JP5953243B2 - 画像形成装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、複数のドットサイズを有する各ドットからなる画像を形成する画像形成装置、方法及びプログラムに関する。
近時、インクジェット技術の飛躍的進歩に伴い、インクジェット方式の画像形成装置による高速・高画質を両立したカラー大判印刷が可能になりつつある。この装置は、特にサイン・ディスプレイ用途において幅広い分野で用いられ、例えば、店頭POP(Point Of Purchase)や壁面ポスター、屋外広告・看板等の印刷にも適用可能である。
このインクジェット方式では、記録媒体上に複数種のインク(例えばCMYKインク)の液滴を吐出して多数のドットを形成することで、印刷物を得ることができる。例えば、サイズが異なるドットを用いて画像を形成する場合、演算処理量の低減及び高画質化を両立し得るハーフトーン技術が種々提案されている。
特許文献1では、閾値マトリクスを用いた2値化処理の結果、オン状態である画素に関して、その対応位置での閾値の大きさに応じてドットサイズを決定する方法が提案されている。より詳細には、大、中、小ドットの個数がそれぞれ指定された場合、閾値(順序値)が小さい順に、大きい方のドットサイズを順次割り付ける手法が記載されている。
特許第4375050号公報(請求項1、[0152]〜[0155]、図26等)
ところで、特許文献1記載の手法によれば、閾値の配列に応じてドットサイズを割り付けるので、閾値マトリクスの特性に大きく依存したドット画像が得られる傾向がある。すなわち、この処理に供される閾値マトリクスの種類によってドットの分布特性が概ね決定されるので、ハーフトーン処理の最適化設計に対する柔軟性が低いという問題があった。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、複数のドットサイズを用いた場合における、ハーフトーン処理の最適化設計に対する柔軟性が高く、各ドットサイズの組み合わせに適した画像を形成可能な画像形成装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、複数のドットサイズを有する各ドットからなる画像を形成する装置であって、複数種類の閾値マトリクス、及び各種類の前記閾値マトリクスにて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択する組み合わせ選択部と、連続調画像信号に対して前記閾値マトリクスを用いた2値化処理を施した後、オン状態である各画素に対して、該画素の位置に対応する閾値についての、前記複数の区分の属否に応じたコード値をそれぞれ付与するコード付与部と、前記組み合わせ選択部にて選択された前記2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、前記コード付与部により付与された2つ以上の前記コード値に基づいて、各前記画素における前記ドットサイズを決定するドットサイズ決定部とを備えることを特徴とする。
このように、複数種類の閾値マトリクス、及び各種類の前記閾値マトリクスにて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択する組み合わせ選択部と、選択された前記2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、付与された2つ以上のコード値に基づいて、各画素におけるドットサイズを決定するドットサイズ決定部とを設けたので、2つ以上の異なるディザリング特性を折衷させたドットの分布特性を実現可能であり、複数のドットサイズを用いた場合におけるハーフトーン処理の最適化設計に対する柔軟性が高くなる。これにより、各ドットサイズの組み合わせに適した画像を形成できる。
また、2つ以上の前記コード値を結合規則に従って結合した結合コード及び前記ドットサイズの対応関係を示すサイズ対応情報を格納するデータ格納部を更に備え、前記ドットサイズ決定部は、前記コード付与部により付与された2つ以上の前記コード値を前記結合規則に従って結合し、前記データ格納部により格納された前記サイズ対応情報を参照することで前記ドットサイズを決定することが好ましい。
また、前記組み合わせ選択部は、前記連続調画像信号が表す階調レベルに応じて2つ以上の前記組み合わせを選択することが好ましい。
また、前記組み合わせ選択部は、共通するマトリクスサイズを有する2種類以上の前記閾値マトリクスを組み合わせて選択することが好ましい。
また、前記組み合わせ選択部は、閾値の一部の範囲にて配置が一致する2種類以上の前記閾値マトリクスを組み合わせて選択することが好ましい。
また、複数のドットサイズを有する各ドットを記録媒体上に形成する記録ヘッドと、前記記録ヘッドに対して前記記録媒体を相対移動させた状態下、前記ドットサイズ決定部により決定された前記ドットサイズに応じた制御信号に基づいて、前記各ドットを順次形成させるように前記記録ヘッドを制御するヘッド駆動回路とを更に備えることが好ましい。
