JP3097445U - 電気錠用アダプター - Google Patents
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Abstract
【課題】電気錠を低コストで実現する。
【解決手段】電気錠をアダプター本体Aと、前記アダプター本体Aへ施錠・解錠信号を送信するリモコンRとで構成する。前記アダプター本体Aは、ドアに設けられたサムターン錠Sのつまみ部分Lに嵌まるコの字型を有する係合手段Cと、その係合手段Cを解錠方向または施錠方向に回す駆動手段Dとを備えることにより、アダプター本体Aをドアのサムターン錠SのつまみLに係合手段Cを係合させて取り付けるだけで、簡単に電気錠を実現できるようにして、ドアを改修しなくとも低コストで電気錠を実現できるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】電気錠をアダプター本体Aと、前記アダプター本体Aへ施錠・解錠信号を送信するリモコンRとで構成する。前記アダプター本体Aは、ドアに設けられたサムターン錠Sのつまみ部分Lに嵌まるコの字型を有する係合手段Cと、その係合手段Cを解錠方向または施錠方向に回す駆動手段Dとを備えることにより、アダプター本体Aをドアのサムターン錠SのつまみLに係合手段Cを係合させて取り付けるだけで、簡単に電気錠を実現できるようにして、ドアを改修しなくとも低コストで電気錠を実現できるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、サムターン錠の施錠と解錠を電動化できるようにした電気錠アダプターに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気錠は、錠箱に内蔵した電磁ソレノイドや電動モータを、遠隔操作して施錠及び解錠操作をできるようにしたものである。
【0003】
すなわち、電磁ソレノイドを使用したものは、例えば、サムターンや鍵によって回動するシリンダ錠とラッチボルトとを係合片で連結し、その係合片を電磁ソレノイドで動かすことにより施錠と解錠とを行う構造となっている。
【0004】
一方、電動モータを使用したものは、例えば、サムターン錠のデッドボルトにラックギヤを形成し、このラックギヤと電動モータを減速ギヤを介して接続し、電動モータを正逆回転させることにより、デッドボルトを進退させて施錠と解錠とを行う構造となっている。
【0005】
このように、通常のドアの錠とは構造が違うため、既設のドアで電気錠を使用するためには既設のもの(錠箱、サムターン錠...等々)を全て撤去し、取り替えねばならなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、既設の錠等をそっくり電気錠に取り替えるのでは費用が嵩む。
【0007】
また、取り付ける電気錠と通常のドアの錠とは、構造が違うので形状もおのずと違う。したがって、ドアを改修して、一旦、電気錠に取り替えてしまうと、取り替える前の状態に戻すことが難しくなり、特に、賃貸住宅などでは転居等で引っ越す際に困ってしまう問題がある。
【0008】
そこで、この考案の課題は、電気錠を低コストで実現し、かつ、転居などの際も前の状態に復帰できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案では、ドアに設けられたサムターン錠のつまみ部分に嵌まるコの字型を有する係合手段と、その係合手段を解錠方向または施錠方向に回す駆動手段とを備え、前記駆動手段が施錠・解錠信号に基づいて係合手段を回動して施錠と解錠を行うという構成を採用したのである。
【0010】
このような構成を採用することにより、コの字型係合手段は、ドアのサムターン錠のつまみ部分に嵌めることができる。そのため、係合手段を駆動手段が施錠・解錠信号に基づいて解錠あるいは施錠方向へ回転すると、ドアの施錠・解錠ができる。したがって、ドアを改修しなくともよいので低コストで電気錠を実現できる。
【0011】
このとき、上記電気錠アダプターが係合手段と駆動手段とを備えたアダプター本体と、前記アダプター本体へ施錠・解錠信号を送信するリモコンとからなる構成を採用することができる。
【0012】
このような構成を採用することにより、解錠・施錠の操作をリモコン(リモートコントローラー)で行える。
【0013】
また、このとき、上記アダプター本体を係止手段によってドアに着脱自在に取り付けられるようにした構成を採用することもできる。
【0014】
このような構成を採用することにより、アダプター本体をドアに着脱できるので、アダプター本体をドアに取り付ければ、ドアの錠を簡単に電気錠にすることができる。また、アダプター本体をドアから取り外せば、取り付け前の状態に戻すことができる。
【0015】
その際、上記係止手段が、両面テープである構成としたり、上記係止手段が、ドア面に取り付けられる取り付けフレームと、前記フレームに係合する突起をアダプター本体に設けて、アダプター本体をドアに着脱自在に取り付けられるようにした構成を採用することができる。
【0016】
また、このとき、上記リモコンが赤外線送信手段を有し、リモコン側で所定幅の確認パルスを送信したのち、予め施錠・解錠信号として決められた数のパルスを所定時間内に送信し、一方、アダプター本体に赤外線受信手段を備えて、確認パルスを受信すると、受信パルスの計数を開始して、受信したパルスの数に基づいて施錠・解錠信号をデコードし、施錠と解錠を行う構成を採用することができる。
【0017】
このような構成を採用することにより、施錠や解錠のため所定時間内に送信しなければならないパルスの組合せは、従来の赤外線リモコンよりも遙に多くできるし、その組合せもパルスの数を変えるだけでよいので、セキュリティの高い錠前システムを構築できる。
【0018】
【考案の実施形態】
以下、この考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
この形態の電気錠アダプターは、図1で示すように、アダプター本体AとリモコンRとで構成されている。
【0020】
アダプター本体Aは、サムターン錠Sとの係合手段Cと、その駆動手段Dを備えたもので、前記係合手段Cと駆動手段Dを、図1のように、底面パネルPB上にサブパネルPSを設けて取り付け、これらをカバーケースCCで被った構造となっている。
【0021】
底面パネルPBは、図1のように、ネジ止め用の係止部aと、半円形の切欠bを設けたパネルに電池ケースBCを設けた構造となっている。
【0022】
ネジ止め用の係止部aは、上下のパネル端を手前側(この図では)に折り曲げて、サブパネルSの固定用のネジ孔dとカバーケースCCの固定用のネジ孔eとを形成したもので、サブパネルPSとカバーケースCCを、それぞれ、ネジ止めするようになっている。
【0023】
半円形の切欠bは、図1では、底面パネルPBの右下方に設けており、その大きさはサムターン錠Sのシリンダ外周に合致するように形成してある。
【0024】
電池ケースBCは、底面パネルPBの左側の箱形のもので、乾電池を入れるようになっている。
【0025】
また、この形態では、底面パネルPBの底面側(外側)は接合面となっており、接合面に係止手段として図2のように、両面テープTを取り付けて室内側のドア面に取り付けるようになっている。
【0026】
