JP6008777B2 - 電子部品ユニットの製造方法、電子部品ユニット、及び電子部品ユニットを備えた加熱調理器 - Google Patents

電子部品ユニットの製造方法、電子部品ユニット、及び電子部品ユニットを備えた加熱調理器 Download PDF

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Description

本発明は、基板にはんだ付けされる電子部品を備えた電子部品ユニットの製造方法、当該電子部品ユニットの製造方法にて製造した電子部品ユニット、及びその電子部品ユニットを備えた加熱調理器に関する。
電気機器の多くには、基板に電子部品が実装された電子部品ユニットが設けられている。電子部品ユニットの一例としては、操作手順や動作状況を表示する液晶表示装置又は蛍光表示管等の表示装置を、基板に実装したものがある。この種の電子部品ユニットを備えた電気機器として、従来、表示装置が実装された基板と、樹脂材料で成形され表示装置を固定する保持手段(ホルダー)とを備え、表示装置をはんだ付けにて基板に固定した炊飯器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5098147号公報(第3頁、第4頁、図1、図2)
表示装置を基板に固定する樹脂材料で構成された保持手段は、一般に、例えば爪部等の基板との係合部を有する。しかし、特許文献1においては、表示装置を保持する保持手段に設けられた基板との係合部(爪部等)について考慮されておらず、はんだ付け工程中にはんだの熱で係合部が変形し、保持手段が基板から外れてしまうおそれがあった。保持手段が基板から外れてしまうと、はんだ付け工程中に基板に反りが発生したときに、表示装置等の電子部品を基板から均一の高さではんだ付けできず、電子部品が基板から浮いてしまう。そうなると、表示装置等の電子部品の電極が基板の貫通孔から外れたり、電極の不完全な接合が生じたりして、基板不良が発生するという課題があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、保持手段がはんだ付け工程中に基板から外れることによるはんだ付け不良を低減させるものである。
本発明に係る電子部品ユニットの製造方法は、基板に係止される爪部を有するとともに上面部で表示装置を保持する保持手段を備え、前記保持手段を介して前記表示装置が前記基板上に取り付けられる電子部品ユニットの製造方法であって、前記表示装置が取り付けられた前記固定手段の前記爪部を、前記基板に係止させる工程と、フローはんだ付け工程での前記基板の搬送方向における前記爪部の前方に、前記基板の上面との間で前記固定手段に形成された台座を狭持するようにして、前記基板に形成された貫通穴にはんだ固定部品を挿入する工程と、前記貫通穴に前記はんだ固定部品が挿入された前記基板の下面に、はんだ付けを施す工程とを備えたものである。
本発明によれば、表示装置を基板に取り付ける保持手段の爪部がはんだ付け工程中にはんだの熱で溶解してしまっても、爪部が溶解するよりも前に保持手段がはんだ固定部品を介して基板にはんだ付けされる。このため、保持手段がはんだ付け工程中に基板から外れることによるはんだ付け不良を低減させることができる。
実施の形態1に係る電子部品ユニットの平面図である。 実施の形態1に係る電子部品ユニットの概略断面図である。 実施の形態1に係る電子部品ユニットの斜視図である。 図3のA部の拡大図である。 実施の形態1に係るはんだ固定部品5の斜視図である。 実施の形態2に係る加熱調理器を前方から見た斜視図である。 実施の形態2に係る加熱調理器の扉を開けた状態を前方から見た斜視図である。 実施の形態2に係る加熱調理器から外装板を取り外して内部構造を示す斜視図である。 図8のB部の拡大図である。 実施の形態2に係る加熱調理器から外装板を取り外した状態の前後方向における概略断面図である。 実施の形態2に係る加熱調理器の扉の内部構造を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。また、各図において、同一の構成には同一の符号を付している。また、各図において、図面を簡潔にするために、部品の一部の記載を省略している場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電子部品ユニットの平面図である。図2は、実施の形態1に係る電子部品ユニットの概略断面図である。図3は、実施の形態1に係る電子部品ユニットの斜視図である。図4は、図3のA部の拡大図である。本実施の形態1の電子部品ユニット10は、基板1に表示装置2等の電子部品がはんだ付けされるものである。図2では、はんだ槽80及びはんだの噴流81を併せて図示するとともに、はんだ付け工程における基板1の搬送方向を矢印で示している。
