JP5934945B2 - 音声通話システム - Google Patents

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本発明は、音声通話システムに関するものである。
従来、集合住宅の共用玄関に設置される共用部装置と、各住戸に設置される住戸機との間で、音声や映像をディジタル変調して伝送する集合住宅用インターホンシステムがあった(例えば特許文献1参照)。
特開2012−147043号公報
上記の特許文献1に開示されたインターホンシステムでは、共用部装置と住戸機との間が1本の共用部幹線で接続されているため、通信容量に制約があった。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、低コストで通信容量を増やすことが可能な音声通話システムを提供することにある。
本発明の音声通話システムでは、集合住宅の共用部分に設置される第1通話端末と、集合住宅の住戸部分に設置される第2通話端末との間が、複数回線の通信線を介して接続される。前記第1通話端末及び前記第2通話端末の各々は通信部と切替部を備える。前記切替部は、前記通信部の接続先を、複数回線ある前記通信線の何れかに切り替え、前記通信部は、前記通信線を介して音声信号、映像信号及び制御信号の内の少なくとも1種からなる信号を送受信する。前記第1通話端末及び前記第2通話端末のうち発呼側となる通話端末では、通信開始前に、前記切替部によって前記通信部が任意の前記通信線に接続された状態で、前記通信部が着呼側の通話端末に宛てた発呼パケットを送信する。前記第1通話端末及び前記第2通話端末のうち発呼側となる通話端末では、前記発呼パケットを送信してから所定の待ち時間が経過するまでの間に、前記発呼パケットに対する自機宛ての応答パケットを前記通信部が受信できない場合、前記切替部が前記通信部を別の前記通信線に接続させた状態で、前記通信部が前記発呼パケットを再送信する。
この音声通話システムにおいて、以下の処理を行うことも好ましい。前記第1通話端末及び前記第2通話端末のうち着呼側となる通話端末では、前記通信部が、自機宛ての前記発呼パケットを受信すると、発呼側の通話端末宛てに前記発呼パケットに対する応答パケットを返送する
この音声通話システムにおいて、前記第1通話端末及び前記第2通話端末の各々は、前記通信線を使用して行われる通話数の情報を前記回線毎に取得する通話数取得部を備えることも好ましい。通信開始前の状態で、前記切替部は、複数回線ある前記通信線のうち、前記通話数取得部によって取得された通話数が上限値以下である前記通信線の何れかに、前記通信部を接続する。
本発明によれば、第1通話端末と第2通話端末の間の通話が複数回線の通信線に分散されるから、通信容量を増やすことができる。しかも、第1通話端末及び第2通話端末では、切替部によって、通信部が接続される通信線が、複数回線ある通信線の何れかに切り替えている。したがって、複数回線ある通信線の各々に対応して通信部を備える必要がなく、通信部が1つで済むから、第1通話端末及び第2通話端末の回路構成を簡素化でき、コストダウンを図ることができる。
本実施形態の概略的なシステム構成図である。 (a)は同上に用いられる共用部端末のブロック図、(b)は同上に用いられる住戸端末のブロック図である。 同上の動作を説明するフロー図である。 同上の別の動作を説明するフロー図である。
本発明に係る音声通話システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は音声通話システムのシステム構成図である。この音声通話システムは、集合住宅の共用部分(例えば共用部玄関)にそれぞれ設置された2台の共用部端末1a,1b(第1通話端末)と、集合住宅の住戸部分にそれぞれ設置された2台の住戸端末2a,2b(第2通話端末)とを備える。尚、共用部端末や住戸端末の台数を図示の台数に限定する趣旨のものではなく、適宜変更が可能である。
