JP5978653B2 - コンテンツ提供装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツを提供する技術に関する。
近年、インターネットを通じて音楽等のコンテンツを提供するサービスが行われている。このようなコンテンツを提供する技術として、特許文献1〜3に記載された技術が知られている。特許文献1には、コンテンツパッケージを用いてデータを伝送する技術が記載されている。特許文献2には、コンテンツの重要度に応じたアルゴリズムでコンテンツを暗号化する技術が記載されている。特許文献3には、提供用コンテンツと試用コンテンツをユーザに提供する技術が記載されている。
特開2001−231018号公報 特開2000−348003号公報 特開2001−042866号公報
ユーザは、既存のコンテンツを編集して新たなコンテンツを作成することがある。しかし、特許文献1〜3に記載の技術では、コンテンツをユーザが編集し易い形式で提供しているわけではないため、コンテンツを容易に編集することができない。
本発明は、編集に適した形式のコンテンツデータを提供することを目的とする。
本発明は、コンテンツを示すコンテンツデータであって第1トラックのデータ及び第2トラックのデータを含むコンテンツデータに施す処理を指示する指示情報を第1の端末装置から受信する受信部と、前記処理の対象となる前記コンテンツデータを取得する取得部と、前記取得されたコンテンツデータに、前記受信された指示情報により指示される処理を施す処理部と、前記取得されたコンテンツデータを識別するコンテンツ識別情報と対応付けて、当該コンテンツデータを処理前のコンテンツデータとして記憶し、前記処理が施されたコンテンツデータを処理後のコンテンツデータとして記憶する記憶部と、第2の端末装置により前記コンテンツの編集のために当該コンテンツを示すコンテンツデータが要求されると、送信部を制御して、当該コンテンツデータを識別するコンテンツ識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された処理前のコンテンツデータを当該第2の端末装置に送信する送信制御部とを備え、前記記憶部は、同じ処理前のコンテンツデータから得られた処理後のコンテンツデータとして、第1コンテンツデータ及び第2コンテンツデータがある場合に、前記第1トラックのデータ及び前記第2トラックのデータの少なくとも一方を共有するように前記第1コンテンツデータ及び前記第2コンテンツデータを記憶することを特徴とするコンテンツ提供装置を提供する。
好ましい態様において、前記記憶部は、前記第1コンテンツデータ及び前記第2コンテンツデータの各前記第1トラックのデータに同じ処理が指示されている場合に、前記第1コンテンツデータと前記第2コンテンツデータとで当該処理を指示する指示情報を共有するように、当該指示情報を記憶してもよい。
本発明の好ましい態様において、前記送信制御部は、前記第2の端末装置により前記コンテンツの再生のために当該コンテンツを示すコンテンツデータが要求されると、当該コンテンツデータを識別するコンテンツ識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された処理後のコンテンツデータを当該第2の端末装置に送信してもよい。
本発明の好ましい態様において、前記記憶部は、前記コンテンツ識別情報と対応付けて、前記受信された指示情報を記憶し、前記送信制御部は、前記処理前のコンテンツデータとともに、前記要求されたコンテンツデータを識別するコンテンツ識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された指示情報を前記第2の端末装置に送信してもよい。
本発明の好ましい態様において、前記コンテンツデータは、前記コンテンツを示す複数のトラックデータにより構成され、前記指示情報は、前記トラックデータに施す処理を指示するものであり、前記処理部は、前記取得部により取得された前記コンテンツデータを構成するトラックデータに、前記受信された指示情報により指示される処理を施し、前記記憶部は、前記コンテンツデータを構成する各トラックデータを識別するトラック識別情報と対応付けて、当該トラックデータを処理前のトラックデータとして記憶し、前記処理が施されたトラックデータを処理後のトラックデータとして記憶し、前記送信制御部は、前記第2の端末装置により前記コンテンツの編集のために当該コンテンツを示すコンテンツデータが要求されると、当該コンテンツデータを構成する複数のトラックデータを識別するトラック識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された複数の処理前のトラックデータを当該第2の端末装置に送信し、前記第2の端末装置により前記コンテンツの再生のために当該コンテンツを示すコンテンツデータが要求されると、当該コンテンツデータを構成する複数のトラックデータを識別するトラック識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された複数の処理後のコンテンツデータをミックスしたデータを当該第2の端末装置に送信してもよい。
本発明によれば、編集に適した形式のコンテンツデータを提供することができる。
実施形態に係るコンテンツ提供システムの構成を示す図 サーバ装置の構成を示す図 コンテンツデータの管理構造を示す図 ソング情報を示す図 トラック情報を示す図 クライアント装置の構成を示す図 サーバ装置の機能構成を示す図 楽曲の再生処理を示すシーケンスチャート コンテンツ一覧画面の一例を示す図 楽曲の編集処理を示すシーケンスチャート 編集画面の一例を示す図 音声合成処理を説明する図 楽曲の登録処理を示すシーケンスチャート コンテンツデータの管理構造を示す図 変形例に係るコンテンツデータの管理構造を示す図 変形例に係るコンテンツデータの管理構造を示す図
