JP5927921B2 - 媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置 - Google Patents

媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5927921B2
JP5927921B2 JP2012004655A JP2012004655A JP5927921B2 JP 5927921 B2 JP5927921 B2 JP 5927921B2 JP 2012004655 A JP2012004655 A JP 2012004655A JP 2012004655 A JP2012004655 A JP 2012004655A JP 5927921 B2 JP5927921 B2 JP 5927921B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guided
medium
main body
guide
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012004655A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013144581A (ja
Inventor
昌猷 金
昌猷 金
有珠 李
有珠 李
雄 李
雄 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2012004655A priority Critical patent/JP5927921B2/ja
Priority to US13/553,446 priority patent/US8678381B2/en
Publication of JP2013144581A publication Critical patent/JP2013144581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5927921B2 publication Critical patent/JP5927921B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H31/00Pile receivers
    • B65H31/34Apparatus for squaring-up piled articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2403/00Power transmission; Driving means
    • B65H2403/40Toothed gearings
    • B65H2403/41Rack-and-pinion, cogwheel in cog railway
    • B65H2403/411Double rack cooperating with one pinion, e.g. for performing symmetrical displacement relative to pinion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2801/00Application field
    • B65H2801/03Image reproduction devices
    • B65H2801/06Office-type machines, e.g. photocopiers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Description

本発明は、媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置に関する。
画像が記録された媒体の位置を揃える技術として、以下の特許文献1〜3に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2005−82402号公報には、コンパイラトレイ(18)上に積載されたシート(11)束を、シート幅方向両側から抑えて揃える幅方向一対のタンパ(32A,32B)が記載されている。
特許文献1では、コンパイラトレイ(18)の下方に配置されたシート幅方向に延びる軸に沿って、各タンパ(32A,32B)が滑り移動可能に支持されることにより、タンパ(32A,32B)が互いに接近離間可能に構成されている。
特許文献2としての特開平8−73105号公報には、複数のシートが積載されるコンパイルトレイ(C)において、シート幅方向一端側に固定配置されたシート側縁位置決め壁(9)に対し、シート幅方向他端側に配置されたシート側縁揃え部材(41)が接近離間して、コンパイルトレイ(C)上のシート束を揃える構成が記載されている。
ここで、特許文献2のシート側縁揃え部材(41)は、コンパイルトレイ(18)を上下方向に貫通し且つシート幅方向に延びて形成されたガイド溝(13)に沿って移動可能に支持されている。特許文献2では、シート側縁揃え部材(41)の下面から下方に延びる2つの被ガイドピン(51)に、円環状のカラー(52)が装着されており、前記カラー(52)を介して被ガイドピン(51)がガイド溝(13)に案内される。そして、前記被ガイドピン(51)の下方に貫通した部分は、シート幅方向に沿って移動可能な逆L字状のブラケット(53)に支持されて、これにより、シート側縁揃え部材(41)がシート幅方向に移動可能に構成されている。
なお、特許文献2では、前記被ガイドピン(51)はブラケット(53)を貫通した状態で支持されており、被ガイドピン(51)の下端には、抜け止め用のEクリップ(54)が支持されている。
特許文献3としての特開2004−250211号公報には、用紙(P)を反転させる反転路に設けられて、用紙(P)を用紙幅方向から抑えて用紙幅方向の位置を揃える用紙揃えジョガー(117)について記載されている。
特許文献3では、水平方向に延びる反転路の下方側に、用紙幅方向に延びるガイドロッド(70)が配置されており、前記ガイドロッド(70)の軸方向に一対配置され且つガイドロッド(70)に沿って移動可能に支持された前スライダ(64)と後スライダ(65)とのそれぞれに対し、用紙揃えジョガー(117)がネジ(71)で固定されて互いに接近離間可能に構成されている。
特開2005−82402号公報(「0018」、図3) 特開平8−73105号公報(「0037」、「0038」、図10〜図12) 特開2004−250211号公報(「0018」、「0019」、図4)
本発明は、揃え部材の積載面に交差する方向のガタツキを低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の媒体搬送装置は、
媒体が積載される積載面を有する積載部と、
前記積載面に形成され、前記積載部を前記積載面に交差する方向に貫通し且つ媒体が搬送される方向である搬送方向に対して交差する方向である幅方向に延びる溝状に形成された第1の案内部と、前記第1の案内部に対して搬送方向に間隔を開けて並行に形成され、前記積載部を前記積載面に交差する方向に貫通し且つ幅方向に延びる溝状に形成された第2の案内部と、を有する案内部と、
前記案内部に沿って移動可能に支持されて、媒体に接触して前記積載面に積載された媒体の位置を揃える揃え部材であって、前記積載面に積載された媒体の幅方向における一方の端縁の位置を揃える一方の揃え部材と、前記積載面に積載された媒体の幅方向における他方の端縁の位置を揃える他方の揃え部材と、を有する前記揃え部材と、
前記揃え部材と前記積載部との間に配置され、前記揃え部材を前記積載面に向けて付勢する付勢部材と、
前記積載面に積載された媒体の一方の端縁に接触する一方の揃え部材の本体と、前記一
方の揃え部材の本体に一端部が支持され且つ前記第1の案内部を貫通する方向に突出して
前記第1の案内部に沿って移動可能に案内される一方の被案内部と、前記一方の被案内部
の前記第1の案内部を貫通した他端部に設けられて前記付勢部材を支持する一方の第1側
の支持部と、前記一方の揃え部材の本体に一端部が支持され且つ前記第2の案内部を貫通
する方向に突出して、前記第2の案内部を貫通した他端部に前記付勢部材が支持される一
方の第2側の支持部と、を有する前記一方の揃え部材と、
前記積載面に積載された媒体の他方の端縁に接触する他方の揃え部材の本体と、前記他
方の揃え部材の本体に一端部が支持され且つ前記第2の案内部を貫通する方向に突出して
前記第2の案内部に沿って移動可能に案内される他方の被案内部と、前記他方の被案内部
の前記第2の案内部を貫通した他端部に設けられて前記付勢部材を支持する他方の第2側
の支持部と、前記他方の揃え部材の本体に一端部が支持され且つ前記第1の案内部を貫通
する方向に突出して、前記第1の案内部を貫通した他端部に前記付勢部材が支持される他
方の第1側の支持部と、を有する前記他方の揃え部材と、
前記一方の各側の支持部と前記積載部との間にそれぞれ配置され、前記一方の各側の支
持部と前記積載部とを互いに離間する方向に付勢して、前記一方の揃え部材の本体を前記
積載面に向けて付勢する一方の付勢部材と、前記他方の各側の支持部と前記積載部との間
にそれぞれ配置され、前記他方の各側の支持部と前記積載部とを互いに離間する方向に付
勢して、前記他方の揃え部材の本体を前記積載面に向けて付勢する他方の付勢部材と、を
有する前記付勢部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の媒体搬送装置において、
前記第2の案内部に沿って移動可能に案内される前記一方の第2側の支持部と、
前記第1の案内部に沿って移動可能に案内される前記他方の第1側の支持部と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項に記載の発明の後処理装置は、
画像が記録された媒体が供給される請求項1または2に記載の媒体搬送装置と、
前記媒体搬送装置により搬送された媒体が排出される排出部と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項に記載の発明の画像形成装置は、
媒体に画像を記録する画像記録部と、
前記画像記録部により画像が記録された媒体が供給される請求項1または2に記載の媒体搬送装置と、
前記媒体搬送装置により搬送された媒体が排出される排出部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,3,4に記載の発明によれば、揃え部材を積載面に向けて付勢しない場合に
比べて、揃え部材の積載面に交差する方向のガタツキを低減することができる。また、請求項1,3,4に記載の発明によれば、被案内部の支持部に支持された付勢部材が被案内部の近傍で付勢しており、被案内部の近傍で付勢しない場合に比べてガタツキを低減することができる。さらに、請求項1,3,4に記載の発明によれば、媒体の搬送方向に間隔を開けて付勢部材を配置することができ、媒体の搬送方向に間隔を開けて付勢しない場合に比べて、ガタツキを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、媒体の搬送方向に間隔を開けて配置された第1の案内
部と第2の案内部とで案内されない場合に比べて、揃え部材の移動を安定し易くすること
ができると共に、一方の揃え部材と他方の揃え部材との案内部を共通化して、構成を簡素
化することができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。 図3は本発明の実施例1の後処理装置の拡大図であり、排出用クランプローラの上下動を示す説明図である。 図4は本発明の実施例1の後処理装置の拡大図であり、サブパドルの上下動を示す説明図である。 図5は本発明の実施例1の後処理装置の要部拡大図である。 図6は本発明の実施例1のコンパイルトレイの後端部の要部説明図である。 図7は本発明の実施例1のコンパイルトレイユニットを上方から見た斜視図である。 図8は本発明の実施例1のコンパイルトレイユニットを下方から見た斜視図である。 図9は本発明の実施例1のコンパイルトレイユニットを上方から見た要部説明図である。 図10は図9におけるX−X線断面図である。 図11は本発明の実施例1のフロントタンパの説明図であり、図11Aはフロントタンパの要部斜視図、図11Bはフロントタンパの分解斜視図である。 図12は本発明の実施例1のタンパとタンパモータを下方から見た場合の斜視図である。 図13は本発明の実施例1のタンパを下方から見た場合の説明図である。 図14は本発明の実施例1のバネ保持部と線バネの説明図であり、図14Aはフロントタンパを下方から見た要部斜視図、図14Bは図14Aにおいて矢印XIVB方向に見た図、図14Cは図14Aにおいて矢印XIVC方向に見た図、図14Dは図14CにおけるXIVD―XIVD線断面図である。 図15は本発明の実施例1のバネ保持部に保持された線バネの説明図であり、図15Aは被ガイドロッドが第1のガイド溝に嵌められる前の説明図、図15Bは被ガイドロッドが第1のガイド溝に嵌められた後の説明図である。 図16は図12の矢印XVI方向に見た図であり、図16Aは全体図、図16Bは要部拡大図である。 図17は本発明の実施例1のコンパイルトレユニットを下方から見た説明図であり、図17Aはコンパイルトレイにタンパモータが支持された状態の説明図、図17Bはコンパイルトレイからタンパモータが取り外された状態の説明図である。 図18はピニオンギアからタンパに作用する回転モーメントの作用説明図であり、図18Aは噛み合い位置が重心位置に対応して配置されていない従来の説明図、図18Bは噛み合い位置が重心位置に対応して配置された実施例1の説明図である。 図19はラック歯にピニオンギアから離間する力が作用する場合の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例であるプリンタUは、装置本体の一例としてのプリンタ本体U1を備えている。前記プリンタUに電気的に接続された画像情報の送信装置の一例としての情報処理装置PCから送信された画像情報は、制御部Cに入力される。前記制御部Cに入力された画像情報は、予め設定された時期に潜像形成用のイエローY、マゼンタM、シアンC、黒Kの画像情報に変換され、潜像形成回路DLに出力される。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒Kのみの画像情報が潜像形成回路DLに入力される。
