JP5955613B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置に関するものであり、特にメンテナンスの作業手間が殆ど掛からない搬送装置に関する。
従来より、製品や物品等の搬送物を搬送するコンベア装置(搬送装置)には、円筒状のローラを搬送方向に並べたローラコンベア装置(以下、単にコンベア装置という)がある。そして、この種のコンベア装置として、省エネルギー等の観点から、搬送方向に隣接するローラ同士をベルトやチェーン等の動力伝達手段で連結し、複数のローラを1つの駆動源で同時に駆動できる構成を備えたものが市場に普及している(例えば、特許文献1、2)。
特開2010−70366号公報 特開2010−202295号公報
ところが、特許文献1のように、動力伝達手段としてベルトを採用したコンベア装置では、駆動源からローラに動力を伝達する際に、ベルトとローラとの間に大きな摩擦力が発生するため、ベルトの摩耗に起因した動力の伝達効率の低下が問題となっていた。すなわち、ベルトが摩耗することによって、ベルトのテンションが不十分となり、動力源からの動力がローラに伝わり難くなっていた。
また、このベルトの摩耗に伴って、摩耗粉が生じ、その摩耗粉が搬送物に付着する場合があり、その場合、搬送物を汚したり、搬送物に生じ得る不具合の原因となるおそれがあった。
一方、特許文献2のコンベア装置では、動力伝達手段としてチェーンを採用しているため、経時的に動力の伝達効率が低下したり、摩耗粉が発生するというおそれはないが、チェーンが巻回されるスプロケットとの間に、指や衣服等を巻き込んでしまうという危険性があった。
さらに、特許文献1、2のいずれのコンベア装置であっても、動作不良等を防止するために、メンテナンス作業を要するが、メンテナンス時におけるベルトやチェーンの脱着作業は手間であり、作業者の大きな負担となっていた。
そこで、本発明では、従来技術の問題点に鑑み、動力伝達効率が経時的に低下するというおそれがなく、構造的にも安全であり、さらにメンテナンスの作業手間が殆ど掛からない搬送装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく提供される請求項1に記載の発明は、搬送物の搬送ラインを形成するものであって、複数のローラが取り付けられ、当該ローラ上に搬送物を載置して搬送物を搬送する搬送装置において、駆動源から伝動される動力により往復直線運動する往復直線運動部材と、ワンウェイクラッチ機構又はラチェット機構を有していてローラの回転方向を規制する複数の回転規制部材とを備え、前記往復直線運動部材によってローラは往復直線運動するものであり、ローラ上の搬送物を前進させることができるローラの直線運動方向を正直線運動方向とし、その逆を逆直線運動方向とし、ローラ上の搬送物を前進させることができるローラの回転方向を正回転方向とし、その逆を逆回転方向としたときに、ローラが正直線運動時には、ローラは外力によって強制的に正回転し、ローラが逆直線運動時には、ローラが正回転方向に自由回転するように、前記回転規制部材によって、ローラの回転方向が規制されることを特徴とする搬送装置である。
まず、従来のローラコンベア装置について付言しておく。
従来のローラコンベア装置は、搬送物が載置される搬送用ローラを回転させることによって、搬送物を搬送する構成が一般的である。すなわち、この種の装置では、駆動源たるモータと搬送用ローラを、同期的に回転(モータの回転を減速機で減速する場合も含む)させて、搬送用ローラの回転力で搬送物を搬送している。したがって、このような搬送方法を採用し、複数の搬送用ローラを1つの駆動源で回転させる場合においては、駆動源の動力を、回転運動として各搬送用ローラに伝動する必要があったため、ベルトやチェーン等の主に回転力を伝達する動力伝達手段は必須であった。
そこで、本発明の搬送装置では、ベルトやチェーン等の主に回転力を伝達する動力伝達手段を省略しつつ、駆動源の動力を、搬送物が載置される複数のローラに伝動できる構成とされている。具体的には、本発明では、駆動源の動力が往復直線運動部材に伝動され、その往復直線運動部材を介して、ローラに動力を伝動する構造が採用されている。すなわち、ローラは、往復直線運動部材の運動に従って、往復直線運動を行う。そして、本発明では、このようなローラの往復直線運動によって、搬送物を搬送することを可能にしている。すなわち、ローラが正直線運動方向に直線運動が行われた場合は、当該ローラは、強制的正回転する状態となるため、搬送物をローラの正直線運動方向に搬送することが可能となる。強制的正回転を行うため、搬送物をローラの回転によっても前記正直線運動方向に送り出すことが可能となる。このように、ローラを正直線運動方向に直線運動させた場合、搬送物を、ローラの直線運動あるいはローラの直線運動及び回転運動によって、正直線運動方向に搬送することができる。
一方、ローラが逆直線運動方向に直線運動が行われた場合は、当該ローラは、正回転方向に自由回転する状態となる。すなわち、本発明の搬送装置は、ワンウェイクラッチ機構又はラチェット機構を有したローラの回転方向を規制する回転規制部材を備えているため、当該ローラは、前記正直線運動する場合と異なる回転を行う状態に規制される。具体的には、ローラは、搬送物との間に摩擦力を殆ど生じさせない回転方向に規制されて、逆直線運動方向に直線運動する。より具体的に言うと、ローラを逆直線運動方向に直線運動させた場合、搬送物に対して、搬送方向と逆方向(搬送直前の位置側)に移動しようとする力(以下、逆搬送力ともいう)が生じることがなく、搬送物がローラと共に逆直線運動方向に移動することがない。すなわち、搬送物は、前記した正直線運動方向に反して移動することはなく、ローラのみが逆直線運動によって、正直線運動する直前の位置に戻る。
このように、本発明では、ローラを、往復直線運動部材によって往復直線運動させると共に、回転規制部材によってローラの回転方向を規制して、搬送物の円滑な搬送を可能としているため、従来技術のように、ローラを回転させるべく、ベルトやチェーン等の動力伝達手段を設ける必要がない。その結果、搬送ラインに沿って隣接するローラ同士を、ベルトやチェーンで巻回する必要がなくなり、メンテナンス時のベルトやチェーンの脱着作業が省略されるため、メンテナンス時の作業手間を削減することができる。
また、本発明では、ローラと往復直線運動部材とは、一体的に往復直線運動を行うため、従来のコンベア装置のように、ローラの回転に起因した大きな摩擦力の発生はなく、動力伝達効率が経時的に低下するおそれがない。
また、本発明は、動力伝達手段として、スプロケットやチェーン等を要しないため、構造的にも安全である。
以上のように、本発明の搬送装置は、動力伝達効率が経時的に低下するというおそれがなく、構造的にも安全であり、さらにメンテナンスの作業手間が殆ど掛かることがない上、従来のコンベア装置と同等の円滑な搬送を実施することができる。
