JP5934616B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的には洗濯乾燥機に関し、特定的には熱源としてヒートポンプを用いた洗濯乾燥機に関する。
熱源としてヒートポンプを用いる洗濯乾燥機として、例えば、特開2006−296449号公報(以下、特許文献1という)に記載された洗濯乾燥機が従来から知られている。特許文献1に記載された洗濯乾燥機は、ヒートポンプ装置と、圧縮機と、送風機と、制御手段と、電流量検知手段とを備えている。
特許文献1に記載された洗濯乾燥機において、電流量検知手段は、交流電源から当該洗濯機に流入する電流量を検知する。制御手段は、乾燥工程よりも前の工程において、圧縮機と送風機とを作動させる。圧縮機と送風機とが作動する場合に、電流量検知手段によって検知される電流量における電流値が上限値に近づいたとき、例えば電流値が14アンペアを超えたときに、制御手段が圧縮機の圧縮能力を低下させることによって圧縮機への入力電流を低下させる。これにより、当該洗濯乾燥機は、交流電源から流入する電流値を低下させることができる。
このように、乾燥工程よりも前の工程において、圧縮機と送風機とが作動されることにより、乾燥工程に移行した後に、被乾燥対象物を乾燥させる空気(乾燥用空気という)の温度を早く上昇させることができる。そのため、乾燥工程において、乾燥に掛かる時間を短縮することができる。
特開2006−296449号公報
しかしながら、当該洗濯乾燥機の制御手段は、乾燥工程に移行する前の工程において、圧縮機と送風機とが作動する場合に、電流量検知手段によって検知される電流量における電流値が上限値、例えば15アンペアに近づく値にまで圧縮機の能力を向上させ、且つ、送風機を作動させている。そのため、乾燥工程に移行する前の工程において、当該洗濯乾燥機が消費する電力量が増大する。このように、特許文献1に記載された洗濯乾燥機は、乾燥工程における乾燥に掛かる時間を短縮することができるとしても、乾燥工程に移行する前の工程における当該洗濯乾燥機の消費電力量を抑制することについては考慮されていない。
そこで、本発明の目的は、乾燥用空気の温度を早く上昇させることができるとともに、乾燥行程に移行する前の行程における消費電力量を抑制することができる洗濯乾燥機を提供することである。
本発明に従った洗濯乾燥機は、ヒートポンプ装置と、乾燥室と、送風機と、制御部とを備えている。ヒートポンプ装置は圧縮機を含む。圧縮機は駆動部を有している。乾燥室は、被乾燥対象物を収納する。また、乾燥室には、ヒートポンプ装置において加熱された空気が供給される。送風機は、回転部を有している。送風機は、ヒートポンプ装置において加熱された空気を乾燥室に送出する。制御部は、ヒートポンプ装置と、送風機の回転部とを制御する。また、制御部は、第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうち、いずれか一つの制御を実行する。
第1の制御は、被乾燥対象物を乾燥させる行程である乾燥行程よりも前の行程において、圧縮機の作動と送風機の作動とが開始され、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で送風機の回転部が回転し、且つ、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で圧縮機の駆動部が回転する制御である。
第2の制御は、乾燥行程よりも前の行程において、圧縮機の作動と送風機の作動とが開始され、且つ、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で送風機の回転部が回転する制御である。
第3の制御は、乾燥行程よりも前の行程において、少なくとも圧縮機の作動が開始され、且つ、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で圧縮機の駆動部が回転する制御である。
本発明に従った洗濯乾燥機においては、乾燥行程よりも前の行程において、圧縮機の作動と送風機の作動とを、または、少なくとも圧縮機の作動を開始することによって、冷媒を予め温めることができるため、ヒートポンプ装置と乾燥室との間等の空気の流路を乾燥行程よりも前の行程から予め温めることができる。そのため、乾燥行程の開始時点から、乾燥用空気の温度を早く上昇させることができる。また、乾燥行程よりも出力が抑えられた第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうちのいずれか一つの制御が、乾燥行程よりも前の行程から実行されることによって、乾燥行程よりも前の行程における消費電力量を抑制することができる。
このように、本発明によれば、乾燥用空気の温度を早く上昇させることができるとともに、乾燥行程に移行する前の行程における消費電力量を抑制することができる洗濯乾燥機を提供することができる。
本発明に従った洗濯乾燥機において、洗濯乾燥機の行程は、好ましくは、乾燥行程よりも前の行程として、順に洗い行程と濯ぎ行程と脱水行程とを含む。制御部は、好ましくは、第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうちのいずれか一つの制御を洗い行程から開始する。