サブパネルPSは、図1のように「コ」の字型をしたもので、「コ」の字型の折曲部gに貫通孔fを設けて、底面パネルPBの係止部aにネジ止めできるようにしており、その折曲部gに挟まれた水平部分に係合手段Cと駆動手段D及び施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbと制御回路Bを取り付ける構造となっている。
【0027】
また、前記折曲部gは、底面パネルPBへの取り付けだけに用いているのではなく、サブパネルPSの高さを決めるためのスペーサとしても用いており、その高さはサムターン錠SのつまみLに係合手段Cを取り付けられる寸法に決めている。
【0028】
係合手段Cは、図3(a)、(b)に示すように、コの字型の係合部c1の中心に軸c2を取り付けたもので、係合部c1のコの字の溝はサムターン錠SのつまみLが嵌まる幅と深さに形成されている。このとき、係合部c1を例えば、弾性のある金属や樹脂などで形成し、溝の幅を少し小さめに形成しておけば、サムターン錠SのつまみLの部分の大きさが少し違っていても、圧入すればしっかりと係合できるので好ましい。
【0029】
この係合手段Cの軸c2は駆動手段Dに連結されるようになっている。駆動手段Dは、この形態の場合、小型のDCモータMを使用したもので、例えばモータMは図3(b)のように、ギヤーボックスGを介して係合手段Cの回転軸c2と接続されている。一方、モータMは制御回路Bと接続されている。
【0030】
また、この係合手段Cには、施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbが取り付けられている。施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbは、この形態では、2個のマイクロスイッチを用いたもので、図4に示すように、一方のマイクロスイッチSEaをサムターン錠SのつまみLの施錠位置に配置し、他方のマイクロスイッチSEbを同つまみLの解錠位置に配置して、その出力を制御回路Bへ入力している。
【0031】
制御回路Bは、例えば図5に示すように、赤外線受光手段10、受信準備信号発生手段11、タイマ手段12、計数手段13、比較手段14とで構成されている。
【0032】
これらの回路(赤外線受光手段10を除く)11〜14は、赤外線受光手段10と接続されたワンショットのリトリガブルタイマIC15と、そのタイマIC15の出力でもって電源と前記回路11〜14とを接続するリレー回路16とで構成される電源管理手段17と接続されており、電源管理手段17は受光手段10が、後述のリモコンRからの信号を受信すると作動して、所定時間の間電源を供給するようになっている。こうすることで省電力化を図り、長期間のバッテリー駆動ができるようにしてある。
【0033】
赤外線受光手段10は、ここでは、赤外線フォトトランジスタを用ている。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、ピン・フォトダイオードなど他の赤外線センサでも構わない。
【0034】
受信準備信号発生手段11は、この形態の場合、時定数回路でもって後述のリモコンRの送信確認パルスよりも幅の狭いリセットパルスを発生するようにしたもので、タイマICなどで構成している。
【0035】
タイマ手段12は、ここでは、時定数回路で設定された幅のパルスを出力するタイマICを使用しており、タイマICは、電源が供給されると計時を開始して「H」出力となる。一方、タイムアップすると出力は「L」となる。
【0036】
計数手段13は、この形態の場合、リセット(クリア)入力RS、イネーブル入力EN、クロック入力CLを備えたバイナリーカウンタ(リモコンRも同じ16bit)を用いている。そして、バイナリーカウンタのリセットRS入力と受信準備信号発生手段11の出力とを接続し、受信準備信号発生手段11からのリセットパルスで計数値をクリアできるようになっている。また、計数手段13のイネーブル入力ENとタイマ手段12の出力とを接続し、タイマ手段12の出力が「H」の場合にのみ(クリア入力CLが優先なので、クリア入力CLが「L」となったのち)計数ができるようになっている。さらに、計数手段13のクロック入力CLと、受光手段10とをシュミット回路18を介して接続することにより、受信パルスをカウントするようになっている。
【0037】
比較手段14は、設定スイッチ14aとAND回路14bとで構成したもので、プルアップしたAND回路14bの入力を設定スイッチ14bを介して計数手段13のカウント出力と接続することにより、設定スイッチ14aをオフにしたとき、AND回路14bの入力は「H」となる。また、オンにした設定スイッチ14aに接続されたカウンタ出力が全て「H」になるとAND回路14bの出力は「H」となるので、設定スイッチ14aで設定されたカウント数に達すると、AND回路14bの出力は「H」となり、それ以外は「L」となる。これにより、設定値との比較ができる。この比較手段14のAND回路14bの出力は、OR回路19を介してスリーステートバッファ20aに入力するようになっている。
【0038】
また、この形態では、リモコンRで設定した施錠パルスと対応させるため、計数手段13のカウンタの最上位出力をOR回路19に直接入力すると同時に、最上位出力をスリーステートバッファ20bへ直接入力している。
【0039】
このスリーステートバッファ20aと20bは、スリーステート入力をタイマ手段12のIC出力と接続されており、IC出力が「H」を出力している期間、すなわち、計数と比較の期間は、スリーステートバッファ20aと20bの出力をハイインピーダンスに保持するようになっている。そして、タイマ手段12の出力が所定の計数期間を過ぎて「L」になると、スリーステート入力が「L」になって、スリーステートバッファ20aと20bが比較した結果の出力あるいはカウントした最上位の出力を行うようになっている。
【0040】
このように、出力タイミングを取ることにより、計数の途中で判別された出力が出ないようにして誤動作を防ぐようにしてある(ゲーティング)。
【0041】
このスリーステートバッファ20aと20bの出力は、施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbを介してモータMのドライブIC23に入力するようになっており、施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbはサムターン錠SのつまみLが施錠あるいは解錠位置に達するとオフになり、ドライブIC23への入力を遮断して停止させる。
【0042】
ちなみに、図5の符号22は、切り替えスイッチで、サムターン錠Sへの取り付け位置に応じて(図1では、アダプター本体Aをサムターン錠Sの左側に取り付けているが、180°回転させて右側に付けられるようにもできる)モータMの回転方向を設定できるようにするためのものである。
【0043】
また、ドライブIC23は、例えば、この形態では図5のような、エミッタフォロワブリッジ接続のものを使用しているが、この他にも図示はしていないがコレクタフォロワブリッジ接続などの単一電源で可逆制御のできるものを使用するのが好ましい(バッテリー駆動に対応させるため)。
【0044】
カバーケースCCは、図1のような箱型のもので、底面パネルPBの切欠bの部分も被うことができる大きさのものである。このケースCCの正面には小さな受光窓Wが設けられており、この窓Wには、制御回路Bで述べた赤外線受光手段10、ここでは、赤外線フォトトランジスタが臨むようになっている。また、カバーケースCCの上部に貫通孔が設けられており、その貫通孔にネジを挿通して底面パネルPBのネジ孔eに固定するようになっている。