請求項2に記載の発明は、前記往復直線運動部材は、第一系統直線部と第二系統直線部とを有し、当該第一系統直線部と当該第二系統直線部は、直線運動方向が相対的に異なるように運動するもので、搬送ラインに沿って隣接するローラ同士は、互いに近接・離反する動作を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置である。
かかる構成によれば、直線運動方向が相対的に異なるように運動する、第一系統直線部と第二系統直線部とで構成された往復直線運動部材を有し、その往復直線運動部材によって、搬送ラインに沿って隣接するローラ同士が、互いに近接・離反をする動作を繰り返すため、搬送物の搬送をより円滑なものとすることができる。すなわち、搬送ラインに隣接するローラは、一方のローラが正直線運動方向に直線運動を行い、それと同時に、他方のローラが逆直線運動方向に直線運動を行う一連の動作が、繰り返し実施される。
このように、本発明の搬送装置は、搬送ラインに隣接するローラの一方を正直線運動して、搬送物を正直線運動方向に移動し、その間に、前記隣接するローラの他方を逆直線運動して、搬送物に逆搬送力を掛けることなく、正直線運動する直前の位置(初期状態の位置)まで戻す一連の動作を繰り返し行うことができるため、搬送物を連続的に下流に向けて搬送することができる。
請求項3に記載の発明は、搬送ラインに沿って配置された固定部と、当該固定部に対して相対運動する回転体を有し、当該回転体は、前記往復直線運動部材が往復直線運動する際に、固定部に当接した状態で回転するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置である。
かかる構成によれば、例えば、回転体を固定部上に載置すれば、回転体で搬送物の重量を支持することができるため、ローラに生じ得る撓み等を軽減することができる。
また、回転体は、往復直線運動部材の往復直線運動に追従して移動するため、当該回転体を強制的に回転させることができる。すなわち、回転体の構造によっては、回転体の回転に連動させて、ローラを回転させることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、前記回転体の機能を兼ね備えた回転規制部材を有することを特徴とする請求項3に記載の搬送装置である。
かかる構成によれば、ローラの回転方向を規制する回転規制部材が、回転体の機能を兼ね備えているため、回転体を別途用意する場合よりも部材点数を大幅に削減でき、合理的な構造にすることができる。
また、本発明では、回転規制部材を固定部に沿って回転させることができるため、その回転力をローラを回転させる外力として利用することができる。具体的には、正、逆直線運動方向のいずれかの方向に回転規制部材を移動させる際に、その回転規制部材の回転力がローラに伝動するようにすれば、回転規制部材とローラを同期的に回転させることができ、逆に、正、逆直線運動方向のいずれかの方向に回転規制部材を移動させる際に、その回転規制部材の回転力がローラに伝動しないようにすれば、回転規制部材とローラを独立的に回転させることができる。
例えば、回転規制部材が固定部上で正直線運動方向に移動した場合、その回転規制部材は固定部上で正回転する。すなわち、この回転規制部材を正回転させて、ローラをその回転と同期的に回転するようにすれば、ローラは正回転するため、ローラ上に載置された搬送物を正直線運動方向に送り出すことができる。逆に、回転規制部材が固定部上で逆直線運動方向に移動した場合、その回転規制部材は固定部上で逆回転する。すなわち、この回転規制部材を逆回転させて、ローラをその回転と同期的に回転するようにすれば、ローラは逆回転するため、ローラ上に載置された搬送物を逆直線運動方向に送り出すことができる。
一方、請求項1に記載した搬送装置は、ローラを強制的に逆回転させる場合はなく、搬送物を正直線運動方向に搬送するのに好適な構成とされている。
したがって、本発明においては、ローラが正直線運動する際に、回転規制部材とローラを同期的に正回転させるか、回転規制部材とローラとを独立的に回転させるようにして、搬送物を正直線運動方向に搬送し、ローラが逆直線運動する際に、回転規制部材とローラとを独立的に回転させるようにするか、同期的に正回転させて、ローラのみを逆直線運動方向に移動させることが可能である。より具体的には、ローラが正直線運動する際に、回転規制部材とローラを同期的に正回転するようにすれば、ローラが逆直線運動する際に、回転規制部材とローラとを独立的に回転するようにし、逆に、ローラが正直線運動する際に、回転規制部材とローラとを独立的に回転するようにすれば、ローラが逆直線運動する際に、同期的に正回転するようにする。これにより、一旦、正直線運動方向に搬送された搬送物を、逆直線運動方向に移動させてしまうことがなくなるため、効率的な搬送を実施することができる。
請求項5に記載の発明は、前記往復直線運動部材には、搬送物の載置側から下方に向けて切り欠いた切欠き部が設けられ、前記回転規制部材は、切欠き部に配されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の搬送装置である。
かかる構成によれば、回転規制部材を、往復直線運動部材の切欠き部の上部から落とし込むようにして配することができるため、取り付け手間が殆ど掛からない。これにより、例えば、回転規制部材とローラとを一体ものとして製造すれば、ローラの脱着が容易となり、より容易にメンテナンス作業の実施が可能となる。
本発明の搬送装置は、前記駆動源は、円筒体内にモータが内蔵されたモータ内蔵ローラであり、前記往復直線運動部材は、モータ内蔵ローラの円筒体端部に接続されて、円筒体の回転動作を往復直線運動に変換するものであることが望ましい。(請求項6)
請求項7に記載の発明は、前記往復直線運動部材は、第一系統直線部と第二系統直線部とを有し、当該第一系統直線部と当該第二系統直線部は、直線運動方向が相対的に異なるように運動するもので、当該各直線部の一部は、前記モータ内蔵ローラの軸線方向端部に接続され、当該端部における軸心を間にして、同一の直径上に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置である。
かかる構成によれば、第一系統直線部と第二系統直線部の一部が、1つのモータ内蔵ローラの円筒体の軸心位置にある円心を間に、同一の直径上に接続されているため、1つのモータ内蔵ローラで、第一系統直線部と第二系統直線部との直線運動方向を相対的に異なるように運動させることができる。
本発明の搬送装置は、所定数のローラを1つの駆動源によって駆動可能なユニットを備え、ユニットを複数並べて、所望の搬送ラインが形成されるものであることが望ましい。(請求項8)