この構成によれば、冷媒のプレヒートが洗い行程から開始される。このように、比較的長い時間を掛けて冷媒を温めることによって、ヒートポンプ装置と乾燥室との間等の空気の流路を十分に温めることができる。
本発明に従った洗濯乾燥機において、洗濯乾燥機の行程は、好ましくは、乾燥行程よりも前の行程として、順に洗い行程と濯ぎ行程と脱水行程とを含む。制御部は、第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうちのいずれか一つの制御を濯ぎ行程から開始する。
この構成によれば、冷媒のプレヒートが濯ぎ行程から開始される。このように、乾燥行程に比較的近い行程から冷媒を温めることによって、消費電力量をより抑制することができる。また、ヒートポンプ装置および流路等に一旦加えられた熱量が、乾燥行程の開始時点までに放出されることを抑制することができる。そのため、消費電力量をさらに抑制することができる。
本発明に従った洗濯乾燥機において、制御部は、好ましくは、乾燥行程よりも前の行程において圧縮機の作動を停止する場合には、圧縮機の作動を停止した時点から所定の時間が経過するときに、圧縮機の作動を再開する。
この構成によれば、ヒートポンプ装置に使用される冷媒のうち、特に熱交換器における冷媒の圧力を平準化することができる。
本発明に従った洗濯乾燥機において、制御部は、好ましくは、乾燥室に収容される被乾燥対象物の容量を検知する容量検知部を有している。また、制御部は、好ましくは、容量検知部によって検知される被乾燥対象物の容量に応じて、第1の制御における圧縮機の駆動部の回転数および送風機の回転部の回転数と、第2の制御における送風機の回転部の回転数と、第3の制御における圧縮機の駆動部の回転数とを変化させる。
この構成によれば、被乾燥対象物の容量に応じて、ヒートポンプ装置および流路等を効率よく温めることができる。
本発明に従った洗濯乾燥機には、好ましくは、複数の運転コースが設定されている。制御部は、好ましくは、運転コースに応じて、第1の制御における圧縮機の駆動部の回転数および送風機の回転部の回転数と、第2の制御における送風機の回転部の回転数と、第3の制御における圧縮機の駆動部の回転数とを変化させる。
この構成によれば、運転コースに応じて、ヒートポンプ装置および流路等を効率よく温めることができる。
以上のように、本発明によれば、乾燥用空気の温度を早く上昇させることができるとともに、乾燥行程に移行する前の行程における消費電力量を抑制することができる洗濯乾燥機を提供することができる。
本発明に従った洗濯乾燥機の一例であるドラム式洗濯乾燥機の構成を示す概略図である。 本発明に従った洗濯乾燥機の制御部によって制御される各構成を示すブロック図である。 本発明に従った洗濯乾燥機によって行われる各行程における圧縮機の駆動部の回転数または送風機の回転部の回転数の例を示す図である。 乾燥行程よりも前の行程において圧縮機の作動が所定時間停止された状態について説明するための図であって、本発明に従った洗濯乾燥機によって行われる各行程における圧縮機の駆動部の回転数の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明に従った洗濯乾燥機の一例であるドラム式洗濯乾燥機100を示す。図1に示すように、ドラム式洗濯乾燥機100は、外箱1を備えている。外箱1は、ドラム式洗濯乾燥機100の本体の外形を形成している。また、ドラム式洗濯乾燥機100は、水槽2と回転ドラム3とモータ4とを備えている。モータ4の回転によって回転ドラム3が回転する。
回転ドラム3は、筒形状を有している。当該筒において、一端側(図1の左方側)は開口し、他端側(図1の右方側)は底壁を有した底部3bを形成する。回転ドラム3は、水平方向から傾斜した方向または水平方向に延びる回転軸線を中心に回転する。回転ドラム3の材質としては、ステンレス鋼板が一般的に用いられている。回転ドラム3の周壁3aと底部3bには、給水、排水および通気のための複数の小孔(図示せず)が形成されている。周壁3aは、回転ドラム3のうちの筒状の部分である。ドラム式洗濯乾燥機100では、周壁3aは略円筒形状を有している。また、周壁3aは、回転軸線が延びる方向と平行な方向に延びている。
周壁3aには、複数のバッフル(図示せず)が配置されている。バッフルは、回転軸線と略平行に延びている。また、バッフルは、回転軸線を中心とする円の半径方向の内方に向かって周壁3aから突出している。
水槽2は、筒形状を有している。当該筒において、一端側は開口し、他端側は底壁を有している。回転ドラム3は、水槽2の内部の空間に収容されている。水槽2の下部には、カウンターウェイト(図示せず)が取り付けられている。なお、水槽2全体のバランスをとるため、複数個のカウンターウェイトが水槽2に取り付けられていてもよい。また、カウンターウェイトは、水槽2の上部に取り付けられていてもよい。回転ドラム3の開口部の縁の外側には、図示しない液体バランサが取り付けられている。
回転ドラム3は、被乾燥対象物としての洗濯物5を収納する。回転ドラム3の底部3bの外側面には、駆動軸41が固定されている。モータ4は、水槽2の底部2bの外側面に取り付けられている。モータ4は、駆動軸41に連結されている。
