JP5932424B2 - シートフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、シートフレームに関し、特に、シートバックの側部に設けられたエアバッグモジュールを包み込み、エアバッグの展開を促進するための案内部材をシートフレームに係止するための案内部材端末取付部材を備えるシートフレームに関するものである。
従来、エアバッグモジュール装備シートとしては、シートバックフレームのサイドフレームにエアバッグモジュールを取り付け、トリムカバーの各端末と二枚の力布の片端末を共縫いしてトリムカバーの破断部を形成し、破断部からトリムカバーの内側に引き込んだ二枚の力布でエアバッグモジュールを包み込んで、エアバッグモジュールを含むシートバック全体をトリムカバーで被包するものが提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1では、サイドフレームのエアバッグモジュール逆側の位置に、二つのリスティングワイヤが、知恵の輪状に相絡み合うように設けられている。破断部からエアバッグモジュールの両側に引き込まれた二枚の力布の端末は、エアバッグモジュールを包み込むようにして二つのリスティングワイヤまで伸ばされ、リスティングワイヤのそれぞれに取り付けられている。サイドフレームのエアバッグモジュール逆側に向かって立ち上がるように、金属製の棒状体から形成された掛け止め部材が設けられ、二つのリスティングワイヤは、この掛け止め部材に引っ掛けられながら、相互に絡め止められている。
掛け止め部材は、リスティングワイヤを掛け止める位置に、V字状に曲げられた谷曲げ部を備え、リスティングワイヤがこの谷曲げ部に係止されることにより、リスティングワイヤが掛け止め部材の長さ方向にずれることを防止できる。
特許文献1の発明によれば、リスティングワイヤが掛け止め部材の長さ方向にずれないため、組み付け時に、力布の端部が横幅方向にずれることがなく、エアバッグモジュールを力布の全面積で包め込める。そして、力布でエアバッグモジュールを直接包み込めると共に、各力布をリスティングワイヤで確実に引張止着できるため、力布により、エアバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目に、効率よく集中させることができ、エアバッグの高い展開性能が達成できる。
特許第4452860号公報
しかし、特許文献1の発明では、リスティングワイヤの絡め止めの位置が、サイドフレームのエアバッグモジュール逆側に設けられ、しかも、リスティングワイヤを係止する掛け止め部材が、サイドフレームのエアバッグモジュール逆側に向かって立ち上がるように設けられている。また、一方の力布の端末をサイドフレームに締結するために、二つのリスティングワイヤと掛け止め部材の合計三点のワイヤ部材を必要としている。
そのため、一方の力布の端末の取付箇所が大掛かりとなって、コンパクト化の要請に沿わず、また、部品点数が多いためにコストも高くなる。
更に、部品点数が多い、若しくはリスティングワイヤ長が大きいと、組付け性が悪い。
また、連結点を少なくして、剛性を向上させることが望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、エアバッグの高い展開性能を保ったまま、案内部材の取付部周辺の収まりをコンパクト化することが可能な案内部材端末取付部材を備えるシートフレームを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、取付が容易である一方、より強い強度を実現することが可能な案内部材端末取付部材を備えるシートフレームを提供することにある。
前記課題は、請求項1のシートフレームによれば、シートバックフレームにエアバッグモジュールが配設されたシートフレームにおいて、前記シートバックフレームには、前記エアバッグモジュールに備えられるエアバッグの展開を促進するための案内部材の端末を係止するための案内部材端末取付部材が配設されており、該案内部材端末取付部材は、前記案内部材を係止する案内部材係合部と、該案内部材係合部の両端部から鈍角を成して屈曲して同方向に各々延びる脚部と、各々延びた該脚部の延長先端部から前記案内部材係合部と離隔する方向に屈曲して各々延びると共に前記シートバックフレーム幅方向に離隔して延在するサイドフレームに形成された係止孔に係止されている抜止め部と、を少なくとも有して構成されており、前記案内部材端末取付部材の、前記案内部材の取付箇所は、前記エアバッグモジュールの取付け位置よりも、前記シートバックフレームの内側に配設されるものであり、前記脚部は、前記係止孔から前記サイドフレームの前方部又は後方部に向って延びるよう配設されると共に、前記サイドフレームの前方角部又は後方角部の形状に沿うように屈曲していること、により解決される。
このように構成しているため、案内部材端末取付部材によって、案内部材が撚れたり皺になったりしないように、サイドフレーム側に一定のテンションをもって取り付けることができる。
従って、エアバッグの展開時に、エアバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部に効率よく集中させることができ、エアバッグの高い展開性能を保つことができる。
また、案内部材端末取付部材の案内部材取付け箇所は、シートバックフレームの内側となるため、案内部材のサイドフレーム逆側(外側)への張り出しが抑制される。
更に、案内部材の取付部周辺の収まりをコンパクト化することが可能となるため、省スペース化を実現でき、シートの幅方向の小型化が可能となる。
このとき、具体的には、前記抜け止め部は、前記シートバックフレーム幅方向に離隔して延在するサイドフレームに形成された係止孔に係止され、前記エアバッグモジュールは前記サイドフレームの外側に配設されており、前記案内部材係合部は、前記エアバッグモジュールの取付け位置よりも、前記サイドフレームの内側において、前記案内部材の端末を係合していると好適である。
このように構成すると、サイドフレーム周辺の省スペース化を具体的に実現でき、シートの幅方向の小型化が可能となる。
また、案内部材端末取付部材をコンパクトに設計でき、例えば、従来のリスティングワイヤのように長いワイヤを使用する必要がない。
このため、コスト的にも有利である。
このとき、前記脚部は、前記係止孔から前記サイドフレームの前方部又は後方部に向って延びるよう配設され、前記脚部は、前記サイドフレームの前方角部又は後方角部の形状に沿うように屈曲しているに配置されるものである。
このように構成すると、案内部材のサイドフレーム逆側への張り出しが抑制されるとともに、サイドフレームの形状に沿ってコンパクトに収めることができる。
よって、サイドフレーム周辺の省スペース化により、シートの幅方向の小型化が可能となる。
このとき、請求項のように、複数の前記抜け止め部は、前記サイドフレームに形成された複数の前記係止孔に係止され、複数の前記抜け止め部間の最小距離は、複数の前記係止孔の距離よりも大きくなるように構成されており、前記案内部材端末取付部材は、可撓性を有する部材で形成され、複数の前記脚部に、複数の前記抜け止め部間の最小距離を小さくするよう力をかけた状態で、複数の前記抜け止め部を複数の前記係止孔に係止した後に力を解放し、複数の前記脚部の復元力により、前記抜け止め部が係止されるよう構成されていると好適である。
