JP5975920B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、ホイールローダ等の作業機に関するものである。
従来、作業機として特許文献1に記載のホイールローダがある。
このホイールローダは、前部機体と、後部機体とを備えている。前部機体に左右一対の前輪と作業装置とが設けられている。後部機体には、左右一対の後輪と、該後輪を上方から覆う後輪フェンダと、運転席と、該運転席を保護する運転席保護装置としてのキャビンとが設けられている。
特開平8−40223号公報
前記後輪フェンダの上方に、バッテリ、ヒューズボックス、リレーボックス、ウォッシャータンクなどのメンテナンス部品を配置することができる空間があると、メンテナンス部品にアクセス(メンテナンス部品をメンテナンス)するのに便利であるが、前記従来のホイールローダにあっては、キャビンの後部は後輪フェンダ上に載置されており、後輪フェンダの上方に空間を形成することができず、メンテナンス部品を配置する空間を設けることができない。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、後輪フェンダの上方にメンテナンス部品を配置する空間を確保することができる作業機を提供することを課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
発明の作業機は、走行機体の前部に左右一対の前輪と、作業装置とを備え、走行機体の後部に左右一対の後輪と、該後輪を上方から覆う後輪フェンダと、左右の後輪間に配置された運転席と、該運転席を支持するフロアフレームと、運転席を保護する運転席保護装置とを備え、前記フロアフレームは、運転席の左右両側に位置する側壁と、この側壁の上端から後輪フェンダの上方に張り出す張出し部とを有し、前記張出し部の上面を運転席保護装置の後部を載置する載置面とすると共に、前記張出し部と後輪との間に、メンテナンス部品を収容する部品収容部を設け、前記部品収容部は、前記メンテナンス部品にアクセスするための開口と、前記開口を開閉する開閉カバーとを有することを特徴とする。
また、作業機は走行機体の前部に左右一対の前輪と、作業装置とを備え、走行機体の後部に左右一対の後輪と、該後輪を上方から覆う後輪フェンダと、左右の後輪間に配置された運転席と、該運転席を支持するフロアフレームと、運転席を保護する運転席保護装置とを備え、前記フロアフレームは、運転席の左右両側に位置する側壁と、この側壁の上端から後輪フェンダの上方に張り出す張出し部とを有し、 前記張出し部の上面を運転席保護装置の後部を載置する載置面とすると共に、前記張出し部と後輪との間に、メンテナンス部品を収容する部品収容部を設け、前記部品収容部は、張出し部の下側に位置する上壁と、後輪フェンダの上側に位置する底壁と、上壁と底壁の前端同士を連結する前壁と、上壁と底壁の後端同士を連結する後壁とからなるボックスフレームと、このボックスフレームの左右方向外方側の開口を開閉自在に閉鎖する開閉カバーとを有することを特徴とする。
また、作業機は、前記部品収容部内であって、前記開閉カバーの内側に燃料給油口を配置したことを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
ロアフレームに、その側壁の上端から後輪フェンダの上方に張り出す張出し部を設け、この張出し部の上面を運転席保護装置の後部を載置する載置面とすることにより、張出し部と後輪との間に、メンテナンス部品を収容する空間を確保することができ、該空間にメンテナンス部品を収容する部品収容部を設けることにより、メンテナンス部品に容易にアクセスすることができる。
また、部品収容部を開閉自在なボックスとすることができる。
また、前記部品収容部に燃料給油口を配置することにより、燃料給油口を設けるための部分を別途形成する必要がない。
ホイールローダの側面図である。 ホイールローダの平面図である。 後部機体の左側の側面図である。 後部機体の右側の側面図である。 後部機体の平面図である。 図5のA−A線矢示図である。 図5のB−B線矢示図である。 図5のC−C線矢示図である。 メインフレームの斜視図である。 フロアフレームの斜視図である。 ボックスフレーム及び開閉カバーの斜視図である。 左側の部品収容部の内部の側面図である。 右側の部品収容部の内部の側面図である。 後部機体にキャビンを搭載した例を示す側面図である。 キャビンの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に作業機としてホイールローダ1を例示している。
このホイールローダ1はアーティキュレート式の作業機であり、走行機体1Aは前部機体2と後部機体3とから構成されている。前部機体2には左右一対の前輪5が設けられ、後部機体3には左右一対の後輪6が設けられている。
