JP5996920B2 - 車両用洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、車両用洗浄装置に関するものである。
従来、車両用洗浄装置としては、単一の電動ポンプによってウィンド洗浄ノズルとカメラ洗浄ノズルのいずれかに択一的に洗浄液を給送するものがある(例えば、特許文献1参照)。この車両用洗浄装置は、電動ポンプに切替弁が連通されるとともに切替弁にウィンド洗浄ノズルとカメラ洗浄ノズルが連通され、運転席に設けられたスイッチの操作に基づく切替弁の動作によっていずれかに択一的に洗浄液を給送することが可能となっており、車両ウィンドと車載カメラの撮像面のいずれかに択一的に洗浄液を噴射させることができる。このような車両用洗浄装置では、例えば、電動ポンプやタンクを共用として、車両ウィンドと車載カメラの洗浄を行うことができる。
ところで、切替弁としては、電圧が印加されている間だけ流路を切替える電磁切替弁装置がある(例えば、特許文献2参照)。即ち、この電磁切替弁装置は、励磁コイルを備え、励磁コイルが通電されると発生する電磁力にて弁を駆動し、励磁コイルが通電されている間だけ弁にて流路を切り替える。
特開2004−182080号公報 実開昭61−85781号公報
しかしながら、上記のような電磁切替弁装置を用いた車両用洗浄装置では、特に長時間流路を切り替えた状態とすると、切替後も電磁切替弁装置に高電圧が印加し続けられ、消費電力が増大してしまうという問題がある。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、電動ポンプやタンクを共用として車両ウィンドと車載カメラの洗浄を行うことができるとともに、低消費電力化を図ることができる車両用洗浄装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、洗浄液を車両後部に配置された車載カメラの撮像面に向けて噴射するためのカメラ洗浄ノズルを備えた車両用洗浄装置であって、ウォッシャスイッチからの指令信号に基づいて駆動し、タンクに貯留された洗浄液を車両ウィンドに噴射するためのウィンド洗浄ノズルに給送する電動ポンプと、前記電動ポンプと前記ウィンド洗浄ノズルとの間を接続する主配管から分岐し、前記主配管と前記カメラ洗浄ノズルとを接続する分岐配管と、前記主配管と前記分岐配管の分岐部分に設けられ、前記車両が後進状態であることを示す後進信号が出力されている間だけ電圧が印加されて、前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を前記ウィンド洗浄ノズル側から前記カメラ洗浄ノズル側に切り替
える電磁切替弁装置と、前記後進信号の入力に基づいて、前記後進信号が入力されてから予め設定された第1の時間だけ前記電磁切替弁装置に切替電圧を印加し、前記第1の時間の経過後であって前記後進信号が引き続き入力されている間、前記切替電圧に替えて該切替電圧よりも低電圧の切替状態保持電圧を印加する弁制御部とを備え、前記弁制御部は前記後進信号が入力されてから前記第1の時間だけ前記電磁切替弁装置に切替電圧を印加し、前記電磁切替弁装置は前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を前記ウィンド洗浄ノズル側から前記カメラ洗浄ノズル側に切り替え、前記弁制御部は、前記第1の時間の経過後であって前記後進信号が引き続き入力されている間、前記切替電圧に替えて前記切替状態保持電圧を前記電磁切替弁装置に印加し、前記電磁切替弁装置は前記切替状態保持電圧に基づき前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を前記カメラ洗浄ノズル側に切り替えられた状態で維持し、該洗浄液の流路が前記カメラ洗浄ノズル側に切り替えられている状態において前記ウォッシャスイッチからの指令信号が入力されたときには、前記電動ポンプは該ウォッシャスイッチからの指令信号に基づいて駆動し前記タンクに貯留された洗浄液を前記カメラ洗浄ノズルに給送することを要旨とする。
同構成によれば、車両が後進状態であることを示す後進信号が出力されている間は電磁切替弁装置に電圧が印加されて、電動ポンプからの洗浄液の流路がウィンド洗浄ノズル側からカメラ洗浄ノズル側に切り替えられるため、例えば、電動ポンプやタンクを共用として、車両ウィンドと車載カメラの洗浄を行うことができる。その結果、例えば、設置スペースを小さくできるとともに安価とすることができる。
又、後進信号の入力に基づいて、後進信号が入力されてから予め設定された第1の時間だけ電磁切替弁装置に切替電圧が印加され、第1の時間の経過後であって後進信号が引き続き入力されている間は、切替電圧に替えて該切替電圧よりも低電圧の切替状態保持電圧が印加されるため、無駄な電力消費を抑えることができる。即ち、電磁切替弁装置は、流路の切替時に高電圧の切替電圧を必要とし、切替後は低電圧の切替状態保持電圧で流路の状態を保持できることから、上記構成では、切替後も高電圧の切替電圧を印加し続ける場合に比べて、低消費電力化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用洗浄装置において、前記弁制御部は、前記切替電圧を減圧することで前記切替状態保持電圧を前記電磁切替弁装置に印加する減圧制御部であることを要旨とする。