このように構成すると、案内部材端末取付部材が外れ難くなり、エアバッグ非展開時に案内部材が外れることを抑制でき、強度が増す。
また、案内部材端末取付部材の組付けが容易になり、作業性が向上する。
このとき、請求項のように、前記サイドフレームには、前記抜け止め部を格納して、前記エアバッグモジュールの取付部材との干渉を抑制するための干渉抑制部が形成されていると好適である。
具体的には、請求項のように、前記干渉抑制部は、前記サイドフレームの内側に向って凸となる孔であるとともに、前記干渉抑制部の底面には、前記係止孔が形成されており、前記抜け止め部の自由端部側は、前記サイドフレームの内側から外側に向って挿入されて、前記干渉抑制部内に位置するよう構成されていると好適である。
このように構成すると、エアバッグモジュールの取付部材と、案内部材端末取付部材を構成する抜け止め部が干渉することを回避することができ、フラットな面にエアバッグモジュールの取付部材を配設することができる。
よって、全体の取付け強度が向上する。
請求項1の発明によれば、案内部材端末取付部材によって、案内部材が撚れたり皺になったりしないように、サイドフレーム側に一定のテンションをもって取り付けることができる。従って、エアバッグの展開時に、エアバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部に効率よく集中させることができ、エアバッグの高い展開性能を保つことができる。
また、案内部材のサイドフレーム逆側(外側)への張り出しが抑制される。
更に、案内部材の取付部周辺の収まりをコンパクト化することが可能となるため、省スペース化を実現でき、シートの幅方向の小型化が可能となる。
また、案内部材のサイドフレーム逆側への張り出しが抑制されるとともに、サイドフレームの形状に沿ってコンパクトな納まりを実現することができる。
よって、サイドフレーム周辺の省スペース化により、シートの幅方向の小型化が可能となる。
請求項2の発明によれば、サイドフレーム周辺の省スペース化を具体的に実現でき、シートの幅方向の小型化が可能となる。
また、案内部材端末取付部材をコンパクトに(短く)設計できるため、コスト的にも有利である
請求項の発明によれば、エアバッグ非展開時に案内部材が外れることを抑制でき、強度が増す。
また、案内部材端末取付部材の組付けが容易になり、作業性が向上する。
請求項及び請求項の発明によれば、エアバッグモジュールの取付部材と、案内部材端末取付部材を構成する抜け止め部が干渉することを回避することができ、フラットな面にエアバッグモジュールの取付部材を配設することができる。
よって、全体の取付け強度が向上する。

本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリスティングワイヤの配設状態を示す説明図である。 図1のA−A断面図本発明の一実施形態に係るである。 本発明の一実施形態に係るリスティングワイヤの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る力布の外観説明図である。 本発明の一実施形態に係るリスティングワイヤの機能説明模式図である。 本発明の第一改変例に係るサイドフレームの説明図である。 本発明の第一改変例における、図1のA−A線相当部分における断面説明図である。 本発明の第二改変例における、図1のA−A線相当部分における断面説明図である。 本発明の第三改変例における、図1のA−A線相当部分における断面説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る案内部材端末取付部材を備えるシートフレームFについて、図1乃至図11に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1乃至図7は、本発明の一実施形態を示すものであり、図1はエアバッグモジュール装備シートの外観図、図2はエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図、図3はリスティングワイヤの配設状態を示す説明図、図4は図1のA−A断面図、図5はリスティングワイヤの斜視図、図6は力布の外観説明図、図7はリスティングワイヤの機能説明模式図である。
図8及び図9は、本発明の第一改変例を示すものであり、図8はサイドフレームの説明図、図9は図1のA−A線相当部分における断面説明図である。
図10は、本発明の第二改変例を示すものであり、図1のA−A線相当部分における断面説明図である。
図11は、本発明の第三改変例を示すものであり、図1のA−A線相当部分における断面説明図である。
本実施の形態に係る車両用シートSは、図1で示すように、シートバックS1、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されている。
車両用シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが設けられている。シートフレームFは、シートバックS1のフレームであるシートバックフレーム1と、着座部S2のフレームである着座フレーム2とから構成されている。
また、着座フレーム2とシートバックフレーム1とは、リクライニング機構3を介して連結されている。
シートバックフレーム1及び着座フレーム2の外側には、クッション及びトリムカバーが設けられることで、シートバックS1及び着座部S2が構成される。
シートバックS1は、図1乃至図4に示すように、シートバックフレーム1と、シートバックフレーム1上に載置されるクッションパッド5と、シートバックフレーム1及びクッションパッド5を覆うトリムカバー4と、トリムカバー4の破断部40に一端が縫い付けられた第一の力布31,第二の力布32とを主要構成要素とする。
シートバックフレーム1は、左右に離間して配置され上下方向に延在するサイドフレーム10と、サイドフレーム10の上端部を連結する上部フレーム21と、下端部を連結する下部フレーム22とにより枠状に構成されている。
サイドフレーム10は、板金をプレス加工して成形され、図1及び図2に示すように、前端の辺が前方に湾曲して張り出した略D字状の略板体を2枚組合わせた形状からなる。
以下、内側に配設される側を「内側サイドフレーム構成体10A」と記し、外側に配設される側を「外側サイドフレーム構成体10B」と記す。
内側サイドフレーム構成体10Aは、ほぼ平板状の内側板11Aと、この内側板11Aの前端部を内側にU字状に折り返してなる内前縁部12Aと、後端部をL字型に内側に屈曲させた内後縁部13Aとを有している。
そして、内前縁部12Aは、その下方が前方に張り出すように、上半部が車両用シートSの上下方向に対して傾斜した傾斜部となっている。
また、同様に、外側サイドフレーム構成体10Bは、ほぼ平板状の外側板11Bと、この外側板11Bの前端部を内側にU字状に折り返してなる外前縁部12Bと、後端部をL字型に内側に屈曲させた外後縁部13Bとを有している。