後部機体3の前端側には機体連結部材4が前後方向の軸心回りに所定範囲回転自在に設けられ、この機体連結部材4に前部機体2の後端側が上下方向の軸心回りに左右揺動自在に連結されている。
前記機体連結部材4と前部機体2とにわたって油圧シリンダからなるステアリングシリンダ7が設けられ、このステアリングシリンダ7を伸縮させることにより、後部機体3に対して前部機体2が左右に揺動してホイールローダ1が左右に旋回可能とされている。
また、前部機体2には作業装置8(フロント作業装置)が設けられている。この作業装置8は、左右一対のリフトアーム9とバケット10とを有する。左右のリフトアーム9は、その基端側が前部機体2に設けた支持フレーム11に左右方向の軸心回りに回転自在に支持されていて、上下揺動可能とされている。バケット10は、左右リフトアーム9の先端側に左右方向の軸心回りに揺動自在に枢支連結されている。左右リフトアーム9はリフトシリンダ12によって駆動され、バケット10はバケットシリンダ13によって駆動される。これらリフトシリンダ12及びバケットシリンダ13は油圧シリンダによって構成されている。
また、バケット10は着脱自在に設けられていて、バケット10の代わりに、スイーパー、モアー、ブレーカ等のアタッチメントをリフトアーム9の先端側に取り付け可能とされている。
後部機体3には、左右の後輪間に配置された運転席14と、運転席保護装置としての4柱式のキャノピ15と、前記ステアリングシリンダ7を操作するステアリングホイール16と、前記作業装置8を操作する作業装置用操作レバー17と、エンジン18(ディーゼルエンジン)と、各後輪6を上方から覆う後輪フェンダ19が設けられている。
図6に示すように、後部機体3は、メインフレーム20と、ウエイト21と、ボンネットカバー22と、フロアフレーム23とを有する。
メインフレーム20は、図9に示すように、厚板材で形成された左右一対の側板24を有する。左右各側板24は、前後方向中途部24aに対して前部24b及び後部24cが低くなるように形成されている。
左右側板24の下端側は底板25によって連結されている。この底板25には、前後方向中途部から前端にかけて開口26が形成されていると共に、後部にも開口27が形成されている。
左右の側板24の前端側は前部連結部材28によって連結されている。この前部連結部
材28の左右方向中央部には、前記機体連結部材4を前後方向の軸心回りに回転自在に支持する支持部29が設けられている。また、この支持部29の側方には機体連結部材4の所定範囲以上の回転を規制する回転規制部材30が設けられている。機体連結部材4には、前部機体2の後端側を上下方向の軸心回りに左右揺動自在に連結する連結軸31が挿通されている。
左右各側板24の前部の左右方向外面側にはマウントブラケット33が固定されており、このマウントブラケット33にはフロアフレーム23の前部を防振支持する防振ゴムを有する防振マウント32が取り付けられる(図3、図4参照)。また、左右各側板24の中途部24aの上部の左右方向外面側にもマウントブラケット33が固定されており、このマウントブラケット33にはフロアフレーム23の後部を防振支持する防振ゴムを有する防振マウント32が取り付けられる(図12、図13参照)。
後部機体3には、キャノピ15に代えて、運転席保護装置としてのキャビン34が取り付け可能とされている(図14参照)。
左右側板24の中途部24aの後部上端部は上部連結部材35によって連結されている。左右各側板24の中途部24aの左右方向外面側には、後輪フェンダ19が取付固定されるフェンダブラケット36が設けられている。
左右側板24の後端側は後部連結部材37によって連結されている。
図6に示すように、メインフレーム20の後部にエンジン18が搭載され、該エンジン18の側部には、該エンジン18で駆動されるHSTポンプ38が設けられている。
メインフレーム20の前後方向中途部下端側に後車軸ケース39が取り付けられ、この後車軸ケース39の左右両側に後輪6が回転自在に支持されている。後車軸ケース39の前側には伝動ケース40の下部が連結され、この伝動ケース40の上部前側にはHSTモータ41が連結されている。HSTモータ41は前記HSTポンプ38と一対の変速用油路により閉回路接続されてHST(静油圧式トランスミッション)を構成している。前記HSTポンプ38からの吐出油によってHSTモータ41が駆動され、このHSTモータ41から出力される回転動力によって後輪6が駆動される。また、伝動ケース40の下部前側から前輪5へと動力が出力され、前輪5もHSTモータ41によって駆動される。
メインフレーム20の左右側板24の中途部24a間に燃料タンク42が配置されている。この燃料タンク42は後部42aが上下方向に長く形成され、前部42bが後部42aの下部から前方に突出状とされていて、十分な容量確保が図られている。
ウエイト21は、メインフレーム20の後部に取付固定されている。
