JP5979288B2 - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents
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Description
しかしながら、虫の目レンズは、全長が非常に長いため、携帯に不便である。
そのため、通常のレンズを搭載した撮像装置が、一回のシャッタ操作により、同一の構図の被写体を所定の複数のフォーカス位置でほぼ同時に複数撮影し、その結果得られる複数の撮像画像のデータを合成することによって、全焦点画像のデータを生成する技術が開示されている(特許文献1を参照)。
撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像画像を分割した複数の領域毎に被写体のフォーカス位置を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定して得られた被写体のフォーカス位置のうちの優先度の高い被写体のフォーカス位置を含む、前記撮像手段が有するレンズの被写界深度の広さに応じて、当該被写体のフォーカス位置とは異なる、撮影のためのフォーカス位置を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする。
ここで、「フォーカスブラケティング撮影」とは、撮像装置に搭載される入力手段であるシャッタボタンを一回押すだけで、任意の被写体にフォーカスが合った位置(所定のフォーカス位置)と、レンズの駆動手段を駆動調整してその前後にフォーカスをずらした位置(所定のフォーカス位置からずらしたフォーカス位置)との各々で複数枚の撮像画像を連写して撮像画像を取得する撮影手法である。
本実施形態においては、フォーカスブラケティング撮影は、所定の間隔でのフォーカス位置で撮像画像を撮影するのではなく、撮影領域に含まれる被写体の距離、即ち、被写体にフォーカスが合う位置を考慮して決定されたフォーカス位置で撮影する。
即ち、図1(b)に示すように、「花」にフォーカスが合った領域R1と、「草」にフォーカスが合った領域R2と、「タイル」にフォーカスが合った領域R3と、「木々」にフォーカスが合った領域R4のそれぞれの領域にフォーカスが合った撮像画像を全焦点画像とすることが望ましい。
図2は、本発明の一実施形態に係る撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
撮像装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。
フォーカスレンズは、後述のレンズ駆動部43によって駆動され、後述のイメージセンサ42の受光面に被写体の像を結像させるレンズである。ズームレンズは、フォーカスの距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部41から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。AFEは、各種信号処理によって、デジタル信号が生成され、撮像部16の出力信号として出力される。このような撮像部16の出力信号が撮像画像のデータとなる。撮像画像のデータは、CPU11等に適宜供給される。また、撮像画像のデータには、メタデータとして、撮像された順番の情報と、撮像された時点におけるフォーカス位置の情報とが付加される。なお、以下、特に断りのない限り、メタデータが付加された撮像画像のデータを、単に「撮像画像のデータ」と呼ぶ。
このようなフォーカスの機構を有する撮像装置1では、撮影最短距離側方向、即ち、手前側の被写体にフォーカスを合わせての撮影と、無限遠方向、即ち、ピント調節が不要となるほどの遠い距離の対象を被写体とする撮影とが可能である。
また、レンズ駆動部43は、フォーカス位置を、AF処理によって決定された位置から変化させながら、順次フォーカス位置の異なる撮像を行うフォーカスブラケティング撮影が可能となるように駆動する。
出力部18は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部19は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部20は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
「全焦点画像生成処理」とは、撮影領域の被写体を考慮して決定された撮影位置及び撮影枚数でフォーカスブラケティング撮影を行い、取得した複数の撮像画像のデータを合成して、撮影領域に含まれる複数の被写体にフォーカスが合った全焦点画像のデータを生成して出力するまでの一連の処理をいう。