そして、外前縁部12Bは、その下方が前方に張り出すように、上半部が車両用シートSの上下方向に対して傾斜した傾斜部となっている。
そして、内側板11A内壁と外側板11B内壁とが対向する状態で、内前縁部12Aの端縁と外前縁部12Bの端縁、及び内後縁部13Aの端縁と外後縁部13Bの端縁とを接合することにより、内側サイドフレーム構成体10Aと外側サイドフレーム構成体10Bとが組合されて、サイドフレーム10が形成される。
また、本実施形態においては、内側サイドフレーム構成体10Aを構成する内側板11Aに、2個の前方リスティングワイヤ係止孔11a,11aが、シート前方側の上下方向に並列して形成されている。
同様に、2個の後方リスティングワイヤ係止孔11b,11b、シート後方側の上下方向に並列して形成されている。
これら、前方リスティングワイヤ係止孔11a及び後方リスティングワイヤ係止孔11bが「係止孔」に相当する。
また、内側板11A(前方リスティングワイヤ係止孔11a,11a及び後方リスティングワイヤ係止孔11b,11bが形成されている位置の上下位置に整合する位置)には、エアバッグモジュール取付孔11c,11cが各々形成されている。
また、本実施形態においては、前方リスティングワイヤ係止孔11a,11aと、後方リスティングワイヤ係止孔11b,11bは、ほぼ同高さ位置に配置されている。
なお、これら前方リスティングワイヤ係止孔11a,11a及び後方リスティングワイヤ係止孔11b,11b、及びリスティングワイヤ8に関しては、本発明の主要構成であるため、これらの関係性及び機能、作用等については、後に詳述する。
本実施形態に係るエアバッグモジュール6は、公知のエアバッグモジュールを使用すればよいが、簡単に下記に一例を示す。
エアバッグモジュール6は、インフレータ61、取付部材としての取付ブラケット62、エアバッグ63、インフレータ用ブラケット64等を有して構成されている。
インフレータ61は、インフレータ用ブラケット64で保持された状態で、取付ブラケット62に取付けられるとともに、このインフレータ61の上端部はエアバッグ63内部に挿入されている。
また、エアバッグ63の基部は、インフレータ用ブラケット64に取付けられている。
なお、インフレータ用ブラケット64は、筒状の部材であり、その内部にインフレータ61が挿入されて保持されている。
そして、これらの各部材が直接的及び間接的に取付けられた取付ブラケット62は、サイドフレーム10を構成する外側板11Bの外側面(座面配設される側と逆側を向く面)に取付けられる。
図示はしないが、取付ブラケット62には、エアバッグモジュール取付孔11c,11cと整合連通可能な2個のボルト孔が形成されており、これらの連通孔よりボルトVを螺合締結することにより、取付ブラケット62は、サイドフレーム10に固定される。
また、衝撃センサ等の関連機器と回路構成するのに必要なハーネス,コネクタは、この周辺に配設されるが、配設方法及び配設位置は、公知の技術を用いているため説明は省略する。
このように構成されたエアバッグモジュール6は、車体ドアの外側から車体内へと大きな荷重が加わり(所謂「側方衝突」が起き)、各種センサより当該信号が発信されると、インフレータ61からガスが放出されてエアバッグ63が膨張し、シート側方外部(乗員の側方)に展開する。
なお、本実施形態においては、インフレータ61等が配設された取付ブラケット62をサイドフレーム10に取付ける、所謂「ケースレスエアバッグモジュール」の構成例を示した。
しかし、これに限られることはなく、取付ブラケット62の締付けボルトを外部に突出させて全体をモジュールケースの内部に収容する構成としてもよい。
この場合、モジュールケースとしては、例えば、開閉可能なリッドをケース本体にヒンジ接続したもの、または、V溝等による脆弱部を前部面に設けたケース本体とロアプレートとからなるハウジングにより、エアバッグの膨張圧で開放可能なものが備え付けられるとよい。
上部フレーム21には、ピラー支持部23が設けられ、ピラー支持部23には、図示しないヘッドレストフレームが設けられる。ヘッドレストフレームの外側にクッション部材を設けることでヘッドレストS3が構成される。
クッションパッド5には、図4に示すように、エアバッグモジュール6を格納するための空間7が形成されている。
トリムカバー4は、公知の材料からなり、図4に示すように、座面中央から左右の土手面を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面マチ部42とを縫い合わせ、更に、不図示の背面マチ部を不図示のスライドファスナーで側面マチ部42に対して開閉自在に連結することにより袋状に縫製されている。
トリムカバー4には、前面マチ部41と側面マチ部42との土手部において膨出した頂点に、破断部40が形成されている。破断部40は、前面マチ部41と側面マチ部42の端部を、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ちつつ、エアバッグ63の膨張による引張力で裂断可能なように、相互に縫製されている。
第一の力布31,第二の力布32は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグ63の膨張による応力を破断部40に伝達する役割を果たす。
少し説明すると、第一の力布31及び第二の力布32は、トリムカバー4よりも伸縮性の乏しいシート状の部材であって、エアバッグモジュール6格納場所付近に形成された破断部40にその一端が縫合され、エアバッグ63展開膨出時に掛かる力を破断部40に伝達する。
そして、これらがエアバッグ63の展開を促進する力、及びエアバッグ63展開時の膨張力に伴う力により、クッションパッド5等の他の部材が破損しないよう、エアバッグモジュール6と他の部材との間に配置される。
この第一の力布31,第二の力布32が、「案内部材」に相当し、詳しくは、エアバッグ63の展開促進案内部材として機能する。
なお、「案内部材」としては、上記機能を果たすものであれば、第一の力布31及び第二の力布32等に例示される布体に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での選択は自由である。
更に、「案内部材」の形状及び構成等も、第一の力布31及び第二の力布32等に例示されるものに限られるものではなく、上記機能を果たすものであれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でどのように設計されていてもよい。
そして、これらがエアバッグ63の展開を促進する力、及びエアバッグ63展開時の膨張力に伴う力により、クッションパッド5等の他の部材が破損しないよう、エアバッグモジュール6と他の部材との間に配置される。
第一の力布31は、図4及び図6に示すように、引張力が掛かる方向に長くなった略矩形の布からなり、一端は、破断部40で、トリムカバー4の前面マチ部41と側面マチ部42の端部及び第二の力布32の一端と共縫いされている。
第一の力布31の他端は、長さ方向に沿って端末が折り曲げられ輪状に縫い合わされ、縫い合わされた輪内に、リスティングワイヤ8(後方側リスティングワイヤ8B)が挿通されている。
