JP5986159B2 - 車体前部構造 - Google Patents

車体前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5986159B2
JP5986159B2 JP2014178350A JP2014178350A JP5986159B2 JP 5986159 B2 JP5986159 B2 JP 5986159B2 JP 2014178350 A JP2014178350 A JP 2014178350A JP 2014178350 A JP2014178350 A JP 2014178350A JP 5986159 B2 JP5986159 B2 JP 5986159B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
width direction
vehicle width
vehicle body
headlights
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014178350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016052801A (ja
Inventor
勇 田口
勇 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2014178350A priority Critical patent/JP5986159B2/ja
Publication of JP2016052801A publication Critical patent/JP2016052801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5986159B2 publication Critical patent/JP5986159B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

本発明は、車体前部構造の改良された技術に関する。
車体前部の車幅方向両側には、左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトとが配置されている。これらのフェンダとライトとを車体に取り付ける技術の、開発が進められている。この技術は、特許文献1から知られている。
特許文献1で知られている車体前部構造は、車体前部の車幅方向両側に位置して車体前後方向に延びた左右のフロントサイドフレームと、該左右のフロントサイドフレームの前端部に設けられたフロントバルクヘッドと、該左右のフロントサイドフレームの車幅方向の外側に位置して左右のフロントピラーから前方へ延びた左右のアッパメンバとを有する。該フロントバルクヘッドの車幅方向両側には、左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトとが配置されている。
該フロントバルクヘッドの上部から左右のアッパメンバへ向かって、斜め後方へ左右のサイドメンバが延びている。左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトとは、該左右のサイドメンバに取り付けられている。この結果、左右のヘッドライトは、左右のサイドメンバを介して左右のフロントフェンダに位置決めされる。
しかしながら、車種によっては、左右のフロントフェンダが左右のアッパメンバよりも車幅方向の外側へ大きく張り出している場合がある。この場合は、左右のヘッドライトは、左右のサイドメンバを介して左右のフロントフェンダに位置決めすることができない。
特開2007−223432号公報
本発明は、左右のアッパメンバよりも車幅方向の外側へ大きく張り出している左右のフロントフェンダと、左右のヘッドライトとの、車幅方向の位置決めをすることができる技術を、提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、車体前部の車幅方向両側に位置して車体前後方向に延びた左右のフロントサイドフレームと、該左右のフロントサイドフレームの車幅方向の外側に位置して左右のフロントピラーから前方へ延びた左右のアッパメンバと、車体前部の車幅方向両側に位置した左右のフロントフェンダとを含むとともに、車体前部の車幅方向両側に左右のヘッドライトを取り付け可能な車体前部構造において、
前記左右のアッパメンバは、前端部から前下方へ延びる左右の垂下部を有し、該左右の垂下部は、前記左右のフロントサイドフレームに対して左右の連結部材により連結され、該左右の連結部材は、前記左右の垂下部よりも車幅方向の外側へ延びた左右の延長部を有し、該左右の延長部には、車体前部に対する前記左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトの車幅方向の位置決めをし且つ支持するための、左右のブラケットが取り付けられていることを特徴とする車体前部構造が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記左右のブラケットは、前記左右の延長部に取り付けられる左右の基部と、該左右の基部から略上方へ延びる左右のブラケット本体とからなり、該左右のブラケット本体は、車体中心を通るとともに車体前後方向に延びる車幅中心線に対して、略平