JP5976190B1 - ヘッドレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性に優れた折り畳み式又は前後調整式のヘッドレストを提供する。【解決手段】ヘッドレストを、固定部材30と、回動部材40と、固定部材30に対して回動部材40を回動可能に結合する第一結合ピン50と、ロックプレート60と、回動部材40に対してロックプレート60を回動可能に結合する第二結合ピン70と、回動部材付勢バネ80と、ロック付勢バネ90とがユニット化されて、固定部材30の第一ステー挿入孔33及び回動部材40の第二ステー挿入孔41に、ヘッドレストステー20の横ステー部22を挿入した状態で固定部材30に溶接結合することによってその機構部が構成されたものとし、回動操作範囲にあるヘッドレストの後方回動の規制を、横ステー部22が第二ステー挿入孔41の前端部に当接する、又は、ロックプレート60の第一被係止部61が固定部材30の第一係止部31に当接することによって行われる。【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等のシートバック上部に備えられるヘッドレストに関する。
自動車等のシートバック上部に備えられるヘッドレストとしては、前後位置を変えることなく高さ調整のみを行うことができるもの(以下、「固定式のヘッドレスト」と呼ぶことがある。)のほか、各種のものが提案されている。
例えば、特許文献1には、不使用時においてシートバックに対して前方へ傾倒させる(折り畳む)ことができるようにしたヘッドレスト(以下、「折り畳み式のヘッドレスト」と呼ぶことがある。)が提案されている。折り畳み式のヘッドレストは、不使用時に折り畳むことで、ドライバー等の後方視界を広く確保することができるだけでなく、折り畳み時のヘッドレストをシートバックの前面側から大きく突出させ、ヘッドレストの不適切な使用を防止することも可能なものとなっている。
ところで、ヘッドレストとしては、使用時における前後位置を調整することができるようにしたヘッドレスト(以下、「前後調整式のヘッドレスト」と呼ぶことがある。)も提案されている。例えば、特許文献2には、平行リンク機構を採用した前後調整式のヘッドレスト(以下においては、「平行リンクタイプのヘッドレスト」と呼ぶことがある。)が提案されている。また、特許文献3には、ヘッドレストステーの上部に回動可能に取り付けることで、平行リンク機構を採用することなく、使用時における前後位置を調整することができるようにした前後調整式のヘッドレスト(以下においては、「上振りタイプのヘッドレスト」と呼ぶことがある。)が提案されている。前後調整式のヘッドレストは、着席者の姿勢等に合わせて、ヘッドレストの前後位置を調整することができ、着席者の後頭部とヘッドレストの前面との隙間を適切に調整することが可能なものとなっている。
しかし、固定式のヘッドレストは、ドライバー等の後方視界を確保することや、使用時における前後位置を調整することができないという欠点を有していた。また、上記の折り畳み式のヘッドレストは、使用時における前後位置を調整することができないという欠点を有していた。さらに、上記の前後調整式のヘッドレストは、いわゆる乗り越しバネによってロック状態と非ロック状態とを切り替えるものであったため、誤動作する虞があった。加えて、上記の前後調整式のヘッドレストは、それを構成する部材を加工する際に、ファインブランキング等の特殊プレスを施す必要があり、製造コストが高くなるという欠点を有していた。
特許第5513693号公報 特表2006−523497号公報 特許第5710831号公報
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、安全性に優れた折り畳み式又は前後調整式のヘッドレストを提供するものである。また、ヘッドレストの構成部材を一般的なプレスで加工して低コスト化を図ることや、ヘッドレストの構成部材を薄くして軽量化を図ることも本発明の目的である。
上記課題は、
ヘッドレストフレームをヘッドレストステーに対して回動可能な状態で支持させたヘッドレストであって、
外縁部に第一係止部が設けられた左右一対の側壁部を有するU字状部材からなり、当該側壁部に第一ステー挿入孔が設けられた固定部材と、
円弧長孔状の第二ステー挿入孔が設けられた左右一対の側壁部を有するU字状部材からなる回動部材と、
固定部材に対して回動部材を回動可能に結合するための第一結合ピンと、
第一係止部に係止されて回動部材の後方回動を規制する第一被係止部が下端縁における左部又は右部に設けられたロックプレートと、
回動部材に対してロックプレートを回動可能に結合するための第二結合ピンと、
回動部材を初期位置に復帰する向きに常時付勢するための回動部材付勢バネと、
第一被係止部が第一係止部に係止される向きにロックプレートを常時付勢するためのロック付勢バネと、
がユニット化され、
固定部材の第一ステー挿入孔及び回動部材における第二ステー挿入孔に、正面視逆U字状のヘッドレストステーの横ステー部を挿入した状態で固定部材に溶接結合することによって機構部が構成され、
回動操作範囲にあるヘッドレストの後方回動の規制を、ヘッドレストステーの横ステー部が第二ステー挿入孔の前端部に当接する、又は、第一被係止部が第一係止部に当接することによって行うことを特徴とするヘッドレスト
を提供することによって解決される。
本発明のヘッドレストに係る構成は、上述した、折り畳み式と前後調整式(平行リンクタイプ、上振りタイプ及び下振りタイプ)のいずれのヘッドレストにも好適に採用することができる。このため、不使用時のヘッドレストを折り畳んでドライバー等の後方視界を確保することや、使用時のヘッドレストの前後位置を調整して着席者の頭部や首部が受けるダメージを軽減することが可能になる。また、本発明のヘッドレストでは、ヘッドレストステーの横ステー部が第二ステー挿入孔の前端部に当接する等、部材と部材の当接によって、ヘッドレストの後方回動を確実に規制することもできるため、安全性を高めることも可能となっている。さらに、ロックプレート等の構成部材は、厚さ2mm程度の薄い鋼板の一般的なプレスによって加工することができる(ファインブランキング等の特殊プレスで加工する必要がない)ため、低コスト化や軽量化を図ることも可能になる。なお、第一ステー挿入孔や、第二ステー挿入孔や、後述する第三ステー挿入孔は、ヘッドレストステーの横ステー部を挿入可能な形状であればよく、切欠形状であってもよい。
本発明のヘッドレストにおいては、
第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する複数の使用時用第一係止部と、ヘッドレストの格納時に第一被係止部を係止する格納時用第一係止部とで構成され、
固定部材の調整最終段位置に、第二係止部が設けられ、
ロックプレートに、第二被係止部と第一カム接触部とが設けられ、
機構部がカバーケースで包み込まれ、
第一カムを有する操作手段がカバーケースに設けられ、
ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置を前方調整可能で、且つ、ヘッドレストの後方回動が規制された状態とされ、
