JP5941630B2 - カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、補助光を用いて焦点検出を行う焦点調節機能を有するカメラに関する。
カメラのオートフォーカスには、アクティブ式とパッシブ式の2種類があり、アクティブ式は測距時に光を投射するが、コントラストAF方式等のパッシブ式は投射しない方式である。しかし、パッシブ式であっても被写体が暗い場合やローコントラストの場合には測距不能となることから、補助光を使用して焦点調節を行うことが一般的である。例えば、特許文献1には、補助光を使用しないで焦点検出を行い、検出不能であった場合には、補助光を照射しながら、再度、焦点検出を行うオートフォーカスカメラが開示されている。
特開平8−327888号公報
前述の特許文献1に開示のオートフォーカスカメラでは、最初の焦点調節時に補助光を使用しないで焦点検出を行い、被写体が低輝度または低コントラスであるために検出不能と判断された場合、補助光を使用しながら再度焦点検出を行っている。この場合には、焦点検出不能と判断された際に、2回撮影レンズをスキャンすることになり、焦点調節動作に要する時間が増大し、また焦点検出動作を繰り返すことから撮影者が体感的な遅さを感じてしまうという問題がある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、補助光を使用するような環境にあっても高速な焦点調節動作が可能なカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わるカメラは、撮影レンズを介して被写体像を撮像する撮像素子と、上記撮像素子により取得される画像データに基づいてコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、第1の発光量、または上記第1の発光量より減光した第2の発光量にて発光して被写体を照明する補助光手段と、上記撮影レンズを移動させ、上記撮影レンズの異なる位置にて上記コントラスト検出手段により検出されるコントラスト値に基づいて、上記撮影レンズの合焦位置を検出する制御手段と、上記撮像素子により取得される画像データに基づいて被写体輝度値を検出する被写体輝度検出手段と、を具備し、上記制御手段は、上記撮像素子により任意の画像データを取得する際に上記補助光手段を第1の発光量または第2の発光量にて発光させるとともに、上記撮影レンズの位置に応じて上記補助光手段を第1の発光量において発光した状態で上記コントラスト検出手段により検出される第1のコントラスト値、または上記撮影レンズの位置に応じて上記補助光手段を第2の発光量にて発光した状態で検出される第2のコントラスト値の一方に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出し、上記制御手段は、時系列に上記撮影レンズの位置を変更させるとともに、上記補助光手段を第1の発光量と第2の発光量にて上記撮影レンズの位置に応じて交互に発光させて上記コントラスト検出手段により上記第1のコントラスト値と第2のコントラスト値を検出させ、上記補助光手段を第2の発光量で発光させた状態で上記被写体輝度検出手段により検出される上記被写体輝度値の変化率が所定値以下の場合に、上記第1のコントラスト値に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出し、上記被写体輝度値の変化率が所定値以上の場合に、上記第2のコントラスト値に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出する。
第2の発明に係わるカメラは、上記第1の発明において、上記制御手段は、上記被写体輝度値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以上の場合に、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を継続する
第3の発明に係わるカメラは、上記第1の発明において、上記制御手段は、上記被写体輝度値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以下の場合に、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を継続する。
第4の発明に係わるカメラは、上記第3の発明において、上記制御手段は、上記被写体輝度値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以下の場合であっても、上記コントラスト検出手段により上記第1のコントラスト値または第2のコントラスト値の検出を開始してから、上記撮像素子により取得される画像データのフレーム数が所定値に達するまでは、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止しない
第5の発明に係わるカメラは、撮影レンズを介して被写体像を撮像する撮像素子と、上記撮像素子により取得される画像データに基づいてコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、第1の発光量、または上記第1の発光量より減光した第2の発光量にて発光して被写体を照明する補助光手段と、上記撮影レンズを移動させ、上記撮影レンズの異なる位置にて上記コントラスト検出手段により検出されるコントラスト値に基づいて、上記撮影レンズの合焦位置を検出する制御手段と、を具備し、上記制御手段は、上記撮像素子により任意の画像データを取得する際に上記補助光手段を第1の発光量または第2の発光量にて発光させるとともに、上記撮影レンズの位置に応じて上記補助光手段を第1の発光量において発光した状態で上記コントラスト検出手段により検出される第1のコントラスト値、または上記撮影レンズの位置に応じて上記補助光手段を第2の発光量にて発光した状態で検出される第2のコントラスト値の一方に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出し、上記制御手段は、時系列に上記撮影レンズの位置を変更させるとともに、上記補助光手段を第1の発光量と第2の発光量にて上記撮影レンズの位置に応じて交互に発光させて上記コントラスト検出手段により上記第1のコントラスト値と第2のコントラスト値を検出させ、上記撮影レンズの異なる位置にて上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が第2の所定値以下の場合に、上記第1のコントラスト値に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出し、上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が第2の所定値以上の場合に、上記第2のコントラスト値に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出する。
