JP5999987B2 - パワーパス回路 - Google Patents

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Description

この発明はパワーパス回路に関し、特に、直流電圧を負荷回路に供給するか否かを切換えるパワーパス回路に関する。
図9は、従来の第1のパワーパス回路の構成を示す回路図である。図9において、このパワーパス回路は、3つの端子T1〜T3と、2つのPチャネルMOSトランジスタP1,P2を含む。PチャネルMOSトランジスタP1,P2のドレインはそれぞれ端子T1,T2に接続され、それらのソースは互いに接続され、それらのゲートはともに端子T3に接続される。
PチャネルMOSトランジスタP1,P2の各々は寄生ダイオードを有する。図9では、PチャネルMOSトランジスタP1の寄生ダイオードは、アノードがトランジスタP1のドレインに接続され、カソードがトランジスタP1のソースに接続されたダイオードD1として示されている。また、PチャネルMOSトランジスタP2の寄生ダイオードは、アノードがトランジスタP2のドレインに接続され、カソードがトランジスタP2のソースに接続されたダイオードD2として示されている。
たとえば、端子T1は電池の正電極に接続され、端子T2は負荷回路に接続され、端子T3は制御信号CNTを受ける。制御信号CNTが「H」レベルである場合は、トランジスタP1,P2がオフし、電池から負荷回路への電流の供給は停止される。制御信号CNTが「L」レベルにされると、トランジスタP1,P2がオンし、電池から負荷回路へ電流が供給される。
また、図10は、従来の第2のパワーパス回路の構成を示す回路図である。図10において、このパワーパス回路は、3つの端子T1〜T3と、2つのNチャネルMOSトランジスタQ1,Q2を含む。NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のソースはそれぞれ端子T1,T2に接続され、それらのドレインは互いに接続され、それらのゲートはともに端子T3に接続される。
NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2の各々は寄生ダイオードを有する。図10では、NチャネルMOSトランジスタQ1の寄生ダイオードは、アノードがトランジスタQ1のソースに接続され、カソードがトランジスタQ1のドレインに接続されたダイオードD1として示されている。また、NチャネルMOSトランジスタQ2の寄生ダイオードは、アノードがトランジスタQ2のソースに接続され、カソードがトランジスタQ2のドレインに接続されたダイオードD2として示されている。
たとえば、端子T1は電池の正電極に接続され、端子T2は負荷回路に接続され、端子T3は制御信号CNTを受ける。制御信号CNTが「L」レベルである場合は、トランジスタQ1,Q2がオフし、電池から負荷回路への電流の供給は停止される。制御信号CNTが「H」レベルにされると、トランジスタQ1,Q2がオンし、電池から負荷回路へ電流が供給される。なお、パワーパス回路に関連する先行技術文献としては下記の特許文献1がある。
特開2012−65405号公報
しかし、従来の第1のパワーパス回路では、PチャネルMOSトランジスタP1,P2を使用するので、実装面積が大きくなり、コスト高になるという問題があった。
また、従来の第2のパワーパス回路では、誤って電池の正負が逆にセットされて端子T1に負電圧が印加された場合、制御信号CNTが「L」レベル(0V)であるときでもNチャネルMOSトランジスタQ1のゲート−ソース間電圧が正電圧になり、NチャネルMOSトランジスタQ1がオンするという問題があった。トランジスタQ1がオンすると、負荷回路から端子T2,ダイオードD2、トランジスタQ1、および端子T1を介して電池に過電流が流れ、回路が破壊されてしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、PチャネルMOSトランジスタを使用せず、かつ電池の正負が逆にセットされた場合に過電流が流れるのを防止することが可能なパワーパス回路を提供することである。
の発明に係るパワーパス回路は、充電の可能な電池に接続される第1の端子と、充電回路に接続される第2の端子と、制御信号を受ける第3の端子と、それらのソースがそれぞれ第1および第2の端子に接続され、それらのドレインが互いに接続され、それらのゲートがともに第3の端子に接続され第1および第2のNチャネルMOSトランジスタと、コレクタが第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに接続され、エミッタが第1の端子に接続され、ベースが接地電圧を受け、第1の端子が負電圧にされた場合にオンして第1および第2のNチャネルMOSトランジスタをオフさせるNPNバイポーラトランジスタと、第1および第2の端子の電圧の高低を比較し、比較結果を示す信号を出力する電圧比較回路と、電圧比較回路の出力信号に基づいて動作し、第1の端子の電圧が第2の端子の電圧よりも低い場合は制御信号を活性化レベルにして第1および第2のNチャネルMOSトランジスタをオンさせ、第1の端子の電圧が第2の端子の電圧よりも高い場合は制御信号を非活性化レベルにして第1および第2のNチャネルMOSトランジスタをオフさせる駆動回路とを備えたものである。