ヘッドレストの不使用時には、操作手段を操作して第一カムを第一カム接触部に接触させることで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを前方の格納位置に移動させることが可能な状態となり、
車両の異常停止時には、慣性力によるヘッドレストの前方回動を許容しながらも、第二被係止部が第二係止部に係止される前方調整限界位置でヘッドレストが停止するとともに、その位置では第一被係止部が使用時用第一係止部に係止されることによってヘッドレストの後方回動も規制された状態となるようにする
ことも好ましい。
これにより、折り畳み式と前後調整式の特徴を兼ね備えるとともに、操作手段の操作によらなければ後方回動しない構造のヘッドレスト(以下において、「第一実施態様のヘッドレスト」と呼ぶことがある。)を提供することが可能になる。また、第一実施態様のヘッドレストでは、事故等による異常停止時に発生した慣性力によってヘッドレストが前方の格納位置まで移動することなく、前方調整限界位置で前方回動も後方回動もできない状態となる。このため、異常停止時に生じた慣性力によって前のめりになった反動で後方に移動する着用者の頭部が、前方に迫り出したヘッドレスト(前方の格納位置にあるヘッドレスト)の先端部に突き当たらないようにするだけでなく、その頭部を前方調整限界位置でサポートすることも可能になる。さらに、第一実施態様のヘッドレストでは、ロックプレートの切替動作(第一係止部と第一被係止部の係止の切替)を、乗り越しバネを使用することなく行うので、誤動作を防ぐことも可能となっている。
本発明のヘッドレストにおいては、
第二カムと円弧長孔状の第三ステー挿入孔とを有し、ヘッドレストが使用範囲にあるときには回動部材に連動して前方回動するロック規制部材が設けられ、
第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する複数の使用時用第一係止部と、ヘッドレストの格納時に第一被係止部を係止する格納時用第一係止部とで構成され、
固定部材の前方調整限界位置に、第二係止部が設けられ、
ロックプレートに、第一カム接触部と第二カム接触部と第二被係止部とが設けられ、
機構部がカバーケースで包み込まれ、
第一カムを有する操作手段がカバーケースに設けられ、
ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置を前方調整可能な状態とされ、
使用範囲を越えてヘッドレストをさらに前方に回動させると、ヘッドレストステーの横ステー部が第三ステー挿入孔の後端部に当接してロック規制部材が回動部材に連動しなくなり、第二カムが第二カム接触部に接触することで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを後方の初期位置に移動させることが可能な状態となり、
ヘッドレストの不使用時には、操作手段を操作して第一カムを第一カム接触部に接触させることで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを前方の格納位置に移動させることが可能な状態となり、
車両の異常停止時には、慣性力によるヘッドレストの前方回動を許容しながらも、第二被係止部が第二係止部に係止される前方調整限界位置でヘッドレストが停止するようにする
ことも好ましい。
これにより、操作手段を操作することなく最後方位置まで復帰させることができるようにした前後調整式の特徴と、格納時にのみ操作手段の操作が必要とした折り畳みの特徴とを兼ね備えたヘッドレスト(以下において、「第二実施態様のヘッドレスト」と呼ぶことがある。)を提供することが可能になる。
本発明のヘッドレストにおいては、
第二カムと円弧長孔状の第三ステー挿入孔とを有し、ヘッドレストが使用範囲にあるときには回動部材に連動して前方回動するロック規制部材が設けられ、
第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する複数の使用時用第一係止部で構成され、
ロックプレートに、第二カム接触部が設けられ、
ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置を前方調整可能な状態とされ、
使用範囲を越えてヘッドレストをさらに前方に回動させると、ヘッドレストステーの横ステー部が第三ステー挿入孔の後端部に当接してロック規制部材が回動部材に連動しなくなり、第二カムが第二カム接触部に接触することで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを後方の初期位置に移動させることが可能な状態となるようにする
ことも好ましい。
これにより、操作手段を設けない構造(操作手段を操作する必要のなり構造)の前後調整式のヘッドレスト(以下において、「第三実施態様のヘッドレスト」と呼ぶことがある。)を提供することが可能になる。
本発明のヘッドレストにおいては、
第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する1個の使用時用第一係止部と、ヘッドレストの格納時に第一被係止部を係止する格納時用第一係止部とで構成され、
固定部材に、第二係止部が設けられ、
ロックプレートに、第二被係止部と第一カム接触部とが設けられ、
機構部がカバーケースで包み込まれ、
第一カムを有する操作手段がカバーケースに設けられ、
ヘッドレストが使用位置にあるときには、第一被係止部が第一係止部に係止されることによってヘッドレストの後方回動が規制されるとともに、第二被係止部が第二係止部に係止されることによってヘッドレストの前方回動も規制され、
ヘッドレストの不使用時には、操作手段を操作して第一カムを第一カム接触部に接触さ
せることで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを前方の格納位置に移動させることが可能な状態となるようにする
ことも好ましい。
これにより、操作手段の操作によらなければ、使用位置から前方の格納位置への移動、及び、格納位置から使用位置へ回動しない構造の折り畳み式のヘッドレスト(以下において、「第四実施態様のヘッドレスト」と呼ぶことがある。)を提供することが可能になる。
本発明のヘッドレストにおいては、
第二カムと円弧長孔状の第三ステー挿入孔とを有し、ヘッドレストが使用範囲にあるときには回動部材に連動して前方回動するロック規制部材と、
固定部材の後部に対して回動可能に結合された第三リンク部材と、
回動部材の上部と第三リンク部材の上部とに対して回動可能に結合された第四リンク部材と、
が設けられ、
第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する複数の使用時用第一係止部で構成され、
ロックプレートに、第二カム接触部が設けられ、
第四リンク部材にカバーケースが取り付けられ、
ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置を前方調整可能な状態とされ、