第6の発明に係わるカメラは、上記第5の発明において、上記制御手段は、上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以上の場合に、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を継続する。
第7の発明に係わるカメラは、上記第5の発明において、上記制御手段は、上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以下の場合に、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を継続する。
第8の発明に係わるカメラは、上記第6の発明において、上記制御手段は、上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以下の場合であっても、上記コントラスト検出手段により上記第1のコントラスト値または第2のコントラスト値の検出を開始してから、上記撮像素子により取得される画像データのフレーム数が所定値に達するまでは、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止しない。
第9の発明に係わるカメラは、上記第2ないし第4、および第6ないし第8のいずれかの発明において、上記制御手段は、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を継続する、または上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を継続する場合に、上記撮影レンズの位置を移動させる速度を増加させる
第10の発明に係わるカメラは、上記第1ないし第9のいずれかの発明において、上記補助光手段の第2の発光量にて発光する状態は消灯した状態である。
本発明によれば、補助光を使用するような環境にあっても高速な焦点調節動作が可能なカメラを提供することができる。
本発明の一実施形態に係わるカメラの主として電気回路を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係わるカメラの焦点調節動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係わるカメラの補助光点灯処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係わるカメラの優先判定処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係わるカメラの評価値選択処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係わるカメラにおいて、ガラス越しに夜景を撮影する場合のフォーカスレンズ位置とAF−AE評価値の関係の一例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係わるカメラにおいて、暗黒環境下で人物を撮影する場合のフォーカスレンズ位置とAF−AE評価値の関係の一例を示すグラフである。
以下、図面に従って本発明を適用したカメラを用いて好ましい実施形態について説明する。本発明の好ましい一実施形態に係わるカメラは、デジタルカメラであり、撮像部を有し、この撮像部によって被写体像を画像データに変換し、この変換された画像データに基づいて、被写体像を本体の背面等に配置した表示部(不図示)にライブビュー表示する。
また、撮影者がレリーズ釦の半押し等を行うと、焦点調節動作を実行する。焦点調節動作は、撮影レンズを移動させながら、画像データに基づくコントラスト値のピークを求めることにより行う。この際、第1の発光量で補助光を照射し、また第1の発光量より減光した第2の発光量で補助光を照射し(本実施形態においては消灯)、第1の発光量で取得した第1のコントラスト値と、第2の発光量(本実施形態においては消灯状態)で取得した第2のコントラスト値のいずれかを選択して撮影レンズの合焦位置を決定する。レリーズ操作時には、画像データが記録媒体に記録される。
図1は、本発明の一実施形態に係わるカメラの主として電気的構成を示すブロック図である。このカメラは、撮影レンズ11、撮像素子13、撮像信号処理回路15、この撮像信号処理回路15に接続されたAE評価値算出回路17、AF評価値算出回路19、および制御部21、この制御部21に接続されたモータドライブ回路25、操作部27、メモリ29、AF補助光点灯回路33、画像処理回路31等を有する。
撮影レンズ11は、被写体像を形成するための複数の光学レンズから構成され、単焦点レンズまたはズームレンズである。この撮影レンズ11の光軸上であって、被写体像が形成される位置に、撮像素子13が配置されている。撮像素子13は、撮影レンズ11によって形成された被写体像の撮像を行う。この撮像素子13は、各画素を構成するフォトダイオードが二次元的にマトリックス状に配置されており、各フォトダイオードは受光量に応じた光電変換電流を発生し、この光電変換電流は各フォトダイオードに接続するキャパシタによって電荷蓄積される。
撮像信号処理回路15は、撮像素子13の電荷蓄積制御や画像信号の読み出し制御等を行う。撮像信号処理回路15によって読み出された画像信号(画像データとも称する)は、AE評価値算出回路17、AF評価値算出回路19、制御部21に出力される。
AE評価値算出回路17は、撮像信号処理回路15からの画像データに基づいて、被写体輝度に応じたAE評価値を算出し、AE評価値を制御部21に出力する。AE評価値検出回路17は、撮像素子13により取得される画像データに基づいて被写体輝度を検出する被写体輝度検出手段として機能する。
AF評価値算出回路19は、画像データの中から高周波成分を抽出することによりコントラスト値(AF評価値とも称する)を算出し、このコントラスト値を制御部21に出力する。コントラスト値としては、例えば、隣接する画素の輝度差等により算出することができる。AF評価値算出回路19は、画像データに基づいてコントラスト値を検出するコントラスト検出手段として機能する。
モータドライブ回路25は、コントラスト値に基づいて制御部21が焦点制御信号を出力するので、この焦点制御信号に基づいて、レンズ駆動モータ23に対して正転、逆転、停止、および駆動速度等の制御を行う。レンズ駆動モータ23は、撮影レンズ11を光軸方向の前後に駆動可能であり、モータドライブ回路25からの制御信号に基づいて、撮影レンズ11を駆動する。
