JP5927953B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
原稿の画像を読み取る画像読取装置は、それ単体でイメージスキャナとして、また、画像形成装置と組み合わせて用いられている。
画像読取装置には、トレイに載置されたシート状の原稿を搬送路に沿って搬送する搬送機構が備えられている。イメージセンサは、収容部に収容されている。収容部は、上面が開放された形状をなしている。
原稿が搬送路に沿って搬送される途中で、原稿がイメージセンサに対向する。このとき、光がイメージセンサから原稿に照射される。そして、原稿での反射光がイメージセンサに受けられることにより、原稿に形成されている画像の読取りが達成される。
特開2006−182542号公報
画像読取装置の設計段階では、装置の使用状況を想定して、各部に故障が生じないように設計がなされる。
ところが、本願発明者は、画像読取装置に水などの液体がかかるという、通常の装置の使用状況からは生じ得ない事態の発生を想定した。そして、本願発明者は、水濡れによるイメージセンサの故障の発生を抑制する構成を考えた。
本発明は、本願発明者の創意工夫によってなされたものであり、その目的は、水濡れによる画像読取部の故障の発生を抑制できる、画像読取装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置は、板状部材と、前記板状部材の下方に設けられ、前記板状部材に上方から対向する原稿の画像を読み取る画像読取部と、上方に開口し、前記画像読取部を収容する収容部とを含む。前記収容部は、前記画像読取部に下方から対向する底部を備えている。前記底部の少なくとも一部には、水平方向に対して傾斜する傾斜部が形成されている。前記傾斜部の下部には、貫通孔が形成されている。
板状部材の下方には、画像読取部が配置されている。原稿は、板状部材に上方から対向する。このとき、画像読取部により、原稿の画像が板状部材を通して読み取られる。
画像読取部は、収容部に収容されている。収容部は、上方に開口している。収容部の底部は、画像読取部に下方から対向している。
底部の少なくとも一部には、水平方向に対して傾斜する傾斜部が形成されている。傾斜部の下部には、貫通孔が形成されている。これにより、たとえ収容部の開口から収容部内に液体が入り込んでも、液体は、底部の傾斜部上を傾斜部の下部に向けて流れる。そして、液体は、傾斜部の下部に形成された貫通孔から排出される。そのため、収容部内の画像読取部が液体に浸かったままにならない。よって、水濡れによる画像読取部の故障の発生を抑制することができる。
貫通孔は、傾斜部の下部の下端に形成されていることが好ましい。これにより、傾斜部の下部の下端上に液体を残すことなく、収容部内に入り込んだ液体をすべて排出することができる。そのため、水濡れによる画像読取部の故障の発生を一層抑制することができる。
収容部は、底部の傾斜方向において画像読取部に対する少なくとも一方側に、底部から上方に延出する側部を備えていてもよい。この場合、貫通孔は、側部と底部の下部とがなす角部に形成されていることが好ましい。側部と底部の下部とがなす角部は、収容部で最も下方に位置する部分となり、底部上を流れる液体が溜まる部分となる。この部分に貫通孔が形成されていることにより、底部上から液体を良好に排除することができる。その結果、水濡れによる画像読取部の故障の発生を一層抑制することができる。
貫通孔は、上下方向と傾斜部の傾斜方向とに直交する幅方向に並んで複数形成されていることが好ましい。液体が幅方向に片寄った位置に達しても、その位置付近に形成されている貫通孔から排出することができる。その結果、底部上から液体を良好に排除することができる。
画像読取部と底部との間には、画像読取部を板状部材に向けて押圧する押圧部材が設けられていてもよい。画像読取部が板状部材に向けて押圧されることにより、画像読取部が板状部材に対してがたつくことを抑制できる。その結果、画像読取部を板状部材に対して精度よく位置決めすることができる。
また、押圧部材が設けられることにより、画像読取部と底部との間には、押圧部材の介在による隙間が形成される。そのため、収容部内に入り込んだ液体が底部上を流れるときに、液体が画像読取部に触れることを抑制できる。その結果、水濡れによる画像読取部の故障の発生を一層抑制することができる。
傾斜部は、底部の全体に形成されていることが好ましい。言い換えれば、底部の全体が水平方向に対して傾斜していることが好ましい。これにより、底部の全域上において、収容部に入り込んだ液体が滞留することを抑制できる。
収容部の側部は、画像読取部の全周を取り囲んでいてもよい。この構成においても、貫通孔が形成されているので、収容部内に入り込んだ液体を貫通孔から排出することができる。
収容部の側部は、板状部材を下方から支持する支持部と、板状部材の側面に当接する当接部とを有し、板状部材を保持していてもよい。液体が板状部材と当接部との間および板状部材と支持部との間を通って収容部内に入り込んでも、その液体を貫通孔から排出することができる。
画像読取装置には、シートに画像を形成する画像形成部と、収容部の下方に配置され、画像形成部によって画像が形成されたシートが排出されるシート排出部とがさらに含まれていてもよい。この場合、収容部とシート排出部との間に、カバーが収容部を下方から覆うように設けられていることが好ましい。この構成によれば、収容部の貫通孔から排出された液体をカバーで受けることができる。そのため、収容部の貫通孔から排出された液体がシート排出部にかかることを抑制できる。その結果、シート排出部に排出されたシートに液体がかかったり、画像形成部内に液体が入り込んだりすることを抑制できる。
カバーには、貫通孔に下方から対向する部分に下方に凹んだ凹部が形成されていることが好ましい。この場合、カバーで受けた液体を凹部に溜めることができる。そのため、カバーで受けた液体がカバーから溢れることを抑制できる。
本発明によれば、画像読取部を収容する収容部内に液体が入り込んでも、その液体を収容部内から排除することができる。そのため、水濡れによる画像読取部の故障の発生を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る複合機1の斜視図である。 図2は、前記複合機1の図解的な断面図である。 図3は、前記複合機1に備えられるスキャナフレーム9の一部分の平面図である。 図4は、前記スキャナフレーム9の底面図である。 図5は、図4に示される切断面線A−Aにおける操作パネルフレーム8および前記スキャナフレーム9の断面図である。 図6は、図4に示される切断面線B−Bにおける前記操作パネルフレーム8および前記スキャナフレーム9の断面図である。 図7は、図4に示される切断面線C−Cにおける前記操作パネルフレーム8および前記スキャナフレーム9の断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<複合機の全体構成>
図1および図2に示されるように、画像読取装置の一例としての複合機1は、スキャナ機能に加えて、ファクシミリ機能およびプリンタ機能を有している。スキャナ機能は、原稿の画像を読み取る機能である。ファクシミリ機能は、公衆電話回線を介して画像データを送受信する機能である。プリンタ機能は、画像データに基づいて、用紙などのシートに画像を形成する機能である。
なお、複合機1を平面上に載置した状態で、そのイメージスキャナ1を正面側から見て、前後、左右および上下を規定する。そして、図1以降の各図では、図面の理解を助けるために、その規定された方向を矢印で示す。
複合機1は、本体ケーシング2を備えている。
本体ケーシング2は、平面視略矩形状に形成されている。本体ケーシング2には、左側壁3および右側壁4が左右方向、つまり複合機1の幅方向に間隔を空けて設けられている。左側壁3および右側壁4の上面は、同一平面内に配置され、それぞれ前下がりに傾斜している。
左側壁3および右側壁4間には、シート排出部の一例としての排出トレイ5が架設されている。
排出トレイ5の前端部は、左側壁3および右側壁4の前端部から後方に略水平に延びている。排出トレイ5の前端部よりも後側の部分は、後下がりに傾斜している。
また、図1に示されるように、本体ケーシング2の下部には、シートを収容可能な供給カセット6が設けられている。
そして、図2に示されるように、本体ケーシング2内には、排出トレイ5と供給カセット6との間に、プリンタ機能を実現するための画像形成部7が設けられている。
画像形成部7は、供給カセット6から搬送されてくるシートに微滴化したインクを直接に噴射して、シートに画像を形成する、インクジェット方式を採用したものであってもよい。また、画像形成部7は、供給カセット6から搬送されてくるシートにトナー像を転写および定着して、シートに画像を形成する、電子写真方式を採用したものであってもよい。画像形成部7によって画像が形成されたシートは、本体ケーシング2内から排出トレイ5上に排出される。
また、左側壁3および右側壁4間には、図1,2に示されるように、排出トレイ5の上方において、操作パネルフレーム8およびスキャナフレーム9が上下方向に重なる状態で架設されている。
操作パネルフレーム8の上面には、図1に示されるように、操作パネル10が設けられている。
操作パネル10の上面は、左側壁3および右側壁4の上面の略後半分の部分と同一平面内に配置されている。操作パネル10の上面には、液晶表示器11および各種の操作ボタン12が配置されている。操作ボタン12の押操作により、スキャナ機能、プリンタ機能およびファクシミリ機能に関する設定を行うことができる。そして、その設定した内容などの情報が液晶表示器11に表示される。
また、左側壁3の上面には、送受話器13が設けられている。複合機1では、送受話器13を左側壁3の上面から取り上げて、公衆電話回線を介した通話をすることができる。
操作パネルフレーム8とスキャナフレーム9との間には、図2に示されるように、供給ローラ14、1対のLFローラ15および1対の排出ローラ16が設けられている。
供給ローラ14は、操作パネルフレーム8の後端部の下方に配置されている。供給ローラ14は、左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。供給ローラ14の上方には、分離片17が設けられている。
分離片17は、たとえば、ゴムからなる。分離片17の基端部は、操作パネルフレーム8に取り付けられている。分離片17は、前下がりに傾斜した姿勢をなしている。分離片17の遊端部は、供給ローラ14の周面における最上位置よりも少し前側の位置に前上方から弾性的に当接している。
1対のLFローラ15は、供給ローラ14に対して前下方に間隔を空けて配置されている。各LFローラ15は、左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。一方のLFローラ15は、相対的に上方に配置されている。他方のLFローラ15は、相対的に下方に配置されている。上側のLFローラ15の周面は、下側のLFローラ15の周面に少し前寄りの上方から当接している。
1対の排出ローラ16は、LFローラ15に対して前下方に間隔を空けて配置されている。各排出ローラ16は、左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。一方の排出ローラ16は、相対的に上方に配置されている。他方の排出ローラ16は、相対的に下方に配置されている。上側の排出ローラ16の周面は、下側の排出ローラ16の周面に上方から当接している。
LFローラ15と排出ローラ16との間には、コンタクトガラス18が設けられている。
コンタクトガラス18は、左右方向および前後方向に延びる板状部材である。コンタクトガラス18は、ガラス製の透明な板状部材である。本実施形態に係るコンタクトガラス18は、本発明の板状部材の一例である。コンタクトガラス18は、前下がりに傾斜した姿勢に配置されている。コンタクトガラス18の上面は、各LFローラ15の周面の接触位置と各排出ローラ16の周面の接触位置とを結ぶ直線に沿って延びている。
コンタクトガラス18の下方には、画像読取部の一例としてのCIS(Contact
Image Sensor)モジュール19が設けられている。
CISモジュール19は、全体として、左右方向に長い略直方体形状をなしている。CISモジュール19の内部には、たとえば、LED光源、レンズおよびイメージセンサが設けられている。また、CISモジュール19の底部には、イメージセンサを含む電子部品が実装された基板23が設けられている。
コンタクトガラス18の上方には、押さえ部材20が設けられている。
押さえ部材20は、たとえば、薄い金属板からなる。押さえ部材20の基端部は、操作パネルフレーム8に取り付けられている。押さえ部材20は、その基端部からコンタクトガラス18に向けて前下方に延び、コンタクトガラス18の上面に沿うように屈曲し、コンタクトガラス18の上面と平行に前方に延び、コンタクトガラス18の上面と直交する方向に屈曲している。
スキャナフレーム9は、供給ローラ14の後方で後上がりに傾斜して延びる原稿載置部21を有している。
原稿載置部21の後方には、原稿載置トレイ22が設けられている。
原稿載置トレイ22は、後上がりに延びている。原稿載置トレイ22の上面は、原稿載置部21の上面と同一平面内に配置されており、原稿載置部21の上面と同じ傾斜角度で傾斜している。
<画像の読取り>
複合機1では、スキャナ機能により、シート状の原稿の画像を読み取ることができる。以下、原稿の画像の読取りについて時系列的に説明する。
原稿は、画像が形成された面を下方に向けて、原稿載置部21および原稿載置トレイ22上にそれらに跨がった状態で載置される。このとき、原稿は、その先端部が供給ローラ14および分離片17に当接するまで、操作パネルフレーム8とスキャナフレーム9との間に差し込まれる。
たとえば、操作パネル10の操作ボタン12の押操作により、原稿の画像の読取りの開始が指示される。読取りの開始が指示されると、供給ローラ14が左側から見て時計回りに回転される。そして、原稿の下面と供給ローラ14の周面との摩擦力により、原稿の搬送が開始される。
原稿は、供給ローラ14と分離片17との間を通過して、LFローラ15に向けて搬送される。上側のLFローラ15は、左側から見て反時計回りに回転されている。下側のLFローラ15は、前側から見て時計回りに回転されている。原稿の先端が各LFローラ15の周面の接触部分に当接すると、LFローラ15の回転により、原稿の先端部が各LFローラ15の周面の間に引き込まれる。原稿の上面および下面にそれぞれ上下のLFローラ15の周面が接触し、LFローラ15の周面から原稿に搬送力が付与される。
原稿の搬送が進むと、原稿の下面がコンタクトガラス18と対向する。原稿の搬送がさらに進むと、原稿がコンタクトガラス18と押さえ部材20との間に進入する。押さえ部材20により、原稿の下面がコンタクトガラス18の上面に押しつけられる。そして、CISモジュール19から原稿におけるコンタクトガラス18と押さえ部材20との間に挟まれた部分に光が照射される。原稿の下面での反射光がCISモジュール19内のイメージセンサに受けられることにより、原稿の下面に形成されている画像の読取りが達成される。
上側の排出ローラ16は、左側から見て反時計回りに回転されている。下側の排出ローラ16は、左側から見て時計回りに回転されている。原稿の先端が各排出ローラ16の周面の接触部分に当接すると、排出ローラ16の回転により、原稿の先端部が各排出ローラ16の周面の間に引き込まれる。原稿の上面および下面にそれぞれ上下の排出ローラ16の周面が接触し、排出ローラ16の周面から原稿に搬送力が付与される。これにより、排出ローラ16によるシートの搬送が続けられる。原稿の後端が排出ローラ16から離れると、原稿は、排出トレイ5上に排出される。
<収容部>
スキャナフレーム9には、図2、図3および図4に示されるように、収容部31が形成されている。
収容部31は、図5、図6および図7に示されるように、底部32および側部33を有している。
底部32は、CISモジュール19に対して下方に間隔を空けて配置されている。底部32は、左右方向に長い矩形板状に形成されている。また、底部32は、水平面に対してコンタクトガラス18の傾斜角度と同じ傾斜角度で前下がりに傾斜している。底部32の上面に対して直交する方向から見たときに、底部32の周縁部は、CISモジュール19よりも底部32の上面に沿う側方にはみ出ている。
側部33は、壁部34、支持部35および当接部36を有している。
壁部34は、底部32の全周縁部からコンタクトガラス18に向けて、底部32と直交する方向に延出している。
支持部35は、壁部34の上端全周から側方に張り出す四角鍔状に形成されている。
当接部36は、支持部35の全周縁部から上方に、コンタクトガラス18と直交する方向に延出している。
そして、コンタクトガラス18は、収容部31の開口を閉塞するように配置されて、収容部31に保持されている。具体的には、コンタクトガラス18は、当接部36の内側に配置されている。コンタクトガラス18の下面の周縁部には、支持部35が下方から当接している。また、コンタクトガラス18の側面には、当接部36が当接している。これにより、コンタクトガラス18は、支持部35によって下方から支持されるとともに、当接部36によって底部32と平行な方向に位置決めされている。
また、CISモジュール19は、コンタクトガラス18および収容部31の間の空間内に配置されている。底部32には、図4および図6に示されるように、左右方向に間隔を空けた2つの位置に、下方に凹む凹部37が形成されている。各凹部37内には、図6に示されるように、押圧部材の一例としてのコイルばね38が配置されている。各コイルばね38は、CISモジュール19と凹部37との間に圧縮状態で介在されている。CISモジュール19は、コイルばね38の弾性力により、コンタクトガラス18に向けて付勢されている。これにより、CISモジュール19は、コンタクトガラス18に押圧され、コンタクトガラス18に対してがたつきなく位置決めされている。また、CISモジュール19と凹部37との間にコイルばね38が介在されることにより、CISモジュール19と底部32との間には、隙間39が生じている。
底部32の前端部と側部33とがなす角部には、図3、図4および図5に示されるように、3個の貫通孔40が左右方向に間隔を空けて形成されている。具体的には、貫通孔40は、底部32の前端部と側部33とがなす角部における左右方向の中央部、左端部および右端部に1個ずつ形成されている。各貫通孔40は、図4に示されるように、底部32の前端部と側部33とに跨がっている。各貫通孔40は、正面視および底面視のいずれにおいても矩形状をなしている。
<カバー>
収容部31の下方には、トレイ状のカバー51が設けられている。
カバー51は、スキャナフレーム9に取り付けられている。具体的には、スキャナフレーム9には、複数の円柱状のボス52が形成されている。各ボス52は、スキャナフレーム9から下方に向けて突出し、コンタクトガラス18と直交する方向に延びている。カバー51の上面が各ボス52の下端に当接した状態で、ねじ53がカバー51を貫通し、ねじ53の先端部がボス52にねじ込まれることにより、カバー51がスキャナフレーム9に取り付けられている。
カバー51には、その前端部を除いて、下方に凹む凹部54が形成されている。収容部31の貫通孔40は、凹部54の前端部に上方から対向している。
<作用効果>
以上のように、コンタクトガラス18の下方には、CISモジュール19が配置されている。原稿は、コンタクトガラス18に上方から対向する。このとき、CISモジュール19により、原稿の画像がコンタクトガラス18を通して読み取られる。
CISモジュール19は、収容部31に収容されている。収容部31は、上方に開口している。収容部31の底部32は、CISモジュール19に下方から対向している。
底部32は、傾斜部の一例であり、その全体が水平面に対して前下がりに傾斜している。底部32の下部、具体的には、底部32の前端部と側部33とがなす角部には、貫通孔40が形成されている。これにより、たとえ収容部31内に液体が入り込んでも、液体は、底部32上を底部32の前端部と側部33とがなす角部に向けて流れる。そして、液体は、底部32の前端部と側部33とがなす角部に形成された貫通孔40から排出される。そのため、収容部31内のCISモジュール19、とくにCISモジュール19の基板23が液体に浸かったままにならない。よって、水濡れによるCISモジュール19の故障の発生、たとえば、CISモジュール19の基板23の故障の発生を抑制することができる。
底部32の前端部と側部33とがなす角部は、底部32の下端である。その角部に貫通孔40が形成されているので、底部32の下端上に液体を残すことなく、収容部31内に入り込んだ液体をすべて排出することができる。そのため、水濡れによるCISモジュール19の故障の発生を一層抑制することができる。
また、底部32の全体が水平方向に対して傾斜している。これにより、底部32の全域上において、収容部31に入り込んだ液体が滞留することを抑制できる。
貫通孔40は、1個だけ形成されていてもよいし、複数個形成されていてもよい。複合機1では、3個の貫通孔40が左右方向に間隔を空けて形成されている。これにより、液体が左右方向に片寄った位置に達しても、その位置付近に形成されている貫通孔40から排出することができる。その結果、底部32上から液体を良好に排除することができる。
CISモジュール19と底部32との間には、CISモジュール19をコンタクトガラス18に向けて押圧するコイルばね38が設けられている。CISモジュール19がコンタクトガラス18に向けて押圧されることにより、CISモジュール19がコンタクトガラス18に対してがたつくことを抑制できる。その結果、CISモジュール19をコンタクトガラス18に対して精度よく位置決めすることができる。
また、コイルばね38が設けられることにより、CISモジュール19と底部32との間には、コイルばね38の介在による隙間39が形成される。そのため、収容部31内に入り込んだ液体が底部32上を流れるときに、液体がCISモジュール19に触れることを抑制できる。その結果、水濡れによるCISモジュール19の故障の発生を一層抑制することができる。
収容部31の側部33は、CISモジュール19の全周を取り囲んでいる。この構成においても、貫通孔40が形成されているので、収容部31内に入り込んだ液体を貫通孔40から排出することができる。
収容部31の側部33は、コンタクトガラス18を下方から支持する支持部35と、コンタクトガラス18の側面に当接する当接部36とを有している。そして、側部33は、コンタクトガラス18を保持している。液体がコンタクトガラス18と当接部36との間およびコンタクトガラス18と支持部35との間を通って収容部31内に入り込んでも、その液体を貫通孔40から排出することができる。
複合機1には、シートに画像を形成する画像形成部7と、収容部31の下方に配置され、画像形成部7によって画像が形成されたシートが排出される排出トレイ5とがさらに含まれている。収容部31と排出トレイ5との間には、カバー51が収容部31を下方から覆うように設けられている。この構成によれば、収容部31の貫通孔40から排出された液体をカバー51で受けることができる。そのため、収容部31の貫通孔40から排出された液体が排出トレイ5にかかることを抑制できる。その結果、排出トレイ5に排出されたシートに液体がかかったり、画像形成部7内に液体が入り込んだりすることを抑制できる。
カバー51には、貫通孔40に下方から対向する部分に下方に凹んだ凹部54が形成されていることが好ましい。この場合、カバー51で受けた液体を凹部54に溜めることができる。そのため、カバー51で受けた液体がカバー51から溢れることを抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
前述の実施形態では、底部32の全体が水平方向に対して傾斜した構成を取り上げた。しかしながら、底部32の前端部など、底部32の少なくとも一部に水平面に対して前下がりに傾斜する傾斜部が形成されていてもよい。
また、側部33がCISモジュール19の全周を取り囲むように形成された構成を取り上げたが、たとえば、CISモジュール19の後方が開放されるように、側部33が形成されていてもよい。
また、コンタクトガラス18は、コンタクトガラス18の上面は、各LFローラ15の周面の接触位置と各排出ローラ16の周面の接触位置とを結ぶ直線に沿って延びているとした。しかし、これに限らず、例えば、コンタクトガラス18は、各LFローラ15の周面の接触位置と各排出ローラ16の周面の接触位置とを結ぶ直線に対し、約0.05°傾いていてもよい。
また、収容部31の底部32の前端部と側部33とがなす角部において、左右方向の中央部、左端部および右端部にそれぞれ貫通孔40が形成されているとした。しかしながら、貫通孔40の位置は、底部32の前端部と側部33とがなす角部における中央部、左端部および右端部に限らない。たとえば、底部32の前端部と側部33とがなす角部における中央部に、2個の貫通孔40が左右方向に間隔を空けて形成され、その角部における左端部または右端部に、1個の貫通孔40が形成されていてもよい。3個の貫通孔40は、底部32の前端部と側部33とがなす角部において、収容部31内に入り込んだ液体を良好に排出可能な位置に分散または集中して形成されていればよい。
貫通孔40の個数は、1個であってもよい。たとえば、収容部31の底部32が前右下がりに傾斜している場合には、貫通孔40が底部32の前端部と側部33とがなす角部の右端部に1個だけ形成されていてもよい。すなわち、1個の貫通孔40が底部32の前端部と側部33とがなす角部における最下位置に形成されていてもよい。
貫通孔40の個数は、2個であってもよい。たとえば、貫通孔40は、底部32の前端部と側部33とがなす角部の左端部および右端部にそれぞれ1個ずつ形成されていてもよい。
貫通孔40の個数は、4個以上であってもよい。
また、貫通孔40は、正面視および底面視のいずれにおいても矩形状をなしているとした。しかしながら、貫通孔40の形状は、これに限らない。たとえば、貫通孔40は、正面視および底面視のいずれにおいても半円形状をなしていてもよい。また、貫通孔40は、正面視および底面視の一方において矩形状をなし、他方において半円形状をなしていてもよい。さらにまた、貫通孔40は、正面視および底面視において、楕円形状など、矩形状および半円形状以外の形状をなしていてもよい。
また、前述の実施形態において、押圧部材の一例としてコイルばね38を挙げたが、これに限らず、例えば、押圧部材は、スポンジ、及び板バネ等であってもよい。
さらにまた、本発明が複合機1に適用された場合を例にとったが、本発明は、ファクシミリ機能およびプリンタ機能を有さず、スキャナ機能のみを有するイメージスキャナに適用されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 複合機
5 排出トレイ
7 画像形成部
18 コンタクトガラス
19 CISモジュール
31 収容部
32 底部
33 側部
35 支持部
36 当接部
38 コイルばね
39 隙間
40 貫通孔
51 カバー
54 凹部

Claims (8)

  1. 板状部材と、
    前記板状部材の下方に設けられ、前記板状部材に上方から対向する原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    上方に開口し、前記画像読取部を収容する収容部と
    前記収容部を下方から覆うように設けられたカバーと、を含み、
    前記収容部は、前記画像読取部に下方から対向する底部を備え、
    前記画像読取部と前記底部との間には、隙間が形成されており、
    前記底部の少なくとも一部には、水平方向に対して傾斜する傾斜部が形成され、
    前記収容部は、前記底部から上方に延出する側部を備え、
    前記傾斜部の下端と前記側部とがなす角部には、貫通孔が形成され
    前記貫通孔は、前記カバーに上方から対向している、画像読取装置。
  2. 前記貫通孔は、上下方向と前記傾斜部の傾斜方向とに直交する方向に並んで複数形成されている、請求項に記載の画像読取装置。
  3. 前記画像読取部と前記底部との間に設けられ、前記画像読取部を前記板状部材に向けて押圧する押圧部材をさらに含み、
    前記画像読取部と前記底部との間には、前記押圧部材の介在による前記隙間が形成されている、請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記傾斜部は、前記底部の全体に形成されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記側部は、前記底部から上方に延出し、前記画像読取部に対して前記傾斜部の傾斜方向に沿った側方において、前記画像読取部の全周を取り囲む、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記側部は、前記板状部材を下方から支持する支持部と、前記板状部材の側面に当接する当接部とを有し、前記板状部材を保持している、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記収容部の下方に配置され、前記画像形成部によって画像が形成されたシートが排出されるシート排出部と、をさらに含み
    前記カバーは、前記収容部と前記シート排出部との間に設けられている、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記カバーには、前記貫通孔に下方から対向する部分に下方に凹んだ凹部が形成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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