ドラム式洗濯乾燥機100は、圧縮機7と凝縮器8と蒸発器10と膨張弁9とを備えたヒートポンプ装置13を熱源として利用する洗濯乾燥機である。圧縮機7は、冷媒を圧縮して冷媒の温度を上昇させる。凝縮器8は、圧縮機7によって圧縮された冷媒と空気とを熱交換させることによって空気を加熱させる。膨張弁9は、空気を加熱させた冷媒の圧力を減圧する。蒸発器10は、減圧された冷媒と空気とを熱交換させることによって空気を冷却させる。また、ヒートポンプ装置13は、冷媒配管14を備えている。冷媒配管14は、圧縮機7、凝縮器8、膨張弁9、および、蒸発器10の順に冷媒が循環するように、圧縮機7と凝縮器8と膨張弁9と蒸発器10とを連結する。
また、ドラム式洗濯乾燥機100は、乾燥室32と送風機11とダクト18と制御部90とを備えている。回転ドラム3の内部の空間が乾燥室32として機能する。また、乾燥室32には、凝縮器8において加熱された空気が供給される。送風機11は、加熱された空気を乾燥室32に送出する。送風機11は、回転部11aを有している。回転部11aは、一般的な電動式のモータを含む構成を有している。ダクト18は、排気ダクト6と給気ダクト12とを有している。給気ダクト12は、凝縮器8において加熱された空気が乾燥室32へ供給されるように凝縮器8と乾燥室32との間に配置されている。排気ダクト6は、乾燥室32において洗濯物5の乾燥に利用された空気が蒸発器10に向かって流れるように乾燥室32と蒸発器10との間に配置されている。洗濯物5の乾燥に用いられる空気は、矢印が指す方向に沿ってダクト18を流通することによって、乾燥室32とヒートポンプ装置13との間を循環する。
なお、凝縮器8と蒸発器10とは、フィンチューブ型の熱交換器である。ヒートポンプ装置13の内部においては、蒸発器10と凝縮器8とをこの順序で乾燥用空気が流れる。
図2に示すように、制御部90は、圧縮機制御部911と流量制御部912と送風機制御部93と記憶部94と判定部95と検知部96とタイマ92とを含む。ドラム式洗濯乾燥機100において、ドラム式洗濯乾燥機100の運転に必要な制御についての判定は、判定部95によって判定されている。また、記憶部94には、ドラム式洗濯乾燥機100の運転に必要なデータ等が格納されている。
記憶部94は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを含む構成を有している。ドラム式洗濯乾燥機100(図1参照)の行程は、乾燥行程よりも前の行程として、順に洗い行程と濯ぎ行程と脱水行程とを含む。各行程における各部材の作動の情報は、例えばプログラムのチャートとして、記憶部94に記録されている。ただし、各行程における各部材の作動の情報は、単にマップ状またはテーブル状に記憶部94に記録されていてもよい。
圧縮機7は、圧縮機7を駆動させる駆動部15を有している。駆動部15は、圧縮機7の駆動源を構成している。なお、駆動部15の好ましい例は、誘導モータである。駆動部15としてのモータは、他の電動モータであってもよい。圧縮機7の駆動部15と、送風機11の回転部11aとは、それぞれ、図示しないスイッチを含む回路に接続されている。制御部90が、回路に含まれるスイッチのオンとオフとを切り替えるようにスイッチを制御することにより、駆動部15の回転開始と回転停止、および、回転部11aの回転開始と回転停止とが切り替えられる。
制御部90は、プログラム等において記録された情報に従って、ヒートポンプ装置13と送風機11の回転部11aとを含む各部材を制御する。圧縮機制御部911は、圧縮機7の駆動部15を制御する。流量制御部912が膨張弁9を制御することによって、冷媒配管14(図1参照)を流通する冷媒の流量が調整される。送風機制御部93は、送風機11の回転部11aを制御する。また、回転ドラム3のモータ4(いずれも図1参照)の回転と、水槽2(図1参照)に供給される水が通る流路を開閉する給水弁(図示せず)の作動等、ドラム式洗濯乾燥機100における各部材の作動は、制御部90の制御に基づいている。
図1に示すように、ドラム式洗濯乾燥機100は、温度センサ16を備えている。温度センサ16は、ヒートポンプ装置13の冷媒の温度を検出する。温度センサ16は、圧縮機7の吐出部に配置されている。なお、圧縮機7の吐出部とは、圧縮機7の一部であって、冷媒が圧縮機7に流入する側の部分よりも冷媒が圧縮機7から流出する側に位置する部分のことである。あるいは、圧縮機7の吐出部とは、圧縮機7から流出した冷媒が通る冷媒配管14の一部であって、冷媒配管14と圧縮機7との接続部分であってもよい。
検知部96(図2参照)は、温度センサ16に電子的または電気的に接続されている。制御部90において、検知部96は、温度センサ16が検出する圧縮機7の吐出部の温度を検知する。検知部96によって検知される圧縮機7の吐出部の温度が所定の温度以上であることが、判定部95によって判定される場合には、圧縮機制御部911は、駆動部15の回転を一時的に停止させる。後述するように、その後、吐出部の温度が低下する場合に、圧縮機制御部911は、駆動部15を回転させることによって圧縮機7を再起動させる。駆動部15の回転の停止または再開の閾値として設定された所定の温度の値は、記憶部94に格納されている。
