、遠隔監視装置22から送られて来たエレベータ11の設置番号からエレベータ11の設置地域を判定する。
(4)エレベータ11の設置地域が判定されると、設置地域判定部32からの要求により、エレベータ11の設置地域に対応した現地時刻がグローバル時刻テーブル31から読み出されて現地時刻送信部33に与えられる。
(5)現地時刻送信部33は、所定の通信手順に従って現地時刻を遠隔監視装置22に送信する。
(6)遠隔監視装置22では、現地時刻更新部43が監視センタ13から送られて来た現地時刻に基づいて端末時計44の時刻を更新する。つまり、監視センタ13から送られて来た現地時刻に端末時計44の時刻を同期させることで、端末時計44が計時する時刻をエレベータ11の設置地域の時刻に合わせる。
以後は、エレベータ11の運転時に遠隔監視装置22がエレベータ11の動作状態を監視し、何らかのエラー(異常)が発生した場合に以下のような手順で監視センタ13に発報する。
(7)エレベータ制御装置21のエラー検出部52によってエラーが検出されると、そのエラーに関する情報(エラー情報)が遠隔監視装置22に送られ、エラー受信部45によって受信される。
(8)遠隔監視装置22に設けられたエラー発報部46は、エラー受信部45で受信されたエラー情報に端末時計44から得られるエラー発生時刻(現地時刻を基準とした第1の時刻)を付して所定の通信手順で監視センタ13に送る。
(9)監視センタ13は、遠隔監視装置22から送られて来たエラー情報をエラー表示部34に表示する。エラー表示部34に表示されるエラー情報の一例を図3に示す。エラー情報には、設置番号,設置国,物件の場所,エラー内容などの情報が含まれており、これらの情報がエラー発生時刻と共に所定の形式で表示される。このとき、エラー表示部34で表示されるエラー発生時刻は現地時刻である。したがって、現地との間に時差があっても、エラー発生時刻を現地時刻で認識することができる。
このように第1の実施形態によれば、監視センタ13からの遠隔操作によって遠隔監視装置22に備えられた端末時計44の時刻をエレベータ11の設置地域に正確に合わせることができる。したがって、現地での保守員の時刻合わせの作業を不要として、保守員の負担を軽減できる。また、エレベータ11に何らかのエラー(異常)が発生した場合に、監視センタ13側では、エラー発生時刻を現地時刻で認識して適切な対応を取ることができる。
なお、上記第1の実施形態では、エレベータ11の遠隔監視装置22から監視センタ13に対してエラーを発報する場合を例にして説明したが、エラーを含め、エレベータ11の動作状態に関する何らかの情報を発報するときには、そのときの情報に現地時刻を付して送るものとする。
また、例えば1ヶ月毎など、予め設定された期間で監視センタ13から遠隔監視装置22に現地時刻を送信して、端末時計44の時刻を定期的に更新するようにしても良い。このようにすれば、例えば何らかの事情で遠隔監視装置22が別地域で使用された物に交換されても、現地時刻を正確に計時することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、エレベータ11に何らかのエラーが発生した際に、現地時刻で確認できるようにした。これに対し、第2の実施形態では、現地時刻とセンタ時刻の両方で確認できるようにしたものである。ここで言う「センタ時刻」とは、遠隔監視側の時刻つまり監視センタ13が存在する地域の時刻である。例えば、監視センタ13が日本国内のある地域に設置されていれば、日本国における標準時刻である。
図4は第2の実施形態におけるエレベータの遠隔監視システムの機能構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
監視センタ13内には、監視対象とするエレベータ11の動作状態を通信ネットワーク12を介して遠隔監視するための制御装置23が設置されている。第2の実施形態において、この制御装置23には、グローバル時刻テーブル31、設置地域判定部32、現地時刻送信部33、エラー表示部34に加え、監視センタ時計35、センタ時刻送信部36が備えられている。
監視センタ時計35は、制御装置23に設けられた内部時計であり、予め監視センタ13が存在する地域の標準時刻に調整されている。センタ時刻送信部36は、監視センタ時計35の時刻をセンタ時刻としてエレベータ11の遠隔監視装置22に送信する。
また、第2の実施形態において、エラー表示部34では、エレベータ11の遠隔監視装置22から送られて来たエラー情報を当該エラー情報に付された第1の時刻(現地時刻)と第2の時刻(センタ時刻)と共に表示する。
一方、監視対象であるエレベータ11に設置された遠隔監視装置22には、設置番号取得部41、設置番号送信部42、現地時刻更新部43、端末時計44、エラー受信部45、エラー発報部46の他に、センタ時刻更新部47、端末時計48、エラー発報部49が備えられている。
センタ時刻更新部47は、監視センタ13から送られて来たセンタ時刻に端末時計48の時刻を合わせる。端末時計48は、端末時計44とは別に遠隔監視装置22に設置された第2の内部時計であり、センタ時刻を計時するために用いられる。
