JP6007653B2 - ボールねじ装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、作動性が良好で、予圧調整作業が容易であるダブルナット式のボールねじ装置を提供することを目的とする。
また、本発明の一態様に係るボールねじ装置において、前記ボール保持具は、前記複数の収容部が3箇所に形成されていることは好ましい。
また、本発明の一態様に係るボールねじ装置において、前記予圧付与手段に用いるボールの外径は、前記ボールねじ溝を転動する転動ボールの外径と同じ呼び寸法とされていることは好ましい。
また、ボール保持具は、複数の収容部が、ボールを収容可能に外周にむけた開口部を有し、その開口部が、蓋部材によって塞がれるようになっているので、対となる2個のナットを近づけた状態でボールを外径部側から交換することができ組立性が向上する。
図1に示すように、本実施形態のボールねじ装置10は、ダブルナット予圧方式を採用している。このボールねじ装置10は、一本のねじ軸1と、このねじ軸1に対して複数の転動ボールである鋼球2を介して螺合する第1のナット3a及び第2のナット3bを有する。ねじ軸1の外周面には、ボール転動溝9が螺旋状に形成されている。
詳しくは、本実施形態では、図1に示すように、各ナット3a、3bに反対向きの軸方向の力を作用させて予圧を与える予圧付与手段20を有している。この予圧付与手段20は、図2に示すように、2個のナット3a、3b同士の間に介装されて予圧調整に用いられる同径の3個のボール7と、3個のボール7のそれぞれを収容可能に外周にむけた開口部6dをもつ複数の収容部6aを有するボール保持具6と、複数の収容部6aの径方向の開口部6dを塞ぐ複数の蓋部材6bとを備えている。
上述した本実施形態のダブルナット式ボールねじ装置10を組み立てる際には、ねじ軸1に対して第1のナット3a及び第2のナット3bを複数の転動ボールである鋼球2を介して螺合した状態のままで、図示しないハウジングに組み込んで組立てる。その際には、まず、対となる2個のナット3a、3bを互いに近づけ、二分割されたボール保持具6を径方向から対向させつつナット3a、3b間に挟み込む。次に、ボール保持具6の各収容部6aにボール7を順に挿入し、蓋部材6bを収容部6aの外側から平面部21に止めねじ22でねじ止めすることにより固定する。これにより、2個のナット3a、3b間に、予圧付与手段20を介装することができる。
なお、本発明に係るダブルナット式ボールねじ装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、予圧付与手段20が、ボール7を3個等配して用いている例で説明したが、これに限定されるものではない。
また、上述のダブルナット式のボールねじ装置10は、ボールねじの転動体の周知の循環構造において、転動するボール2の循環構造に、エンドデフレクターを用いている例を説明したが、これに限らず、ボールねじの構造はチューブ式、コマ式等、ナット端面が金属であればどのような循環方式でも実施可能である。
2 鋼球(転動ボール)
3a、3b ナット
4a、4b 貫通穴
5 キー溝
6 ボール保持具
6a 収容部
6b 蓋部材
6c 逃げ部
6d 開口部
6e 分割部
7 ボール
8 (ナットの)ボール転動溝
9 (ねじ軸の)ボール転動溝
10 (ダブルナット式の)ボールねじ装置
20 予圧付与手段
21 平面部
22 止めねじ
23 ねじ穴
25 給脂穴
Claims (5)
- ねじ軸と、該ねじ軸にボールねじ溝を転動する転動ボールを介して螺合される2個のナットと、各ナットに反対向きの軸方向の力を作用させて予圧を与える予圧付与手段とを備えるボールねじ装置であって、
前記予圧付与手段は、前記2個のナット同士の間に介装される三個以上のボールと、該三個以上のボールを収容可能に外周にむけた開口部をもつ複数の収容部を有するボール保持具と、該ボール保持具の複数の収容部の開口部を径方向から塞ぐ複数の蓋部材とを備え、
前記ボール保持具は、自身の板厚の方向を前記軸方向に向けた状態で前記2個のナット同士の間に装着されるとともに、前記三個以上のボールの外径よりも前記板厚が薄くなっており、前記ボール保持具の複数の収容部が、自身の周方向に前記三個以上のボールを略等配するように形成されていることを特徴とするボールねじ装置。 - 前記複数の収容部は、各収容部に収納されるボールが、1個であることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置。
- 前記複数の収容部は、各収容部に収納されるボールが、複数個であることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置。
- 前記ボール保持具は、前記複数の収容部が3箇所に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のボールねじ装置。
- 前記予圧付与手段に用いるボールの外径は、前記ボールねじ溝を転動する転動ボールの外径と同じ呼び寸法とされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のボールねじ装置。
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