JP5975916B2 - コンデンサ装置および電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサ装置および電力変換装置に関する。
ここ数年で、ハイブリッド自動車(HEV : Hybrid Electric Vehicle)、電気自動車(EV : Electric Vehicle)の市場が急速な普及と発展を見せており、その結果、バッテリー、インバータ、モータといったHEV用電装品においては、ますます高出力・小型・低コスト化が要求されるようになった。これらHEV、EVに使用されるインバータ装置は、低燃費化、低電費化と小スペース化実現のため、装置の高電圧化と小型高密度化が求められている。
インバータ装置は、IGBT等のパワー半導体素子を内蔵したパワーモジュール、バスバー等の他、直流電力を平滑化させるためのコンデンサ等の部品から成り立っている。特にHEV、EV用インバータ装置のコンデンサとしては、使用される電圧が数百ボルトと高いため、高耐圧なフィルムコンデンサが主として使用されるケースが多い。フィルムコンデンサは高耐圧である特徴を有する他、低損失、メンテナンスフリーで高寿命、フィルム絶縁破壊時に自己回復性(セルフヒーリング性)を有し安全性が高い等、他のコンデンサに無い長所を有していることもHEV、EV用に多く採用されている理由として挙げられる。
フィルムコンデンサは、一般的には、ポリエチレンテレフタレート(PET : Polyethylene Terephthalate)、ポリプロピレン(PP : Polypropylene)等の有機誘電体フィルムの少なくとも一方の面に、アルミニウムなどの金属を蒸着、金属化フィルムを形成し、その金属化フィルムを2枚重ねて巻回し、そして、電極を引き出すために巻回されたコンデンサ素子の端面にアルミニウムや亜鉛等の金属を溶射、メタリコン電極を形成して製作される。
HEV、EV用インバータ装置におけるコンデンサ装置は、たとえば、フィルムコンデンサ素子の両端のメタリコン電極に他部品との電気的に接続するための端子を溶接、はんだ等で接続する。そして、フィルムコンデンサ素子をポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS : Polyphenylene Sulfide)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT : Polybuthylene Terephthalate)等の樹脂ケース内に収納し、樹脂ケースとフィルムコンデンサ素子の空間をエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の絶縁封止樹脂(ポッティング樹脂)で封止し、コンデンサモジュールとして製作される場合が多い。フィルムコンデンサ素子は、樹脂ケースとポッティング樹脂で絶縁性と耐湿性が確保されている。
樹脂性のケースを用いたコンデンサ装置は、軽量であり、耐熱性に優れるが、大出力電流化に伴い、コンデンサに大きなリプル電流が流れる条件下では、コンデンサ素子の内部発熱が大きくなり、ケースやポッティングを形成する樹脂材料によっては、熱がコンデンサ装置内部に残留し、絶縁破壊電圧劣化等の電気特性低下のおそれがある。このことに対して、ケースを導電性金属材料で構成し、コンデンサ素子と金属ケースとの空間にポッティング樹脂を流入させ、絶縁特性と放熱特性を両立させることが知られている。すなわち、金属製ケースにコンデンサ素子が挿入され、両側メタリコン電極がケース開口面側とケース内底面側を向いており、ケース内底面と下側メタリコン電極面の間には、高熱伝導樹脂材がポッティングされ、他空間には機械的強度の高い樹脂がポッティングされたコンデンサ装置が知られている。このコンデンサ装置では、ケース下部に形成された高熱伝導樹脂層を介して、コンデンサ素子で発生した熱を金属ケースへと放散できる(特許文献1参照)。
特開2006−196680号公報
上述した特許文献に記載のコンデンサ装置では、フィルムコンデンサ素子の両端の電極のうち、ケースの底面と対向する一方の電極、および、フィルムコンデンサ素子の巻回最外周側面の一部と、ケース内面との隙間に高熱伝導性樹脂を充填することで、ケースへの放熱性を向上させている。しかし、上述した特許文献に記載のコンデンサ装置では、ケースへの放熱性を向上させているのは、フィルムコンデンサ素子内の熱を効率よく逃がす両端の電極のうち、片側の電極だけである。そのため、フィルムコンデンサ素子の冷却が不十分となるおそれがある。
本発明の第1の態様によると、コンデンサ装置は、絶縁層と帯電層を積層して巻回した巻回体、および、巻回体の両端面に形成した一対の集電電極を有するフィルムコンデンサ素子と、フィルムコンデンサ素子を収容するコンデンサ収容部を有するケースと、一対の集電電極のそれぞれと、コンデンサ収容部の内壁との間に介挿される絶縁性を有する一対の介挿体と、フィルムコンデンサ素子とコンデンサ収容部の内壁との間に充填された絶縁封止材とを備え、コンデンサ収容部の内壁は、一対の集電電極のそれぞれと対向する一対の対向内壁を含み、一対の介挿体は、一対の対向内壁のそれぞれと、一対の集電電極のそれぞれとの間に介挿されていて、集電電極に対向する電極側対向面、および、対向内壁と対向するケース側対向面を有し、電極側対向面には、集電電極と接触する電極側接触部と、集電電極と離間する電極側離間部とが設けられ、ケース側対向面には、対向内壁と接触するケース側接触部と、対向内壁とは離間するケース側離間部とが設けられ、絶縁封止材は、集電電極と電極側離間部との間、および、対向内壁とケース側離間部との間にも充填され、ケースは、有底無蓋の箱形状を呈し、フィルムコンデンサ素子および介挿体を収容するための開口がコンデンサ収容部の上部に設けられ、一対の対向内壁は、開口からコンデンサ収容部の底面に向かうにつれて窄まるようにテーパ状に傾斜した壁部であり、一対の介挿体は、コンデンサ収容部内で開口からコンデンサ収容部の底面に向かうにつれて、集電電極の厚さ方向に沿った厚さが薄くなるようにそれぞれテーパ状に形成されている。