図3は、撮像装置1の機能的構成のうち、全焦点画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
また、本実施形態の撮像装置1は、フォーカスブラケティング撮影と、フォーカスブラケティング撮影における撮影位置及び撮影枚数を決定するためのマルチエリアAF撮影を行う。ここで、「マルチエリアAF撮影」とは、撮像画像を複数のフォーカス領域に分割し、フォーカス領域毎に各フォーカス領域に含まれる被写体にフォーカスが合う距離を被写体フォーカス位置として検出する撮影手法である。被写体フォーカス位置は被写体にフォーカスが合う距離を値として表したもので、マクロ(例えば、「10cm」)から無限遠「∞」として表したものである。
なお、被写体フォーカス位置は、コントラストAF、位相差AFといったAFの方式やレンズの駆動方法等で測定されるものに限定されるものではなく、超音波等により、直接被写体までの距離を測定するものであってもよい。
また、撮像情報記憶部71には、撮像画像のデータの他に、フォーカス情報取得部53によって取得された撮像画像における各領域の被写体フォーカス位置の情報が記憶される。
また、撮影条件記憶部72には、レンズの被写界深度の特性等の撮影条件の設定に用いる情報が記憶されている。レンズの被写界深度の特性は、テーブルデータとして撮影条件記憶部72に記憶されている。
また、撮影枚数決定部56は、撮影位置決定部55により決定された撮影位置の情報と決定した撮影枚数の情報を撮影条件記憶部72に出力して、記憶させる。
図4は、撮影位置及び撮影枚数の決定の手法の具体例を示す模式図である。なお、図4の例では、図1の撮影領域を撮影する場合を例として用いる。
本実施形態においては、フォーカス領域FRは、格子状に縦5×横5の領域に区画されて、撮像画像において合計25箇所のフォーカス領域FRに分割される。当該フォーカス領域FRの各々において、マクロから無限遠の間の被写体フォーカス位置が決定されることとなる。
なお、図4(a)において、実線で示す領域は、フォーカス領域FRのうち最終的にフォーカスを合わせた領域となるAF領域AFRであり、破線で示す領域は、フォーカス領域FRのうちAF領域AFRではないフォーカス領域FRを示している。
このような撮像画像においては、図4(b)に示すように、「無限遠∞」が被写体フォーカス位置になっているフォーカス領域FRは、図1(b)の「木々」にフォーカスが合った領域R4に相当し、「3m」,「2m」及び「1m」が被写体フォーカス位置になっているフォーカス領域FRは、図1(b)の「タイル」にフォーカスが合った領域R3に相当し、「50cm」,「30cm」及び「20cm」が被写体フォーカス位置になっているフォーカス領域FRは、図1(b)の「草」にフォーカスが合った領域R2に相当し、「10cm」が被写体フォーカス位置になっているフォーカス領域FRは、図1(b)の「花」にフォーカスが合った領域R1に結果的に相当することとなり、実際の撮影対象と被写体フォーカス位置とが合致していることがわかる。
図5は、撮影時の絞り値における被写界深度の配置及び撮影位置の決定の手法の具体例を示す図である。なお、本実施形態におけるレンズの被写界深度の特性は、マクロ(Macro)から無限遠(∞)に行くに従って被写界深度の範囲が広くなるような特性を有する。
ここでは、ピーク位置PK3を含んで、最も広い範囲をカバーする被写界深度の深い被写界深度DOF3を選択する。そして、当該被写界深度の範囲内に属するピーク位置PK3をカバーし、かつ、他の被写体フォーカス位置をカバーする位置に、撮影位置SP3を決定する。
なお、所定のピーク位置PKを含むように選択した被写界深度DOFが他のピーク位置PKを含む場合には、所定のピーク位置PKのみを含む被写界深度DOFを再度選択する。そして、当該選択した被写界深度DOFの範囲内において、ピーク位置PKを重視し、かつ、属する他の被写体フォーカス位置をカバーできる位置に撮影位置SPを決定する。
なお、本例では、所定数(3箇所)以上の頻度がある被写体フォーカス位置をピーク位置として、撮影位置を決定する位置としたがこれに限られない。全ての被写体フォーカス位置について被写体フォーカス位置の頻度分布(例えば、頻度が多い順)に応じて撮影位置を決定してもよい。この場合には、上述したように撮影位置の判断をした被写体フォーカス位置を含み、さらに、被写界深度で他の被写体フォーカス位置をカバーできるように撮影位置を決定した場合には、当該カバーされた他の被写体フォーカス位置の撮影位置の判断を行わないように構成する。
図6は、図1とは異なる撮影領域とした場合の撮影位置及び撮影枚数の決定の他の具体例を示す模式図である。