好ましくは、第1および第2のNチャネルMOSトランジスタはそれぞれ第1および第2の寄生ダイオードを含む。第1および第2の寄生ダイオードのアノードはそれぞれ第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのソースに接続され、第1および第2の寄生ダイオードのカソードはそれぞれ第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインに接続されている。
また好ましくは、さらに、第3の端子と第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートとの間に介挿された抵抗素子を備える。
また好ましくは、さらに、NPNバイポーラトランジスタのベースと接地電圧のラインとの間に介挿された抵抗素子を備える。
また好ましくは、さらに、第3の端子と第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートとの間に介挿された第1の抵抗素子と、NPNバイポーラトランジスタのベースと接地電圧のラインとの間に介挿された第2の抵抗素子を備える。
この発明に係るパワーパス回路では、第1の端子が負電圧にされるとNPNバイポーラトランジスタがオンして第1および第2のNチャネルMOSトランジスタをオフさせる。したがって、PチャネルMOSトランジスタを使用せず、かつ電池の正負が逆にセットされた場合に過電流が流れるのを防止することができる。
この発明の一実施の形態によるパワーパス回路の構成を示す回路ブロック図である。 図1に示したパワーパス回路の通常電圧印加時の動作を示すタイムチャートである。 図1に示したパワーパス回路の負電圧印加時の動作を示すタイムチャートである。 実施の形態の変更例を示す回路ブロック図である。 図4に示したパワーパス回路の通常電圧印加時の動作を示すタイムチャートである。 実施の形態の比較例を示す回路ブロック図である。 図6に示したパワーパス回路の通常電圧印加時動作を示すタイムチャートである。 図6に示したパワーパス回路の負電圧印加時の動作を示すタイムチャートである。 従来の第1のパワーパス回路の構成を示す回路図である。 従来の第2のパワーパス回路の構成を示す回路図である。
本願発明の一実施の形態によるパワーパス回路は、図1に示すように、3つの端子T1〜T3、2つのNチャネルMOSトランジスタQ1,Q2、NPNバイポーラトランジスタB1および2つの抵抗素子R1,R2を備える。本実施の形態では、パワーパス回路は、電池1の直流電圧を負荷回路2に供給するか否かを切換える回路として使用される。
端子T1は、通常は、電池1の正電極に接続され、電池1の負電極は接地電圧GNDのラインに接続される。端子T2は、負荷回路2に接続される。負荷回路2は、電池1からの直流電力によって駆動され、所定の動作を行なう。端子T2,T3は、駆動回路3に接続される。駆動回路3は、端子T2から直流電圧VDCを受け、制御信号CNTが「L」レベルである場合は制御信号SWDRVを「L」レベル(=0V)にし、制御信号CNTが「H」レベルである場合は制御信号SWDRVを「H」レベル(=VDC+5V)にする。なお、制御信号SWDRVの「L」レベルは端子T2の電圧VDCおよび端子T1の電圧VBATのうちの低い方の電圧であってもよい。また、制御信号SWDRVの「H」レベルはVBAT+5Vであってもよい。また、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2が完全にオンするときのゲート−ソース間電圧Vgs1,Vgs2をVonとすると、制御信号SWDRVの「H」レベルをVDC+VonまたはVBAT+Vonとすればよい。Vonは、5Vに限定されず、5Vよりも大きな電圧であってもよい。
NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のソースはそれぞれ端子T1,T2に接続され、それらのドレインはともにノードN1に接続され、それらのゲートはともにノードN2に接続される。NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2の各々は寄生ダイオードを有する。図1では、NチャネルMOSトランジスタQ1の寄生ダイオードは、アノードがトランジスタQ1のソースに接続され、カソードがトランジスタQ1のドレインに接続されたダイオードD1として示されている。また、NチャネルMOSトランジスタQ2の寄生ダイオードは、アノードがトランジスタQ2のソースに接続され、カソードがトランジスタQ2のドレインに接続されたダイオードD2として示されている。