使用範囲を越えてヘッドレストをさらに前方に回動させると、ヘッドレストステーの横ステー部が第三ステー挿入孔の後端部に当接してロック規制部材が回動部材に連動しなくなり、第二カムが第二カム接触部に接触することで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを後方の初期位置に移動させることが可能な状態となるようにする
ことも好ましい。
これにより、操作手段を設けない構造(操作手段を操作する必要のない構造)で、且つ、平行リンク機構を採用した前後調整式のヘッドレスト(以下において、「第五実施態様のヘッドレスト」と呼ぶことがある。)を提供することが可能になる。
本発明のヘッドレストにおいては、
左右に延びる連結部を有するヘッドレストフレームを回転部材に一体的に取り付け、
機構部がカバーケースで包み込まれ、
カバーケースの外形状を為す薄肉の表層部の内面側がリブで補強されて、
カバーケースの内部には、ヘッドレストフレームの連結部の前面及び後面に密着する前後一対の壁部が設けられ、
カバーケースが、左側ケースと右側ケースとに分割可能な形態とされ、
左側ケース及び右側ケースの分割端には、他側のケースの表層部内面に密着されて保持される複数の小突起が設けられ、
左側ケース及び右側ケースをそれぞれ左側及び右側からヘッドレストフレームの連結部に組み付けることで、当該連結部に対して左側ケース及び右側ケースを一体化させる
ことも好ましい。
これにより、カバーケースの剛性を維持しながらも軽量化することや、ヘッドレストフレームに左側ケースと右側ケースとの連結機能を持たせることや、ヘッドレストフレームを骨材としてカバーケースを補強することが可能になる。この構成は、上述した全ての実施態様のヘッドレストで採用することができる。
本発明のヘッドレストにおいては、
左右に延びる連結部を有するヘッドレストフレームを回転部材に一体的に取り付け、
機構部がカバーケースで包み込まれ、
カバーケースの内部には、ヘッドレストフレームの連結部の前面及び後面に密着する前後一対の壁部が設けられ、
カバーケースが、左側ケースと右側ケースとに分割可能な形態とされ、
ヘッドレストフレームの連結部の左側及び右側からそれぞれ組み付けられた左側ケース及び右側ケースの前面に対して左側ケースと右側ケースとに跨る状態でクッションシートを貼り付けることで、当該連結部に対して左側ケース及び右側ケースが一体化されるとともに、その外面を表皮で覆う
ことも好ましい。
これにより、ユニットと表皮の隙間にウレタン等を注入して一体発泡しなくてもクッション層を形成することが可能になり、ヘッドレスト製造の最終工程を発泡工場で行う必要がなくなる。したがって、ヘッドレストの物流コストや製造コストを抑えることが可能になる。また、クッションシートに左側ケースと右側ケースとの連結機能を持たせることができるので、係合構造等を採用することなく左側ケースと右側ケースとを連結することが可能になる。この構成は、上述した全ての実施態様のヘッドレストで採用することができる。
以上のように、本発明によって、安全性に優れた折り畳み式又は前後調整式のヘッドレストを提供することが可能になる。また、ヘッドレストの構成部材を一般的なプレスで加工して低コスト化を図ることや、ヘッドレストの構成部材を薄くして軽量化を図ることも可能になる。
第一実施態様のヘッドレストを示した分解斜視図である。 第一実施態様のヘッドレストを前方から見た状態と側方から見た状態とを示した図である。 第一実施態様のヘッドレストを最後方位置から前方調整限界位置を経て格納位置まで回動させる様子を側方から見た状態を示した図である。 第一カムと第一カム接触部との位置関係の変化を示した図である。 固定部材に溶接結合された横ステー部を上方から見た状態を示した図である。 第二実施態様のヘッドレストを最後方位置から前方調整限界位置とロック解除位置とを経て格納位置まで回動させる様子を側方から見た状態を示した図である。 第五実施態様のヘッドレストを側方から見た状態を示した図である。 ヘッドレストの他の形態例を示した図である。
以下、本発明のヘッドレストの好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、第一実施態様から第五実施態様までの5つの実施態様を例に挙げて本発明のヘッドレストを説明するが、本発明の技術的範囲は、これらの実施態様に限定されることなく、適宜変更を施すことができる。また、一の実施態様で述べた構成は、他の実施態様において採用することが不可能でない限り、当該他の実施態様においても採用することができる。
1.第一実施態様のヘッドレスト
まず、第一実施態様のヘッドレストについて説明する。図1は、第一実施態様のヘッドレストを示した分解斜視図である。図2は、第一実施態様のヘッドレストを前方から見た状態(同図(a))と側方から見た状態(同図(b))とを示した図である。図3は、第一実施態様のヘッドレストを最後方位置(同図(a))から前方調整限界位置(同図(b))を経て格納位置(同図(c))まで回動させる様子を側方から見た状態を示した図である。図2及び図3においては、図示の便宜上、ヘッドレストの内部が見える状態で描いている。図4は、第一カム111aと第一カム接触部63との位置関係の変化を示した図である。図4(a)及び図4(c)は、側方(操作手段110の棒状部111の長手方向に平行な方向)から見た状態を描いており、図4(b)及び図4(d)は、前方から見た状態を描いている。図5は、固定部材30に溶接結合された横ステー部22を上方から見た状態を示した図である。
第一実施態様のヘッドレストは、図3に示すように、ヘッドレストフレーム10をヘッドレストステー20に対して回動可能な状態で支持する構造となっている。第一実施態様のヘッドレストは、図1に示すように、固定部材30と、回動部材40と、第一結合ピン50と、ロックプレート60と、第二結合ピン70と、回動部材付勢バネ80と、ロック付勢バネ90と、カバーケース100と、操作手段110と、クッションシート120とを備えたものとなっており、これらの構成部品10〜120がユニット化されたものとなっている。以下、第一実施態様のヘッドレストを構成する各構成部品について説明する。
1.1 ヘッドレストフレーム及びヘッドレストステー
ヘッドレストフレーム10は、外径が6mmの鋼線を折り曲げることによって形成され、左右一対の縦フレーム部11の上端が、左右方向に延びる連結部12によって連結された構造を有している。ヘッドレストフレーム10における縦フレーム部11の下部は、回動部材40に溶接結合されている。また、ヘッドレストステー20は、鋼線を正面視逆U字状に折り曲げることによって形成され、左右一対の縦ステー部21の上端が横ステー部22で連結された構造を有している。
1.2 固定部材
固定部材30は、外縁部に第一係止部31と第二係止部32とが設けられた左右一対の側壁部を有するU字状部材となっており、当該側壁部に第一ステー挿入孔33が設けられている。第一ステー挿入孔33は、長孔状に形成しており、横ステー部22の挿入を可能にしている。第一ステー挿入孔33は、横ステー部22を挿入可能な形状であればよく、切欠状にしてもよい。なお、図3及び図6では、図示の便宜上、第一ステー挿入孔33を横ステー部22と略同形の丸孔で描いている。
