JP6199284B2 - ロボットの駆動方法、ロボット、並進運動ロボット、ロボットシステム、及びロボットシステムの駆動方法 - Google Patents

ロボットの駆動方法、ロボット、並進運動ロボット、ロボットシステム、及びロボットシステムの駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロボットの駆動方法、該ロボット、並進運動ロボット、ロボットシステム、及びロボットシステムの駆動方法に関する。
今日ではさまざまな工業的生産工程においてロボットが用いられ、その利用法に従ってさまざまな運動力学が存在する。そこでたびたび、いわゆる「ピック・アンド・プレース」の作業はロボットによって行われる。このような作業において、ロボットは、ある場所で対象物をつかみ、他の場所に置くことになる。ここで、対象物(加工物)は、素早く積んで搬送し、高い位置精度を保ちながらできるだけ短時間の内に目的の場所に置くことができることが望ましい。ロボットが空振りする回数をできるだけ少なくすることがさらに望ましい。
上述したことの結果として、ロボットは、作業に応じてさまざまな方式で加工の対象物(加工物)に接触する。このような、対象物への接触は、ロボットの少なくとも1つのエフェクタで実現される。エフェクタは、例えば、レーザ装置又は把持装置などである。しかし、エフェクタは、その他の装置であってもよく、ロボットはエフェクタによって、加工する(あるいは搬送する)対象物に対して適当な方法で作用する。
例えば、特許文献1で公知の、いわゆるスカラロボットの場合では、エフェクタの位置合せのために、回転可能に互いに接続されている、水平に作動する2つのアームが用いられている。ここで、その第1のアームは、該アームの第1の端部において回転可能に、基礎部及び回転駆動装置に接続され、第1のアームの第2の端部が、回転可能に第2のアームの一端に接続されている。2つのアームに共通の回転軸は、第2の回転駆動装置も有している。第2のアームの他方の端部には、エフェクタが配置されている。上記少なくとも2つの回転駆動装置を用いて、ロボットのエフェクタは、既知の方法、例えば「ポイント・ツー・ポイント」、「シンクロ・ポイント・ツー・ポイント」あるいは、「コンティニュアス・パス」などの方法で位置決めを行う。大きい加工力の吸収用に設計されるべき、作動中の駆動装置によって、スカラロボットの慣性モーメントは比較大きい。
アーム全体の180°の回転を伴う「ピック・アンド・プレース作業」は、スカラロボットの場合には、上述した欠点のため、度々避けられている。なぜなら、取り扱われるフィールド(対象物が取り出されるフィールド及びその対象物が置かれるフィールド)を直接隣接して設けるために、寸法がより大きいスカラロボットが選択されているからである。
特許文献2及び特許文献3により、3つの頑丈で、且つ、可動に配置されているアームを有するロボットが知られている。そのロボットにおいて、上記アームを固定するために用いられている3つの回転軸は、それぞれ回転駆動装置を有する。特に、第1と第2のアーム、及び第2と第3のアームは、それぞれ1つの共通の回転軸を有する。第3のアームの端部に配置されているエフェクタは、同様に、既知の方法、例えば、「ポイント・ツー・ポイント」、「シンクロ・ポイント・ツー・ポイント」あるいは、「コンティニュアス・パス」などの方法で位置決めを行う。この概念は、スカラロボットの概念に似ているが、2つのアームの代わりに、3つのアームが設けられている。
さらに、いわゆるデルタロボットが知られており、これは主に平行の並進運動により作動し、且つ、重量が比較的小さい。これにより、0.4秒の範囲内の極めて短いサイクル時間が達成され得る。このデルタロボットは、天井に据え付けられた不動の基礎部からなる。そのうえ、デルタロボットは4つのアーム及び4つの(回転)駆動装置を有する。上側アーム及び下側アームからなる3つのアームは、基礎部を、下端にある、エフェクタが取り付けられた可動式プラットフォームに連結する。アームの幾何学位置は、プラットフォームをいつも基礎部と平行に維持する。アームの平行並進運動は高い剛性及び大きい加速度を可能にする。第4のアームは、トルクを伝達するためのものであって、エフェクタの回転を可能にする。デルタロボットの必要不可欠な天井への据え付けのため、デルタロボットの使用範囲は制約されている。さらに、上記3つのアームは比較的多くの作業位置において、エフェクタから遠く離れたところまで伸びる。これにより、デルタロボットは、横方向のみに入口を有する作業領域に入ることはできない。側壁に接近してもデルタロボットは使用できない。このことは不利である。なぜなら、工作物の定義した位置をすべての後工程において維持するために、当該工作物の向きがロボットあるいはロボットシステムにより固定されている組み立て工程又は加工工程においては、機械から工作物を(横方向に)取り出すことがしばしば行われるからである。このような作業には、上述の不利な点が理由で、デルタロボットを用いることができない。
米国特許第4702668号明細書 米国特許第6275748号明細書 米国特許第6593718号明細書