本発明の搬送装置は、往復直線運動部材を介して、ローラを往復直線運動させ、その運動によって搬送物を搬送することができるため、主に回転力を伝達する動力伝達手段(ベルトやチェーン等)を必要としないため、メンテナンス作業を容易にできる。それに伴って、経時的に動力伝達効率が低下することがなく、構造上の安全性も確保できる。
本発明の第一実施形態に係る搬送装置を模式的に示す概念図である。 本実施形態に係る搬送装置のコンベアユニットを示す斜視図である。 図1の搬送装置で採用するモータ内蔵ローラの断面図である。 図2のコンベアユニットを示す分解斜視図である。 図4のコンベアユニットの一部分を拡大した斜視図である。 ワンウェイクラッチを示す模式図である。 コンベアユニットを示す平面図である。 サイドフレームを取り外した状態のコンベアユニットを示す斜視図である。 図8のコンベアユニットにおける第一系統運動部材とその部材に接続されるローラ体との関係に注目した説明図である。(実線のローラ体:第一系統ローラ体、破線のローラ体:第二系統ローラ体) 図8のコンベアユニットにおける第二系統運動部材とその部材に接続されるローラ体との関係に注目した説明図である。(実線のローラ体:第二系統ローラ体、破線のローラ体:第一系統ローラ体) 回転部材とサイドフレームとの関係を示す模式図であり、(a)は軸心方向から見た図で、(b)は正面から見た図である。 往復直線運動部材の動作に注目した説明図であり、(a)は初期状態を示し、(b)は(a)の状態からローラ本体を回転角度θx回転した状態を示し、(c)はローラ本体を回転角度θamax回転した状態を示し、(d)は(c)の後、ローラ本体の回転角度が回転角度θxに至った状態を示す。(Ca:第一系統ローラ体の初期状態時の基準線、Cb:第二系統ローラ体の初期状態時の基準線) ローラ体の動作に注目した説明図であり、(a)は初期状態を示し、(b)は(a)の状態からローラ本体を回転角度θx回転した状態を示し、(c)はローラ本体を回転角度θamax回転した状態を示し、(d)は(c)の後、ローラ本体の回転角度が回転角度θxに至った状態を示す。 搬送装置によって搬送される搬送物の挙動を示す説明図である。 コンベアユニットの変形例を示す斜視図である。 図15のコンベアユニットの要部を拡大した分解斜視図である。 ラチェットを示す模式図である。 モータ内蔵ローラとリンク本体の別の取り付け構造を示す概念図である。
以下、本発明の第一実施形態の搬送装置1について説明する。
本実施形態の搬送装置1は、植物が保管される植物工場に適したコンベア装置である。すなわち、本実施形態の搬送装置1は、パレットP上にプランタWを載せた搬送物Wpを水平方向に延伸した所望の搬送ラインに沿って搬送するコンベア装置であり、複数のコンベアユニット2を直列的に並べて構成されている。そして、本実施形態では、それぞれのコンベアユニット2に対応するように制御ゾーンが設定されている。
本実施形態では、図1に示すように、5つの制御ゾーンA〜Eを有し、各制御ゾーンA〜Eには、後述する駆動源たるモータ内蔵ローラ6が設けられている。各制御ゾーンA〜Eのモータ内蔵ローラ6は、個々に制御装置(ゾーンコントローラ)51〜55が接続されている。そして、ゾーンコントローラ51〜55同士は、直列に並べられて電気的に接続されている。
また、各ゾーンコントローラ51〜55は、自己の制御ゾーンにおける搬送物の有無を検知可能な赤外線センサ56が接続されている。なお、赤外線センサ56は、公知のそれと同一であり、図示しない発光部と受光部を備えたものである。
また、各制御ゾーンA〜Eのコンベアユニット2は、それぞれが同一のものであり、図2に示すように、駆動源たるモータ内蔵ローラ6と、載置された搬送物Wpを搬送する搬送部7と、サイドフレーム11と、モータ内蔵ローラ6の動力を搬送部7に伝動する2系統の往復直線運動部材12、13を備えている。
モータ内蔵ローラ6は、図3に示すように、ローラ本体30内にモータ31と減速機32が内蔵されたものである。そして、減速機32の出力軸33が、ローラ本体30の内面と係合しており、モータ31の回転力が減速機32で減速されてローラ本体30を回転させる。
また、ローラ本体30の両端からは、支持軸35、36が突出している。すなわち、支持軸35、36は、図3、4に示すように、ローラ本体30の両端に装着された蓋部材34に、ローラ本体30の内外に渡って挿通されている。そして、2つの支持軸35、36はいずれも、蓋部材34よりもローラ本体30の内側に位置する軸受け37、38を介して、ローラ本体30に取り付けられている。そのため、ローラ本体30は、支持軸35、36に対して回転可能である。
また、一方の支持軸36は、中空構造であり、その中空部内部に給電線40が挿通されている。すなわち、ローラ本体30の内部に配されたモータ31は、この給電線40を介して、外部から電力が供給される。
さらに、本実施形態においては、モータ内蔵ローラ6の蓋部材34に、2つの接続ピン部41、42が設けられている。接続ピン部41、42は、蓋部材34の外側面からほぼ垂直に突出するように取り付けられた部分で、外観が円柱状の部分である。また、接続ピン部41、42は、支持軸35、36を間に、蓋部材34の同一直径上に配されている。より具体的には、接続ピン部41、42同士を繋いだ直線は、蓋部材34の直径に重なり、さらに接続ピン部41、42は支持軸35、36からの離反距離がほぼ同程度である位置に配されている。すなわち、接続ピン部41、42同士は、支持軸35、36を中心としたほぼ同一の円周上に存在し、互いに蓋部材34の円周方向に180°離反した関係に配置されている。また、一方の接続ピン部41は、他方の接続ピン部42よりも突出方向長さが短くされている。
搬送部7は、搬送物Wpが載置される部分で、複数(本実施形態では14本)のローラ体8が群を成して形成されている。そして、ローラ体8は、金属で形成された棒状の搬送回転軸14に、3つの搬送用ローラ(ローラ)15a〜15c及び2つの回転部材(回転体)16a、16bが一体的に取り付けらた構成とされている。
本実施形態においては、搬送回転軸14は、図4、5に示すように、軸線方向長さが異なるものが2種類用意されている。すなわち、搬送回転軸14には、一方に対して軸線方向長さが長い搬送回転長軸14aと、搬送回転長軸14aよりも軸線方向長さが短い搬送回転短軸14bが採用されている。
なお、搬送回転長軸14aと搬送回転短軸14bの軸線方向長さの差は、僅かであり、具体的数値にして、2.0〜4.0cm程度である。
搬送用ローラ15は、樹脂製の円柱体であり、断面積の大きさが搬送回転軸14よりも大きく、且つ、軸線方向長さが搬送回転軸14よりも短くなるように成形されている。より具体的には、搬送用ローラ15は、断面積における直径が搬送回転軸14の断面積の直径の2〜3倍程度とされ、軸線方向長さが搬送回転軸14の軸線方向長さの1/9〜1/11倍程度とされている。また、搬送用ローラ15は、断面のほぼ中心に、軸線方向に貫通する軸挿着部25が設けられている。すなわち、搬送用ローラ15は、軸挿着部25に搬送回転軸14が挿通されて、搬送回転軸14の所望の位置で固定されている。そして、それらの搬送用ローラ15a〜15cは、搬送回転軸14の延伸方向に沿って、所定の間隔(本実施形態では等間隔)を空けて配置されている。