【0045】
一方、リモコンRは、図1に示すように、解錠スイッチ1aと施錠スイッチ1b及び送信窓SDとを備えたもので、内部には、送信確認パルス発生手段2、送信パルス発生手段3、発光手段4の各手段を備えている。
【0046】
前記解錠スイッチ1aと施錠スイッチ1bは、この形態では、それぞれ2回路がリンクされたノンロック方式の押しボタンスイッチを用いており、図6のように、1回路を電源(バッテリー)と接続して、どちらかのスイッチ1a、1bを押すと回路に電源が供給されるようになっている。
【0047】
送信窓SDは、この形態では図1に示すように、リモコンRの中央部に設けており、透光性の樹脂で被ってこの窓SDに臨む発光手段(赤外線LED)4を保護するようになっている。
【0048】
送信確認パルス発生手段2は、この形態では、コンデンサと抵抗とを直列に接続したタイマ回路(初期信号発生タイマ)を用いたもので、タイマ出力(リセット出力)を信号混合回路(OR回路)5を介して発光手段4のドライブトランジスタへ入力することにより、所定幅のパルス(図9のT1参照)を出力できるようにしてある。なお、ここでは、CRによるタイマ回路を用いたが、これに限定されるものではなく、カウンタやシフトレジスタあるいはマイコンを用いたものでも構わない。
【0049】
送信パルス発生手段3は、発振回路6、計数回路7、設定回路8と一致回路9とで構成されている。
【0050】
発振回路6は、ロジックICを用いたもので、電源が供給されるとフリーランするようになっている。また、発振回路6の出力は、OR回路5を介して発光手段4のドライブ用トランジスタに直接入力されると同時に、計数回路7にも入力してある。
【0051】
計数回路7は、バイナリーカウンタを直列に接続したもので、カウンタの各バイナリー出力は、設定回路8のスイッチの一方の端子に接続されている。前記設定回路8のスイッチは、例えば、ディプスイッチなどを用いてもよく、このスイッチの他方の端子をプルアップして、一致回路を構成するAND回路9a、9bの入力に接続してある。そのため、AND回路9a、9bの入力には、設定回路8の各スイッチをオフにすると、「H」レベルが入力するようになっている。
【0052】
また、AND回路9bの出力は、AND回路9aの入力の一つに接続されており、そのため、AND回路9aの出力は、AND回路9bの論理積出力が「H」で、かつ、AND回路9aの入力が全て「H」の場合に「H」となる。
【0053】
すなわち、スイッチをオフにしたAND回路9a、9b入力は「H」となるので、オンにしたスイッチに接続されたカウンタ出力が全て「H」になるとAND回路9a、9bの出力は「H」となる。そのため、各設定回路8のスイッチの設定で、AND回路9aが「H」出力となるカウント数を自由に決めることができる。また、AND回路9a出力は、解錠スイッチ1aに接続されているため、その出力は解錠スイッチ1aを介してOR回路5に出力され、OR回路5の出力を「H」に保つ。よって、OR回路5が「H」になるまでの間に設定された数のパルスを発光手段4へ出力できるようになっている。
【0054】
また、このとき、発光手段4は、解錠スイッチ1aを押し続けると点灯状態を保ち、放すとOR回路5への出力が遮断され、回路への電源の供給もストップする(省電力)。
【0055】
一方、施錠スイッチ1bを押した場合には、施錠スイッチ1bは、ここでは、計数回路7のバイナリーカウンタの最上位のキャリー出力とOR回路5とを接続する構成となっているので、キャリー出力が「H」レベルになるまでの間のパルスを発光手段4から出力する。そして、この場合も同様に、施錠スイッチ1bを押し続けると発光手段4は点灯状態を保ち、放すとOR回路5への出力が遮断され、回路への電源の供給もストップして発光手段4は消灯する。
【0056】
この形態は上記のように構成されており、アダプター本体Aは、底面パネルPBにサブパネルPSを取り付け、ケースカバーCCを取り付けた状態で提供される。そのため、例えば、底面パネルPBの両面テープTを接着状態(離ケイ紙を剥がした状態)にして、アダプター本体Aの係合手段Cの係合部(コの字型)c1を既設のドアのサムターン錠のレバーLに嵌めつつドアに押しつけて取り付ける(図3(a)、(b)参照)。
【0057】
これで、ドアへの取り付けは完了する。また、必要があれば(デフォルト値を変えたければ)、アダプター本体AとリモコンRの設定手段14a、8によって、予め「キー」となるパルスの数を設定しておく。この設定は、スイッチでできるので簡単に誰でもできるし、何時でも何回でも気軽に行うことができるので、セキュリティー上も好ましい。
【0058】
そして、実際に使用する場合は、アダプター本体AにリモコンRを向け、例えば、施錠されたドアを解錠したい場合は、解錠スイッチ1aを押す。すると、解錠スイッチ1aがオンとなって電源が供給され、図7に示す信号の流れのように、送信確認パルス発生手段2であるタイマ回路(図では初期信号発生回路)が作動して、図9のように所定幅の送信確認パルスT1を出力する。このパルスT1は、OR回路(図7では信号混合回路)5を介して発光手段4に入力されているので、そのまま発光手段4から出力される。一方、この送信確認パルスT1は、送信パルス発生手段3の計数回路7に入力し、計数回路7をリセットする。そのため、計数回路7は、送信確認パルスT1が終了すると、発振回路6から出力されるパルスをカウントし、このとき、パルスのカウントによってカウントアップされる計数回路7の出力は、AND回路9a、9bを用いた一致回路9によって設定スイッチ8で設定された値と比較される。そして、設定値と一致しない場合はカウントを続け、一致するとAND回路出力9aは「H」となり、解錠スイッチ1aを介してOR回路5の出力は「H」となって発光手段4は点灯状態(解錠スイッチ1aを押し続けると点灯状態となり、放せば電源Bが遮断されて回路はオフとなる)となる。この間、発振回路6が発振するパルスはOR回路5に出力されており、OR回路5を介して発光手段4を駆動して、図9に示すように、所定の数のパルス信号を送信する事ができる。
【0059】
一方、アダプター本体Aは、受光手段10が信号を受信すると、図8に示すように、受信した信号をトリガ信号として電源管理手段17のタイマIC15が作動して回路に電源を供給する。電源が供給されると、受信準備信号発生手段11のタイマICが送信確認信号T1より幅の狭いパルスT2を発生する(図9参照)。このように、送信確認信号より幅の狭いパルスT2を発生して計数手段13をリセットすることにより、この後に受信した信号パルスを受け付けられるようにする。同時に、タイマ手段12のタイマICが作動し、所定幅のパルスT3を出力して計数手段13がパルスを受け付けられるようにする。このため、計数手段13は、受光手段10が受信して、増幅、波形整形(シュミット回路)されたパルスをカウントする。このカウント出力は、設定スイッチ14aの設定値と一致するか比較手段14のAND回路14bによって比較されており、一致した場合はAND回路14bから「H」レベルが出力される。そして、この出力は、タイマ手段12がタイムアップすると、そのパルスT4でスリーステートバッファ20aが有効となって、AND回路14b出力をモータドライブIC23へ入力する。このとき、前記タイムアップの時点で、計数値が設定値と一致している場合は、「H」レベルが出力されるため、モータドライブIC23がモータMを作動して係合手段Cを回動するため、解錠することができる。一方、タイムアップ時点で、計数値が設定値と一致していない場合は、出力は「L」レベルとなるため、モータドライブIC23は作動せず施錠状態を維持する。