共用部端末1a,1bはそれぞれ4回線の通信線L1,L2,L3,L4に接続されている。4回線の通信線L1,L2,L3,L4の各々は分岐器4によって分岐されて住戸部分に引き込まれ、住戸部分に設置された住戸端末2a,2bにそれぞれ接続されている。而して、共用部端末1a,1bと住戸端末2a,2bの間は4回線の通信線L1〜L4を介して接続されている。尚、4回線の通信線L1〜L4の各々は例えばツイストペアケーブルで構成されている。
図2(a)は共用部端末1(1a,1b)のブロック図であり、共用部端末1a,1bは、それぞれ、切替部11と通信部12と通話部13を備えている。また、通話部13は、制御部13a、音声処理部13b、映像処理部13c、操作入力受付部13d、D/A変換器13e、スピーカ13f、A/D変換器13g、マイクロホン13h、表示部13jなどを備えている。
切替部11は、通信部12の接続先を、4回線ある通信線L1〜L4の何れかに切り替える。
通信部12は、他の共用部端末や住戸端末2a,2bとの間で通信線を介したパケット伝送を行い、音声信号、映像信号及び制御信号の内の少なくとも1種からなる信号を送受信する。通信部12は、後述の制御部13aで作成される制御信号を分割してパケット(制御パケット)を作成し、音声処理部13bで作成される送話音声信号(送話音声データ)を分割してパケット(音声パケット)を作成する。さらに通信部12は、制御パケットや音声パケットを符号化するとともに符号化されたビット列を電気信号に変換(変調)し、切替部11によって切り替えられた通信線に出力する。また通信部12は、切替部11を介して接続された通信線に流れる電気信号をビット列に変換(復調)するとともに、復調されたビット列からパケット(音声パケット、制御パケット、映像パケット)を復号化する。なお、通信部12では、復号化したパケットのアドレスが自己のアドレス(共用部端末1a又は1bのアドレス)に一致しない場合は当該パケットを破棄し、アドレスが一致する場合は以下の処理を行う。すなわち通信部12は、復号化したパケットのデータフィールドに含まれるデータが映像データ(映像信号)であれば映像処理部13cに、制御データ(制御信号)であれば制御部13aに、音声データ(音声信号)であれば音声処理部13bに、それぞれ出力する。但し、パケットのアドレスがマルチキャストアドレス又はブロードキャストアドレスであれば、通信部12は、自己のアドレスに一致しない場合でも当該パケットを破棄せずに処理する。
通話部13では、マイクロホン13hで集音される音声が電気信号(音声信号)に変換される。そして、マイクロホン13hから出力されるアナログの音声信号(送話音声信号)がA/D変換器13gでディジタルの音声信号(送話音声データ)に変換されて音声処理部13bに入力される。また、音声処理部13bから出力されるディジタルの音声信号(受話音声データ)はD/A変換器13eでアナログの音声信号(受話音声信号)に変換された後、スピーカ13fに入力され、スピーカ13fから音声(受話音声)が出力される。
音声処理部13bは、音声スイッチやエコーキャンセラなどを具備し、通信部12から入力される受話音声信号及びA/D変換器13gから入力される送話音声信号を信号処理することでハウリングやエコーを抑制して良好なハンズフリー通話を実現する。なお、音声処理部13bで処理された送話音声信号は通信部12に出力される。
表示部13jは、液晶ディスプレイなどの表示デバイス(図示せず)と、表示デバイスを駆動して映像を表示させる駆動回路(図示せず)を備える。映像処理部13cは、通信部12から出力される映像信号(映像データ)から元の映像を再構成し、再構成した映像を表示部13jに表示させる。
制御部13aは、CPUやメモリなどのハードウェアと、CPUで実行される種々のプログラム(ソフトウェア)とで構成される。操作入力受付部13dは、タッチパネルや押釦スイッチなどの入力デバイス(図示せず)を有し、入力デバイスが操作されることで種々の操作入力を受け付けるとともに、それぞれの操作入力に応じた操作信号を制御部13aに出力する。例えば共用部端末1a,1bの筐体前面には呼出先の部屋番号を入力するテンキーや呼出釦(図示せず)が設けられており、テンキーや呼出釦が押操作されると、操作入力受付部13dで操作入力が受け付けられ、指定された部屋を呼び出す操作信号が出力される。制御部13aでは、操作入力受付部13dから操作信号が入力されると、それぞれの操作信号に応じた処理を実行する。