回転部材(回転体)16は、搬送回転軸14の両端部に挿着され、搬送回転軸14の回転を制限する部材であり、本実施形態では、軸受け機構のみを有した回転部材16a(図4の搬送回転軸の左端側に位置する回転部材)と、軸受け機構及び回転方向を規制する機構を有した回転部材(回転規制部材、図4の搬送回転軸の端側に位置する回転部材)16bが設けられている。
回転部材16aは、公知のボールベアリングであり、外輪65と内輪66との間に複数のボール(図示しない)を備え、その外輪65と内輪66の相対回転を可能とするものである。すなわち、回転部材16aは、内輪66に沿って搬送回転軸14が挿通され、外輪65のトルクを搬送回転軸14に伝達しない、あるいは、搬送回転軸14のトルクを外輪65に伝達しない構成である。
回転規制部材16bは、公知のワンウェイクラッチであり、例えば、図6に示すような構造を有するものである。すなわち、回転規制部材16bは、外輪60と内輪61との間にワンウェイクラッチ機構62が内蔵されたものである。これにより、回転規制部材16bは、外輪60と内輪61が同期的に回転する「トルク伝達状態」と、外輪60と内輪61の相対回転を可能とする「トルク非伝達状態」とを相互に切り換え可能とする。具体的には、回転規制部材16bは、外輪60及び内輪61の回転方向によって、「トルク伝達状態」と「トルク非伝達状態」が切り換わるものであり、外輪60が一方の方向(図6では時計回り方向)に回転する場合又は内輪61が他方の方向(図6では反時計回り方向)に回転する場合に「トルク伝達状態」となり、外輪60が他方の方向(図6では反時計回り方向)に回転する場合又は内輪61が一方の方向(図6では時計回り方向)に回転する場合に「トルク非伝達状態」となる。
サイドフレーム11は、図2、4に示すように、搬送ラインと直交する方向に向き合って配される1対のフレーム部材45で構成されている。フレーム部材45は、「L」字型の断面形状を呈する長尺状の部材であり、側壁22と、その側壁22の下方端から直交方向に屈曲した底壁(固定部)23とで形成されている。側壁22には、長手方向一方の端部側に上端縁から下方に向けて「U」字型に切り欠いたフレーム切欠き部46が設けられている。そして、このフレーム切欠き部46は、モータ内蔵ローラ6の支持軸35、36を保持できる程度の大きさとされている。底壁23は、側壁22からの屈曲方向(張り出し方向)長さが、側壁22の下方端から一定以上となるように設定され、さらに張り出し端部には立ち上げ方向に屈曲された立設部67(図11(b))が設けられている。具体的には、底壁23の張り出し方向長さ(立設部67を除く)は、搬送装置1にローラ体8を取り付けた状態において、端部側に配された回転部材16を載置できる程度の長さにされており、さらに立設部67は回転部材16の脱輪を阻止する役割が付与されている。
往復直線運動部材12、13は、駆動源たるモータ内蔵ローラ6とローラ体8を繋ぎ、モータ内蔵ローラ6の動力をローラ体8に伝動する動力伝動手段である。より具体的には、本実施形態の2系統の往復直線運動部材12、13は、1つのモータ内蔵ローラ6を共有しており、その1つのモータ内蔵ローラ6の回転運動による動力を、互いに方向を異にして運動する直線運動に変換してからローラ体8に伝動するものである。すなわち、この2系統の往復直線運動部材12、13は共に、駆動源の運動を別の運動に変換する運動変換機能と、変換した運動によって動力を伝動する動力伝動機能を有する。
そして、本実施形態では、そのような各機能を備えた往復直線運動部材12、13が、リンク機構によって形成されている。
なお、以下においては、便宜上、第一系統運動部材12、第二系統運動部材13として説明する。
第一系統運動部材12は、コンベアユニット2における搬送ラインに沿った一方の端部に位置するローラ体8を1番目として、奇数の順番(1、3、5、7、9、11、13番目)に位置するローラ体8に動力を伝動できるものであり、図4、5に示すように、3つのリンク本体(第一〜第三リンク本体ともいう)18〜20と、そのリンク本体18〜20同士を連結するブッシュ21、44及び固定リング24、64等の接続手段により構成されている。具体的には、第一系統運動部材12は、第一リンク本体18〜第三リンク本体20を順番に直線状に並べて、前記した接続手段によって、リンク本体18〜20が一体化されるように繋ぎ合わされている。
第一系統運動部材12の第一リンク本体18は、長方形の長手方向端部に円形が配された形状を呈した板体であり、モータ内蔵ローラ6と搬送ラインに沿って配された1番目に位置するローラ体8とを繋ぐ部材である。すなわち、第一リンク本体18は、長手方向一方の端部(長方形側端部)に、モータ内蔵ローラ6との接続に寄与する駆動側ピン孔47が設けられ、長手方向他方の端部(円形側端部)に、ローラ体8との接続に寄与する伝動側接続孔48が設けられている。そして、駆動側ピン孔47は、開口面積が、モータ内蔵ローラ6に設けられた接続ピン部41の断面積より若干大きく形成され、伝動側接続孔48は、開口面積がローラ体8の搬送回転軸14より若干大きく形成されている。
第一系統運動部材12の第二リンク本体19は、ほぼ長方形を呈した板体であり、長手方向長さ及び幅が、第一リンク本体18よりも大きいものが採用されている。具体的には、第二リンク本体19は、搬送ラインに沿って配された1番目〜7番目(奇数番号のみ)に位置する各ローラ体8を繋ぐことができる程度の大きさである。そして、第二リンク本体19は、長手方向に沿って、搬送ラインに沿って配された1番目〜7番目に位置するローラ体8との接続に寄与する伝動側接続孔57a〜57dが4つ設けられている。すなわち、4つの伝動側接続孔57a〜57dは、直列状に等間隔に並べられている。なお、伝動側接続孔57a〜57dは、前記伝動側接続孔48と同様、開口面積がローラ体8の搬送回転軸14と同等あるいは若干大きく形成されている。
また、この第二リンク本体19には、搬送ラインに沿って配された2番目〜6番目(偶数番号のみ)に位置する各ローラ体8の搬送回転軸14への干渉を避けるべく、長手方向に沿って形成されたほぼ長方形状の非接続長孔59a〜59cが3つ設けられている。すなわち、非接続長孔59a〜59cのそれぞれは、伝動側接続孔57a〜57dにおける隣接する孔同士に挟まれる位置に配されている。具体的には、非接続長孔59aは、伝動側接続孔57a、57bの間のほぼ中央に配置され、非接続長孔59bは、伝動側接続孔57b、57cの間のほぼ中央に配置され、非接続長孔59cは、伝動側接続孔57c、57dの間のほぼ中央に配置されている。そして、非接続長孔59a〜59cは、搬送ラインに沿って配された1番目〜7番目に位置する各ローラ体8の運動を阻害せず、且つ、搬送ラインに沿って配された2番目〜6番目に位置する各ローラ体8の運動を妨げることがない大きさに設定されている。より詳細に言えば、非接続長孔59a〜59cの長手方向長さは、少なくとも第一系統運動部材12の直線運動における最大変位距離と、第二系統運動部材13の直線運動における最大変位距離とを加算した長さに調整されている。
