JP5974359B2 - セットトレイ、インクジェット被捺染装置及び印捺物の製造方法 - Google Patents

セットトレイ、インクジェット被捺染装置及び印捺物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5974359B2
JP5974359B2 JP2012098464A JP2012098464A JP5974359B2 JP 5974359 B2 JP5974359 B2 JP 5974359B2 JP 2012098464 A JP2012098464 A JP 2012098464A JP 2012098464 A JP2012098464 A JP 2012098464A JP 5974359 B2 JP5974359 B2 JP 5974359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
set tray
main body
leg
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012098464A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013226657A (ja
Inventor
秀介 武内
秀介 武内
展光 濱田
展光 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012098464A priority Critical patent/JP5974359B2/ja
Priority to US13/835,336 priority patent/US20130278698A1/en
Priority to CN201310100119.1A priority patent/CN103373080B/zh
Publication of JP2013226657A publication Critical patent/JP2013226657A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5974359B2 publication Critical patent/JP5974359B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4078Printing on textile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/02Platens
    • B41J11/06Flat page-size platens or smaller flat platens having a greater size than line-size platens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Coloring (AREA)

Description

本発明は、布帛すなわち被捺染材をセットする場合に使用されるセットトレイ、該セットトレイを備えるインクジェット捺染装置及び印捺物の製造方法に関する。
従来から布帛であるTシャツ等の被捺染材の表面に対して、インク吐出ヘッドから各色のインクを吐出して所望の画像を印捺するインクジェット捺染装置が開発され、広く使用されている。
このようなインクジェット捺染装置に対して印捺を行う被捺染材をセットする場合、インク吐出ヘッドが存する捺染実行領域に向けて搬送可能な搬送部によって支持されたセットトレイが使用されている。
前記セットトレイには、前記搬送部の支持部に対して位置決めして固定するための位置決め用の長軸部が下記の特許文献1に示すように前記支持部側に突出するように設けられている。
セットトレイをインクジェット捺染装置の前記支持部に対して着脱可能に構成する場合、セットトレイを前記支持部から外して別の作業エリアで該セットトレイに被捺染材をセットする。そして、その被捺染材がセットされた状態のセットトレイを手で持ってインクジェット捺染装置の前記支持部のところまで移送し、該支持部に装着する使われ方が通常となる。
特開2004−284305号公報
しかしながら、被捺染材がセットされた状態のセットトレイを手で持って移送すると、該セットトレイと一緒にセットされた被捺染材を直接手で掴むことになる。そのため、被捺染材のセット状態が前記移送の前後で変ってしまい、該被捺染材のセット状態が崩れる虞があった。
また、前記のようにセットトレイに位置決め用の長尺な軸部が設けられていると、セットトレイを前記支持部から取り外して平らな机の上に置こうとしても前記長尺な軸部が邪魔になって水平に置くことは困難である。
本発明の目的は、被捺染材がセットされた状態のセットトレイを手で持って移送する際に、該被捺染材のセット状態が前記移送の前後で変ってしまう虞を低減することにある。
加えて、インクジェット捺染装置のセットトレイに被捺染材をセットするセット作業の効率化を図ることにある
前記課題を解決するために本発明の第1の態様に係るセットトレイは、インクジェット捺染装置の支持部に対して着脱可能に設けられるセットトレイであって、被捺染材をセットするセット面を有する本体と、前記セット面とは反対の側に突出して設けられ、前記本体を前記支持部に配置する際に使用される第1の突出部と、前記セット面とは反対の側に設けられ互いに離れた少なくとも二つの把持部とを備えることを特徴とする。
ここで「被捺染材」とは、捺染の対象となる「布地」を意味し、綿、絹、羊毛等の天然繊維やナイロン等の化学繊維あるいはこれらを混ぜた複合繊維の織物、編物、不織布等が含まれ、ロール状に巻かれた長尺のものと、所定の長さにカットされたものの両方が含まれる。更に、縫製後のTシャツ等の衣類や縫製後のハンカチ、スカーフ、タオル、カーテン、シーツ、ベッドカバー等のファニチャーの類の他、縫製前の状態のパーツとして存在する裁断前後の布地等も含まれる。
また、「セット面とは反対の側に突出して設けられ」とは、本体のセット面と反対側の面から第1の突出部の突出方向と同方向に突出する構造と、本体の側面から第1の突出部の突出方向と同方向に突出する構造の両方を含む。
本態様によれば、二つの把持部を両手で持って、セットトレイを移送することが可能である。従って、被捺染材がセットされた状態のセットトレイを手で持って移送する際に、前記把持部を持つことにより、該セットトレイと一緒にセットされた被捺染材を直接手で掴む必要がなくなる。これにより、セットされた被捺染材にそのセット状態を崩す力が直接作用することがなくなり、該被捺染材のセット状態が前記移送の前後で変ってしまう虞を低減することができる。
