JP5977612B2 - ソース機器、シンク機器、システム、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

ソース機器、シンク機器、システム、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、シンク機器にコンテンツを供給するソース機器、そのようなソース機器から供給されたコンテンツを出力するシンク機器、及び、そのようなソース機器とシンク機器とを含むシステムに関する。また、コンピュータをそのようなソース機器として動作させるためのプログラム、及び、そのようなプログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、機器間の双方向通信、例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface)を搭載するテレビジョン受信装置(以下、「テレビ」と称する。)、レコーダ等が普及し、シンク機器であるテレビと、テレビにコンテンツ等を提供するソース機器とをHDMIケーブルを介して接続することが一般的となっている。HDMIケーブルを介して接続されたテレビとソース機器とは、映像信号および音声信号に加え、CEC(Consumer Electronics Control)コマンドを互いに送受信する。
CECコマンドを用いれば、テレビからソース機器を制御したり、ソース機器からテレビを制御したりすることによって、これまでにはなかった利便性をユーザに提供することが可能になる。例えば、テレビの入力ソースを、コンテンツの再生を開始したソース機器に自動的に切り替えることができる。HDMIの詳細については、例えば、非特許文献1に記載されている。
さらに、Micro・HDMIコネクタが規格化されたことに伴い、今後、携帯機器とテレビ等とをHDMI接続し、携帯機器によって再生されたコンテンツをテレビに表示させるなどの利用場面の増加が見込める。例えば、昨今の携帯端末は、静止画コンテンツ、動画コンテンツ、及び音声コンテンツを再生する機能を有しており、ソース機器として利用することができる。スマートフォン、PDA、携帯型デジタルオーディオプレーヤ、デジタルカメラなどの携帯機器も同様である。
下記特許文献1は、シンク機器が出力するコンテンツをシンク機器に供給するソース機器において、ソース機器の状態をシンク機器に表示させるためのコマンドであって、ソース機器の状態を指定する状態指定情報を含むコマンドを発行するものである。
これにより、ソース機器の状態がシンク機器に表示され、結果として、ソース機器の状態をより確実にユーザに報知することができるという利点がある。
特開2012−5116号公報
High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.3a, November 10 2006
上記のように、特許文献1では、ソース機器の状態がそのままシンク機器に表示されるため、ソース機器の映像表示部等で表示されるコンテンツ等の映像と、それに重畳される表示の両方で状態変化が表示されるため、ユーザにとって煩雑であった。つまり、シンク機器の映像表示部の2か所で表示されるため、ユーザがどちらを注視すればいいのかわからない問題がある。
例えば、特許文献1では、携帯電話(ソース機器)からテレビ(シンク機器)に映像を出力している場合は、ユーザはテレビを注視しており、状態変化の通知をユーザが見落とす可能性が高いことを鑑みて、携帯電話(ソース機器)がテレビに接続されている場合は、テレビに携帯電話の状態変化が通知され、テレビに状態変化の内容を表示することを開示している。これは、携帯電話(ソース機器)からテレビ(シンク機器)へ出力する映像は、動画コンテンツの再生画面やカメラで撮影した静止画を全画面表示していて、携帯電話(ソース機器)の状態変化がテレビ(シンク機器)へ送信している映像に含まれない場合や、携帯電話(ソース機器)とテレビ(シンク機器)とが接続はされているが、テレビ(シンク機器)では携帯電話(ソース機器)からの映像ではなく放送番組などを表示している場合には有効な手段であった。
しかしながら、携帯電話(ソース機器)からテレビ(シンク機器)へ送信する画像は前記のような全画面表示の映像ばかりではなく、携帯電話(ソース機器)の「LCDパネル」に表示される通常の映像(待ち受け画面のような映像、画像)でソース機器の状態変化が表示されるものや、動画コンテンツを全画面で表示していても重要度の高い状態変化は動画コンテンツの映像に重畳して状態変化が表示される場合があり、テレビ(シンク機器)において、携帯電話(ソース機器)からの映像と通知された状態変化により表示した内容との同様の通知が2重に表示されて煩雑な表示等になってしまうという問題があった。
本発明は、上記の煩雑な表示等の問題を解決することを目的とする。
本発明の一観点によれば、シンク機器が出力するコンテンツ情報を供給するソース機器であって、前記ソース機器の状態変化を検出する状態変化検出部と、前記状態変化検出部で検出された前記ソース機器の状態変化を通知するための状態変化情報を生成する通知情報生成部と、前記状態変化情報の通知先がコンテンツ情報を送るシンク機器であるか否かを判定する通知先判定部と、を有し、前記状態変化情報を通知する状態変化情報通知部は、前記状態変化情報を受け取るシンク機器と前記コンテンツ情報を受け取るシンク機器とが同じシンク機器である場合には、前記状態変化情報を前記シンク機器には通知しないことを特徴とするソース機器が提供される。
前記ソース機器の状態の変化を示す状態変化情報を受け取るシンク機器がコンテンツ情報を受け取るシンク機器とは異なる場合には、前記状態変化情報を前記シンク機器に通知することが好ましい。
前記状態変化情報を前記ソース機器において報知する状態変化情報報知部を有し、前記状態変化情報報知部は、前記状態変化情報通知部が前記状態変化情報を前記シンク機器に通知しない場合には、前記ソース機器において前記状態変化情報を報知することを特徴とする。
さらに、コンテンツ情報を送るシンク機器がコンテンツを送信中であるか否かを判定するコンテンツ送信状態判定部を有し、前記状態変化情報通知部は、前記状態変化情報を受け取るシンク機器と前記コンテンツ情報を受け取るシンク機器とが同じシンク機器である場合であっても、前記コンテンツ情報の送信中でないと判定された場合には、前記ソース機器の状態変化を通知することが好ましい。
