JPH1176190A - Rfコイル - Google Patents

Rfコイル

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Publication number
JPH1176190A
JPH1176190A JP9240124A JP24012497A JPH1176190A JP H1176190 A JPH1176190 A JP H1176190A JP 9240124 A JP9240124 A JP 9240124A JP 24012497 A JP24012497 A JP 24012497A JP H1176190 A JPH1176190 A JP H1176190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
upper coil
subject
connector
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP9240124A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mitsumata
広嗣 三俣
Hiroshi Inoue
啓史 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9240124A priority Critical patent/JPH1176190A/ja
Publication of JPH1176190A publication Critical patent/JPH1176190A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体の上に上側コイルを誤って落すことが
無いような簡単な機構を持ったRFコイルを提供する。 【解決手段】 上側コイル2と下側コイル1をはなす時
は、上側コイル2を上方に真っ直ぐ引き上げると、脚部
7の支点軸8に設けられた溝81が、下側コイル1のガ
イド溝5に設けられた凸状の規制部材6に沿ってスライ
ドして上側コイル2が上方に上がる。そして、脚部7の
支点軸8が下側コイル2のガイド溝5の上部に当たると
ころで、上側コイル2を回転させて左側に開くことがで
き、しかも上側コイル2と下側コイル1とが係合された
状態になっている。被検体の頭部を下側コイルのクッシ
ョン上に乗せると、次に左側に倒してある上側コイル2
を右に回転させて頭部の上に持ってきて、上方から下方
に押える事で規制部材6、およびガイド穴11に沿って
溝81およびガイドピン10が入り込み、コネクタ3、
4がそれにつれてスムーズに結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療診断用MRI
装置等に使用されるRFコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】医療診断用MRI装置は、被検体を均一
な0.04〜2テスラの静磁場中におき、被検体内の水
素原子核密度分布等を核磁気共鳴によって画像を得るも
ので、形態情報や生化学的な機能情報を得ることができ
る。静磁場内で磁力線の方向が静磁場と同じで、空間的
な位置によってその強度が異なる弱い傾斜磁場を重ねる
ことにより、被検体の各部分での磁場強度がわずかに異
なるので、それに比例して各部分の共鳴周波数も異な
る。
【0003】その周波数の差異を位置の差異として弁別
し、そして共鳴周波数が軸方向で異なることに対応し
て、特定のスライス内の核磁石のみを選択的に励起する
ため、それに対応した角周波数成分を均等に含むような
パルスを、被検体の周囲に巻かれた高周波磁場コイル
(以下RFコイルと呼ぶ)に印加している。
【0004】このように角周波数の回転磁場を加える
と、核磁石は共鳴を起こし、エネルギーの高い状態とな
り、そしてその後T1(スピン−格子緩和時間)、T2
(スピン−スピン緩和時間)と呼ばれる時定数で、元の
平衡状態に復帰する。そして被検体の周囲に巻かれたR
Fコイルに核磁石の回転に伴って起電力が生じ、これに
よって共鳴を電気的に観測することができる。この時定
数で減衰する信号をFID信号と呼ぶが、このFID信
号をフーリエ変換すると被検体横断面内の密度分布が明
らかになる。傾斜磁場の傾斜方向を変えながら、この操
作を繰り返すと各方向への投影像が得られるので、これ
をX線CTで行われている方法と全く同一の画像再構成
を行なうことにより、被検体の横断面像が得られるので
ある。
【0005】上記のようにRFコイルは磁気共鳴を起こ
すための安定度の高い高周波パルスを被検体に加え、被
検体からのMR信号を収集する機能を有し、その形状は
比較的自由に選択できる。このため、撮影部位の体表面
に密着するようにコイルを設置すれば、対象部位からの
MR信号を感度よく受信でき分解能の良い画像が得られ
る。この表面コイルには、全身用コイル(磁石架台内に
含まれる)、体部用フレキシブルコイル、頭部用コイ
ル、頭頚部用コイル、ターゲットコイル等が使用されて
いる。
【0006】図8は従来における頭部用のRFコイルを
示している。このRFコイルは下側コイル1と上側コイ
ル2からなり、中央部に頭部が入るような形状をしてお
り、上下コイルが二組備えられたコネクタ102、10
3によって電気的に接続されており、蝶番101によっ
て下側コイル1と上側コイル2が分離される構造になっ
ている。使用するときには、まずこのRFコイルを寝台
にセットし、RFコイルの上側コイル2を蝶番101を
支点に開ける。次に、被検体を寝台に横臥させて、頭部