【0060】
また、ドアを施錠したい場合は、先の解錠の場合と同様に、アダプター本体AにリモコンRを向けて、施錠スイッチ1bを押せば、施錠スイッチ1bがオンとなって電源が供給され、図10のように、受信準備信号発生手段12から送信確認信号T1が出力される。この信号は、OR回路5を介して発光手段4に入力され出力される。また、この送信確認信号T1によって、計数回路7はリセットされる。そして、リセットされた計数回路7は、送信確認信号T1の終了から発振回路6のパルスをカウントし、カウントアップされた計数回路7の出力は、AND回路9aを用いた一致回路9により設定値と比較される。そして、比較された計数値が設定値と一致すると、AND回路9a出力は「H」となってOR回路5の出力により、発光手段4は点灯状態(施錠スイッチ1aを押し続けると点灯状態、放せば電力が遮断されて回路はオフとなる)となる。この間、発振回路6の発振パルスはOR回路5に出力されており、OR回路5を介して発光手段4を駆動して所定の数のパルス信号が送信される。
【0061】
一方、アダプター本体Aでは、解錠の場合のときと同じく、受光手段10が信号を受信すると、電源管理手段17のタイマIC15が作動して回路に電源を供給し、図10のように、受信準備信号発生手段12のタイマICが送信確認信号T1より幅の狭いパルスT2を発生する。そのため、タイマ手段12のタイマICが作動して所定幅のパルスT3を出力すると、計数手段13は受光手段10が受信するパルスのカウントを開始する。そして、その計数手段13の出力がカウントアップして最上位の出力が「H」レベルになり、その出力でタイマ手段12がタイムアップすると、スリーステートバッファ20a、20bの出力が有効になってモータドライブIC23に入力されるため、モータMが作動して係合手段Cを回動するため施錠できる。その際、タイムアップ時点で、計数値が設定値と一致していない場合は、出力は「L」レベルとなるため、モータドライブIC23は作動せず解錠状態を維持する。
【0062】
なお、このように、施錠の場合に比較手段14を用いないのは、解錠の場合と違って、設定値と違う信号が入力した場合でも施錠しておけば、セキュリティー上問題が無いためであり、設定回路14aのコストも低減できるからである。
【0063】
また、このように、このアダプターでは、所定時間内の送信パルス数で識別することができるので、例えば、送信パルスの周波数を変えれば、パルスを計数する所定期間内の設定パルス数を自由に設定することができる。したがって、「キー」となるパルスの設定数を多数準備することができるので、「キー」を見つけ出すのは容易ではなく、強固なセキュリティーを構築することができる。
【0064】
また、このとき、信号の受信からモータの駆動までにT2〜T4の期間を必要とするようにしてあるので、この間に新しい信号は受け付けない。そのため、不正信号を連続発振してパルス数を一致させようとしても一回のトライにT2〜T4の期間が必要であり、そのような試みをしようとしても時間が掛かり過ぎるため、不正な解錠や解錠パルスの解析は難しい。
【0065】
ちなみに、このように、キーとなるパルスの設定数を多数準備することができるので、このキーを利用すれば、識別に用いることもできる。
【0066】
このように、アダプター本体Aをドアにワンタッチで取り付けて、係合手段Cをサムターン錠SのつまみLと係合させるだけで、簡単に電気錠を実現できる。
【0067】
また、その際、サムターン錠Sを交換などしなくてもアダプター本体Aをドアに取り付けるだけでよいので、低コスト電気錠をで実現できる。
【0068】
さらに、アダプター本体Aをドアに取り付けるだけなので(錠を取り替えないので)、取り付け前の状態への復帰も簡単にできる。
【0069】
次に、第2実施形態として、図11にアダプター本体Aを取り付け枠FAを介してドアに取り付けるようにしたものを示す。
【0070】
すなわち、図11のように取り付け枠FAをドアに取り付け、この枠FAにアダプター本体Aを取り付るようにしたものである。この形態では、アダプター本体Aの底面パネルPBに係止用の突起PPを設け、その突起PPに例えば図12のように係合する孔Hを取り付け枠FAに設けてある。
【0071】
また、ここでは、取り付け枠FAは接合面に両面テープTを設けてあるが、これ以外にも貫通孔Hを設けてネジ止めできるようにもしてもよい。
【0072】
このようにすることにより、アダプター本体Aのドア面への取り付けと取り外しが極めて容易にできる。また、取り付け枠FAをサムターン錠Sに対してきちんと位置決めをしてドアに取り付ければ、その枠FAにアダプター本体Aを取り付けるだけで、アダプター本体Aの係合手段Cをサムターン錠SのつまみLに係合させることができるので、第1実施形態のものに比べて取り付けミスを防止できる。
【0073】
このように、簡単に電気錠を実現できる。また、取り付け前に近い状態への復帰(ネジ止めの場合でも小さなネジ孔を設けるだけなので)も簡単にできる。
【0074】
なお、この形態では、リモコンを用いたものを示したが、これに限定されるものではなく、リモコンを用いないで、電気錠アダプターに施錠・解錠スイッチを直接設けたものでも良い。
【0075】
また、この形態では、リモコンに赤外線を用いたものを示したが、これに限定されるものではなく、これ以外に、例えば、無線や超音波などどのようなものであってもよいし、有線であるものでも良い。
【0076】
また、この形態では、駆動手段にモータを用いたものを示したが、これに限定されるものではない。例えば、電磁ソレノイドを用いたものでも良く、これ以外に、サムターンのつまみを動かせるものであればどのようなものであっても良い。
【0077】
【考案の効果】
この考案は、以上のように構成したことにより、電気錠を低コストで、かつ、取り付け前の状態への復帰も容易にできる電気錠システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の分解斜視図
【図2】図1の要部の分解斜視図
【図3】(a)図1の断面図
(b)(a)のIIb−IIb断面図
【図4】図3(a)のIII −III 断面図
【図5】第1実施形態の回路図
【図6】第1実施形態の回路図
【図7】第1実施形態の信号の流れ図
【図8】第1実施形態の信号の流れ図
【図9】第1実施形態のタイムチャート
【図10】第1実施形態のタイムチャート
【図11】第2実施形態の作用図
【図12】第2実施形態の要部の断面図
【符号の説明】
A アダプター本体
B 制御回路
C 係合手段
D 駆動手段
L サムターンつまみ
T 両面テープ
M モータ
S サムターン錠
FA 取り付け枠
PP 突起
【考案の属する技術分野】
この考案は、サムターン錠の施錠と解錠を電動化できるようにした電気錠アダプターに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気錠は、錠箱に内蔵した電磁ソレノイドや電動モータを、遠隔操作して施錠及び解錠操作をできるようにしたものである。
【0003】
すなわち、電磁ソレノイドを使用したものは、例えば、サムターンや鍵によって回動するシリンダ錠とラッチボルトとを係合片で連結し、その係合片を電磁ソレノイドで動かすことにより施錠と解錠とを行う構造となっている。
【0004】
