JP5937880B2 - モータ制御装置及び冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、モータを制御する技術に関する。
トルク脈動を抑制するようインバータの出力周波数又は出力電圧を補正し、運転周波数が所定以下の場合には補正割合を大きくする技術や、モータ電流のピーク値とその変化に応じて、インバータの出力電圧と出力周波数を制御する技術が知られている(例えば特許文献1、2)。
特開2005−65449号公報 特開2009−27871号公報
前述のような、インバータの出力周波数又は出力電圧を補正する仕組みを有するモータ制御装置において、モータ回転数が高く誘起電圧が大きくなることでインバータの出力電圧が制限される場合、つまり弱め界磁領域でトルク脈動を抑制することについて考慮されていない。
また、前述のような、モータに流れる電流のピーク値を検出し、負荷トルクに応じてモータ電流位相がほぼq軸と同相となるようにインバータ出力電圧を制御する仕組みを有するモータ制御装置において、例えば、リラクタンスモータなど、電流最小となる電流位相がq軸とは異なるモータへの適用については考慮されていない。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、モータ制御装置は、電力変換回路と電流検出部と負荷変動検出部と調整部とを備える。電力変換回路は、直流電力を交流電力に変換することにより、機構部を駆動するモータへ交流電力を供給する。電流検出部は、電力変換回路又はモータに流れる電流を検出する。負荷変動検出部は、電流に基づいて、モータの負荷の周期的な変動を検出する。調整部は、変動に基づいて電力変換回路を制御することにより、交流電力の交流電圧の位相を調整する。変動の周期は、モータの機械角1周期の整数倍である。交流電圧の位相は、モータの磁極位置に対して増加する第1成分と、変動に同期して変化する第2成分とを有する。
本発明によれば、モータの回転数によらず、周期的な負荷変動を抑制し、モータの回転を安定させることができる。
図1は、実施例1における駆動装置の構成を示す。 図2は、実施例1における電力変換回路5の構成を示す。 図3は、実軸と制御軸の関係を示す。 図4は、固定座標系である3相軸と制御軸との関係を示す。 図5は、圧縮機510を示す平面図である。 図6は、圧縮機510を示す正面図である。 図7は、周期的な負荷トルクの変動を示す。 図8は、制御部2の構成を示す。 図9は、PLL制御器13の構成を示す。 図10は、負荷トルクの変動のシミュレーション結果を示す。 図11は、速度制御器14の構成を示す。 図12は、弱め界磁領域における誘起電圧及び速度変動幅を示す。 図13は、周期トルク推定部30の構成を示す。 図14は、電圧位相調整器7の構成を示す。 図15は、電圧指令位相を示す。 図16は、電力変換回路5から出力される電圧位相の時間変化を示す。 図17は、電圧位相調整器7aの変形例を示す。 図18は、制御部2の第1の変形例を示す。 図19は、制御部2の第2の変形例を示す。 図20は、制御部2の第3の変形例を示す。 図21は、実施例2における冷蔵庫の構成を示す。 図22は、実施例2における電力変換回路5aの構成を示す。 図23は、モータ6の回転数に対する効率を示す。 図24は、実施例2における制御部及び電力変換回路の変形例を示す。 図25は、調整後の直流電圧指令値の時間変化を示す。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
本実施例では、本発明のモータ制御装置の適用例である駆動装置について説明する。駆動装置は、モータにより駆動される圧縮機構部を有する。

<全体構成>
図1は、実施例1における駆動装置の構成を示す。駆動装置は、モータ制御装置1と、圧縮機510とを有する。圧縮機510は、モータ(電動機)6と、圧縮機構部500とを有する。モータ制御装置1は、直流電圧源を用いて3相交流電圧を出力する電力変換回路5と、モータ6または電力変換回路5に流れる電流を検出する電流検出部12と、電流検出部12により検出された電流情報を基にモータ6へ印加する電圧指令値を演算する制御部2とを有する。制御部2の詳細については後述する。モータ6は、電力変換回路5によって制御される。圧縮機構部500は、シャフト502を介してモータ6に接続されている。

<電力変換回路5の構成>
図2は、実施例1における電力変換回路5の構成を示す。電力変換回路5は、インバータ21と、直流電圧源20と、ドライバ回路23とを有する。インバータ21は、3つのペアのスイッチング素子22(例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor -
Field Effect Transistor)などの半導体スイッチング素子)によって構成される。各ペアを構成する二つのスイッチング素子22は直列に接続され、上下アームを構成している。3つのペアは夫々、U相、V相、W相の上下アームを構成している。各相の上下アームの接続点は、モータ6へ配線されている。ドライバ回路23は、制御部2で生成される3相交流電圧指令値(Vu*、Vv*、Vw*)を基に、パルス状のドライブ信号24a〜24fを出力する。3つのペアを構成するスイッチング素子22は夫々、ドライブ信号24a〜24fに応じてスイッチング動作をする。電力変換回路5は、直流電圧源20をスイッチングして電圧を出力することで、任意の周波数の3相交流電圧をモータ6に印加することができ、これによってモータ6を可変速駆動する。
電力変換回路5内の直流側にシャント抵抗25を付加した場合、このシャント抵抗25は、過大な電流が流れた際にスイッチング素子22を保護するための過電流保護回路や、後述するシングルシャント電流検出方式などに利用できる。