第一係止部31は、後述するロックプレート60における第一被係止部61を係止するための部分となっている。第一実施態様のヘッドレストにおいては、両方の側壁に第一係止部31を複数個ずつ設けている。具体的には、それぞれの側壁に、複数(より具体的には3個)の使用時用第一係止部31aと、1つの格納時用第一係止部31bを設けている。使用時用第一係止部31aは、ヘッドレストが使用範囲にあるとき(例えば、図3(b)を参照)の第一被係止部61を係止するための部分となっている。このため、第一実施態様のヘッドレストでは、図3(a)に示す最後方位置からヘッドレストを前方に回動させていき、第一被係止部61を係止させる使用時用第一係止部31aを前方に1つずつずらしていくことによって、使用範囲におけるヘッドレストの前後位置を段階的に調整することができるようになっている。一方の格納時用第一係止部31bは、ヘッドレストが格納位置にあるとき(図3(c)を参照)の第一係止部61を係止するための部分となっている。
第二係止部32は、後述するロックプレート60における第二被係止部61における第二被係止部62を係止するための部分となっている。第二係止部32は、最前方に位置する第一係止部31aよりも前側に、第一係止部31aとは逆向き(後向き)に設けられている。このため、ヘッドレストが前方調整限界位置を越えて前方回動しようとしても、第二係止部32に第二被係止部62が係止した状態となって、後述する操作手段110を操作しない限りは、ヘッドレストは、それ以上前方回動できない。
第一ステー挿入孔33は、後述するように、それに挿入したヘッドレストステー20の横ステー部22を溶接結合するための部分となっている。第一実施態様のヘッドレストにおいては、図5に示すように、固定部材30における左右一対の側壁部に溶接部34を切り起こし、この溶接部34を横ステー部22の外周部に溶接するようにしている。また、固定部材30におけるそれぞれの側壁部の内側には、スペーサ用突起35を設けており、固定部材30の側壁部の内面と、固定部材30の内側に配される回動部材30の側壁部の外面との間に隙間が形成されるようにしている。これは、溶接部34を横ステー部22に溶接する際には、回動部材40が固定部材30の内側に配された状態となっているところ、固定部材30の側壁部と回動部材40の側壁部とが接触してしまうと、溶接部34を横ステー部22に溶接する際の熱が回動部材40に伝達され、固定部材30と回動部材40との間に塗布したグリスが気化する等の悪影響が及ぼされる虞があるからである。
ところで、第一実施態様のヘッドレストにおいては、ロックプレート60の回転中心Cから第一被係止部61までの距離β(図3(b)を参照)を、使用時用第一係止部31aのピッチαの6倍以上としており、使用範囲にあるヘッドレストを前方回動する際のロックプレート60の首振り角度が小さくなるようにしている。加えて、第一実施態様のヘッドレストにおいては、後述するロック付勢バネ90によって、ロックプレート60がロック方向に常時付勢された状態となっている。このため、ヘッドレストに衝撃等が加えられても、使用時用第一係止部31aから第一被係止部61が外れないようになっている。ロックプレート60における前記首振り角度は、15°以下に抑えると好ましく、10°以下に抑えるとより好ましい。
1.3 回動部材及び第一結合ピン
回動部材40は、円弧長孔状の第二ステー挿入孔41(図3を参照)が設けられた左右一対の側壁部を有するU字状部材からなっている。また、第一結合ピン50は、固定部材30に対して回動部材40を回動可能に結合するためのものとなっている。このため、回動部材40は、固定部材30に対して、第一結合ピン50の中心線C(図3(a)を参照)を回転中心として回動することができる状態となっている。第一実施態様のヘッドレストにおいては、第一結合ピン50を左右方向に長く形成しており、第一結合ピン50に、後述する左側ケース101と右側ケース102との連結機能を持たせている。
1.4 ロックプレート及び第二結合ピン
ロックプレート60は、第一係止部31に係止されて回動部材40の後方回動を規制する第一被係止部61が下端縁における左部及び右部に設けられた板状部材となっている。第一実施態様のヘッドレストにおいては、ロックプレート60の下端部から左右に突片を設け、この下側の端面が第一被係止部61となるようにしている。当該突片の上側の端面は、上述した第二係止部32に係止するための第二被係止部62として機能する部分となっている。また、第二結合ピン70は、回動部材40に対してロックプレート60を回動可能に結合するためのものとなっている。このため、ロックプレート60は、回動部材40に対して、第二結合ピン70の中心線C(図3(a)を参照)を回転中心として回動することができる状態となっている。
1.5 回動部材付勢バネ及びロック付勢バネ
回動部材付勢バネ80は、回動部材40を初期位置(図3(a)を参照)に復帰させる向き(回動部材40を、図3(a)における中心線Cを中心として時計回り方向へ回転させる向き。)に常時付勢するためのものとなっている。回動部材付勢バネ80の付勢力は、急停止程度の慣性力ではヘッドレストを前方回動させない程度となっている。また、ロック付勢バネ90は、第一被係止部61が第一係止部31に係止される向き(ロックプレート60を、図3(a)における中心線Cを中心として時計回り方向へ回転させる向き。)にロックプレート60を常時付勢するためのものとなっている。
1.6 カバーケース
カバーケース100は、固定部材30や回動部材40等で構成される機構部を包み込むための部材となっている。図1に示すように、カバーケース100の側面部には、複数の消音孔100cを設けており、第一係止部31と第一被係止部61とが接触する音等、カバーケース100の内部で発生した音がこもらないようにしている。また、カバーケース100の外形状を為す表層部は、その内面側をリブ100dで補強しており、薄肉で軽量ながらも強度に優れたものとなっている。
ところで、第一実施態様のヘッドレストにおいては、カバーケース100を、左側ケース101と右側ケース102とで構成した左右分割式のものとしている。カバーケース100の分割端(第一実施態様のヘッドレストにおいては右側ケース102の分割端)には、複数の小突起100aを設けている。これらの小突起100aは、左側ケース101と右側ケース102とを組み付ける際に、他側のケース(第一実施態様のヘッドレストにおいては左側ケース101)の表層部内面に密着されて保持されるようになっている。
また、左側ケース101及び右側ケース120の内部上側には、前後一対の壁部を有する嵌込溝100bが設けられている。この嵌込溝100bに、ヘッドレストフレーム10を嵌め込むことによって、嵌込溝100bにおける前後一対の壁部に、連結部12を含むヘッドレストフレーム10の前面及び後面が密着した状態となるようになっている。このため、左側ケース101及び右側ケース102をそれぞれ左側及び右側からヘッドレストフレーム10に組み付けることで、左側ケース101と右側ケース102とを連結部12を介して連結することができるようになっている。