本発明の第2の態様によると、電力変換装置は、絶縁層と帯電層を積層して巻回した巻回体、および、巻回体の両端面に形成した一対の集電電極を有するフィルムコンデンサ素子と、フィルムコンデンサ素子を収容するコンデンサ収容部を有するケースと、一対の集電電極のそれぞれと、コンデンサ収容部の内壁との間に介挿される絶縁性を有する一対の介挿体と、フィルムコンデンサ素子とコンデンサ収容部の内壁との間に充填された絶縁封止材とを備えるコンデンサ装置と、直流電力を交流電力とを相互に変換するパワー半導体モジュールと、パワー半導体モジュールとフィルムコンデンサ素子とを電気的に接続する回路が形成された板状の導体板とを備え、コンデンサ収容部の内壁は、一対の集電電極のそれぞれと対向する一対の対向内壁を含み、一対の介挿体は、一対の対向内壁のそれぞれと、一対の集電電極のそれぞれとの間に介挿されていて、集電電極に対向する電極側対向面、および、対向内壁と対向するケース側対向面を有し、電極側対向面には、集電電極と接触する電極側接触部と、集電電極と離間する電極側離間部とが設けられ、ケース側対向面には、対向内壁と接触するケース側接触部と、対向内壁とは離間するケース側離間部とが設けられ、絶縁封止材は、集電電極と電極側離間部との間、および、対向内壁とケース側離間部との間にも充填され、介挿体は、弾性力によって集電電極および対向内壁を互いに離間する方向に付勢し、ケースは、有底無蓋の箱形状を呈し、フィルムコンデンサ素子および介挿体を収容するための開口がケースの上面に設けられ、フィルムコンデンサ素子は、集電電極と導体板とを電気的に接続するコンデンサ端子を備え、コンデンサ端子は、ケースの開口から垂直に突出し、導体板は、ケースの上面と平行に配設されている
発明によれば、フィルムコンデンサ素子の冷却性能が向上するので、コンデンサ装置の耐久性が向上する
第1の実施の形態のコンデンサ装置の外観図である。 コンデンサ装置の内部の様子を示す図である。 コンデンサ装置の分解図である。 コンデンサ装置の断面を模式的に示す図である。 フィルムコンデンサ素子の挿入前後での介挿体の寸法変化について説明する図である。 第2の実施の形態のコンデンサ装置の断面を模式的に示す図である。 介挿体の斜視図である。 本実施の形態の電力変換装置(インバータ装置)の外観を示す斜視図である。 インバータ装置の分解図である。 フィルムコンデンサ素子およびパワー半導体モジュールが収容されたケースを導体板と平行な方向に切断した断面を模式的に示す図である。 図10のX5−X6矢視断面図である。 図10のZ1−Z2矢視断面図である。 第4の実施の形態のフィルムコンデンサ素子およびパワー半導体モジュールが収容されたケースを導体板と平行な方向に切断した断面を模式的に示す図である。 図13のX7−X8矢視断面図である。 変形例を示す図である。 変形例を示す図である。 変形例を示す図である。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜5を参照して、本発明によるコンデンサ装置および電力変換装置の第1の実施の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態のコンデンサ装置100の外観図であり、図2は、コンデンサ装置100の内部の様子を示す図である。図3は、コンデンサ装置100の分解図であり、図4は、コンデンサ装置100の断面を模式的に示す図である。コンデンサ装置100は、たとえば、HEVやEVなどで用いられる電力変換装置の直流電力を平滑化させるための装置である。
コンデンサ装置100は、フィルムコンデンサ素子10と、フィルムコンデンサ素子10を収容する金属製のケース50と、突起形状樹脂シート(介挿体)20と、絶縁封止材30とを備えている。フィルムコンデンサ素子10は、金属が蒸着された有機誘電体フィルムを2枚重ねて巻回した巻回体11と、巻回体の両端面に形成した集電電極(メタリコン電極)12,12とを有する。それぞれの集電電極12,12には、本実施の形態では不図示の導電板と集電電極12,12とを電気的に接続する端子13,13が接続されている。すなわち、本実施の形態で用いられるフィルムコンデンサ10は、フィルムコンデンサ素子10に一対の端子13,13が取り付けられた、コンデンサの単体の部品である。
ケース50は、有底無蓋の箱形状を呈する収納容器であり、たとえばアルミニウムの鋳造品のような金属製である。ケース50の内部の空間がコンデンサ収容部51である。ケース50は、図示上部の開口55と、対向内壁53,53と、対向内壁53,53と直交する内壁54,54と、コンデンサ収容部51の底面(収容部底面)52とを有する。対向内壁53,53は、後述するように、介挿体20を介してフィルムコンデンサ素子10の集電電極12,12と対向する内壁である。図4に示すように、ケース50の下部には、収容部底面52の下方に、冷却媒体を流す流路56が設けられている。
介挿体20は、凹凸加工がなされて、たとえば図2,3,4に示すように波板形状を呈する板状部材である。介挿体20は、上述したように、コンデンサ収容部51に収容されたフィルムコンデンサ素子10の集電電極12と、コンデンサ収容部51の対向内壁53との間に介挿される。介挿体20は、弾力性および電気絶縁性を有する樹脂などの材料で構成されている。介挿体20の材料としては、具体的には、たとえばPET、PPS、PP、PBT、ポリ塩化ビニル(PVC : Polyvinyl Chloride)、ポリエチレンナフタレート(PEN : Polyethylene Naphthalate)、ポリカーボネート(PC : Polycarbonate)等である。
介挿体20の集電電極12に対向する面を電極側対向面21と呼び、対向内壁53に対向する面をケース側対向面26と呼ぶ(図4参照)。介挿体20を電極側対向面21側から見たときの波板の山に相当する部分を電極側接触部22と呼び、波板の谷に相当する部分を電極側離間部23と呼ぶ。介挿体20をケース側対向面26側から見たときの波板の山に相当する部分をケース側接触部27と呼び、波板の谷に相当する部分をケース側離間部28と呼ぶ。電極側接触部22およびケース側接触部27は、図4のX1−X2矢視断面図に示すように、波板の山の頂部が平らになっている。また、集電電極12と介挿体20との重なり方向から見たときの、介挿体20の面積は、集電電極12の面積よりも広い。
絶縁封止材30は、たとえばウレタン、エポキシ、PPS、シリコーン等の樹脂材であり、好ましくは、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、マグネシア、アルミナ、結晶性シリカ、溶融シリカ等の絶縁高熱伝導フィラーが混入されている樹脂材料である。