第二の力布32は、図6に示すように、破断部40側の辺34と破断部40逆側の辺35とが略平行で、破断部40側の辺34が長く形成された略台形の布からなる。
破断部40側の辺34と破断部40逆側の辺35とをつなぐ二つの辺のうち一方の辺38は、サイドフレーム10の前縁部12の上半部が上方から下方に向かって前方に傾斜して張り出している傾斜部の形状に沿うよう、破断部40側の辺34及び破断部40逆側の辺35に対して斜辺として形成されている。
辺35は、長さ方向に沿って端末が折り曲げられ輪状に縫い合わされ、縫い合わされた輪内に、リスティングワイヤ8(前方側リスティングワーヤ8A)が挿通されている。
本実施形態に係るリスティングワイヤ8は、図5に示すように、硬鋼線,ピアノ線等の剛直な線材が屈曲されて形成された部材である。
以下、シート前方に配設され、第二の力布32を係止する側のリスティングワイヤ8を、「前方側リスティングワイヤ8A」と記し、シート後方に配設され、第一の力布31を係止する側のリスティングワイヤ8を、「後方側リスティングワイヤ8B」と記す。
前方側リスティングワイヤ8Aは、案内部材係合部としての前方力布係合部81a、2個の前方脚部82a,82a、2個の前方抜止め部83a,83a、を有して構成されている。
略直線状の前方力布係合部81aの両端部からは、前方脚部82a,82aが鈍角を成して延出している。
この前方脚部82aは、内側サイドフレーム構成体10Aの前方側角部に沿うように屈曲している。
また、前方脚部82a,82aの一端部(前方力布係合部81aと連続する側と逆側端部)からは、前方力布係合部81aと略平行となるように、前方抜け止め部83a,83aが外側へ向けて(前方力布係合部81aが延びる側と反対側に向けて)各々延出している。
後方側リスティングワイヤ8Bは、案内部材係合部としての後方力布係合部81b、2個の後方脚部82b,82b、2個の後方抜け止め部83b,83b、を有して構成されている。
この後方側リスティングワイヤ8Bの形状は、略直線状の後方力布係合部81bの両端部から、後方脚部82b,82bが略直角を成して延出していること以外は、前方側リスティングワイヤ8Aと同様である。
つまり、後方力布係合部81bと後方脚部82bとの成す角度が、前方力布係合部81aと前方脚部82aとが成す角度よりも小さく形成されている以外は、同様の構成となっている。
これらリスティングワイヤ8の機構について説明する。
前方側リスティングワイヤ8A及び後方側リスティングワイヤ8Bは同様であるため、前方側リスティングワイヤ8Aを例にとって説明する。
図7に示すように、何ら力が作用しない状態においては、前方側リスティングワイヤ8Aは、実線で示すように、前方力布係合部81aと前方脚部82a,82aは、鈍角である角度α°を成して構成される(以下、この状態を「フリー状態」と記す)。
そして、前方側リスティングワイヤ8Aは、前方力布係合部81aと前方脚部82a,82aとの連続部(境界部)を支点P,Pとして撓むよう構成されている(以下、この状態を「セット状態」と記す)。
これは、材質の硬度と径を調整することによって、可撓性を得るように構成するとよい。
つまり、前方脚部82a,82aが互いに近接する方向に作用力Fを加えると、この可撓性により、支点P,Pを支点として、前方脚部82a,82aは互いに近接する方向に撓む。
この状態を保持して、例えば、長孔状に形成された2個の係止部に前方抜け止め部83a,83aを挿入した後、フリー状態へと復帰させれば、この2個の係止部において、前方抜け止め部83a,83aが存在するため、これが抜け止めとなり、前方側リスティングワイヤ8Aの係止状態が意に反して解除されることが有効に防止される。
このようにして、前方脚部82a,82aと前方抜け止め部83a,83aとで形成される内隅部が、2個の係止部に確実に係止される。
また、前方側リスティングワイヤ8Aの材質と径を調整することにより、セット状態からフリー状態へと自動的に復帰するよう構成することもできる。
例えば、前方側リスティングワイヤ8Aの硬度をある程度高いものとすれば、フリー状態からセット状態へと変位させられた前方脚部82a,82aは、その復元力により、作用力Gが解除されると、自動的にフリー状態へと復帰する。
よって、セット状態を保持して、例えば、長孔状に形成された2個の係止部に前方抜け止め部83a,83aを挿入して、作用力Gを解除すると、復元力G´により形状が復帰しようとするため、この係止部端部に、前方脚部82a,82aと前方抜け止め部83a,83aとで形成される内隅部が確実に係止される。
また、2個の係止部間の距離を、前方脚部82a,82aと前方抜け止め部83a,83aとで形成される両内隅間の距離よりも若干小さいものとすることによって、2個の係止部に係止されると、この係止部において、前方脚部82a,82aが互いに離隔する方向へと復元力G´が働くため、この復元力G´により、前方脚部82a,82aは、この係止部に確実に係止されることとなる。
この状態において、前方抜け止め部83a,83aが存在するため、これが抜け止めとなり、前方側リスティングワイヤ8Aの係止状態が意に反して解除されることが有効に防止される。
(リスティングワイヤとその構成及び機構)
次に、図4乃至図7により、リスティングワイヤ8、サイドフレーム10、第一の力布31、第二の力布32の関係を示す。
まず、第二の力布32を構成する辺35は、前述の通り、長さ方向に沿って端末が折り曲げられ輪状に縫い合わされており、この縫い合わされた輪内に、前方側リスティングワーヤ8Aの前方力布係合部81aが挿通される。
同様に第一の力布31の自由端部は、前述の通り、長さ方向に沿って端末が折り曲げられ輪状に縫い合わされており、この縫い合わされた輪内に、後方側リスティングワイヤ8Bの後方力布係合部81bが挿通される。
この状態で、前方側リスティングワイヤ8A及び後方側リスティングワイヤ8Bに作用力Gを付加して、フリー状態からセット状態へと変位させる。
次いで、前方側リスティングワイヤ8Aを構成する前方抜け止め部83a,83aを、前方リスティングワイヤ係止孔11a,11aへ挿入して、フリー状態へと復帰させる。
このようにして、前方脚部82a,82aと前方抜け止め部83a,83aとで形成される内隅部を、この前方リスティングワイヤ係止孔11a,11aに係止することにより、前方リスティングワイヤ係止孔11a,11aに前方側リスティングワイヤ8Aを取付ける。
このとき、前方側リスティングワイヤ8Aは、その前方力布係合部81aが内側サイドフレーム構成体10Aよりも、前方側へ突出するように配置されるとともに、前方脚部82aはその屈曲形状により、内側サイドフレーム構成体10Aの前方側角部に沿うように配設される。
これにより、第二の力布32は、前方力布係合部81aに取付けられた端部が、サイドフレーム10の前方側に位置する状態で、前方側リスティングワイヤ8Aを介してサイドフレーム10に取付けられる。
同様に、後方側リスティングワイヤ8Bを構成する後方抜け止め部83b,83bを、後方リスティングワイヤ係止孔11b,11bへ挿入して、フリー状態へと復帰させる。