1.構成
図1は、本実施形態に係るコンテンツ提供システム1の構成を示す図である。このコンテンツ提供システム1は、サーバ装置10(コンテンツ提供装置の一例)と複数のクライアント装置20とを備える。図1では、この複数のクライアント装置20のうち、クライアント装置20A、20B及び20Cが示されている。サーバ装置10と各クライアント装置20とは、例えばインターネットなどの通信ネットワーク2を介して接続されている。
図2は、サーバ装置10の構成を示す図である。サーバ装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、通信インターフェース(図2では、「通信I/F」)14と、操作部15と、表示部16と、記憶部17とを備える。CPU11は、プログラムを実行することにより、サーバ装置10の各部を制御する。ROM12は、CPU11により実行される基本的なシステムプログラムを記憶した読み出し専用メモリである。RAM13は、CPU11によりワークエリアとして使用される揮発性メモリである。通信インターフェース14は、クライアント装置20との間のデータ通信を制御する。操作部15は、例えばキーボードとマウスとを備える。操作部15は、ユーザの操作に応じた操作信号をCPU11に供給する。表示部16は、例えば液晶ディスプレイである。表示部16は、CPU11による制御の下、各種の画像を表示する。記憶部17は、例えばハードディスクである。記憶部17には、複数の楽曲(コンテンツの一例)を示すコンテンツデータ18が記憶される。CPU11は、コンテンツデータ18に各種のサウンド処理を施す機能を有する。記憶部17には、これらのサウンド処理に必要なデータが記憶されている。
図3は、コンテンツデータ18の管理構造を示す図である。コンテンツデータ18は、ソング階層、トラック階層、コンポーネント階層の3つの階層で管理される。ソング階層には、ソング情報51が格納される。図4は、ソング情報51を示す図である。ソング情報51は、コンテンツデータ18を識別するソングID52を有する。トラック階層には、トラック情報53が格納される。図5は、トラック情報53を示す図である。トラック情報53は、トラックID54とコントロールデータ55とを有する。トラックID54は、コンテンツデータ18を構成するトラックデータを識別する情報である。コントロールデータ55は、トラックデータに施されたサウンド処理を示す情報である。なお、トラックデータがサウンド処理の施されたものでない場合には、トラック情報53にはコントロールデータ55は含まれない。
図3には、楽曲m1を示すコンテンツデータ18の管理構造が示されている。このコンテンツデータ18は、第1のトラックに格納されるトラックデータと、第2のトラックに格納されるトラックデータにより構成されるマルチトラックデータである。第1のトラックには、楽曲m1の歌パート(楽曲の部分の一例)のトラックデータが格納される。第1のトラックには、トラックデータに施されたサウンド処理として、歌手Gの声を用いた音声合成処理が設定されている。第2のトラックには、楽曲m1の演奏パート(楽曲の部分の一例)のトラックデータが格納される。第2のトラックには、トラックデータに施されたサウンド処理として、或るエフェクト処理が設定されている。
この場合、コンポーネント階層には、歌パートの処理前のトラックデータ121及び第1の処理後のトラックデータ122と、演奏パートの処理前のトラックデータ123及び処理後のトラックデータ124と、第1の楽曲データ125とが格納される。処理前のトラックデータ121及び第1の処理後のトラックデータ122は、いずれも楽曲m1の歌パートを示すトラックデータである。処理前のトラックデータ121は、第1のトラックに設定された音声合成処理が施される前のデータである。第1の処理後のトラックデータ122は、この音声合成処理が施された後のデータである。具体的には、処理前のトラックデータ121は、楽曲m1の歌パートの楽譜を表すMIDI形式の楽譜情報t1である。この楽譜情報t1には、楽曲m1の歌パートを構成する音符と、歌詞の時系列を表すデータとが含まれている。第1の処理後のトラックデータ122は、楽譜情報t1に基づき歌手Gの声で音声合成処理を行った結果生成されるオーディオデータである。演奏パートの処理前のトラックデータ123及び処理後のトラックデータ124は、いずれも楽曲m1の演奏パートを示すトラックデータである。処理前のトラックデータ123は、第2のトラックに設定されたエフェクト処理が施される前のデータである。処理後のトラックデータ124は、このエフェクト処理が施された後のデータである。具体的には、処理前のトラックデータ123は、楽曲m1の演奏パートを表すオーディオデータt2である。処理後のトラックデータ124は、オーディオデータt2にエフェクト処理を施したものである。第1の楽曲データ125は、楽曲m1を示すオーディオデータである。第1の楽曲データ125は、第1の処理後のトラックデータ122と、処理後のトラックデータ124とをミックスしたものである。
トラック階層には、第1のトラック情報111と第2のトラック情報112とが格納される。第1のトラック情報111は、第1のトラックIDと第1のコントロールデータとを有する。第1のトラックIDは、第1のトラックを識別する情報である。第1のコントロールデータは、第1のトラックに設定された音声合成処理を示す情報である。第2のトラック情報112は、第2のトラックIDと第2のコントロールデータとを有する。第2のトラックIDは、第2のトラックを識別する情報である。第2のコントロールデータは、第2のトラックに設定されたエフェクト処理を示す情報である。第1のトラック情報111は、処理前のトラックデータ121へのリンクと、第1の処理後のトラックデータ122へのリンクとを有する。第2のトラック情報112は、処理前のトラックデータ123へのリンクと、処理後のトラックデータ124へのリンクとを有する。ソング階層には、第1のソング情報101が格納される。第1のソング情報101は、第1のソングIDを有する。第1のソングIDは、楽曲m1を識別する情報である。第1のソング情報101は、第1のトラック情報111へのリンクと、第2のトラック情報112へのリンクと、第1の楽曲データ125へのリンクとを有する。
