JP2015051700A - エアバッグモジュール装備シート - Google Patents

エアバッグモジュール装備シート Download PDF

Info

Publication number
JP2015051700A
JP2015051700A JP2013185274A JP2013185274A JP2015051700A JP 2015051700 A JP2015051700 A JP 2015051700A JP 2013185274 A JP2013185274 A JP 2013185274A JP 2013185274 A JP2013185274 A JP 2013185274A JP 2015051700 A JP2015051700 A JP 2015051700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
side frame
attachment
airbag module
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013185274A
Other languages
English (en)
Inventor
仁一 田辺
Jinichi Tanabe
仁一 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2013185274A priority Critical patent/JP2015051700A/ja
Publication of JP2015051700A publication Critical patent/JP2015051700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

【課題】エアバッグの展開方向を案内する案内部材と、シートのフレームの取付部材による取付がワンタッチででき、取付作業性の高いエアバッグモジュール装備シートを提供する。【解決手段】エアバッグモジュール6を装備したシートである。サイドフレームと、サイドフレームに取付けられたエアバッグモジュール6と、エアバッグ6bの展開方向を案内する案内部材31,32と、案内部材31,32をサイドフレーム10に係止する取付部材50を備える。案内部材31,32と取付部材50の接続部は、サイドフレームのシート幅方向の外側面に対向して配置され、取付部材50は、サイドフレームに係止される係止部を備え、係止部は、サイドフレームよりシート幅方向内側に配置される。取付部材50のシート幅方向外側には、取付部材50の少なくとも一部に対向して、エアバッグモジュール6が配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、エアバッグの展開方向を案内する案内部材が、トリムカバーの破断部とフレームとの間に配置されたエアバッグモジュール装備シートに関する。
従来、シートバックのサイドフレームにエアバッグモジュールを取り付けたシートとして、車両ドア側のシート前方側部にトリムカバーの縫合部を配置し、この縫合部で、トリムカバーの端末と力布の片端末を共縫いしてトリムカバーの破断部を形成し、破断部からトリムカバーの内側に引き込んだ力布を、サイドフレームに連結するものが提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1では、力布の破断部逆側の端部は、サイドフレームの前端近傍のシート外側の面にボルト締めされた板状のブラケットに固定されている。力布の破断部逆側の端部とブラケットとは、力布の端部側がブラケットに設けられた孔に通され、輪状にして縫製されることにより固定されている。
特許第3318575号公報
しかし、特許文献1の発明では、力布の縫合部逆側の端部側が、ブラケットの孔に通された状態で、輪状にして縫製されることによりブラケットに固定されると共に、ブラケットが、サイドフレームの平板状部にボルト締めされることにより、力布の縫合部逆側の端部がサイドフレームに取付けられている。そのため、力布が取付けられたブラケットをサイドフレームに取付けるときには、ボルト締めをする必要があり、取付作業性の改善の余地があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、エアバッグの展開方向を案内する案内部材と、シートのフレームとの間の取付部材による取付をワンタッチで行うことができ、取付作業性の高いエアバッグモジュール装備シートを提供することにある。
前記課題は、請求項1のエアバッグモジュール装備シートによれば、エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、該シートのサイド部に沿って延出するサイドフレームと、該サイドフレームに取付けられ、エアバッグを格納するエアバッグモジュールと、前記エアバッグの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材を前記サイドフレームに係止することにより取付けるための取付部材と、を備え、前記案内部材と前記取付部材との接続部は、前記サイドフレームのシート幅方向の外側の外側面に対向して配置され、前記取付部材は、前記サイドフレームに係止される係止部を備え、該係止部は、前記サイドフレームよりも前記シート幅方向の内側に配置され、前記取付部材の前記シート幅方向の外側には、前記取付部材の少なくとも一部に対向して、前記エアバッグモジュールが配置されていること、により解決される。