一方、電動モータを使用したものは、例えば、サムターン錠のデッドボルトにラックギヤを形成し、このラックギヤと電動モータを減速ギヤを介して接続し、電動モータを正逆回転させることにより、デッドボルトを進退させて施錠と解錠とを行う構造となっている。
【0005】
このように、通常のドアの錠とは構造が違うため、既設のドアで電気錠を使用するためには既設のもの(錠箱、サムターン錠...等々)を全て撤去し、取り替えねばならなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、既設の錠等をそっくり電気錠に取り替えるのでは費用が嵩む。
【0007】
また、取り付ける電気錠と通常のドアの錠とは、構造が違うので形状もおのずと違う。したがって、ドアを改修して、一旦、電気錠に取り替えてしまうと、取り替える前の状態に戻すことが難しくなり、特に、賃貸住宅などでは転居等で引っ越す際に困ってしまう問題がある。
【0008】
そこで、この考案の課題は、電気錠を低コストで実現し、かつ、転居などの際も前の状態に復帰できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案では、ドアに設けられたサムターン錠のつまみ部分に嵌まるコの字型を有する係合手段と、その係合手段を解錠方向または施錠方向に回す駆動手段とを備え、前記駆動手段が施錠・解錠信号に基づいて係合手段を回動して施錠と解錠を行うという構成を採用したのである。
【0010】
このような構成を採用することにより、コの字型係合手段は、ドアのサムターン錠のつまみ部分に嵌めることができる。そのため、係合手段を駆動手段が施錠・解錠信号に基づいて解錠あるいは施錠方向へ回転すると、ドアの施錠・解錠ができる。したがって、ドアを改修しなくともよいので低コストで電気錠を実現できる。
【0011】
このとき、上記電気錠アダプターが係合手段と駆動手段とを備えたアダプター本体と、前記アダプター本体へ施錠・解錠信号を送信するリモコンとからなる構成を採用することができる。
【0012】
このような構成を採用することにより、解錠・施錠の操作をリモコン(リモートコントローラー)で行える。
【0013】
また、このとき、上記アダプター本体を係止手段によってドアに着脱自在に取り付けられるようにした構成を採用することもできる。
【0014】
このような構成を採用することにより、アダプター本体をドアに着脱できるので、アダプター本体をドアに取り付ければ、ドアの錠を簡単に電気錠にすることができる。また、アダプター本体をドアから取り外せば、取り付け前の状態に戻すことができる。
【0015】
その際、上記係止手段が、両面テープである構成としたり、上記係止手段が、ドア面に取り付けられる取り付けフレームと、前記フレームに係合する突起をアダプター本体に設けて、アダプター本体をドアに着脱自在に取り付けられるようにした構成を採用することができる。
【0016】
また、このとき、上記リモコンが赤外線送信手段を有し、リモコン側で所定幅の確認パルスを送信したのち、予め施錠・解錠信号として決められた数のパルスを所定時間内に送信し、一方、アダプター本体に赤外線受信手段を備えて、確認パルスを受信すると、受信パルスの計数を開始して、受信したパルスの数に基づいて施錠・解錠信号をデコードし、施錠と解錠を行う構成を採用することができる。
【0017】
このような構成を採用することにより、施錠や解錠のため所定時間内に送信しなければならないパルスの組合せは、従来の赤外線リモコンよりも遙に多くできるし、その組合せもパルスの数を変えるだけでよいので、セキュリティの高い錠前システムを構築できる。
【0018】
【考案の実施形態】
以下、この考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
この形態の電気錠アダプターは、図1で示すように、アダプター本体AとリモコンRとで構成されている。
【0020】
アダプター本体Aは、サムターン錠Sとの係合手段Cと、その駆動手段Dを備えたもので、前記係合手段Cと駆動手段Dを、図1のように、底面パネルPB上にサブパネルPSを設けて取り付け、これらをカバーケースCCで被った構造となっている。
【0021】
底面パネルPBは、図1のように、ネジ止め用の係止部aと、半円形の切欠bを設けたパネルに電池ケースBCを設けた構造となっている。
【0022】
ネジ止め用の係止部aは、上下のパネル端を手前側(この図では)に折り曲げて、サブパネルSの固定用のネジ孔dとカバーケースCCの固定用のネジ孔eとを形成したもので、サブパネルPSとカバーケースCCを、それぞれ、ネジ止めするようになっている。
【0023】
半円形の切欠bは、図1では、底面パネルPBの右下方に設けており、その大きさはサムターン錠Sのシリンダ外周に合致するように形成してある。
【0024】
電池ケースBCは、底面パネルPBの左側の箱形のもので、乾電池を入れるようになっている。
【0025】
また、この形態では、底面パネルPBの底面側(外側)は接合面となっており、接合面に係止手段として図2のように、両面テープTを取り付けて室内側のドア面に取り付けるようになっている。
【0026】
サブパネルPSは、図1のように「コ」の字型をしたもので、「コ」の字型の折曲部gに貫通孔fを設けて、底面パネルPBの係止部aにネジ止めできるようにしており、その折曲部gに挟まれた水平部分に係合手段Cと駆動手段D及び施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbと制御回路Bを取り付ける構造となっている。
【0027】
また、前記折曲部gは、底面パネルPBへの取り付けだけに用いているのではなく、サブパネルPSの高さを決めるためのスペーサとしても用いており、その高さはサムターン錠SのつまみLに係合手段Cを取り付けられる寸法に決めている。
【0028】
係合手段Cは、図3(a)、(b)に示すように、コの字型の係合部c1の中心に軸c2を取り付けたもので、係合部c1のコの字の溝はサムターン錠SのつまみLが嵌まる幅と深さに形成されている。このとき、係合部c1を例えば、弾性のある金属や樹脂などで形成し、溝の幅を少し小さめに形成しておけば、サムターン錠SのつまみLの部分の大きさが少し違っていても、圧入すればしっかりと係合できるので好ましい。
【0029】
この係合手段Cの軸c2は駆動手段Dに連結されるようになっている。駆動手段Dは、この形態の場合、小型のDCモータMを使用したもので、例えばモータMは図3(b)のように、ギヤーボックスGを介して係合手段Cの回転軸c2と接続されている。一方、モータMは制御回路Bと接続されている。
【0030】
また、この係合手段Cには、施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbが取り付けられている。施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbは、この形態では、2個のマイクロスイッチを用いたもので、図4に示すように、一方のマイクロスイッチSEaをサムターン錠SのつまみLの施錠位置に配置し、他方のマイクロスイッチSEbを同つまみLの解錠位置に配置して、その出力を制御回路Bへ入力している。
【0031】
制御回路Bは、例えば図5に示すように、赤外線受光手段10、受信準備信号発生手段11、タイマ手段12、計数手段13、比較手段14とで構成されている。
【0032】