行であり、前記左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトとは、前記左右のブラケットのなかの、前記左右のブラケット本体によって、車幅方向の位置決めをされるとともに、該左右のブラケット本体に支持され、前記左右の基部は、前記左右のブラケット本体のなかの、少なくとも前記左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトとを支持する支持部位よりも、高剛性に構成されている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記左右のブラケットは、前記左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトとによって両側から挟み込み可能、且つ締結可能な締結部を有している。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記左右のフロントフェンダは、該左右のフロントフェンダに対する前記左右のヘッドライトの位置決めをすることが可能な、左右のライト位置決め部を有している。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、前記左右のフロントサイドフレームの前端部に接合されたフロントバルクヘッドと、該フロントバルクヘッドの左右の上部コーナから後方へ延びて前記左右のアッパメンバに接合された左右のアッパサイドメンバとを有し、該左右のアッパサイドメンバの上面には、前記左右のヘッドライトの上部を取り付けるための左右のライト上部取付部を有している。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、前記左右の延長部は、それぞれ、車体正面に面する前板と、該前板の上端から後方へ延びる上板と、前記前板の下から後方へ延びる下板とにより、車幅方向から見て後方を開放したハット状断面に形成され、該ハット状断面の上面は、下面よりも幅広に設定され、前記左右のブラケットの前記左右の基部は、前記左右の下板の車幅方向の端を覆いつつ、前記左右の前板に取り付けられている。
請求項1に係る発明では、左右のフロントサイドフレームと、該左右のフロントサイドフレームの車幅方向外側に位置した左右の垂下部とが、左右の連結部材によって連結されている。該左右の連結部材は、左右の垂下部よりも車幅方向の外側へ延びた左右の延長部を有する。該左右の延長部には、左右のブラケットが取り付けられている。このため、左右のアッパメンバよりも車幅方向の外側へ大きく張り出している、左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトの車幅方向の位置決めを、該左右のブラケットによって容易に行うことができる。
しかも、該左右のフロントフェンダと該左右のヘッドライトとを、左右のブラケットによって支持することができる。左右の延長部を有している左右の連結部材は、車体の骨格部材の一部であるから、高強度、高剛性である。このため、該左右のフロントフェンダと該左右のヘッドライトとを、支持剛性が大きい左右の連結部材によって十分に支持することができる。
請求項2に係る発明では、左右のブラケットの左右の基部は、左右の延長部に取り付けられる。左右の基部から略上方へ延びた左右のブラケット本体は、車幅中心線に略平行である。左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトとを、左右のブラケット本体によって、車幅方向の位置決めをするとともに、該左右のブラケット本体に支持することができる。このため、該左右のブラケット本体の形状や寸法を適宜設定することによって、左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトとの車幅方向の位置決めを容易に行うことができる。従って、車体の設計の自由度が高まる。
しかも、左右の基部は、左右のブラケット本体のなかの、少なくとも左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトとを支持する支持部位よりも、高剛性に構成されている。このため、高剛性である左右の基部が、左右の延長部に取り付けられるので、左右のブラケットによる、左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトの支持剛性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトとは、左右の締結部を両側から挟み込んで締結することにより、少ない部品数によって左右のブラケットに簡単に取り付けることができる。
請求項4に係る発明では、左右のフロントフェンダ自体にも、左右のヘッドライトの位置決めをすることが可能な、左右のライト位置決め部を有している。このため、左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトとは、左右のブラケットによって位置決めする他に、直接的にも位置決めすることができる。従って、位置決め精度を高めることができる。しかも、左右のブラケットを介する間接的な位置決め箇所が少なくてすむので、該左右のブラケットの強度、剛性を確保できる。
