JP5966991B2 - H形鋼の曲がり矯正装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、一台の外矯正ロールと、2台の内矯正ロールを備えた装置が記載されている。一台の外矯正ロールは、H形鋼の一方のフランジの外面に当接してフランジを圧下する。また、2台の内矯正ロールは、一方の内矯正ロールがH形鋼のウェブの両面側にそれぞれ位置するフランジのうちの一方のフランジの内面に当接し、他方の内矯正ロールが他方のフランジの内面に当接して、H形鋼の一方のフランジを圧下する。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、H形鋼のウェブ高さによらず、ウェブ反り、ウェブねじれを防止して高品質にH形鋼の曲がり矯正を行うことができるH形鋼の曲がり矯正装置を提供することを目的としている。
そこで、発明者らは、挟みロール100を、ウェブの高さ方向に分割したウェブガイドロールとし、分割したウェブガイドロールを、それぞれ独自にH形鋼のウェブの一方の面及び他方の面に対して離接自在とすれば、ウェブ高さが大きいものについては、ウェブを拘束するロールを数を多くして、ウェブ高さ全域にわたりウェブを拘束でき、曲がり矯正字のH形鋼の傾きの問題を解決できることを見出した。
また、一の実施形態に係るH形鋼の曲がり矯正装置は、前記入側および出側に設けられたウェブガイドロールに加えて、前記H形鋼の搬送方向の、前記内圧延ロールの側方にて、前記H形鋼のウェブの一方の面及び他方の面に対向して配置されたウェブ厚さ方向に対をなす第2のウェブガイドロールを有し、該第2のウェブガイドロールは、前記ウェブの高さ方向に分割されてなり、分割されたウェブガイドロールは、それぞれ独自に前記H形鋼の前記ウェブの一方の面及び他方の面に対して離接自在とされている。
図1は、曲がり矯正装置を示す概略図、図2は、曲がり矯正装置を構成する部材を示す図、図3は、H形鋼の搬送方向下流側から曲がり矯正装置を示した図、図4は、図3のA−A線矢視図、図5は、図4のB−B線矢視図、図6は、図4のC−C矢視線図、図7は図4のD−D矢視線図を示すものである。
図1に示すように、本実施形態の曲がり矯正装置2は、H姿勢で往方向に搬送されてきたH形鋼1の左曲がりを矯正する装置である。ここで、図1では示していないが、H形鋼1の往方向の下流側には、H形鋼1を上下に反転させる反転装置が配置されている。
なお、H形鋼1のH姿勢とは、ウェブ1aが水平に延在し、ウェブ1aの左右に一対のフランジ1b1,1b2が位置した姿勢である。
外矯正ロール部11は、図2に示すように、外圧延ロール11aと、この外圧延ロール11aをH形鋼の左フランジ1b1の外面側に位置させ、かつ、外圧延ロール11aの回転軸が上下方向に延在するように外圧延ロール11aを支持する外圧延ロール支持部11bと、回転動力源(不図示)から外圧延ロール11aに回転駆動力を伝達する動力伝達軸11cとを有している。外圧延ロール支持部11bは、図4に示すように、装置架台30に支持されている。
内矯正ロール部12は、図2に示すように、上部内圧延ロール部14と、下部内圧延ロール部15とで構成されている。また、内矯正ロール部12は、内圧延ロール14a,15aを備えており、内圧延ロール14a(以下、上部内圧延ロール14aという)は、上部内圧延ロール部14に、内圧延ロール15a(以下、下部内圧延ロール15aという)は、下部内圧延ロール部15に設けられている。
ウェブガイドロールはウェブガイド13に設けられ、図3から図7に示すように、ウェブ1aの高さ方向に配列された、上部ウェブガイドロール部17〜19及び下部ウェブガイドロール部20〜22に設けられている。これら上部ウェブガイドロール部17〜19および下部ウェブガイドロール部20〜22は、ウェブガイド支持フレーム24に支持されている。上部ウェブガイドロール部17〜19は、それぞれ、上部内圧延ロール14aの搬送方向(往方向)の入側にガイドロール17a,18a,19aを備え、上部内圧延ロール14aの搬送方向(往方向)の出側にガイドロール17b,18b,19bを備える。ガイドロール17a,18a,19aは搬送方向で上部内圧延ロール14aの入側に、ガイドロール17b,18b,19bは搬送方向で上部圧延ロール14aの出側に、それぞれ上部圧延ロール14近接した位置に設けられている。
下部ウェブガイドロール部20、21、22はそれぞれ、上部ウェブガイドロール部17,18,19の下側に配置される。
なお、以上説明したウェブガイドロールは、H姿勢で搬送されるH形鋼1の上下方向の移動、すなわち、ウェブの厚さ方向の移動を拘束するものであるが、本実施形態においては、図3、図4に示すように搬送方向の上流側および下流側に、H形鋼1のウェブ高さ方向に案内するためのフランジガイド16が設けられており、このフランジガイド16は左フランジ1b1、右フランジ1b2の両フランジ外面に対向するように、それぞれ設けられている。
また、ウェブガイド支持フレーム24は、H形鋼1の搬送方向にウェブの高さ方向に移動可能とされている。