さらに、左側ケース101と右側ケース102とは、上述したように、第一結合ピン50によっても結合されることに加えて、後述するように、ヘッドレストフレーム10やクッションシート120によっても連結されるようになっており、必要に応じて抜け止めも設けている。このため、組み付けた後のカバーケース100は、強い衝撃が加わる等した場合であっても、容易には分離しない構造となっている。
1.7 操作手段
操作手段110は、ロックプレート60をロック解除方向に強制的に移動させることにより、第一係止部31に対する第一被係止部61の係止を解除させるためのものとなっている。第一実施態様のヘッドレストにおいて、操作手段110は、その先端部に第一カム111aが設けられた棒状部111と、棒状部111の基端側に設けられた押ボタン部112とで構成している。操作手段110は、筒状ホルダ130を介して、カバーケース100の側面に設けられた操作手段取付孔100eに取り付けられている。筒状ホルダ130の内部には、それに挿入された操作手段110を外方(第一カム111aが後述する第一カム接触部63に作用しない向き)へ押圧するための操作手段付勢バネ140が収容される。
この操作手段110は、図4のように動作するものとなっている。すなわち、押ボタン部112に操作力を加えていないとき(非操作時)には、ロックプレート60が通常位置(第一被係止部61が第一係止部31(図3を参照)に係止する位置)にある一方、押ボタン部112に操作力を加えたとき(操作時)には、棒状部111が内側に押し込まれて第一カム111aが第一カム接触部63を押し上げることにより、ロックプレート60を、第二結合ピン70の中心線Cを中心としてロック解除方向(第一被係止部61と第一係止部31(図3を参照)との係止が解除する向き)に回動させるものとなっている。
1.8 クッションシート
クッションシート120は、図1に示すように、カバーケース100の前面に対して左側ケース101と右側ケース102とに跨った状態で貼り付けられる。これにより、ウレタン等を一体発泡しなくてもヘッドレストにクッション性を付与することが可能となっている。加えて、クッションシート120によって、左側ケース101と右側ケース102との一体性をより高めることも可能となっている。クッションシート120は、カバーケース100とともに、図示省略の表皮によって覆われる。
1.9 第一実施態様のヘッドレストの動作
第一実施態様のヘッドレストは、固定部材30の第一ステー挿入孔33と回動部材40における第二ステー挿入孔41とに、ヘッドレストステー20の横ステー部22を挿入した状態で、横ステー部22を固定部材30に溶接結合することによって、その機構部が構成されている。このような構造を備えたことによって、第一実施態様のヘッドレストは、折り畳み式と前後調整式の特徴を兼ね備えるだけでなく、操作手段110の操作によらなければ後方回動しない構造を有するものとなっている。
具体的には、図3(a)に示すように、ヘッドレストが最後方位置にあるとき(前方回動角度が0°のとき)には、ヘッドレストステー20の横ステー部22が第二ステー挿入孔41の前端部に当接することによって、ヘッドレストの後方回動が規制されるようになっている。最後方位置にあるヘッドレストを前方回動させると、ロックプレート60の第一被係止部61が最後方の使用時用第一係止部31aに係止された状態となる。この状態からヘッドレストをさらに前方回動させると、第一被係止部61が係止される使用時用第一係止部31aが1つずつ前方にずれていき、図3(b)に示す前方調整限界位置となる。すなわち、図3(a)の状態も含めると、使用時におけるヘッドレストの前後位置を4段階で調整することができるようになっている。回動部材40は、上述した回動部材付勢バネ80によって、初期位置(図3(a)の位置)に復帰する向き(後方回動する向き)に常時付勢されていることに加えて、ロックプレート60は、上述したロック付勢バネ90によってロック方向に常時付勢されているため、使用時用第一係止部31aに対して第一被係止部61がしっかりと係止されるようになっている。
このように、ヘッドレストが使用範囲(最後方位置から前方調整限界位置までの間)にあるときには、ヘッドレストステー20の横ステー部22が第二ステー挿入孔41の前端部に当接する、又は、第一被係止部61が第一係止部31aに当接することによって、ヘッドレストの後方回動が規制される一方、ヘッドレストの前方回動は、規制されない(操作手段110を操作することなくヘッドレストを前方回動させることができる)ようになっている。ただし、前方調整限界位置(図3(b)を参照)にあるヘッドレストがさらに前方回動しようとすると、ロックプレート60の第二被係止部62が第二係止部32に係止された状態となる。このため、ヘッドレストが前方調整限界位置にあるときには、操作手段110を操作してロックプレート60をロック解除方向に回動させない限りは、ヘッドレストが前方回動しない(ヘッドレストが図3(c)に示す格納位置に移動しない)ようになっている。よって、異常停止時等においても、ヘッドレストが必要以上に前方回動することなく、着用者の頭部を安全且つ適切にサポートすることができるようになっている。
また、ヘッドレストの不使用時には、操作手段110(図1を参照)を操作することで第一被係止部61を第一係止部31から離脱させ、図3(c)に示すように、ヘッドレストを前方の格納位置に移動させることが可能な状態となる。ヘッドレストが格納位置にあるときには、ロックプレート60の第一被係止部61が格納時用第一係止部31bに係止された状態となるため、ヘッドレストの後方回動が規制される。また、ヘッドレストの前方回動も、横ステー部22が第二ステー挿入孔41の後端部に当接しているため、規制される。ヘッドレストが格納位置にあるときと、ヘッドレストが使用位置にあるとき(最後方位置にあるときを除く)には、操作手段110を操作することによって、ヘッドレストを後方回動させることが可能な状態となる。
2.第二実施態様のヘッドレスト
続いて、第二実施態様のヘッドレストについて説明する。図6は、第二実施態様のヘッドレストを最後方位置(同図(a))から前方調整限界位置(同図(b))とロック解除位置(同図(c))とを経て格納位置(同図(d))まで回動させる様子を側方から見た状態を示した図である。図6では、図示の便宜上、カバーケース100(図1を参照)等の一部の部材を省略して描いている。以下においては、第一実施態様のヘッドレストと異なる部分に注目して説明する。第二実施態様のヘッドレストにおいて特に言及しない構成については、第一実施態様のヘッドレストと同様の構成を採用することができる。
第二実施態様のヘッドレストは、図6に示すように、第二カム151と円弧長孔状の第三ステー挿入孔152とを有するロック規制部材150を備えたものとなっている。ロック規制部材150は、回動部材40と同様、第一結合ピン50に対して回動可能な状態で支持されている。第三ステー挿入孔152には、ヘッドレストステー20の横ステー部22が挿入されている。また、ロックプレート60には、第一被係止部61と第一カム接触部63とに加えて、第二カム接触部を設けている。