エラー発報部49は、エラー受信部45で受信されたエラー情報を発報するときに、端末時計46を用いてエラー発生時の第2の時刻(センタ時刻)を監視センタ13に送信する。
次に、第2の実施形態の動作について説明する。なお、図4に付した括弧数字は動作の手順を表している。
他国に設置されたエレベータ11の動作状態を監視センタ13で遠隔監視するための初期設定の1つとして、以下のような時刻設定が監視センタ13の遠隔操作によって実行される。なお、(1)〜(5)までの手順は上記第1の実施形態と同様である。
(1)エレベータ制御装置21の設置番号記録部51には、エレベータ型式、エレベータ11が設置されている地域、建物名を特定できる設置番号が記録されている。監視センタ13(詳しくは監視センタ13内の制御装置23)は、遠隔監視装置22に対してエレベータ11の設置番号の要求信号を送信する。遠隔監視装置22の設置番号取得部41は、上記要求信号を受信すると、エレベータ制御装置21の設置番号記録部51からエレベータ11の設置番号を読み出して設置番号送信部42に渡す。
(2)設置番号送信部42は、所定の通信手順に従って通信ネットワーク12にアクセスし、設置番号取得部41によって得られたエレベータ11の設置番号を監視センタ13に送信する。
(3)監視センタ13の設置地域判定部32は、遠隔監視装置22から送られて来たエレベータ11の設置番号に基づいてエレベータ11が設置されている地域を判定する。詳しくは、各地に設置されたエレベータの物件情報(設置番号,エレベータ型式,地域,建物名など)が記録された図示せぬ物件テーブルを参照し、遠隔監視装置22から送られて来たエレベータ11の設置番号からエレベータ11の設置地域を判定する。
(4)エレベータ11の設置地域が判定されると、設置地域判定部32からの要求により、エレベータ11の設置地域に対応した現地時刻がグローバル時刻テーブル31から読み出されて現地時刻送信部33に与えられる。
(5)現地時刻送信部33は、所定の通信手順に従って現地時刻を遠隔監視装置22に送信する。
(6)ここで、第2の実施形態では、遠隔監視装置22からエレベータ11の設置番号が送られて来たときに、設置地域判定部32からの要求が監視センタ時計35に対しても与えられている。これにより、監視センタ時計35から現在のセンタ時刻が読み出されてセンタ時刻送信部36に与えられる。
(7)センタ時刻送信部36は、所定の通信手順に従ってセンタ時刻を遠隔監視装置22に送信する。
(8)遠隔監視装置22では、現地時刻更新部43が監視センタ13から送られて来た現地時刻に基づいて端末時計44の時刻を更新する。つまり、監視センタ13から送られて来た現地時刻に端末時計44の時刻を同期させることで、端末時計44が計時する時刻をエレベータ11の設置地域の時刻に合わせる。
また、遠隔監視装置22では、端末時計44の時刻の更新と同時に端末時計48の時刻の更新も行う。つまり、センタ時刻更新部47は、監視センタ13から送られて来たセンタ時刻に端末時計48の時刻を同期させることで、端末時計48が計時する時刻を監視センタ13側の地域の時刻に合わせる。
以後は、エレベータ11の運転時に遠隔監視装置22がエレベータ11の動作状態を監視し、何らかのエラー(異常)が発生した場合に以下のような手順で監視センタ13に発報する。
(9)エレベータ制御装置21のエラー検出部52によってエラーが検出されると、そのエラーに関する情報(エラー情報)が遠隔監視装置22に送られ、エラー受信部45によって受信される。
(10)遠隔監視装置22に設けられたエラー発報部46は、エラー受信部45で受信されたエラー情報に端末時計44から得られるエラー発生時刻(現地時刻を基準とした第1の時刻)を付して所定の通信手順で監視センタ13に送る。
同時に、エラー発報部49は、エラー受信部45で受信されたエラー情報に端末時計48から得られるエラー発生時刻(センタ時刻を基準とした第2の時刻)を付して所定の通信手順で監視センタ13に送る。
(11)監視センタ13は、遠隔監視装置22から送られて来たエラー情報をエラー表示部34に表示する。エラー表示部34に表示されるエラー情報の一例を図5に示す。エラー情報には、設置番号,設置国,物件の場所,エラー内容などの情報が含まれており、これらの情報が2つのエラー発生時刻と共に所定の形式で表示される。
このとき、エラー表示部34で表示される2つのエラー発生時刻は現地時刻とセンタ時刻である。例えば現地との間に+12時間の時差がある場合に、現地時刻の9:00に発生したエラーがセンタ時刻では21:00になることを一目で確認することができる。
このように第2の実施形態によれば、エレベータ11に何らかのエラー(異常)が発生した場合に、監視センタ13側では、エラー発生時刻を現地時刻だけでなく、センタ時刻でも確認することができる。したがって、現地との時差を認識した上で、現地の保守員に対して適切なタイミングで出動要請するなどして適切に応対することができる。