本例では、最も範囲の広い被写界深度DOFが選択されたことで、全ての被写体フォーカス位置をカバーすることになる。即ち。選択された被写界深度DOFで被写体フォーカス位置「3m」と被写体フォーカス位置「無限遠∞」をカバーする。
このため、撮影位置は、ピーク位置PKとなる被写体フォーカス位置「3m」と被写体フォーカス位置「無限遠∞」とが重視されるような位置に決定される。
結果として、図6(a)のような撮影領域では、過焦点位置のみの1箇所の撮影位置で、全焦点画像を生成することができることになる。
図7は、図3の機能的構成を有する図2の撮像装置1が実行する全焦点画像生成処理の流れを説明するフローチャートである。なお、図7のフローチャートでは、図1を撮影領域とした場合の例を説明する。
撮像情報記憶部71には、例えば、図1(a)に示すような撮像画像と、図4(a)に示すような撮像画像のフォーカス領域の各々における被写体フォーカス位置及びAF領域の情報を記憶することになる。
詳細には、撮影位置決定部55は、図4(c)に示すように、頻度分布算出部54により計算された所定数以上の被写体フォーカス位置であるピーク位置PK1乃至PK4の分布と、撮影条件記憶部72に記憶されるレンズの被写界深度の特性に基づいて、被写界深度DOFを選択して、当該被写界深度DOFに含まれるピーク位置PKを重視し、かつ、属する他の被写体フォーカス位置をカバーする位置に撮影位置SPを決定する。
そして、撮影枚数決定部56は、撮影位置決定部55により決定された撮影位置SP1乃至SP4の数をカウントして撮影枚数(4枚)を決定する。その後、撮影位置決定部55により決定された撮影位置の情報と決定した撮影枚数の情報は、撮影枚数決定部56から出力されて、撮影条件記憶部72に記憶される。
本例では、通常、5枚撮影する必要があるところを、4枚の撮影枚数で撮影することができるようになる。その結果、5枚撮影する場合に比べて、撮影時間が短くなり手振れ等の影響を受けることなく、かつ、画質が良く、合成の処理負担も減るために合成時間も短くすることができるために、全焦点画像の生成の時間を短くすることができる。
上述した実施形態においては、撮影領域に含まれる被写体の位置に応じて撮影位置と撮影枚数とを決定していた。
本例では、撮影領域に含まれる被写体がどのような被写体であるかを考慮して撮影位置と撮影枚数とを決定する。即ち、優先的にフォーカス位置を決定するように構成する。
このような撮影モードに対応するフォーカス位置及び撮影枚数を決定するための重み付けの設定の情報は、撮像情報記憶部71に記憶される。そして、頻度分布算出部54において、当該重み付けを加味した被写体フォーカス位置の頻度分布が算出されることになる。
撮影モードは、図8(a)に示すように、例えば、「風景」の撮影モード,「花」の撮影モード,「人物」の撮影モード,「自分撮り」の撮影モード,「中央重点測光」の撮影モード等のモードが設定される。ユーザは、これらの撮影モードのうち、撮影を行う予定の状況に合わせてモードを変更する。
この場合、図8(c)に示すように、「無限遠∞」は隣接する被写体フォーカス位置FPが10つあるため10つ分のカウントがされ、「10cm」は隣接する被写体フォーカス位置が6つあるため6つ分のカウントがされ、「30cm」は隣接する被写体フォーカス位置FPが3つあるため3つ分のカウントがされ、「1m」は隣接する被写体フォーカス位置FPが2つあるため2つ分のカウントがされる。それ以外の「2m」及び「3m」は隣接する被写体フォーカス位置FPがないために通常のカウントがされる。
フォーカス情報取得部53は、撮像部16により撮像された撮像画像の撮影画面を分割した複数の領域毎に被写体フォーカス位置を取得する。
頻度分布算出部54は、フォーカス情報取得部53により取得された各被写体フォーカス位置に対応する領域数を計数する。
撮影位置決定部55は、頻度分布算出部54により計数された各被写体フォーカス位置に対応する領域数に応じて、撮像部16の被写界深度に基づいた撮影位置(フォーカス停止位置,撮影のためのフォーカス位置)を決定する。
従って、撮像装置1においては、撮影領域に含まれる被写体を考慮したフォーカス位置の決定を行うことができる。なお、撮影領域に含まれる各被写体全体を考慮して、撮影のためのフォーカス位置を決定する場合には、撮影のためのフォーカス位置の数は、被写体フォーカス位置の数よりも少なくなる。
これにより、撮像装置1においては、全焦点画像に用いる撮像画像の取得のためのフォーカスブラケットの際の適切なフォーカス位置を決定することができる。
また、撮像装置1においては、当該決定を用いて、ユーザが撮像を行うか否かの判断の材料とすることができる。
これにより、撮像装置1においては、例えば、不要な撮影を減らすことができて全焦点画像の生成にかかる時間も短縮できる。