本発明に係る画像形成方法は、複数のドットサイズを有する各ドットからなる画像を形成する画像形成装置を用いた方法であって、複数種類の閾値マトリクス、及び各種類の前記閾値マトリクスにて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択する選択ステップと、連続調画像信号に対して前記閾値マトリクスを用いた2値化処理を施した後、オン状態である各画素に対して、該画素の位置に対応する閾値についての、前記複数の区分の属否に応じたコード値をそれぞれ付与する付与ステップと、選択された前記2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、付与された2つ以上の前記コード値に基づいて、各前記画素における前記ドットサイズを決定する決定ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、複数のドットサイズを有する各ドットからなる画像を形成する画像形成装置に、複数種類の閾値マトリクス、及び各種類の前記閾値マトリクスにて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択する選択ステップと、連続調画像信号に対して前記閾値マトリクスを用いた2値化処理を施した後、オン状態である各画素に対して、該画素の位置に対応する閾値についての、前記複数の区分の属否に応じたコード値をそれぞれ付与する付与ステップと、選択された前記2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、付与された2つ以上の前記コード値に基づいて、各前記画素における前記ドットサイズを決定する決定ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置、方法及びプログラムによれば、複数種類の閾値マトリクス、及び各種類の前記閾値マトリクスにて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択し、前記2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、付与された2つ以上のコード値に基づいて、各画素におけるドットサイズを決定するようにしたので、2つ以上の異なるディザリング特性を折衷させたドットの分布特性を実現可能であり、複数のドットサイズを用いた場合におけるハーフトーン処理の最適化設計に対する柔軟性が高くなる。これにより、各ドットサイズの組み合わせに適した画像を形成できる。
この実施形態に係る画像形成方法を実現するための主要な構成を示す概略ブロック図である。 図1に示すハーフトーン処理部の機能ブロック図である。 図2に示すハーフトーン処理の動作説明に供されるフローチャートである。 図4Aは、閾値マトリクスの各閾値を示す模式図である。図4Bは、組織的ディザ法によるハーフトーン処理の第1説明図である。 組織的ディザ法によるハーフトーン処理の第2説明図である。 図6A〜図6Cは、部分領域内に存在する各画素の分類結果を示す模式図である。 結合コードの生成方法に関する概略説明図である。 異なる種類の閾値マトリクスを用いて生成された、階調レベル毎のドットパターンを可視化した模式図である。 図9Aは、ドット凝集型の閾値マトリクスを用いて生成されたドット画像の模式図である。図9Bは、2種類の閾値マトリクスを用いて生成されたドット画像の模式図である。 画像形成装置の構成を表す断面側面図である。 図10に示す画像形成装置のシステム構成を表す電気的なブロック図である。
以下、本発明に係る画像形成方法について、それを実施する画像形成装置及びプログラムとの関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。本明細書において、画像を形成することを「印刷」又は「印字」という場合がある。
[画像処理部10の構成及び動作]
図1は、この実施形態に係る画像形成方法を実現するための主要な構成を示す概略ブロック図である。
本発明の中核をなす画像処理部10は、複数のドットからなるカラー画像又はモノクロ画像を用紙12(記録媒体)上に形成するための制御信号を生成すると共に、当該制御信号をヘッドドライバ14(ヘッド駆動回路)側に供給する。この制御信号は、少なくとも1つ(本図例では4つ)の記録ヘッド16に液滴18を吐出させる信号に相当する。
ここで、各記録ヘッド16は、複数のサイズ(以下、ドットサイズともいう)を有する各ドットを用紙12上に形成可能である。ドットサイズを制御する手法として、液滴18の吐出量を制御する手法と、液滴18の吐出速度を制御する手法が挙げられる。例えば、液滴18の吐出速度を一定にしつつその吐出量を増加することで、ドットサイズの大径化が実現できる。以下、この実施形態では、各記録ヘッド16は、3種類のドットサイズ、「大サイズ」「中サイズ」及び「小サイズ」の各ドットを形成可能であることを前提として説明する。
画像処理部10は、解像度変換部20、分版処理部22、及びハーフトーン処理部24を基本的に備える。以下、画像処理部10の動作の概略について説明する。ここで、画像処理部10に入力される画像信号(以下、入力画像信号)は、複数のカラーチャンネルからなる連続調データである。例えば、8ビット(1画素当り256階調)RGBのTIFF形式データであってもよい。
<1.解像度変換部20の動作説明>
解像度変換部20は、画像サイズを拡大又は縮小する画像拡縮処理を用いて、入力画像信号の解像度を、画像形成装置100(図10及び図11)に応じた解像度に変換する。ここで得られる第1中間画像信号は、入力画像信号とデータ定義は同一であるが、データサイズが異なっている。この画像拡縮処理には、補間演算を含む公知のアルゴリズムを種々適用してもよい。
