JP5936495B2 - 現像部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

現像部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真装置に組み込まれる現像部材、並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
電子写真装置に用いられる現像部材は、様々な温度環境で使用される場合がある。そのため、温度依存性の低い現像部材が要求されている。温度変動により、例えば熱膨張による形状の変化が生じる場合がある。現像部材の弾性層には、シリコーンゴムが好適に用いられるが、シリコーンゴムは他のゴムに比べ、熱膨張しやすい傾向にある。
現像部材の弾性層のサイズが周辺の温度、湿度によって変動することは、安定した品位の電子写真画像を提供するうえで、解決すべき課題であるといえる。かかる課題に対し、特許文献1には、表面積の小さいシリカ系充填剤を多量に添加することで、低膨張率のシリコーンゴムが得られるシリコーンゴム組成物が提案されている。また、特許文献2には、孤立シラノール基の含有量を規定したシリカを大量に添加することで、低粘度で低膨張率のシリコーンゴムが得られるシリコーンゴム組成物が提案されている。
特開2000−265150号公報 特開2003−128920号公報
本発明者らの検討によれば、特許文献1、2にかかる構成は、シリコーンゴムの熱膨張の抑制には効果が見込まれる。しかしながら、特許文献1および特許文献2に係る技術を、現像部材に適用した場合、弾性層の弾性が低下することがある。その結果、例えば、トナー規制ブレード等の部材が現像部材の表面に長期に亘って当接した場合に、現像部材の表面に容易に回復しない塑性変形(以降、「Cセット」ともいう)が当該当接部分に生じることがある。現像部材において、Cセットが生じた部分は、他の部分とのトナー搬送性等が異なるため、かかる現像部材を用いて電子写真画像を形成したときに、電子写真画像にCセットに由来する濃度ムラが現れることがある。
そこで、本発明は、弾性層の熱膨張を低減し、当接部材との長期の当接によっても塑性変形が生じにくい現像部材を提供することを目的とする。また、本発明は、高品位な電子写真画像の形成に資するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、基体と、該基体の上に設けられた、付加硬化型シリコーンゴム混合物の硬化物を含む弾性層と、該弾性層の上に設けられた表面層とを備え、該弾性層は、下記式(1)で表される化合物を含有し、該弾性層中、下記式(1)におけるnが3以上12以下の整数である化合物の含有率をP1質量ppm、下記式(1)におけるnが13以上20以下の整数である化合物の含有率をP2質量ppmとしたとき、P1+P2が5000質量ppm以上12000質量ppm以下であり、かつ、P1が1500質量ppm以上6000質量ppm以下である現像部材が提供される。
Figure 0005936495
(式(1)中、nは3以上、20以下の整数である。)。
また、本発明によれば、トナーと、該トナーを収容したトナー容器と、該トナー容器内の該トナーを表面に担持して現像領域に搬送するための現像部材とを具備し、電子写真装置の本体に着脱可能に構成されているプロセスカートリッジであって、該現像部材が、上記の現像部材であるプロセスカートリッジが提供される。
更に、本発明によれば、トナーと、該トナーを収容したトナー容器と、該トナー容器内の該トナーを表面に担持して現像領域に搬送するための現像部材とを具備している電子写真装置であって、該現像部材が、上記の現像部材である電子写真装置が提供される。
本発明によれば、弾性層の熱膨張を低減し、当接部材との長期の当接によっても当接部分に塑性変形が生じにくい現像部材を得ることができる。また、本発明によれば、高品位な電子写真画像の形成に資するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を得ることができる。
本発明に係る現像ローラの一例の断面図である。 本発明に係るプロセスカートリッジの一例の断面図である。 本発明に係る電子写真装置の一例の断面図である。 本発明に係る現像ローラの形状測定装置の模式図である。
[現像部材]
本発明に係る現像部材は基体、弾性層および表面層を備える。図1に本発明に係るローラ形状の現像部材、すなわち、現像ローラの断面図を示す。図1の現像ローラ1には、基体である軸芯体2の外周に弾性層3が設けられ、弾性層3の外周に表面層4が設けられている。
[基体]