請求項5に係る発明では、フロントバルクヘッドの左右の上部コーナから後方へ、左右のアッパサイドメンバが延びている。該左右のアッパサイドメンバは、左右のアッパメンバに接合されている。該左右のアッパサイドメンバの上面には、左右のヘッドライトの上部を取り付けるための左右のライト上部取付部が設けられている。
このため、先ず、左右のブラケットに左右のフロントフェンダを位置決め且つ締結し、次に車体前方からライト配置スペースに左右のヘッドライトを挿入し、次に左右のフロントフェンダの左右のライト位置決め部に、左右のヘッドライトの下部を位置決めし、次に左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトとを、左右のブラケットに共締めすることができる。従って、車体に対する左右のヘッドライトの取付作業が容易であり、しかも、左右のフロントフェンダと左右のヘッドライトとの、位置決め精度を高めることができる。
請求項6に係る発明では、左右の連結部材の各延長部は、車幅方向から見て、後方を開放したハット状断面に形成されている。該ハット状断面の上面は、下面よりも幅広である。左右のブラケットの各基部は、左右の下板の車幅方向の端を覆いつつ、左右の前板に取り付けられている。このため、左右の連結部材によって左右のフロントサイドフレームに連結される、左右の垂下部の形状の自由度を高めつつ、左右の延長部による左右のブラケットの取付部分の剛性を、高めることができる。
本発明に係る車両の前部の斜視図である。 図1に示される車体の前部からフロントフェンダを外した構成の斜視図である。 図2に示される左のフロントサイドフレームと左のロアメンバと左の連結部材との接合構成の斜視図である。 図3に示される左の連結部材の延長部に左のブラケットが取り付けられた構成の斜視図である。 図3に示される車体の前部に左のフロントフェンダを備えた構成の斜視図である。 図5に示される車体の前部に左のヘッドライトを備えた構成の斜視図である。 図6に示される左のブラケットと左のフロントフェンダと左のヘッドライトの取付構成の斜視図である。 図7に示される左のブラケットと左のフロントフェンダと左のヘッドライトの分解図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Leは左側、Riは右側を示す。
実施例に係る車体前部構造について図面に基づき説明する。
図1及び図2に示されるように、乗用車等の車両10の車体11はモノコックボディから成り、車両10の車幅方向の中心を通って車両前後方向へ延びる車幅中心線CLに対し、実質的に左右対称形に形成されている。
車体11は、前側のパワーユニット室12と、後側の車室13とをダッシュボードロアパネル21によって仕切った構成である。該パワーユニット室12には、図示せぬエンジン等のパワーユニットが収納される。
該車体11の前部は、前記ダッシュボードロアパネル21と、左右のサイドシル22,22と、左右のフロントピラー23,23と、左右のフロントサイドフレーム24,24と、フロントバルクヘッド25と、左右のフロントアッパメンバ26,26と、左右のフロントフェンダ27,27とを含む
左右のサイドシル22,22は、車幅方向の両側に位置して車体前後方向に延びている。
左右のフロントピラー23,23は、左右のサイドシル22,22の前端部から上方へ延びている。該左右のフロントピラー23,23は、それぞれ、下半部のピラーロア31,31と上半部のピラーアッパ32,32とからなる。
該左右のピラーロア31,31は、左右のサイドシル22,22からダッシュボードロアパネル21の上端近傍まで延びている。該左右のピラーロア31,31の下端部は、左右のサイドシル22,22の前端部に接合されている。
該左右のピラーアッパ32,32は、左右のピラーロア31,31の上端から図示せぬルーフの前部まで、上後方へ延びている。該左右のピラーアッパ32,32の下端部は、左右のピラーロア31,31の上端部に接合されている。該左右のピラーアッパ32,32間には、図示せぬフロントガラスが設けられている。
左右のフロントサイドフレーム24,24は、左右のサイドシル22,22の車幅方向の内側且つ前側に位置し、車体前後方向に延びている。つまり、左右のフロントサイドフレーム24,24は、車体前部の車幅方向両側に位置している。該左右のフロントサイドフレーム24,24は、正面視略矩形状の閉断面に構成されている。
該左右のフロントサイドフレーム24,24の後端部は、車幅方向へ延びた左右のサイドアウトリガー(図示せず)を介して左右のサイドシル22,22の前端部に接合されるとともに、左右のフロアフレームの前端部(図示せず)と、ダッシュボードロアパネル21とに接合されている。該左右のフロアフレームは、左右のサイドシル22,22間に位置し、車体前後方向に延びてフロアパネル(図示せず)を支持している。
フロントバルクヘッド25は、正面視略矩形状の枠の構成であって、左右のフロントサイドフレーム24,24の前端部間に掛け渡され且つ接合されている。詳しく述べると、該フロントバルクヘッド25は、車幅方向に延びたロアクロスメンバ41と、該ロアクロスメンバ41の両端から起立した左右のサイドメンバ42,42と、該左右のヘッドサイドメンバ42,42間に掛け渡されたアッパクロスメンバ43とからなる。このように、フロントバルクヘッド25の下端部は、車幅方向へ延びたロアクロスメンバ41によって構成される。フロントバルクヘッド25の上端部は、車幅方向へ延びたアッパクロスメンバ43によって構成される。
