JP5961929B2 - カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の焦点調節方式を有するカメラに関する。
撮像素子上の撮影画面全域に、被写体像を撮像する撮像用画素を配置するとともに、位相差検出方式の焦点検出用画素を規則的に配置し、撮像用画素の出力を用いてコントラスト方式の焦点検出(以下、コントラストAFという)を行うとともに、焦点検出用画素の出力を用いて位相差検出方式の焦点検出(以下、像面位相差AFという)を行うようにしたカメラが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−244429号公報
しかしながら、上述した従来のカメラでは、光学的な制約により光量が低下する撮影画面の周辺でも撮像用画素の代わりに焦点検出用画素が配置されるので、撮像用画素からの画像情報が減少するという問題がある。
本発明の第1の態様によると、カメラは、撮像面に撮像用画素と焦点検出用画素とを二次元状に配置した撮像素子であって、撮像面の全体に亘って撮像用画素を配列するとともに、撮像面の一部分に設定された焦点検出領域に焦点検出用画素を配列した撮像素子と、撮像素子の撮像面に被写体像を結像する撮影光学系と、焦点検出用画素の出力信号に基づいて位相差検出方式により撮影光学系の焦点調節を行う第一焦点調節手段と、撮像用画素の出力信号に基づいてコントラスト方式により撮影光学系の焦点調節を行う第二焦点調節手段と、撮像素子により撮像された画像を処理して主要被写体を認識する画像処理手段と、画像処理手段により認識された主要被写体と焦点検出領域との位置関係に基づいて、第一焦点調節手段と第二焦点調節手段とのうちの一方の焦点調節手段から他方の焦点調節手段への切り換えを予測する切換予測手段と、切換予測手段により切り換えが予測されたときに、切り換え先である他方の焦点調節手段を起動する起動手段と、起動手段による切り換え先の他方の焦点調節手段の起動後に、一方の焦点調節手段から他方の焦点調節手段への切り換えを行う切換手段を有し、切換予測手段は、第二焦点調節手段による撮影光学系の焦点調節が行われているときに、主要被写体が焦点検出領域の端部で検出された場合は、第二焦点調節手段から第一焦点調節手段への切り換えを予測する。
本発明の第2の態様によると、カメラは、カメラは、撮影光学系による被写体像が結像される撮像面に撮像用画素と焦点検出用画素とが備えられた撮像素子と、第1の焦点検出領域について焦点検出用画素の出力を用いて位相差検出方式による撮影光学系の焦点調節制御である第1制御を行い、第1の焦点検出領域よりも広い第2の焦点検出領域について撮像用画素の出力を用いてコントラスト方式による撮影光学系の焦点調節制御である第2制御を行う焦点調節制御部と、撮像素子により撮像された画像を用いて主要被写体を認定する画像処理部とを有し、第2制御が行われている場合に、主要被写体が第1の焦点検出領域の端部で検出されたとき第2制御から第1制御への切り換えを予測する予測部と、予測部により第2制御から第1制御への切り換えが予測されたとき第2制御から第1制御への切り換えを行う切換部とを有する。
本発明によれば、画像情報の低下を補正が容易な撮影画面の中央部に制限しながら、像面位相差AFとコントラストAFとを切り換えて実行することができる。
一実施の形態のハイブリッドAFカメラの構成を示す図 撮影画面に設定された焦点検出領域の一例を示す図 撮影画面の長辺方向の焦点検出領域における撮像用画素と焦点検出用画素の配列例を示す図 撮影画面の短辺方向の焦点検出領域における撮像用画素と焦点検出用画素の配列例を示す図 一実施の形態のAF制御プログラムを示すフローチャート 図5に続く、一実施の形態のAF制御プログラムを示すフローチャート 人物の顔の領域と焦点検出領域との位置関係に基づく像面位相差AFとコントラストAFとの切り換えを説明する図
図1は、一実施の形態のハイブリッドAFカメラ(以下、単にカメラという)の構成を示すブロック図である。なお、図1ではハイブリッドAF機能と直接、関係のないカメラの機器および回路の図示と説明を省略する。図1において、カメラ1は撮影レンズ2、撮像素子3、AFE(Analog Front End)回路4、画像処理回路5、コントラストAF回路6、位相差AF回路7、レンズ駆動回路8、メモリ9、モニター10、メモリカード11、インターフェース12、操作部材13、バッテリー14、コントローラー15などを備えている。
撮影レンズ2は単レンズとして図示しているが、ズーミングレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子3の撮像面上に結像させる。撮像素子3は、受光面に複数の画素が二次元状に配列されたCMOSイメージセンサなどから構成され、撮影レンズ2により結像された被写体像を光電変換してアナログ画像信号を出力する。
図2はカメラ1の撮影画面3aを示す図である。撮影画面3aに対応する撮像素子3の撮像面には、複数の撮像用画素と焦点検出用画素とが二次元状に配列され、これらの画素はそれぞれマイクロレンズと受光部を備えている。この一実施の形態では、撮影画面3aの中央部の11カ所に撮影画面3aの長辺方向に沿ってライン状の焦点検出領域a〜kが設定されている。