これにより、撮像装置1においては、高品質な全焦点画像の生成を行うことができる撮像画像を取得することが可能になる。
これにより、撮像装置1においては、例えば、被写界深度が重複した位置でのフォーカス位置が決定されないために、不要な撮影を減らすことができて全焦点画像の生成にかかる時間も短縮できる。
これにより、撮像装置1においては、予め分かる撮影の状況を考慮した撮影位置の決定が行えるために、より高品質な全焦点画像の生成に用いる撮像画像、即ち、適切な位置にフォーカス位置が決定されている撮像画像を取得することができる。
これにより、撮像装置1においては、人物を撮影する場合に適して顔にフォーカスが合った撮像画像を取得することができ、高品質な全焦点画像を生成することができる。
これにより、撮像装置1においては、複数の人物を撮影する場合により手前やより大きな顔にフォーカスが合った撮像画像を取得することができ、高品質な全焦点画像を生成することができる。
これにより、撮像装置1においては、例えば、同じフォーカス位置の領域である場合には同一の被写体である場合が高いために、当該被写体を考慮した撮像画像を取得することができ、高品質な全焦点画像を生成することができる。
これにより、撮像装置1においては、同じフォーカス位置の領域が隣接しているときに同一の被写体である可能性が高いために、当該被写体を考慮した撮像画像を取得することができ、高品質な全焦点画像を生成することができる。
画像合成部57は、所定のフォーカスブラケットで撮影(フォーカスブラケティング撮影)された撮像画像を合成して全焦点画像を生成する。
これにより、撮像装置1においては、撮影領域の状態に応じたフォーカスブラケティング撮影を行うことができるため、例えば、不要な撮影を減らすことができて全焦点画像の生成にかかる時間も短縮できたり、適切な位置にフォーカス位置が決定されている撮像画像を取得して高品質な全焦点画像を生成できたりするようになる。
具体的には、撮影位置決定部55は、領域数の閾値を設け、閾値以上の領域でフォーカス位置を優先して撮影位置(フォーカス停止位置)を決定するように構成する。
これにより、撮像装置1においては、例えば、被写界深度が重複した位置でのフォーカス位置が決定されないために、不要な撮影を減らすことができて全焦点画像の生成にかかる時間も短縮できる。
このように構成することにより、撮像装置1においては、例えば、被写界深度が重複した位置でのフォーカス位置が決定されないために、不要な撮影を減らすことができて全焦点画像の生成にかかる時間も短縮できる。
また、逐次取得されるライブビュー画像を全焦点画像の生成の判断に使用して、ライブビュー画像取得毎に全焦点画像の生成の判断を行うように構成してもよい。この場合、ユーザは、所定の方向に撮像装置を向けることで、全焦点画像の生成の判断(撮影位置及び撮影枚数の決定)が行われて、出力部18から判断結果が出力される。ユーザは、この判断の結果を受けて、全焦点画像生成処理の実行をするか否かの判断を行うことができる。また、判断結果が全焦点画像の生成ができないという結果である場合には、全焦点画像生成処理の実行しないことで不要な処理を実行しないでよくなる。
具体的には、撮影位置決定部55等により決定された撮影位置に基づいて、全焦点画像の生成に適する撮像画像が取得可能か否かを判断する判断手段を設け、さらに、判断手段の判断結果を報知出力するように出力部18を制御する出力制御手段を設けることで構成することができる。
これにより、現在の撮影予定の領域が全焦点画像に適している否かをユーザに放置することができる。
なお、出力部18における出力は、画面表示、音、ランプの点灯等で行うことができる。
例えば、本発明は、全焦点画像生成処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン(smartphone)、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
[付記1]
撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像画像を分割した複数の領域毎に被写体のフォーカス位置を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定して得られた各被写体のフォーカス位置に対応する領域数を計数する計数手段と、
前記計数手段により計数された各被写体のフォーカス位置に対応する領域数に応じて、前記撮像手段の被写界深度に基づいた撮影のためのフォーカス位置を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
[付記2]
前記撮影のためのフォーカス位置の数は、前記被写体のフォーカス位置の数よりも少ないこと、