ドラム式洗濯乾燥機100(図1参照)は、洗い行程または濯ぎ行程における水槽2(図1参照)の水位を検知する水位センサ59(図2参照)を備えている。洗濯物5の布質の違いによって、各洗濯物5が吸収する水量は異なる。一定量の水が水槽2に供給される場合に、回転ドラム3に収容された各洗濯物5の布質に応じて水槽2の水位が異なる。検知部96は、水位センサ59によって検知された水位と、水槽2に供給された一定の水量とに基づいて、洗濯物5の容量を検知する。水位センサ59と検知部96とは、容量検知部の一例である。
以下においては、図1と図2とを参照して、ドラム式洗濯乾燥機100の運転について説明する。
まず、使用者は、図示しない扉を開き、回転ドラム3に洗濯物5を投入した後、扉を閉じる。洗濯に使用される洗剤は、洗剤ケース(図示せず)に入れられる。必要であれば、使用者は、洗剤ケースに仕上剤を入れる。使用者は、洗い行程または濯ぎ行程の途中で仕上剤を入れてもよい。
次に、使用者は、外箱1に設置された操作部(図示せず)を操作して、洗濯の条件と乾燥の条件とを選択する。使用者による操作部の操作に基づき、操作部が制御部90(図2参照)に制御信号を送信し、これにより制御部90がドラム式洗濯乾燥機100の各部材を制御する。使用者が選択した洗濯の条件と乾燥の条件とに従って、例えば、洗い行程、濯ぎ行程、脱水行程が順に行われる。洗剤ケースと操作部(いずれも図示せず)とは、外箱1の内側に設置されている。
なお、ドラム式洗濯乾燥機100には、複数の運転コースが設定されている。ドラム式洗濯乾燥機100は、運転コースとして、例えば、標準的な時間を掛けて洗い行程および濯ぎ行程が実行されるコースと、時間を短縮して洗い行程および濯ぎ行程が実行されるコースと、毛布等の重量物に対して比較的長い時間掛けて洗い行程および濯ぎ行程が実行されるコースとを有している。使用者は、操作部を操作することによって、これらの運転コースを選択することができる。
まず、洗い行程について説明する。使用者が操作部のスタートボタンを押すことにより、制御部90によって、扉と給水弁(いずれも図示せず)とが制御される。これにより、扉がロックされるとともに、給水弁が開かれることによって水道水が水槽2に供給される。このとき、水槽2には、洗剤ケースに収容されていた洗剤が混じった水が供給される。
水槽2に給水された後には、回転ドラム3がモータ4によって洗い行程用の回転チャートに従って回転する。ドラム式洗濯乾燥機100においては、回転ドラム3は、例えば50rpm程度で回転する。なお、回転ドラム3の回転チャートについては、洗い行程と濯ぎ行程と脱水行程との行程ごとに、または、洗濯物5の種類もしくは運転コースに応じて、回転速度と回転周期と反転周期等が異なる複数の回転チャートが予め設定されている。回転チャートは、使用者によって選択されるように、または、自動的に選択されるようにプログラムされている。
後述するように、制御部90は、洗い行程において、圧縮機7の作動と送風機11の作動とを開始し、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で送風機11の回転部11aを回転させ、且つ、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で圧縮機7の駆動部15を回転させる。なお、駆動部15の回転チャートと回転部11aの回転チャートとについても、プログラムにおいて予め設定されている。
プログラムに従って洗い行程におけるモータ4の回転が終了する場合には、水槽2に残った水が排水部(図示しない)を通って外箱1の外に排出される。排水が終了した後には、中間脱水行程が行なわれる。この行程において、回転ドラム3は、中間脱水行程用の回転チャートに従って高速度で回転する。中間脱水行程においては、回転ドラム3の回転による遠心力によって、洗濯物5に含まれた水が小孔(図示せず)を通じて回転ドラム3から水槽2に吐出される。水槽2に吐出された水は、水槽2の内壁面を伝って下方に流れた後に、排水部を通って外箱1の外に排出される。
中間脱水行程が終了する場合は、プログラムは中間脱水行程から濯ぎ行程に移行する。濯ぎ行程にプログラムが移行した際には、給水弁が開放されることによって、水道水が水槽2に供給される。図示しない水位センサによって、水槽2に所定の水位まで給水されたことが検知される場合に、給水弁が閉じられる。制御部90は、給水弁が閉じられた後に、循環ポンプ(図示せず)が所定の時間駆動するように、循環ポンプを制御する。循環ポンプの作動によって、水槽2と循環ポンプとを連結するダクトを通じて、水槽2とダクトとを水が循環する。所定の時間が経過する場合に、制御部90は循環ポンプの駆動を停止させる。その後、濯ぎ行程用の回転チャートに従って、回転ドラム3が回転する。なお、回転ドラム3が回転するときにも、循環ポンプが駆動していてもよい。
中間脱水行程および濯ぎ行程が複数回繰り返された後には、濯ぎ行程から最終の濯ぎ行程にプログラムが移行する。最終の濯ぎ行程にプログラムが移行した際には、給水弁が開放されることによって、柔軟仕上剤を含んだ水が水槽2に供給される。
