JP5929240B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液滴吐出装置に関し、詳しくは、主として液滴を吐出するヘッド部分に特徴を有する液滴吐出装置に関する。
液滴吐出装置とは液滴を吐出する装置であり、例えばインク等の液滴を対象物に向けて吐出することによって、対象物に印刷する装置である。液滴吐出装置の一例として、インクジェットプリンタがある。近年では、液滴吐出装置は、紙にインクを吐出する一般的なプリンタ以外にも、導電性材料を吐出して配線基板に配線パターンを形成する装置や、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレイ等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等がある。
液滴吐出装置の一例であるインクジェットプリンタとして、ヘッドホルダの下側に中央が開口した凹部が形成され、前記凹部内に液滴吐出ヘッドが配置されたものが知られている。このような液滴吐出ヘッドにおいては、ノズルの吐出性能を維持するために、前記液滴吐出ヘッドの液滴吐出面をワイパー部材にて払拭するようにしている。ワイパー部材にて前記液滴吐出面が払拭されると、前記液滴吐出ヘッドの周囲と前記凹部を形成する側壁部との隙間に、ワイパー部材によって払拭された残留液が溜まるおそれがある。そこで、この隙間に残留液が溜まらないように、前記液滴吐出ヘッドの周囲を覆う矩形枠状の保護部材が接着剤にて固定された液滴吐出装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−256029号公報
しかしながら、特許文献1の発明は、前記保護部材の周囲と前記凹部を形成する側壁部との間に隙間が生じる場合があり、その隙間から液滴が侵入するという課題があった。
一方、このような隙間をシールするため、前記保護部材の周囲と前記凹部を形成する側壁部との間に封止剤(ポッティング剤)を充填する場合がある。具体的には、前記液滴吐出ヘッドの周囲と前記凹部との隙間に封止剤を充填し、さらに前記液滴吐出ヘッドの周囲を覆うように矩形枠状の保護部材を取り付ける。これにより、この隙間が封止剤によってシールされ、インクの侵入を防止する。この場合、封止剤は、ヘッドホルダと保護部材との隙間からインクが侵入するのを防止すると同時に、保護部材とヘッドホルダとを接着する接着剤の役割も担う。
ところで、このような封止剤には、隙間内に無理なく広がるように、通常の作業環境下で早期に硬化することなく、常温常湿環境下で硬化するもので、例えばシリコン樹脂やエポキシ樹脂が用いられる。この種の封止剤は、硬化時に収縮する。また、前記液滴吐出ヘッドの周囲に充填された封止剤は、自重等の影響により開口から離れる方向に流動する(図10参照)。そして、封止剤が硬化すると、封止剤が硬化する際の収縮によって前記液滴吐出ヘッドが引っ張られ、前記液滴吐出面にずれが生じる場合がある。これにより、場合によっては、印字性能が悪化するという課題があった。
本発明の目的の一つは、液滴がヘッドホルダと液滴吐出ヘッドとの間に侵入することを抑えることにある。さらに、もう一つの目的は、封止剤が開口から離れる方向に流動し、硬化した際に生じる収縮によって生じる液滴吐出面のずれを抑えることにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る液滴吐出装置は、被吐出媒体に対して液滴を吐出する液滴吐出装置であって、液滴を吐出するノズル孔が形成された液滴吐出面を有する液滴吐出ヘッドと、開口を有し、前記液滴吐出ヘッドの側面を囲み、且つ、前記液滴吐出面が前記開口から露出するように、前記液滴吐出ヘッドが取り付けられたホルダと、 前記液滴吐出ヘッドと前記ホルダとの間に封止剤を介して配置された枠部材と、を備え、前記枠部材は、前記封止剤と接する面に形成される流入口と、内部に形成され、前記流入口に続く空間部と、を有し、前記空間部に前記封止剤の一部が存在することを特徴とする。
この構成によれば、液滴吐出装置を製造する際など、封止剤の一部が枠部材の流入口から内部に入り込み、封止剤が開口から離れる方向に流動するのを抑制し、封止剤の硬化時の収縮による液滴吐出面のずれを抑える。また、封止剤と枠部材との接地面が増え、枠部材がしっかりと固定される。ここで、「封止剤」とは、例えばポッティング剤やシーリング剤などをいう。また、これらの素材には、一例としてエポキシ樹脂やシリコン樹脂などを用いる。