電子部品ユニット10は、基板1と、表示装置2と、表示装置2を基板1に固定する保持手段3とを備える。基板1は、例えば紙フェノール材に銅箔を接着して構成されたものである。表示装置2は、加熱調理器等の電気機器の設定情報、電気機器の動作状態、及び使用者に対する案内情報等の情報を表示するものである。本実施の形態1では、表示装置2が液晶装置である例を示すが、表示装置2の具体的構成は液晶装置に限定されず、例えば有機EL装置を表示装置2として設けてもよい。保持手段3は、例えば、PET又はABS等の樹脂材料からなる成形部品であり、表示装置2を基板1の所定の位置に保持する。本実施の形態1では、保持手段3は、表示装置2と同様の平面形状を有する薄い箱状の部材であり、自身の上面部で表示装置2を保持し、自身の下部にて基板1を保持する。なお、保持手段3は、表示装置2を保持できるものであればよく、その具体的形状は薄い箱状に限定されない。例えば、保持手段3を、表示装置2の外周を保持する枠状の部材としてもよい。
保持手段3は、図2、図4に示すように、基板1に対して自身を位置決め保持する係止部として、爪部4を備える。図2に示すように、爪部4は、保持手段3の下面(基板1と対向する側の面)から下方に向かって突出するとともに先端が鉤状に形成されており、この鉤状の先端部が基板1の下面に引っ掛かることで基板1に保持手段3が位置決めされる。
また、電子部品ユニット10は、保持手段3を基板1にはんだ付け固定するための構成として、保持手段3に設けられた台座6と、この台座6の上に跨がるようにして載置されるとともに基板1の上面から下面へ貫通するはんだ固定部品5とを備える。台座6とはんだ固定部品5は、それぞれ一対一に対応した数だけ設けられる。
ここで、はんだ固定部品5について説明する。
図5は、実施の形態1に係るはんだ固定部品5の斜視図である。図5に示すように、はんだ固定部品5は、例えば金属製のワイヤで構成された門形(逆U字形状)の部材であり、一対の脚部51と、一対の脚部51の一端部同士を接続する接続部52とからなる。本実施の形態では、はんだ固定部品5として、ジャンパー線を用いている。
図1〜図5を参照して、電子部品ユニット10の説明を続ける。
保持手段3の側面部に設けられた台座6は、保持手段3の側面部から外側方に向かって突出する板状の部材である。図2〜4に示すように、保持手段3が基板1の上に載置された状態において、台座6の下面は基板1の上面に当接する。基板1には、台座6が配置される位置毎に、はんだ固定部品5の一対の脚部51がそれぞれ挿入される貫通穴7が形成されており、台座6の上に接続部52が跨がるようにして、はんだ固定部品5の脚部51が貫通穴7に挿入される。本実施の形態1では、一つの台座6に対し、対となる穴同士のピッチが異なる二対の貫通穴7a、貫通穴7bが設けられている。貫通穴7a、7bには、それぞれ、接続部52の長さの異なるはんだ固定部品5a、5bを挿入することができる。なお、本明細書においては、貫通穴7a、7bを貫通穴7と総称し、はんだ固定部品5a、5bをはんだ固定部品5と総称する場合がある。
一対の貫通穴7の間に台座6が配置された状態で、台座6の上からはんだ固定部品5の脚部51を貫通穴7に挿入し、接続部52を台座6の上に乗せ、後述するように基板1の裏面にてはんだ固定部品5をはんだ付けすることで、はんだ固定部品5を介して保持手段3が基板1に固定される。
図2に示すように、保持手段3の爪部4は、はんだ固定部品5が載置される台座6の周辺、かつ、はんだ付けの際の基板1の搬送方向における台座6の後方に配置されている。また、この爪部4及び台座6は、保持手段3の長手方向の両端に、それぞれ設けられている。