基体は、現像部材の電極及び支持部材として機能する。そのため、例えば、アルミニウム、銅合金、ステンレス鋼の如き金属又は合金;クロム又はニッケルで鍍金処理した鉄;導電性を有する合成樹脂の如き導電性の材質等で構成される。現像部材における基体としては、中空状や中実状の基体を使用することができる。
[弾性層]
弾性層は、付加硬化型シリコーンゴム混合物の硬化物を含み、かつ、下記式(1)で表される化合物を含有する。
Figure 0005936495
(式(1)中、nは3以上、20以下の整数である。)。
<P1、P2、P1+P2>
本発明において、弾性層中の前記式(1)におけるnが3以上12以下の整数である化合物の含有率をP1質量ppm、前記式(1)におけるnが13以上20以下の整数である化合物の含有率をP2質量ppmとしたとき、P1+P2が5000質量ppm以上12000質量ppm以下である。P1+P2を5000質量ppm以上とすることによって、シリコーンゴムの分子運動性を効果的に抑制することができ、弾性層の熱膨張を有効に抑制することができる。
また、P1+P2を12000質量ppm以下とすることにより、主成分であるシリコーンゴムと環状シロキサンとの絡み合いによるゴム弾性の低下を十分に抑制することができる。ここで、P1+P2は6000質量ppm以上11000質量ppm以下が好ましく、7000質量ppm以上10000質量ppm以下がより好ましく、8000質量ppm以上9000質量ppm以下がさらに好ましい。
また、P1は1500質量ppm以上6000質量ppm以下である。P1を1500質量ppm以上とすることで、弾性層の塑性変形、すなわち、Cセットの発生を十分に抑制することができる。また、P1を6000質量ppm以下とすることで、環状シロキサンのブリード等による弾性層のゴム弾性の低下を有効に抑制することができる。ここで、P1は、2000質量ppm以上5500質量ppm以下が好ましく、2500質量ppm以上5000質量ppm以下がより好ましく、3000質量ppm以上4000質量ppm以下がさらに好ましい。なお、P1およびP2は後述する方法により測定することができる。
前記式(1)で表される化合物は、直鎖状構造の高分子ポリシロキサンと比較して剛直である。そのため、前記式(1)で示される環状シロキサンを上記した割合で含む弾性層は、高温環境下においても、熱エネルギーによる分子運動性の向上を抑制し、弾性層の熱膨張を抑制することができる。
また、前記式(1)で表される化合物はシリコーンゴムと比較して低分子量であるため、シリコーンゴムとの絡み合いによるゴム弾性の低下が生じにくい。特に、前記式(1)におけるnが3以上12以下の整数である化合物は、分子構造が剛直であり、外部からの圧力によっても構造が変化しにくい。そのため、長期に亘ってトナー規制ブレードなどが当接した場合にも、弾性層に容易に回復しない塑性変形が生じることを有効に抑えることができる。
以上で述べた通り、本発明に係る弾性層は、熱膨張が抑制され、かつ、塑性変形も生じにくいため、塑性変形に起因する横スジ画像の発生をも抑制することができる。
<付加硬化型シリコーンゴム混合物>
弾性層の原料として用いられる付加硬化型シリコーンゴム混合物は、例えば、下記(A)成分、(B)成分および(C)成分を含むことができる。
(A)一分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個以上有するオルガノポリシロキサン、
(B)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも3個以上有するオルガノポリシロキサン、
(C)白金系触媒。
(A)成分の分子構造としては、直鎖状、分岐状のいずれであってもよいが、硬化物の引張り強度、引裂き強度、破断強度が良好である観点から、直鎖状が好ましい。アルケニル基の例としてはビニル基、アリル基、プロぺニル基、イソプロぺニル基、ブテニル基、イソブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等が挙げられる。この中でも、アルケニル基としてはビニル基が好ましい。
(A)成分のオルガノポリシロキサンが少なくとも2個以上有するアルケニル基は、互いに同一の基であってもよく、異なる基であってもよい。(A)成分としては、例えば、両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサン、側鎖ビニルポリジメチルシロキサン等が挙げられる。これらは一種のみを用いてもよく、二種以上を併用してもよい。(A)成分の重量平均分子量(Mw)は20000以上200000以下が好ましく、30000以上150000以下がより好ましい。