図6は、クライアント装置20の構成を示す図である。クライアント装置20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、通信インターフェース(図6では、「通信I/F」)24と、操作部25と、表示部26と、記憶部27と、MIDIインターフェース(図6では、「MIDI I/F」)28と、音源部29と、サウンドシステム30とを備える。CPU21は、プログラムを実行することにより、クライアント装置20の各部を制御する。ROM22は、CPU21により実行される基本的なシステムプログラムを記憶した読み出し専用メモリである。RAM23は、CPU21によりワークエリアとして使用される揮発性メモリである。通信インターフェース24は、サーバ装置10との間のデータ通信を制御する。操作部25は、例えばキーボードとマウスとを備える。操作部25は、ユーザの操作に応じた操作信号をCPU21に供給する。表示部26は、例えば液晶ディスプレイである。表示部26は、CPU21による制御の下、各種の画像を表示する。記憶部27は、例えばハードディスクである。記憶部27には、各種のデータが記憶される。MIDIインターフェース28は、電子楽器31との間でMIDI信号のやり取りを制御する。音源部29は、MIDI形式のデータを再生して信号を生成する。サウンドシステム30は、D/A変換器とアンプとスピーカとを備える。D/A変換器は、CPU21から供給されたデジタルデータをアナログ信号に変換して出力する。アンプは、D/A変換器から出力されたアナログ信号を増幅する。スピーカは、アンプにより増幅されたアナログ信号を音に変換して出力する。
図7は、サーバ装置10の機能構成を示す図である。通信インターフェース14は、受信部41及び送信部42として機能する。CPU11は、取得部43、処理部44及び送信制御部45として機能する。取得部43、処理部44及び送信制御部45は、CPU11がプログラムを実行することにより実現される。受信部41は、楽曲を示すコンテンツデータに施すサウンド処理を指示するコントロールデータをクライアント装置20から受信する。取得部43は、サウンド処理の対象となるコンテンツデータを取得する。処理部44は、取得部43によって取得されたコンテンツデータ18に、受信部41により受信されたコントロールデータにより指示されるサウンド処理を施す。記憶部17は、取得部43により取得されたコンテンツデータを識別するソングIDと対応付けて、この取得されたコンテンツデータを処理前のコンテンツデータとして記憶し、処理部44により処理が施されたコンテンツデータを処理後のコンテンツデータとして記憶する。送信制御部45は、クライアント装置20により楽曲の編集のためにこの楽曲を示すコンテンツデータが要求されると、送信部42を制御して、このコンテンツデータを識別するソングIDと対応付けて記憶部17に記憶された処理前のコンテンツデータをこのクライアント装置20に送信する。また、送信制御部45は、クライアント装置20により楽曲の再生のためにこの楽曲を示すコンテンツデータが要求されると、このコンテンツデータを識別するソングIDと対応付けて記憶部17に記憶された処理後のコンテンツデータをこのクライアント装置20に送信する。
2.動作
(1)再生処理
ユーザは、サーバ装置10に格納されたコンテンツデータ18をダウンロードし、クライアント装置20Aで楽曲を再生することができる。図8は、楽曲の再生処理を示すシーケンスチャートである。ここでは、ユーザが楽曲m1を示すコンテンツデータ18をダウンロードし、楽曲m1を再生する場合を想定する。ユーザは、クライアント装置20Aの操作部25を用いて、サーバ装置10が提供するコンテンツ一覧画面60へのアクセスを指示する操作を行う。クライアント装置20Aは、この指示に従って、サーバ装置10へアクセスし、サーバ装置10から提供されるコンテンツ一覧画面60を表示部26に表示させる(ステップS11)。
図9は、コンテンツ一覧画面60の一例を示す図である。このコンテンツ一覧画面60には、サーバ装置10に格納されたコンテンツデータ18の一覧が表示される。また、コンテンツ一覧画面60には、「再生用ダウンロード」ボタン61と、「編集用ダウンロード」ボタン62とが設けられている。「再生用ダウンロード」ボタン61は、再生に適した形式のデータのダウンロードを指示するボタンである。「編集用ダウンロード」ボタン62は、編集に適した形式のデータのダウンロードを指示するボタンである。コンテンツ一覧画面60が表示されると、ユーザは、操作部25を用いて、楽曲m1を示すコンテンツデータ18を選択し、「再生用ダウンロード」ボタン61を押す操作を行う。
