JP5962881B1 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラックエンド近傍で電流指令値を絞って端当て時の勢いを減衰して衝撃エネルギーを低くし、運転者に操舵違和感を与えずに打音を抑制する電動パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】電動パワーステアリング装置において、操舵の舵角を検出する機能を有し、舵角に応じてゲインが変化するゲイン特性のゲイン部を備え、舵角に応じてゲイン部から出力されるゲインを、電流指令値に乗算して新たな電流指令値にすると共に、ゲイン特性が、操舵のラックエンドの手前の舵角θ1までは一定値1.0であり、ラックエンドを超える舵角θ2までは徐々に減少し、舵角θ2以上では一定値Gを保持する。また、目標電流制限値を上限クリップして、新たな電流指令値とする。【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも操舵トルクに基づいて電流指令値を演算し、電流指令値によってモータを駆動し、車両の操舵系にアシスト力を付与するようにした電動パワーステアリング装置に関し、特に舵角(絶対舵角)に応じて変化するゲインを電流指令値に乗算して制御し、或いは舵角(絶対舵角)に応じて変化する目標電流制限値を上限クリップした新たな電流指令値によりアシスト制御し、ラックエンド近傍で電流指令値を絞ることにより操舵トルクを減少させ、端当て時の勢いを減衰して衝撃エネルギーを低くし、運転者の不快に感じる打音を抑制し、操舵フィーリングを向上した電動パワーステアリング装置に関する。
車両の操舵系にモータの回転力でアシスト力を付与する電動パワーステアリング装置(EPS)は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸にアシスト力を付与するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシスト力のトルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデューティの調整で行っている。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図1に示して説明すると、ハンドル1のコラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5、タイロッド6a,6bを経て、更にハブユニット7a,7bを介して操向車輪8L,8Rに連結されている。また、コラム軸2には、ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット(ECU)30には、バッテリ13から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー信号が入力される。コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクThと車速センサ12で検出された車速Velとに基づいて、アシストマップを用いてアシスト指令の電流指令値の演算を行い、演算された電流指令値に補償等を施した電圧制御値Vrefによってモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット30には、車両の各種情報を授受するCAN(Controller Area Network)40が接続されており、車速VelはCAN40から受信することも可能である。また、コントロールユニット30には、CAN40以外の通信、アナログ/ディジタル信号、電波等を授受する非CAN41も接続可能である。
このような電動パワーステアリング装置において、コントロールユニット30は主としてCPU(MPUやMCUを含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと、例えば図2に示されるような構成となっている。
図2を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10からの操舵トルクTh及び車速センサ12からの車速Velは電流指令値演算部31に入力され、電流指令値演算部31は操舵トルクTh及び車速Velに基づいて電流指令値Iref1を演算する。演算された電流指令値Iref1は加算部32Aで、特性を改善するための補償部34からの補償信号CMと加算され、加算された電流指令値Iref2が電流制限部33で最大値を制限され、最大値を制限された電流指令値Irefmが減算部32Bに入力され、モータ電流検出値Imと減算される。
減算部32Bでの減算結果である偏差I(=Irefm−Im)はPI制御部35でPI制御され、PI制御された電圧制御値VrefがPWM制御部36に入力されてキャリア信号CFに同期してデューティを演算され、PWM信号でインバータ37を介してモータ20をPWM駆動する。モータ20のモータ電流値Imはモータ電流検出器38で検出され、減算部32Bに入力されてフィードバックされる。
補償部34は、検出若しくは推定されたセルフアライニングトルク(SAT)を加算部344で慣性補償値342と加算し、その加算結果に更に加算部345で収れん性制御値341を加算し、その加算結果を補償信号CMとして加算部32Aに入力し、電流指令値の特性改善を行う。補償部34に加えて、ハンドルの振動を抑制する制振制御部が設けられることも多いが、これら補償部や制振制御部は必須のものではない。