表示装置2には、複数の表示部電極8が設けられており、これら表示部電極8はそれぞれ、基板1に形成された表示部電極用貫通穴9に、基板1の上面(表示装置2が載置された面)から下へ挿入される。
次に、実施の形態1に係る電子部品ユニット10の製造方法を説明する。以下では、いわゆるフローはんだ付け方式によるはんだ付け工程を実行する場合を例に、図2を参照して説明する。
はんだ付け工程に先立ち、保持手段3の上面側には表示装置2が取り付けられる。そして、保持手段3の爪部4が、基板1の所定の部位に係止される。また、表示装置2の表示部電極8が、基板1に形成された表示部電極用貫通穴9に挿入されるとともに、他の電子部品の電極もまた基板1に形成された貫通穴に挿入される。さらに、保持手段3の台座6の上にはんだ固定部品5が跨がるようにして、はんだ固定部品5の一対の脚部51が貫通穴7に挿入される。このように基板1に対して表示装置2、保持手段3、及びはんだ固定部品5が取り付けられた状態(仮固定された状態)で、はんだ付け工程に進む。
図2に示すように、はんだ槽80の中には、はんだが液体状態なるまで温められており、はんだ槽80内のはんだの表面には、噴流81が生じている。
基板1は、表示装置2が配置された面とは反対側の面(下面)がはんだ槽80に対面するようにして、任意の搬送手段(図示せず)に保持されており、図2の矢印に示すように、保持手段3の長手方向に沿って、右斜め上方向に向かって搬送される。
基板1がはんだ槽80の上に搬送されてくると、はんだ槽80の中で生じているはんだの噴流81が、基板1の下面に吹き付けられ、はんだ固定部品5及び表示装置2の表示部電極8等のリード線が基板1の下面にはんだ付けされる。すなわち、表示装置2の表示部電極8及びその他電子部品の電極を基板1にはんだ付けする工程において、表示部電極8等のはんだ付けと同時にはんだ固定部品5をはんだ付けして、保持手段3を基板1に固定するのである。
本実施の形態1では、保持手段3の爪部4は、はんだ付け工程における基板1の搬送方向において、はんだ固定部品5よりも後側(下流側)に配置されている。すなわち、基板1の搬送方向において、爪部4よりも前側(上流側)に、はんだ固定部品5が配置されている。このため、爪部4がはんだの噴流81に晒され、はんだの熱で溶解して位置決め及び保持機能を失うよりも前に、基板1の下面側においてはんだ固定部品5の脚部51が、基板1にはんだ付けされる。そうすると、基板1の上面側においては、基板1とはんだ固定部品5の接続部52との間に台座6が狭持され、これによって基板1に保持手段3が固定される。したがって、はんだ付け工程において、保持手段3が基板1から外れたり浮いたりすることを抑制できる。
従来のように、はんだ付け工程において保持手段3の爪部4がはんだの熱で変形又は溶解し、保持手段3が基板1に対して位置決め保持されていない状態になると、保持手段3が基板1から外れ、また、基板1から保持手段3が浮いてしまう場合があった。そうなると、表示装置2の表示部電極8が基板1の表示部電極用貫通穴9が外れたり、不完全接合となったりし、基板不良が発生してしまう。また、基板1から浮いた保持手段3及びこれに保持された表示装置2が、はんだ付け工程において他の装置等に当たって擦れる可能性もある。
しかし、本実施の形態1では、はんだ付け工程における基板1の搬送方向において、はんだ固定部品5を爪部4よりも上流側に配置しているので、爪部4が変形、溶解するよりも前に、表示装置2の保持手段3を基板1にはんだ付け固定することができる。したがって、表示装置2の表示部電極8が基板1の貫通穴7から外れたり、不完全接合となったりすることによる基板不良を低減することができ、表示装置2及び他の電子部品を安定的に基板1にはんだ付けすることができる。
また、本実施の形態1によれば、はんだ付け工程中において基板1と保持手段3とが安定的に固定されているので、はんだの熱等による基板1の反りを抑制することができる。
さらに本実施の形態1では、保持手段3の長手方向の両端において、はんだ固定部品5を介して基板1に固定するようにしたので、基板1の反りを抑制することができる。したがって、電子部品ユニット10の反りが抑制されるので、ゆとりの少ない狭い空間に電子部品ユニット10を配置することができる。