操作部27は、カメラに設けられた各種の操作部材を含み、各種操作部材の操作状態を検知し、検知信号を制御部21に送信する。各種操作部材としては、電源釦、レリーズ釦、動画釦、カメラモード選択用ダイヤル、メニュー釦、十字釦、OK釦、再生釦等を有する。
操作部27の内のレリーズ釦は、1stレリーズスイッチと2ndレリーズスイッチの2段スイッチを有している。レリーズ釦が半押しされると1stレリーズスイッチがオンとなり、半押しから更に押し込まれ全押しされると2ndレリーズスイッチがオンとなる。1stレリーズスイッチがオンとなると、制御部21は、AE処理やAF処理等撮影準備シーケンスを実行する。また2ndレリーズスイッチがオンとなると、制御部21は、撮影シーケンスを実行し、撮影を行う。
メモリ29は、フラッシュROM等の不揮発性メモリであり、制御部21において実行するプログラムや、各種調整値等を記憶する。またメモリ29は、DRAMやSDRAM等の揮発性メモリも含み、画像データや制御命令等、種々のデータの一時記憶用に用いられる。
画像処理回路31は、画像データを入力し、画像処理を施し、この画像処理を施した画像データを制御部21に出力する。画像処理として、ノイズリダクション処理、ホワイトバランス補正、同時化処理、色変換、階調変換(ガンマ変換)、エッジ強調、YC変換を行う。また、YC変換された画像データの圧縮処理や、圧縮された画像データの伸張処理も行う。
AF補助光点灯回路33は、制御部21からの制御命令に従って、AF補助光源35の発光制御を行う。この発光制御としては、AF補助光源35を点灯状態とする点灯制御、消灯状態とする消灯制御、および撮像画像の各フレームに同期して点灯状態と消灯状態を交互に繰り返す繰り返し点灯制御の3通りの制御を行う。AF補助光源35は、LED等の補助光源を有し、被写体に対して補助光を照射する。なお、補助光源としてはLEDに限らず、キセノン管等の他の光源を用いてもよい。AF補助光源35およびAF補助光点灯回路33は、第1の発光量、または第1の発光量より減光した第2の発光量(消灯を含む)にて発光して被写体を照明する補助光手段として機能する。
制御部21は、カメラ全体を制御し、メモリ29に記憶されたプログラムに従って、操作部27からの検知信号やその他の回路からの信号に基づいて、各部の制御を行う。また、制御部21は、撮影レンズ11を移動させながら、複数の異なる位置にてAF評価値算出回路19により検出されるコントラスト値に基づいて、撮影レンズ11の合焦位置を検出する。この合焦位置の検出にあたっては、画像データを取得する際に、AF補助光源35を点灯状態としAF評価値検出回路19により検出される第1のコントラスト値、またはAF補助光源を消灯状態としAF評価値検出回路19により検出される第2のコントラスト値の一方に基づいて検出する。
また、制御部21は、撮影レンズ11の位置を時系列に変更させる(すなわち、レンズスキャンを行わせる)と共に、AF補助光源35を点灯状態と消灯状態に交互に発光させ、AF評価値検出回路19により第1のコントラスト値と第2のコントラスト値を交互に検出し、撮影レンズ11の合焦位置を検出する。
また、制御部21は、AF補助光源35を消灯状態で検出される被写体輝度値(Bv値)やコントラスト積算値(AF評価値)・輝度積算値(AE評価値)に基づく優先判定結果に基づいて、第1のコントラスト値と第2のコントラスト値のいずれか一方を選択して撮影レンズ11の合焦位置を検出する。上記選択処理については、図3に示す補助光点灯処理のフロー(特にステップS31)を用いて後述する。
また、制御部21は、撮影レンズ11の異なる位置にて検出されるAE評価値の変化率が所定値以下の場合に、第1のコントラスト値に基づいて撮影レンズ11の合焦位置を検出する。一方、AE評価値の変化率が所定値以上の場合には、第2のコントラスト値に基づいて撮影レンズ11の合焦位置を検出する。このAE評価値の変化率に応じて選択することについては、図4に示す優先判定処理のフロー(特にステップS51とS55)を用いて後述する。
また、制御部21は、消灯状態で検出される第2のコントラスト値に基づいて、第1のコントラスト値と第2のコントラスト値のいずれか一方を選択して撮影レンズ11の合焦位置を検出するようにしてもよい。この選択については、図4に示す優先判定のフロー(特にステップS53とS55)を用いて後述する。
また、制御部21は、第2のコントラスト値の変化率が第2の所定値以下の場合に、第1のコントラスト値に基づいて撮影レンズ11の合焦位置を検出し、コントラスト値の変化率が第2の所定値以上の場合に、上記第2のコントラスト値に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出するようにしてもよい。この検出については、図4に示す優先判定のフローを用いて後述する。
次に、本発明の一実施形態における焦点調節動作について、図2ないし図5に示すフローチャートを用いて説明する。このフローチャートは、メモリ29に記憶されているプログラムに従って制御部21によって実行される。
図2に示すフローがスタートすると、まず、1stレリーズの押下げがなされたか否かの判定を行う(S1)。ここでは、操作部27からの1stレリーズスイッチの検知信号に基づいて判定する。この判定の結果、1stレリーズの押下げがない場合には、押下げを待つ待機状態となる。
ステップS1における判定の結果、1stレリーズの押下げがなされた場合には、AE評価値算出回路17が撮像素子13からの画像データに基づいて被写体輝度(Bv)を算出する(S2)。ステップS1における判定の結果、1stレリーズ押下げがあった場合の直後にこのステップで取得したBv値は、1stレリーズ押下げ時Bvとしてメモリ29に記憶しておく。このBv値は、後述するステップS31(図3参照)における判定の際に使用する。続いて、コントラストAFにより焦点調節動作を行うために、レンズスキャン駆動を開始する(S3)。ここでは、制御部21はモータドライブ回路25を介してレンズ駆動モータ23の駆動を開始し、至近側または無限遠側の特定方向に撮影レンズ11を駆動する。
レンズスキャン駆動を開始すると、次に、補助光点灯処理を行う(S5)。この補助光点灯処理では、周囲の明るさや、後述するステップS11にて行う優先判定処理の結果に応じて、AF補助光源35を消灯、点灯、繰り返し点灯のいずれかの発光制御方法を決定する。この補助光点灯処理の詳しい処理については、図3を用いて後述する。