このようにして、後方脚部82b,82bと後方抜け止め部83b,83bとで形成される内隅部を、この後方リスティングワイヤ係止孔11b,11bに係止することにより、後方リスティングワイヤ係止孔11b,11bに後方側リスティングワイヤ8Bを取付ける。
このとき、後方側リスティングワイヤ8Bは、その後方力布係合部81bが内側サイドフレーム構成体10Aよりも、後方側へ突出するように配置されるとともに、後方脚部82bはその屈曲形状により、内側サイドフレーム構成体10Aの後方側角部に沿うように配設される。
これにより、第一の力布31は、後方力布係合部81bに取付けられた端部が、サイドフレーム10の後方側に位置する状態で、後方側リスティングワイヤ8Bを介してサイドフレーム10に取付けられる。
このようにして、取付けられた前方側リスティングワイヤ8A及び後方側リスティングワイヤ8B、第一の力布31、第二の力布32、エアバッグモジュール6の位置関係を図4により説明する。
第一の力布31は、一端部側が破断部40で縫合固定されるとともに、エアバッグモジュール6の外側を通って、他端部側が後方側リスティングワイヤ8Bを介してサイドフレーム10の後方側へ取付けられる。
また、第二の力布32は、一端部が破断部40で縫合固定されるとともに、エアバッグモジュール6の前方側を通って、他端部が前方側リスティングワイヤ8Aを介してサイドフレーム10の前方側へ取付けられる。
以上のように、本実施形態よれば、簡易な構造のリスティングワイヤ8を使用することにより、簡易かつ確実に、第一の力布31の端部及び第二の力布32の端部をサイドフレーム10に取付けることができる。
よって、簡易な構成である一方、エアバッグモジュール6の機能を阻害することなく、各部品を配置することができる。
更に、本実施形態に係るリスティングワイヤ8は、従来のリスティングワイヤよりも短く且つ単純な構造である。
このため、取付けが容易であるとともにコスト面においても有利である。
また、本実施形態においては、サイドフレーム10を二枚合わせの形状としており、このような構造では、接合面を増やせるため、剛性が向上する。
なお、以下、第一改変例においては、サイドフレーム10を一枚体とした場合の本発明の有効な適用例を示す。
(第一改変例)
次いで、図8及び図9により、サイドフレーム10の改変例を示す。
本例においては、第二サイドフレーム100とし、他の構成は上記実形態と同様であるため、説明を省略する。
上記実施形態におけるサイドフレーム10は、内側サイドフレーム構成体10Aと外側サイドフレーム構成体10Bとが組合されることにより構成されていたが、本例における第二サイドフレーム100は、第二外側サイドフレーム構成体110Bのみで構成された一枚体である。
なお、本例においては、第二サイドフレーム100は、第二外側サイドフレーム構成体110Bと同じものであるが、上記実施形態及び後述する改変例との比較(符号の整合性も含め)を容易かつ明確にするため、以下、「第二外側サイドフレーム構成体110B」として説明する。
簡単に構成を説明すると、第二外側サイドフレーム構成体110Bは、ほぼ平板状の第二外側板111Bと、この第二外側板111Bの前端部を内側にU字状に折り返してなる第二外前縁部112Bと、後端部をL字型に内側に屈曲させた第二外後縁部113Bとを有している。
そして、第二外前縁部112Bは、その下方が前方に張り出すように、上半部が、車両用シートSの上下方向に対して傾斜した傾斜部となっている。
また、第二外側板111Bには、2個の第二前方凹部H1,H1が、シート前方側の上下方向に並列して形成されている。
この第二前方凹部H1は、「干渉抑制部」に相当する。
この第二前方凹部H1は、第二外側サイドフレーム構成体110Bの内側(つまり、シート内側方向:第二外前縁部112B及び第二外後縁部113Bが屈曲する側)に凸となるように形成され、第二外側サイドフレーム構成体110Bの外側には凸部及び凸縁が形成されないよう構成される。
そして、この2個の第二前方凹部H1,H1の底部分には、係止孔としての第二前方リスティングワイヤ係止孔111a,111aが、各々形成されている。
同様に、第二外側板111Bには、干渉抑制部としての、2個の第二後方凹部H2,H2が、シート後方側の上下方向に並列して形成されている。
この第二後方凹部H2は、第二外側サイドフレーム構成体110Bの内側(つまり、シート内側方向:第二外前縁部112B及び第二外後縁部113Bが屈曲する側)に凸となるように形成され、第二外側サイドフレーム構成体110Bの外側には凸部及び凸縁が形成されないよう構成される。
そして、この2個の第二後方凹部H2,H2の底部分には、係止孔としての第二後方リスティングワイヤ係止孔111b,111bが、各々形成されている。
また、本実施形態においては、第二前方リスティングワイヤ係止孔111a,111a(第二前方凹部H1,H1)と、第二後方リスティングワイヤ係止孔111b,111b(第二後方凹部H2,H2と)は、ほぼ同高さ位置に配置されている。
図9により、このように構成された第二外側サイドフレーム構成体110Bと、エアバッグモジュール6、及びリスティングワイヤ8の取付け構造を説明する。
前述の通り、第二前方凹部H1及び第二後方凹部H2は、第二外側サイドフレーム構成体110Bの外側に、凸部及び凸縁が形成されないような形状として形成される。
つまり、第二外側サイドフレーム構成体110Bの外側面(つまり、シート外側方向:第二外前縁部112B及び第二外後縁部113Bが屈曲する側と反対側)には、シート外側方向に突出する箇所はなく、取付ブラケット62をフラットに設置することができる。
そして、前方側リスティングワイヤ8Aと後方側リスティングワイヤ8Bが、第二外側サイドフレーム構成体110Bに取付けられる。
つまり、前方脚部82a,82aと前方抜け止め部83a,83aとで形成される内隅部を、第二前方リスティングワイヤ係止孔111a,111aに係止することにより、第二前方リスティングワイヤ係止孔111a,111aに前方側リスティングワイヤ8Aを取付ける。
このとき、前方側リスティングワイヤ8Aは、その前方力布係合部81aが第二外側サイドフレーム構成体110Bよりも、前方側へ突出するように配置されるとともに、前方脚部82aはその屈曲形状により、第二外側サイドフレーム構成体110Bの前方側形状に沿うように配設される。
これにより、第二の力布32は、前方力布係合部81aに取付けられた端部が、第二外側サイドフレーム構成体110Bの前方側に位置する状態で、前方側リスティングワイヤ8Aを介して第二外側サイドフレーム構成体110Bに取付けられる。
同様に、後方脚部82b,82bと後方抜け止め部83b,83bとで形成される内隅部を、第二後方リスティングワイヤ係止孔111b,111bに係止することにより、第二後方リスティングワイヤ係止孔111b,111bに後方側リスティングワイヤ8Bを取付ける。
このとき、後方側リスティングワイヤ8Bは、その後方力布係合部81bが第二外側サイドフレーム構成体110Bよりも、後方側へ突出するように配置されるとともに、後方脚部82bはその屈曲形状により、第二外側サイドフレーム構成体110Bの後方側形状に沿うように配設される。