このように構成されるコンデンサ装置100は、次のように組み立てられる。ケース50のコンデンサ収容部51の対向内壁53,53に沿って介挿体20,20をそれぞれ配置する。このとき、波板の山部および谷部の延在方向がケース50の開口55から収容部底面52へ向かう方向と平行となるように介挿体20が配置される。
そして、フィルムコンデンサ素子10をコンデンサ収容部51に挿入する。このとき、集電電極12が対向内壁53との間で介挿体20を介挿体20の厚さ方向に圧縮する。これにより介挿体20が元の厚さに戻ろうとする復元力が付勢力として集電電極12および対向内壁53に作用する。したがって、フィルムコンデンサ素子10の図3,4における下端を収容部底面52から適宜離間した状態で、フィルムコンデンサ素子10の位置を仮固定できる。その後、コンデンサ収容部51とフィルムコンデンサ素子10との間の隙間に絶縁封止材30を充填して固化させる。これにより、フィルムコンデンサ素子10がケース50に機械的に固定される。
なお、絶縁封止材30は、集電電極12と電極側離間部23との隙間、および、対向内壁53とケース側離間部28との隙間にも充填される。また、絶縁封止材30は、フィルムコンデンサ素子10の図3,4における下端と収容部底面52との間の隙間にも充填される。また、絶縁封止材30は、フィルムコンデンサ素子10の防湿等の保護のために、フィルムコンデンサ素子10の図3,4における上部にも充填される(図1,図4参照)。
コンデンサ収容部51へのフィルムコンデンサ素子10の挿入前後での介挿体20の寸法変化について、図5を参照して説明する。フィルムコンデンサ素子10の挿入前における、介挿体20の厚さ、すなわち、対向内壁53に配置された介挿体20の対向内壁53と垂直な方向に沿った電極側接触部22とケース側接触部27との離間距離をXaとする。また、フィルムコンデンサ素子10の挿入後における、介挿体20の厚さをXbとする。
介挿体20の厚さXa、Xbの大小関係は、Xb<Xaである。すなわち、フィルムコンデンサ素子10がコンデンサ収容部51へ挿入されると、各介挿体20は、集電電極12と対向内壁53との間で圧縮されて撓むことで、厚さがそれぞれXaからXbへと変化する。
このように構成されるコンデンサ装置100では、次の作用効果を奏する。
(1) コンデンサ収容部51に収容されたフィルムコンデンサ素子10の集電電極12と対向内壁53との間に絶縁性を有する介挿体20を介挿するように構成した。これにより、集電電極12と対向内壁53との間の電気的絶縁性を確保できるので、集電電極12が露出しているフィルムコンデンサ素子10を金属製のケース50に収容できる。したがって、一対の端子13が取り付けられただけの部品としてのフィルムコンデンサ素子10をコンデンサ収容部51に直接使用できるようになる。これにより、コンデンサ装置100の開発スピードの向上、コスト低減を図れる。また、フィルムコンデンサ素子10に絶縁外装フィルムなどを装着する必要がなく、絶縁外装フィルムに係るコストを低減できる。
また、介挿体20を波板の山や谷による凹凸を有する形状とすることで、介挿体20の電極側対向面21と集電電極12との間の絶縁封止材30が充填される接着層、および、介挿体20のケース側対向面26と対向内壁53との間の接着層の表面積を増加でき、接着強度を改善できる。
(2) 介挿体20が弾力性を有する部材であり、フィルムコンデンサ素子10がコンデンサ収容部51に挿入されると、各集電電極12が対向内壁53からそれぞれ離間する方向に介挿体20の付勢力で付勢されるように構成した。これにより、フィルムコンデンサ素子10が、ケース50の加工公差(すなわち、対向内壁53,53同士の離間距離の誤差)を吸収しながら対向内壁53,53間の中心に位置決めされる。
したがって、対向内壁53同士の離間距離の誤差を考慮した余剰の空間を設ける必要がなくなり、集電電極12と対向内壁53との距離を、必要絶縁特性を満たしながらも極力小さくすることができる。すなわち、各集電電極12と対向内壁53との間の絶縁封止材30を薄膜化でき、熱抵抗を低減できる。これにより、冷却媒体で冷却されるように構成したケース50へフィルムコンデンサ素子10で発生した熱が伝わりやすくなって、フィルムコンデンサ素子10の冷却性能が向上するので、コンデンサ装置100の耐久性が向上する。
(3) 集電電極12と介挿体20との重なり方向から見たときの、介挿体20の面積が、集電電極12の面積よりも広くなるように構成した。これにより、集電電極12と対向内壁53との電気絶縁性を確保できるので、コンデンサ装置100の信頼性を向上できる。
(4) フィルムコンデンサ素子10をコンデンサ収容部51に挿入すると、集電電極12,12が対向内壁53,53との間で介挿体20,20を介挿体20,20の厚さ方向に圧縮するように構成した。これにより介挿体20が元の厚さに戻ろうとする復元力が付勢力として集電電極12,12および対向内壁53,53に作用するので、フィルムコンデンサ素子10の図3,4における下端を収容部底面52から適宜離間した状態で、フィルムコンデンサ素子10の位置を仮固定できる。したがって、フィルムコンデンサ素子10の図示下端と収容部底面52との間の隙間にも絶縁封止材30が充填されるので、フィルムコンデンサ素子10の固定強度が増す。したがって、コンデンサ装置100の耐久性を向上でき、コンデンサ装置100の信頼性を向上できる。
−−−第2の実施の形態−−−
図6,7を参照して、本発明によるコンデンサ装置および電力変換装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、介挿体20の弾力性を利用してフィルムコンデンサ素子10の位置決めをすることに代えて、傾斜している対向内壁57,57とテーパ形状を呈する介挿体60との嵌め合いによってフィルムコンデンサ素子10の位置決めをする点で、第1の実施の形態と異なる。
図6は、本実施の形態のコンデンサ装置100の断面を模式的に示す図であり、図7は、介挿体60の斜視図である。本実施の形態のケース50は、介挿体60を介してフィルムコンデンサ素子10の集電電極12,12と対抗する対向内壁57,57が、開口55から収容部底面52に向かうにつれて窄まるようにテーパ状に傾斜している。