また、本発明の液滴吐出装置は、前記ホルダが、前記液滴吐出面と反対側に位置する前記液滴吐出ヘッドの背面の周縁部を支持する支持部を備え、前記流入口の幅が、前記周縁部と前記支持部との隙間の高さ以下であることを特徴とする。この構成によれば、前記枠部材の流入口の幅が、前記液滴吐出ヘッドの背面の周縁部と前記ホルダの支持部との隙間高さ以下であるため、封止剤が前記枠部材の内部に入り込みやすくなる。
また、本発明に係る液滴吐出装置は、前記枠部材が、前記ホルダの開口から露出した面と反対側の面に設けられ、前記ホルダの開口から露出した面と直交する方向に突出し、枠部材の辺の長手方向に延在するリブを備え、リブの頂きに前記流入口があってもよい。
また、本発明に係る液滴吐出装置は、前記枠部材が、少なくとも前記ホルダの開口から露出した面と反対側の面が、親水性を有することが好ましい。このようにすれば、枠部材の下面等に封止剤を誘導しやすく、さらに封止剤を枠部材の空間部に流入しやすくなる。
また、本発明に係る液滴吐出装置は、前記液滴吐出ヘッドの側面と前記ホルダとの間に前記封止剤が装填され、前記ホルダは、前記液滴吐出面と反対側に位置する前記液滴吐出ヘッドの背面の周縁部を支持する支持部を備え、該周縁部と該支持部との隙間の一部に接着剤が装填されており、前記枠部材は、少なくとも前記接着剤が装填されていない位置に、前記空間部を備えてもよい。
また、本発明に係る液滴吐出装置は、前記空間部が、貫通孔として形成されてもよい。
また、本発明に係る液滴吐出装置は、前記空間部が、溝として形成されてもよい。
また、本発明に係る液滴吐出装置は、前記被吐出媒体を搬送方向に移動する搬送手段と、先端が前記液滴吐出ヘッドの液滴吐出面に対して離接可能に配置されたワイパーと、前記液滴吐出面から離隔した位置にある前記ワイパーの前記先端を前記液滴吐出面に接触させ、前記ワイパーを前記液滴吐出面に対して、前記搬送方向と直交する方向に移動させて前記表面を払拭する払拭動作を行うように、前記ワイパーを駆動するワイパー駆動手段と、を備え、前記枠部材は、前記空間部が、前記枠部材の前記払拭動作を開始する始端側の辺に配置され、前記払拭動作が終わる終端側の辺には配置されていない構成としてもよい。
また、本発明に係る液滴吐出装置は、前記被吐出媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記被吐出媒体の搬送方向における前記液滴吐出ヘッドよりも上流側に、被吐出媒体を押さえるための押さえ部材と、を備え、前記枠部材は、前記搬送方向において下流側と上流側に辺を有する形状をしており、前記空間部を複数備え、前記空間部が、下流側よりも上流側の辺に多く配置されてもよい。
本発明は、上記のように構成したので、枠部材と封止剤によって、ヘッドホルダと液滴吐出ヘッドとの間に液滴が侵入するのを抑えることができる。また、枠部材の内部に封止剤が入り込むことによって、封止剤が開口から離れる方向に流動するのを抑制し、液滴吐出面のずれを抑えることができる。
本発明の第一実施形態に係るインクジェットプリンタの全体構造を模式的に示す説明図である。 図1のヘッドユニットを液滴吐出面側から見た平面図である。 図2のAA線断面における液滴吐出ヘッドとヘッドホルダと枠部材とを含む一部拡大図である(内部構造を一部省略)。 図3の一部拡大図である(液滴吐出ヘッドの構造を一部省略)。 枠部材をヘッドユニットに取り付けた状態における、枠部材の開口の配置を示す上面図である。 枠部材の斜視図である。(a)は上面側から見た斜視図である。(b)は背面側から見た斜視図である。 図6の枠部材の変形例を示す説明図である。(a)は変形例1である。(b)(c)は変形例2である。(d)は変形例3である。(e)は変形例4である。 本発明の第二実施形態に係る内部構造を模式的に示す説明図である。 本発明の第二実施形態に係る枠部材をヘッドユニットに取り付けた状態における、枠部材の開口の配置を示す上面図である。 従来のヘッドユニットにおける封止剤の落ち込みを示す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明するが、本発明は下記実施形態に限定されるものではない。
<第一実施形態>
(1)液滴吐出装置の構造
