JP5933213B2 - テープタイプ使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
そこで、本発明の主たる課題は、ファスニングテープを挿通部に通し易くする、ことにある。
<請求項1記載の発明>
背側の両側部に、側部に固定された基端部と、この基端部から突出する本体部と、この本体部における先端側の外面に設けられた係止部とを有するファスニングテープをそれぞれ備え、
このファスニングテープにおける前記係止部を含む部分を基端部側の部分と重なるように折り返し、前記係止部を基端部側の部分に係止するとともに当該基端部側の部分で被覆した状態となし、
腹側における両側部に、前記ファスニングテープを挿し通す挿通部をそれぞれ設け、
この挿通部は前記腹側の両側部を表裏方向に貫通する貫通孔であり、この貫通孔の周囲に孔部弾性伸縮部材が伸長状態で取り付けられ、この孔部弾性伸縮部材の収縮力により前記貫通孔が収縮されており、
前記ファスニングテープにおける少なくとも前記係止部を含む部分までを前記挿通部に挿し通した後、前記係止部を含む部分を前記基端部側の部分から剥離して広げるとともに、前記背側に引き戻して前記係止部を前記ファスニングテープ又は前記背側の外面に係止することによって、身体に装着するように構成した、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨て紙おむつ。
本発明の紙おむつは、予め、ファスニングテープにおける係止部を含む部分を基端部側の部分と重なるように折り返し、係止部を基端部側の部分に係止するとともに当該基端部側の部分で被覆した状態となしておき、身体への装着に際しては、ファスニングテープにおける少なくとも係止部を含む部分までを挿通部に挿し通した後、係止部を含む部分を基端部側の部分から剥離して広げるとともに、背側に引き戻して係止部をファスニングテープ又は背側の外面に係止する。よって、ファスニングテープを挿通部に挿し通す際には、ファスニングテープにおける係止部を含む部分が折り返されて基端部側の部分で被覆されているため、ファスニングテープを挿通部に通し易くなる。さらに、孔部弾性伸縮部材を設けることにより、貫通孔が弾性的に収縮するため、貫通孔に通したファスニングテープを絞めつけて抜けにくくすることができる。
また、先行例と同様の利点も有する。すなわち、通常は必須のターゲットテープを設けなくて済むため、従来ターゲットテープを設けていた部分における通気性の向上、剛性増加の抑制によるフィット性の向上、資材コストの低減を図ることができる。さらに、止着に際して、ファスニングテープの係止部を挿通部に通した後に引き戻して係止するため、実際の締め付け方向に力を作用させながら係止することになる。よって、実際の締め付け力(少なくともそれに極めて近い力)を感じながら係止できるため、サイズ合わせが容易になる。しかも、係止を解いて係止位置を調整するにしても、ファスニングテープの係止部を挿通部に通して引き戻した状態、つまり背側と腹側とを連結した状態を維持しながら、かつ実際の締め付け力を感じながら係止できるため、調整も極めて容易になる。
前記ファスニングテープにおける先端部に、前記係止部を有しない摘み部が形成されており、
前記身体への装着に際して、前記ファスニングテープにおける少なくとも前記摘み部を含む部分までを前記挿通部に挿し通した後には、前記摘み部がカエシとなって前記挿通部に引っ掛かるように構成した、請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
このように摘み部を設けることにより、係止部が基端部側の部分に係止された状態でファスニングテープを挿通部に挿し通す際には、摘み部が返しとならず、容易に挿し通すことができる一方で、挿通部に挿し通した後には摘み部が側方に開いてカエシ(抜け難くするための引っ掛かり)となり、挿通部に引っ掛るため、仮止めせずともファスニングテープが挿通部から抜け難くなる。よって、全てのファスニングテープを各挿通部に通した状態で全体のバランスを見ながらファスニングテープを止めるといった手順を取りやすくなる。
股間部と、股間部の前側及び後側にそれぞれ延出する腹側部分及び背側部分とを有する支持部と、
前記支持部の股間部を含む部分に配置された吸収体とを有し、
前記支持部は内シートと外シートとが張り合わされており、
おむつ幅方向中央線の両側における内シート及び外シート間に、少なくとも前記腹側部分における前記ターゲットテープと重なる部位から股間部を通り前記背側部分まで前後方向に延在するように、複数本の細長状弾性伸縮部材が幅方向に間隔を空けて設けられており、
前記細長状弾性伸縮部材の間に、前記貫通孔が形成されており、
前記細長状弾性伸縮部材のうち、前記貫通孔の周囲の部分が前記孔部弾性伸縮部材を構成している、
請求項1又は2記載テープタイプ使い捨ておむつ。
このような腹側から背側に向かう細長状弾性伸縮部材は、脚周りや脚の付根へのフィット性を高めるものとして従来から設けられているものであるため、これを利用して孔部弾性伸縮部材を構成することにより、専用の孔部弾性伸縮部材を設けずに、前述の孔部弾性伸縮部材により利点を得ることができる。