本発明の第2の態様に係るセットトレイは、前記第1の態様において、前記把持部は前記本体の少なくとも相対する二つの端部に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、例えば長方形形状の本体の左右の二辺の端部に一対の把持部が設けられているので、前記セット状態のセットトレイを両手で持ち易く、作業者のセット動作の作業性を向上することができる。
本発明の第3の態様に係るセットトレイは、前記第1の態様又は第2の態様において、前記セット面に被捺染材がセットされた状態の前記本体に嵌め込まれ、前記被捺染材の前記セット状態を維持する枠を備え、前記把持部の前記セット面とは反対の側の装着面を基準とした突出寸法は、前記嵌め込まれた状態の前記枠が前記突出方向に存在する範囲を超える長さであることを特徴とする。
本態様によれば、前記把持部の前記セット面とは反対の側の装着面を基準とした突出寸法は、前記嵌め込まれた状態の前記枠が前記突出方向に存在する範囲を超える長さである。従って、嵌込み式の枠が取り付けられたセットトレイを手で持ち上げるときに、枠の下面に先に手が作用して当該枠のみを持ち上げる事態の発生を抑制することができる。これにより、当該枠によって所定のセット位置にセットされていた被捺染材の位置ずれ、即ちセット状態の崩れを防止することができる。
本発明の第4の態様に係るセットトレイは、前記第1の態様から第3の態様のいずれか一つの態様において、前記本体の前記セット面とは反対の側に突出して設けられ、前記第1の突出部よりも突出寸法の長い脚部を備え、前記脚部で前記本体を立たせた状態において前記把持部の下方に手が入る隙間を有することを特徴とする。
本態様によれば、セットトレイの本体が前記第1の突出部よりも突出寸法の長い脚部を有するので、該セットトレイをインクジェット捺染装置の支持部から取り外して机等の平面部の上に水平に置くことが可能になる。これにより、インクジェット捺染装置のセットトレイに被捺染材をセットするセット作業がし易くなり、該セット作業の効率化を図ることができる。
本発明の第5の態様に係るセットトレイは、前記第4の態様において、前記把持部と前記脚部は一体に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記把持部と前記脚部を一体化させたことにより、即ち一体化して脚部ユニットにしたことにより、部品点数の削減を図り、前記把持部と脚部の着脱作業や取付け位置の調整作業を少ない工程で行うことが可能になる。
また、前記脚部ユニットの取付け位置を他の脚部ユニットと連接させた位置にしたり、離反させた位置にしたり、オーバーラップさせた位置に可変し得るように構成したことによって種々の大きさの本体に対応できるようになる。
また、本態様の場合には当該セットトレイを使用しない場合に本体から脚部ユニットを取り外した状態で保管することが可能になる。これにより、このように脚部ユニットを取り外した状態でセットトレイを保管した場合には、セットトレイの収納効率を更に向上し、把持部と脚部を別体の単体構造にした場合に問題となる個別の紛失の虞を低減することができる。
本発明の第6の態様に係るインクジェット捺染装置は、前記第1の態様から第5の態様のいずれか一つの態様のセットトレイと、前記セットトレイが着脱可能に設けられる支持部と、前記セットトレイにセットされた被捺染材にインクを吐出する印捺部と、を備える。
本態様によれば、インクジェット捺染装置として、前記第1の態様から第5の態様のいずれかと同様の効果を得ることができる。
本発明の第7の態様に係る印捺物の製造方法は、前記第4の態様又は第5の態様のセットトレイを、インクジェット捺染装置の支持部から外して前記脚部で立たせた状態で前記セット面に被捺染材をセットし、次いで該セットトレイの前記把持部を手で持って該セットトレイを移送し、該セットトレイを前記支持部に配置し、印捺を実行することを特徴とする。
本態様によれば、第6の態様と同様の効果が得られ、多くの捺染物を作業性良く製造することができる。
本発明の実施例1に係るセットトレイを装着したインクジェット捺染装置の概略の構成を示す斜視図。 同実施例1に係るセットトレイを装着したインクジェット捺染装置の概略の構成を示す側断面図。 同実施例1に係るセットトレイと取付けアタッチメントを示す分解斜視図。 同実施例1に係るセットトレイを示す斜め下方からの斜視図。 同実施例1に係る取付けアタッチメントを示す斜め下方からの斜視図。 同実施例1に係るセットトレイを平面部に水平に置いた状態を示す側断面図。 同実施例1に係るセットトレイを示す脚部ユニットの取付け態様を示す底面図。 本発明の実施例2に係るセットトレイを示す斜視図。 同実施例2に係るセットトレイを段積みした状態を示す側断面図。 本発明の実施例3に係るセットトレイを示す斜視図。
図1及び図2に基づいて本発明の一実施例のインクジェット捺染装置の全体構成の概略を説明し、続いて図3から図7に示す実施例1と、図8及び図9に示す実施例2と、図10に示す実施例3に基づいて本発明のセットトレイの構成とその作用について説明する。
尚、以下の説明では、被捺染材(以下、「布帛」ともいう)Tとして、胴部Taと袖部Tbが筒状に縫製されたTシャツを例にとり、該Tシャツに印捺画像Gを形成する表側の面を第一の面9、該第一の面9と反対側の裏側の被支持面を第二の面11として説明する。
本実施例のインクジェット捺染装置1は、被捺染材Tをセットするセットトレイ3と、該セットトレイ3を装置本体2の支持部31に着脱可能に取り付けるために使用される取付けアタッチメント47と、を備えるインクジェット方式で捺染を実行する装置である。
そして、本実施例では、前記セットトレイ3の構成と、前記セットトレイ3とは別に前記取付けアタッチメント47を備えたことが一つの特徴を成している。
また、このインクジェット捺染装置1には、前述したセットトレイ3及び取付けアタッチメント47に加えて、前記セットトレイ3上にセットされた被捺染材Tを搬送方向Aに沿って搬送する搬送部17を構成する諸部材と、当該搬送部17によって捺染実行領域15に導かれた被捺染材Tの第一の面9に各色のインクを吐出して印捺を実行する印捺部19を構成する諸部材と、が備えられている。
前記搬送部17は、前記搬送方向Aに沿って延びる支持ベース29と、該支持ベース29の上方の一例として幅方向Bの中央部において、搬送方向Aに沿って往復移動するスライダー30と、該スライダー30に搭載されて上方に立ち上げられている支持部31と、前記スライダー30を駆動するタイミングベルト43と、該タイミングベルト43を駆動する図示しないモーターと、前記スライダー30の搬送方向Aの動きを案内するガイドロッド45と、を備えている。
また、前記支持部31の上方には、接続機構33を介して後述する取付けアタッチメント47が設けられており、更に該取付けアタッチメント47を介して後述するセットトレイ3が着脱可能に装着されている。