図1は、本発明に係る液滴吐出装置の一例であるインクジェットプリンタの構成を模式的に示す平面図である。図1を用いて、本発明のインクジェットプリンタ1の構成について説明する。なお、本実施形態においては、インク(液滴)を吐出する側を上面および上側とし、その反対側を下面および下側とする。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、その内部において、2本のガイド軸11a、11bが前後に平行に設けられ、そのガイド軸11a、11bに、キャリッジを兼ねたヘッドユニット2が保持される。ヘッドユニット2は、記録用紙(被吐出媒体)Rにインクを吐出する液滴吐出ヘッド3と、これを保持するヘッドホルダ5とを備える。ヘッドユニット2は、モータ11cにより回転駆動する無端ベルト11dに取付けられ、モータ11cの駆動により、ガイド軸11a、11b上を記録用紙Rに沿って(走査方向Y)往復移動する。また、モータ11cには、モータ11cを制御する制御回路10が接続されており、モータ11cを介して、ヘッドユニット2の移動を制御する。
また、ヘッドユニット2の往復移動経路の一側に、液滴吐出ヘッド3の液滴吐出面3aを払拭するワイパーブレード(ワイパー)12と液滴吐出面3aのクリーニング、色毎にインクを選択的に吸引するための回復処理、及びヘッドユニット2のバッファタンク内に滞留されたエアを除去する除去処理を行うメンテナンスユニット17とが配置され、他側に、ヘッドユニット2から吐出されたインクを受けるフラッシング受容部13が配置されている。また、記録用紙Rの搬送方向である搬送方向Xの下流側には、記録用紙Rを搬送する搬送手段14が配置されている。
また、インクジェットプリンタ1の左右方向中央には、インクを種類別に収容するインク供給源、すなわち複数のインクカートリッジ15が配置されている。具体的には、マゼンタインクが収容されたインクカートリッジ15Mと、シアンインクが収容されたインクカートリッジ15Cと、ブラックインクが収容されたインクカートリッジ15Bと、イエローインクが収容されたインクカートリッジ15Yとが配置されている。各インクカートリッジ15M、15C、15B、15Yは、それぞれ可撓性のインク供給チューブ16M、16C、16B、16Yを通じてチューブジョイントに接続されている。
(2)ヘッドユニットの構造
次に、本発明の主要部であるヘッドユニット2の構造について説明する。図2〜図5に示すように、ヘッドユニット2は、液滴吐出ヘッド3とこれを支持するヘッドホルダ5と、液滴吐出ヘッド3の横にエアを排出する排気口6aが複数配置された排気部6とを備える。ヘッドホルダ5は、中央に開口部51と、開口部51の周囲に形成された矩形枠状の支持部52と、支持部52から立ち上がった側壁部53とを備える。液滴吐出ヘッド3は、この開口部51に配置され、液滴吐出ヘッド3の周囲が側壁部53に囲まれた状態となっている。
図3に示すように、液滴吐出ヘッド3は、圧電アクチュエータ31とキャビティユニット32と補強フレーム33とを備える。キャビティユニット32には、多数のインク流路が形成され、そのキャビティユニット32の下側にインク流路内のインクに選択的に吐出圧力を付与する圧電アクチュエータ31やフレキシブルフラットケーブル34Bなどの電装品が設けられている。つまり、キャビティユニット32の下側に積層される圧電アクチュエータ31の下面には、ドライバIC34Aを備え圧電アクチュエータ31に電圧を印加するフレキシブルフラットケーブル34Bの基端部分が積層して固定されている。
また、キャビティユニット32の下側には、中央に開口部33aを有する矩形枠状の補強フレーム33が接着固定されている。この開口部33aは、平面的にみて、圧電アクチュエータ31の外形形状よりも僅かに大きく、かつキャビティユニット32の外形形状よりも小さく形成されている。よって、補強フレーム33の開口部33a内に圧電アクチュエータ31、フレキシブルフラットケーブル34Bなどの電装品が位置するように、補強フレーム33に対しキャビティユニット32が取り付けられる。
また、図4、図5に示すように、補強フレーム33には、その枠に沿って、複数のUV接着剤注入口33bが設けられている。そして、このUV接着剤注入口33bからUV接着剤Qを注入して、補強フレーム33とヘッドホルダ5とを固定する。
また、液滴吐出ヘッド3は、記録用紙Rが搬送される側に液滴吐出面3aを有し、液滴吐出面3aにインク色毎に列をなしたインク吐出ノズル32aが形成されている。そして、このインク吐出ノズル32aからインクが吐出され、記録用紙Rに記録される。