図7に示すように、介挿体60は、図示下方に向かうにつれて厚さが薄くなる板状の部材であり、表面が凹凸加工されている。介挿体60の図示下端は、コンデンサ収容部51内でフィルムコンデンサ素子10側に向かって略直角に曲がっており、L字状を呈する。この部分をコンデンサ支持部65と呼ぶ。また、介挿体60には、端子13の逃げとなる切り欠き部69が設けられている。
介挿体60の集電電極12に対向する面を電極側対向面61と呼び、対向内壁53に対向する面をケース側対向面66と呼ぶ。電極側対向面61およびケース側対向面66には、図示上下方向に延在する突条である電極側接触部62およびケース側接触部67が設けられている。電極側対向面61で電極側接触部62から一段下がった部分を電極側離間部63と呼ぶ。ケース側対向面66でケース側接触部67から一段下がった部分をケース側離間部68と呼ぶ。
介挿体60は、電極側対向面61と下端のコンデンサ支持部65とが略直交している。また、介挿体60は、図6に示すように、フィルムコンデンサ素子10とともにコンデンサ収容部51に挿入された状態では、電極側対向面61の電極側接触部62が集電電極12と接触し、ケース側対向面66のケース側接触部67が対向内壁53と接触している。
介挿体60は、たとえば、ウレタン、エポキシ、PPS、シリコーン等の樹脂材に、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、マグネシア、アルミナ、結晶性シリカ、溶融シリカ等の絶縁高熱伝導フィラーが混入されている樹脂材料であり、好ましくは熱伝導率1.0W/mK以上の樹脂成型物である。介挿体60の製造方法は、特に限定されないが、たとえば射出成型によって成型できる。
なお、本実施の形態では、後述するように、テーパ形状を呈する介挿体60がテーパ状に傾斜した対向内壁57に沿って移動することで、フィルムコンデンサ素子10を位置決めし、固定するので、第1の実施の形態の介挿体20のような弾力性を必要としない。したがって、介挿体60には、フィルムコンデンサ素子10の冷却性能向上の観点から、熱伝導率の高い材料を用いることができる。すなわち、介挿体60の熱伝導率は、絶縁封止材30の熱伝導率よりも高いことが望ましい。
このように構成されるコンデンサ装置100は、次のように組み立てられる。端子13,13の先端が上方を向いた姿勢として、フィルムコンデンサ素子10の両端に介挿体60をそれぞれ装着する。この状態でフィルムコンデンサ素子10および介挿体60をコンデンサ収容部51に挿入する。すなわち集電電極12と電極側対向面61の電極側接触部62とを接触させた状態でフィルムコンデンサ素子10および介挿体60をコンデンサ収容部51に挿入する。
この段階では、図6に示した状態から絶縁封止材30を除いた状態となる。すなわち、フィルムコンデンサ素子10は、図示下端が介挿体60のコンデンサ支持部65で支持されて、収納部底面52から離間した状態で仮固定される。また、自重でフィルムコンデンサ素子10および介挿体60が下方に移動する際、テーパ形状を呈する介挿体60がテーパ状に傾斜した対向内壁57に沿って下方に移動する。これにより、電極側対向面61の電極側接触部62が集電電極12をフィルムコンデンサ素子10の中心に向かって押圧するので、フィルムコンデンサ素子10は、コンデンサ収容部51内で、図示左右方向の中央へ移動して位置決めされる。また、介挿体60のケース側接触部67は、対向内壁57に接触している。
その後、コンデンサ収容部51とフィルムコンデンサ素子10との間の隙間に絶縁封止材30を充填して固化させる。これにより、フィルムコンデンサ素子10がケース50に機械的に固定される。なお、絶縁封止材30は、集電電極12と電極側離間部63との隙間、および、対向内壁57とケース側離間部68との隙間にも充填される。また、絶縁封止材30は、フィルムコンデンサ素子10の図示下端と収容部底面52との間の隙間にも充填される。また、絶縁封止材30は、フィルムコンデンサ素子10の防湿等の保護のために、フィルムコンデンサ素子10の図示上部にも充填される(図6参照)。
第2実施の形態のコンデンサ装置100では、第1の実施の形態の作用効果に加えて、次の作用効果を奏する。
(1) テーパ形状を呈する介挿体60がテーパ状に傾斜した対向内壁57に沿って移動することで、フィルムコンデンサ素子10を位置決めし、固定するように構成した。これにより、フィルムコンデンサ素子10が、ケース50の加工公差(すなわち、対向内壁57,57同士の離間距離の誤差)を吸収しながら対向内壁57,57間の中心に位置決めされる。
したがって、対向内壁57,57同士の離間距離の誤差を考慮した余剰の空間を設ける必要がなくなり、集電電極12と対向内壁57との距離を、縮められる。これにより、冷却媒体で冷却されるように構成したケース50へフィルムコンデンサ素子10で発生した熱が伝わりやすくなって、フィルムコンデンサ素子10の冷却性能が向上するので、コンデンサ装置100の耐久性が向上する。
また、フィルムコンデンサ素子10の位置決めに際して、介挿体60の弾性力を必要としないので、介挿体60に用いる材料の選択の際に、熱伝導性を優先できる。すなわち、弾力性を獲得するために熱伝導性を犠牲にするというような材料選択をしなくても済むため、フィルムコンデンサ素子10の冷却性能が向上して、コンデンサ装置100の耐久性が向上する。
さらに、あらかじめ成型されていて弾力性を必要としない介挿体60を用いることができるので、絶縁封止材30のように、コンデンサ収容部51内での流動性も考慮しなくてよい。したがって、介挿体60に用いる材料の選択の際に、成型時の流動性を優先しなくてもよく、熱伝導性を優先できる。この点からも、フィルムコンデンサ素子10の冷却性能を向上でき、コンデンサ装置100の耐久性が向上する。
(2) 介挿体60の電極側接触部62が集電電極12に接触し、ケース側接触部67が対向内壁57に接触するように構成した。また、電極側離間部63およびケース側離間部68では、電極側接触部62およびケース側接触部67の高さ分に相当する厚さの絶縁封止材30を介して集電電極12および対向内壁57に接触している。したがって、介挿体60に絶縁封止材30よりも高い熱伝導率を有する材料を用いることで、フィルムコンデンサ素子10の冷却性能が向上し、コンデンサ装置100の耐久性が向上する。
(3) 電極側対向面61およびケース側対向面66に電極側接触部62およびケース側接触部67を設けるように構成した。これにより、電極側接触部62から一段下がった電極側離間部63、および、ケース側接触部67から一段下がったケース側離間部68に絶縁封止材30を充填できるので、フィルムコンデンサ素子10を十分な強度でケース50に固定できる。したがって、コンデンサ装置100の耐久性を向上でき、コンデンサ装置100の信頼性を向上できる。