左右のフロントアッパメンバ26,26は、左右のアッパメンバ51,51と左右のロアメンバ52,52とからなる。
該左右のアッパメンバ51,51は、左右のフロントサイドフレーム24,24の車幅方向の外側且つ上側に位置して、左右のフロントピラー23,23から前方へ延びている。左右のフロントサイドフレーム24,24と左右のアッパメンバ51,51との間には、左右のホイールハウス61,61と左右のフロントダンパハウジング62,62とが、掛け渡されている。該左右のホイールハウス61,61と該左右のフロントダンパハウジング62,62とは、ダッシュボードロアパネル21にも接合されている。
該左右のロアメンバ52,52は、該左右のアッパメンバ51,51の前端部から前下方へ湾曲しつつ延びるとともに、さらに下方へほぼ垂直に延びている。車体11を車幅方向から見て、該左右のロアメンバ52,52の前端は、左右のフロントサイドフレーム24,24の前端の近傍に位置する。該左右のロアメンバ52,52の前下端の高さは、フロントバルクヘッド25の下端の高さに概ね合致する。左右のロアメンバ52,52のことを、適宜「左右の垂下部52,52」という。このように、左右のアッパメンバ51,51は左右の垂下部52,52を有する。
左右のフロントフェンダ27,27は、車体前部の車幅方向両側に位置して、該両側を覆っている。
該左右の垂下部52,52(左右のロアメンバ52,52)は、左右のフロントサイドフレーム24,24に対して、左右の連結部材70,70により連結されている。該左右の連結部材70,70は、左右のアッパメンバ51,51と左右の垂下部52,52とよりも、車幅方向の外側へ延びた左右の延長部71,71を有する。該左右の延長部71,71の先端部には、左右のブラケット80,80が取り付けられている。
以下、該左の連結部材70(該左の延長部71を含む)と該左のブラケット80について、詳しく説明する。該右の連結部材70(該右の延長部71を含む)と該右のブラケット80については、該左の連結部材70と該左のブラケット80に対し、左右対称形である他には同じ構成なので、説明を省略する。
図3及び図4に示されるように、左の連結部材70は、車幅方向から見て後方を開放したハット状断面に形成されている。左の延長部71は、左の連結部材70に対して実質的に同じ断面形状に形成されている。
より詳しく述べると、該左の連結部材70と該左の延長部71は、車体正面に面する縦板状の前板72と、該前板72の上端から後方へ延びる上板73と、前記前板72の下から後方へ延びる下板74とにより、車幅方向から見て後方を開放したハット状断面に形成されている。該左の延長部71は、該上板73の後端から上方へ延びた上フランジ75と、該下板74の後端から下方へ延びた下フランジ76とを含む。
左の垂下部52が前下方へ湾曲しつつ延びているので、該ハット状断面の上面(上板73)は、下面(下板74)よりも幅広に設定、つまり車体前後方向の長さが大きく設定されている。左の連結部材70の上フランジ75と下フランジ76とを、左の垂下部52の前面52aに重ねられるとともに、例えばスポット溶接により接合されることによって、左の連結部材70は左の垂下部52に一体的に固定される。
該左のブラケット80は、左の延長部71に取り付けられる左の基部81と、該左の基部81から略上方へ延びる左のブラケット本体82とからなる。
左の基部81は、板面が車体正面を向いた縦板状の前板83と、該前板83の車幅方向外側の端から車体後方へ延びた縦板状の側板84とによって、平面視略L字状に形成されている。
左のブラケット80の左の基部81は、左の下板74の車幅方向の端を覆いつつ、左の前板72に取り付けられている。より具体的には、左の基部81の前板83は、左の延長部71の前板72の前面に重ねられるとともに、例えばスポット溶接により接合されている。左の基部81の側板84は、左の延長部71の車幅方向の端(左の下板74の車幅方向の端を含む。)を覆っている。
左のブラケット本体82は、板面が車幅方向を向いた縦板状に形成されており、車幅中心線CL(図2参照)に対して略平行である。該左のブラケット本体82は、上端部分を「支持部位85」としている。図6も参照すると、該支持部位85には、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110とが位置決めされ、支持且つ取り付けられる。
該左の支持部位85は、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110とによって両側から挟み込み可能、且つ締結可能な部分なので、以下、適宜「締結部85」と言い換える。つまり、左のブラケット80は締結部85を有する。
さらに、図4に示されるように、左のブラケット80は、左の剛性部86を有する。該左の剛性部86は、少なくとも左の基部81の剛性を高めるものである。例えば、該左の剛性部86は、左のブラケット本体82の上下方向に細長いビードによって構成される。以下、該左の剛性部86のことを、適宜「ビード86」と言い換える。該ビード86は、左の基部81の側板84の高さ中央部分から、左のブラケット本体82のなかの、支持部位85の下近傍まで、上下方向に細長く形成される。このため、左の基部81から、左のブラケット本体82の上部までにわたって、ビード86により高剛性に構成される。該ビード86は、車幅方向の内面側の板面が凹となるように、車幅方向外側へ膨出している。