「再生用ダウンロード」ボタン61が押されると、クライアント装置20Aは、楽曲m1の再生用データをサーバ装置10に要求する(ステップS12)。つまり、クライアント装置20Aは、楽曲m1の再生のために楽曲m1を示すコンテンツデータ18をサーバ装置10に要求する。サーバ装置10のCPU11は、この要求を受け付けると、楽曲m1の再生用データを作成する(ステップS13)。図3に示す第1のソング情報101には、楽曲m1のソングIDが含まれている。この場合、CPU11は、第1のソング情報101のリンク先から、楽曲m1を示す第1の楽曲データ125を読み出す。CPU11は、読み出した第1の楽曲データ125を圧縮し、楽曲m1の再生用データを作成する。この再生用データには、ファイルに含まれるデータの目録を示す情報が含まれる。なお、楽曲m1の再生用データの要求が前にも行われ、この要求に応じて既に楽曲m1の再生用データが作成されている場合、CPU11は、楽曲m1の再生用データを作成せずに、記憶部17に記憶された楽曲m1の再生用データを用いてもよい。CPU11は、通信インターフェース14を制御して、楽曲m1の再生用データをクライアント装置20Aに送信する(ステップS14)。クライアント装置20AのCPU21は、サーバ装置10から楽曲m1の再生用データを受信すると、受信した再生用データから第1の楽曲データ125を抽出する。CPU21は、サウンドシステム30を用いて、抽出した第1の楽曲データ125に応じた楽曲m1を再生する(ステップS15)。これにより、サウンドシステム30から楽曲m1が出力される。
(2)編集処理
ユーザは、サーバ装置10からダウンロードしたコンテンツデータ18を用いて、クライアント装置20A(第1の端末装置の一例)で楽曲を編集することができる。図10は、楽曲の編集処理を示すシーケンスチャートである。ここでは、ユーザが楽曲m1を示すコンテンツデータ18を用いて、楽曲m1を編集する場合を想定する。ユーザは、クライアント装置20Aの操作部25を用いて、サーバ装置10が提供するコンテンツ一覧画面60へのアクセスを指示する操作を行う。クライアント装置20Aは、この指示に従って、サーバ装置10へアクセスし、図9に示すコンテンツ一覧画面60を表示部26に表示させる(ステップS21)。コンテンツ一覧画面60が表示されると、ユーザは、操作部25を用いて、楽曲m1を示すコンテンツデータ18を選択し、「編集用ダウンロード」ボタン62を押す操作を行う。
「編集用ダウンロード」ボタン62が押されると、クライアント装置20Aは、楽曲m1の編集用データをサーバ装置10に要求する(ステップS22)。つまり、クライアント装置20Aは、楽曲m1の編集のために楽曲m1を示すコンテンツデータ18をサーバ装置10に要求する。サーバ装置10のCPU11は、この要求を受け付けると、楽曲m1の編集用データを作成する(ステップS23)。図3に示す第1のソング情報101には、楽曲m1のソングIDが含まれている。また、第1のソング情報101は、第1のトラック情報111へのリンクと第2のトラック情報112へのリンクとを有している。この場合、CPU11は、第1のトラック情報111のリンク先から処理前のトラックデータ121を読み出し、第1のトラック情報111から第1のコントロールデータを読み出す。また、CPU11は、第2のトラック情報112のリンク先から処理前のトラックデータ123を読み出し、第2のトラック情報112から第2のコントロールデータを読み出す。CPU11は、読み出した処理前のトラックデータ121、第1のコントロールデータ、処理前のトラックデータ123及び第2のコントロールデータを1つのファイルにまとめて圧縮し、楽曲m1の編集用データを作成する。この編集用データには、ファイルに含まれるデータの目録を示す情報が含まれる。楽曲m1の編集用データを作成すると、CPU11は、通信インターフェース14を制御して、作成した編集用データをクライアント装置20Aに送信する(ステップS24)。クライアント装置20Aは、サーバ装置10から楽曲m1の編集用データを受信すると、受信した編集用データを記憶部27に記憶させる(ステップS25)。
また、上述した「編集用ダウンロード」ボタン62が押されたときに、クライアント装置20Aは、サーバ装置10へアクセスし、サーバ装置10から提供される編集画面70を表示部26に表示させる。サーバ装置10から楽曲m1の編集用データがダウンロードされると、クライアント装置20Aは、記憶部27に記憶された楽曲m1の編集用データを編集画面70上に表示させる(ステップS26)。
図11は、編集画面70の一例を示す図である。編集画面70は、第1のトラックに関する情報を表示する第1の領域71と、第2のトラックに関する情報を表示する第2の領域72とを有する。第1の領域71には、処理前のトラックデータ121が表示される。この処理前のトラックデータ121は、楽曲m1の歌パートの楽譜を表すMIDI形式の楽譜情報t1である。また、第1の領域71には、第1のコントロールデータが示す音声合成処理の種別「歌手G」が表示される。第2の領域72には、処理前のトラックデータ123が表示される。この処理前のトラックデータ123は、楽曲m1の演奏パートを表すオーディオデータt2である。また、第2の領域72には、第2のコントロールデータが示すエフェクト処理の種別が表示される。編集画面70が表示されると、ユーザは、操作部25を用いて、楽曲を編集する操作を行う。ここでは、ユーザが、操作部25を用いて、第1のトラックに設定された音声合成処理の歌手の声を、「歌手G」の声から「歌手M」の声に変更して、実行ボタン73を押す操作を行った場合を想定する。
実行ボタン73が押されると、クライアント装置20Aは、記憶部27から第1のトラックに格納された処理前のトラックデータ121、すなわち楽譜情報t1を読み出す。クライアント装置20Aは、読み出した楽譜情報t1と、歌手Mの声を用いた音声合成処理を示す第3のコントロールデータとをサーバ装置10に送信し、サウンド処理を要求する(ステップS27)。なお、演奏パートの処理前のトラックデータ123は、変更が加えられていないため、サーバ装置10には送信されない。サーバ装置10のCPU11は、サウンド処理が要求されると、通信インターフェース14により受信された楽譜情報t1及び第3のコントロールデータに基づいてサウンド処理を行う(ステップS28)。第3のコントロールデータは、歌手Mの声を用いた音声合成処理を示している。この場合、CPU11は、第3のコントロールデータに従って、楽譜情報t1に基づき歌手Mの声で音声合成処理を行う。