前記状態変化情報通知部は、状態変化の重要度、緊急度に依存して、状態変化の通知対象シンク機器数を増減、通知の態様の認知性を増減させることが好ましい。
また、本発明は、ソース機器から供給されたコンテンツ情報を出力するシンク機器であって、前記ソース機器の状態変化を検出するソース機器状態変化発生検出部と、前記ソース機器からの状態変化の内容を解釈する通知情報解釈部と、前記通知情報解釈部の解釈に基づいて、前記コンテンツ情報又はソース機器の状態変化に基づく出力を出力部に指示する出力指示部と、を有し、前記通知情報解釈部は、状態変化に関する表示をシンク機器で判断する必要があるか否かを判断し、表示しているコンテンツのシンク機器と、状態変化の通知を送信してきたシンク機器とが同一の場合は、状態変化に関する表示をシンク機器で行わないと判断する表示要否判断部を有することを特徴とするシンク機器である。
前記ソース機器からの状態変化の内容は、ソース機器側では特別な通知要否判断が行われなかったか否かを含む内容であっても良い。前記コンテンツを提供するソース機器と、状態変化情報を通知するソース機器とが同一の場合には、状態変化に関する表示をシンク機器では行わないようにすると良い。
また、本発明は、シンク機器が出力するコンテンツ情報を供給するソース機器であって、前記ソース機器の状態変化を検出する状態変化検出部と、前記状態変化検出部で検出された前記ソース機器の状態変化を通知するための状態変化情報を生成する通知情報生成部と、前記状態変化情報の通知先がコンテンツ情報を送るシンク機器であるか否かを判定する通知先判定部と、を有し、前記状態変化情報を通知する状態変化情報通知部は、前記状態変化情報を受け取るシンク機器と前記コンテンツ情報を受け取るシンク機器とが同じシンク機器である場合には、前記状態変化情報を前記シンク機器には通知しないことを特徴とするソース機器と、前記ソース機器から供給されたコンテンツ情報を出力するシンク機器であって、前記ソース機器の状態変化を検出するソース機器状態変化発生検出部と、前記ソース機器からの状態変化の内容を解釈する通知情報解釈部と、前記通知情報解釈部の解釈に基づいて、前記コンテンツ情報又はソース機器の状態変化に基づく出力を出力部に指示する出力指示部と、を有することを特徴とするシンク機器と、を有することを特徴とするシステムである。
本発明の他の観点によれば、シンク機器が出力するコンテンツ情報を、シンク機器に供給するソース機器における処理方法であって、前記ソース機器の状態変化を検出する状態変化検出ステップと、前記状態変化検出ステップで検出された前記ソース機器の状態変化を通知するための状態変化情報を生成する通知情報生成ステップと、前記状態変化情報の通知先がコンテンツ情報を送るシンク機器であるか否かを判定する通知先判定ステップと、を有し、前記状態変化情報を通知する状態変化情報通知ステップにおいて、前記ソース機器の状態の変化を示す状態変化情報を受け取るシンク機器がコンテンツ情報を受け取るシンク機器とは異なる場合には、前記状態変化情報を前記シンク機器に通知することを特徴とする処理方法が提供される。
シンク機器側で判断を行うことで、シンク機器側にある人感センサ等によって状態変化が通知されたときにユーザが表示部を注視していない可能性が高いことを判断して、ユーザが注視するまでは、別途状態変化情報を携帯端末側から供給されるコンテンツ(映像等)に重畳してシンク機器側で表示し続けるなどの処理が可能となる。
本発明は、コンピュータに上記に記載の処理方法を実行させるためのプログラムであっても良く、当該プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっても良い。
本発明によれば、ソース機器からのコンテンツを表示している場合は、状態変化通知を行わず、状態変化通知による表示が行われないため、シンク機器に同じ内容の状態変化通知が表示されないのでわずらわしくないという利点がある。
本発明の一実施の形態によるソース機器、シンク機器等のシステムの一構成例を示す機能ブロック図であり、基本原理を示す図である。 本実施の形態によるソース/シンク機器の処理の流れを示すフローチャート図である。 本実施の形態によるソース機器の処理の流れを示すフローチャート図である。 本実施の形態によるソース機器の映像出力指示に関する処理の流れを示すフローチャート図である。 本実施の形態によるソース機器、シンク機器等を含むシステムAの一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるシステムのより詳細な構成例を示す機能ブロック図である。 通知情報指示部の一構成例を示す機能ブロック図である。 映像出力指示部一構成例を示す機能ブロック図である。 ソース機器の通知情報解析部23の一構成例を示す機能ブロック図である。 ソース機器である携帯端末Cの外観構成例を示す図である。 テレビの外観構成例を示す図である。 HDMI規格に基づくシンク機器とソース機器との連携を含むシステム構成例を示す図である。 Wi−Fiなどの無線経由でソース機器からシンク機器へ映像を送信する構成例を示す図である。 無線による状態変化の通知システムの一例を示す図である。 本実施の形態の変形例による映像コンテンツを表示する制御を行うシンク機器の選択処理例(図12(a))と、状態通知先の選択処理例(図12(b))の流れの一例を示すフローチャート図である。
本明細書において、状態変化情報とは、ソース機器における状態の変化に関する情報である。ここで、機器などの状態変化とは、例えばソース機器が携帯端末である場合は、電話の着信をした、メール受信をした、あらかじめ設定していた時刻がきた、緊急地震速報を受信した、電池残量が少なくなった、無線が圏外となった、ソフトウェア更新が発生した、インストールしているアプリケーションが新着情報取得したなど、機能に基づく状態の変化(メールであれば、未受信から受信などへの変化)のことなどである。また、コンテンツの例として映像コンテンツを例にして説明するが、これに限定されるものではない。