ボンネットカバー22は、エンジン18が配置されたエンジンルームを覆うものであり、前部がヒンジ部材43によって上下揺動自在に支持されていて、上下に揺動してエンジンルームを開閉する。
フロアフレーム23は、図5,図6,図10に示すように、左右一対の側壁44と、左右側壁44の下端を連結する底壁45と、この底壁45の後端から上方に延出されて左右側壁44の後端を連結する背壁46と、底壁45の前方側に位置していて底壁45より左右に張り出したフロア部47(ステップ)と、左右各側壁44の上端から左右方向外方に張り出す張出し部48と、フロア部47の左右各側部の後縁から後上方に向けて延出されていて張出し部48の前縁に接続された左右の傾斜壁49と、左右の張出し部48の後端側を連結する連結板50とを有する。
図3及び図4に示すように、フロア部47の左右両側下面には取付ブラケット92が固定され、この取付ブラケット92は前側の防振マウント32に取り付けられている。これによって、フロア部47の左右両側が前側の防振マウント32で支持されている。
また、図7、図12、図13に示すように、左右の各張出し部48の下面にも取付ブラケット92が固定され、この取付ブラケット92は後側の防振マウント32に取り付けられている。これによって、左右の張り出し部48が後側の防振マウント32で支持されている。
また、図7に示すように、フロアフレーム23の左右の側壁44は左右方向同じ側にあるメインフレーム20の側板24の左右方向内方側に間隔をおいて配置されている。この
フロアフレーム23の側壁44とメインフレーム20の側板24との間の空間はエンジンルームに連通し且つフロアフレーム23の底壁45とメインフレーム20の底板25との間の空間に連通している。これによって、空気流通の良好化が図られている。
フロア部47の左右方向中央側の後部には点検用の切欠開口51が形成され、この切欠開口51は、図5,図6に示すように、カバー板52で開閉自在に閉鎖される。フロア部47の前部には、ハンドルポスト等を支持する支持フレーム53が設けられている。
図6に示すように、フロアフレーム23の底壁45は、フロア部47よりも下方に位置していると共に、メインフレーム20の底板25より上方に位置している。このフロアフレーム23の底壁45上にシート台54が固定されている。図7に示すように、このシート台54上にシートサスペンション等の運転席取付台55が設けられ、この運転席取付台55上に運転席14が設けられる。この運転席14はフロアフレーム23の左右側壁44間に位置する。
燃料タンク42は、図6に示すように、その後部42aがフロアフレーム23の背壁46の後方側に位置し、前部42bがフロアフレーム23の底壁45の下方に位置している。
フロアフレーム23の左右の張出し部48の上面は、運転席保護装置15,34の後部を載置する載置面56とされている。図1に示す例では、キャノピ15の後支柱の下端が載置されており、このキャノピ15の後支柱の下端がフロアフレーム23の張出し部48に取付固定されている。
図7,図8に示すように、フロアフレーム23の左右の張出し部48は、メインフレーム20の側板24の中途部24aの上端を越えて左右方向外方に張り出しており、該張出し部48は左右方向で同じ側にある後輪フェンダ19の上方に位置している。また、フロアフレーム23の左右の傾斜壁49は大きく立ち上がっており、左右張出し部48と左右後輪フェンダ19との上下間に大きな空間を形成している。この左右張出し部48と左右後輪フェンダ19との間の空間に、バッテリ57、ヒューズボックス58、リレーボックス59、ウォッシャータンク60などのメンテナンス部品を収容する部品収容部61が設けられている。
部品収容部61は、図11に示すように、ボックスフレーム62と、開閉カバー63とを有する。図11(a)は左側の部品収容部61のボックスフレーム62及び開閉カバー63を示し、図11(b)は右側の部品収容部61のボックスフレーム62及び開閉カバー63を示している。
図7,図8に示すように、ボックスフレーム62は、フロアフレーム23の張出し部48と後輪フェンダ19との間で且つメインフレーム20の側板24の左右方向外方側に配置されている。このボックスフレーム62は、図11〜図13に示すように、張出し部48の下側に位置する上壁64と、後輪フェンダ19の上側に位置する底壁65と、上壁64と底壁65の前端同士を連結する前壁66と、上壁64と底壁65の後端同士を連結する後壁67とからなる。
このボックスフレーム62の左右両側は開口状とされている。
また、ボックスフレーム62の前壁66は、フロアフレーム23の傾斜壁49の後側に位置し、該傾斜壁49に沿って後上方に向けて傾斜している。