<2.分版処理部22の動作説明>
分版処理部22は、解像度変換部20から取得した第1中間画像信号を、画像形成装置100で取り扱うデバイス色信号に変換する。具体的には、分版処理部22は、記憶された複数の分版テーブルのうち1つを読み出し参照することで、RGB色信号からCMYK色信号に変換する。濃色及び淡色を分版する濃淡テーブルが分版テーブルに含まれる場合、分版処理部22は更に、特定のカラーチャンネル(例えば、シアン・マゼンタ)のデバイス色信号を、その同系色のカラーチャンネル毎の信号に分解(分版)する。
ここで得られる第2中間画像信号は、連続調のデバイス色信号(連続調画像信号;図2参照)に相当する。例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び黒(K)の4つのカラーチャンネル毎のデバイス色信号にそれぞれ分版される。
<3.ハーフトーン処理部24の動作説明>
ハーフトーン処理部24は、分版処理部22から取得した第2中間画像信号を、ドットの状態を示すドット画像信号に変換する。このドット画像信号は、吐出動作の有無(オン・オフ)又は液滴18の吐出量を時系列的に制御する色毎の多値データである。例えば、多値レベル「0」はオフ状態を表し、多値レベル「1」はオン状態(小サイズ)を表し、多値レベル「2」はオン状態(中サイズ)を表し、多値レベル「3」はオン状態(大サイズ)を表す。
その後、画像処理部10は、所望の画像処理をすべて完了し制御信号を生成した後、ヘッドドライバ14側に供給する。そして、各記録ヘッド16は、ヘッドドライバ14を介した吐出制御に従って液滴18を吐出する。この吐出動作に合わせて用紙12を矢印Y方向に順次搬送することで、用紙12上に所望の画像が形成される。
[ハーフトーン処理部24の構成]
図2は、図1に示すハーフトーン処理部24の機能ブロック図である。このハーフトーン処理部24は、部分領域抽出部30、組み合わせ選択部32、データ格納部34、コード付与部36、ドットサイズ決定部38、及び画像統合部40から構成される。
部分領域抽出部30は、連続調画像信号が表す画像領域62(図4B)の一部である部分領域66(同図)を順次抽出する。そして、部分領域抽出部30は、部分領域66を表す部分画像42を、組み合わせ選択部32及びコード付与部36にそれぞれ供給する。
データ格納部34には、複数種類の閾値マトリクス44、1種類又は複数種類の区分情報46、及び複数のサイズ対応情報48がそれぞれ格納されている。以下、閾値マトリクス44及び区分情報46を、符号化データ群50と総称する場合がある。
ドットサイズ決定部38は、付与された2つ以上のコード値を結合することで結合コードを生成するコード結合部52と、コード結合部52により生成された結合コードをドットサイズに変換するコード変換部54とを備える。
[ハーフトーン処理部24の動作]
続いて、図1及び図2のハーフトーン処理部24の動作について、図3のフローチャートを主に参照しながら詳細に説明する。
図4Aは、閾値マトリクス44の各閾値を示す模式図である。閾値マトリクス44は、行方向、列方向にそれぞれ5個の計25個の行列要素60から構成される。各行列要素60での閾値は、「1から25まで」の範囲内にある整数のいずれかであり、互いに重複しない値を取っている。すなわち、連続調画像信号に対して、閾値マトリクス44を用いた組織的ディザ法を施すことで、26個の階調レベルを表現可能である。
図4Bは、組織的ディザ法によるハーフトーン処理の第1説明図である。矩形状の画像領域62内には、複数の画素64が二次元的に配置されている。この実施形態では、画像領域62を有する連続調画像信号に対して、閾値マトリクス44を順次作用することでハーフトーン処理を実行する。
図3のステップS1において、部分領域抽出部30は、連続調画像信号が表す画像領域62(図4B参照)の一部である部分領域66(同図)を抽出する。この部分領域66のサイズは、各閾値マトリクス44のサイズに等しい。
ステップS2において、組み合わせ選択部32は、符号化データ群50の中から少なくとも2つの組み合わせを選択する。選択された組み合わせの中には、少なくとも2種類の閾値マトリクス44が含まれる。ここでは、3つの組み合わせを選択したとする。以下、「M1」の閾値マトリクス44及び「P1」の区分情報46を「第1の組み合わせ」という。また、「M2」の閾値マトリクス44及び「P2」の区分情報46を「第2の組み合わせ」という。また、「M3」の閾値マトリクス44及び「P3」の区分情報46を「第3の組み合わせ」という。
なお、組み合わせ選択部32は、部分画像42(連続調画像信号)が表す階調レベルに応じて2つ以上の組み合わせを選択してもよい。この階調レベルは、部分領域66内に存在する1つの画素64の画素値、及び/又は複数の画素64の画素値の統計量から特定される。ここで、ランダム性を高めるため、階調レベルに対して擬似的ノイズを付加してもよい。
また、組み合わせ選択部32は、ドットの分布特性が異なる2種類以上の閾値マトリクス44を組み合わせて選択してもよい。ここで、ドットの「分布特性」とは、配置されるドットの二次元分布、より詳細には、密度、位相、空間周波数特性等の各種特性が含まれる。また、組み合わせ選択部32は、閾値の一部の範囲(例えば、網パーセントが50〜100%相当)にて、配置が一致する2種類以上の閾値マトリクス44を組み合わせて選択してもよい。
ステップS3において、コード付与部36は、ステップS1で抽出された部分領域66の中から、未だ指定されていない1つの画素64を指定する。初期状態において、25個のうちいずれか1つの画素64を指定する。
ステップS4において、コード付与部36は、ステップS3で指定された画素64に対して、ステップS2で選択された各組み合わせによるコード値をそれぞれ付与する。以下、この付与方法について図5〜図6Cを参照しながら詳細に説明する。
[1]先ず、コード付与部36は、部分画像42に対して、閾値マトリクス44を用いた2値化処理を施す。第1の組み合わせの際には、コード付与部36は、データ格納部34から「M1」の閾値マトリクス44を取得する。
図5は、組織的ディザ法によるハーフトーン処理の第2説明図である。一例として、ベイヤー型の閾値マトリクス44(マスクパターン)を用いた2値化の概念を示す。連続調画像信号における各アドレスと、閾値マトリクス44の各行列要素60とを対応付ける。そして、着目する画素64での画素値と、着目する行列要素60での閾値との大小関係をそれぞれ比較し、画素値の方が小さい場合には「0(オフ状態)」を割り当て、それ以外の場合には「1(オン状態)」を割り当てる。このようにして、画像信号の階調数は、多値から2値に変換される。
[2]次いで、コード付与部36は、オン状態である画素64の位置に対応する閾値についての、複数の区分の属否を判別する。判別に先立ち、コード付与部36は、第1の組み合わせの際には、コード付与部36は、データ格納部34から「P1」の区分情報46を取得する。
ここで、区分情報46は、閾値マトリクス44にて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類するための情報である。区分情報46の一例として、各区分の境界値(上限値又は下限値)のセットで定義される。具体的には、境界値のセットが「9」、「21」で与えられた場合、閾値の全範囲は3つの区分に分類される。以下、部分領域66内に存在する各画素64の分類結果について、図6A〜図6Cを参照しながら説明する。
図6Aに示すように、ハッチングを付した9個の画素64は、1つの区分(以下、「a」区分という)に分類される。図4A及び図6Aの関係から理解されるように、各行列要素60の閾値はいずれも、「1から9まで」の範囲内にある。
図6Bに示すように、ハッチングを付した12個の画素64は、1つの区分(以下、「b」区分という)に分類される。図4A及び図6Bの関係から理解されるように、各行列要素60の閾値はいずれも、「10から21まで」の範囲内にある。
図6Cに示すように、ハッチングを付した4個の画素64は、1つの区分(以下、「c」区分という)に分類される。図4A及び図6Cの関係から理解されるように、各行列要素60の閾値はいずれも、「22から25まで」の範囲内にある。
[3]最後に、コード付与部36は、指定された画素64に対して、上記した3つの区分の属否を一意に特定可能なコード値を付与する。例えば、区分の属否を3ビットのコード値、「a」区分に属する場合は「001」、「b」区分に属する場合は「010」、「c」区分に属する場合は「100」と表現する。なお、オフ状態の画素64におけるコード値を「000」と表現する。
その後、コード付与部36は、第1の組み合わせと同様に、第2及び第3の組み合わせをそれぞれ適用することで、上記のように定義されたコード値をそれぞれ付与する(ステップS4)。なお、組み合わせ選択部32は、マトリクスサイズが同一の又は異なる閾値マトリクス44を組み合わせて選択している。特に、共通するマトリクスサイズを有する2種類以上の閾値マトリクス44を組み合わせて選択することで、組み合わせの総数によらず、部分領域66の抽出処理が1回で済むので演算上好ましい。
図3のステップS5において、コード結合部52(ドットサイズ決定部38)は、ステップS4で付与された少なくとも2つのコード値を結合することで、結合コードを生成する。
図7は、結合コードの生成方法に関する概略説明図である。本図に示すように、第1の組み合わせにおける「a」、「b」及び「c」区分は、ビット番号「0」、「1」、及び「2」にそれぞれ対応する。また、第2の組み合わせにおける「a」、「b」及び「c」区分は、ビット番号「3」、「4」、及び「5」にそれぞれ対応する。また、第3の組み合わせにおける「a」及び「b」区分は、ビット番号「6」、及び「7」にそれぞれ対応する。
このように、所定の結合規則に従って3つのコード値を結合することで、8ビットの結合コードが生成される。本図例のように、コード値の一部を省略することで結合コードのビット数を調整してもよい。このように、結合コードのビット数を8ビット等の特定単位数の整数倍に設定することで、データ管理や演算処理の観点から便宜である。
ステップS6において、ハーフトーン処理部24は、部分領域66内に存在するすべての画素64にて結合コードを生成したか否かについて判定する。まだ生成していないと判定された場合(ステップS6:NO)、ステップS3に戻って、以下、ステップS3〜S5を順次繰り返す。これにより、ドットサイズ決定部(コード結合部52)は、部分領域66内に存在するすべての画素64に対して結合コードを生成する。
一方、ハーフトーン処理部24は、部分領域66内に存在するすべての画素64にて結合コードを生成したと判定した場合(ステップS6:YES)、次のステップ(S7)に進む。
ステップS7において、コード変換部54(ドットサイズ決定部38)は、ステップS5でそれぞれ生成された結合コードに基づいて各画素64におけるドットサイズを決定する。この決定の際、コード変換部54は、データ格納部34に格納された複数のサイズ対応情報48のうちの1つを選択的に読み出す。この1つのサイズ対応情報48は、符号化データ群50からの選択結果、又は、部分画像42が表す階調レベルに応じて選択される。
ここで、サイズ対応情報48は、2つ以上のコード値を所定の結合規則(図7参照)に従って結合した結合コード及びドットサイズの対応関係を示す各種情報である。すなわち、コード変換部54は、サイズ対応情報48を参照することで、結合コードからドットサイズに逐次変換し、各画素64におけるドットサイズを決定する。
ステップS8において、ハーフトーン処理部24は、画像領域62からすべての部分領域66を抽出したか否かについて判定する。まだ抽出していないと判定された場合(ステップS8:NO)、ステップS1に戻って、以下、ステップS1〜S7を順次繰り返す。これにより、ドットサイズ決定部38(コード変換部54)は、部分領域66内に存在するすべての画素64に対してドットサイズを決定する。
ステップS9において、画像統合部40は、ステップS7にて逐次得られた画像を統合することで、ドット画像信号を生成する。具体的には、図4Bに示す画像領域62及び部分領域66の間の位置関係を保つように、ドットの状態に対応付けられた多値データ(例えば、階調レベルが0〜3)をそれぞれ配置する。
以上のように、ハーフトーン処理部24は、連続調画像信号からドット画像信号に変換する。
[処理結果の一例]
続いて、上記した画像形成方法による処理結果について具体的に説明する。
図8は、異なる種類の閾値マトリクス44を用いて生成された、階調レベル毎のドットパターンを可視化した模式図である。各ドットパターンの階調レベル(網%)は、左側から順に4%、8%、16%、32%、50%である。
本図の上段は、ドット凝集型(典型的なAM網)である閾値マトリクス44を用いた処理結果に相当する。本図の下段は、局所的にドット分散型である閾値マトリクス44を用いた処理結果に相当する。なお、これらの閾値マトリクス44は、網%が50〜100%の範囲において閾値の配置が一致するので、生成されるドットパターンも一致する。
図9Aは、ドット凝集型の閾値マトリクス44を用いて生成されたドット画像70の模式図である。ここでは、ドットサイズは2種類(大サイズ、小サイズ)であり、濃色の部位は「大サイズ」、淡色の部位は「小サイズ」、無印字(白色)の部位は「オフ状態」をそれぞれ表す。このように、ドット凝集型の閾値マトリクス44を用いて、閾値の配列に応じてドットサイズを割り付けるので、「大サイズ」及び「小サイズ」のドットがいずれも凝集的に配置されたドット画像70が得られる。
図9Bは、2種類の閾値マトリクス44を用いて生成されたドット画像72の模式図である。図9Aと同様に、濃色の部位は「大サイズ」、淡色の部位は「小サイズ」、無印字(白色)の部位は「オフ状態」をそれぞれ表す。
本図から理解されるように、マクロとして「大サイズ」及び「小サイズ」のドットがいずれも凝集的に配置されると共に、ミクロとして「大サイズ」のドットが分散的に配置されたドット画像72が得られる。このように、2つ以上の異なるディザリング特性を折衷させたドットの分布特性を実現できる。
[この画像処理方法による効果]
以上のように、ハーフトーン処理部24は、複数種類の閾値マトリクス44、及び各種類の閾値マトリクス44にて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報46の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択する組み合わせ選択部32と、連続調画像信号に対して閾値マトリクス44を用いた2値化処理を施した後、オン状態である各画素64に対して、該画素64の位置に対応する閾値についての、複数の区分の属否に応じたコード値をそれぞれ付与するコード付与部36と、選択された2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、付与された2つ以上のコード値に基づいて、各画素64におけるドットサイズを決定するドットサイズ決定部38とを備える。
このように、複数種類の閾値マトリクス44、及び各種類の閾値マトリクス44にて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報46の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択する組み合わせ選択部32と、選択された2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、付与された2つ以上のコード値に基づいて、各画素64におけるドットサイズを決定するドットサイズ決定部38とを設けたので、2つ以上の異なるディザリング特性を折衷させたドットの分布特性を実現可能であり、複数のドットサイズを用いた場合におけるハーフトーン処理の最適化設計に対する柔軟性が高くなる。これにより、各ドットサイズの組み合わせに適した画像を形成できる。
[変形例]
(1)上記した実施形態では、ドットサイズは3種類であるが、これに限定されることなく、2種類又は4種類以上であってもよい。
(2)上記した実施形態では、CMYK等の色版について特に触れていないが、この差異を考慮してもよい。例えば、閾値マトリクス44及び区分情報46の種類及び組み合わせを、色版によらず同一に選択してもよいし、色版毎に異ならせて選択してもよい。
(3)上記した実施形態では、ドットサイズ決定部38は、付与された2つ以上のコード値を所定の結合規則に従って結合し、格納されたサイズ対応情報48を参照することでドットサイズを決定しているが、各コード値を結合することなく用いてもよい。例えば、各コード値においてドットサイズが互いに競合する結果が得られた場合、ドットサイズ決定部38は、所定の論理規則(例えば、ウィナー・テイク・オール方式、ドットサイズの大きい方を優先する方式)に従ってドットサイズを決定してもよい。
[画像形成装置100の構成]
続いて、上記した実施形態に係る画像形成方法を実現可能な画像形成装置100について説明する。図10は、画像形成装置100の構成を表す断面側面図である。
画像形成装置100には、用紙12(本図例では、枚葉紙)の搬送方向上流側に、用紙12を給紙搬送する給紙搬送部114が設けられている。この給紙搬送部114の下流側には、用紙12の搬送方向に沿って、用紙12の記録面(以下、画像形成面という。)に処理液を塗布する処理液塗布部116と、前記画像形成面にインクの液滴18(図1)を付着することで画像を形成する画像形成部118と、用紙12上に形成された処理液層のインクを乾燥させるインク乾燥部120と、処理液層の画像を用紙12に定着させる画像定着部122と、画像が定着した用紙12を排出する排出部124とが設けられている。
給紙搬送部114は、用紙12を積載可能に設けられた積載部126と、該積載部126に積載された用紙12を一枚ずつ給紙する給紙部128と、該給紙部128により給紙された用紙12を処理液塗布部116に搬送する搬送部130とを備える。
処理液塗布部116は、回転可能に設けられた処理液塗布ドラム132と、用紙12の画像形成面に処理液を塗布する処理液塗布装置134と、前記処理液を乾燥する処理液乾燥装置136とを備える。これにより、用紙12の画像形成面上に薄膜の処理液層が塗布される。
処理液塗布部116と画像形成部118との間には、回転可能に設けられた第1中間搬送ドラム138が配置されている。第1中間搬送ドラム138の表面に用紙12を保持した状態で該第1中間搬送ドラム138を回転させることにより、処理液塗布部116側から供給された用紙12は、画像形成部118側へ搬送される。
画像形成部118は、回転可能に設けられた画像形成ドラム140(搬送部)と、該画像形成ドラム140により搬送される用紙12に液滴を吐出するヘッドユニット142とを備えている。ヘッドユニット142は、少なくとも基本色であるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の記録ヘッド16を備えている。各記録ヘッド16は、画像形成ドラム140の周方向に沿って配列されたラインヘッドである。これにより、用紙12の画像形成面上に塗布された処理液層上に、各色の画像を順次形成させる。なお、この処理液には、インクの溶媒中に分散した色材(顔料)及びラテックス粒子を凝集させる効果を持たせているので、用紙12上での色材流れ等を防止可能である。
画像形成部118とインク乾燥部120との間には、回転可能に設けられた第2中間搬送ドラム146が配置されている。第2中間搬送ドラム146の表面に用紙12を保持した状態で該第2中間搬送ドラム146を回転させることにより、画像形成部118側から供給された用紙12は、インク乾燥部120側へ搬送される。
インク乾燥部120は、回転可能に設けられたインク乾燥ドラム148と、用紙12の処理液層を乾燥する複数の熱風ノズル150と、複数の赤外線ヒータ(ヒータ152)とを備える。これにより、用紙12の処理液層に滞留するインクの溶媒を乾燥させる。
インク乾燥部120と画像定着部122との間には、回転可能に設けられた第3中間搬送ドラム154が配置されている。第3中間搬送ドラム154の表面に用紙12を保持した状態で該第3中間搬送ドラム154を回転させることにより、インク乾燥部120側から供給された用紙12は、画像定着部122側へ搬送される。
画像定着部122には、回転可能に設けられた画像定着ドラム156と、画像定着ドラム156の表面に近接して配置された加熱ローラ158と、該画像定着ドラム156の表面に圧接した状態で配置された定着ローラ160とを備える。これにより、処理液層で凝集するラテックス粒子が加熱・加圧されて溶融し、用紙12上に画像として固定・定着される。
上記した各工程を経て、画像形成面の画像が定着した用紙12は、画像定着ドラム156の回転により、画像定着部122の下流側に設けられた排出部124側へ搬送される。
[画像形成装置100の制御系の説明]
図11は、図10に示す画像形成装置100のシステム構成を表す電気的なブロック図である。画像形成装置100は、ヘッドドライバ14(図1参照)、ヘッドユニット142、ヒータ152(いずれも図10参照)の他、通信インターフェース162と、システムコントローラ164と、画像メモリ166と、ROM168と、モータドライバ170と、モータ172と、ヒータドライバ174と、プリント制御部176(図1の画像処理部10を含む)と、画像バッファメモリ180と、ROM182とを備える。
通信インターフェース162は、ユーザが画像形成装置100に対して画像形成の指示等を行うため等に用いられるホスト装置190とのインターフェース部である。通信インターフェース162にはUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワーク等のシリアルインターフェース、又はセントロニクス等のパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するための図示しないバッファメモリを搭載してもよい。
ホスト装置190から送出された画像信号は、通信インターフェース162を介して画像形成装置100に取り込まれ、一旦画像メモリ166に記憶される。画像メモリ166は、通信インターフェース162を介して入力された画像信号を記憶する記憶手段であり、システムコントローラ164を通じて情報の読み書きが行われる。画像メモリ166は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスク等の磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ164は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従って画像形成装置100の全体を制御する制御装置として機能すると共に、各種演算を行う演算装置として機能する。すなわち、システムコントローラ164は、通信インターフェース162、画像メモリ166、モータドライバ170、ヒータドライバ174等の各部を制御する。また、システムコントローラ164は、ホスト装置190との間の通信制御、画像メモリ166及びROM168の読み書き制御等を行う。更に、システムコントローラ164は、用紙搬送系のモータ172、ヒータ152を制御する制御信号を生成する。なお、プリント制御部176に対しては、制御信号の他に、画像メモリ166に記憶された画像信号を送信する。
ROM168には、システムコントローラ164のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。画像メモリ166は、画像信号の一時記憶領域として利用されると共に、プログラムの展開領域及びCPUの演算作業領域としても利用される。
モータドライバ170は、システムコントローラ164からの指示に従って用紙搬送系のモータ172を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ174は、システムコントローラ164からの指示に従ってヒータ152を駆動するドライバである。
一方、プリント制御部176は、CPU及びその周辺回路等から構成され、システムコントローラ164の制御に従い、画像メモリ166内の画像信号から吐出制御用の信号を生成するための各種加工、補正等の処理を行う。画像処理部10は、入力画像信号に対して、ハーフトーン処理を含む画像処理を施すことで、ドットの形成位置(インクの吐出タイミング)を示すドット画像信号を色版毎に生成する。
プリント制御部176は、画像処理部10で生成されたドット画像信号に基づいてインクの吐出データ(ヘッドユニット142のノズルに対応するアクチュエータの制御信号)を生成するインク吐出データ生成機能と、ヘッドユニット142の各ノズルに対応したアクチュエータを駆動するための駆動信号波形を生成する駆動波形生成機能とを有している。
プリント制御部176にて生成された信号(駆動波形)は、ヘッドドライバ14に供給され、ヘッドユニット142のインク吐出動作が制御される。つまり、ヘッドドライバ14は、ヘッドユニット142に対して用紙12を相対移動させた状態下、各ドットを順次形成させるようにヘッドユニット142を制御する。
プリント制御部176には画像バッファメモリ180が備えられており、プリント制御部176における画像信号の処理時に画像信号やパラメータ等のデータが画像バッファメモリ180に一時的に格納される。
プリント制御部176には、プリント制御部176のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されているROM182が接続されている。ROM182は、書き換え不能な記憶手段であってもよいが、各種のデータを必要に応じて更新する場合は、EEPROMのような書き換え可能な記憶手段を用いることが好ましい。
なお、図11例では、画像処理部10はプリント制御部176に含まれている。例えば、画像処理部10は、プリント制御部176或いはシステムコントローラ164とは別個に構成されてもよい。
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、記録ヘッド16による液滴の吐出機構として種々の方式を採ってもよい。一例として、ピエゾ素子(圧電素子)等で構成されるアクチュエータの変形によってインクの液滴を吐出する方式を適用してもよい。また、ヒータ等の発熱体を介してインクを加熱することで気泡を発生させ、その圧力で液滴を吐出するサーマルジェット方式を適用してもよい。また、記録ヘッド16は、ラインヘッドに限定されることなく、用紙12の幅方向に往復走査しながら画像を形成させるマルチパス方式であってもよい。
また、上述の実施形態ではインクジェット方式の画像形成装置を例示したが、これに限定されず、記録媒体上にドットを形成する方式(例えば、電子写真方式)であれば、本発明を適用できる。
また、上述の実施形態では、ワイドフォーマット印刷装置を例示したが、本発明の適用範囲はこれに限定されない。ワイドフォーマット以外の画像形成装置への適用も可能である。また、本発明は、グラフィックアート(印刷)用途に限らず、電子回路基板の配線描画装置、各種デバイスの製造装置、吐出用の機能性液体として樹脂液を用いるレジスト印刷装置、微細構造物形成装置等、画像パターンを形成し得る画像形成装置に種々適用できる。
10…画像処理部 12…用紙
14…ヘッドドライバ 16…記録ヘッド
18…液滴 24…ハーフトーン処理部
32…組み合わせ選択部 34…データ格納部
36…コード付与部 38…ドットサイズ決定部
44…閾値マトリクス 46…区分情報
48…サイズ対応情報 60…行列要素
62…画像領域 64…画素
66…部分領域 100…画像形成装置

Claims (8)

  1. 複数のドットサイズを有する各ドットからなる画像を形成する画像形成装置であって、
    複数種類の閾値マトリクス、及び各種類の前記閾値マトリクスにて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択する組み合わせ選択部と、
    連続調画像信号に対して前記閾値マトリクスを用いた2値化処理を施した後、オン状態である各画素に対して、該画素の位置に対応する閾値についての、前記複数の区分の属否に応じたコード値をそれぞれ付与するコード付与部と、
    前記組み合わせ選択部にて選択された前記2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、前記コード付与部により付与された2つ以上の前記コード値に基づいて、各前記画素における前記ドットサイズを決定するドットサイズ決定部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    2つ以上の前記コード値を結合規則に従って結合した結合コード及び前記ドットサイズの対応関係を示すサイズ対応情報を格納するデータ格納部を更に備え、
    前記ドットサイズ決定部は、前記コード付与部により付与された2つ以上の前記コード値を前記結合規則に従って結合し、前記データ格納部により格納された前記サイズ対応情報を参照することで前記ドットサイズを決定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記組み合わせ選択部は、前記連続調画像信号が表す階調レベルに応じて2つ以上の前記組み合わせを選択することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記組み合わせ選択部は、共通するマトリクスサイズを有する2種類以上の前記閾値マトリクスを組み合わせて選択することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記組み合わせ選択部は、閾値の一部の範囲にて配置が一致する2種類以上の前記閾値マトリクスを組み合わせて選択することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    複数のドットサイズを有する各ドットを記録媒体上に形成する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに対して前記記録媒体を相対移動させた状態下、前記ドットサイズ決定部により決定された前記ドットサイズに応じた制御信号に基づいて、前記各ドットを順次形成させるように前記記録ヘッドを制御するヘッド駆動回路と
    を更に備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 複数のドットサイズを有する各ドットからなる画像を形成する画像形成装置を用いた方法であって、
    複数種類の閾値マトリクス、及び各種類の前記閾値マトリクスにて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択する選択ステップと、
    連続調画像信号に対して前記閾値マトリクスを用いた2値化処理を施した後、オン状態である各画素に対して、該画素の位置に対応する閾値についての、前記複数の区分の属否に応じたコード値をそれぞれ付与する付与ステップと、
    選択された前記2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、付与された2つ以上の前記コード値に基づいて、各前記画素における前記ドットサイズを決定する決定ステップと
    を実行させることを特徴とする画像形成方法。
  8. 複数のドットサイズを有する各ドットからなる画像を形成する画像形成装置に、
    複数種類の閾値マトリクス、及び各種類の前記閾値マトリクスにて網羅される閾値の全範囲を複数の区分に分類する少なくとも1種類の区分情報の組み合わせの中から、2つ以上の組み合わせを選択する選択ステップと、
    連続調画像信号に対して前記閾値マトリクスを用いた2値化処理を施した後、オン状態である各画素に対して、該画素の位置に対応する閾値についての、前記複数の区分の属否に応じたコード値をそれぞれ付与する付与ステップと、
    選択された前記2つ以上の組み合わせをそれぞれ適用することで、付与された2つ以上の前記コード値に基づいて、各前記画素における前記ドットサイズを決定する決定ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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