前記潜像形成回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの各駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を、予め設定された時期に、各色毎に配置された潜像形成装置LHy,LHm,LHc,LHkに出力する。
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。
図1、図2において、潜像形成装置LHy〜LHkの各潜像書込光源から出射したY,M,C,Kの潜像書込光は、それぞれ、像保持体の一例としての回転する感光体PRy,PRm,PRc,PRkに入射される。なお、実施例1では、前記潜像形成装置LHy〜LHkは、いわゆる、発光素子の一例としてのLEDが画像の幅方向に沿って線状に配列されたLEDアレイにより構成されている。
各感光体PRy,PRm,PRc,PRkの周囲には、回転方向に沿って、帯電器CRy,CRm,CRc,CRk、潜像形成装置LHy,LHm,LHc,LHk、現像装置Gy,Gm,Gc,Gk、1次転写器T1y,T1m,T1c,T1k、清掃器の一例としての感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
図1,図2において、前記各感光体PRy,PRm,PRc,PRkはそれぞれの帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより帯電された後、画像書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記潜像書込光により、その表面に静電潜像が形成される。前記感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤保持体の一例としての現像ロールGRy,GRm,GRc,GRkに保持された現像剤により可視像の一例としてのトナー像に現像される。
その現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから予め設定された時期にトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各感光体PRy〜PRk上のトナー像は前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留物、付着物は、感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkにより清掃される。清掃された前記感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面は、帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより再帯電される。
前記Y色の感光体PRy、帯電器CRy、潜像形成装置LHy、現像装置Gy、1次転写器T1y、感光体クリーナCLyにより、可視像の一例としてのトナー像を形成する実施例1のY色の可視像形成装置Uyが構成されている。同様に、各感光体PRm,PRc,PRk、帯電器CRm,CRc,CRk、潜像形成装置LHm,LHc,LHk、現像装置Gm,Gc,Gk、1次転写器T1m,T1c,T1k、感光体クリーナCLm,CLc,CLkにより、前記M,C,K色の可視像形成装置Um,Uc,Ukが構成されている。
前記感光体PRy〜PRkの上方には、上下移動可能且つ前方に引き出し可能な中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、張架部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロールRfおよび2次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは、前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより回転移動可能に支持されている。
前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに対向する位置には、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されており、バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより実施例1の2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bと中間転写ベルトBとが接触する領域により2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色または順次重ねて転写された多色のトナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
前記1次転写器T1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。また、前記可視像形成装置Uy〜Ukおよび転写装置T1+T2+Bとにより、実施例1の画像記録部Uy〜Uk+T1+T2+Bが構成されている。
図1において、前記可視像形成装置Uy〜Ukの下方には、案内部材の一例としての左右一対のガイドレールGRが4段設けられており、前記ガイドレールGRには、給紙容器の一例としての給紙トレイTR1〜TR4が前後方向に出入可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR4に収容された媒体の一例としての記録シートSは、搬送部材の一例であって、取出部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、捌き部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離される。そして、記録シートSは、媒体搬送路の一例である給紙路SH1に沿って、搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaにより搬送され、2次転写領域Q4のシート搬送方向上流側に配置された媒体搬送時期の調節部材の一例としてのレジロールRrに送られる。
前記ピックアップロールRp、さばきロールRs等により、実施例1の給紙装置Rp+Rsが構成されている。
また、前記最上段の給紙トレイTR1の左方には、手差し給紙部の一例としての手差しトレイTR0が設置されている。前記手差しトレイTR0に支持された記録シートSは、手差し給紙部材の一例としての手差し給紙ロールRp0により給紙され、手差し搬送路SH0を搬送され、レジロールRrに送られる。
レジロールRrは、中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて、前記記録シートSを前記給紙路SH1の下流側の搬送路の一例としての主搬送路SH2に搬送し、記録シートSを2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT2aは接地され、2次転写器T2bには前記制御部Cにより制御される電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加され、前記中間転写ベルトB上のトナー像は、中間転写ベルトBから記録シートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fの加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhおよび加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpの接触領域である定着領域Q5に搬送され、定着領域Q5を通過する際に加熱定着される。なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
前記定着装置Fのシート搬送方向下流側である上方には、記録シートSを、プリンタ本体U1の排出媒体積載部の一例としての排紙トレイTRhに向けて搬送する搬送路の一例としての排紙路SH3が配置されている。したがって、記録シートSが排紙トレイTRhに向けて搬送される場合には、定着された記録シートSは、排紙路SH3を搬送され、媒体排出口の一例としてのシート排出口SH3aから、プリンタ本体U1の排出部材の一例としての排紙ロールRhにより排出される。
図1において、実施例1では、下側の3段分の給紙トレイTR2〜TR4の左方には、上流側開放部材の一例としての下カバーU1aが、図1の実線で示す通常位置と、図1の破線で示す開放位置との間で開閉可能に支持されている。前記下カバーU1aには、給紙トレイTR2〜TR4の左方の給紙路SH1の左側の案内、いわゆるガイドや、一対の搬送ロールRaの外側が支持されている。したがって、下カバーU1aを開放位置に移動させることで、給紙路SH1の下部、すなわち、シート搬送方向上流側の上流側給紙路SH1aが開放され、詰まった記録シートSを除去することができる。
前記各搬送路SH0〜SH3により実施例1の搬送路SHが構成されており、前記搬送路SH、給紙装置Rp+Rs、シート搬送ロールRa、レジロールRr、排紙ロールRh等により媒体搬送系SH+Ra〜Rhが構成されている。
(シート搬送ユニットU2の説明)
図1において、実施例1の前記プリンタUは、前記排紙トレイTRhに着脱可能に装着された媒体の搬送ユニットの一例としてのシート搬送ユニットU2を有する。前記シート搬送ユニットU2は、前記プリンタ本体U1のシート排出口SH3aに接続する一側面に、前記排紙ロールRhから排出された記録シートSが搬入される搬入口1が設けられている。前記搬入口1から搬入された記録シートSは、シート搬送ユニットU2内部に配置された媒体搬送部材の一例としての連絡搬送ロールRa2により、搬送路の一例としての連絡搬送路SH5を搬送される。前記連絡搬送路SH5を搬送された記録シートSは、シート搬送ユニットU2の他側面に形成された後処理装置向けのシート排出口2から排出される。
(後処理装置U3の説明)
図3は本発明の実施例1の後処理装置の拡大図であり、排出用クランプローラの上下動を示す説明図である。
図4は本発明の実施例1の後処理装置の拡大図であり、サブパドルの上下動を示す説明図である。
図5は本発明の実施例1の後処理装置の要部拡大図である。
図1、図3、図4において、実施例1のプリンタUは、プリンタ本体U1の側面に着脱可能に支持され、且つ、シート搬送ユニットU2に接続され、前記シート排出口2から排出された記録シートSに、端綴じの一例としてのステープルや整合等の後処理を行う後処理装置U3を有する。
図1、図3〜図5において、実施例1の後処理装置U3は、プリンタ本体U1の右側壁U1bに対向して配置される画像形成装置本体側壁面の一例としての左側壁U3aを有する。前記左側壁U3aの上部には、シート排出口2に接続される後処理装置搬入口の一例としてのシート搬入口3が形成されている。また、前記左側壁U3aの上下方向中央部には、左方に突出して下方に延びる引掛け部U3a1が前後一対形成されている。前記引掛け部U3a1は、プリンタ本体U1の右側壁U1bに形成された支持孔U1b1に嵌められて、プリンタ本体U1に引っ掛けられる。これにより、後処理装置U3はプリンタ本体U1に支持され、後処理装置U3の左側壁U3aが、プリンタ本体U1の右側壁U1bに沿った状態で保持されて、シート搬入口3は、シート搬送ユニットU2のシート排出口2に接続された状態で保持される。
したがって、記録シートSが、シート搬送ユニットU2のシート排出口2から排出されると、後処理装置U3のシート搬入口3に搬入される。
(コンパイル排出ロール4の説明)
図1、図5において、シート搬入口3に搬入された記録シートSは、シート搬入口3の下流側に設けられた後処理装置U3の搬送部材の一例としての後処理搬入ロールRa3によって、後処理装置U3内の後処理搬送路SH6を搬送される。前記後処理搬送路SH6を搬送された記録シートSは、後処理搬送路SH6の下流端に設けられた第1の排出部材の一例としてのコンパイル排出ロール4によって、第1の積載部の一例としてのコンパイルトレイ6に排出される。なお、実施例1のコンパイル排出ロール4は、駆動源の一例としてのロール駆動モータMA1からの駆動が伝達されて回転、停止される。実施例1では、後処理搬入ロールRa3やコンパイル排出ロール4を駆動するロール駆動モータMA1として、予め設定された入力信号の一例としてのパルス信号が入力されるたびに予め設定された角度回転するステッピングモータが使用されているが、これに限定されず、例えば、DCモータ等、従来公知のモータを使用することも可能である。
前記コンパイル排出ロール4の上流近傍には、媒体検知部材の一例としてのコンパイル排出センサSN1が配置されており、後処理搬送路SH6内を記録シートSが検知される。
(コンパイルトレイ6の説明)