第一系統運動部材12の第三リンク本体20は、第二リンク本体19と同一の部材であり、搬送ライン沿って配された7番目〜13番目(奇数番号のみ)に位置するローラ体8の接続に寄与する4つの伝動側接続孔57a〜57dと、搬送ラインに沿って配された8番目〜12番目に位置するローラ体8との接続を回避する非接続長孔59a〜59cが設けられた部材である。
一方、第二系統運動部材13は、コンベアユニット2における搬送ラインに沿って配された、偶数の順番(2、4、6、8、10、12、14番目)に位置するローラ体8に動力を伝動できるものであり、第一系統運動部材12と同様、3つのリンク本体(第一〜第三リンク本体ともいう)26〜28と、そのリンク本体26〜28同士を接続するブッシュ21、43、44及び固定リング24、50、64等の接続手段により構成されている。そして、第二系統運動部材13は、第一系統運動部材12と同様、第一リンク本体26〜第三リンク本体28を順番に直線状に並べて、前記した接続手段によって、リンク本体26〜28が一体化されるように繋ぎ合わされている。
第二系統運動部材13の第一リンク本体26は、第一系統運動部材12の第一リンク本体18とほぼ同一のものであるが、リンクピン49を有する点のみが、第一系統運動部材12の第一リンク本体18と異なるため、その異なる点のみを説明し、第一リンク本体18と同一の部分については、同一の番号を付して説明を省略する。
すなわち、第一リンク本体26は、長手方向一方の端部(長方形側端部)に、モータ内蔵ローラ6との接続に寄与する駆動側ピン孔47が設けられ、長手方向他方の端部(円形側端部)に、伝動側接続孔48に替えて、リンクピン49が溶接されている。そして、リンクピン49は、その断面積の大きさが、第二系統運動部材13の第二リンク本体27の伝動側接続孔63と同等あるいはそれより若干小さく形成されている。
第二系統運動部材13の第二リンク本体27は、第一系統運動部材12の第二、三リンク本体19、20とほぼ同一のものであるが、非接続長孔59a〜59cを有さない点と、伝動側接続孔57aに替えて伝動側接続孔63が設けられている点のみが、第一系統運動部材の第二、三リンク本体19、20と異なる。そのため、第二リンク本体27のその他の部分に関しては、第二、三リンク本体19、20と同一の番号を付して説明を省略する。
すなわち、第二系統運動部材13の第二リンク本体27は、搬送ラインに沿って配された2番目〜8番目(偶数番号のみ)に位置するローラ体8の接続に寄与する1つの伝動側接続孔63と4つの伝動側接続孔57a〜57dが設けられた部材である。なお、伝動側接続孔63は、4つの伝動側接続孔57a〜57dの開口面積よりも若干小さく形成されている。
第二系統運動部材13の第三リンク本体28は、第一系統運動部材12の第二、三リンク本体19、20とほぼ同一のものであるが、非接続長孔59a〜59cを有さない点のみが、第一系統運動部材の第二、三リンク本体19、20と異なる。そのため、第三リンク本体28のその他の部分に関しては、第二、三リンク本体19、20と同一の番号を付して説明を省略する。
すなわち、第二系統運動部材13の第三リンク本体28は、搬送ラインに沿って配された8番目〜14番目(偶数番号のみ)に位置するローラ体8の接続に寄与する4つの伝動側接続孔57a〜57dが設けられた部材である。
次に、本実施形態の搬送装置1の各部材同士の位置関係について説明する。
搬送装置1は、前記したように、各制御ゾーンA〜Eごとにコンベアユニット2が配置され、各コンベアユニット2を直列に並べて連結している。そして、本実施形態では、図1に示すように、搬送物Wpを、制御ゾーンAから制御ゾーンEに向けて搬送するべく、各コンベアユニット2が、搬送方向上流側にモータ内蔵ローラ6を配置している。そして、そのモータ内蔵ローラ6は、図7に示すように、ローラ本体30の軸線方向が搬送ラインと直交する配置とされている。
そして、このモータ内蔵ローラ6は、コンベアユニット2のサイドフレーム11に固定されている。すなわち、モータ内蔵ローラ6は、図2、7に示すように、支持軸35、36が、フレーム部材45に設けられたフレーム切欠き部46に、嵌め込まれてナット等の固定手段を介して固定されている。そして、そのサイドフレーム11の内側に位置するように、搬送部7が設けられている。
搬送部7は、サイドフレーム11の内側において、サイドフレーム11に沿うようにして配された2系統の往復直線運動部材(第一系統運動部材、第二系統運動部材)12、13に取り付けられている。より具体的には、1対の第一系統運動部材12には、図8、9に示すように、当該運動部材12から動力が伝動される第一系統ローラ体8aが接続され、別の1対の第二系統運動部材13には、図8、10に示すように、当該運動部材13から動力が伝動される第二系統ローラ体8bが接続されている。
なお、本実施形態では、第一系統ローラ体8aに、前記した搬送回転短軸14bを採用し、第二系統ローラ体8bに、前記した搬送回転長軸14aを採用した構成とされている。
ここで、第一系統運動部材12と第二系統運動部材13に注目すると、図7〜10に示すように、いずれも3つのリンク本体18〜20、26〜28を直列に並べた配置にされている。具体的には、第一系統運動部材12は、図4、9に示すように、第一リンク本体(以下、第一リンク本体(一系)ともいう)18の伝動側接続孔48と第二リンク本体(以下、第二リンク本体(一系)ともいう)19の伝動側接続孔57aとを連通状態にし、第二リンク本体(一系)19の伝動側接続孔57dと第三リンク本体(以下、第三リンク本体(一系)ともいう)20の伝動側接続孔57aとを連通状態にした配置であり、第二系統運動部材13は、図4、10に示すように、第一リンク本体(以下、第一リンク本体(二系)ともいう)26のリンクピン49を第二リンク本体(以下、第二リンク本体(二系)ともいう)27の伝動側接続孔63に挿通し、第二リンク本体(二系)27の伝動側接続孔57dと第三リンク本体(以下、第三リンク本体(二系)ともいう)28の伝動側接続孔57aとを連通状態にした配置である。
また、図5、7、8に示すように、第一系統運動部材12と第二系統運動部材13は、第一系統運動部材12の非接続長孔59が、第二系統運動部材13の伝動側接続孔57と連通するように配置されている。具体的には、第二リンク本体(一系)19の非接続長孔59a〜59cが、第二リンク本体(二系)27の伝動側接続孔57a〜57cと連通し、第三リンク本体(一系)20の非接続長孔59a〜59cが、第三リンク本体(二系)28の伝動側接続孔57a〜57cと連通した配置である。