また、本実施の形態1では、門形のはんだ固定部品5を介して保持手段3を基板1にはんだ付けするので、例えば電子部品ユニット10を交換修理する際又は廃棄する際等には、はんだ固定部品5の脚部51を切断することで、保持手段3を基板1から簡単に取り外すことができる。
また、一対の穴同士のピッチの異なる複数種類の貫通穴7a、7bを基板1に設けたので、例えば、基板1に実装された電子部品(図示せず)の交換修理等で保持手段3をいったん取り外した後、同じ基板1及び保持手段3を再利用して、基板1に表示装置2を再取り付けすることができる。例えば最初に貫通穴7a及びはんだ固定部品5aの組み合わせで保持手段3が固定されていたとすると、再取り付けする際には、図4に示すように、貫通穴7aとはピッチ違いの貫通穴7bに、はんだ固定部品5aとはピッチ違いのはんだ固定部品5bを挿入する。そして、基板1の下面にはんだ付けする。このようにすることで、再び保持手段3を基板1に固定することができる。これにより、電子部品ユニット10の修理コスト及び廃却コストを低減することができ、また、廃却に関する環境負荷を軽減することができる。
なお、本実施の形態1では、図5に示すジャンパー線をはんだ固定部品5として用いた例を示したが、脚部51に相当する一対のリード線を有する抵抗等の他の電子部品(図示せず)を、はんだ固定部品5として用いてもよく、同様の効果を得ることができる。また、保持手段3をはんだ付けしたジャンパー線又は抵抗等の電子部品(図示せず)からなるはんだ固定部品5を、基板1の回路を構成する部品として使用してもよい。このようにすることで、保持手段3を基板1に固定するための専用の部品を使用しないので、部品点数を削減することができ、保持手段3を基板1に効率的に固定することができる。
また、図示していないが、はんだ固定部品5及び抵抗等の電子部品(図示せず)の取り付けにおいては、アキシャル部品実装装置やラジアル部品実装装置等の基板部品自動挿入装置を使用して基板1にそれらを実装することができる。そのような基板部品自動挿入装置を仕様すると、はんだ固定部品5の脚部51及び電子部品のリード線が、基板1に自動的にクリンチされるので、はんだ付け前に振動を受けることがあっても、基板1の貫通穴7から外れにくい。また、基板1への部品の実装時間を短縮することが可能となる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、図1で示した電子部品ユニット10を、加熱調理器に適用した例を説明する。
図6は、実施の形態2に係る加熱調理器を前方から見た斜視図である。図7は、実施の形態2に係る加熱調理器の扉を開けた状態を前方から見た斜視図である。図8は、実施の形態2に係る加熱調理器から外装板を取り外して内部構造を示す斜視図である。図9は、図8のB部の拡大図である。図10は、実施の形態2に係る加熱調理器から外装板を取り外した状態の前後方向における概略断面図である。図11は、実施の形態2に係る加熱調理器の扉の内部構造を示す概略断面図である。
なお、図6〜図11では、図面を簡潔にするために、電気的接続のためのリード線や部品を固定するねじは省略している場合がある。
加熱調理器100は、例えば直方体状に形成された本体11を有し、本体11の前面は開口部12となっている。この開口部12は、窓14及びハンドル15を有しヒンジ69を介して本体11に取り付けられた扉13によって、開閉自在に覆われる。本体11の前面であって開口部12の周囲には、前板12aが取り付けられており、扉13が閉じられると、扉13の内面が前板12aに当接する。本体11は、外表面を外装板16で覆われており、本体11の内部には加熱室17が形成されている。この加熱室17は、底板181、左右の側板182、後板183、及び天板184によって箱状に形成されている。なお、加熱室17を形成する底板181、左右の側板182、後板183、及び天板184を、面材18と総称する場合がある。面材18としては、例えば、自己浄化機能を有するセルフクリーニング層が表面に形成された鋼板、又は表面に防汚性に優れるフッ素コーティングが施された鋼板等を好適に用いることができる。