図1、図3〜図5において、前記コンパイルトレイ6は、第1の積載部の本体の一例としてのコンパイルトレイの本体7を有する。図1において、前記コンパイルトレイの本体7は、水平に対し傾斜し且つ右部が左部に比べて高くなるように配置されている。
図3〜図5において、前記コンパイルトレイの本体7の左端には、搬送方向の端揃え部材の一例として、上方に延びるエンドウォール8が支持されている。したがって、コンパイル排出ロール4から排出されてコンパイルトレイの本体7に積載される記録シートSの端である左端がエンドウォール8に突き当てられることで、記録シートSの束の左端が揃えられる。
前記エンドウォール8の上端には、案内壁の一例として、エンドウォール8から離れるに連れてコンパイルトレイ7の積載面7aとの間隔が広くなるガイド壁9が形成されている。前記ガイド壁9は、エンドウォール8に向かって移動する記録シートSの左端、すなわち、記録シートSが排出される方向であるシート排出方向の上流端が、湾曲、いわゆる、カールした状態の場合に、記録シートSの前記上流端をエンドウォール8に案内する。
(メインパドル11の説明)
前記ガイド壁9の右斜め上方には、第1の揃え搬送部材の一例としてのメインパドル11が回転可能に支持されている。前記メインパドル11は、駆動源の一例としてのパドル駆動モータMA6から駆動が伝達される回転軸11aと、回転軸11aに沿って予め設定された間隔をあけて複数配置された回転体の一例としての円筒状のロール部11bと、を有する。なお、実施例1のメインパドル11は、コンパイル排出ローラ4と同様に、ステッピングモータにより駆動される。
ロール部11bの外周面には、搬送部材本体の一例として、可撓性を有する板状のパドル本体11cが、予め設定された位相間隔をあけて3つ支持されている。実施例1のパドル本体11cは、記録シートSがエンドウォール8に向けて移動する方向に対して、ロール部11bの外周面から上流側に向かう接線方向に延びており、パドル本体11cの外端がコンパイルトレイの本体7の積載面7aに接触可能な長さに形成されている。
したがって、メインパドル11が回転することで、コンパイルトレイ6に積載された記録シートSの最上面にパドル本体11cが接触可能である。よって、積載された記録シートSは、メインパドル11によりエンドウォール8に向けて搬送され、記録シートSの左端がエンドウォール8に突き当てられて、揃えられる。
(タンパ12の説明)
前記コンパイルトレイ6の右部には、幅方向の端揃え部材の一例として、コンパイルトレイ6に積載された記録シートSの幅方向の端に接触して記録シートSの幅方向の端を揃えるタンパ12が前後一対配置されている。
タンパ12の詳細な構成については、後述する。
(ステープラユニット13の説明)
図6は本発明の実施例1のコンパイルトレイの後端部の要部説明図である。
図3〜図6において、前記コンパイルトレイ6の左斜め下方部には、綴じ装置の一例としてのステープラユニット13が設置されている。ステープラユニット13は、綴じ部材の一例として、コンパイルトレイ6に積載されて整合された記録シートSの束を、綴じ針の一例としてのステープル針により綴じるステープラ13aを有する。前記ステープラ13aは、移動部材の一例としての前後方向に沿って移動可能に構成された台車13bに、支持されている。ここで、図6において、実施例1のステープラ13aは、一点鎖線で示す前端角部を綴じる「前端コーナ綴じ」と、実線で示す中央前部及びや二点鎖線で示す中央後部を綴じる「側端綴じ」と、破線で示す後端角部を綴じる「後端コーナ綴じ」と、が可能になっている。
なお、このようなステープラユニット13は、従来公知であり、例えば、特開2006−69727号公報や特開2006−69746号公報、特開2006−69749号公報等に記載されているような種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。
(スタッカ排出ロール16の説明)
図3〜図5において、前記コンパイルトレイの本体7のシート排出方向下流側、すなわち、右方には、第2の排出部材の一例としてのスタッカ排出ロール16が配置されている。前記スタッカ排出ロール16は、駆動源の一例としての正逆回転可能なスタッカ排出モータMA2からの駆動が伝達される回転軸16aと、回転軸16aに沿って予め設定された間隔をあけて支持された回転部の一例としてのロール本体16bとを有し、スタッカ排出モータMA2の正逆回転に伴って、正逆回転する。なお、実施例1のスタッカ排出ロール16は、コンパイル排出ロール4等と同様に、ステッピングモータにより駆動される。
したがって、実施例1のスタッカ排出ロール16は、正逆回転時に、コンパイルトレイ6に積載されて整合やステープル等の後処理がされた記録シートSを、第2の積載部の一例としてのスタッカトレイTH1に排出させると共に、逆回転時に、コンパイルトレイ6に排出された記録シートSをエンドウォール8に向けて移動させる。
前記コンパイルトレイ6、タンパ12、スタッカ排出ロール16などにより、実施例1の媒体搬送装置の一例としてのコンパイルトレイユニットCUが構成されている。前記コンパイルトレイユニットCUの詳細な構成については、後述する。
(シェルフ17の説明)
図5において、スタッカ排出ロール16の近傍には、スタッカ排出ロール16の回転軸16aとコンパイルトレイの本体7の下面との間に、延長部材の一例としてのシェルフ17が配置されている。
前記シェルフ17は、延長部本体の一例として、円弧状に湾曲した板状のシェルフ本体17aを有し、シェルフ本体17aの下面には、被伝達部の一例としての円弧状のラックギア17bが形成されている。前記ラックギア17bには、スタッカ排出ロール16の回転軸16aの下方に配置されたシェルフ駆動ギア18に噛み合っている。前記シェルフ駆動ギア18には、駆動源の一例としての正逆回転可能なシェルフ駆動モータMA3から駆動が伝達されており、モータMA3の正逆回転に伴って、図5の実線で示す記録シートSの下面を支持可能な延長位置と、図5の破線で示す後処理装置U3内部に収納された収納位置との間でシェルフ17が移動する。
なお、前記スタッカ排出ロール16やシェルフ17は、従来公知であり、例えば、特開2006−69746号公報や特開2006−69749号公報、特開2011−88682号公報や特開2011−88683号公報等に記載された従来公知の種々の構成を採用可能であるため詳細な説明は省略する。
(クランプロール21の説明)
図3において、コンパイルトレイの本体7の上方には、排出従動部材の一例として、スタッカ排出ロール16に対応してクランプロール21が配置されている。前記クランプロール21は、回転軸22aを中心として回転可能に支持された腕部材の一例としてのクランプアーム22の先端部に支持されており、クランプアーム22の回転に伴って、クランプロール21がスタッカ排出ロール16から離間する図3の実線で示す離間位置の一例としての上昇位置と、クランプロール21がスタッカ排出ロール16に接近して記録シートSに接触して記録シートSを挟む図3の破線で示す接触位置の一例としての下降位置との間で移動可能に支持されている。
(サブパドル23の説明)
図4において、クランプロール21の前後方向にずれた位置には、第2の揃え搬送部材の一例としてのサブパドル23が配置されている。なお、実施例1のサブパドル23は、前後方向に対して予め設定された間隔をあけて複数配置されており、メインパドル11と同様の構成となっているため、詳細な説明は省略する。サブパドル23は、回転軸24aを中心として回転可能に支持された腕部材の一例としてのパドルアーム24の先端部に支持されており、パドルアーム24の回転に伴って、コンパイルトレイ6の積載面7aからサブパドル23が上昇して離れた図4の実線で示す待機位置と、コンパイルトレイ6の積載面7aにサブパドル23が下降して接近し、コンパイルトレイ6上の記録シートSをエンドウォール8側に引き込む図4の破線で示す引込位置と、の間で移動可能に支持されている。
なお、前記クランプロール21やサブパドル23の昇降機構や、サブパドル23の駆動機構に関しては、従来公知であり、例えば、特開2006−69727号公報や特開2006−69746号公報、特開2006−69749号公報等に記載されているような種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。また、実施例1では、サブパドル23の駆動源は、メインパドル11の駆動源であるパドル駆動モータMA6と共通化されているが、独立して設けることも可能である。
(スタッカトレイTH1の説明)
図1、図3〜図5において、前記後処理装置U3の右側壁U3bには、第2の積載部の一例として、コンパイルトレイ6に積載された記録シートSが排出されるスタッカトレイTH1が支持されている。前記スタッカトレイTH1は、昇降案内部の一例として、前記後処理装置U3の右側壁U3bに沿って上下方向に延びるトレイガイド26を有する。前記トレイガイド26には、排出移動部の一例としてのスライダ27が、トレイガイド26に沿って昇降可能に支持されている。前記スライダ27には、第2の積載部本体の一例としてのスタッカトレイ本体28が、固定支持されている。
前記スタッカトレイTH1は、スタッカトレイ本体28の上面に積載された記録シートSの束の最上面の高さに応じて、下降するように構成されている。なお、このような昇降機構は、従来公知であり、例えば、特開平7−300270号公報、特開2003−089463号公報等に記載の昇降機構等、種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。
(コンパイルトレイユニットCUの詳細な説明)
図7は本発明の実施例1のコンパイルトレイユニットを上方から見た斜視図である。
図8は本発明の実施例1のコンパイルトレイユニットを下方から見た斜視図である。
図7、図8において、実施例1のコンパイルトレイユニットCUは、積載部の一例として、記録シートSが積載される前記コンパイルトレイ6を有する。前記コンパイルトレイ6は、記録シートSが搬送される方向に対して交差する幅方向の一例としての前後方向に延びる板形状の前記コンパイルトレイの本体7を有している。前記コンパイルトレイの本体7の上部には、記録シートSが積載される積載面7aが形成されている。前記積載面7aは、右部が左部に比べて高くなるように傾斜している。
前記積載面7aには、前後方向に延びる左側の長孔7a1と右側の長孔7a2とが、記録シートSが搬送される方向であるシート搬送方向に間隔を開けて並行に一対形成されている。
図9は本発明の実施例1のコンパイルトレイユニットを上方から見た要部説明図である。
図10は図9におけるX−X線断面図である。
図10において、前記コンパイルトレイの本体7の下面には、前記左側の長孔7a1の左右の縁から、前記積載面7aに交差する方向の一例として、積載面7aに垂直な右斜め下に延びる左右一対の板状の側壁部51,52が支持されている。前記右側の側壁部51の下端と、左側の側壁部52の下端との間には、前後方向に延びる板状の底部53が支持されている。前記底部53には、底部53に沿って延び且つ底部53を厚み方向に貫通する貫通部53aが形成されている。
図9において、前記右側の側壁部51及び底部53には、前後方向中央部よりも前側の位置に対応して、伝達部材の配置部の一例としてのピニオン用の開口部54が形成されている。
また、左側の側壁部52には、前記ピニオン開口部54に対向する位置に、被伝達部の位置決め部の一例として、左側の側壁部52からピニオン用の開口部54に向かって突出する突起部56が形成されている。
図10において、前記側壁部51,52と、底部53とにより囲まれ、且つ、左側の長孔7a1を通じて上方が開放された空間により、実施例1の第1の案内部の一例としての第1のガイド溝57が構成されている。よって、実施例1の第1のガイド溝57は、コンパイルトレイの本体7を積載面7aに垂直な方向に貫通し且つ前後方向に延びる溝状に構成される。
図7〜図10において、前記コンパイルトレイの本体7には、第1のガイド溝57に対して、シート搬送方向の下流側に間隔を開けて並行に配置された第2の案内部の一例としての第2のガイド溝60が形成されている。すなわち、前記コンパイルトレイの本体7には、側壁部51,52、底部53、貫通部53a、ピニオン用の開口部54、突起部56に対応する側壁部61,62、底部63、貫通部63a、ピニオン用の開口部64、突起部66が、前記右側の長孔7a2に対応して形成されている。そして、側壁部61,62と、底部63とにより囲まれ、且つ、右側の長孔7a2を通じて上方が開放された空間により、実施例1の第2のガイド溝60が構成されている。
なお、第2のガイド溝60及び第2のガイド溝60を構成する各部材61〜66は、第1のガイド溝57及び第1のガイド溝57を構成する各部材51〜56に対して、前後方向中央を基準に点対称状に構成されている点以外は、第1のガイド溝57及び第1のガイド溝57を構成する各部材51〜56と同様に構成される。よって、第2のガイド溝60及び第2のガイド溝60を構成する各部材61〜66の詳細な説明は省略する。
前記第1のガイド溝57と第2のガイド溝60とにより、実施例1の案内部の一例としてのガイド溝57+60が構成される。
図8において、第1のガイド溝57の幅方向の一方の端部、すなわち、実施例1での前端部には、第1の検出部材の一例としてのフロントセンサ71が配置されている。前記フロントセンサ71は、発光する発光部71aと、前記発光部71aが発光した光を受光する受光部71bとを有する光センサにより構成されている。前記発光部71aと受光部71bとは、第1のガイド溝57の溝幅方向に間隔を開けて対向して配置されており、発光部71aと受光部71bとの間に光を遮る部材が進入した場合に、光を遮る部材の進入を検出する。
