JP5971655B2 - 永久磁石式回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、回転子に永久磁石を設けた永久磁石式回転電機に関するものである。
例えば産業機械、電気自動車及びハイブリッド自動車等においては、高出力化のために、回転子に永久磁石を設けた永久磁石式回転電機が用いられることが多い。
従来、回転子における漏れ磁束の発生を抑制するために、回転子鉄心の外周部分に形成された溝内に一対の永久磁石を回転子の周方向へ並べて配置するとともに、一対の永久磁石間に金属板を挿入し、溝の底面と金属板との間に設けられた保持部材で金属板を溝内に保持することにより、溝の内面と金属板との間に空間を形成した永久磁石式回転電機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、従来、放射状に突出する複数のくさびを持つ非磁性材料の支持体を回転子の回転軸に固定し、回転子の磁極鉄心に設けられた切欠部に支持体のくさびを嵌合させることにより、磁極鉄心を回転軸に保持した永久磁石式回転子も提案されている(例えば特許文献2参照)。
米国特許第6768238号明細書 実開平3−97353号公報
しかし、特許文献1に示されている永久磁石式回転電機では、金属板が保持部材を介して回転子鉄心に保持されているので、保持部材の位置が回転子鉄心に対してずれると、回転子鉄心に対する金属板の位置もずれてしまい、回転子の回転バランスのずれ等が生じてしまう。これにより、例えば回転電機の振動及び騒音が大きくなり、回転電機の特性が低下してしまうおそれがある。
また、特許文献2に示されている永久磁石式回転子では、支持体が磁極鉄心と回転軸との間の空間を埋めるように配置されているので、支持体の体積が大きくなってしまう。これにより、支持体の材料の使用量が多くなり、コストが増大してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、回転電機の特性の低下を抑制することができるとともに、コストの削減を図ることができる永久磁石式回転電機を得ることを目的とする。
この発明に係る永久磁石式回転電機は、筒状の固定子、及び固定子の内側に配置され、軸線を中心として固定子に対して回転される回転子を備えている永久磁石式回転電機であって、回転子は、軸線上に配置された回転軸と、軸線方向について互いに離して配置され、回転軸に固定された一対の端板と、回転軸と固定子との間で回転軸及び固定子のそれぞれから離した状態で周方向について並べられ、各端板間にそれぞれ設けられた複数の磁性部材と、周方向について各磁性部材間に保持された複数の永久磁石と、各磁性部材のそれぞれと回転軸とを個別に連結する複数の連結材とを有し、各端板には、各連結材が個別に嵌る複数の嵌合穴が設けられている。
この発明に係る永久磁石式回転電機によれば、回転電機の特性の低下を抑制することができるとともに、コストの削減を図ることができる。
この発明の実施の形態1による永久磁石式回転電機を示す断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 図1の回転子を各永久磁石の着磁方向とともに示す断面図である。 図4の回転子の一部を各永久磁石による磁束の流れとともに示す拡大断面図である。 図5の各連結材が磁性体である場合の回転子を示す拡大断面図である。 図1の回転子の組み立て時において磁性部材及び連結材の位置が回転軸に対してずれている状態を示す拡大断面図である。 この発明の実施の形態2による回転電機の回転子を示す断面図である。 この発明の実施の形態3による回転電機の回転子を示す断面図である。 この発明の実施の形態4による回転電機の回転子を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態5による回転電機の回転子を示す断面図である。 図11の連結材を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6による回転電機の回転子を示す断面図である。 図13の連結材の要部を示す斜視図である。 図14の連結材を回転子の軸線方向に沿って見たときの状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態7による回転電機の回転軸を示す斜視図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による永久磁石式回転電機を示す断面図である。また、図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。さらに、図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。なお、図1は、図2のI−I線に沿った断面図である。図において、永久磁石式回転電機(以下、単に「回転電機」という)1は、筒状の固定子2と、固定子2の内側に配置され、回転電機1の軸線を中心として固定子2に対して回転される回転子3と、固定子2及び回転子3を囲んだ状態で固定子2及び回転子3を支持するフレーム4とを有している。この例では、回転電機1が同期電動機とされている。
フレーム4の軸線方向両端部には、図2に示すように、ベアリング5がそれぞれ設けられている。回転子3は、各ベアリング5を介してフレーム4に回転自在に支持されている。固定子2は、フレーム4の内周面に固定されている。
固定子2は、回転子3と同軸に配置されている。また、固定子2は、回転子3の径方向について回転子3と隙間を介して対向する固定子コア11と、固定子コア11に設けられ、固定子コア11の周方向へ並ぶ複数の固定子コイル12とを有している。
固定子コア11は、図1に示すように、回転子3を囲む円筒状のコアバック13と、コアバック13から回転子3に向かって(即ち、径方向内側へ)それぞれ突出し、周方向へ互いに間隔を置いて配置された複数のティース14とを有している。各ティース14間には、回転子3に向けて開放されたスロット15が形成されている。各固定子コイル12は、各ティース14に個別に巻かれている。各スロット15には、固定子コイル12が配置されている。各ティース14には、各固定子コイル12への給電により固定子磁極が形成される。
回転子3は、回転電機1の軸線上に配置された回転軸21と、軸線方向について互いに離して配置され、回転軸21にそれぞれ固定された一対の端板22(図2)と、回転軸21と固定子2との間で周方向について並べられ、各端板22間にそれぞれ設けられた複数の磁性部材(回転子鉄心)23と、周方向について各磁性部材23間に保持された複数の永久磁石24と、各磁性部材23のそれぞれと回転軸21とを個別に連結する複数の連結材25とを有している。
回転軸21は、フレーム4の軸線方向両端部を貫通する円柱状の軸本体部26と、軸本体部26の外周を囲んだ状態で軸本体部26に固定された軸筒状部27とを有している。軸本体部26及び軸筒状部27は、磁性材料(例えば鉄等)により構成されている。この例では、軸本体部26及び軸筒状部27のそれぞれが単一材を加工して作製されている。
軸本体部26は、回転軸21の軸線上に配置されている。また、軸本体部26は、軸筒状部27の内周面に隙間なく嵌められている。軸本体部26の長さは、軸筒状部27の長さよりも長くなっている。一対のベアリング5は、図2に示すように、軸本体部26の軸筒状部27から突出した部分にそれぞれ嵌められている。回転軸21は、フレーム4の軸線方向両端部に軸本体部26を貫通させた状態で、ベアリング5を介してフレーム4に回転自在に支持されている。
軸筒状部27は、フレーム4内に配置されている。また、軸筒状部27は、例えば焼嵌め、圧入、又はキーとキー溝との嵌合等によって、回転子3にかかるトルクに耐える強度で軸本体部26に固定されている。
各端板22は、図2に示すように、回転軸21の軸線方向について軸筒状部27を挟んで互いに離して配置されている。各端板22の中央部には、図3に示すように、軸本体部26が貫通する軸貫通孔28が設けられている。各端板22は、軸本体部26が軸貫通孔28に嵌った状態で回転軸21に固定されている。回転軸21に対する各端板22の固定方法としては、例えば軸貫通孔28への軸本体部26の圧入等が挙げられる。これにより、各端板22は、軸本体部26に固定されている。この例では、各端板22の形状が円板状となっている。
各磁性部材23は、図1に示すように、軸筒状部27及び固定子2のそれぞれから離して配置されている。また、各磁性部材23は、回転子3の軸線に沿って配置されている。各磁性部材23は、複数の薄板(この例では、鋼板)を回転子3の軸線方向に積層して構成された積層体である。回転子3の周方向についての各磁性部材23の断面の寸法は、回転子3の径方向外側(固定子2側)から径方向内側(回転軸21側)に向かって連続的に小さくなっている。また、各磁性部材23の断面形状は、回転子3の軸線方向のどの位置でも同じ形状となっている。
各磁性部材23は、図2に示すように、複数の締結手段30の締結により一対の端板22と一体化されている。これにより、各磁性部材23の一端部は一方の端板22に固定され、各磁性部材23の他端部は他方の端板22に固定されている。各締結手段30は、磁性部材23を個別に貫通しかつ各端板22を貫通する支持棒(ねじ棒)31と、支持棒31の両端部にそれぞれ螺合され、各端板22及び磁性部材23を両側からまとめて締め付ける一対のナット32とを有している。
各永久磁石24は、図1に示すように、周方向について互いに隣り合う2つの磁性部材23間に個別に挟まれ、かつ軸線方向について一対の端板22に挟まれた状態で、回転子3の軸線方向に沿って配置されている。永久磁石24は、永久磁石24の周方向両側に位置する磁性部材23のそれぞれの側面に接触した状態で各磁性部材23間に保持されている。各磁性部材23及び各永久磁石24のそれぞれと軸筒状部27との間には、空間が存在している。