同構成によれば、弁制御部は、切替電圧を減圧することで切替状態保持電圧を電磁切替弁装置に印加する減圧制御部であるため、電源から電磁切替弁装置までの電源用配線を一系統とすることができる。よって、例えば、電磁切替弁装置に切替電圧用と切替状態保持電圧用の異なる電源用配線を並列的に接続して各電圧を独立して印加させるものに比べて、使用する電源用配線の長さを短くすることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用洗浄装置において、前記減圧制御部は、前記電磁切替弁装置のグランド側端子に接続された分圧抵抗と、前記分圧抵抗とグランドとの間に接続され、前記後進信号が入力されている間、オンする第1スイッチング素子と、前記電磁切替弁装置のグランド側端子とグランドとの間に接続された第2スイッチング素子と、前記後進信号が入力されると前記第1の時間だけ前記第2スイッチング素子をオンするためのタイマー信号を出力するタイマーとを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、後進信号が入力されている間、第1スイッチング素子がオンされて電磁切替弁装置のグランド側端子が分圧抵抗を介してグランドに接続される。又、後進信号が入力されるとタイマーから第1の時間だけ第2スイッチング素子をオンするためのタイマー信号が出力されて電磁切替弁装置のグランド側端子がグランドに直接(第2スイッチング素子を介して)接続される。よって、第1の時間が経過するまでは分圧抵抗を介さずに電流が流れて電磁切替弁装置には高電圧の切替電圧が印加される。又、第1の時間の経過後であって後進信号が引き続き入力されている間は、第2スイッチング素子がオフされることで、分圧抵抗を介して電流が流れて電磁切替弁装置には低電圧の切替状態保持電圧が印加される。そして、このようにすると、第2スイッチング素子がオフされる前に、既に電磁切替弁装置のグランド側端子が分圧抵抗を介してグランドに接続されていることから、切替電圧から切替状態保持電圧に切り替わる際に電磁切替弁装置に瞬間的に電圧が印加されなくなることを回避することができ、良好に切替状態を保持させることができる。即ち、第2スイッチング素子がオフされるとともに電磁切替弁装置のグランド側端子が分圧抵抗を介してグランドに接続されるような回路構成では、切替電圧から切替状態保持電圧に切り替わる際に電磁切替弁装置に瞬間的に電圧が印加されなくなる虞があり、そのとき切替状態を保持できない虞があるが、これを防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用洗浄装置において、前記電磁切替弁装置による切り替え動作を、前記電動ポンプを停止させた状態で行わせるポンプ制御部を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、ポンプ制御部によって、電動ポンプが停止された状態で電磁切替弁装置による切り替え動作が行われるため、配管内での圧力が十分に低い(負荷が小さい)状態で迅速に電磁切替弁装置による切り替え動作を行わせることができる。これにより、例えば、電磁切替弁装置を駆動するための電力を小さく抑えることができるとともに、切り替え応答性が良好となる。又、電磁切替弁装置による切り替え動作が行われている際に電動ポンプが駆動することがないので、例えば、車両ウィンドへの意図しない洗浄液の噴射を回避することができる。
本発明によれば、電動ポンプやタンクを共用として車両ウィンドと車載カメラの洗浄を行うことができるとともに、低消費電力化を図ることができる車両用洗浄装置を提供することができる。
一実施形態の車両用洗浄装置を備えた車両の概略構成図。 一実施形態の車両用洗浄装置の電気的構成を説明するための電気回路図。 一実施形態の車両用洗浄装置の各信号及び動作のタイムチャート。
以下、本発明の車両用洗浄装置の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、運転席の横に変速装置2のシフトレバー3が設けられ、同シフトレバー3を各ポジション(各位置)に操作することによって車両1は変速する。シフトレバー3を1速位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を1速にシフトチェンジさせる。シフトレバー3を2速位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を2速にシフトチェンジさせる。また、シフトレバー3を中立位置に操作すると、変速装置2は車両1の変速比を中立にシフトチェンジさせる。