<モータ6における座標軸の定義>
本実施例は、モータ6として、回転子に永久磁石を有する永久磁石モータを用いる。そのため、制御軸の位置と回転子の位置は、基本的に同期しているとする。回転子の回転角度位置情報は、位置センサレス制御により、モータ6に流れる電流およびモータ印加電圧などの情報を基に推定される。その際、回転子の磁束方向の位置をd軸とし、そこから回転方向に電気的に90度進んだq軸とからなるd−q軸(回転座標系)を定義する。
図3は、実軸と制御軸の関係を示す。d−q軸に対し、制御上の仮想回転子位置をdc軸とし、そこから回転方向に電気的に90度進んだqc軸とし、dc軸とqc軸からなる回転座標系であるdc−qc軸を定義する。本実施例では、このdc−qc軸上で電圧や電流を制御することを基本としている。なお、これ以降の説明において、d−q軸を実軸、dc−qc軸を制御軸、実軸に対する制御軸の誤差を軸誤差(Δθc)と呼ぶ。
図4は、3相軸と制御軸との関係を示す。U軸とV軸とW軸からなる3相軸は、固定座標系である。U相を基準に、dc軸の回転角度位置である磁極位置(θdc)を定義する。dc軸は図中の矢印の方向(反時計方向)に回転しており、回転周波数を積分することで、磁極位置(θdc)を得られる。回転周波数は、後述するインバータ周波数指令値(ω1)である。

<圧縮機510の構成>
図5は、圧縮機510を示す平面図であり、図6は、圧縮機510を示す正面図である。圧縮機510は、モータ6を動力源としてピストン501を駆動する往復圧縮機(レシプロ圧縮機)である。圧縮機510は、支持機構513と、モータ6と、圧縮機構部500とを有する。
モータ6は、支持機構513により支持され、電力変換回路5からの交流電流により回転する。モータ6は、固定子511と、回転子512とを有する。固定子511は、モータ制御装置1からの交流電流が流される巻線を有する。回転子512は、永久磁石を有する。
圧縮機構部500は、ピストン501と、シャフト502と、クランクシャフト503と、シリンダ504と、吸込み口505と、弁506と、吐出口507と、支持機構513とを有する。シャフト502は、モータ6の回転子512に接続され、回転子512と共に回転する。クランクシャフト503は、シャフト502に接続され、シャフト502の回転運動をピストン501の直線運動に変換する。モータ6の回転に応じて、ピストン501が往復することにより、吸込み、圧縮、吐出、といった一連の工程を行う。圧縮動作において、まず圧縮機構部500は、シリンダ504に設けられた吸込み口505からシリンダ504内へ冷媒を吸い込む。その後、圧縮機構部500は、弁506を閉じてシリンダ504内の冷媒の圧縮を行い、吐出口507から圧縮された冷媒を吐出する。
一連の工程において、ピストン501にかかる圧力が変化する。これは、ピストン501を駆動するモータ6から見ると、周期的に負荷トルクが変化していることを意味する。図7は、周期的な負荷トルクの変動を示す。この図は、モータ6の機械角の1回転における、回転子の回転角度位置に対する負荷トルクの変化を示す。ここでは、モータ6が4極モータである場合を示しているため、電気角2周期が機械角1周期に相当する。回転子の位置とピストン501との位置関係は組み付けによって決まるが、この図ではピストン501の下死点が機械角の0°として、ピストン位置に対する負荷トルクの変化を示している。圧縮工程が進むにつれ負荷トルクが大きくなり、吐出工程では、急激に負荷トルクが小さくなるのが特徴的である。図中には、負荷変動が特に大きい期間を示す。この図から、1回転中において負荷トルクが変動している事が分かる。モータ6が回転する度に負荷トルクが変動するため、モータ6から見ると周期的に負荷トルクが変動していることになる。
たとえ同じ圧縮機構部500を用いても、モータ6の回転数、吸込み口505や吐出口507の圧力、吸込み口505と吐出口507の圧力差などによって、負荷トルクの変動は変化する。弁506の開閉タイミングとピストンの位置の関係は、弁506の構成によって変わる。例えば、吸い込み口505とシリンダ504内の圧力差で作動する簡易的な弁を使用した場合には、圧力条件によって弁506の開閉タイミングが変わる。すなわち、負荷トルクが一回転中で最大となるピストン位置も変化する。このように、周期的な負荷トルクはさまざまな要因で変化するため、幅広い動作範囲において、周期的な負荷変動を抑制し安定にモータ6を駆動するためには、フィードバック制御が適している。
本実施例では、圧縮機構部500のピストン501は、直線的に動くレシプロ式を例に説明しているが、圧縮機構における別の圧縮方式として、ピストンが回転することで圧縮するロータリー式や、渦巻状の旋回翼からなるスクロール式などがある。それぞれの圧縮方式によって周期的な負荷変動の特性は異なるものの、いずれの圧縮方式においても圧縮工程に起因する負荷変動がある。そのため、圧縮方式が異なる圧縮機構にも同様に本実施例のモータ制御装置1を適用でき、本実施例と同様の効果を得ることが可能である。

<電流検出部12の構成>
電流検出部12は、モータ6または電力変換回路5に流れる3相の交流電流の内、U相とW相に流れる電流を検出する。全相の交流電流を検出しても構わないが、キルヒホッフの法則から、3相のうち2相が検出できれば、他の1相は検出した2相から算出できる。
また、モータ6または電力変換回路5に流れる交流電流を検出する別の検出方式として、例えば、電力変換回路5内の直流側に付加されたシャント抵抗25に流れる直流電流から、電力変換回路5内の交流側の電流を検出するシングルシャント電流検出方式を用いても良い。この検出方式は、電力変換回路5を構成するスイッチング素子22の通電状態によって、電力変換回路5の各相の交流電流と同等の電流がシャント抵抗25に流れることを利用している。シャント抵抗25に流れる電流は時間的に変化するため、ドライブ信号24a〜24fが変化するタイミングを基準に適切なタイミングで電流検出する必要がある。なお、電流検出部12において、シングルシャント電流検出方式が用いられても良い。