ここで、重量平均分子量(Mw)は、Gel Permeation Chromatography(浸透クロマトグラフィー)を用いた測定から得られる値とする。具体的には、GPCカラム(商品名:TSKgel SuperHM−m、東ソー株式会社製)2本を直列につないだ高速液体クロマトグラフ分析装置(製品名:HLC−8120GPC、東ソー株式会社製)を用いる。測定条件は、温度40℃、流速0.6ml/min、RI(屈折率)とし、測定サンプルを0.1質量%含むテトラヒドロフラン(THF)溶液として測定する。標準試料として単分散標準ポリスチレン(商品名:TSK標準ポリスチレンF−128、F−80、F−40、F−20、F−10、F−4、F−2、F−1、A−5000、A−2500、A−1000、A−500、東ソー株式会社製)を準備する。該標準試料を用いて、検量線を作成する。測定サンプルの保持時間、又はカウント数から分子量分布を得る。この分子量分布から重量平均分子量Mwを求めることができる。
(A)成分は公知の方法によって得ることができる。例えば、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルビニルシクロポリシロキサン等のオルガノシクロポリシロキサンと、ヘキサメチルジシロキサン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン等のヘキサオルガノジシロキサンとを用いる。これらをアルカリ触媒または酸触媒の存在下に平衡化反応を行うことによって得ることができる。
(B)成分としては、例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン、エチルハイドロジェンポリシロキサン等が挙げられる。これらは一種のみを用いてもよく、二種以上を併用してもよい。(B)成分のヒドロシリル基の水素原子は分子鎖末端のケイ素原子に結合していても、分子鎖途中のケイ素原子に結合していてもよい。(B)成分の重量平均分子量(Mw)は、300〜100000の範囲にあることが好ましい。また、前記付加硬化型シリコーンゴム混合物における(B)成分の含有量としては、(A)成分に含まれるケイ素原子に結合したアルケニル基に対する、(B)成分のケイ素原子に結合した水素原子のモル比が1.0以上10.0以下となる量が好ましい。前記モル比は、1.0以上3.0以下であることがより好ましい。
(C)成分の白金系触媒としては、白金微粉末、白金黒、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸のオレフィン錯体、塩化白金酸とアルケニルシロキサンとの錯体等が挙げられる。これらは一種のみを用いてもよく、二種以上を併用してもよい。前記付加硬化型シリコーンゴム混合物における(C)成分の含有率としては、(A)成分の質量に対する(C)成分の触媒金属原子の質量の割合が1質量ppm以上100質量ppm以下となる量が好ましい。
ところで、弾性層中におけるP1およびP2は、下記(i)および(ii)の少なくとも1つを調整することにより制御可能である。
(i)(A)成分中の前記式(1)で表される化合物の含有量
前記式(1)で表される化合物は、ポリシロキサンの生成過程において不可避的に生成する。そして、前記式(1)で表される化合物は、弾性層の原料である付加硬化型シリコーンゴム混合物中の(A)成分、すなわち、一分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有するオルガノポリシロキサンに特に多く含まれている。
そして、前記式(1)で表される化合物は、一分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有するオルガノポリシロキサンを、圧力0.01〜0.001MPaの減圧下で温度60〜70℃に加温することにより、揮発する。したがって、加温時間を調整することで、(A)成分中に含まれる前記式(1)で表される化合物の量、すなわち、前記式(1)におけるnが3以上12以下の整数である化合物の含有率、および、前記式(1)におけるnが13以上20以下の整数である化合物の含有率を調整することができる。なお、以下の記載において、(A)成分中の前記式(1)におけるnが3以上12以下の整数である化合物の含有率をp1質量ppm、(A)成分中の前記式(1)におけるnが13以上20以下の整数である化合物の含有率をp2質量ppmとする。そして、前記式(1)で表される化合物の含有量を調整した(A)成分を弾性層の原料として用いることで、弾性層中のP1およびP2を制御することができる。
(ii)付加硬化型シリコーンゴム混合物の硬化温度および硬化時間