これにより、第一の力布31は、後方力布係合部81bに取付けられた端部が、第二外側サイドフレーム構成体110Bの後方側に位置する状態で、後方側リスティングワイヤ8Bを介して第二外側サイドフレーム構成体110Bに取付けられる。
また、本例においては、前方抜け止め部83a,83aは、第二前方凹部H1,H1に格納され、後方抜け止め部83b,83bは、第二後方凹部H2,H2に格納されるため、第二外側サイドフレーム構成体110Bの外側面に、前方抜け止め部83a,83a及び後方抜け止め部83b,83bが突出することがない。
このため、第二外側サイドフレーム構成体110Bの外側面に取付ブラケット62をフラットに載置固定することができる。
よって、第二サイドフレーム100を一枚の第二サイドフレーム構成体110Bとして構成しても、リスティングワイヤ8とエアバッグモジュール6(取付ブラケット62)との干渉を有効に防止することができる。
(第二改変例)
次いで、図10により、サイドフレーム10の改変例を示す。
本例においては、第三サイドフレーム200とし、他の構成は上記実形態と同様であるため、説明を省略する。
本例における第三サイドフレーム200は、第三内側サイドフレーム構成体210Aと第三外側サイドフレーム構成体210Bとが組合されて構成されている。
第三内側サイドフレーム構成体210Aは、ほぼ平板状の第三内側板211Aと、この第三内側板211Aの前端部を内側にU字状に折り返してなる第三内前縁部212Aと、後端部をL字型に内側に屈曲させた第三内後縁部213Aとを有している。
そして、第三内前縁部212Aは、その下方が前方に張り出すように、上半部が、車両用シートSの上下方向に対して傾斜した傾斜部となっている。
また、同様に、第三外側サイドフレーム構成体210Bは、ほぼ平板状の第三外側板211Bと、この第三外側板211Bの前端部を内側にU字状に折り返してなる第三外前縁部212Bと、後端部をL字型に内側に屈曲させた第三外後縁部213Bとを有している。
そして、第三外前縁部212Bは、その下方が前方に張り出すように、上半部が、車両用シートSの上下方向に対して傾斜した傾斜部となっている。
そして、第三内側板211A内壁と第三外側板211B内壁とが対向する状態で、第三内前縁部212Aの端縁と第三外前縁部212Bの端縁、及び第三内後縁部213Aの端縁と第三外後縁部213Bの端縁とを接合することにより、第三内側サイドフレーム構成体210Aと第三外側サイドフレーム構成体210Bとが組合されて、第三サイドフレーム200が形成される。
また、本例においては、第三内側サイドフレーム構成体210Aを構成する第三内側板211Aに、係止孔としての、2個の第三内側前方リスティングワイヤ係止孔211a,211aが、シート前方側の上下方向に並列して形成されている。
同様に、係止孔としての、2個の第三内側後方リスティングワイヤ係止孔211b,211bが、シート後方側の上下方向に並列して形成されている。
更に、本例においては、第三外側サイドフレーム構成体210Bを構成する第三外側板211Bには、干渉抑制部としての、第三凹部H3が形成されている。
この第三凹部H3のシート幅方向略中央部付近には、第三外側サイドフレーム構成体210Bの内側(つまり、シート内側方向:第三外前縁部212B及び第三外後縁部213Bが屈曲する側)に凸となるように形成され、第三外側サイドフレーム構成体210Bの外側には凸部及び凸縁が形成されないよう構成される。
そして、第三凹部H3の底部分には、係止孔としての、第三外側前方リスティングワイヤ係止孔211d,211d、係止孔としての、第三外側後方リスティングワイヤ係止孔211e,211eが形成されている。
なお、第三凹部H3を、第三上部凹部H31及び第三下部凹部H32に分けて構成し、上方に位置する第三外側前方リスティングワイヤ係止孔211dと上方に位置する第三外側後方リスティングワイヤ係止孔211eとを、第三上部凹部H31の底部分に形成するとともに、下方に位置する第三外側前方リスティングワイヤ係止孔211dと下方に位置する第三外側後方リスティングワイヤ係止孔211eとを、第三下部凹部H32の底部分に形成してもよい。
なお、第三内側サイドフレーム構成体210Aと第三外側サイドフレーム構成体210Bとが組合された際、第三外側サイドフレーム構成体210Bに形成された第三凹部H3底面の外側面と、この位置に整合する第三内側サイドフレーム構成体210Aの内壁面とは近接若しくは接するよう構成されており、この状態において、第三内側前方リスティングワイヤ係止孔211a,211a及び第三内側後方リスティングワイヤ係止孔211b,211bと、第三外側前方リスティングワイヤ係止孔211d,211d及び第三外側後方リスティングワイヤ係止孔211e,211eは、各々連通するように構成されており、この連通孔にリスティングワイヤ8が挿通されるよう構成される。
つまり、リスティングワイヤ8は、第三内側サイドフレーム構成体210Aと第三外側サイドフレーム構成体210Bとが最も近接している場所において貫通するように構成される。
以下、第三内側前方リスティングワイヤ係止孔211a,211aと第三外側前方リスティングワイヤ係止孔211d,211dとの連通孔(2個の連通孔)を「前方連通孔R1」と記し、第三内側後方リスティングワイヤ係止孔211b,211bと第三外側後方リスティングワイヤ係止孔211e,211eとの連通孔(2個の連通孔)を「後方連通孔R2」と記す。
このように構成された第三外側サイドフレーム構成体210Bと、エアバッグモジュール6、及びリスティングワイヤ8の取付け構造を説明する。
前述の通り、第三凹部H3は、第三外側サイドフレーム構成体210Bの外側に、凸部及び凸縁が形成されないような形状として形成される。
つまり、第三外側サイドフレーム構成体210Bの外側面(つまり、シート外側方向:第三外前縁部212B及び第三外後縁部213Bが屈曲する側と反対側)には、シート外側方向に突出する箇所はなく、取付ブラケット62をフラットに設置することができる。
そして、前方側リスティングワイヤ8Aと後方側リスティングワイヤ8Bが、第三外側サイドフレーム構成体210Bに取付けられる。
つまり、前方脚部82a,82aと前方抜け止め部83a,83aとで形成される内隅部を、前方連通孔R1,R1に係止することにより、前方連通孔R1,R1に前方側リスティングワイヤ8Aを取付ける。
このとき、前方側リスティングワイヤ8Aは、その前方力布係合部81aが第三サイドフレーム200よりも、前方側へ突出するように配置されるとともに、前方脚部82aはその屈曲形状により、第三サイドフレーム200の前方側形状に沿うように配設される。
これにより、第二の力布32は、前方力布係合部81aに取付けられた端部が、第三サイドフレーム200の前方側に位置する状態で、前方側リスティングワイヤ8Aを介して第三サイドフレーム200に取付けられる。
同様に、後方脚部82b,82bと後方抜け止め部83b,83bとで形成される内隅部を、後方連通孔R2,R2に係止することにより、後方連通孔R2,R2に後方側リスティングワイヤ8Bを取付ける。
このとき、後方側リスティングワイヤ8Bは、その後方力布係合部81bが第三サイドフレーム200よりも、後方側へ突出するように配置されるとともに、後方脚部82bはその屈曲形状により、第三サイドフレーム200の後方側形状に沿うように配設される。