扉13の内部には、図11に示すように、実施の形態1で示した電子部品ユニット10が配置されている。本実施の形態では、電子部品ユニット10の基板1には、表示装置2に加え、ボタン又はスイッチを有する操作部19が実装されており、電子部品ユニット10は、操作表示部及び操作入力部としての機能を有している。図6に示すように、扉13には、窓14と並べて、表示装置2及び操作部19が配置されており、前側から表示装置2及び操作部19が視認される。本実施の形態2では、表示装置2は、調理モードの設定、調理時間の設定、メニュー選択時の表示等の調理の状態、及び使用者への案内に必要な情報等を表示する。
本実施の形態2の加熱調理器100は、加熱室17を加熱する加熱手段として、上部加熱部20と、下部加熱部21と、マグネトロン31を備えた高周波加熱ユニット30と、コンベクションユニット40という複数種類の加熱手段が設けられている。
まず、上部加熱部20及び下部加熱部21について説明する。
図8、図10に示すように、天板184の上方には、加熱室17内を上方から加熱する上部加熱部20が設けられている。上部加熱部20は、例えば、天板184の外面に密着して配置されたフラットヒータ(マイカ等にヒータ線を巻きつけて、さらにマイカで挟み込んで絶縁したもの)等である。天板184には、熱変形を抑制し、均一加熱するために、上側に向かって凹ませた上部絞り部185を設けてある。
また、図10に示すように、底板181の下方には、加熱室17内を下方から加熱する下部加熱部21が設けられている。下部加熱部21は、例えば、シーズヒータ(金属パイプの中にヒータ線を通し絶縁体のパウダーで密封したもの)等である。底板181の下側には、下方に向かって凹んだ下部絞り部186が形成されており、この下部絞り部186の上に形成された空間内に、下部加熱部21が配置されている。
次に、高周波加熱ユニット30について説明する。加熱室17内においては、高周波加熱ユニット30を加熱源として被加熱物を誘電加熱するいわゆる電子レンジ加熱を行うことができる。高周波加熱ユニット30は、図8に示すように、本体11内に形成された電気室32内に設けられ、2.45GHzの高周波(マイクロ波)を発振するマグネトロン31と、同じく電気室32内に設けられ、マグネトロン31に駆動電力を供給するマグネトロン駆動電力供給手段33とを備える。また、図10に示すように加熱室17の下方には、アンテナ34と、マグネトロン31から発振されたマイクロ波をアンテナ34に伝播させる導波管35と、アンテナモータ36とが設けられている。アンテナ34は、アンテナモータ36の回転軸に取り付けられており、アンテナモータ36に駆動されてアンテナ34が回転する。
図10に示すように、アンテナ34は、下部絞り部186の上に形成される空間内に配置されており、下部絞り部186及びアンテナ34の上に蓋をする形で、載置板37が配置されている。載置板37は、誘電体(例えばセラミック)等のマイクロ波が透過する素材で構成されており、載置板37はシリコン接着剤等で下部絞り部186の上部に固定される。マグネトロン31から発振されたマイクロ波は、アンテナ34から載置板37を介して加熱室17内に放射される。このとき、アンテナ34は、アンテナモータ36に駆動されて回転する。なお、これらマグネトロン31、マグネトロン駆動電力供給手段33等は、電気室32内に設けられた上冷却ファン38及び下冷却ファン39によって冷却されるようになっている。
次に、コンベクションユニット40について説明する。コンベクションユニット40は、加熱された空気を加熱室17内に循環させて、加熱室17内及び加熱室17内に収容される被加熱物を加熱する加熱手段である。図10に示すように、加熱室17の後板183の外側に形成されたコンベクション加熱室41内には、例えば石英管ヒータ等からなる棒状の熱風循環用ヒータ42と、例えば遠心ファンからなるファン43と、ファン43を駆動するモータ44と、モータ44の回転力をファン43に伝達する上プーリ45、下プーリ46、及びベルト47と、本体11の外部への熱漏洩を抑制する遮熱ユニット48とを備える。モータ44の回転軸には下プーリ46が連結されるとともに、ファン43の回転軸には上プーリ45が連結され、上プーリ45と下プーリ46との間にベルト47が掛け渡されており、モータ44の回転軸の回転に伴ってファン43も回転する。