前記係止部は、面ファスナーの雄材で形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨て紙おむつ。
係止部が面ファスナーの雄材で形成されていると、着脱を繰り返しても係止強度を確保し易い。しかし、面ファスナーの雄材は、外面に露出していると、挿通部に通す際に引っ掛かり易い。この点、本発明では、予め雄材がカバーされているため、挿通部に通し難くなることがない。
腹側に、前記係止部を係止するための被係止部を有しておらず、かつ幅方向に弾性伸縮する幅方向伸縮部を有している、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨て紙おむつ。
腹側に被係止部を有し、背側にファスニングテープを有する一般的なテープタイプ使い捨ておむつの形態では、被係止部に皺が寄るとファスニングテープの係止が弱くなる等の理由で、腹側には幅方向に弾性伸縮する部分を設けていない。そして、この点がパンツタイプ使い捨ておむつと比較してフィット性が劣る一つの原因となっている。
これに対して、本発明ではファスニングテープを有する側と反対側に被係止部を設けなくても装着することができる。よって、これを利用して、上述のように腹側に被係止部を設けずに、腹側弾性伸縮部を設けるのは好ましい。
図1〜図10は、本発明に係るテープタイプ使い捨ておむつの一例を示しており、この使い捨ておむつは、不透液性バックシート1の内面と、透液性トップシート2との間に、吸収体3が介在されているものである。
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。吸収体3としては、図示形態のような、下層吸収体3Bの表面側に下層吸収体3Bよりも寸法の小さい上層吸収体3Aを積層してなる2層構造のものの他、一層構造のものも採用することができる。また、必要に応じて、吸収体3はクレープ紙(図示せず)により包むことができる。また、吸収体3の形状は適宜定めることができるが、図示のような砂時計形状の他、長方形等のように、股間部の前側から後側まで延在する形状が好適である。吸収体3におけるパルプ目付けは100〜500g/m2程度、厚みは1〜15mm程度であるのが望ましい。また、高吸水性樹脂の目付けは0〜300g/m2程度であるのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が少な過ぎると、十分な吸収能を与えることができず、多過ぎるとパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
バックシート1は、吸収体3の周囲より外側に延在しており、吸収体3に吸収された***物の裏面側への移動を遮断するものである。バックシート1としては、ポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムの他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。バックシート1の単位面積あたりの重量は13〜40g/m2であるのが好ましく、厚みは0.01〜0.1mmであるのが好ましい。
おむつ外面を布のような外観・肌触りとするために、バックシート1の裏面全体は外装シート12で覆われており、両シート1,12の外周縁はおむつの外周縁まで及んでいる。外装シート12としては各種の不織布を用いることができるが、スパンボンド不織布が好適である。外装シート12は省略することもできる。
トップシート2としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布の加工方法としては、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等の公知の方法を用いることができる。透液性トップシート2に用いる不織布の繊維目付けは15〜30g/m2であるのが好ましく、厚みは0.05〜1mmであるのが好ましい。
トップシート2は、吸収体3の周囲より外側に延在しており、吸収体3側縁より外側に延在する部分がバックシート1にホットメルト接着剤等により固着されている。なお、図中の点模様は固着部分を表しているものである。