を特徴とする付記1に記載の撮像装置。
[付記3]
前記決定手段により決定した撮影のためのフォーカス位置に応じてフォーカスブラケットの撮影枚数を算出する算出手段を備えること、
を特徴とする付記1又は2に記載の撮像装置。
[付記4]
前記決定手段は、前記計数手段により計数された領域数が多い被写体のフォーカス位置を優先して、その被写体のフォーカス位置に対応する撮影のためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする付記1乃至3の何れか1つに記載の撮像装置。
[付記5]
前記決定手段は、各被写体距離におけるフォーカス状態が所定状態となるように前記撮像手段の被写界深度の重なりを考慮して、複数の撮影のためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする付記1乃至4の何れか1つに記載の撮像装置。
[付記6]
前記決定手段は、領域数の閾値を設け、閾値以上の領域の被写体のフォーカス位置を優先して撮影のためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする付記1乃至5の何れか1つに記載の撮像装置。
[付記7]
前記決定手段は、被写界深度の広い被写体のフォーカス位置を優先して撮影のためのフォーカス位置決定すること、
を特徴とする付記1乃至6の何れか1つに記載の撮像装置。
[付記8]
前記決定手段は、撮影モードに応じた被写体のフォーカス位置を優先して撮影ためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする付記1乃至7の何れか1つに記載の撮像装置。
[付記9]
前記決定手段は、前記撮影モードのうち、人物を撮影するモードでは、顔を検出し、検出した顔のフォーカス位置を優先して、撮影ためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする付記8に記載の撮像装置。
[付記10]
前記決定手段は、顔が複数検出された場合は、領域数が多い顔のフォーカス位置を優先すること、
を特徴とする付記9に記載の撮像装置。
[付記11]
前記決定手段は、同じ被写体のフォーカス位置の領域の分布状況に応じた重み付けをした被写体のフォーカス位置を優先して撮影のためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする付記1乃至10の何れか1つに記載の撮像装置。
[付記12]
前記決定手段は、同じ被写体のフォーカス位置の領域が隣接している場合は、高い重み付けをすること、
を特徴とする付記11に記載の撮像装置。
[付記13]
前記決定手段により決定された撮影のためのフォーカス位置に基づいて、全焦点画像の生成に適する撮像画像が取得可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段の判断結果を出力するように出力手段を制御する出力制御手段と、
を備えることを特徴とする付記1乃至12の何れか1つに記載の撮像装置。
[付記14]
画像を合成する画像合成手段と、を備え、
前記画像合成手段は、所定のフォーカスブラケットで撮影された画像を合成して全焦点画像を生成すること、
を特徴とする付記1乃至13の何れか1つに記載の撮像装置。
[付記15]
撮像手段を備える撮像装置で実行される撮像方法において、
前記撮像手段により撮像された撮像画像を分割した複数の領域毎に被写体のフォーカス位置を測定する測定ステップと、
前記測定ステップにより測定して得られた各被写体のフォーカス位置に対応する領域数を計数する計数ステップと、
前記計数ステップにより計数された各被写体のフォーカス位置に対応する領域数に応じて、前記撮像手段の被写界深度に基づいた撮影のためのフォーカス位置を決定する決定ステップと、
を含むことを特徴とする撮像方法。
[付記16]
撮像手段を備える撮像装置を制御するコンピュータを、
前記撮像手段により撮像された撮像画像を分割した複数の領域毎に被写体のフォーカス位置を測定する測定手段、
前記測定手段により測定して得られた各被写体のフォーカス位置に対応する領域数を計数する計数手段、
前記計数手段により計数された各被写体のフォーカス位置に対応する領域数に応じて、前記撮像手段の被写界深度に基づいた撮影のためのフォーカス位置を決定する決定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (13)