抵抗素子R1の一方電極は端子T3に接続され、その他方電極はノードN2に接続される。抵抗素子R1の抵抗値は、たとえば数kΩ程度である。NPNバイポーラトランジスタB1のコレクタはノードN2に接続され、そのエミッタは端子T1に接続され、そのベースは抵抗素子R2を介して接地電圧GNDのラインに接続される。抵抗素子R2の抵抗値は、たとえば数k〜数100kΩ程度である。
図2(a)〜(h)は、電池1が正常にセットされ、電池1の正電極が端子T1に接続された場合におけるパワーパス回路の動作を示すタイムチャートである。初期状態では、制御信号CNTが「L」レベルにされているものとする。この場合は、駆動回路3の出力信号SWDRVが「L」レベル(0V)にされ、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のゲート−ソース間電圧Vgs1,Vgs2はそれぞれ負電圧および0Vになり、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2はともにオフしている。NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2がオフされているので、電池1から負荷回路2への電力供給は行なわれない。また、NPNバイポーラトランジスタB1のベース−エミッタ間電圧Vbeは負電圧になっているので、トランジスタB1はオフしている。
制御信号CNTが「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられると(時刻t0)、駆動回路3によって制御信号SWDRVが「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられる。制御信号SWDRVが「H」レベルにされると、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2がオンし、電池1から負荷回路2へ直流電力が供給され、負荷回路2が駆動される。
図3(a)〜(h)は、誤って電池1が逆向きにセットされた場合、すなわち電池1の負電極が端子T2に接続された場合におけるパワーパス回路の動作を示すタイムチャートである。電池1の正電極と負電極の間の電圧をVBATとすると、電池1が逆向きにセットされると、端子T1には負電圧(−VBAT)が印加される。
この場合は、制御信号CNT,SWDRVが「L」レベルであっても「H」レベルであってもNチャネルMOSトランジスタQ1のゲート−ソース間電圧Vgs1が正電圧になり、NチャネルMOSトランジスタQ1がオンする。これにより、負荷回路2からダイオードD2およびNチャネルMOSトランジスタQ1を介して電池1に過電流が流れ始める。
しかし、NPNバイポーラトランジスタB1のベース電圧(=0V)がエミッタ電圧(=−VBAT)よりも高くなり、トランジスタB1がオンする。トランジスタB1がオンすると、ノードN2の電圧が負電圧(≒−VBAT)になり、NチャネルMOSトランジスタQ1のゲート−ソース間電圧Vgs1がほぼ0Vにされ、NチャネルMOSトランジスタQ1がオフし、過電流が遮断される。また、NチャネルMOSトランジスタQ2のゲート−ソース間電圧Vgs2が負電圧になり、NチャネルMOSトランジスタQ2もオフする。
したがって、本実施の形態では、誤って電池1が逆向きにセットされた場合でも、負荷回路2から電池1に過電流が流れ続けることが防止される。また、PチャネルMOSトランジスタを使用しないので、回路面積の小型化を図ることができる。また、後述の比較例よりも回路面積が小さく、低コストのパワーパス回路を実現することができる。
なお、この実施の形態で示されたパワーパス回路は、たとえば、電池1によって駆動される携帯電話機、タブレット型パーソナルコンピュータなどのモバイル機器に搭載することができる。
また、この実施の形態では、端子T1に電池1が接続された場合について説明したが、これに限るものではなく、電池1の代わりに他の直流電源の出力端子、たとえば、アダプタの出力端子や、電子機器のUSB(Universal Serial Bus)コネクタなどが接続される場合にも、同じ効果が得られることはいうまでもない。
[変更例]
