JP5968715B2 - 留め具 - Google Patents

留め具 Download PDF

Info

Publication number
JP5968715B2
JP5968715B2 JP2012170328A JP2012170328A JP5968715B2 JP 5968715 B2 JP5968715 B2 JP 5968715B2 JP 2012170328 A JP2012170328 A JP 2012170328A JP 2012170328 A JP2012170328 A JP 2012170328A JP 5968715 B2 JP5968715 B2 JP 5968715B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg
rib
extending
fastener
insertion direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012170328A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014029192A (ja
Inventor
亨 三本松
亨 三本松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP2012170328A priority Critical patent/JP5968715B2/ja
Publication of JP2014029192A publication Critical patent/JP2014029192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5968715B2 publication Critical patent/JP5968715B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

本発明は、取付対象に形成された取付孔に脚部が挿入されることで該取付対象に対して係止される留め具に関する。
従来から、自動車のボディパネルに対してドアトリムを取り付ける際、例えば特許文献1のように、ポリアセタールといった弾性及び剛性を有する熱可塑性の合成樹脂によって一体的に成形された留め具が用いられている。
特許文献1の留め具は、ドアトリムに取り付けられる頭部と、ボディパネルの取付孔に挿入される脚部とを備えている。ドアトリムには、小径部と大径部とを備える嵌入部が形成されており、頭部は、嵌入部の小径部に内嵌される円柱形状の内嵌部と、内嵌部の上端に形成され嵌入部の大径部に内挿可能な上側鍔部と、内嵌部の下端に形成され嵌入部の大径部よりも大きい下側鍔部とを備えている。
脚部を構成する軸部は、挿入方向に直交する面方向における断面が放射状をなす先細りした柱体であって、下側鍔部の下面から挿入方向に沿って延びる4つのリブで構成されており、ボディパネルの取付孔に内挿される形状に形成されている。そして、互いに隣接する一対のリブの間には、脚部を構成する係止脚が配設されている。
係止脚は、下側鍔部に連結された基端部と、上記一対のリブの一方に連結された先端部とを備えた梁状をなしている。係止脚には、先端部と基端部との間に、脚部の挿入時に取付孔の縁に押圧される張り出し部が形成されている。
こうした構成の留め具は、頭部がドアトリムに取り付けられた状態でボディパネルの取付孔に脚部が挿入される。この際、係止脚は、張り出し部が取付孔の縁に押圧されることで互いに近づくように弾性変形する。そして、留め具が取付孔にさらに挿入されると、係止脚がさらに弾性変形して最大張り出し部が取付孔の縁を通過する。すると、係止脚は、弾性変形にともなう復元力によって挿入前の状態へと復帰する。これにより、最大張り出し部がボディパネルに対するドアトリムの反対側に配置されるため、ボディパネルとドアトリムとが連結状態に保持される。
特開2002−303309号公報
ところで、上述した留め具においては、例えばボディパネルに対するドアトリムの組立性を向上させるべく、取付孔に脚部を挿入する際に必要な力である挿入力を低減させることが望まれている。
本開示の技術は、取付孔への挿入力を低減させることが可能な留め具を提供することを目的とする。
本開示における留め具の態様の一つは、頭部に連接され、取付対象に形成された取付孔への挿入により該取付対象に対して係止される脚部を備えた留め具であって、前記脚部は、前記頭部から挿入方向に延びて前記取付孔に内挿される複数のリブと、前記挿入方向に延びる梁状をなす係止脚と、を含み、前記挿入方向に直交する面方向にて前記複数のリブが互いに連結されて前記挿入方向に延びる中心部が形成されており、前記係止脚は、前記取付孔への挿入時に該取付孔の縁に押圧される被押圧面を備える張り出し部と、前記張り出し部の頭部側に孔径に合わせた係止部と、を有し、前記挿入方向に対する周方向にて互いに隣接する一対のリブの間に配設され、前記挿入方向の先端側で前記一対のリブの一方に連結され、前記挿入方向の基端側で前記頭部および前記一方のリブのうちで少なくとも前記一方のリブに対して基端連結部によって連結され、前記基端側での連結部分が、前記挿入方向にて前記張り出し部に重畳しない位置に配置され、かつ、前記面方向における前記一方のリブの延出方向と直交する方向に延びており、前記基端連結部は、前記面方向において前記一方のリブの延出方向と直交する方向に延びる板状をなしており、前記面方向における前記一方のリブと前記張り出し部との距離よりも小さい厚さを有する