補助光点灯処理を行うと、次に、AE評価値を取得する(S7)。ここでは、AE評価値算出回路17が撮像素子13からの画像データに基づいて、AE評価値としてAEエリア内の被写体輝度積算値を算出する。
続いて、AF評価値を取得する(S9)。ここでは、AF評価値算出回路19が撮像素子13からの画像データに基づいて、AF評価値としてコントラスト値を算出する。
AF評価値を取得すると、次に、優先判定処理を行う(S11)。ここでは、焦点調節動作の際に、レンズ駆動モータ23の駆動方向と、コントラスト値のピークを判定するにあたって、点灯時、消灯時、繰り返し点灯時に取得したAF評価値のいずれかを優先するかを決める。すなわち、点灯状態でのAF評価値に基づいて駆動方向、AF評価値(コントラスト値)のピークの判定を行う場合には、点灯優先と決定する。また消灯状態で上述の処理を行う場合には非点灯優先と決定する。繰り返し点灯状態で上述の処理を行う場合には、不定と決定する。この優先判定処理の詳細については、図4を用いて後述する。
優先判定処理を行うと、次に、評価値選択処理を行う(S13)。ここでは、優先判定処理の結果に基づいて、レンズ駆動モータ23の駆動と、方向判断・ピーク検出を行うために、点灯時および非点灯時(本実施形態では消灯時)のいずれの状態のAF評価値を用いるかを選択する。この評価値選択処理の詳細については、図5を用いて後述する。
評価値選択処理を行うと、次に、方向判断が完了したか否かを判定する(S15)。コントラストAFによる焦点調節は、コントラスト値(AF評価値)が大きくなる方向にレンズ駆動モータ23を駆動する。しかし、レンズスキャン開始時にはコントラスト値が大きくなる駆動方向が不明であるため予め決められた特定方向に駆動し、このときコントラスト値が大きくなればその方向に駆動を続行し、一方、コントラスト値が小さくなる場合には駆動方向を逆転させる。このステップでは、コントラスト値が大きくなる方向が判明したか否かを判断する。
ステップS15における判定の結果、方向判断が完了していない場合には、方向判断処理を行う(S17)。ここでは、前述したように、撮影レンズ11をレンズ駆動モータ23によって駆動させ、AF評価値算出回路19によって算出されたコントラスト値(AF評価値)が大きくなるレンズ駆動モータ23の駆動方向を検出する。
ステップS15における判定の結果、方向判断が完了した場合には、次に、ピーク検出処理を行う(S19)。ここでは、AF評価値算出回路19によって算出されたコントラスト値(AF評価値)が増加傾向から減少傾向に変化するピーク位置に達したか否かを検出する。なお、ステップS11における優先判定処理の結果、不定であった場合にはAF補助光源35が点灯と消灯を繰り返すので、消灯時のコントラスト値がピークに達したか否かを検出すると共に、点灯時のコントラスト値にピークがあれば、そのときの撮影レンズ11のピーク位置を一時記憶する。
ステップS17において方向判断処理を行うと、またはステップS19においてピーク検出処理を行うと、次に、ピーク検出完了か否かの判定を行う(S21)。前述したように、ステップS19においてコントラスト値がピークに達したか否かを検出しており、このステップではこのピーク検出の結果に応じて判定する。この判定の結果、ピーク検出が完了していなかった場合には、ステップS5に戻り、撮像素子13によって取得した次フレームの画像データに基づいて、前述した補助光点処理等を実行する。なお、ステップS21における判定の際に、レンズスキャンが、例えば、撮影レンズ11の可動範囲の一端側から他端側までのように、予め決められた範囲内での駆動が完了したにも関わらず、ピークを検出することができなかった場合にも、ピーク検出完了と判定する。
ステップS21における判定の結果、ピーク検出完了の場合には、次に、ピーク位置にレンズを駆動する(S23)。優先判定処理の結果、点灯優先および非点灯優先の場合には、AF補助光源35が点灯時または消灯時に得られるコントラスト値(AF評価値)がピークに達した場合には、ピーク位置の前後でのフォーカス位置を補間法等に基づいて合焦位置を算出し、この合焦位置に撮影レンズ11を駆動する。また、優先判定処理の結果、不定の場合には、AF補助光源35は繰り返し点灯し、消灯時と点灯時のそれぞれのタイミングでコントラスト値を取得し、消灯時のコントラスト値からピークを検出し、ピークに達した場合には、補間法等に基づいて合焦位置を算出し、この合焦位置に撮影レンズ11を駆動する。しかし、消灯時に取得したコントラスト値ではピークを検出できない場合があり、その場合には、予定範囲の駆動完了後に、点灯時に得たコントラスト値のピーク位置(ステップS19において一時記憶されている)に撮影レンズ11を駆動する。
ピーク位置に撮影レンズ11を駆動すると、焦点調節のフローを終了する。
次に、ステップS5の補助光点灯処理の動作について、図3を用いて説明する。このフローに入ると、まず、1stレリーズ押下げ時Bvが所定Bv以下か否かを判定する(S31)。前述したステップS2において、1stレリーズ押下げ時Bv値を記憶するので、このBv値を読出し、所定Bv値と比較することにより判定する。所定Bv値は、周囲が十分明るく、AF補助光源35を点灯しても測距の効果がない程度の明るさであればよい。
ステップS31における判定の結果、1stレリーズ押下げ時Bv値が所定Bv値よりも暗い場合には、優先判定が不定か否かを判定する(S33)。ここでは、ステップS11(図2参照)における優先判定の処理の結果、不定が設定されているか否かを判定する。なお、優先判定のデフォルト値としては不定が設定されているので、1stレリーズ押下げ直後に、ステップS31における判定の結果がYESとなった場合、このステップを処理する際には不定と判定される。
ステップS33における判定の結果、優先判定において不定が設定されていた場合には、点灯状態を反転させる(S41)。ここでは、AF補助光源35の点灯状態を、交互に反転させる。すなわち、前回、点灯状態であった場合には、消灯状態に反転させ、一方、前回消灯状態であった場合には、点灯状態にする。1stレリーズ押下げ直後にこのステップを実行する場合には、デフォルト値として消灯が設定されていることから、消灯状態を反転し、AF補助光源35を点灯状態とする。この結果、撮像素子13は、AF補助光源35が点灯状態で撮像を行う。
ステップS33における判定の結果、優先判定において不定が設定されていなかった場合には、次に、優先判定において点灯優先が設定されているか否かを判定する(S35)。ここでは、ステップS11における優先判定において点灯優先が設定されてか否かを判定する。
ステップS35における判定の結果、点灯優先でなかった場合、すなわち、消灯優先が設定されていた場合、またはステップS31における判定の結果、1stレリーズ押下げ時Bvが所定Bvよりも明るかった場合には、AF補助光源35を消灯する(S37)。この結果、撮像素子13は、AF補助光源35が消灯状態(非点灯状態)で撮像を行う。
