JP6003565B2 - 非接触給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送電用の1次側コイル及び受電用の2次側コイルを備える非接触給電装置に関する。
この種の装置としては、下記特許文献1に見られるように、1次側コイルのうち2次側コイルに対向する側と反対側、及び2次側コイルのうち1次側コイルに対向する側と反対側のそれぞれに、アルミニウムからなる導電板が密着して配置されているものも提案されている。これにより、1次側コイル及び2次側コイル間における非接触給電時においてこれらコイルから外部へと漏洩する電磁界を低減させることができる。
特開2010−172084号公報
ここで、上記特許文献1に記載された装置によれば、導電板の表面のうちコイル側とは反対側付近の漏洩電磁界を低減させることはできるものの、導電板の表面のうちコイル側とは反対側付近以外の場所における漏洩電磁界の低減効果を得ることができない懸念がある。また、非接触給電時において導電板の端部に流れる渦電流により、導電板の外周部付近において漏洩電磁界の低減効果が小さくなったり、漏洩電磁界がかえって大きくなったりする懸念もある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、1次側コイル及び2次側コイルから外部へと漏洩する電磁界を低減させることのできる新たな非接触給電装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、発明は、送電用の1次側コイル(22)と、受電用の2次側コイル(42)と、非接触給電が行われる場合に前記1次側コイルに対して印加される電圧の周波数における比透磁率が1よりも高い強磁性体からなる主シールド部材(23,43,23a,43a,72a,74a,23c,43e〜43j)と、を備え、前記主シールド部材は、前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち少なくとも一方に対応する対となる磁極部について一方から他方へと磁束を導くようにかつ、前記1次側コイル及び前記2次側コイルのそれぞれと離間して配置され、前記主シールド部材は、更に、扁平形状をなしてかつ、前記1次側コイル及び前記2次側コイルが対向する方向において該1次側コイル及び該2次側コイルのそれぞれと近接して配置されていることを特徴とする。
強磁性体の比透磁率は、例えば周辺の大気や路面(アスファルト)の比透磁率と比較して十分に高い。このため、上記発明では、1次側コイル及び2次側コイルから外部へと漏洩する電磁界を好適に低減させることができる。
ここで、シールド部材が1次側コイルや2次側コイルと接触して配置される場合には、漏洩電磁界の低減効果は大きくなるものの、磁束の短絡によって1次側コイル及び2次側コイル間における漏れインダクタンスが増大し、これらコイル同士の結合係数が低下することとなる。これにより、1次側コイルから2次側コイルへの電力伝送効率が低下する。これに対し、上記発明では、主シールド部材が1次側コイル及び2次側コイルのそれぞれと離間して配置されている。このため、1次側コイル及び2次側コイル間における漏れインダクタンスの増大を抑制しつつも、これらコイル同士の結合係数の低下を抑制することもできる。これにより、1次側コイル側から2次側コイル側への電力伝送効率の低下を好適に抑制することができる。さらに、主シールド部材を扁平形状としつつ、主シールド部材を、1次側コイル及び2次側コイルが対向する方向においてこれらコイルのそれぞれと近接して配置することにより、主シールド部材の配置による上記対向する方向における非接触給電装置の体格の増大を抑制することもできる。
第1の実施形態にかかる非接触給電システムの構成図。 同実施形態にかかる送電パッド及び受電パッドの斜視図。 同実施形態にかかる非接触給電装置の平面図。 同実施形態にかかる非接触給電装置の断面図。 同実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 同実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 同実施形態にかかる主シールド部材の効果を示す図。 第2の実施形態にかかる非接触給電装置の平面図。 同実施形態にかかる非接触給電装置の断面図。 同実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 同実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 同実施形態にかかる主シールド部材の効果を示す図。 比較技術にかかる非接触給電装置の断面図。 第3の実施形態にかかる非接触給電装置の断面図。 第4の実施形態にかかる非接触給電装置の平面図。 同実施形態にかかる非接触給電装置の断面図。 同実施形態にかかる非接触給電装置の断面図。 第5の実施形態にかかる非接触給電装置の平面図。 同実施形態にかかる非接触給電装置の断面図。 