図3及び図4にも示されるように、物品内面の両側部(図示形態ではトップシート2の側縁部表面からその側方に延在するバックシート1の表面)には、側部バリヤーシート4の幅方向外側の部分4xが前後方向全体にわたり貼り付けられている。側部バリヤーシート4は、各種不織布(スパンボンド不織布が好適である)の他、バックシートに用いられるものと同様のプラスチックフィルム、又はこれらの積層シートを用いることができるが、肌への感触性の点で、撥水処理を施した不織布が好適である。側部バリヤーシート4の幅方向中央側の部分4cは、前後方向両端部では物品内面(図示形態ではトップシート2表面)にホットメルト接着剤等の手段により固着されているが、これらの間の中間部は非固定の自由部分となっており、この自由部分の先端部(展開状態における幅方向中央側の端部)には、細長状弾性伸縮部材4Gが前後方向に沿って伸張した状態でホットメルト接着剤等により固定されている。この細長状弾性伸縮部材4Gは図示例では所定の間隔を空けて複数本設けられているが、一本でも良い。細長状弾性伸縮部材4G(他の細長状弾性伸縮部材も同様)としては、糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。この自由部分は、細長状弾性伸縮部材4Gの収縮力が作用する結果、図4に示されるように、物品内面(図示形態ではトップシート2表面)に対して起立する側部バリヤーを構成する。この起立部分の基端4bは側部バリヤーシート4における幅方向外側の固定部分4xと内側の部分4cとの境に位置する。なお、図1中の右斜め上がりの斜線部分は側部バリヤーシート4の固着部分を示しており、左斜め上がりの斜線部分は後述する背側バリヤーシート30の固着部分を示している。
使い捨ておむつの前後方向両端部では、バックシート1、外装シート12、透液性トップシート2および側部バリヤーシート4が吸収体3の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。一方、使い捨ておむつの左右両側部では、バックシート1、外装シート12、透液性トップシート2および側部バリヤーシート4が吸収体3の側縁よりも側方にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないサイドフラップ部が形成されている。サイドフラップ部のうち腹側部分Fのウエスト側部分及び背側部分Bのウエスト側部分にそれぞれ位置する部分は、それらの間の中間部分よりも側方に延出されており、これらの部分が、おむつの胴回り部分となるウエスト側サイドフラップ部SFとなり、中間部分が脚周り包囲部分LRとなり、その両側縁が脚開口の縁Leとなる。
他方、使い捨ておむつの幅方向中央線WCの両側には、少なくとも脚開口の縁Leと対応する前後方向範囲A1にわたり前後方向に延在する複数本の脚付根部弾性伸縮部材13及び複数本の脚周り弾性伸縮部材14が、その延在方向に沿って伸張された状態で、おむつ幅方向中央線WCに関して線対称をなすようにそれぞれ取り付けられている。これらの弾性伸縮部材13,14は、図示形態では外装シート12とバックシート1との間にホットメルト接着剤を用いて固定されているが、吸収体3を支持する支持部であれば他の部分に設けることもできる。ここで、支持部とは、吸収体3がおむつから離脱しないように支持する部分であり、吸収体3以外の素材により複合的に形成されるものである。具体的に本実施形態の場合、吸収体3の裏面側に位置する部材であるバックシート1及び外装シート12と、吸収体3の表面側を覆うトップシート2、並びに吸収体3の表面側の両側部を覆う側部バリヤーシート4が、吸収体3の支持部を構成しており、その幅方向両側縁のうち前後方向中間の部分が、装着者の脚を通す脚開口の縁Leをなしている。よって、脚付根部弾性伸縮部材13及び脚周り弾性伸縮部材14は、取付位置に応じて、バックシート1と側部バリヤーシート4との間や、バックシート1とトップシート2との間、あるいはトップシート2の裏面に設けることもできる。また、脚付根部弾性伸縮部材13及び脚周り弾性伸縮部材14は、その少なくとも一方又は少なくとも一方の一部を異なるシート間に取り付けることができる。これら脚付根部弾性伸縮部材13及び脚周り弾性伸縮部材14が本発明の前後方向に沿う細長状弾性伸縮部材に相当し、また脚付根部弾性伸縮部材13及び脚周り弾性伸縮部材14を挟持する両シート(図示形態ではバックシート1及び外装シート12)が内シート及び外シートに相当する。
背側部分Bの両ウエスト側サイドフラップ部SFには、各側縁からそれぞれ突出するファスニングテープ5が各上下一対設けられている。ファスニングテープ5は、背側部分Bのウエスト側サイドフラップ部SFにおけるシート間にホットメルト接着剤等の手段により固定された固定部5fと、サイドフラップ部SFの側縁のシート間から幅方向外側に突出する本体部5eとを有するテープ基材5aを主体として形成されており、このテープ基材5aにおける本体部5eは先端の摘み部5pと、この摘み部5pの基端部側の外面に設けられた係止部9とを有している。係止部9は、表面にフック状突起を多数有する面ファスナーの雄材(メカニカルファスナーのフックテープ)で形成するのが望ましいが、粘着剤層により形成することもできる。