弾性層は、付加硬化型シリコーンゴム混合物を含む層を軸芯体の外周部に形成した後、該層を100〜200℃程度に加熱して硬化させることにより形成される。この過程においても、付加硬化型シリコーンゴム混合物中の前記式(1)で表される化合物が揮発していく。そこで、加熱温度および加熱時間を適宜調整することによってもP1およびP2を制御することができる。
例えば、外径6mmの軸芯体を配置した、内径12mmの円筒状の金型内に、p1が19440質量ppm、p2が14270質量ppmである(A)成分を含む付加硬化型シリコーンゴム混合物を充填するとする。これを加熱して弾性層を形成する場合において、加熱温度を115℃および加熱時間を5分としたときには、p1に対するP1の比率(p1/P1)を16〜17%、p2に対するP2の比率(p2/P2)を36〜37%程度とすることができる。また、加熱温度を115℃および加熱時間を3分としたときには、p1/P1を30〜31%程度、p2/P2を40〜41%程度とすることができる。さらに、加熱温度を130℃および加熱時間を5分としたときには、p1/P1を9〜10%、p2/P2を24〜25%とすることができる。
また、p1が30130質量ppm、p2が14050質量ppmである(A)成分を含む付加硬化型シリコーンゴム混合物を充填するとする。これを加熱して弾性層を形成する場合において、加熱温度を115℃および加熱時間を5分としたときには、p1に対するP1の比率(p1/P1)を19〜21%程度、p2に対するP2の比率(p2/P2)を19〜21%程度とすることができる。また、加熱温度を130℃および加熱時間を5分としたときには、p1/P1を11〜13%程度、p2/P2を11〜13%程度とすることができる。さらに、加熱温度を140℃および加熱時間を3分としたときにはp1/P1を19〜20%程度、および、p2/P2を2〜3%とすることができる。
さらに、p1が12240質量ppm、p2が18510質量ppmである(A)成分を含む付加硬化型シリコーンゴム混合物を充填するとする。これを加熱して弾性層を形成する場合において、加熱温度を115℃および加熱時間を5分としたときには、p1に対するP1の比率(p1/P1)を28〜29%程度、p2に対するP2の比率(p2/P2)を43〜44%程度とすることができる。また、加熱温度を130℃および加熱時間を5分としたときには、p1/P1を13〜15%程度、p2/P2を36〜38%程度とすることができる。さらに、加熱温度を105℃および加熱時間を10分としたときには、p1/P1を15〜16%、および、51〜52%程度とすることができる。
本発明に係る現像部材の弾性層は、さらに無機系充填剤を含有することが好ましい。無機系充填剤としては、珪藻土、石英粉末、乾式シリカ、湿式シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミノケイ酸、炭酸カルシウム、カーボンブラック等が挙げられる。これら無機系充填剤は、ゴムの耐熱、伝熱、補強、増量等に効果がある。また、ゴムの熱膨張を抑制する効果もある。これらの無機系充填剤は一種のみを用いてもよく、二種以上を併用してもよい。無機系充填剤の比重としては、1.5g/cm3以上2.5g/cm3であることが好ましい。
本発明に係る現像部材の弾性層は、無機系充填剤を0.1質量%以上24質量%以下、特には、3質量%以上22質量%以下含有することが好ましい。弾性層中の無機系充填剤の含有率を上記範囲内とすることで、弾性層の熱膨張および圧縮永久歪等のゴム弾性の低下をより有効に抑制することができる。なお、弾性層中の無機系充填剤の含有率は、後述する方法により測定することができる。
弾性層は、上記以外にも、上記組成の機能を阻害しない範囲で、必要に応じて導電剤、可塑剤、加硫剤、加硫助剤、架橋助剤、酸化防止剤、老化防止剤、加工助剤等の各種添加剤を含有することができる。
これら弾性層を構成する原料を分散混練させる手段としては、以下の方法が挙げられる。例えば、単軸押出機、二軸押出機、ニーダー、2本ロールミル、3本ロールミル、バンバリーミキサー、連続ミキサー、プラネタリーミキサー等の装置を用いる方法が挙げられる。
弾性層は、現像部材に要求される弾性を有する。弾性層の硬度としては、例えば、アスカーC硬度で20度以上80度以下とすることができる。弾性層の厚みとしては、例えば、1.5mm以上6.0mm以下とすることができる。
軸芯体上に弾性層を形成する方法としては、型成形法、押出成形法、射出成形法、塗工成形法等を挙げることができる。より具体的には、軸芯体と本発明に係る弾性層用の原料とを押出して成型する方法や、原料が液状であれば、円筒状のパイプと該パイプ両端に配設された軸芯体を保持するための駒とを配設した金型に原料を注入し、加熱硬化する方法等が挙げられる。弾性層の表面は、表面層との密着性向上の観点から、表面研磨や、コロナ処理、フレーム処理、エキシマ処理等の表面改質方法によって改質することもできる。