これらの回路(赤外線受光手段10を除く)11〜14は、赤外線受光手段10と接続されたワンショットのリトリガブルタイマIC15と、そのタイマIC15の出力でもって電源と前記回路11〜14とを接続するリレー回路16とで構成される電源管理手段17と接続されており、電源管理手段17は受光手段10が、後述のリモコンRからの信号を受信すると作動して、所定時間の間電源を供給するようになっている。こうすることで省電力化を図り、長期間のバッテリー駆動ができるようにしてある。
【0033】
赤外線受光手段10は、ここでは、赤外線フォトトランジスタを用ている。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、ピン・フォトダイオードなど他の赤外線センサでも構わない。
【0034】
受信準備信号発生手段11は、この形態の場合、時定数回路でもって後述のリモコンRの送信確認パルスよりも幅の狭いリセットパルスを発生するようにしたもので、タイマICなどで構成している。
【0035】
タイマ手段12は、ここでは、時定数回路で設定された幅のパルスを出力するタイマICを使用しており、タイマICは、電源が供給されると計時を開始して「H」出力となる。一方、タイムアップすると出力は「L」となる。
【0036】
計数手段13は、この形態の場合、リセット(クリア)入力RS、イネーブル入力EN、クロック入力CLを備えたバイナリーカウンタ(リモコンRも同じ16bit)を用いている。そして、バイナリーカウンタのリセットRS入力と受信準備信号発生手段11の出力とを接続し、受信準備信号発生手段11からのリセットパルスで計数値をクリアできるようになっている。また、計数手段13のイネーブル入力ENとタイマ手段12の出力とを接続し、タイマ手段12の出力が「H」の場合にのみ(クリア入力CLが優先なので、クリア入力CLが「L」となったのち)計数ができるようになっている。さらに、計数手段13のクロック入力CLと、受光手段10とをシュミット回路18を介して接続することにより、受信パルスをカウントするようになっている。
【0037】
比較手段14は、設定スイッチ14aとAND回路14bとで構成したもので、プルアップしたAND回路14bの入力を設定スイッチ14bを介して計数手段13のカウント出力と接続することにより、設定スイッチ14aをオフにしたとき、AND回路14bの入力は「H」となる。また、オンにした設定スイッチ14aに接続されたカウンタ出力が全て「H」になるとAND回路14bの出力は「H」となるので、設定スイッチ14aで設定されたカウント数に達すると、AND回路14bの出力は「H」となり、それ以外は「L」となる。これにより、設定値との比較ができる。この比較手段14のAND回路14bの出力は、OR回路19を介してスリーステートバッファ20aに入力するようになっている。
【0038】
また、この形態では、リモコンRで設定した施錠パルスと対応させるため、計数手段13のカウンタの最上位出力をOR回路19に直接入力すると同時に、最上位出力をスリーステートバッファ20bへ直接入力している。
【0039】
このスリーステートバッファ20aと20bは、スリーステート入力をタイマ手段12のIC出力と接続されており、IC出力が「H」を出力している期間、すなわち、計数と比較の期間は、スリーステートバッファ20aと20bの出力をハイインピーダンスに保持するようになっている。そして、タイマ手段12の出力が所定の計数期間を過ぎて「L」になると、スリーステート入力が「L」になって、スリーステートバッファ20aと20bが比較した結果の出力あるいはカウントした最上位の出力を行うようになっている。
【0040】
このように、出力タイミングを取ることにより、計数の途中で判別された出力が出ないようにして誤動作を防ぐようにしてある(ゲーティング)。
【0041】
このスリーステートバッファ20aと20bの出力は、施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbを介してモータMのドライブIC23に入力するようになっており、施錠・解錠センサスイッチSEa、SEbはサムターン錠SのつまみLが施錠あるいは解錠位置に達するとオフになり、ドライブIC23への入力を遮断して停止させる。
【0042】
ちなみに、図5の符号22は、切り替えスイッチで、サムターン錠Sへの取り付け位置に応じて(図1では、アダプター本体Aをサムターン錠Sの左側に取り付けているが、180°回転させて右側に付けられるようにもできる)モータMの回転方向を設定できるようにするためのものである。
【0043】
また、ドライブIC23は、例えば、この形態では図5のような、エミッタフォロワブリッジ接続のものを使用しているが、この他にも図示はしていないがコレクタフォロワブリッジ接続などの単一電源で可逆制御のできるものを使用するのが好ましい(バッテリー駆動に対応させるため)。
【0044】
カバーケースCCは、図1のような箱型のもので、底面パネルPBの切欠bの部分も被うことができる大きさのものである。このケースCCの正面には小さな受光窓Wが設けられており、この窓Wには、制御回路Bで述べた赤外線受光手段10、ここでは、赤外線フォトトランジスタが臨むようになっている。また、カバーケースCCの上部に貫通孔が設けられており、その貫通孔にネジを挿通して底面パネルPBのネジ孔eに固定するようになっている。
【0045】
一方、リモコンRは、図1に示すように、解錠スイッチ1aと施錠スイッチ1b及び送信窓SDとを備えたもので、内部には、送信確認パルス発生手段2、送信パルス発生手段3、発光手段4の各手段を備えている。
【0046】
前記解錠スイッチ1aと施錠スイッチ1bは、この形態では、それぞれ2回路がリンクされたノンロック方式の押しボタンスイッチを用いており、図6のように、1回路を電源(バッテリー)と接続して、どちらかのスイッチ1a、1bを押すと回路に電源が供給されるようになっている。
【0047】
送信窓SDは、この形態では図1に示すように、リモコンRの中央部に設けており、透光性の樹脂で被ってこの窓SDに臨む発光手段(赤外線LED)4を保護するようになっている。
【0048】
送信確認パルス発生手段2は、この形態では、コンデンサと抵抗とを直列に接続したタイマ回路(初期信号発生タイマ)を用いたもので、タイマ出力(リセット出力)を信号混合回路(OR回路)5を介して発光手段4のドライブトランジスタへ入力することにより、所定幅のパルス(図9のT1参照)を出力できるようにしてある。なお、ここでは、CRによるタイマ回路を用いたが、これに限定されるものではなく、カウンタやシフトレジスタあるいはマイコンを用いたものでも構わない。
【0049】
送信パルス発生手段3は、発振回路6、計数回路7、設定回路8と一致回路9とで構成されている。
【0050】
発振回路6は、ロジックICを用いたもので、電源が供給されるとフリーランするようになっている。また、発振回路6の出力は、OR回路5を介して発光手段4のドライブ用トランジスタに直接入力されると同時に、計数回路7にも入力してある。
【0051】
計数回路7は、バイナリーカウンタを直列に接続したもので、カウンタの各バイナリー出力は、設定回路8のスイッチの一方の端子に接続されている。前記設定回路8のスイッチは、例えば、ディプスイッチなどを用いてもよく、このスイッチの他方の端子をプルアップして、一致回路を構成するAND回路9a、9bの入力に接続してある。そのため、AND回路9a、9bの入力には、設定回路8の各スイッチをオフにすると、「H」レベルが入力するようになっている。
【0052】