図12は、音声合成処理を説明する図である。サーバ装置10の記憶部17には、歌手毎に音声素片データベース81が記憶されている。この音声素片データベース81には、歌手の声からサンプリングされた複数の音声素片が格納されている。また、記憶部17には、音声合成プログラムが記憶されている。CPU11は、この音声合成プログラムを実行することにより、選択部82及び音声合成部83の機能を実現する。選択部82は、第3のコントロールデータに従って、歌手Mに対応する音声素片データベース81を選択する。音声合成部83は、選択部82により選択された音声素片データベース81を用いて、楽譜情報t1をオーディオデータに変換する。具体的には、音声合成部83は、楽譜情報t1に従って音声素片データベース81から音声素片を選択し、ピッチや音色を調整して連結することにより、合成音声を表すオーディオデータを生成する。
サウンド処理を行うと、CPU11は、通信インターフェース14を制御して、この処理の結果生成された合成音声を表すオーディオデータをクライアント装置20Aに送信する(ステップS29)。クライアント装置20Aは、合成音声を表すオーディオデータをサーバ装置10から受信すると、受信したオーディオデータを、歌パートの第2の処理後のトラックデータ126として第3のコントロールデータとともに記憶部27に記憶させる(ステップS30)。
(3)登録処理
ユーザは、編集した楽曲を示すコンテンツデータ18をサーバ装置10に登録することができる。図13は、楽曲の登録処理を示すシーケンスチャートである。ここでは、ユーザが、楽曲m1を編集して新たな楽曲m2を作成し、作成した楽曲m2を示すコンテンツデータ18をサーバ装置10に登録する場合を想定する。このコンテンツデータ18は、第2のトラックに格納されるトラックデータと、第3のトラックに格納されるトラックデータにより構成されるマルチトラックデータである。第2のトラックには、楽曲m1の演奏パートのトラックデータが格納される。第3のトラックには、編集後の歌パートのトラックデータが格納される。第3のトラックには、トラックデータに施されたサウンド処理として、歌手Mの声を用いた音声合成処理が設定されている。
ユーザは、クライアント装置20Aの操作部25を用いて、ステップS30で記憶部27に記憶された第2の処理後のトラックデータ126と第3のコントロールデータとをサーバ装置10にアップロードすることを指示する操作を行う。クライアント装置20Aは、この指示に従って、記憶部27から第2の処理後のトラックデータ126及び第3のコントロールデータを読み出し、サーバ装置10に送信する(ステップS31)。サーバ装置10のCPU11は、通信インターフェース14により第2の処理後のトラックデータ126及び第3のコントロールデータを受信すると、受信したデータを記憶部17に記憶させる(ステップS32)。
ユーザは、クライアント装置20Aの操作部25を用いて、楽曲m2の構成情報を入力し、楽曲の新規作成処理を指示する操作を行う。楽曲m2を示すコンテンツデータ18は、歌パートの第2の処理後のトラックデータ126と、演奏パートの処理後のトラックデータ124により構成されている。この場合、楽曲m2の構成情報には、第2の処理後のトラックデータ126と、処理後のトラックデータ124とを指定する情報が含まれる。クライアント装置20Aは、ユーザにより入力された楽曲m2の構成情報をサーバ装置10に送信し、楽曲の新規作成処理を要求する(ステップS33)。サーバ装置10のCPU11は、この要求を受け付けると、通信インターフェース14により受信した楽曲m2の構成情報に基づいて、楽曲の新規作成処理を行う(ステップS34)。
図14は、コンテンツデータ18の管理構造を示す図である。図14には、楽曲m1を示すコンテンツデータ18と楽曲m2を示すコンテンツデータ18の管理構造が示されている。楽曲の新規作成処理では、クライアント装置20Aから受信した第2の処理後のトラックデータ126が、コンポーネント階層に追加される。また、コンポーネント階層には、楽曲m2を示す第2の楽曲データ127が追加される。この第2の楽曲データ127は、第2の処理後のトラックデータ126と処理後のトラックデータ124とをミックスしたデータである。トラック階層には、第3のトラック情報113が追加される。第3のトラック情報113は、第3のトラックを識別する第3のトラックIDと、第3のトラックに設定された音声合成処理を示す第3のコントロールデータとを有する。第3のトラック情報113は、処理前のトラックデータ121へのリンクと、第2の処理後のトラックデータ126へのリンクとを有する。ソング階層には、第2のソング情報102が追加される。第2のソング情報102は、楽曲m2を識別する第2のソングIDを有する。
つまり、記憶部17では、楽曲m2のソングID(コンテンツ識別情報の一例)と、第2のトラックID及び第3のトラックID(いずれもトラック識別情報の一例)と、歌パートの処理前のトラックデータ121及び演奏パートの処理前のトラックデータ123(いずれも処理前のトラックデータの一例)と、歌パートの第2の処理後のトラックデータ126及び演奏パートの処理後のトラックデータ124(いずれも処理後のトラックデータの一例)と、第2のコントロールデータと第3のコントロールデータ(いずれも指示情報の一例)とが対応付けて記憶されている。なお、第2のソングID及び第3のトラックIDは、ユーザにより入力されてもよいし、CPU11により一意の情報が決定されてもよい。これにより、楽曲m2を示すコンテンツデータ18がサーバ装置10に登録される。
楽曲m2を示すコンテンツデータ18がサーバ装置10に登録された後、例えばクライアント装置20B(第2の端末装置の一例)から楽曲m2の再生用データが要求されると、サーバ装置10は、上述と同様の方法により、第2の楽曲データ127(複数の処理後のトラックデータをミックスしたデータの一例)を含む再生用データを作成し、クライアント装置20Bに送信する。一方、クライアント装置20Bから楽曲m2の編集用データが要求されると、サーバ装置10は、上述と同様の方法により、歌パートの処理前のトラックデータ121、演奏パートの処理前のトラックデータ123(いずれも処理前トラックデータの一例)、第2のコントロールデータ及び第3のコントロールデータ(いずれも指示情報の一例)を含む編集用データを作成し、クライアント装置20Bに送信する。
また、ユーザは、クライアント装置20Aを操作して、自分が作成した楽曲m2の編集用データ又は再生用データをダウンロードしてもよい。つまり、サーバ装置10にサウンド処理を要求するクライアント装置20(第1の端末装置の一例)と、サーバ装置10から楽曲の編集用データ又は再生用データをダウンロードするクライアント装置20(第2の端末装置の一例)とは、同一のクライアント装置20であってもよい。
この実施形態では、ユーザの操作により「編集用ダウンロード」ボタン62が押されると、サーバ装置10から楽曲の編集用データがダウンロードされる。この編集用データは、マルチトラックの状態を維持した構造を有しているため、トラック毎の編集が容易である。また、この実施形態では、ユーザの操作により「再生用ダウンロード」ボタン61が押された場合には、サーバ装置10から楽曲の再生用データがダウンロードされる。この再生用データは、楽曲を示すオーディオデータであるため、再生が容易である。このように、データを再生目的でダウンロードする場合と編集目的でダウンロードする場合とで、異なる形式のデータがダウンロードされることにより、コンテンツの再生や編集が容易になる。また、コンテンツの編集が容易になることにより、コンテンツの2次利用を促進することができる。
また、この実施形態では、トラックデータの他にコントロールデータが記憶されており、ユーザがデータを編集目的でダウンロードする場合には、このコントロールデータを含む編集用データがサーバ装置10からダウンロードされる。これにより、ユーザは、編集画面70において、コントロールデータが示すサウンド処理を変更するだけで、容易にコンテンツを編集することができる。特に、コンテンツの2次利用では、このようなサウンド処理の変更のニーズが高い。したがって、サウンド処理の変更が容易になることにより、コンテンツの2次利用を促進することができる。
さらに、この実施形態では、新たな楽曲を示すコンテンツデータ18がサーバ装置10に登録されるときに、記憶部17に既に記憶されているデータ、例えば図14に示す第2のトラック情報112、処理前のトラックデータ121、処理前のトラックデータ123及び処理後のトラックデータ124については、重複して記憶させずに、それらのデータへのリンクのみを追加している。したがって、これらのデータを重複して記憶させる場合に比べて、サーバ装置10の記憶部17の記憶容量を減らすことができる。
3.変形例
本発明は、上述した実施形態に限定されない。実施形態を以下のように変形してもよい。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
(1)変形例1
楽曲を示すコンテンツデータ18は、マルチトラックデータに限定されない。楽曲を示すコンテンツデータ18が、単一のトラックに格納されていてもよい。図15は、この変形例に係るコンテンツデータ18の管理構造を示す図である。図15には、楽曲m3を示すコンテンツデータ18の管理構造が示されている。このコンテンツデータ18は、単一のトラックに格納されるトラックデータにより構成されている。このトラックには、楽曲m3の歌パートのトラックデータが格納される。この場合、コンポーネント階層には、歌パートの処理前のトラックデータ121A及び処理後のトラックデータ122Aが格納される。このとき、処理後のトラックデータ122Aは、楽曲m3を示すオーディオデータと同じものになるため、楽曲m3を示す楽曲データは格納されない。ソング情報101Aは、処理後のトラックデータ122Aへのリンクを有する。
クライアント装置20から楽曲m3の再生用データが要求されると、サーバ装置10は、処理後のトラックデータ122Aを含む再生用データを作成し、クライアント装置20に送信する。つまり、この場合、処理後のトラックデータ122Aは、楽曲m3を示す処理後のコンテンツデータ18として扱われる。一方、クライアント装置20から楽曲m3の編集用データが要求されると、サーバ装置10は、処理前のトラックデータ121Aを含む編集用データを作成し、クライアント装置20に送信する。つまり、この場合、処理前のトラックデータ121Aは、楽曲m3を示す処理前のコンテンツデータ18として扱われる。
(2)変形例2
処理後のトラックデータは、必ずしも格納されなくてもよい。例えば、音量の変更等の処理は、負荷の少ない処理であり、クライアント装置20側で容易に実行できるため、わざわざサーバ装置10側で実行する必要がない。トラックに設定されたサウンド処理が、このような予め定められた処理である場合には、処理後のトラックデータは格納されなくてもよい。図16は、この変形例に係るコンテンツデータ18の管理構造を示す図である。図16には、楽曲m4を示すコンテンツデータ18の管理構造が示されている。このコンテンツデータ18は、単一のトラックに格納されるトラックデータにより構成されている。このトラックには、歌パートのトラックデータが格納される。また、このトラックには、トラックデータに施されたサウンド処理として、楽曲m4の歌パートの音量を変更する処理が設定されている。この場合、コンポーネント階層には、歌パートの処理前のトラックデータ121Bだけが格納される。この処理前のトラックデータ121Bは、歌パートの音量が変更される前のトラックデータである。ソング情報101B及びトラック情報111Bは、それぞれ歌パートの処理前のトラックデータ121Bへのリンクを有する。