[表面層]
表面層の材質としては、以下のものを挙げることができる。スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系樹脂、アクリル系樹脂の如き熱可塑性樹脂。エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂の如き熱または光硬化性樹脂など。これらは一種のみを用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
現像部材として表面粗度が必要な場合には、表面層の原料である表面層用分散液中に粗さ制御のための微粒子を添加してもよい。粗さ制御用微粒子としては、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の微粒子を用いることができる。これらは一種のみを用いてもよく、二種以上を併用してもよい。粗さ制御用微粒子の体積平均粒子径は、3μm以上20μm以下であることが好ましい。また、表面層中の粗さ制御用微粒子の含有量は、表面層中の樹脂固形分100質量部に対し、1質量部以上50質量部以下であることが好ましい。
表面層の原料である表面層用分散液中には、さらにカーボンブラックを添加してもよい。カーボンブラックとしては、例えば、EC300J、EC600JD(商品名、ライオン株式会社製)等の高い導電性を有するカーボンブラックや、中程度の導電性を有するゴム用カーボンブラック又は塗料用カーボンブラック等が挙げられる。この中でも、分散性と導電性の制御の観点から、カーボンブラックとしては塗料用カーボンブラックが好ましい。これらは一種のみを用いてもよく、二種以上を併用してもよい。表面層中のカーボンブラックの含有量は、樹脂成分に対して3質量%以上30質量%以下であることが好ましい。
表面層は、上記以外にも、機能を阻害しない範囲で、架橋剤、可塑剤、充填剤、増量剤、加硫剤、加硫助剤、架橋助剤、酸化防止剤、老化防止剤、加工助剤、レベリング剤等を含有することができる。
表面層の厚さは1μm以上100μm以下が好ましい。表面層の厚さが1μm以上であることにより、磨耗等による劣化を抑制することができる。また、表面層の厚さが100μm以下であることにより、現像部材の表面が高硬度になるのを抑制し、トナーの劣化を抑制し、現像部材の表面へのトナー由来の固着を抑制することができる。トナーへのダメージを考慮すると、表面層の厚さは1μm以上50μm以下であることがより好ましい。
表面層の形成方法としては特に限定されるものではないが、例えば、表面層の各成分を溶剤中に分散混合して塗料化し、表面層用塗布液を調製する。該表面層用塗布液を弾性層上に塗工し、乾燥固化又は硬化することにより表面層を形成することが可能である。分散混合には、サンドミル、ペイントシェーカー、ダイノミル、パールミルの如きビーズを利用した公知の分散装置を用いることが好ましい。塗工方法としては、浸漬塗工、リング塗工、スプレー塗工、ロールコート等を採用することができる。
[プロセスカートリッジ及び電子写真装置]
本発明に係るプロセスカートリッジは、電子写真装置の本体に着脱可能に構成されており、かつ、本発明に係る現像部材を具備している。また、本発明に係る電子写真装置は、本発明に係る現像部材を備える。本発明に係るプロセスカートリッジ及び電子写真装置は、本発明に係る現像部材を備えるものであれば、複写機、ファクシミリ、プリンター等に限定されるものではない。本発明に係る現像部材を搭載したプロセスカートリッジ及び電子写真装置の一例として、非磁性一成分現像方式の電子写真装置を以下に説明する。図2に示すプロセスカートリッジにおいて、現像装置10は、非磁性一成分トナーとしてトナー8を収容したトナー容器と、トナー容器内の長手方向に延在する開口部に位置し感光体5と対向設置された現像ローラ1とを備える。そして、トナー8は、現像ローラ1の表面に担持された状態で現像領域に搬送される。そして、感光体5上の静電潜像は、現像ローラ1によって搬送されたトナー8によって現像される。
図3に示す電子写真装置には、図示しない回転機構により回転する感光体5の周囲に、感光体5の表面を所定の極性・電位に帯電する帯電部材12が配置される。更に、帯電された感光体5の表面に画像露光を行って静電潜像を形成する、不図示の画像露光装置が配置される。更に、感光体5の周囲には、形成された静電潜像上にトナーを付着させて現像する本発明に係る現像ローラ1を備える現像装置10が配置される。更に、紙22にトナー像を転写した後、感光体5上をクリーニングするクリーニング装置13が設けられる。紙22の搬送経路上には、転写されたトナー像を紙22上に定着させる定着装置15が配置される。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