このように、左の基部81は、左のブラケット本体82のなかの、少なくとも左の支持部位85よりも、高剛性に構成されている。このため、高剛性である左の基部81が、左の延長部71に取り付けられるので、左のブラケット80による、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110の支持剛性を高めることができる。
図2及び図3に示されるように、フロントバルクヘッド25の左右の上部コーナには左右のアッパサイドメンバ90,90の前端部が接合されている。該左右のアッパサイドメンバ90,90は、フロントバルクヘッド25の左右の上部コーナから後方且つ車幅方向の外側へ斜めに延びて、該左右のアッパメンバ51,51の前端部に接合されている。
図5は、車体11の前部に左のフロントフェンダ27を備えていることを示している。図6は、車体11の前部に左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110とを備えていることを示している。右のフロントフェンダ27(図1参照)と右のヘッドライト(図示せず)についても同様である。
図2に示されるように、車体11の前部の車幅方向両側には、フロントバルクヘッド25と、左右の垂下部52,52と左右のアッパサイドメンバ90,90とによって囲まれた、左右のライト配置スペースSp,Spが設けられている。該左右のライト配置スペースSp,Spには、左右のヘッドライト110(図6では、左のみを示す)を配置可能である。このため、車体11の前部の車幅方向両側には、左右のヘッドライト110を取り付け可能である。
以下、左のブラケット80と左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110について、詳しく説明する。該右のブラケット80と右のフロントフェンダ27と右のヘッドライトについては、該左のブラケット80と該左のフロントフェンダ27と該左のヘッドライト110に対し、左右対称形である他には同じ構成なので、説明を省略する。
図7及び図8に示されるように、左のブラケット80は、車体前部に対する、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110の車幅方向の位置決めをし、且つ該左のフロントフェンダ27と該左のヘッドライト110を支持するものである。
図4、図7及び図8に示されるように、左のブラケット本体82の支持部位85には、後側に位置する第1取付孔87と、前側に位置する第2取付孔88とが形成されている。該第1取付孔87と該第2取付孔88とは、左のブラケット本体82の車幅方向に貫通している。
図7及び図8に示されるように、左のフロントフェンダ27の前端部には、左のブラケット本体82の上部へ向かって延びた左のフェンダ用ステー101が、一体に形成されている。該左のフェンダ用ステー101は、板面が車幅方向を向いた縦板状に形成されており、左のブラケット本体82の車幅方向の面85a(外面85a)に重ね合わせることが可能である。
左のフェンダ用ステー101は、下部の後に位置する第1孔102と、該第1孔102の前側に位置する第2孔103と、該第2孔103の上側に位置する第3孔104と、該第1孔102の上側に位置する第4孔105とを有する。これら4つの孔102〜105は、縦板状の左のフェンダ用ステー101を、車幅方向に貫通している。該第1孔102は、雌ネジであり、左の支持部位85の第1取付孔87の位置に合致する。該第2孔103は、ボルト挿通孔であり、左の支持部位85の第2取付孔88の位置に合致する。該第3孔104は、ライト位置決め孔(ライト位置決め部ともいう。)である。該第4孔105は、ボルト挿通孔である。
左のヘッドライト110の、車幅方向外側の下部には、左のライト用下部ステー111が設けられている。該左のライト用下部ステー111は、車幅方向の端面111aに雌ネジ部112と、ライト位置決め凸部113とを有する。該雌ネジ部112は、左の支持部位85の第2取付孔88の位置に合致し、例えば雌ネジまたはナットによって構成される。該ライト位置決め凸部113は、左のフェンダ用ステー101の第3孔104の位置に合致する。
左のフェンダ用ステー101は、左の支持部位85の車幅方向外側の面85a(外面85a)に、車幅方向外側から重ね合わせられることにより、車体11の前部に対する車幅方向の位置決めをされる。この結果、左のフロントフェンダ27は、車体11の前部に対する車幅方向の位置決めをされる。そして、左のフェンダ用ステー101の第1孔102から第1のボルト121を挿入して、左の支持部位85の第1孔87(雌ネジ87)にねじ込むことによって、左のフロントフェンダ27は、左のブラケット80に取り付けられる(締結される)。この結果、左のフロントフェンダ27は、左のブラケット80に支持される。
左のライト用下部ステー111は、左の支持部位85の車幅方向内側の面85b(内面85b)に、車幅方向内側から重ね合わせられることにより、車体11の前部に対する車幅方向の位置決めをされる。この結果、左のライト用下部ステー111は、車体11の前部に対する車幅方向の位置決めをされる。なお、左の支持部位85の内面85bには、左のライト用下部ステー111の端面111aに干渉する突起物はない。