また、液滴吐出ヘッド3の側面3dと側面3dを囲むヘッドホルダ5の側壁部53との間には隙間が形成されており、この隙間にポッティング剤Pが注入され、さらにこの隙間を覆うように矩形枠状の枠部材4が取り付けられている。このポッティング剤Pと枠部材4とによって、この隙間がシールされる。続き、枠部材4の取り付け構造について説明する。
(3)枠部材の取り付け構造
(枠部材の構造)
図6に示すように、枠部材4は、中央が開口した矩形枠状であり、枠の辺に沿って、下方に突出するリブ41が延在する。また、リブ41の下面には複数の流入口42が設けられ、枠部材4の上面には複数の開口44が設けられている。また、枠部材4の内部に、流入口42から開口44に貫通する複数の空間部43が形成されている。なお、枠部材4は面4b(本発明の反対側の面に相当)が親水性を有しており、一例としてグラスファイバーを含む樹脂材料からなる。また、枠部材4は、面4bのみならず、上面4a以外の面が親水性を有していてもよい。また、枠部材の材料はこれに限られず、金属材料などを用いてもよく、また、枠部材4の表面のみに親水処理を施してもよい。枠部材4の表面が親水性を有することで、ポッティング剤と馴染みやすく、また、枠部材4の表面をヘッドホルダ5および補強フレーム33の表面よりも親水性をよくすることで、枠部材4側にポッティング剤Pを誘導しやすくなる。
(ヘッドユニットの製造方法)
ヘッドユニット2の製造方法について説明する。まず、液滴吐出ヘッド3は、例えば特開2007−130788号公報に例示される製造方法により製造される。そして、液滴吐出ヘッド3をヘッドホルダ5に組み付けるときには、図4に示すように、ヘッドホルダ5の開口51aが上を向くように配置し、液滴吐出ヘッドを上方から開口51aに挿入して取り付ける。このとき、液滴吐出ヘッド3は、開口部51に塗布されたUV接着剤Qに接触し、このUV接着剤Qが硬化させられて、液滴吐出ヘッド3とヘッドホルダ5が固定される。次に、枠部材4が、液滴吐出ヘッド3の周囲とヘッドホルダ5の側壁部53との隙間に配置され、その後にポッティング剤Pが注入され、この隙間を覆うように取り付けられる。ポッティング剤Pが注入されたときに、ポッティング剤Pの一部が空間部43に入り込む。そして、ヘッドユニット2が完成する。ポッティング剤Pの一部が空間部43に入り込んでいる為、枠部材4とポッティング剤Pとがしっかりと固定される。また、液滴吐出ヘッド3とヘッドホルダ5とは、これらの側壁部がポッティング剤Pにより固定され、さらに補強フレーム33のUV接着剤注入口33bより注入されたUV接着剤Qによって、その下面と支持部52とが固定されている。また、液滴吐出ヘッド3の下面3b(本発明の背面に相当)の周縁部3c(本発明の周縁部に相当)と支持部52とは、UV接着剤Qにより接着されているため、これらの間には隙間が生じる。
また、枠部材4において流入口42の幅Aは、液滴吐出ヘッド3の下面に生じる隙間Bよりも、小さく構成されている。なお、本実施形態においては、一例としてこの隙間Bを0.6mm、流入口42の幅Aを0.3mmとしている。流入口42の幅Aをこのように構成するため、ヘッドユニット2を製造する際に毛管現象が起こり、ポッティング剤Pが、液滴吐出ヘッド3の下面の隙間Bよりも、枠部材4の空間部43に流入しやすくなる。
また、図5に示すように、補強フレーム33には、UV接着剤Qを注入するためのUV接着剤注入口33bが所定の間隔をあけて形成されているが、枠部材4の流入口42、空間部43、開口44は、上面視においてUV接着剤注入口33bが存在しない位置に形成する。これは、ヘッドユニット2の製造の際、仮にポッティング剤Pが液滴吐出ヘッド3の下面に入り込んだ場合にも、ポッティング剤PはUV接着剤Qによって止まるため、液滴吐出ヘッド3の裏面に侵入しない。一方、UV接着剤Qのない位置では液滴吐出ヘッド3の裏面に侵入するおそれがある。そのため、少なくともUV接着剤Qのない位置に流入口42、空間部43、開口44を形成することで、ポッティング剤Pが空間部43に流入して、ポッティング剤Pが液滴吐出ヘッド3の裏面に侵入するのを抑えることができる。なお、このような流入口42の配置は一例であって、上面視においてUV接着剤Qのある位置に対応する位置に、流入口42を形成してもよい。