所定の回数の濯ぎ行程が行われた後には、脱水行程にプログラムが移行する。最終のすすぎ行程が終了する場合は、濯ぎに用いられた水が水槽2から外箱1の外に排出される。排水が終了した後には、最終脱水行程用の回転チャートに従って、例えば1000rpmの高速度で回転ドラム3が回転するように、最終脱水行程が行なわれる。最終脱水行程においては、中間脱水行程と同様に、洗濯物5に含まれた水分は、回転ドラム3の回転による遠心力によって小孔(図示せず)を通じて水槽2に吐出される。脱水行程を開始してから所定の時間が経過した後に、制御部90は、モータ4への通電を断ち、続いて停止処理を行う。
以下においては、ドラム式洗濯乾燥機100の乾燥行程のうち、洗濯物5を乾燥させるために、乾燥室32に供給される空気を加熱する各部材の作動について説明する。
プログラムは、脱水行程が終了した場合に、脱水行程から乾燥行程に移行する。乾燥行程にプログラムが移行した際にも、制御部90は、モータ4を駆動させることによって回転ドラム3を回転させる。乾燥室32に供給される空気を加熱するために、制御部90は、圧縮機7の駆動部15を駆動させることによって、冷媒を高圧化且つ高温化させる。冷媒と熱交換することによって加熱された空気が乾燥室32に供給されるように、制御部90は、送風機11の回転部11aを回転させる。
上述のように、制御部90は、第1の制御として、洗い行程において、圧縮機7の作動と送風機11の作動とを開始し、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で送風機11の回転部11aを回転させ、且つ、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で圧縮機7の駆動部15を回転させている。
図3に示す回転数Rbは、洗い行程から乾燥行程に移行する前における駆動部15の回転数または回転部11aの回転数である。一方、図3に示す回転数Raは、乾燥行程における駆動部15の回転数または回転部11aの回転数である。
乾燥行程における駆動部15の回転数Raは、例えば5000rpmである。また、乾燥行程における回転部11aの回転数Raは、例えば4600rpmである。一方、洗い行程から乾燥行程に移行する前における駆動部15の回転数Rbは、例えば4000rpmである。洗い行程から乾燥行程に移行する前における回転部11aの回転数Rbは、例えば1400rpmである。これらの回転数Ra,Rbは、それぞれ、乾燥行程のプログラムと洗い行程から乾燥行程に移行する前までのプログラムとにおいて、予め設定されている。
乾燥行程においては、駆動部15が5000rpmで回転し、且つ、回転部11aが4600rpmで回転することによって、ヒートポンプ装置13の内部の凝縮器8を通過する空気が加熱されたうえで、この加熱された空気(乾燥用空気)が乾燥室32に供給される。乾燥用空気は、送風機11が発生させる気流により、図1において示す白抜きの矢印のようにダクト18を流れる。なお、白抜きの矢印は、気流が流れる方向を概略的に示すものであり、気流の速度または規模を示すものではない。
送風機11が発生させた気流により、乾燥室32に流入した空気は、乾燥室32において撹拌される洗濯物5から水分を得て、ヒートポンプ装置13へ向かって排気ダクト6を流通する。排気ダクト6からヒートポンプ装置13へ流入した空気は、蒸発器10を通過する際に露点以下に除湿される。除湿された後の空気は、凝縮器8において加熱されて高温化且つ低湿度化され、乾燥用空気として再び回転ドラム3に流入する。このような空気の流れが繰り返されることにより、洗濯物5の乾燥が進行する。
なお、乾燥行程に移行する前の行程において水槽2に水が収容されている場合でも、送風機11の回転部11aの回転数が低く抑えられているため、ドラム式洗濯乾燥機100は、水槽2の内部を流通する空気とともに水槽2の水がダクト18に流入することを防止することができる。
ドラム式洗濯乾燥機100においては、図4に示すように、乾燥行程よりも前の行程において駆動部15の回転が停止される場合には、駆動部15の回転が停止された時点から時間Tが経過するまで、駆動部15の回転が停止される。このように、制御部90(図2参照)は、乾燥行程よりも前の行程において圧縮機7(図2参照)の作動を停止する場合には、圧縮機7の作動を停止した時点から時間Tが経過するときに、圧縮機7の作動を再開する。回転再開のための閾値としての時間Tの情報は、記憶部94(図2参照)に格納されている。また、時間Tは、タイマ92(図2参照)によって計測される。
なお、制御部90は、上述した第1の制御とは別に、以下の第2の制御と第3の制御とのいずれかの制御を実行することができる。制御部90は、第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうち、いずれか一つの制御を実行する。