また、図2(b)は住戸端末2a,2bのブロック図であり、住戸端末2a,2bは、それぞれ、切替部21と通信部22と通話部23を備える。通話部23は、制御部23a、音声処理部23b、映像処理部23c、操作入力受付部23d、D/A変換器23e、スピーカ23f、A/D変換器23g、マイクロホン23h、表示部23jなどを備えている。
切替部21は、通信部22の接続先を、4回線ある通信線L1〜L4の何れかに切り替える。
通信部22は、共用部端末1a,1bや他の住戸端末との間で通信線を介したパケット伝送を行い、音声信号、映像信号及び制御信号の内の少なくとも1種からなる信号を送受信する。通信部22は、後述の制御部23aで作成される制御信号を分割してパケット(制御パケット)を作成し、音声処理部23bで作成される送話音声信号(送話音声データ)を分割してパケット(音声パケット)を作成する。さらに通信部22は、制御パケットや音声パケットを符号化するとともに符号化されたビット列を電気信号に変換(変調)し、切替部21によって切り替えられた通信線に出力する。また通信部22は、切替部21を介して接続される通信線に流れる電気信号をビット列に変換(復調)するとともに、復調されたビット列からパケット(音声パケット、制御パケット、映像パケット)を復号化する。なお、通信部22では、復号化したパケットのアドレスが自己のアドレス(住戸端末2a,2bのアドレス)に一致しない場合は当該パケットを破棄し、アドレスが一致する場合は以下の処理を行う。すなわち、通信部22では、復号化したパケットのデータフィールドに含まれるデータが映像データであれば映像処理部23cに、制御データであれば制御部23aに、音声データであれば音声処理部23bに、それぞれ出力する。但し、パケットのアドレスがマルチキャストアドレス又はブロードキャストアドレスであれば、通信部22は、自己のアドレスに一致しない場合でも当該パケットを破棄せずに処理する。
通話部23では、マイクロホン23hで集音される音声が電気信号(音声信号)に変換される。マイクロホン23hから出力されるアナログの音声信号(送話音声信号)はA/D変換器23gでディジタルの音声信号(送話音声データ)に変換されて、音声処理部23bに入力される。また、音声処理部23bから出力されるディジタルの音声信号(受話音声データ)はD/A変換器23eでアナログの音声信号(受話音声信号)に変換された後、スピーカ23fに入力され、スピーカ23fから音声(受話音声)が出力される。
音声処理部23bは、音声スイッチやエコーキャンセラなどを具備し、通信部22から入力される受話音声信号及びA/D変換器23gから入力される送話音声信号を信号処理することでハウリングやエコーを抑制して良好なハンズフリー通話を実現する。なお、音声処理部23bで処理された送話音声信号は通信部22に出力される。
表示部23jは、液晶ディスプレイなどの表示デバイス(図示せず)と、表示デバイスを駆動して映像を表示させる駆動回路(図示せず)を備える。映像処理部23cは、通信部22から出力される映像信号(映像データ)から元の映像を再構成し、再構成した映像を表示部23jに表示させる。
制御部23aは、CPUやメモリなどのハードウェアと、CPUで実行される種々のプログラム(ソフトウェア)とで構成される。操作入力受付部23dは、タッチパネルや押釦スイッチなどの入力デバイス(図示せず)を有し、入力デバイスが操作されることで種々の操作入力を受け付けるとともに、それぞれの操作入力に応じた操作信号を制御部23aに出力する。例えば、住戸端末2a,2bの筐体前面に応答釦(図示せず)が設けられており、この応答釦が押操作されると、操作入力受付部23dで操作入力が受け付けられて応答の操作信号が出力される。制御部23aでは、操作入力受付部23dから操作信号が入力されると、それぞれの操作信号に応じた処理を実行する。