<両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサンA−5>
両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサン(商品名:DMS−V42、GELEST INC.製、重量平均分子量Mw=70000)を、両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサンA−5として用意した。
この両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサンA−5中のp1およびp2を以下の方法で測定した。すなわち、両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサンA−5の1.0gをアセトン10mlに24時間浸漬した。この抽出溶液の上澄み液をガスクロマトグラフ(製品名:GC−9A(FID仕様)、(株)島津製作所製)により分析した。得られたMSスペクトルから前記式(1)のnが3〜20の化合物を同定し、得られたピーク強度から定量を行った。その結果を表1に示す。なお、前記式(1)におけるnが3以上12以下の整数である化合物の含有率をp1質量ppm、前記式(1)におけるnが13以上20以下の整数である化合物の含有率をp2質量ppmとした。
<両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサンA−1〜A−4の調製>
両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサンA−5を、0.004MPaに減圧下、温度60℃に加温した状態で所定の時間維持することで、両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサンA−5中の低分子量シロキサンを揮発させた。これにより、p1およびp2が表1に示す値を有する両末端ビニル封鎖ポリジメチルシロキサンA−1〜A−4を調製した。なお、加温時間は、1〜3時間の範囲で調整した。
Figure 0005936495
(実施例1)
<軸芯体の準備>
軸芯体として、外径6mm、長さ250mmのSUS304製の芯金にプライマー(商品名:DY35−051、東レ・ダウコーニング株式会社製)を塗布し、170℃で20分間焼き付けしたものを準備した。
<弾性層の形成>
準備した軸芯体を内径12mmの円筒状金型内に同心となるように設置した。弾性層の原料として表2に記載の材料を混合した付加硬化型シリコーンゴム混合物を調製し、該混合物を金型内に注入した。115℃で5分加熱成型した後、金型を50℃まで冷却し、軸芯体と一体となった弾性層を金型から取り出した。これにより、軸芯体の外周に直径12mmの弾性層を設けた。
Figure 0005936495
<表面層の形成>
表面層の材料として、ポリエステルポリオール(商品名:ニッポラン3027、日本ポリウレタン工業(株)製)100.0質量部、MDI系ポリイソシアネート(商品名:C2521、日本ポリウレタン工業(株)製)102.6質量部、カーボンブラック(商品名:MA230、三菱化学(株)製)33.7質量部を撹拌混合した。その後、この混合液を固形分30質量%になるようにメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、混合した後、サンドミルにて均一に分散した。この混合液にさらにMEKを加え、固形分を25質量%に調整した。この混合液にポリウレタン樹脂粒子(商品名:アートパールC400(体積平均粒子径14μm)、根上工業株式会社製)20質量部を加え、ボールミルで攪拌分散して、表面層用塗布液を得た。
前記軸芯体の外周に設けられた弾性層に対し、前記表面層用塗布液を浸漬塗工した。このとき、塗布液の膜厚が13μmとなるように弾性層3表面に表面層用塗布液を塗布した。80℃のオーブンで15分乾燥した後、140℃のオーブンで1時間硬化し、現像ローラを作製した。
〔P1、P2の測定〕
得られた現像ローラの弾性層から試料を1.0g切り出した。該試料をアセトン10mlに24時間浸漬した後、抽出溶液を前記低分子シロキサン量の分析と同様にガスクロマトグラフにより分析した。この時、試料中の前記式(1)におけるnが3以上12以下の整数である化合物の含有率をP1、試料中の前記式(1)におけるnが13以上20以下の整数である化合物の含有率をP2とした。結果を表4に示す。
〔無機系充填剤の含有量の測定〕
示差熱熱重量同時測定装置(商品名:Thermo Plus TG8120、Rigaku社製)を用いて得られた現像ローラの熱重量減少曲線を測定した。測定条件は、以下の通りである。現像ローラの弾性層から試料を15mgから20mgの間の量で切り出してTG装置にセットした。その後、酸素を15分以上流してから昇温速度20℃/minで700℃まで昇温した。その時の残渣の質量%(X)を算出した。また、同様に窒素を15分以上流してから昇温速度20℃/minで700℃まで昇温し、10分間保持した後、降温速度20℃/minで300℃まで降温した。その後、酸素を15分以上流してから昇温速度20℃/minで800℃まで昇温し、10分間保持した。酸素を流してからの質量減少量(質量%)(Y)を算出した。X+Yを無機系充填剤の含有量(質量%)として計算した。結果を表7に示す。
〔膨張量の測定〕
得られた現像ローラの外径寸法を図4に示す装置を用いて測定した。該装置は現像ローラ1を基準に回転する軸芯体受け(不図示)、現像ローラ1の回転を検知するエンコーダ(不図示)、基準板25、レーザ発光部及びレーザ受光部からなるレーザ寸法測定機(商品名:「LS−7000」、株式会社キーエンス製)を備える。現像ローラ1の表面と基準板25との隙間量26を測定することにより、現像ローラ1の外径寸法を算出した。なお、現像ローラ1の表面と基準板25との隙間量26の測定は、弾性層の長手方向中央部、及び弾性層の両端部から長手方向中央部側に5.0mmの位置の合計3点に関して行った。また、現像ローラ1の1周に対して1°ピッチで360点の測定を行った。測定は、現像ローラ1を30℃、相対湿度55%RHの環境中に24時間静置した後、同環境で測定を行った。また、15℃、相対湿度55%の環境でも同様に測定し、30℃、相対湿度55%RHでの外径寸法との差を膨張量(μm)とした。結果を表7に示す。
〔変形量の測定及び横スジ画像評価〕
図3の構成を有するレーザービームプリンター(商品名:LBP5500、キヤノン株式会社製)のプロセスカートリッジ(商品名:EP−85トナーカートリッジ(ブラック)、キヤノン株式会社製)を用意した。前記プロセスカートリッジのトナー容器に、トナー量規制部材と得られた現像ローラとを装着し、現像ローラとトナー量規制部材とを当接した状態で40℃、相対湿度95%RHの環境下に1ヶ月間静置した。なお、現像ローラとトナー量規制部材との当接圧力は0.6N/cmに調整し、塑性変形に対して厳しい設定に変更した。その後、23℃、相対湿度55%RHの環境下に5時間静置した。これを前記レーザービームプリンター中に装填してハーフトーン画像を出力し、以下の表3の基準でセット跡画像の評価を行った。結果を表7に示す。
また、評価を行ったプロセスカートリッジから現像ローラを取り出し、変形量(μm)を測定した。なお、現像ローラ表面の変形量は、レーザ変位センサ(商品名:LT−9500V、株式会社キーエンス製)を用いて測定した。エアーブローでトナーを除去した現像ローラの表面に対して、垂直方向にレーザ変位センサを設置し、現像ローラを任意の回転数で回転駆動して現像ローラ表面の周方向の変位を読み取り、変形量を測定した。長手方向に43mmピッチで5点測定を行い、5点の平均値を変形量とした。結果を表7に示す。
Figure 0005936495
(実施例2〜33、比較例1〜6)
ポリジメチルシロキサン成分の種類および石英の添加量、加熱成形温度および加熱成形温度を表4〜6に示したように変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で実施例に係る現像ローラ2〜33および比較例に係る現像ローラC1〜C6を作製した。そして、現像ローラ2〜33及びC1〜C6について、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表7〜9に示す。
Figure 0005936495
Figure 0005936495
Figure 0005936495
Figure 0005936495
Figure 0005936495
Figure 0005936495
表7〜9の結果から、実施例1〜33では、膨張量が小さく、変形量も小さいため、良好な電子写真画像が得られた。これは、P1およびP1+P2が適正な範囲に存在するため、弾性層のゴム弾性を低下させることなく、熱による膨張を低減し、塑性変形を低減でき、塑性変形に起因する現像ローラピッチの横スジ画像の発生を抑制できたと考えられる。
一方、比較例1、3および4の現像ローラは、変形量が大きく、塑性変形に起因する現像ローラの回転周期で横スジの発生が顕著に認められた。これは、P1またはP1+P2が適正な範囲でなく、当接部材との圧接による変形が大きくなったためと考えられる。
比較例2の現像ローラは、熱膨張が大きいため、変形量が大きくなり、塑性変形に起因する現像ローラの回転周期で横スジの発生が顕著に認められた。これは、P1+P2が適正な範囲でなく、分子運動を抑制できず、熱膨張により弾性層の厚みが増加した結果、当接部材との圧接圧が大きくなり、変形が大きくなったためと考えられる。
比較例5および6の現像ローラは、変形量が大きく、塑性変形に起因する現像ローラの回転周期で横スジの発生が顕著に認められた。これは、P1が適正な範囲でなく、また、無機系充填剤の含有量が余剰であり、熱膨張を抑制しているにもかかわらず、ゴム弾性が低下したため、変形量が大きくなったと考えられる。
1:現像ローラ
2:軸芯体
3:弾性層
4:表面層
5:感光体
6:クリーニング部材
7:トナー供給ローラ
8:トナー
9:トナー量規制部材
10:現像装置
11:レーザ光
12:帯電部材
13:クリーニング装置
14:クリーニング用帯電装置
15:定着装置
16:駆動ローラ
17:転写ローラ
18:バイアス電源
19:テンションローラー
20:転写搬送ベルト
21:従動ローラ
22:紙
23:給紙ローラ
24:吸着ローラ
25:基準板
26:隙間量

Claims (10)

  1. 基体と、
    該基体の上に設けられた、付加硬化型シリコーンゴム混合物の硬化物を含む弾性層と、
    該弾性層の上に設けられた表面層とを備える現像部材であって、
    該弾性層は、下記式(1)で表される化合物を含有し、
    該弾性層中、下記式(1)におけるnが3以上12以下の整数である化合物の含有率をP1質量ppm、
    下記式(1)におけるnが13以上20以下の整数である化合物の含有率をP2質量ppmとしたとき、
    P1+P2が5000質量ppm以上12000質量ppm以下であり、かつ、
    P1が1500質量ppm以上6000質量ppm以下であることを特徴とする現像部材。
    Figure 0005936495
    (式(1)中、nは3以上20以下の整数である。)
  2. 前記P1+P2が、6000質量ppm以上11000質量ppm以下である請求項1に記載の現像部材。
  3. 前記P1+P2が、7000質量ppm以上10000質量ppm以下である請求項2に記載の現像部材。
  4. 前記P1が、2000質量ppm以上5500質量ppm以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載の現像部材。
  5. 前記P1が、2500質量ppm以上5000質量ppm以下である請求項4に記載の現像部材。
  6. 前記付加硬化型シリコーンゴム混合物が、下記(A)成分、(B)成分および(C)成分を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の現像部材:
    (A)一分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個以上有するオルガノポリシロキサン、
    (B)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも3個以上有するオルガノポリシロキサン、
    (C)白金系触媒。
  7. 前記(A)成分の重量平均分子量が20000以上200000以下である請求項6に記載の現像部材。
  8. 前記弾性層が、無機系充填剤を0.1質量%以上24質量%以下の比率で含有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の現像部材。
  9. トナーと、
    該トナーを収容したトナー容器と、
    該トナー容器内の該トナーを表面に担持して現像領域に搬送するための現像部材とを具備し、電子写真装置の本体に着脱可能に構成されているプロセスカートリッジであって、
    該現像部材が、請求項1〜8のいずれか一項に記載の現像部材であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. トナーと、
    該トナーを収容したトナー容器と、
    該トナー容器内の該トナーを表面に担持して現像領域に搬送するための現像部材とを具備している電子写真装置であって、
    該現像部材が、請求項1〜8のいずれか一項に記載の現像部材であることを特徴とする電子写真装置。
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