そして、各ローラ体8は、第一リンク本体18、26側から、第一系統ローラ体8aと第二系統ローラ体8bの順番で、交互に並ぶ配置にされ、当該各運動部材12、13に接続されている。より具体的には、第一リンク本体(一系)18の伝動側接続孔48及び第二リンク本体(一系)19の伝動側接続孔57aの位置に、第一系統ローラ体8aが配され、その第一系統ローラ体8aに隣接する位置であって、第二リンク本体(一系)19の非接続長孔59aと第二リンク本体(二系)27の伝動側接続孔57aの位置に、第二系統ローラ体8bが配され、その第二系統ローラ体8bに隣接する位置であって、第二リンク本体(一系)19の伝動側接続孔57bの位置に、第一系統ローラ体8aが配され・・・さらに第三リンク本体(一系)20の伝動側接続孔57dの位置に、第一系統ローラ体8aが配され、その第一系統ローラ体8aに隣接する位置であって、第三リンク本体(二系)28の伝動側接続孔57dの位置に、第二系統ローラ体8bが配されている。
そして、各運動部材12、13の伝動側接続孔57に配されたローラ体8は、搬送回転軸14の端部に、ブッシュ21、43及び固定リング24、50が装着されて、当該各運動部材12、13からの脱落が防止されている。
また、第一リンク本体(一系)18及び第一リンク本体(二系)26の各駆動側ピン孔47には、モータ内蔵ローラ6の接続ピン部41、42が挿通されている。そして、そのモータ内蔵ローラ6の接続ピン部41、42に、ブッシュ44及び固定リング64が装着されて、各運動部材12、13の接続ピン部41、42からの脱落が防止されている。
そして、このようにして各運動部材12、13に接続された各ローラ体8は、図11(a)、(b)に示すように、回転部材16がサイドフレーム11の底壁23上に当接している。すなわち、各ローラ体8は、回転部材16が底壁23上で、当該底壁23に沿って回転し得る配置である。
次に、本実施形態の搬送装置1の動作について説明する。
本実施形態における搬送装置1は、搬送物Wpを、制御ゾーンAから制御ゾーンEに向けて搬送するものである。すなわち、搬送装置1は、自己の制御ゾーンの赤外線センサ56によって、搬送物Wpが搬入されたことが確認されれば、当該自己の制御ゾーンのモータ内蔵ローラ6を起動して、下流側に隣接する制御ゾーンに当該搬送物Wpを搬送する搬送動作が実施される。
搬送動作が実施されると、モータ内蔵ローラ6は、支持軸35、36を中心に、ローラ本体30が回転動作を行う。具体的には、ローラ本体30は、回転角度θxが所定範囲(例えば、30〜45°の範囲)で回転する。すなわち、自己の制御ゾーンにおいて、搬送物Wpの搬入が確認されると、モータ内蔵ローラ6のローラ本体30は、図12(a)、図13(a)に示す初期状態から、反時計回りに回転を開始する。すると、図12(b)に示すように、ローラ本体30の回転動作に追従して、第一系統運動部材12及び第二系統運動部材13が往復直線運動を開始する。すなわち、第一系統運動部材12は、モータ内蔵ローラ6側に近接する方向に直線運動(逆直線運動ともいう)し、第二系統運動部材13は、モータ内蔵ローラ6から離反する方向に直線運動(正直線運動ともいう)する。換言すれば、第一系統運動部材12に接続された第一系統ローラ体8aは、初期状態を基準に、逆直線運動方向に距離Xa移動し、第二系統運動部材13に接続された第二系統ローラ体8bは、初期状態を基準に、正直線運動方向に距離Xb移動する。したがって、各ローラ体8は、図13(b)に示すように、第一、二系統運動部材12、13に動力が伝動されることによって、当該第一、二系統運動部材12、13と同期的に往復直線運動が行われる。
ここで、上記したように、各ローラ体8の回転部材16は、サイドフレーム11の底壁23上に載置されている。すなわち、各ローラ体8が往復直線運動すると、当該各ローラ体8が有する回転部材16は、底壁23に沿って転がりながら移動する。これにより、図12(b)、13(b)に示す状態においては、第一系統ローラ体8aは逆直線運動を行い、その際に、回転部材16は反時計回り方向(逆回転方向ともいう)に回転しつつ、逆直線運動方向に移動する。同時に、第二系統ローラ体8bは正直線運動を行い、その際に、回転部材16が時計回り方向(正回転方向ともいう)に回転しつつ、正直線運動方向(搬送方向)に移動する。そして、このとき、回転部材である回転規制部材16bのワンウェイクラッチ機能が作用する。
なお、本実施形態においては、回転規制部材16bが正回転方向に回転する際に、「トルク伝達状態」となり、逆回転方向に回転する際に、「トルク非伝達状態」となるものとする。
すなわち、図12(b)、図13(b)に示す状態においては、第一系統ローラ体8aの回転規制部材16bは逆回転するため、この回転規制部材16bは「トルク非伝達状態」となり、搬送回転軸14に回転規制部材16からのトルクが伝動されない。換言すれば、第一系統ローラ体8aの搬送用ローラ15は、回転規制部材16bの回転に制限されることなく、自由に回転し得る状態(特に正回転方向に自由回転し得る状態)となる。
一方、第二系統ローラ体8bの回転規制部材16bは正回転するため、この回転規制部材16bは「トルク伝達状態」となり、回転規制部材16bの回転力が搬送回転軸14に伝動される。そして、この搬送回転軸14と回転規制部材16bとが同期的に正回転する。換言すれば、第二系統ローラ体8bの搬送用ローラ15は、回転規制部材16bの回転によって、正回転方向に強制回転(強制回転状態)する。
そして、図12(c)に示すように、モータ内蔵ローラ6のローラ本体30は、逆回転方向の回転角度θxが、初期状態を基準に、最大回転角度θmaxに至るまで回転する。そして同時に、ワンウェイクラッチ機能が作用した状態の中、図12(c)、図13(c)に示すように、第一系統ローラ体8aは、初期状態を基準に、逆直線運動方向に距離Xamax移動し、第二系統ローラ体8bは、初期状態を基準に、正直線運動方向に距離Xbmax移動する。
そして、モータ内蔵ローラ6の回転角度θxが、最大回転角度θmaxに至れば、その直後にモータ内蔵ローラ6の回転方向が逆転する。すなわち、図12(d)に示すように、モータ内蔵ローラ6の回転方向が、逆回転方向から正回転方向に転換される。またこれと同時に、第一系統運動部材12と第二系統運動部材13の直線運動方向が逆転する。すなわち、第一系統運動部材12は、逆直線運動から正直線運動に転換され、第二系統運動部材13は、正直線運動から逆直線運動に転換される。そのため、図12(d)、13(d)に示す状態においては、ワンウェイクラッチ機能によって、第一系統運動部材12は「トルク伝達状態」となり、第二系統運動部材13は「トルク非伝達状態」となる。そして、モータ内蔵ローラ6の回転角度θxが、初期状態の回転角度(例えば、0°)となれば、再び、回転方向が逆転され、上記した動作が繰り返される。
その後、自己の制御ゾーンの下流側の制御ゾーンが搬送を開始し、且つ、自己の制御ゾーンの上流側から別の搬送物Wpの搬入が確認されなければ、自己の制御ゾーンのモータ内蔵ローラ6の駆動を停止する。