前記印捺部19は、被捺染材Tの搬送方向Aと交差する装置本体2の幅方向Bを移動方向として往復移動するキャリッジ21と、該キャリッジ21に搭載され、捺染実行領域15に存する被捺染材Tの第一の面9に向けて各色のインクを吐出して印捺を実行するインク吐出ヘッド13と、を備えている。
また、装置本体2の前面向って左側には(図1)、前述した印捺部19の構成部材になっている前記インク吐出ヘッド13に向けて各色のインクを供給するためのインクカートリッジ41が図示しないインクチューブを介して設けられている。
この他、装置本体2の前面向って右側には、インクジェット捺染装置1の各種の操作を実行するための操作ボタン37と、当該インクジェット捺染に関する設定情報や各種のメッセージを表示する表示部39と、が設けられている。
[実施例1](図3〜図7参照)
本実施例1に係るセットトレイ3A(以下において、各実施例1〜3を区別する場合にセットトレイ3A,3B,3Cと記す)は、被捺染材Tをセットするセット面23を有する本体65と、前記本体65の前記セット面23と反対側の装着面24に突設され、前記本体65を前記支持部31に装着する際に使用される第1の突出部である位置決めピン67と、前記本体の前記装着面の端縁部に設けられ互いに離れた少なくとも二つの把持部73とを備えている。
本実施例では更に、前記本体65の前記装着面24に突設され、前記位置決めピン67よりも突出寸法の長い脚部71を備えており、前記把持部73と前記脚部71は一体に形成されている。
すなわち、セットトレイ3Aは、前記本体65を机などの平面部69(図6)に水平に置いた際に、前記位置決めピン67の先端67aが前記平面部69に当接しない状態で前記本体65を水平に支持する脚部71を備えている。そして、前記脚部71で前記本体65を立たせた状態において前記把持部73の下方に手が入る隙間Sを有している。
そして、該セットトレイ3Aは、前記装置本体2の支持部31に対して着脱可能に設けられている。
また、図3に示すように本実施例では、前記本体65は、コーナー部が丸く加工された矩形平板状の部材である。本体65の周囲四辺には、中央の本体部5よりも肉薄に形成された水平方向外方に張り出す外フランジ状の縁部7が形成されている。
そして、前記本体65の本体部5の上面が被捺染材Tの第二の面11を下方から支持するセット面23になっており、前記本体部5の下面が後述する取付けアタッチメント47に装着される装着面24になっている。
また、本実施例では前記本体65の縁部7には、被捺染材Tを所定のセット位置に位置合わせした状態で本体65に固定するための図3に示すような嵌込み式の枠25が取り付けられるように構成されている。
前記枠25には、前記本体65の本体部5が嵌まる角窓状の窓部57が形成されている。即ち、枠25は、窓部57が中央に形成された周囲四辺を、L字状の断面形状を有する4本の枠要素26によって囲んだ矩形枠状の部材によって構成されている。
尚、前記4本の枠要素26には、前述した本体65の縁部7の上面に対して対向する内フランジ状の段部59と、前述した本体65の縁部7の側面に対して対向する側板部61と、が設けられている。
また、前記本体65の中央には、次に述べる位置決めピン67を取り付けるための穴部68が2個形成されている。前記本体65の幅方向Bの左右二辺の近傍には、後述する脚部ユニット70を取り付ける場合に使用する取付け穴77が2個ずつ列をずらして左右に4個ずつ形成されている。
図3では脚部ユニット70は本体65に取り付ける前の状態である。
前記本体65の装着面24に対して設けられている位置決めピン67は、先端67aが球面状に丸く加工された径が太い円形断面形状の軸部材である。
また、前記位置決めピン67の途中には外フランジ部67bが形成されており、該外フランジ部67bから基端側の部位が前記本体65の中央に形成されている穴部68内に埋め込まれている。尚、外フランジ部67bは設けられていなくてもよい。
脚部71は、側面視三角形状をした平板状の部材によって構成されており、前記本体65の一つの端縁部66よりも内方に位置している。そして、脚部71は、前記本体65の前記端縁部66から内方に向けて後退する傾斜面71aを有している。即ち、当該脚部71の外側の面が前記端縁部66から装着される被捺染材Tの移動を案内することのできる傾斜面71aになっている。
図4及び図6に示されているように、前記傾斜面71aは、トレイ移動方向の前後の両方に設けられているので、鉛直方向に垂直に延びる構造に比べ、移動時の空気の影響を低減できる効果が得られる。
前記脚部71は、トレイ移動方向(搬送方向A)において端部66と位置決めピン67との間に位置して設けられている。
また、本実施例では、前記脚部71の内側の傾斜面から内方に向かって角棒状の部材が形成されており、該角棒状の部材がセットトレイ3Aを持ち運ぶ際にユーザーが手で掴んで使用する把持部73として機能するように構成されている。
図3と図4に示したように、本実施例では、前記把持部73は前記本体65の少なくとも相対する二つの端縁部に設けられている。即ち、前記本体65は長方形形状であり、該本体の左右の二辺の端縁部に一対の把持部73,73が設けられている。これにより、前記セット状態のセットトレイ3Aを両手で持ち易く、作業者のセット動作の作業性が向上されている。
また、図6に示したように、セットトレイ3Aを机等の平面部69に水平に置いた状態では、前記把持部73と平面部69との間に作業者の手が入る空間Sが形成される。
更に、前記固定枠25を取り付けたセットトレイ3Aを平面部69に水平に置いた状態では、前記把持部73の下面73aが前記固定枠25の下面25aよりも前記平面部69側(鉛直方向下側)に位置する。
また、前記脚部71と把持部73が一体に構成された脚部ユニット70の上面側にはネジ孔が設けられている。
そして、前記ネジ孔には、前述した本体65の幅方向Bの左右二辺の近傍に形成されている取付け穴77の上方から挿入される固定ネジ79が螺合して前記本体65の装着面24の所定の位置に前記脚部ユニット70が左右対称に四組取り付けられるように構成されている。
尚、前記脚部ユニット70の前記本体65の装着面24に対する取付け位置は、図7に示す取付け態様等、適宜変更し得る。
図7(A)は、セットトレイ3Aが支持部31に装着された状態において、作業者がアクセスする側となる前方に配置される脚部ユニット70Aと、後方に配置される脚部ユニット70Bとをセットトレイ3Aへ連接させた取付け態様である。
図7(B)は、前方に配置される脚部ユニット70Aと後方に配置される脚部ユニット70Bとを離した取付け態様である。ここで連接とは、脚部ユニット70Aの後方側の端部と脚部ユニット70Bの前方側の端部との少なくとも一部が接触し合うことをいう。
更に、図7(C)は、前方に配置させる脚部ユニット70Aと後方に配置される脚部ユニット70Bとを前記幅方向において一部オーバーラップさせた取付け態様である。これらは、使用する本体65の大きさ等に応じて適宜、これらの取付け態様を切り換えて選択することが可能になっている。