また、AND回路9bの出力は、AND回路9aの入力の一つに接続されており、そのため、AND回路9aの出力は、AND回路9bの論理積出力が「H」で、かつ、AND回路9aの入力が全て「H」の場合に「H」となる。
【0053】
すなわち、スイッチをオフにしたAND回路9a、9b入力は「H」となるので、オンにしたスイッチに接続されたカウンタ出力が全て「H」になるとAND回路9a、9bの出力は「H」となる。そのため、各設定回路8のスイッチの設定で、AND回路9aが「H」出力となるカウント数を自由に決めることができる。また、AND回路9a出力は、解錠スイッチ1aに接続されているため、その出力は解錠スイッチ1aを介してOR回路5に出力され、OR回路5の出力を「H」に保つ。よって、OR回路5が「H」になるまでの間に設定された数のパルスを発光手段4へ出力できるようになっている。
【0054】
また、このとき、発光手段4は、解錠スイッチ1aを押し続けると点灯状態を保ち、放すとOR回路5への出力が遮断され、回路への電源の供給もストップする(省電力)。
【0055】
一方、施錠スイッチ1bを押した場合には、施錠スイッチ1bは、ここでは、計数回路7のバイナリーカウンタの最上位のキャリー出力とOR回路5とを接続する構成となっているので、キャリー出力が「H」レベルになるまでの間のパルスを発光手段4から出力する。そして、この場合も同様に、施錠スイッチ1bを押し続けると発光手段4は点灯状態を保ち、放すとOR回路5への出力が遮断され、回路への電源の供給もストップして発光手段4は消灯する。
【0056】
この形態は上記のように構成されており、アダプター本体Aは、底面パネルPBにサブパネルPSを取り付け、ケースカバーCCを取り付けた状態で提供される。そのため、例えば、底面パネルPBの両面テープTを接着状態(離ケイ紙を剥がした状態)にして、アダプター本体Aの係合手段Cの係合部(コの字型)c1を既設のドアのサムターン錠のレバーLに嵌めつつドアに押しつけて取り付ける(図3(a)、(b)参照)。
【0057】
これで、ドアへの取り付けは完了する。また、必要があれば(デフォルト値を変えたければ)、アダプター本体AとリモコンRの設定手段14a、8によって、予め「キー」となるパルスの数を設定しておく。この設定は、スイッチでできるので簡単に誰でもできるし、何時でも何回でも気軽に行うことができるので、セキュリティー上も好ましい。
【0058】
そして、実際に使用する場合は、アダプター本体AにリモコンRを向け、例えば、施錠されたドアを解錠したい場合は、解錠スイッチ1aを押す。すると、解錠スイッチ1aがオンとなって電源が供給され、図7に示す信号の流れのように、送信確認パルス発生手段2であるタイマ回路(図では初期信号発生回路)が作動して、図9のように所定幅の送信確認パルスT1を出力する。このパルスT1は、OR回路(図7では信号混合回路)5を介して発光手段4に入力されているので、そのまま発光手段4から出力される。一方、この送信確認パルスT1は、送信パルス発生手段3の計数回路7に入力し、計数回路7をリセットする。そのため、計数回路7は、送信確認パルスT1が終了すると、発振回路6から出力されるパルスをカウントし、このとき、パルスのカウントによってカウントアップされる計数回路7の出力は、AND回路9a、9bを用いた一致回路9によって設定スイッチ8で設定された値と比較される。そして、設定値と一致しない場合はカウントを続け、一致するとAND回路出力9aは「H」となり、解錠スイッチ1aを介してOR回路5の出力は「H」となって発光手段4は点灯状態(解錠スイッチ1aを押し続けると点灯状態となり、放せば電源Bが遮断されて回路はオフとなる)となる。この間、発振回路6が発振するパルスはOR回路5に出力されており、OR回路5を介して発光手段4を駆動して、図9に示すように、所定の数のパルス信号を送信する事ができる。
【0059】
一方、アダプター本体Aは、受光手段10が信号を受信すると、図8に示すように、受信した信号をトリガ信号として電源管理手段17のタイマIC15が作動して回路に電源を供給する。電源が供給されると、受信準備信号発生手段11のタイマICが送信確認信号T1より幅の狭いパルスT2を発生する(図9参照)。このように、送信確認信号より幅の狭いパルスT2を発生して計数手段13をリセットすることにより、この後に受信した信号パルスを受け付けられるようにする。同時に、タイマ手段12のタイマICが作動し、所定幅のパルスT3を出力して計数手段13がパルスを受け付けられるようにする。このため、計数手段13は、受光手段10が受信して、増幅、波形整形(シュミット回路)されたパルスをカウントする。このカウント出力は、設定スイッチ14aの設定値と一致するか比較手段14のAND回路14bによって比較されており、一致した場合はAND回路14bから「H」レベルが出力される。そして、この出力は、タイマ手段12がタイムアップすると、そのパルスT4でスリーステートバッファ20aが有効となって、AND回路14b出力をモータドライブIC23へ入力する。このとき、前記タイムアップの時点で、計数値が設定値と一致している場合は、「H」レベルが出力されるため、モータドライブIC23がモータMを作動して係合手段Cを回動するため、解錠することができる。一方、タイムアップ時点で、計数値が設定値と一致していない場合は、出力は「L」レベルとなるため、モータドライブIC23は作動せず施錠状態を維持する。
【0060】
また、ドアを施錠したい場合は、先の解錠の場合と同様に、アダプター本体AにリモコンRを向けて、施錠スイッチ1bを押せば、施錠スイッチ1bがオンとなって電源が供給され、図10のように、受信準備信号発生手段12から送信確認信号T1が出力される。この信号は、OR回路5を介して発光手段4に入力され出力される。また、この送信確認信号T1によって、計数回路7はリセットされる。そして、リセットされた計数回路7は、送信確認信号T1の終了から発振回路6のパルスをカウントし、カウントアップされた計数回路7の出力は、AND回路9aを用いた一致回路9により設定値と比較される。そして、比較された計数値が設定値と一致すると、AND回路9a出力は「H」となってOR回路5の出力により、発光手段4は点灯状態(施錠スイッチ1aを押し続けると点灯状態、放せば電力が遮断されて回路はオフとなる)となる。この間、発振回路6の発振パルスはOR回路5に出力されており、OR回路5を介して発光手段4を駆動して所定の数のパルス信号が送信される。
【0061】
一方、アダプター本体Aでは、解錠の場合のときと同じく、受光手段10が信号を受信すると、電源管理手段17のタイマIC15が作動して回路に電源を供給し、図10のように、受信準備信号発生手段12のタイマICが送信確認信号T1より幅の狭いパルスT2を発生する。そのため、タイマ手段12のタイマICが作動して所定幅のパルスT3を出力すると、計数手段13は受光手段10が受信するパルスのカウントを開始する。そして、その計数手段13の出力がカウントアップして最上位の出力が「H」レベルになり、その出力でタイマ手段12がタイムアップすると、スリーステートバッファ20a、20bの出力が有効になってモータドライブIC23に入力されるため、モータMが作動して係合手段Cを回動するため施錠できる。その際、タイムアップ時点で、計数値が設定値と一致していない場合は、出力は「L」レベルとなるため、モータドライブIC23は作動せず解錠状態を維持する。
【0062】