本発明の課題は、ロボット、ロボットの駆動方法、ロボットシステム、及び本発明のロボットを用いたロボットシステムの駆動方法を提供することであり、これらによって、エネルギー効率がよく、低コストで、かつ、時間が最適化された方法により、搬送物を搬送することができる。ここで、搬送は、搬送物を持ち上げること又は分類することを含むべきである。
上記課題の解決のために、本発明によるロボットの駆動方法が提供される。上記ロボットは、少なくとも2つの連結アーム部を有するリンクチェーンを含む。そのうち、第1の連結アーム部が、第1の回転軸を軸にして回転可能に駆動するクランク部材と、第2の回転軸においてヒンジ回転可能に接続されている。そして、第2の連結アーム部が、第3の回転軸において、ヒンジ回転可能に第1の連結アーム部と接続されている。ここで、第2の回転軸において、第1の連結アーム部の駆動装置が配置され、第2の連結アーム部が、第1の連結アーム部とは反対側の端部において、エフェクタ回転点を有する。上記方法では、上記エフェクタ回転点がクランク部材の回転時に特定の角度範囲内の静止位置においてとどまるように、上記クランク部材及び第1の連結アーム部が駆動されるようになる。ここで、静止位置においてエフェクタ回転点の休止時間を短縮するために、駆動装置を用いて、第2の回転軸において、トルクを第1の連結アーム部に伝達する。該トルクは、望ましい休止時間の間、休止時間が短縮されずにエフェクタ回転点の静止を実現するために必要なトルクの最大で5%である。エフェクタ回転点において、端部エフェクタ、例えば、グリッパあるいは吸取部が接続されていてもよい。従って、エフェクタ回転点は、グリッパあるいは吸取部の回転軸の位置である。静止位置においてエフェクタ回転点の休止時間を短縮するために、例えば0.03秒の休止時間を達成するように、休止時間を短縮させない、あるいは、最大の休止時間を得るために必要であって、最も低いトルク総計を有する、トルク曲線の範囲は、上記時間帯において選ばれなければならない。この限定されている、又は、制限されているトルクは、第2軸にある駆動装置により、しかもエフェクタ回転点が休止位置に達成した直後に、第1の連結アーム部に伝播される。休止時間が短縮されないロボットの駆動とは対照的に、すなわち、エフェクタ回転点又は端部エフェクタの回転速度及び質量比が特定されていれば、そのエフェクタ回転点又は端部エフェクタが、(上記クランク部材及び/又は第1の連結アーム部のみの駆動の場合に)トルクに伴う力を第2の回転軸へ与えることなく静止位置にとどまるというような休止時間がある場合のロボット駆動と対照的に、本発明の駆動方法によれば、休止時間が著しく短縮され、ロボットの駆動のために非常に小さなトルクのみを第1の連結アーム部に加えるだけでよい。これにより、上記の駆動方法は、エネルギー効率がよく、且つ、第2の回転軸にある、寸法が比較的小さい駆動装置だけで実行されうる。
本発明の方法は、有利には、以下のように実行される。つまり、第1の回転軸及び第2の回転軸における駆動装置は、エフェクタ回転点が第1の静止位置から第2の静止位置に移動するように駆動される。ここで、エフェクタ回転点及び第3の回転軸は、それぞれの軌道の少なくとも80%において、第1の静止位置と第2の静止位置との間を結ぶ理論上の直線に沿って、それぞれ上記直線上の反対側に移動するように実行することができ、有利である。第1の静止位置と第2の静止位置とは、第1の回転軸に対して基本的に正反対である。従って、伸張されたいわゆる内側回転運動は実行可能となり、その移動距離は、第1の静止位置と第2の静止位置との間を結ぶ理論上の直線の長さの約11/10である。
本発明によれば、休止時間が著しく短縮されているため、休止時間が短縮されていない駆動に比べて、ロボットの運動力学上のチェーンは、伸張されたいわゆる外側回転運動を実行しようとする傾向がもはやない。この外側回転運動では、エフェクタ回転点は、基本的に第1の回転軸の周りを、円弧を描くように運動する。短縮された休止時間の後にこのような外側回転運動を実現するためには、回転軸においてトルクを起こすために比較的多くのエネルギーが必要である。そのうえ、外側回転運動は、空間が比較的大きくなるという欠点を有している。本発明の駆動方法の好ましい実施形態では、以下の方法を提供する。該方法では、短縮されている休止時間の後の外側回転運動の代わりに、静止位置において、エフェクタ回転点は、伸張されたいわゆる内側回転運動を実行する。内側回転運動の場合、第1の回転軸及び第2の回転軸にある駆動装置が必要とするエネルギーは比較的少なくて済む。
ロボットの回転速度比、回転加速度比、及び質量比に応じて、さらに、静止位置における位置決めの求められる精密さに応じて、上記方法は、以下のように実現されてもよい。すなわち、第1の静止位置から第2の静止位置までの、エフェクタ回転点の動きを実現するために、第2の連結アーム部を動かすための第3の回転軸における駆動装置も駆動するように、上記方法は実現されてもよい。