図7において、前記位置決めピン67と把持部73とが前記幅方向において重なって配置されることが好ましい。また、少なくとも一部が重なっていても良い。これにより、ユーザーの手や印刷物が位置決めピン67へ接触する虞を低減できる。把持部73が防波堤のように機能する。
サイズの異なる複数のトレイに対して片側2つの脚部を使用することも可能である。この場合、脚部ユニット70(1つの脚部71および把持部73)の第1の方向である前後方向(搬送方向A)の長さは、最小トレイの前後方向の長さ以下であり、かつ最大トレイにおける位置決めピン67と端部66との最短距離以上であることが好ましい。
これにより、脚部ユニット70(1つの脚部71および把持部73)が前記第1方向において前記最小トレイ(第1トレイ)からはみ出すことがなく、使い易い。また、位置決めピン67が当該脚部ユニット70(1つの脚部71および把持部73)でカバーされた状態となるので、ユーザーの手や印刷物が位置決めピン67に接触する虞を低減できる。
尚、最短距離とは、前記位置決めピン67と、前後方向(搬送方向A)における各位置決めピン67から最も近い端部66との間の前後方向(搬送方向A)における最短距離である。位置決めピン67の中心からでも良いし、位置決めピン67および外フランジ部67bのうち対象となる端部66の点から最も遠い部分からの距離でも良い。
セットトレイ3の本体65の形状は、実施例に示した長方形に限定されない。五角形、六角形、七角形、八角形等にも本発明を適用することは可能である。
また、図5に示すように、セットトレイ3Aを装置本体2の前記支持部31に取り付けるために使用される取付けアタッチメント47は、前記セットトレイ3の位置決めピン67と嵌合する穴部48を有する取付け板49と、該取付け板49の中心から装置本体2の支持部31側に突出している位置決め用の軸部51とを備えている。
また、図示の実施例では、前記位置決め用の軸部51の周りと中央前端寄りの位置に計4本の位置決めピン53(3本の位置決めピン53Aと1本の位置決めピン53B)が設けられている。これらの4本の位置決めピン53と前記位置決め用の軸部51とによって取付けアタッチメント47が前記接続機構33を介して前記支持部31に取り付けられている。
取付け板49は、前記セットトレイ3Aの本体65よりも小さな矩形平板状の部材で、一例として金属製平板材料を適宜、折曲げ加工することによって構成されている。
取付け板49には、セットトレイ3Aが装着される上面側にセットトレイ3Aの装着面24から突出している2本の位置決めピン67A、67B(2本の位置決めピン67をAとBを付して区別する)を支持するための軸受部材81A、81Bが取り付けられている。これらの軸受部材81A、81B(2つの軸受部材81をAとBを付して区別する)の挿入側開口部には、前記位置決めピン67A、67Bの挿入を案内する下窄まり形状の傾斜面81a、81aが形成されている。そして、これらの傾斜面81a、81aの下端部から当該取付け板49の下面にかけて前記嵌合穴部48、48が貫通状態で形成されている。
前記取付け板49の支持部31に取り付けられる下面の中心には、径が太く長尺で円形断面の前述した位置決め用の軸部51が前記支持部31側に突出するように設けられている。
前記位置決め用の軸部51は、取付け板49内に収容されている軸受部材83(図5)によって基端部が支持されており、前記取付け板49の上面側の中心に形成されている穴部55から挿入される固定ボルトを締め付けることによって前記取付け板49に取り付けられている。
また、前記位置決め用の軸部51の周囲に設けられている3本の位置決めピン53Aは、前記位置決め用の軸部51より小径で長さの短い丸棒状の部材で、位置決めピン53Aの先端53aは、球面状に加工されている。一方、取付け板49の前端寄りの位置決めピン53Bは小径で長尺な丸棒状の部材で先端53bには面取り加工が施されている。
次に、前述したセットトレイ3Aと取付けアタッチメント47とを使用して行う被捺染材Tのセット作業から装置本体2に対するセットトレイ3の装着までの作業の流れに従って、前記セットトレイ3Aの作用を説明する。
(1)セット作業時
被捺染材Tをセットトレイ3Aにセットする作業は、机等の平面部69(図6)にセットトレイ3Aを置いて行う。この場合、本実施例では、長尺な位置決め用の軸部51をセットトレイ3Aの構成から除いて、前述した取付けアタッチメント47に位置決め用の軸部51を設けた。また、セットトレイ3Aには前述した脚部ユニット70を設けた。こうすることで、本体65を水平に支持した状態でセットトレイ3を平面部69に置くことが可能になっている。
従って、本体65を傾斜させた不安定な姿勢で被捺染材Tをセットする必要はなく、本体65を水平に支持した安定した姿勢で被捺染材Tをセットすることができる。従って、被捺染材Tのセット作業の効率化と作業者の労力の軽減とを図れる。
そして、このようにしてセットトレイ3Aのセット面23に対してセットされた被捺染材Tは、所定のセット位置に位置調整された後、上方から前記枠25を嵌めることで該枠25の段部59及び側板部61と前記セットトレイ3Aの縁部7との間に挟み込まれてセットトレイ3Aに固定される。
また、前記構成のセットトレイ3Aを複数組用意しておくことで、予め複数枚の被捺染材Tのセット作業をインクジェット捺染に先立って済ませておくことができ、その場合には前記被捺染材Tのセット作業と前記枠25による固定作業を必要な枚数分繰り返し実行する。
また、本実施例では前記脚部71をセットトレイ3Aの端縁部66よりも内方に設け、脚部71の外側に傾斜面71aを形成したことによって、該脚部71の周辺近くで行うセット作業時の被捺染材Tの前記セット面23外にはみ出ている端部の処理を前記脚部71の存在が障害となることなく行うことができる。
また、セットトレイ3Aをインクジェット捺染装置の支持部31に配置した状態で、Tシャツ等の被捺染材Tを前記本体65に着せるようにセットする場合、その着せる際に前記脚部71に引っ掛かる虞が少なくなり、作業性が向上する。
更に、本実施例では異なるサイズのセットトレイに対して取付け位置を変えて脚部ユニット70取り付けることによって、同様の構成の脚部ユニット70を使用して種々の大きさの本体65に対応することが可能になっている。従って、脚部ユニット70の共通化によって部品コストの削減が図れ、脚部ユニット70を複数種設けた場合に問題になる脚部ユニット70の誤装着の問題が低減される。
(2)移送時
このようにして被捺染材Tがセットされたセットトレイ3Aは、そのままインクジェット捺染に使用される場合には、把持部73を手で持ってインクジェット捺染装置1の支持部31に向けて移送され、保管スペース等に一時保管しておく場合には、当該保管スペースに向けて移送される。
セットトレイ3Aを移送する場合には、左右の把持部73、73と平面部69(図6)との間に形成されている空間Sに外方から手を入れて、前記左右の把持部73、73を掴んで上方に持ち上げる。
そして、この時、本実施例では前記枠25の下面25aよりも把持部73の下面73aの方が平面部69側に位置するように構成されているから、枠25の下面25aに先に手が作用して枠25のみを不用意に持ち上げてしまう虞が低減されている。
また、このような把持部73を設けることによって、セットトレイ3Aを持ち運び易くなり、確実にセットトレイ3Aを保持して目的の位置にセットトレイ3Aを移送することが可能になる。
(3)支持部への装着
このようにしてインクジェット捺染装置1の支持部31に移送されたセットトレイ3Aは、該支持部31に取り付けられている取付けアタッチメント47に対して以下のようにして装着される。
前記把持部73を掴んでセットエリアに存する支持部31まで運ばれて来たセットトレイ3Aは、本体65の装着面24から突出している2本の位置決めピン67、67を取付けアタッチメント47の取付け板49の上面に取り付けられている軸受部材81、81の傾斜面81a、81aに案内させながら当該取付け板49に形成されている嵌合穴部48、48に挿入して嵌合させる。
尚、前記2本の位置決めピン67、67と2つの嵌合穴部48、48との嵌合によって取付けアタッチメント47に対するセットトレイ3Aの位置決めが実行され、セットトレイ3A自体が相応の重量を有しているため当該セットトレイ3Aの自重によってセットトレイ3Aの取付けアタッチメント47に対する固定状態が形成される。
従って、インクジェット捺染装置1の搬送部17の動きに対しても前記固定状態が維持されて印捺部19によるインクジェット捺染が実行される。
以上説明したように、本実施例によれば、二つの把持部73,73を両手で持って、セットトレイ3Aを移送することが可能である。従って、被捺染材Tがセット面23にセットされた状態のセットトレイ3Aを手で持って移送する際に、前記把持部73,73を持つことにより、該セットトレイ3Aと一緒にセットされた状態の被捺染材Tを直接手で掴む必要がなくなる。これにより、セットされた被捺染材Tにそのセット状態を崩す力が直接作用することがなくなり、該被捺染材Tのセット状態が前記移送の前後で変ってしまう虞を低減することができる。
また、前記把持部73,73の前記装着面24からの突出寸法は、前記嵌め込まれた状態の前記枠25が前記突出方向に存在する範囲を超える長さである。従って、嵌込み式の枠25が取り付けられたセットトレイ3Aを手で持ち上げるときに、枠25の下面に先に手が作用して当該枠25のみを持ち上げる事態の発生を抑制することができる。これにより、当該枠25によって所定のセット位置にセットされていた被捺染材Tの位置ずれ、即ちセット状態の崩れを防止することができる。
また、セットトレイ3Aの本体65が前記位置決めピン67よりも突出寸法の長い脚部71を有するので、該セットトレイ3Aをインクジェット捺染装置1の支持部31から取り外して机等の平面部の上に水平に置くことが可能になる。これにより、インクジェット捺染装置1のセットトレイ3Aに被捺染材Tをセットするセット作業がし易くなり、該セット作業の効率化を図ることができる。
また、前記脚部71で前記本体65を立たせた状態において前記把持部73,73の下方に手が入る隙間Sを有するので、セット終了後に把持部73,73を手で持つ動作が前記隙間Sの存在によって容易となり、作業性が向上する。
また、セットトレイ3Aに被捺染材Tをセットする作業を、当該セットトレイ3Aをインクジェット捺染装置1の装置本体から取り外して、装置本体とは別の場所でも行うことができるようになる。
これに伴い、セットトレイ3Aを複数組用意しておいて予めこれらのセットトレイ3Aに被捺染材Tをセットしておけば、印捺の終了のその都度行っていたセットエリアでの被捺染材Tのセット作業を省略することができ、効率の良い被捺染材のセット作業及び印捺を実行することが可能になる。
また、前記把持部73と前記脚部71を一体化させたことにより、即ち一体化して脚部ユニット70にしたことにより、部品点数の削減を図り、前記把持部73と脚部71の着脱作業や取付け位置の調整作業を少ない工程で行うことが可能になる。
また、本実施例の場合には当該セットトレイ3Aを使用しない場合に本体65から脚部ユニット70を取り外した状態で保管することが可能になる。これにより、このように脚部ユニット70を取り外した状態でセットトレイ3Aを保管した場合には、セットトレイ3Aの収納効率を更に向上し、把持部73と脚部71を別体の単体構造にした場合に問題となる個別の紛失の虞を低減することができる。
[実施例2:セットトレイの積み重ねの説明](図8及び図9参照)
実施例2に係るセットトレイ3Bは、本体65の一部の構成が前記実施例1に係るセットトレイ3Aと相違しているだけで、その他の構成は前記実施例1と同様である。
従って、ここでは前記実施例1と同様の構成については説明を省略し、前記実施例1と相違する本体65の構成を中心にして実施例2に係るセットトレイ3Bの構成と、該セットトレイ3Bを使用することによって実行される使用形態とその作用とについて説明する。
即ち、本実施例では、図8に示すように本体65のセット面23に、当該セットトレイ3Bの上に積み重ねられる他のセットトレイ3Bの脚部71が配置される凹部87が、脚部71の数および位置に対応して4個形成されている。ここで、凹部87の形状は、本体65のセット面23としての一様な平滑性を低下しないように浅く且つ滑らかな凹面に形成されている(図8では解り易くするために、凹部87が大きく記載されている)ことが望ましい。
前記凹部87は、前記脚部71の先端部71bを収容できる深さを有し、前記脚部71の先端部71bと同様の形状で僅かに前記先端部71bより大きめの凹部によって形成されている。
前記凹部87の深さは、トレイ表面へ凹部を形成することから、本体65の厚み以下であることが好ましい。さらには、該凹部87の深さは、本体65の強度低下を抑える観点からは、該本体65の厚みの2分の1以下であることがより好ましい。また、脚部71の先端部71bと前記凹部87との接触によりその素材によっては両者とも削れてしまう虞があることから、本体65の下面まで貫通した貫通孔でも良い。
凹部87の形成場所は、好ましくは、印刷領域の外側である。
そして、このようにして構成されるセットトレイ3Bを使用した場合には、図9に示すように複数組のセットトレイ3Bを積み重ねた場合に、上方のセットトレイ3Bの脚部71の先端部71bが下方のセットトレイ3Bのセット面23に形成された凹部87に配置されるため、当該セットトレイ3Bの積み重ね状態が強固になり、各段のセットトレイ3Bの位置ずれやセットトレイ3Bの崩落が抑制される。