以下、本発明の実施の形態によるソース機器、シンク機器、システム、プログラム及び記憶媒体(以下、「ソース機器、シンク機器等」と称する。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書において、ソース機器とは、シンク機器が出力するコンテンツ等を供給する機器である。シンク機器とは、ソース機器から供給されたコンテンツを出力する機器又はソース機器の状態の変化を示す状態変化情報を出力する機器であり、両方の機能を兼ねることもできる。以下により詳細に説明する。
図1は、本実施の形態によるソース機器、シンク機器を含むシステムの一構成例を示す機能ブロック図であり、基本原理を示す図である。状態変化情報を通知する場合と、状態変化情報を通知しない場合の例を示す図である。図1(a)は、状態変化情報を通知する構成例であり、図1(b)は、状態変化情報を通知しない例を示す図である。図1(a)に示すシステムA1では、映像・ソース機器であり、かつ、状態変化情報・ソース機器である機器Cが、映像・シンク機器B1に映像(+音声)を送り、状態変化情報・シンク機器B2に、状態変化情報を送る。このように、状態変化情報を受け取るシンク機器が映像情報を受け取るシンク機器とは異なる場合には、映像・ソース機器Cは状態変化情報を通知する。
一方、図1(b)に示すシステムA2のように、状態変化情報を受け取るシンク機器と映像情報を受け取るシンク機器とが同じシンク機器B3である場合には、映像・ソース機器Cは状態変化情報を通知しない。
いずれの場合も、状態変化情報は、ソース機器Cに報知(表示)される。
図2から図4までは、本実施の形態によるソース機器、シンク機器等の処理の流れを示すフローチャート図である。後述する図6Aから図6Dまでの各機能部が以下の処理を行うため、以下において図6Aから図6Dまでの符号を参照する。
図2に示すように、ソース機器において、例えばCPU51がプログラムを動作させ、ユーザ操作によりシンク機器の設定処理が開始され(ステップS1)、状態変化情報を通知するシンク機器を設定する(ステップS2: 図12(b)参照)。まず、ユーザ操作によりシンク機器の設定を開始し、例えば、UPnPを使い、情報変化情報の受信/処理が可能な携帯端末等のシンク機器を探索する。探索の結果、シンク機器名のリストをユーザに提示し、リストを参照したシンク機器の選択がなされる。選択されたシンク機器の機器情報をデータベースAに登録する。ここで、データベースAに登録する機器情報としては、例えば、シンク機器のIPアドレス、MACアドレス、機器名(ID)など機器に固有なものとする。
ステップS3(図3のステップS11に相当)において、通知情報指示部(ソース機器状態変化発生検出部)83−4が、ソース機器の状態変化の発生をソース機器から送信し(YES)、ステップS4において、ソース機器からシンク機器へと状態変化情報を通知され、ステップS5において、シンク機器において、通知情報解釈部23−2が、ソース機器からシンク機器へ送信された状態変化情報を解釈して表示内容を生成する。状態変化情報は、状態変化情報報知部83−4aによりソース機器Cに報知(表示)される。
尚、ソース機器からシンク機器への状態変化情報の通知方法は特に制限されないが、例えば状態変化情報を通知する一例としてHTTPを利用して状態変化情報を通知する場合を考えると、ソース機器がHTTPクライアント、シンク機器がHTTPサーバとなり、ソース機器の状態変化情報通知部83−7がシンク機器間にHTTPコネクションを生成し、ソース機器側から状態変化情報を送られる。ステップS5において、通知情報解釈部23−2が、受信した状態変化情報を解釈して、通知映像表示部23−3が、LCD画面などに通知映像の表示を行う。解釈の方法としては、XMLを用いて表現するなど、可読性/拡張性を持たせたデータフォーマットであることを想定すると、そのフォーマットを解釈して、どのような通知種別で、どのような通知内容か、ということをシンク機器側で取得/表示を行うことを意味する。ソース機器Cへの報知(表示)も、表示、音声出力など限定されない。
ここで、表示要否判断部(出力指示部)23−4が、状態変化に関する表示をシンク機器で判断する必要があるか否かを判断してもよい。例えば、後述のように、ソース機器(携帯電話)C側では特別な判断を行わずに、シンク機器(テレビ)B側で、表示している映像のシンク機器と、状態変化の通知を送信してきたシンク機器(テレビ)とが同一の場合は、状態変化に関する表示をシンク機器で行わないと判断する。
そして、必要に応じて映像を出力し(ステップS6)、処理を終了する(ステップS7)。状態変化情報がシンク機器Bに通知され表示される場合には、状態変化情報を、ソース機器Cに表示しないようにしても良い。ユーザはシンク機器B又はソース機器Cのいずれかを見ることで、状態変化を知ることができる。
図3は、ソース機器における、通知情報指示部83における状態変化の通知の要否判定処理の流れを示すフローチャート図である。まず、シンク機器探索部83−1が、シンク機器の探索を行い、コネクション生成部83−2が、シンク機器とのコネクションを生成する。そして、機器情報登録部83−3が、機器情報をメモリ55等に登録することで、事前の準備が終了する。
次いで、ステップS11において、ソース機器状態変化発生検出部83−4がソース機器の状態変化の発生を検出すると(yes)、ステップS12に進み、通知先判定部/映像送信状態判定部83−5が、通知先はソース機器が映像を出力することを設定された映像シンク機器であるか否かを判定する。
ステップS12でnoの場合には、ステップS13に進み、通知情報生成部83−6が、シンク機器へ通知する状態変化情報を生成し、状態変化情報通知部83−7が通知先のシンク機器へ状態変化情報を通知する。
一方、ステップS12でyesの場合には、ステップS14に進み、通知先判定部/映像送信状態判定部(コンテンツ送信状態判定部)83−5が、映像は送信中か否かを判定し、yesの場合には、ステップS11に戻り、noの場合には、ステップS13に進む。