また、前記第1のガイド溝57の幅方向の他方の端部、すなわち、実施例1での後端部には、第2の検出部材の一例としてのリアセンサ72が配置されている。前記リアセンサ72は、発光部72aと受光部72bとを有し、フロントセンサ71と前後対称に配置される点以外はフロントセンサ71と同様に構成されるため、リアセンサ72の詳細な説明は省略する。
(タンパ12の詳細な説明)
図11は本発明の実施例1のフロントタンパの説明図であり、図11Aはフロントタンパの要部斜視図、図11Bはフロントタンパの分解斜視図である。
図7において、コンパイルトレイユニットCUには、揃え部材の一例としてのタンパ12が、ガイド溝57+60に沿って移動可能に支持されている。
実施例1のタンパ12は、幅方向に一対配置されており、積載面7aに積載された記録シートSの幅方向における一方の端縁の位置を揃える一方の揃え部材の一例としてのフロントタンパ81と、積載面7aに積載された記録シートSの幅方向における他方の端縁の位置を揃える他方の揃え部材の一例としてのリアタンパ82とを有する。
(フロントタンパ81の説明)
図7、図11において、前記フロントタンパ81は、積載面7aに沿った上面形状を有し且つ積載面7aに沿って移動可能に配置される平板状の積載板83を有する。前記積載板83は、積載板本体83aと、前記積載板本体83aの前方に支持され且つシート搬送方向の長さが積載板本体83aに比べて短い延長部83bとを有する。したがって、前記積載板83の前端部は、シート搬送方向の両側の部分が切り欠かれた形状をしており、前記切り欠き形状により、接触部の収容部83cが構成される。図11Bにおいて、前記積載板83の延長部83bには、延長部83bに対して立ち壁状に形成された支持壁84が支持されている。
前記支持壁84は、シート搬送方向に延び且つ前記接触部の収容部83c上に突き出ている。前記支持壁84のシート搬送方向の中央部には、前後方向に貫通する円形状の案内孔84aが形成されている。
(フロント接触部86の説明)
図11において、前記支持壁84には、一方の接触部の一例としてのフロント接触部86が支持されている。前記フロント接触部86は、支持壁84に比べて一回り大きい板状に構成されている。図11Aにおいて、前記フロント接触部86の後面には、記録シートSの幅方向の一方の端縁、すなわち、記録シートSの前端縁に接触可能な接触面86aが形成されている。なお、前記接触面86aのシート搬送方向の両端部は下方に突き出しており、前記接触部の収容部83cに収容可能に構成されている。よって、積載板83に積載された記録シートSが薄過ぎて、接触面86aの延長部83b上の部分が記録シートSに接触し難い場合があっても、接触面86aのシート搬送方向の両端部分が記録シートSの前端縁に接触する。
図11Bにおいて、前記フロント接触部86の前面の中央部には、支持壁84の案内孔84aに対応して前方に延びる筒状の被案内筒87が支持されている。前記被案内筒87のシート搬送方向の両側には、緩衝部材の一例としてのウレタンフォーム88が一対支持される。実施例1のウレタンフォーム88は、角柱状に形成されており、積載板83に垂直な方向に延びた状態で配置される。
前記ウレタンフォーム88のシート搬送方向の外側には、抜け止め部の一例として、前方に突出するスナップフィット部89が支持されている。前記スナップフィット部89は、前方に延びる支持部89aと、前記支持部89aの前端に支持され且つシート搬送方向の内側に突出して前記支持壁84の前面に引っ掛け可能な引っ掛け爪89bとを有する。
前記フロント接触部86の上方の縁部には、前方に突出して、前記支持壁84の上方の縁部を被覆し且つ支持壁84の上方の縁部に案内される被覆部91が形成されている。
図7、図11において、前記フロント接触部86が支持壁84に支持される場合、フロント接触部86と支持壁84との間にウレタンフォーム88が挟まれた状態で、被案内筒87が案内孔84aに挿入され、且つ、スナップフィット部89の引っ掛け爪89bが支持壁84のシート搬送方向の両端部に引っ掛けられる。
これにより、前記フロント接触部86は、ウレタンフォーム88が弾性復元し且つ引っ掛け爪89bが支持壁84の前面に接触する通常位置と、通常位置よりも前方に移動してウレタンフォーム88が弾性変形し且つ引っ掛け爪89bが支持壁84から前方に離間する離間位置と、の間を移動可能に支持される。
よって、前記フロント接触部86が、積載板83上の記録シートSの位置を揃える際に記録シートSの前端縁に接触すると、フロント接触部86が記録シートSを後方に押す一方で、記録シートSからの反力でフロント接触部86が前方に押されて移動する。すなわち、フロント接触部86が記録シートSに接触する際に、ウレタンフォーム88が弾性変形して、フロント接触部86と記録シートSとの接触時の衝撃が吸収され、記録シートSの前端縁の損傷が低減される共に、接触時の衝撃音などの騒音が低減される。
なお、前記フロント接触部86が通常位置と離間位置との間を移動する場合、被案内筒87と、スナップフィット部89の支持部89aと、被覆部91とが、支持壁84に案内されており、フロント接触部86は姿勢が保持されながら移動し易い。よって、フロント接触部86は、ガタつき難くて移動が安定する。
前記積載板83、支持壁84、フロント接触部86、被案内筒87、ウレタンフォーム88、スナップフィット部89、被覆部91により、実施例1の一方の揃え部材の本体の一例としてのフロントタンパの本体92が構成される。
(被ガイドロッド101の説明)
図12は本発明の実施例1のタンパとタンパモータを下方から見た場合の斜視図である。
図13は本発明の実施例1のタンパを下方から見た場合の説明図である。
図12、図13において、前記フロントタンパの本体92には、一方の被案内部の一例として、積載板83の下面に支持され且つ第1のガイド溝57に沿って延びる被ガイドロッド101が配置されている。前記被ガイドロッド101は、第1のガイド溝57に嵌った状態で第1のガイド溝57に沿って移動可能に案内される。
前記被ガイドロッド101の右面には、被伝達部の一例としてのラック歯102が形成されている。前記ラック歯102は、フロントタンパ81の重心位置に対応して配置されている。前記ラック歯102の前後両端には、ラック歯102よりも右側に突出する前後一対の接触部103,104が形成されている。前記接触部103,104は、第1のガイド溝57の右側の側壁部51に接触し、右側の側壁部51に案内される。
(バネ保持部106と線バネ107の説明)
図14は本発明の実施例1のバネ保持部と線バネの説明図であり、図14Aはフロントタンパを下方から見た要部斜視図、図14Bは図14Aにおいて矢印XIVB方向に見た図、図14Cは図14Aにおいて矢印XIVC方向に見た図、図14Dは図14CにおけるXIVD―XIVD線断面図である。
図13、図14において、前記被ガイドロッド101には、前記接触部103,104に対応して、保持部の一例としてのバネ保持部106,106が前後一対形成されている。
図14において、前記バネ保持部106は、被ガイドロッド101に沿って内部に形成された収容空間106aを有する。図14Dにおいて、前記収容空間106aの左右には、右下方向に延びる右壁106bと左壁106cとが形成されている。前記右壁106bと、左壁106cとの間には、上げ底状に形成された上底壁106dが支持されている。前記上底壁106dと右壁106bとの間には、被ガイドロッド101に沿って延びる開口部106d1が形成されている。
図14において、前記右壁106bの下端には、開口部106d1に対向して、右壁106bの下端から左壁106cに向かって突出して形成された支持爪部106eが支持されている。
前記右壁106bと、左壁106cと、上底壁106dと、支持爪部106eとに囲まれた空間により、実施例1の収容空間106aが構成される。
ここで、前記左壁106cには、前後方向に延び且つ厚み方向に貫通するスリット106fが形成されている。したがって、前記スリット106fを介して、前記収容空間106aは外部と接続される。
前記収容空間106aとスリット106fとにより、実施例1のバネ保持部106が構成される。
図14において、前記バネ保持部106には、付勢部材の一例として、弾性を有する線材により構成された線バネ107が支持される。
前記線バネ107は、被保持部の一例として、前後方向に一対配置されて且つ線材が円環状に曲げられて形成された円環部107a,107aを有する。前記円環部107a,107aは、線材が複数回巻かれた円環状をしており、スリット106fの幅に比べて厚く構成される。前記前後の円環部107a,107aの間は、膨出部の一例としての本体部107bにより連結されており、前記本体部107bは、前後方向に延びる線材が左斜め下を凸として湾曲した形状に形成されている。
図15は本発明の実施例1のバネ保持部に保持された線バネの説明図であり、図15Aは被ガイドロッドが第1のガイド溝に嵌められる前の説明図、図15Bは被ガイドロッドが第1のガイド溝に嵌められた後の説明図である。
前記線バネ107がバネ保持部106に装着される場合、図15Aに示すように、本体部107bが、スリット106fを介して収容空間106aから外部に膨出し、且つ、円環部107a,107aが、上底壁106dと支持爪部106eとの間に挟まれて収容空間106aに収容された状態で、線バネ107がバネ保持部106に装着される。
そして、前記被ガイドロッド101が第1のガイド溝57に嵌められる場合、図15Bに示すように、被ガイドロッド101から膨出している本体部107bは、左側の側壁部52に接触した状態で配置される。このとき、膨出している本体部107bは左側の側壁部52によってバネ保持部106側に押されて、円環部107a,107aが、バネ保持部106の右壁106bに接触して右壁106bに沿って互いに離間する方向に移動する。すなわち、本体部107bが、湾曲が広がる方向に弾性変形している。
よって、前記線バネ107の本体部107bは弾性復元しようとしており、シート幅方向に交差する方向且つ積載面7aに沿った方向の一例としてのシート搬送方向に膨出しようとする。したがって、前記線バネ107により、左側の支持壁52と被ガイドロッド101とは互いに離間する方向に付勢されており、被ガイドロッド101は右側の側壁部51に向けて付勢される。これにより、図9において、被ガイドロッド101の右面の接触部103,104は、右側の側壁部51に接触した状態で保持される。
なお、被ガイドロッド101にシート搬送方向の力が働くと、前記円環部107bが右壁106bに沿って滑りながら、本体部107aが弾性変形して、シート搬送方向の力は吸収され易くなっている。
実施例1では、被ガイドロッド101が第1のガイド溝57に嵌められた場合の線バネ107の基準の付勢力として、0.2[N]の付勢力が働くように設定されている。
(バネ支持部111+112〜117+112とコイルバネ121の説明)
図16は図12の矢印XVI方向に見た図であり、図16Aは全体図、図16Bは要部拡大図である。
図13において、被ガイドロッド101の下面には、前記ネジ保持部106,106の前後方向の外側の位置に対応して、固定部の一例としてのネジ固定部111,111が前後一対形成されている。
図10、図13、図16において、前記ネジ固定部111は、被ガイドロッド101から右斜め下に突出する円筒状に形成されており、固定孔の一例としてのネジ孔111aを有する。図10において、前記ネジ固定部111は、被ガイドロッド101が第1のガイド溝57に嵌められる場合に、底部53の貫通部53aに進入した状態で配置される。
図10、図13、図16において、前記ネジ固定部111のネジ孔111aには、支持部材の一例としてのショルダスクリュ112が支持される。
図10において、前記ショルダスクリュ112は、頭部112aと、前記頭部112aから左上方に延び且つねじ山の形成されていない円柱部112bと、前記円柱部112bから左上方に延びて且つねじ山が形成されて前記ネジ孔111aにねじ込まれるネジ部112cとを有する。
図9、図10において、実施例1のショルダスクリュ112は、コンパイルトレイの本体7の上側に積裁板83が支持された状態で、コンパイルトレイの本体7の下側から、ネジ部112cがネジ固定部111に固定される。したがって、ショルダスクリュ112の頭部112aと円柱部112bとは、積載板83に対してコンパイルトレイの本体7を挟んで反対側に配置される。よって、フロントタンパ81が前後方向に移動する場合、ショルダスクリュ112は、コンパイルトレイの本体7の下方に突出した状態で貫通部53aに沿って移動する。
前記被ガイドロッド101のネジ固定部111と、ショルダスクリュ112とにより、実施例1の一方の第1側の支持部の一例としての被ガイドロッドのバネ支持部111+112が構成される。
図12、図13において、前記フロントタンパの本体92には、一方の第2側の被案内部の一例として、第2のガイド溝60に対応して積載板83の下面から突出する被ガイド部116が形成されている。前記被ガイド部116は、前後方向の位置が、前方の被ガイドロッドのバネ支持部111+112の位置に対応して形成されている。前記被ガイド部116は、第2ガイド溝60の幅、すなわち、左右の側壁部61,62の間隔に比べて短く構成されている。よって、被ガイド部116が第2のガイド溝60に嵌められると、被ガイド部116は、第2のガイド溝60に遊びを持った状態で嵌められる。これにより、被ガイド部116は、第2のガイド溝60に沿って移動可能に案内される。
図13、図16において、前記被ガイド部116の下面には、被ガイドロッド101のネジ固定部111と同様に構成されたネジ固定部117が形成されている。前記ネジ固定部117は、被ガイド部116が第2のガイド溝60に嵌められる場合に、底部63の貫通部63aに進入した状態で配置される点以外は、被ガイドロッド101のネジ固定部111と同様に構成される。前記ネジ固定部117には、前記ショルダスクリュ112と同様のショルダスクリュ112が支持される。