例えば、クライアント装置20から楽曲m4の編集用データが要求されると、サーバ装置10は、歌パートの処理前のトラックデータ121Bを含む編集用データを作成し、クライアント装置20に送信する。つまり、この場合、歌パートの処理前のトラックデータ121Bは、楽曲m4を示す処理前のコンテンツデータ18として扱われる。この変形例によれば、コンポーネント階層に歌パートの音量が変更される後のトラックデータが格納されないため、データの容量が削減される。
また、処理後のトラックデータではなく、処理前のトラックデータが格納されないようにしてもよい。
(3)変形例3
楽曲の編集は、実施形態で説明した例に限定されない。例えば、トラックデータにリバーブをかける処理が設定されてもよい。この場合、クライアント装置20は、リバーブをかける処理を示すコントロールデータをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、このコントロールデータに従って、トラックデータにリバーブをかける処理を施す。また、トラックデータを特定の音源でオーディオデータに変換する処理が設定されてもよい。この場合、クライアント装置20は、特定の音源でオーディオデータに変換する処理を示すコントロールデータをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、このコントロールデータに従って、トラックデータを特定の音源でオーディオデータに変換する処理を行う。また、楽曲の編集は、楽曲の一部を切り取ったり、繰り返したりするものであってもよい。
(4)変形例4
コンポーネント階層には、処理後のトラックデータと対応付けて、処理前のトラックデータを識別する情報が格納されていてもよい。この処理前のトラックデータを識別する情報には、例えば処理前のトラックデータのファイル名や識別子が用いられる。これにより、処理前のトラックデータと処理後のトラックデータとの対応関係を把握することができる。
(5)変形例5
楽曲を示すコンテンツデータ18の構成は、実施形態で説明したものに限定されない。例えば、コンテンツデータ18の中に、歌詞を示すトラックデータが含まれていてもよい。このトラックデータは、歌詞とそのタイミングを表すテキストデータである。例えばユーザは、編集画面70において、このトラックデータが表す歌詞を変更することにより、楽曲の歌詞を変えることができる。また、上述した実施形態では、演奏パートが単一のトラックに格納されていた。しかし、例えば演奏パートがギター、フルート、ドラム等の複数の楽器の音で構成される場合、これらの楽器のパートがそれぞれ別のトラックに格納されてもよい。
(6)変形例6
上述した実施形態では、サーバ装置10は、クライアント装置20からトラックデータを受信してサウンド処理を行っていた。しかし、サウンド処理の対象となるトラックデータがサーバ装置10に格納されている場合、サーバ装置10は、記憶部17からこのトラックデータを読み出してサウンド処理を行ってもよい。つまり、サーバ装置10は、サウンド処理の対象となるデータをクライアント装置20から取得してもよいし、記憶部17から取得してもよい。この場合、クライアント装置20は、サーバ装置10に対してトラックデータを送信する必要はない。
(7)変形例7
編集用データには、必ずしもコントロールデータが含まれなくてもよい。この場合、編集画面70には、トラックデータだけが表示される。
(8)変形例8
コンテンツデータ18を登録するときに、ダウンロードの許否の設定を受け付けてもよい。この設定は、編集用のダウンロード又は再生用のダウンロードのいずれかのみを許可しない設定であってもよい。サーバ装置10は、この設定に基づいて、ダウンロードの可否を判断する。ダウンロードが許可されていない場合には、データの送信を行わない。
(9)変形例9
楽曲を示すコンテンツデータ18を、トラックデータ単位でダウンロードできるようにしてもよい。例えば、楽曲m1の歌パートのみを再生する場合、クライアント装置20は、サーバ装置10に歌パートの再生用データを要求する。この場合、サーバ装置10は、第1の処理後のトラックデータ122を含む再生用データを作成し、クライアント装置20に送信する。また、楽曲m1の歌パートのみを編集する場合、クライアント装置20は、サーバ装置10に歌パートの編集用データを要求する。この場合、サーバ装置10は、処理前のトラックデータ121と第1のコントロールデータとを含む編集用データを作成し、クライアント装置20に送信する。
(10)変形例10
サーバ装置10に登録されるコンテンツデータ18は、楽曲を示すものに限定されない。コンテンツデータ18は、ユーザにより作成され、電子的な取引の対象となるものであればよい。例えば、コンテンツデータ18は、映像を示すものであってもよいし、映像と音楽の組み合わせを示すものであってもよい。この場合、CPU11は、これらのコンテンツデータ18に画像処理を施してもよい。また、コンテンツデータ18は、電子書籍であってもよい。
(11)変形例11
サーバ装置10の機能は、複数の装置により実現されてもよい。例えば、サウンド処理を施す第1の装置と、コンテンツデータ18を記憶する第2の装置とが設けられていてもよい。この場合、第1の装置は、上述したステップS28及びS29の処理を担当する。第2の装置は、それ以外の処理に関する処理を担当する。このとき、第1の装置と第2の装置とは、処理の連携を図るために、互いに必要な情報のやり取りを行う。
(12)変形例12