エフェクタ回転点には、第4の回転軸上を回転可能なように、第3の連結アーム部が接続され、その第3の連結アーム部において端部エフェクタが配置される。ここで、エフェクタ回転点が第1の静止位置から第2の静止位置まで移動する時、上記端部エフェクタは、端部エフェクタの端部領域の加速度がエフェクタ回転点の加速度より小さくなるように旋回する。端部エフェクタの旋回は、少なくとも第1の静止位置から第2の静止位置までの範囲内の移動の加速段階を均一にするためであり、ここで、均一にされた加速度は正であっても負であってもよい。ここで、第3の連結アーム部は、回転可能に設けられた突出部を第4の回転軸において有する。そのため、第3の連結アーム部の端部領域は、円軌道に沿って第4の回転軸の周りを旋回できる。従って、第3の連結アーム部の端部領域は、第3の連結アーム部の、第4の回転軸までの最大距離を有する部分である。エフェクタ回転点による第1の静止位置から第2の静止位置への移動の開始時点で、第3の連結アーム部が、進路に対して角があるように配置されている状態から始まって、第3の連結アーム部と進路とが成す角度は大きくなる。その結果、エフェクタ回転点が単位時間あたりに進む距離は、第3の連結アーム部が端部領域から同じ単位時間あたりに進む距離より長くなる。この移動は、第2の連結アーム部と第3の連結アーム部とが伸ばされる配置になるまで、実行され得る。
さらに、本発明によれば、ロボットが提供される。上記ロボットは、少なくとも2つの連結アーム部を有するリンクチェーンを含み、そのうち、第1の連結アーム部は、第1の回転軸上を回転可能に駆動するクランク部材に、第2の回転軸においてヒンジ回転可能に接続され、第2の連結アーム部は、第3の回転軸においてヒンジ回転可能に第1の連結アーム部に接続されている。ここで、上記第2の回転軸において、第1の連結アーム部の駆動装置が配置され、第2の連結アーム部が、第1の連結アーム部の反対側の端部において、エフェクタ回転点を有する。ここで、上記ロボットは、さらに、制御装置を含み、その制御装置により、クランク部材及び第1の連結アーム部の駆動装置を、エフェクタ回転点がクランク部材の回転時に特定の角度範囲内で静止位置にとどまるように制御することが可能である。そして、静止位置においてエフェクタ回転点の休止時間を短縮するために、駆動装置を用いて、第2の回転軸において、トルクを第1の連結アーム部に伝達する。該トルクは、望ましい休止時間の間、休止時間が短縮されずにエフェクタ回転点の静止を実現するために必要なトルクの最大で5%である。それぞれの連結アーム部の相対的な回転運動を実現するために、もちろん、クランク部材あるいは連結アーム部の間にヒンジジョイントが備えられている。
好ましくは、エフェクタ回転点には、第4の回転軸上を回転可能なように、第3の連結アーム部が接続されており、該連結アーム部には、第1の端部エフェクタが接続されている。従って、第3の連結アーム部は、第4の回転軸を回る、突出部として形成されている連結部又はロッカを含む。好ましくは、第3の回転軸に、第3の連結アーム部の回転のための駆動装置が接続されている。
搬送力を2倍にするために、エフェクタ回転点には、第4の回転軸上を回転可能なように、第4の連結アーム部が接続されており、該連結アーム部において第2の端部エフェクタが設けられていてもよい。
すなわち、エフェクタ回転点と一致する、いわゆる衝撃の中心点において、2つの連結アーム部は接続されてもよく、それらの連結アーム部は、端部エフェクタが備えられていれば、いわゆるダブルグリッパとして作動し得る。
好ましくは、第3の連結アーム部及び第4の連結アーム部は、それぞれ第4の回転軸と同軸上に配置された駆動軸において配置されている。すなわち、上記駆動軸の長手方向の軸、あるいは、回転軸は、第4の回転軸にある。駆動軸が同軸に配置され得るように、駆動軸の少なくとも1つは中空軸として形成されていてもよい。駆動軸の回転により、上記端部エフェクタは第4の回転軸の周りを旋回することができる。
端部エフェクタの少なくとも1つは、その端部領域において、1つの軸上に回転可能な操作手段を有している。該操作手段は、駆動の軸が第4の回転軸と平行になる駆動ユニットに接続されている。上記操作手段は、例えば、吸盤又はグリッパであってもよく、その吸盤又はグリッパは、例えばベルト(チェーン)伝動装置などの伝動装置により回転可能である。
同軸に配置されている駆動軸を有する第3の連結アーム部及び第4の連結アーム部の実施形態では、好ましくは、上記駆動軸の少なくとも1つは軸方向に可動である。特に好ましい実施形態では、上記2つの駆動軸が軸方向に可動である。定義された移動は、例えば、ウォームギアにより実現され得る。
さらに、上記ロボットは、端部エフェクタの駆動軸の少なくとも1つを可動にする、少なくとも1つの歯車伝動装置を含む。そのために、上記駆動軸において、スプラインシャフトにおける歯車に咬合する外歯歯車が配置されていてもよく、その外歯歯車は、駆動ユニットにより駆動可能であり、軸方向の位置を、駆動軸の軸方向の位置に合わせ得る。