前記被ガイド部116のネジ固定部117と、ショルダスクリュ112とにより、実施例1の一方の第2側の支持部の一例としての被ガイド部のバネ支持部117+112が構成される。
前記前後一対の被ガイドロッドのバネ支持部111+112,111+112と、被ガイド部のバネ支持部117+112とにより、実施例1の一方の3点支持部の一例としての3点バネ支持部111+112〜117+112が構成される。
図10、図16において、前記各バネ支持部111+112,111+112,117+112には、前記フロントタンパの本体92を、積載面7aに向けて付勢する付勢部材の一例としてのコイルバネ121,121,121がそれぞれ支持される。
前記コイルバネ121は、ショルダスクリュ112の円柱部112bに装着される。また、前記コイルバネ121とコンパイルトレイの本体7との間には、摩擦力の低減部材の一例として、円板状で中空の平ワッシャ122が円柱部122bに中央を貫通された状態で装着される。前記平ワッシャ122はコンパイルトレイの本体7の下面に接触し且つコンパイルトレイの本体7の下面に沿って前後方向に移動可能に支持される。
ここで、前記コイルバネ121は、圧縮して弾性変形された状態でショルダスクリュ112に支持される。したがって、前記コイルバネ121は、コイルバネ121の一端の一例としての左上端121aが、平ワッシャ122を介してコンパイルトレイの本体7の下面に間接的に接触し、且つ、他端の一例としての右下端121bが、ショルダスクリュ112の頭部112aに接触した状態で保持されて、コイルバネ121には予め設定された大きさの弾性力が作用する。
よって、バネ支持部111+112〜117+112と、コンパイルトレイの本体7とは、コイルバネ121の弾性力により互いに離間する方向に付勢される。このとき、前記ショルダスクリュ112は右下に付勢されており、ショルダスクリュ121が固定されたフロントタンパの本体92が積載面7aに向けて付勢される。よって、積裁板83の下面が積載面7aに接触した状態で保持される。
なお、実施例1では、積載板83の下面の左右両端部には、前後方向に延び且つ右下に***する***部の一例としてのリブ83e,83fが一対形成されており、前記リブ83e,83fが積裁面7aに接触して保持される。
(遮光板131の説明)
図12、図13、図16において、前記被ガイドロッド101の前部には、一方の被検出部の一例として、前後方向に延び且つ右下に延びる板状の遮光板131が支持されている。前記遮光板131は、第1のガイド溝57内を移動して、フロントセンサ71の発光部71aと受光部71bとの間に進入可能に構成されている。
よって、フロントタンパ81が前方に移動すると、遮光板131がフロントセンサ71に検出されて、フロントタンパ81の初期位置の一例としてのホームポジションが検出される。
前記フロントタンパの本体92、被ガイドロッド101、線バネ107、ネジ固定部111,117、被ガイド部116、ショルダスクリュ112、コイルバネ121、平ワッシャ122、遮光板131などにより、実施例1の一方の揃え部材の一例としてのフロントタンパ81が構成される。
(リアタンパ82の説明)
図7、図13において、前記リアタンパ82は、フロントタンパ81の遮光板131に対応する遮光板154が被ガイド部149の後端に支持されて第1のガイド溝57内を移動する点以外は、前後方向中央部を基準として前記フロントタンパ81に対して点対称状に構成されている。
すなわち、前記リアタンパ82は、フロントタンパ81の積載板83、フロント接触部86、被ガイドロッド101、ラック歯102、接触部103,104、バネ保持部106,106、被ガイド部116、被ガイドロッド101のネジ固定部111,111、被ガイド部116のネジ固定部117に対応して、積載板141、リア接触部142、被ガイドロッド143、ラック歯144、接触部146,147、バネ保持部148,148、被ガイド部149、被ガイドロッド143のネジ固定部151,151、被ガイド部149のネジ固定部152などを有する。
そして、他方の接触部の一例としてのリア接触部142は、積載面7aや積載板141に積載された記録シートSの幅方向の他方の端縁、すなわち、記録シートSの後端縁に接触する。また、他方の被案内部の一例としての被ガイドロッド143は、第2のガイド溝60に嵌った状態で第2のガイド溝60に沿って移動可能に案内される。さらに、他方の第1側の被案内部の一例としての被ガイド部149は、第1のガイド溝57に嵌った状態で第1のガイド溝57に沿って案内される。
これにより、前記積載板141や、リア接触部142などにより、実施例1の他方の揃え部材の本体の一例としてのリアタンパの本体153が構成される。また、被ガイドロッド143のネジ固定部151と、ショルダスクリュ112とにより、実施例1の他方の第2側の支持部の一例としての被ガイドロッドのバネ支持部151+112が構成される。さらに、被ガイド部149のネジ固定部152と、ショルダスクリュ112とにより、実施例1の他方の第1側の支持部の一例としての被ガイド部のバネ支持部152+112が構成される。
(フロントモータ161の説明)
図17は本発明の実施例1のコンパイルトレユニットを下方から見た説明図であり、図17Aはコンパイルトレイにタンパモータが支持された状態の説明図、図17Bはコンパイルトレイからタンパモータが取り外された状態の説明図である。
図8、図16、図17において、前記コンパイルトレイの本体7の下方には、一方の揃え部材の動力源の一例としてのフロントモータ161が支持される。前記フロントモータ161は、駆動軸161aを有する。図9、図17Bにおいて、前記駆動軸161aの先端は、第1のガイド溝57のピニオン用の開口部54に対応して配置される。前記駆動軸161aの先端には、伝達部材の一例としてのピニオンギア162が支持される。
図9、図16において、前記ピニオンギア162は、ピニオン用の開口部54を介して、第1のガイド溝57内に進入した状態で配置される。よって、ピニオンギア162は、右側の側壁部51よりも左下に突出した状態で配置され、被ガイドロッド101のラック歯102と噛み合う。
ここで、図13において、前記ラック歯102はフロントタンパの重心位置PG1に対応して形成されており、ラック歯102が、ピニオンギア162と接触する位置の一例としての噛み合い位置P1は、シート搬送方向に対しては、フロントタンパ81の重心位置PG1に対応して設定されている。実施例1では、前記噛み合い位置PG1は、図13に示すように、積載面7aに平行な仮想的な二次元平面上において、前後方向に延び且つフロントタンパ81の重心位置PG1を通過する仮想線L1に対して重複するように設定される。したがって、前記フロントタンパ82が前後方向に移動しても、噛み合い位置P1は仮想線L1と重複して保持される。
なお、第1のガイド溝57では、図9に示すように、前記ピニオン用の開口部54に対応して突起部56が配置されており、噛み合い位置P1に対応する被ガイドロッド101の左面部分が、突起部56によりガタ詰めされている。よって、被ガイドロッド101がピニオンギア162から離間しようとしても突起部56に規制され、噛み合い位置P1におけるラック歯102とピニオンギア102の噛み合いは安定し易い。
実施例1のフロントモータ161は、いわゆる、ステッピングモータにより構成され、正逆駆動可能に構成されている。前記フロントモータ161が正駆動してピニオンギア162が正回転すると、ラック歯102がピニオンギア162から後方に向かう力を受け、フロントタンパ81が後方に移動する。また、前記フロントモータ161が逆駆動してピニオンギア162が逆回転すると、ラック歯102がピニオンギア162から前方に向かう力を受け、フロントタンパ81は前方に移動する。
これにより、前記フロントタンパ81は、前記積載面7aに積載された記録シートSに接触して記録シートSの位置を揃える揃え位置と、前記揃え位置に対して前方に移動して記録シートSから離間する方向に退避する退避位置と、の間で移動可能に構成される。
(リアモータ171の説明)
図8、図12、図17において、前記フロントモータ161の後方には、他方の揃え部材の動力源の一例としてのリアモータ171が支持されている。前記リアモータ171は、リアタンパ82に駆動力を伝達する点以外は、フロントモータ161と同様に構成される。
すなわち、図9、図13、図16、図17Bにおいて、リアモータ171の駆動軸171aの先端には、ピニオンギア161に対応するピニオンギア172が支持されており、前記ピニオンギア172は、被ガイドロッド143のラック歯144と噛み合い位置P2で噛み合い、前記噛み合い位置P2は、前後方向に延び且つリアタンパ82の重心位置PG2を通過する仮想線L2に対して重複するように設定されている。また、前記リアタンパ82は、前記積載面7aに積載された記録シートSに接触して記録シートSの位置を揃える揃え位置と、前記揃え位置に対して後方に移動して記録シートSから離間する方向に退避する退避位置と、の間で移動可能に構成される。
(タンパ制御手段C1の説明)
図17Aにおいて、プリンタU1の制御部Cは、揃え部材の制御手段の一例としてのタンパ制御手段C1を有する。前記タンパ制御手段C1は、各モータ161,171の正逆駆動を制御して、各タンパ81,82をそれぞれの揃え位置と退避位置との間で移動させる。
実施例1では、退避位置として各タンパ81,82のホームポジションが設定されている。また、揃え位置については、記録シートSの幅方向の長さに基づいて予め設定されており、退避位置から揃え位置までのモータ81,82の回転数が各タンパ81,82毎に参照値として記憶されている。これらに基づいて、実施例1のタンパ制御手段C1は、記録シートSがコンパイルトレイ6に積載される毎に、タンパ81,82を退避位置と揃え位置との間で移動させて、予め設定された枚数の記録シートSの束について前後の端縁の位置を揃えて、いわゆる、整合を行う。
なお、実施例1のタンパ制御手段C1は、タンパ81,82を同期して同方向に移動させて、整合された記録シートSの束の全体を前後方向にずらして、いわゆる、オフセット処理を行う。
これにより、実施例1では、ステープラ13aによる綴じ処理前に、記録シートSの束を、記録シートSの幅方向の長さ及び綴じ位置に基づく予め設定された位置にオフセットさせて、「前端コーナ綴じ」、「側端綴じ」、「後端コーナ綴じ」のいずれかを行ったり、排出時に、記録シートSの束をオフセットさせて、記録シートSの束を互い違いにスタッカトレイTH1に排出したりすることが可能である。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、画像形成動作の一例としてのジョブが開始されると、プリンタ本体U1で記録シートSに画像が形成され、記録シートSがプリンタ本体U1から後処理装置U3に搬送される。後処理装置U3に搬送された記録シートSは、ステープルやオフセット排出等の後処理を行う入力設定がされている場合には、パドル11,23でコンパイルトレイ6に引き込まれ、整合や、オフセット、ステープル等の後処理がされて、スタッカトレイTH1に排出される。また、後処理を行う入力設定がされていない場合には、後処理装置U3に搬送された記録シートSは、コンパイルトレイ6に引き込まれずにスタッカトレイTH1に排出される。
整合やステープルが行われる場合には、記録シートSがコンパイルトレイ6に1枚搬入される度に、フロントモータ161とリアモータ171とが駆動して、フロントタンパ81とリアタンパ82とが前後方向に移動し、記録シートSの前後方向の位置が揃えられる。すなわち、ピニオンギア162,172からラック歯102,144に力が付与されて、被ガイドロッド101,143と被ガイド部116,152がガイド溝57,60に沿って案内されて前後方向に移動し、タンパ81,82の接触部86,142が記録シートSの端縁に接触する。
この際に、被ガイドロッド101,143は、移動方向に対して交差する方向に線バネ107で付勢されており、被ガイドロッド101,143の接触部103,104,146,147が側壁部51,61に接触した状態で案内される。また、被ガイドロッド101,143と被ガイド部116,152は、コイルバネ121で右下方に付勢されて積載面7aに交差する方向に付勢されており、タンパの本体92,153が積載面7aに接触した状態で案内される。
一般に、被案内部が案内部に案内される構成の場合、案内部と被案内部との間には、ある程度の隙間が予め設けられており、製造誤差や組み立て誤差などで被案内部が案内部に密着するなどして移動できなくなることが防止されている。すなわち、一般に、被案内部が案内部に案内される構成では、被案内部は案内部に対してガタツキが許容される構成となっている。したがって、伝達部材から駆動力が伝達されたり、記録シートSに接触して記録シートSから力を受けたりすると、揃え部材がガタつく場合があって、ガタツキに伴って駆動音や接触音などの騒音が発生する場合があった。
図18はピニオンギアからタンパに作用する回転モーメントの作用説明図であり、図18Aは噛み合い位置が重心位置に対応して配置されていない従来の説明図、図18Bは噛み合い位置が重心位置に対応して配置された実施例1の説明図である。
図18Aにおいて、従来の構成では、ピニオンギア01,02とラック歯03,04との噛み合い位置P01,P02は、タンパ05,06の重心位置PG01,PG02に対応して配置されておらず、シート搬送方向に対しては、重心位置PG01,PG02から離間して配置されていた。よって、従来の構成では、重心位置PG01,PG02と噛み合い位置P01,P02とを結ぶ仮想的な線r01,r02は、タンパ05,06の移動方向である前後方向に対して傾斜していた。