第2の制御は、乾燥行程よりも前の行程としての洗い行程において、圧縮機7の作動と送風機11の作動とを制御部90が開始させ、且つ、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で送風機11の回転部11aを制御部90が回転させる制御である。第3の制御は、乾燥行程よりも前の行程としての洗い行程において、少なくとも圧縮機7の作動(すなわち、圧縮機7の作動と送風機11の作動、または、圧縮機7のみの作動)を制御部90が開始させ、且つ、乾燥行程における回転数よりも低い回転数で圧縮機7の駆動部15を制御部90が回転させる制御である。
第2の制御と第3の制御とにおける駆動部15または回転部11aの回転数Rbの数値例は、第1の制御と同様である。乾燥行程に移行する前における駆動部15の回転数Rbは、例えば4000rpmである。乾燥行程に移行する前における回転部11aの回転数Rbは、例えば1400rpmである。
なお、制御部90は、第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうちのいずれか一つの制御を、濯ぎ行程から開始していてもよい。濯ぎ行程から開始される第1の制御と第2の制御と第3の制御とにおける駆動部15または回転部11aの回転数Rbの数値例は、洗い行程から開始される例と同様である。
また、制御部90は、検知部96によって検知される洗濯物5の容量に応じて、第1の制御における圧縮機7の駆動部15の回転数および送風機11の回転部11aの回転数と、第2の制御における送風機11の回転部11aの回転数と、第3の制御における圧縮機7の駆動部15の回転数とを変化させる。
表1は、洗濯物5(図1参照)の容量によって分類される各行程における圧縮機7の駆動部15の回転数または送風機11の回転部11a(いずれも図1参照)の回転数の例を示す表である。
Figure 0005934616
表1に示す回転数Rb1,Rb2,Rb3は、それぞれ、洗濯物5の容量に応じて設定された乾燥行程に移行する前の行程における駆動部15の回転数または回転部11aの回転数である。容量が4kg以上6kg未満である場合に駆動部15が例えば4000rpmで回転するように、駆動部15の回転数Rb1が設定されている。容量が2kg以上4kg未満である場合に駆動部15が例えば3500rpmで回転するように、駆動部15の回転数Rb2が設定されている。容量が2kg未満である場合に駆動部15が例えば3000rpmで回転するように、駆動部15の回転数Rb3が設定されている。
また、容量が4kg以上6kg未満である場合に回転部11aが例えば1400rpmで回転するように、回転部11aの回転数Rb1が設定されている。容量が2kg以上4kg未満である場合に回転部11aが例えば1300rpmで回転するように、回転部11aの回転数Rb2が設定されている。容量が2kg未満である場合に回転部11aが例えば1200rpmで回転するように、駆動部15の回転数Rb3が設定されている。
一方、乾燥行程における駆動部15の回転数Raと回転部11aの回転数Raとは、それぞれ、容量に応じて変化せずに一律に設定されている。乾燥行程における駆動部15の回転数Raと回転部11aの回転数Raとは、上述のように、それぞれ、5000rpmと4600rpmとである。
なお、第3の制御が実行される場合には、乾燥行程よりも前の行程において回転部11aは停止していること(すなわち、回転部11aの回転数Rb1,Rb2,Rb3は略零(ゼロ)であること)が好ましい。第3の制御が実行される場合に、乾燥行程よりも前の行程における回転部11aの回転数Rb1,Rb2,Rb3は、乾燥行程における回転部11aの回転数Raと略同一であってもよい。第2の制御が実行される場合には、乾燥行程よりも前の行程における駆動部15の回転数Rb1,Rb2,Rb3は、乾燥行程における駆動部15の回転数Raと略同一であることが好ましい。
あるいは、制御部90は、運転コースに応じて、第1の制御における圧縮機7の駆動部15の回転数および送風機11の回転部11aの回転数と、第2の制御における送風機11の回転部11aの回転数と、第3の制御における圧縮機7の駆動部15の回転数とを変化させる。
表2は、ドラム式洗濯乾燥機100(図1参照)の運転コースによって分類される各行程における圧縮機7の駆動部15の回転数または送風機11の回転部11aの回転数の例を示す表である。
Figure 0005934616
表2に示す回転数Rb4,Rb5は、それぞれ、運転コースに応じて設定された乾燥行程に移行する前の行程における駆動部15の回転数または回転部11aの回転数である。標準コースが選択されている場合に駆動部15が例えば4000rpmで回転するように、駆動部15の回転数Rb4が設定されている。スピードコース(時間短縮のためのコース)が選択されている場合に駆動部15が例えば4200rpmで回転するように、駆動部15の回転数Rb5が設定されている。
また、標準コースが選択されている場合に回転部11aが例えば1300rpmで回転するように、駆動部15の回転数Rb4が設定されている。スピードコース(時間短縮のコース)が選択されている場合に回転部11aが例えば1400rpmで回転するように、回転部11aの回転数Rb5が設定されている。
一方、乾燥行程における駆動部15の回転数Raと回転部11aの回転数Raとは、それぞれ、運転コースに応じて変化せずに一律に設定されている。