撮像用画素は撮影画面3aの全域にベイヤー配列され、撮影レンズ2(図1参照)の射出瞳を通る光を受光して被写体像に応じた画像信号を出力する。一方、図3(a)の斜線部に示すように、焦点検出用画素は、撮影画面3aの中央に各焦点検出領域a〜kに対応して撮影画面3aの長辺方向に沿ってライン状に配列され、撮影レンズ2の一部の領域を通る光を受光して撮影レンズ2の焦点調節状態を示す焦点検出信号を出力する。
図3(b)は、焦点検出領域の内の横(撮影画面3aの長辺方向)領域における撮像用画素R、G、Bと焦点検出用画素S1、S2の受光領域の配置を示す部分拡大図である。図3(b)において、縦横のラインで囲まれた各“マス”は撮像用画素の領域を示す。各マスの中の実線で示す正方形はマスク開口部を示し、これらのマスク開口部を通って光が受光部に到達する各画素の受光領域を示す。また、図3(b)において、半円形で囲まれた領域は焦点検出画素のマスク開口部を示し、これらのマスク開口部を通って光が受光部に到達する各画素の受光領域を示す。また、R、G、Bはそれぞれ撮像用赤画素、撮像用緑画素、撮像用青画素を表す。なお、図3では各画素のマイクロレンズおよび受光部の図示を省略する。
この一実施の形態では撮像用画素R、G、Bの受光領域(マスク開口部)の形状を正四角形とした例を示すが、撮像用画素R、G、Bの受光領域の形状は正四角形に限定されず、例えば円形としてもよい。
また、この一実施の形態では焦点検出用画素S1〜S4の受光領域(マスク開口部)の形状を半円形とした例を示す。さらに、図3(b)に示す横方向の対の焦点検出用画素S1とS2では、受光領域を画素中心に対し左と右に偏って配置する。
なお、焦点検出用画素の受光領域の形状は半円形に限定されず、例えば撮像用画素のR,G,Bの受光領域(マスク開口部)を縦または横に略二分した長方形としてもよい。
撮像面に撮像用画素と焦点検出用画素を二次元状に配列した撮像素子はすでに周知であり、これらの画素の詳細な図示と説明を省略する。
焦点検出領域の横領域では、焦点検出用画素S1とS2が一対になり、撮影レンズ2の射出瞳の一対の領域を通過した光を受光し、撮影レンズ2の横方向(撮影画面3aの長辺方向)の焦点調節状態を示す焦点検出信号を出力する。
なお、撮影画面3aの焦点検出領域は、撮影画面3aの中央部に設定される限りこの一実施の形態の配置に限定されない。また、焦点検出領域の個数および形状についても、この一実施の形態の個数および形状に限定されるものではない。さらに、各焦点検出領域に対応して配列される焦点検出用画素の配置もこの一実施の形態の配置に限定されるものではない。
図1に戻り、AFE回路4はアナログ画像信号に対して相関二重サンプリングやゲイン調整などのアナログ処理を行うとともに、アナログ処理後の画像信号をデジタル画像データに変換する。画像処理回路5はデジタル画像データに対して各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整処理、画像圧縮処理、画像伸張処理など)を施す。
コントラストAF回路6は、撮像用画素R、G、Bから出力される画像信号のコントラストがピークとなるフォーカシングレンズ位置を検出する回路である。また、位相差AF回路7は、対の焦点検出用画素(S1,S2)から出力される焦点検出信号に基づいて、フォーカシングレンズの焦点調節状態を示すデフォーカス量を演算する。
レンズ駆動回路8は、撮影レンズ2のフォーカシングレンズを駆動して焦点調節を行うとともに、ズーミングレンズを駆動して焦点距離を変える。メモリ9は各種プログラムや各種情報を記憶するROM、RAMなどの記憶素子である。モニター10は、撮像素子3により撮像したスルー画像や撮影した画像と各種情報を表示するLCDである。インターフェース12は、メモリカード11に対する画像や各種情報データの書き込みや、メモリカード51からの画像や各種情報データの読み込みを行う。
操作部材13には、レリーズ半押しおよび全押しスイッチ、ズームスイッチ、モードスイッチ、メニュースイッチ、十字スイッチ、OKスイッチなどの各種スイッチ類が含まれる。バッテリー14はカメラ1の機器および回路に電力を供給する。コントローラー17はCPUとその周辺部品から構成され、撮像、露出、焦点調節(AF)、画像表示などのカメラ1の各種動作を制御するとともに、後述するAFプログラムを実行してコントラストAFと像面位相差AFとを切り換え制御する。
<ポートレート撮影モードの動作について>
図5および図6は、一実施の形態のハイブリッドAF制御を示すフローチャートである。カメラ1のコントローラー15は、カメラ1の操作部材13の電源スイッチが投入されモードセレクターにより撮影モードが設定されると、図5および図6に示すハイブリッドAF制御プログラムの実行を開始する。
ステップ1において、操作部材13のモードセレクターによりポートレート撮影モードが選択されているか否かを確認する。ポートレート撮影モードでは、主要被写体を撮影画面中央部に設定してそのまま撮影するか、あるいは主要被写体を撮影画面中央部に設定して主要被写体に撮影レンズ2を合焦させた後、構図を変更して主要被写体を撮影画面周辺部に設定し直し、建物や風景などともに撮影を行う場合が多い。
前者の場合には、図2に示す撮影画面3aの中央部に設定された焦点検出領域a〜kのいずれかで検出されたデフォーカス量により撮影レンズ2の焦点調節を行い、像面位相差AFにより撮影レンズ2を主要被写体に合焦させて撮影を行う。
一方、後者の場合には、いったん主要被写体を撮影画面中央部に設定し、像面位相差AFにより撮影レンズ2を主要被写体に合焦させた後、撮影者の画角変更にともなって主要被写体が撮影画面中央の焦点検出領域a〜kを外れる。この場合、主要被写体に対する像面位相差AFができなくなるため、コントラストAFに切り換えて主要被写体に対するAF制御を継続することになる。
ここで、本実施形態におけるポートレート撮影モードにおいて、カメラが主要被写体を認識する手法としては、ユーザーのマニュアル設定動作に従う方法と、カメラが自動的に認識する方法と、がある。まずマニュアル操作によって決定される方法の一例について説明する。ユーザーがマニュアル選択操作によって複数のAFエリアの中から任意のAFエリアを選択し、その選択されたAFエリアをAFで使用するAFエリアとして決定する。そしてその決定されたAFエリア内に存在する被写体に対して合焦動作を行った場合に、その被写体を主要被写体としてカメラは認識する。一方、カメラが自動的に主要被写体を認識する方法の一例を説明する。カメラは、撮影視野内(スルー画像内)に存在する「顔」を周知の顔認識技術を用いて検出する。そしてカメラは、その検出された「顔」を主要被写体として認識する。
以下の説明では、カメラが主要被写体を自動認識する方法を採用するものとして説明を続ける。
ステップS1でポートレート撮影モードが設定されていない場合はステップS2へ進み、位相差AF用の予め指定されている(或いは最至近位置被写体に対応する)AFエリア内に存在する被写体を主要被写体として設定した上で、位相差AF回路7(図1参照)による像面位相差AF制御を実行して撮影レンズ2をその主要被写体に合焦させる。その後、ステップS3で操作部材13のレリーズボタンの押下操作によりステップS4へ進む。ステップS4では撮像素子3により撮像を行い、画像処理を行って画像をメモリカード11に記録する。
一方、ステップS1でポートレート撮影モードが設定されている場合はステップS5へ進み、撮影画面中央部のいずれかの焦点検出領域a〜kで捕捉した主要被写体に対して、位相差AF回路7により像面位相差AF制御を行う。像面位相差AF制御による合焦後のステップS6において、画像処理回路5により画像を処理して人物の顔を検出し、顔の範囲と焦点検出領域a〜kとの位置関係を確認する。顔認識処理により人物の顔が検出されると、ステップS7で、人物の顔の範囲を示す顔認識枠をモニター10に表示されているスルー画像に重畳して表示する。
ここで、図7は、モニター10に表示された人物の顔に顔認識枠21を重畳表示した一例を示す。なお、図7では図2に示す焦点検出領域a〜kの符号を省略する。図7(a)は、人物の顔がほぼ撮影画面の中央に捕捉されており、図2に示す焦点検出領域a〜kの内の領域a、b、f、gで人物の顔が検出されている。また、図7(b)は、人物の顔が撮影画面の左側で捕捉されており、焦点検出領域a〜kの内の左端の領域dで人物の顔が検出されている。なお図7(b)では、主要被写体(人物の顔)が、焦点検出領域dだけでなく、図中において焦点検出領域dの左側に配置されている画像要画素においても検出されている。つまり図7(b)の状態は、焦点検出領域dの出力を使った位相差AF回路7によるAF演算が可能であり、且つ主要被写体(顔)を撮像している画像用画素の出力を使ったコントラストAF回路6によるAF演算も可能である。
図7(a)および図7(b)において、焦点検出領域a〜kの内の人物の顔が検出されている焦点検出領域では、モニター10の当該領域を示すライン状のマーク(AFエリアマークa〜kの何れか)が点灯され、アクティブ表示される。
一方、図7(c)は、人物の顔が撮影画面の左端で捕捉されており、焦点検出領域a〜kの内のいずれの領域でも人物の顔は検出されていない。つまり、人物の顔が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kを外れており、この状態では像面位相差AFを行うことはできない。つまり図7(c)では、主要被写体(顔)を撮像している画像用画素の出力を使ったコントラストAF回路6によるAF演算のみ可能である。
図5に戻って、ステップS8で操作部材13のレリーズボタンが押下操作されたか否かを判別し、レリーズされた場合はステップ4へ進む。ステップ4では撮像素子3により撮像を行い、画像処理を行って画像をメモリカード11に記録する。一方、レリーズされていない場合はステップS9へ進む。
ステップS9において、人物の顔領域が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kを外れるか否かを予測する。例えば今、図7(a)に示すように人物の顔を画面中央に捕捉して像面位相差AFで合焦させた後、ユーザーによるカメラの向き(姿勢)調整操作(構図の変更操作)により、図7(b)に示すように人物の顔を撮影画面の左に配置し、画面中央に富士山を入れる構図に設定する場合を想定する。このとき、ユーザーによるカメラの向き(姿勢)調整操作(構図変更操作)が行き過ぎてしまうと、人物の顔が撮影画面の左端に移動してしまって、図7(c)に示す状態になる。この場合は既述のように、人物の顔が焦点検出領域a〜kから外れ、像面位相差AFができなくなる。
このように、当初、撮影画面中央の11点の焦点検出領域a〜kの内の複数の焦点検出領域で検出していた人物の顔(主要被写体)が、上下左右端の焦点検出領域、例えば領域d、領域e、あるいは領域a〜cのいずれか、または領域i〜kのいずれかで検出された場合には(換言すれば、主要被写体が、像面位相差AF用の焦点検出領域とコントラストAF用の焦点検出領域との境界近傍に存在する場合には)、いずれ近い将来に人物の顔領域が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kを外れる、とカメラは予測する。
人物の顔領域が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kを外れると予測される場合には(図7の例であれば図7(b)の状態のときに)、ステップS10へ進み、コントラストAF回路6は、入力した画像信号(顔枠内に含まれる画像用画素の出力)を用いてコントラストAF回路6による演算を開始する。本実施形態では、このステップS10の手前まで(すなわちステップS9まで)は、コントラストAF回路6は給電を受けているがAF演算動作が停止している状態である。なお、省エネのためにステップS9まではコントラストAF回路6への給電自体を遮断しておき、ステップS10からコントラストAF回路6に電源を投入してAF演算を起動するように構成してもよい。ただし、人物の顔領域が焦点検出領域a〜kの内のいずれかで検出されている間(換言すれば、主要被写体が像面位相差AFの実行が優先されているエリアに存在している間)は、主要被写体(顔)を検出した像面位相差AFの焦点検出領域の焦点検出結果により像面位相差AFを実行し、コントラストAFは実行しない(換言すれば、この場面では、コントラストAF回路6によるコントラスト演算(AF演算)は行うが、そのAF演算結果を使った合焦動作(AFレンズの駆動制御)は行わない)。
即ち、主要被写体(顔)が、像面位相差AFの検出エリアとコントラストAFの検出エリアとの境界近傍に近づくと、それまで行っていなかったコントラストAF回路による演算動作を開始させる。このように、両AF方式の検出エリア間の境界近傍においては、両AF回路(コントラストAF回路6と位相差AF回路7)の動作を重複させる。これにより、像面位相差AFによって主要被写体に対する合焦が得られている状態におけるコントラストAF回路7からの出力値(即ち主要被写体に対して合焦状態にあるときのコントラストAF回路7の出力値)を得ることが出来る。
ステップS11において、人物の顔領域が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kのいずれの領域でも検出されず、人物の顔領域が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kから外れたか否かを確認する。人物の顔領域がいずれかの焦点検出領域a〜kで検出されている場合にはステップS9へ戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、ステップS11において、主要被写体が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kを外れたと判断した場合(人物の顔領域が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kを外れると予測された後、図7(c)に示すように、実際に人物の顔領域が焦点検出領域a〜kから外れた場合)には、ステップS12へ進み、既に(ステップS10において)起動されているコントラストAF回路6からの出力に基づいて、コントラストAFを実行するとともに、像面位相差AFを停止する。すなわち、このステップS12において、主要被写体に対するAF動作を、像面位相差AFからコントラストAFに完全に移行する(切り替える)。
像面位相差AFからコントラストAFへ移行するときには、ステップS10で既述したようにコントラストAF回路6による演算動作は既に起動している。そして移行期間中(位相差AF回路7とコントラストAF回路6とが並行して演算している期間)は、主要被写体に対してAF追従して位相差AF回路7の出力に基づいて合焦し続けている。このため像面位相差AFからコントラストAFへ移行する時には、その起動中(AF演算中)のコントラストAF回路6の出力をそのまま引き継いで、コントラストAFへの移行を行えば良い。そして、この移行降のコントラストAF動作としては、通常の(周知の)コントラストAF動作を行う。
本実施形態では、このコントラストAF(コントラストAF回路6の出力に基づく、主要被写体に対する合焦動作)が行われている期間、位相差AF回路7への電源供給は継続されるが、位相差AF回路7での演算動作は行われない。なお、このステップ12で、省エネのために位相差AF回路7への給電自体を止めるように構成しても良い。
コントラストAFに移行した後のステップS13において、操作部材13のレリーズボタンが押下操作されたか否かを判別し、レリーズされた場合はステップS14へ進む。ステップS14では撮像素子3により撮像を行い、画像処理を行って画像をメモリカード11に記録する。一方、レリーズされていない場合は図6のステップS15へ進む。
ステップS15では、主要被写体(人物の顔領域)が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kの範囲内に入ったか否かを確認する。つまりここでは上記ステップS9で述べたのとは逆の場合、即ち主要被写体がコントラストAF用の焦点検出領域から、像面位相差AF用の焦点検出領域a〜kの何れかの領域内へ移動したのか否か、換言すればコントラストAFから像面位相差AFへの移行のための準備動作(ステップS16にて後述する動作)に入る必要があるか否か、について判断する。人物の顔領域が焦点検出領域a〜kの内の少なくとも1つの領域で検出された場合はステップS16へ進む。ステップS16で位相差AF回路7を起動する、すなわち位相差AF回路7による演算動作を開始する(もしこのステップS16以前に位相差AF回路7の給電を停止していたとしたら、その給電を開始した上で演算動作を開始する)。このとき、位相差AF回路7により人物の顔を検出した焦点検出領域の焦点検出信号を用いて焦点検出演算を実行するが、その演算結果を用いてフォーカシングレンズを駆動しない。
なお上記ステップS15では、焦点検出領域a〜kの何れかに主要被写体が存在している場合に、位相差AF回路7による演算動作(AF演算)を開始するようにしている。しかしながら、位相差AF回路7による演算開始をもう少し早いタイミングから行うようにしても良い。例えば主要被写体が焦点検出領域a〜kに至る少し手前の領域(焦点検出領域a〜kの画素領域内から1画素手前又は所定数画素手前の画素領域)に主要被写体が存在するか否かを検出し、当該手前の領域に主要被写体が存在したら位相差AF回路7による演算開始を行うようにしても良い。
ステップ17においてコントラストAFから像面位相差AFへ切り換えるか否かの判定を行う。本実施形態では、像面位相差AFの焦点検出領域a〜kに主要被写体が完全に存在していれば(図7(a)の状態であれば)、既に(ステップS16において)起動されている位相差AF回路7からの出力に基づいて、位相差AFを実行するとともに、コントラストAFを停止する。すなわち、このステップS17において、主要被写体に対するAF動作を、コントラストAFから像面位相差AFに完全に移行する(切り替える)。
なお、このAF動作の切り替えを、もう少し早い段階(手前の領域)、例えば図7(b)の状態のように主要被写体の一部がまだ像面位相差AFのエリアに入りきっていない状態のときに行うようにしても良い。
なお、コントラストAFから像面位相差AFへの切り換え判定はこの一実施の形態の判定方法に限定されず、例えばコントラストAFを行っているときに像面位相差AFの焦点検出領域a〜kのいずれかで人物の顔を捕捉してから所定時間が経過したら、コントラストAFから像面位相差AFへ切り換えるようにしてもよい。
コントラストAFから像面位相差AFへの切り換えが決定された場合はステップS18へ進み、位相差AF回路7により像面位相差AFを実行するとともに、コントラストAF回路6による演算が停止される。なお、ステップS10でコントラストAF回路6に電源を供給する構成とした場合には、ステップS18においてコントラストAF回路6への電源の供給を停止してコントラストAFを停止してもよい。その後、図5のステップ6へ戻って上述した処理を繰り返す。
この一実施の形態によれば、像面位相差AFを行うための焦点検出用画素は撮影画面の中央部とその周辺(中央部近傍)に配置され、撮影画面周辺部はほぼ撮像用画素のみとなる。この場合、撮影画面中央部では生の画像情報が得られないが、撮影画面周辺部では生の画像情報が得られるため画像情報の低下はない。しかしながら撮影画面中央部は撮影画面周辺部に比べて収差や入射光量などの面で有利である。このため、焦点検出用画素の位置周辺の撮像用画素の出力を用いた周知の補間処理(例えば周知の画素欠陥補正の技術など)を用いて、焦点検出用画素の位置に対応する画像情報を得ることにより、画像の画質低下を最小限に抑制することができる。
また、ハイブリッドAFでありながら、ポートレート撮影時のように比較的被写体の動きが小さい場合には、コントラストAFと像面位相差AFとを切り換えて行うため、コントラストAFと像面位相差AFとを同時に実行する従来のハイブリッドAFカメラに比べて演算にともなうバッテリー14の消費電力を抑制することができる。
一実施の形態のハイブリッドAFカメラによれば、撮影画面中央部で被写体にピントを合わせた後、構図を変更してAFを追従させることによって、始めから撮影画面周辺部に人物の顔がある場合に、コントラストAFではフォーカシングレンズを広範囲にわたってサーチ駆動しなければならないが、この一実施の形態では撮影画面中央部で像面位相差AFにより粗調を行った後、構図を変えてコントラストAFに切り換えるので、コントラストAFにおけるピーク検出に要する時間を短縮できる。特に、一眼レフカメラにおけるAFロック機能と同様な機能を実現できる。
<追尾撮影モードの動作について>