これにより、第一の力布31は、後方力布係合部81bに取付けられた端部が、第三サイドフレーム200の後方側に位置する状態で、後方側リスティングワイヤ8Bを介して第三サイドフレーム200に取付けられる。
また、本例においては、前方抜け止め部83a,83a及び後方抜け止め部83b,83bは、第三凹部H3に格納されるため、第三外側サイドフレーム構成体210Bの外側面に、前方抜け止め部83a,83a及び後方抜け止め部83b,83bが突出することがない。
このため、第三外側サイドフレーム構成体210Bの外側面に取付ブラケット62をフラットに載置固定することができる。
よって、リスティングワイヤ8とエアバッグモジュール6(取付ブラケット62)との干渉を有効に防止することができる。
(第三改変例)
次いで、図11により、サイドフレーム10の改変例を示す。
本例においては、第四サイドフレーム300とし、他の構成は上記実形態と同様であるため、説明を省略する。
本例における第四サイドフレーム300は、第四内側サイドフレーム構成体310Aと第四外側サイドフレーム構成体310Bとが組合されて構成されている。
第四内側サイドフレーム構成体310Aは、ほぼ平板状の第四内側板311Aと、この第四内側板311Aの前端部を内側にU字状に折り返してなる第四内前縁部312Aと、後端部をL字型に内側に屈曲させた第四内後縁部313Aとを有している。
また、第四内前縁部312Aは、その下方が前方に張り出すように、上半部が、車両用シートSの上下方向に対して傾斜した傾斜部となっている。
また、同様に、第四外側サイドフレーム構成体310Bは、ほぼ平板状の第四外側板311Bと、この第四外側板311Bの前端部を内側にU字状に折り返してなる第四外前縁部312Bと、後端部をL字型に内側に屈曲させた第四外後縁部313Bとを有している。
また、第四外前縁部312Bは、その下方が前方に張り出すように、上半部が、車両用シートSの上下方向に対して傾斜した傾斜部となっている。
そして、第四内側板311A内壁と第四外側板311B内壁とが対向する状態で、第四内前縁部312Aの端縁と第四外前縁部312Bの端縁、及び第四内後縁部313Aの端縁と第四外後縁部313Bの端縁とを接合することにより、第四内側サイドフレーム構成体310Aと第四外側サイドフレーム構成体310Bとが組合されて、第四サイドフレーム300が形成される。
また、本例においては、第四内側サイドフレーム構成体310Aを構成する第四内側板311Aのリスティングワイヤ8配設部分には、係合孔311fが形成されている。
更に、本例においては、第四外側サイドフレーム構成体310Bを構成する第四外側板311Bには、干渉抑制部としての、2個の第四前方凹部H4,H4が、シート前方側の上下方向に並列して形成されている。
この第四前方凹部H4は、第四外側サイドフレーム構成体310Bの内側(つまり、シート内側方向:第四外前縁部312B及び第四外後縁部313Bが屈曲する側)に凸となるように形成され、第四外側サイドフレーム構成体310Bの外側には凸部及び凸縁が形成されないよう構成される。
そして、この2個の第四前方凹部H4,H4の底部分には、係止孔としての、第四前方リスティングワイヤ係止孔311a,311aが、各々形成されている。
同様に、第四外側板311Bには、干渉抑制部としての、2個の第四後方凹部H5,H5が、シート後方側の上下方向に並列して形成されている。
この第四後方凹部H5は、第四外側サイドフレーム構成体310Bの内側(つまり、シート内側方向:第四外前縁部312B及び第四外後縁部313Bが屈曲する側)に凸となるように形成され、第四外側サイドフレーム構成体310Bの外側には凸部及び凸縁が形成されないよう構成される。
そして、この2個の第四後方凹部H5,H5の底部分には、係止孔としての、第四後方リスティングワイヤ係止孔311b,311bが、各々形成されている。
また、第四前方凹部H4,H4と第四後方凹部H5,H5は、係合孔311fに係合している。
つまり、第四前方凹部H4,H4の前方側の側壁部及び後方第四後方凹部H5,H5の後方側の側壁部は、係合孔311fの前方側内周辺部及び後方側内周辺部に各々係合するように構成されている。
そして、この状態において、第四前方リスティングワイヤ係止孔311a,311a及び第四後方リスティングワイヤ係止孔311b,311bは、シート内側方向に露出している。
つまり、第四内側サイドフレーム構成体310Aのシート内側表面に露出している。
次いで、このように構成された第四外側サイドフレーム構成体310Bと、エアバッグモジュール6、及びリスティングワイヤ8の取付け構造を説明する。
前述の通り、第四前方凹部H4及び第四後方凹部H5は、第四外側サイドフレーム構成体310Bの外側に、凸部及び凸縁が形成されないような形状として形成される。
つまり、第四外側サイドフレーム構成体310Bの外側面(つまり、シート外側方向:第四外前縁部312B及び第四外後縁部313Bが屈曲する側と反対側)には、シート外側方向に突出する箇所はなく、取付ブラケット62をフラットに設置することができる。
そして、前方側リスティングワイヤ8Aと後方側リスティングワイヤ8Bが、第四外側サイドフレーム構成体310Bに取付けられる。
つまり、前方脚部82a,82aと前方抜け止め部83a,83aとで形成される内隅部を、第四前方リスティングワイヤ係止孔311a,311aに係止することにより、第四前方リスティングワイヤ係止孔311a,311aに前方側リスティングワイヤ8Aを取付ける。
このとき、前方側リスティングワイヤ8Aは、その前方力布係合部81aが第四外側サイドフレーム構成体310Bよりも、前方側へ突出するように配置されるとともに、前方脚部82aはその屈曲形状により、第四外側サイドフレーム構成体310Bの前方側形状に沿うように配設される。
これにより、第二の力布32は、前方力布係合部81aに取付けられた端部が、第四外側サイドフレーム構成体310Bの前方側に位置する状態で、前方側リスティングワイヤ8Aを介して第四外側サイドフレーム構成体310Bに取付けられる。
同様に、後方脚部82b,82bと後方抜け止め部83b,83bとで形成される内隅部を、第四後方リスティングワイヤ係止孔311b,311bに係止することにより、第四後方リスティングワイヤ係止孔311b,311bに後方側リスティングワイヤ8Bを取付ける。
このとき、後方側リスティングワイヤ8Bは、その後方力布係合部81bが第四外側サイドフレーム構成体310Bよりも、後方側へ突出するように配置されるとともに、後方脚部82bはその屈曲形状により、第四外側サイドフレーム構成体310Bの後方側形状に沿うように配設される。
これにより、第一の力布31は、後方力布係合部81bに取付けられた端部が、第四外側サイドフレーム構成体310Bの後方側に位置する状態で、後方側リスティングワイヤ8Bを介して第四外側サイドフレーム構成体310Bに取付けられる。
また、本例においては、前方抜け止め部83a,83aは、第四前方凹部H4,H4に格納され、後方抜け止め部83b,83bは、第四後方凹部H5,H5に格納されるため、第四外側サイドフレーム構成体310Bの外側面に、前方抜け止め部83a,83a及び後方抜け止め部83b,83bが突出することがない。