<制御部2の構成>
図8は、制御部2の構成を示す。制御部2は、3相軸上の交流電流検出値(IuおよびIw)を制御軸上の電流値に座標変換する3φ/dq変換器8と、制御軸上の電流検出値(IdcおよびIqc)およびモータ6に印加する電圧指令値(Vd**およびVq**)を用いて実軸と制御軸との軸誤差(Δθc)を演算する軸誤差演算器10と、軸誤差(Δθc)を軸誤差指令値(Δθ*:通常はゼロ)に追従させるために、モータ6に印加する電圧の周波数であるインバータ周波数指令値(ω1)を調整するPLL制御器13と、d軸電流検出値(Id**)とq軸電流検出値(Iq**)とインバータ周波数指令値(ω1)に基づいてd軸電圧指令値(Vd*)及びq軸電圧指令値(Vq*)を算出する電圧指令値作成器3と、推定された負荷トルクに基づいてdc−qc軸上の電圧指令値(Vd*およびVq*)の位相を調整して電圧指令値(Vd**およびVq**)を算出する電圧位相調整器7と、dc−qc軸上の電圧指令値(Vd*およびVq*)を制御軸から3相軸へ座標変換するdq/3φ変換器4と、周期的に変動する負荷トルクを推定する周期トルク推定部30とを有する。軸誤差(Δθc)は、前述の実軸と制御軸の関係の図に示されているように、実軸に対する制御軸の誤差である。
制御部2は更に、周波数指令値(ω*)からインバータ周波数指令値(ω1)を減算する減算器11bと、減算器11b出力からq軸電流指令値(Iq*)を算出する速度制御器14と、上位制御系などから与えられる軸電流指令値(Id*)からd軸電流検出値(Idc)を減算する減算器52aと、q軸電流検出値(Iq*)からq軸電流検出値(Iqc)を減算するから減算器52bと、減算器52aの出力からd軸電流検出値(Id**)を算出する電流制御器15aと、減算器52bの出力からq軸電流検出値(Iq**)を算出する15bと、軸誤差指令値(Δθ*)から軸誤差(Δθc)を減算する減算器54と、インバータ周波数指令値(ω1)を積分して磁極位置(θdc)を算出する積分器9と、3相交流軸のモータ電流検出値(Iu、Iw)をdc−qc軸へ座標変換する3φ/dq変換器8とを有する。
制御部2の各部は、ソフトウェアに従って処理を実行するマイクロコンピュータ(マイコン)やDSPなどのマイクロプロセッサによって構成されても良いし、半導体集積回路等のハードウェアにより構成されても良い。
以下、モータ制御装置1の各構成要素の詳細を説明する。まず、モータ6を駆動するためのモータ制御方法の基本動作について説明し、その後、圧縮機構部500のように脈動トルクがある場合の問題点について説明する。ここで、周期的に変動する負荷トルクを脈動トルクと呼び、脈動トルクを抑制するためのモータ制御を脈動トルク制御と呼ぶ。

<脈動トルク制御無しの場合のモータ制御方法>
制御部2は、モータ6を駆動するために、前述の通りdc−qc軸(回転座標系)を用いて制御する。3相交流軸から回転座標へ座標変換する必要があるが、回転座標上では電圧や電流を直流量として扱えるという利点がある。そのため、3φ/dq変換器8は、磁極位置(θdc)を用いて、電流検出部12で検出された3相交流軸のモータ電流検出値(Iu、Iw)を、dc−qc軸へ座標変換することにより、d軸およびq軸の電流検出値(Idc、Iqc)を得る。また、dq/3φ変換器4は、磁極位置(θdc)を用いて、電圧指令値作成器3及び電圧位相調整器7により生成されたdc−qc軸上の電圧指令値(Vd**、Vq**)を3相交流電圧指令値(Vu*、Vv*、Vw*)に座標変換する。
電圧指令値作成器3は、上位制御系などから得られるd軸およびq軸の電流指令値(Id*、Iq*)と、周波数指令値(ω*)または後述するインバータ周波数指令値(ω1)とを取得し、次式の様にベクトル演算を行うことにより、d軸電圧指令値(Vd*)とq軸電圧指令値(Vq*)を得る。
Figure 0005937880
ここで、Rはモータ6の巻線抵抗値、Ldはd軸のインダクタンス、Lqはq軸のインダクタンス、Keは誘起電圧定数である。
数1は、一般的にベクトル制御と呼ばれる。このベクトル制御は、モータ6に流れる電流を界磁成分とトルク成分に分離して演算し、モータ電流位相が所定の位相になるように、電圧の位相と大きさを制御する。
本実施例のモータ6は、非突極型の永久磁石モータとしている。すなわち、d軸とq軸のインダクタンス値は同じである。つまり、d軸とq軸のインダクタンスの差によって発生するリラクタンストルクは考慮していない。したがって、モータ6の発生トルクはq軸を流れる電流に比例する。そのため、本実施例においては、d軸電流指令値(Id*)はゼロを設定している。なお、突極型の場合は、q軸電流によるトルクの他に、d軸とq軸のインダクタンスの差に起因するリラクタンストルクがある。そのため、リラクタンストルクを考慮してd軸電流指令値(Id*)を設定することで、同じトルクを小さいq軸電流で発生できる。
軸誤差演算器10は、制御軸上の電流検出値(IdcおよびIqc)およびモータ6に印加する電圧指令値(Vd**およびVq**)を用いて、次式により実軸と制御軸との軸誤差(Δθc)を演算する。
Figure 0005937880
PLL制御器13は、軸誤差(Δθc)が軸誤差指令値(Δθ*:通常はゼロ)になるようにインバータ周波数指令値(ω1)を調整する。
図9は、PLL制御器13の構成を示す。PLL制御器13は、減算器11aと、比例演算部42aと、積分演算部43aと、増幅器44aと、加算器45aとを有する。減算器11aは、軸誤差指令値(Δθ*)と軸誤差(Δθc)の差を求める。比例演算部42aは、減算器11aの演算結果に比例ゲイン(Kp_pll)を乗じて比例制御する。増幅器44aは、減算器11aの演算結果に積分ゲイン(Ki_pll)を乗じる。積分演算部43aは、増幅器44aの演算結果を積分制御する。加算器45aは、比例演算部42aの演算結果と積分演算部43aの演算結果とを加算することにより、インバータ周波数指令値(ω1)を出力する。