さらに、シフトレバー3を後進位置(リバース位置)に操作すると、変速装置2は車両1を後進させる(後進可能な後進状態とする)。この時、シフトレバー3が後進位置(リバース位置)にシフトされている間、車両1の後部に設けられたバックランプBLが点灯されるようになっている。
また、車両1のコンソールパネルには、ナビゲーション装置において現在位置やその他地図表示等に利用される表示装置DSPが設置されている。
車両1の後部中央位置であって車両ウィンドとしてのリアウィンド4の下側には、リアワイパ装置6が設けられている。リアワイパ装置6は、リアワイパモータM1が駆動されることによって回動し、リアワイパ装置6のワイパブレード7がリアウィンド4の外側面を払拭動作する。
車両1の後部中央位置であってリアウィンド4の上側には、ウィンド洗浄ノズルとしてのリア・ウォッシャノズルN1が設けられている。リア・ウォッシャノズルN1は、そのノズル口が下方のリアウィンド4に向けられ、そのノズル口から洗浄液がリアウィンド4の払拭面に噴射されるようになっている。
リア・ウォッシャノズルN1は、車両1の前部エンジンルームに設けられたウォッシャポンプPと主配管8を介して接続されている。ウォッシャポンプPは、同じくエンジンルームに設けられたタンクTに貯留された洗浄液を主配管8を介してリア・ウォッシャノズルN1に給送するポンプである。そして、運転席に設けたウォッシャスイッチSW1を操作すると、ウォッシャポンプPは、ポンプモータM2(図2参照)の駆動にて駆動してタンクTから洗浄液を、主配管8を介してリア・ウォッシャノズルN1に給送するようになっている。尚、本実施形態では、ウォッシャポンプPとポンプモータM2とが電動ポンプ20を構成している。
車両1の後部外側であって、本実施形態ではリアワイパ装置6よりもさらに後部位置には、バックモニタ用の車載カメラ10が設置されている。車載カメラ10は、本実施形態では、後方視認用のリアビューカメラであって、車載カメラ10が撮像した画像は、画像データとして前記表示装置DSPに出力される。表示装置DSPは、その画像データに基づいて車載カメラ10が撮像した画像を画面に表示するようになっている。
なお、車載カメラ10は、変速装置2のシフトレバー3を後進位置(リバース位置)に操作したとき、撮像動作を開始しその画像データを表示装置DSPに出力する。また、シフトレバー3が後進位置(リバース位置)からそれ以外の位置にシフトされたとき、車載カメラ10は撮像動作を終了する。
車載カメラ10に隣接した位置であって、車載カメラ10の後方撮像視野角から外れた位置には、カメラ洗浄ノズルとしてのカメラ・ウォッシャノズルN2が設けられている。カメラ・ウォッシャノズルN2は、そのノズル口が車載カメラ10のレンズを泥、埃、塵等から保護するために設けられた撮像面としてのガラス窓10aに向けられ、そのノズル口から洗浄液が車載カメラ10のガラス窓10aに噴射されるようになっている。
カメラ・ウォッシャノズルN2は、ウォッシャポンプPとリア・ウォッシャノズルN1とを接続する主配管8から分岐した分岐配管8aと接続されている。分岐配管8aは、車両1の後部において主配管8と接続され、その後部の接続位置(分岐部分)までの配管は主配管8と共用して使用されている。分岐配管8aが主配管8から分岐した分岐部分には、電磁切替弁装置としての電磁切替バルブBが設けられている。電磁切替バルブBは、電圧が印加(通電)されている間、ウォッシャポンプPからの洗浄液の流路をリア・ウォッシャノズルN1側からカメラ・ウォッシャノズルN2側に切替えるバルブである。
電磁切替バルブBは、変速装置2のシフトレバー3が後進位置(リバース位置)に操作されたことに基づいて、後述するタイミングで電圧が印加(通電)されて駆動し、分岐配管8aと主配管8を接続する。すなわち、電磁切替バルブBは、リア・ウォッシャノズルN1とウォッシャポンプPとの接続を遮断し、カメラ・ウォッシャノズルN2とウォッシャポンプPとを接続する。従って、カメラ・ウォッシャノズルN2は、ウォッシャポンプPによりタンクTからの洗浄液が給送可能な状態となる。
そして、この状態から、前記ウォッシャスイッチSW1が操作されると、ウォッシャポンプPが駆動してタンクTからの洗浄液が主配管8及び分岐配管8aを介してカメラ・ウォッシャノズルN2に給送される。すると、カメラ・ウォッシャノズルN2のノズル口から洗浄液が車載カメラ10のガラス窓10aに噴射されるようになっている。
一方、電磁切替バルブBは、変速装置2のシフトレバー3が後進位置(リバース位置)以外の位置に操作されているとき、電圧が印加(通電)されずに非駆動状態となる。電磁切替バルブBは、非駆動状態のとき、分岐配管8aと主配管8との接続を遮断し、リア・ウォッシャノズルN1とウォッシャポンプPとを主配管8を介して接続する。従って、通常時には、リア・ウォッシャノズルN1は、ウォッシャポンプPによりタンクTからの洗浄液が給送可能な状態となっている。
そして、この状態から、前記ウォッシャスイッチSW1が操作されると、ウォッシャポンプPが駆動してタンクTからの洗浄液が主配管8を介してリア・ウォッシャノズルN1に給送される。すると、リア・ウォッシャノズルN1のノズル口から洗浄液がリアウィンド4に噴射されるようになっている。