そして、ライト位置決め凸部113が第3孔104(ライト位置決め孔104)に嵌め込まれることによって、左のフロントフェンダ27に対する左のヘッドライト110の上下前後方向の位置決めをされる。以上の説明から明らかなように、左のフロントフェンダ27のライト位置決め孔104は、該左のフロントフェンダ27に対する左右のヘッドライト110の位置決めをすることが可能な、左のライト位置決め部である。以下、ライト位置決め孔104のことを、適宜「左のライト位置決め部104」ということにする。
さらに、第2のボルト122を、左のフェンダ用ステー101の第2孔103から左の支持部位85の第2孔88を通して、左のライト用下部ステー111の雌ネジ部112にねじ込むことによって、左のヘッドライト110は左のブラケット80に取り付けられる(締結される)。この結果、左のヘッドライト110は、左のブラケット80に支持される。
このように、左の支持部位85と左のフェンダ用ステー101と左のライト用下部ステー111とは、互いに重ねられ、且つ第2のボルト122によって、共に締め付けられている(共締めされている)。つまり、左の支持部位85は、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110とによって、両側から挟み込まれ、しかも、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110と共に、第2のボルト122により共締めされている。
さらに、左のフェンダ用ステー101の第4孔105から第3のボルト123を挿入して、左のヘッドライト110自体にねじ込む。この結果、左のフロントフェンダ27に対し、2つのボルト122,123によって左のヘッドライト110を確実に一体化することができる。
図6に示されるように、該左のアッパサイドメンバ90の上面には、左のヘッドライト110の上部を取り付けるための左のライト上部取付部91を有する。詳しく述べると、左のヘッドライト110の上部には、車幅方向に配列された2つのライト用上部ステー114,114が設けられている。該2つのライト用上部ステー114,114は、後方へ延びており、左のアッパサイドメンバ90の左のライト上部取付部91の上に重ねられ、且つ左のライト上部取付部91に第4のボルト124によって取り付けられる。
左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110とを、左のブラケット80に取り付ける手順は、次の通りである(図7、図8参照)。先ず、左のブラケット80に左のフロントフェンダ27を位置決めし、且つ第1のボルト121によって締結する。次に、車体11の前方からライト配置スペースSpに左右のヘッドライト110を挿入する。次に、左のフロントフェンダ27の左のライト位置決め部104に、左右のヘッドライト110の下部を位置決めする。次に、左のブラケット80に、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110とを、第2ボルト122によって共締めする。従って、車体11に対する左のヘッドライト110の取付作業が容易であり、しかも、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110との、位置決め精度を高めることができる。
以上の説明をまとめると、次の通りである。
図2及び図6に示されるように、左のフロントサイドフレーム24と、該左のフロントサイドフレーム24の車幅方向外側に位置した左の垂下部52とが、左の連結部材70によって連結されている。該左の連結部材70は、左のアッパメンバ51と左の垂下部52よりも車幅方向の外側へ延びた左の延長部を有する。該左の延長部71には、左のブラケット80が取り付けられている。このため、左のアッパメンバ51よりも車幅方向の外側へ大きく張り出している、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110の車幅方向の位置決めを、該左のブラケット80によって容易に行うことができる。
しかも、該左のフロントフェンダ27と該左のヘッドライト110とを、左のブラケット80によって支持することができる。左の延長部71を有している左の連結部材70は、車体11の骨格部材の一部であるから、高強度、高剛性である。このため、該左のフロントフェンダ27と該左のヘッドライト110とを、支持剛性が大きい左の連結部材70によって十分に支持することができる。
さらには、左のブラケット80の左の基部81は、左の延長部71に取り付けられる。左の基部81から略上方へ延びた左のブラケット本体82は、車幅中心線CLに略平行である。左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110とを、左のブラケット本体82を介して、互いに車幅方向の位置決めをするとともに、該左のブラケット本体82に支持することができる。
このため、該左のブラケット本体82の形状や寸法を適宜設定することによって、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110との車幅方向の位置決めを容易に行うことができる。従って、車体11の設計の自由度が高まる。