ここで、ステップS12において、通知先判定部/映像送信状態判定部83−5が、通知先はソース機器が映像を出力することを設定された映像シンク機器であるか否か、すなわち、状態変化情報表示用のシンク機器と、映像表示用のシンク機器とが同一か否かを判断するのは、シンク機器のデータベースAおよび映像を表示するデータベースBに登録されている情報により行う。例えば、IPが同一か否かを照合することで状態変化情報表示用のシンク機器と、映像表示用のシンク機器とが同一か否かを判断する。そして、同一でない場合にのみ、通知先のシンク機器に状態変化情報を表示させる。
ユーザは、ひとつの状態変化の表示をシンク機器B又はソース機器Cのいずれかの表示により注視すればいいため、結果として、ユーザの煩わしさを解消することができる。
図4は、ソース機器が、シンク機器に映像を出力させる際に、ソース機器が、映像データをWi−Fiでソース機器に送信するWi−Fi Displayを利用した場合のフローチャート図であり、ソース機器の映像出力指示部87映像の出力指示に関連する処理(ステップS15)の流れを示すフローチャート図である。
図4に示すように、映像の出力指示に関連する処理においては、まず、ステップS15−1において、ユーザ操作により出力の前処理を開始し、ステップS15−2において、シンク機器探索部87−1が、Wi−Fi Displayのシンク機器を探索する。 次いで、ステップS15−3において、コネクション生成部87−2が、ステップS15−2の探索結果に基づいて選択されたシンク機器とコネクションを生成し、ステップS15−4で、対応機器がWFD IE(Information Element)により、能力交換部87−3が、各機器の基本情報を交換する。ステップS15−2の探索結果(機器名のリスト)をユーザに提示し、ユーザがシンク機器を選択し、選択された機器とコネクション(Wi−FI DirectまたはTDLS)を生成する。ステップS15−4において、能力交換部87−3が、シンク機器と連絡し、ソース/シンク機器間で能力交換を行い(解像度、コーデック種別など)、ステップS15−5において、ストリーミング部87−4が、RTPにより映像データをソース機器からシンク機器へストリーミング指示を行い、ステップS15−6で、シンク機器でのストリーミングを開始させ、シンク機器に対してステップS15−6において、映像データ表示指示部87−5が、受信した映像データをLCD画面などに表示を促す指示を行う。ステップS15−7において、機器情報登録部87−6が、選択された機器情報をデータベースBに登録する。登録する情報は、IPアドレス、MACアドレス、機器名などユニークなものとする。なお、本例では機器情報登録は映像データ送信後に登録処理を行う例を記載したが、これより前に機器情報登録が実施されてもよい。これにより、映像シンク機器に映像が出力される。
尚、指示は、通知しない場合には、何も指示しないことなどを含む実質的な指示の有無である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態によるソース機器、シンク機器等について、ソース機器を携帯電話などの携帯端末、シンク機器をテレビジョン受信装置(テレビと称する。)とするシステムを例にしてより詳細に説明する。
図5は、本実施の形態によるソース機器、シンク機器等を含むシステムAの一構成例を示す機能ブロック図である。図5に示すシステムは、ソース機器として用いる携帯電話、スマートフォンなどの携帯端末Cと、シンク機器として用いるテレビBと、を有している。テレビBには、表示部7とインターフェイス部21とが設けられる。携帯電話Cにも、表示部57と、インターフェイス部77とが設けられている。ここでは、携帯電話Cが電子メールを受信した旨の状態変化を、無線(L1)によりテレビBに通知しメールを受信したという状態変化をテレビBのディスプレイ7に表示させるとともに、ソース機器である携帯電話Cの表示部57にも表示させる例が示されている。
図6Aは、本実施の形態によるシステムのより詳細な構成例を示す機能ブロック図である。シンク機器として用いるテレビBは、例えば、CPU1と、フラッシュメモリ3と、メモリ5と、LCDパネルなどの表示部7と、スピーカ11と、リモコン受光部15と、HDMIインターフェイス(I/F)部17と、WiFiインターフェイス部(I/F部)21と、通知情報解析部23と、多重化データ分離部25と、符号化データ復号部27と、地デジチューナ31と、操作ボタン33と、を、有し、リモコン装置35などにより操作することが可能である。
ソース機器である携帯端末Cは、例えば、CPU51と、フラッシュメモリ53と、メモリ55と、LCDパネルなどの表示部57と、スピーカ61と、キーボード(入力部)63と、データ多重化部65と、データ符号化部67と、撮影ボタン71aを有するカメラ71と、ライト73と、マイク74と、HDMIのインターフェイス(I/F)部77と、W−CDMAインターフェイス(IF)部81などの通信部と、通知情報指示部83と、バイブレータ85などの受信通知部と、映像出力指示部87と、を有している。但し、これらの構成は、例示であり、発明の構成に必須でないものも含まれている。
図6Bは、ソース機器である携帯端末C等の、通知情報指示部83の一構成例を示す機能ブロック図である。図6Bに示すように、通知情報指示部83は、シンク機器を探索するシンク機器探索部83−1と、HTTP等のコネクションを生成するコネクション生成部83−2と、機器情報を登録する機器情報登録部83−3と、ソース機器の状態変化の発生を検出するソース機器状態変化発生検出部83−4と、通知先を判定する通知先判定部/映像送信状態を判定する通知先判定部/映像送信状態判定部83−5と、通知情報を生成する通知情報生成部83−6と、状態変化情報をシンク機器であるテレビBに通知する状態変化情報通知部83−7と、を有している。通知先判定部83−5は、通知情報生成部83−6と状態変化情報通知部83−7との間に設けても良い。通知先判定部/映像送信状態判定部83−5は、通知先判定部と映像送信状態判定部とが独立していても良い。