以上のように、集合住宅の共用部分に設置される第1通話端末(共用部端末1a,1b)と、集合住宅の住戸部分に設置される第2通話端末(住戸端末2a,2b)との間は、複数回線の通信線(例えば4回線の通信線L1〜L4)を介して接続されている。第1通話端末である共用部端末1a,1bは切替部11と通信部12を備え、第2通話端末である住戸端末2a,2bは切替部21と通信部22を備えている。切替部11は通信部12の接続先を複数回線ある通信線L1〜L4の何れかに切り替え、切替部21は通信部22の接続先を複数回線ある通信線L1〜L4の何れかに切り替える。通信部12,22は、通信線を介して音声信号、映像信号及び制御信号の内の少なくとも1種からなる信号を送受信する。
これにより、共用部端末1a,1bと住戸端末2a,2bの間の通信が、複数回線(例えば4回線)ある通信線L1〜L4に分散されるから、通信容量を増やすことができる。しかも、共用部端末1a,1bでは、切替部11が、通信部12に接続する通信線を4回線ある通信線L1〜L4の何れかに切り替え、住戸端末2a,2bでは、切替部21が、通信部22に接続する通信線を4回線ある通信線L1〜L4の何れかに切り替えている。したがって、複数回線ある通信線(例えば4回線ある通信線L1〜L4)の各々に対応して通信部を備える必要がなく、通信部が1つで済むから、共用部端末1a,1b及び住戸端末2a,2bの回路構成を簡素化でき、コストダウンを図ることができる。
ところで、共用部端末1a,1b及び住戸端末2a,2bは複数回線ある通信線(例えば4回線ある通信線L1〜L4)を介して接続されているので、発呼側になる通話端末の通信部と、着呼側になる通話端末の通信部とは同じ信号線に接続されている必要がある。
そこで、本実施形態では、通話開始前に発呼側の通話端末と着呼側の通話端末とが、以下のような処理を行って、通信部を同じ通信線に接続させており、この処理について図3を参照して説明する。尚、共用部端末1a,1b及び住戸端末2a,2bは発呼側にもなるし、着呼側にもなるが、共用部端末1aから住戸端末2aを呼び出す場合を例に説明を行う。
通話開始前、共用部端末1a,1bでは、切替部11によって、4回線の通信線L1〜L4のうち任意の通信線が通信部12に接続するように切り替えられている。同様に、住戸端末2a,2bでは、切替部21によって、4回線の通信線L1〜L4のうち任意の通信線が通信部22に接続するように切り替えられている。図3の例では、通話開始前に、共用部端末1aでは切替部11が通信線L1を通信部12に接続し(図3のステップS1)、住戸端末2aでは切替部21が通信線L2を通信部22に接続している(図3のステップS2)。ここで、来訪者が共用部端末1aを操作して住戸端末2aを呼び出す操作を行うと、発呼側となる共用部端末1aでは、通信部12が、着呼側となる住戸端末2aに宛てた発呼パケットを、通信線L1へ送信する(図3のステップS3)。
上述のように、着呼側となる住戸端末2aは通信線L2に接続されているので、共用部端末1aから通信線L1に送信された発呼パケットを受け取ることができず、住戸端末2aから発呼パケットに対する応答パケットは送信されない。したがって、発呼側となる共用部端末1aの通信部12は、発呼パケットを送信してから所定の待ち時間が経過しても、自機宛ての応答パケットを受信することができず、通信線L1に住戸端末2aが接続されていないと判断する。そして、共用部端末1aの通信部12は、切替部11を制御して通信部12が接続される通信線を通信線L1から別の通信線、例えば通信線L2に切り替えさせた後(図3のステップS4)、住戸端末2aに宛てた発呼パケットを通信線L2へ送信する(図3のステップS5)。通信線L2に送信された住戸端末2a宛ての発呼パケットは、住戸端末2aの通信部22によって受信され、通信部22は、発呼パケットに対する応答パケットを、共用部端末1aに宛てて返信する(図3のステップS6)。この時、共用部端末1aの通信部12は、発呼パケットの送信時から待ち時間が経過するまでの間に、着呼側の住戸端末2aから自機宛てに送信された応答パケットを受信でき(図3のステップS7)、住戸端末2aとの間で通信線L2を介して通話を行う(図3のステップS8)。