各永久磁石24は、回転子3の径方向についての寸法が回転子3の周方向についての寸法よりも長くなるように、回転子3の軸線を中心として放射状に配置されている。即ち、回転子3に対する永久磁石24の埋め込み方式は、縦埋め込み型(スポーク型)の方式となっている。この例では、各永久磁石24の断面形状が矩形状となっており、矩形状の長辺を回転子3の径方向に一致させて各永久磁石24が配置されている。
各永久磁石24の固定子2側(即ち、各永久磁石24の径方向外側)の位置には、各磁性部材23間から永久磁石24が飛び出すことを防止する磁石保持部材33がそれぞれ配置されている。各磁石保持部材33は、回転子3の軸線方向に沿って配置されている。各磁性部材23の両側面には、磁石保持部材33の側部が嵌る切欠溝34が回転子3の軸線方向に沿って設けられている。各磁石保持部材33は、両側の磁性部材23に設けられた2つの切欠溝34に両側部を嵌めることにより、各磁性部材23間に保持されている。一般には、非磁性体である、例えばFRP(Fiber Reinforced Plastic)等の樹脂が各磁石保持部材33用いられている。
各磁性部材23の回転軸21側の面(即ち、各磁性部材23の内周面)には、第1のダブテイル溝(第1の係合溝)35が回転子3の軸線方向に沿ってそれぞれ設けられている。軸筒状部27の外周面には、複数の第2のダブテイル溝(第2の係合溝)36が周方向について互いに間隔を置いて設けられている。各第2のダブテイル溝36は、各磁性部材23における第1のダブテイル溝35に径方向について個別に対向している。第1及び第2のダブテイル溝35,36のそれぞれ深さ方向は、回転子3の径方向と一致している。第1及び第2のダブテイル溝35,36は、溝の底面に向かって幅寸法が連続的に広くなる溝である。この例では、第1及び第2のダブテイル溝35,36の断面形状が略三角形状とされている。
各連結材25は、各磁性部材23の位置に合わせて回転子3の周方向について互いに離して配置されている。この例では、各連結材25が回転子3の周方向について等間隔に配置されている。また、各連結材25は、回転子3の軸線方向に沿って配置されている。
各連結材25は、第1のダブテイル溝35に嵌る第1の係合部25aと、第2のダブテイル溝36に嵌る第2の係合部25bと、第1の係合部25a及び第2の係合部25b間を繋ぐ結合部25cとを有している。第1の係合部25aの断面形状は、第1のダブテイル溝35の断面形状に合わせた断面形状となっている。第2の係合部25bの断面形状は、第2のダブテイル溝36の断面形状に合わせた断面形状となっている。これにより、第1及び第2の係合部25a,25bのそれぞれの幅寸法は、結合部25cに向かって連続的に狭くなっている。連結材25の断面形状は、回転子3の軸線方向のどの位置でも同じ形状となっている。この例では、第1及び第2の係合部25a,25bのそれぞれの幅寸法が同じ寸法となっている。
各連結材25は、第1の係合部25aを第1のダブテイル溝35に嵌めて、第2の係合部25bを第2のダブテイル溝36に嵌めることにより、回転子3の径方向及び周方向のいずれについても、磁性部材23及び軸筒状部27のそれぞれに対して係合されている。各連結材25は、第1の係合部25aを第1のダブテイル溝35の内面に係合させ、かつ第2の係合部25bを第2のダブテイル溝36の内面に係合させた状態で、磁性部材23及び軸筒状部27間に繋がっている。これにより、各磁性部材23及び各永久磁石24は、回転子3の遠心力に耐える強度で回転軸21に対して保持されている。
各連結材25は、非磁性体である。各連結材25の材料としては、例えば鉄系で弾性係数の高いSUS304等が用いられている。連結材25の材料として鉄系の材料を用いると、アルミニウム又は銅等の合金を連結材25の材料として用いた場合と比べて、連結材25の熱膨張率が磁性部材23及び回転軸21の熱膨張率に近い値となることから、回転子3における熱応力及び熱歪みの発生が抑制される。
各連結材25の長さは、軸筒状部27及び各磁性部材23のそれぞれの長さよりも長くなっている。各端板22には、図2及び図3に示すように、各連結材25が個別に嵌る複数の嵌合穴37が設けられている。この例では、各嵌合穴37が周方向について等間隔に設けられている。また、この例では、各嵌合穴37の径方向内側部分は、軸貫通孔28内に開放されている。一方の端板22の嵌合穴37には連結材25の一端部が嵌っており、他方の端板22の嵌合穴37には連結材25の他端部が嵌っている。
各嵌合穴37の内面には、連結材25の径方向外側で連結材25と係合する径方向係合面37aと、連結材25の周方向について連結材25と係合する一対の周方向係合面37bとが設けられている。この例では、周方向係合面37bが径方向に沿った面であり、径方向係合面37aが周方向係合面37bに対して垂直な面である。各径方向係合面37aのそれぞれと回転子3の軸線との間の距離は、すべて同じになっている。連結材25が嵌合穴37に嵌った状態では、連結材25が径方向係合面37aと係合することにより、端板22に対する連結材25の径方向外側への変位が規制され、連結材25が一対の周方向係合面37bと係合することにより、端板22に対する連結材25の周方向への変位が規制されている。
図4は、図1の回転子3を各永久磁石24の着磁方向とともに示す断面図である。また、図5は、図4の回転子3の一部を各永久磁石24による磁束の流れとともに示す拡大断面図である。図4及び図5では、各永久磁石24の着磁方向が矢印Aで示されている。図4及び図5に示すように、各永久磁石24は、回転子3の周方向について共通の磁性部材23に同じ極を向けてそれぞれ配置されている。
各永久磁石24による磁束は、図5の矢印B(細線の矢印)で示した方向に分布している。即ち、周方向について互いに隣り合う2つの磁性部材23のうち、一方では、永久磁石24による磁束が磁性部材23の側面から磁性部材23の外周面に向かって通過し、他方では、永久磁石24による磁束が磁性部材23の外周面から磁性部材23の側面に向かって通過している。各永久磁石24による磁束は、各磁性部材23及び固定子コア11間でループ状を形成するように磁性部材23及び固定子コア11を通過している。これにより、各磁性部材23には、回転子磁極が形成されている。
ここで、図6は、図5の各連結材25が磁性体である場合の回転子3を示す拡大断面図である。各連結材25が磁性体である場合、永久磁石24による磁束の一部は、図6の矢印C(破線の矢印)で示すように、連結材25及び軸筒状部27を通過するループを形成する。これにより、各連結材25が磁性体である場合には、各永久磁石24による磁束のうち、連結材25を通過する磁束が固定子2と結合しなくなり、回転電機1の効率が低下する。各連結材25を通過する磁束量は、連結材25の透磁率が高いほど多くなり、回転電機1の特性に悪影響を与える。従って、各連結材25は非磁性体であることが望ましい。
次に、回転子3の組み立て方法について説明する。まず、軸本体部26に軸筒状部27を例えば圧入等によって固定して回転軸21を作製しておく。この後、軸筒状部27の周囲に磁性部材23と永久磁石24とを周方向に交互に配置した状態で、第1の係合部25aを第1のダブテイル溝35に軸線方向に沿って挿入し、かつ第2の係合部25bを第2のダブテイル溝36に軸線方向に沿って挿入することにより、各磁性部材23のそれぞれと軸筒状部27とを連結材25によって個別に連結する。また、互いに隣り合う磁性部材23の切欠溝34間に磁石保持部材33を軸線方向に沿って挿入し、永久磁石24の径方向外側の位置に磁石保持部材33を保持する。
この後、回転軸21の軸線方向両側から軸本体部26に端板22の軸貫通孔28を例えば圧入等によって嵌めて、各端板22を回転軸21に固定する。このとき、各連結材25の軸線方向端部が端板22の各嵌合穴37に個別に嵌るようにする。この後、支持棒31を一方の端板22、磁性部材23及び他方の端板22の順に通し、支持棒31の両端部にそれぞれ螺合した一対のナット32で各端板22及び磁性部材23をまとめて締め付ける。このようにして、回転子3を組み立てる。
ここで、回転子3が完成している状態では、磁性部材23、永久磁石24、連結材25、軸筒状部27のそれぞれの部品間、又はいずれかの部品間に微小隙間が存在している。回転子3が完成している状態で各部品間のいずれにも微小隙間がなくなるように設計した場合、例えば部品間に微小異物が入っていたり、各部品の少なくともいずれかに加工誤差が生じたりしていると、回転子3の組み立て時の最後に、いずれかの部品が入らなくなるおそれがある。従って、回転子3が完成した状態でいずれかの部品間に微小隙間が生じるように回転子3の各部品の設計製作をしている。回転子3が完成している状態で回転子3の部品間に微小隙間が生じていると、磁性部材23、永久磁石24及び連結材25のそれぞれが回転軸21に対して設計位置(同軸の位置)からずれやすくなる。
図7は、図1の回転子3の組み立て時において磁性部材23及び連結材25の位置が回転軸21に対してずれている状態を示す拡大断面図である。図7には、互いに隣り合う2つの磁性部材23a,23bの間に存在する永久磁石24aの幅寸法(永久磁石24aの周方向寸法)L1が、他の永久磁石24の幅寸法L2よりも大きく形成されてしまっている状態が示されている。また、図7には、回転子3の組み立て時に、磁性部材23aの左側(幅寸法の大きい永久磁石24a側と反対側)に存在する永久磁石24との間に微小異物38が挟まってしまった状態が示されている。
図7に示すように、磁性部材23aと永久磁石24との間に微小異物38が挟まっており、永久磁石24aの幅寸法L1が他の永久磁石24の幅寸法L2よりも大きくなっていると、磁性部材23a及び磁性部材23bのそれぞれを正常な設計位置まで挿入することができず、他の正常な設計位置に存在する磁性部材23と比べて磁性部材23aの外周部分が径方向外側へ突出している。これにより、磁性部材23a,23bのそれぞれに繋がっている各連結材25も、各ダブテイル溝35,36との間の微小隙間等の存在から、正常な設計位置から径方向外側へずれている。
図7では、この状態を分かりやすくするために、磁性部材23の設計位置に基づく第1の基準線Xと、連結材25の設計位置に基づく第2の基準線Yとを示している。なお、図7では、状態を分かりやすくするために、磁性部材23a,23bの位置が大幅にずれた状態、及び永久磁石24aの幅寸法が大幅に大きくなっている状態を示しているが、実際のずれ量はごく僅かである。
本実施の形態では、各連結材25が各端板22の各嵌合穴37に嵌められることにより、各連結材25の位置が径方向及び周方向について規制されている。これにより、本実施の形態では、回転子3の組み立て時に、磁性部材23aと永久磁石24との間に微小異物38が挟まっていたり、永久磁石24aの寸法に誤差が生じていたりしている場合であっても、各連結材25及び各磁性部材23のそれぞれの位置のずれが径方向及び周方向について生じにくくなっている。
また、本実施の形態では、磁性部材23が連結材25と一箇所のみで繋がっているので、軸筒状部27に対する磁性部材23の取り付け誤差が小さくなる。従って、各連結材25の位置が嵌合穴37によって正常な位置に規制されることにより、回転軸21と各磁性部材23との同軸状態は確保される。なお、各端板22の軸貫通孔28と軸本体部26との間、及び各端板22の嵌合穴37と連結材25との間の嵌め合いを締まり嵌めとすることにより、回転軸21と各磁性部材23との同軸度がさらに高まる。
このような回転電機1では、各磁性部材23のそれぞれと回転軸21とが複数の連結材25によって個別に連結され、各連結材25が個別に嵌る複数の嵌合穴37が、回転軸21に固定された各端板22に設けられているので、回転軸21に対する各連結材25の位置を各端板22によって径方向及び周方向について規制することができ、回転軸21に対する各磁性部材23の位置も径方向及び周方向について規制することができる。これにより、回転軸21に対する各磁性部材23のそれぞれの同軸度を高めることができ、回転電機1の特性(例えば回転電機1の動作時の振動及び騒音の抑制効果等)の低下を抑制することができる。また、各端板22による連結材25の位置の規制により、各磁性部材23のそれぞれと回転軸21との間に空間を生じさせても、回転軸21に対する各磁性部材23の位置を安定させることができる。これにより、各連結材25の材料の使用量を減らすことができ、コストの低減を図ることができる。
特に、各連結材25が非磁性体である場合、各連結材25の材料は、例えばステンレス鋼のような高価な材料となる。従って、この場合には、各連結材25の材料の使用量が減ることによるコスト低減効果を大きくすることができる。
また、各連結材25は、第1の係合部25aを磁性部材23の第1のダブテイル溝35の内面に係合させ、第2の係合部25bを回転軸21の第2のダブテイル溝36の内面に係合させた状態で、磁性部材23及び回転軸21間に繋がっているので、磁性部材23及び回転軸21のそれぞれに各連結材25を溶接等で繋げる必要がなくなり、溶接装置等の設備投資を減らすことができる。
また、回転軸21は、軸本体部26と、軸本体部26の外周を囲んだ状態で軸本体部26に固定された軸筒状部27とを有し、各連結材25が軸筒状部27に繋がっているので、形状が単純な別個の部材である軸本体部26及び軸筒状部27を組み合わせることにより、形状が複雑な回転軸21を作製することができる。これにより、単一材から機械加工によって回転軸21を作製する場合に比べて、回転軸21を容易に作製することができ、回転電機1の製造コストの低減化をさらに図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、各嵌合穴37の内径側端部が軸貫通孔28に開放されているが、各嵌合穴37と軸貫通孔28とを仕切る仕切り部を軸本体部26の外周部に設けてもよい。
即ち、図8は、この発明の実施の形態2による回転電機の回転子3を示す断面図である。なお、図8は、実施の形態1での図3に対応する断面図である。各端板22には、軸貫通孔28と各嵌合穴37との間を仕切る複数の仕切り部40が設けられている。各仕切り部40は、軸本体部26の外周面に沿って形成されている。また、各仕切り部40は、嵌合穴37の一対の周方向係合面37b間に端板22と一体となって繋がっている。これにより、各嵌合穴37は閉じた穴となっている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような回転電機1では、軸貫通孔28と各嵌合穴37との間を仕切る複数の仕切り部40が各端板22に設けられているので、端板22の剛性を高めることができる。これにより、回転軸21に対する各磁性部材23及び各連結材25のそれぞれの同軸度を高めることができる。
実施の形態3.
連結材25の寸法を回転子3の径方向について実施の形態1よりも大きくしてもよい。
即ち、図9は、この発明の実施の形態3による回転電機の回転子3を示す断面図である。なお、図9は、実施の形態1での図3に対応する断面図である。各連結材25の寸法は、回転子3の径方向について実施の形態1での連結材25よりも大きくなっている。第2のダブテイル溝36の深さ寸法は、連結材25の第2の係合部25bだけでなく結合部25cの一部も嵌る寸法となっている。即ち、第2のダブテイル溝36の深さ寸法は、実施の形態1での第2のダブテイル溝36の深さ寸法よりも大きくなっている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような回転電機1では、第2のダブテイル溝36の深さ寸法を、連結材25の第2の係合部25bだけでなく結合部25cの一部も嵌る寸法となっているので、各連結材25の寸法を回転子3の径方向について大きくすることができる。これにより、回転子3の径方向についての各連結材25の断面二次モーメントを向上させることができ、回転軸21に対する各磁性部材23の同軸度をさらに向上させることができる。
実施の形態4.
端板22に連結材25を溶接により固定してもよい。
即ち、図10は、この発明の実施の形態4による回転電機の回転子3を示す縦断面図である。なお、図10は、実施の形態1での図2の回転子3に対応する断面図である。各端板22には、嵌合穴37の内面と連結材25とが溶接により接合されることにより、各連結材25が固定されている。嵌合穴37の内面と連結材25との境界には、溶接部41が形成されている。この例では、嵌合穴37の径方向係合面37aと連結材25との境界に溶接部41が形成されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、連結材25が端板22に溶接により固定されているので、回転子3の径方向及び周方向だけでなく、回転子3の軸線方向についても、連結材25の位置を端板22に対して固定することができる。これにより、各連結材25及び各磁性部材23の位置のずれをさらに防止することができ、回転電機1の特性の低下の抑制をさらに図ることができる。
なお、上記の例では、各端板22のそれぞれに設けられた嵌合穴37の内面に連結材25が溶接により固定されているが、各端板22のいずれか一方に設けられた嵌合穴37の内面にのみ溶接により固定してもよい。
また、上記の例では、嵌合穴37の径方向係合面37aに連結材25が溶接により固定されているが、嵌合穴37の周方向係合面37bに連結材25を溶接により固定してもよい。
実施の形態5.
図11は、この発明の実施の形態5による回転電機の回転子3を示す断面図である。また、図12は、図11の連結材25を示す斜視図である。なお、図11は、実施の形態1での図3に対応する断面図である。各連結材25は、図12に示すように、各端板22間に配置された連結材本体42と、連結材本体42から軸線方向両側へ突出し、連結材本体42の断面の一部を除去した断面を持つ一対の嵌合突出部43とを有している。
この例では、連結材本体42の断面形状のうち、第2の係合部25bの一部と第1の係合部25aとが除去されることによって形成された矩形状が、各嵌合突出部43の断面形状となっている。これにより、この例では、各嵌合突出部43の最大寸法が、連結材本体42の最大寸法よりも、回転子3の径方向及び周方向のいずれについても小さくなっている。さらに、この例では、嵌合突出部43が、回転子3の径方向について径方向係合面37aに係合し、かつ回転子3の周方向について一対の周方向係合面37bに係合した状態で、嵌合穴37に嵌っている。
各嵌合突出部43のそれぞれと連結材本体42との境界では、連結材本体42の端面42aが露出している。これにより、各嵌合突出部43のそれぞれと連結材本体42との境界には、段差部が形成されている。各端板22には、各嵌合突出部43のそれぞれと連結材本体42との境界で露出している連結材本体42の端面42aが回転子3の軸線方向についてそれぞれ係合している。これにより、各端板22に対する各連結材25の位置が回転子3の軸線方向について規制されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような回転電機1では、連結材本体42の断面の一部を除去した断面を持つ嵌合突出部43が連結材本体42から軸線方向へ突出し、嵌合突出部43が嵌合穴37に嵌っており、連結材本体42の端面42aが軸線方向について端板22と係合しているので、連結材25が端板22に対して回転子3の軸線方向へずれることを容易に防止することができる。これにより、端板22に連結材25を溶接等により固定する必要がなくなり、溶接装置等の設備投資を減らすことができ、製造コストの低減をさらに図ることができる。
実施の形態6.
図13は、この発明の実施の形態6による回転電機の回転子3を示す断面図である。また、図14は、図13の連結材25の要部を示す斜視図である。さらに、図15は、図14の連結材25を回転子3の軸線方向に沿って見たときの状態を示す正面図である。なお、図13は、実施の形態1での図3に対応する断面図である。各連結材25は、図14に示すように、各端板22間に配置された連結材本体42と、連結材本体42から軸線方向両側へ突出し、連結材本体42の断面の一部を除去した断面を持つ一対の嵌合突出部43とを有している。
この例では、図15に示すように、連結材本体42において、第2の係合部25bの幅寸法が第1の係合部25aの幅寸法よりも大きくなっている。また、この例では、連結材本体42の断面形状のうち、第2の係合部25bの幅方向両端部のみが第1の係合部25aの幅寸法に合わせて除去された形状が、各嵌合突出部43の断面形状となっている。これにより、この例では、回転子3の周方向についての各嵌合突出部43の最大寸法が、回転子3の周方向についての連結材本体42の最大寸法よりも小さくなっている。さらに、この例では、嵌合突出部43が、回転子3の径方向について径方向係合面37aに係合し、かつ回転子3の周方向について一対の周方向係合面37bに係合した状態で、嵌合穴37に嵌っている。
各嵌合突出部43のそれぞれと連結材本体42との境界では、第2の係合部25bの幅方向両端部の位置で連結材本体42の端面42aが露出している。これにより、各嵌合突出部43のそれぞれと連結材本体42との境界には、段差部が形成されている。各端板22には、各嵌合突出部43のそれぞれと連結材本体42との境界で露出している連結材本体42の端面42aが回転子3の軸線方向についてそれぞれ係合している。これにより、各端板22に対する各連結材25の位置が回転子3の軸線方向について規制されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、連結材本体42において第2の係合部25bの幅寸法を第1の係合部25aの幅寸法よりも大きくし、連結材本体42の断面形状のうち、第2の係合部25bの幅方向両端部を除去した形状を、各嵌合突出部43の断面形状とすることによっても、連結材本体42の端面42aを嵌合突出部43との境界で露出させることができ、嵌合突出部43を嵌合穴37に嵌めた状態で連結材本体42の端面42aを軸線方向について端板22と係合させることができる。これにより、連結材25が端板22に対して回転子3の軸線方向へずれることを容易に防止することができ、製造コストの低減をさらに図ることができる。
なお、上記の例では、連結材本体42において第2の係合部25bの幅寸法が第1の係合部25aの幅寸法よりも大きくなっているが、連結材本体42において第1の係合部25aの幅寸法を第2の幅寸法よりも大きくしてもよい。この場合、各嵌合突出部43の断面形状は、連結材本体42の断面形状のうち、第1の係合部25aの幅方向両端部を除去した形状とされる。
実施の形態7.
図16は、この発明の実施の形態7による回転電機の回転軸21を示す斜視図である。図16に示すように、軸筒状部27は、回転軸21の軸線方向について複数の環状薄板27aを重ねて構成した積層体である。各環状薄板27aは、打ち抜き用型で鋼板を打ち抜く打ち抜き加工により形成されている。各環状薄板27a同士は、環状薄板27aを塑性変形させてかしめることにより一体化されている。軸筒状部27は、例えば焼嵌め、圧入、又はキーとキー溝との嵌合等によって、回転子3にかかるトルクに耐える強度で軸本体部26に固定されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、軸筒状部27は、回転軸21の軸線方向について複数の環状薄板27aを重ねて構成した積層体であるので、板に対する打ち抜き加工によって環状薄板27aを容易に形成することができ、単一材から機械加工によって軸筒状部27を形成する場合(即ち、軸筒状部27が一体物である場合)と比べて、軸筒状部27を容易に作製することができる。これにより、回転電機1の製造コストをさらに低減させることができる。
なお、上記の例では、各環状薄板27a同士をかしめているだけであるが、各環状薄板27a同士をかしめることに加えて、回転軸21の軸線方向について複数の環状薄板27aを重ねた積層体を両側から挟む一対の固定板を軸本体部26に固定してもよい。この場合、一対の固定板の厚さ寸法は、各環状薄板27aの厚さ寸法よりも大きくされる。また、この場合、各固定板は、例えば圧入等によって軸本体部26に強固に固定される。さらに、この場合、各固定板の断面形状は、各環状薄板27aの断面形状と同一とされる。このようにすれば、軸筒状部27の形状をさらに安定化させることができる。
また、上記の例では、複数の環状薄板27aを重ねた積層体が実施の形態1の軸筒状部27に適用されているが、複数の環状薄板27aを重ねた積層体を実施の形態2〜6の軸筒状部27に適用してもよい。
また、各上記実施の形態では、各連結材25が非磁性体であるが、各連結材25を磁性体としてもよい。この場合、軸筒状部27を非磁性体とすれば、永久磁石24による磁束が各連結材25を通りにくくなり、回転子3における漏れ磁束量の増大を抑制することができる。
また、各上記実施の形態では、図1に示すように、永久磁石24の数(極数)が10個、固定子2のスロット15の数が12個となっており、回転子3の極数と固定子2のスロット15の数との比が5:6となっているが、これ以外の回転子3の極数と固定子2のスロット15の数との組み合わせとなっていてもよい。
また、各上記実施の形態では、回転軸21の構成が、軸本体部26に軸筒状部27を嵌めて固定した構成となっているが、回転軸21を単一材(一体物)で構成してもよい。この場合、回転軸21のうち、軸筒状部27に対応する外径の大きい部分の外周面に各第2のダブテイル溝36が設けられる。
また、各上記実施の形態では、第1の係合部25aが嵌る第1のダブテイル溝(第1の係合溝)35の断面形状が略三角形状となっているが、第1の係合部25aが回転子3の径方向及び周方向について第1のダブテイル溝35の内面と係合されるのであれば、第1のダブテイル溝(第1の係合溝)35の断面形状はこれに限定されない。
また、各上記実施の形態では、第2の係合部25bが嵌る第2のダブテイル溝(第2の係合溝)36の断面形状が略三角形状となっているが、第2の係合部25bが回転子3の径方向及び周方向について第2のダブテイル溝36の内面と係合されるのであれば、第2のダブテイル溝(第2の係合溝)36の断面形状はこれに限定されない。
また、この発明の実施に当たっては様々な変形が可能である。さらに、各上記実施の形態のそれぞれの特徴のすべて又は選択的に組み合わせて用いることもできる。
1 回転電機(永久磁石式回転電機)、2 固定子、3 回転子、21 回転軸、22 端板、23 磁性部材、24 永久磁石、25 連結材、25a 第1の係合部、25b 第2の係合部、26 軸本体部、27 軸筒状部、27a 環状薄板(薄板)、35 第1のダブテイル溝(第1の係合溝)、36 第2のダブテイル溝(第2の係合溝)、37 嵌合穴、42 連結材本体、42a 端面、43 嵌合突出部。

Claims (6)

  1. 筒状の固定子、及び
    上記固定子の内側に配置され、軸線を中心として上記固定子に対して回転される回転子
    を備えている永久磁石式回転電機であって、
    上記回転子は、
    上記軸線上に配置された回転軸と、
    軸線方向について互いに離して配置され、上記回転軸に固定された一対の端板と、
    上記回転軸と上記固定子との間で上記回転軸及び上記固定子のそれぞれから離した状態で周方向について並べられ、各上記端板間にそれぞれ設けられた複数の磁性部材と、
    周方向について各上記磁性部材間に保持された複数の永久磁石と、
    各上記磁性部材のそれぞれと上記回転軸とを個別に連結する複数の連結材と
    を有し、
    各上記端板には、各上記連結材が個別に嵌る複数の嵌合穴が設けられている永久磁石式回転電機。
  2. 各上記連結材は、上記端板に溶接により固定されている請求項1に記載の永久磁石式回転電機。
  3. 各上記連結材は、各上記端板間に配置された連結材本体と、上記連結材本体から軸線方向へ突出し、上記連結材本体の断面の一部を除去した断面を持つ嵌合突出部とを有し、
    上記嵌合穴には、上記嵌合突出部が嵌っており、
    上記端板には、上記連結材本体と上記嵌合突出部との境界で露出している上記連結材本体の端面が軸線方向について係合している請求項1又は請求項2に記載の永久磁石式回転電機。
  4. 各上記磁性部材には、第1の係合溝がそれぞれ設けられ、
    上記回転軸には、複数の第2の係合溝が周方向について互いに間隔を置いて設けられ、
    各上記連結材は、上記第1の係合溝に嵌る第1の係合部と、上記第2の係合溝に嵌る第2の係合部とを有し、
    各上記連結材は、上記第1の係合部を上記第1の係合溝の内面に係合させ、かつ上記第2の係合部を上記第2の係合溝の内面に係合させた状態で、上記磁性部材及び上記回転軸間に繋がっている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の永久磁石式回転電機。
  5. 上記回転軸は、軸本体部と、上記軸本体部の外周を囲んだ状態で上記軸本体部に固定された軸筒状部とを有し、
    各上記連結材は、上記軸筒状部に繋がっている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の永久磁石式回転電機。
  6. 上記軸筒状部は、軸線方向について複数の薄板を重ねて構成した積層体である請求項5に記載の永久磁石式回転電機。
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