また、複数組のセットトレイ3Bを積み重ねることでセットトレイ3Bの収納効率が積み重ねができない構造に対して向上する。ここで、収納効率は単位面積当たりのトレイ数である。
[実施例3](図10参照)
実施例3に係るセットトレイ3Cは、本体65と脚部71C(実施例1と区別するために符号Cを付した)と把持部73C(実施例1と区別するために符号Cを付した)の構成が前記実施例1に係るセットトレイ3Aと相違しており、その他の構成は前記実施例1と同様の構成を有している。
従って、ここでは前記実施例1と同様の構成については説明を省略し、前記実施例1と相違する本体65と脚部71Cと把持部73Cの構成を中心にして実施例3に係るセットトレイ3の構成と、その作用について説明する。
即ち、本実施例では、図10に示すように、把持部73Cと脚部71Cとが別体の部材によって構成されている。セットトレイ3の本体65には前記脚部71Cの取付け位置を前後方向の一定の範囲で調整し得る長穴89が、前記実施例1において設けていた取付け穴77に代えて設けられている。
具体的には、脚部71Cは側面視三角形状の平板状部材によって構成されており、該脚部71Cの上面には、ネジ孔が2つずつ形成されている。
把持部73Cは、門型に折り曲げた棒状部材を本体65の装着面24から下方に向けて突出させ、更に側面外方に向けて折り曲げた形状のハンドル様の部材によって構成されている。
また、前記本体65には、前記把持部73Cを本体65の装着面24に取り付けるための取付け穴91が形成されており、固定ネジ79を使用して前記脚部71Cと把持部73Cは本体65の装着面24の所定の位置に取り付けられている。
そして、このようにして構成されるセットトレイ3Cを使用した場合にも前記実施例1のセットトレイ3Aと同様の作用が発揮され、更に本実施例にあっては、作業者が作業を行い易い位置に脚部71Cの取付け位置を調整でき、把持部73Cが掴み易くなってセットトレイ3Cの移送作業が容易になる。
[他の実施例]
本発明に係るセットトレイ、インクジェット捺染装置及び印捺物の製造方法は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えば、前記脚部71の形状、材質及び個数等は前記実施例1〜3に示す構成に限らず種々の構成が採用でき、矩形ブロック形状、円錐台形状、角錐台形状、円柱形状あるいは角柱形状等の脚部71を採用することが可能である。また、材質も合成樹脂、木材、あるいはゴム状弾性材等種々の材質を採用することが可能である。
また、脚部71の数は4個に限らず3個でもよいし、5個以上設けることが可能であり、脚部71の取付け位置も本体65の装着面24の周縁部だけでなく、該周縁部の内方に脚部71を設けることも可能である。
(1)脚部の数
例えば、トレイサイズに応じて脚部の数を調整しても良い。具体的には、小さいSサイズは2つ、中間のMサイズは3つ、大きいLサイズは4つというように、トレイサイズの増加に応じて脚部を増やすようにする。脚部が2つ場合は、2つの脚部でも安定して立てるように該脚部の下端は平坦な面形状に形成される。
トレイサイズが大きくなると、それに応じてトレイ自身の重量が増加する。そうしたとき、長期間に渡ってトレイを放置しておく場合には、自重によりトレイが変形する虞がある。そこで、トレイサイズに応じて脚部を増やすことにより、トレイの変形を抑えることができる。
トレイサイズが小さければ中心点から端部までの距離が短くなるため、大きい場合に比べてトレイ変形の虞が小さい。よって、小サイズトレイについてはコスト削減・重量の増加防止のため、脚部を少なくする。
(2)脚部の場所
また、トレイの自重による変形は、トレイのうち中心点から遠い四隅の部分がより激しくなる。したがって、より隅に近いところに脚部が配置されていると、トレイの変形を抑えることができる。
(3)脚部の設け方
上記実施例では、脚部71は本体65の装着面24から位置決めピン67と同じ方向に突設されているが、例えば本体65の側面から突出、即ち本体65の側面に脚部71をねじ止めし、脚部71を前記本体65の側面から前記位置決めピン67と同方向に突出させた構造でも良い。
また、本体65の材質としては、アクリル板等の透明な合成樹脂平板材料が一例として使用できるが、不透明の合成樹脂平板材料、木材、アルミ製の平板材料等であっても構わない。また、アクリル製の合成樹脂平板の周囲にアルミ製ないしステンレス製の補強枠を設ける等、複合材料によって本体65を構成することも可能である。
本体の形状も実施例の長方形に限らず、一部の片が突曲面形状、山形形状等であってもよい。
また、セットトレイ3の重量が軽い場合には、印捺中のセットトレイ3の浮き上がりを防止するためにセットトレイ3を取付けアタッチメント47上に載置した後、取付けアタッチメント47上にセットトレイ3を固定するネジ式あるいはクランプ式等のロック手段を設けることも可能である。
1 インクジェット捺染装置、 2 装置本体、 3 セットトレイ、5 本体部、 7 縁部、 9 第一の面、 11 第二の面、 13 インク吐出ヘッド、 15 捺染実行領域、 17 搬送部、 19 印捺部、 21 キャリッジ、 23 セット面、 24 装着面、 25 枠、 25a 下面、 26 枠要素、 29 支持ベース、 30 スライダー、 31 支持部、 33 接続機構、 37 操作ボタン、 39 表示部、 41 インクカートリッジ、 43 タイミングベルト、 45 ガイドロッド、 47 取付けアタッチメント、 48 嵌合穴部、 49 取付け板、 51 (位置決め用の)軸部、 53 位置決めピン、 53a 先端、 53b 先端、 55 穴部、 57 窓部、 59 段部、 61 側板部、 65 本体、 66 端縁部、 67 位置決めピン(第1の突出部)、 67a 先端、 67b 外フランジ部、 68 穴部、 69 平面部、 70 脚部ユニット、 71 脚部、 71a 傾斜面、 71b 先端部、 73 把持部、 73a 下面、 77 取付け穴、 79 固定ネジ、 81 軸受部材、 81a 傾斜面、 83 軸受部材、 87 係合凹部、 89 長穴、 91 取付け穴、 T 被捺染材(布帛)、 Ta 胴部、 Tb 袖部、 A 搬送方向、 B 幅方向、 S 空間

Claims (6)

  1. インクジェット捺染装置の支持部に対して着脱可能に設けられるセットトレイであって、
    被捺染材をセットするセット面を有する本体と、
    前記セット面とは反対の側に突出して設けられ、前記本体を前記支持部に配置する際に使用される第1の突出部と、
    前記セット面とは反対の側に設けられ互いに離れた少なくとも二つの把持部と、
    前記本体の前記セット面とは反対の側に突出して設けられ、前記第1の突出部よりも突出寸法の長い脚部と、を備え、
    前記脚部で前記本体を立たせた状態において前記把持部の下方に手が入る隙間を有することを特徴とするセットトレイ。
  2. 請求項1に記載されたセットトレイにおいて、
    前記把持部は前記本体の少なくとも相対する二つの端部に設けられていることを特徴とするセットトレイ。
  3. 請求項1又は2に記載されたセットトレイにおいて、
    前記セット面に被捺染材がセットされた状態の前記本体に嵌め込まれ、前記被捺染材の前記セット状態を維持する枠を備え、
    前記把持部の前記セット面とは反対の側の装着面を基準とした突出寸法は、前記嵌め込まれた状態の前記枠が前記突出方向に存在する範囲を超える長さであることを特徴とするセットトレイ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載されたセットトレイにおいて、
    前記把持部と前記脚部は一体に形成されていることを特徴とするセットトレイ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載されたセットトレイと、
    前記セットトレイが着脱可能に設けられる支持部と、
    前記セットトレイにセットされた被捺染材にインクを吐出する印捺部と、を備えるインクジェット捺染装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載されたセットトレイを、インクジェット捺染装置の支持部から外して前記脚部で立たせた状態で前記セット面に被捺染材をセットし、次いで該セットトレイの前記把持部を手で持って該セットトレイを移送し、該セットトレイを前記支持部に配置し、印捺を実行することを特徴とする印捺物の製造方法。
JP2012098464A 2012-04-24 2012-04-24 セットトレイ、インクジェット被捺染装置及び印捺物の製造方法 Expired - Fee Related JP5974359B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012098464A JP5974359B2 (ja) 2012-04-24 2012-04-24 セットトレイ、インクジェット被捺染装置及び印捺物の製造方法
US13/835,336 US20130278698A1 (en) 2012-04-24 2013-03-15 Tray, ink jet textile printing apparatus, and manufacturing method of printed matter
CN201310100119.1A CN103373080B (zh) 2012-04-24 2013-03-26 托盘、喷墨印染装置以及印花物的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012098464A JP5974359B2 (ja) 2012-04-24 2012-04-24 セットトレイ、インクジェット被捺染装置及び印捺物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013226657A JP2013226657A (ja) 2013-11-07
JP5974359B2 true JP5974359B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=49379736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012098464A Expired - Fee Related JP5974359B2 (ja) 2012-04-24 2012-04-24 セットトレイ、インクジェット被捺染装置及び印捺物の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20130278698A1 (ja)
JP (1) JP5974359B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6210320B2 (ja) * 2014-03-27 2017-10-11 セイコーエプソン株式会社 媒体保持装置および記録装置
JP2016155272A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 セイコーエプソン株式会社 媒体支持ユニット、記録装置及び媒体支持方法
JP6460327B2 (ja) 2015-02-25 2019-01-30 セイコーエプソン株式会社 媒体支持ユニット及び記録装置
WO2016153441A1 (en) * 2015-03-25 2016-09-29 Aykur Teksti̇l Ltd. Şti̇ Magnetic puller printer table for position adjustment on x-y axis
JP2017087585A (ja) 2015-11-11 2017-05-25 セイコーエプソン株式会社 印刷装置及び媒体支持部の移動方法
JP6720542B2 (ja) 2016-01-14 2020-07-08 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2017159472A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 セイコーエプソン株式会社 媒体支持ユニット及び印刷装置
US10625522B2 (en) 2016-05-06 2020-04-21 Ricoh Company, Ltd. Image adding system, printer, cloth holder, and holder with cloth
US10550514B2 (en) * 2016-10-17 2020-02-04 Ricoh Company, Ltd. Cloth heating apparatus, cloth heating method, method of applying image to cloth, medium heating apparatus
JP6859873B2 (ja) * 2016-11-25 2021-04-14 株式会社リコー 布地に印刷する装置、布地保持部材、布地を加熱する装置、布地に画像を付与する方法
JP2018090944A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 株式会社リコー 布地保持部材、布地に印刷する装置、布地を加熱する装置、布地に画像を付与する方法
US10532591B2 (en) * 2016-12-06 2020-01-14 Ricoh Company, Ltd. Cloth holder stacker, fabric printing apparatus, and heating device