(4) フィルムコンデンサ素子10の図示下端が介挿体60のコンデンサ支持部65で支持されて、収納部底面52から離間した状態で仮固定されるように構成した。これにより、フィルムコンデンサ素子10の図示下端と収容部底面52との間の隙間にも絶縁封止材30が充填されるので、フィルムコンデンサ素子10の固定強度が増す。したがって、コンデンサ装置100の耐久性を向上でき、コンデンサ装置100の信頼性を向上できる。
−−−第3の実施の形態−−−
図8〜12を参照して、本発明によるコンデンサ装置および電力変換装置の第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1および第2の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1および第2の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、電力変換装置として、同一ケース内にフィルムコンデンサ素子とパワー半導体モジュールが収容されている点で、第1および第2の実施の形態と異なる。
本実施の形態の電力変換装置は、ハイブリッド自動車(HEV)に限らず、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)あるいは電気自動車(EV)等の車両に搭載される電力変換装置にも適用でき、さらには、建設機械等の車両に用いられる電力変換装置にも適用できる。
図8は、本実施の形態の電力変換装置(インバータ装置)300の外観を示す斜視図であり、図9は、インバータ装置300の分解図である。インバータ装置300は、上蓋310と、AC接続端子320と、制御基板330と、DC接続端子340と、中蓋350と、導体板360とを備えている。また、インバータ装置300は、フィルムコンデンサ素子10と、ケース370と、パワー半導体モジュール70と、下蓋380とを備えている。
インバータ装置300は、上蓋310と、中蓋350と、ケース370と、下蓋380とを有するインバータケース内に、インバータ装置300を構成する各部が収納されている。ケース370は、後述するようにフィルムコンデンサ素子10やパワー半導体モジュール70を収容するケースである。上蓋310は、中蓋350の蓋となり、中蓋350は、ケース370の蓋となる。下蓋380は、ケース370の下蓋である。下蓋380とケース370とは、フィルムコンデンサ素子10を間接的に、および、パワー半導体モジュール70を直接冷却するための冷却媒体(たとえば水)が流れる流路56を構成する。下蓋380には、冷却媒体の入口382および出口383が設けられている。上蓋310、中蓋350、ケース370、および下蓋380は、たとえばアルミニウムの鋳造品である。
パワー半導体モジュール70は、パワー半導体素子により構成されるインバータ回路の上下アームの直列回路を内蔵したモジュールであり、交流電力のU相、V相、W相の3相に対応して備えられている。導体板360は、正極導体板と負極導体板とをシート状の絶縁部材(絶縁紙や樹脂)を介して積層したラミネートバスバーである。なお、正極導体板および負極導体板は幅広の板状導体から成る。このように面積の大きな正極導体板および負極導体板を積層構造とすることにより、導体板360の抵抗値およびインダクタンスを低減できる。
中蓋350は、ケース370および上蓋310との間に挟まれる板状の部材であり、制御基板330で発生する熱を、ケース370を介して冷却媒体に逃がす役割を果たす。DC接続端子340は、導体板360と接続された端子であり、外部の不図示の二次電池に接続される。AC接続端子320は、パワー半導体モジュール70の交流端子と接続された端子であり、外部の不図示のモータジェネレータに接続される。
制御基板330は、インバータ装置300の制御回路やドライバ回路を内蔵する基板である。なお、制御回路は、不図示のモータジェネレータをモータとして運転するか発電機として運転するかを演算し、演算結果に基づいて制御パルスを発生し、その制御パルスをドライバ回路へ供給する。また、ドライバ回路は、供給された制御パルスに基づいて、インバータ回路を制御するための駆動パルスを発生する。
図10は、フィルムコンデンサ素子10およびパワー半導体モジュール70が収容されたケース370を導体板360と平行な方向に切断した断面を模式的に示す図である。図11は、図10のX5−X6矢視断面図であり、図12は、図10のZ1−Z2矢視断面図である。本実施の形態では、ケース370の内部にパワー半導体モジュール収容部371と、第1の実施の形態と同様のコンデンサ収容部51とが設けられている。ケース370は、上部の開口55と、一対の対向内壁53,53と、対向内壁53,53と直交する一対の内壁54,54と、収容部底面52とを有する。
本実施の形態のインバータ装置300において、コンデンサ収容部51に対する介挿体20を用いたフィルムコンデンサ素子10の位置決めと仮固定、および、絶縁封止材30の充填・固化によるフィルムコンデンサ素子10のケース370への固定は、第1の実施の形態と同じである。
なお、インバータ装置300では、コンデンサ収容部51に隣接して、すなわち内壁54を隔ててパワー半導体モジュール70がケース370内に収容されている。図12に示すように、コンデンサ収容部51の下方に設けられた流路56は、パワー半導体モジュール収容部371まで延在している。流路中の矢印Aは、冷却媒体が流れる方向を示している。このように、インバータ装置300では、冷却媒体によってフィルムコンデンサ素子10を間接的に、パワー半導体モジュール70を直接冷却している。
図11,12に示すように、フィルムコンデンサ素子10の集電電極12に接続された端子13は、開口55からインバータ装置300の上方に向かって垂直に突出している。この端子13は、ケース370の上方でケース370の上面と平行に配設された導体板360と電気的に接続されている。このように、集電電極12と導体板360とを接近させて、端子13の長さをできる限り短くすることで、寄生インダクタンスを低減できる。
また、図12に示すように、パワー半導体モジュール70の端子71は、導体板360と電気的に接続されている。