このような電動パワーステアリング装置では、操舵系の最大舵角(ラックエンド)の近傍で大きなアシストトルクがモータにより付加されると、操舵系が最大舵角に至った時点で大きな衝撃が生じ、打音が発生して、運転者が不快に感じる可能性がある。更にはモータを含む操舵系がロックする恐れもある。
そのため、特開昭61−184171号公報(特許文献1)には、舵角が所定角度以上になるときにはモータのアシストトルクを減少させたり、アシストトルクの付与を停止することが示されると共に、アシストトルクを発生しないことが示されている。
また、特開2001−253356号公報(特許文献2)には、舵角が最大角近傍の所定舵角を超えると、操舵速度に応じてモータの操舵トルクを低減補正するアンローダ補正部を設けた電動パワーステアリング装置が示されている。
特開昭61−184171号公報 特開2001−253356号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電動パワーステアリング装置では、舵角が所定角度以上になるときに、モータのアシストトルクを減少させる特性が示されていない。特許文献2に開示された電動パワーステアリング装置では、舵角が最大角近傍の所定舵角を超えると操舵トルクを低減するが、操舵速度を使用している。また、いずれの電動パワーステアリング装置も、端当て時にアシストトルクの付与を停止しているので、運転者に操舵違和感を与える。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、ラックエンド近傍で電流指令値を絞って端当て時の勢いを減衰して衝撃エネルギーを低くし、運転者に操舵違和感を与えずに打音を抑制する電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、少なくとも操舵トルクに基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値に基づいてモータを駆動することにより、操舵系をアシスト制御する電動パワーステアリング装置に関し、本発明の上記目的は、操舵の舵角を検出する機能を有し、前記舵角に応じてゲインが変化するゲイン特性のゲイン部を備え、前記舵角に応じて前記ゲイン部から出力される前記ゲインを、前記電流指令値に乗算して新たな電流指令値にすると共に、前記ゲイン特性が、前記操舵のラックエンドの手前の舵角θ1までは一定値1.0であり、前記ラックエンドを超える舵角θ2(>θ1)までは徐々に減少し、前記舵角θ2以上では一定値G(>0)を保持することにより、或いは、操舵の舵角を検出する機能を有し、前記舵角に応じて目標電流制限値が変化する目標電流制限値特性を有する目標電流制限値演算部を備え、前記電流指令値に対して、前記舵角に応じて前記目標電流制限値演算部から出力される前記目標電流制限値を上限クリップして新たな電流指令値にすると共に、前記目標電流制限値特性が、前記操舵のラックエンドの手前の舵角θ10までは一定値TL1であり、前記ラックエンドを超える舵角θ11(>θ10)までは徐々に減少し、前記舵角θ11以上では一定値TL2(>0)を保持することにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記ラックエンドが前記舵角θ1と前記舵角θ2の中間になっていることにより、或いは前記ゲインの減少が線形特性であることにより、或いは前記ゲインの減少が非線形特性であることにより、より効果的に達成される。
本発明の電動パワーステアリング装置は、舵角(絶対舵角)に応じて変化するゲインを電流指令値に乗算して制御し、或いは、舵角(絶対舵角)に応じて変化する目標電流制限値を上限クリップしてアシスト制御し、ラックエンド近傍で電流指令値を絞ることにより操舵トルクを減少させ、端当て時の勢いを減衰して衝撃エネルギーを低くしている。これにより、運転者が不快に感じる打音を抑制することができる。また、舵角(絶対舵角)がラックエンドを超えてもゲインを0にしないようにしているので、運転者に操舵違和感を与えることもない。
電動パワーステアリング装置の概要を示す構成図である。 電動パワーステアリング装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の構成例(第1実施形態)を示すブロック図である。 ゲイン部の特性例(線形)を示す図である。 ゲイン部の特性例(非線形)を示す図である。 ゲイン部の特性例(非線形)を示す図である。 本発明の構成例(第2実施形態)を示すブロック図である。 クリップ部の信号関係を示す図である。 ゲイン部の特性例(線形)を示す図である。 ゲイン部の特性例(非線形)を示す図である。 ゲイン部の特性例(非線形)を示す図である。
本発明は、運転者に操舵違和感を与えることなく、運転者の不快に感じる打音(ラックとラックエンドの衝撃音)を抑制する。特に、超低車速時(停止状態〜クリープの0〜5km/h程度)の端当てでの打音を抑制するようにしている。
このため、本発明の第1実施形態では、ラックエンド手前の所定舵角(θ1)とラックエンドを超える領域の所定舵角(θ2)を設定しておき、ハンドル舵角(絶対舵角)の所定値(θ1)以上から所定値(θ2)までゲイン(GS)を一定値(1.0より小さく、0より大きい値(G))まで減少させ、ハンドル舵角(絶対舵角)が所定値(θ2)以上となる領域では一定値のゲイン(G)とし、ハンドル舵角に応じて小さくなるゲイン(GS)を、別途演算された電流指令値に乗算して得られる新たな電流指令値(目標電流値)に基づいてアシスト制御するようになっている。