また、本実施形態においては、一例として空間部43を貫通孔として形成しているが、これに限られず、開口44を除して、空間部43を流入口42に続く溝型に形成してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、枠部材4が流入口42および空間部43を備えるため、ヘッドユニット2の製造の際に、枠部材4がポッティング剤Pを吸い上げるように、ポッティング剤Pが空間部43に流入する。これにより、自重等の影響によるポッティング剤Pの降下を抑えることができ、ポッティング剤Pは液滴吐出ヘッド3の周囲に留まり硬化する。そのため、液滴吐出ヘッド3は、ポッティング剤Pによって下方に引きずられることなく、液滴吐出面3aの位置ずれを抑えることができる。また、ポッティング剤Pの一部が空間部43の内部で柱状に固まり、かつ、ポッティング剤Pが液滴吐出ヘッドの周囲でしっかりと固まるため、ポッティング剤Pを介して液滴吐出ヘッド3と枠部材4とヘッドホルダ5とがしっかりと固定される。
(枠部材4の変形例)
・変形例1
次に、枠部材4の変形例について図7に基づき説明する。図7(a)に示すように、枠部材4の開口44は、断面視において下方から上方に広がるすり鉢状の開口44Aとして形成されてもよい。このようにすれば、流入口42から入り込んだポッティング剤Pが、開口44Aからはみ出すことを抑えられる。また、このとき空間部43の形状は釘様の形状となり、ここにポッティング剤Pが充填し固まると、ポッティング剤Pが釘の役目となり、ポッティング剤Pと枠部材4Aとがしっかりと固定される。一方、開口44Aを上面側から見て、万が一ポッティング剤Pが空間部43Aに十分に入り込んでいない場合には、上面から開口44Aにポッティング剤Pを適量注入して、枠部材4Aとポッティング剤Pとの接着強度を上げることもできる。
・変形例2
図7(b)、(c)に示すように、枠部材4は、リブ41を階段状に形成されたリブ41Bとして形成してもよい。このようにすれば、ポッティング剤Pと枠部材4Bとの接地面が増え、これらの接着をより強固にすることができる。また、流入口42および開口44の形状を丸孔から、枠部材4Bの辺に沿った長穴とし、空間部43の形状をスリット状としてもよい。
・変形例3
また、図7(d)に示すように、枠部材4の空間部43は、断面視において2つとしてもよい。また、枠部材4を、断面視において頭部を門型に形成した枠部材4Cしてもよい。
・変形例4
また、図7(e)に示すように、枠部材4の開口44を除して、空間部43を流入口42から続く溝型の空間部43Dとしてもよい。
<第二実施形態>
次に、図8、図9に基づき、第二実施形態について説明する。第二実施形態のインクジェットプリンタ101と第一実施形態のインクジェットプリンタとの違いは、主として記録用紙Rを押さえるコルゲート(押さえ部材)の有無と、枠部材4の流入口42、空間部43、開口44の配置にある。したがって、主に第一実施形態と異なる部分について説明し、第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付す。
図8、図9に示すように、インクジェットプリンタ101は、記録用紙Rを押さえるコルゲート18を備える。コルゲート18は、ガイド軸11aに取り付けられた複数の片18aからなる。なお、ガイド軸11aにはヘッドユニット2が載っていて、複数の片18aは、ガイド軸11aのヘッドユニット2が載る面と反対側の面に取り付けられる。また、コルゲート18は、記録用紙Rの搬送方向Xにおいて、ヘッドユニット2の上流側に配置されている。この複数の片18aが記録用紙Rを押さえつつ、搬送手段14により記録用紙Rが搬送方向Xの上流側から下流側に送られる。
また、コルゲート18は、ヘッドユニット2の上流側に配置されているため、片18aの先端がヘッドユニット2の枠部材104に触れる可能性がある。そこで、片18aが触れる可能性のある枠部材104の上流側の辺104aを強固に固定すべく、下流側の辺104bよりも上流側の辺104aに、空間部143を多く配置する。これにより、上流側の辺104aの空間部143にポッティング剤Pが充填されると、枠部材104がしっかりと固定されるので、万が一、片18aが枠部材104に触れた場合の枠部材104の剥がれを抑制する。
一方、ヘッドユニット2の往復移動経路の一側にはワイパーブレード12が配置され、ワイパーブレード12により液滴吐出面3aのワイピングを行う。なお、本実施形態においては、一例として、ワイパーブレード12は図8の右側に配置する。そして、ヘッドユニット2が搬送方向Xに直交する走査方向Yに移動して、ヘッドユニット2がワイパーブレード12を通過する時、ワイパーブレード12が液滴吐出ヘッド3の液滴吐出面3aを払拭する。具体的には、ワイパーブレード12がその先端を撓ませて液滴吐出面3aに当接した状態で、ワイパーブレード12が液滴吐出ヘッド3に対し相対的に移動して液滴吐出面3a上を摺動し、液滴吐出面3aに付着した余剰インク等を拭き取る。これにより、液滴吐出面3aに配されたインク吐出ノズル32aの吐出性能を回復あるいは維持する。なお、ワイパーブレード12には、ワイパーブレード12を上下動させるワイパー移動機構(図示せず)が接続されていて、ワイピング動作を実施しない時は、ワイパーブレード12を下方の退避位置に位置させるようになっている。
そして、ワイパーブレード12が液滴吐出面3aを払拭するとき、液滴吐出面3aの払拭始端側である枠部材104の右側の辺104cは、払拭終端側である左側の辺104dよりも大きな力が加わる。そこで、右側の辺104cを強固に固定すべく、左側の辺104cに空間部143を配置する。これにより、右側の辺104cの空間部143にポッティング剤Pが充填され、右側の辺104cがしっかりと固定されるので、万が一ワイパーブレード12から無理な力が加わった場合にも枠部材104の剥がれを抑制する。一方、払拭終端側の枠部材104の左側の辺104dには開口144を設けない。これは、枠部材104の左側の辺104dが右側の辺104cよりもワイパーブレード12による力が加わりにくいということと、払拭終端側の開口144に余剰インクが溜まるのを防ぐためである。
なお、本実施形態おいては、一例として、液滴吐出ヘッド3を備えたヘッドユニット2がワイパーブレード12の位置まで移動して液滴吐出面3aを払拭する場合を説明したが、ワイパーブレード12が走査方向Yに移動して液滴吐出面3aを払拭する構成としてもよい。要するに、液滴吐出ヘッド3とワイパーブレード12とが相対的に移動して、液滴吐出ヘッド3の液滴吐出面3aが払拭されればよい。
以上のように、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、枠部材の形状や、枠部材の流入口、空間部、開口の形状・配置等は、種々変更することができる。また、本実施形態では、液滴吐出装置としてインクジェットプリンタを用いて説明したが、本発明はこれに限られず、例えば導電性材料を吐出して配線基板に配線パターンを形成する装置や、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレイ等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等にも本発明を適用できる。
1 インクジェットプリンタ(液滴吐出装置)
10 制御回路
11a、11b ガイド軸
11c モータ
11d 無端ベルト
12 ワイパーブレード
13 フラッシング受容部
14 搬送手段
15M〜15Y インクカートリッジ
16M〜16Y インク供給チューブ
17 メンテナンスユニット
18 コルゲート(押さえ部材)
18a 片
2 ヘッドユニット
3 液滴吐出ヘッド
3a 液滴吐出面
3b 背面
3c 周縁部
3d 側面
31 圧電アクチュエータ
32 キャビティユニット
32a インク吐出ノズル
33 補強フレーム
33a 開口部
33b UV接着剤注入口
4 枠部材
41 リブ
42 流入口
43 空間部
44 開口
5 ヘッドホルダ
51 開口部
51a 開口
52 支持部
53 側壁部
6 排気部
6a 排気口
104 枠部材
104a〜d 辺
144 開口
A 幅
B 隙間
P ポッティング剤
Q UV接着剤
R 記録用紙
X 搬送方向
Y 走査方向

Claims (9)

  1. 被吐出媒体に対して液滴を吐出する液滴吐出装置であって、
    液滴を吐出するノズル孔が形成された液滴吐出面を有する液滴吐出ヘッドと、
    開口を有し、前記液滴吐出ヘッドの側面を囲み、且つ、前記液滴吐出面が前記開口から露出するように、前記液滴吐出ヘッドが取り付けられたホルダと、
    前記液滴吐出ヘッドと前記ホルダとの間に封止剤を介して配置された枠部材と、を備え、
    前記枠部材は、
    前記封止剤と接する流入口と、
    記流入口に続く空間部と
    前記ホルダの開口から露出した面と反対側の面に設けられ、前記ホルダの開口から露出した面と直交する方向に突出するリブであって、枠部材の辺の長手方向に延在し、前記液滴吐出ヘッドと前記ホルダとの間に位置するリブと、を有し、