さらに、本発明によれば、並進運動ロボットが提供されている。該並進運動ロボットは、第1の回転軸上を回転可能に駆動するクランク部材に、第2の回転軸においてヒンジ回転可能に接続されている第1の連結アーム部を有するリンクチェーンを含む。1つの端部エフェクタは、回転可能に第3の回転軸において、第2の連結アーム部として、第1の連結アーム部に接続されている。上記クランク部材は、並進運動の自由度によって可動である。その並進運動の自由度は、好ましくは、クランク部材の回転軸の方向に延びている。場合によって、上記並進運動ロボットは、2つの上述したリンクチェーンを、複数の平面において重ね合って有してもよい。
一実施形態では、基礎軸と称されている第1の回転軸は、垂直に配置され固定された、ねじ−スプライン−スピンドル(例えば、長さ2m)である。1つのスプラインナット(垂直運動専用)及び1つのナット(螺旋運動専用)は、互いに一定の間隔を置いてスピンドルに備えられている。
上記ナットは、動力伝動機構を実現するサーボモータが備え付けられている。
2つの連結アーム部と1つのグリッパあるいは端部エフェクタとを有する、水平に配置されているロボットアームは、軸受けを介してアクションモジュール(ナット−スプラインナット−結合部)に接続されている。これにより、上記アームは、回転に関して、基本的にアクションモジュールから分離されている。しかし、上記アームを、目的に応じて、ナット又はスプラインナットに噛み合う状態にする場合もあるし、又は、噛み合わない状態にする場合もある。
上記噛み合う状態は、垂直のアクチュエータ及び垂直のスプリングにより行われる。それぞれの場合において、1対の歯車を噛み合わせる。当該1対の歯車は、垂直方向を向いて、第1の回転軸あるいはスピンドル軸が延びる方向に沿って配置されている。これにより、上記アームは、(場合によってアクションモジュールによる上下運動の要素が伴う)自由な回転運動、又は、ナットに噛み合いながらの螺旋運動、又は、スプラインナットに噛み合いながらの上下運動を行う。
アームの部材の間には、同じ噛み合わせ原理により噛み合う状態にしたり、噛み合わない状態にしたりできる、垂直の第2の(水平に回転する)回転軸がある。端部エフェクタと第2の連結アーム部との接続も、そのような“噛み合い軸”、従来の軸、又は軸無しで行われる。
1対の歯車のうちそれぞれ1つの部分は、1つの特徴を有する。それぞれの部分は、小型駆動装置(リニア又は回転のピエゾ駆動装置)により、歯の1つ分より少ない精密な回転ができるような噛み合わせを実現する。正確さは、サーボモータの範囲内であるか、又はより低い。2つの歯車が噛み合っていても、上記小型駆動装置を介して重要な力は伝動されず、力は摩擦クラッチを介して伝動される。上記摩擦クラッチ自体は、歯車の噛み合いの直前に、噛み合い、小型駆動装置の自由度を相殺する。摩擦力は、垂直のスプリングにより発生する。垂直の咬合力は、簡単なリニア駆動装置、例えば空気圧シリンダにより発生する。
従って、噛み合い軸の歯車対の相対速度が低い場合、各軸は精密に噛み合い、あるいは、停止させられ、次に、回転角を変えずにトルクが伝動され得る。
噛み合い軸の発明によれば、動力機構における操作上の問題、すなわち、静止直前におけるシステム動力の停止により制御可能性が失われるという問題は解決される。軸の配置によって、円筒形の作業空間が生まれる。
端部エフェクタと第2の連結アーム部との間に噛み合い軸がある場合、端部エフェクタの重心が上記噛み合い軸の回転点から遠ければ遠いほど、上記端部エフェクタはより回転できる。よって、有効重量が慣性に加えられる場合、例えば、細長く、そのために重心が同様に端部エフェクタの噛み合い軸から遠く離れている場合、上記システムはとりわけ好適に作動する。
上記並進運動ロボットの好ましい一使用分野は、例えば、パレット(特にユーロパレット)又は一時保管倉庫での積み降ろしなどの倉庫業である。一時保管倉庫は、例えば、スマートオートタワー(スマートセンター原理)の形態を有する。ユーロパレットの作業では百万回使用される。このユーロパレットの作業を低コストに分散し、低速で実施することは、特に好ましいと思われる。それぞれの搬送対象の重量及びその対象の重心の配置が並進運動ロボットの設計及び制御において考慮され得る場合、並進運動ロボットの駆動は特に効率的である。
従って、1つの動力伝動機構のみを有し、とりわけ低コストで組み立てられ、広い作業空間を有し、そして、高い正確性を達成する、並進運動ロボットが提供される。
さらに、本発明によれば、ロボットシステムが提供される。上記ロボットシステムは、第1のロボットとして本発明のロボットと、さらに、並進運動ロボットとを有する。
本発明のロボットシステムによれば、とりわけ、以下の点が有利である。すなわち、第1のロボットと並進運動ロボットとの共同作業により、上述したロボットの1つのみを使用した場合と比較して、搬送作業を、様々な段階で、そして、はるかに高い自由度で処理できる。有利には、第1のロボットではトレー収容を行い、並進運動ロボット1では棚収容が行うことができる。