本開示における留め具の一態様によれば、取付孔への挿入時、係止脚は、挿入方向に直交する面方向にて中心方向への弾性変形が可能であることに加え、挿入方向にて張り出し部と基端側での連結部分とが重なる場合に比べて、該連結部分が、張り出し部から離れた位置に配置されていることから、先端側での連結部分と基端側での連結部分とを支持点として挿入方向に対する周方向に弾性変形しやすくなる。すなわち、挿入時における係止脚の弾性変形に関する自由度が高められる。その結果、挿入孔の形状に係止脚が倣いやすくなるため挿入力が低減される。
また、上記構成によれば、先端側での連結部分と基端側での連結部分とが挿入方向に沿うように並ぶことになる。その結果、挿入方向に対する周方向に係止脚が弾性変形しやすくなる。
また、上記構成によれば、例えば、頭部に対する連結面積が同じという前提の下で、基端側での連結部分が前記一方のリブの延出方向に延びる形状をなしている場合に比べて、挿入方向に対する周方向における係止脚の剛性が小さくなることから、挿入方向に対する周方向に係止脚が弾性変形しやすくなる。
また、上記構成によれば、例えば該連結部分が一方のリブの延出方向に対して傾斜する方向に延びている場合に比べて、直交断面の寸法が同一であれば、係止脚が、挿入方向に対する周方向に弾性変形しやすくなる。
本開示における留め具の他の態様では、前記係止脚が、前記基端連結部によって前記頭部及び前記一方のリブの双方に連結されている。
本開示における留め具の他の態様によれば、係止脚が頭部及び一方のリブの双方に連結されていることから、挿入方向に対する周方向への係止脚の剛性を適度に調整出来、該係止脚における基端側での連結部分の機械的強度の調整範囲が広げられる。
本開示における留め具の他の態様において、前記張り出し部は、前記面方向における断面にて前記中心部に向かうように延びる側面と、前記側面と前記被押圧面との間を面取りする連結面と、を備える。
ここで、側面と被押圧面とが直接連結されている場合、側面と被押圧面とがなす隅部が尖鋭になるため、留め具の挿入時に、隅部の先端が取付孔の開口縁に引っ掛かって留め具がスムーズに挿入されなかったり、隅部の先端が変形したりすることでより大きな挿入力が必要となる。この点、本開示における留め具の他の態様によれば、側面と被押圧面とが直接連結されている場合に比べて、隅部の尖鋭化が抑えられることから、挿入時に隅部の先端が取付孔の開口縁に引っ掛かりにくくなるとともに隅部が取付孔の開口縁に接触したとしても隅部の変形が抑えられる。その結果、挿入力が低減される。
本開示における留め具の側面構造を示す側面図であって、該留め具によってドアトリムとボディパネルとが連結状態に保持されている状態を示す図。 図1のA−A線における脚部の断面構造を示す断面図。
以下、本開示にかかる留め具を具体化した一実施形態について図1及び図2を参照して説明する。
図1に示されるように、留め具10は、ポリアセタール等の弾性及び剛性を有する熱可塑性の合成樹脂によって一体的に成形される。留め具10は、ドアトリム1に形成された嵌入部2に嵌入される頭部20と、取付対象であるボディパネル3に形成された取付孔4にドアトリム1側から挿入される部位であって上記頭部20から挿入方向に延びる脚部30とを備えている。
頭部20は、留め具10の挿入方向に延びる略円柱形状をなしてドアトリム1の嵌入部2に内嵌される内嵌部21を備えており、この内嵌部21の上端に円板状をなす上側鍔部22が形成され、また、内嵌部21の下端に上側鍔部22よりも大径であり且つ取付孔4よりも大径の円板状をなす下側鍔部23が形成されている。そして、下側鍔部23の下面24に脚部30が一体的に形成されている。
図1及び図2に示されるように、脚部30を構成する軸部31は、挿入方向に直交する面方向の断面が放射状をなす先細りした柱体であって、下側鍔部23の下面24から挿入方向に延びて互いに連結された4つのリブ32によって構成されている。軸部31は、面方向における断面において、中心部Cから径方向に向かって延びて、各リブ32が90°毎に配設され、これら4つのリブ32が互いに連結される中心部C内に中心を有する仮想円33上に各リブ32の先端が配置されるように形成されている。また、軸部31は、上記仮想円33の径が取付孔4の径よりも小さくなるように形成されており、該取付孔4に対して挿入方向で内挿される大きさに形成されている。そして、挿入方向に対する周方向(以下、単に周方向という。)において互いに隣接する一対のリブ32の間には、脚部30を構成する係止脚35が配設されている。