をRFコイルの下側コイル1上に位置させる。そして、
上側コイル2が頭部を覆うようにする。その時上側コイ
ル2のコネクタ102が下側コイル1のコネクタ103
に接続される。このように従来の二分割型頭部コイルは
コネクタ結合か、または上下のコイルが何らかの係合状
態をもたずに完全に分離されて使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のRFコイルは以
上のように構成されているが、上下のコイルが係合状態
を持たずに完全に分離されると、被検体を寝台にのせ
て、頭部を下側コイル1上にのせ、上側コイル2で頭部
を覆うときに、上側コイル2を被検体の上に落とす危険
性がある。また図8のような蝶番機構ではコネクタは結
合するとき円弧状の軌跡で係合するので、特別の形状を
有したコネクタを備えなければならない。コネクタを特
別に製作するとコスト高になり、かつ信頼性がうすれる
可能性があるという問題があった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、コイルを誤って落としたり、また特別
のコネクタを必要としないRFコイルを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のRFコイルは、上下に分割されたコイル
と、上記分割されたコイルを、端部で連結する連結部
と、直線運動で着脱可能なコネクタを有し、上記連結部
が開閉のための回転運動と、コネクタ着脱のための直線
運動を許容する機構を備えることを特徴とする。したが
って、上側コイルのコネクタを下側コイルのコネクタに
結合する直前までは回転運動しかできなく、またコネク
タが結合する直前から終了まで直進運動しかできないた
め、コネクタどうしがスムーズに結合することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のRFコイルの一実施例を
図1に示す。図2はその側面図であり、図3は上側コイ
ル2を上方に引き上げた状態を示す。更に、図4は上側
コイル2を左側に回転させ開いた状態を示す。図1にお
いて、RFコイルは上側コイル2と下側コイル1からな
り中央に頭部が入る空間を有している。上側コイル2と
下側コイル1は電気的にコネクタ4、3で接続されてい
る。上側コイル2には脚部7を備え、図5に示すように
その脚部7には凸状の支点軸8と、その支点軸8に凹状
の溝81が設けられている。一方、下側コイル1には、
上側コイル2の支点軸8に対応する位置に、図6に示す
ような凹状のガイド溝5と凸状の規制部材6が設けられ
ている。この上側コイル2の支点軸8が下側コイル1の
ガイド溝5にはまり込み、上側コイル2が回転する機構
になっている。そして、上側コイル2の支点軸8上の溝
81が下側コイル1のガイド溝5上の規制部材6にはま
り込み、上側コイル2が上下に移動する事ができる。更
に、上側コイル2と下側コイル1との上下用のガイドの
ためのガイドピン10とガイド穴11が設けられてい
る。そして、上側コイル2を上方に引いた後左側に開い
たり、閉じたりするときの当たりとしてストッパ9が設
けられて、確実な位置で上側コイル2を下方に押すこと
ができる。
【0011】次に、このRFコイルを使用する手順を説
明する。図1および図2は、上側コイル2と下側コイル
1とが結合した状態を示している。最初に装置の寝台に
このRFコイルを固定する。固定方法は装置により異な
るが、クランプ、ネジ、バンド、はめ込みによる方法等
がある。次に、上側コイル2を上方に引き上げる。この
時、上側コイル2の溝81が下側コイル1の規制部材6
に沿って移動し、ガイドピン10がガイド穴11から抜
ける。同時に上側コネクタ4が下側コネクタ3からスム
ーズに離れる。図3はこの状態を示しているが、次に上
側コイル2を左側に開き倒す。この時、上側コイル2の
支点軸8が下側コイル1のガイド溝5の上部を支点にし
て上側コイル2が回転する。図4はこの状態を示してい
る。
【0012】次に、被検体を寝台にのせて仰臥させ、頭
部を下側コイル1のクッション12の上にのせる。そし
て、上側コイル2を右側に倒し、下側コイル1のストッ
パ9に当たるまで矢印a方向に回転する。そして上方か
ら軽く上側コイル2を矢印b方向の下方に押えると、溝
81が規制部材6に沿って、滑り込み、同時にガイドピ
ン10がガイド穴11にはまり込みセットは完了する。
【0013】次に、寝台のテーブルを移動させ、ガント
リの中に頭部を挿入し規定の位置に静止させる。静磁場
のなかにセットされた状態でスライス面を決める傾斜磁
場のプログラムをセットする。次に、被検体の周囲に巻
かれた本RFコイルに、スライス内の核磁石のみを選択
的に励起する角周波数成分を均等に含む、高周波パルス
を印加する。そのパルスに応じて、被検体からMR信号
がRFコイルに誘起する。3方向(X、Y、Z)の傾斜
磁場の組み合わせによって任意の断面像が得られ、この
操作を繰り返し各方向の投影像を得る。この撮影時間は
2〜20分と長くなることがある。この微弱な誘起信号
を高感度の受信部で検波増幅して、コンピュータにより
画像構成処理を行なう。
【0014】上記の撮影診断中、被検体は静止した状態
を強いられるので、このRFコイルも頭部が安静できる
構造にして、下側コイルにクッション12を入れてい
る。一方、被検体からのMR信号を感度よく受信できる
ように、撮影部位の体表面に密着するように上下に2分
割し、操作のしやすいような構造にして、分解能の良い
画像を得ている。上記手順により撮影が終了すれば、寝