このように構成されているので、取付部材をサイドフレームに係止させるだけで、案内部材をサイドフレームに取付けることが可能となり、取付の作業性がよい。
このとき、請求項2のように、複数の前記案内部材と、該複数の案内部材のそれぞれに取付けられた複数の前記取付部材と、を備え、前記複数の取付部材は、前記サイドフレームに形成された孔に、相互に対向するように取付けられていると好適である。
このように構成しているため、複数の案内部材及び取付部材で孔を共用できるため、サイドフレームに、案内部材取付用の孔を多数形成する必要がない。従って、案内部材の取付箇所をコンパクトに構成できるため、サイドフレームの面を有効に活用できると同時に、サイドフレームの剛性を確保できる。
また、複数の取付部材は、サイドフレームに形成された孔に、相互に対向するように取付けられているため、取付部材同士の干渉を抑制できる。
このとき、請求項3のように、前記サイドフレームは、段差によって、他の部分よりも前記シート幅方向内側に窪んだ段部を備え、前記取付部材は、前記段部に取付けられていると好適である。
このように構成しているため、案内部材及び取付部材を、剛性の高い段部で保持することができ、支持剛性が向上する。
このとき、請求項4のように、前記案内部材と前記取付部材とは、一体として形成されてなると好適である。
このように構成しているため、部品点数の増加を抑制できると共に、案内部材と取付部材とを一体として取り扱うことができるため、取付作業性が向上する。
このとき、請求項5のように、前記接続部において、前記取付部材の前記シート幅方向の外側面は、前記案内部材の前記シート幅方向の外側面よりも、前記シート幅方向の外側に位置していると好適である。
このように構成しているため、案内部材と取付部材との接続部において、取付部材と案内部材との間には、シート幅方向において段差ができ、案内部材が取付部材よりもシート幅方向の内側に位置するため、案内部材がエアバッグモジュールから離間することとなり、案内部材とエアバッグモジュールとの干渉を抑制できる。
このとき、請求項6のように、前記取付部材は、前記係止部と、該係止部に対向し、前記案内部材に連結された取付部と、該取付部と前記係止部とを連結する架橋部と、を備えてなり、前記取付部は、内部に前記案内部材の端部が挿入されて固定された挿入部を備え、該挿入部は、前記取付部のうち、少なくとも前記係止部に対向する位置まで延設されていると好適である。
このように構成しているため、案内部材が、取付部のうち、係止部に対向する位置まで達することとなり、案内部材と取付部材、ひいては、案内部材とサイドフレームとの結合性を向上できる。
このとき、請求項7のように、前記サイドフレームは、シート前方又は後方の端部に、シート上下方向に対して傾斜した傾斜部を備え、前記取付部材は、前記傾斜部に沿って取付けられていると好適である。
このように構成しているため、案内部材及び取付部材をコンパクトに配置でき、他の部品の取り付け場所を確保できる。
このとき、請求項8のように、前記エアバッグモジュールは、前記取付部材と前記シート幅方向で対向する位置に、前記シート幅方向の外側に窪む窪み部を備えると好適である。
このように構成しているため、案内部材とエアバッグモジュールとがシート幅方向で干渉することを抑制できる。
このとき、請求項9のように、前記孔は、複数設けられ、前記エアバッグモジュールを前記サイドフレームに取付けるためのモジュール取付手段は、前記複数の孔の間に形成されていると好適である。
このように構成しているため、モジュール取付手段及び案内部材を、サイドフレームの狭い範囲に設けることができ、モジュール取付手段及び案内部材の取付箇所をコンパクトに構成できると共に、サイドフレームの狭い範囲だけで取付作業ができるため、取付作業性が向上する。
請求項1の発明によれば、取付部材をサイドフレームに係止させるだけで、案内部材をサイドフレームに取付けることが可能となり、取付の作業性がよい。
請求項2の発明によれば、複数の案内部材及び取付部材で孔を共用できるため、サイドフレームに、案内部材取付用の孔を多数形成する必要がない。従って、案内部材の取付箇所をコンパクトに構成できるため、サイドフレームの面を有効に活用できると同時に、サイドフレームの剛性を確保できる。
また、複数の取付部材は、サイドフレームに形成された孔に、相互に対向するように取付けられているため、取付部材同士の干渉を抑制できる。
請求項3の発明によれば、案内部材及び取付部材を、剛性の高い段部で保持することができ、支持剛性が向上する。
請求項4の発明によれば、部品点数の増加を抑制できると共に、案内部材と取付部材とを一体として取り扱うことができるため、取付作業性が向上する。
請求項5の発明によれば、案内部材と取付部材との接続部において、取付部材と案内部材との間には、シート幅方向において段差ができ、案内部材が取付部材よりもシート幅方向の内側に位置するため、案内部材がエアバッグモジュールから離間することとなり、案内部材とエアバッグモジュールとの干渉を抑制できる。
請求項6の発明によれば、案内部材が、取付部のうち、係止部に対向する位置まで達することとなり、案内部材と取付部材、ひいては、案内部材とサイドフレームとの結合性を向上できる。
請求項7の発明によれば、案内部材及び取付部材をコンパクトに配置でき、他の部品の取り付け場所を確保できる。
請求項8の発明によれば、案内部材とエアバッグモジュールとがシート幅方向で干渉することを抑制できる。