係止脚35は、挿入方向における先端側で該係止脚35を挟む一対のリブ32の一方である連結リブ32Aに対して連結され、また、挿入方向における基端側で下側鍔部23及び連結リブ32Aに対して基端連結部36によって連結された梁状をなしている。係止脚35の先端部37は、軸部31の形成する仮想円33よりも内側に配置される部位である。また、係止脚35の基端部38も、軸部31の形成する仮想円33よりも内側に配置される部位である。そして、係止脚35は、こうした先端部37と基端部38とに架け渡されるように挿入方向に延びる張り出し部39を備えている。
張り出し部39は、面方向における脚部30の断面において、連結リブ32Aの延出方向に延びて該連結リブ32Aに対向する対向面40と、リブ32の延出方向に延びて該リブ32に対向する対向面41と、を備えている。これら対向面40,41は、面方向にて軸部31の中心部Cに向かうように互いに交差する方向に延びる側面であり、言い換えれば、一方の対向面が他方の対向面を基準面にして周方向における張り出し部39の幅を決めている面である。また張り出し部39は、面方向における脚部30の断面において、円弧状をなして軸部31の形成する仮想円33の外側に配置される被押圧面42と、対向面40と被押圧面42とを面取りする連結面43と、を備えている。張り出し部39は、面方向における断面において被押圧面42の描く円弧が取付孔4の半径より小さく形成されており、係止脚35の基端側に最大張り出し部39aを有している。そして、係止脚35には、基端部38と最大張り出し部39aとの位相差によって取付孔4の孔径に合わせた係止部44が形成されている。
なお、脚部30は、連結リブ32Aの最大厚さt1、連結リブ32Aと対向面40との距離L4、リブ32の厚さt2、リブ32と対向面41との距離L5、これらが等しくなるように形成されている。
また、留め具10は、頭部20と脚部30の他、シール部50を備えている。シール部50は、頭部20と脚部30との連結部分付近に連接され脚部30の基端部を取り囲む円筒形状をなしており、挿入方向で徐々に拡径されて該シール部50の先端ではボディパネル3の取付孔4よりも大きな径に形成されている。シール部50は、ボディパネル3に留め具10が装着されると、該ボディパネル3によって頭部20側へ押圧されることで、該ボディパネル3と留め具10との隙間を密閉する。これにより、シール部50とボディパネル3との隙間を通じた流体の流通が抑えられる。
次に、係止脚35の基端側に形成された基端連結部36について同じく図1及び図2を参照して詳しく説明する。
図1及び図2に示されるように、基端連結部36は、係止脚35の基端側において、該係止脚35を頭部20及び連結リブ32Aに連結させる部位である。基端連結部36は、面方向における連結リブ32Aの延出方向に直交する方向に延びる厚さtの板状をなしている。連結リブ32Aに対する連結部分36Aは、その直交断面が挿入方向に延びる矩形状をなしており、挿入方向に連結長さL1を有している。また、頭部20に対する連結部分36Bは、その直交断面が面方向における連結リブ32Aの延出方向に直交する方向に延びる矩形状をなしており、該直交する方向に連結長さL2を有している。
次に、上述した構成の留め具10の作用について説明する。
上述した構成の留め具10は、ボディパネル3に形成された取付孔4に脚部30が挿入されると、挿入方向における軸部31及び係止脚35の先端部が取付孔4に内挿されたのち、やがて係止脚35の張り出し部39が取付孔4の縁に押圧される。係止脚35は、取付孔4の縁から押圧されることによって弾性変形する。
ここで、係止脚35は、該係止脚35の先端側が連結リブ32Aに対し連結され、該係止脚35の基端側が基端連結部36によって、挿入方向において張り出し部39に重畳しないように頭部20及び連結リブ32Aに連結されている。すなわち、係止脚35は、該係止脚35と頭部20との連結部分が挿入方向に基端部38の一部を延長した形状に比べて、該係止脚35の基端側の支持点が連結リブ32A側に配置されている。そのため、係止脚35は、面方向における軸部31の中心部C側へ弾性変形することが可能であることに加え、該係止脚35の先端側の連結部分と基端側の連結部分とを支持点として、挿入方向に対する周方向にも弾性変形しやすくなる。すなわち、係止脚35は、挿入時における弾性変形に関する自由度が高められて該係止脚35が取付孔4の形状に倣いやすくなることから、脚部30を取付孔4に挿入する際に必要な力である挿入力が低減される。
また、連結部分36Aは、挿入方向に延びる矩形状をなしている。そのため、連結部分の直交断面の寸法が同じという前提の下で、連結部分36Aが挿入方向に交差する方向に延びる形状をなしている場合に比べて、係止脚35が周方向に弾性変形しやすくなる。
また、連結部分36Bは、面方向における連結リブ32Aの延出方向に交差する方向に延びる矩形状をなしている。そのため、連結部分の直交断面の寸法が同じという前提の下で、連結部分36Bが面方向における連結リブ32Aの延出方向に延びる形状をなしている場合に比べて、係止脚35が周方向に弾性変形しやすくなる。しかも、連結部分36Bが連結リブ32Aの延出方向に直交する方向に延びる形状をなしていることから、例えば連結部分36Bが該延出方向に対して45°傾いた方向に延びる形状をなしている場合に比べて、係止脚35が周方向に弾性変形しやすくなる。
また、係止脚35は、頭部20及び連結リブ32Aの双方に連結されている。そのため、例えば係止脚35が頭部20のみに連結されている場合に比べて、周方向への該係止脚35の剛性を適度に調整することが可能である。すなわち、係止脚35の基端部38側における連結部分について、機械的強度の調整範囲に関する自由度が高められる。
また、係止脚35は、対向面40と被押圧面42とを面取りする連結面43を備えている。また、連結面43と被押圧面42の稜線とはRで滑らかに接続されている。ここで、係止脚35において、図2において二点鎖線99で示されるように対向面40と被押圧面42とが連結面43を介すことなく直接連結されている場合、対向面40と被押圧面42とがなす隅部が尖鋭になる。そのため、留め具10の挿入時に、隅部の先端が取付孔4の開口縁に引っ掛かって留め具10がスムーズに挿入されなかったり、隅部の先端が変形したりすることで、留め具10の挿入時により大きな挿入力が必要とされる。この点、上述した連結面43が設けられることによって、隅部の尖鋭化が抑えられることから、挿入時に隅部の先端が取付孔4の開口縁に引っ掛かりにくくなるとともに隅部が取付孔4の開口縁に接触したとしても隅部の変形が抑えられる。その結果、挿入力のさらなる低減が図られる。
そして、脚部30がさらに挿入されて最大張り出し部39aが取付孔4の縁を通過すると、係止脚35は、弾性変形にともなう復元力によって挿入前の状態へと復帰し、ボディパネル3に対するドアトリム1の反対側に係止部44が配置される。これにより、留め具10は、ドアトリム1を介して留め具10がボディパネル3から引き抜かれようとしても、係止部44がボディパネル3に係合することで、ドアトリム1とボディパネル3とを連結状態に保持する。
以上説明したように、上記実施形態の留め具10によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)係止脚35は、挿入方向において張り出し部39に重畳しないように頭部20及び連結リブ32Aに連結されている。その結果、係止脚35の弾性変形に関する自由度が高められることで挿入力が低減される。
(2)基端連結部36の連結部分36A,36Bは、面方向における連結リブ32Aの延出方向に交差する方向に延びる形状をなしている。その結果、係止脚35が周方向に弾性変形しやすくなる。
(3)しかも、連結部分36A,36Bの各々が、連結リブ32Aの延出方向に直交する方向に延びる形状をなしているため、例えば連結部分36A,36Bの各々が該延出方向に対して45°の方向に延びる形状である場合に比べて、係止脚35が周方向に弾性変形しやすくなる。
(4)係止脚35が頭部20及び連結リブ32Aの双方に連結されていることから、係止脚35の基端部38側における連結部分について、機械的強度の調整範囲に関する自由度が高められる。
(5)対向面40と被押圧面42とが連結面43によって連結されている。その結果、挿入時に係止脚35の隅部が取付孔4の開口縁に引っ掛かったり変形したりすることが抑えられることから、挿入力のさらなる低減が図られる。
(6)基端連結部36の厚さt、連結長さL1、連結長さL2や連結部分36A,36Bの配置を変更することによって、留め具10の挿入力を調整可能である。例えば、連結部分36Bに関し、基端連結部36の厚さtを維持したまま連結長さL2を短くすることによって、挿入力が相対的に小さくなるように調整可能である。
(7)脚部30は、面方向において90°毎に配設された4つのリブ32によって軸部31が構成されている。その結果、例えば5つのリブ32によって軸部が構成されている脚部に比べて、金型の形状や組み立て工程、さらには金型の引き抜き工程が簡素化されることから、留め具10を製造する際の製造負荷が低減される。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・係止脚35において、対向面41と被押圧面42との間を面取りする連結面が形成されていてもよい。
・係止脚35において、連結面43が割愛されて対向面40と被押圧面42とが直接連結されていてもよい。
・係止脚35において、連結リブ32Aとの連結部分36Aは、その直交断面が矩形状に限られるものではない。例えば、連結部分36Aは、直交断面が挿入方向に長軸の延びる楕円形状をなしていてもよい。また例えば、連結部分36Aは、直交断面が先端部37に近づくほど幅広となる形状をなしていてもよいし、該直交断面が波状や半楕円状をなしていてもよい。なお、こうした構成は、連結部分36Bに関しても同様である。
・また、連結部分36Aは、その直交断面が挿入方向に交差する方向に延びる形状をなしていればよく、挿入方向に延びる形状に限られるものではない。同様に、連結部分36Bは、その直交断面が面方向における連結リブ32Aの延出方向に交差する方向に延びる形状であればよく、該延出方向に直交する方向に延びる形状に限られるものでもない。