このため、第四外側サイドフレーム構成体310Bの外側面に取付ブラケット62をフラットに載置固定することができる。
よって、リスティングワイヤ8とエアバッグモジュール6(取付ブラケット62)との干渉を有効に防止することができる。
S 車両用シート
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
V ボルト
1 シートバックフレーム
10 サイドフレーム
10A 内側サイドフレーム構成体
11A 内側板
11a 前方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
11b 後方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
12A 内前縁部
13A 内後縁部
10B 外側サイドフレーム構成体
11B 外側板
11c エアバッグモジュール取付孔
12B 外前縁部
13B 外後縁部
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 ピラー支持部
2 着座フレーム
3 リクライニング機構
4 トリムカバー
40 破断部
41 前面マチ部
42 側面マチ部
5 クッションパッド
6 エアバッグモジュール
61 インフレータ
62 取付ブラケット(取付部材)
63 エアバッグ
64 インフレータ用ブラケット
7 空間
8 リスティングワイヤ
8A 前方側リスティングワイヤ
81a 前方力布係合部(案内部材係合部)
82a 前方脚部
83a 前方抜止め部
8B 後方側リスティングワイヤ
81b 後方力布係合部(案内部材係合部)
82b 後方脚部
83b 後方抜止め部
G 作用力
P 支点
31 第一の力布(案内部材)
32 第二の力布(案内部材)
34 破断部側の辺
35 破断部逆側の辺
36 取付部
37 トリムプレート
38 一方の辺
(第一改変例)
1 シートバックフレーム
100 第二サイドフレーム
110B 第二外側サイドフレーム構成体
111B 第二外側板
H1 第二前方凹部(干渉抑制部)
111a 第二前方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
H2 第二後方凹部(干渉抑制部)
111b 第二後方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
112B 第二外前縁部
113B 第二外後縁部
(第二改変例)
1 シートバックフレーム
200 第三サイドフレーム
210A 第三内側サイドフレーム構成体
211A 第三内側板
211a 第三内側前方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
211b 第三内側後方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
212A 第三内前縁部
213A 第三内後縁部
210B 第三外側サイドフレーム構成体
211B 外側板
H3 第三凹部(干渉抑制部)
(H31 第三上部凹部)
(H32 第三下部凹部)
211d 第三外側前方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
211e 第三外側後方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
212B 第三外前縁部
213B 第三外後縁部
(第三改変例)
1 シートバックフレーム
300 第四サイドフレーム
310A 第四内側サイドフレーム構成体
311A 第四内側板
311f 係合孔
312A 第四内前縁部
313A 第四内後縁部
310B 第四外側サイドフレーム構成体
311B 第四外側板
H4 第四前方凹部(干渉抑制部)
H5 第四後方凹部(干渉抑制部)
311a 第四前方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
311b 第四後方リスティングワイヤ係止孔(係止孔)
312B 第四外前縁部
313B 第四外後縁部

Claims (5)

  1. シートバックフレームにエアバッグモジュールが配設されたシートフレームにおいて、
    前記シートバックフレームには、前記エアバッグモジュールに備えられるエアバッグの展開を促進するための案内部材の端末を係止するための案内部材端末取付部材が配設されており、
    該案内部材端末取付部材は、前記案内部材を係止する案内部材係合部と、該案内部材係合部の両端部から鈍角を成して屈曲して同方向に各々延びる脚部と、各々延びた該脚部の延長先端部から前記案内部材係合部と離隔する方向に屈曲して各々延びると共に前記シートバックフレーム幅方向に離隔して延在するサイドフレームに形成された係止孔に係止されている抜止め部と、を少なくとも有して構成されており
    前記案内部材端末取付部材の、前記案内部材の取付箇所は、前記エアバッグモジュールの取付け位置よりも、前記シートバックフレームの内側に配設されるものであり、
    前記脚部は、前記係止孔から前記サイドフレームの前方部又は後方部に向って延びるよう配設されると共に、前記サイドフレームの前方角部又は後方角部の形状に沿うように屈曲していることを特徴とするシートフレーム。
  2. 前記エアバッグモジュールは前記サイドフレームの外側に配設されており、
    前記案内部材係合部は、前記エアバッグモジュールの取付け位置よりも、前記サイドフレームの内側において、前記案内部材の端末を係合していることを特徴とする請求項1に記載のシートフレーム。
  3. 複数の前記抜け止め部は、前記サイドフレームに形成された複数の前記係止孔に係止され、
    複数の前記抜け止め部間の最小距離は、複数の前記係止孔の距離よりも大きくなるように構成されており、
    前記案内部材端末取付部材は、可撓性を有する部材で形成され、
    複数の前記脚部に、複数の前記抜け止め部間の最小距離を小さくするよう力をかけた状態で、複数の前記抜け止め部を複数の前記係止孔に係止した後に力を解放し、複数の前記脚部の復元力により、前記抜け止め部が係止されるよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載のシートフレーム。
  4. 前記サイドフレームには、前記抜け止め部を格納して、前記エアバッグモジュールの取付部材との干渉を抑制するための干渉抑制部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシートフレーム。
  5. 前記干渉抑制部は、前記サイドフレームの内側に向って凸となる孔であるとともに、前記干渉抑制部の底面には、前記係止孔が形成されており、
    前記抜け止め部の自由端部側は、前記サイドフレームの内側から外側に向って挿入されて、前記干渉抑制部内に位置することを特徴とする請求項4に記載のシートフレーム。
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