他方、図示形態の使い捨ておむつにおいては、トップシート2の前後端部(図示例の場合はエンドフラップ部EF)に、おむつ内面(図示形態ではトップシート2表面)に対して起立する前後バリヤーシート30が設けられている。より詳細には、図5にも示すように、前後バリヤーシート30は、ウエスト側端部が幅方向全体にわたりトップシート2表面にホットメルト接着剤等の接合手段により接合されるとともに、股間側部分のうち両端部がトップシート2と両バリヤーシート4との間に挟まれて両シートに対してホットメルト接着剤等の接合手段により接合され(図1にはこれらの接合部分が左斜め上向きの斜線で示されている)、これら両端部の間の部分が非固定の自由部分とされ、この自由部分の先端部が内向き(トップシート2側)に折り返されて折り返し部分の対向面相互がホットメルト接着剤等の固手段により固定され、かつこの折り返し部分のシート間に細長状弾性伸縮部材31が幅方向に沿って伸張した状態でホットメルト接着剤等の固手段により固定されている。この細長状弾性伸縮部材31は図示例では所定の間隔を空けて複数本設けられているが、一本でも良い。この自由部分は、細長状弾性伸縮部材31の収縮力が作用する結果、おむつ内面(図示形態ではトップシート2表面)に対して起立する前後バリヤーを構成する。この起立部分の基端は前後バリヤーシート30におけるウエスト側端部の固定部分と内側の自由部分との境に位置する。
(イ)挿通部は、上記例のようなスリット6(線状の貫通孔)とする他、ある程度の面積を有する貫通孔とすることもできる。また、ズボンのベルトホールのようなテープ通し部とすることもできる。
(ロ)スリット6の向きは、高さ方向に沿う形態が基本となるが、適宜傾けることができ、例えば図示形態のようにウエスト側に位置するスリット6を傾斜させずに、股間側に位置するスリット6を幅方向外側に傾けると、装着状態で、ウエスト側では胴回り方向に沿ってファスニングテープ5を固定し、股間側では脚の付根に沿ってファスニングテープ5を固定できるようになるため好ましい。
(ハ)図11(a)に示すように、ファスングテープ5全体を外装シート12の外面に固定する構造とするとともに、固定部5fを背側部分Bのサイドフラップ部SFの側縁から幅方向中央側に離間させ、本体部5eの基端側に外面非固定部5xを設けるのも好ましい形態である。この形態では、スリット6に通したファスニングテープ5を背側に引き戻して装着したとき、図11(b)に示すように、ファスニングテープ5の折り返し位置が外面非固定部5xに達して、ファスニングテープ5の全体が背側部分Bの外側に位置するようになり、直接肌に触れなくなるため、装着感がより好ましいものとなる。
Claims (5)
- 背側の両側部に、側部に固定された基端部と、この基端部から突出する本体部と、この本体部における先端側の外面に設けられた係止部とを有するファスニングテープをそれぞれ備え、
このファスニングテープにおける前記係止部を含む部分を基端部側の部分と重なるように折り返し、前記係止部を基端部側の部分に係止するとともに当該基端部側の部分で被覆した状態となし、
腹側における両側部に、前記ファスニングテープを挿し通す挿通部をそれぞれ設け、
この挿通部は前記腹側の両側部を表裏方向に貫通する貫通孔であり、この貫通孔の周囲に孔部弾性伸縮部材が伸長状態で取り付けられ、この孔部弾性伸縮部材の収縮力により前記貫通孔が収縮されており、
前記ファスニングテープにおける少なくとも前記係止部を含む部分までを前記挿通部に挿し通した後、前記係止部を含む部分を前記基端部側の部分から剥離して広げるとともに、前記背側に引き戻して前記係止部を前記ファスニングテープ又は前記背側の外面に係止することによって、身体に装着するように構成した、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨て紙おむつ。 - 前記ファスニングテープにおける先端部に、前記係止部を有しない摘み部が形成されており、
前記身体への装着に際して、前記ファスニングテープにおける少なくとも前記摘み部を含む部分までを前記挿通部に挿し通した後には、前記摘み部がカエシとなって前記挿通部に引っ掛かるように構成した、請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。 - 股間部と、股間部の前側及び後側にそれぞれ延出する腹側部分及び背側部分とを有する支持部と、
前記支持部の股間部を含む部分に配置された吸収体とを有し、
前記支持部は内シートと外シートとが張り合わされており、
おむつ幅方向中央線の両側における内シート及び外シート間に、少なくとも前記腹側部分における前記ターゲットテープと重なる部位から股間部を通り前記背側部分まで前後方向に延在するように、複数本の細長状弾性伸縮部材が幅方向に間隔を空けて設けられており、
前記細長状弾性伸縮部材の間に、前記貫通孔が形成されており、
前記細長状弾性伸縮部材のうち、前記貫通孔の周囲の部分が前記孔部弾性伸縮部材を構成している、
請求項1又は2記載テープタイプ使い捨ておむつ。 - 前記係止部は、面ファスナーの雄材で形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨て紙おむつ。
- 腹側に、前記係止部を係止するための被係止部を有しておらず、かつ幅方向に弾性伸縮する幅方向伸縮部を有している、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨て紙おむつ。
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