このように、第1通話端末(共用部端末1a,1b)及び第2通話端末(住戸端末2a,2b)のうち発呼側の通話端末では、通信開始前に、切替部によって通信部が任意の通信線に接続された状態で、通信部が着呼側の通話端末に宛てた発呼パケットを送信する。一方、着呼側となる通話端末では、通信部が、自機宛ての発呼パケットを受信すると、発呼側の通話端末宛てに発呼パケットに対する応答パケットを返送する。そして、発呼側となる通話端末では、発呼パケットを送信してから所定の待ち時間が経過するまでの間に、通信部が自機宛ての応答パケットを受信できない場合、通信部が、切替部により別の通信線に切り替えさせた状態で発呼パケットを再送信する。よって、通話開始前に、発呼側の通話端末と着呼側の通話端末が別々の通信線に接続されていたとしても、発呼側の通話端末が、応答パケットを受信できるまで、通信線を順次切り替えて発呼パケットを送信するので、着呼側の通話端末が接続されている通信線に切り替えて通話を開始することができる。
ところで、共用部端末1a,1b及び住戸端末2a,2bの間では、音声信号や映像信号をパケット化して伝送しているので、1回線の通信線で複数の通話を同時に行えるようになっている。ここで、複数回線の通信線L1〜L4のうち特定の通信線に通話が集中すると、通話品質が低下する虞があるので、特定の通信線に通話が集中しないように、本実施形態では以下のような処理を行っている。尚、共用部端末1aと住戸端末2aが通信線L1を使用して通話を行っており、共用部端末1bと住戸端末2bが通話を行っていない場合を例にして説明を行う。
共用部端末1a及び住戸端末2aは共に通信線L1を選択し(図4のステップS1,S2)、共用部端末1aと住戸端末2aとの間では通信線L1を介して通話を行っている(図4のステップS3)。一方、共用部端末1bと住戸端末2bは通話を行っておらず、共用部端末1b及び住戸端末2bは4回線の通信線L1〜L4の何れかに切替接続されている。ここで、共用部端末1bの通信部12は、切替部11により通信部12が接続される通信線を通信線L1〜L4の何れかに順次切り替えるとともに、通信線L1〜L4の各々で行われている通話数を回線毎に求める(図4のステップS4)。ここにおいて、通信部12が、通信線を使用して行われる通話数の情報を回線毎に取得する通話数取得部を兼用する。そして、通信部12は、通話数が所定の上限値を越えている通信線に通信部12が接続されないように切替部11を切り替えている。ここで、通信線L1で通話数が上限値を越えている場合、通信部12は、切替部11を制御して通信線L1以外の通信線、例えば通信線L2に通信部12を接続させる(図4のステップS5)。
同様に、住戸端末2bの通信部22は、切替部21により通信部22が接続される通信線を通信線L1〜L4の何れかに順次切り替えるとともに、通信線L1〜L4の各々で行われている通話数を回線毎に求める(図4のステップS6)。ここにおいて、通信部22が、通信線を使用して行われる通話数の情報を回線毎に取得する通話数取得部を兼用する。そして、通信部22は、通話数が所定の上限値を越えている通信線に通信部22が接続されないように切替部21を切り替えている。ここで、通信線L1で通話数が上限値を越えている場合、通信部22は、切替部21を制御して通信線L1以外の通信線、例えば通信線L2に通信部12を接続させる(図4のステップS7)。
その後、来訪者が共用部端末1bを操作して住戸端末2bを呼び出す操作を行うと、発呼側となる共用部端末1bでは、通信部12が、着呼側となる住戸端末2bに宛てた発呼パケットを、通信線L2へ送信する(図4のステップS8)。