請求項9の発明によれば、モジュール取付手段及び案内部材を、サイドフレームの狭い範囲に設けることができ、モジュール取付手段及び案内部材の取付箇所をコンパクトに構成できると共に、サイドフレームの狭い範囲だけで取付作業ができるため、取付作業性が向上する。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートフレームの斜視図である。 図1のA−A断面図であって、本発明の一実施形態に係るJフックを介して力布をサイドフレームに連結した状態を示す説明図である。 図3のJフック周辺の拡大説明図である。 本発明の一実施形態に係るサイドフレームの側面説明図である。 本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係るJフックの説明図である。 本発明の他の実施形態に係るサイドフレームの側面説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係るについて、図1〜図8を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用シートの外観図である。図2は、本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートフレームの斜視図である。図3は、図1のA−A断面図であって、本発明の一実施形態に係るJフックを介して力布をサイドフレームに連結した状態を示す説明図である。図4は、図3のJフック周辺の拡大説明図である。図5は、本発明の一実施形態に係るサイドフレームの側面説明図である。図6は、本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。図7は、本発明の他の実施形態に係るJフックの説明図である。図8は、本発明の他の実施形態に係るサイドフレームの側面説明図である。
本実施の形態に係るエアバッグモジュール装備シートは、図1で示すように、シートバックS1、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されている。
車両用シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが設けられている。シートフレームFは、シートバックS1のフレームであるシートバックフレーム1と、着座部S2のフレームである着座フレーム2とから構成されている。着座フレーム2とシートバックフレーム1は、リクライニング機構3を介して連結されている。シートバックフレーム1および着座フレーム2の外側には、クッションおよびトリムカバーが設けられることで、シートバックS1および着座部S2が構成される。
シートバックS1は、図1乃至図3に示すように、シートバックフレーム1と、シートバックフレーム1上に載置されるクッションパッド5と、サイドフレーム10及びエアバッグモジュール6のシート幅方向外側及び後側を覆うクッションパッド5aと、シートバックフレーム1及びクッションパッド5,5aを覆うトリムカバー4と、トリムカバー4の破断部40に一端が縫い付けられた力布32を主要構成要素とする。
シートバックフレーム1は、図1,図2に示すように、左右に離間して配置され上下方向に延在するサイドフレーム10と、このサイドフレーム10の上端部を連結する上部フレーム21と、下端部を連結する下部フレーム22とにより枠状に構成されている。
上部フレーム21には、ピラー支持部23が設けられ、ピラー支持部23には、不図示のヘッドレストフレームが設けられる。ヘッドレストフレームの外側にクッション部材を設けることでヘッドレストS3が構成される。
サイドフレーム10は、板金をプレス加工して成形され、上方よりも下方の幅が広くなるように湾曲した略板体からなる。図2に示すように、ほぼ平板状の側板11と、この側板11の前端部を内側にU字状に折り返してなる前縁部12と、後端部をL字型に内側に屈曲させた後縁部13とを有している。サイドフレーム10は、側板11の前端に、シート上下方向に対して、下方がシート前方に位置するように傾斜した傾斜部11iが形成されており、傾斜部11iで側板の前端の下方がシート前方に張出している。
後縁部13は、下端に、図2のように、シート内側に向かって幅広になった幅広部13wを備えている。
サイドフレーム10の側板11には、乗員を後方から支持するSバネからなる一対の架設部材25の両端が係止される係止孔を備えた上下一対の係止部15と、取付部材としてのJフック50を取付けるための一対の取付孔16と、エアバッグモジュール6を取付けるための一対のボルト孔17が設けられている。
係止部15は、図2に示すように、左右のサイドフレーム10の側板11にそれぞれ一対設けられ、上方の係止部15は、後縁部13に近い位置に、下方の係止部15は、上方の係止部15よりも前縁部12寄りの位置に設けられている。
取付孔16は、図2に示すように、左右のサイドフレーム10の側板11にそれぞれ一対設けられ、側板11の前縁部12と後縁部13との間であって、前縁部12に近い位置に、前縁部12に沿った縦長の長方形の孔として設けられている。
上方の取付孔16は、上方の係止部15よりもシート前方且つ下方で、下方の係止部15よりもシート上方に形成されている。下方の取付孔16は、下方の係止部15よりもシート前方に形成されている。
また、いずれの取付孔16も、ボルト孔17の前方に形成され、上方の取付孔16は、一対のボルト孔17よりも上方、下方の取付孔16は、一対のボルト孔17よりも下方に形成されている。一対のボルト孔17は、上下方向において、上下の取付孔16に挟まれた位置に配置されている。