台をガントリから離し、テーブルを下げて、RFコイル
の上側コイル2を上方に引きあげ左側に開けて、被検体
の頭部をフリーにしてテーブルから被検体をおろす。
【0015】上記の実施例では、コネクタ結合が上下方
向の場合の両コイルの分離機構を説明したが、このコネ
クタ結合が水平方向でも良い。図7にこの機構を持った
RFコイルの一実施例を示す。この場合、上側コイル2
を開ける時は、上側コイル2の溝81は下側コイル1の
規制部材6に沿って水平方向(矢印c方向)にスライド
し、同時にスベリガイド13上を互いにスライドする。
この時、コネクタ結合はスムーズに離れる。次に、上側
コイル2が左端にまでスライドしたのを確かめ上方に開
け回転する。この場合、RFコイルの全長は少し長くな
るが機能的には同じである。
【0016】また、下側コイル1にガイド溝を設け、上
側コイル2にガイド溝に係合するピンを形成したRFコ
イルでも同様な機能を有することができる。さらに、上
記の実施例では、頭部用RFコイルについて説明した
が、関節用やその他の用途のコイルとしても本発明を適
用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のRFコイルは上記のとおり構成
されており、上側コイル2と下側コイル1が係合状態に
あるため、上側コイル2を被検体の上に誤って落とす危
険性が無い。また、上側コイル2の回転と直進運動のみ
でやさしく操作ができ、しかも市販の標準コネクタが使
用できるのでコスト低減になり、信頼性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRFコイルの一実施例を示す図であ
る。
【図2】図1のRFコイルの側面図を示す図である。
【図3】図1のRFコイルの上側コイルを上方にあげた
状態を示す図である
【図4】図1のRFコイルの上側コイルを上方に回転さ
せた状態を示す図である。
【図5】図1のRFコイルの上側コイルの脚部を示す図
である。
【図6】図1のRFコイルの下側コイルのガイド溝を示
す図である。
【図7】本発明のRFコイルの他の一実施例を示す図で
ある。
【図8】従来のRFコイルを示す図である。
【符号の説明】
1…下側コイル 2…上側コイル 3…下側コネクタ 4…上側コネクタ 5…ガイド溝 6…規制部材 7…脚部 8…支点軸 9…ストッパ 10…ガイドピン 11…ガイド穴 12…クッション 13…スベリガイド 81…溝 101…蝶番 102…上側コネクタ 103…下側コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に分割されたコイルと、上記分割され
    たコイルを、端部で連結する連結部と、直線運動で着脱
    可能なコネクタを有し、上記連結部が開閉のための回転
    運動と、コネクタ着脱のための直線運動を許容する機構
    を備えることを特徴とするRFコイル。
JP9240124A 1997-09-05 1997-09-05 Rfコイル Pending JPH1176190A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9240124A JPH1176190A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 Rfコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9240124A JPH1176190A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 Rfコイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1176190A true JPH1176190A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17054862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9240124A Pending JPH1176190A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 Rfコイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1176190A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006527050A (ja) * 2003-06-13 2006-11-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 分割トップ型rfコイル用の接続システム
JP2012239903A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 General Electric Co <Ge> 局所表面コイルを用いて対象を撮像するための方法及び装置
CN114284025A (zh) * 2021-12-24 2022-04-05 深圳市联影高端医疗装备创新研究院 一种线圈装置

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CN114284025B (zh) * 2021-12-24 2024-04-16 深圳市联影高端医疗装备创新研究院 一种线圈装置

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