本実施の形態のインバータ装置300では、第1および第2の実施の形態の作用効果に加えて、次の作用効果を奏する。
(1) 一対の端子13がそれぞれ集電電極12から最短距離でケース370の上方に突出するように構成した。そして、各端子13をケース370の上面と平行に配設した導体板360となるべく短い距離でそれぞれ接続するように構成した。これにより、配線長が短縮されてインダクタンスを低減できるので、損失が低下して効率的にフィルムコンデンサ素子10を利用できる。
(2) 図10に示すように、フィルムコンデンサ素子10の両端の集電電極12を、ケース370の対向内壁53に対面するように配置した。本実施の形態のように、パワー半導体モジュール70とフィルムコンデンサ素子10とを同一のケース370に収納する場合、パワー半導体モジュール70の損失に伴う発熱によって、パワー半導体モジュール70近傍の流路56に流れる冷却媒体を上昇させるとともに、ケース370を媒体としてフィルムコンデンサ素子10に熱が伝達される。以下、ケース370に伝達されてフィルムコンデンサ素子10に影響を与える熱を、あおり熱と呼ぶ。
このあおり熱により、ケース370の対向内壁53および内壁54のうち、パワー半導体モジュール70に隣接する一方の内壁54は、対向内壁53および他方の内壁54と比較し、高温となりやすい。フィルムコンデンサ素子10の冷却性能を最適化するため、本実施の形態では、パワー半導体モジュール70に隣接する内壁を上記のように一方の内壁54とし、対向内壁53,53がそれぞれ一方の内壁54と直交するように構成している。この構成により、パワー半導体モジュール70からのあおり熱の影響を低減し、フィルムコンデンサ素子10の冷却性能を向上できる。したがって、フィルムコンデンサ素子10の耐久性が向上して、インバータ装置300の信頼性が向上する。
(3) コンデンサ収容部51の下方に設けられた流路56が、パワー半導体モジュール収容部371まで延在するように構成し、冷却媒体によってフィルムコンデンサ素子10を間接的に、パワー半導体モジュール70を直接冷却するように構成した。そして、冷却媒体がコンデンサ収容部51の下方からパワー半導体モジュール収容部371に向かって流れるように構成した。これにより、パワー半導体モジュール70とフィルムコンデンサ素子10を冷却する流路56を共通化でき、インバータ装置300を小型化できる。さらに、パワー半導体モジュール70と比べて温度条件が厳しくなるフィルムコンデンサ素子10を優先的に冷却できるので、フィルムコンデンサ素子10の耐久性が向上して、インバータ装置300の信頼性が向上する。
−−−第4の実施の形態−−−
図13,14を参照して、本発明によるコンデンサ装置および電力変換装置の第4の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1〜第3の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1〜第3の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、同一ケース内にフィルムコンデンサ素子を複数設けた点で、第3の実施の形態と異なる。
図13は、フィルムコンデンサ素子10およびパワー半導体モジュール70が収容されたケース370を導体板360と平行な方向に切断した断面を模式的に示す図である。図14は、図13のX7−X8矢視断面図である。本実施の形態では、コンデンサ収容部51が、仕切壁372によって第1コンデンサ収容部51aと、第2コンデンサ収容部51bとに仕切られている。仕切壁372は、ケース370と一体的に形成されている。すなわち、仕切壁372は、ケース370と一体的に鋳造されている。仕切壁372は、一対の対向内壁53の間で、対向内壁53と平行に延在している。
第1コンデンサ収容部51aでは、一対の介挿体20を介して一対の集電電極12,12が一対の対向内壁53の一方と、第1コンデンサ収容部51aに面した仕切壁372の壁面373とに対向するようにフィルムコンデンサ素子10が収容される。第2コンデンサ収容部51bでは、一対の介挿体20を介して一対の集電電極12,12が一対の対向内壁53の他方と、第2コンデンサ収容部51bに面した仕切壁372の壁面374とに対向するようにフィルムコンデンサ素子10が収容される。第1コンデンサ収容部51aおよび第2コンデンサ収容部51bでは、第1の実施の形態と同様に、隙間に絶縁封止材30が充填されて固化される。
なお、第1コンデンサ収容部51aおよび第2コンデンサ収容部51bにおける介挿体20の作用効果は、第1の実施の形態と同じである。
本実施の形態のインバータ装置300では、第1〜第3の実施の形態の作用効果に加えて、次の作用効果を奏する。
(1) 一対の対向内壁53の間で、対向内壁53と平行に延在する仕切壁372によってコンデンサ収容部51を第1コンデンサ収容部51aと、第2コンデンサ収容部51bとに仕切るように構成した。そして、それぞれのコンデンサ収容部51a,51bにおいて、介挿体20を介して集電電極12が対向内壁53または壁面373,374に対向するようにフィルムコンデンサ素子10を配設した。
これにより、集電電極12と対向内壁53または壁面373,374との距離を、必要絶縁特性を満たしながらも極力小さくすることができる。すなわち、集電電極12と対向内壁53または壁面373,374との間の絶縁封止材30を薄膜化でき、熱抵抗を低減できる。これにより、フィルムコンデンサ素子10を複数収納した場合であっても、冷却媒体で冷却されるように構成したケース370へフィルムコンデンサ素子10で発生した熱が伝わりやすくなって、フィルムコンデンサ素子10の冷却性能が向上するので、インバータ装置300の耐久性が向上する。