ボックスフレーム62の上壁64及び底壁65の左右方向内端側には、取付片68がそれぞれ前後一対設けられている。左側ボックスフレーム62の底壁65の後側の取付片68は、メインフレーム20の側板24及びフェンダブラケット36に固定された支持部材69に取付固定され、その他の取付片68はメインフレーム20の側板24に取付固定されている。前記支持部材69は、図13に示すように、左側のボックスフレーム62の底壁65の後部を下側から支持している。図7、図8に示すように、ボックスフレーム62の上壁64はシール材70を介してフロアフレーム23の張出し部48の下面に接当しており、ボックスフレーム62が張出し部48を支持可能とされている。
開閉カバー63は、このボックスフレーム62の左右方向外方側の開口を開閉自在に閉鎖するものである。開閉カバー63の外面は、閉じた状態で、ボンネットカバー22の外
面と略面一状とされている。この開閉カバー63はボックスフレーム62の上壁64に前後方向の軸心回りに回転自在に枢支されていて、上下揺動自在とされている。開閉カバー63を上下に揺動することにより、ボックスフレーム62の左右方向外方側の開口を開閉する。具体的には、開閉カバー63の上端側に前後方向の軸心を有する枢軸71を設け、この枢軸71を、ボックスフレーム62の上壁64の左右方向外端側に設けた支持筒72に挿通することで、開閉カバー63がボックスフレーム62の上壁64に枢支されている。
開閉カバー63の下部には、キーによって施錠、解錠操作されて、ボックスフレーム62の底壁65に固定された係止金具73に係合する錠部材74が設けられている。
図12に示すように、左側の部品収容部61には、ウォッシャータンク60と、バッテリ57と、左後側のマウントブラケット33及び防振マウント32とが配置されている。
ウォッシャータンク60は、左側ボックスフレーム62内の前部側に配置され、メインフレーム20の左側の側板24の外面に固定されたタンクブラケット75に取り付けられている。バッテリ57は、左側ボックスフレーム62内の後部側に配置され、左側ボックスフレーム62に着脱自在に取り付けられている。防振マウント32及びマウントブラケット33は左側ボックスフレーム62内の前部の左右方向内方側に位置している。
図13に示すように、右側の部品収容部61には、ヒューズボックス58と、リレーボックス59と、右後側のマウントブラケット33及び防振マウント32と、燃料給油口76とが配置されている。ヒューズボックス58、リレーボックス59は右側ボックスフレーム62内の前部側に配置されている。リレーボックス59及び前側の2つのヒューズボックス58は、フロアフレーム23の右側の側壁44に取付固定された取付ブラケット77に取り付けられている。後側の1つのヒューズボックス58は仕切り板78に取付固定された取付ブラケット79に取り付けられている。
防振マウント32及びマウントブラケット33は右側ボックスフレーム62内の前部側の後寄りに位置している。
左右各防振マウント32の上方位置には、防振マウント32を取り付けるための挿通孔80がフロアフレーム23の張出し部48に形成されている。また、防振マウント32でフロアフレーム23の張出し部48が下方から支持されている。
燃料給油口76は右側ボックスフレーム62内の後部側(仕切り板78の後部)に配置されている。図8に示すように、この燃料給油口76は、給油管81を介して燃料タンク42の後部42aの右側上部の流入部82に接続されている。給油管81はメインフレーム20の右側の側板24を貫通して右側ボックスフレーム62内に挿入されている。燃料給油口76はメインフレーム20の右側の側板24に取り付けられた支持ブラケット83に支持されている。右側ボックスフレーム62内には、燃料給油口76の給油管81との接続側を左右方向外方側から覆うカバープレート84が設けられ、燃料給油口76の給油側はカバープレート84から左右方向外方側に突出している。
右側の開閉カバー63の後部(燃料給油口76に対応する位置)には、開閉自在な給油用カバー85が設けられている。
図14は、後部機体3にキャビン34を搭載した例を示している。
キャビン34は底面側が開口状とされていると共に、キャビン34の後部は前部よりも高い位置に位置している。キャビン34の後部の左右両側は、フロアフレーム23の張出し部48上に載置されており、該張出し部48に取付固定されている。キャビン34の前部は、フロアフレーム23のフロア部47上に載置されており、該フロア部47に取付固定されている。したがって、キャビン34は前後の防振マウント32によって防振支持される。
このキャビン34の前面側の下部を構成するフロント下部部品86は、樹脂部品又は板金部品で構成され、その前面は、左右方向中央から左右方向外方に行くにしたがって後方に移行する湾曲面(又は平面状の傾斜面)とされている。これは、前部機体2を左右に揺動させる際に、前部機体2の後部の左右両側がキャビン34の前面側下部に干渉するのを避けながら、前部機体2の揺動量をできるだけ大きくとるためである。また、これによっ
て、オペレータの足元空間を確保(向上)することができる。
一方、キャビン34の前面側の上部を構成するフロントガラス87は、キャビン34の左右前支柱88間の前面部89と、キャビン34の前面と上面との間のコーナー部90とからなる。フロントガラス87は一枚のガラス板で形成されている。前面部89は平板状に形成され、コーナー部90はキャビン34の上フレーム部材91の前部の湾曲形状に合わせて、前方に行くに従って下方に移行する湾曲状に形成されている。フロントガラス87がコーナー部90を有することにより、前斜め上方の視界が確保できる。
従来の、キャビンにあっては、フロントガラスは前記コーナー部90を有さず、フロントガラスを嵌め込む窓枠が、フロント下部部品と一体形成されていた。したがって、従来のフロントガラスは、左右方向中央から左右方向外方に行くに従って後方に移行する湾曲状に形成された2次元の湾曲状ガラスで構成されていた。この場合、前上方の視界を確保させるには、本実施形態のように、フロントガラスをキャビンの前面と上面との間のコーナー部分に延長させるか、キャビンのルーフの前部に別途窓を形成することが考えられる。
フロントガラスを上方に延長させる場合は、フロントガラスが3次元形状となるためコスト高になることや、サービス面での問題がある。また、従来のような、フロントガラスを嵌め込む窓枠がフロント下部部品と一体形成されているものに、本実施形態のような前面部89とコーナー部90とかなるフロントガラス87を採用すると、窓枠及びフロント下部部品は平面状となる。この場合、前部機体2を左右に揺動させる際における前部機体2の後部の左右両側との干渉するのを避けるために、キャビンを後方にずらす必要があり、オペレータの居住空間を狭くせざるを得ないという問題がある。
また、キャビンのルーフの前部に別途窓を形成する場合もコスト高となる。
そこで、本実施形態のように、フロントガラス87の窓枠はキャビン34の前支柱88及び上フレーム部材91で構成し、フロント下部部品86はフロントガラス87側とは別部品で構成することにより、フロント下部部品86は、前部機体2の後部の左右両側との干渉するのを避けるために湾曲状に形成することができ、且つ、フロントガラス87を、その上部がキャビン34の前面と上面とのコーナー部分に延長させた2次元の湾曲状ガラスで構成することができる。
これによって、コスト高にならずに前上方の視界確保を図ることができると共に、前部機体2の左右揺動量も大きくとれる。
1A 走行機体
5 前輪
6 後輪
8 作業装置
14 運転席
15 キャノピ(運転席保護装置)
19 後輪フェンダ
23 フロアフレーム
34 キャビン(運転席保護装置)
44 側壁
48 張出し部
56 載置面
61 部品収容部
62 ボックスフレーム
63 開閉カバー
64 上壁
65 底壁
66 前壁
67 後壁
76 燃料給油口

Claims (3)

  1. 走行機体の前部に左右一対の前輪と、作業装置とを備え、
    走行機体の後部に左右一対の後輪と、該後輪を上方から覆う後輪フェンダと、左右の後輪間に配置された運転席と、該運転席を支持するフロアフレームと、運転席を保護する運転席保護装置とを備え、
    前記フロアフレームは、運転席の左右両側に位置する側壁と、この側壁の上端から後輪フェンダの上方に張り出す張出し部とを有し、
    前記張出し部の上面を運転席保護装置の後部を載置する載置面とすると共に、前記張出し部と後輪との間に、メンテナンス部品を収容する部品収容部を設け
    前記部品収容部は、前記メンテナンス部品にアクセスするための開口と、前記開口を開閉する開閉カバーとを有することを特徴とする作業機。
  2. 走行機体の前部に左右一対の前輪と、作業装置とを備え、
    走行機体の後部に左右一対の後輪と、該後輪を上方から覆う後輪フェンダと、左右の後輪間に配置された運転席と、該運転席を支持するフロアフレームと、運転席を保護する運転席保護装置とを備え、
    前記フロアフレームは、運転席の左右両側に位置する側壁と、この側壁の上端から後輪フェンダの上方に張り出す張出し部とを有し、
    前記張出し部の上面を運転席保護装置の後部を載置する載置面とすると共に、前記張出し部と後輪との間に、メンテナンス部品を収容する部品収容部を設け、
    前記部品収容部は、
    張出し部の下側に位置する上壁と、後輪フェンダの上側に位置する底壁と、上壁と底壁の前端同士を連結する前壁と、上壁と底壁の後端同士を連結する後壁とからなるボックスフレームと、
    このボックスフレームの左右方向外方側の開口を開閉自在に閉鎖する開閉カバーとを有することを特徴とする作業機。
  3. 前記部品収容部内であって、前記開閉カバーの内側に燃料給油口を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機。
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