第二実施態様のヘッドレストは、ヘッドレストが図6(a)に示す最後方位置から図6(b)に示す前方調整限界位置となるまでの範囲においては(使用範囲にあるときには)、第一実施態様のヘッドレストと同様、ヘッドレストの位置を前方調整可能な状態となっている。ロック規制部材150は、回動部材40との間で回転抵抗を付与されている。このため、ヘッドレストが使用範囲にあるときのロック規制部材150は、回動部材40に連動して前方回動するようになっている。したがって、ヘッドレストが使用範囲にあるときには、第一実施態様のヘッドレストと同様、ロックプレート60がロック方向へ押し付けられることによって、第一被係止部61が第一係止部31に係止された状態となり、ヘッドレストの後方回動が規制されるようになっている。ヘッドレストが最後方位置にあるときには、ヘッドレストステー20の横ステー部22が第二ステー挿入孔41の前端部に当接した状態となっているため、この当接によってもヘッドレストの後方回動が規制されるようになっている。
また、第二実施態様のヘッドレストでは、図6(b)に示すように、ヘッドレストが前方調整限界位置に達すると、ロック規制部材150における第三ステー挿入孔152の後端部に、ヘッドレストステーの横ステー部22が当接して、ロック規制部材150の前方回動が規制された状態となる。このため、前方調整限界位置にあるヘッドレストをさらに前方へ回動させると、ロック規制部材150は、回動部材40に連動することなくその場所に留まり、回動部材40がロック規制部材150を残して前方回動するようになる。さらに、第二実施態様のヘッドレストでは、ヘッドレストが前方調整限界位置に達した際に、ロック規制部材150の第二カム151が、ロックプレート60における第二カム接触部64に当接するようになっている。前方調整限界位置にあるヘッドレストをさらに前方回動すると、図6(c)に示すように、ロックプレート60の第二被係止部62が固定部材30の第二係止部32に係止された状態となる。このため、ヘッドレストが前方調整限界位置にあるときには、操作手段110を操作してロック解除させない限りは、ヘッドレストが図6(d)に示す格納位置に移動しないようになっている。よって、異常停止時等においても、ヘッドレストが必要以上に前方回動することなく、着用者の頭部を安全且つ適切にサポートすることができるようになっている。
ヘッドレストの不使用時には、操作手段110(図1を参照)を操作することで第二被係止部62を第二係止部32から離脱させ、図6(d)に示すように、ヘッドレストを前方の格納位置に移動させることが可能な状態となり、最後方位置への復帰も可能である。
ところで、第二実施態様のヘッドレストでは、ヘッドレストが使用範囲にあるときでも、操作手段110を操作して第一カム111aを第一カム接触部63に作用させることによって、第一被係止部61を第一係止部31から離脱させてヘッドレストを前方の格納位置に移動させることができるようになっている。
3.第三実施態様のヘッドレスト
続いて、第三実施態様のヘッドレストについて説明する。第三実施態様のヘッドレストは、第二カム151と円弧長孔状の第三ステー挿入孔152とを有し、ヘッドレストが使用範囲にあるときに回動部材40に連動して前方回動するロック規制部材150を備えていることや、ロックプレート60に、第二カム接触部64が設けられていること等、基本的な構成については、図6に示した第二実施態様のヘッドレストと同様である。ただし、第三実施態様のヘッドレストにおいては、第二実施態様のヘッドレストでは設けられていた操作手段110が設けられず、ロックプレート60には、操作手段110の第一カム111aに接触させるための第一カム接触部63も設けられない。
すなわち、第三実施態様のヘッドレストは、操作手段110を設けない構造の前後調整式のものとなっている。具体的には、ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置が前方調整可能な状態となり、使用範囲を越えてヘッドレストをさらに前方回動させると、ヘッドレストステー20の横ステー部22が第三ステー挿入孔152の後端部に当接してロック規制部材150が回動部材40に連動しなくなり、第二カム151が第二カム接触部64に接触することで第一被係止部61を第一係止部31から離脱させてヘッドレストを初期位置(最後方位置)に移動させることが可能な状態となるようになっている。
第三実施態様のヘッドレストにおいて特に言及しない構成については、第一実施態様や第二実施態様のヘッドレストと同様の構成を採用することができる。
4.第四実施態様のヘッドレスト
続いて、第四実施態様のヘッドレストについて説明する。第四実施態様のヘッドレストは、第一カム111aを有する操作手段110を設けるとことや、固定部材30に第一係止部31を設けることや、ロックプレート60に第二被係止部62と第一カム接触部63とを設けること等、基本的な構成については、図3に示した第一実施態様のヘッドレストと同様である。ただし、第一実施態様のヘッドレストにおいては、第一係止部31として、複数個(3個)の使用時用第一係止部31aと、1個の格納時用第一係止部31bとが設けられていたが、第四実施態様のヘッドレストにおいては、第一係止部31として、1個の使用時用第一係止部31a(第一実施態様のヘッドレストにおける最後方の使用時用第一係止部31aに相当するもののみ)と、1個の格納時用第一係止部31bとを設けたものとなっている。
すなわち、第四実施態様のヘッドレストは、操作手段110の操作によらなければ、使用位置から前方の格納位置への移動、及び、格納位置から使用位置へ回動しない構造の折り畳み式のものとなっている。具体的には、ヘッドレストが使用位置にあるときには、第一被係止部61が第一係止部31に係止されることによってヘッドレストの後方回動が規制されるとともに、第二被係止部62が第二係止部32に係止されることによってヘッドレストの前方回動も規制され、ヘッドレストの不使用時には、操作手段110を操作して第一カム111aを第一カム接触部63に接触させることで、第一被係止部61を第一係止部32から離脱させてヘッドレストを前方の格納位置に移動させることが可能な状態となるようになっている。
第四実施態様のヘッドレストにおいて特に言及しない構成については、第一実施態様や第二実施態様や第三実施態様のヘッドレストと同様の構成を採用することができる。
5.第五実施態様のヘッドレスト
第五実施態様のヘッドレストについて説明する。図7は、第五実施態様のヘッドレストを側方から見た状態を示した図である。図7においては、図示の便宜上、ヘッドレストの内部が見える状態で描いている。第五実施態様のヘッドレストは、第二カム151と円弧長孔状の第三ステー挿入孔152とを有し、ヘッドレストが使用範囲にあるときに回動部材40に連動して前方回動するロック規制部材150を備えていることや、ロックプレート60に、第二カム接触部64が設けられていること等、基本的な構成については、図6に示した第二実施態様のヘッドレストと同様である。
ただし、第五実施態様のヘッドレストにおいては、第二実施態様のヘッドレストでは設けられていた操作手段110を設けておらず、ロックプレート60には、操作手段110の第一カム111aに接触させるための第一カム接触部63も設けていない。また、第二実施態様のヘッドレストにおいては、第一係止部31として、複数個(3個)の使用時用第一係止部31aと1個の格納時用第一係止部31bとを設けていたが、第五実施態様のヘッドレストにおいては、第一係止部31として、複数個の使用時用第一係止部31aのみを設けており、格納時用第一係止部31bを設けていない。加えて、第五実施態様のヘッドレストでは、使用時用第一係止部31aを、第二実施態様のヘッドレストよりも多数且つ小刻みに設けており、ヘッドレストの前後位置をより小刻みに調整することができるようにしている。これに合わせて、ロックプレート60第一被係止部61も、多数個且つ小刻みに設けている。
さらに、第五実施態様のヘッドレストにおいては、図7に示すように、第三リンク部材160と第四リンク部材170とが設けられている。第三リンク部材160は、固定部材30の後部に対して回動可能(中心線Cを中心として回転可能)に結合される。一方、第四リンク部材170は、回動部材40の上部と第三リンク部材160の上部とに対して回動可能(中心線Cを中心として回動部材40に対して回転可能で、中心線Cを中心として第三リンク部材160に対して回転可能)に結合される。このため、第五実施態様のヘッドレストでは、第三リンク部材160と第四リンク部材170とに加えて、固定部材30(第一リンク部材)と回動部材40(第二リンク部材)とを加えた平行リンク機構が形成されている。
すなわち、第五実施態様のヘッドレストは、操作手段110を設けない構造で、且つ、平行リンク機構を採用した前後調整式のものとなっている。
具体的には、ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置を前方調整することが可能な状態とされ、使用範囲を越えてヘッドレストをさらに前方に回動させると、ヘッドレストステー20の横ステー部22が第三ステー挿入孔152の後端部に当接してロック規制部材150が回動部材40に連動しなくなり、第二カム151が第二カム接触部64に接触することで第一被係止部61を第一係止部31から離脱させてヘッドレストを初期位置(最後方位置)に移動させることが可能な状態となるようになっている。
第五実施態様のヘッドレストにおいて特に言及しない構成については、第一実施態様や第二実施態様や第三実施態様や第四実施態様のヘッドレストと同様の構成を採用することができる。
6.ヘッドレストの他の形態例
図8は、ヘッドレストの他の形態例を示した図である。図8(a)は、鞍型のヘッドレストを、図8(b)は、下振り式のヘッドレストをそれぞれ示している。第一実施態様から第五実施態様までのヘッドレストで述べた構成は、ヘッドレストフレーム10とヘッドレストステー20との取付け位置を変更することによって、図8(a),(b)に示すような他の形態のヘッドレストにおいても採用できる。ヘッドレストの形態は、使用位置や目的等に応じて適宜決定される。
7.用途
以上のように、本発明のヘッドレストは、安全性に優れた折り畳み式及び/又は前後調整式のものであることに加えて、低コスト化や軽量化を図ることも可能なものであるため、自動車等の輸送手段のシート上部に設けられるヘッドレストとして、好適に採用することができる。
10 ヘッドレストフレーム
20 ヘッドレストステー
21 縦ステー部
22 横ステー部
30 固定部材
31 第一係止部
31a 使用時用第一係止部
31b 格納時用第一係止部
32 第二係止部
33 第一ステー挿入孔
34 溶接部
35 スペーサ用突起
40 回動部材
41 第二ステー挿入孔
50 第一結合ピン
60 ロックプレート
61 第一被係止部
62 第二被係止部
63 第一カム接触部
64 第二カム接触部
70 第二結合ピン
80 回動部材付勢バネ
90 ロック付勢バネ
100 カバーケース
100a 小突起
100b 嵌込溝
100c 消音孔
100d リブ
100e 操作手段取付孔
101 左側ケース
102 右側ケース
110 操作手段
111 棒状部
111a 第一カム
112 押ボタン部
120 クッションシート
130 筒状ホルダ
140 操作手段付勢バネ
150 ロック規制部材
151 第二カム
152 第三ステー挿入孔
160 第三リンク部材
170 第四リンク部材

Claims (8)

  1. ヘッドレストフレームをヘッドレストステーに対して回動可能な状態で支持させたヘッドレストであって、
    外縁部に第一係止部が設けられた左右一対の側壁部を有するU字状部材からなり、当該側壁部に第一ステー挿入孔が設けられた固定部材と、
    円弧長孔状の第二ステー挿入孔が設けられた左右一対の側壁部を有するU字状部材からなる回動部材と、
    固定部材に対して回動部材を回動可能に結合するための第一結合ピンと、
    第一係止部に係止されて回動部材の後方回動を規制する第一被係止部が下端縁における左部又は右部に設けられたロックプレートと、
    回動部材に対してロックプレートを回動可能に結合するための第二結合ピンと、
    回動部材を初期位置に復帰する向きに常時付勢するための回動部材付勢バネと、
    第一被係止部が第一係止部に係止される向きにロックプレートを常時付勢するためのロック付勢バネと、
    がユニット化され、
    固定部材の第一ステー挿入孔及び回動部材における第二ステー挿入孔に、正面視逆U字状のヘッドレストステーの横ステー部を挿入した状態で固定部材に溶接結合することによって機構部が構成され、
    回動操作範囲にあるヘッドレストの後方回動の規制を、ヘッドレストステーの横ステー部が第二ステー挿入孔の前端部に当接する、又は、第一被係止部が第一係止部に当接することによって行うことを特徴とするヘッドレスト。
  2. 第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する複数の使用時用第一係止部と、ヘッドレストの格納時に第一被係止部を係止する格納時用第一係止部とで構成され、
    固定部材の調整最終段位置に、第二係止部が設けられ、
    ロックプレートに、第二被係止部と第一カム接触部とが設けられ、
    機構部がカバーケースで包み込まれ、
    第一カムを有する操作手段がカバーケースに設けられ、
    ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置を前方調整可能で、且つ、ヘッドレストの後方回動が規制された状態とされ、
    ヘッドレストの不使用時には、操作手段を操作して第一カムを第一カム接触部に接触させることで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを前方の格納位置に移動させることが可能な状態となり、