・係止脚35は、頭部20及び連結リブ32Aの少なくとも一方に対する連結部分が、挿入方向において張り出し部39に重畳しなければよく、頭部20のみに連結されていてもよいし、連結リブ32Aのみに連結されていてもよい。
・また、基端連結部36は、係止脚35と該係止脚35を挟む一対のリブ32のうち連結リブ32Aではないリブ32との間に配設されていてもよいし、係止脚35と軸部31の中心部Cとの間に配設されていてもよい。
・軸部は、少なくとも1つのリブによって構成されていればよく、4つのリブ32によって構成される軸部31に限られるものではない。例えば、軸部は、留め具10における4つのリブ32のうち2つの連結リブ32Aのみで構成される軸部、すなわち中心部Cで連結された2つのリブで構成される軸部であってもよいし、3つ、若しくは5つ以上のリブで構成される軸部であってもよい。また例えば、留め具10における中心部Cに重なるように延びる棒状の1つのリブで構成される軸部であってもよい。
・また、係止脚は、周方向における一対のリブの間に複数配設されていてもよい。
・留め具10は、シール部50が割愛された構成であってもよい。
・留め具は、ボディパネル3にドアトリム1を連結する留め具10のように、第1の部材の嵌入部に嵌入される頭部20と、第2の部材の取付孔に挿入される脚部30とを備える構成に限られものではない。例えば、第1の部材と第2の部材との双方に取付孔が形成されており、第1の部材と第2の部材とを積層して取付孔の位置あわせを行ったのち、第1及び第2の部材の取付孔に脚部が挿入されることによって第1の部材と第2の部材とを連結状態に保持する留め具であってもよい。すなわち、留め具の頭部は、留め具10の頭部20から上側鍔部22及び内嵌部21が割愛された構成であってもよい。
C…中心部、1…ドアトリム、2…嵌入部、3…ボディパネル、4…取付孔、10…留め具、20…頭部、21…内嵌部、22…上側鍔部、23…下側鍔部、24…下面、30…脚部、31…軸部、32…リブ、32A…連結リブ、33…仮想円、35…係止脚、36…基端連結部、36A,36B…連結部分、37…先端部、38…基端部、39…張り出し部、39a…最大張り出し部、40,41…対向面、42…被押圧面、43…連結面、44…係止部、50…シール部。

Claims (3)

  1. 頭部に連接され、取付対象に形成された取付孔への挿入により該取付対象に対して係止される脚部を備えた留め具であって、
    前記脚部は、
    前記頭部から挿入方向に延びて前記取付孔に内挿される複数のリブと、
    前記挿入方向に延びる梁状をなす係止脚と、
    を含み、
    前記挿入方向に直交する面方向にて前記複数のリブが互いに連結されて前記挿入方向に延びる中心部が形成されており、
    前記係止脚は、
    前記取付孔への挿入時に該取付孔の縁に押圧される被押圧面を備える張り出し部と、
    前記張り出し部の頭部側に孔径に合わせた係止部と、を有し
    前記挿入方向に対する周方向にて互いに隣接する一対のリブの間に配設され、
    前記挿入方向の先端側で前記一対のリブの一方に連結され、
    前記挿入方向の基端側で前記頭部および前記一方のリブのうちで少なくとも前記一方のリブに対して基端連結部によって連結され、
    前記基端側での連結部分が、前記挿入方向にて前記張り出し部に重畳しない位置に配置され、かつ、前記面方向における前記一方のリブの延出方向と直交する方向に延びており、
    前記基端連結部は、
    前記面方向における前記一方のリブの延出方向と直交する方向に延びる板状をなしており、前記面方向における前記一方のリブと前記張り出し部との距離よりも小さい厚さを有する
    ことを特徴とする留め具。
  2. 前記係止脚が、前記基端連結部によって前記頭部及び前記一方のリブの双方に連結されている
    請求項に記載の留め具。
  3. 前記張り出し部は、
    前記面方向における断面にて前記中心部に向かうように延びる側面と、
    前記側面と前記被押圧面との間を面取りする連結面と、を備える
    請求項1または2に記載の留め具。
JP2012170328A 2012-07-31 2012-07-31 留め具 Expired - Fee Related JP5968715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012170328A JP5968715B2 (ja) 2012-07-31 2012-07-31 留め具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012170328A JP5968715B2 (ja) 2012-07-31 2012-07-31 留め具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014029192A JP2014029192A (ja) 2014-02-13
JP5968715B2 true JP5968715B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=50201888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012170328A Expired - Fee Related JP5968715B2 (ja) 2012-07-31 2012-07-31 留め具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5968715B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9939003B2 (en) * 2015-06-25 2018-04-10 Nifco America Corp. Clip
DE202016006260U1 (de) * 2016-10-11 2016-12-12 Haller Kunststofftechnik Gmbh Befestigungsmittel zur rastenden Befestigung in einer Auslassung sowie Befestigungssystem enthaltend dieses Befestigungsmittel

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2571374Y2 (ja) * 1992-04-15 1998-05-18 株式会社東郷製作所 クリップ
JP3560061B2 (ja) * 2002-02-14 2004-09-02 株式会社ニフコ 止め具
CA2373761C (en) * 2002-02-27 2007-01-16 Itw Canada Inc. Two shot molding method and fastener clip with seal made thereby
JP2004100901A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Nifco Inc 留め具
JP4790751B2 (ja) * 2008-01-30 2011-10-12 株式会社パイオラックス クリップ
FR2938025B1 (fr) * 2008-11-04 2013-05-24 Trw Automotive Electron & Comp Agrafe pour la fixation d'un equipement sur une structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014029192A (ja) 2014-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5484182B2 (ja) クリップ
JP6362177B2 (ja) プラスチック製裏張りファスナ
WO2014148239A1 (ja) ダストカバー
JPWO2010070765A1 (ja) グロメット
US9341210B2 (en) Fastener
US9334894B2 (en) Fastening element with multiple joining directions and corresponding fastening arrangement for the fastening of an attachment part on a vehicle body
WO2011108531A1 (ja) グロメット
JP5968715B2 (ja) 留め具
JP6511586B2 (ja) クリップ
US9790976B2 (en) Fastener
US20190368523A1 (en) Mount assembly with clip
WO2014088043A1 (ja) ホールプラグ
JP2017031989A (ja) 留め具
JP2015014339A (ja) 長尺体カバーの接続構造
JP2016135048A (ja) 合体バンド、ワイヤーハーネス、合体式バンド部品及び合体式バンド部品付電線
JP6105750B2 (ja) 留め具
JP5726849B2 (ja) クリップ
JP6680708B2 (ja) 車両用内装部品
US11199213B2 (en) Mounting structure and clip
JP5840484B2 (ja) クリップ
JP2014114850A (ja) ホールプラグ
JP2014129861A (ja) クリップ
JP6184729B2 (ja) 結合部材
JP6000092B2 (ja) 留め具
JP6962788B2 (ja) 留め具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5968715

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees