JP5943865B2 - クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、及び圧縮機ユニット - Google Patents

クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、及び圧縮機ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP5943865B2
JP5943865B2 JP2013049490A JP2013049490A JP5943865B2 JP 5943865 B2 JP5943865 B2 JP 5943865B2 JP 2013049490 A JP2013049490 A JP 2013049490A JP 2013049490 A JP2013049490 A JP 2013049490A JP 5943865 B2 JP5943865 B2 JP 5943865B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
flow rate
compressor
cryopump
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013049490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014173819A (ja
Inventor
孝聡 松井
孝聡 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013049490A priority Critical patent/JP5943865B2/ja
Priority to CN201410085711.3A priority patent/CN104047841B/zh
Priority to TW103108146A priority patent/TWI512195B/zh
Priority to US14/206,559 priority patent/US10280913B2/en
Priority to KR1020140038552A priority patent/KR101527072B1/ko
Publication of JP2014173819A publication Critical patent/JP2014173819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5943865B2 publication Critical patent/JP5943865B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B37/00Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00
    • F04B37/06Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means
    • F04B37/08Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means by condensing or freezing, e.g. cryogenic pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B37/00Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00
    • F04B37/06Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means
    • F04B37/08Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means by condensing or freezing, e.g. cryogenic pumps
    • F04B37/085Regeneration of cryo-pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/12Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B1/26Control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/14Compression machines, plants or systems characterised by the cycle used 
    • F25B2309/1428Control of a Stirling refrigeration machine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)

Description

本発明は、クライオポンプシステム並びにその運転方法、及び、クライオポンプシステムへの使用に適する圧縮機ユニットに関する。
ヘリウム圧縮機の可変速モータの回転数をインバータで制御して、ヘリウム圧縮機の容量を変更することが知られている。この圧縮機は膨張式冷凍機に高圧のヘリウムガスを供給する。
特開2005−83214号公報
モータ回転数の制御範囲はモータの仕様によって制限される。そのため、圧縮機の容量は、制限された範囲で変更可能であるにすぎない。
極低温冷凍機の主要な用途の1つにクライオポンプがある。最近では、ウエハの大口径化を背景として、大型のクライオポンプが使用されることがある。また、省エネルギーやコスト低減のために、1台の圧縮機に対し複数台のクライオポンプが設けられることがある。複数台のクライオポンプは通例、ある大型装置の複数の場所に取り付けられ、同時に運転される。大型のクライオポンプまたは複数台のクライオポンプすべてを高出力で運転することができるよう作動ガスの最大流量は充分に大きい必要がある。その一方で、作動ガスの最小流量は、1台のクライオポンプを低出力で運転することができるよう充分に小さいことが望まれる。このように、クライオポンプシステムには広い作動ガス流量範囲が求められる。クライオポンプシステムに要求される作動ガスの流量制御範囲が圧縮機の容量制御範囲を超えてしまうかもしれない。
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、拡大された作動ガスの流量制御範囲を有するクライオポンプシステム、そうしたクライオポンプシステムの運転方法、及び、それらシステム及び方法での使用に適する圧縮機ユニットを提供することにある。
本発明のある態様によると、クライオポンプと、前記クライオポンプのための作動ガスの圧縮機と、前記圧縮機の運転周波数を制御するよう構成されている制御装置と、前記クライオポンプと前記圧縮機とを接続するガスラインと、前記ガスラインの作動ガス量を、少なくとも第1ガス量と第2ガス量とに切り換えるよう構成されているガス量調整部と、を備え、前記ガスラインが第1ガス量を有するとき、前記運転周波数の制御可能範囲は作動ガスの第1流量範囲を与え、前記ガスラインが第2ガス量を有するとき、前記制御可能範囲は作動ガスの第2流量範囲を与え、前記第2流量範囲は前記第1流量範囲と非重複部分を有することを特徴とするクライオポンプシステムが提供される。
本発明のある態様によると、クライオポンプの運転中に前記クライオポンプのための圧縮機の運転周波数を制御することと、前記制御することの間に、前記クライオポンプと前記圧縮機とを循環する作動ガス量を第1ガス量から第2ガス量に調整することと、を備え、前記第1ガス量の作動ガスが循環するとき、前記運転周波数の制御可能範囲は作動ガスの第1流量範囲を与え、前記第2ガス量の作動ガスが循環するとき、前記制御可能範囲は作動ガスの第2流量範囲を与え、前記第2流量範囲は前記第1流量範囲と非重複部分を有することを特徴とするクライオポンプシステムの運転方法が提供される。
本発明のある態様によると、極低温装置のための作動ガスの圧縮機ユニットであって、圧縮機と、前記圧縮機の運転周波数を制御するよう構成されている圧縮機コントローラと、前記圧縮機と前記極低温装置とを循環する作動ガス量を、少なくとも第1ガス量と第2ガス量とに切り換えるよう構成されているガス量調整部と、を備え、第1ガス量の作動ガスが循環するとき、前記運転周波数の制御可能範囲は作動ガスの第1流量範囲を与え、第2ガス量の作動ガスが循環するとき、前記制御可能範囲は作動ガスの第2流量範囲を与え、前記第2流量範囲は前記第1流量範囲と非重複部分を有することを特徴とする圧縮機ユニットが提供される。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システム、プログラムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、拡大された作動ガスの流量制御範囲を有するクライオポンプシステム、そうしたクライオポンプシステムの運転方法、及び、それらシステム及び方法での使用に適する圧縮機ユニットを提供することができる。
本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステムの全体構成を模式的に示す図である。 本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステムのための制御装置の構成の概略を示すブロック図である。 本発明のある実施形態に関連して、クライオポンプシステムの運転方法を説明するためのフローチャートである。 本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステムの運転方法を説明するためのフローチャートである。 本発明のある実施形態に係る運転圧力調整を概念的に説明するための図である。 本発明のある実施形態に係る運転圧力調整処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るクライオポンプシステムの全体構成を模式的に示す図である。 本発明の他の実施形態に係る運転圧力調整を概念的に説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係るクライオポンプシステムの全体構成を模式的に示す図である。 本発明の他の実施形態に係るクライオポンプシステムの全体構成を模式的に示す図である。
図1は、本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステム100の全体構成を模式的に示す図である。クライオポンプシステム100は、真空チャンバ102の真空排気をするために使用される。真空チャンバ102は、真空処理装置(例えばイオン注入装置やスパッタリング装置等の半導体製造工程で用いられる装置)に真空環境を提供するために設けられている。
クライオポンプシステム100は、1台又は複数台のクライオポンプ10を備える。クライオポンプ10は、真空チャンバ102に取り付けられて、その内部の真空度を所望のレベルにまで高めるために使用される。
クライオポンプ10は、冷凍機12を備える。冷凍機12は、例えばギフォード・マクマホン式冷凍機(いわゆるGM冷凍機)などの極低温冷凍機である。冷凍機12は、第1ステージ14及び第2ステージ16を備える二段式の冷凍機である。
冷凍機12は、1段膨張室を内部に画定する第1シリンダ18と、1段膨張室に連通する2段膨張室を内部に画定する第2シリンダ20と、を備える。第1シリンダ18と第2シリンダ20とは直列に接続されている。第1シリンダ18はモータハウジング21と第1ステージ14とを接続し、第2シリンダ20は第1ステージ14と第2ステージ16とを接続する。第1シリンダ18及び第2シリンダ20にはそれぞれ、互いに連結される第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサ(図示せず)が内蔵されている。第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサの内部には蓄冷材が組み込まれている。
冷凍機12のモータハウジング21には、冷凍機モータ22と、ガス流路切替機構23とが収容されている。冷凍機モータ22は、第1及び第2ディスプレーサ、及びガス流路切替機構23のための駆動源である。冷凍機モータ22は、第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサのそれぞれが第1シリンダ18及び第2シリンダ20の内部を往復動可能とするように第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサに接続されている。
ガス流路切替機構23は、1段膨張室及び2段膨張室での作動ガスの膨張を周期的に繰り返すために作動ガスの流路を周期的に切り替えるよう構成されている。冷凍機モータ22は、ガス流路切替機構23の可動バルブ(図示せず)を正逆運転可能とするように当該バルブに接続されている。可動バルブは例えばロータリーバルブである。
モータハウジング21には、高圧ガス入口24及び低圧ガス出口26が設けられている。高圧ガス入口24はガス流路切替機構23の高圧流路の末端に形成され、低圧ガス出口26はガス流路切替機構23の低圧流路の末端に形成されている。
冷凍機12は、高圧の作動ガス(例えばヘリウム)を内部で膨張させて第1ステージ14及び第2ステージ16に寒冷を発生させる。高圧作動ガスは圧縮機ユニット50から高圧ガス入口24を通じて冷凍機12に供給される。このとき、冷凍機モータ22は、高圧ガス入口24を膨張室につなぐようガス流路切替機構23を切り替える。冷凍機12の膨張室が高圧作動ガスで満たされると、冷凍機モータ22は膨張室を低圧ガス出口26につなぐようガス流路切替機構23を切り替える。作動ガスは断熱膨張し、低圧ガス出口26を通じて圧縮機ユニット50へと排出される。ガス流路切替機構23の動作に同期して、第1及び第2ディスプレーサは膨張室を往復動する。このような熱サイクルを繰り返すことで第1ステージ14及び第2ステージ16が冷却される。
第2ステージ16は第1ステージ14よりも低温に冷却される。第2ステージ16は例えば10K乃至20K程度に冷却され、第1ステージ14は例えば80K乃至100K程度に冷却される。第1ステージ14には第1ステージ14の温度を測定するための第1温度センサ28が取り付けられており、第2ステージ16には第2ステージ16の温度を測定するための第2温度センサ30が取り付けられている。
冷凍機12は、冷凍機モータ22の逆転運転により、いわゆる逆転昇温を提供するよう構成されている。冷凍機12は、ガス流路切替機構23の可動バルブを上述の冷却運転と逆方向に作動させることにより、作動ガスに断熱圧縮を生じさせるよう構成されている。こうして得られる圧縮熱で冷凍機12は第1ステージ14及び第2ステージ16を加熱することができる。
クライオポンプ10は、第1クライオパネル32と、第2クライオパネル34と、を備える。第1クライオパネル32は第1ステージ14に熱的に接続されるよう固定され、第2クライオパネル34は第2ステージ16に熱的に接続されるよう固定されている。第1クライオパネル32は熱シールド36とバッフル38とを備え、第2クライオパネル34を包囲する。第2クライオパネル34は表面に吸着剤を備える。第1クライオパネル32はクライオポンプハウジング40に収容されており、クライオポンプハウジング40の一端はモータハウジング21に取り付けられている。クライオポンプハウジング40の他端のフランジ部が真空チャンバ102のゲートバルブ(図示せず)に取り付けられる。クライオポンプ10それ自体は、任意の公知のクライオポンプであってもよい。
クライオポンプシステム100は、圧縮機ユニット50と、作動ガス回路70と、を備える。圧縮機ユニット50は、作動ガス回路70に作動ガスを循環させるために設けられている。作動ガス回路70は、クライオポンプ10と圧縮機ユニット50とを接続するガスライン72を備える。ガスライン72は、クライオポンプ10及び圧縮機ユニット50を含む閉じた流体回路である。
圧縮機ユニット50は、作動ガスを圧縮するための圧縮機52と、圧縮機52を動作させるための圧縮機モータ53と、を備える。また、圧縮機ユニット50は、低圧作動ガスを受け入れるための低圧ガス入口54と、高圧作動ガスを放出するための高圧ガス出口56と、を備える。低圧ガス入口54は低圧流路58を介して圧縮機52の吸入口に接続され、高圧ガス出口56は高圧流路60を介して圧縮機52の吐出口に接続されている。
圧縮機ユニット50は、第1圧力センサ62と、第2圧力センサ64と、を備える。第1圧力センサ62は低圧作動ガスの圧力を測定するために低圧流路58に設けられ、第2圧力センサ64は高圧作動ガスの圧力を測定するために高圧流路60に設けられている。なお、第1圧力センサ62及び第2圧力センサ64は、圧縮機ユニット50の外部において作動ガス回路70の適切な場所に設けられていてもよい。
ガスライン72は、圧縮機ユニット50からクライオポンプ10に作動ガスを供給するための高圧ライン76と、クライオポンプ10から圧縮機ユニット50に作動ガスを戻すための低圧ライン78とを備える。高圧ライン76は、クライオポンプ10の高圧ガス入口24と圧縮機ユニット50の高圧ガス出口56とを接続する配管である。低圧ライン78は、クライオポンプ10の低圧ガス出口26と圧縮機ユニット50の低圧ガス入口54とを接続する配管である。
圧縮機ユニット50は、クライオポンプ10から排出された低圧作動ガスを、低圧ライン78を通じて回収する。圧縮機52は、低圧作動ガスを圧縮し、高圧作動ガスを生成する。圧縮機ユニット50は、高圧作動ガスを、高圧ライン76を通じてクライオポンプ10へと供給する。
作動ガス回路70は、ガスライン72の作動ガス量を調整するためのガス量調整部74を備える。以下では、ガスライン72に収容されている作動ガスの物質量(モル)または質量を「ガス量」と呼ぶことがある。
ガス量調整部74は、バッファ容積、例えば少なくとも1つのストレージタンク80を備える。ガス量調整部74は、ストレージタンク80とガスライン72との接続流路を選択するための流路選択部82を備える。流路選択部82は、少なくとも1つの制御弁を備える。ガス量調整部74は、ストレージタンク80を流路選択部82に接続するためのタンク流路84を備える。
また、ガス量調整部74は、低圧ライン78へとストレージタンク80から作動ガスを流出させるためのガス補給路86と、高圧ライン76からストレージタンク80に作動ガスを流入させるためのガス回収路88と、を備える。ガス補給路86は、流路選択部82を低圧ライン78の第1分岐部90に接続し、ガス回収路88は、流路選択部82を高圧ライン76の第2分岐部92に接続する。
流路選択部82は、補給状態と回収状態とを選択可能に構成されている。補給状態においては、低圧ライン78とストレージタンク80との間でガス補給路86を通じて流体流通可能である一方、高圧ライン76とストレージタンク80との間で流体流通不能である。回収状態においては、逆に、高圧ライン76とストレージタンク80との間でガス回収路88を通じて流体流通可能である一方、低圧ライン78とストレージタンク80との間で流体流通不能である。
流路選択部82は、図示されるように、例えば三方弁を備える。三方弁の3つのポートがそれぞれ、タンク流路84、ガス補給路86、ガス回収路88に接続されている。こうして、流路選択部82は、タンク流路84をガス補給路86に接続して補給状態をとり、タンク流路84をガス回収路88に接続して回収状態をとることができる。
ガス量調整部74は、圧縮機ユニット50に付属して設けられており、圧縮機ユニット50の一部を構成するとみなされる。ガス量調整部74は圧縮機ユニット50に内蔵されていてもよい。代案として、ガス量調整部74は圧縮機ユニット50とは別体に構成され、ガスライン72の任意の場所に設置されてもよい。
クライオポンプシステム100は、その運転を司るための制御装置110を備える。制御装置110は、クライオポンプ10(または圧縮機ユニット50)と一体に又は別体に設置されている。制御装置110は、例えば、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、入出力インターフェース、メモリ等を備える。制御装置110は、こうした構成を備える公知のコントローラを用いることができる。制御装置110は、単一のコントローラで構成されていてもよいし、各々が同一のまたは異なる機能を奏する複数のコントローラを含んでもよい。
図2は、本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステム100のための制御装置110の構成の概略を示すブロック図である。図2は、本発明のある実施形態に関連するクライオポンプシステム100の主要部分を示す。
制御装置110は、クライオポンプ10(即ち冷凍機12)、圧縮機ユニット50、及びガス量調整部74を制御するために設けられている。制御装置110は、クライオポンプ10の運転を制御するためのクライオポンプコントローラ(以下では、CPコントローラとも呼ぶ)112と、圧縮機ユニット50の運転を制御するための圧縮機コントローラ114と、を備える。
CPコントローラ112は、クライオポンプ10の第1温度センサ28及び第2温度センサ30の測定温度を表す信号を受信するよう構成されている。CPコントローラ112は、例えば、受信した測定温度に基づいてクライオポンプ10を制御する。この場合例えば、CPコントローラ112は、第1(又は第2)クライオパネル32(34)の目標温度に第1(又は第2)温度センサ28(30)の測定温度を一致させるように冷凍機12の運転周波数を制御する。運転周波数に応じて冷凍機モータ22の回転数が制御される。
圧縮機コントローラ114は、ガスライン72に圧力制御を提供するよう構成されている。圧力制御を提供するために、圧縮機コントローラ114は、第1圧力センサ62及び第2圧力センサ64の測定圧力を表す信号を受信するよう構成されている。圧縮機コントローラ114は、圧力測定値を圧力目標値に一致させるように圧縮機52の運転周波数を制御する。運転周波数に応じて圧縮機モータ53の回転数が制御される。
また、圧縮機コントローラ114は、ガス量調整部74の流路選択部82を制御するよう構成されている。圧縮機コントローラ114は、例えば圧縮機52の運転周波数などの入力に基づいて上述の補給状態または回収状態を選択し、選択結果に応じて流路選択部82を制御する。圧縮機ユニット50及びガス量調整部74の制御の詳細については図4ないし図6を参照して後述する。
図3は、本発明のある実施形態に関連して、クライオポンプシステム100の運転方法を説明するためのフローチャートである。この運転方法は、クライオポンプ10の準備運転(S10)と、真空排気運転(S12)と、を含む。真空排気運転が、クライオポンプ10の通常運転である。準備運転は、通常運転に先行して実行される任意の運転状態を含む。CPコントローラ112は、この運転方法を適時に反復して実行する。
準備運転(S10)は例えば、クライオポンプ10の起動である。クライオポンプ10の起動は、クライオポンプ10が設置される環境温度(例えば室温)から極低温にクライオパネル32、34を冷却するクールダウンを含む。クールダウンの目標冷却温度は、真空排気運転のために設定される標準的な運転温度である。その標準運転温度は上述のように、第1クライオパネル32については例えば80K乃至100K程度の範囲から、第2クライオパネル34については例えば10K乃至20K程度の範囲から、選択される。
準備運転(S10)は、クライオポンプ10の再生であってもよい。再生は、今回の真空排気運転の終了後に、次回の真空排気運転の準備のために実行される。再生は、第1及び第2クライオパネル32、34を再生するいわゆるフル再生、または第2クライオパネル34を再生する部分再生である。
再生は、昇温工程、排出工程、及び冷却工程を含む。昇温工程は、上記の標準運転温度よりも高温である再生温度にクライオポンプ10を昇温することを含む。フル再生の場合、再生温度は例えば室温またはそれよりいくらか高い温度である(例えば約290Kないし約300K)。昇温工程のための熱源は例えば、冷凍機12の逆転昇温、及び/または冷凍機12に付設されるヒータ(図示せず)である。
排出工程は、クライオパネル表面から再気化した気体をクライオポンプ10の外部へ排出することを含む。再気化した気体は、必要に応じて導入されるパージガスとともにクライオポンプ10から排出される。排出工程においては、冷凍機12の運転は停止されている。冷却工程は、真空排気運転を再開するためにクライオパネル32、34を再冷却することを含む。冷却工程は、冷凍機12の運転状態としては、起動のためのクールダウンと同様である。
準備運転期間はクライオポンプ10のダウンタイム(つまり、真空排気運転の休止期間)にあたるため、なるべく短いことが好ましい。一方、通常の真空排気運転は標準運転温度を保つための定常的な運転状態である。そのため、通常運転に比べて準備運転は、クライオポンプ10(即ち冷凍機12)への負荷が大きくなる。例えば、クールダウン運転は通常運転よりも高い冷凍能力を冷凍機12に要求する。同様に、逆転昇温運転は高い昇温能力を冷凍機12に要求する。よって、たいていの場合、準備運転において冷凍機モータ22は、かなり高い回転数(例えば、許容される最高の回転数の近傍)で運転される。
クライオポンプ10の準備運転に並行して、圧縮機ユニット50の準備運転が行われてもよい。圧縮機ユニット50の準備運転は、本発明のある実施形態に係るガス量調整のための準備動作を含んでもよい。この準備動作は、ストレージタンク80の圧力を初期圧に復元するためのリセット動作を含んでもよい。この初期圧は、作動ガス回路70への作動ガスの封入圧にあたる。
リセット動作のために、圧縮機コントローラ114は、圧縮機ユニット50の運転が停止されガスライン72の高圧と低圧とが概ね均一化されているときに、ストレージタンク80をガスライン72に開放する。こうして圧縮機ユニット50の高圧と低圧との中間圧にストレージタンク80を復元することができる。準備動作は、冷凍機12の運転停止期間(例えば、再生の排出工程)に行われる。
真空排気運転(S12)は、真空チャンバ102からクライオポンプ10へ向かって飛来する気体分子を、極低温に冷却されたクライオパネル32、34の表面に凝縮又は吸着により捕捉する運転状態である。第1クライオパネル32(例えばバッフル38)には、その冷却温度で蒸気圧が充分に低くなる気体(例えば水分など)が凝縮される。バッフル38の冷却温度では蒸気圧が充分に低くならない気体はバッフル38を通過して熱シールド36へと進入する。第2クライオパネル34には、その冷却温度で蒸気圧が充分に低くなる気体(例えばアルゴンなど)が凝縮される。第2クライオパネル34の冷却温度でも蒸気圧が充分に低くならない気体(例えば水素など)は、第2クライオパネル34の吸着剤に吸着される。このようにしてクライオポンプ10は真空チャンバ102の真空度を所望のレベルに到達させることができる。
図4は、本発明のある実施形態に係るクライオポンプシステム100の運転方法を説明するためのフローチャートである。図4に示される方法は、圧縮機ユニット50の運転に関連する。この運転方法は、圧力制御(S20)と、運転圧力調整(S22)と、を含む。圧縮機コントローラ114は、この運転方法を適時に反復して実行する。
圧力制御(S20)は、調整された作動ガス量のもとで、圧力測定値を圧力目標値に一致させるように圧縮機52の運転周波数を制御する処理である。この圧力制御は、クライオポンプ10の準備運転または真空排気運転に並行して継続的に実行される。
圧力目標値は例えば、圧縮機52の高圧と低圧との差圧の目標値である。この場合、圧縮機コントローラ114は、第1圧力センサ62の測定圧と第2圧力センサ64の測定圧との差圧を差圧目標値に一致させるように圧縮機52の運転周波数を制御する差圧一定制御を実行する。なお圧力目標値は、圧力制御の実行中に変更されてもよい。
圧力制御によれば、冷凍機12の所要ガス量に応じて圧縮機モータ53の回転数を適切に調整することができるので、クライオポンプシステム100の消費電力の低減に役立つ。また、差圧によって冷凍機12の冷凍能力が決まるので、差圧一定制御によれば、冷凍機12を目標の冷凍能力に維持することができる。よって、差圧一定制御は、冷凍機12の冷凍能力の維持とシステムの消費電力低減とを両立できるという点で、クライオポンプシステム100に特に好適である。
代案として、圧力目標値は、高圧目標値(または低圧目標値)であってもよい。この場合、圧縮機コントローラ114は、第2圧力センサ64(または第1圧力センサ62)の測定圧を高圧目標値(または低圧目標値)に一致させるように圧縮機モータ53の回転数を制御する高圧一定制御(または低圧一定制御)を実行する。
運転圧力調整(S22)は、圧縮機ユニット50の運転圧力を調整する処理である。運転圧力調整(S22)の一例は図5及び図6を参照して後述する。
運転圧力調整は、圧縮機ユニット50の吐出流量を制御するために行われる。圧縮機ユニット50の吐出流量は、圧縮機52の行程容積、圧縮機モータ53の回転数、圧縮機ユニット50の吸入圧力に依存する(概ね比例する)。運転圧力調整は、これらの吐出流量に影響する因子のうち圧縮機52の吸入圧力を変更することに相当する。
運転圧力は、ガスライン72の作動ガス量(すなわち、クライオポンプ10と圧縮機ユニット50とを循環するガス量)を変えることによって調整される。ガスライン72の容積は実質的に一定である。よって、ガスライン72のガス量を減少させると運転圧力は低下する。逆に、ガスライン72のガス量を増加させると運転圧力は増加する。
まず、図5を参照して、本実施形態に係る運転圧力調整を概念的に説明する。図5の縦軸は運転圧力(圧縮機ユニット50の吸入圧力)を表す。運転圧力はガスライン72のガス量によって決まるので、図5の縦軸はガス量を表すとも言える。横軸は流量(圧縮機ユニット50の吐出流量)を表す。
図5には、2つの運転モード、すなわち高圧モードと低圧モードが代表的に示されている。ある実施形態においては、高圧モードはクライオポンプシステム100の標準の運転状態で使用され、低圧モードは標準の運転状態よりも低負荷の運転状態で使用される。
高圧モードにおいては、ガスライン72の作動ガス量が第1ガス量G1に調整されている。このときの圧縮機ユニット50の吸入圧力を第1圧力P1と表す。また、ガスライン72が第1ガス量G1を有するとき、圧縮機ユニット50の吐出流量は第1流量範囲Q1をとる。第1流量範囲Q1は、圧縮機ユニット50の運転周波数の制御可能範囲によって定まる。
低圧モードにおいては、ガスライン72の作動ガス量が第2ガス量G2に調整されている。このときの圧縮機ユニット50の吸入圧力を第2圧力P2と表す。第2ガス量G2は第1ガス量G1より小さく、従って第2圧力P2は第1圧力P1より小さい。また、ガスライン72が第2ガス量G2を有するとき、圧縮機ユニット50の吐出流量は第2流量範囲Q2をとる。第2流量範囲Q2は、圧縮機ユニット50の運転周波数の制御可能範囲によって定まる。
運転周波数の制御可能範囲は例えば、圧縮機ユニット50の仕様により予め定められている。この制御可能範囲は例えば圧縮機モータ53の取り得る回転数範囲に対応する。制御可能範囲の上限をZH、下限をZLと表すとき、第1流量範囲Q1の上限流量H1は運転周波数上限ZHにより与えられ、下限流量L1は運転周波数下限ZLにより与えられる。同様に、第2流量範囲Q2の上限流量H2及び下限流量L2はそれぞれ運転周波数上限ZH及び運転周波数下限ZLにより与えられる。第1流量範囲Q1の上限流量H1は第2流量範囲Q2の上限流量H2より大きく、第1流量範囲Q1の下限流量L1は第2流量範囲Q2の下限流量L2より大きい。
ここで、制御可能範囲は仕様上取り得る最大の範囲をいう。よって、圧縮機ユニット50はそれよりも狭い運転周波数範囲で制御されてもよい。その場合、高圧モードの流量範囲は、第1流量範囲Q1に包含され、第1流量範囲Q1より狭い範囲となる。低圧モードについても同様である。したがって、高圧モードにおける運転周波数の制御範囲が、低圧モードにおける運転周波数の制御範囲と異なっていてもよい。
本実施形態においては、第1流量範囲Q1と第2流量範囲Q2とは部分的に重なり合っている。したがって、第1流量範囲Q1は、第1流量範囲Q1が第2流量範囲Q2と重なり合っていない第1非重複部分W1と、第1流量範囲Q1が第2流量範囲Q2と重なっている重複部分W2と、に分けられる。第1非重複部分W1は流量H2から流量H1までの流量範囲であり、重複部分W2は流量L1から流量H2までの流量範囲である。第1流量範囲Q1においては、第2流量範囲Q2の上限流量H2に等しい流量が運転周波数Aにより与えられる。
同様に、第2流量範囲Q2は、重複部分W2と、第2流量範囲Q2が第1流量範囲Q1と重なり合っていない第2非重複部分W3と、に分けられる。第2非重複部分W3は流量L2から流量L1までの流量範囲である。第2流量範囲Q2においては、第1流量範囲Q1の下限流量L1に等しい流量が運転周波数Bにより与えられる。
本実施形態においては、圧縮機ユニット50の運転周波数に基づいて運転モードが切り換えられる。冷凍機12(図1参照)への熱負荷が低下したときやクライオポンプ10が再生されるとき、冷凍機12の運転周波数が低下するか冷凍機12の運転が停止される。冷凍機12の所要ガス量が少なくなるので、ガスライン72の差圧が拡大する。差圧を目標値に近づけるように圧縮機ユニット50の運転周波数が低下する。こうして高圧モードにおいて運転周波数が低下したとき、図5に一点鎖線の矢印Eで示すように、高圧モードから低圧モードに運転モードが切り換えられる。具体的には、高圧モードにおいて圧縮機ユニット50の運転周波数が、制御可能範囲のうち重複部分W2に対応する領域(すなわち運転周波数下限ZLから運転周波数Aまでの領域)にあるとき、運転モードが低圧モードに切り換えられる。
また、冷凍機12への熱負荷が大きくなったときや冷凍機12の高出力運転が要求されるとき、冷凍機12の運転周波数が上昇し、これに応じて圧縮機ユニット50の運転周波数も上昇する。こうして低圧モードにおいて運転周波数が上昇したとき、図5に二点鎖線の矢印Fで示すように、低圧モードから高圧モードに運転モードが切り換えられる。具体的には、低圧モードにおいて圧縮機ユニット50の運転周波数が、制御可能範囲のうち重複部分W2に対応する領域(すなわち運転周波数Bから運転周波数上限ZHまでの領域)にあるとき、運転モードが高圧モードに切り換えられる。
図6は、本発明のある実施形態に係る運転圧力調整処理を説明するためのフローチャートである。上述のように、運転圧力調整(図4のS22)のために、圧縮機コントローラ114は、圧縮機ユニット50の運転周波数に基づいて流路選択部82を制御する。それにより、ガスライン72の作動ガス量が調整され、圧縮機ユニット50の運転圧力が制御される。
図6に示される処理において、圧縮機コントローラ114は、圧縮機ユニット50の運転周波数を参照する(S30)。圧力制御(図4のS20)において制御周期ごとに運転周波数が演算され、現在及び前回以前の運転周波数が圧縮機コントローラ114またはこれに付随する記憶部に記憶されている。
圧縮機コントローラ114は、運転周波数に基づいて、運転圧力調整の要否を判定する(S32)。圧縮機コントローラ114は、現在の運転周波数がモード移行領域にあるか否かを判定する。運転周波数がモード移行領域にある場合、圧縮機コントローラ114は、圧力調整を要すると判定する。運転周波数がモード移行領域にない場合、圧縮機コントローラ114は、圧力調整が不要であると判定する。現在の運転周波数のみを参照することに代えて、圧縮機コントローラ114は、現在までの所定時間にわたって運転周波数がモード移行領域に留まっているか否かを判定してもよい。
モード移行領域は、運転周波数の制御範囲のうち重複部分W2(図5参照)に対応する周波数領域から選択される。モード移行領域は運転モードによって異なっていてもよい。高圧モードの移行領域(すなわち、高圧モードから低圧モードへの切換を判定するためのモード移行領域)は、運転周波数下限ZLを含む領域であり、例えば運転周波数下限ZLであってもよい。低圧モードの移行領域は、運転周波数上限ZHを含む領域であり、例えば運転周波数上限ZHであってもよい。このように、高圧モードの移行領域と低圧モードの移行領域とは互いに重ならないように設定されている。
運転圧力調整の要否判定(S32)に続いて、圧縮機コントローラ114は、タンク接続流路選択を実行する(S34)。圧力調整を要すると判定されている場合には、圧縮機コントローラ114は、ストレージタンク80のガスライン72への接続流路を切り替える。一方、圧力調整が不要と判定されている場合には、圧縮機コントローラ114は、ストレージタンク80のガスライン72への接続流路をそのまま保持する。
高圧モードから低圧モードに切り換える場合には、圧縮機コントローラ114は、ガス補給路86を遮断し、ガス回収路88を開くよう流路選択部82を制御する(図1参照)。こうして流路選択部82はストレージタンク80を高圧ライン76につなぐ。ストレージタンク80は高圧ライン76に対する低圧ガス源として作用する。作動ガスが高圧ライン76からガス回収路88へと排出され、ストレージタンク80へと回収される。こうして、ガスライン72の作動ガス量は、第1ガス量G1から第2ガス量G2へと減少される。ガス量の減少に応じて圧縮機ユニット50の運転圧力が低下する。一方、ストレージタンク80は高圧ライン76から作動ガスが充填され、昇圧される。
低圧モードから高圧モードに切り換える場合には、圧縮機コントローラ114は、ガス回収路88を遮断し、ガス補給路86を開くよう流路選択部82を制御する。こうして流路選択部82はストレージタンク80を低圧ライン78につなぐ。ストレージタンク80は低圧ライン78に対する高圧ガス源として作用する。ストレージタンク80に貯留されている作動ガスがガス補給路86を通じて低圧ライン78に補給される。ガスライン72の作動ガス量は、第2ガス量G2から第1ガス量G1へと増加される。ガス量の増加に応じて圧縮機ユニット50の運転圧力が上昇する。ストレージタンク80から低圧ライン78に作動ガスが放出され、ストレージタンク80は降圧される。
このようにして、運転圧力調整(図4のS22)は終了する。これ以降は、調整された運転圧力のもとで圧力制御(図4のS20)が実行される。なお、運転圧力調整のために開放されたガス補給路86またはガス回収路88は、次回の調整までそのまま開放されていてもよいし、それ以前に適時に閉鎖されてもよい。
なお、圧縮機コントローラ114は、運転周波数に代えて、作動ガス回路70の測定圧から運転圧力調整の要否を判定してもよい。運転周波数が上限または下限に到達した状態が継続するとき、圧力制御に使用される測定値がその目標値から乖離すると考えられる。したがって、圧縮機コントローラ114は、作動ガス回路70の測定圧に基づく場合にも同様にして、運転圧力調整の要否を適切に判定することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第2流量範囲Q2は、第1流量範囲Q1に重なり合わない第2非重複部分W3を有する。そのため、第1流量範囲Q1に第2流量範囲Q2を組み合わせることにより、個々の流量範囲よりも広い流量範囲を得ることができる。ガス量調整部74を用いて高圧モードと低圧モードとを切り換えることにより、第2流量範囲Q2の下限流量L2から第1流量範囲Q1の上限流量H1までの広い範囲で圧縮機ユニット50の吐出流量を制御することができる。圧縮機ユニット50の仕様上の制限を超えて、拡大された作動ガス流量制御範囲をクライオポンプシステム100に提供することができる。
代案として、流量制御範囲を広げるために、運転周波数の制御可能範囲を広げることも考えられる。しかし、実際上、制御可能範囲の下限ZLを引き下げることは容易ではないかもしれない。圧縮機ユニット50は、潤滑を要する摺動部分を圧縮機52及び/または圧縮機モータ53に有する。圧縮機ユニット50が運転周波数下限ZLより低速で運転されるとき、潤滑が不十分になりうる。例えば、潤滑油膜が摺動部分に形成されにくくなるかもしれない。そのため、運転周波数下限ZLより低速においては充分な信頼性を保証することが難しいかもしれない。したがって、本実施形態には、運転周波数の制御可能範囲を広げることなく、低圧モードへの切換によって低流量範囲を確保することができるという利点がある。
本実施形態によると、重複部分W2に対応する運転周波数領域で運転モードが切り換えられる。重複部分W2においては切換前後の運転モード双方で同一の流量を実現可能である。これは、運転モードを円滑に切り換えることに役立つ。例えば、高圧モードから低圧モードに切り換えるとき、圧縮機ユニット50の運転周波数を下限ZLから値Bに変更することで同一の吐出流量を継続することができる。よって、クライオポンプシステム100の運転状態に大きな影響を与えることなく運転モードを切り換えることができる。
円滑な切換のために、ガス量調整部74は、オリフィスなどの絞りを備えてもよい。この絞りは制御弁に直列に配置される。例えば、ガス補給路86及びガス回収路88のそれぞれに絞りが設けられる。このようにすれば、ガスライン72とストレージタンク80との間で作動ガスが流通するときの圧力変化を緩やかにすることができる。つまり、圧縮機ユニット50の運転圧力をゆっくりと変えることができる。
あるいは、円滑な切換のために、圧縮機コントローラ114は、運転モードを切り換えるときに運転周波数の変化速度を制限してもよい。高圧モードと低圧モードとで同一流量に対応する運転周波数の値はしばしば大きく異なるから、運転モードを切り換えたときに運転周波数が急激に変化するかもしれない。そこで、運転周波数の変化速度を一時的に制限することにより、そのような急変を防ぐことができる。
また、本実施形態によると、ストレージタンク80に高圧ガスを回収することによって高圧モードが低圧モードに切り換えられ、回収した高圧ガスをガスライン72に戻すことによって低圧モードが高圧モードに切り換えられる。したがって、本実施形態では高圧ガスを有効に利用することができる。これに対して、圧縮機にバイパス流路が設けられている場合には、バイパス流路に抜ける高圧ガスは無駄に消費されてしまう。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
ガス量調整部74は、図1に示す具体的な構成には限られない。例えば、図7に示すように、流路選択部82は、複数の制御弁を備えてもよい。図示されるように、流路選択部82は、第1制御弁120と第2制御弁122とを備える。第1制御弁120及び第2制御弁122は二方弁である。第1制御弁120はガス補給路86の中途に設けられ、ガス補給路86はストレージタンク80を低圧ライン78に接続する。第2制御弁122はガス回収路88の中途に設けられ、ガス回収路88はストレージタンク80を高圧ライン76に接続する。
また、ガス量調整部74は、ガスライン72の作動ガス量を、第1ガス量G1及び第2ガス量G2を含む3以上のガス量のいずれかに調整するよう構成されていてもよい。この場合、ガスライン72の作動ガス量がそれら3以上のガス量のうちの1つであるとき、運転周波数の制御可能範囲は当該1つに対応する作動ガスの流量範囲を与える。この流量範囲は、3以上のガス量のうちの他の1つに対応する作動ガスの流量範囲と非重複部分を有する。制御装置110は、ガスライン72の作動ガス量を3以上のガス量のいずれかに調整するようガス量調整部74を制御する。
図8は、本発明の他の実施形態に係る運転圧力調整を概念的に説明するための図である。図8には、3つの運転モード、すなわち高圧モード、中間圧モード、及び低圧モードが示されている。高圧モードと低圧モードとの圧力差を大きくするとともに中間圧モードを追加することにより、流量制御範囲をさらに大きくすることができる。
図8に示す高圧モード及び低圧モードにおいてはそれぞれ、ガスライン72の作動ガス量が第1ガス量G1及び第2ガス量G2に調整されている。そのため、高圧モード及び低圧モードはそれぞれ、第1流量範囲Q1及び第2流量範囲Q2を与える。ただし、図8に示すように、第1流量範囲Q1と第2流量範囲Q2とは重なり合っていない。
中間圧モードにおいては、ガスライン72の作動ガス量が第3ガス量G3に調整されている。このときの圧縮機ユニット50の吸入圧力を第3圧力P3と表す。第3ガス量G3は第1ガス量G1と第2ガス量G2との中間であり、従って第3圧力P3は第1圧力P1と第2圧力P2との中間である。ガスライン72が第3ガス量G3を有するとき、圧縮機ユニット50の吐出流量は第3流量範囲Q3となる。第3流量範囲Q3は、圧縮機ユニット50の運転周波数の制御可能範囲によって定まる。第3流量範囲Q3の大流量の部分は第1流量範囲Q1と重なり合っていてもよい。第3流量範囲Q3の小流量の部分は第2流量範囲Q2と重なり合っていてもよい。
図9には、3つの運転モードを切替可能に構成されているクライオポンプシステム100を例示する。クライオポンプシステム100には、第1ガス量調整部124と第2ガス量調整部126とが並列に設けられている。第1ガス量調整部124及び第2ガス量調整部126はそれぞれ、図1に示すガス量調整部74または図7に示すガス量調整部74と同様の構成を備えていてもよい。
第1ガス量調整部124は、ガスライン72の作動ガス量を第1ガス量G1と第3ガス量G3とに切り換えるために設けられている。第2ガス量調整部126は、ガスライン72の作動ガス量を第3ガス量G3と第2ガス量G2とに切り換えるために設けられている。よって、第1ガス量調整部124を使用して高圧モードと中間圧モードとを切り換え、第2ガス量調整部126を使用して中間圧モードと低圧モードとを切り換えることができる。更なるガス量調整部を第1ガス量調整部124及び第2ガス量調整部126に並列に追加することにより、4つ以上の運転モードを切替可能にクライオポンプシステム100を構成してもよい。
ある実施形態においては、ガス量調整部74の流路選択部82は流量制御弁を備えてもよい。また、ガス量調整部74は、ストレージタンク80のガス圧を測定するためのタンク圧センサを備えてもよい。圧縮機コントローラ114は、ストレージタンク80のガス圧を制御するように、タンク圧センサの測定圧に基づいて流量制御弁を制御するよう構成されていてもよい。このようにすれば、ガスライン72のガス量を制御し、所望の運転圧力で圧縮機ユニット50を運転することができる。つまり、多数の運転モードを切替可能であるようにガス量調整部74を構成することができる。
また、クライオポンプシステム100は、図10に示すように、複数のクライオポンプ10を備えてもよい。複数のクライオポンプ10は、圧縮機ユニット50及びガス量調整部74に対して並列に設けられている。クライオポンプ10の台数が多いほど、クライオポンプシステム100には広い作動ガス流量範囲が求められる。よって、本発明は、複数のクライオポンプ10を備えるクライオポンプシステム100に好適である。
ある実施例においては、クライオポンプ10に代えて、冷凍機12を備える極低温装置が設けられていてもよい。本発明のある実施形態に係るガス量調整がこうした極低温装置を備える極低温システムにも適用しうることは、当業者に明らかである。
10 クライオポンプ、 12 冷凍機、 50 圧縮機ユニット、 52 圧縮機、 72 ガスライン、 74 ガス量調整部、 76 高圧ライン、 80 ストレージタンク、 82 流路選択部、 100 クライオポンプシステム、 110 制御装置、 114 圧縮機コントローラ。

Claims (6)

  1. クライオポンプと、
    前記クライオポンプのための作動ガスの圧縮機と、
    前記圧縮機の運転周波数を制御するよう構成されている制御装置と、
    前記クライオポンプと前記圧縮機とを接続するガスラインと、
    前記ガスラインの作動ガス量を、少なくとも第1ガス量と第2ガス量とに切り換えるよう構成されているガス量調整部と、を備え、
    前記ガスラインが第1ガス量を有するとき、前記運転周波数の制御可能範囲は作動ガスの第1流量範囲を与え、前記ガスラインが第2ガス量を有するとき、前記制御可能範囲は作動ガスの第2流量範囲を与え、前記第2流量範囲は前記第1流量範囲と非重複部分を有することを特徴とするクライオポンプシステム。
  2. 前記第1流量範囲は、前記第2流量範囲と重複部分を有し、
    前記制御装置は、前記重複部分に対応する前記制御可能範囲の領域で前記第1ガス量と前記第2ガス量とを切り換えるよう前記ガス量調整部を制御することを特徴とする請求項1に記載のクライオポンプシステム。
  3. 前記ガスラインは、前記圧縮機から前記クライオポンプに作動ガスを供給するための高圧ラインを備え、
    前記ガス量調整部は、前記高圧ラインから作動ガスを回収するためのストレージタンクと、前記ストレージタンクと前記高圧ラインとの間に設けられている制御弁と、を備え、
    前記制御装置は、前記第1ガス量の一部を前記高圧ラインから前記ストレージタンクに回収し前記ガスラインが前記第2ガス量を有するように前記制御弁を制御することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  4. 前記クライオポンプシステムは、複数のクライオポンプを備え、
    前記ガスラインは、前記複数のクライオポンプを前記圧縮機に並列に接続することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のクライオポンプシステム。
  5. クライオポンプの運転中に前記クライオポンプのための圧縮機の運転周波数を制御することと、
    前記制御することの間に、前記クライオポンプと前記圧縮機とを循環する作動ガス量を第1ガス量から第2ガス量に調整することと、を備え、
    前記第1ガス量の作動ガスが循環するとき、前記運転周波数の制御可能範囲は作動ガスの第1流量範囲を与え、前記第2ガス量の作動ガスが循環するとき、前記制御可能範囲は作動ガスの第2流量範囲を与え、前記第2流量範囲は前記第1流量範囲と非重複部分を有することを特徴とするクライオポンプシステムの運転方法。
  6. 極低温装置のための作動ガスの圧縮機ユニットであって、
    圧縮機と、
    前記圧縮機の運転周波数を制御するよう構成されている圧縮機コントローラと、
    前記圧縮機と前記極低温装置とを循環する作動ガス量を、少なくとも第1ガス量と第2ガス量とに切り換えるよう構成されているガス量調整部と、を備え、
    第1ガス量の作動ガスが循環するとき、前記運転周波数の制御可能範囲は作動ガスの第1流量範囲を与え、第2ガス量の作動ガスが循環するとき、前記制御可能範囲は作動ガスの第2流量範囲を与え、前記第2流量範囲は前記第1流量範囲と非重複部分を有することを特徴とする圧縮機ユニット。
JP2013049490A 2013-03-12 2013-03-12 クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、及び圧縮機ユニット Active JP5943865B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013049490A JP5943865B2 (ja) 2013-03-12 2013-03-12 クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、及び圧縮機ユニット
CN201410085711.3A CN104047841B (zh) 2013-03-12 2014-03-10 低温泵***、低温泵***的运行方法以及压缩机单元
TW103108146A TWI512195B (zh) 2013-03-12 2014-03-10 Cryogenic pump system, cryopump system operation method and compressor unit
US14/206,559 US10280913B2 (en) 2013-03-12 2014-03-12 Cryopump system, method of operating the same, and compressor unit
KR1020140038552A KR101527072B1 (ko) 2013-03-12 2014-03-12 크라이오펌프 시스템, 크라이오펌프 시스템의 운전방법, 및 압축기유닛

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013049490A JP5943865B2 (ja) 2013-03-12 2013-03-12 クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、及び圧縮機ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014173819A JP2014173819A (ja) 2014-09-22
JP5943865B2 true JP5943865B2 (ja) 2016-07-05

Family

ID=51501123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013049490A Active JP5943865B2 (ja) 2013-03-12 2013-03-12 クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、及び圧縮機ユニット

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10280913B2 (ja)
JP (1) JP5943865B2 (ja)
KR (1) KR101527072B1 (ja)
CN (1) CN104047841B (ja)
TW (1) TWI512195B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7127901B2 (en) * 2001-07-20 2006-10-31 Brooks Automation, Inc. Helium management control system
JP6410589B2 (ja) * 2014-12-17 2018-10-24 住友重機械工業株式会社 クライオポンプ、クライオポンプの制御方法、及び冷凍機
JP6632917B2 (ja) * 2016-03-16 2020-01-22 住友重機械工業株式会社 可動テーブル冷却装置及び可動テーブル冷却システム
JP6534358B2 (ja) * 2016-03-22 2019-06-26 住友重機械工業株式会社 クライオポンプ、クライオポンプ制御装置及びクライオポンプ制御方法
CA2969978C (en) * 2016-06-24 2019-07-02 Universidad De Zaragoza System and method for improving the liquefaction rate in cryocooler- based cryogen gas liquefiers
JP2018127929A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機のための圧縮機ユニット、及びクライオポンプシステム
CN106979640B (zh) * 2017-03-16 2018-10-02 中国科学院理化技术研究所 一种氦气螺杆压缩机的控制方法
JP6944387B2 (ja) * 2018-01-23 2021-10-06 住友重機械工業株式会社 極低温冷却システム
JP6886412B2 (ja) * 2018-01-29 2021-06-16 住友重機械工業株式会社 極低温冷却システム
JP7201447B2 (ja) * 2019-01-15 2023-01-10 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機の起動方法
KR102602814B1 (ko) * 2021-06-04 2023-11-17 한국기계연구원 극저온 펌프 시스템 및 극저온 펌프 시스템 제어방법

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143179A (ja) * 1982-02-19 1983-08-25 Jeol Ltd クライオポンプの制御装置
JPH0721358B2 (ja) * 1987-01-30 1995-03-08 株式会社日立製作所 極低温液化冷凍装置
JPH0315676A (ja) * 1989-06-13 1991-01-24 Daikin Ind Ltd マルチ式極低温冷凍機
FR2713760B1 (fr) * 1993-12-07 1996-03-08 Schlumberger Ind Sa Procédé et dispositif de surveillance de l'évolution de la valeur courante d'un débit de fluide dans un compteur de fluide.
US5537828A (en) * 1995-07-06 1996-07-23 Praxair Technology, Inc. Cryogenic pump system
JP3573384B2 (ja) * 1996-02-20 2004-10-06 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍装置
JPH1073333A (ja) * 1996-08-29 1998-03-17 Sumitomo Heavy Ind Ltd 極低温冷却装置
US6116032A (en) * 1999-01-12 2000-09-12 Applied Materials, Inc. Method for reducing particulate generation from regeneration of cryogenic vacuum pumps
US6530237B2 (en) * 2001-04-02 2003-03-11 Helix Technology Corporation Refrigeration system pressure control using a gas volume
US20030000924A1 (en) * 2001-06-29 2003-01-02 Tokyo Electron Limited Apparatus and method of gas injection sequencing
JP3754992B2 (ja) * 2001-08-03 2006-03-15 住友重機械工業株式会社 マルチシステム冷凍機の運転方法、装置及び冷凍装置
US20030123972A1 (en) * 2001-10-09 2003-07-03 Quetel Ralph L. Method of standardizing compressor design
JP2003336923A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Central Japan Railway Co 極低温冷凍装置
KR20050058363A (ko) * 2002-08-20 2005-06-16 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 극저온 냉동기
JP3976649B2 (ja) * 2002-08-26 2007-09-19 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍装置、及び、その運転方法
JP2005083214A (ja) 2003-09-05 2005-03-31 Daikin Ind Ltd 圧縮機ユニット
CN101790644A (zh) * 2007-08-28 2010-07-28 佳能安内华股份有限公司 低温泵***
JP2009121786A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Ihi Corp 極低温冷凍装置とその制御方法
GB2455737B (en) 2007-12-19 2010-08-11 Siemens Magnet Technology Ltd Variable charge compressor
JP4686572B2 (ja) * 2008-05-14 2011-05-25 住友重機械工業株式会社 クライオポンプ、真空排気システム、及びその診断方法
JP5356983B2 (ja) * 2009-11-18 2013-12-04 大陽日酸株式会社 極低温冷凍装置及びその運転方法
KR101342455B1 (ko) * 2010-10-08 2013-12-17 스미토모 크라이어제닉스 오브 아메리카 인코포레이티드 고속 냉각 극저온 냉동기
JP5669658B2 (ja) * 2011-04-11 2015-02-12 住友重機械工業株式会社 クライオポンプシステム、圧縮機、及びクライオポンプの再生方法
US9546647B2 (en) * 2011-07-06 2017-01-17 Sumitomo (Shi) Cryogenics Of America Inc. Gas balanced brayton cycle cold water vapor cryopump

Also Published As

Publication number Publication date
CN104047841B (zh) 2016-02-03
KR20140112000A (ko) 2014-09-22
US20140260339A1 (en) 2014-09-18
TWI512195B (zh) 2015-12-11
CN104047841A (zh) 2014-09-17
US10280913B2 (en) 2019-05-07
KR101527072B1 (ko) 2015-06-09
TW201437483A (zh) 2014-10-01
JP2014173819A (ja) 2014-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5943865B2 (ja) クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、及び圧縮機ユニット
JP5868224B2 (ja) クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、及び圧縮機ユニット
JP5738174B2 (ja) クライオポンプシステム、極低温システム、圧縮機ユニットの制御装置及びその制御方法
JP6067423B2 (ja) 極低温冷凍装置、クライオポンプ、核磁気共鳴画像装置、及び極低温冷凍装置の制御方法
KR101280987B1 (ko) 크라이오펌프 시스템 및 그 제어방법
JP6053551B2 (ja) クライオポンプ、及びクライオポンプの運転方法
TWI599720B (zh) Cryogenic pump system, and cryogenic pump system operation method
TW201623794A (zh) 低溫泵、低溫泵的控制方法及冷凍機
WO2019163742A1 (ja) 極低温冷凍機
JP2018127929A (ja) 極低温冷凍機のための圧縮機ユニット、及びクライオポンプシステム
JP2021063508A (ja) クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、冷凍機システム、および冷凍機システムの運転方法
KR102602814B1 (ko) 극저온 펌프 시스템 및 극저온 펌프 시스템 제어방법
JP2017214936A (ja) クライオポンプシステム、及びクライオポンプシステムの運転方法
JP6861922B1 (ja) 冷凍機の制御方法、冷凍機の制御プログラム及び冷凍機
KR20070107858A (ko) 냉장고
JP2019173756A (ja) クライオポンプシステム、クライオポンプシステムの運転方法、冷凍機システム、および冷凍機システムの運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5943865

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150