側板11の取付孔16の周囲には、図2〜図5に示すように、取付孔16を取り囲むように、段差71が形成されている。段差71により、取付孔16が設けられた領域が、側板11のうち、エアバッグモジュール6が取付けられるモジュール取付面11pよりもシート幅方向内側に窪んだ凹部72を構成している。
段差71は、図4に示すように、取付孔16の形成された凹部72がモジュール取付面11pよりもシート幅方向内側に位置するように、シート幅方向内側に屈曲した段差として形成されている。
段差71は、図5に示すように、前縁部12に対して略垂直で、相互に略平行な一対の線状の上部71U,下部71Lと、この上部71U,下部71Lの前縁部12逆側の端部が、線状の後部71Bにより連結されてなる略コの字形状に延びて形成されている。上部71U,下部71Lの前縁部12側は、前縁部12に交わるまで延びており、上部71U,下部71Lに挟まれたコの字の開口の部分が、前縁部12に繋がっている。
これにより、凹部72は、図5に示すような略矩形に形成されている。
上部71U,下部71Lが、前縁部12に交わるまで延びていることにより、凹部72は、前縁部12まで延在し、図2に示すように、前縁部12は、凹部72が交わる部分が、切欠かれた形状となっている。
段差71及び凹部72は、上下一対の取付孔16それぞれについて設けられている。上下一対の凹部72は、図2,図5に示すように、相互に独立して形成されている。なお、これに限定されるものではなく、上下一対の凹部72は、相互に連結され、連続した一体の凹部として構成されていてもよい。
取付孔16のシート後方の端辺から段差71の後部71Bまでの距離は、Jフック50の力布取付部51の力布延長方向に沿った長さと略同じか、若干長く形成されている。
従って、段差71の後部71Bは、Jフック50の力布取付部51のシート後方の端部に、それぞれ、当接している。なお、当接していなくてもよく、対向して近接していてもよい。
また、取付孔16のシート前方の端辺から、側板11の前端辺までの距離は、Jフック50の力布取付部51の力布延長方向に沿った長さよりも長くなっている。
図5に示すように、Jフック50以外の部材を取付けるための他部材取付部、つまり、ボルト孔17や係止部15等は、凹部72を避けて形成されている。
サイドフレーム10には、図3に示すように、シート外側の面に、エアバッグモジュール6が固定されている。
本実施形態のエアバッグモジュール6は、モジュールケースを有しないケースレスエアバッグモジュールからなる。エアバッグモジュール6は、図3に示すように、インフレータ6aと、折り畳まれたエアバッグ6bと、インフレータ6aを保持するリテーナ6cと、エアバッグ6bを包むラップ材6dを備えている。
インフレータ6aの外周部は、シートS内側に向かって立設されたボルト18により、リテーナ6c及びサイドフレーム10に固定されている。ボルト18は、図2のボルト孔17に締結されている。ボルト孔17及びボルト18が、特許請求の範囲のモジュール取付手段に該当する。
なお、インフレータ6aは、ボルト以外のインフレータ取付部材によりサイドフレーム10に固定されていてもよい。
インフレータ6aは、エアバッグ6b内に配設され、エアバッグ6bは、インフレータ6aから噴出されるガスによってシートS前方に展開するようになっている。
エアバッグ6bは、布袋等からなるラップ材6dによって折り畳み状態に保持されており、このラップ材6dは、エアバッグ6bが展開する場合に、容易に破けるようになっている。
リテーナ6cは、図3,図4に示すように、組付時にサイドフレーム10の凹部72に対向する位置に、凹部72の形状に沿った略矩形の凹部6eが形成されている。凹部6eは、シート幅方向外側に窪んで形成されている。なお、本実施形態のリテーナ6cは、凹部6eを備えているが、これに限定されるものではなく、凹部6eを備えない平板状に形成してもよい。
なお、本実施形態では、エアバッグモジュール6を、ケースレスのものから構成しているが、これに限定されるものでなく、モジュールケースを備えたものとして構成してもよい。
クッションパッド5には、図3に示すように、エアバッグモジュール6を格納するための開口8が形成され、この開口8により、空間7が形成されている。
トリムカバー4は、公知の材料からなり、図3,図6に示すように、座面中央から左右の土手面を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面マチ部42とを縫い合わせ、更に、側面マチ部42の前面マチ部41逆側の端部に不図示の後面マチ部を縫い合わせることにより袋状に縫製されている。
前面マチ部41と側面マチ部42との土手部において膨出した頂点には、破断部40が形成されている。破断部40は、前面マチ部41と側面マチ部42の端部を、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ちつつ、エアバッグの膨張による引張力で裂断可能なように、相互に縫製されている。
図6に示すように、破断部40には、力布31,32が共縫いされている。
力布31,32は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグの膨張による応力を破断部40に伝達する役割を果たす。力布31,32は、特許請求の範囲の案内部材に対応する。
力布32は、図6に示すように、略矩形の布からなる。破断部40に対向する辺35には、両端に、矩形状に突出したJフック50連結用の連結部36が、それぞれ複数設けられている。