図6Cは、ソース機器である携帯端末C等の、映像を出力する映像出力指示部87の一構成例を示す機能ブロック図である。映像出力指示部87は、コンテンツ等の出力対象のシンク機器を探索するシンク機器探索部87−1と、シンク機器とのコネションを生成するコネクション生成部87−2と、能力の情報を交換する能力交換部87−3と、符号化データのストリーミングを行うストリーミング部87−4と、映像データの表示を指示する映像データ表示指示部87−5と、機器情報を登録する機器情報登録部87−6と、を有している。コネクション生成部87−2が、能力交換部87−3と、シンク機器への映像符号化データのストリーミングを行うストリーミング部87−4と、シンク機器への映像の表示を指示する映像データ表示指示部87−5と、を有し、例えば、スター接続されており、複数見つかったシンクから一つ選び、そのシンク機器を識別する情報を登録し、シンクと能力交換を行い、映像データをストリーミングし、その映像出力を指示(Play)する。
図6Dは、シンク機器の通知情報解析部23の一構成例を示す機能ブロック図である。通知情報解析部23は、ソース機器からの通知情報を受信する通知情報受信部(状態変化検出部)23−1と、受信した通知情報を解釈する通知情報解釈部23−2と、通知映像を表示する通知映像表示部23−3と、表示の要否を判断する表示要否判断部(出力指示部)23−4と、を有し、表示要否判断部(出力指示部)23−4の判断結果に基づいて、通知情報を解釈する。
上記構成における処理の内容に関しては、上記図2から図4を参照して上述した。
図7は、ソース機器である携帯端末Cの外観構成例を示す図である。図7に示すように、携帯電話Cは、正面側には、筐体101と、筐体101に設けられ、ユーザからの入力を受け付けるキーボード(入力部)63と、映像(文字やアイコンなども含む)を表示するためのLCDパネル(表示部)57と、マイク(通話をおこなうための通話口)74と、を有している。側面側には、スピーカ61(通話をおこなうための受話口と、別途側面に設けられているスピーカと、を有する例を示す。)と、撮影ボタン71aと、HDMI端子(I/F)75を有し、背面側には、カメラ71,ライト73、マイク74が設けられている。装置の配置は、特に限定されるものではない。
キーボード63は、図7のように物理的な入力機能を具備してもよいし、タッチパネルが一体化されたLCDパネルにキーボードが表示されるようなソフトウェアキーボードの構成でもよい。LCDパネルに表示されるキーボードは、入力したい文字種別ごとに異なるもの(かな入力用のキーボードやアルファベット入力用のキーボードのように)を表示することができる。尚、物理的なキーボードは、ソフトウェアキーボードと異なり、LCDパネルに表示する映像の一部を隠すことがなく、また実際にキーを押下した感覚を得られるためにユーザが入力を行いやすい。
携帯電話Cは、W−CDMA、cdma2000やLTEなどの通信機能を持ち、通話やメール送受信等が可能である。着信やメール受信をユーザに通知する手段としては、LCDパネル57への情報表示、スピーカ61からの音声出力、ライト73の点滅等、内蔵バイブレータ85による振動などを用いることができる。
また、最近の携帯電話は、上記のW−CDMA、cdma2000やLTEなどの通信機能だけでなく、Wi−Fiの通信機能を持つものがある。Wi−Fiが利用可能な場所ではWi−Fiを優先的に使うことにより、高速なデータ通信が利用可能となるとともに、家庭内ネットワークにWi−Fiのアクセスポイントを用意することにより、携帯電話Cを容易に家庭内ネットワークへ接続することが可能となっている。
通常、携帯電話Cが映像を表示する機構は、携帯電話Cに内蔵されるLCDパネル57であるが、HDMI端子75にHDMIケーブルの一端を接続し、HDMIケーブルの他端を外部のディスプレイやテレビ(シンク機器)B等に接続することにより外部ディスプレイで表示することも可能である。また、HDMIケーブルではなくWi−Fiなどの無線で映像データを外部ディスプレイに送信することにより、外部ディスプレイやテレビでの表示を実現するものもある。この場合は、映像データは非圧縮である場合、H.264などの符号化方式により圧縮される場合、のいずれも利用されている。
なお、HDMI経由およびWi−Fiなどの無線経由のいずれの場合も、映像だけではなく音に関しても同時に外部モニタへ出力される場合もある。その場合は、映像と同様に音声も、非圧縮である場合、AACなどの符号化方式により圧縮される場合のいずれも利用できる。
図8は、テレビの外観構成例を示す図である。図8に示すように、テレビBは、例えば、台に支えられた本体に設けられて映像を表示するためのLCDパネル7と、音を出力するためのスピーカ11と、リモコン受光部15と、側面に操作ボタン33、HDMI端子17、を有している。地上デジタル放送やBS放送などの放送波を受信し、映像をLCDパネル7に、音声をスピーカ11或いはイヤフォンなどに出力することが可能である。テレビBを遠隔操作するリモコン装置35は、赤外線出射機能を有しており、図8(c)に示すように、キーボード35aを備える。
図9に示すように、HDMI端子75にHDMIケーブル91経由で接続された機器(ソース機器)である携帯電話Cからの映像および音を、シンク機器であるテレビBのHDMI端子17経由で、LCDパネルおよびスピーカへそれぞれ出力することも可能である。
また、図10に示すように、Wi−Fiなどの無線経由で携帯電話(ソース機器)Cからテレビ(シンク機器)Bへ映像を送信する場合は、携帯電話CとテレビBがアクセスポイントを介して接続される方式(アクセスポイントとテレビBとの接続は有線および無線のいずれでも良い。)と、携帯電話CとテレビBとが直接無線で接続(Peer-to-peerで接続)される方式のいずれの構成とすることも可能である。このとき、映像データを、H.264などの符号化方式により符号化した後、映像データと音データとをMPEG−2 トランスポートストリームなどの方式で多重化し送信する。これにより、テレビB側で出力する際に、映像と音との時間的な同期処理を行うことができる。
以下に、携帯電話(ソース機器)Cからテレビ(シンク機器)Bへ、Wi−Fiなどの無線により映像を送信する場合の操作例について説明する。