    車両の異常停止時には、慣性力によるヘッドレストの前方回動を許容しながらも、第二被係止部が第二係止部に係止される前方調整限界位置でヘッドレストが停止するとともに、その位置では第一被係止部が使用時用第一係止部に係止されることによってヘッドレストの後方回動も規制された状態となるようにした
    請求項1記載のヘッドレスト。
  3. 第二カムと円弧長孔状の第三ステー挿入孔とを有し、ヘッドレストが使用範囲にあるときには回動部材に連動して前方回動するロック規制部材が設けられ、
    第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する複数の使用時用第一係止部と、ヘッドレストの格納時に第一被係止部を係止する格納時用第一係止部とで構成され、
    固定部材の前方調整限界位置に、第二係止部が設けられ、
    ロックプレートに、第一カム接触部と第二カム接触部と第二被係止部とが設けられ、
    機構部がカバーケースで包み込まれ、
    第一カムを有する操作手段がカバーケースに設けられ、
    ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置を前方調整可能な状態とされ、
    使用範囲を越えてヘッドレストをさらに前方に回動させると、ヘッドレストステーの横ステー部が第三ステー挿入孔の後端部に当接してロック規制部材が回動部材に連動しなくなり、第二カムが第二カム接触部に接触することで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを後方の初期位置に移動させることが可能な状態となり、
    ヘッドレストの不使用時には、操作手段を操作して第一カムを第一カム接触部に接触させることで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを前方の格納位置に移動させることが可能な状態となり、
    車両の異常停止時には、慣性力によるヘッドレストの前方回動を許容しながらも、第二被係止部が第二係止部に係止される前方調整限界位置でヘッドレストが停止するようにした
    請求項1記載のヘッドレスト。
  4. 第二カムと円弧長孔状の第三ステー挿入孔とを有し、ヘッドレストが使用範囲にあるときには回動部材に連動して前方回動するロック規制部材が設けられ、
    第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する複数の使用時用第一係止部で構成され、
    ロックプレートに、第二カム接触部が設けられ、
    ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置を前方調整可能な状態とされ、
    使用範囲を越えてヘッドレストをさらに前方に回動させると、ヘッドレストステーの横ステー部が第三ステー挿入孔の後端部に当接してロック規制部材が回動部材に連動しなくなり、第二カムが第二カム接触部に接触することで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを後方の初期位置に移動させることが可能な状態となるようにした
    請求項1記載のヘッドレスト。
  5. 第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する1個の使用時用第一係止部と、ヘッドレストの格納時に第一被係止部を係止する格納時用第一係止部とで構成され、
    固定部材に、第二係止部が設けられ、
    ロックプレートに、第二被係止部と第一カム接触部とが設けられ、
    機構部がカバーケースで包み込まれ、
    第一カムを有する操作手段がカバーケースに設けられ、
    ヘッドレストが使用位置にあるときには、第一被係止部が第一係止部に係止されることによってヘッドレストの後方回動が規制されるとともに、第二被係止部が第二係止部に係止されることによってヘッドレストの前方回動も規制され、
    ヘッドレストの不使用時には、操作手段を操作して第一カムを第一カム接触部に接触さ
    せることで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを前方の格納位置に移動させることが可能な状態となるようにした
    請求項1記載のヘッドレスト。
  6. 第二カムと円弧長孔状の第三ステー挿入孔とを有し、ヘッドレストが使用範囲にあるときには回動部材に連動して前方回動するロック規制部材と、
    固定部材の後部に対して回動可能に結合された第三リンク部材と、
    回動部材の上部と第三リンク部材の上部とに対して回動可能に結合された第四リンク部材と、
    が設けられ、
    第一係止部が、ヘッドレストの使用時に第一被係止部を係止する複数の使用時用第一係止部で構成され、
    ロックプレートに、第二カム接触部が設けられ、
    機構部がカバーケースで包み込まれ、
    ヘッドレストが使用範囲にあるときには、ヘッドレストの位置を前方調整可能な状態とされ、
    使用範囲を越えてヘッドレストをさらに前方に回動させると、ヘッドレストステーの横ステー部が第三ステー挿入孔の後端部に当接してロック規制部材が回動部材に連動しなくなり、第二カムが第二カム接触部に接触することで第一被係止部を第一係止部から離脱させてヘッドレストを後方の初期位置に移動させることが可能な状態となるようにした
    請求項1記載のヘッドレスト。
  7. 左右に延びる連結部を有するヘッドレストフレームを回転部材に一体的に取り付け、
    機構部がカバーケースで包み込まれ、
    カバーケースの外形状を為す薄肉の表層部の内面側がリブで補強されて、
    カバーケースの内部には、ヘッドレストフレームの連結部の前面及び後面に密着する前後一対の壁部が設けられ、
    カバーケースが、左側ケースと右側ケースとに分割可能な形態とされ、
    左側ケース及び右側ケースの分割端には、他側のケースの表層部内面に密着されて保持される複数の小突起が設けられ、
    左側ケース及び右側ケースをそれぞれ左側及び右側からヘッドレストフレームの連結部に組み付けることで、当該連結部に対して左側ケース及び右側ケースが一体化される
    請求項1〜6いずれか記載のヘッドレスト。
  8. 左右に延びる連結部を有するヘッドレストフレームを回転部材に一体的に取り付け、
    機構部がカバーケースで包み込まれ、
    カバーケースの内部には、ヘッドレストフレームの連結部の前面及び後面に密着する前後一対の壁部が設けられ、
    カバーケースが、左側ケースと右側ケースとに分割可能な形態とされ、
    ヘッドレストフレームの連結部の左側及び右側からそれぞれ組み付けられた左側ケース及び右側ケースの前面に対して左側ケースと右側ケースとに跨る状態でクッションシートを貼り付けることで、当該連結部に対して左側ケース及び右側ケースが一体化されるとともに、その外面を表皮で覆った
    請求項1〜7いずれか記載のヘッドレスト。
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