Jフック50は、硬質樹脂製からなり、板体がJ字状に湾曲された形状からなる。
Jフック50は、金型内に連結部36を挿入し、連結部36の周りに樹脂を注入することにより、連結部36と一体化するインサート成形により形成されている。
Jフック50は、図6に示すように、インサート成形により力布31又は32の端部である連結部36が内部に埋め込まれる力布取付部51と、力布取付部51の一端側が湾曲した湾曲部52と、湾曲部52の力布取付部51側の端部から、力布取付部51に対向するように延出する係止部53と、が一体に形成されてなる。湾曲部52が、特許請求の範囲の架橋部に対応する。
なお、本実施形態では、力布32の連結部36の端部が、Jフック50の力布取付部51にインサート成形により固定されているが、これに限定されるものでなく、図7に示すように、Jフック50´の力布取付部51´の外側面に縫合されていてもよい。
また、本実施形態では、取付部材を、取付孔16に係止するJフック50から構成しているが、これに限定されるものではなく、鉤形,キノコ形または矢印形の突起が取付孔16のシート幅方向内側に突出した状態で、取付孔16に嵌合されるものから構成してもよい。
力布32は、所謂インナー力布と呼ばれるものであり、図3に示すように、破断部40より空間7へ引き込まれ、エアバッグモジュール6の前方を通ってサイドフレーム10の前端部近傍に連結されている。力布32の連結部36が固定されたJフック50は、図4に示すように、サイドフレーム10の取付孔16のシート前方の端部16fに係止されている。
また、力布31の破断部40逆側の端部にも、図6に示すように、Jフック50が、力布31の端部が埋め込まれてインサート成形されることにより、固定されている。
力布31は、所謂アウター力布と呼ばれるものである。力布31は、図3に示すように、破断部40より、力布32に沿って空間7まで引き込まれ、空間7のシート前方外側の位置から力布32と別れて、エアバッグモジュール6のシート幅方向外側の面,シート後方の面,シート幅方向内側の面に順次沿って、エアバッグモジュール6のシート幅方向外側及び後方を包むようにして、エアバッグモジュール6のシート幅方向内側に導かれ、サイドフレーム10に連結されている。
力布31が固定されたJフック50は、図4に示すように、サイドフレーム10の取付孔16のシート後方の端部16bに係止されている。
取付孔16の端部16f,16bにそれぞれJフック50が係止された状態で、ボルト18がボルト孔17に締結されることにより、サイドフレーム10のシート幅方向外側の面に、リテーナ6cが取付けられ、それによって、エアバッグモジュール6が取付けられている。
一対のJフック50の力布取付部51は、サイドフレーム10の側板11の凹部72とリテーナ6cの凹部6eとの間に配置され、凹部72と凹部6eによって形成された空間に格納されている。
このように、Jフック50に対向する位置に、リテーナ6cの凹部6eが形成されているため、力布31,32が、エアバッグモジュール6のリテーナ6cと干渉することを抑制できる。
Jフック50の係止部53は、サイドフレーム10の側板11よりもシート幅方向内側に配置されている。
本実施形態では、Jフック50は、サイドフレーム10に係止される係止部53を備え、係止部53は、サイドフレーム10よりもシート幅方向の内側に配置され、Jフック50のシート幅方向の外側には、Jフック50の少なくとも一部に対向して、エアバッグモジュール6が配置されているため、簡単な構成で、Jフック50及び力布31,32のサイドフレーム10からの外れを抑制できる。
更に、力布31,32とJフック50との接続部は、サイドフレーム10のシート幅方向の外側の外側面11pに対向して配置され、Jフック50は、サイドフレーム10に係止される係止部53を備え、係止部53は、サイドフレーム10よりもシート幅方向の内側に配置されるため、Jフック50を、サイドフレーム10のシート幅方向外側から取付けることができ、取付作業性が向上する。
また、上記実施形態では、段差71の上部71U及び下部71Lが、前縁部12まで達しており、凹部72が前縁部12に繋がっているが、これに限定されるものではなく、図8に示すように、凹部72´を、側板11の領域内に設けられ、前縁部12及び後縁部13まで達しないように構成してもよい。
このとき、段差71´の前部71F´,後部71B´から取付孔16までの距離は、それぞれ、Jフック50の力布取付部51の長さと略同じか、若干長く形成され、Jフック50の取付方向を誤って組み付けることを抑制可能に構成されている。
S 車両用シート
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
3 リクライニング機構
4 トリムカバー
5,5a クッションパッド
6 エアバッグモジュール
6a インフレータ
6b エアバッグ
6c リテーナ
6d ラップ材
6e 凹部
7 空間
8 開口
10 サイドフレーム
11 側板
11p モジュール取付面
12 前縁部
13 後縁部
13w 幅広部
15 係止部
16 取付孔
16b,16f 端部
17 ボルト孔
18 ボルト
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 ピラー支持部
25 架設部材
31,32 力布
35 辺
36 連結部
40 破断部
41 前面マチ部
42 側面マチ部
50,50´ Jフック
51,51´ 力布取付部
52 湾曲部
53 係止部
71,71´ 段差
71U,71U´ 上部
71L,71L´ 下部