ここで、モータが駆動してピニオンギア01,02が回転すると、ラック歯03,04は、噛み合い位置P01,P02において、ピニオンギア01,02から移動方向に沿った前後方向に力F01,F02を受ける。したがって、前記力F01,F02は、仮想的な線r01,r02に対して傾斜する方向に作用しており、タンパ05,06には、ラック歯03,04を介して、仮想的な線r01,r02に対して垂直な方向の分力F01′,F02′と、仮想的な線r01,r02に沿った方向の分力F01″,F02″とが作用する。
このとき、前記垂直な方向の分力F01′,F02′は、タンパ05,06を、重心位置PG01,PG02に対して回転させる方向に作用しており、タンパ05,06には、前記力F01,F02に基づく回転能率、いわゆる、回転モーメントが作用する。
よって、従来の構成では、ピニオンギア01,02から力F01,F02を受けると、前記タンパ05,06は前後方向に移動すると共に回転して傾斜し、被ガイドロッド07、08がガイド溝09,10の側壁に接触して騒音が発生する場合があった。
これに対して、実施例1では、図18Bに示すように、噛み合い位置P1,P2が、タンパ81,82の重心位置PG1,PG2に対応して配置されており、重心位置PG1,PG2を通過して前後方向に延びる仮想線L1,L2と重複して配置されている。したがって、噛み合い位置P1,P2において、ラック歯102,144がピニオンギア162,172から前後方向の力F1,F2を受ける場合に、タンパ81,82の移動位置に関わらず、前記力F1,F2は、仮想線L1,L2に沿って作用する。よって、実施例1では、前記力F1,F2に基づいて仮想線L1,L2に対して垂直な方向の分力は発生し難く、力F1,F2に基づく回転モーメントが作用し難い。よって、実施例1では、噛み合い位置がタンパの重心位置に対応して配置されていない従来の構成に比べて、回転し難くなっており、ガタついたり、振動音や接触音などの騒音が発生したりすることが低減されている。
図19はラック歯にピニオンギアから離間する力が作用する場合の説明図である。
また、実施例1では、前記噛み合い位置P1,P2に対応して、突起部56,66が配置されており、被ガイドロッド101,144は、突起部56,66でピニオンギア162,172側にガタ詰めされている。
ここで、製造誤差や組立誤差などで重心位置PG1,PG2が噛み合い位置P1,P2に対してずれてしまう場合がある。よって、前後方向の力F1,F2が回転モーメントを生じさせてしまい、被ガイドロッド101,143がピニオンギア162,172から離間しようとする場合がある。また、製造誤差や、組立誤差、歯形の形状などで、ラック歯102,144には、噛み合い位置P1,P2において、ピニオンギア162,172から前後方向に対して傾斜する方向の力が作用する場合がある。よって、ラック歯102,144には、図19に示すように、前後方向の力F1,F2に加えて、ピニオンギア162,172に対して離間する方向の力F3,F4が作用する場合があって、タンパ81,82がピニオンギア162,172から離間しようとする場合もある。
このとき、実施例1では、図9において、被ガイドロッド101,143は突起部56,66に接触しており、離間する方向の力F3,F4が作用しても、突起部56,66に支持されて、被ガイドロッド101,143がピニオンギア162,172から離間することが抑制される。よって、ピニオンギア162,172とラック歯102,144との噛み合い状態は変動し難く、ピニオンギア162,172からラック歯102,144への駆動力の伝達不良や、かじりによる磨耗などが低減されている。したがって、実施例1では、ピニオンギア162,172とラック歯102,144の寿命の低下が抑制されると共に、騒音の発生などが低減されている。
また、実施例1では、被ガイドロッド101,143は、移動方向に対して交差する方向に線バネ107で付勢されており、被ガイドロッド101,143の接触部103,104,146,147が側壁部51,61に接触した状態で前後方向に案内される。
よって、被ガイドロッド101,143はガイド溝57,60に対して傾斜し難くなっており、線バネ107が設けられていない場合に比べて、タンパ81,82がガタツキ難くて移動が安定し易くなっており、振動音や接触音などの騒音が発生が低減されている。
また、画像形成装置本体U1や後処理装置U3などにおいて、タンパ81,82の移動や駆動源の駆動などに伴って振動が発生しても、線バネ107の本体部107bが弾性変形して振動が吸収され易くなっており、タンパ81,82がガタついたり、騒音が発生したりすることが低減されている。
特に、実施例1では、線材で構成された線バネ107が、ガイド溝57,60の側壁部52,62に接触して被ガイドロッド101,143を付勢している。
ここで、線材で構成された付勢部材でない場合、例えば、前後方向に延び且つ片持ち状態で支持される板バネ等の幅広の付勢部材が使用される構成では、側壁部52,62と、付勢部材との接触面積が大きくなり易く、タンパ81,82が前後方向に移動する場合に、摩擦抵抗が大きくなる恐れがある。
これに対して、実施例1では、線バネ107が被ガイドロッド101,144に支持されており、移動方向である前後方向に延びて湾曲した線状の本体部107bが側壁部52,62に接触している。よって、実施例1では、側壁部52,62との接触面積が小さくなり易くて、摩擦抵抗が大きくなる恐れが低減されている。なお、このとき、実施例1では、湾曲して丸みを帯びた本体部107bが側壁部52,62に接触しており、丸みを帯びずに接触する場合に比べて、移動時の摩擦抵抗が低減されている。
また、幅広の付勢部材を実施例1の線バネ107に替えて使用する場合、被ガイドロッド101,143に支持される際に、スリット106fや収容空間106aが大きくなり、被ガイドロッド101,143の強度が低下する。一方で、被ガイドロッド101,143の強度を確保しようとすると、被ガイドロッド101,143が大型化して、コンパイルトレイユニットCUが大型化する恐れがある。
また、幅広の付勢部材を、スリット106fを使用せずに、被ガイドロッド101,143の外面に支持した場合、被ガイドロッド101,143とガイド溝57,60との隙間を、外面の付勢部材に応じて、ある程度確保する必要があり、コンパイルトレイユニットCUが大型化し易い。
これに対して、実施例1では、移動方向に交差する方向の付勢部材は、線バネ107により構成されており、被ガイドロッド101,143には、前記線バネ107が支持されるバネ保持部106,148が形成されている。
すなわち、実施例1では、線バネ107の円環部107a,107aが、バネ保持部106,148の収容空間106aに収容された状態で、細いスリット幅のスリット106fを介して、本体部107bが収容空間106aから外部に膨出して、線バネ107が支持される。
よって、実施例1では、被ガイドロッド101,143の肉厚を薄くし過ぎずに付勢部材が支持されており、幅広の付勢部材を支持する場合に比べて、被ガイドロッド101,143の強度を確保し易く、また、コンパイルトレイユニットCUの大型化も低減されている。
また、実施例1の線バネ107では、円環部107aがバネ保持部106,148の壁106bに沿って移動可能に支持されており、タンパ81,82に振動が伝わると、本体部107bが弾性変形しながら、円環部107aが壁106bに沿って移動して、振動が吸収される。
ここで、タンパ81,82に伝わる振動は、外乱や共振などによって大きくなる場合がある。このとき、円環部107aが固定されていると、本体部107bで全ての振動を吸収せねばならず、本体部107bが金属疲労を起こしたり、塑性変形する恐れがある。よって、円環部107aが固定された構成では、線バネ107が、経時的に劣化し易くて寿命が短くなり易い。
これに対して、実施例1では、本体部107bの弾性変形に加えて、円環部107aが移動することに伴っても、振動が吸収され、本体部107bへの負担が低減され易くなっており、円環部107aが固定される場合に比べて線バネ107の寿命が長くなり易い。
なお、実施例1では、円環部107aを固定支持させる場合に比べて、部材同士の位置合わせをしながら支持させる必要が生じ難くて、簡易に線バネ107を支持させ易い。
また、実施例1では、円環部107aはスリット106fの幅に比べて厚く構成されており、スリット106fで抜け止めされて脱落が低減される。さらに、実施例1では、円環状の円環部107aが壁106bに沿って移動し、円環部が省略された線材の端部が移動する場合に比べて、抵抗が低減されて移動し易い。
また、実施例1の線バネ107は、各タンパ81,82において、被ガイドロッド101,143に前後一対設けられた接触部103,104,146,147に対応して配置されており、図13に示すように、積載板83,141に重複する位置と、積載板83,141と重複しない位置とに配置される。
ここで、被ガイドロッド101,143に接触部103〜147が設けられていない場合、線バネ107で、被ガイドロッド101,143が付勢されると、被ガイドロッド101,143の付勢方向への移動が規制されなくて、ラック歯102,144がピニオンギア162,172に噛み合い過ぎてしまい、噛み合い不良が生じ易い。
また、接触部103〜147が前後一対設けられたとしても、線バネ107が接触部103〜147に対応して配置されない場合、例えば、前後に長い被ガイドロッド101,143の前後方向中央など、接触部103〜147から離間する位置に配置される構成では、被ガイドロッド101,143の線バネ107で付勢される部分が、接触部103〜147で位置決めされる前後両端部分に比べて、ピニオンギア161,171側に撓む恐れがある。よって、線バネ107の配置された部分では、ラック歯102,144がピニオンギア162,172に噛み合い過ぎる恐れがある。特に、積載板と被ガイドロッドが一体形成される場合などには、積載板83と重複しない位置に線バネ107が配置されると、重複しない部分の被ガイドロッド101,143の強度が低下し易くて撓む恐れが更に高まり、噛み合い不良が発生する恐れが生じ易い。
これに対して、実施例1の被ガイドロッド101,143には、接触部103,104,146,147が前後一対設けられており、線バネ107が接触部103〜147に対応して前後一対配置されている。よって、線バネ107で被ガイドロッド101,143が付勢されても、前記接触部103〜147が側壁部51,61に接触して支持されて、被ガイドロッド101,107が位置決めされると共に、被ガイドロッド101,143が撓み難くなっている。よって、実施例1では、ラック歯102,144がピニオンギア162、172に噛み合い過ぎることが低減されており、伝達不良やかじりによる磨耗などが発生し難くて、寿命の低下が抑制されると共に、ガタツキや騒音の発生などが低減されている。
また、実施例1では、被ガイドロッド101,143と、被ガイド部116,149とが、ガイド溝57,60に案内されて、タンパ81,82が前後方向に移動する。したがって、タンパの移動方向に沿って配置された一対の被ガイドロッド101,143のみでガイドする場合に比べて、移動方向に交差するシート搬送方向に配置された被ガイド部116,117でもガイドされて、タンパ81,82の前後方向の移動が安定し易い。
特に、実施例1のタンパ81,82では、移動方向に交差する方向においては、被ガイドロッド101,143と被ガイド部116,149との内側に対応して、重心位置PG1,PG2が設定されている。よって、被ガイドロッド101,143や被ガイド部116,149と、重心位置PG1,PG2との距離は、内側に対応して設定されていない場合に比べて大きくなり難い。したがって、ガイド溝57,60にガイドされる際に、ガイドされる部分101,143,116,149を介してタンパ81,82に作用する回転モーメントも大きくなり難くなっている。よって、実施例1では、被ガイドロッド101,143と被ガイド部116,149との内側に対応して重心位置PG1,PG2が設定されない場合に比べて、必要以上に、回転モーメントが作用することが低減されて、タンパ81,82の前後方向の移動が更に安定し易くなっている。
なお、実施例1では、フロントタンパ81の被ガイド部116が、リアタンパ82の被ガイドロッド149のガイド溝60に案内されると共に、リアタンパ82の被ガイド部149が、フロントタンパ81の被ガイドロッド101のガイド溝57に案内されており、ガイド溝が共通化されている。したがって、被ガイド部116,149用の溝を新たに形成する場合に比べて、構成が単純化されており製作費用も低減され易い。
さらに、実施例1では、被ガイドロッド101,143と、被ガイド部116,149とには、バネ支持部111+112,111+112,117+112,151+112,151+112,152+112が設けられており、各バネ支持部111+112〜152+112に支持されたコイルバネ121が、タンパ81,82の積載板83,141を、積載面7aに向けて付勢している。
ここで、積載板83,141が積載面7aに向けて付勢されない構成では、タンパ81,82が前後方向に移動する際に、積載板83,141の前部や後部などが、積載面7aに対して浮き上がる方向に回転してガタついてしまう場合がある。
これに対して、実施例1では、コイルバネ112が、積載板83,141を積載面7aに向けて付勢しており、積載板83,141が積載面7aに接触した状態で保持され易い。よって、実施例1では、積載板83,141が積載面7aに向けて付勢されない場合に比べて、タンパ81,82が積載面7aに接触した状態で保持されてガタツキ難くなっており、振動音や接触音などの騒音が発生が低減されている。