なお、このように、施錠の場合に比較手段14を用いないのは、解錠の場合と違って、設定値と違う信号が入力した場合でも施錠しておけば、セキュリティー上問題が無いためであり、設定回路14aのコストも低減できるからである。
【0063】
また、このように、このアダプターでは、所定時間内の送信パルス数で識別することができるので、例えば、送信パルスの周波数を変えれば、パルスを計数する所定期間内の設定パルス数を自由に設定することができる。したがって、「キー」となるパルスの設定数を多数準備することができるので、「キー」を見つけ出すのは容易ではなく、強固なセキュリティーを構築することができる。
【0064】
また、このとき、信号の受信からモータの駆動までにT2〜T4の期間を必要とするようにしてあるので、この間に新しい信号は受け付けない。そのため、不正信号を連続発振してパルス数を一致させようとしても一回のトライにT2〜T4の期間が必要であり、そのような試みをしようとしても時間が掛かり過ぎるため、不正な解錠や解錠パルスの解析は難しい。
【0065】
ちなみに、このように、キーとなるパルスの設定数を多数準備することができるので、このキーを利用すれば、識別に用いることもできる。
【0066】
このように、アダプター本体Aをドアにワンタッチで取り付けて、係合手段Cをサムターン錠SのつまみLと係合させるだけで、簡単に電気錠を実現できる。
【0067】
また、その際、サムターン錠Sを交換などしなくてもアダプター本体Aをドアに取り付けるだけでよいので、低コスト電気錠をで実現できる。
【0068】
さらに、アダプター本体Aをドアに取り付けるだけなので(錠を取り替えないので)、取り付け前の状態への復帰も簡単にできる。
【0069】
次に、第2実施形態として、図11にアダプター本体Aを取り付け枠FAを介してドアに取り付けるようにしたものを示す。
【0070】
すなわち、図11のように取り付け枠FAをドアに取り付け、この枠FAにアダプター本体Aを取り付るようにしたものである。この形態では、アダプター本体Aの底面パネルPBに係止用の突起PPを設け、その突起PPに例えば図12のように係合する孔Hを取り付け枠FAに設けてある。
【0071】
また、ここでは、取り付け枠FAは接合面に両面テープTを設けてあるが、これ以外にも貫通孔Hを設けてネジ止めできるようにもしてもよい。
【0072】
このようにすることにより、アダプター本体Aのドア面への取り付けと取り外しが極めて容易にできる。また、取り付け枠FAをサムターン錠Sに対してきちんと位置決めをしてドアに取り付ければ、その枠FAにアダプター本体Aを取り付けるだけで、アダプター本体Aの係合手段Cをサムターン錠SのつまみLに係合させることができるので、第1実施形態のものに比べて取り付けミスを防止できる。
【0073】
このように、簡単に電気錠を実現できる。また、取り付け前に近い状態への復帰(ネジ止めの場合でも小さなネジ孔を設けるだけなので)も簡単にできる。
【0074】
なお、この形態では、リモコンを用いたものを示したが、これに限定されるものではなく、リモコンを用いないで、電気錠アダプターに施錠・解錠スイッチを直接設けたものでも良い。
【0075】
また、この形態では、リモコンに赤外線を用いたものを示したが、これに限定されるものではなく、これ以外に、例えば、無線や超音波などどのようなものであってもよいし、有線であるものでも良い。
【0076】
また、この形態では、駆動手段にモータを用いたものを示したが、これに限定されるものではない。例えば、電磁ソレノイドを用いたものでも良く、これ以外に、サムターンのつまみを動かせるものであればどのようなものであっても良い。
【0077】
【考案の効果】
この考案は、以上のように構成したことにより、電気錠を低コストで、かつ、取り付け前の状態への復帰も容易にできる電気錠システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の分解斜視図
【図2】図1の要部の分解斜視図
【図3】(a)図1の断面図
(b)(a)のIIb−IIb断面図
【図4】図3(a)のIII −III 断面図
【図5】第1実施形態の回路図
【図6】第1実施形態の回路図
【図7】第1実施形態の信号の流れ図
【図8】第1実施形態の信号の流れ図
【図9】第1実施形態のタイムチャート
【図10】第1実施形態のタイムチャート
【図11】第2実施形態の作用図
【図12】第2実施形態の要部の断面図
【符号の説明】
A アダプター本体
B 制御回路
C 係合手段
D 駆動手段
L サムターンつまみ
T 両面テープ
M モータ
S サムターン錠
FA 取り付け枠
PP 突起
Claims (6)
- ドアに設けられたサムターン錠のつまみ部分に嵌まるコの字型を有する係合手段と、その係合手段を解錠方向または施錠方向に回す駆動手段とを備え、前記駆動手段が施錠・解錠信号に基づき係合手段を回動して施錠と解錠を行う電気錠アダプター。
- 上記電気錠アダプターが係合手段と駆動手段とを備えたアダプター本体と、前記アダプター本体へ施錠・解錠信号を送信するリモコンとで構成された電気錠アダプター。
- 上記アダプター本体を係止手段によってドアに着脱自在に取り付けられるようにした請求項1または2に記載の電気錠アダプター。
- 上記係止手段が、両面テープである請求項3に記載の電子錠アダプター。
- 上記係止手段が、ドア面に取り付けられる取り付けフレームと、前記フレームに係合する突起をアダプター本体に設けて、アダプター本体をドアに着脱自在に取り付けられるようにした請求項3に記載の電気錠用アダプター。
- 上記リモコンが赤外線送信手段を有し、リモコン側で所定幅の確認パルスを送信したのち、予め施錠・解錠信号として決められた数のパルスを所定時間内に送信し、
一方、アダプター本体に赤外線受信手段を備えて、確認パルスを受信すると、受信パルスの計数を開始して、受信したパルスの数に基づいて施錠・解錠信号をデコードし、施錠と解錠を行う請求項2乃至5のいずれかに記載の電気錠アダプター。
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JP2003002347U Expired - Lifetime JP3097445U (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 電気錠用アダプター |
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Cited By (9)
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---|---|---|---|---|
JP2005264444A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Yuhshin Co Ltd | 電気錠の取付装置 |
JP2009281007A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Aiphone Co Ltd | 電気錠装置 |
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-
2003
- 2003-04-25 JP JP2003002347U patent/JP3097445U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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