さらには、図7及び図8に示されるように、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110とは、左の支持部位85(左の締結部85)を両側から挟み込んで締結することにより、少ない部品数によって左のブラケット80に簡単に取り付けることができる。
さらには、図7及び図8に示されるように、左のフロントフェンダ27自体にも、左のヘッドライト110の位置決めをすることが可能な、左のライト位置決め部104を有している。このため、左のフロントフェンダ27と左のヘッドライト110とは、左のブラケット80によって位置決めする他に、直接的にも位置決めすることができる。従って、位置決め精度を高めることができる。しかも、左のブラケット80による位置決め箇所が少なくてすむので、該左のブラケット80の強度、剛性を確保できる。
さらには、図4に示されるように、左の連結部材70の延長部71は、車幅方向から見て、後方を開放したハット状断面に形成されている。該ハット状断面の上面(上板73)は、下面(下板74)よりも幅広である。左のブラケット80の基部81は、左の下板74の車幅方向の端を覆いつつ、左の前板72に取り付けられている。
このため、図5に示されるように、左の連結部材70によって左のフロントサイドフレーム24に連結される、左の垂下部52の形状の自由度を高めつつ、左の延長部71による左のブラケット80の取付部分の剛性を、高めることができる。
なお、各ボルト121〜124は、ビスを含む。
本発明の車体前部構造は、各種の乗用車に採用するのに好適である。
10 車両
11 車体
23 フロントピラー
24 フロントサイドフレーム
25 フロントバルクヘッド
26 フロントアッパメンバ
27 フロントフェンダ
51 アッパメンバ
52 ロアメンバ(垂下部)
70 連結部材
71 延長部
72 前板
73 上板
74 下板
80 ブラケット
81 基部
82 ブラケット本体
85 締結部(支持部位)
90 アッパサイドメンバ
91 ライト上部取付部
104 ライト位置決め部(第3孔)
110 ヘッドライト
CL 車幅中心線

Claims (6)

  1. 車体前部の車幅方向両側に位置して車体前後方向に延びた左右のフロントサイドフレームと、該左右のフロントサイドフレームの車幅方向の外側に位置して左右のフロントピラーから前方へ延びた左右のアッパメンバと、車体前部の車幅方向両側に位置した左右のフロントフェンダとを含むとともに、車体前部の車幅方向両側に左右のヘッドライトを取り付け可能な車体前部構造において、
    前記左右のアッパメンバは、前端部から前下方へ延びる左右の垂下部を有し、
    該左右の垂下部は、前記左右のフロントサイドフレームに対して左右の連結部材により連結され、
    該左右の連結部材は、前記左右の垂下部よりも車幅方向の外側へ延びた左右の延長部を有し、
    該左右の延長部には、車体前部に対する前記左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトの車幅方向の位置決めをし且つ支持するための、左右のブラケットが取り付けられていることを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記左右のブラケットは、前記左右の延長部に取り付けられる左右の基部と、該左右の基部から略上方へ延びる左右のブラケット本体とからなり、
    該左右のブラケット本体は、車体中心を通るとともに車体前後方向に延びる車幅中心線に対して、略平行であり、
    前記左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトとは、前記左右のブラケットのなかの、前記左右のブラケット本体によって、車幅方向の位置決めをされるとともに、該左右のブラケット本体に支持され、
    前記左右の基部は、前記左右のブラケット本体のなかの、少なくとも前記左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトとを支持する支持部位よりも、高剛性に構成されていることを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
  3. 前記左右のブラケットは、前記左右のフロントフェンダと前記左右のヘッドライトとによって両側から挟み込み可能、且つ締結可能な締結部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車体前部構造。
  4. 前記左右のフロントフェンダは、該左右のフロントフェンダに対する前記左右のヘッドライトの位置決めをすることが可能な、左右のライト位置決め部を有していることを特徴とする請求項3記載の車体前部構造。
  5. 前記左右のフロントサイドフレームの前端部に接合されたフロントバルクヘッドと、該フロントバルクヘッドの左右の上部コーナから後方へ延びて前記左右のアッパメンバに接合された左右のアッパサイドメンバとを有し、
    該左右のアッパサイドメンバの上面には、前記左右のヘッドライトの上部を取り付けるための左右のライト上部取付部を有していることを特徴とする請求項4記載の車体前部構造。
  6. 前記左右の延長部は、それぞれ、車体正面に面する前板と、該前板の上端から後方へ延びる上板と、前記前板の下から後方へ延びる下板とにより、車幅方向から見て後方を開放したハット状断面に形成され、
    該ハット状断面の上面は、下面よりも幅広に設定され、