なお、第3の制御が実行される場合には、乾燥行程よりも前の行程において回転部11aは停止していること(すなわち、回転部11aの回転数Rb4,Rb5は略零(ゼロ)であること)が好ましい。第3の制御が実行される場合に、乾燥行程よりも前の行程における回転部11aの回転数Rb4,Rb5は、乾燥行程における回転部11aの回転数Raと略同一であってもよい。第2の制御が実行される場合には、乾燥行程よりも前の行程における駆動部15の回転数Rb4,Rb5は、乾燥行程における駆動部15の回転数Raと略同一であることが好ましい。
以上のように、ドラム式洗濯乾燥機100は、ヒートポンプ装置13と、乾燥室32と、送風機11と、制御部90とを備えている。ヒートポンプ装置13は圧縮機7を含む。圧縮機7は駆動部15を有している。乾燥室32は、被乾燥対象物としての洗濯物5を収納する。また、乾燥室32には、ヒートポンプ装置13において加熱された空気が供給される。送風機11は、回転部11aを有している。送風機11は、ヒートポンプ装置13において加熱された空気を乾燥室32に送出する。制御部90は、ヒートポンプ装置13と、送風機11の回転部11aとを制御する。また、制御部90は、第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうち、いずれか一つの制御を実行する。
第1の制御は、乾燥行程よりも前の行程において、圧縮機7の作動と送風機11の作動とを制御部90が開始させ、乾燥行程における回転数Raよりも低い回転数Rbで送風機11の回転部11aを制御部90が回転させ、且つ、乾燥行程における回転数Raよりも低い回転数Rbで圧縮機7の駆動部15を回転させる制御である。
第2の制御は、乾燥行程よりも前の行程において、圧縮機7の作動と送風機11の作動とを制御部90が開始させ、且つ、乾燥行程における回転数Raよりも低い回転数Rbで送風機11の回転部11aを制御部90が回転させる制御である。
第3の制御は、乾燥行程よりも前の行程において、少なくとも圧縮機7の作動を制御部90が開始させ、且つ、乾燥行程における回転数Raよりも低い回転数Rbで圧縮機7の駆動部15を制御部90が回転させる制御である。
ドラム式洗濯乾燥機100においては、乾燥行程よりも前の行程において、圧縮機7の作動と送風機11の作動とを、または、少なくとも圧縮機7の作動を開始することによって、冷媒を予め温めることができるため、ヒートポンプ装置13と乾燥室との間等の空気の流路を乾燥行程よりも前の行程から予め温めることができる。そのため、乾燥行程の開始時点から、乾燥用空気の温度を早く上昇させることができる。また、乾燥行程よりも出力が抑えられた第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうちのいずれか一つの制御が、乾燥行程よりも前の行程から実行されることによって、乾燥行程よりも前の行程における消費電力量を抑制することができる。
このように、ドラム式洗濯乾燥機100においては、乾燥用空気の温度を早く上昇させることができるとともに、乾燥行程に移行する前の行程における消費電力量を抑制することができる。
ドラム式洗濯乾燥機100の行程は、乾燥行程よりも前の行程として、順に洗い行程と濯ぎ行程と脱水行程とを含む。制御部90は、第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうちのいずれか一つの制御を洗い行程から開始する。
この構成によれば、冷媒のプレヒートが洗い行程から開始される。このように、比較的長い時間を掛けて冷媒を温めることによって、ヒートポンプ装置13と乾燥室32との間等の空気の流路を十分に温めることができる。
ドラム式洗濯乾燥機100の行程は、乾燥行程よりも前の行程として、順に洗い行程と濯ぎ行程と脱水行程とを含む。制御部90は、第1の制御と第2の制御と第3の制御とのうちのいずれか一つの制御を濯ぎ行程から開始する。
この構成によれば、冷媒のプレヒートが濯ぎ行程から開始される。このように、乾燥行程に比較的近い行程から冷媒を温めることによって、消費電力量をより抑制することができる。また、ヒートポンプ装置13およびダクト18等に一旦加えられた熱量が、乾燥行程の開始時点までに放出されることを抑制することができる。そのため、消費電力量をさらに抑制することができる。
ドラム式洗濯乾燥機100において、制御部90は、乾燥行程よりも前の行程において圧縮機7の作動を停止する場合には、圧縮機7の作動を停止した時点から時間Tが経過するときに、圧縮機7の作動を再開する。
この構成によれば、ヒートポンプ装置13に使用される冷媒のうち、特に熱交換器における冷媒の圧力を平準化することができる。
ドラム式洗濯乾燥機100において、制御部90は、乾燥室32に収容される洗濯物5の容量を検知する検知部96を有している。また、制御部90は、第1の制御における圧縮機7の駆動部15の回転数Rb1、Rb2,Rb3および送風機11の回転部11aの回転数Rb1、Rb2,Rb3と、第2の制御における送風機11の回転部11aの回転数Rb1、Rb2,Rb3と、第3の制御における圧縮機7の駆動部15の回転数Rb1、Rb2,Rb3とを、検知部96によって検知される洗濯物5の容量に応じて変化させる。