JP2018094768A (ja) 2016-12-12 2018-06-21 ブラザー工業株式会社 プラテンユニット及び印刷装置
JP6996202B2 (ja) * 2017-09-29 2022-01-17 セイコーエプソン株式会社 印刷装置及び押さえ部の保持方法
CN107521230B (zh) * 2017-10-09 2019-03-19 利辛县双盈纺织有限公司 一种用于循序渐变印花的数字喷墨印花方法
EP3713767B1 (en) 2018-12-20 2023-11-01 Kornit Digital Ltd. Printing head height control
USD890254S1 (en) * 2018-12-20 2020-07-14 Kornit Digital Ltd. Printing machine
US20230191807A1 (en) * 2020-06-07 2023-06-22 Kornit Digital Ltd. Modular pallet

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10235968A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US6631985B2 (en) * 2000-11-17 2003-10-14 Canon Denshi Kabushiki Kaisha Ink-jet textile printing system, ink-jet textile printing apparatus, and ink-jet textile printing method
JP3969168B2 (ja) * 2002-04-23 2007-09-05 ブラザー工業株式会社 インクジェットプリンタのプラテン装置
JP4821138B2 (ja) * 2005-03-04 2011-11-24 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
JP2007271981A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US7854200B2 (en) * 2007-01-06 2010-12-21 Livingston John C Hold down device for material placed on platen of digital printing machine
US7765927B1 (en) * 2007-02-14 2010-08-03 Cafepress.Com Method of printing on article of clothing using an adjustable area platen
US7975623B1 (en) * 2007-06-14 2011-07-12 Gassick Robert Serving tray systems
JP5110404B2 (ja) * 2010-03-31 2012-12-26 ブラザー工業株式会社 画像形成方法、画像を有する布帛の製造方法および処理剤
JP5909926B2 (ja) * 2011-08-29 2016-04-27 セイコーエプソン株式会社 インクジェット捺染装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013226657A (ja) 2013-11-07
CN103373080A (zh) 2013-10-30
US20130278698A1 (en) 2013-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5974359B2 (ja) セットトレイ、インクジェット被捺染装置及び印捺物の製造方法
JP5982988B2 (ja) セットトレイ、インクジェット捺染装置、セットトレイの保管方法及び印捺物の製造方法
JP5853593B2 (ja) 被捺染材の支持装置、捺染装置及び印捺物の製造方法
JP6024870B2 (ja) 被捺染材のセット装置及びインクジェット捺染装置
JP2013063637A (ja) インクジェット捺染装置
US20030197772A1 (en) Platen device for holding workpiece in ink-jet printer
JP6465342B2 (ja) 媒体支持ユニット、記録装置及び媒体支持方法
JP5839175B2 (ja) 捺染装置及び捺染方法
JP5825474B2 (ja) インクジェット捺染装置
JPH03174060A (ja) インターシヤ方式横編機の糸自動供給装置
US20120025004A1 (en) Donning and doffing yarn tubes using magnetic force
CN103373080B (zh) 托盘、喷墨印染装置以及印花物的制造方法
JP2006123361A (ja) 可撓性シート状素材の印刷方法およびインクジェットプリンタ
US11117390B2 (en) Printing apparatus and pressing unit retaining method
JP6020796B2 (ja) 被捺装置
JP5857625B2 (ja) 捺染装置
JP2017164909A (ja) 媒体支持ユニット及び印刷装置
JP5807447B2 (ja) インクジェット捺染装置
JP2017140710A (ja) 印刷装置及び支持部の固定方法
JP3171628U (ja) 衣類折り畳み具
KR200420602Y1 (ko) 프린터용 섬유제품 고정거치대
JP6984306B2 (ja) 印刷装置及び支持部の固定方法
JP6777145B2 (ja) 液体吐出装置及び吐出部の交換方法
JP2019025669A (ja) 媒体支持ユニット及び印刷装置
KR20090001987U (ko) 자수 미싱의 수틀

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160524

TRDD Decision of grant or rejection written
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160609

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160617

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5974359

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees