JP5955642B2 - 局所表面コイルを用いて対象を撮像するための方法及び装置 - Google Patents

局所表面コイルを用いて対象を撮像するための方法及び装置 Download PDF

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Description

本明細書で開示する主題は全般的には磁気共鳴撮像(MRI)システムに関し、またさらに詳細には局所表面コイルを用いて対象を撮像するための方法及び装置に関する。
MRIすなわち核磁気共鳴(NMR)撮像は一般に、磁場内における無線周波数(RF)波と原子核の間の共鳴相互作用の空間的弁別を提供する。具体的には、MRIは人体内の水分子の水素核スピンを利用しており、この水素核スピンは強力で均一な静磁場によって偏向を受ける。この磁場のことを通常、B0磁場または主磁場と呼んでいる。人体組織などの物質を主磁場にかけると、組織中のスピンの個々の磁気モーメントはこの主磁場と整列しようとする。このスピンは、RF波による励起を受けるとラーモアの特性周波数で主磁場の周りに歳差運動する。励起したスピンにより放出される信号は、従来のRFコイルによって受け取られる。次いでRFコイルからの出力を利用して画像が形成される。
米国特許第7031763号
画像の品質を向上させるには、ある領域または身体部位の撮像などのために特殊化した局所コイルを利用することがある。例えば下部骨盤領域に対するスキャンの実施の際に、直腸内コイルまたは躯幹部(torso)コイルを利用することがある。しかし従来の直腸内コイルの提供する視野域は限られており、下部骨盤領域を適正にカバーできないことがある。さらに従来の直腸内コイルは侵襲的である。したがって、例えば前立腺の撮像のために従来の直腸内コイルを直腸内に挿入する際に、そのコイルが解剖構造を物理的に移動させるまたは歪ませてしまい、外科処置時の前立腺の位置がMRスキャン時と同じ位置でなくなる程度となることがあり得る。さらに、従来の躯幹部コイルは患者の前面及び後面上に配置させるように構成されているため、信号対雑音比(SNR)が低下しこれにより低品質の画像となる。
一実施形態では、磁気共鳴(MR)画像を作成するための無線周波数(RF)コイル装置を提供する。本コイル装置は、前部分、後部分及び該前部分と後部分の間に結合された移行部分を備えているスキャン対象が着用するように適合させた体部と、前部分内に位置決めされた第1のコイル及び前部分内に位置決めされた第2のコイルを含んだ対象の前側と後側の上に位置決めするように構成された第1のRF受信専用サドルコイルと、対象の第1の脚をその内部に受け入れるように構成された第3のコイル及び対象の第2の脚をその内部に受け入れるように構成された第4のコイルを含んだ第2のRF受信専用サドルコイルであって該第3及び第4のコイルの一部分は前部分と後部分の両部分内に位置決めされている第2のRF受信専用サドルコイルと、を含む。
別の実施形態では、磁気共鳴撮像(MRI)システムを提供する。本MRIシステムは、撮像システムのボア内部に主磁場を発生させるように構成された主マグネットと、撮像システムのボア内に挿入されている対象が着用するように構成された無線周波数(RF)コイル装置と、を含む。このコイル装置は、前部分、後部分及び該前部分と後部分の間に結合された移行部分を備えているスキャン対象が着用するように適合させた体部と、前部分内に位置決めされた第1のコイル及び前部分内に位置決めされた第2のコイルを含んだ対象の前側と後側の上に位置決めするように構成された第1のRF受信専用サドルコイルと、対象の第1の脚をその内部に受け入れるように構成された第3のコイル及び対象の第2の脚をその内部に受け入れるように構成された第4のコイルを含んだ第2のRF受信専用サドルコイルであって該第3及び第4のコイルの一部分は前部分と後部分の両部分内に位置決めされている第2のRF受信専用サドルコイルと、を含む。
さらに別の実施形態では、磁気共鳴撮像(MRI)システムを用いて対象を撮像する方法を提供する。本方法は、第1のRF受信専用コイルが対象の前部分内に位置決めされ、第2のRF受信専用コイルが対象の前部分上に位置決めされ、第3のRFコイルが対象の第1の脚の周りに位置決めされ、かつ第4のRF受信専用コイルが対象の第2の脚の周りに位置決めされるようにしてRFコイル装置の内部に対象を位置決めするステップと、該第1、第2、第3及び第4のRF受信専用コイルから受け取った情報を用いて対象の画像を作成するステップと、を含む。
様々な実施形態に従って形成した磁気共鳴撮像(MRI)コイル装置の斜視図である。 図1に示したコイル装置の前面図である。 図1に示したコイル装置の上平面図である。 様々な実施形態に従って形成した図1〜3に示した無線周波数(RF)コイルの一構成の前面図である。 図4に示したRFコイルの背面図である。 様々な実施形態に従って形成した図1〜3に示した第1のサドルコイルの斜視図である。 様々な実施形態に従って形成した図1〜3に示した第2のサドルコイルの斜視図である。 従来の直腸内探触子を用いて作成された例示的なコロナル面画像である。 従来の直腸内探触子を用いて作成された例示的な別のコロナル面画像である。 様々な実施形態による図1〜7に示したコイル装置を用いて作成し得る例示的なコロナル面画像である。 様々な実施形態による図1〜7に示したコイル装置を用いて作成し得る例示的な別のコロナル面画像である。 従来の直腸内探触子を用いて作成された例示的なサジタル面画像である。 従来の直腸内探触子を用いて作成された例示的なサジタル面画像である。 様々な実施形態による図1〜7に示したコイル装置を用いて作成し得る例示的なサジタル面画像である。 様々な実施形態による図1〜7に示したコイル装置を用いて作成し得る例示的な別のサジタル面画像である。 様々な実施形態に従って形成した磁気共鳴撮像(MRI)システムのブロック概要図である。
本明細書に記載した実施形態は、添付の図面と共に読むことによってさらに十分な理解が得られよう。これらの図面が様々な実施形態の機能ブロックからなる図を表している場合も、必ずしもこれらの機能ブロックがハードウェア回路間で分割されることを意味するものではない。したがって例えば、1つまたは複数の機能ブロック(例えば、プロセッサ、制御器またはメモリ)は、単一のハードウェア(例えば、汎用の信号プロセッサやランダムアクセスメモリ、ハードディスク、その他)の形や複数のハードウェアの形で実現させる得る。同様にそのプログラムは、スタンドアロンのプログラムとすること、オペレーティングシステム内のサブルーチンとして組み込まれること、インストールしたソフトウェアパッケージの形で機能させること、その他とすることができる。こうした様々な実施形態は図面に示した配置や手段に限定されるものではないことを理解すべきである。
本明細書で使用する場合、単数形で「a」や「an」の語を前に付けて記載した要素やステップは、これに関する複数の要素またはステップも排除していない(こうした排除を明示的に記載している場合を除く)と理解すべきである。さらに「一実施形態」に関する言及は、記載した特徴も組み込んでいる追加的な実施形態の存在を排除すると理解されるように意図したものではない。さらに特に否定の記載を明示的にしていない限り、ある具体的な特性を有するある1つの構成要素または複数の構成要素を「備えた(comprising)」または「有する(having)」実施形態は、当該の特性を有しない追加的なこうした構成要素を含むことがある。
様々な実施形態は、クワドラチャ(quadrature)検出向けに配列させた2対の局所無線周波数(RF)受信コイルを用いて下部骨盤領域を撮像するための装置及び方法を提供する。様々な実施形態ではそのRF受信コイル対は、前立腺の画像化を改善させるように対象の前立腺の近傍に位置決めされる。
図1は、様々な実施形態に従って形成したMRIコイル装置10の斜視図である。図2は、図1に示したコイル装置10の前面図である。図3は、図1及び2に示したコイル装置10の平面図である。コイル装置10は、複数の受信専用RFコイル14を有する柔軟な体部12を含む。RFコイル14は、柔軟な体部12の内部表面に取り付けられること、柔軟な体部12の外部表面に取り付けられること、柔軟な体部12内部に埋め込まれること、あるいはこれらの組み合せとすることがある。RF受信コイル14については以下でより詳細に検討する。この例示的な実施形態ではコイル装置10は、MRIスキャン中に対象が(図示せず)着用するように構成された可搬式のコイル装置である。したがってこの柔軟な体部12は、前部分20と、後部分22と、該前部分20を後部分22に結合させる移行部分24と、を含む。この例示的実施形態では柔軟な体部12は、前部分20、後部分22及び移行部分24を含んだ単一の一体構造として形成されている。任意選択では前部分20、後部分22及び移行部分24を柔軟な一体の体部12が形成されるように互いに物理的に接続させた単独の1つの構造として形成させることがある。
前部分20は、第1の端部26及び第2の端部28を含む。後部分22もまた、第1の端部30及び第2の端部32を含む。第1の端部26と30は互いに着脱可能に結合されるように構成されている。さらに第2の端部28と32は、互いに着脱可能に結合されるように構成されている。第1の端部26及び30は、連結用デバイス34を用いて第2の端部28及び32のそれぞれに結合させることがある。連結用デバイス34は、機械的なフック、ボタン、面ファスナー(hook and loop fastener)、その他などの適当な任意の連結機構として具現化させることがある。
使用時においてコイル装置10は、対象が着用するように構成されている。したがって前部分20は、対象の前側上への前部分20の位置決めを可能にするように実質的に三角形の形状を有する。さらに後部分22もまた、対象の後側上への後部分22の位置決めを可能にするように実質的に三角形の形状を有する。図1及び2に示したように前部分及び後部分20及び22は、着用時に対象の臍の近傍に位置決めされる第1の端部40から移行部分24に対して物理的に接続させた第2の端部42まで内方にテーパ付けされている。したがって、第1の端部26と30を互いに物理的に接続しかつ第2の端部28と32を互いに物理的に接続したとき、柔軟な体部12によってこれを通過して延びる第1の開口部50が画定される。第1の開口部50は、その内部を通るように対象の躯幹部を受け入れられるサイズとしている。柔軟な体部12はさらに、第2の開口部52及び第3の開口部54を含む。第2の開口部52は、その内部を通るように対象の右脚を受け入れられるサイズとしている。同様に第3の開口部54は、その内部を通るように対象の左脚を受け入れられるサイズとしている。様々な実施形態では柔軟な体部12はさらに、その内部を通って延びる追加の開口部56を含むことがある。この開口部56は、その内部を通るように医用器具を受け入れるように構成させることがある。より具体的には開口部56は、操作者が医用外科処理デバイス及び/または撮像デバイスをその内部に挿入し、コイル装置10を用いて作成した対象の画像を観察すること並びに画像を観察しながら並行して医用デバイスを利用することを操作者に対して可能にさせるために利用されることがある。
柔軟な体部12は好ましくは、様々な大きさの物理的な解剖部位を有する多種多様な対象に合わせるような柔軟な体部12の伸張及び/または収縮を可能とさせるために柔軟な発泡体材料から製作されている。任意選択では柔軟な体部12は、撮像対象の躯幹部に対する柔軟な体部12の形状一致を可能とさせる布素材や適当な別の材料から製作されることがある。したがって、前部分20、後部分22及び移行部分24のサイズ及び形状は、様々なサイズの解剖部位を有する対象に合わせるようにサイズ設定させることがある。例えば、より大きな解剖部位を有する対象に対応するように前部分及び後部分20及び22のサイズ及び/または移行部分24の長さを増大させることがある。さらに、より小さい解剖部位を有する対象に対応するように前部分及び後部分20及び22のサイズ及び/または移行部分24の長さを低減させることがある。したがって広く多種多様な患者に合わせるように、柔軟な体部12及びRFコイル14の全体サイズを小サイズ、中間サイズ、大サイズ、特大サイズ、その他で製作することがある。
図4は、図1〜3に示したRFコイル14の前面図である。図5は、図4に示したRFコイル14の背面図である。上で検討したようにコイル装置10は、複数の受信専用RFコイル14をその内部に埋め込んで含む。任意選択ではその受信専用RFコイル14を柔軟な体部12の内部表面または外部表面に取り付けることがある。この例示的実施形態ではRF受信コイル14は、第1のサドルコイル100及び第2のサドルコイル102を含む。第1のサドルコイル100は、骨盤122の前側120の近傍に位置決めするように構成された第1のコイル部分110と、骨盤122の後側124の近傍に位置決めするように構成された第2のコイル部分112と、を有し、該第1及び第2のコイル部分110及び112のそれぞれの間での骨盤122の位置決めを可能にしている。
第2のサドルコイル102は、骨盤122の左側140の近傍に位置決めするように構成された第3のコイル部分130と、骨盤122の右側142の近傍に位置決めするように構成された第4のコイル部分132と、を有し、該第3及び第4のコイル部分130及び132のそれぞれの間での骨盤122の位置決めを可能にしている。この例示的実施形態では第1及び第2のサドルコイル100及び102は、コイル部分110、112、130及び132から受け取られる磁気共鳴信号の位相が90度だけ異なるようにしたクワドラチャ配列とさせ、これにより骨盤領域122の撮像を達成しならがら、同時に比較的高いSNRを達成している。
図6は、骨盤122の前側120及び後側124の上に位置決めするように構成された第1のサドルコイル100の斜視図である。図6に示したように第1のコイル部分110はコイル接続部分114を介して第2のコイル部分112と電気的に接続されている。したがって第1のコイル部分110、第2のコイル部分112及び接続部分114は一体となって閉ループの第1のサドルコイル100を形成している。コイル接続部分114は、箇所150の近傍で交差する2つの電気経路を意味している。箇所150は、選択した関心領域の撮像のための最適なSNRを提供するように選択される。この例示的実施形態では箇所150(図3も参照)は、対象の前立腺の撮像を向上させるように選択される。したがって一実施形態では、サドルコイル100が経路と交差する箇所150は、対象上の外部で前立腺に最も近い箇所150に位置決めされる。
上で検討したように第1のサドルコイル100は、受信専用コイルとして構成されている。したがって、第1のサドルコイル100のSNRの最適化を容易にするために、第1及び第2のコイル部分110及び112のそれぞれは、骨盤領域を覆うように延びる撮像域(FOV)を実質的にカバーするように構成されている。より具体的に第1のサドルコイル100は、第1のサドルコイル100による骨盤領域のカバーを可能にするように対象の骨盤領域の形状と実質的に同じ形状を有する。例えばこの例示的実施形態では、第1及び第2のコイル部分110及び112はそれぞれ実質的に台形形状を有する。したがって第1のコイル部分110は、第1の側面160、第2の側面162、第3の側面164、第4の側面166及び第5の側面168を有する。第1の側面160は、第2と第3の側面162と164の間に電気的に接続されている。さらに第4及び第5の側面166及び168は、第2及び第3の側面162及び164のそれぞれと接続部分114の間に電気的に接続されている。
この例示的な台形形状を形成するために、第1の側面160を第2及び第3の側面162及び164から角度θ1に配置させている。この例示的実施形態では、角度θ1は概ね90度である。さらに第2及び第3の側面162及び164は第4及び第5の側面166及び168のそれぞれから角度θ2だけオフセットさせている。この例示的実施形態では、撮像操作時に第1のサドルコイル100が対象の骨盤と実質的に形状一致するようにθ2を90度を超える角度としている。したがって第1の側面160は、接続部分114と実質的に直交して延びるように構成されている。さらに第2及び第3の側面162及び164は、第1の側面160と概ね直交するように配置させている。さらに第4及び第5の側面166及び168は、第1のサドルコイル100に対して対象の骨盤領域またより具体的には対象の前立腺の実質的にすべてをカバーするFOVの規定を可能とさせるために対象の骨盤の輪郭に従うように構成されている。
図6に示したようにコイル装置10はさらに、一実施形態ではケーブル172を介して第1のコイル部分110と電気的に接続される電子回路アセンブリ170を含む。任意選択ではその電子回路アセンブリ170をコイル装置10に対してワイヤレス式に接続させることがある。電子回路アセンブリ170は一般に、第1のコイル部分110から信号を受け取るためのRF受信器を含む。電子回路アセンブリ170はさらに、第1のサドルコイル100のSNRを向上させるためにコンデンサ、インダクタ、バランまたは別の構成要素など適当な別の構成要素も含むことがある。この例示的実施形態ではケーブル172は所定の長さ174を有するRFケーブルである。例えば、RFケーブル172内に誘導される電流に由来して発生するノイズ及び/または浮遊RF電流を低減するためにバラン(平衡/不平衡)デバイスが利用されることがある。具体的に操作時において、バランの全体長がRFケーブル172を通して送られる信号の電磁放射波長の4分の1に等しいときに、バランはRFケーブル172上に高いインピーダンスを発生させる。したがってRFケーブル172の長さ174は、RFケーブル172を通して送られる信号の波長に基づいて決定される。
この例示的実施形態では、第2のコイル部分112は第1のコイル部分110と実質的に同様にして形成される。さらに第2のコイル部分112は、第2のRFケーブル182を介して第2の電子回路アセンブリ180に結合させることがある。任意選択では第1及び第2のコイル部分110及び112は、例えば電子回路アセンブリ170などの単一の電子回路アセンブリに結合させることがある。
図7は、第2のサドルコイル102の上面図である。図7に示したように第3のコイル部分130は、コイル接続部分134を介して第4のコイル部分132と電気的に接続させている。コイル接続部分134は、選択した関心領域の撮像のために最適なSNRを提供するように選択される箇所150の近傍で交差する2つの電気経路を意味している。したがって、第3のコイル部分130、第4のコイル部分132及び接続部分134は一体となって閉ループの第2のサドル受信コイル102を形成している。この例示的実施形態では箇所150(図3も参照)は、対象の前立腺の撮像を向上させるように選択される。したがって、サドルコイル100及びサドルコイル102が経路と交差する箇所150は、対象上の外部で前立腺に最も近い箇所150に位置決めされる。さらにこの例示的実施形態では、第1のサドルコイル接続部分114と第2のサドルコイル接続部分134は箇所150の位置で重なっていること、並びに第1のサドルコイル接続部分114は箇所150の位置で第2のサドルコイル接続部分134と実質的に平行であることを理解されたい。
この例示的実施形態では第2のサドルコイル102もまた、受信専用コイルとして構成されている。したがって第2のサドルコイル102は、一方の脚を覆うような第3のコイル部分130の挿入並びに別の脚を覆うような第4のコイル部分132の挿入を可能とする形状を有する。この例示的実施形態では第3のコイル部分130は実質的に円形であると共に、ある直径190を有する。さらに、第4のコイル部分132は実質的に円形であると共に、直径190と実質的に同じ直径192を有する。したがって第3及び第4のコイル部分130及び132の全体長は、例えば図4及び5に示したような対象の脚が躯幹部と合流する箇所である対象の脚の上側端部位置への第3及び第4のコイル部分130及び132の位置決めが可能となるように選択されている。
図7に示したようにコイル装置10はさらに、ケーブル196を介して第3のコイル部分130と電気的に接続された第3の電子回路アセンブリ197を含むことがある。電子回路アセンブリ194は一般に、第3のコイル部分130から信号を受け取るためのRF受信器を含む。電子回路アセンブリ194はさらに、第3のコイル部分130のSNRを向上させるためにコンデンサ、インダクタ、バランまたは別の構成要素も含むことがある。この例示的実施形態ではケーブル196は所定の長さ198を有するRFケーブルである。例えば上で検討したように、RFケーブル196内に誘導される電流に由来して発生するノイズ及び/または浮遊RF電流を低減するためにバランデバイスが利用されることがある。
したがってRFケーブル196の長さ198は、RFケーブル196を通して送られる信号の波長に基づいて決定される。この例示的実施形態では、第4のコイル部分132は第3のコイル部分130と実質的に同様にして形成される。さらに第4のコイル部分132は、第2のRFケーブル202を介して第2の電子回路アセンブリ200に結合させることがある。任意選択では第3及び第4のコイル部分130及び132は、例えば電子回路アセンブリ170または194などの単一の電子回路アセンブリに結合させることがある。この例示的実施形態では、電子アセンブリ170、180、194及び200並びに関連するコイル部分110、112、130及び132によってクワドラチャ受信回路が形成される。より具体的には、RFコイル部分110、112、130及び132が受け取る磁気共鳴信号のSNRの改善を容易にするために、サドルコイル100及び102が受け取る磁気共鳴信号はクワドラチャ受信アセンブリ170、180、194及び200によってクワドラチャ受信される。
例えば図8は、従来の直腸内探触子に関する磁場感度を表した例示的なコロナル面画像である。図9は、従来の直腸内探触子に関するSNRを表した例示的なコロナル面画像である。図10は、コイル装置10の磁場感度を表した例示的なコロナル面画像である。図11は、コイル装置10のSNRを表した例示的なコロナル面画像である。図12は、従来の直腸内探触子の磁場感度を表した例示的なサジタル面画像である。図13は、従来の直腸内探触子のSNRを表した例示的なサジタル面画像である。図14は、コイル装置10の磁場感度を表した例示的なサジタル面画像である。図15は、コイル装置10のSNRを表した例示的なサジタル面画像である。
図8を参照すると、明るく影付けした領域250は従来の直腸内探触子251の磁場受信強度を示している。図10の影付け領域252は、コイル装置10の磁場受信強度を示している。図8及び10に示したように、コイル装置10の磁場感度が従来の直腸内探触子251の磁場感度より大きいことは明瞭である。
上で検討したように図9及び11はそれぞれ、従来の直腸内探触子251のSNRとコイル装置10のSNRを示している。具体的には、X軸は従来の直腸内探触子251のFOV幅とコイル装置10のFOV幅(メートル単位)を意味しており、またY軸は従来の直腸内探触子251のFOV高とコイル装置10のFOV高(メートル単位)を意味している。図9に示したように、従来の直腸内探触子251の近傍の領域254のSNRは比較的強い。しかし図9の輪郭プロットはまた、SNRが従来の直腸内探触子251から短い距離で急激に低下することを示している。これに対して、図11に示したコイル装置10の輪郭プロットは、コイル装置10に最も近い領域256においてSNRが比較的高いことを示している。さらにコイル装置10のSNRは、領域256の外側でSNRが急激に低下するのではなく、領域258、260、262及び264に示したように徐々に低下する。したがってコイル装置10は、FOV内に大きな距離にわたって改善されたSNRを有する。
同様に図12を参照すると、明るく影付けした領域270は従来の直腸内探触子251の磁場受信強度を示している。図14の影付け領域272は、コイル装置10の磁場受信強度を示している。
さらに上で検討したように図13及び15は、従来の直腸内探触子251のSNR並びにコイル装置10のSNRのそれぞれを表したサジタル面画像である。具体的には、X軸は従来の直腸内探触子251のFOV幅とコイル装置10のFOV幅(メートル単位)を意味しており、またY軸は従来の直腸内探触子251のFOV高とコイル装置10のFOV高(メートル単位)を意味している。図13に示したように、従来の直腸内探触子152の近傍の領域274のSNRは比較的強い。しかし図13の輪郭プロットはまた、SNRが従来の直腸内探触子251から短い距離で急激に低下することを示している。これに対して、図15に示したコイル装置10の輪郭プロットは、コイル装置10に最も近い領域280においてSNRが高いことを示している。さらに、コイル装置10のSNRは、領域280の外側でSNRが急激に低下するのではなく、領域282、284、286及び288に示したように徐々に低下する。したがってコイル装置10は、従来の直腸内探触子251と比べてFOV内で大きな距離にわたって改善されたSNRを有する。
図16は、図1〜7に示したコイル装置10で利用し得る例示的なMRI撮像システム300の概要図である。この例示的実施形態では撮像システム300は、マグネットコイル支持構造上に支持されたマグネットコイルから形成された超伝導マグネット301を含む。しかし別の実施形態では、永久磁石や電磁石など別のタイプのマグネットを利用することもある。超伝導マグネット301を容器302(クライオスタットとも呼ぶ)によって囲繞すると共に、超伝導マグネット301のコイルの冷却のためにこれを液体ヘリウムで満たしている。容器302の外側表面と超伝導マグネット301の内側表面を囲繞するように断熱体304を設けている。超伝導マグネット301の内部には複数の磁場傾斜コイル306が設けられていると共に、この複数の磁場傾斜コイル306の内部にRF送信コイル308が設けられている。
撮像システム300はさらに、動作時に対象に着用されると共に対象を撮像システム300のボア340内部に移動させたときにボア340の内部に配置されるMRIコイル装置10を含む。上に記載した構成要素は、ガントリ310内部に位置決めされると共に、全体として撮像部分312を形成している。超伝導マグネット301は円筒形状としているが、別の形状のマグネットも使用可能であることに留意すべきである。
処理部分320は一般に、コイル装置10を動作させるための電子回路アセンブリ170、制御器322、主磁場制御324、傾斜磁場制御326、コンピュータ327、表示デバイス328、送信−受信(T−R)スイッチ330、RF送信器332及び受信器334などの制御器を含む。この例示的実施形態ではコンピュータ327は、コイル装置10から情報を受け取るようにプログラムされている。受け取ったこの情報に基づいてコンピュータ327は対象の画像を作成する。
動作時において対象は、コイル装置10(図1参照)内に位置決めされた後に、撮像システム300のボア340内に挿入される。超伝導マグネット301は、ボア340全体に及ぶ概ね均一で静的な主磁場B0を生成させる。ボア340内の(また、対応して対象内の)電磁場の強度は、主磁場制御324を介して制御器322による制御を受けており、主磁場制御324はさらに超伝導マグネット301に対する付勢電流の供給も制御している。さらにRF情報が、電子回路アセンブリ170を介してコイル装置10からコンピュータ327まで送られている。
磁場傾斜コイル306(1つまたは複数の傾斜コイル素子を含む)は、直交する3つの方向x、y及びzのうちのどれか1つまたは幾つかの方向で超伝導マグネット301の内部のボア340内で磁場B0に対して磁場傾斜を印加できるように設けられている。磁場傾斜コイル306は、傾斜磁場制御326によって付勢され、またさらに制御器322によって制御を受けている。
RF送信コイル308は、磁気パルスを送出しかつ/または任意選択で対象からのMR信号を同時に検出するように配列させている。RF送信コイル308は、RF送信器332または受信器334の一方のそれぞれに対してT−Rスイッチ330によって選択的に相互接続させている。RF送信器332及びT−Rスイッチ330は、RF磁場パルスまたは信号がRF送信器332によって発生されかつ対象に対して選択的に印加して対象内に磁気共鳴を励起させるように制御器322による制御を受けている。
RFパルスの印加に続いて、T−Rスイッチ330を再度作動させてRF送信コイル308をRF送信器332から脱結合させている。コイル装置10が検出したMR信号は一方、電子回路アセンブリ170を介してコンピュータ327に伝達される。次いでこの検出信号を利用して対象の画像が作成される。具体的にはこの検出信号は、医師による前立腺のより明瞭な観察を可能にするように対象の骨盤領域に関する改良された画像を作成するために利用される。
本明細書に記載した様々な実施形態の幾つかの技術的効果は、MR画像品質を改善させることである。一実施形態ではそのハス形(lotus−shaped)表面コイルは、SNRの向上を提供すると同時に骨盤領域に対する大きなFOVを提供するために対象の脚の輪郭に従うように配列させた1対のサドルコイルを含む。
本発明に記載した様々な実施形態によれば、プロセッサまたはコンピュータにより撮像装置を動作させて本明細書に記載した方法の実施形態を実行させる命令をその上に記録して有する有形で非一時的な機械読み取り可能媒体(複数のこともある)が提供される。この媒体(複数のこともある)は、CD−ROM、DVD、フロッピー(商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、フラッシュRAMドライブ、別のタイプのコンピュータ読み取り可能な媒体、あるいはこれらの組み合わせのうちの任意のタイプとすることができる。
さらに、様々な実施形態及び/または構成要素(例えば、モニタやディスプレイ、あるいはこれらの内部にある構成要素や制御器)は、1つまたは複数のコンピュータまたはプロセッサの一部として実現させることができる。このコンピュータまたはプロセッサは、コンピュータ処理デバイス、入力デバイス、表示ユニット、及び例えばインターネットにアクセスするためのインタフェースを含むことがある。このコンピュータまたはプロセッサは、マイクロプロセッサを含むことがある。このマイクロプロセッサは、通信バスと電気的に接続させることがある。このコンピュータまたはプロセッサはさらにメモリを含むことがある。このメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)や読出し専用メモリ(ROM)を含むことがある。このコンピュータまたはプロセッサはさらに、ハードディスクドライブ、あるいはフロッピー(商標)ディスクドライブ、光ディスクドライブ、その他などの取外し可能な記憶ドライブとし得る記憶デバイスを含むことがある。この記憶デバイスはさらに、コンピュータプログラムやその他の命令をコンピュータまたはプロセッサにロードするための別の同様の手段とすることがある。
上の記述は例示であって限定でないことを理解されたい。例えば上述の実施形態(及び/または、その態様)は、互いに組み合わせて使用することができる。さらに、具体的な状況や材料を様々な実施形態の教示に適応させるようにその趣旨を逸脱することなく多くの修正を実施することができる。本明細書内に記載した材料の寸法及びタイプが様々な実施形態のパラメータを規定するように意図していても、これらは決して限定ではなく単なる例示にすぎない。上の記述を検討することにより当業者には別の多くの実施形態が明らかとなろう。様々な実施形態の範囲はしたがって、添付の特許請求の範囲、並びに本請求範囲が規定する等価物の全範囲を参照しながら決定されるべきである。添付の特許請求の範囲では、「を含む(including)」や「ようになった(in which)」という表現を「を備える(comprising)」や「であるところの(wherein)」という対応する表現に対する平易な英語表現として使用している。さらに添付の特許請求の範囲では、「第1の」、「第2の」及び「第3の」その他の表現を単にラベル付けのために使用しており、その対象に対して数値的な要件を課すことを意図したものではない。さらに、添付の特許請求の範囲の限定は手段プラス機能形式で記載しておらず、また35 U.S.C.§112、第6パラグラフに基づいて解釈されるように意図したものでもない(ただし、本特許請求の範囲の限定によって「のための手段(means for)」の表現に続いて追加的な構造に関する機能排除の記述を明示的に用いる場合を除く)。
この記載では、様々な実施形態(最適の形態を含む)を開示するため、並びに当業者による任意のデバイスやシステムの製作と使用及び組み込んだ任意の方法の実行を含む様々な実施形態の実施を可能にするために例を使用している。様々な実施形態の特許性のある範囲は本特許請求の範囲によって規定していると共に、当業者により行われる別の例を含むことができる。こうした別の例は、その例が本特許請求の範囲の文字表記と異ならない構造要素を有する場合や、その例が本特許請求の範囲の文字表記と実質的に差がない等価的な構造要素を有する場合があるが、本特許請求の範囲の域内にあるように意図したものである。
10 コイル装置
12 柔軟な体部
14 RFコイル
20 前部分
22 後部分
24 接続部分
26 第1の端部
28 第2の端部
30 第1の端部
32 第2の端部
34 連結用デバイス
40 第1の端部
42 第2の端部
50 第1の開口部
52 第2の開口部
54 第3の開口部
56 開口部
100 第1のサドルコイル
102 第2のサドルコイル
110 第1のコイル部分
112 第2のコイル部分
114 接続部分
120 前側
122 骨盤
124 後側
130 第1のコイル部分
132 第2のコイル部分
134 接続部分
140 左側
142 右側
150 箇所
160 第1の側面
162 第2の側面
164 第3の側面
166 第4の側面
168 第5の側面
170 電子回路アセンブリ
172 RFケーブル
174 長さ
180 第2の電子回路アセンブリ
182 第2のRFケーブル
190 直径
192 直径
194 電子回路アセンブリ
196 ケーブル
198 長さ

Claims (9)

  1. 磁気共鳴(MR)撮像のための無線周波数(RF)コイル装置であって、
    前部分と、後部分と、該前部分と後部分の間に結合された移行部分とを備えスキャン対象が着用するように適合させた体部と、
    前部分に位置決めされた第1のコイル及び後部分に位置決めされた第2のコイルを含む第1の受信サドルコイルであって、前記対象の前側と後側に位置決めするように構成された第1の受信サドルコイルと、
    前記対象の第1の脚受け入れるように構成された第3のコイル及び前記対象の第2の脚受け入れるように構成された第4のコイルを含第2の受信サドルコイルであって、前記第3及び第4のコイルの一部分が前部分と後部分の両部分に位置決めされている第2の受信サドルコイルと、
    を備え、
    前記第1のコイルは前部分の上側エッジから移行部分までテーパ付けされた第1の1対のコイル部分を備えており、前記第2のコイルは後部分の上側エッジから移行部分までテーパ付けされた第2の1対のコイル部分を備えている、無線周波数(RF)コイル装置。
  2. 前記第1及び第2のコイルは実質的に台形形状を有する、請求項1に記載のRFコイル装置
  3. 前記移行部分は開口部を備えており、前記開口部は医用デバイスを受け入れられるサイズを有している、請求項1又は2に記載のRFコイル装置
  4. 前記第1及び第2の受信サドルコイルは、クワドラチャRF信号受信回路を形成するように前記体部の内部に配列させている、請求項1乃至のいずれかに記載のRFコイル装置
  5. 前記第1の受信サドルコイルは前記第2の受信サドルコイルから概ね90度だけオフセットされている、請求項1乃至のいずれかに記載のRFコイル装置
  6. 前記第1の受信サドルコイルは、前記対象の骨盤と形状一致するように構成された台形形状を有する、請求項1乃至のいずれかに記載のRFコイル装置
  7. 前記第1の受信サドルコイルは、前記対象の前立腺に最も近い所定の箇所において前記第2の受信サドルコイルと重なっている、請求項1乃至のいずれかに記載のRFコイル装置
  8. 前記体部は前記第1及び第2の受信サドルコイルのみを備えており、該第1及び第2の受信サドルコイルを外部電子回路アセンブリに結合させるように構成している、請求項1乃至のいずれかに記載のRFコイル装置
  9. 撮像システムのボア内部に主磁場を発生させるように構成された主マグネットと、
    前記撮像システムのボア内に挿入されている対象が着用するように構成された無線周波数(RF)コイル装置とを有する磁気共鳴撮像(MRI)システムであって、
    前記RFコイル装置は、
    前部分と、後部分と、該前部分と後部分の間に結合された移行部分とを備えスキャン対象が着用するように適合させた体部と、
    前部分に位置決めされた第1のコイル及び後部分に位置決めされた第2のコイルを含む第1の受信サドルコイルであって、前記対象の前側と後側に位置決めするように構成された第1の受信サドルコイルと、
    前記対象の第1の脚受け入れるように構成された第3のコイル及び前記対象の第2の脚受け入れるように構成された第4のコイルを含第2の受信サドルコイルであって、前記第3及び第4のコイルの一部分が前部分と後部分の両部分に位置決めされている第2の受信サドルコイルと、
    を備え、
    前記第1のコイルは前部分の上側エッジから移行部分までテーパ付けされた第1の1対のコイル部分を備えており、前記第2のコイルは後部分の上側エッジから移行部分までテーパ付けされた第2の1対のコイル部分を備えている、磁気共鳴撮像(MRI)システム。
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