まず、ユーザは、携帯電話を操作し、Wi−Fiなどの無線による映像を受信するテレビ(シンク機器)を選択する。これは、次のような処理により実現される。携帯電話から他の機器を探索し、発見した機器に前記映像を受信する能力があるかどうか判断をおこない、前記能力のあるテレビ(シンク機器)の名称などを携帯電話の「LCDパネル」にリスト表示する。ユーザは、そのリストを見ながら、「キーボード」を操作して映像を出力したいシンク機器を選択する。この時選択されるテレビ(シンク機器)は通常ひとつであるが、複数台であってもよい。複数台のテレビに同時に映像を出力することにより、より多くの人が同時に映像を閲覧可能となったり、別々の部屋にいる人が同じ映像を閲覧可能することが可能になったりする。
ユーザ操作により映像を出力するテレビ(シンク機器)Bが選択されるか(機器選択と映像送信開始の指示がひとつの手順となっている場合)、選択された後にキーボード35を操作して映像送信の開始が指示されると、携帯電話(ソース機器)Cは携帯電話CのLCDパネル57に表示される映像を、データ符号化部67,データ多重化部65により必要に応じて符号化および多重化した後に、送信を開始する。
テレビ(シンク機器)Bは、携帯電話(ソース機器)Cから送信されたデータを受信すると、必要であれば、多重化データ分離部25及び符号化データ復号部27により、データの分離および符号化データの復号を行い、テレビ(シンク機器)BのLCDパネル7およびスピーカ11に出力する。
尚、テレビ(シンク機器)Bが、通常の放送番組の表示などからWi−Fiなどの無線信号からの映像データを受信して表示するためのモードに切り替えるのは、ユーザによるテレビBのリモコン35の操作によってもよいし、携帯電話(ソース機器)Bから映像データを受信すると自動的に行われるようにしてもよい。リモコン35によるモード切り替えを行う方式では、テレビBで放送などを視聴している人以外が携帯電話Cを操作して、意図せずに放送の視聴を中断されることがない。
一方、携帯電話Cの操作で自動的に切り替わる方式では、テレビBのリモコン35と携帯電話Cの2つの機器を持ち替えて操作を行う手間を省くことが可能となる。また、この自動的に切り替わる方式では、テレビBと携帯電話Cとを特定するため、テレビBと携帯電話Cとでパスワードなどにより認証処理が必要な場合があるが、2度目以降の接続では前回のパスワードを記録しておくことで、接続のたびにユーザに入力させる手間を省くことが可能である。
また、携帯電話Cで映像データを送信するテレビBに関して、前回接続したテレビBのID等を記録しておき、複数のテレビがある場合は、例えば、前回接続したテレビBを優先的に表示する(リスト表示の最初に表示したり、太字で表示したりする)ことで、接続時の操作を簡単にし、ユーザの利便性が向上することができる。また、ネットワーク上で接続可能なテレビが1台しか見つからない場合は、テレビ選択のリストなどを表示することなく(ユーザが選択動作を促すことなく)、前回接続したテレビに自動的に接続するようにすることで、ユーザの利便性を向上することができる。
携帯電話(ソース機器)Cからテレビ(シンク機器)Bに送信される映像は、装置によるLCDパネルの大きさや解像度の違いを考慮して、携帯電話CのLCDパネルに表示されるものとは異なる専用の映像としても良いし、携帯電話CのLCDパネル57に表示されるものをそのまま表示(ミラーリング表示)しても良い。テレビB専用の映像を用意する場合は、携帯電話C側では操作専用の画面を表示したり、テレビBで表示している映像等の内容に関連する簡単な情報を表示させたりすることができ、これにより、状況に適した情報をユーザに提供したり、操作性を向上させたりすることができる。
例えば、テレビB側において、携帯電話Cで撮影した写真を表示しながら、携帯電話Cでは撮影日時や撮影位置を示す地図、類似する画像等をインターネット上で検索した結果などを表示したりすることで、多彩な情報を提供したり、テレビB側でウェブ画面を表示しながら、携帯電話C側では、表示されたページにあるハイパーリンクのみを複数表示してユーザの選択がしやすくなるようにすることも可能となる。また、携帯電話Cで表示されている内容と同じ内容をテレビBでも表示する場合には、スクロールやオブジェクトの選択など、携帯電話Cを手に持って手元の画面を見ながら操作する際に、両方で表示されているものが同一なので、あたかもゲーム機の遠隔操作などのような感覚でユーザが操作しやすいという利点がある。
以下に、携帯電話(ソース機器)Cの状態変化の通知に関してより具体的な態様について詳細に説明する。図11は、無線による状態変化の通知システムの一例を示す図である。図11に示すように、携帯電話Cは前述の通り、W−CDMA、cdma2000やLTEなどの通信機能を有している。
通信機能を介した音声電話やTV電話の着信、メールの受信や、あらかじめ設定しておいた時刻になったことをユーザに通知するアラームなど、携帯電話Cではユーザに通知すべき状態変化が存在する。
本実施の形態では、ソース機器である携帯電話Cにおいて状態変化が発生すると、携帯電話CのLCDパネル57に状態変化の内容を表示され、或いは、スピーカ61から音を出力したり、ライト73を点滅したり、バイブレータ85により振動を発生させたりすることでユーザへの通知を行う。
状態変化をWi−Fiなどの無線を介してテレビ(シンク機器)Bにも通知する場合は、図9に示すようにケーブルにより接続される場合と異なり、通知対象が1体1ではない場合もあるため、状態変化の通知先をあらかじめ設定しておく必要がある。ユーザは、予め、状態変化を通知したいテレビ(シンク機器)Bを選択しておく。例えば、携帯電話(ソース機器)Cは、Wi−Fiなどの無線ネットワーク上で同一ネットワークにある状態変化の受信・表示に対応した機器(シンク機器)を探索してユーザに提示し、ユーザが表示したいシンク機器を選択することにより実現される。その後、携帯電話(ソース機器)Cで通知すべき状態変化が発生すると、携帯電話(ソース機器)Cは、選択されたテレビ(シンク機器)Bに対して、例えば、状態を通知することを意味する通知IDと、通知する状態変化(通話の着信やメール受信など)の状態変化ID、および、状態変化の内容(着信番号やメールの送信者など)を、Wi−Fiなどの無線ネットワークを介してテレビ(シンク機器)Bに通知する。通知を受けたテレビ(シンク機器)Bは、状態変化の内容を解釈し、その時に表示している映像に重畳する形で通知内容(「メールを受信しました。」など)をLCDパネル7等に表示する。この際、例えば、重畳表示の制御を行う重畳表示制御部を有する。