次に、上記のように構成した車両用洗浄装置の電気的構成について図2に従って説明する。
図2において、車両1の後部に設けられたバックランプBLは、一端が接地され、他端がランプ用ハーネスL1を介して車両1の前部のエンジンルームに設けたバックランプリレー11と直列に接続されている。
(バックランプリレー11)
バックランプリレー11は、リードスイッチ11aと励磁コイル11bを有したリードリレーである。リードスイッチ11aは、そのプラス端子がフューズF1を介してバッテリのプラス端子に接続されたプラスの電源線L0に接続され、そのマイナス端子がランプ用ハーネスL1を介してバックランプBLに接続されている。そして、リードスイッチ11aは、励磁コイル11bが通電し励磁されるとオンし、バックランプBLに電流を供給し、バックランプBLを点灯させる。又、前記ランプ用ハーネスL1には車両1の後部に配設された弁制御部としての減圧制御部31が接続され、その減圧制御部31には、(バックランプBLが点灯されると同時に)車両が後進状態(後進可能な状態)であることを示す後進信号Lが入力されることになる。
バックランプリレー11の励磁コイル11bは、一端がリードスイッチ11aのプラス端子側に接続され、他端が位置検出センサ12に接続されている。
(位置検出センサ12)
位置検出センサ12は、変速装置2のシフトレバー3の後進位置(リバース位置)を検出するセンサである。位置検出センサ12は、シフトレバー3が後進位置(リバース位置)に位置する検知素子よりなる検知部12aと、検知部12aからの検知信号に応答してオン・オフするスイッチングトランジスタよりなる開閉スイッチ12bとから構成されている。
検知部12aは、シフトレバー3が後進位置にあるとき、開閉スイッチ12bをオン(閉路)させる検出信号を開閉スイッチ12bに出力する。また、検知部12aは、シフトレバー3が後進位置以外の位置にあるとき、検出信号を消失し、開閉スイッチ12bをオフ(開路)させる。
開閉スイッチ12bは、一端がバックランプリレー11の励磁コイル11bに接続され、他端が接地されている。開閉スイッチ12bは、シフトレバー3が後進位置にあることを検知部12aが検知した時、オンして励磁コイル11bを通電させる。つまり、リードスイッチ11aをオンさせ、ランプ用ハーネスL1を介してバックランプBLに電流を流してバックランプBLを点灯させるとともに減圧制御部31に車両が後進状態であることを示す後進信号Lを出力させる。
一方、開閉スイッチ12bは、シフトレバー3が後進位置以外にあることを検知部12aが検知している時、オフして励磁コイル11bを非通電にする。つまり、リードスイッチ11aをオフさせ、ランプ用ハーネスL1への電流を遮断してバックランプBLが点灯しないようにしている。
(減圧制御部31)
減圧制御部31は、後進信号Lの入力に基づいて、電磁切替バルブBに切替電圧V1(図3参照)を予め設定された第1の時間t1(図3参照)だけ印加し、第1の時間t1の経過後であって後進信号Lが引き続き入力されている間、切替電圧V1に替えて該切替電圧V1よりも低電圧の切替状態保持電圧V2(図3参照)を印加するものである。
詳しくは、減圧制御部31は、切替電圧V1を減圧することで切替状態保持電圧V2を電磁切替バルブBに印加するものであり、分圧抵抗R1と、第1スイッチング素子としてのNPN型のトランジスタTr1と、第2スイッチング素子としてのNPN型のトランジスタTr2と、タイマーTMとを備える。
分圧抵抗R1は、その一端が後述する電磁切替バルブBにおける励磁コイルCのグランド側端子に接続され、他端がトランジスタTr1を介して接地(グランドに接続)されている。トランジスタTr1は、そのベース端子に抵抗R2を介して前記ランプ用ハーネスL1が接続され、前記後進信号L(Hレベルの信号)が入力されている間、オンする。
又、前記電磁切替バルブBにおける励磁コイルCのグランド側端子は、トランジスタTr2を介して接地(グランドに接続)されている。トランジスタTr2は、そのベース端子に抵抗R3及びタイマーTMを介して前記ランプ用ハーネスL1が接続され、タイマーTMからのタイマー信号TK(Hレベルの信号)が入力されている間、オンする。タイマーTMは、後進信号L(Hレベルの信号)が入力されると第1の時間t1(図3参照)だけタイマー信号TK(Hレベルの信号)を出力し、前記第1の時間t1の経過後に後進信号Lが引き続き入力され続けてもタイマー信号TKの出力を停止する(Lレベルの信号を出力する)。
(リアワイパモータM1)
リアワイパ装置6を駆動するリアワイパモータM1は、一端がリアワイパスイッチ15に接続され、このリアワイパスイッチ15の+B端子が車両1の前部エンジンルームに設けたフューズF2を介してプラスの電源線L0に接続されている。一方、リアワイパモータM1の他端は接地されている。
また、リアワイパモータM1の内部には、リアワイパ装置6の自動定位置停止装置(ワイパブレード7がホームポジション以外にある時にリアワイパスイッチ15を「OFF」にしても、ワイパブレード7をホームポジションまで移動させて停止する装置)を構成するカムスイッチ14が組み込まれている。