サーバ装置10のCPU11又はクライアント装置20のCPU21において実行されるプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリなどの記録媒体に記録した状態で提供され、サーバ装置10又はクライアント装置20にインストールされてもよい。また、このプログラムは、インターネット等の通信回線を介してサーバ装置10又はクライアント装置20にダウンロードされてもよい。
(13)変形例13
トラックデータ121〜125のデータ形式は、実施形態で説明した形式に限定されない。例えば、処理前のトラックデータ121は、MIDIを拡張したXML(Extensible Markup Language)データであってもよい。
1…コンテンツ提供システム、10…サーバ装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…通信インターフェース、15…操作部、16…表示部、17…記憶部、20…クライアント装置、41…受信部、42…送信部、43…取得部、44…処理部、45…送信制御部

Claims (5)

  1. コンテンツを示すコンテンツデータであって第1トラックのデータ及び第2トラックのデータを含むコンテンツデータに施す処理を指示する指示情報を第1の端末装置から受信する受信部と、
    前記処理の対象となる前記コンテンツデータを取得する取得部と、
    前記取得されたコンテンツデータに、前記受信された指示情報により指示される処理を施す処理部と、
    前記取得されたコンテンツデータを識別するコンテンツ識別情報と対応付けて、当該コンテンツデータを処理前のコンテンツデータとして記憶し、前記処理が施されたコンテンツデータを処理後のコンテンツデータとして記憶する記憶部と、
    第2の端末装置により前記コンテンツの編集のために当該コンテンツを示すコンテンツデータが要求されると、送信部を制御して、当該コンテンツデータを識別するコンテンツ識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された処理前のコンテンツデータを当該第2の端末装置に送信する送信制御部と
    を備え、
    前記記憶部は、
    同じ処理前のコンテンツデータから得られた処理後のコンテンツデータとして、第1コンテンツデータ及び第2コンテンツデータがある場合に、前記第1トラックのデータ及び前記第2トラックのデータの少なくとも一方を共有するように前記第1コンテンツデータ及び前記第2コンテンツデータを記憶する
    ことを特徴とするコンテンツ提供装置。
  2. 前記記憶部は、
    前記第1コンテンツデータ及び前記第2コンテンツデータの各前記第1トラックのデータに同じ処理が指示されている場合に、前記第1コンテンツデータと前記第2コンテンツデータとで当該処理を指示する指示情報を共有するように、当該指示情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
  3. 前記送信制御部は、前記第2の端末装置により前記コンテンツの再生のために当該コンテンツを示すコンテンツデータが要求されると、当該コンテンツデータを識別するコンテンツ識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された処理後のコンテンツデータを当該第2の端末装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ提供装置。
  4. 前記記憶部は、前記コンテンツ識別情報と対応付けて、前記受信された指示情報を記憶し、
    前記送信制御部は、前記処理前のコンテンツデータとともに、前記要求されたコンテンツデータを識別するコンテンツ識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された指示情報を前記第2の端末装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコンテンツ提供装置。
  5. 前記コンテンツデータは、前記コンテンツを示す複数のトラックデータにより構成され、
    前記指示情報は、前記トラックデータに施す処理を指示するものであり、
    前記処理部は、前記取得部により取得された前記コンテンツデータを構成するトラックデータに、前記受信された指示情報により指示される処理を施し、
    前記記憶部は、前記コンテンツデータを構成する各トラックデータを識別するトラック識別情報と対応付けて、当該トラックデータを処理前のトラックデータとして記憶し、前記処理が施されたトラックデータを処理後のトラックデータとして記憶し、
    前記送信制御部は、
    前記第2の端末装置により前記コンテンツの編集のために当該コンテンツを示すコンテンツデータが要求されると、当該コンテンツデータを構成する複数のトラックデータを識別するトラック識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された複数の処理前のトラックデータを当該第2の端末装置に送信し、
    前記第2の端末装置により前記コンテンツの再生のために当該コンテンツを示すコンテンツデータが要求されると、当該コンテンツデータを構成する複数のトラックデータを識別するトラック識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された複数の処理後のコンテンツデータをミックスしたデータを当該第2の端末装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のコンテンツ提供装置。
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