なお、エレベータ11の遠隔監視装置22から監視センタ13に対してエラーを発報する場合に限らず、エラーを含め、エレベータ11の動作状態に関する何らかの情報を発報するときには、そのときの情報に現地時刻とセンタ時刻を付して送るものとする。
また、例えば1ヶ月毎など、予め設定された期間で監視センタ13から遠隔監視装置22に現地時刻とセンタ時刻を送信して、端末時計44と端末時計48の時刻を定期的に更新するようにしても良い。このようにすれば、例えば何らかの事情で遠隔監視装置22が別地域で使用された物に交換されても、現地時刻とセンタ時刻を正確に計時することができる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、他国に設置されたエレベータの動作状態を現地時刻で監視でき、何らかのエラーが発生した場合に現地時刻を基準にして適切に対応することのできるエレベータの遠隔監視システムを提供することができる。
なお、図4の例では、現地時刻に関する部分とセンタ時刻に関する部分に分けて示したが、例えば監視センタ13側では、1つの時刻送信部が現地時刻とセンタ時刻を遠隔監視装置22に送信する構成でも良い。また、遠隔監視装置22側では、1つの時刻更新部が現地時刻とセンタ時刻の更新を行い、1つのエラー発報部がエラー情報に現地時刻とセンタ時刻を付加して監視センタ13に送信する構成でも良い。
要するに、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…エレベータ、12…通信ネットワーク、13…監視センタ、21…エレベータ制御装置、22…遠隔監視装置、23…制御装置、31…グローバル時刻テーブル、32…設置地域判定部、33…現地時刻送信部、34…エラー表示部、35…監視センタ時計、36…センタ時刻送信部、41…設置番号取得部、42…設置番号送信部、43…現地時刻更新部、44…端末時計、45…エラー受信部、46…エラー発報部、47…センタ時刻更新部、48…端末時計、49…エラー発報部、51…設置番号記録部、52…エラー検出部。

Claims (6)

  1. 監視対象とするエレベータに設置された動作監視用の端末装置と、この端末装置と通信ネットワークを介して接続される監視センタとを備えたエレベータの遠隔監視システムにおいて、
    上記監視センタは、
    世界各地の時刻を管理するグローバル時刻テーブルと、
    上記エレベータに付された設置番号から上記エレベータが設置された地域を判定する設置地域判定手段と、
    この設置地域判定手段によって判定された地域に対応した現地時刻を上記グローバル時刻テーブルから取得して上記端末装置に送信する第1の時刻送信手段とを具備し、
    上記端末装置は、
    現在の時刻を計時する第1の端末時計と、
    上記監視センタから送られて来た現地時刻に上記第1の端末時計の時刻を合わせる第1の時刻更新手段と、
    上記エレベータの動作状態に関する情報を発報するときに、上記第1の端末時計を用いて情報発報時の第1の時刻を上記監視センタへ送信する第1の発報手段とを具備したことを特徴とするエレベータの遠隔監視システム。
  2. 上記監視センタは、
    上記エレベータの動作状態に関する情報を上記第1の時刻と共に表示する表示手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの遠隔監視システム。
  3. 上記監視センタは、
    予め上記監視センタが存在する地域の標準時刻に調整された監視センタ時計と、
    この監視センタ時計が計時する時刻をセンタ時刻として上記端末装置に送信する第2の時刻送信手段とをさらに具備し、
    上記端末装置は、
    上記第1の端末時計とは別に設置された第2の端末時計と、
    上記監視センタから送られて来たセンタ時刻に上記第2の端末時計の時刻を合わせる第2の時刻更新手段と、
    上記エレベータの動作状態に関する情報を発報するときに、上記第2の端末時計を用いて情報発報時の第2の時刻を上記監視センタへ送信する第2の発報手段とさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの遠隔監視システム。
  4. 上記監視センタは、
    上記エレベータの動作状態に関する情報を上記第1の時刻と上記第2の時刻と共に表示する表示手段をさらに具備したことを特徴とする請求項3記載のエレベータの遠隔監視システム。
  5. 上記監視センタは、
    予め設定された期間毎に上記第1の時刻送信手段から現地時刻を上記端末装置に送信して上記第1の端末時計を定期的に更新することを特徴とする請求項1記載のエレベータの遠隔監視システム。
  6. 上記監視センタは、
    予め設定された期間毎に上記第2の時刻送信手段からセンタ時刻を上記端末装置に送信して上記第2の端末時計を定期的に更新することを特徴とする請求項3記載のエレベータの遠隔監視システム。
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