(カムスイッチ14)
カムスイッチ14は、a接点14a、b接点14b、共通接点14c及び可動接点14dを有している。a接点14aは、モータ用ハーネスL2に接続されてフューズF2を介してプラスの電源線L0に接続されている。b接点14bは、リアワイパモータM1の他端に接続されると共に接地されている。可動接点14dは、一端がリアワイパスイッチ15のS端子に接続されている共通接点14cと接続され、リアワイパモータM1の回動とともに可動する。可動接点14dは、可動することによって、他端がa接点14aとb接点14bのいずれか一方と接続するようになっている。
詳述すると、ワイパブレード7がホームポジション以外にある時、可動接点14dはa接点14aと接続される。従って、リアワイパモータM1は、リアワイパスイッチ15が「OFF」であっても、カムスイッチ14を介してプラスの電源線L0から電源供給が維持される。
そして、ワイパブレード7がホームポジションに位置すると、可動接点14dはa接点14aから切り離されb接点14bと接続される。これにより、リアワイパモータM1の両端が閉回路となると共に接地され、発電制動がかかり停止する。
(リアワイパスイッチ15)
リアワイパスイッチ15は、リアワイパモータM1を駆動させるためのスイッチであって、運転手によって「ON」又は「OFF」に操作される。リアワイパスイッチ15は、+B端子、S端子、+1端子を有している。
+1端子は、リアワイパモータM1の一端(正極側)と接続されている。S端子は、カムスイッチ14の共通接点14cと接続されている。+B端子は、モータ用ハーネスL2に接続されてフューズF2を介してプラスの電源線L0に接続されると共にカムスイッチ14のa接点14aに接続されている。
リアワイパスイッチ15は、リアワイパモータM1を駆動させたいとき(リアワイパ装置6を駆動させたいとき)、運転手にて「OFF」から「ON」に操作される。すなわち、電源線L0からの電流を、カムスイッチ14の状態に関係なくリアワイパスイッチ15の+B端子、+1端子、及びリアワイパモータM1を経由して流すことで、リアワイパモータM1は駆動する。
また、リアワイパモータM1を停止させたいとき(リアワイパ装置6を停止させたいとき)、リアワイパスイッチ15が「ON」から「OFF」に操作される。すると、リアワイパモータM1は、カムスイッチ14に依存して電源供給がなされる。すなわち、上述したように、ワイパブレード7がホームポジション以外にある時は、カムスイッチ14を介してプラスの電源線L0から電源供給が維持され、ホームポジションに移動すると電源供給が遮断されて停止される。
(ポンプモータM2)
ウォッシャポンプPを駆動するポンプモータM2は、一端がフューズF2を介して電源線L0に接続され、その他端がトランジスタTr3を介して接地されている。そして、このトランジスタTr3のベース端子には抵抗R4を介して前記ウォッシャスイッチSW1が接続され、ウォッシャスイッチSW1が操作されるとその指令信号(ウォッシャ信号W)が入力される。よって、ウォッシャスイッチSW1が操作されてウォッシャ信号W(Hレベルの信号)がトランジスタTr3のベース端子に入力されると、ポンプモータM2は、電源線L0から電源が供給されることで駆動してウォッシャポンプPを駆動させる。これによって、タンクTからの洗浄液が主配管8に給送される。
つまり、ポンプモータM2とウォッシャポンプPとで電動ポンプ20が構成され、電動ポンプ20は、ウォッシャスイッチSW1からのウォッシャ信号Wに基づいて駆動しタンクTから洗浄液を主配管8に給送する。
(電磁切替バルブB)
電磁切替バルブBは、電磁切替バルブBより上流の主配管8から洗浄液を導入する導入ポートP0を有する。また、電磁切替バルブBは、電磁切替バルブBより下流であってリア・ウォッシャノズルN1に接続された主配管8に洗浄液を導出する第1導出ポートP1と、電磁切替バルブBより下流であってカメラ・ウォッシャノズルN2に接続された分岐配管8aに洗浄液を導出する第2導出ポートP2を有している。
そして、電磁切替バルブBは、バルブ本体中に備えられた弁SBを駆動させることにより、導入ポートP0を、第1導出ポートP1と第2導出ポートP2のいずれか一方に導通させるようにし、他方を遮断させるようにしている。
弁SBは、電磁切替バルブBに備えられた励磁コイルCによって駆動制御される。
励磁コイルCが非通電時(初期状態時)には、弁SBは、導入ポートP0と第1導出ポートP1とを連通し、導入ポートP0と第2導出ポートP2とを遮断した状態に保持する。一方、励磁コイルCが通電されている時には(通電されている間)、弁SBは、作動して導入ポートP0と第2導出ポートP2とを連通し、導入ポートP0と第1導出ポートP1とを遮断した状態に保持する。