上述のように、発呼側となる共用部端末1bと着呼側となる住戸端末2bは共に通信線L2に接続されているので、共用部端末1bから通信線L2に送信された発呼パケットは住戸端末2bによって受信される。そして、住戸端末2bの通信部22が自機宛ての発呼パケットを受信すると、住戸端末2bの通信部22は、発呼パケットに対する応答パケットを、共用部端末1bに宛てて返信する(図4のステップS9)。この時、共用部端末1bの通信部12は、発呼パケットの送信時から待ち時間が経過するまでの間に着呼側の住戸端末2bから自機宛てに送信された応答パケットを受信でき(図3のステップS10)、住戸端末2bとの間で通信線L2を介して通話を行う(図4のステップS11)。
尚、発呼側となる共用部端末1bと着呼側となる住戸端末2bとが別々の通信線に接続されている場合、共用部端末1bの通信部12は、発呼パケットを送信してから所定の待ち時間が経過するまでの間に応答パケットを受信できない。この場合、通信部12は、住戸端末2bが同じ通信線に接続されていないと判断し、切替部11を制御して通信部12が接続される通信線を別の通信線に切り替えさせる。そして、通信部12は、切替部11によって通信部12が別の通信線に接続された後に発呼パケットを再送しており、この処理を繰り返すことで、着呼側の住戸端末2bが接続されている通信線に切り替えて、発呼パケットを送信することができる。
以上のように、第1通話端末(共用部端末1a,1b)及び第2通話端末(住戸端末2a,2b)の各々は、通信線を使用して行われる通話数の情報を回線毎に取得する通話数取得部(本実施形態では通信部12,22が兼用)を備えている。そして、通信開始前の状態で、切替部11,21は、通話数取得部によって取得された通話数が上限値以内である通信線の何れかに、通信部12,22を接続する。
これにより、特定の通信線に通話が集中しにくくなり、通話品質を向上させることができる。
1a,1b 共用部端末(第1通話端末)
2a,2b 住戸端末(第2通話端末)
11,21 切替部
12,22 通信部
L1〜L4 通信線

Claims (3)

  1. 集合住宅の共用部分に設置される第1通話端末と、集合住宅の住戸部分に設置される第2通話端末との間が、複数回線の通信線を介して接続され、
    前記第1通話端末及び前記第2通話端末の各々は通信部と切替部を備え、
    前記切替部は、前記通信部の接続先を、複数回線ある前記通信線の何れかに切り替え、
    前記通信部は、前記通信線を介して音声信号、映像信号及び制御信号の内の少なくとも1種からなる信号を送受信しており、
    前記第1通話端末及び前記第2通話端末のうち発呼側となる通話端末では、通信開始前に、前記切替部によって前記通信部が任意の前記通信線に接続された状態で、前記通信部が着呼側の通話端末に宛てた発呼パケットを送信し、
    前記第1通話端末及び前記第2通話端末のうち発呼側となる通話端末では、前記発呼パケットを送信してから所定の待ち時間が経過するまでの間に、前記発呼パケットに対する自機宛ての応答パケットを前記通信部が受信できない場合、前記切替部が前記通信部を別の前記通信線に接続させた状態で、前記通信部が前記発呼パケットを再送信することを特徴とする音声通話システム。
  2. 記第1通話端末及び前記第2通話端末のうち着呼側となる通話端末では、前記通信部が、自機宛ての前記発呼パケットを受信すると、発呼側の通話端末宛てに前記発呼パケットに対する応答パケットを返送することを特徴とする請求項1記載の音声通話システム。
  3. 前記第1通話端末及び前記第2通話端末の各々は、前記通信線を使用して行われる通話数の情報を前記回線毎に取得する通話数取得部を備え、
    通信開始前の状態で、前記切替部は、複数回線ある前記通信線のうち、前記通話数取得部によって取得された通話数が上限値以下である前記通信線の何れかに、前記通信部を接続することを特徴とする請求項2記載の音声通話システム。
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