続いて、搬送装置1によって搬送される搬送物Wpの挙動について説明する。
本実施形態の搬送装置1は、上記したように、モータ内蔵ローラ6の回転力を、往復直線運動部材12、13によって、直線運動に変換し、その変換した直線運動の動力を各ローラ体8に伝動するものである。すなわち、本実施形態の搬送装置1は、各ローラ体8を往復直線運動させると共に、回転規制部材16bによって各ローラ体8の搬送用ローラ15の回転方向を規制し、そのローラ体8の直線運動と搬送用ローラ15の回転運動の作用によって、搬送物Wpを搬送するものである。
具体的に説明すると、図14(a)に示すように、制御ゾーンAに搬送物Wpが載置されている状態において、制御ゾーンAが自己のゾーンに搬送物Wpが載置されていることを検知すれば、当該自己の制御ゾーンのモータ内蔵ローラ6が駆動される。すると、前記したように、往復直線運動部材12、13を介して、動力が伝動されて、各ローラ体8が往復直線運動を開始する。そして、図14(b)に示すように、第一系統ローラ体8aが逆直線運動すると同時に、第二系統ローラ体8bが正直線運動する。すると、ワンウェイクラッチ機能によって、第二系統ローラ体8bの搬送用ローラ15は、正回転方向に強制回転し、逆に、第一系統ローラ体8aの搬送用ローラ15は正回転方向に自由回転し得る状態となる。すなわち、搬送物Wpは、第二系統ローラ体8bの正直線運動による外力及び正回転による外力を受ける反面、第一系統ローラ体8aからは、逆直線運動による外力や逆回転による外力を受けることがない状態となる。これにより、制御ゾーンAに載置された搬送物Wpは、図14(b)に示すように、第二系統ローラ体8bの外力のみを受けて、正直線運動方向に搬送される。
その後、第一系統ローラ体8aと第二系統ローラ体8bの運動が逆転されると、搬送物Wpに対する、第一系統ローラ体8aからの作用と、第二系統ローラ体8bからの作用が逆転する。すなわち、搬送物Wpは、第一系統ローラ体8aの正直線運動による外力及び正回転による外力を受ける反面、第二系統ローラ体8bからは、逆直線運動による外力や逆回転による外力を受けることが無い状態となる。したがって、制御ゾーンAに載置された搬送物Wpは、図14(c)に示すように、第一系統ローラ体8aからの外力のみを受けて、正直線運動方向に搬送される。そして、再び、第一系統ローラ体8aと第二系統ローラ体8bの運動が逆転されると、制御ゾーンAに載置された搬送物Wpは、図14(d)に示すように、第二系統ローラ体8bからの外力のみを受けて、正直線運動方向に搬送される。そして、制御ゾーンAの下流側に位置する制御ゾーンB〜Dにおいても、搬送物Wpは同様の挙動で搬送される。
以上のように、本実施形態では、搬送用ローラ15を2系統の往復直線運動部材12、13を介して、往復直線運動させると共に、回転規制部材16bによって、搬送用ローラ15の回転方向を規制し、搬送物Wpの円滑な搬送を可能としているため、従来技術のように、搬送用ローラを回転させるべく、ベルトやチェーン等の動力伝達手段を設ける必要がない。その結果、搬送ラインに沿って隣接する搬送用ローラ15同士を、ベルトやチェーンで巻回する必要がなくなり、メンテナンス時のベルトやチェーンの脱着作業が省略されるため、メンテナンス時の作業手間を削減することができる。
また、本実施形態では、搬送用ローラ15と往復直線運動部材12、13とが、一体的に往復直線運動を行うため、従来のコンベア装置のように、ローラの回転に起因した大きな摩擦力の発生はなく、動力伝達効率が経時的に低下するおそれがない。
また、本発明は、動力伝達手段として、スプロケットやチェーン等を要しないため、構造的にも安全である。
上記実施形態では、回転規制部材16bが搬送用ローラ15の回転方向を規制する機能を備えると共に、サイドフレーム11の底壁23上で転がる機能を備えた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、回転規制部材は搬送用ローラの回転方向のみを規制するものとして採用した構成であっても構わない。例えば、そのような構成を備えた搬送装置70として、図15に示すものが挙げられる。なお、以下においては、上記実施形態と同一の部材については同一の番号を付して、説明を省略する。
すなわち、搬送装置70は、搬送回転軸14の端部に、ワンウェイクラッチに替えてラチェットにより構成された回転規制部材76を配する。回転規制部材76には、例えば図17に示す構造のものを採用することができる。すなわち、回転規制部材76は、歯車77と歯止め部78を有するもので、歯車77の回転は、歯止め部78によって、一方向のみ許される構造である。そして、本実施形態の搬送装置70では、歯車77が正回転方向にのみ自由回転し、逆回転方向には回転し得ない配置にされている。
そして、この回転規制部材76を所望のケース体75内に収納する。なお、本実施形態においては、ケース体75は、図16に示すように、外観形状が「U」字型のものが採用されているが、その他の形状であっても構わない。ただし、ケース体自身が回転してしまわない方形や矩形を有する形状のものが好ましい。
これに対して、往復直線運動部材71、72には、ケース体75を保持する複数のケース体保持部(切欠き部)73及び非接続部80が設けられている。ケース体保持部73は、上方から下方に向けて切り欠いた切欠きで、開口形状がケース体75とほぼ同一である。非接続部80は、ケース体保持部73と同様、上方から下方に向けて切り欠いた切欠きで、ケース体保持部73同士の間に設けられた横長状の切欠きであり、ローラ体74との接続に関与しない。
以上の構成によれば、ケース体保持部73には、ケース体75を上方から嵌め込むことができる。これにより、ローラ体74の往復直線運動部材71、72への脱着の容易性を向上させることができる。また、本実施形態においては、ローラ体74のさらなる脱着容易性の向上を図るべく、ローラ体74のケース体75を設けない側の端部が接続される往復直線運動部材71、72に、搬送回転軸14が保持される切り欠き状の軸保持部79を設けている。このように、回転規制部材を搬送用ローラの回転方向のみを規制するものとすることによって、ローラ体の取り付け容易性を向上した搬送装置を提供することができる。そして同時に、上記実施形態と同様の作用効果も期待することができる。
なお、本構成を採用する場合においては、回転規制部材76とは別に、回転体たるボールベアリング86を設け、そのボールベアリング86をサイドフレーム11の底壁23上に載置することが好ましい。これにより、ローラ体74が搬送物Wpの重量により撓んでしまう不具合を回避することができる。