また、第2実施形態では、ラックエンド手前の所定舵角(θ10)とラックエンドを超える領域の所定舵角(θ11)を設定しておき、ハンドル舵角(絶対舵角)の所定値(θ10)以上から所定値(θ11)までに、目標電流制限値(TL)を一定値TL1から一定値TL2(>0)まで減少させ、ハンドル舵角(絶対舵角)が所定値(θ11)以上となる領域では一定値の目標電流制限値TL2とし、ハンドル舵角に応じて小さくなる目標電流制限値(TL)を上限クリップして新たな電流指令値(目標電流値)を求め、新たな電流指令値に基づいてアシスト制御するようになっている。
つまり、操舵系の操舵トルクに対応してアシストトルクを発生するモータを有する電動パワーステアリング装置であって、操舵系のハンドル舵角(絶対舵角)が最大舵角(ラックエンド)より所定値手前になったことを判定し、舵角が最大舵角より所定値手前になったときに、モータへ入力する電流指令値を減少させてアシストトルクを、0ではない値まで減少させる。
本発明の第1実施形態では、実際のラックエンドでのハンドル舵角(絶対舵角)を、ゲイン(GS)の変極点となる2つの所定値(θ1、θ2)の丁度中間となるように設定している。端当て時のゲインを変極点に設定すると、運転者の操舵違和感が発生してしまうためである。また、ゲイン(GS)を0に設定しないことで、操舵違和感の発生を防止している。また、第2実施形態では、実際のラックエンドでのハンドル舵角(絶対舵角)を、目標電流制限値(TL)の変極点となる2つの所定値(θ10、θ11)の丁度中間となるように設定している。端当て時の目標電流制限値を変極点に設定すると、運転者の操舵違和感が発生してしまうためである。また、目標電流制限値(TL)を0に設定しないことで、操舵違和感の発生を防止している。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図3は本発明の第1実施形態の一例を図2に対応させて示しており、舵角θの絶対値である絶対舵角|θ|を求める絶対値化部100と、絶対舵角|θ|に応じてゲインGSが変化するゲイン特性のゲイン部110と、電流指令値Iref2にゲインGSを乗算して新たな電流指令値Iref3とする乗算部120とが設けられている。
ゲイン部110のゲイン特性は、例えば図4に示すようになっている。即ち、図4において、ラックエンドEθ0に対して前方(手前)に絶対舵角θ1を設定し、後方に絶対舵角θ2(>θ1)を設定すると共に、ラックエンドEθ0が絶対舵角θ1と絶対舵角θ2の丁度中間となるように設定する。そして、舵角0から、ラックエンドEθ0の手前の絶対舵角θ1まではゲインGSは一定値1.0であり、絶対舵角θ1に達して後、ラックエンドEθ0を超える絶対舵角θ2まで、線形にゲインG(≠0で0より大)まで減少する特性である。また、絶対舵角θ2を超える領域では、ゲインGに保持される特性である。
このような構成において、舵角θは絶対値化部100に入力されて絶対舵角|θ|が求められ、絶対舵角|θ|はゲイン部110に入力される。ゲイン部110は図4に示されるゲイン特性に従って、入力された絶対舵角|θ|に応じたゲインGSを出力する。ゲインGSは乗算部120に入力され、電流指令値Iref2にゲインGSが乗算された新たな電流指令値Iref3(=Irefe2×GS)が生成され、電流指令値Iref3に基づいて前述したようなアシスト制御が実施される。
このように本発明では、絶対舵角|θ|に応じて変化するゲインGSを電流指令値Iref2に乗算して制御し、ラックエンド(Eθ0)近傍(θ1〜θ2)で電流指令値を絞ることにより操舵トルクを減少させ、端当て時の勢いを減衰して衝撃エネルギーを低くしている。これにより、運転者が不快に感じる打音を抑制することができる。また、本発明では、絶対舵角θ2を超える領域で保持されるゲインGは0より大きく、0ではないので、運転者の操舵違和感を発生することもない。
上述では図4のゲイン特性に示すように、ゲインGSの減少特性を線形で行っているが、図5に示すように非線形の放物線状特性で減少させても良く、或いは図6に示すように非線形のS字状特性で減少させても良い。図6の場合には、運転者に与える操舵感が一層滑らかになる。
なお、上述では舵角を絶対値化して、ラックエンドを挟む前後の所定舵角θ1及びθ2に基づいてゲインを変化するようにしているが、絶対値化することなく、正負の舵角について所定舵角±θ1及び±θ2を設定し、ゲインを舵角の正負領域で変化させるようにすることも可能である。
次に、本発明の第2実施形態を図7に示して説明する。
絶対値化部100からの絶対舵角|θ|に応じて、目標電流制限値TLが変化する目標電流制限値特性を有する目標電流制限値演算部130と、電流指令値Iref2に対して、目標電流制限値TLを上限クリップして新たな電流指令値Iref3とするクリップ部140とが設けられている。
クリップ部140の信号の入出力関係は、図8に示すように、目標電流制限値TLの上限クリップによって新たな電流指令値Iref3が生成される。