    前記左右のブラケットの前記左右の基部は、前記左右の下板の車幅方向の端を覆いつつ、前記左右の前板に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の車体前部構造。
JP2014178350A 2014-09-02 2014-09-02 車体前部構造 Expired - Fee Related JP5986159B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178350A JP5986159B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 車体前部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178350A JP5986159B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 車体前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016052801A JP2016052801A (ja) 2016-04-14
JP5986159B2 true JP5986159B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=55744578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014178350A Expired - Fee Related JP5986159B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 車体前部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5986159B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112590942B (zh) * 2020-12-25 2021-11-30 奇瑞汽车股份有限公司 汽车前端支架和汽车

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3941446B2 (ja) * 2001-10-04 2007-07-04 日産自動車株式会社 車体前部構造
JP4617681B2 (ja) * 2004-02-18 2011-01-26 マツダ株式会社 自動車の前部車体構造
JP4580350B2 (ja) * 2006-02-22 2010-11-10 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP2009096330A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Honda Motor Co Ltd 車体前部構造
JP5531984B2 (ja) * 2011-02-25 2014-06-25 マツダ株式会社 車両の前部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016052801A (ja) 2016-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6421766B2 (ja) フレーム車の骨格構造
US11173776B2 (en) Vehicle body front structure for electric vehicle
JP6402249B2 (ja) 車体後部構造
JP5915742B2 (ja) 車室ボディ構造
JP5949921B2 (ja) 車体構造
US9248865B2 (en) Vehicle body front structure
CN109204510B (zh) 车身前部构造
JP5874599B2 (ja) フロントサブフレーム構造およびフロントサブフレームの組付け方法
JP5377559B2 (ja) 車両の前部車体
US10196094B2 (en) Utility vehicle
JP2006327259A (ja) 自動車の前部車体構造
JP4455533B2 (ja) 車体前部構造
KR20170068326A (ko) 전기 자동차용 배터리 조립 구조
JP6059696B2 (ja) 車体前部構造
JP2009248805A (ja) 自動車の前部車体構造
JP5986159B2 (ja) 車体前部構造
JP6179250B2 (ja) フロントフェンダ
JP2017001515A (ja) 自動車の前部車体構造
KR101807135B1 (ko) 리어플로어 조립체
JP6610199B2 (ja) 車両の前部構造
JP4080461B2 (ja) 車体前部構造
JP2017202791A (ja) フェンダブラケット構造
JP4060253B2 (ja) 車両のボデー構造
JP2020179791A (ja) 車両前部構造
JP2006044450A (ja) センサ配設構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5986159

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees