JP5985033B1 - 鍵開閉装置、作動制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】サムターンの回転方向を自律的に検出し設定すること。【解決手段】ドアに設けられた鍵を作動させるための鍵開閉装置であって、鍵と連動するサムターン(400)と接触してサムターンを回転させる回転部(22)と、サムターンの回転方向の位置を検出するセンサ(23)と、センサによる検出結果に基づいて、サムターンの施錠に対応する第1位置及びサムターンの解錠に対応する第2位置を求め、第1位置から第2位置への第1回転方向及び/又は第2位置から第1位置への第2回転方向を求めるサムターン状態検出部(13)と、第1位置、第2位置、第1回転方向及び/又は第2回転方向の各情報を記憶するメモリ(20)と、メモリに記憶された第1回転方向及び/又は第2回転方向に基づいて、回転部に駆動力を与えて鍵を解錠及び施錠する作動制御部(12,22)を含む、鍵開閉装置である。【選択図】図2

Description

本発明は、建造物等の出入り口の扉(玄関ドア等)の施錠、解錠を自動的に行う技術に関する。
近年、スマートフォンなどの携帯端末を用いて、建造物等の出入り口の扉(玄関ドア等)の施錠、解錠を自動的に行うシステムが提案され、普及し始めている。上記のようなシステムでは、携帯端末を仮想的な鍵として用いており、従来のような物理的な鍵を用いる必要がなくなることからユーザの利便性が向上する。また、例えば賃貸住宅の所有者の立場からは、仮想的な鍵の使用を制限したり、別なものに変更したりといったことが容易であるので、入居者が変わるたびに物理的な鍵の交換を行う必要がなくなるという利点もある。携帯端末を用いて鍵の開閉を行う従来技術は、例えば、特開2012−207452号公報(特許文献1)に開示されている。
ところで、多くの場合、扉の開き方向(右開き、左開き)などによって施錠時や解錠時にサムターンを回転させる方向が異なるので、上記のようなシステムにおいては、システムの利用開始に先立って扉の開き方向あるいはサムターンの回転方向をユーザが把握してそれらの情報を正確にシステムに設定する必要がある。しかし、必ずしもユーザが扉の開き方向等を正確に把握して設定できるとは限らず、勘違いや入力間違いなどを生じる可能性がある。その場合には、解錠や施錠を正しく行えなくなることから、原因を特定して設定をやり直しする必要があり手間が増える。また、システムの動作時にサムターンを回転させる向きと大きさが決まっているため、システム設置時に、サムターンを回転させる構造部の向きを精密に合わせる必要がある。このため、システムを利用するユーザにとっては、システム設置の手間が多く利便性に欠ける。
特開2012−207452号公報
本発明は、扉の施錠、解錠を自動的に行う装置において、サムターンの回転方向等を自律的に検出し設定することが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
また、本発明は、扉の施錠、解錠を自動的に行う装置において、システム設置の際の装置の向きに自由度を持たせることが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る鍵開閉装置は、ドアに設けられた鍵を作動させるための鍵開閉装置であって、(a)前記鍵と連動するサムターンと接触して当該サムターンを回転させる回転部と、(b)前記サムターンの回転方向の位置を検出するセンサと、(c)前記センサによる検出結果に基づいて、前記サムターンの施錠に対応する第1位置及び前記サムターンの解錠に対応する第2位置を求め、前記第1位置から前記第2位置への第1回転方向及び/又は前記第2位置から前記第1位置への第2回転方向を求めるサムターン状態検出部と、(d)前記第1位置、前記第2位置、前記第1回転方向及び/又は前記第2回転方向の各情報を記憶するメモリと、(e)前記メモリに記憶された前記第1回転方向及び/又は前記第2回転方向に基づいて、前記回転部に駆動力を与えて前記鍵を解錠及び施錠する作動制御部を含む、鍵開閉装置である。
本発明の一態様に係る作動制御システムは、上記鍵開閉装置と、この鍵開閉装置へ解錠及び施錠を指示するコマンドを与える携帯端末を含む、作動制御システムである。また、この作動制御システムは、コマンドを鍵開閉装置へ送信することを許容する権限情報を携帯端末へ与えるサーバを更に備えてもよい。
上記構成によれば、扉の施錠、解錠を自動的に行う装置において、サムターンの回転方向等を自律的に検出し設定することが可能となる。また、システム設置の際の向きに自由度を持たせることが可能となる。
図1は、一実施形態の作動制御システムの概略構成を示す図である。 図2は、鍵開閉装置の構成を示すブロック図である。 図3は、携帯端末の構成を示すブロック図である。 図4は、施錠時と解錠時のサムターンの位置をユーザの操作によって設定させる際の表示画像の一例を示す図である。 図5は、鍵開閉装置の設置位置を示す模式図である。 図6は、鍵開閉装置のサムターン開閉機構の構成を示す縦断面図である。 図7は、鍵開閉装置の動作手順を示すフローチャートである。 図8は、サムターンの回転方向を求める方法について説明する模式図である。
図1は、一実施形態の作動制御システムの概略構成を示す図である。同図に示す作動制御システムは、ユーザの所持する携帯端末を用いて、住居やオフィスなどのドアに設置された鍵の開閉を自律的に行わせるためのシステムである。この作動制御システムは、ドアの鍵に備わったサムターン400を回転させて解錠、施錠を行うための鍵開閉装置100と、ユーザが所持するスマートフォン等の携帯端末200と、携帯端末200へ各種情報を提供し、あるいは鍵の開閉に関する権限を与える等の処理を行うサーバ300を含んで構成されている。携帯端末200とサーバ300の相互間は通信ネットワークNを介して相互に情報通信可能に接続されている。
鍵開閉装置100は、ドアのサムターン400に対応付けて設置されており、このサムターン400を回転させる機構を備えている。ここで、サムターン400とは、例えば板状の摘み部を有しており、この摘み部を回転させることによってドア内部に内蔵された錠前を作動させるためのものである。例えば、サムターン400の摘み部がほぼ垂直に位置する状態が「解錠」に対応し、摘み部がほぼ水平に位置する状態が「施錠」に対応している。鍵開閉装置100は、このようなサムターン400を自動的に回転させる。なお、このような鍵開閉装置100の具体的な構成としては、種々の公知技術(例えば、特開2002−168014号公報参照)を用いることができる。
携帯端末200は、ユーザが所持するものであり、インターネット等の通信回線を介した通信を行う機能や、ブルートゥース(登録商標)などの近距離の無線通信機能を備えている。本実施形態では、携帯端末200としてスマートフォンを想定するが、携帯電話機、PHS、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA)、家庭用ゲーム機器など、通信機能を備えたあらゆる端末に適用可能である。
サーバ300は、携帯端末200へ各種情報を提供し、あるいは鍵の開閉に関する権限を与える等の処理を行うためのものである。このサーバ300は、例えば演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、そのコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムを実行することによって構成される。
通信ネットワークNは、携帯端末200とサーバ300の間で相互に情報通信を行うことが可能な通信網を含んで構成されている。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
図2は、鍵開閉装置100の構成を示すブロック図である。図示のように鍵開閉装置100は、制御部10、メモリ20、近距離通信部21、サムターン開閉機構22、回転位置センサ23を備えている。なお、回転位置センサ23が本発明における「センサ」に対応する。
制御部10は、例えばCPU等を備えたコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって構成されており、鍵開閉装置100の全体動作を制御する。
メモリ20は、制御部10と接続された記憶手段(例えば不揮発性メモリ)であり、制御部10で実行される動作プログラムや各種のデータを記憶する。
近距離通信部21は、制御部10と接続されており、制御部10と携帯端末200との間における比較的近距離での情報通信に関わる処理を行う。本実施形態では、近距離通信部21は、公知のブルートゥース規格に基づいた情報通信を行うものである。
サムターン開閉機構22は、サムターン400に取り付けられており、制御部11の開閉制御部12から与えられる動作指示命令に応じてサムターン400を「施錠」と「解錠」の各状態に対応する位置に作動させる。
回転位置センサ23は、サムターン400の回転方向の位置を検出する。本実施形態の回転位置センサ23は、サムターン開閉機構22に備わったサムターン400を連動させる構造部(後述の円柱部180)の回転方向の位置を検出することによって間接的にサムターン400の回転方向の位置を得る。
上記した制御部10は、機能ブロックとしての認証処理部11、開閉制御部12、サムターン状態検出部13、ドア開閉方向判定部14を有する。
認証処理部11は、携帯端末200が鍵を解錠、施錠する権限を有するものであるかどうかを確認する処理(認証処理)を行う。この認証処理は、例えば、鍵の解錠等を行うことが許可されている携帯端末200であることを示す情報である権限情報が予めメモリ20に格納されており、その識別情報を用いて行われる。
具体的には、認証処理部11は、携帯端末200に対してその携帯端末200に予め付与された権限情報を送信することを要求し、携帯端末200から返信された権限情報がメモリ20に格納されている権限情報と一致する場合に、この携帯端末200は解錠・施錠の権限を有するものと判断する。
開閉制御部12は、認証処理部11によって権限を有すると認証された携帯端末200から解錠または施錠を指示するコマンド(命令)が送信されたときに、この送信されたコマンド(解錠/施錠)に基づいて、サムターン開閉機構22に動作指示命令を与える。また、開閉制御部12は、サムターン開閉機構22に対して「解錠」の動作指示命令を与えた後に一定時間が経過した場合には、サムターン開閉機構22に「施錠」の動作指示命令を与える。
サムターン状態検出部13は、回転位置センサ23の検出結果と携帯端末200から送信される情報に基づいて、施錠時、解錠時のそれぞれにおけるサムターン400の位置と、施錠から解錠の操作時およびその逆の操作時のそれぞれにおけるサムターン400の回転方向と検出する。検出されたサムターン400の位置および回転方向の各情報はサムターン状態検出部13によってメモリ20に書き込まれ、メモリ20により記憶される。
ドア開閉方向判定部14は、サムターン状態検出部13によって検出されるサムターン400の施錠時/解錠時の各位置や回転方向の各情報に基づいて、鍵開閉装置100が設置されているドアの開き方向(右開きまたは左開き)を判定する。本実施形態では、例えば、施錠時のサムターン400の回転方向が時計回りであればドアの開き方向が「右開き」と判定され、施錠時のサムターン400の回転方向が反時計回りであればドアの開き方向が「左開き」と判定される。
図3は、携帯端末200の構成を示すブロック図である。図示のように携帯端末200は、制御部30、メモリ40、近距離通信部41、通信部42、表示部43、入力部44を備えている。
制御部30は、例えばCPU等を備えたコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって構成されるものであり、機能ブロックとしての認証処理部31、コマンド処理部32、初期設定処理部33を有する。
認証処理部31は、携帯端末200によって鍵開閉装置100の作動を行うことに関してサーバ300から認証を得るための処理を行う。具体的には、認証処理部31は、例えば予めサーバ300に登録しておいたユーザIDとパスワードを用いてサーバ300に接続して鍵開閉装置100に対して実行したいコマンドを通知し、権限情報の付与をサーバ300に要求する。
コマンド処理部32は、認証処理部31によってサーバ300から取得された権限情報を用いて、鍵開閉装置100に対して、サムターン400の解錠または施錠を指示する命令(コマンド)を送信する処理を行う。またコマンド処理部32は、解錠コマンド送信の際に併せて、あるいはコマンド送信に先立って、メモリ40に格納されている権限情報を鍵開閉装置100へ送信する。
初期設定処理部33は、鍵開閉装置100の設置時に、施錠時と解錠時のそれぞれにおけるサムターン400の位置をユーザの操作によって設定させるための処理を行う。具体的には、初期設定処理部33は、施錠時の位置の設定を行うときに、例えば図4(A)に示すように「施錠位置」の設定ボタンを表示する。そして、ユーザがサムターン400を「施錠」の位置へ回した後にこの設定ボタンを押下すると、現在の位置が「施錠」の位置として設定されたことを示す情報を鍵開閉装置100へ送信する。
同様に、初期設定処理部33は、解錠時の位置の設定を行うときに、例えば図4(B)に示すように「解錠位置」の設定ボタンを表示する。そして、ユーザがサムターン400を「解錠」の位置へ回した後にこの設定ボタンを押下すると、現在の位置が「解錠」の位置として設定されたことを示す情報を鍵開閉装置100へ送信する。なお、初期設定処理部33から鍵開閉装置100への情報の送信は近距離通信部41を介して行われる。
メモリ40は、制御部30と接続された記憶手段(例えば不揮発性メモリ)であり、制御部30で実行される動作プログラムや各種のデータを記憶する。例えば、メモリ40には、携帯端末200に対して予めサーバ300から付与された権限情報が格納される。
近距離通信部41は、制御部30と接続されており、制御部30と鍵開閉装置100との間における比較的近距離での情報通信に関わる処理を行う。本実施形態では、近距離通信部41は、公知のブルートゥース規格に基づいた情報通信を行うものである。
通信部42は、制御部30と接続されており、制御部30がネットワークNを介してサーバ300と情報通信するために必要な処理を行う。
表示部43は、例えば制御部30と接続された液晶表示パネルなどの表示手段であり、各種の画像表示を表示する。
入力部44は、例えば制御部30と接続されたタッチパネルなどの入力手段であり、各種情報を入力するために用いられる。
図5は、鍵開閉装置の設置位置を示す模式図である。また図6は、鍵開閉装置のサムターン開閉機構の構成を示す縦断面図である。鍵開閉装置100は、例えばドア(扉)410の内側(部屋側)にあるサムターン400に取り付け自在である。鍵開閉装置100は、例えば磁石によりドア410に着脱自在である。鍵開閉装置100は、例えばサムターン400とその周囲を覆う筐体160を備えている。
鍵開閉装置100は、サムターン開閉機構22として、サムターン400を回転させるサムターン回転部170と、駆動源の動力によりサムターン回転部170を回転させる回転駆動機構171と、手動によりサムターン回転部170を回転させる手動回転部172と、電源部173等を筐体160内に備えている。また、鍵開閉装置100は、手動回転部172によりサムターン回転部170を回転させる際に回転駆動機構171のモータ190とサムターン回転部170との間の動力の伝達を遮断可能なクラッチ機構120を有している
サムターン回転部170は、例えば略円柱状の円柱部180と、円柱部180の底面から後方側(図6の左側)に突出する脚部181を有している。
円柱部180は、例えば後方側の大径部183と、前方側(図6の右側)の小径部184を有している。大径部183の前方側の面には、回転駆動部材の凸状部101が嵌め込まれる溝部185が形成されている。溝部185は、サムターン回転部170の回転軸を中心とする円弧状に形成されている。溝部185の円弧の内角は、例えば270°(3/2×π(rad))程度に形成されている。
脚部181は、円柱部180の回転軸を中心とする同一円周上に例えば4本設けられ、4本の脚部181によって幅の異なる溝路が十字状に形成されている。サムターン回転部170は、脚部181の間にサムターン400を挟んで保持し回転することでサムターン400を回すことができる。
リング状磁石130は、環状の永久磁石であり、円柱部180の小径部184の外円周面に沿って設けられている。このリング状磁石130は、例えば、外周面上において隣り合うN極とS極の対を1つ以上有するように構成されている。リング状磁石130の周囲には、複数のホール素子131が配置されている。これらのリング状磁石130と複数のホール素子131によって上記した回転位置センサ23が構成されている。なお、回転位置センサ23の構成はこれに限定されず種々の公知技術を適用することができる。
手動回転部172は、例えば円柱状、或いは円盤状に形成され、サムターン回転部170の円柱部180の前方側に固定されている。手動回転部172は、筐体160の前面160aに設けられた開口部160bに配置され、筐体160の前方側に突出している。手動回転部172の筐体160から突出した部分をユーザが手で保持し回転することによりサムターン回転部170を手動で回転させることができる。なお、手動回転部172には、サムターンのような摘み部があってもよい。
回転駆動機構171は、例えば遠隔操作により駆動する駆動源としてのモータ190と、サムターン回転部170の同軸上に設けられサムターン回転部170に係止可能な回転駆動部材191と、モータ190の動力を回転駆動部材191に伝達する伝達機構192を有している。
回転駆動部材191は、リング状に形成され、サムターン回転部170の円柱部180の小径部184にはめ込まれている。回転駆動部材191は、外周面に歯を有し、歯車を構成している。回転駆動部材191は、底面側に回転軸を中心とする円弧状の凸状部101を備えている。凸状部101の円弧の内角は、例えば180°程度に形成されている。凸状部101は、サムターン回転部170の円弧状の溝185にはめ込まれ、これにより、回転駆動部材191は、サムターン回転部170に回転方向に係止可能になっている。
伝達機構192は、例えば複数の歯車により構成されている。例えば伝達機構192は、モータ190の軸に取り付けられた歯車110と、回転駆動部材191の歯車とかみ合う歯車111等により構成されている。モータ190が駆動すると、歯車110、111が回転し、回転駆動部材191が回転する。
電源部173は、一つ又は複数の電池を備えている。電源部173は、モータ190や制御部10等に電力を供給する。
図7は、鍵開閉装置の動作手順を示すフローチャートである。この動作は、例えば鍵開閉装置100がドア410に設置された後に、外部装置である携帯端末200がユーザによって操作され、携帯端末200と鍵開閉装置100が動作することによって開始される。なお、ここでは施錠位置が先に設定され、その後に解錠位置が設定されるが、これらの順番は逆でもよい。
ユーザにより、携帯端末200の表示部43に表示される画像(図4(A)参照)に応じて鍵開閉装置100の手動回転部172を用いてサムターン400を回転させることによりサムターン400が「施錠」に対応する位置にされ、その後表示部43に表示された設定ボタンが押下されたことが入力部44によって検出されると、現在の位置が「施錠」の位置として設定されたことを示す情報(第1情報)が携帯端末200から鍵開閉装置100へ送信される。
このとき、サムターン状態検出部13は、携帯端末200の初期設定処理部23から送信される情報に基づいて、サムターン400の施錠位置がセットされたか否かを判定する(ステップS11)。「施錠」の位置設定に関する情報が送信されない間は(ステップS11;NO)、ステップS11の判定が繰り返される。
「施錠」の位置設定に関する情報が送信されると(ステップS11;YES)、サムターン状態検出部13は、回転位置センサ23の検出結果に基づいてサムターン400の現時点の位置、すなわち施錠時に対応する位置を検出し、当該位置を示す情報をメモリ20に記憶させる(ステップS12)。
次に、ユーザにより、携帯端末200の表示部43に表示される画像(図4(B)参照)に応じて鍵開閉装置100の手動回転部172を用いてサムターン400を回転させることによりサムターン400が「解錠」に対応する位置にされ、その後表示部43に表示された設定ボタンが押下されたことが入力部44によって検出されると、現在の位置が「解錠」の位置として設定されたことを示す情報(第2情報)が携帯端末200から鍵開閉装置100へ送信される。
このとき、サムターン状態検出部13は、携帯端末200の初期設定処理部23から送信される情報に基づいて、サムターン400の解錠位置がセットされたか否かを判定する(ステップS13)。「解錠」の位置設定に関する情報が送信されない間は(ステップS13;NO)、ステップS13の判定が繰り返される。
「解錠」の位置設定に関する情報が送信されると(ステップS13;YES)、サムターン状態検出部13は、回転位置センサ23の検出結果に基づいてサムターン400の現時点の位置、すなわち解錠時に対応する位置を検出し、当該位置を示す情報をメモリ20に記憶させる(ステップS14)。
次に、サムターン状態検出部13は、検出したサムターン400の「施錠」と「解錠」のそれぞれに対応する位置の情報に基づいて、サムターン400の施錠時および解錠時のそれぞれにおける回転方向を求め、当該回転方向を示す情報をメモリ20に記憶させる(ステップS15)。
図8は、ステップS15においてサムターンの回転方向を求める方法について説明する模式図である。例えば、図8(A)に示すように、解錠時のサムターン400の上側位置が0°方向(12時方向)であり、施錠時のサムターン400の上側位置が90°方向(3時方向)であったとする。この場合には、サムターン400を施錠する際の回転方向が「時計回り」であり、サムターン400を解錠する際の回転方向はその逆の「反時計回り」であることが分かる。また、図8(B)に示すように、解錠時のサムターン400の上側位置が0°方向(12時方向)であり、施錠時のサムターン400の上側位置が270°方向(9時方向)であったとする。この場合には、サムターン400を施錠する際の回転方向が「反時計回り」であり、サムターン400を解錠する際の回転方向はその逆の「時計回り」であることが分かる。ここで求められて記憶された回転方向は、以後、携帯端末200を用いた操作等によって鍵開閉装置100によりサムターン400を自動的に作動させる際の動作制御に利用される。
なお、ここでは説明を分かりやすくするために、解錠時の位置を0°、施錠時の位置を90°または270°としたが、これらの位置は任意であり、解錠時と施錠値の位置はどのような位置であってもよい。このため、鍵開閉装置100の設置の際の向きに自由度を持たせることが可能となる。
次に、ドア開閉方向判定部14は、ステップS15にて求められたサムターン400の回転方向に基づいて、ドア410の開き方向を判定して当該判定結果をメモリ20に記憶させる(ステップS16)。例えば、施錠時のサムターン400の回転方向が「時計回り」であればドア410が右開きであると判定でき、施錠時のサムターン400の回転方向が「反時計回り」であればドア410が左開きであると判定できる。