この例では、携帯電話(ソース機器)Cのメモリ55が、ユーザが設定した映像を表示させるシンク機器B1と、状態変化を通知されるシンク機器B2と、のそれぞれのMACアドレスを保持し、前記それぞれのMACアドレスが同一の場合で、映像をシンク機器へ送信中の場合は、シンク機器への携帯電話の状態変化の通知をおこなわないように制御されることを特徴とする。尚、MACアドレスのように下位レイヤではなく、より上位のレイヤIDで、ユーザが設定した映像を表示させるシンク機器B1と、状態変化を通知されるシンク機器B2とを確認することができる場合は、それらのレイアIDをMACアドレスの代わりに使用してもよい。例えば、シンク機器固有の、IPアドレス、名称、シリアル番号などを用いることができる。より上位レイヤのIDを利用することで、一つの機器で複数のMACアドレスを保持している場合(複数のネットワークをサポートしているなど)でも、機器を特定することが可能となる。
図12は、本実施例による映像コンテンツを表示する制御を行うシンク機器の選択処理例(図12(a))と、状態通知先の選択処理例(図12(b))の流れの一例を示すフローチャート図である。各シンクのID保持の流れを詳細に説明する図である。
図12(a)に示すように、携帯電話(ソース機器)Cが、ステップS21において、映像コンテンツを表示する映像シンク機器を探索する。次いで、ステップS22において、探索した映像シンク機器のリストを携帯電話(ソース機器)CのLCDパネル57に表示する。ステップS23において、例えば、キーボード63などのユーザによる映像シンク機器の映像シンク機器のリストからの選択操作に応じたユーザ入力を検出し、ステップS24において、選択した映像シンク機器のIDを携帯電話(ソース機器)Cのメモリ55等に保持する。
一方、図12(b)に示すように、状態変化通知先の選択処理では、携帯電話(ソース機器)Cが、ステップS31において、状態変化通知先のシンク機器を探索する。ステップS32において、ステップS22で取得した映像シンク機器のリスト表示をLCDパネル57に行わせる。ステップS33において、映像シンク機器のリスト表示から、ユーザ操作等による映像シンク機器の選択操作を検出し、ステップS34において、状態変化通知先の映像シンク機器のIDをメモリ55等に保持する。
また、上記のように、逆にソース機器(携帯電話)C側では特別な判断を行わずに、シンク機器(テレビ)B側で、表示している映像のシンク機器と、状態変化の通知を送信してきたシンク機器(テレビ)とが同一の場合は、状態変化に関する表示をシンク機器で行わないと判断するようにしてもよい。シンク機器(テレビ)B側で判断を行うことで、シンク機器(テレビ)側にある人感センサ等によって状態変化が通知されたときにユーザがLCDパネル7を注視していない可能性が高いとを判断して、ユーザが注視するまで(人感センサ等が検知するまで)は、別途状態変化情報を携帯電話C側から供給される映像に重畳してシンク機器側で表示し続けるなどの処理が可能となる。
以上に説明したように、本実施の形態によるシステムでは、映像・ソース機器であり、かつ、状態変化情報・ソース機器である機器Cが、映像・シンク機器B1に映像(+音声)を送り、状態変化情報・シンク機器B2に、状態変化情報を送る。このように、状態変化情報を受け取るシンク機器が映像情報を受け取るシンク機器とは異なる場合には、状態変化情報を通知する。状態変化情報を受け取るシンク機器と映像情報を受け取るシンク機器とが同じシンク機器である場合には、状態変化情報を通知しないように構成した。いずれの場合でも、ソース機器C側において状態変化情報を表示することもできるし、シンク機器で表示させない場合にもソース機器で表示されることが可能である。
これにより、シンク機器に同じ内容の状態変化通知が表示されないので、わずらわしさがないという利点がある。
以下に、本発明の実施の形態の変形例について説明する。
本発明の基本コンセプトは、図1(b)のように、携帯端末の映像を出力しているシンク機器B3では、図11のようにメールの受信の映像上にメールを受診しましたという通知が重畳して煩雑になるので、一律、状態変化の通知を別途重畳表示しないというものである。
この表示等の仕方に依存する以下の変形例について説明する。
1)第1変化形は、映像出力を行っているシンク機器でも、場合に応じて、状態変化の通知を重畳表示することを特徴とするものである。この「場合」とは、例えば、情報の重要度や、変化からの経過時間、変化の頻度などである。
情報の重要度が高い場合、例えば、重要度の高いメールを受信した場合には、そのメールをすぐに見て欲しいケースが多く、情報をもらさず通知する必要があるため、図11のようにメールを受信したという状態変化情報を重畳表示する。
また、変化からの経過時間が長くなった場合には、それに気づいていない場合が多く、メールを受信したという状態変化情報を重畳表示する。重畳表示の要否のしきい値時間を、ユーザが設定できるようにしても良く、予め、状態変化の種別に応じて決めておいても良い
さらに、変化の頻度などにより、頻度が高い場合には、重畳表示をさせるようにしても良い。
2)第2変形例は、映像出力を行っているシンク機器でも、通常の重畳方式とは異なる(目立ちすぎない)アイコン/小さな文字などで重畳表示を行うものである。
TVなどの表示部に、メールのアイコンや「メール受信」などの通知(文字)を、映像とは異なる大きさ(より小さく)表示させたり、映像よりも薄い表示を行うことができる。これにより、ユーザは、状態変化を映像表示に比べてより意識としては低い状態で見ることができる。
3)第3変形例は、複数の映像シンクが選択されており、状態変化表示のシンクが一つ選択されている場合でも、(緊急度などで判断をおこない)、緊急度が高い場合には、選択を超えて、むしろ積極的に複数の映像シンクに対して、変化情報を通知し表示させるものである。
このようにすることで、緊急性の高い状態変化を見逃すことがないようになる。
要するに、重要度や緊急度に依存して、状態変化の通知対象シンク機器数を増減させたり、通知の態様をより認知性を増大させたりすることができる。
上記の実施の形態において、添付図面に図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれるものである。