(2) 仕切壁372がケース370と一体的に鋳造されているので、すなわち、仕切壁372はケース370と一体的に形成された金属板であるので、フィルムコンデンサ素子10で発生した熱が、集電電極12および絶縁封止材30の層を介して、仕切壁372および対向内壁53へと伝わる。これにより、冷却媒体で冷却されるように構成したケース370へフィルムコンデンサ素子10で発生した熱が伝わりやすくなって、フィルムコンデンサ素子10の冷却性能が向上するので、コンデンサ装置100の耐久性が向上する。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、介挿体20が集電電極12とコンデンサ収容部51の壁面との間にだけ介挿されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図15,16に示すように、介挿体20を集電電極12と対向内壁53との間だけでなく、集電電極12が存在しないフィルムコンデンサ素子10の側面と、対向内壁53と直交する内壁54との間にも介挿するようにしてもよい。なお、図15は、フィルムコンデンサ素子10およびパワー半導体モジュール70が収容されたケース370を導体板360と平行な方向に切断した断面を模式的に示す図である。また、図16は、図15のZ3−Z4矢視断面図である。
このように構成することで、コンデンサ収容部51におけるフィルムコンデンサ素子10の位置決めが、一対の対向内壁53の間での位置決めだけでなく、対向内壁53と直交する一対の内壁54の間での位置決めもできる。したがって、コンデンサ収容部51におけるフィルムコンデンサ素子10の位置について、コンデンサ装置100毎、および、インバータ装置300ごとのばらつきが少なくなる。これにより、たとえば、端子13の接続先である導体板360に対する端子13の位置のばらつきが少なくなるので、導体板360と端子13との電気的接続の信頼性が向上し、インバータ装置300の信頼性が向上する。
(2) 上述の説明では、介挿体20が電気絶縁性を有する樹脂などの材料で構成されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、介挿体20の芯材として金属材料を用い、この芯材の表面を絶縁性および可撓性を有する樹脂材料で被覆することで介挿体20を構成してもよい。この場合、介挿体20に必要な弾性力を金属材料の芯材で発生するようにしてもよい。
また、同様に、第2の実施の形態における介挿体60の芯材として金属材料を用い、この芯材の表面を絶縁性および可撓性を有する樹脂材料で被覆することで介挿体60を構成してもよい。このように構成することで、介挿体60における熱伝導率を向上できる。
(3) 上述の説明では、図4のX1−X2矢視断面図に示すように、介挿体20の波板の山の頂部に相当する部分が平らになっているが、本発明はこれに限定されない。たとえば図17に示すように、介挿体20の波板の山の頂部に相当する部分が丸みを帯びていてもよい。また、介挿体20の山から谷、谷から山へと至る面が曲面状にうねった波形形状でなくてもよく、平面的であってもよい。また、介挿体20の形状は、上述した各形状に限らない。集電電極12と対向内壁53との間で厚さ方向に圧縮されると反発する弾性力を有し、集電電極12と介挿体20、および、対向内壁53と介挿体20との間の隙間に絶縁封止材30を充填し易いものであれば、適宜凹凸形状に加工した絶縁性を有する部材を介挿体20として用いてもよい。
(4) 上述の説明では、介挿体20,60は一体成型品であるが、本発明はこれに限定されない。たとえば、介挿体20や介挿体60が複数個に分割された部品を組み合わせたものであってもよい。具体的には、たとえば、介挿体20や介挿体60が2分割されていて、使用する際には、2分割されているそれぞれの部材を1つの介挿体20または介挿体60となるように組み合わせて使用するようにしてもよい。
(5) 上述の説明では、冷却媒体としてたとえば水を挙げたが、本発明はこれに限定されず、水以外の他の液体や、空気などの気体を冷却媒体としてもよい。
(6) 上述の説明では、ケース50,370が、たとえばアルミニウムの鋳造品であったが、これは一例に過ぎず、他の金属材料を用いてもよい。
(7) 上述した第4の実施の形態では、コンデンサ収容部51が仕切壁372によって第1コンデンサ収容部51aと第2コンデンサ収容部51bとに仕切られているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、仕切壁372を複数設けることによって、コンデンサ収容部51を3つ以上に仕切ってもよい。
(8)上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、絶縁層と帯電層を積層して巻回した巻回体、および、巻回体の両端面に形成した一対の集電電極を有するフィルムコンデンサ素子と、フィルムコンデンサ素子を収容するコンデンサ収容部を有するケースと、一対の集電電極のそれぞれと、コンデンサ収容部の内壁との間に介挿される絶縁性を有する一対の介挿体と、フィルムコンデンサ素子とコンデンサ収容部の内壁との間に充填された絶縁封止材とを備え、コンデンサ収容部の内壁は、一対の集電電極のそれぞれと対向する一対の対向内壁を含み、一対の介挿体は、一対の対向内壁のそれぞれと、一対の集電電極のそれぞれとの間に介挿されていて、集電電極に対向する電極側対向面、および、対向内壁と対向するケース側対向面を有し、電極側対向面には、集電電極と接触する電極側接触部と、集電電極と離間する電極側離間部とが設けられ、ケース側対向面には、対向内壁と接触するケース側接触部と、対向内壁とは離間するケース側離間部とが設けられ、絶縁封止材は、集電電極と電極側離間部との間、および、対向内壁とケース側離間部との間にも充填されたことを特徴とする各種構造のコンデンサ装置を含むものである。
また、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、請求項2または請求項5に記載のコンデンサ装置と、直流電力を交流電力とを相互に変換するパワー半導体モジュールと、パワー半導体モジュールとフィルムコンデンサ素子とを電気的に接続する回路が形成された板状の導体板とを備え、ケースは、有底無蓋の箱形状を呈し、フィルムコンデンサおよび介挿体を収容するための開口がケースの上面に設けられ、フィルムコンデンサ素子は、集電電極と導体板とを電気的に接続するコンデンサ端子を備え、コンデンサ端子は、ケースの開口から垂直に突出し、導体板は、ケースの上面と平行に配設されていることを特徴とする各種構造の電力変換装置を含むものである。
10 フィルムコンデンサ素子、12 集電電極(メタリコン電極)、13 端子、20 突起形状樹脂シート(介挿体)、30 絶縁封止材、50 ケース、51 コンデンサ収容部、51a 第1コンデンサ収容部、51b 第2コンデンサ収容部、52 コンデンサ収容部51の底面(収容部底面)、53,57 対向壁面、55 開口、56 流路、60 介挿体、65 コンデンサ支持部、70 パワー半導体モジュール、100 コンデンサ装置、300 電力変換装置(インバータ装置)、360 導体板、370 ケース、372 仕切壁