さらに、本発明によれば、ロボットシステムの駆動方法が提供される。該ロボットシステムでは、並進運動ロボットを用いて、少なくとも1つの搬送物が、第1のロボットの静止位置の領域にあるように置かれ、該搬送物が、上記位置において第1のロボットに持ち上げられる。あるいは、搬送物が、第1のロボットの静止位置の領域に置かれ、上記並進運動ロボットにより持ち上げられる。第1のロボットの目的区域は、比較的小さい。すなわち、本発明によれば、エネルギー効率的に休止段階又は零空間運動が実現され得る面積は、比較的小さい。これらの目的区域の移動は、高いエネルギー費用及び設備費用に結びつく。しかし、目的区域又は目的領域の中では、第1のロボットにより非常に正確な位置決めが可能である。並進運動ロボットも、位置決めの正確性は、比較的低い。しかし、位置測定装置により、並進運動ロボットの操作部材又は端部エフェクタのそれぞれの位置を非常に正確に測定することができる。この測定は測定技術上及び/又は計算上実施可能である。上記並進運動ロボットの位置決めについて、上記の正確さは、第1のロボットが搬送物を持ち上げられるように並進運動ロボットがその搬送物を第1のロボットの目的区域又は目的領域の中に充分正確に置くのに、あるいは逆に、第1のロボットによって搬送物が持ち上げられるように並進運動ロボットが操作手段を十分正確に第1のロボットの目的領域内に置くのに、充分な正確さである。上記位置測定装置により並進運動ロボットの操作手段のそれぞれの位置が第1のロボットに伝送され、これにより、第1のロボットがその位置に接近できる。つまり、並進運動ロボットにより位置決めが比較的おおまかに行われ、そして、2つのロボットの共同作業の際には第1のロボットにより微調整が実現されるため、第1のロボットと並進運動ロボットとを組み合わせることにより、それぞれのロボットの欠点が補い合える。
クランク部材が回転するように、並進運動ロボットの駆動が該並進運動ロボットの第1の回転軸においてのみ行われることにより、上記ロボットシステムの効率的な駆動が実現可能となる。ここで、第2及び/又は第3の回転軸における回転運動はブレーキにより固定されたり、それぞれのブレーキの固定作用が終われば、解放されて回転運動が起こったりする。
本発明は、添付の図において示されている実施例によって、以下で説明される。
第1のロボットの運動チェーンを示す平面図である。 第1のロボットの運動チェーンを示す側面図である。 エフェクタ回転点が静止位置において休止している際の、第1のロボットのそれぞれのリンク部材の動きを示す平面図である。 第1の静止位置における短縮された零空間運動の間の、第1、第2、及び第3の回転軸上におけるトルクのトルクグラフである。 第2の静止位置における短縮された零空間運動の間の、第1、第2、及び第3の回転軸上におけるトルクのトルクグラフである。 伸張された内側回転運動示す平面図である。 限定された零空間運動の場合の、静止位置における2つの零空間運動の位置グラフである。 限定されたトルクの場合の、第2の回転軸における第1の零空間運動のトルクグラフである。 限定されたトルクの場合の、第2の回転軸における第2の零空間運動のトルクグラフである。 外側回転運動の位置グラフである。 外側回転運動のトルクグラフである。 第4の回転軸に接続されている2つの端部エフェクタ示す図である。 並進運動ロボットを示す側面図である。
図1及び図2には、第1の回転軸112上を回転可能なクランク部材110を有する、第1のロボットが示されている。ヒンジジョイント102を介して、第2の回転軸122に第1の連結アーム部120が接続されている。第1の連結アーム部120は、第2の回転軸122とは反対側に、さらなるヒンジジョイント102において第3の回転軸132を有し、上記第3の回転軸132に、ヒンジ回転可能に第2の連結アーム部130が接続されている。第2の連結アーム部130の先端部において、エフェクタ回転点160に対応する第4の回転軸142が設けられている。上記エフェクタ回転点には、以下に説明されているように、第3の連結アーム部及び/又は第4の連結アーム部が接続される。特に、図2により明らかなことには、第2の回転軸122において駆動装置124が配置され、第3の回転軸132において駆動装置134が配置されている。上記駆動装置により、連結アーム部120及び130を、クランク部材110の回転により発生した運動から独立して駆動することができる。図2によれば、第2の連結アーム部130の端部において、エフェクタ回転点160に第3の連結アーム部140は接続されているが、当該第3の連結アーム部140は図2に示されている形である必要はなく、その代わりに、エフェクタ回転点160を回る、第3の連結アーム部140の回転運動を生じさせ得る突出部を有してもよい。
図3には、関連する技術文献の説明においてある程度記述された、第1のロボット100の零空間運動が示されている。クランク部材110と連結アーム部120及び130とが運動している間に、上記エフェクタ回転点160が2つの静止位置を有し得ることが示されている。上記2つの静止位置は、第1の回転軸112と基本的に対向する、第1の静止位置164及び第2の静止位置166である。図3に概略的に示されているように、上記静止位置164及び166は、クランク部材110が回転し、且つ、少なくとも第1の連結アーム部120が回転運動を実施している間、エフェクタ回転点160によって取得される。