一方、ステップS35における判定の結果、点灯優先であった場合、AF補助光源35を点灯する(S39)。この結果、撮像素子13は、AF補助光源35が点灯状態で撮像を行う。
ステップS37における消灯、またはステップS39における点灯、またはステップS41における点灯状態反転を行うと、元のフローに戻る。
次に、ステップS11の優先判定処理の動作について、図4を用いて説明する。このフローに入ると、まず、非点灯時のAE評価値変化率を、現時点での最大AE評価値/現時点での最小AE評価値から算出する(S51)。ここでは、ステップS3においてスキャンを開始後、AE評価値算出回路17によって算出されたAE評価値の最大値と最小値の比を算出し、この算出結果をAE評価値変化率とする。なお、本実施形態においては、周囲が暗い場合であっても、後述するようにステップS57において、AF開始から所定フレーム内では優先判定を不定に設定していることから、非点灯状態でのAE評価値とAF評価値を取得することができる。
続いて、非点灯時のAF評価値変化率を、現時点での最大AF評価値/現時点での最小AF評価値から算出する(S53)。ここでは、ステップS3においてスキャンを開始後、AF評価値算出回路19によって算出されたAF評価値(コントラスト値)の最大値と最小値の比を算出し、この算出結果をAF評価値変化率とする。
非点灯時のAF評価値変化率を算出すると、次に、非点灯時AE評価値変化率および非点灯時AF評価値変化率の少なくとも1つの変化率が所定以上か否かを判定する(S55)。ここでは、ステップS51において算出された非点灯時AE評価値変化率が所定値以上か、およびステップS53において算出された非点灯時AF評価値変化率が所定値以上かを判定する。AF補助光源35が非点灯時に算出されたAE評価値の変化率が大きい場合、またはAF評価値の変化率が大きい場合には、AF補助光源35を点灯させなくても、十分、焦点調節動作を実行することができる。
前述したように、コントラストAFは撮影レンズ11をスキャンさせながら、AF評価値のピークを検出する方式であることから、AF評価値の変化率が大きい場合には、ピークの検出が可能である。また、AE評価値の変化率が大きい場合にも、それが点光源の存在を示唆している場合がある。その結果、スキャンを進めていくことでAF評価値のピークを検出可能となる。非点灯時AE評価値の変化率を評価する所定値と、非点灯時AF評価値の変化率を評価する所定値は、コントラストAFによる焦点検出が可能となる程度の値を設定すればよく、AE評価値とAF評価値で異なる値としてもよい。
ステップS55における判定の結果、非点灯時AE・AF評価値変化率が所定以上であった場合には、非点灯優先を設定する(S63)。この場合には、AF補助光源35が非点灯状態であっても、コントラストAFによって焦点検出が十分可能であることから、非点灯優先を設定する。非点灯優先が設定されると、前述したステップS35(図3参照)における判定において点灯優先でないことから、ステップS37において、AF補助光源35が消灯状態にされる。
ステップS55における判定の結果、非点灯時AE・AF評価値変化率が所定以上でなかった場合には、次に、AF開始から所定フレーム以内であるか否かを判定する(S57)。ステップS55における判定の結果、変化率が小さいことから、AF補助光源35を点灯させてコントラストAFによる焦点検出を行うことになる。しかし、AF補助光源35を点灯させると、ガラス等の高反射率部材によって偽合焦が発生してしまうことがある。また、非点灯時のAF評価値ピーク位置が現在のフォーカス位置から少し離れた場所にある可能性も考えられる。これらの点を考慮して、不定として点灯・非点灯両方のAF評価値を得るための判定フレーム数を決定する。このフレーム数は、固定値の他、撮影レンズ11の焦点距離や1フレームあたりのフォーカスレンズ像面移動距離などに基づいて決定してもよい。
ステップS57における判定の結果、AF開始から所定フレーム内の場合には、優先判定として不定が設定される(S59)。不定が設定されると、前述したステップS33、S41(図3参照)において、AF補助光源35が交互に点灯と消灯を繰り返す。
一方、ステップS57における判定の結果、AF開始から所定フレームを超えると、点灯優先が設定される(S61)。点灯優先が設定されると、前述したステップS35、S39(図3参照)において、AF補助光源35が点灯状態にされる。
ステップS59において不定が設定されると、またはステップS61において点灯優先が設定されると、またはステップS63において非点灯優先が設定されると、元のフローに戻る。
次に、ステップS13の評価値選択処理の動作について、図5を用いて説明する。このフローに入ると、まず、優先判定として不定が設定されているか否かが判定される(S71)。前述したように、ステップS11における優先判定処理の中のステップS59において不定が設定されたか否かを判定する。
ステップS71における判定の結果、不定が設定されていた場合には、次に、レンズ駆動(反転等)は非点灯評価値評価に基づいて行う(S73)。優先判定として不定が設定されると、AF補助光源53は、フレーム毎に点灯と非点灯(消灯)を交互に繰り返し、その結果、点灯時の画像データと非点灯時の画像データを交互に取得することになる。このステップでは、撮影レンズ11の駆動にあたっては、非点灯時に取得した画像データを算出して得られたAF評価値に基づいて行うことを選択する。ここで選択されたAF評価値に基づいて、前述したように、ステップS17(図2参照)において駆動方向を決定し、またステップS19においてピーク値を検出した場合には反転動作を行って合焦点で停止させる。
続いて、方向判断・ピーク検出として点灯・非点灯で並行実施する(S75)。ここでは、ステップS17における方向判断処理およびステップS19におけるピーク検出にあたっては、点灯時AF評価値と非点灯時AF評価値の両方を用いて行うことを選択する。ただし、撮影レンズ11の駆動制御は、前述したようにステップS73において選択した非点灯時AF評価値を用いて行う。点灯時AF評価値に基づく方向判断処理およびピーク検出は、非点灯時AF評価値に基づく処理と並行して行うだけである。点灯時AF評価値に基づいてピーク検出がなされた場合には、ピーク位置を一時記憶しておく。一時記憶されたピーク位置は、点灯時AF評価値によってはピーク位置が見つからなかった場合に、ステップS23(図2参照)において、使用される。