<脈動トルク制御無しの場合の問題点>
図10は、速度制御器14の構成を示す。ここでは、速度制御器14がq軸電流指令値(Iq*)を算出するとする。速度制御器14は、減算器11bと、比例演算部42bと、積分演算部43bと、増幅器44bと、加算器45bとを有する。減算器11bは、周波数指令値(ω*)とインバータ周波数指令値(ω1)の差を求める。比例演算部42bは、減算器11bの演算結果に比例ゲイン(Kp_asr)を乗じて比例制御する。増幅器44bは、減算器11bの演算結果に積分ゲイン(Ki_asr)を乗じる。積分演算部43bは、増幅器44bの演算結果を積分制御する。加算器45bは、比例演算部42bの演算結果と積分演算部43bの演算結果とを加算することにより、q軸電流指令値(Iq*)を出力する。
通常、上位制御系等から与えられる周波数指令値(ω*)の変化の周期は、インバータ周波数指令値(ω1)の変化の周期に比べて非常に長く、モータ位置回転中においては一定値と見ても良い。そのため、速度制御器14によりモータ6は、ほぼ一定周波数で回転する。この時、インバータ周波数指令値(ω1)を積分することで得られる磁極位置(θdc)は、ほぼ一定の速度で増加する。
図11は、負荷トルクの変動のシミュレーション結果を示す。このシミュレーション結果は、モータ発生トルク、負荷トルク、周波数指令値(ω*)、実周波数、U相電流の時間変化を示す。このシミュレーション結果から、1回転中における負荷トルクの変動によって、モータ発生トルク、モータ6の実周波数(モータ6の回転数)、モータ6に流れる電流等が脈動することが分かる。
これは、PLL制御器13、電流制御器15a,15b、速度制御器14等のフィードバック制御に設定可能な応答周波数に制約があるためである。例えば、PLL制御器13は、モータ6の電気定数によって設定可能な応答周波数が決まり、その値はインバータ周波数が低いほど、低い応答周波数を設定する必要がある。言い換えると、モータ6が低速で回転するほど、PLL制御器13の応答周波数を低く設定する必要がある。一方、電流制御器15a,15bは、制御部2の演算時間の制約によって、設定可能な応答周波数が決まる。つまり、モータ6が高速で回転するほど電流制御器15a,15bの応答周波数を低く設定する必要がある。このように、前述のベクトル制御だけでは、広い運転範囲において周期的な負荷変動を抑制することは難しい。
モータ6の速度変動に注目すると、速度変動は次式によって求められる。
Figure 0005937880
ここで、Jは慣性モーメント、τmはモータ6の発生トルク、τLは負荷トルクである。この式から分かるように、モータ6および圧縮機構部500の慣性モーメントが小さい程、速度変動が大きくなる。さらに、慣性モーメントが小さい場合は、慣性力が小さいため、モータ6が高速で回転しても速度変動が顕著にみられる場合がある。図12は、弱め界磁領域における誘起電圧及び速度変動幅を示す。モータ6の端子間に生じる誘起電圧が電力変換回路5の直流電圧源20の電圧以上になる場合のモータ6の回転数の範囲を、弱め界磁領域と呼び、それ以外の回転数の範囲を、通常領域と呼ぶ。弱め界磁領域において、モータ制御装置1からモータ6へ電流が流れなくなることを防ぐためには、モータ6の磁束を打ち消す電流を流せば良い。
また、通常領域において負荷変動を抑制するためには、q軸電圧指令値を制御すれば良い。弱め界磁領域においても、周期的な負荷変動の抑制が必要な場合がある。そのため、本実施例のモータ制御方法は、弱め界磁領域においても周期的な負荷変動を抑制する。さらに、本実施例の駆動方法は、弱め界磁制御の前後でモータ制御方法の切り替えが不要で、安定にモータ6を駆動することができる。

<周期的な負荷変動時のモータ制御方法>
周期的な負荷変動を抑制するための、周期トルク推定部30と電圧位相調整器7について説明する。
周期トルク推定部30は、電流検出部12により検出された電流情報を基に、周期的に変動する負荷トルク成分を推定又は検出する。図13は、周期トルク推定部30の構成を示す。周期トルク推定部30は、単相座標変換器32と、定域通過フィルタ(LPF)35と、機械角周波数成分算出部36と、増幅器37とを有する。単相座標変換器32は、3φ/dq変換器8から得られたq軸電流検出値(Iqc)を、機械角周波数(ωm)で回転する座標系に座標変換する。
例えば、モータ6の回転子の磁極数が4極の場合、電気角2周期が機械角1周期に相当する。そのため、周波数指令値(ω*:電気角)をモータ6の極対数(=極数/2)で除算すれば、機械角周波数(ωm)が得られる。なお、本実施例では、機械角周波数を求めるために、周波数指令値(ω*)を用いているが、インバータ周波数指令値(ω1)でも構わない。
単相座標変換器32による座標変換は、次式を用いて行う。
Figure 0005937880
これにより、q軸電流検出値(Iqc)の内、機械角周波数(ωm)のcos成分(Iqc_cos)とsin成分(Iqc_sin)が算出される。必要に応じて、LPF35が用いられ、負荷トルクの変動の高次成分を除去したり、電流検出値のノイズを除去したりする。この後、機械角周波数成分算出部36は、再度、次式を用いて座標変換を行う。
Figure 0005937880
次に機械角周波数成分算出部36は、この座標変換により得られた二つの演算結果を加算することにより、q軸電流検出値(Iqc)の内、機械角周波数(ωm)の成分(Iqm)を算出する。すなわち、機械角周波数成分算出部36の出力の変化を見ることで、機械角周波数(ωm)で変動する周期的な負荷トルクの変化を推定できる。必要に応じて、増幅器37が用いられ、推定した負荷トルクの変化に、ゲイン(Ktrq)を乗算することにより、電圧位相調整量(δVtrq)を得る。電圧位相調整量(δVtrq)は、電圧位相調整器7へ入力される。
図14は、電圧位相調整器7の構成を示す。電圧位相調整器7は、電圧振幅演算器61a,61bと、加算器62と、補正部63とを有する。電圧振幅演算器61a,61bは、まず、電圧指令値作成器3により求められたd軸およびq軸電圧指令値(Vd*およびVq*)を用いて、次式により夫々、電圧指令振幅(V1*)と電圧指令位相(δV1*)を求める。
Figure 0005937880
Figure 0005937880
図15は、電圧指令位相を示す。この図に示されているように、d軸およびq軸電圧指令値(Vd*およびVq*)から電圧指令振幅(V1*)と位相(δV1*)が決まる。また、電圧指令位相(δV1*)は、q軸を基準とする反時計方向(モータ6の回転方向)の位相角である。
加算器62は、電圧指令位相(δV1*)に、周期トルク推定部30により得られた電圧位相調整量(δVtrq)を加算する。その後、補正部63は、電圧指令振幅(V1*)と加算器62の出力とから、補正後のd軸およびq軸電圧指令値(Vd**およびVq**)を得る。これにより、負荷トルク変動に同期して電圧位相が変化する。
補正後の電圧指令値(Vd**およびVq**)は、dq/3φ変換器4で3相交流電圧に座標変換される。図16は、電力変換回路5から出力される電圧位相の時間変化を示す。前述の制御部2に動作により、電力変換回路5から出力される電圧位相において、モータ6の磁極位置に対して増加する第1成分に、圧縮機構部500の周期的な負荷変動に同期して変化する第2成分が重畳される。この例における第1成分は、モータ6の磁極位置に対して単調増加しており、モータ6の磁極位置に比例して増加している。図中には、負荷変動が特に大きい期間を示す。また、負荷変動の周期のうち、第1成分に第2成分が重畳される期間である重畳期間は、負荷が所定の閾値(所定値)以上になる期間である。重畳期間は例えば、圧縮工程の途中から吐出工程の途中までである。所定の閾値は例えば、平均負荷トルク、或いは平均負荷トルクに所定値を乗じた値や、平均負荷トルクに所定値を加えた値等である。
図17は、電圧位相調整器7の変形例を示す。この電圧位相調整器7aは、電圧位相調整器7の変形例である。電圧位相調整器7と比較すると、電圧位相調整器7aは更に、スイッチ40とスイッチ制御部41とを有する。スイッチ40は、加算器62における電圧位相調整量(δVtrq)の入力に設けられる。スイッチ制御部41は、負荷の変動の周期のうち、負荷が所定の閾値以上になる期間に対応する回転角度の範囲を用い、回転角度がその範囲内である時、制御信号Oをオンにする。スイッチ40は、制御信号Oに従って開閉する。これにより、加算器62は、負荷が所定の閾値以上になる期間のみ、電圧指令位相(δV1*)に電圧位相調整量(δVtrq)を加算する。これにより、他のベクトル制御の特性を最大限継承し、即ち他のベクトル制御への影響を最小限にしつつ、弱め界磁領域において周期的な負荷変動を抑制することができる。

<電圧位相操作型弱め界磁制御との組み合わせ>
前述の通り、慣性モーメントが小さいモータ6あるいは圧縮機構部500など、高速域においても周期的な負荷トルク変動が大きい場合、弱め界磁領域においても周期的な負荷変動を抑制する必要がある。図18は、制御部2の第1の変形例を示す。この場合のモータ制御装置1は、制御部2の代わりに制御部2aを有する。制御部2と比較すると、制御部2aは、電流制御器15a,15bの代わりに、減算器71と弱め界磁制御部72を有する。減算器71は、q軸電流指令値(Iq*)からq軸電流検出値(Iqc)を減算する。弱め界磁制御部72は、減算器71の出力を用いて電圧位相調整器7を制御する。
弱め界磁制御部72は、電圧指令値の振幅を予め決定された最大値に固定し、q軸電流指令値(Iq*)とq軸電流検出値(Iqc)の偏差を基に電圧指令値を操作する。つまり、モータ6の負荷トルクが増えた場合(Iqc<Iq*)、電圧位相を増加させてより強く弱め界磁制御を行う。したがって、このモータ制御方法は、前述の他のモータ制御方法と相性がよく、弱め界磁領域においても容易に周期的な負荷変動を抑制できる。
この弱め界磁制御の応答周波数において、モータ6の電気定数によって設定可能な最大応答周波数が決まる。そのため、仮に、弱め界磁制御の応答周波数が上限値を超えて設定された場合、モータ6が不安定になる。
図19は、制御部2の第2の変形例を示す。弱め界磁制御の応答周波数に制約がある場合、モータ制御装置1は、制御部2aの代わりに制御部2bを有する。制御部2aと比較すると、制御部2bは更に、周期トルク推定部30aと、減算器73とを有する。周期トルク推定部30aは、q軸電流検出値(Iqc)から電流位相調整量(ΔItrq)を推定する。減算器73は、q軸電流検出値(Iqc)から電流位相調整量(ΔItrq)を減算する。減算器71は、q軸電流指令値(Iq*)から減算器73の出力を減算する。制御部2bの弱め界磁制御では、q軸電流検出値のうち、周期的な変動分を除いた基本波成分のみを制御する。周期基本波成分のみを制御する場合、必要となる応答周波数は、変動分も制御する場合よりも低くできる。これにより、マイコンの演算負荷を低減できたり、マイコンの種類の選択肢を広げられたり、といった利点がある。即ちマイコンのコストを低減することができる。なお、周期トルク推定部30aは、基本的には、周期トルク推定部30と同じ構成で実現可能である。
図20は、制御部2の第3の変形例を示す。この場合、モータ制御装置1は、制御部2の代わりに制御部2cを有する。制御部2と比較すると、制御部2cは更に、d軸電流指令値決定部77を有する。d軸電流指令値決定部77は、減算器74と、増幅器75と、積分器76とを有する。減算器74は、電圧指令振幅最大値(Edc_Max)から電圧指令振幅(V1*)を減算する。増幅器75は、減算器74の出力にゲイン(Ki_wk)を乗算する。積分器76は、増幅器75の出力を積分することにより、軸電流指令値(Id*)を算出する。
これにより、d軸電流指令値決定部77は、電圧指令振幅(V1*)と、電圧指令振幅最大値(Edc_Max)と比較し、電圧指令値の振幅が直流電圧源20の電圧を超えないように、d軸電流指令値を決定する。このモータ制御方法は、電圧指令値の位相を間接的に調整するため、前述の他のモータ制御方法に比べると、電圧指令値のオーバーシュートやアンダーシュートが発生しやすい。しかし、前述の周期トルク推定部30と電圧位相調整器7の構成と組み合わることで、こういった問題を解決でき、より安定なモータ駆動を実現できる。
以上に説明した周期トルク推定部と電圧位相調整器を用いることにより、モータ6の回転数によらず、周期的な負荷変動を抑制し安定にモータ6を駆動することができる。また、負荷トルクの変動を推定するため、特定の圧縮方式に限定されることなく、いずれの圧縮方式にも本実施例を適用可能なことは明らかである。
また、圧縮機構部500の一工程での吸込み圧力Psと吐出圧力Pdは、圧縮機構部500が繋がるシステム(例えば、冷凍サイクル)の状態によって変化する。これにより、一工程における負荷トルク変動が発生する。そのため、負荷トルク変動を推定し、その情報を電圧位相調整器7に入力して電圧位相を調整することで、様々な負荷特性の圧縮機構へ適用可能である。
駆動装置は、圧縮機構に限らず、周期的に変動する負荷トルク特性を有する機構部を有していても良い。他の機構部を有する駆動装置も、実施例1の駆動装置と同様の効果を奏することは言うまでもない。

<圧縮機構部500の変形例>
以上の説明において、モータ6のシャフト502は、クランクシャフト503を介して圧縮機構部500のピストン501に接続されている。そのため、圧縮機構部500としての一連の工程は機械角1周期となり、その結果、負荷トルクの変動も機械角1周期であった。例えば、モータ6のシャフトとクランクシャフト503の間に、ギアを追加した場合、負荷トルクの変動は、機械角1周期の整数倍で変動する。この場合も、負荷トルクの変動周期があらかじめ分かっていれば、本実施例に記載の内容を適用可能であり、同様の効果が得られる。

<冷蔵庫への適用例>
本実施例では、本発明のモータ制御装置の適用例である冷蔵庫301について説明する。
図21は、実施例2における冷蔵庫の構成を示す。なお、本実施例では、実施例1と同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分について、説明を省略する。
冷蔵庫301は、熱交換機302と、送風機303と、圧縮機510と、冷蔵庫制御部306とを有する。熱交換機302は、冷媒により周囲の空気を冷却する。送風機303は、熱交換機302により冷却された空気を冷蔵庫301内で循環させる。圧縮機510は、実施例1と同様であり、モータ6と、圧縮機構部500とを有する。圧縮機構部500は、冷媒を圧縮して冷却する。モータ6は、圧縮機構部500を駆動する。
冷蔵庫制御部306は、冷蔵庫301内に設けられている各種センサからの情報により、送風機303や庫内灯などを制御する庫内制御装置307と、圧縮機駆動用モータ305を制御するモータ制御装置1とを有する。モータ制御装置1は、実施例1と同様である。
冷蔵庫301においては、真空断熱材等により、冷蔵庫301内から外気へ漏れる熱漏洩量が非常に少ない。このような冷蔵庫301においてモータ制御装置1の消費電力量を更に削減するためには、例えば、電力変換回路5に昇降圧コンバータ81を加えることにより直流電圧を最適な値に制御することが有効である。本実施例のモータ制御装置1は、電力変換回路5の代わりに電力変換回路5aを有する。電力変換回路5aは、直流電圧を制御する場合においても、周期的な負荷変動を抑制する。これにより、安定にモータ6を制御するモータ制御装置1を提供する。
図22は、実施例2における電力変換回路5aの構成を示す。電力変換回路5と比較すると、電力変換回路5aは更に、昇降圧コンバータ81を有する。昇降圧コンバータ81は、ドライバ回路23aと、キャパシタ26と、スイッチング素子27と、ダイオード28と、インダクタ29とを有する。ドライバ回路23aは、直流電圧源20の電圧を直流電圧指令値(Edc*)に追従させるように、スイッチング素子27を特定のデューティーでスイッチングする。電力変換回路5aの直流電圧指令値(Edc*)は、上位制御系等によってあらかじめ与えられたり、電圧指令振幅(V1*)とモータ6の誘起電圧との比率によって決定されたりする。
図23は、モータ6の回転数に対する効率を示す。この図は、モータ6の回転数に対し、誘起電圧82と、モータ損失83と、インバータ損失84と、総合効率85とを示す。総合効率85は、モータ6の効率と電力変換回路5aの効率を掛け合わせた効率である。モータ6の損失は、主にモータ電流の2乗に比例する銅損83aと、通常領域においてインバータ周波数(回転数)に応じて増加する鉄損83bとで構成される。弱め界磁領域では磁束量が等価的に減るため、鉄損83bは減る。銅損83aと鉄損83bの比率はモータ6の設計に依存するが、例えば、この図に示されているように、鉄損83bの比率が大きいモータ6の場合、回転数が弱め界磁領域に入った辺りで最も損失が低くなる。一方、電力変換回路5aの効率は、電流の2乗に比例する損失が主である。そのため、モータ6と電力変換回路5aの組み合わせにより、総合効率85は、弱め界磁領域に入った辺りで最も損失が低くなる。したがって、本実施例の電力変換回路5aを用いた場合、電力変換回路5aの直流電圧をモータ6の誘起電圧82に相当する値に制御することで、モータ制御装置1の損失を抑えられる。言い換えると、モータ制御装置1は、回転数によらず、モータ6を弱め界磁領域付近で駆動することで、広い回転数範囲におけるモータ制御装置1の高効率化を実現できる。
このように、高速域に限らず、弱め界磁制御が広い回転数範囲で使われる場合、本実施例のモータ制御装置1が効果的である。なぜなら、電圧位相を機構部の周期的な負荷変動に同期して変化させることで、通常領域と弱め界磁領域とで周期的な負荷変動を抑制するモータ制御方法を切り替える必要が無く、複数の制御を切替える際の過渡的な問題(電流変動や周波数変動等)が起こらないためである。

<実施例2の変形例>
図24は、実施例2における制御部及び電力変換回路の変形例を示す。この場合のモータ制御装置1は、制御部2の代わりに制御部2dを有し、電力変換回路5aの代わりに電力変換回路5bを有する。
制御部2と比較すると、制御部2dは更に、周期トルク推定部30bを有する。周期トルク推定部30bは、周期トルク推定部30と同様、電流検出部12に検出された電流情報を基に、周期的に変動する負荷トルク成分を推定する。周期トルク推定部30bは、推定された負荷トルクの変化に、必要に応じてゲイン(Ktrq)を乗算し、直流電圧指令調整量(ΔVdtrq)を得る。
電力変換回路5aと比較すると、電力変換回路5bは更に、加算器91を有する。加算器91は、直流電圧指令調整量(ΔVdtrq)を直流電圧指令値(Edc*)に加算することにより、調整後の直流電圧指令値を算出してドライバ回路23aへ入力する。直流電圧指令値(Edc*)は、上位制御系等によってあらかじめ与えられたり、電圧指令振幅(V1*)とモータ6の誘起電圧との比率によって決定されたりする。
図25は、調整後の直流電圧指令値の時間変化を示す。この図に示されるような調整後の直流電圧指令値の変化により、周期的な負荷トルクの変化によって弱め界磁制御の状態が急激に変化することを抑えられる。これにより、弱め界磁領域付近でのモータ6の駆動を維持し、冷蔵庫301の高効率化を実現できる。なお、電力変換回路5bの直流電圧源20へ供給される電圧に変動がある場合、その変動の影響(リプル)が直流電圧源20の電圧に重畳される。例えば、単相交流電圧源を用いた場合、整流回路の方式や平滑コンデンサの容量によっては、電源周波数の2倍のリプルが重畳される場合がある。
以上に説明した周期トルク推定部と電圧位相調整器の構成例のいずれかを用いることで、モータ6の回転数によらず、周期的な負荷変動を抑制し安定にモータ6を駆動することができる。これにより、冷蔵庫301において、負荷の周期的な変動による振動やそれによる騒音を抑えることができる。
以上の実施例では、フィードバック制御を前提として記載した。そのため、制御部2は、周期的な負荷変動を検出して制御する。しかし、例えば、制御部2は、周期的な負荷トルクの変化を示すデータを予め保存し、そのデータを基に電圧位相調整量や直流電圧指令調整量を演算することにより、上記の実施例と同様の効果を得ることができる。
以上の実施例は、冷凍機やエア・コンディショナ(空気調和装置)等、モータにより機構部を駆動する他の駆動装置にも適用することができる。
また、モータ制御装置1は、モータ6の構造や機構部の方式に関わらず適用可能である。上記の実施例では、モータ6が永久磁石モータである場合を説明したが、永久磁石モータの代わりに、その他の電動機(例えば、誘導機、同期機、スイッチトリラクタンスモータ、シンクロナスリラクタンスモータなど)が用いられても構わない。その際、電動機によっては電圧指令値作成器での演算方法が変わるが、それ以外については同様に適用でき、上記の実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手続き等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しても良い。また、上記の各構成や機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現しても良い。
なお、モータ制御装置1は、周期トルク推定部に限らず、検出された電流に基づいて、モータの負荷の周期的な変動を検出する負荷変動検出部を有していても良い。また、モータ制御装置1は、電圧位相調整部に限らず、負荷の変動に基づいて電力変換回路を制御することにより、交流電力の交流電圧の位相を調整する調整部を有していても良い。また、モータ制御装置1は、昇降圧コンバータに限らず、負荷トルクの変動に同期して直流電圧を変化させる直流電圧調整部を有していても良い。
以上の実施例で説明された技術は、次のように表現することができる。
(表現1)
直流電力を交流電力に変換することにより、機構部を駆動するモータへ前記交流電力を供給する電力変換回路と、
前記電力変換回路又は前記モータに流れる電流を検出する電流検出部と、
前記電流に基づいて、前記モータの負荷の周期的な変動を検出する負荷変動検出部と、
前記変動に基づいて前記電力変換回路を制御することにより、前記交流電力の交流電圧の位相を調整する調整部と
を備え、
前記変動の周期は、前記モータの機械角1周期の整数倍であり、
前記交流電圧の位相は、前記モータの磁極位置に対して増加する第1成分と、前記変動に同期して変化する第2成分とを有する、
モータ制御装置。
(表現2)
冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
前記圧縮機構部を駆動するモータと、
直流電力を交流電力に変換することにより、前記モータへ前記交流電力を供給する電力変換回路と、
前記電力変換回路又は前記モータに流れる電流を検出する電流検出部と、
前記電流に基づいて、前記モータの負荷の周期的な変動を検出する負荷変動検出部と、
前記変動に基づいて前記電力変換回路を制御することにより、前記交流電力の交流電圧の位相を調整する調整部と
を備え、
前記変動の周期は、前記モータの機械角1周期の整数倍であり、
前記交流電圧の位相は、前記モータの磁極位置に対して増加する第1成分と、前記変動に同期して変化する第2成分とを有する、
冷蔵庫。
(表現3)
直流電力を交流電力に変換することにより、機構部を駆動するモータへ前記交流電力を供給し、
前記電力変換回路又は前記モータに流れる電流を検出し、
前記電流に基づいて、前記モータの負荷の周期的な変動を検出し、
前記変動に基づいて前記電力変換回路を制御することにより、前記交流電力の交流電圧の位相を調整する
ことを備え、
前記変動の周期は、前記モータの機械角1周期の整数倍であり、
前記交流電圧の位相は、前記モータの磁極位置に対して増加する第1成分と、前記変動に同期して変化する第2成分とを有する、
モータ制御方法。
以下、これらの表現における用語について説明する。
1:モータ制御装置
2、2a、2b、2c、2d:制御部
3:電圧指令値作成器
4:dq/3φ変換器
5、5a、5b:電力変換回路
6:モータ
7、7a:電圧位相調整器
8:3φ/dq変換器
9:積分器
10:軸誤差演算器
12:電流検出部
13:PLL制御器
14:速度制御器
15a:電流制御器
20:直流電圧源
23、23a:ドライバ回路
30、30a、30b:周期トルク推定部
72:弱め界磁制御部
81:昇降圧コンバータ
301:冷蔵庫
500:圧縮機構部
510:圧縮機

Claims (7)

  1. 直流電力を交流電力に変換することにより、機構部を駆動するモータへ前記交流電力を供給する電力変換回路と、
    前記電力変換回路又は前記モータに流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流に基づいて、前記モータの負荷の周期的な変動を検出する負荷変動検出部と、
    前記変動に基づいて前記電力変換回路を制御することにより、前記交流電力の交流電圧の位相を調整する調整部と
    を備え、
    前記変動の周期は、前記モータの機械角1周期の整数倍であり、
    前記交流電圧の位相は、前記モータの磁極位置に対して増加する第1成分と、前記変動に同期して変化する第2成分とを有し、
    前記調整部は、前記変動の周期のうち前記負荷が所定値以上になる期間において、前記交流電圧の位相の前記第1成分に前記第2成分を加える、
    モータ制御装置。
  2. 前記調整部は、前記電力変換回路を制御することにより、前記モータの誘起電圧が前記直流電力の直流電圧以上になる場合の回転数で、前記モータを駆動する、
    請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記調整部は、前記期間に対応する前記モータの回転角度の範囲を用い、前記モータの回転角度が前記範囲内である場合、前記交流電圧の位相の前記第1成分に前記第2成分を加える、
    請求項に記載のモータ制御装置。
  4. 前記変動に基づいて前記直流電力の直流電圧を制御することにより、前記変動に同期して前記直流電圧を変化させる直流電圧調整部を更に備える、
    請求項1乃至の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記第1成分は、前記磁極位置に比例して増加する、
    請求項1乃至の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  6. 前記電力変換回路は、スイッチング素子を有する、
    請求項1乃至の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  7. 冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部を駆動するモータと、
    直流電力を交流電力に変換することにより、前記モータへ前記交流電力を供給する電力変換回路と、
    前記電力変換回路又は前記モータに流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流に基づいて、前記モータの負荷の周期的な変動を検出する負荷変動検出部と、
    前記変動に基づいて前記電力変換回路を制御することにより、前記交流電力の交流電圧の位相を調整する調整部と
    を備え、
    前記変動の周期は、前記モータの機械角1周期の整数倍であり、
    前記交流電圧の位相は、前記モータの磁極位置に対して増加する第1成分と、前記変動に同期して変化する第2成分とを有し、
    前記調整部は、前記変動の周期のうち前記負荷が所定値以上になる期間において、前記交流電圧の位相の前記第1成分に前記第2成分を加える、
    冷蔵庫。
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