ここで、静止位置164及び166は比較的長く維持されている。しかし、搬送処理又は収容処理の時間を最適化するためには、休止時間はより短い方が望ましい。従って、エフェクタ回転点160は、第1の又は第2の静止位置164、166に到着した後、またその静止位置からより早く離れなければならない。すなわち、通常の零空間運動(エフェクタ回転点が静止状態の間の、ロボットのリンク部材の運動)ではなく、零空間運動の短縮が実現されるべきである。本発明によれば、短縮された零空間運動の間、すなわち、静止位置164及び166において短縮された休止時間を実現するために、回転軸上の駆動装置によって、第1のロボットの効率的な駆動を可能にするトルクを発生させるべきである。
図4及び図5により、トルク曲線が明示されている。該トルク曲線は、第1の回転軸112、第2の回転軸122、及び第3の回転軸132において、0.03秒まで短縮された零空間運動のために、駆動装置によって実現されなければならない。ここで、図4及び図5に示されているそれぞれの関数には、それぞれの回転軸の参照番号が付けられている。ここで、図4は、第1の静止位置164における、回転軸112、122、及び132のトルク曲線を示し、図5は、第2の静止位置166に関するトルク曲線を示す。
図4及び図5に示されている、第2の回転軸122におけるトルクは、本発明によれば、休止時間が短縮されない場合の休止の実現のためにエフェクタ回転点が必要とするトルクの、最大で5%のみである。これにより、第1の静止位置164及び第2の静止位置166におけるエフェクタ回転点160の休止を伴う第1のロボット100の回転は、0.03秒にまで短縮された休止時間又は短縮された零空間運動と共に実現され得る。
静止位置164、166における休止時間の短縮により、第1のロボットは、休止時間が短縮されない場合に最も小さいエネルギー供給で実現できる運動シーケンスを実行することができない。そのため、図10に示されているような外側回転運動も、エネルギー効率よく達成することができない。そのうえ、このような外側回転運動は、比較的大きい空間が必要になるという欠点がある。
そのため、本発明によれば、エフェクタ回転点160が広範囲に亘っておおよそ直線的な運動を実行するように、上記エフェクタ回転点160は第1の静止位置164から第2の静止位置166へと旋回移動する。この運動は、伸張された内側回転運動170と称される。伸張された内側回転運動170では、外側回転運動と同様に、軌道運動の経過中は、第1及び第2の連結アーム部120及び130が相互に伸ばされている。しかし、外側回転運動の場合に同様に伸ばされているが、伸張された内側回転運動170では、クランク部材110と第1の連結アーム部120とがその間に角度が設けられる。これにより、エフェクタ回転点160に配置されている端部エフェクタ162は、第1の静止位置164と第2の静止位置166との間の理想的には直線に沿って動く。これにより端部エフェクタ160が進む軌道は最小化される。上記軌道が短ければ短いほど、決定された時間帯内に第1の静止位置164から第2の静止位置166に到達するために、加速をより小さくする必要がある。
図7には、第1のロボットの運動シークエンスが示されている。該運動シーケンスにおいて、第2の回転軸122におけるトルクは、第2の回転軸にある駆動装置の過負荷を防止するために、特定の値、例えば、170Nmに限定されている。この限定は、連結アーム部を伸張した配置により、理論上の無限大のトルクが生じ得ることを回避するために必要である。
図8及び図9には、第2の回転軸122における、第1の静止位置164(図8)及び第2の静止位置166(図9)のそれぞれの場合のトルク曲線が示されている。それぞれの静止位置に到達するまでのトルク曲線は、それぞれの静止位置において休止する時、及び、該静止位置の後、第2の回転軸122におけるトルクが170Nmを超えないことが明確である。
内側回転運動の効率を例示するために、図10には、外側回転運動の位置図面が示される。当該外側回転運動について明らかなことには、このような運動の場合、図6に示されている伸張された内側回転運動に比べて、はるかにより大きい空間が必要である。
図11によれば、第2の回転軸122において、はるかにより長い時間に亘って比較的大きいトルクを与えなければならないことは明らかである。
第1のロボットにある端部エフェクタの構造上の形態を説明するために、図12は参照される。図1に明確に示されている第4の回転軸142、又はその箇所におけるエフェクタ回転点160には、シャフトを介して第3の連結アーム部140及び第4の連結アーム部150が接続されている。ここで、第3の連結アーム部140には第1の端部エフェクタ162が接続されており、第4の連結アーム部150には第2の端部エフェクタ163が接続されている。ねじシャフト3を介して、そのねじシャフト3に連結されている第4の連結アーム部150を回転させて動かすことが可能である。第4の連結アーム部150として偏心アーム15がある。スプラインナット7を介して、ねじシャフト3の回転駆動は行われる。ここで、ねじシャフト3は、ねじシャフト3の並進運動を第4の回転軸142において実現可能なねじナット5にも咬合する。ねじシャフト3の中にシャフト2が貫通しており、該シャフト2のシャフト端部18において、第2の端部エフェクタ163と共働するように接続されているベルト伝動装置17が連結されている。これにより、第2の端部エフェクタ163も、シャフト2の回転時に、ベルト伝動装置17を介して、搬送物を回転するために回転可能となる。
ねじシャフト3の外周に、中空軸11が回転可能に設けられている。該中空軸11には、第3の連結アーム部140を構成する偏心アーム14が接続されている。この第3の連結アーム部140には、第1の端部エフェクタ162が回転可能に接続されている。ここで、第1の端部エフェクタ162は、ベルト伝動装置13と咬合し、該ベルト伝動装置13自体は、中空軸11の外周に設けられた中空軸12と咬合する。該中空軸12は、スプラインシャフト4の上に配置されている歯車に噛み合っている。当該スプラインシャフト4はスプラインナット8により駆動することが可能である。スプラインナット8を作動させることによりスプラインシャフト4が回転し、それにより、中空軸12が駆動し、当該中空軸12自体は、第1の端部エフェクタ162を駆動させるベルト伝動装置13を駆動させる。第3の連結アーム部140又は該第3の連結アーム部140の偏心アーム14の回転運動自体は、歯車10と中空軸11との噛み合わせにより達成される。ここで、その歯車10が、スプラインナット6により駆動されるスプラインシャフト1の外周に設けられている。上記スプラインシャフト1及びスプラインシャフト4は、ハウジング9を突き抜けて立っている。
従って、エフェクタ回転点160の加速段階において、各端部エフェクタ162、163は、各端部エフェクタ162、163が受ける加速度が、特に運動過程の開始又は終了の時に、エフェクタ回転点160が受ける加速度に比べてより小さくなるように、動かされる。上記のことは以下のことによって達成される。すなわち、第3の連結アーム部140又は第4の連結アーム部150が第2の連結アーム部130に対して傾斜した位置から始めて、エフェクタ回転点160の運動時に、第2の連結アーム部130が伸張された配置になる。これにより、第2の連結アーム部130と第3の連結アーム部140あるいは第4の連結アーム部150が、それぞれの運動軌道に対して基本的に接線の方向に配置される。このことは、端部エフェクタ162、163の機械的負荷と、それぞれの搬送物を端部エフェクタによって、エフェクタ回転点160の運動時にその端部エフェクタに固定するために必要な固定力とを減らす。
図13には、本発明のシステムにおいて第1のロボット100と共に用いられている並進運動ロボット200が示されている。当該並進運動ロボット200は、第1の回転軸A2の周りを回転可能なクランク部材210を含む。上記クランク部材210に、第1の連結アーム部220がヒンジ回転可能に接続されており、該第1の連結アーム部220の第2の回転軸A3には、第2の連結アーム部230が回転可能に配置されている。第2の連結アーム部230に配置されている第3の回転軸A4には、並進運動ロボット200の端部エフェクタ300が接続されている。上記並進運動ロボット200は、並進運動ロボット200のクランク部材210が並進運動の自由度A1、すなわち、第1の回転軸A2に沿って移動可能であるように、構成されていてもよい。そのうえ、上記並進運動ロボット200は、複数重なり合って配置されているリンクチェーンを有してもよく、該リンクチェーンが、クランク部材210、第1の連結アーム部220、及び第2の連結アーム部230を含む。上記並進運動ロボットは、特に棚の収容に適合している。上記並進運動ロボットの位置決めの精密さは、妥当な設備コストの範囲内では、比較的低い。
第1のロボットは、それぞれの静止位置164及び166がある目的の場所内において、位置決めの比較的高い精密さを有する。当該目的の場所の外では、その位置決めの精密さは比較的低い。並進運動ロボット200の端部エフェクタ300の位置を非常に精密に測定可能にする位置測定装置又は御製装置により、第1のロボット100と並進運動ロボット200との最適化された共同作業が達成され得る。上記並進運動ロボットを用いることにより、搬送物を、充分な精密さで第1のロボット110の目的の場所内に置くことができる。上記位置測定装置を用いることにより、第1のロボットに、並進運動ロボット200が置いた搬送物の正確な位置を伝えることができる。搬送物が第1のロボット100の目的に場所内にあるため、上記第1のロボット100は、当該搬送物の位置に非常に正確に接近し、搬送物を持ち上げることができる。もちろん、逆の運動シークエンスは可能である。上記逆の運動シークエンスでは、第1のロボット100によって搬送物が目的の場所内に置かれ、並進運動ロボット200によって持ち上げられる。上記並進運動ロボット200のクランク部材210の運動が、並進運動の自由度A1内、つまり、垂直の方向に可能であるため、多数の運動シークエンスは、上記2つのロボット100及び200の組み合わせで実現される。
1 スプラインシャフト
2 シャフト
3 ねじシャフト
4 スプラインシャフト
5 ねじナット
6 スプラインナット
7 スプラインナット
8 スプラインナット
9 ハウジング
10 歯車
11 中空軸
12 中空軸
13 ベルト伝動装置
14 偏心アーム
15 偏心アーム
16 端部エフェクタ
17 ベルト伝動装置
18 シャフト端部
19 端部エフェクタ
100 第1のロボット
102 ヒンジジョイント
110 クランク部材
112 第1の回転軸
120 第1の連結アーム部
122 第2の回転軸
124 第2の回転軸における駆動装置
130 第2の連結アーム部
132 第3の回転軸
134 第3の回転軸における駆動装置
140 第3の連結アーム部
142 第4の回転軸
150 第4の連結アーム部
160 エフェクタ回転点
162 第1の端部エフェクタ
163 第2の端部エフェクタ
164 第1の静止位置
166 第2の静止位置
170 伸張された内側回転運動
200 並進運動ロボット
210 クランク部材
A2 第1の回転軸
220 第1の連結アーム部
A3 第2の回転軸
230 第2の連結アーム部
A4 第3の回転軸
A1 並進運動の自由度
300 端部エフェクタ

Claims (10)

  1. 第1の回転軸上を回転可能に駆動するクランク部材に、第2の回転軸においてヒンジ回転可能に接続されている第1の連結アーム部を有するリンクチェーンを含む並進運動ロボットであって、
    1つの端部エフェクタは、第3の回転軸において回転可能に、第2の連結アーム部として、前記第1の連結アーム部に接続されており、
    前記クランク部材は、並進運動の自由度によって可動であり、
    前記並進運動ロボットの駆動は、前記クランク部材が回転するように、前記並進運動ロボットの前記第1の回転軸においてのみ行われることを特徴とする、並進運動ロボット。
  2. 少なくとも2つの連結アーム部を有するリンクチェーンを含むロボットと、請求項に記載の並進運動ロボットとを含む、ロボットシステムにおいて、
    前記2つの連結アーム部のうち、第1の連結アーム部は、前記第1の回転軸の上を回転可能に駆動するクランク部材に、第2の回転軸においてヒンジ回転可能に接続され、第2の連結アーム部は、第3の回転軸においてヒンジ回転可能に前記第1の連結アーム部に接続されており、前記第2の回転軸において、前記第1の連結アーム部の駆動装置が配置され、前記第2の連結アーム部が、前記第1の連結アーム部の反対側の端部領域、好ましくは、反対側の衝撃中心点においてエフェクタ回転点を有し、
    前記ロボットは、さらに、制御装置を含み、前記制御装置によって、前記クランク部材及び前記第1の連結アーム部の前記駆動装置を、前記エフェクタ回転点が前記クランク部材の回転時に特定の角度範囲内で静止位置にとどまるように制御可能であり、
    前記静止位置において前記エフェクタ回転点の休止時間を短縮するために、前記駆動装置を用いて、前記第2の回転軸において、トルクを前記第1の連結アーム部に伝達し、前記トルクは、望ましい休止時間の間、休止時間が短縮されずに前記エフェクタ回転点の静止を実現するために必要なトルクの最大で5%であることを特徴とする、ロボットシステム。
  3. 前記エフェクタ回転点には、第4の回転軸上を回転可能なように、第3の連結アーム部が接続されており、前記第3の連結アーム部には、第1の端部エフェクタが接続されていることを特徴とする、請求項に記載のロボットシステム
  4. 前記エフェクタ回転点には、前記第4の回転軸上を回転可能なように、第4の連結アーム部が接続されており、前記第4の連結アーム部には、第2の端部エフェクタが設けられていることを特徴とする、請求項に記載のロボットシステム
  5. 前記第3の連結アーム部及び前記第4の連結アーム部は、それぞれ前記第4の回転軸と同軸上に配置された駆動軸において配置されていることを特徴とする、請求項に記載のロボットシステム
  6. 前記第1の端部エフェクタ及び前記第2の端部エフェクタのうち少なくとも1つの端部エフェクタが、その端部領域において、1つの軸上に回転可能な操作手段を有しており、前記操作手段は、駆動の軸が前記第4の回転軸と平行になる駆動ユニット付き伝動装置に接続されていることを特徴とする、請求項に記載のロボットシステム
  7. 前記駆動軸の少なくとも1つは、軸方向に可動であることを特徴とする、請求項又はに記載のロボットシステム
  8. 前記ロボットは、端部エフェクタの前記駆動軸の少なくとも1つを可動にする、少なくとも1つの歯車伝動装置を含むことを特徴とする、請求項からのいずれか1項に記載のロボットシステム
  9. 請求項に記載のロボットシステムを駆動するための駆動方法であって、
    並進運動ロボットを用いて、少なくとも1つの搬送物が、前記ロボットの前記静止位置の領域にあるように置かれ、前記搬送物が、前記静止位置において前記ロボットによって持ち上げられる、又は、搬送物が、前記ロボットの前記静止位置の領域に置かれ、前記並進運動ロボットによって持ち上げられることを特徴とする、駆動方法。
  10. 前記並進運動ロボットの駆動は、前記クランク部材が回転するように、前記並進運動ロボットの前記第1の回転軸においてのみ行われる、前記ロボットシステムを駆動することを特徴とする、請求項に記載の駆動方法。
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