    前記リブは、
    当該リブの頂きに前記流入口が形成され、
    当該リブが突出する方向に沿って貫通孔又は溝として当該リブの内部に前記空間部が形成され、
    前記封止剤は、前記液滴吐出ヘッドと前記リブとの間、前記ホルダと前記リブとの間、及び前記空間部に存在することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 被吐出媒体に対して液滴を吐出する液滴吐出装置であって、
    液滴を吐出するノズル孔が形成された液滴吐出面を有する液滴吐出ヘッドと、
    開口を有し、前記液滴吐出ヘッドの側面を囲み、且つ、前記液滴吐出面が前記開口から露出するように、前記液滴吐出ヘッドが取り付けられたホルダと、
    前記液滴吐出ヘッドと前記ホルダとの間に封止剤を介して配置された枠部材と、を備え、
    前記枠部材は、
    前記封止剤と接する面に形成される流入口と、
    内部に形成され、前記流入口に続く空間部と、を有し、
    前記空間部に前記封止剤の一部が存在し、
    前記ホルダは、前記液滴吐出面と反対側に位置する前記液滴吐出ヘッドの背面の周縁部を支持する支持部を備え、
    前記流入口の幅が、前記周縁部と前記支持部との隙間の高さ以下であることを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 前記枠部材は、前記ホルダの開口から露出した面と反対側の面に設けられ、前記ホルダの開口から露出した面と直交する方向に突出し、枠部材の辺の長手方向に延在するリブを備え、リブの頂きに前記流入口があることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記枠部材は、少なくとも前記ホルダの開口から露出した面と反対側の面が、親水性を有することを特徴とする請求項2または3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記液滴吐出ヘッドの側面と前記ホルダとの間に前記封止剤が装填され、
    前記ホルダは、前記液滴吐出面と反対側に位置する前記液滴吐出ヘッドの背面の周縁部を支持する支持部を備え、該周縁部と該支持部との隙間の一部に接着剤が装填されており、
    前記枠部材は、少なくとも前記接着剤が装填されていない位置に、前記空間部を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記空間部は、貫通孔として形成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記空間部は、溝として形成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記液滴吐出装置は、
    前記被吐出媒体を搬送方向に移動する搬送手段と、
    先端が前記液滴吐出ヘッドの液滴吐出面に対して離接可能に配置されたワイパーと、
    前記ワイパーの前記先端が前記液滴吐出面に接触した状態で前記ワイパーを前記液滴吐出面に対して、前記搬送方向と直交する方向に移動させて前記表面を払拭する払拭動作を行うように、前記液滴吐出ヘッドと前記ワイパーを相対移動させる相対移動手段と、を備え、
    前記枠部材は、
    前記空間部が、前記枠部材の前記払拭動作を開始する始端側の辺に配置され、前記払拭動作が終わる終端側の辺には配置されていないことを特徴する請求項2〜6のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記液滴吐出装置は、
    前記被吐出媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記被吐出媒体の搬送方向における前記液滴吐出ヘッドよりも上流側に、被吐出媒体を押さえるための押さえ部材と、を備え、
    前記枠部材は、
    前記搬送方向において下流側と上流側に辺を有する形状をしており、
    前記空間部を複数備え、
    前記空間部が、下流側よりも上流側の辺に多く配置されたことを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
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