また、本実施の形態で説明した機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また前記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。機能の少なくとも一部は、集積回路などのハードウェアで実現しても良い。
本発明は、ソース機器、シンク機器を含むシステムに利用可能である。
A…システム、B…シンク機器(テレビ)、1…CPU、3…フラッシュメモリ、5…メモリ、7…LCDパネル(表示部)、11…スピーカ、15…リモコン受光部、17…HDMIインターフェイス(I/F)部、21…WiFiインターフェイス部(I/F部)、23…通知情報解析部、25…多重化データ分離部、27…符号化データ復号部、31…地デジチューナ、33…操作ボタン、35…リモコン装置、C…携帯端末、51…CPU、53…フラッシュメモリ、55…メモリ、57…LCDパネル(表示部)、61…スピーカ、63…キーボード(入力部)、65…データ多重化部、67…データ符号化部、71…カメラ、71a…撮影ボタン、73…ライト、74…マイク、77…HDMIのインターフェイス(I/F)部、81…W−CDMAインターフェイス(IF)部、83…通知情報指示部、85…バイブレータ(受信通知部)、87…映像出力指示部。

Claims (9)

  1. シンク機器が出力するコンテンツ情報を供給するソース機器であって、
    前記ソース機器の状態変化を検出する状態変化検出部と、
    前記状態変化検出部で検出された前記ソース機器の状態変化を通知するための状態変化情報を生成する通知情報生成部と、
    前記状態変化情報の通知先がコンテンツ情報を送るシンク機器であるか否かを判定する通知先判定部と、を有し、
    前記状態変化情報を通知する状態変化情報通知部は、
    前記状態変化情報を受け取るシンク機器と前記コンテンツ情報を受け取るシンク機器とが同じシンク機器である場合には、前記状態変化情報を前記シンク機器には通知しないことを特徴とするソース機器。
  2. 前記状態変化情報通知部は、
    前記ソース機器の状態の変化を示す状態変化情報を受け取るシンク機器がコンテンツ情報を受け取るシンク機器とは異なる場合には、前記状態変化情報を前記シンク機器に通知することを特徴とする請求項1に記載のソース機器。
  3. さらに、コンテンツ情報を送るソース機器がコンテンツを送信中であるか否かを判定するコンテンツ送信状態判定部を有し、
    前記状態変化情報通知部は、前記状態変化情報を受け取るシンク機器と前記コンテンツ情報を受け取るシンク機器とが同じシンク機器である場合であっても、前記コンテンツ情報の送信中でないと判定された場合には、前記ソース機器の状態変化を通知することを特徴とする請求項1又は2に記載のソース機器。
  4. 前記状態変化情報通知部は、状態変化の重要度、緊急度に依存して、状態変化の通知対象シンク機器数を増減、通知の態様の認知性を増減させることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のソース機器。
  5. ソース機器から供給されたコンテンツ情報を出力するシンク機器であって、
    前記ソース機器の状態変化を検出するソース機器状態変化発生検出部と、
    前記ソース機器からの状態変化の内容を解釈する通知情報解釈部と、
    前記通知情報解釈部の解釈に基づいて、前記コンテンツ情報又はソース機器の状態変化に基づく出力を出力部に指示する出力指示部と、を有し、
    前記通知情報解釈部は
    状態変化に関する表示をシンク機器で行わせるか否かを判断し、コンテンツを提供するソース機器と、状態変化情報を通知するソース機器とが同一の場合には、状態変化に関する表示をシンク機器では行わないことを特徴とするシンク機器。
  6. 前記ソース機器からの状態変化の内容は、ソース機器側では特別な通知要否判断が行われなかったか否かを含む内容であることを特徴とする請求項5に記載のシンク機器。
  7. シンク機器が出力するコンテンツ情報を供給するソース機器であって、前記ソース機器の状態変化を検出する状態変化検出部と、前記状態変化検出部で検出された前記ソース機器の状態変化を通知するための状態変化情報を生成する通知情報生成部と、前記状態変化情報の通知先がコンテンツ情報を送るシンク機器であるか否かを判定する通知先判定部と、を有し、前記状態変化情報を通知する状態変化情報通知部は、前記状態変化情報を受け取るシンク機器と前記コンテンツ情報を受け取るシンク機器とが同じシンク機器である場合には、前記状態変化情報を前記シンク機器には通知しないことを特徴とするソース機器と、
    前記ソース機器から供給されたコンテンツ情報を出力するシンク機器であって、前記ソース機器の状態変化を検出するソース機器状態変化発生検出部と、前記ソース機器からの状態変化の内容を解釈する通知情報解釈部と、前記通知情報解釈部の解釈に基づいて、前記コンテンツ情報又はソース機器の状態変化に基づく出力を出力部に指示する出力指示部と、を有することを特徴とするシンク機器と、
    を有することを特徴とするシステム。
  8. シンク機器が出力するコンテンツ情報を、シンク機器に供給するソース機器における処理方法であって、
    前記ソース機器の状態変化を検出する状態変化検出ステップと、
    前記状態変化検出ステップで検出された前記ソース機器の状態変化を通知するための状態変化情報を生成する通知情報生成ステップと、
    前記状態変化情報の通知先がコンテンツ情報を送るシンク機器であるか否かを判定する通知先判定ステップと、を有し、
    前記状態変化情報を通知する状態変化情報通知ステップにおいて、前記ソース機器の状態の変化を示す状態変化情報を受け取るシンク機器がコンテンツ情報を受け取るシンク機器とは異なる場合には、前記状態変化情報を前記シンク機器に通知することを特徴とするソース機器における処理方法。
  9. コンピュータに請求項に記載の処理方法を実行させるためのプログラム。
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