以上のような実施形態によれば、ドアの施錠、解錠を自動的に行う装置において、サムターンの回転方向を自律的に検出し設定することが可能となる。また、システム設置の際の向きに自由度を持たせることが可能となる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
例えば、上記した実施形態では携帯端末200に対してサーバ300から権限情報が与えられ、この権限情報を用いて鍵開閉装置100と携帯端末200の間の認証処理が行われていたが、この限りではなく、権限を持つ携帯端末200を特定できる識別情報を予め鍵開閉装置100のメモリ20に格納しておき、その識別情報を用いて携帯端末200の権限の有無を判断してもよい。
また、上記した実施形態では、サムターン400の解錠時と施錠時の各位置に基づいてサムターン400の作動時の回転方向を求めていたが、回転位置センサ23によって回転方向を直接求めてもよい。この場合には、例えば携帯端末200の初期設定処理部33によって「施錠した状態から解錠してください」という趣旨の画像を表示させ、利用者が設定開始ボタンを押下したら、回転位置センサ23の出力に基づいてサムターン状態検出部13により回転方向を検出すればよい。
10、30:制御部
11:認証処理部
12:開閉制御部
13:サムターン状態検出部
14:ドア開閉方向判定部
20、40:メモリ
21、41:近距離通信部
22:サムターン開閉機構
23:回転位置センサ
31:電波強度検出部
32:コマンド処理部
33:初期設定処理部
42:通信部
43:表示部
44:入力部
100:鍵開閉装置
200:携帯端末
300:サーバ
400:サムターン
N:ネットワーク

Claims (5)

  1. ドアに設けられた鍵を作動させるための鍵開閉装置であって、
    前記鍵と連動するサムターンと接触して当該サムターンを回転させる回転部と、
    前記サムターンの回転方向の位置を検出するセンサと、
    前記センサによる検出結果に基づいて、前記サムターンの施錠に対応する第1位置及び前記サムターンの解錠に対応する第2位置を求め、前記第1位置から前記第2位置への第1回転方向及び/又は前記第2位置から前記第1位置への第2回転方向を求めるサムターン状態検出部と、
    前記第1位置、前記第2位置、前記第1回転方向及び/又は前記第2回転方向の各情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記第1回転方向及び/又は前記第2回転方向に基づいて、前記回転部に駆動力を与えて前記鍵を解錠及び施錠する開閉制御部と、
    を含
    前記サムターン状態検出部は、外部装置から送信される第1情報に基づいて前記サムターンの現在の位置が前記第1位置であることを特定し、前記外部装置から送信される第2情報に基づいて前記サムターンの現在の位置が前記第2位置であることを特定する、
    鍵開閉装置。
  2. ドアに設けられた鍵を作動させるための鍵開閉装置であって、
    前記鍵と連動するサムターンと接触して当該サムターンを回転させる回転部と、
    前記サムターンの回転方向の位置を検出するセンサと、
    前記センサによる検出結果に基づいて、前記サムターンの施錠に対応する第1位置及び前記サムターンの解錠に対応する第2位置を求め、前記第1位置から前記第2位置への第1回転方向及び/又は前記第2位置から前記第1位置への第2回転方向を求めるサムターン状態検出部と、
    前記第1位置、前記第2位置、前記第1回転方向及び/又は前記第2回転方向の各情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記第1回転方向及び/又は前記第2回転方向に基づいて、前記回転部に駆動力を与えて前記鍵を解錠及び施錠する開閉制御部と、
    前記記憶部に記憶された前記第1回転方向及び/又は前記第2回転方向に基づいて、前記ドアの開き方向を判定するドア開閉方向判定部と、
    を含む、鍵開閉装置。
  3. 前記回転部を手動によって回転させるための手動回転部、を更に含み、
    当該手動回転部を用いて前記サムターンが前記第1位置及び前記第2位置に回転させられる、
    請求項1又は2に記載の鍵開閉装置。
  4. 請求項1〜の何れかに記載の鍵開閉装置と、
    前記鍵開閉装置へ解錠及び施錠を指示するコマンドを送信する携帯端末と、
    を含む、作動制御システム。
  5. 前記コマンドを前記鍵開閉装置へ送信することを許容する権限情報を前記携帯端末へ与えるサーバを更に備える、
    請求項に記載の作動制御システム。
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