<第2の実施形態>
上記第1実施形態では、ポートレートモードについて記載したが、AF動作の切り替えは、他の撮影モードでも実施可能である。第2実施形態では、追尾撮影モードの際の動作について、上記第1実施形態の説明を流用しながら説明する。
追尾撮影モードでは、まずスルー画像において、主要被写体の識別を、既知の被写体認識技術、例えば上述の顔認識技術を用いて検出する。
スルー画像において認識された主要被写体が像面位相差AFのAFエリア内に存在する場合には像面位相差AFを用いて主要被写体に対するAFを行い、コントラストAFのAFエリア内に存在する場合にはコントラストAFを用いて主要被写体に対するAFを行う。
次いで、主要被写体に対する周知の追尾AFを行う。その際に、像面位相差AFのAFエリアとコントラストAFのAFエリアとの境界領域に主要被写体が移動した場合には、図5,6にて既述したAF動作の切り替えを行うようにする。
《一実施の形態の変形例1》
上述した一実施の形態では、人物の顔領域が像面位相差AFの焦点検出領域a〜kを外れたら像面位相差AFを停止する例を示した。しかしながら、像面位相差AFを停止させず、これを利用する方法も考えられる。主要被写体である撮影画面周辺部の人物(の顔)に対してはコントラストAFで焦点検出を行うように構成し、それと並行して撮影画面中央部に位置する背景に対しては像面位相差AFで焦点検出を行って、人物の顔と背景の両方にピントが合うような絞りを決定し、撮像を行うようにしてもよい。
例えば、図7(c)に示すように、像面位相差AFの焦点検出領域a〜kをはずれた人物の顔はコントラストAFにより焦点検出を行うとともに、背景の富士山に対しては焦点検出領域a〜kのいずれかで像面位相差AFにより焦点検出を行い、人物の顔と背景の富士山の両方にピントが合うような絞りを決定して撮像を行う。あるいは、人物の顔と背景の富士山との中間にピントを合わせてAFをおこなってもよい。
《一実施の形態の変形例2》
上記実施形態では、像面位相差AFとコントラストAFとの間のAF動作の切り替えを、主要被写体の存在する領域に応じて決定するようにした。
他の実施の形態としては、コントラストAFによる目標位置Xにおいて像面位相差AFによる焦点検出演算を行い、コントラストAFによる演算結果の目標位置と、像面位相差AFによる演算結果の目標位置との差が予め設定した基準値以下となる場合が連続して所定回数続いたら、コントラストAFから像面位相差AFへの切り換えを決定するようにしても良い。
《一実施の形態の変形例3》
上記変形例2では、像面位相差AFかコントラストAFへの移行の際の、最初のコントラストAFの目標位置としては、移行時のコントラストAF回路6の出力をそのまま用いるように構成した。これとは別の実施形態として、最初のコントラストAFのレンズ目標位置Xには、最後の像面位相差AFのレンズ目標位置Xlastを設定するという手法も考えられる。
コントラストAF制御時には、まず目標位置X時点における画像を表示し、目標位置Xの前後の位置X−σとX+σの間で微小にフォーカシングレンズを移動させ(サーチ駆動またはウォブリングという)、3位置X−σ、X、X+σで撮像してコントラスト演算を行う。コントラスト演算の結果、位置Xにおけるコントラストがその前後の位置X−σ、X+σにおけるコントラストより高い場合は目標位置Xにフォーカシングレンズを移動させる。位置X−σまたはX+σのコントラストが高い場合には、コントラストが高い位置を新しい目標位置Xとしてその前後のX−σとX+σの間で上記と同様に微小にフォーカシングレンズを移動させ、3位置X−σ、X、X+σで撮像してコントラスト演算を行う。
3位置X−σ、X、X+σの間で微小にフォーカシングレンズを移動してコントラストAFにおけるサーチ駆動を行う際に、3位置X−σ、X、X+σで撮像した画像をその都度、モニター10にスルー画像として表示するのではなく、目標位置Xにおいて撮像した画像のみをモニター10にスルー画像として表示する。これにより、コントラストAF時に頻繁にスルー画表示が切り換わってモニター画面が見づらいという問題を解決できる。
なお、上述した実施の形態とそれらの変形例において、実施の形態どうし、または実施の形態と変形例とのあらゆる組み合わせが可能である。
上述した実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。まず、主要被写体である人物の顔の領域と撮影画面中央に設定された焦点検出領域との位置関係に基づいて、像面位相差AFからコントラストAFへ、またはコントラストAFから像面位相差AFへの切り換えを予測する。そして、切り換え先の像面位相差AFまたはコントラストAFによる演算を行った後、像面位相差AFとコントラストAFの切り換えを行うようにしたので、画像情報2の低下を補正が容易な撮影画面中央のみに制限することができ、像面位相差AFとコントラストAFとを切り換えて実行することができる。
また、上述した実施の形態によれば、像面位相差AFによる撮影レンズの焦点調節が行われているときに、人物の顔の領域が焦点検出領域の端部に移動した場合は、像面位相差AFからコントラストAFへの切り換えを予測し、コントラストAFによる演算を実行するようにした。その結果、撮影画面中央部の焦点検出領域における像面位相差AFから撮影画面周辺部におけるコントラストAFへの切り換えを確実にスムーズに実行することができる。
上述した実施の形態によれば、切り換え先のコントラストAFによる演算の実行後に、人物の顔の領域が焦点検出領域から外れたときに、像面位相差AFからコントラストAFへ切り換えるとともに、像面位相差AFによる演算を停止するようにした。そのため、像面位相差AFとコントラストAFとのいずれか一方のAFを合理的に動作させることができる。
上述した実施の形態によれば、像面位相差AFからコントラストAFへの切り換え時に、像面位相差AFによる最後の撮影レンズの目標位置をコントラストAFの目標位置に設定し、コントラストAFは、目標位置の前後に撮影レンズをサーチ駆動してコントラストがピークとなる撮影レンズの位置を検出するようにしたので、像面位相差AFからコントラストAFへの切り換えをスムーズに実行することができる。
上述した実施の形態によれば、コントラストAFによる撮影レンズの焦点調節が行われているときに、人物の顔の領域が焦点検出領域の端部で検出された場合は、コントラストAFから像面位相差AFへの切り換えを予測し、像面位相差AFによる演算を実行するようにした。したがって、撮影画面周辺部におけるコントラストAFから撮影画面中央部の焦点検出領域における像面位相差AFへの切り換えを確実にスムーズに実行することができる。
上述した実施の形態によれば、切り換え先の像面位相差AFの演算を行った後に、コントラストAFの目標位置と像面位相差AFの目標位置とが所定の条件を満たしたときに、コントラストAFから像面位相差AFへ切り換えるとともに、コントラストAFによる演算を停止するようにした。したがって、像面位相差AFとコントラストAFとのいずれか一方のAFを合理的に動作させることができる。
上述した実施の形態によれば、コントラストAFの目標位置と像面位相差AFの目標位置との差が所定値以内となる焦点検出が所定回数連続して発生した場合にコントラストAFから像面位相差AFへ切り換えるとともに、コントラストAFを停止するようにしたので、コントラストAFから像面位相差AFへの切り換えを確実にかつスムーズに実行することができる。
上述した実施の形態によれば、焦点検出用画素は撮影画面3aの長辺方向に沿ってライン形状に配列されるものとしたが、撮影画面3aの短辺方向に沿ってライン形状に配列されてもよい。この場合、焦点検出領域a〜kが撮影画面3aの短辺方向に沿ってライン状に設定され、焦点検出用画素は、図4(a)の斜線部に示すように、撮影画面3aの短辺方向に沿ってライン状の領域に配列される。図4(b)は、焦点検出領域の内の縦(撮影画面3aの短辺方向)領域における撮像用画素R、G、Bと焦点検出用画素S3、S4の受光領域の配置を示す部分拡大図である。
図4(b)において、図3(b)の場合と同様に、縦横のラインで囲まれた各“マス”は撮像用画素の領域を示す。各マスの中の実線で示す正方形はマスク開口部を示し、これらのマスク開口部を通って光が受光部に到達する各画素の受光領域を示す。また、図4(b)において、図3(b)の場合と同様に、半円形で囲まれた領域は焦点検出画素のマスク開口部を示し、これらのマスク開口部を通って光が受光部に到達する各画素の受光領域を示す。また、R、G、Bはそれぞれ撮像用赤画素、撮像用緑画素、撮像用青画素を表す。なお、図4(b)でも各画素のマイクロレンズおよび受光部の図示を省略する。なお、図4(b)に示す縦方向の対の焦点検出用画素S3とS4では、受光領域を画素中心に対し上と下に偏って配置する。
図4(b)に示す例では、焦点検出領域の縦領域では、焦点検出用画素S3とS4が一対になり、撮影レンズ2の縦方向(撮影画面3aの短辺方向)の焦点調節状態を示す焦点検出信号を出力する。焦点検出用画素が上記のように配列された場合は、位相差AF回路7は、対の焦点検出用画素 (S3,S4)から出力される焦点検出信号に基づいて、フォーカシングレンズの焦点調節状態を示すデフォーカス量を演算する。
なお、焦点検出領域a〜kが十字型に設定されていてもよい。この場合、図3(b)に示す焦点検出用画素の配列と、図4(b)に示す焦点検出用画素の配列とを組み合わせればよい。
1;ハイブリッドAFカメラ、2;撮影レンズ、3;撮像素子、5;画像処理回路、6;コントラストAF回路、7;位相差AF回路、8;レンズ駆動回路、10;モニター、15;コントローラー、R,G,B;撮像用画素、S1〜S4;焦点検出用画素、a〜k;焦点検出領域

Claims (11)

  1. 撮像面に撮像用画素と焦点検出用画素とを二次元状に配置した撮像素子であって、前記撮像面の全体に亘って前記撮像用画素を配列するとともに、前記撮像面の一部分に設定された焦点検出領域に前記焦点検出用画素を配列した撮像素子と、
    前記撮像素子の前記撮像面に被写体像を結像する撮影光学系と、
    前記焦点検出用画素の出力信号に基づいて位相差検出方式により前記撮影光学系の焦点調節を行う第一焦点調節手段と、
    前記撮像用画素の出力信号に基づいてコントラスト方式により前記撮影光学系の焦点調節を行う第二焦点調節手段と、
    前記撮像素子により撮像された画像を処理して主要被写体を認識する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により認識された前記主要被写体と前記焦点検出領域との位置関係に基づいて、前記第一焦点調節手段と前記第二焦点調節手段とのうちの一方の焦点調節手段から他方の焦点調節手段への切り換えを予測する切換予測手段と、
    前記切換予測手段により切り換えが予測されたときに、切り換え先である前記他方の焦点調節手段を起動する起動手段と、
    前記起動手段による切り換え先の前記他方の焦点調節手段の起動後に、前記一方の焦点調節手段から前記他方の焦点調節手段への切り換えを行う切換手段とを有し、
    前記切換予測手段は、前記第二焦点調節手段による前記撮影光学系の焦点調節が行われているときに、前記主要被写体が前記焦点検出領域の端部で検出された場合は、前記第二焦点調節手段から前記第一焦点調節手段への切り換えを予測するカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記切換予測手段は、前記第一焦点調節手段による前記焦点調節が行われているときに、前記主要被写体が前記焦点検出領域の端部に移動した場合は、前記第一焦点調節手段から前記第二焦点調節手段への切り換えを予測することを特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記切換手段は、前記起動手段による切り換え先の前記第二焦点調節手段の起動後に、前記主要被写体が前記焦点検出領域から外れたときに、前記第一焦点調節手段から前記第二焦点調節手段へ切り換えるとともに、前記第一焦点調節手段の動作を停止することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項3に記載のカメラにおいて、
    前記第一焦点調節手段から前記第二焦点調節手段への切り換え時に、前記第一焦点調節手段による最後の前記撮影光学系の目標位置を前記第二焦点調節手段の最初の目標位置に設定し、前記第二焦点調節手段は、前記目標位置の前後に前記撮影光学系をサーチ駆動してコントラストがピークとなる前記撮影光学系の位置を検出することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記切換手段は、前記起動手段による切り換え先の前記第一焦点調節手段の起動後に、前記第二焦点調節手段の目標位置と前記第一焦点調節手段の目標位置とが所定の条件を満たしたときに、前記第二焦点調節手段から前記第一焦点調節手段へ切り換えるとともに、前記第二焦点調節手段の動作を停止することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項5に記載のカメラにおいて、
    前記所定の条件は、前記第二焦点調節手段の目標位置と前記第一焦点調節手段の目標位置との差が所定値以内となる焦点検出が所定回数連続して発生した場合とすることを特徴とするカメラ。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記撮像素子により撮像された画像を表示する表示手段と備え、
    前記表示手段は、前記第二焦点調節手段が目標位置の前後に前記撮影光学系をサーチ駆動してコントラストがピークとなる前記撮影光学系の位置を検出する際に、前記目標位置において前記撮像素子により撮像した画像を表示手段に表示することを特徴とするカメラ。
  8. 撮影光学系による被写体像が結像される撮像面に撮像用画素と焦点検出用画素とが備えられた撮像素子と、
    第1の焦点検出領域について前記焦点検出用画素の出力を用いて位相差検出方式による前記撮影光学系の焦点調節制御である第1制御を行い、前記第1の焦点検出領域よりも広い第2の焦点検出領域について前記撮像用画素の出力を用いてコントラスト方式による前記撮影光学系の焦点調節制御である第2制御を行う焦点調節制御部と、
    前記撮像素子により撮像された画像を用いて主要被写体を認定する画像処理部とを有し、
    前記第2制御が行われている場合に、前記主要被写体が前記第1の焦点検出領域の端部で検出されたとき前記第2制御から前記第1制御への切り換えを予測する予測部と、
    前記予測部により前記第2制御から前記第1制御への切り換えが予測されたとき前記第2制御から前記第1制御への切り換えを行う切換部とを有するカメラ。
  9. 請求項8に記載のカメラにおいて、
    前記焦点調節制御部は、前記第2制御が行われている場合に、前記主要被写体が前記第1焦点検出領域の端部で検出されたとき、前記第1制御を起動し、前記第1制御が起動した後に、前記第2制御から前記第1制御に変更するカメラ。
  10. 請求項8または9に記載のカメラにおいて、
    前記画像処理部は、前記主要被写体として顔を認識するカメラ。
  11. 請求項8乃至10の何れか一項に記載のカメラにおいて、
    前記第1の焦点検出領域は、位相差検出方式により合焦位置の検出が可能な複数の焦点検出領域を含み、
    前記第1の焦点検出領域の端部は、前記複数の焦点検出領域のうちの端に備えられた前記焦点検出領域の位置であるカメラ。
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