熱風循環用ヒータ42で加熱されたコンベクション加熱室41内の空気は、ファン43によって加熱室17内に送られ、加熱室17内に収容される被加熱物を加熱し、図示しない通気孔を介してコンベクション加熱室41内に戻ってくる。このように、加熱室17内とコンベクション加熱室41内とで空気が循環する。なお、コンベクションユニット40の各部に使用されるヒータ及びファンの種類及び形状は、図示のものに限定されず、それぞれの機能を発揮するものを適宜選択できる。
次に、電子部品ユニット10が内蔵された扉13の開閉に係る構造を説明する。
図8に示すように、本体11の左右両側には、それぞれ、扉13の左右の両端部を支持する左右一対のアーム60が設けられている。アーム60の一端は、前板12aに形成されたアーム動通孔64から、本体11の外側に向かって突出しており、この突出したアーム60の一端部に扉13が取り付けられている。
図9に示すように、アーム60の一端側には、扉13の側部から突出するピン66に係止されるフック状の扉係合部61が形成されている。また、アーム60の他端側には、本体11内のローラー固定台68に配設されたローラー65の外周部に沿う形状を有し、ローラー65の上に載置される本体側係合部62が設けられているとともに、扉13を閉止方向に付勢するバネ67が接続されるバネ係止部63が設けられている。
扉13のハンドル15が手前に引き出されると、扉13の下部を支持するヒンジ69を支点として、扉13が上下方向(縦方向)に回動する。これに伴い、扉13のピン66に係止された扉係合部61が扉13の開成方向に引き出されるとともに、本体側係合部62がローラー65の上を動き、アーム60が本体11の前面側に向かって移動する。アーム60は、バネ67によって扉13の閉止方向に付勢されているとともにローラー65の上面に沿って移動するので、扉13はスムーズな開閉動作を行うことができる。扉13が全開状態になると、図8に示すように、扉13の開成方向への移動はアーム60によって規制され、扉13は略水平状態に保持される。
本体11には、扉13の開閉状態を検知する扉開閉検知手段(図示せず)、及び扉13が開放されたときに高周波加熱ユニット30による加熱を停止させる発振停止装置(図示せず)が設けられており、扉13の開放動作に連動して高周波加熱ユニット30による加熱が停止するようになっている。
以上のように、本実施の形態2では、加熱調理器100の前面の開口を覆う扉13の内部に、操作部19及び表示装置2が実装された電子部品ユニット10を配設したので、内部空間が比較的狭い扉13の中を、有効活用することができる。
また、実施の形態1で示したように構成された電子部品ユニット10は、保持手段3の長手方向の両端が基板1に固定されていて、基板1及び電子部品ユニット10自身の反りが抑制されているので、扉13内に電子部品ユニット10を収納することによる扉13の厚みの増加を抑制でき、スリムな扉13を備えた加熱調理器100を提供することができる。
また、実施の形態1で示したように構成された電子部品ユニット10は、表示装置2の表示部電極8及び操作部19の電極(図示せず)が基板1から浮いたり不完全接合を生じさせたりしにくいので、電子部品ユニット10の不良が原因となる加熱調理器100の不良を低減させることができる。
なお、本実施の形態2では、電子部品ユニット10を扉13の内部に取り付ける例を示したが、加熱室17の周囲に操作部19のボタン又はスイッチの配線が収納される操作部収納部を設け、この操作部収納部内に電子部品ユニット10を配置してもよい。このようにすることで、上記と同様の作用効果を得ることができ、操作部19が取り付けられる収容部を薄型化することができる。
また、本実施の形態2では、いわゆる電子レンジ型の加熱調理器100に実施の形態1の電子部品ユニット10を取り付けた例を示したが、電子部品ユニット10が取り付けられる加熱調理器の具体的構成は上記のものに限定されない。例えば、炊飯器に電子部品ユニット10を取り付けることができ、その場合には、炊飯器の蓋や、炊飯器本体の前面側に電子部品ユニット10を取り付けることができる。また、天板上に載置される鍋等の被加熱物を加熱する加熱調理器に、電子部品ユニット10を搭載することもでき、その場合には、例えば天板の上から表示装置2が視認されるようにして電子部品ユニット10を配置することができる。いずれにしても、実施の形態1の電子部品ユニット10は、比較的狭い空間に配置することができるので、生産性及びデザイン性を損なうことなく、加熱調理器を小型化することができる。
1 基板、2 表示装置、3 保持手段、4 爪部、5 はんだ固定部品、5a はんだ固定部品、5b はんだ固定部品、6 台座、7 貫通穴、7a 貫通穴、7b 貫通穴、8 表示部電極、9 表示部電極用貫通穴、10 電子部品ユニット、11 本体、12 開口部、12a 前板、13 扉、14 窓、15 ハンドル、16 外装板、17 加熱室、18 面材、19 操作部、20 上部加熱部、21 下部加熱部、30 高周波加熱ユニット、31 マグネトロン、32 電気室、33 マグネトロン駆動電力供給手段、34 アンテナ、35 導波管、36 アンテナモータ、37 載置板、38 上冷却ファン、39 下冷却ファン、40 コンベクションユニット、41 コンベクション加熱室、42 熱風循環用ヒータ、43 ファン、44 モータ、45 上プーリ、46 下プーリ、47 ベルト、48 遮熱ユニット、51 脚部、52 接続部、60 アーム、61 扉係合部、62 本体側係合部、63 バネ係止部、64 アーム動通孔、65 ローラー、66 ピン、67 バネ、68 ローラー固定台、69 ヒンジ、80 はんだ槽、81 噴流、100 加熱調理器、181 底板、182 側板、183 後板、184 天板、185 上部絞り部、186 下部絞り部。

Claims (6)

  1. 基板に係止される爪部を有するとともに上面部で表示装置を保持する保持手段を備え、前記保持手段を介して前記表示装置が前記基板上に取り付けられる電子部品ユニットの製造方法であって、
    前記表示装置が取り付けられた前記保持手段の前記爪部を、前記基板に係止させる工程と、
    フローはんだ付け工程での前記基板の搬送方向における前記爪部の前方に、前記基板の上面との間で前記保持手段に形成された台座を狭持するようにして、前記基板に形成された貫通穴にはんだ固定部品を挿入する工程と、
    前記貫通穴に前記はんだ固定部品が挿入された前記基板の下面に、はんだ付けを施す工程とを備えた
    ことを特徴とする電子部品ユニットの製造方法。
  2. 上面部で表示装置を保持する保持手段を備え、前記保持手段を介して前記表示装置が基板に取り付けられる電子部品ユニットであって、
    前記保持手段は、
    前記基板に係止される爪部と、
    方に向かって突出する台座とからなる組を二組有し
    前記基板の上面側において自身と前記基板との間にそれぞれの前記台座を狭持するとともに、前記基板の下面側において前記基板にはんだ付けされたはんだ固定部品を備え
    前記二組のうち一方の組と他方の組とは、前記表示装置を挟んだ位置に設けられ、
    前記二組が並ぶ方向において、前記一方の組の前記台座、前記一方の組の前記爪部、前記他方の組の前記台座、前記他方の組の前記爪部、の順に配置されている
    ことを特徴とする電子部品ユニット。
  3. 前記保持手段の長手方向の一方の端部に前記一方の組の前記台座が設けられ、他方の端部に前記他方の組の前記台座が設けられている
    ことを特徴とする請求項記載の電子部品ユニット。
  4. 請求項2又は請求項に記載の電子部品ユニットを備えた加熱調理器。
  5. 内部に加熱室が形成されるとともに、前記加熱室に被加熱物が出し入れされる開口部が形成された本体と、
    前記本体の前記開口部を開閉する扉とを備え、
    前記電子部品ユニットは、前記扉内に形成された収納部に収納されている
    ことを特徴とする請求項記載の加熱調理器。
  6. 内部に加熱室が形成されるとともに、前記加熱室に被加熱物が出し入れされる開口部が形成された本体と、
    前記加熱室とは別に前記本体に形成され、操作入力を受け付ける操作部の配線が収納される操作部収納部とを備え、
    前記電子部品ユニットは、前記操作部収納部に収納されている
    ことを特徴とする請求項記載の加熱調理器。
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