第6の実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 同実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 第7の実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 同実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 第8の実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 同実施形態にかかる車両の床面外側への非接触給電装置の配置図。 その他の実施形態にかかる非接触給電装置の平面図。 その他の実施形態にかかる非接触給電装置の平面図。 その他の実施形態にかかる非接触給電装置の断面図。 その他の実施形態にかかる非接触給電装置の断面図。 その他の実施形態にかかる駐車スペースへの非接触給電装置の配置図。 その他の実施形態にかかるコアの断面図。 その他の実施形態にかかるコアの断面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる非接触給電装置を車載主機として回転機を備える車両(ハイブリッド車や電気自動車)の非接触給電システムに適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、非接触給電システムは、車両10の外部に設けられた送電システムと、車両10に設けられた受電システムとを備えている。
送電システムは、送電部材としての送電パッド20と、送電回路30とを備えている。詳しくは、送電回路30は、車両10の外部に設けられた交流電源32(系統電源)の周波数を所定の高周波数(数kHz〜十数MHz)に変換する電力変換回路(例えばフルブリッジ回路)と、電力変換回路から出力された電力を送電パッド20に供給する共振回路とを備えている。
送電パッド20は、1次側コア及びこれに巻回された1次側コイルからなり、電磁誘導によって受電システムの備える受電パッド40に電力を送るための部材である。なお、送電パッド20の構成については、後に詳述する。
一方、受電システムは、受電部材としての受電パッド40、受電回路50、DCDCコンバータ52、蓄電手段としてのメインバッテリ54、及び制御装置56を備えている。詳しくは、受電パッド40は、2次側コア及びこれに巻回された2次側コイルからなり、送電パッド20から送られる電力を受けとるための部材である。受電パッド40は、車両10の下部(床面の外側)に配置されている。なお、受電パッド40の構成については、後に詳述する。
受電パッド40によって受けとられた電力は、受電回路50に供給される。受電回路50は、受電パッド40によって受けとられた電力が入力される共振回路と、共振回路から出力される高周波の交流電流を直流電流に変換する整流回路と、整流回路の出力電圧を所定に変換してメインバッテリ54に印加する電力変換回路とを備えている。受電回路50やメインバッテリ54の出力電圧は、DCDCコンバータ52によって降圧されて車載補機58や補機バッテリ60に印加される。
なお、メインバッテリ54は、その端子電圧が例えば百V以上となるものであり、具体的には例えば、ニッケル水素2次電池やリチウムイオン2次電池である。また、補機バッテリ60は、その端子電圧がメインバッテリ54の端子電圧よりも十分に低いものであり、具体的には例えば、鉛蓄電池である。さらに、車両10には、受電システムの他に、メインバッテリ54の直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ62及びインバータ62から出力された交流電力によって回転駆動される車載主機としてのモータジェネレータ64が備えられている。
制御装置56は、モータジェネレータ64の駆動制御を行うべくインバータ62を操作したり、車載補機58や補機バッテリ60に電力を供給すべくDCDCコンバータ52を操作したりする。また、制御装置56は、車両を給電対象とした充電処理の実行を受電回路50に指示する。これにより、受電回路50は、受電回路50及び送電回路30のそれぞれに備えられる無線通信用のインターフェースによってこれら回路同士で情報のやりとりを行いながら車両10を充電すべく動作する。
続いて、図2〜図4を用いて、本実施形態にかかる送電パッド20及び受電パッド40を備える非接触給電装置について詳述する。
図2に、非接触給電装置のうち送電パッド20及び受電パッド40の斜視図を示す。
図示されるように、送電パッド20は、1次側コア21と、1次側コア21に巻回された1次側コイル22とからなる。詳しくは、1次側コア21は、矩形板状であってかつ互いに離間した一対の1次側巻線部21aと、これら1次側巻線部21a同士を連結する長方形板状の1次側連結部21bとが一体形成されてなる部材である。一対の1次側巻線部21aのそれぞれは、板面(平面)と、周縁部21cとを有している。これら1次側巻線部21aのそれぞれの有する一対の板面のうち受電パッド40側とは反対側に1次側連結部21bが連結されている。また、これら1次側巻線部21aのそれぞれの周縁部21cには、1次側コイル22が複数周巻回されている。なお、本実施形態において、1次側コア21は、軟磁性体からなり、具体的には、フェライトからなる。