図3に示すように、ウェブガイド支持フレーム24の下部は、床に設置した滑り支承部31に水平移動自在に載置されている。また、図4に示すように、装置架台30の側部に、ウェブガイド支持フレーム24をH形鋼1の搬送方向に直交する水平方向に移動させるフレーム移動機構32が配置されている。
先ず、図8(a)に示すように、フランジ厚さ(フランジ1b1,1b2の厚さ)がm1、ウエブ高さ(フランジ1b1,1b2の外面間の寸法)がh1、フランジ幅(フランジ1b1,1b2の幅)がt1のH形鋼1の左曲がりの矯正について説明する。ウェブ高さがh1の場合、h1がウェブガイドロール部17と19との間隔、および、ウェブガイドロール部20と22との間隔よりも小さく、ウェブガイドロール部17〜19の全て、および、ウェブガイドロール部20〜22の全てのガイドロールをウェブ1aを拘束できる程度にまでウェブ1aに接近させることはできないものとする。
さらに、フランジガイド16の位置を、を曲がり矯正を行うH形鋼1の左フランジ1b1の外面が外圧延ロール11aに接触するよう案内できる位置に調整する。この状態で、曲がり矯正装置2の初期設定が終了する。
これにより、外矯正ロール11a及び2台の上部及び下部内圧延ロール14a,15aにより曲がり矯正が行われているH形鋼1は、ウェブガイド13によりウェブ1aの厚さ方向の移動が拘束されているので矯正センター位置が一定とされ、2台の上部及び下部内圧延ロール14a,15aのフランジ圧下量に差が発生せず、ウェブ1aが厚さ方向に湾曲するウェブ反りや、ウェブねじれの発生が防止される。
これにより、ガイドローラ17aと20aと、ガイドローラ17bと20bと、ガイドローラ18aと21aと、ガイドローラ18bと21bと、ガイドローラ18hと21hとによるウェブ1aの拘束に加えて、ガイドローラ19aと21aと、および、ガイドローラ19bと22bと、さらには、ガイドローラ19hと22hとによる拘束が行なえる。
本実施形態のH形鋼1は、図8(a)のH形鋼と比較して、フランジ厚さ寸法が増大し(m1からm2に変化)、左フランジ1b1の内面の位置が外圧延ロール11aから遠ざかる方向に変化しているので、ウェブガイド13の上部ウェブガイドロール部17〜18及び下部ウェブガイドロール部20〜21がウェブ1aに対面し、かつ、ウェブガイドロール17a,17b,20a,20bが左フランジ1b1の内面に接触しない範囲でなるべく左フランジ1b1に接近するように、フレーム移動機構32の動作により、H形鋼1の搬送方向(往方向)に直交する水平方向(ウェブ高さ方向)にウェブガイド支持フレーム24を移動させる。
以上の、上部ウェブガイドロール部17〜19、および、下部ウェブガイドロール部20〜22以外の設定や動作については、図8(a)を用いて示した、フランジ暑さがm1、ウェブ高さがh1、フランジ幅がt1のH形鋼1の左曲がりを矯正する場合と同様であるので、説明を省略する。
本実施形態の曲がり矯正装置2は、H形鋼1の左フランジ1b1を外圧延ロール11aと内圧延ロール14a,15aとで圧延してH形鋼1の曲がりを矯正する際に、H形鋼1の搬送方向の入側に近接した位置及び出側に近接した位置、さらには、内圧延ロール14aの側方の位置に、H形鋼1のウェブ1aの上面及び下面に対向するように対をなすウェブガイドロールを設置し、このウェブガイドロールがウェブ1aの厚さ方向の移動を拘束する。
Claims (3)
- 搬送されてくるH形鋼の一方のフランジの外面側に位置する外圧延ロールを有する外矯正ロール部と、前記一方のフランジの内面側に位置する内圧延ロールを有する内矯正ロール部とを備え、前記外圧延ロールと前記内圧延ロールとにより前記一方のフランジを圧延することでH形鋼の曲がりを矯正するH形鋼の曲がり矯正装置において、
前記H形鋼の搬送方向で前記内圧延ロールの入側および出側に、前記H形鋼のウェブの一方の面及び他方の面に対向して配置され前記ウェブの厚さ方向の移動を拘束する、ウェブ厚さ方向に対をなすウェブガイドロールが設けられてなり、
前記ウェブガイドロールは、前記ウェブの高さ方向に分割されてなり、分割されたウェブガイドロールは、それぞれ独自に前記H形鋼の前記ウェブの一方の面及び他方の面に対して離接自在とされていることを特徴とするH形鋼の曲がり矯正装置。 - 前記ウェブガイドロールが、前記ウェブの高さ方向に移動自在に配置されてなることを特徴とする請求項1に記載のH形鋼の曲がり矯正装置。
- 前記入側および出側に設けられたウェブガイドロールに加えて、前記H形鋼の搬送方向の、前記内圧延ロールの側方にて、前記H形鋼のウェブの一方の面及び他方の面に対向して配置されたウェブ厚さ方向に対をなす第2のウェブガイドロールを有し、該第2のウェブガイドロールは、前記ウェブの高さ方向に分割されてなり、分割されたウェブガイドロールは、それぞれ独自に前記H形鋼の前記ウェブの一方の面及び他方の面に対して離接自在とされていることを特徴とする請求項1または2に記載のH形鋼の曲がり矯正装置。
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