特に、実施例1では、バネ支持部111+112〜152+112は、各タンパ81,82に3箇所ずつ設けられており、3点バネ支持部111+112〜116+112,151+112〜152+112を構成して、各タンパ81,82が3箇所で付勢される。しかも、実施例1では、3点バネ支持部111+112〜116+112,151+112〜152+112を頂点とする仮想的な三角形の内側には、タンパ81,82の重心位置PG1,PG2が設定されており、1点や、2点で付勢される場合や、仮想的な三角形の外側に重心位置PG1,PG2が設定される場合に比べて、積載板83,141が積載面7aに対して浮き上がる方向に回転し難くてガタツキ難くなっている。
なお、実施例1では、積載板83,141が積載面7aに接触して保持される際に、左右のリブ83e,83f,141e,141fが積載面7aに接触しており、下面全体は接触しない。したがって、実施例1の積載板83,141と積載面7aとの接触面積は小さくなっており、タンパ81,82が前後方向に移動する際に、摩擦抵抗が増加し難い。よって、実施例1では、積載板83,141の下面全体で積載面7aに接触する構成に比べて、摩擦で移動時に引っ掛かってガタついたり、騒音が発生したりすることが低減され易い。
なお、バネ支持部111+112〜152+112のコイルバネ121でも、タンパ81,82に画像形成装置本体U1などから振動が伝達されると、弾性変形して振動が吸収される。このとき、コイルバネ121は、ショルダスクリュ112の円柱部112bに沿って弾性変形しており、ネジ部112cに沿って弾性変形する場合に比べて、ねじと接触して騒音が発生したりすることが低減されている。
また、実施例1では、タンパ81,82が前後方向に移動し、フロントタンパ81のフロント接触部86と、リアタンパ82のリア接触部142とが記録シートSの端縁に接触して、コンパイルトレイ6上の記録シートSが整合される。
ここで、実施例1のタンパ81,82では、接触部86,142と、各タンパ81,82の支持壁84との間に、ウレタンフォーム88が配置されており、接触部84,142が記録シートSと接触する際に、ウレタンフォーム88が弾性変形して、接触部86,142と記録シートSとの接触時の衝撃が吸収される。よって、実施例1では、ウレタンフォーム88が配置されていない場合に比べて、簡易な構成で、記録シートSの前後の端縁の損傷が低減される共に、接触時の衝撃音などの騒音が低減される。
なお、ウレタンフォーム88に替えて、螺旋状の線材、いわゆる、スプリングを使用して衝撃を吸収する構成も考えられるが、スプリングを使用する構成では、接触部84,142が記録シートSに対して接触したり離間する際に生じるスプリングの伸縮に伴って、スプリングが振動して周りの部品と接触したりして騒音が発生し易い。
これに対して、実施例1では、ウレタンフォーム88が使用され、振動が生じても減衰、吸収され易くなっており、簡易な構成で、騒音を低減し易い。
なお、実施例1では、タンパ81,82のホームポジションは、センサ71,72の発光部71a,72aと受光部71b,71bとの間に、遮光板131,153が進入することで検出される。ここで、ガタツキが低減されていない構成では、遮光板131,153のガタつきに応じて、発光部71a,72aと受光部71b,71bとの間隔を広めに設定する必要が生じる。これに対して、実施例1では、タンパ81,82のガタツキが低減されており、発光部71a,72aと受光部71b,72bとの間隔を狭く設定し易い。よって、実施例1では、センサ71,72の構成が小型化され易く、発光部71,72aと受光部71b,72bが近くなっており、離れている場合に比べて、検出精度が安定し易い。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H021)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてプリンタUを例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいは、これら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、媒体搬送装置の一例として、後処理装置U3のコンパイルトレイユニットCUを例示し、コンパイルトレイユニットCUに備えられたタンパ81,82の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、媒体搬送装置としては、給紙トレイや記録シートSの搬送路の構成が可能であり、給紙トレイにタンパ81,82を設けたり、搬送路の途中にタンパ81,82を設けて、給紙トレイや搬送路の途中で、記録シートSの幅方向の位置を揃えて搬送する構成も可能である。なお、給紙トレイに設けられる場合には、モータ161,171を省略して手動で移動させる構成も可能である。
(H03)前記実施例において、案内部の一例としてのガイド溝57,60に、被案内部の一例としての被ガイドロッド101,143、被ガイド部116,149が案内される構成を例示したがこれに限定されない。例えば、積載部に前後方向に延びる軸状の案内部が設けられて前記案内部に沿って円環状の被案内部が案内される構成など、案内部に被案内部が案内される構成であれば、案内部と、被案内部との構成は、任意の構成が可能である。
(H04)前記実施例において、伝達部材の一例としてのピニオンギア162,172から、被伝達部の一例としてのラック歯102,142に駆動力が伝達される、いわゆる、ラックアンドピニオンにより、モータ161,171からタンパ81,82に駆動力が伝達される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、前後方向に移動可能なベルト状の伝達部材と、前記伝達部材に固定されて前記伝達部材から力を受けて前記伝達部材と共に移動する被伝達部と、前記被伝達部と一体的に移動する揃え部材の本体とによる構成も可能である。
(H05)前記実施例において、フロントタンパ81とリアタンパ82との両タンパ81,82がそれぞれ前後方向に移動する構成を例示したが、片方のタンパが固定されて、もう片方のタンパのみが移動する構成も可能である。
(H06)前記実施例において、ピニオンギア162,172とラック歯102,144との噛み合い位置P1,P2は、重心位置PG1,PG2を通過して前後方向に延びる仮想線L1,L2と重複して配置されることが望ましいが、これに限定されない。例えば、仮想線L1,L2の近傍に噛み合い位置P1,P2を配置するなど、重心位置PG1,PG2に対応して噛み合い位置P1,P2が設定される構成であれば良く、仮想線L1,L2からずれた位置に噛み合い位置P1,P2が設定された構成も可能である。
(H07)前記実施例において、噛み合い位置P1,P2に対応して、突起部56,66が配置されていることが望ましいが、これに限定されない。例えば、突起部56,66を噛み合い位置P1,P2から前後方向に離間させて配置したり、突起部を省略したりする構成も可能である。
(H08)前記実施例において、線バネ107で被ガイドロッド101,143を移動方向に交差する方向の一例としてのシート搬送方向に付勢する構成が望ましいが、これに限定されない。例えば、前後方向に延びた線バネを、片持ち状態で被ガイドロッド101,143に支持させたり、板バネ等の幅広の付勢部材を使用して付勢したり、任意の付勢部材で被ガイドロッド101,143をシート搬送方向に付勢する構成が可能である。
(H09)前記実施例において、線バネ107は、被ガイドロッド101,143のみに配置された構成を例示したが、被ガイド部116,149に配置する構成も可能である。また、線バネ107は被ガイドロッド101,143に配置される構成の方が、ピニオンギア162,172とラック歯102,144との噛み合いが安定し易くて望ましいが、被ガイド部116,149のみに線バネ107を配置する構成も可能である。
なお、被ガイドロッド101,143に配置される線バネ107の個数は、各タンパ81,82毎に2個に限定されず、1個や、3個以上の構成が可能である。
(H010)前記実施例において、接触部103〜147が被ガイドロッド101,143のラック歯102,144側に設けられ、線バネ107が被ガイドロッド101,143をラック歯102,144側に付勢して接触部103〜147を接触させる構成を例示したが、これに限定されない。例えば、線バネ107と接触部103〜147との配置位置を逆にして、線バネ107が、被ガイドロッド101,142を、ピニオンギア162,172から離間する方向に付勢して接触部103〜147をガイド溝57,60の側壁部に接触させて保持する構成も可能である。
(H011)前記実施例において、被ガイドロッド101,143には、線バネ107の配置位置に対応して、接触部103〜147が設けられていることが望ましいが、線バネ107から離間する位置に接触部103〜147が設けられる構成や、接触部103〜147が省略される構成も可能である。
(H012)前記実施例において、タンパ81,82の被ガイドロッド101,143は、もう片方のタンパ82,81の被ガイド部149,116とガイド溝57,60が共通化されて使用されることが望ましいが、これに限定されず、被ガイドロッド101,143と被ガイド部116,149とに応じて別々にガイド溝が設けられ、被ガイドロッド101,143と被ガイド部116,149とが別々のガイド溝を移動する構成も可能である。
(H013)前記実施例において、被ガイドロッド101,143や被ガイド部116,149がガイド溝57,60の側壁部51,52,61,62に案内されて、タンパ81,82が前後方向に移動する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、被ガイドロッド101,143や被ガイド部116,149の下端に支持されたショルダスクリュ112の円柱部112bが、ガイド溝57,60の貫通部53a,63aで案内される構成など、積際板83,141に支持されたバネ支持部111+112〜152+112がガイド溝57,60に案内される構成も可能である。
(H014)前記実施例において、被ガイドロッド101,143に加えて、被ガイド部116,149が設けられていることが望ましいが、これに限定されず、被ガイド部116,149を省略した構成も可能である。なお、この場合に、変更例(H014)に記載されているように、バネ支持部116+112,152+112をガイド溝60,57に案内させる構成にしたり、また、貫通部53a,63aの孔を広くして、バネ支持部116+112,152+112では案内されずに付勢するだけの構成にしたりすることが可能である。
(H015)前記実施例において、各タンパ81,82はコイルバネ121によって3箇所で付勢されることが望ましいが、これに限定されず、1箇所や、2箇所、あるいは、4箇所以上で付勢する構成も可能である。
(H016)前記実施例において、被ガイドロッド101,143や被ガイド部116,149にはバネ支持部111+112〜152+112が設けられ、コイルバネ121が被ガイドロッド101,143や被ガイド部116,149の近傍で、タンパ92,153の本体を積載面7aに付勢する構成が望ましいが、これに限定されない。すなわち、案内部と被案内部との間には遊びが設けられており、ガタツキが発生する位置である被ガイドロッド101,143や被ガイド部116,149の近傍で付勢される構成が望ましいが、設計や構成に応じて任意の位置でタンパの本体92,153が付勢される構成が可能である。
(H017)前記実施例において、コイルバネ121が弾性圧縮された状態で支持され、弾性復元しようとするコイルバネ121が、タンパの本体92,153を積載面7aに付勢する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、バネ支持部111+112〜152+112に替えて、引っ張りバネを支持可能な支持部を設け、平ワッシャ122を、貫通部53a,63aを介して、タンパの本体92,153側から引っ張ることで、タンパの本体92,153を積載面7aに付勢する構成など、実施例1の構成に限定されずに任意の付勢部材を使用して付勢する構成が可能である。
(H018)前記実施例において、線バネ107が側壁部52,62を押す方向に弾性復元することで被ガイドロッド101,144が付勢される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、被ガイドロッド101,143の接触部103〜147に対して前後方向外側の位置に、引っ張りバネの支持部を設け、且つ、ガイド溝57,60の側壁51,61に前後方向に延びる貫通する溝を設けて、前記変更例(H017)のように、引っ張りバネで引っ張ることで、被ガイドロッド101,143をピニオンギア162,172側に付勢する構成が可能である。
(H019)前記実施例において、被ガイドロッド101,143をシート搬送方向に付勢する付勢部材、すなわち、線バネ107が、被ガイドロッド107に支持される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、コンパイルトレイの本体7に付勢部材を配置して、被ガイドロッド101,143が付勢部材に接触して案内されながら移動する構成も可能である。
(H020)前記実施例において、線バネ107は設けられていることが望ましいが、これを省略した構成も可能である。
(H021)前記実施例において、一方の付勢部材の一例としてのコイルバネ121と、他方の付勢部材の一例としてのコイルバネ121とによる構成を例示し、各タンパ81,82のバネ支持部111+112〜152+112には、同様のコイルバネ121が支持される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、一方のタンパ81と、他方のタンパ82との配置位置が異なることでガタツキ具合が異なる場合などには、ガタツキ具合に応じて、一方のタンパ81と、他方のタンパ82とで異なる弾性力のコイルバネを使用するなどの構成が可能であり、バネ支持部111+112〜152+112毎に異なるコイルバネを使用する構成が可能である。
6…積載部、
7a…積載面、
57…案内部、第1の案内部、
60…案内部、第2の案内部、
81…揃え部材、一方の揃え部材、
82…揃え部材、他方の揃え部材、
92…揃え部材の本体、一方の揃え部材の本体、
101…被案内部、一方の被案内部、
111+112…支持部、一方の第1側の支持部、
117+112…支持部、一方の第2側の支持部、
121…付勢部材、一方の付勢部材、他方の付勢部材、
143…被案内部、他方の被案内部、
151+112…支持部、他方の第2側の支持部、
152+112…支持部、他方の第1側の支持部、
153…揃え部材の本体、他方の揃え部材の本体、
CU…媒体搬送装置、
S…媒体、
TH1…排出部、
U…画像形成装置、
U3…後処理装置、
Uy〜Uk+T1+T2+B…画像記録部。

Claims (4)

  1. 媒体が積載される積載面を有する積載部と、
    前記積載面に形成され、前記積載部を前記積載面に交差する方向に貫通し且つ媒体が搬送される方向である搬送方向に対して交差する方向である幅方向に延びる溝状に形成された第1の案内部と、前記第1の案内部に対して搬送方向に間隔を開けて並行に形成され、前記積載部を前記積載面に交差する方向に貫通し且つ幅方向に延びる溝状に形成された第2の案内部と、を有する案内部と、
    前記案内部に沿って移動可能に支持されて、媒体に接触して前記積載面に積載された媒体の位置を揃える揃え部材であって、前記積載面に積載された媒体の幅方向における一方の端縁の位置を揃える一方の揃え部材と、前記積載面に積載された媒体の幅方向における他方の端縁の位置を揃える他方の揃え部材と、を有する前記揃え部材と、
    前記揃え部材と前記積載部との間に配置され、前記揃え部材を前記積載面に向けて付勢する付勢部材と、
    前記積載面に積載された媒体の一方の端縁に接触する一方の揃え部材の本体と、前記一
    方の揃え部材の本体に一端部が支持され且つ前記第1の案内部を貫通する方向に突出して
    前記第1の案内部に沿って移動可能に案内される一方の被案内部と、前記一方の被案内部
    の前記第1の案内部を貫通した他端部に設けられて前記付勢部材を支持する一方の第1側
    の支持部と、前記一方の揃え部材の本体に一端部が支持され且つ前記第2の案内部を貫通
    する方向に突出して、前記第2の案内部を貫通した他端部に前記付勢部材が支持される一
    方の第2側の支持部と、を有する前記一方の揃え部材と、
    前記積載面に積載された媒体の他方の端縁に接触する他方の揃え部材の本体と、前記他
    方の揃え部材の本体に一端部が支持され且つ前記第2の案内部を貫通する方向に突出して
    前記第2の案内部に沿って移動可能に案内される他方の被案内部と、前記他方の被案内部
    の前記第2の案内部を貫通した他端部に設けられて前記付勢部材を支持する他方の第2側
    の支持部と、前記他方の揃え部材の本体に一端部が支持され且つ前記第1の案内部を貫通
    する方向に突出して、前記第1の案内部を貫通した他端部に前記付勢部材が支持される他
    方の第1側の支持部と、を有する前記他方の揃え部材と、
    前記一方の各側の支持部と前記積載部との間にそれぞれ配置され、前記一方の各側の支
    持部と前記積載部とを互いに離間する方向に付勢して、前記一方の揃え部材の本体を前記
    積載面に向けて付勢する一方の付勢部材と、前記他方の各側の支持部と前記積載部との間
    にそれぞれ配置され、前記他方の各側の支持部と前記積載部とを互いに離間する方向に付
    勢して、前記他方の揃え部材の本体を前記積載面に向けて付勢する他方の付勢部材と、を
    有する前記付勢部材と、
    を備えたことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記第2の案内部に沿って移動可能に案内される前記一方の第2側の支持部と、
    前記第1の案内部に沿って移動可能に案内される前記他方の第1側の支持部と、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載の媒体搬送装置。
  3. 画像が記録された媒体が供給される請求項1または2に記載の媒体搬送装置と、
    前記媒体搬送装置により搬送された媒体が排出される排出部と、
    を備えたことを特徴とする後処理装置。
  4. 媒体に画像を記録する画像記録部と、
    前記画像記録部により画像が記録された媒体が供給される請求項1または2に記載の媒体搬送装置と、
    前記媒体搬送装置により搬送された媒体が排出される排出部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2012004655A 2012-01-13 2012-01-13 媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置 Active JP5927921B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004655A JP5927921B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置
US13/553,446 US8678381B2 (en) 2012-01-13 2012-07-19 Medium transport device, post-processing device, and image forming apparatus with urging member that separates support portion and stack portion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004655A JP5927921B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013144581A JP2013144581A (ja) 2013-07-25
JP5927921B2 true JP5927921B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=48779431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012004655A Active JP5927921B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8678381B2 (ja)
JP (1) JP5927921B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI513595B (zh) * 2013-05-17 2015-12-21 Avision Inc 紙張存放裝置及使用其之紙張處理設備
JP5850580B2 (ja) * 2013-08-22 2016-02-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート積載ユニット、シート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0261835U (ja) * 1988-10-29 1990-05-09
US5111252A (en) * 1989-08-23 1992-05-05 Sanyo Electric Co., Ltd. Electrophotographic copying machine with paper feeding and discharge trays
JP3477845B2 (ja) 1994-03-10 2003-12-10 富士ゼロックス株式会社 シート処理装置
JP3230385B2 (ja) 1994-09-07 2001-11-19 富士ゼロックス株式会社 シート処理装置
JP4217314B2 (ja) * 1998-11-27 2009-01-28 キヤノン株式会社 シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4076321B2 (ja) * 2000-06-06 2008-04-16 株式会社リコー 用紙処理装置
JP3858649B2 (ja) 2001-09-19 2006-12-20 富士ゼロックス株式会社 シート処理装置
JP4027245B2 (ja) 2003-02-21 2007-12-26 株式会社リコー 用紙搬送装置および画像処理装置
US6848688B1 (en) 2003-09-08 2005-02-01 Xerox Corporation Automatically elevating sheet tamper and sheet input level for compiling large printed sets
JP4581566B2 (ja) 2004-09-01 2010-11-17 富士ゼロックス株式会社 後処理装置
JP2006069749A (ja) 2004-09-02 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd スタッカトレイ装置
JP4581567B2 (ja) 2004-09-02 2010-11-17 富士ゼロックス株式会社 シート排出装置
JP4869675B2 (ja) * 2005-10-21 2012-02-08 株式会社リコー 用紙送り装置
JP5023910B2 (ja) * 2007-09-18 2012-09-12 セイコーエプソン株式会社 用紙ガイド装置
JP5428742B2 (ja) 2009-10-20 2014-02-26 富士ゼロックス株式会社 後処理装置及び画像形成装置
JP2011088683A (ja) 2009-10-20 2011-05-06 Fuji Xerox Co Ltd 後処理装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130181393A1 (en) 2013-07-18
US8678381B2 (en) 2014-03-25
JP2013144581A (ja) 2013-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5128451B2 (ja) 手差し給紙装置および画像形成装置
JP5304805B2 (ja) 画像形成装置
US9335725B2 (en) Image forming apparatus having developing unit in which developing device is movably disposed
JP6256241B2 (ja) 光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP5293753B2 (ja) 画像形成装置
JP6417840B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
KR20140037779A (ko) 시트 반송 장치, 이것을 구비한 화상 판독 장치, 및 화상 형성 장치
JP4633609B2 (ja) 画像形成装置
US9891571B2 (en) Post-processing device and image forming apparatus
JP5927921B2 (ja) 媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置
JP4572873B2 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP2006119219A (ja) 画像形成装置、感光カートリッジ、現像カートリッジおよびプロセスカートリッジ
JP2013144579A (ja) 媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置
JP5828370B2 (ja) 給紙装置、及び画像形成装置
JP5927920B2 (ja) 媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置
JP5162620B2 (ja) 部材移動機構及び画像形成装置
JP5884353B2 (ja) 後処理装置及び画像形成装置
US7085517B2 (en) Image forming apparatus and image forming unit detachably mountable thereto
JP6097642B2 (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP5825003B2 (ja) 後処理装置及び画像形成装置
US20240239622A1 (en) Post-processing device and image forming apparatus
JP6409602B2 (ja) 画像形成装置および移動部材
JP4581566B2 (ja) 後処理装置
JP5532428B2 (ja) フラットケーブル案内部材及び画像形成装置
JP4513916B2 (ja) 感光カートリッジ、現像カートリッジおよびプロセスカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5927921

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350