一方、受電パッド40は、2次側コア41と、2次側コア41に巻回された2次側コイル42とからなる。詳しくは、2次側コア41は、矩形板状であってかつ互いに離間した一対の2次側巻線部41aと、これら2次側巻線部41a同士を連結する長方形板状の2次側連結部41bとが一体形成されてなる部材である。一対の2次側巻線部41aのそれぞれは、板面(平面)と、周縁部41cとを有している。これら2次側巻線部41aのそれぞれの有する一対の板面のうち送電パッド20側とは反対側に2次側連結部41bが連結されている。また、これら2次側巻線部41aのそれぞれの周縁部41cには、2次側コイル42が複数周巻回されている。なお、本実施形態において、2次側コア41は、1次側コア21と同様にフェライトからなる。
1次側コア21及び2次側コア41は、非接触給電が行われる場合において、1次側巻線部21aの板面及び2次側巻線部41aの板面同士が対向してかつ平行となるように配置されている。
ちなみに、本実施形態において、一対の1次側巻線部21aが1次側コイル22に対応する対となる磁極部に相当し、一対の2次側巻線部41aが2次側コイル42に対応する対となる磁極部に相当する。また、図2には、1次側コイル22に流れる電流I1の流通方向及び2次側コイル42に流れる電流I2の流通方向を矢印にて示している。
次に、本実施形態にかかる非接触給電装置の特徴的構成について説明する。
まず、図3を用いて、受電パッド40側の特徴的構成について説明する。なお、図3は、受電パッド40を2次側巻線部41aの板面の正面から見た図である。また、図3では、2次側コイル42のうち2次側コア41側から外部へと延びる部分の図示を省略している。さらに、図3では、断面形状ではないが、2次側コア41の構成部材及び2次側コイル42等にハッチングを付している。
図示されるように、本実施形態では、2次側巻線部41aの板面の正面視において、2次側コア41及び2次側コイル42を囲むように2次側主シールド部材43が配置されている。詳しくは、2次側主シールド部材43は、2次側巻線部41aの板面の正面視において矩形枠形状(長方形枠形状)をなし、2次側コア41及び2次側コイル42と近接離間して車両10の床面の外側に配置されている。本実施形態において、2次側主シールド部材43は、軟磁性体からなり、具体的には例えば、フェライトや、圧粉磁心、ダストコア、所定の厚さ(例えば0.3mm)以下の鉄系の軟磁性体からなる。ここで、鉄系の軟磁性体としては、例えば、電磁鋼板(珪素鋼板)や、パーマロイ、アモルファス金属材料、ナノ結晶軟磁性材料が挙げられる。こうした材料により2次側主シールド部材43を形成することで、非接触給電の使用周波数帯(1次側コイル22に対して印加される電圧の周波数であり、例えば数kHz〜十数MHz)において比透磁率を十分高くすることができる。
2次側主シールド部材43は、図4に示すように、扁平形状をなし、また、2次側連結部41bの表面のうち送電パッド20側とは反対側の平面を通ってかつこの平面に平行な面上に配置される。なお、図4は、図3のA−A断面図である。ここで、図4では、車両10の床面外側の図示を省略している。
一方、送電パッド20側にも、受電パッド40側と同様に、1次側主シールド部材23が備えられる。詳しくは、図5に示すように、2次側コア41及び2次側コイル42を備える受電パッド40と、2次側主シールド部材43とは、車両10の床面外側に配置される一方、1次側コア21及び1次側コイル22を備える送電パッド20と、1次側主シールド部材23とは、駐車スペースに備えられる給電設備側に配置されている。1次側主シールド部材23は、2次側主シールド部材43と同様の構成である。また、1次側主シールド部材23及び送電パッド20の位置関係は、先の図3及び図4に示した2次側主シールド部材43及び受電パッド40の位置関係と同様である。
送電パッド20は、駐車スペースの路面上に固定され、1次側主シールド部材23は、駐車スペースに埋設されている。ここで、給電設備としては、例えば、建物の駐車スペースや、コインパーキング等の有料駐車スペース、スーパーマーケット等の店舗の駐車スペースに備えられるものが挙げられる。
なお、図5では、車両10の車輪を「70」にて示し、車両10の輪止めを「72」にて示し、2次側主シールド部材43の図示を省略している。また、図6に、図5の駐車スペースを車両10の上方から見た図を示す。図6では、車両10及び車輪70の輪郭を破線にて示し、駐車スペースを区画するラインを「74」にて示している。
続いて、図7を用いて、1次側主シールド部材23及び2次側主シールド部材43を配置することによる効果について説明する。ここで、図7は、送電パッド20及び受電パッド40についての断面図であり、先の図4に対応する図である。
1次側コイル22に高周波電流が流れると、1次側コイル22の内部に磁界が生じることで、図中破線の矢印にて示すように、一対の1次側巻線部21aのうち一方の板面側からこれに対向する2次側巻線部41aの板面側に磁束が流入し、2次側コイル42に誘導電流が流れる。このため、2次側コイル42の内部に磁界が生じ、一対の2次側巻線部41aのうち他方の板面側からこれに対向する1次側巻線部21aの板面側に磁束が流入する。これにより、1次側コア21及び2次側コア41間を循環する主磁束が形成されることとなる。
ここで、1次側巻線部21aの一方の板面から外部へと向かおうとする磁束は、1次側主シールド部材23を介して1次側巻線部21aの他方の板面に導かれ、また、2次側巻線部41aの一方の板面から外部へと向かおうとする磁束は、2次側主シールド部材43を介して2次側巻線部41aの他方に板面に導かれる。すなわち、外部への漏洩電磁界を低減させることができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)非接触給電装置に1次側主シールド部材23及び2次側主シールド部材43を備えた。このため、漏洩電磁界を低減させることができ、周辺の電子機器(例えば通信機器)の動作不良や誤動作を回避することができる。特に、本実施形態では、1次側主シールド部材23,2次側主シールド部材43を1次側コア21,2次側コア41及び1次側コイル22,2次側コイル42から離間させた。このため、1次側コイル22及び2次側コイル42間における漏れインダクタンスの増大を抑制しつつも、これらコイル22,42同士の結合係数の低下を抑制することもできる。これにより、送電パッド20側から受電パッド40側へと所定の電力を供給するために要求される1次側コイル22への通電量の増大を抑制することができ、ひいては電力伝送効率の低下を好適に抑制することができる。
加えて、本実施形態では、1次側巻線部21a,2次側巻線部41aの板面の正面視において、1次側コア21及び1次側コイル22,2次側コア41及び2次側コイル42を囲む扁平枠形状をなすように1次側主シールド部材23,2次側主シールド部材43を配置した。このため、漏洩電磁界の低減効果をいっそう大きくすることができる。さらに、1次側主シールド部材23,2次側主シールド部材43を、1次側コイル22及び2次側コイル42が対向する方向(1次側巻線部21a,2次側巻線部41aの板面と直交する方向)において1次側コイル22,2次側コイル42と近接して配置した。このため、1次側主シールド部材23,2次側主シールド部材43の配置による非接触給電装置の高さ方向(上記対向する方向)の体格の増大を抑制できる。これにより、受電パッド40及び2次側主シールド部材43を車両10の床面外側に搭載したり、送電パッド20及び1次側主シールド部材23を地上側に設置したりする際の制約を緩和することもできる。
(2)1次側主シールド部材23を送電パッド20とは別体にて構成した。このため、例えば、1次側主シールド部材23及び送電パッド20が一体にて構成される場合と比較して、1次側主シールド部材23や送電パッド20のメンテナンス性を高めることができる。これにより、1次側主シールド部材23や送電パッド20を構成する部品等を交換する場合におけるコストや工数を低減させることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、漏洩電磁界の低減効果をさらに大きくすべく、副シールド部材を非接触給電装置に備える。
図8に、本実施形態にかかる受電パッド40の平面図を示す。なお、図8は、先の図3に対応している。また、本実施形態において、上記第1の実施形態で説明した部材と同一の部材については、図中、同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、2次側巻線部41aの板面の正面視において、2次側主シールド部材43の内縁に接した状態で矩形板状の2次側副シールド部材44が配置されている。ここで、本実施形態において、2次側副シールド部材44は、非接触給電の使用周波数帯における比透磁率が1よりも低い材料からなり、具体的には、アルミニウム、銅などの導電性を有する非磁性体や、所定以上の厚さ(例えば0,5mm以上の厚さ)を有する鉄などの強磁性体からなる。
また、図9に示すように、2次側副シールド部材44は、2次側連結部41bと密着して配置されている。なお、図9は、先の図8のA−A断面図であり、先の図4に対応している。
一方、送電パッド20側にも、受電パッド40側と同様に、1次側副シールド部材24が備えられる。詳しくは、図10に示すように、1次側副シールド部材24は、駐車スペースに埋設されている。1次側副シールド部材24は、2次側副シールド部材44と同様の構成である。また、1次側副シールド部材24、1次側主シールド部材23及び送電パッド20の位置関係は、先の図8及び図9に示した2次側副シールド部材44、2次側主シールド部材43及び受電パッド40の位置関係と同様である。なお、図11に、図10の駐車スペースを車両10の上方から見た図を示す。
続いて、図12を用いて、1次側副シールド部材24及び2次側副シールド部材44の配置による効果について説明する。なお、図12は、先の図7に対応している。
図示されるように、1次側副シールド部材24の配置により、1次側連結部21bの表面のうち受電パッド40側とは反対側付近の漏洩電磁界を低減させることができる。また、2次側副シールド部材44の配置により、2次側連結部41bの表面のうち送電パッド20側とは反対側付近の漏洩電磁界を低減させることができる。
これに対し、図13に示す比較技術では、1次側連結部21bの表面のうち受電パッド40側とは反対側付近や、2次側連結部41bの表面のうち送電パッド20側とは反対側付近の漏洩電磁界を低減させることができない。ここで、比較技術とは、本実施形態にかかる1次側主シールド部材23及び2次側主シールド部材43を除去した構成である。なお、図13において、「α1」〜「α4」は、非接触給電時に生じる渦電流を示す。
比較技術によって漏洩電磁界を低減させることができない理由は、図示されるように、非接触給電時において1次側副シールド部材24や2次側副シールド部材44の端部に流れる渦電流により、「α1」や「α3」付近において漏洩電磁界が大きくなるためである。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で説明した(1),(2)の効果に加えて、以下の効果が得られるようになる。
(3)1次側副シールド部材24及び2次側副シールド部材44を備えた。このため、漏洩電磁界の低減効果をさらに大きくすることができる。特に、本実施形態では、1次側主シールド部材23及び1次側副シールド部材24の間、及び2次側主シールド部材43及び2次側副シールド部材44の間に隙間がない状態でこれら主シールド部材及び副シールド部材が配置されているため、漏洩電磁界の低減効果が大きい。このため、周辺の電子機器の動作不良等をより好適に回避することができる。なお、本発明者らにより、本実施形態における漏洩電磁界は、比較技術における漏洩電磁界の「1/3」になることが調べられている。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、漏洩電磁界の低減効果を大きくすべく、非接触給電装置の構成を変更する。
図14に、本実施形態にかかる非接触給電装置の断面図を示す。なお、図14は、先の図12に対応している。
図示されるように、本実施形態では、1次側巻線部21aの板面の外縁(図中、Aにて表記)及び1次側主シールド部材23の内縁(図中、Bにて表記)間の距離(最短距離)l1が、1次側巻線部21aの板面及び2次側巻線部41aの板面間の距離l2よりも長くなるように、送電パッド20、1次側主シールド部材23及び1次側主シールド部材23が構成されている。また、受電パッド40側についても、2次側巻線部41aの板面の外縁及び2次側主シールド部材43の内縁間の距離(最短距離)が、1次側巻線部21aの板面及び2次側巻線部41aの板面間の距離よりも長くなるように、受電パッド40、2次側主シールド部材43及び2次側副シールド部材44が構成されている。
こうした配置によれば、1次側コイル22及び2次側コイル42間における漏れインダクタンスの増大をいっそう抑制することができ、ひいてはコイル同士の結合係数の低下をいっそう抑制することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、副シールド部材の配置態様を変更する。
図15に、本実施形態にかかる受電パッド40側の平面図を示し、図16に、図15のA−A断面図を示す。なお、図15及び図16は、先の図8及び図9に対応している。また、本実施形態において、上記第2の実施形態で説明した部材と同一の部材については、図中、同一の符号を付している。
本実施形態では、2次側主シールド部材43aを、図15及び図16に示すように、2次側副シールド部材44よりも面積の大きい矩形板状の部材とする。そして、2次側主シールド部材43aを、図16に示すように、2次側副シールド部材44の表面のうち2次側連結部41b側とは反対側に密着して配置する。なお、送電パッド20側についても同様である。
また、本実施形態では、漏洩電磁界の低減効果を大きくすべく、上記第3の実施形態で説明した手法を採用する。ここで、図17に、本実施形態にかかる非接触給電装置の断面図を示す。なお、図17は、先の図14に対応している。
図示されるように、本実施形態では、1次側巻線部21aの板面の外縁(図中、Aにて表記)と、1次側副シールド部材24の外縁のうち1次側主シールド部材23aと接触する側(図中、Bにて表記)との距離(最短距離)l3が、1次側巻線部21aの板面及び2次側巻線部41aの板面間の距離l4よりも長くなるように、送電パッド20、1次側主シールド部材23a及び1次側副シールド部材24が構成されている。なお、受電パッド40側についても同様である。
以上説明した本実施形態によっても、上記第3,第4の実施形態で得られる効果と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、主シールド部材の構成を変更する。
図18に、本実施形態にかかる受電パッド40側の平面図を示し、図19に、図18のA−A断面図を示す。なお、図18及び図19は、先の図8及び図9に対応している。また、本実施形態において、上記第2の実施形態で説明した部材と同一の部材については、図中、同一の符号を付している。
図18に示すように、本実施形態では、2次側巻線部41aの板面の正面視において、2次側主シールド部材43から2次側主シールド部材43の長手方向及び幅方向のそれぞれの外側に向かって延びる複数の第1の突出部43cが備えられている。また、図19に示すように、第1の突出部43cのそれぞれにおいて、第1の突出部43cと直交する方向であってかつ送電パッド20側に向かって第1の突出部43cから延びる第2の突出部43dが備えられている。これら突出部43c,43dは、2次側主シールド部材43と同様に、軟磁性体からなる。ちなみに、第1の突出部43c及び第2の突出部43dは、2次側主シールド部材43と一体形成されているものであってもよいし、2次側主シールド部材43に別部材として連結されているものであってもよい。なお、送電パッド20側についても同様である。
以上説明した本実施形態によれば、非接触給電装置の設置スペースに応じた突出部43c,43dを主シールド部材として備えることができる。このため、主シールド部材を備えることによる非接触給電装置の体格の増大を抑制しつつ、漏洩電磁界の低減効果を大きくすることができる。
(第6の実施形態)
以下、第6の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、送電パッド20側の主シールド部材の配置態様を変更する。
図20に、駐車スペースにおける主シールド部材等の配置図を示し、図21に、図20の駐車スペースを車両10の上方から見た図を示す。なお、図20及び図21は、先の図5及び図6に対応している。
図20及び図21に示すように、本実施形態では、1次側主シールド部材23を除去し、輪止め72aと、駐車スペースを区画するライン74aとを主シールド部材として用いている。詳しくは、本実施形態では、輪止め72aの中に軟磁性体を配置し、軟磁性体が含まれる塗料によってライン74aを形成する。
以上説明した本実施形態によれば、主シールド部材を駐車スペースに埋設することなく主シールド部材を設置することができる。このため、送電パッド20側の主シールド部材を配置するためのコストや工数の低減効果が期待できる。
(第7の実施形態)
以下、第7の実施形態について、先の第6の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、送電パッド20側の主シールド部材の配置態様を変更する。
図22に、駐車スペースにおける主シールド部材等の配置図を示し、図23に、図22の駐車スペースを車両10の上方から見た図を示す。なお、図22及び図23は、先の図20及び図21に対応している。
図22に示すように、本実施形態では、駐車スペースに埋設する1次側主シールド部材23cを大型化する。詳しくは、図23に示すように、ライン74の内側にライン74に沿って枠形状の1次側主シールド部材23cを埋設する。1次側主シールド部材23cが大きいほど、漏洩電磁界の低減効果が大きくなることから、本実施形態によれば、漏洩電磁界の低減効果をいっそう大きくすることができる。
(第8の実施形態)
以下、第8の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、受電パッド40側の副シールド部材の構成を変更する。
図24に、駐車スペースにおける主シールド部材等の配置図を示し、図25に、図24の車両10を車両10の下方から見た図を示す。なお、図24は、先の図10に対応している。
図24に示すように、本実施形態では、受電パッド40側の副シールド部材を、2次側副シールド部材44に代えて、車両10のシャシーを構成する部材44aとする。こうした手法が適用できるのは、上記部材44aが通常、0.5mm以上の厚さを有する鉄鋼材料からなり、非接触給電の使用周波数帯において比透磁率が1よりも低いことによる。
以上説明した本実施形態によれば、車両10を構成する部材を副シールド部材に流用することができるため、非接触給電装置のコストの低減を図り、また、車両10の重量を低減させることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「主シールド部材」としては、コアを囲む枠形状をなすものに限らない。例えば、図26に示すように、2次側巻線部41aの板面の正面視において、2次側連結部41bの長手方向と平行に2次側コア41を挟んで配置される一対の部材43e,43fとして構成してもよい。また、例えば、図27に示すように、2次側巻線部41aの板面の正面視において、2次側連結部41bの長手方向と平行であってかつ一対の2次側巻線部41aの間付近のみに2次側コア41を挟んで配置される一対の棒状の部材43g,43hとして構成してもよい。これらの場合であっても、主シールド部材によって、一対の2次側巻線部41aの板面の一方から他方へと磁束を導くことができることから、漏洩電磁界の低減効果を得ることはできる。なお、送電パッド20側についても同様である。また、図26及び図27は、先の図3に対応している。
また、「主シールド部材」としては、1次側コイル22及び2次側コイル42のそれぞれに対応して配置されるものに限らず、これらコイル22,42で共有されるものであってもよい。
・「主シールド部材」の配置手法としては、上記第2の実施形態に例示したものに限らない。例えば、図28に示すように、枠形状の2次側主シールド部材43iを、2次側副シールド部材44の表面のうち受電パッド40側に接するように配置してもよい。また、例えば、図29に示すように、枠形状の2次側主シールド部材43jを、2次側副シールド部材44の表面のうち受電パッド40側とは反対側に接するように配置してもよい。なお、図28及び図29は、先の図9に対応している。