電磁切替バルブBの励磁コイルCは、その高電位側端子が車両1の後部においてリアワイパモータM1のカムスイッチ14へのモータ用ハーネスL2(リアワイパモータM1に電源を供給する電源線)に接続されることでフューズF2を介してプラスの電源線L0に接続され、グランド側端子が前述したように減圧制御部31に接続されている。これにより、減圧制御部31に後進信号Lが入力されている間は、トランジスタTr1がオンされて励磁コイルCのグランド側端子は分圧抵抗R1を介して接地される。又、減圧制御部31に後進信号Lが入力されると第1の時間t1(図3参照)だけトランジスタTr2がオンされて励磁コイルCのグランド側端子が直接(トランジスタTr2を介して)接地される。よって、第1の時間t1が経過するまでは分圧抵抗R1を介さずに電流が流れて励磁コイルCには高電圧の切替電圧V1(図3の「印加電圧」参照)が印加される。これによって、流路を切り替えるべく弁SBを駆動するための十分な電磁力が発生され、弁SBが作動して導入ポートP0と第2導出ポートP2とが連通した状態になる。尚、ここで、前記第1の時間t1は、電磁切替バルブBの切り替え動作が十分に終了する時間に予め設定されている。又、第1の時間t1の経過後であって後進信号Lが引き続き入力されている間は、トランジスタTr2がオフされることで、分圧抵抗R1を介して電流が流れて励磁コイルCには低電圧の切替状態保持電圧V2(図3の「印加電圧」参照)が印加される。これによって、弁SBを保持するための電磁力が発生され、弁SBが保持されて導入ポートP0と第2導出ポートP2とが連通した状態で維持される。
ここで、本実施形態の車両用洗浄装置の動作とその作用について説明する。
例えば、図3に示すように、後進信号LがHレベルとされると(シフトレバー3が後進位置とされると)、タイマー信号TKが第1の時間t1だけHレベルとなり、その間、トランジスタTr2がオンされて電磁切替バルブBに高電圧の切替電圧V1が印加される。これにより、電磁切替バルブB(励磁コイルC)が通電されて、導入ポートP0(主配管8)と第2導出ポートP2(分岐配管8a)とが連通される。即ち、電動ポンプ20からの洗浄液の流路はカメラ・ウォッシャノズルN2側に切り替えられる。
又、後進信号LがHレベルとされている(シフトレバー3が後進位置とされている)間、トランジスタTr1がオンされる。そして、前記第1の時間t1の経過後であって後進信号LがHレベルとされている間は、トランジスタTr2がオフされることで、電磁切替バルブBに低電圧の切替状態保持電圧V2が印加される。これにより、導入ポートP0(主配管8)と第2導出ポートP2(分岐配管8a)とが連通した状態が保持される。即ち、電動ポンプ20からの洗浄液の流路はカメラ・ウォッシャノズルN2側に切り替えられたままとなる。
そして、その状態でウォッシャ信号WがHレベルとなる(ウォッシャスイッチSW1がオン操作される)と、電動ポンプ20が駆動され、カメラ・ウォッシャノズルN2から車載カメラ10のガラス窓10aに洗浄液が噴射(図3中、「カメラウォッシャ噴射」)され、該ガラス窓10aに付着した泥、埃、塵等が除去される。
又、後進信号LがLレベルとされると(シフトレバー3が後進位置以外の位置とされると)、トランジスタTr1がオフされ、電磁切替バルブB(励磁コイルC)が非通電状態となり、導入ポートP0(主配管8)と第2導出ポートP2(分岐配管8a)とが遮断されるとともに、導入ポートP0と第1導出ポートP1とが連通される。即ち、電動ポンプ20からの洗浄液の流路はリア・ウォッシャノズルN1側に復帰される。
そして、その状態でウォッシャ信号WがHレベルとなる(ウォッシャスイッチSW1がオン操作される)と、電動ポンプ20が駆動され、リア・ウォッシャノズルN1からリアウィンド4に洗浄液が噴射(図3中、「ワイパウォッシャ噴射」)される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)車両1が後進状態であることを示す後進信号Lが出力されている間は電磁切替バルブBに電圧が印加されて、電動ポンプ20からの洗浄液の流路がリア・ウォッシャノズルN1側からカメラ・ウォッシャノズルN2側に切り替えられる。よって、例えば、電動ポンプ20(ウォッシャポンプPとポンプモータM2)やタンクTを共用として、リアウィンド4と車載カメラ10のガラス窓10aの洗浄を行うことができる。その結果、例えば、設置スペースを小さくできるとともに安価とすることができる。
又、後進信号Lの入力に基づいて、電磁切替バルブBに切替電圧V1が予め設定された第1の時間t1だけ印加され、第1の時間t1の経過後であって後進信号Lが引き続き入力されている間は、切替電圧V1に替えて該切替電圧V1よりも低電圧の切替状態保持電圧V2が印加されるため、無駄な電力消費を抑えることができる。即ち、電磁切替バルブBは、流路の切替時に高電圧の切替電圧V1を必要とし、切替後は低電圧の切替状態保持電圧V2で流路の状態を保持できることから、上記実施形態では、切替後も高電圧の切替電圧V1を印加し続ける場合に比べて、低消費電力化を図ることができる。又、切替後も高電圧の切替電圧V1を印加し続けるものに比べて、電磁切替バルブB(励磁コイルC)の発熱を抑えることができる。その結果、例えば、採用する電磁切替バルブBの小型化及び低コスト化を図ることができる。