- 撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像画像を分割した複数の領域毎に被写体のフォーカス位置を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定して得られた被写体のフォーカス位置のうちの優先度の高い被写体のフォーカス位置を含む、前記撮像手段が有するレンズの被写界深度の広さに応じて、当該被写体のフォーカス位置とは異なる、撮影のためのフォーカス位置を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記測定手段により測定して得られた被写体のフォーカス位置が同等とみなされる領域数を計数する計数手段を更に備え、
前記決定手段は、前記計数された領域数が多い被写体のフォーカス位置を優先して前記撮影のためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記決定手段は、前記計数された領域数が同じである被写体の複数のフォーカス位置がある場合は、前記被写界深度の広い被写体のフォーカス位置を優先して前記撮影のためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記決定手段は、撮影モードに応じた被写体のフォーカス位置を優先して前記撮影のためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記決定手段は、前記撮影モードのうち、人物を撮影するモードでは、顔を検出し、検出した顔のフォーカス位置を優先して、前記撮影のためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記測定手段により測定して得られた被写体のフォーカス位置が同等とみなされる領域数を計数する計数手段を更に備え、
前記決定手段は、顔が複数検出された場合は、前記計数された領域数が多い顔のフォーカス位置を優先すること、
を特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 - 前記決定手段は、同じ被写体のフォーカス位置の領域の分布状況に応じた重み付けをした被写体のフォーカス位置を優先して前記撮影のためのフォーカス位置を決定すること、
を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記決定手段は、同じ被写体のフォーカス位置の領域が隣接している場合は、高い重み付けをすること、
を特徴とする請求項7に記載の撮像装置。 - 前記撮影のためのフォーカス位置の数は、前記被写体のフォーカス位置の数よりも少ないこと、
を特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の撮像装置。 - 前記決定手段により決定された撮影のためのフォーカス位置に基づいて、全焦点画像の生成に適する撮像画像が取得可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段の判断結果を出力するように出力手段を制御する出力制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の撮像装置。 - 前記決定手段は、全焦点画像を生成するための複数の撮影のためのフォーカス位置を決定し、
画像を合成する画像合成手段、を備え、
前記画像合成手段は、前記決定手段により決定された複数の撮影のためのフォーカス位置で撮影された画像を合成して全焦点画像を生成すること、
を特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の撮像装置。 - 撮像手段を備える撮像装置で実行される撮像方法において、
前記撮像手段により撮像された撮像画像を分割した複数の領域毎に被写体のフォーカス位置を測定する測定処理と、
前記測定処理により測定して得られた被写体のフォーカス位置のうちの優先度の高い被写体のフォーカス位置を含む、前記撮像手段が有するレンズの被写界深度の広さに応じて、当該被写体のフォーカス位置とは異なる、撮影のためのフォーカス位置を決定する決定処理と、
を含むことを特徴とする撮像方法。 - 撮像手段を備える撮像装置を制御するコンピュータに、
前記撮像手段により撮像された撮像画像を分割した複数の領域毎に被写体のフォーカス位置を測定する測定機能、
前記測定機能により測定して得られた被写体のフォーカス位置のうちの優先度の高い被写体のフォーカス位置を含む、前記撮像手段が有するレンズの被写界深度の広さに応じて、当該被写体のフォーカス位置とは異なる、撮影のためのフォーカス位置を決定する決定機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
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