Claims (7)

  1. 絶縁層と帯電層を積層して巻回した巻回体、および、前記巻回体の両端面に形成した一対の集電電極を有するフィルムコンデンサ素子と、
    前記フィルムコンデンサ素子を収容するコンデンサ収容部を有するケースと、
    前記一対の集電電極のそれぞれと、前記コンデンサ収容部の内壁との間に介挿される絶縁性を有する一対の介挿体と、
    前記フィルムコンデンサ素子と前記コンデンサ収容部の内壁との間に充填された絶縁封止材とを備え、
    前記コンデンサ収容部の内壁は、前記一対の集電電極のそれぞれと対向する一対の対向内壁を含み、
    前記一対の介挿体は、前記一対の対向内壁のそれぞれと、前記一対の集電電極のそれぞれとの間に介挿されていて、前記集電電極に対向する電極側対向面、および、前記対向内壁と対向するケース側対向面を有し、
    前記電極側対向面には、前記集電電極と接触する電極側接触部と、前記集電電極と離間する電極側離間部とが設けられ、
    前記ケース側対向面には、前記対向内壁と接触するケース側接触部と、前記対向内壁とは離間するケース側離間部とが設けられ、
    前記絶縁封止材は、前記集電電極と前記電極側離間部との間、および、前記対向内壁と前記ケース側離間部との間にも充填され、
    前記ケースは、有底無蓋の箱形状を呈し、前記フィルムコンデンサ素子および前記介挿体を収容するための開口が前記コンデンサ収容部の上部に設けられ、
    前記一対の対向内壁は、前記開口から前記コンデンサ収容部の底面に向かうにつれて窄まるようにテーパ状に傾斜した壁部であり、
    前記一対の介挿体は、前記コンデンサ収容部内で前記開口から前記コンデンサ収容部の前記底面に向かうにつれて、前記集電電極の厚さ方向に沿った厚さが薄くなるようにそれぞれテーパ状に形成されていることを特徴とするコンデンサ装置。
  2. 請求項1に記載のコンデンサ装置において、
    前記介挿体の熱伝導率は、前記絶縁封止材の熱伝導率よりも高いことを特徴とするコンデンサ装置。
  3. 請求項2に記載のコンデンサ装置において、
    前記フィルムコンデンサ素子は、前記コンデンサ収容部の前記底面から離間した状態で前記一対の介挿体によって支持され、
    前記フィルムコンデンサ素子と前記コンデンサ収容部の前記底面との間には、前記絶縁封止材が充填されたことを特徴とするコンデンサ装置。
  4. 絶縁層と帯電層を積層して巻回した巻回体、および、前記巻回体の両端面に形成した一対の集電電極を有するフィルムコンデンサ素子と、前記フィルムコンデンサ素子を収容するコンデンサ収容部を有するケースと、前記一対の集電電極のそれぞれと、前記コンデンサ収容部の内壁との間に介挿される絶縁性を有する一対の介挿体と、前記フィルムコンデンサ素子と前記コンデンサ収容部の内壁との間に充填された絶縁封止材とを備えるコンデンサ装置と、
    直流電力を交流電力とを相互に変換するパワー半導体モジュールと、
    前記パワー半導体モジュールと前記フィルムコンデンサ素子とを電気的に接続する回路が形成された板状の導体板とを備える電力変換装置であって、
    前記コンデンサ収容部の内壁は、前記一対の集電電極のそれぞれと対向する一対の対向内壁を含み、
    前記一対の介挿体は、前記一対の対向内壁のそれぞれと、前記一対の集電電極のそれぞれとの間に介挿されていて、前記集電電極に対向する電極側対向面、および、前記対向内壁と対向するケース側対向面を有し、
    前記電極側対向面には、前記集電電極と接触する電極側接触部と、前記集電電極と離間する電極側離間部とが設けられ、
    前記ケース側対向面には、前記対向内壁と接触するケース側接触部と、前記対向内壁とは離間するケース側離間部とが設けられ、
    前記絶縁封止材は、前記集電電極と前記電極側離間部との間、および、前記対向内壁と前記ケース側離間部との間にも充填され、
    前記介挿体は、弾性力によって前記集電電極および前記対向内壁を互いに離間する方向に付勢し、
    前記ケースは、有底無蓋の箱形状を呈し、前記フィルムコンデンサ素子および前記介挿体を収容するための開口が前記ケースの上面に設けられ、
    前記フィルムコンデンサ素子は、前記集電電極と前記導体板とを電気的に接続するコンデンサ端子を備え、
    前記コンデンサ端子は、前記ケースの前記開口から垂直に突出し、
    前記導体板は、前記ケースの上面と平行に配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項4に記載の電力変換装置において、
    前記ケースは、前記対向内壁以外の内壁を隔てて前記コンデンサ収容部に隣接して設けられた、前記パワー半導体モジュールが収容されるパワー半導体モジュール収容部を有するとともに、冷却用の冷媒が流れる冷媒通路を有し、
    前記冷媒通路は、上流側の通路が前記コンデンサ収容部の底面を構成する底板を介して前記コンデンサ収容部と隣接して設けられ、下流側の通路が前記パワー半導体モジュールの側面に冷媒を導くように設けられていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項5に記載の電力変換装置において、
    前記ケースは、前記一対の対向内壁同士の間に設けられて、前記コンデンサ収容部を少なくとも第1のコンデンサ収容部と第2のコンデンサ収容部とに仕切る仕切壁をさらに有し、
    前記フィルムコンデンサ素子は、前記仕切壁によって仕切られた前記第1および第2のコンデンサ収容部に、前記集電電極を前記対向内壁または前記仕切壁に対向させて収納され、
    前記介挿体は、前記集電電極と前記対向内壁または前記仕切壁との間に介挿されることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項5に記載の電力変換装置において、
    前記介挿体は、前記集電電極と直交する前記フィルムコンデンサ素子の側面と、前記側面と対向する前記コンデンサ収容部の内壁との間にさらに介挿されることを特徴とする電力変換装置。
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