この構成によれば、洗濯物5の容量に応じて、ヒートポンプ装置13およびダクト18等を効率よく温めることができる。
ドラム式洗濯乾燥機100には、複数の運転コースが設定されている。制御部90は、第1の制御における圧縮機7の駆動部15の回転数Rb4,Rb5および送風機11の回転部11aの回転数Rb4,Rb5と、第2の制御における送風機11の回転部11aの回転数Rb4,Rb5と、第3の制御における圧縮機7の駆動部15の回転数Rb4,Rb5とを、運転コースに応じて変化させる。
この構成によれば、運転コースに応じて、ヒートポンプ装置13およびダクト18等を効率よく温めることができる。
なお、制御部90は、図示しない電源回路を介して商用電源に接続されている。また、制御部90と圧縮機7との間、および、制御部90と送風機11との間等、制御部90と電動式の各部材との間には、図示しないインバータ回路が設けられている。制御部90が、回路の電流、電圧、またはそれらいずれかのパルス幅を変調させるように回路の構成を制御することにより、駆動部15の回転数、および、回転部11aの回転数が調整することができる。
なお、検知部96は、例えば、操作部(図示せず)を介して入力された洗濯物5の容量の情報に基づいて、洗濯物5の容量を検知してもよい。なお、ドラム式洗濯乾燥機100は、回転ドラム3に収容される洗濯物5の重量を検出または測定する重量センサを備えていてもよい。
なお、ドラム式洗濯乾燥機100において制御部90が配置される位置は、特に限定されない。図1に示す制御部90の位置は、概略的に示されるものである。また、制御部90は、上述のように所望の機能を奏することができるように構成されていればよい。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものである。
2:水槽、3:回転ドラム、5:洗濯物、7:圧縮機、8:凝縮器、9:膨張部、10:蒸発部、11:送風機、11a:回転部、13:ヒートポンプ装置、15:駆動部、32:乾燥室、59:水位センサ、90:制御部、96:検知部

Claims (6)

  1. 駆動部を有する圧縮機を含むヒートポンプ装置と、
    被乾燥対象物を収納し、前記ヒートポンプ装置において加熱された空気が供給される乾燥室と、
    回転部を有し、前記ヒートポンプ装置において加熱された空気を前記乾燥室に送出する送風機と、
    前記ヒートポンプ装置と前記送風機の前記回転部とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、被乾燥対象物を乾燥させる行程である乾燥行程よりも前の行程において、前記圧縮機の作動と前記送風機の作動とが開始され、前記乾燥行程における回転数よりも常に低い回転数で前記送風機の前記回転部が回転し、且つ、前記乾燥行程における回転数よりも常に低い回転数で前記圧縮機の前記駆動部が回転する第1の制御と、少なくとも前記圧縮機の作動が開始され、且つ、前記乾燥行程における回転数よりも常に低い回転数で前記圧縮機の前記駆動部が回転する第の制御とのうちのいずれか一つの制御を実行する、洗濯乾燥機。
  2. 前記洗濯乾燥機の行程は、前記乾燥行程よりも前の行程として、順に洗い行程と濯ぎ行程と脱水行程とを含み、
    前記制御部は、前記第1の制御と前記第2の制御とのうちのいずれか一つの制御を前記洗い行程から開始する、請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記洗濯乾燥機の行程は、前記乾燥行程よりも前の行程として、順に洗い行程と濯ぎ行程と脱水行程とを含み、
    前記制御部は、前記第1の制御と前記第2の制御とのうちのいずれか一つの制御を前記濯ぎ行程から開始する、請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記制御部は、前記乾燥行程よりも前の行程において前記圧縮機の作動を停止する場合には、前記圧縮機の作動を停止した時点から所定の時間が経過するときに、前記圧縮機の作動を再開する、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記制御部は、前記乾燥室に収容される被乾燥対象物の容量を検知する容量検知部を有し、
    前記制御部は、前記容量検知部によって検知される被乾燥対象物の容量に応じて、前記第1の制御における前記圧縮機の前記駆動部の回転数および前記送風機の前記回転部の回転数と、前記第の制御における前記圧縮機の前記駆動部の回転数とを変化させる、
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記洗濯乾燥機には、複数の運転コースが設定され、
    前記制御部は、前記運転コースに応じて、前記第1の制御における前記圧縮機の前記駆動部の回転数および前記送風機の前記回転部の回転数と、前記第の制御における前記圧縮機の前記駆動部の回転数とを変化させる、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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