71F,71F´ 前部
71B,71B´ 後部
72,72´ 凹部

Claims (9)

  1. エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、
    該シートのサイド部に沿って延出するサイドフレームと、
    該サイドフレームに取付けられ、エアバッグを格納するエアバッグモジュールと、
    前記エアバッグの展開方向を案内する案内部材と、
    該案内部材を前記サイドフレームに係止することにより取付けるための取付部材と、を備え、
    前記案内部材と前記取付部材との接続部は、前記サイドフレームのシート幅方向の外側の外側面に対向して配置され、
    前記取付部材は、前記サイドフレームに係止される係止部を備え、該係止部は、前記サイドフレームよりも前記シート幅方向の内側に配置され、
    前記取付部材の前記シート幅方向の外側には、前記取付部材の少なくとも一部に対向して、前記エアバッグモジュールが配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
  2. 複数の前記案内部材と、該複数の案内部材のそれぞれに取付けられた複数の前記取付部材と、を備え、
    前記複数の取付部材は、前記サイドフレームに形成された孔に、相互に対向するように取付けられていることを特徴とする請求項1記載のエアバッグモジュール装備シート。
  3. 前記サイドフレームは、段差によって、他の部分よりも前記シート幅方向内側に窪んだ段部を備え、
    前記取付部材は、前記段部に取付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のエアバッグモジュール装備シート。
  4. 前記案内部材と前記取付部材とは、一体として形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
  5. 前記接続部において、前記取付部材の前記シート幅方向の外側面は、前記案内部材の前記シート幅方向の外側面よりも、前記シート幅方向の外側に位置していることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
  6. 前記取付部材は、前記係止部と、該係止部に対向し、前記案内部材に連結された取付部と、該取付部と前記係止部とを連結する架橋部と、を備えてなり、
    前記取付部は、内部に前記案内部材の端部が挿入されて固定された挿入部を備え、
    該挿入部は、前記取付部のうち、少なくとも前記係止部に対向する位置まで延設されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
  7. 前記サイドフレームは、シート前方又は後方の端部に、シート上下方向に対して傾斜した傾斜部を備え、
    前記取付部材は、前記傾斜部に沿って取付けられていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
  8. 前記エアバッグモジュールは、前記取付部材と前記シート幅方向で対向する位置に、前記シート幅方向の外側に窪む窪み部を備えることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
  9. 前記孔は、複数設けられ、前記エアバッグモジュールを前記サイドフレームに取付けるためのモジュール取付手段は、前記複数の孔の間に形成されていることを特徴とする請求項2乃至7いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
JP2013185274A 2013-09-06 2013-09-06 エアバッグモジュール装備シート Pending JP2015051700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013185274A JP2015051700A (ja) 2013-09-06 2013-09-06 エアバッグモジュール装備シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013185274A JP2015051700A (ja) 2013-09-06 2013-09-06 エアバッグモジュール装備シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015051700A true JP2015051700A (ja) 2015-03-19

Family

ID=52701073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013185274A Pending JP2015051700A (ja) 2013-09-06 2013-09-06 エアバッグモジュール装備シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015051700A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9914422B2 (en) 2016-04-21 2018-03-13 Hyundai Motor Company Structure for deploying seat side airbag
JP2018131064A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
US20190176741A1 (en) * 2017-12-13 2019-06-13 Tachi-S Co., Ltd. Vehicle seat
JP2019172265A (ja) * 2015-10-02 2019-10-10 テイ・エス テック株式会社 シートフレーム
JP2021062773A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 日本発條株式会社 車両用シート
KR20220100234A (ko) * 2021-01-08 2022-07-15 현대트랜시스 주식회사 시트 사이드 에어백 체결구조

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019172265A (ja) * 2015-10-02 2019-10-10 テイ・エス テック株式会社 シートフレーム
US10787103B2 (en) 2015-10-02 2020-09-29 Ts Tech Co., Ltd. Seat frame
JP7004919B2 (ja) 2015-10-02 2022-01-21 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
US9914422B2 (en) 2016-04-21 2018-03-13 Hyundai Motor Company Structure for deploying seat side airbag
JP2018131064A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
US20190176741A1 (en) * 2017-12-13 2019-06-13 Tachi-S Co., Ltd. Vehicle seat
US10994686B2 (en) * 2017-12-13 2021-05-04 Tachi-S Co., Ltd. Vehicle seat
JP2021062773A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 日本発條株式会社 車両用シート
JP7293558B2 (ja) 2019-10-15 2023-06-20 日本発條株式会社 車両用シート
KR20220100234A (ko) * 2021-01-08 2022-07-15 현대트랜시스 주식회사 시트 사이드 에어백 체결구조
KR102512647B1 (ko) 2021-01-08 2023-03-23 현대트랜시스 주식회사 시트 사이드 에어백 체결구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5985815B2 (ja) クリップ部材及びエアバッグモジュール装備シート
JP6017816B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
US9539975B2 (en) Seat frame
JP2015051700A (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP5960444B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP6235343B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP6022934B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP6178155B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP5859351B2 (ja) モジュールホルダ
JP6412218B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP6195648B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP2015147431A (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP2018039509A (ja) クリップ部材及びエアバッグモジュール装備シート
JP6449975B2 (ja) 車両用シート
JP6659982B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP6254643B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP6254650B2 (ja) クリップ部材及びエアバッグモジュール装備シート
JP2019151329A (ja) クリップ部材及びエアバッグモジュール装備シート
JP5960459B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP6116977B2 (ja) 車両用シート
JP6195647B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP6259138B2 (ja) 車両用シート
JP6240264B2 (ja) 取付部材
JP2013119323A (ja) エアバッグモジュール装備シート及び取付部材
JP6204534B2 (ja) エアバッグモジュール装備シート