(2)上記したように切替電圧V1と切替状態保持電圧V2を電磁切替バルブBに印加する弁制御部は、切替電圧V1を減圧することで切替状態保持電圧V2を電磁切替バルブBに印加する減圧制御部31であるとしたため、電源(バッテリ)から電磁切替バルブBまでの電源用配線を一系統とすることができる。よって、例えば、電磁切替バルブBに切替電圧用と切替状態保持電圧用の異なる電源用配線を並列的に接続して各電圧を独立して印加させるものに比べて、使用する電源用配線の長さを短くすることが可能となる。
(3)上記減圧制御部31では、後進信号Lが入力されている間、トランジスタTr1がオンされて電磁切替バルブBのグランド側端子が分圧抵抗R1を介してグランドに接続される。又、後進信号Lが入力されるとタイマーTMから第1の時間t1だけトランジスタTr2をオンするためのタイマー信号TKが出力されて電磁切替バルブBのグランド側端子がグランドに直接(トランジスタTr2を介して)接続される。よって、第1の時間t1が経過するまでは分圧抵抗R1を介さずに電流が流れて電磁切替バルブBには高電圧の切替電圧V1が印加される。又、第1の時間t1の経過後であって後進信号Lが引き続き入力されている間は、トランジスタTr2がオフされることで、分圧抵抗R1を介して電流が流れて電磁切替バルブBには低電圧の切替状態保持電圧V2が印加される。そして、このようにするとトランジスタTr2がオフされる前に、既に電磁切替バルブBのグランド側端子が分圧抵抗R1を介してグランドに接続されていることから、切替電圧V1から切替状態保持電圧V2に切り替わる際に電磁切替バルブBに瞬間的に電圧が印加されなくなることを回避することができ、良好に切替状態を保持させることができる。即ち、トランジスタTr2がオフされるとともに電磁切替バルブBのグランド側端子が分圧抵抗R1を介してグランドに接続されるような回路構成では、切替電圧V1から切替状態保持電圧V2に切り替わる際に電磁切替バルブBに瞬間的に電圧が印加されなくなる虞があり、そのとき切替状態を保持できない虞があるが、これを防止することができる。
(4)車両1の後部に配設されシフトレバー3を後進位置としたときに点灯するバックランプBLへの供給電源の一部が後進信号Lとされるため、シフトレバー3から車両1の後部の減圧制御部31までの信号線を(バックランプBLへのランプ用ハーネスL1と並列で設ける場合に比べて)大幅に短くすることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、電動ポンプ20の駆動時においても電磁切替バルブBによる切り替え動作が可能な回路構成としたが、電磁切替バルブBによる切り替え動作を、電動ポンプ20を停止させた状態で行わせるポンプ制御部を備えた回路構成としてもよい。例えば、ポンプ制御部は、前記第1の時間t1の間、ウォッシャ信号Wに関わらず(ウォッシャスイッチSW1がオン操作に関わらず)、電動ポンプ20の駆動を禁止する回路とする。
このようにすると、電動ポンプ20が停止された状態で電磁切替バルブBによる切り替え動作が行われるため、配管内での圧力が十分に低い(負荷が小さい)状態で迅速に電磁切替バルブBによる切り替え動作を行わせることができる。これにより、例えば、電磁切替バルブBを駆動するための電力を小さく抑えることができるとともに、切り替え応答性が良好となる。又、電磁切替バルブBによる切り替え動作が行われている際に電動ポンプ20が駆動することがないので、例えば、リアウィンド4への意図しない洗浄液の噴射(漏れ)を回避することができる。
・上記実施形態では、切替電圧V1と切替状態保持電圧V2を電磁切替バルブBに印加する弁制御部は、切替電圧V1を減圧することで切替状態保持電圧V2を電磁切替バルブBに印加する減圧制御部31であるとしたが、これに限定されず、他の方法で切替電圧V1と切替状態保持電圧V2を電磁切替バルブBに印加するものとしてもよい。例えば、電磁切替バルブBに切替電圧用と切替状態保持電圧用の異なる電源用配線を並列的に接続して各電圧を独立して印加させる弁制御部としてもよい。
・上記実施形態では、後進信号Lは、車両1の後部に配設されシフトレバー3を後進位置としたときに点灯するバックランプBLへの供給電源の一部であるとしたが、これに限定されず、他の系統の後進信号としてもよい。例えば、車両1が実際に後進(タイヤが逆回転)している際に検出される信号を後進信号としてもよい。又、例えば、車両1に後方に走行する旨の警報ブザーが設けられているとき、シフトレバー3を後進位置に操作としたときに、警報ブザーを鳴動させるとともに、同警報ブザーに供給される電流の一部を後進信号としてもよい。
・上記実施形態では、電磁切替バルブBは、車両1の後部においてリアワイパモータM1に電源を供給する電源線(モータ用ハーネスL2)に接続されるとしたが、これに限定されず、例えば、車両1の後部に設けられた他の機器に電源を供給する電源線に接続してもよいし、車両1の前部の電源線に(他の機器と独立して)接続してもよい。