ステップS71において優先判定として不定が設定されていなかった場合には、レンズ駆動(反転等)は優先評価値評価に基づいて行う(S77)。ここでの処理は、優先判定として点灯優先か非点灯優先が設定されている場合であり、撮影レンズ11の駆動方向およびピーク検出は、優先設定されているAF評価値に従って行うことを設定する。
続いて、点灯優先か否かを判定する(S79)。ここでは、ステップS11における優先判定処理の中のステップS71において点灯優先が設定されたか否かを判定する。この判定の結果、点灯優先であった場合には、方向判断・ピーク検出は点灯評価値を用いることを設定する(S81)。優先判定において点灯優先が設定されていることから、AF補助光源35が点灯状態の下で撮像素子13から画像データを取得できる。このステップS81における設定により、ステップS17における方向判断、およびステップS19におけるピーク検出処理は、点灯AF評価値を用いて行う。
ステップS79における判定の結果、点灯優先でなかった場合には、方向判断・ピーク検出は非点灯評価値を用いることを設定する(S83)。優先判定において非点灯優先が設定されていることから、AF補助光源35が非点灯状態(消灯状態)の下で撮像素子13から画像データを取得できる。このステップS81における設定により、ステップS17における方向判断、およびステップS19におけるピーク検出処理は、非点灯AF評価値を用いて行う。
ステップS81またはS83において、方向判断・ピーク検出の評価値を設定すると、次に、レンズ駆動速度を2倍に設定する(S85)。優先判定が不定に設定された場合には、AF補助光源35は、交互に点灯と非点灯を繰り返し、それぞれの状態で撮像素子13から画像データを取得し、AF評価値を算出している。それに対して、点灯優先または非点灯優先の場合には、AF補助光源35は点灯状態または消灯状態が継続される。従って、不定時と同じレンズ駆動速度の場合、サンプリング数が2倍になる。言い換えれば、サンプリング間隔当たりのフォーカスレンズ像面移動量を不定時と揃えた場合、撮影レンズ11の駆動速度を不定時の2倍にすることができ、高速化を実現する。
ステップS85においてレンズ駆動速度を2倍にすると、またはステップS75において方向判断・ピーク検出にあたって点灯・非点灯で並行実施を設定すると、元のフローに戻る。
このように、本発明の一実施形態においては、静止画の撮影にあたって、コントラストAFによって焦点調節を行う場合に、優先設定として不定が設定されている場合には、撮影レンズ11をスキャン開始させると共に、撮像画像のフレームに同期してAF補助光源35を点灯状態と非点灯状態に繰り返し、点灯状態におけるAF評価値のピーク位置と、非点灯状態におけるAF評価値のピーク位置を検出するようにしている。そして、非点灯状態におけるAF評価値のピーク位置に基づいて、撮影レンズ13を合焦位置に移動させるようにしている。ただし、非点灯状態におけるAF評価値によって合焦位置に移動させることができない場合には、点灯状態におけるAF評価値によって合焦位置に移動させている。このため、非点灯状態におけるAF評価値によって合焦位置を検出することができない場合には、再度、撮影レンズのスキャンを行うことなく、点灯状態におけるAF評価値に基づいて合焦位置に移動させることができる。
次に、図6および図7を用いて、本発明の一実施形態における焦点調節動作の例を説明する。両図とも開始から所定フレームまでは優先判定は不定で、AF補助光源35を点灯と非点灯を繰り返しながら撮影レンズ11をスキャンしており、図6はガラス越しに夜景を撮影する場合の一例を、また図7は暗黒下で人物を撮影する場合の一例を示す。
図6において、上段はAF補助光源35のオンオフ状態を示し、中段はフレーム毎の露光期間を示し、横軸は時間の流れを示す。なお、1フレーム毎の露光期間が菱形をしているのは、電子シャッタがローリングシャッタのためであり、また右端の網掛け部分は読出し期間に相当する。図6に示す例では、時刻t1〜t2、t3〜t4の期間はAF補助光源35が点灯状態であり、時刻t2〜t3、t4〜の期間は非点灯状態(消灯状態)である。
図6の下段に、撮影レンズ11のフォーカスレンズ位置と、AF評価値およびAE評価値の変化を示す。AF補助光源35の非点灯状態で取得した1フレーム毎の画像データに基づいて算出されたAE評価値をプロットすることによりAE評価値カーブAEV1を描くことができ、また、このとき1フレーム毎に得られたAF評価値をプロットすることによりAF評価値カーブAFV1を描くことができる。同様に、AF補助光源35の点灯状態で取得した1フレーム毎の画像データに基づいて算出されたAE評価値をプロットすることによりAE評価値カーブAEV2を描くことができ、また、このときの1フレーム毎のAF評価値をプロットすることによりAF評価値カーブAFV2を描くことができる。
夜景を撮影する場合には、非点灯時であっても、撮影レンズ11のフォーカス位置の変化によってある程度のAE評価値の変化が期待できる。そこで、本実施形態では、前述したように、ステップS51(図4参照)において、非点灯時のAE評価値変化率を算出し、この変化率が所定値以上の場合には、非点灯優先としている(図4のS73参照)。同様に、AF評価値の変化が期待できることから、ステップS3においてAF評価値変化率を算出し、この変化率が所定値以上の場合には非点灯優先としている(S73参照)。非点灯優先が設定されると、図6の左側部分に示すような補助光の繰り返し点灯は終了し、図6中央から右側部分にかけて示すような非点灯でスキャンを行う。このとき、レンズ駆動速度は不定時の2倍となる。
ガラス越しで夜景を撮影する場合には、図6に示す例のように、点灯状態(補助光あり)でのAF評価値カーブAFV2は、フォーカスレンズ位置P1付近でピークとなっている。これに対して、非点灯状態(補助光なし)でのAF評価値カーブAFV1はフォーカスレンズ位置P1付近でピークとならず、フォーカスレンズ位置P2付近でピークとなっている。これは、点灯状態の場合には、近距離に位置するガラスによってAF補助光が反射され、ガラスのある位置でピークとなっているためである。撮影者は、一般的には、ガラスにピントを合わせることはなく、遠方にある夜景にピントを合わせることから、AF評価値カーブAFV2のピーク位置は偽合焦位置であり、AF評価値カーブAFV1のピーク位置が合焦位置といえる。したがって、ガラス越しに夜景を撮影するような場合には、非点灯状態でのAF評価値カーブAFV1に基づいて、焦点調節動作を実行すればよい。図6の例では、不定期間中にAE評価値がカーブAEV1の変化量が所定以上となって非点灯優先が確定する。そのため、以降の方向判断・ピーク検出は非点灯時のAF評価値を使用することになり、ガラスへの偽合焦を回避できる。
次に、図7を用いて、ガラス越しではなく暗黒環境下で人物を撮影する場合を説明する。図7においても時刻t1〜t2、t3〜の期間はAF補助光源35が点灯状態であり、時刻t2〜t3の期間は非点灯状態である。また、図6の場合と同様に、非点灯状態でのAE評価値をプロットすることによりAE評価値カーブAEV1を、またAF評価値をプロットすることによりAF評価値カーブAFV1を描く。同様に、点灯状態でのAE評価値をプロットすることによりAE評価値カーブAEV2を、またAF評価値をプロットすることによりAF評価値カーブAFV2を描く。
図7の例では暗黒環境下であることから、AE評価値カーブAEV1は変化がない。また非点灯状態(AF補助光なし)でのAF評価値カーブAFV1も変化がなくピークを検出することができない。これに対して、点灯状態(AF補助光あり)でのAF評価値カーブAFV2は変化があり、撮影レンズ11のフォーカスレンズ位置P3付近でピークとなる。したがって、暗黒環境下で夜景を撮影するような場合には、点灯状態でのAF評価値カーブAFV2に基づいて、焦点調節動作を実行すればよい。図7では不定期間中に非点灯時のAE評価値、AF評価値ともに変化が無く、点灯優先が確定する。そのため、以降の方向判断・ピーク検出は点灯時のAF評価値を使用することになり、暗黒環境下での人物に合焦させることができる。
以上説明したように、本発明の一実施形態においては、補助光手段(AF補助光源35およびAF補助光点灯回路33)が、第1の発光量、または第1の発光量より減光した第2の発光量(消灯を含む)にて発光して被写体を照明し、また、制御部21が撮影レンズ11を移動させ、撮影レンズ11の異なる位置にてコントラスト検出手段(AF評価値算出回路27)により検出されるコントラスト値に基づいて、撮影レンズの合焦位置を検出している。また、制御部21は、撮像素子11により任意の画像データを取得する際に補助光手段を第1の発光量または第2の発光量(消灯を含む)にて発光させるとともに、撮影レンズ11の位置に応じて補助光手段を第1の発光量において発光した状態でコントラスト検出手段により検出される第1のコントラスト値、または撮影レンズ11の位置に応じて補助光手段を第2の発光量にて発光した状態で検出される第2のコントラスト値の一方に基づいて撮影レンズ11の合焦位置を検出するようにしている。このため、補助光を使用するような環境にあっても高速な焦点調節動作を行うことができる。すなわち、補助光手段を第1および第2の発光量で発光させながら、任意の画像データに基づいて第1および第2のコントラスト値の両方を取得できることから、周囲の明るさ等に応じて最適なコントラストを選択することができる。
また、本発明の一実施形態においては、第1の発光量にて発光して第1のコントラスト値に基づいて撮影レンズの第1の合焦位置を検出する第1の焦点調節モードと(S39、S61、S81)、第2の発光量にて発光して(消灯を含む)第2のコントラスト値に基づいて撮影レンズの第2の合焦位置を検出する第2の焦点調節モードと(S37、S63、S83)、第1の発光量と第2の発光量(消灯を含む)で交互に発光して第1および第2の合焦位置を検出し、いずれかを選択する第3の焦点調節モード(S41、S59、S73、S75)のいずれかを選択して、撮影レンズの焦点調節を行うようにしている。このため、状況に応じて、最適な焦点調節モードを選択できることから、補助光を使用するような環境にあっても高速な焦点調節動作を行うことができる。
なお、本発明の一実施形態においては、第1の発光量より少なく第2の発光量として消灯を実行していた。しかし、第2の発光量としては一実施形態のように消灯せずに、第1の発光量よりも少ない発光量で発光するようにしても勿論かまわない。
また、本発明の一実施形態においては、AE評価値変化率とAF評価値変化率の両方を検出して判定していたが(図4のS51〜S55参照)、いずれか一方の変化率を算出し、判定するようにしても勿論かまわない。
また、本発明の一実施形態においては、点灯時の画像データに基づく第1のコントラスト値と、消灯時の画像データに基づく第2のコントラストのいずれかを選択するにあたって、被写体輝度値に基づくか(図3のS31参照)、非点灯時のAE評価値の変化率またはAF評価値の変化率に基づいて(図4のS55参照)、判断していた。しかし、これに限らず、第2のコントラスト値のそのもの値に基づいて判定するようにしてもよい。
また、本発明の一実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。いずれにしても、焦点調節動作を行うにあたって補助光を照射する機器であれば、本発明を適用することができる。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等の順番を表現する言葉を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11・・・撮影レンズ、13・・・撮像素子、15・・・撮像信号処理回路、17・・・AE評価値算出回路、19・・・AF評価値算出回路、21・・・制御部、23・・・レンズ駆動モータ、25・・・モータドライブ回路、27・・・操作部、29・・・メモリ、31・・・画像処理回路、33・・・AF補助光点灯回路、35・・・AF補助光源

Claims (10)

  1. 撮影レンズを介して被写体像を撮像する撮像素子と、
    上記撮像素子により取得される画像データに基づいてコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、
    第1の発光量、または上記第1の発光量より減光した第2の発光量にて発光して被写体を照明する補助光手段と、
    上記撮影レンズを移動させ、上記撮影レンズの異なる位置にて上記コントラスト検出手段により検出されるコントラスト値に基づいて、上記撮影レンズの合焦位置を検出する制御手段と、
    上記撮像素子により取得される画像データに基づいて被写体輝度値を検出する被写体輝度検出手段と、
    を具備し、
    上記制御手段は、上記撮像素子により任意の画像データを取得する際に上記補助光手段を第1の発光量または第2の発光量にて発光させるとともに、上記撮影レンズの位置に応じて上記補助光手段を第1の発光量において発光した状態で上記コントラスト検出手段により検出される第1のコントラスト値、または上記撮影レンズの位置に応じて上記補助光手段を第2の発光量にて発光した状態で検出される第2のコントラスト値の一方に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出し、
    上記制御手段は、時系列に上記撮影レンズの位置を変更させるとともに、上記補助光手段を第1の発光量と第2の発光量にて上記撮影レンズの位置に応じて交互に発光させて上記コントラスト検出手段により上記第1のコントラスト値と第2のコントラスト値を検出させ、上記補助光手段を第2の発光量で発光させた状態で上記被写体輝度検出手段により検出される上記被写体輝度値の変化率が所定値以下の場合に、上記第1のコントラスト値に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出し、上記被写体輝度値の変化率が所定値以上の場合に、上記第2のコントラスト値に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出することを特徴とするカメラ。
  2. 上記制御手段は、上記被写体輝度値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以上の場合に、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を継続することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 上記制御手段は、上記被写体輝度値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以下の場合に、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を継続することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 上記制御手段は、上記被写体輝度値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以下の場合であっても、上記コントラスト検出手段により上記第1のコントラスト値または第2のコントラスト値の検出を開始してから、上記撮像素子により取得される画像データのフレーム数が所定値に達するまでは、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止しないことを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
  5. 撮影レンズを介して被写体像を撮像する撮像素子と、
    上記撮像素子により取得される画像データに基づいてコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、
    第1の発光量、または上記第1の発光量より減光した第2の発光量にて発光して被写体を照明する補助光手段と、
    上記撮影レンズを移動させ、上記撮影レンズの異なる位置にて上記コントラスト検出手段により検出されるコントラスト値に基づいて、上記撮影レンズの合焦位置を検出する制御手段と、
    を具備し、
    上記制御手段は、上記撮像素子により任意の画像データを取得する際に上記補助光手段を第1の発光量または第2の発光量にて発光させるとともに、上記撮影レンズの位置に応じて上記補助光手段を第1の発光量において発光した状態で上記コントラスト検出手段により検出される第1のコントラスト値、または上記撮影レンズの位置に応じて上記補助光手段を第2の発光量にて発光した状態で検出される第2のコントラスト値の一方に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出し、
    上記制御手段は、時系列に上記撮影レンズの位置を変更させるとともに、上記補助光手段を第1の発光量と第2の発光量にて上記撮影レンズの位置に応じて交互に発光させて上記コントラスト検出手段により上記第1のコントラスト値と第2のコントラスト値を検出させ、上記撮影レンズの異なる位置にて上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が第2の所定値以下の場合に、上記第1のコントラスト値に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出し、上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が第2の所定値以上の場合に、上記第2のコントラスト値に基づいて上記撮影レンズの合焦位置を検出することを特徴とするカメラ。
  6. 上記制御手段は、上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以上の場合に、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を継続することを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  7. 上記制御手段は、上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以下の場合に、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を継続することを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  8. 上記制御手段は、上記第2のコントラスト値のレンズ位置に応じた変化率が所定値以下の場合であっても、上記コントラスト検出手段により上記第1のコントラスト値または第2のコントラスト値の検出を開始してから、上記撮像素子により取得される画像データのフレーム数が所定値に達するまでは、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止しないことを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  9. 上記制御手段は、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を継続する、または上記補助光手段を第2の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第2のコントラスト値を検出する動作を中止し、上記補助光手段を第1の発光量にて発光させ上記コントラスト検出手段により第1のコントラスト値を検出する動作を継続する場合に、上記撮影レンズの位置を移動させる速度を増加させることを特徴とする請求項2ないし4、および6ないし8のいずれか1項に記載のカメラ。
  10. 上記補助光手段の第2の発光量にて発光する状態は消灯した状態であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のカメラ。
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