上記実施形態においては、2系統の往復直線運動部材12、13を用いた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、1系統のみの往復直線運動部材を採用した構成であっても構わない。この構成を採用する場合においては、ローラ体を搬送方向と逆に直線運動する際に、搬送物Wpが追従しないようにすることが重要であるため、例えば、ローラ体が正直線運動方向に移動する際に、搬送用ローラ15は自由回転状態となり、ローラ体が逆直線運動方向に移動する際に、搬送用ローラ15は正回転方向に強制回転する構成にする必要がある。
上記実施形態では、モータ内蔵ローラ6の蓋部材43に、180°離反した位置関係を有する突起状の接続ピン部41、42を設け、その接続ピン部41、42に第一リンク本体18、26を接続する接続構造を示したが、本発明はこれに限定されず、図18に示すような接続構造であっても構わない。すなわち、蓋部材81に、支持軸35、36の周囲を囲繞するような囲繞壁82を設け、その囲繞壁82に接続開口85を有した偏心カムリンク(第一リンク本体)83、84を接続する構成であっても構わない。このような接続構造を採用することによって、モータ内蔵ローラ6の支持軸35、36が、第一リンク本体が回転する際に干渉し得なくなる。その結果、モータ内蔵ローラ6の回転を正回転から逆回転あるいは逆回転から正回転と、回転方向を転換する制御を要さなくなるため、モータへの負担が軽減されて、寿命の向上を図ることができる。
上記実施形態では、1つの搬送回転軸14に3つの搬送用ローラ15a〜15cを設けた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、1又は2つの長尺状の搬送ローラを用いたり、さらに短尺の搬送用ローラを4つ以上設けた構成であっても構わない。
上記実施形態では、1つのコンベアユニット2に、14本のローラ体8を設けた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、14本未満あるいは15本以上のローラ体8を有したコンベアユニットとした構成であっても構わない。
上記実施形態では、5つの制御ゾーンA〜Eを備えた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、4以下あるいは6以上の制御ゾーンを備えた搬送装置であっても構わない。
また、赤外線センサ56で在荷を見ることなく、搬送動作を制御する構成であっても構わない。例えば、搬送装置1が稼働されると、いずれの制御ゾーンも常時駆動される制御等である。
上記実施形態においては、2系統の往復直線運動部材12、13が、1つのモータ内蔵ローラ6を共有する構成を示したが、本発明はこれに限定されず、各系統の往復直線運動部材12、13に1つずつのモータ内蔵ローラ6を接続した構成であっても構わない。
また、上記実施形態は、植物工場に採用した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、物品を保管する倉庫や、製品の製造ライン等に採用しても構わない。
1 搬送装置
6 モータ内蔵ローラ
7 搬送部
8 ローラ体
8a 第一系統ローラ体
8b 第二系統ローラ体
11 サイドフレーム
12 第一系統運動部材(往復直線運動部材、第一系統直線部)
13 第二系統運動部材(往復直線運動部材、第二系統直線部)
14 搬送回転軸
15 搬送用ローラ(ローラ)
16a 回転部材(回転体)
16b 回転規制部材(回転体)
23 底壁(固定部)
31 モータ
34 蓋部材
41、42 接続ピン部
51 ゾーンコントローラ(制御装置)
Wp 搬送物

Claims (8)

  1. 搬送物の搬送ラインを形成するものであって、複数のローラが取り付けられ、当該ローラ上に搬送物を載置して搬送物を搬送する搬送装置において、
    駆動源から伝動される動力により往復直線運動する往復直線運動部材と、ワンウェイクラッチ機構又はラチェット機構を有していてローラの回転方向を規制する複数の回転規制部材とを備え、前記往復直線運動部材によってローラは往復直線運動するものであり、
    ローラ上の搬送物を前進させることができるローラの直線運動方向を正直線運動方向とし、その逆を逆直線運動方向とし、ローラ上の搬送物を前進させることができるローラの回転方向を正回転方向とし、その逆を逆回転方向としたときに、
    ローラが正直線運動時には、ローラは外力によって強制的に正回転し、ローラが逆直線運動時には、ローラが正回転方向に自由回転するように、前記回転規制部材によって、ローラの回転方向が規制されることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記往復直線運動部材は、第一系統直線部と第二系統直線部とを有し、当該第一系統直線部と当該第二系統直線部は、直線運動方向が相対的に異なるように運動するもので、
    搬送ラインに沿って隣接するローラ同士は、互いに近接・離反する動作を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 搬送ラインに沿って配置された固定部と、当該固定部に対して相対運動する回転体を有し、当該回転体は、前記往復直線運動部材が往復直線運動する際に、固定部に当接した状態で回転するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記回転体の機能を兼ね備えた回転規制部材を有することを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記往復直線運動部材には、搬送物の載置側から下方に向けて切り欠いた切欠き部が設けられ、
    前記回転規制部材は、切欠き部に配されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の搬送装置。
  6. 前記駆動源は、円筒体内にモータが内蔵されたモータ内蔵ローラであり、
    前記往復直線運動部材は、モータ内蔵ローラの円筒体端部に接続されて、円筒体の回転動作を往復直線運動に変換するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の搬送装置。
  7. 前記往復直線運動部材は、第一系統直線部と第二系統直線部とを有し、当該第一系統直線部と当該第二系統直線部は、直線運動方向が相対的に異なるように運動するもので、当該各直線部の一部は、前記モータ内蔵ローラの軸線方向端部に接続され、当該端部における軸心を間にして、同一の直径上に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
  8. 所定数のローラを1つの駆動源によって駆動可能なユニットを備え、
    ユニットを複数並べて、所望の搬送ラインが形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の搬送装置。
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