上記実施の形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用洗浄装置において、前記後進信号は、前記車両後部に配設され前記シフトレバーを前記後進位置としたときに点灯するバックランプへの供給電源の一部であって、前記弁制御部は、前記車両後部に配置され、前記バックランプへの前記供給電源の一部が前記後進信号として入力されることを特徴とする車両用洗浄装置。
同構成によれば、車両後部に配設されシフトレバーを後進位置としたときに点灯するバックランプへの供給電源の一部が後進信号とされるため、シフトレバーから車両後部の弁制御部までの信号線を(バックランプへの配線と並列で設ける場合に比べて)大幅に短くすることができる。
1…車両、4…リアウィンド(車両ウィンド)、8…主配管、8a…分岐配管、10…車載カメラ、10a…ガラス窓(撮像面)、20…電動ポンプ、31…減圧制御部(弁制御部)、B…電磁切替バルブ(電磁切替弁装置)、L…後進信号(車両が後進状態であることを示す信号)、N1…リア・ウォッシャノズル(ウィンド洗浄ノズル)、N2…カメラ・ウォッシャノズル(カメラ洗浄ノズル)、R1…分圧抵抗、SW1…ウォッシャスイッチ、T…タンク、t1…第1の時間、TK…タイマー信号、TM…タイマー、Tr1…トランジスタ(第1のスイッチング素子)、Tr2…トランジスタ(第2のスイッチング素子)、V1…切替電圧、V2…切替状態保持電圧。

Claims (4)

  1. 洗浄液を車両後部に配置された車載カメラの撮像面に向けて噴射するためのカメラ洗浄ノズルを備えた車両用洗浄装置であって、
    ウォッシャスイッチからの指令信号に基づいて駆動し、タンクに貯留された洗浄液を車両ウィンドに噴射するためのウィンド洗浄ノズルに給送する電動ポンプと、
    前記電動ポンプと前記ウィンド洗浄ノズルとの間を接続する主配管から分岐し、前記主配管と前記カメラ洗浄ノズルとを接続する分岐配管と、
    前記主配管と前記分岐配管の分岐部分に設けられ、前記車両が後進状態であることを示す後進信号が出力されている間だけ電圧が印加されて、前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を前記ウィンド洗浄ノズル側から前記カメラ洗浄ノズル側に切り替える電磁切替弁装置と、
    前記後進信号の入力に基づいて、前記後進信号が入力されてから予め設定された第1の時間だけ前記電磁切替弁装置に切替電圧を印加し、前記第1の時間の経過後であって前記後進信号が引き続き入力されている間、前記切替電圧に替えて該切替電圧よりも低電圧の切替状態保持電圧を印加する弁制御部と
    を備え
    前記弁制御部は前記後進信号が入力されてから前記第1の時間だけ前記電磁切替弁装置に切替電圧を印加し、前記電磁切替弁装置は前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を前記ウィンド洗浄ノズル側から前記カメラ洗浄ノズル側に切り替え、前記弁制御部は、前記第1の時間の経過後であって前記後進信号が引き続き入力されている間、前記切替電圧に替えて前記切替状態保持電圧を前記電磁切替弁装置に印加し、前記電磁切替弁装置は前記切替状態保持電圧に基づき前記電動ポンプからの前記洗浄液の流路を前記カメラ洗浄ノズル側に切り替えられた状態で維持し、該洗浄液の流路が前記カメラ洗浄ノズル側に切り替えられている状態において前記ウォッシャスイッチからの指令信号が入力されたときには、前記電動ポンプは該ウォッシャスイッチからの指令信号に基づいて駆動し前記タンクに貯留された洗浄液を前記カメラ洗浄ノズルに給送することを特徴とする車両用洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の車両用洗浄装置において、
    前記弁制御部は、前記切替電圧を減圧することで前記切替状態保持電圧を前記電磁切替弁装置に印加する減圧制御部であることを特徴とする車両用洗浄装置。
  3. 請求項2に記載の車両用洗浄装置において、
    前記減圧制御部は、
    前記電磁切替弁装置のグランド側端子に接続された分圧抵抗と、
    前記分圧抵抗とグランドとの間に接続され、前記後進信号が入力されている間、オンする第1スイッチング素子と、
    前記電磁切替弁装置のグランド側端子とグランドとの間に接続された第2スイッチング素子と、
    前記後進信号が入力されると前記第1の時間だけ前記第2スイッチング素子をオンするためのタイマー信号を出力するタイマーと
    を備えたことを特徴とする車両用洗浄装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用洗浄装置において、
    前記電磁切替弁装置による切り替え動作を、前記電動ポンプを停止させた状態で行わせるポンプ制御部を備えたことを特徴とする車両用洗浄装置。
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