目標電流制限値演算部130の目標電流制限値特性は、例えば図9に示すようになっている。即ち、図9において、ラックエンドEθに対して前方(手前)に絶対舵角θ10を設定し、後方に絶対舵角θ11(>θ10)を設定すると共に、ラックエンドEθが絶対舵角θ10と絶対舵角θ11の丁度中間となるように設定する。そして、舵角0から、ラックエンドEθの手前の絶対舵角θ10までは目標電流制限値TLは一定値TL1であり、絶対舵角θ10に達して後、ラックエンドEθを超える絶対舵角θ11まで、線形に目標電流制限値TL2(≠0で0より大)まで減少する特性である。また、絶対舵角θ11を超える領域では、目標電流制限値TL2に保持される特性である。
このような構成において、舵角θは絶対値化部100に入力されて絶対舵角|θ|が求められ、絶対舵角|θ|は目標電流制限値演算部130に入力される。目標電流制限値演算部130は図9に示される目標電流制限値特性に従って、入力された絶対舵角|θ|に応じた目標電流制限値TLを出力する。目標電流制限値TLはクリップ部140に入力され、電流指令値Iref2に対して、目標電流制限値TLを上限クリップして新たな電流指令値Iref3が生成され、電流指令値Iref3に基づいて前述したようなアシスト制御が実施される。
このように第2実施形態では、絶対舵角|θ|に応じて変化する目標電流制限値TLを上限クリップして制御し、ラックエンド(Eθ)近傍(θ10〜θ11)で電流指令値を絞ることにより操舵トルクを減少させ、端当て時の勢いを減衰して衝撃エネルギーを低くしている。これにより、運転者が不快に感じる打音を抑制することができる。また、本第2実施形態では、絶対舵角θ11を超える領域で保持される目標電流制限値TL2は0より大きく、0ではないので、運転者の操舵違和感を発生することもない。
上述では図9の目標電流制限値特性に示すように、目標電流制限値TLの減少特性を線形で行っているが、図10に示すように非線形の放物線状特性で減少させても良く、或いは図11に示すように非線形のS字状特性で減少させても良い。図11の場合には、運転者に与える操舵感が一層滑らかになる。
なお、上述では舵角を絶対値化して、ラックエンドを挟む前後の所定舵角θ10及びθ11に基づいて目標電流制限値を変化するようにしているが、絶対値化することなく、正負の舵角について所定舵角±θ10及び±θ11を設定し、目標電流制限値を舵角の正負領域で変化させるようにすることも可能である。
1 ハンドル
2 コラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)
10 トルクセンサ
12 車速センサ
13 バッテリ
14 舵角センサ
20 モータ
23 モータ駆動部
30 コントロールユニット(ECU)
31 電流指令値演算部
35 PI制御部
36 PWM制御部
100 絶対値化部
110 ゲイン部
120 乗算部
130 目標電流制限値演算部
140 クリップ部

Claims (6)

  1. 少なくとも操舵トルクに基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値に基づいてモータを駆動することにより、操舵系をアシスト制御する電動パワーステアリング装置において、
    操舵の舵角を検出する機能を有し、前記舵角に応じてゲインが変化するゲイン特性のゲイン部を備え、
    前記舵角に応じて前記ゲイン部から出力される前記ゲインを、前記電流指令値に乗算して新たな電流指令値にすると共に、
    前記ゲイン特性が、前記操舵の最大舵角であるラックエンドの手前の舵角θ1までは一定値1.0であり、前記ラックエンドを超える舵角θ2(>θ1)までは徐々に減少し、前記舵角θ2以上では一定値G(>0)を保持し、
    前記ラックエンドが前記舵角θ1と前記舵角θ2の中間になっていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ゲインの減少が線形特性である請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ゲインの減少が非線形特性である請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 少なくとも操舵トルクに基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値に基づいてモータを駆動することにより、操舵系をアシスト制御する電動パワーステアリング装置において、
    操舵の舵角を検出する機能を有し、前記舵角に応じて目標電流制限値が変化する目標電流制限値特性を有する目標電流制限値演算部を備え、
    前記電流指令値に対して、前記舵角に応じて前記目標電流制限値演算部から出力される前記目標電流制限値を上限クリップして新たな電流指令値にすると共に、
    前記目標電流制限値特性が、前記操舵の最大舵角であるラックエンドの手前の舵角θ10までは一定値TL1であり、前記ラックエンドを超える舵角θ11(>θ10)までは徐々に減少し、前記舵角θ11以上では一定値TL2(>0)を保持し、
    前記ラックエンドが前記舵角θ10と前記舵角θ11の中間になっていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  5. 前記目標電流制限値の減少が線形特性である請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記目標電流制限値の減少が非線形特性である請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
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