図4は、実施の形態の変更例を示す回路ブロック図であって、図1と対比される図である。図4を参照して、この変更例が実施の形態1と異なる点は、負荷回路2が直流電圧発生回路4で置換され、駆動回路3が電圧比較回路5および駆動回路6で置換されている点である。この変更例では、パワーパス回路は、直流電圧発生回路4で生成された直流電圧を充電可能な電池1に供給するか否かを切換える回路として使用される。
端子T2は、直流電圧発生回路4に接続される。直流電圧発生回路4は、たとえばワイヤレス受電装置であり、ワイヤレス送電装置の給電コイルと電磁結合される受電コイルと、受電コイルの端子間に発生する交流電圧を直流電圧に変換する整流回路とを含む。直流電圧発生回路4は、直流電圧VDCを生成して端子T2に与える。
端子T1は、通常は、電池1の正電極に接続され、電池1の負電極は接地電圧GNDのラインに接続される。端子T1,T2は電圧比較回路5に接続される。端子T2,T3は駆動回路6に接続される。電圧比較回路5は、端子T2の直流電圧VDCと端子T1の電圧(この場合はVBAT)との高低を比較し、比較結果を示す制御信号φ5を駆動回路6に与える。電圧比較回路5は、VDCがVBATよりも低い場合は制御信号φ5を「L」レベルにし、VDCがVBATよりも高い場合は制御信号φ5を「H」レベルにする。
駆動回路6は、制御信号φ5が「L」レベルである場合は制御信号SWDRVを「L」レベルにし、制御信号φ5が「H」レベルである場合は制御信号SWDRVを「H」レベルにする。制御信号SWDRVの「H」レベルは、直流電圧VDCよりもたとえば5V高い電圧である。制御信号SWDRVの「L」レベルは、接地電圧GND(0V)である。なお、制御信号SWDRVの「L」レベルは、直流電圧VDCおよびVBATのうちの低い方の電圧であっても構わない。また、制御信号SWDRVの倫理レベルの切換えは、図1で示したように制御信号CNTによって直接制御してもよい。
まず図5(a)〜(h)を用いて、電池1が正常にセットされた場合の動作について説明する。初期状態では、電池1には直流電力が残存しており、端子T1の電圧は電池1の正極の電圧VBATであるものとする。また、直流電圧発生回路4の出力電圧VDCは、ワイヤレス送電装置からの電波に応答して0Vから徐々に上昇するものとする。
VDC<VBATであるときは、電池1が放電してしまうので、VDC>VBATの状態でパワーパス回路をオンする。パワーパス回路のオフ時は、制御信号SWDRVが「L」レベル(0V)にされ、ノードN2の電圧は0Vになる。したがって、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のゲート−ソース間電圧Vgs1,Vgs2は負電圧になり、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2はともにオフしている。したがって、電池1の充電は未だ開始されない。また、NPNバイポーラトランジスタB1のベース−エミッタ間電圧Vbeは負電圧になっているので、トランジスタB1はオフしている。
なお、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のドレイン(ノードN1)の電圧は、VDCとVBATの高い方の電圧、正確には、その電圧VDCまたはVBATからダイオードD1またはD2のしきい値電圧を減算した電圧になっている。
VDC>VBATになり、電池1への充電を開始した場合、制御信号CNTにより、または電圧比較回路5によって駆動回路6を制御して、制御信号SWDRVを「L」レベルから「H」レベルに立ち上げる。制御信号SWDRVが「H」レベルに立ち上げられると、ノードN2の電圧がVDC+5Vとなり、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のゲート−ソース間電圧Vgs1,Vgs2がともに5Vとなり、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2がともにオンする。これにより、直流電圧VDCがNチャネルMOSトランジスタQ1,Q2を介して電池1に供給され、電池1の充電が開始される。電池1の正電極の電圧VBATが所定電圧に到達すると、電圧比較回路5によって制御信号SWDRVが「L」レベルにされ、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2がオフして充電が終了する。
電池1の正負が逆にセットされた場合は、NPNバイポーラトランジスタB1のベース電圧(=0V)がエミッタ電圧(=−VBAT)よりも高くなり、トランジスタB1がオンする。トランジスタB1がオンすると、ノードN2の電圧が負電圧(=−VBAT)になり、NチャネルMOSトランジスタQ1のゲート−ソース間電圧Vgs1が0Vにされ、NチャネルMOSトランジスタQ1がオフする。
したがって、この変更例では、誤って電池1が逆向きにセットされた場合でも、直流電圧発生回路4から電池1に過電流が流れ続けることが防止される。
[比較例]
図6は、実施の形態の比較例を示す回路ブロック図であって、図1と対比される図である。図6において、このパワーパス回路は、4つの端子T1〜T4、3つのNチャネルMOSトランジスタQ1〜Q3、および3つの抵抗素子R1〜R3を備える。本比較例では、パワーパス回路は、電池1から負荷回路2に電流を供給するか否かを切換えるための回路として使用される。
端子T1は、通常、電池1の正電極に接続され、電池1の負電極は接地電圧GNDのラインに接続される。端子T2は、負荷回路2に接続される。端子T2〜T4は駆動回路7に接続される。駆動回路7は、制御信号CNTに基づいて制御信号SWDRV,SWBGを生成し、生成した制御信号SWDRV,SWBGをそれぞれ端子T3,T4に与える。
すなわち、駆動回路7は、制御信号CNTが「L」レベルである場合は、制御信号SWDRV,SWBGを「L」レベルにし、制御信号CNTが「H」レベルである場合は、制御信号SWDRVを「H」レベルにするとともに制御信号SWBGをハイ・インピーダンス状態(HiZ)にする。制御信号SWDRVの「H」レベルは、直流電圧VDCよりもたとえば5V高い電圧である。制御信号SWDRV,SWBGの「L」レベルは、接地電圧GND(0V)である。
NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のドレインはそれぞれ端子T1,T2に接続され、それらのソースはともにノードN11に接続され、それらのゲートはともにノードN12に接続される。NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2の各々は寄生ダイオードを有する。図6では、NチャネルMOSトランジスタQ1の寄生ダイオードは、アノードがトランジスタQ1のソースに接続され、カソードがトランジスタQ1のドレインに接続されたダイオードD1として示されている。また、NチャネルMOSトランジスタQ2の寄生ダイオードは、アノードがトランジスタQ2のソースに接続され、カソードがトランジスタQ2のドレインに接続されたダイオードD2として示されている。
抵抗素子R1の一方電極は端子T3に接続され、その他方電極はノードN12に接続される。抵抗素子R1の抵抗値は、たとえば数kΩ程度である。NチャネルMOSトランジスタQ3のドレインはノードN12に接続され、そのソースはノードN11に接続され、そのゲートは接地電圧GNDのラインに接続される。NチャネルMOSトランジスタQ3は寄生ダイオードを有する。図6では、NチャネルMOSトランジスタQ3の寄生ダイオードは、アノードがトランジスタQ3のソースに接続され、カソードがトランジスタQ3のドレインに接続されたダイオードD3として示されている。
抵抗素子R2は、NチャネルMOSトランジスタQ3のドレインと接地電圧GNDのラインとの間に接続される。抵抗素子R2の抵抗値は、たとえば数百k〜数MΩ程度である。抵抗素子R3は、ノードN11と端子T4の間に接続される。抵抗素子R3の抵抗値は、たとえば数kΩ程度である。
図7(a)〜(g)は、電池1が正常にセットされ、電池1の正電極が端子T1に接続された場合におけるパワーパス回路の動作を示すタイムチャートである。この場合、端子T1には、電池1の正極の電圧VBATが印加される。
初期状態では、制御信号CNTが「L」レベルされており、駆動回路7によって制御信号SWDRV,SWBGはともに「L」レベル(0V)にされ、ノードN11,N12はともに0Vになっている。したがって、NチャネルMOSトランジスタQ1〜Q3のゲート−ソース間電圧Vgs1〜Vgs3はともに0Vになっており、NチャネルMOSトランジスタQ1〜Q3はともにオフしている。したがって、電池1から負荷回路2への電流の供給は行なわれない。
制御信号CNTが「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられると(時刻t0)、制御信号SWDRVが駆動回路6によって「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられるとともに、制御信号SWBGがハイ・インピーダンス状態にされる。制御信号SWDRVが「H」レベルにされると、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のゲート−ソース間電圧Vgs1,Vgs2がともに5Vとなり、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2がともにオンする。これにより、電池1の正電圧VBATがNチャネルMOSトランジスタQ1,Q2を介して負荷回路2に供給され、負荷回路2が駆動される。
図8(a)〜(g)は、誤って電池1が逆向きにセットされた場合、すなわち電池1の負電極が端子T1に接続された場合におけるパワーパス回路の動作を示すタイムチャートである。電池1の正負が逆向きにセットされると、端子T1には負電圧(−VBAT)が印加される。
この場合は、制御信号CNT,SWDRVが「L」レベルであっても「H」レベルであってもNチャネルMOSトランジスタQ2のゲート−ソース間電圧Vgs2が正電圧になり、NチャネルMOSトランジスタQ2がオンする。これにより、負荷回路2からNチャネルMOSトランジスタQ2およびダイオードD1を介して電池1に過電流が流れ始める。
しかし、ノードN11の電圧が負電圧(=−VBAT)になり、NチャネルMOSトランジスタQ3のゲート電圧(=0V)がソース電圧(=−VBAT)よりも高くなり、NチャネルMOSトランジスタQ3がオンしてノードN11,N12の電圧がともに負電圧(=−VBAT)になる。これにより、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のゲート−ソース間電圧Vgs1,Vgs2がともに0Vになり、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2がオフする。したがって、電池1が誤って逆にセットされた場合でも、負荷回路2から電池1に過電流が流れ続けることが防止される。
しかし、図6のパワーパス回路には、図1のパワーパス回路と比較して、端子T4および抵抗素子R3の分だけ回路面積が大きくなり、また、制御信号SWBGを生成する必要があり、駆動回路6の構成が複雑になるという短所がある。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電池、2 負荷回路、3,6,7 駆動回路、4 直流電圧発生回路、5 電圧比較回路、T1〜T4 端子、Q1〜Q3 NチャネルMOSトランジスタ、D1〜D3 ダイオード、B1 NPNバイポーラトランジスタ、R1〜R3 抵抗素子。

Claims (5)

  1. 充電の可能な電池に接続される第1の端子と、
    充電回路に接続される第2の端子と、
    制御信号を受ける第3の端子と、
    それらのソースがそれぞれ前記第1および第2の端子に接続され、それらのドレインが互いに接続され、それらのゲートがともに前記第3の端子に接続され第1および第2のNチャネルMOSトランジスタと、
    コレクタが前記第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに接続され、エミッタが前記第1の端子に接続され、ベースが接地電圧を受け、前記第1の端子が負電圧にされた場合にオンして前記第1および第2のNチャネルMOSトランジスタをオフさせるNPNバイポーラトランジスタと
    前記第1および第2の端子の電圧の高低を比較し、比較結果を示す信号を出力する電圧比較回路と、
    前記電圧比較回路の出力信号に基づいて動作し、前記第1の端子の電圧が前記第2の端子の電圧よりも低い場合は前記制御信号を活性化レベルにして前記第1および第2のNチャネルMOSトランジスタをオンさせ、前記第1の端子の電圧が前記第2の端子の電圧よりも高い場合は前記制御信号を非活性化レベルにして前記第1および第2のNチャネルMOSトランジスタをオフさせる駆動回路とを備える、パワーパス回路。
  2. 前記第1および第2のNチャネルMOSトランジスタはそれぞれ第1および第2の寄生ダイオードを含み、
    前記第1および第2の寄生ダイオードのアノードはそれぞれ前記第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのソースに接続され、前記第1および第2の寄生ダイオードのカソードはそれぞれ前記第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインに接続されている、請求項1に記載のパワーパス回路。
  3. さらに、前記第3の端子と前記第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートとの間に介挿された抵抗素子を備える、請求項1または請求項2に記載のパワーパス回路。
  4. さらに、前記NPNバイポーラトランジスタのベースと前記接地電圧のラインとの間に介挿された抵抗素子を備える、請求項1または請求項2に記載のパワーパス回路。
  5. さらに、前記第3の端子と前記第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートとの間に介挿された第1の抵抗素子と、
    前記NPNバイポーラトランジスタのベースと前記接地電圧のラインとの間に介挿された第2の抵抗素子を備える、請求項1または請求項に記載のパワーパス回路。
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