・受電パッドの配置位置としては、車両10の床面外側に限らない。例えば、送電パッドが車両10の上方に配置される給電設備があるなら、受電パッドの配置位置を車両の上部としてもよい。また、例えば、送電パッドが車両10の後方に配置される給電設備があるなら、受電パッドの配置位置を車両10の後部としてもよい。
・「1次側コア」及び「2次側コア」としては、上記第1の実施形態に例示したものに限らない。例えば、上記特許文献1に記載されたものであってもよい。
・上記各実施形態では、送電パッド20及び受電パッド40のそれぞれに対応した主シールド部材(例えば上記第1の実施形態において、1次側主シールド部材23及び2次側主シールド部材43)が備えられる構成を採用したがこれに限らず、いずれか一方に対応した主シールド部材が備えられる構成を採用してもよい。この場合であっても、本発明者らにより、送電パッド20及び受電パッド40のそれぞれに対応した主シールド部材が備えられる場合における漏洩電磁界の低減効果の少なくとも50%の効果が得られることが調べられている。
・「副シールド部材」の配置態様としては、上記第2の実施形態に例示したものに限らない。例えば、2次側巻線部41aの板面の正面視において、2次側主シールド部材43の内側にこのシールド部材43と離間した状態で2次側副シールド部材44が配置されていてもよい。この場合であっても、上記第1の実施形態と比較して、漏洩電磁界の低減効果を大きくすることはできる。なお、1次側副シールド部材24についても同様である。
・突出部としては、上記第5の実施形態に例示したものに限らない。例えば、2次側巻線部41aの板面の正面視において、2次側主シールド部材43の長手方向に延びる突出部、幅方向に延びる突出部、及びこれらと直交する方向に延びる突出部のうちいずれか1つ又は2つのみ備えるようにしてもよい。また、突出部の延びる方向としては、上記長手方向や幅方向に限らない。
・上記第6の実施形態において、輪止め72aの中に軟磁性体を配置しなくてもよい。すなわち、輪止め72aを主シールド部材として用いなくてもよい。
・上記第2の実施形態では、1次側主シールド部材23及び1次側副シールド部材24を駐車スペースに埋設したがこれに限らない。例えば、図30に示すように、駐車スペースの路面上に配置してもよい。また、上記第7の実施形態において、1次側主シールド部材23cを、駐車スペースの路面に露出させて配置してもよい。この場合、駐車スペースを区画するラインとして1次側主シールド部材23cを用いることができる。
・コアの形状やコイルの巻回手法としては、上記各実施形態に例示したものに限らない。例えば、図31に示すように、2次側巻線部41aの周縁部41cのうち内側と2次側連結部41bの周縁部46とを通るように2次側コイル42を巻回する手法を採用してもよい。これにより、2次側巻線部41aの周縁部41cのうち外側にコイルが巻回されなくなるため、体格の増大を回避できる。また、例えば、図32に示すように、2次側連結部41bの表面のうち送電パッド20側において一対の2次側巻線部41aに巻回される2次側コイル42同士が接触するようにコアを形成してもよい。さらに、例えば、2次側巻線部41aに2次側コイル42を巻回せず、2次側連結部41bに2次側コイル42を巻回してもよい。なお、送電パッド20側についても同様である。
・上記第6の実施形態では、輪止め72aやライン74aを主シールド部材として用いたがこれに限らない。要は、車両10の給電設備が備えられるスペース付近にある他の部材や装置を主シールド部材として用いることができるなら、これらを主シールド部材として用いてもよい。
・「1次側コイル」及び「2次側コイル」としては、コアに巻回されたものに限らず、空芯コイルであってもよい。この場合、1次側コイル及び2次側コイルのそれぞれについて、対となる磁極部は、例えば、コイル両端の開口面とすればよい。
なお、空芯コイルを用いる場合、本発明の適用対象としては、電磁誘導を用いた非接触給電装置に限らず、共鳴法を用いた非接触給電装置であってもよい。ここで、共鳴法とは、一対の共鳴回路(例えば一対の共振コイル)を電磁界において共鳴させ、電磁界を介して送電する技術である。この場合であっても、共振コイル間で生じる電磁界が外部に漏洩し、電力伝送効率が低下することがあるなら、本発明の適用が有効であると考えられる。
22…1次側コイル、23…1次側主シールド部材、42…2次側コイル、43…2次側主シールド部材。

Claims (10)

  1. 送電用の1次側コイル(22)と、
    受電用の2次側コイル(42)と、
    非接触給電が行われる場合に前記1次側コイルに対して印加される電圧の周波数における比透磁率が1よりも高い強磁性体からなる主シールド部材(23,43,23a,43a,72a,74a,23c,43e〜43j)と、
    を備え、
    前記主シールド部材は、前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち前記1次側コイルのみに対応して配置されるもの、前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち前記2次側コイルのみに対応して配置されるもの、又は前記1次側コイル及び前記2次側コイルそれぞれに対応して個別に配置されるものであり、
    前記主シールド部材は、前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち前記主シールド部材自身に対応するコイルに対応する対となる磁極部について一方から他方へと磁束を導くようにかつ、前記1次側コイル及び前記2次側コイルのそれぞれと離間して配置され、
    前記主シールド部材は、扁平形状をなしてかつ、前記1次側コイル及び前記2次側コイルが対向する方向において前記主シールド部材自身に対応するコイルと近接して配置されていることを特徴とする非接触給電装置。
  2. 前記1次側コイルが巻回された1次側コア(21)と、
    前記2次側コイルが巻回された2次側コア(41)と、
    を備え、
    前記主シールド部材は、更に、前記1次側コア及び前記2次側コアのそれぞれと離間して配置されていることを特徴とする請求項1記載の非接触給電装置。
  3. 前記1次側コア及び前記2次側コアのそれぞれは、
    互いに平行な平面を有してかつ互いに離間した一対の離間部(21a,41a)と、
    これら離間部同士を連結する連結部(21b,41b)と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載の非接触給電装置。
  4. 当該非接触給電装置は、非接触給電が行われる場合において前記1次側コアの備える前記離間部(21a)の平面及び前記2次側コアの備える前記離間部(41a)の平面同士が対向するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の非接触給電装置。
  5. 前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち、前記主シールド部材(23,43,74a,23c)自身に対応して配置されるコイルを対象コイルとし、
    前記主シールド部材は、前記1次側コア及び前記2次側コアのうち前記対象コイルが巻回されたコアの備える前記離間部の平面の正面視において、該対象コイルが巻回されたコアを囲む枠形状をなしていることを特徴とする請求項3又は4記載の非接触給電装置。
  6. 前記1次側コイル及び前記2次側コイルのうち少なくとも一方に対応してかつ、該1次側コイル及び該2次側コイル同士が対向する側とは反対側に配置される副シールド部材(24,44,44a)を更に備え、
    前記副シールド部材は、非接触給電が行われる場合に前記1次側コイルに対して印加される電圧の周波数における比透磁率が1よりも低い材料からなることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  7. 前記1次側コア及び前記2次側コアのそれぞれは、
    互いに平行な平面を有してかつ互いに離間した一対の離間部(21a,41a)と、
    これら離間部同士を連結する連結部(21b,41b)と、
    を備え、
    当該非接触給電装置は、非接触給電が行われる場合において前記1次側コアの備える前記離間部(21a)の平面及び前記2次側コアの備える前記離間部(41a)の平面同士が対向するように構成され、
    当該非接触給電装置は、更に、非接触給電が行われる場合において、前記1次側コアの備える前記離間部の平面の外縁及び前記主シールド部材間の距離と前記2次側コアの備える前記離間部の平面の外縁及び該主シールド部材間の距離とのうち短い方が、前記1次側コアの備える前記離間部の平面及び前記2次側コアの備える前記離間部の平面間の距離よりも長くなるように構成されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  8. 前記主シールド部材(43)は、該主シールド部材から突出してかつ強磁性体からなる複数の突出部(43c,43d)を更に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  9. 前記2次側コイルは、車両(10)に備えられ、
    前記1次側コイルは、前記車両を給電対象とする給電設備に備えられ、
    前記主シールド部材(23,74a,23c)は、前記1次側コイルに対応する前記対となる磁極部について一方から他方へと磁束を導くように配置されてかつ、該1次側コイルとは別体にて構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  10. 前記2次側コイルは、車両(10)に備えられ、
    前記1次側コイルは、前記車両を給電対象とする給電設備に備えられ、
    前記2次側コイルに対応してかつ、該2次側コイル及び前記1次側コイル同士が対向する側とは反対側に配置される副シールド部材(44a)を更に備え、
    前記副シールド部材は、前記車両の構成部材であってかつ、非接触給電が行われる場合に前記1次側コイルに対して印加される電圧の周波数における比透磁率が1よりも低い材料からなることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
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